JP5975341B2 - 表面粗さ測定器用アタッチメント及び表面粗さ測定器 - Google Patents

表面粗さ測定器用アタッチメント及び表面粗さ測定器 Download PDF

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Description

本発明は、手持ち型の表面粗さ測定器に接続して用いられる表面粗さ測定器用アタッチメント及び表面粗さ測定器用アタッチメントを備えた表面粗さ測定器に関する。
手持ち型の表面粗さ測定器で測定対象物に形成された穴の内周面を測定する際に、表面粗さ測定器の位置決め用としてアタッチメントが用いられている。
例えば、特許文献1には、測定器本体の前部に接続され、穴よりも大きい外形寸法を有するプレートと、測定器本体の前部において触針と同一高さ位置に設けられ、一端部が測定器本体の前部に接続された位置決めピンと、を備えたアタッチメントが開示されている。
このアタッチメントを表面粗さ測定器に接続した状態で、測定対象物の穴内に触針を挿入し、プレートの表面を測定対象物の表面に接触させるとともに、位置決めピンを穴の下側の内周面に当接させて位置決めをする。
実開平5−59211号公報
しかしながら、特許文献1に記載のアタッチメントでは、位置決めピンを穴の下側の内周面に当接させて位置決めをするだけであり、表面粗さ測定器が上方へ移動することを防止するストッパが設けられていないため、経験の浅い作業員が測定作業を行うと、測定作業中に手が上方へ動いてしまい、表面粗さ測定器が上方へ移動してしまう場合があった。これにより、触針が内周面から離隔してしまい、正確な粗さを測定することができなくなる。
そこで、本発明は、手持ち型の表面粗さ測定器で穴の内周面を測定する際に、穴の中心軸方向及び当該中心軸と直交する直交方向への移動を確実に防止可能な表面粗さ測定器用アタッチメント及び表面粗さ測定器用アタッチメントを備えた表面粗さ測定器を提供することを目的とする。
上述した課題を解決する本発明に係る表面粗さ測定器用アタッチメントは、測定対象物に形成された穴の内周面に接触する触針を有するプローブと、一端部から外方へ向かって前記プローブを突出自在に駆動する測定器本体とを備えた手持ち型の表面粗さ測定器に接続して用いられる表面粗さ測定器用アタッチメントであって、
前記測定器本体の前記一端部に接続され、前記穴よりも大きい外形寸法を有するストッパ部と、
前記ストッパ部から前記測定器本体の前記外方側へ向かって形成され、前記外方へ向かうにしたがって直径が段階的に縮径された略多段円柱形状を有するとともに、当該段階的に縮径された円柱形状の各段の中心軸は偏心して設けられ、且つ全ての前記段の外周側面の下端位置が同一平面上に位置する多段偏心部と、
前記多段偏心部の前記各段の下端部に連通して形成され、前記プローブを挿通可能な挿通溝と、を備えることを特徴とする。
上記表面粗さ測定器用アタッチメントによれば、測定対象物の穴内に多段偏心部を嵌合させるため、穴の中心軸に対して直交する直交方向へ表面粗さ測定器が移動することを防止できる。さらに、多段偏心部を穴に嵌合させると、多段偏心部のうち穴よりも大きい外形寸法を有する段又はストッパ部が測定対象物の表面に当接する。これにより、穴の中心軸方向へ表面粗さ測定器が移動することを防止できる。
そして、多段偏心部を穴内に嵌合するだけで表面粗さ測定器の位置決めをすることができるため、嵌合後、直ちに測定作業を行うことができる。また、径の異なる複数の穴の内周面を測定する場合でもアタッチメントを交換することなく測定を行うことができる。これらが相俟って、短時間で効率良く径の異なる複数の穴の測定作業を行うことができる。
また、前記多段偏心部の略多段円柱形状を構成する円柱形状の各段の内の一つは、前記測定対象物の前記穴の内側寸法に対応する直径を有し、当該段は前記穴の前記内周面の表面粗さの測定に際して前記穴に嵌合されてもよい。
このように、多段偏心部の略多段円柱形状を構成する各円柱部の内の一つは、測定対象物の穴の内側寸法に対応する直径を有しているため、多段偏心部を穴に嵌合するだけで、穴の中心軸に対して直交する直交方向へ表面粗さ測定器が移動することを確実に防止できる。
また、前記多段偏心部の前記各段の中心軸を挟んで前記挿通溝と対向する前記各段の外周部にそれぞれ形成された凹部内に設けられる球体と、前記各段の外周面から径外方向へ前記球体を突出自在に支持するとともに、前記径外方向への付勢力を付与する付勢手段と、を更に備えていてもよい。
このように、各段に付勢手段を備えているため、各段の直径よりもやや大きい内側寸法を有する穴にも多段偏心部を嵌合させることができる。
また、前記穴内に挿入される前記プローブの挿入量を調整可能な調整手段を前記ストッパ部又は前記多段偏心部に備えていてもよい。
このように、調整手段を備えているため、プローブの挿入量を所定の位置までとして所望の位置の表面粗さを測定することができる。
また、前記ストッパ部の前記測定器本体側端部には、前記測定器本体の前記一端部と嵌合する嵌合穴と、前記嵌合穴の内周面から前記ストッパ部の外周面まで貫通する貫通孔とが設けられており、
前記調整手段は、前記貫通孔内を挿通可能なボルトと、前記ボルトに螺合し、前記ストッパ部材に取り付けられたナットと、を備え、前記嵌合穴内に嵌合された前記測定器本体の外周面に前記ボルトを当接させて前記測定器本体に対する前記ストッパ部及び前記多段偏心部の位置を調整してもよい。
このように、測定器本体の外周面にボルトを当接させて測定器本体を固定することで、測定器本体に対するストッパ部及び多段偏心部の位置を調整することができる。即ち、穴の中心軸方向における測定位置を調整することができる。これにより、穴内の測定深さ位置を調整することができる。
また、前記調整手段は、
前記各段の外周面上に設けられた調整材と、前記調整材を前記各段の前記外周面に固定するボルトと、を備え、前記多段偏心部の前記穴内への挿入量を調整してもよい。
このように、ボルトで各段の外周面に調整材を固定するため、ボルトを締めたり、緩めたりすることで、調整材を着脱することができる。
そして、調整材を取り付けずに多段偏心部を穴内に挿入する場合は、測定対象物の穴の内側寸法に対応する直径を有する段までを穴に嵌合させることができる。即ち、当該段と測定器本体側に隣接する段との境界位置から多段偏心部の先端までを穴内に挿入できる。
一方、測定対象物の穴の内側寸法に対応する直径を有する段に調整材を取り付けた場合、多段偏心部の先端から調整材の先端位置までを穴内に挿入できる。このように、多段偏心部の穴内への挿入量を調整することが可能となる。これにより、穴の中心軸方向の測定位置を調整することができる。
また、本発明に係る表面粗さ測定器は、上述した何れか一つの表面粗さ測定器用アタッチメントを備えることを特徴とする。
表面粗さ測定器は、上述した表面粗さ測定器用アタッチメントを備えるため、測定対象物の穴の内側寸法に対応する直径を有する多段偏心部の段までを穴に嵌合させることで、穴の中心軸に対して直交する直交方向へ表面粗さ測定器が移動することを防止できる。さらに、多段偏心部を穴に嵌合させると、穴の内側寸法に対応する直径を有する段に隣接する測定器本体側の段又はストッパ部が測定対象物の表面に当接する。これにより、穴の中心軸方向へ表面粗さ測定器が移動することを防止できる。
そして、表面粗さ測定器用アタッチメントを穴内に嵌合するだけで表面粗さ測定器の位置決めをすることができるため、嵌合後、直ちに測定作業を行うことができる。また、アタッチメントを交換することなく、径の異なる複数の穴の内周面を測定することができる。これらが相俟って、短時間で効率良く径の異なる複数の穴の測定作業を行うことができる。
本発明によれば、手持ち型の表面粗さ測定器で穴の内周面を測定する際に、穴の中心軸方向及び当該中心軸と直交する直交方向への移動を確実に防止可能な表面粗さ測定器用アタッチメント及び表面粗さ測定器を提供することができる。
本発明の第一実施形態に係る表面粗さ測定器用アタッチメントを備えた表面粗さ測定器の正面図である。 図1のA−A断面図である。 本発明の第一実施形態に係るアタッチメントを穴に嵌合した状態を示す側断面図であって、(a)は先端段を穴に嵌合した状態、(b)は中段を穴に嵌合した状態、(c)は最基端段を穴に嵌合した状態を示す図である。 本発明の第二実施形態に係るアタッチメントを備えた表面粗さ測定器の平面図である。 本発明の第三実施形態に係るアタッチメントを備えた表面粗さ測定器の平面図である。 本発明の第三実施形態に係るアタッチメントを穴に嵌合した状態を示す平面図であって、(a)は調整材を取り付けずに嵌合した状態、(b)は調整材を取り付けて嵌合した状態を示す図である。
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではない。
図1は、本発明の第一実施形態に係る表面粗さ測定器用アタッチメントを備えた表面粗さ測定器の正面図である。また、図2は、図1のA−A断面図である。
図1及び図2に示すように、手持ち型の表面粗さ測定器1は、測定対象物に形成された穴の内周面に接触する触針2を有するプローブ3と、一端部4aから外方へ向かってプローブ3を突出自在に支持する測定器本体4とを備えている。
プローブ3は、図2中の矢印方向へ摺動するため、プローブ3の先端部下面に設けられている触針2が測定対象物の穴の内周面に沿って移動して表面粗さが測定される。
また、表面粗さ測定器1は、一端部4aに接続された表面粗さ測定器用アタッチメント(以下、単にアタッチメント10という)を更に備えている。
アタッチメント10は、ボルト5にて測定器本体4に接続されている。
アタッチメント10は、ストッパ部11と多段偏心部15とを備えている。
ストッパ部11は、測定器本体4の一端部4aに接続され、測定対象物の穴よりも大きい外形寸法を有している。また、ストッパ部11の下部には、プローブ3を挿通可能な挿通孔12が設けられている。
多段偏心部15は、ストッパ部11から測定器本体4と反対側の外方へ向かって形成され、当該外方へ向かうにしたがって直径が段階的に縮径された略多段円柱形状を有している。
本実施形態では、段階的に縮径された円柱形状の段16、17、18が3段設けられている場合について説明するが、段の数はこれに限定されるものではない。
先端段18の中心軸18aは、中段17の中心軸17aよりも下方へ偏心して設けられ、また、中段17の中心軸17aは、最基端段16の中心軸16aよりも下方へ偏心して設
ている。
そして、全ての段16、17、18の外周側面の下端位置16b、17b、18bは、同一平面上に位置している。具体的には、先端段18及び中段17の外周側面の下端位置18b、17bが、最基端段16の下端位置16bを含むとともに、最基端段16の中心軸16aと平行な平面上に位置している。
また、多段偏心部15の各段16、17、18の下端部に連通して形成され、プローブ3を挿通可能な挿通溝13が設けられている。この挿通溝13は、挿通孔12と連通するように形成されている。
多段偏心部15の各段16、17、18の外周上端部にそれぞれ凹部16c、17c、18cが形成されている。各凹部16c、17c、18cは、各段16、17、18の中心軸16a、17a、18aを挟んで挿通溝13と対向する各段16、17、18の外周部にそれぞれ設けられている。具体的に、本実施形態では、各段16、17、18の上端部にそれぞれ設けられている。
各凹部16c、17c、18c内には、球体14と、当該球体14を各段16、17、18の外周面から径外方向へ突出自在に支持するスプリング19(付勢手段に相当)とが設けられている。
次に、上述したアタッチメント10を備えた表面粗さ測定器1を用いて穴の内周面の表面粗さを測定する方法について以下で説明する。
図3は、本発明の第一実施形態に係るアタッチメント10を穴に嵌合した状態を示す側断面図であって、(a)は先端段18を穴に嵌合した状態、(b)は中段17を穴に嵌合した状態、(c)は最基端段16を穴に嵌合した状態を示す図である。なお、図3(a)〜(c)に示す円形の各穴7、8、9のうち、穴7の内径φAが最も小さく、穴9の内径φCが最も大きい。
図3(a)に示すように、穴7の内周面を計測する際は、当該穴7の内径φAに対応する直径を有する多段偏心部15の先端段18までを穴7に嵌合させる。
先端段18の直径が内径φAよりも少し短くても、スプリング19によって球体14が穴7の内周面に押し付けられるため、アタッチメント10、即ち表面粗さ測定器1が穴7の中心軸と直交する直交方向へ移動することを防止できる。
また、先端段18を穴7に嵌合させるとともに、中段17を測定対象物6の表面6aに当接させて表面粗さ測定器1を位置決めする。これにより、表面粗さ測定器1が穴7の中心軸方向へ移動することを防止できる。
その後、プローブ3を穴7の内周面に沿って移動させて表面粗さを測定する。
また、図3(b)に示すように、穴8の内周面を計測する際は、当該穴8の内径φBに対応する直径を有する多段偏心部15の中段17までを穴8に嵌合させる。
中段17の直径が内径φBよりも少し短くても、先端段18と同様に、スプリング19によって球体14が穴8の内周面に押し付けられるため、表面粗さ測定器1が穴8の中心軸と直交する直交方向へ移動することを防止できる。
そして、最基端段16を測定対象物6の表面6aに当接させて表面粗さ測定器1を位置決めする。
また、図3(c)に示すように、穴9の内周面を計測する際は、当該穴9の内径φCに対応する直径を有する多段偏心部15の最基端段16までを穴9に嵌合させる。
最基端段16の直径が内径φCよりも少し短くても、先端段18及び中段17と同様に、スプリング19によって球体14が穴の内周面に押し付けられる。
そして、ストッパ部11を測定対象物6の表面6aに当接させて表面粗さ測定器1を位置決めする。
次に、本発明の第二実施形態について説明する。以下の説明において、上述した第一実施形態に対応する部分には同一の符号を付して説明を省略し、主に相違点について説明する。
図4は、本発明の第二実施形態に係るアタッチメントを備えた表面粗さ測定器の平面図である。
図4に示すように、アタッチメント20は、穴内に挿入されるプローブ3の挿入量を調整可能な調整手段21を備えている。
ストッパ部11の測定器本体側端部には、測定器本体4の一端部4aと嵌合する嵌合穴22と、嵌合穴22の内周面からストッパ部11の外周面まで貫通する貫通孔23とが設けられている。
調整手段21は、ストッパ部11の貫通孔23内を挿通可能なボルト24と、ボルト24に螺合するナット25とを備えている。
嵌合穴22内に嵌合された測定器本体4の一端部4aの外周面にボルト24を当接させた後、ナット25を螺合することで、測定器本体4に対するアタッチメント20の位置を固定する。
このように調整手段21を用いることにより、測定対象物6の穴内に挿入されるプローブ3の挿入量を調整することができる。したがって、穴内の測定深さ位置を調整することができる。
図5は、本発明の第三実施形態に係るアタッチメントを備えた表面粗さ測定器の平面図である。
図5に示すように、アタッチメント30は、穴内に挿入されるプローブ3の挿入量を調整可能な調整手段31を多段偏心部15に備えている。
調整手段31は、例えば、中段17の外周面上に設けられた調整材32と、調整材32を外周面に固定するボルト33と、ボルト33に螺合するナット34とを備えている。
調整材32は、球体14及びスプリング19よりも測定器本体4側の各段16、17、18の外周面上に設けられる。
ボルト33を、調整材32に形成された貫通孔35内に挿通するとともに、各段16、17、18に形成されたネジ穴36にそれぞれ螺合し、ナット34を締め付けることで調整材32を各段16、17、18の外周面上に固定する。一方、ナット34を緩めてボルト33を抜き出すことにより、調整材32を取り外すことができる。
図6は、本発明の第三実施形態に係るアタッチメント30を穴に嵌合した状態を示す平面図であって、(a)は調整材32を取り付けずに嵌合した状態、(b)は調整材32を取り付けて嵌合した状態を示す図である。
図6(a)に示すように、調整材32を取り付けずにアタッチメント30を円形の穴37に嵌合する場合は、測定対象物6の穴37の内径に対応する直径を有する段、例えば、中段17までを穴37内に挿入できる。即ち、中段17と最基端段16との境界位置までを穴37内に挿入できる。
そして、図6(b)に示すように、中段17に調整材32を取り付けた場合、調整材32の先端位置までを穴37に挿入できる。このように、調整手段31を用いることにより、アタッチメント30の穴37内への挿入量を調整することが可能となる。したがって、穴37内の測定深さ位置を調整することができる。
なお、本実施形態では、調整材32を外周面に固定する方法として、ボルト33をネジ穴36に螺合する場合について説明したが、この方法に限定されるものではなく、ボルト33を調整材32に形成された貫通孔35内に挿通するとともに、ボルト33の先端を各段の表面に当接させて、ナット34を締め付けてもよい。
上述した各実施形態に係るアタッチメント10、20、30によれば、測定対象物6の穴7、8、9、37の内径に対応する直径を有する多段偏心部15の段16、17、18までを穴7、8、9、37に嵌合させるため、穴7、8、9、37の中心軸に直交する直交方向へ表面粗さ測定器1が移動することを防止できる。さらに、多段偏心部15を穴7、8、9、37に嵌合させると、穴7、8、9、37の内径に対応する直径を有する段16、17、18に隣接する測定器本体4側の段16、17又はストッパ部11が測定対象物6の表面6aに当接する。これにより、穴7、8、9、37の中心軸方向へ表面粗さ測定器1が移動することを防止できる。
そして、多段偏心部15を穴7、8、9、37内に嵌合するだけで表面粗さ測定器1の位置決めをすることができるため、嵌合後、直ちに測定作業を行うことができる。また、アタッチメント10を交換することなく、径の異なる複数の穴7、8、9、37の内周面を測定することができる。これらが相俟って、短時間で効率良く径の異なる複数の穴7、8、9、37の測定作業を行うことができる。
さらに、各段16、17、18に球体14及びスプリング19を備えているため、各段16、17、18の直径よりもやや大きい内側寸法を有する穴にも多段偏心部15を嵌合させることができる。
なお、上述した各実施形態では、円形の穴7、8、9、37にアタッチメント10、20、30を嵌合した場合について説明したが、穴7、8、9、37の形状は円形に限定されるものではなく、矩形の穴であっても良い。要は、各段16、17、18の下端位置16b、17b、18b及び付勢された球体14が、内周面に当接可能な穴に適用可能である。
本発明は、手持ち型の表面粗さ測定器に適用可能である。
1 表面粗さ測定器
2 触針
3 プローブ
4 測定器本体
4a 一端部
5 ボルト
6 測定対象物
6a 表面
7 穴
8 穴
9 穴
10アタッチメント
11 ストッパ部
12 挿通孔
13 挿通溝
14 球体
15 多段偏心部
16 最基端段
16a 中心軸
16b 下端位置
16c 凹部
17 中段
17a 中心軸
17b 下端位置
17c 凹部
18 先端段
18a 中心軸
18b 下端位置
18c 凹部
19 スプリング
20 アタッチメント
21 調整手段
22 嵌合穴
23 貫通孔
24 ボルト
25 ナット
30 アタッチメント
31 調整手段
32 調整材
33 ボルト
34 ナット
35 貫通孔
36 ネジ穴
37 穴

Claims (7)

  1. 測定対象物に形成された穴の内周面に接触する触針を有するプローブと、一端部から外方へ向かって前記プローブを突出自在に駆動する測定器本体とを備えた手持ち型の表面粗さ測定器に接続して用いられる表面粗さ測定器用アタッチメントであって、
    前記測定器本体の前記一端部に接続され、前記穴よりも大きい外形寸法を有するストッパ部と、
    前記ストッパ部から前記測定器本体の前記外方側へ向かって形成され、前記外方へ向かうにしたがって直径が段階的に縮径された略多段円柱形状を有するとともに、当該段階的に縮径された円柱形状の各段の中心軸は偏心して設けられ、且つ全ての前記段の外周側面の下端位置が同一平面上に位置する多段偏心部と、
    前記多段偏心部の前記各段の下端部に連通して形成され、前記プローブを挿通可能な挿通溝と、を備えることを特徴とする表面粗さ測定器用アタッチメント。
  2. 前記多段偏心部の略多段円柱形状を構成する円柱形状の各段の内の一つは、前記測定対象物の前記穴の内側寸法に対応する直径を有し、当該段は前記穴の前記内周面の表面粗さの測定に際して前記穴に嵌合されることを特徴とする請求項1に記載の表面粗さ測定器用アタッチメント。
  3. 前記多段偏心部の前記各段の中心軸を挟んで前記挿通溝と対向する前記各段の外周部にそれぞれ形成された凹部内に設けられる球体と、前記各段の外周面から径外方向へ前記球体を突出自在に支持するとともに、前記径外方向への付勢力を付与する付勢手段と、を更に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の表面粗さ測定器用アタッチメント。
  4. 前記穴内に挿入される前記プローブの挿入量を調整可能な調整手段を前記ストッパ部又は前記多段偏心部に備えることを特徴とする請求項1〜3のうち何れか一項に記載の表面粗さ測定器用アタッチメント。
  5. 前記ストッパ部の前記測定器本体側端部には、前記測定器本体の前記一端部と嵌合する嵌合穴と、前記嵌合穴の内周面から前記ストッパ部の外周面まで貫通する貫通孔とが設けられており、
    前記調整手段は、前記貫通孔内を挿通可能なボルトと、前記ボルトに螺合し、前記ストッパ部材に取り付けられたナットと、を備え、前記嵌合穴内に嵌合された前記測定器本体の外周面に前記ボルトを当接させて前記測定器本体に対する前記ストッパ部及び前記多段偏心部の位置を調整することを特徴とする請求項4に記載の表面粗さ測定器用アタッチメント。
  6. 前記調整手段は、
    前記各段の外周面上に設けられた調整材と、前記調整材を前記各段の前記外周面に固定するボルトと、を備え、前記多段偏心部の前記穴内への挿入量を調整することを特徴とする請求項4に記載の表面粗さ測定器用アタッチメント。
  7. 請求項1〜6のうち何れか一項に記載の表面粗さ測定器用アタッチメントを備えることを特徴とする表面粗さ測定器。
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