JP5974855B2 - 電子ペン用コイル装置 - Google Patents

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本発明は、たとえばコンピュータに所望の情報を入力するための電子ペンの内部に装着される電子ペン用コイル装置に関する。
コンピュータに所望の情報を入力するための電子ペンの内部には、たとえば特許文献1に示すように、フェライトコアなどのコア体の外周にワイヤが巻回してあるコイル装置が内蔵してある場合がある。このようなコイル装置が内蔵してある電子ペンにおいては、ワイヤの自動巻がし易い構造が求められている。
特に最近では、電子ペンの小径化が求められる場合があり、たとえば特許文献1などに示す従来の電子ペン用コイル装置では、ワイヤの自動巻作業が容易ではなく、しかも、コイル装置と回路基板との配線が複雑になり、ペンの小径化を困難にしている。
特開平5−275283号公報
本発明は、このような実状に鑑みてなされ、その目的は、ワイヤの自動巻作業が容易であり、電子ペンの小径化を図ることができるコイル装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明に係るコイル装置は、
電子ペンの内部に配置され、軸方向の反対側にそれぞれ位置する第1コア端と第2コア端とを持つコア体と、
前記コア体の外周に巻回されてコイル部を形成するワイヤとを有する電子ペン用コイル装置であって、
前記コア体の外周で前記第1コア端の近くには、第1ワイヤガイドが具備してあり、前記コア体の外周で前記第2コア端の近くには、第2ワイヤガイドが具備してあり、
前記第1ワイヤガイドは、前記コア体の外周から径方向外方に突出し、周方向に沿って少なくとも1つの凹状の第1ワイヤ通路を有し、
前記第2ワイヤガイドは、前記コア体の外周から径方向外方に突出し、周方向に沿って少なくとも1つの凹状の第2ワイヤ通路を有する。
好ましくは、前記ワイヤは、前記第1ワイヤ通路を通して、前記第1ワイヤガイドと前記第2ワイヤガイドとの間に位置する前記コア体の外周にコイル状に巻回されて前記コイル部を形成し、前記第2ワイヤ通路を通して、前記第2ワイヤガイドに係止され、前記第2ワイヤ通路から前記第1ワイヤ通路を通して引き出され、前記ワイヤの第1リードと第2リードとが、前記第1ワイヤ通路から前記第1コア端の方向に引き出されている。
本発明に係る電子ペン用コイル装置において、コア体の外周にワイヤを巻き付けてコイル部を形成する方法は、特に限定されないが、たとえば、まず、ワイヤの第1リードを、コア体の第1コア端に固定する。次に、ワイヤを、第1ワイヤガイドの第1ワイヤ通路を通して、第1ワイヤガイドと前記第2ワイヤガイドとの間に位置するコア体の外周にコイル状に巻回してコイル部を形成する。
ワイヤを巻回する際には、ワイヤを巻回する軸方向の長さが、2つのワイヤガイドにより仕切られた所定長さにより決定され、ワイヤを自動巻きしやすいと共に、ワイヤの位置決め精度が向上し、所定のインダクタンス、Q特性および周波数特性などを高精度で実現することが可能になり、電子ペンによる位置検出精度も向上する。また、第1ワイヤ通路をワイヤが通過することにより、ワイヤが第1ワイヤガイドに引っかかることからも、コア体の外周に、ワイヤを自動巻きしやすい。
さらに、第1ワイヤガイドと前記第2ワイヤガイドとの間に位置するコア体の外周にコイル状に巻回してコイル部を形成した後は、第2ワイヤ通路を通して、ワイヤを第2ワイヤガイドの外側(第2コア端側)に出し、そこで、たとえば略1周巻回してから第2ワイヤ通路に戻すことで、ワイヤが第2ワイヤガイドに係止され、自動作業により、ワイヤの第2リードは、コイル部の外周で第2ワイヤ通路から第1ワイヤ通路を通して戻される。すなわち、コア体の外径を小さくしても、ワイヤの自動巻作業がきわめて容易になる。
また、ワイヤの第1リードと第2リードとが、第1ワイヤ通路から第1コア端の方向に引き出されているため、コア体の第1コア端に回路基板を軸方向に取り付けることで、コイル装置と回路基板との配線がシンプルになり、この点でも、ペンの小径化を図ることができる。
なお、コア体の外周にワイヤを巻き付けてコイル部を形成するその他の方法としては、まず、ワイヤの第1リードを、コア体の第1コア端に固定する。次に、ワイヤを、第1ワイヤガイドの第1ワイヤ通路を通して、コイル部を形成することなく、第2ワイヤ通路に向かわせる。その後に、第2ワイヤ通路を通して、ワイヤを第2ワイヤガイドの外側(第2コア端側)に出し、そこで、たとえば略1周巻回してから第2ワイヤ通路に戻すことで、ワイヤが第2ワイヤガイドに係止され、自動作業により、第2ワイヤガイドと第1ワイヤガイドとの間に位置するコア体の外周にコイル状にワイヤを巻回してコイル部を形成する。その後に、ワイヤの第2リード部を、第1ワイヤ通路から前記第1コア端の方向に引き出してもよい。
この場合にも、前記ワイヤは、前記第1ワイヤ通路を通して、前記第1ワイヤガイドと前記第2ワイヤガイドとの間に位置する前記コア体の外周にコイル状に巻回されて前記コイル部を形成し、前記第2ワイヤ通路を通して、前記第2ワイヤガイドに係止され、前記第2ワイヤ通路から前記第1ワイヤ通路を通して引き出され、
前記ワイヤの第1リードと第2リードとが、前記第1ワイヤ通路から前記第1コア端の方向に引き出されることになる。
好ましくは、前記コア体の前記第1コア端には、前記ワイヤの第1リードと第2リードとを各々保持するワイヤ保持部が具備してある。この場合には、ワイヤの第1リードをワイヤ保持部に保持させて固定することが容易になると共に、ワイヤの第2リードをワイヤ保持部に保持させて固定することが容易になる。
前記ワイヤ保持部と前記第1ワイヤガイドとは、別々に形成しても良く、あるいは一体に成形してあってもよい。ワイヤ保持部と第1ワイヤガイドとを、別々に形成する場合には、たとえばワイヤ保持部を金属などの導電部材で構成することが容易になり、ワイヤ保持部を回路基板への接続のための端子としても用いることが可能になる。また、これらを一体に成形する場合には、これらの成形と取付が容易になる。
なお、第1ガイドワイヤ、第2ワイヤガイドおよびワイヤ保持部の少なくとも1つと、コア体とを一体成形しても良い。一体成形するための方法としては、インサート成形や磁場射出成形(CIM)などが用いられる。インサート成形の場合には、第1ガイドワイヤ、第2ワイヤガイドおよびワイヤ保持部の少なくとも1つと、コア体とを別材料で構成することが容易である。また、磁場射出成形の場合には、第1ガイドワイヤ、第2ワイヤガイドおよびワイヤ保持部の少なくとも1つと、コア体とを磁性材料で構成することができる。
好ましくは、前記ワイヤ保持部と前記第1ワイヤ通路との間には、前記ワイヤの第1リードおよび第2リードをそれぞれ前記コア体の外周面に押し付けるための治具の先端が入り込むためのスペースが形成してある。このように構成することで、ワイヤの第1リードおよび第2リードを、ワイヤ保持部に固定させる作業の自動化が容易になる。
好ましくは、前記ワイヤ保持部は、第1保持部と第2保持部とを有し、
前記第1保持部は、第1係止溝を有し、
前記第2保持部は、第2係止溝を有し、
前記第1係止溝に、前記ワイヤの第1リードが挟まれて固定してあり、
前記第2係止溝に、前記ワイヤの第2リードが挟まれて固定してある。
このような構造を有することにより、ワイヤの自動巻回作業が、さらに容易になる。
好ましくは、これらの係止溝は、入口から底部に向けて幅が狭くなっており、あるいは、ワイヤの端部を入口から底部に向けて挿入するのみで、ワイヤ端が各保持部に固定されるようになっている。このような構造である場合には、ワイヤの自動巻回作業が、さらに容易になる。
好ましくは、前記第1ワイヤ通路と前記第2ワイヤ通路とは、前記コア体の周方向で同じ位置に形成してある。このような構造である場合には、第2ワイヤ通路から第1ワイヤ通路を通して、巻回後のコイル部の上でワイヤを戻す際に、ワイヤを直線上に移動させれば良く、その作業が容易である。なお、本発明では、必ずしも直線上にワイヤを戻す必要はない。
好ましくは、前記第1係止溝および第2係止溝の前記コア体の周方向に沿っての位置が、前記第1ワイヤ通路の周方向位置と略一致する。このような構造である場合には、第1係止溝から第1ワイヤ通路へ向けてワイヤを引き出す際と、第1ワイヤ通路から第2係止溝に向けてワイヤを引き出す際に、ワイヤを直線上に移動させれば良いので、ワイヤの自動巻作業がさらに容易になる。
前記第2コア端と前記第2コア端との間に位置する前記コア体の外周に、前記ワイヤを1/8周以上で巻回させることにより、ワイヤを第2ワイヤガイドに係止させてもよい。
第2ワイヤ通路が第2ワイヤガイドの周方向に沿って単一である場合には、第2ワイヤ通路を通して第2ワイヤガイドの外側に出したワイヤは、同じ第2ワイヤ通路を通して第1ワイヤ通路の方向に戻す必要がある。その場合には、第2ワイヤガイドと第2コア端との間に位置するコア体の外周に、ワイヤを約1周以上で巻回させることにより、ワイヤを第2ワイヤガイドに係止させることができる。
しかしながら、第2ワイヤ通路が第2ワイヤガイドの周方向に沿って2つ以上である場合には、一方の第2ワイヤ通路を通して第2ワイヤガイドの外側に出したワイヤは、別の第2ワイヤ通路を通して第2端子の方向に戻すことができる。そのため、第2ワイヤガイドと第2コア端との間に位置するコア体の外周に、ワイヤを少なくとも約1/8周で巻回させることにより、ワイヤを第2ワイヤガイドに係止させることができる。なお、複数の第2ワイヤ通路を第2ワイヤガイドに設ける場合において、1/8周以下に近接して周方向に沿って配置することは困難である。
本発明では、前記第1ワイヤガイドの周方向の一部と前記第2ワイヤガイドの周方向の一部とは、前記コア体の外周面を前記軸方向に延びる連結片により連結しても良く、
前記連結片で覆われていない前記コア体の外周と前記連結片の外周とが、前記ワイヤにより巻回してあり前記コイル部を構成してもよい。
第1ワイヤガイドと第2ワイヤガイドとを連結片で連結することにより、第1ワイヤガイドと第2ガイドワイヤとの軸方向距離を一定に保持しやすい。なお、連結片の径方向厚みは、第1ワイヤガイドおよび第2ワイヤガイドの径方向厚みに比較して薄いことが好ましい。連結片の外周にワイヤが巻回されるため、コイル部の外周が第1ワイヤガイドおよび第2ワイヤガイドの径方向厚みを超えないようにするためである。
前記第1ワイヤガイドと前記第2ワイヤガイドとの間には、第3ワイヤガイドが前記コア体の外周に装着してもよい。前記第3ワイヤガイドは、前記コア体の外周から径方向外方に突出し、周方向に沿って少なくとも1つの凹状の第3ワイヤ通路を有することが好ましい。
このような構造である場合には、前記第3ワイヤガイドと前記第2ワイヤガイドとの間、または前記第3ワイヤガイドと前記第1ワイヤガイドとの間に位置する前記コア体の外周には、2重以上に前記ワイヤを巻回し、コイル装置全体としてのインダクタンスを調整することができる。もちろん、全体で4つ以上のワイヤガイドを具備させても良く、いずれかの2つ以上のワイヤガイドは、軸方向に一体化させても良い。
図1は本発明の一実施形態に係る電子ペン用コイル装置の全体斜視図である。 図2は図1に示すコイル装置の要部分解斜視図である。 図3は図2に示すコイル装置の一部分を示す斜視図である。 図4は図3に示すコイル装置を異なる角度から見た斜視図である。 図5(A)は図4に示すワイヤ保持端子へのワイヤの保持方法を示す概略図、図5(B)および図5(C)は本発明の他の例に係るワイヤ保持端子へのワイヤの保持方法を示す概略図である。 図6(A)および図6(B)は本発明の他の実施形態に係るコイル装置に用いられるコア体の斜視図である。 図7は本発明の他の実施形態に係るコイル装置の要部斜視図である。 図8は図7に示すコイル装置を異なる角度から見た斜視図である。 図9は本発明のさらに他の実施形態に係るコイル装置の要部斜視図である。 図10は図9に示すコイル装置を異なる角度から見た斜視図である。 図11は本発明のさらに他の実施形態に係るコイル装置の要部斜視図である。 図12は本発明のさらに他の実施形態に係るコイル装置の要部斜視図である。 図13は図12に示すコイル装置を異なる角度から見た斜視図である。 図14は本発明のさらに他の実施形態に係るコイル装置の要部斜視図である。 図15は本発明のさらに他の実施形態に係るコイル装置に用いられるコア体の斜視図である。 図16は本発明のさらに他の実施形態に係るコイル装置に用いられるコア体の斜視図である。 図17は図16に示すXVII−XVII線に沿う要部断面斜視図である。 図18は本発明のさらに他の実施形態に係るコイル装置の要部斜視図である。 図19は本発明のさらに他の実施形態に係るコイル装置の要部斜視図である。
以下、本発明を、図面に示す実施形態に基づき説明する。
第1実施形態
図1に示す本発明の一実施形態に係る電子ペン用コイル装置2は、電子ペンの内部に装着され、電子ペンの位置情報と共に、その使用状態の変化情報、たとえば電子ペンに加わる圧力または変位などに関する情報を、たとえばタブレットなどの入力用表示画面に非接触式に伝達する装置の一部として使用される。
まず、本実施形態において、電子ペンの位置情報と電子ペンの使用状態とを検出する原理を簡単に説明する。
電子ペンが具備する同調回路(図1に示すコイル部20を含む)は、タブレット(図示略)などの入力用表示画面から所定の同調周波数、例えば周波数f0の電波が発信されると、該電波を受けて励振され、図1に示すコイル部20には誘導電圧が誘起される。そして、該電波の発信が停止されると、前記誘導電圧に基づく電流により、コイル部20から所定の周波数の電波が発信される。このコイル部20を含む同調回路から発信された電波をタブレット(図示略)で受信することで、タブレット(図示略)上における電子ペン(コイル装置2を含む)の位置を検知できる。
また、電子ペンのペン先6は、タブレットの表面に押しつけるように操作される。この操作時には、ペン先6が押されると、図2に示す可動コア体40がOリング42などの弾性部材を介して、コア体4の先端(第2端)4b側に近接する。その結果、筆圧などに応じて、可動コア体40とコア体4との間のギャップが変化し、コイル部20のインダクタンスが変化する。
コイル部20は、図1に示すように、第1リード22aおよび第2リード22bを介して、回路基板50に接続してあり、回路基板50に接続してあるコンデンサと同調回路を構成している。そのため、可動コア体40とコア体4との間のギャップが変化し、コイル部20のインダクタンスが変化すると、同調回路の同調周波数が変化する。
この場合、タブレット(図示略)から周波数f0の無線信号を発信すると、同調回路の同調周波数が変化しているため、コイル部20に生じる誘導電圧は、非操作時とは位相がずれたものとなる。このため、同調回路からは、タブレット(図示略)から発信された電波とは位相がずれた電波が発信される。このため、タブレット(図示略)から電波を発信して同調回路を励振するとともに、同調回路から発せられる電波における位相差を検知すれば、電子ペンの操作を検知することができる。電子ペンから検出された位相ズレに応じて、電子ペンにより実現しようとしている線の太さ、指定位置あるいは指定領域の色相や濃度(明度)等を検出することが可能である。
このような電子ペンの機能を実現するための本実施形態に係るコイル装置2は、電子ペンの内部に装着可能なコア体4を有する。コア体4は、その長手方向(X軸)に沿って細長い中実柱体(本実施形態では円柱)で構成してある。可動コア体40は、たとえばリング状あるいは円盤形状を有し、コア体4に対してOリング42などを介してギャップが変化するように連結してある。これらのコア体4および可動コア体40は、同一または異なる材質の磁性体で構成してあり、たとえばフェライト材、パーマロイなどの軟磁性材、金属圧粉成形の磁性材などで構成される。
図3および図4に示すように、円柱状のコア体4は、図示省略してある電子ペンの内部に沿ってX軸方向に細長く、軸方向の反対側にそれぞれ位置する第1端としての基端4aと、第2端としての先端4bとを有する。基端4aには、下述する第1端子(第1保持部)30aの第1コア端接合片31aと、第2端子(第2保持部)30bの第2コア端接合片とが、たとえば接着によりそれぞれ接合してある。
図4にも示すように、これらの第1端子30aおよび第2端子30bは、本実施形態では、完全に分離された2つの金属端子で構成してあり、金属板から打ち抜き成形された端子片を折り曲げ成形することで形成される。第1端子30aは、円弧片状の第1コア端接合片31aを有し、コア体4の基端4aに、嵌合穴4cを塞がないように装着される。
図3に示すように、第1コア端接合片31aのZ軸方向の上部は、X軸方向に沿って基端4aから離れる方向に折り曲げられて湾曲片33aが形成され、その上部に、間に第1係止溝32aが形成してある一対の第1爪部34aが一体に形成してある。第1係止溝32aは、図5(A)に示すように、入口から底部に向けてテーパ状に幅が狭くなっており、ワイヤ22の第1リード22aの端部を入口から底部に向けて挿入するのみで、ワイヤ22の第1リード22aが端子30aに固定されるようになっている。
すなわち、第1係止溝32aの入口幅は、ワイヤ22の外径と同等以上であり、第1係止溝32aの底部幅は、ワイヤ22の外径と同等以下であることが好ましい。好ましくは、第1係止溝32aは、その底部が湾曲片33aの一部まで形成してある。
第2端子30bは、第1端子30aと対にして用いられる。図4に示すように、第2端子30bは、円弧片状の第2コア端接合片31bを有し、コア体4の基端4aに、嵌合穴4cを塞がないように装着される。嵌合穴4cには、図2に示すように、回路基板50を保持する保持ユニット51の端部に形成してある嵌合凸部52が差し込まれる。保持ユニット51と、コア体4の基端4aに設けられた端子30a、30bとの間には、Oリング54が装着される。
第2コア端接合片31bのZ軸方向の上部は、図4に示すように、X軸方向に沿って基端4aから離れる方向に折り曲げられて湾曲片33bが形成され、その上部に、間に第2係止溝32bが形成してある一対の第2爪部34aが一体に形成してある。第2係止溝32bは、第1係止溝32aと同様に形成される。
なお、図面において、X軸、Y軸およびZ軸は、相互に垂直であり、この実施形態では、X軸は、コア体4の長手方向であり、Y軸は、第1係止溝32aと第2係止溝32bとが離間する方向である。
図1に示すように、本実施形態では、上述した端子30a,30bは、コイル部20のリード22a,22bを単に保持する機能を有し、リード22a,22bの先端が回路基板50の表面または裏面に形成してある回路パターンに、ハンダ付けなどにより接続してある。そのような観点からは、これらの端子30a,30bは、必ずしも導電性で形成する必要はない。また、ワイヤ22のリード22a,22bは、一般的には絶縁被覆してあるため、これらの端子30a,30bは、必ずしも分離して形成する必要はなく、一体であっても良い。
しかしながら、これら端子30a,30bがそれぞれ回路基板50の回路と直接に接続してある場合には、これらの端子30a,30bは、導電性であることが好ましく、また、それぞれ分離して絶縁してあることが好ましい。その場合には、リード22a,22bの先端は、回路基板50の回路パターンに直接に接続する必要はなくなる。
次に、コア体4およびコイル部20について詳細に説明する。図3および図4に示すように、コア体4の外周で基端4aの近くには、コア体4の外周から突出する全体としてリング状の第1ワイヤガイド10aが装着してある。第1ワイヤガイド10aと基端4aとの間に位置するコア体4の外周は、露出している。
また、コア体4の外周で先端4bの近くには、第1ワイヤガイド10aと同様な第2ワイヤガイド10bが装着してある。第1ワイヤガイド10aと先端4bとの間に位置するコア体4の外周面には、ワイヤ22が少なくとも1周巻回できる程度のX軸方向隙間があることが好ましい。
第1ワイヤガイド10aは、コア体4の外周から径方向外方に突出し、周方向に沿って少なくとも1つの凹状の第1ワイヤ通路12aを有する。第2ワイヤガイド10bも、第1ワイヤガイド10aと同様に、コア体4の外周から径方向外方に突出し、周方向に沿って少なくとも1つの凹状の第2ワイヤ通路12bを有する。
本実施形態では、ガイド10a,10bは、リング状の絶縁性リングを、周方向に沿って一箇所で切り欠き、ワイヤ通路12a,12bを形成し、不連続に成形したリングで構成してある。これらのガイド10a,10bは、フェライトなどで構成してあるコア体4の外周のX軸方向の所定位置に接着剤などで固定され、これらのガイド10a,10b間に位置するコア体4の外周がワイヤを巻回してコイル部20を形成するための空間となる。
通路12a,12bが相互に周方向位置が同じになるように、ガイド10a,10bがコア体4の外周に固定される。コイル部20を形成するワイヤ22としては、特に限定されず、たとえばリッツ線、USTC線、ウレタンワイヤなどが用いられる。特に、リッツ線などの撚り線を用いることで、高周波におけるQ特性などが向上し、電子ペン用コイル装置として特に好ましい。
ワイヤ22の第1リード22aは、図5(A)に示すように、第1端子30aの爪部3,3間の第1係止溝32aに挿入されて固定される。また、ワイヤの第2リード22bの端部は、第2端子30bの爪部34a,34a間の第2係止溝32bに挿入されて固定される。図4に示すように、相互に最も離れた爪部3,34a間における係止溝32aと係止溝32bとの間の隙間W1は、第1ワイヤガイド10aにおける第1ワイヤ通路12aの周方向幅W2と同等以下であることが好ましい。
本実施形態では、巻始めである第1リード22aの端部が爪部3間の係止溝32aに固定されたワイヤ22は、第1ワイヤ通路12aを通して、第1ワイヤガイド10aと第2ワイヤガイド10bとの間に位置するコア体4の外周にコイル状に巻回されてコイル部20を形成する。コイル部20を形成した後のワイヤ22は、第2ワイヤ通路12bを通して、いったん、第2ワイヤガイド10bよりも先端4b側に出され、コア体4の外周を約一周以上巻回した後、再び、第2ワイヤ通路12bを通して、コイル部20側に戻される。そしてワイヤ22の巻き終わり端である第2リード22bは、第2ワイヤ通路12bから第1ワイヤ通路12aを通して、第2端子の第2係止溝32bに挿入されて固定される。
なお、図示する例では、第2ワイヤ通路12bから第1ワイヤ通路12aを一直線上にワイヤ22のリード22bを戻しているが、ガイド10a,10b間に位置するコイル部20の上を、一周以上巻回してからワイヤ22のリード22bを第1ワイヤ通路12aを通して、第2端子30bの第2係止溝34bに接続するようにしても良い。
本実施形態に係る電子ペン用コイル装置2において、コア体4の外周にワイヤ22を巻き付けてコイル部20を形成するには、まず、ワイヤ22の第1リード22aを、コア体4の基端4aに装着してある第1端子30aの爪部3間の係止溝32aに差し込んで仮固定する。次に、ワイヤ22を、第1ワイヤガイド10aの第1ワイヤ通路12aを通して、第1ワイヤガイド10aと第2ワイヤガイド10bとの間に位置するコア体4の外周にコイル状に巻回してコイル部20を形成する。
ワイヤ22を巻回する際には、ワイヤ22を巻回する軸方向の長さが、2つのワイヤガイド10a,10bにより仕切られた所定長さにより決定され、ワイヤ22を自動巻きしやすいと共に、ワイヤ22の位置決め精度が向上し、所定のインダクタンス、Q特性および周波数特性などを高精度で実現することが可能になり、電子ペンによる位置検出精度も向上する。また、第1ワイヤ通路12aをワイヤ22の第1リード22aが通過することにより、ワイヤ22が第1ワイヤガイド10aに引っかかることからも、コア体4の外周に、ワイヤ22を自動巻きしやすい。
さらに、第1ワイヤガイド10aと第2ワイヤガイド10bとの間に位置するコア体4の外周にコイル状に巻回してコイル部20を形成した後は、第2ワイヤ通路12bを通して、ワイヤ22を第2ワイヤガイド10bの外側(先端4b側)に出し、そこで、たとえば略1周巻回してから第2ワイヤ通路12bに戻すことで、ワイヤ22が第2ワイヤガイド10bに係止され、自動作業により、ワイヤ22の第2リード22bは、コイル部20の外周で第2ワイヤ通路12bから第1ワイヤ通路12aを通して、第2端子30bの爪部34a間の係止溝32bに戻されて第2端子30bに仮固定し易い。すなわち、コア体4の外径を小さくしても、ワイヤ22の自動巻作業がきわめて容易になる。
また、巻線の終了と同時に、ワイヤ22の両端を第1端子30aと第2端子30bに固定することができる。これらの端子30a,30bが回路基板50の回路パターンに直接に接続してある場合には、回路基板50との特別な配線が不要となり、コイル部20と回路基板50との配線がシンプルになり、この点でも、ペンの小径化を図ることができる。
また、本実施形態では、各端子30a,30bの係止溝32a,32bは、図7に示すように、入口から底部に向けて幅が狭くなっており、ワイヤ22のリード22a,22bの端を入口から底部に向けて挿入するのみで、ワイヤ端が各端子に固定されるようになっている。その点でも、ワイヤの自動巻回作業が容易である。
さらに本実施形態では、第1ワイヤ通路12aと前記第2ワイヤ通路12bとは、コア体4の周方向で同じ位置に形成してある。このような構造であるため、第2ワイヤ通路12bから第1ワイヤ通路12aを通して、巻回後のコイル部20の上でワイヤ22の巻き終わり端である第2リード22bを戻す際に、ワイヤ22bを直線上に移動させれば良く、その作業が容易である。
本実施形態では、図3および図4に示すように、第1係止溝12aおよび第2係止溝12bのコア体4の周方向に沿っての位置が、第1ワイヤ通路12aの周方向位置と略一致する。このような構造であるため、第1係止溝32aから第1ワイヤ通路12aへ向けてワイヤ22の第1リード22aを引き出す際と、第1ワイヤ通路12aから第2係止溝32bに向けてワイヤ22の第2リード22bを引き出す際に、ワイヤ22を直線上に移動させれば良いので、ワイヤ22の自動巻作業がさらに容易になる。
第2実施形態
本実施形態では、図6(A)に示すように、第1ワイヤガイド10cに形成する第1ワイヤ通路12cと、第2ワイヤガイド10dに形成する第2ワイヤ通路12dとは、リングの周方向一部を完全に切り欠くことなく、溝底部13を残して切り欠いて形成してある。これらの通路12c,12dを形成するための凹状溝の溝深さは、図1〜図5(A)に示す実施形態における通路12a,12bの溝深さよりも浅くなることが考えられるが、ワイヤ22の線径以上の溝深さであれば問題ない。図6(A)に示す実施形態では、その他の構成および作用効果は、図1〜図5(A)に示す実施形態と同様であり、その他の説明は省略する。
さらに、図6(B)に示す実施形態では、第1ワイヤガイド10eの周方向に沿って2つ以上の第1ワイヤ通路12e1,12e2が形成してある。また、第2ワイヤガイド10fの周方向に沿って2つ以上の第2ワイヤ通路12f1,12f2が形成してある。この実施形態では、第2ワイヤ通路12f1,12f2が第2ワイヤガイド10fの周方向に沿って2つ以上である。
このため、一方の第2ワイヤ通路12f1を通して第2ワイヤガイド10fの外側に出したワイヤ(図示省略)は、別の第2ワイヤ通路12f2を通して第2端子(図示省略)の方向に戻すことができる。そのため、第2ワイヤガイド10fと先端4bとの間に位置するコア体4の外周に、ワイヤを少なくとも約1/8周で巻回させることにより、ワイヤを第2ワイヤガイド10fに係止させることができる。
また、前述した図1〜図5(A)に示す実施形態では、第2ワイヤ通路12bが第2ワイヤガイド10bの周方向に沿って単一であるため、第2ワイヤ通路12bを通して第2ワイヤガイド10bの外側に出したワイヤは、同じ第2ワイヤ通路12bを通して第2端子30bの方向に戻す必要がある。その場合には、第2ワイヤガイド10bと先端4bとの間に位置するコア体4の外周に、ワイヤを約1周以上で巻回させることにより、ワイヤ22を第2ワイヤガイド10bに係止させることができる。
図6(B)に示す実施形態では、一方の第2ワイヤ通路12f1を通して第2ワイヤガイド10fの外側に出したワイヤ(図示省略)は、別の第2ワイヤ通路12f2を通して第2端子(図示省略)の方向に戻すことができる。そのため、第2ワイヤガイド10fと先端4bとの間に位置するコア体4の外周に、ワイヤを少なくとも約1/8周で巻回させることにより、ワイヤを第2ワイヤガイド10fに係止させることができる。図6(B)に示す実施形態において、その他の構成と作用効果は、前述した実施形態と同様である。
第3実施形態
図7および図8に示すように、本実施形態のコイル装置では、第1ワイヤガイド10gがワイヤ保持部を兼ねている。すなわち、第1ワイヤガイド10gは、コア体4の基端4aに形成してある嵌合穴4cを塞がないように貫通穴14aが形成してあるエンドカバー14と、エンドカバー14に一体成形してある外周カバー15とで構成してある。外周カバー15は、コア体4の基端側外周部を覆うように筒状(この例では円筒状)に形成してあり、その周方向の一部に、第2ワイヤ通路12bと同じ周方向位置で、軸方向切り欠き16が第1ワイヤ通路12gに連続してX軸方向に形成してあり、その切り欠き16では、コア体4の外周面が露出している。
また、エンドカバー14には、軸方向切り欠き16が形成してある周方向位置で、その切り欠き16の周方向幅よりも狭い周方向幅を持つスペーサ用凸部17が、その両側に第1係止溝32cおよび第2係止溝32dを形成するように、切り欠き16から径方向に突出するように形成してある。これらの係止溝32cおよび32dには、図5(B)に示すように、それぞれ第1リード22aおよび第2リード22bが挿入されて固定可能になっている。
なお、第1ワイヤガイド10gに形成する係止溝の形状は、特に限定されず、図5(A)に示す係止溝32a,32bのように、テーパ状でも良く、あるいは、図5(C)に示す係止溝32c1,32d1のように、溝の入口を狭めてガイド10gの弾力性で開くようにしても良い。各リード22a,22bは、各溝32c(32c1),32d(32d1)の内部で、コア体4の外周面に接触して、各溝が形成された樹脂製のガイド10gの弾性力で各溝内部に固定される。各溝32c(32c1),32d(32d1)は、本実施形態では、エンドカバー14に形成するために、各溝の底部は、コア体4の外周面よりも深い位置に形成することができる。
本実施形態では、ワイヤ保持部を第1ワイヤガイド10gに合成樹脂などで一体成形してあるので、これらの成形と取付が容易になる。図7および図8に示す実施形態において、その他の構成と作用効果は、前述した実施形態と同様である。
第4実施形態
図9および図10に示すように、本実施形態のコイル装置では、第1ワイヤガイド10hがワイヤ保持部を兼ねている。すなわち、第1ワイヤガイド10hは、コア体4の基端4aに形成してある嵌合穴4cを塞がないように貫通穴14aが形成してあるエンドカバー14と、エンドカバー14に一体成形してある外周カバー15とで構成してある。外周カバー15は、コア体4の基端側外周部を覆うように筒状(この例では円筒状)に形成してあり、その周方向の一部に、第2ワイヤ通路12bと同じ周方向位置で、軸方向切り欠き16が第1ワイヤ通路12gに連続してX軸方向に形成してある。また、外周カバー15には、エンドプレート14に近い位置で、軸方向切り欠き16に連続する周方向切り欠き18が形成してあり、それらの切り欠き16および18では、コア体4の外周面が露出している。
また、エンドカバー14には、軸方向切り欠き16が形成してある周方向位置で、その軸方向切り欠き16の周方向幅よりも狭い周方向幅を持つスペーサ用凸部17が、その両側に第1係止溝32cおよび第2係止溝32dを形成するように、切り欠き16から径方向に突出するように形成してある。これらの係止溝32cおよび32dには、図5(B)に示すように、それぞれ第1リード22aおよび第2リード22bが挿入されて固定可能になっている。
また、本実施形態では、エンドカバー14には、第1係止溝32cおよび第2係止溝32dとは異なる周方向位置で、補助第1係止溝32eおよび補助第2係止溝32fが、周方向切り欠き18と連通するように形成してある。各リード22a,22bは、第1係止溝32cおよび第2係止溝32dではなく、補助第1係止溝32eおよび補助第2係止溝32fに係止して固定しても良い。
本実施形態では、ワイヤ保持部である係止溝32c,32dと第1ワイヤ通路12gとの間には、周方向切り欠き18が形成してあることから、ワイヤ22の第1リード22aおよび第2リード22bをそれぞれコア体4の外周面に押し付けるための治具の先端が入り込むためのスペースが形成される。このように構成することで、ワイヤ22の第1リード22aおよび第2リード22bを、ワイヤ保持部としての係止溝32c,32dに固定させる作業の自動化が容易になる。図9および図10に示す実施形態において、その他の構成と作用効果は、前述した実施形態(限定されないが、特に図8および図9に示す実施形態)と同様である。
第5実施形態
図11に示すように、本実施形態のコイル装置では、第1ワイヤガイド10iがワイヤ保持部を兼ねている点では、図7および図8に示す実施形態と同様であるが、次の点が異なる。すなわち、本実施形態では、図7および図8に示す実施形態のエンドカバー14がなく、ガイド10iを、外周カバー15のみで構成し、図7および図8に示す実施形態の軸方向切り欠き16を形成する位置で、切り欠きの底部に薄肉部15aを残し、外周カバー15が形成してある軸方向位置では、コア体4の外周面の全周を覆うように構成してある。
また、第1端4aの近くに位置する薄肉部15aの外周面に、スペーサ用凸部17が、その両側に第1係止溝32cおよび第2係止溝32dを形成するように、薄肉部15aから径方向に突出するように形成してある。これらの係止溝32cおよび32dには、それぞれ第1リード22aおよび第2リード22bが挿入されて固定可能になっている。ただし、この実施形態では、薄肉部15aの上に、スペーサ用凸部17を形成するために、係止溝32cおよび32dの溝底部は、コア体4の外周面よりも深くはならない。
また本実施形態では、図11に示すように、コア4の基端4aが露出するので、図1に示す回路基板50との連結も容易である。図11に示す実施形態において、その他の構成と作用効果は、前述した実施形態(限定されないが、特に図8および図9に示す実施形態)と同様である。
第6実施形態
図12および図13に示すように、本実施形態のコイル装置では、第1ワイヤガイド10jがワイヤ保持部を兼ねている点では、図11に示す実施形態と同様であるが、次の点が異なる。すなわち、本実施形態では、図11に示す実施形態の外周カバー15に比較して、そのX軸方向の長さが短く、第1ワイヤガイド10jとコア体4の基端4aとの間では、コア体4の外周面が露出するようになっている。
このため、コア体4の外周面が露出する部分が、ワイヤ22の第1リード22aおよび第2リード22bをそれぞれコア体4の外周面に押し付けるための治具の先端が入り込むためのスペースとなる。このように構成することで、ワイヤ22の第1リード22aおよび第2リード22bを、ワイヤ保持部としての係止溝32c,32dに固定させる作業の自動化が容易になる。
また本実施形態では、図13に示すように、コア4の基端4aが露出するので、図1に示す回路基板50との連結も容易である。図12および図13に示す実施形態において、その他の構成と作用効果は、前述した実施形態(限定されないが、特に図11に示す実施形態)と同様である。
第7実施形態
図14に示すように、本実施形態のコイル装置では、第1ワイヤガイド10kがワイヤ保持部を兼ねている点では、図9および図10に示す実施形態と同様であるが、次の点が異なる。すなわち、本実施形態では、エンドカバー14には、係止溝ではなく、第1係止凸部32gと第2係止凸部32hとが、第1ワイヤ通路12gの周方向溝幅に対応して形成してある。これらの係止凸部32gおよび32hには、それぞれ第1リード22aおよび第2リード22bが絡められて固定可能になっている。図14に示す実施形態において、その他の構成と作用効果は、前述した実施形態(限定されないが、特に図9および図10に示す実施形態)と同様である。
第8実施形態
図15に示すように、本実施形態のコイル装置は、第1ワイヤガイド10jがワイヤ保持部を兼ねている点では、図12および図13に示す実施形態と同様であるが、次の点が異なる。すなわち、本実施形態では、第1ワイヤガイド10jの周方向の一部と第2ワイヤガイド10bの周方向の一部とは、コア体4の外周面をX軸方向に延びる連結片19により連結してある。なお、この例では、連結片19は、X軸方向に沿って直線状に延びているが、必ずしも直線状では無くても良く、らせん状、あるいはその他の形状で、第1ワイヤガイド10jの周方向の一部と第2ワイヤガイド10bの周方向の一部とをX軸方向に連結すれば良い。
連結片19の厚みは、ガイド10bおよび10jの径方向厚みよりも薄い。連結片19で覆われていないコア体4の外周と連結片19の外周とに、前述した実施形態のワイヤ22が巻回されてコイル部20を構成することになる。連結片19の外周にワイヤ22が巻回されるため、コイル部20の外周が第1ワイヤガイド10jおよび第2ワイヤガイド10bの径方向厚みを超えないようにすることが好ましい。
本実施形態では、第1ワイヤガイド10jと第2ワイヤガイド10bとを連結片19で連結することにより、第1ワイヤガイド10jと第2ガイドワイヤ10bとのX軸方向距離を一定に保持しやすい。図15に示す実施形態において、その他の構成と作用効果は、前述した実施形態(限定されないが、特に図12および図13に示す実施形態)と同様である。
第9実施形態
図16および図17に示すように、本実施形態のコイル装置は、第1ワイヤガイド10jがワイヤ保持部を兼ねている点では、図15に示す実施形態と同様であるが、次の点が異なる。すなわち、本実施形態では、コア体4にX軸方向に沿って貫通穴4c1が形成してあると共に、コア体4の外周面には、連結片19がX軸方向に延びる形状に沿って、連結片19の厚みの50%以下、好ましくは同等以下の深さで、嵌合溝4dが形成してある。
嵌合溝4dは、好ましくは直線状に、コア体4のX軸方向に沿って全長にわたり形成してあることが好ましい。連結片19とガイド10jおよび10bを、コア体4の外周にX軸方向から取り付けやすいからである。なお、インサート成形などで、連結片19とガイド10jおよび10bを、コア体4と一体成形する場合には、必ずしも連結片19は、直線状で無くても良く、嵌合溝4dも直線で無くても良い。また、嵌合溝4dは、コア体4の全長にわたり形成する必要はなく、連結片19が存在する位置にのみ形成しても良い。
図16および図17に示す実施形態において、その他の構成と作用効果は、前述した実施形態(限定されないが、特に図15に示す実施形態)と同様である。
第10実施形態
図18に示すように、本実施形態のコイル装置は、第1ワイヤガイド10mがワイヤ保持部を兼ねている点では、図12に示す実施形態と同様であるが、次の点が異なる。すなわち、本実施形態では、第1ワイヤガイド10mと第2ワイヤガイド10nとの間に、第3ワイヤガイド10oが配置してある。第3ワイヤガイド10oは、コア体4の外周面から径方向外方に突出し、周方向に沿って少なくとも1つの凹状の第3ワイヤ通路12oを有している。
本実施形態では、第3ワイヤガイド10oは、第1ワイヤガイド10mよりも、第2ワイヤガイド10nの近くに配置される。第3ワイヤガイド10oに形成してある第3ワイヤ通路12oは、第1ワイヤガイド10mに形成してある第1ワイヤ通路12mと、第2ワイヤガイド10nに形成してある第2ワイヤ通路12nと、周方向で同じ位置に形成してある。
本実施形態では、第1ワイヤガイド10mを構成する外周カバー15は、コア体4の基端側外周部を覆うように筒状(この例では円筒状)に形成してあり、その周方向の一部に、第1ワイヤ通路12mと同じ周方向位置で、軸方向切り欠き16が第1ワイヤ通路12mに連続してX軸方向に形成してあり、その切り欠き16では、コア体4の外周面が露出している。
また、外周カバー15には、径方向外方凸部15bとスペーサ用凸部17とが形成してあり、スペーサ用凸部17が形成されている軸方向X位置では、その凸部17と凸部15bとは、底部薄肉部を介して連結してあり、凸部17と凸部15bとの間に、保持部としての第1係止溝32cおよび第2係止溝32dが形成してある。
凸部17および15bの径方向突出高さは、リング状のガイド10oおよび10nの径方向突出高さと同程度である。本実施形態では、リング状のガイド10oおよび10nの間で、二重巻以上のコイル部20bが形成されることから、リング状のガイド10oおよび10nの径方向突出高さは、その他の実施形態のワイヤガイドのそれよりも高く形成してある。リング状のガイド10oおよび10nの径方向突出高さは、コイル部20bの外径よりも高く設定することが好ましいからである。
本実施形態では、巻始めである第1リード22aを係止溝32cで固定した後、ワイヤ22は、第1ワイヤ通路12mを通して、第1ワイヤガイド10mと第3ワイヤガイド10oとの間に位置するコア体4の外周にコイル状に巻回されてコイル部20aを形成する。コイル部20aを形成した後のワイヤ22は、第3通路12oを通して、第3ワイヤガイド10oと第2ワイヤガイド10nとの間に通され、そこで、最初に一重巻きで巻回された後、第2ワイヤ通路12nを通して、いったん、第2ワイヤガイド10nよりも先端4b側に出される。その後、コア体4の外周を約一周以上巻回した後、再び、第2ワイヤ通路12bを通して、ガイド10oとガイド10nとの間に戻され、再度、巻回されて、二重巻のコイル部20bを形成する。
その後に、第3ワイヤ通路12oを通して、ワイヤ22の巻き終わり端である第2リード22bは、第1ワイヤ通路12mに向かわされ、そこを通して、第2係止溝32dに挿入されて固定される。
本実施形態では、コイル部20a,20bが全体としてのコイル部20を構成する。そして、第3ワイヤガイド10oと第2ワイヤガイド10nとの間、または第3ワイヤガイド10oと第1ワイヤガイド10mとの間に位置するコア体の外周には、2重以上にワイヤ22を巻回し、コイル装置全体としてのインダクタンスを調整することができる。もちろん、全体で4つ以上のワイヤガイドを具備させても良く、いずれかの2つ以上のワイヤガイドは、軸方向に一体化させても良い。図18に示す実施形態において、その他の構成と作用効果は、前述した実施形態と同様である。
第11実施形態
図19に示すように、本実施形態のコイル装置は、第1ワイヤガイド10mがワイヤ保持部を兼ねている点では、図18に示す実施形態と同様であるが、次の点が異なる。すなわち、本実施形態では、第1ワイヤガイド10mと第2ワイヤガイド10nとの間に、第3ワイヤガイド10oが配置されていない。
また本実施形態では、コイル部20が軸方向に沿って分割されていない。本実施形態では、まず、ワイヤ22の第1リード22aを、巻始めである第1リード22aを係止溝32cで固定した後、ワイヤ22を、第1ワイヤガイド10mの第1ワイヤ通路12mを通して、コイル部を形成することなく、直線状に第2ワイヤ通路12nに向かわせる。その後に、第2ワイヤ通路12nを通して、ワイヤ22を第2ワイヤガイド10nの外側(先端4b側)に出し、そこで、たとえば略1周巻回してから第2ワイヤ通路12nに戻すことで、ワイヤ22が第2ワイヤガイド10nに係止され、自動作業により、第2ワイヤガイド10nと第1ワイヤガイド10mとの間に位置するコア体4の外周にコイル状にワイヤを巻回してコイル部20を形成する。その後に、ワイヤ22の第2リード部22bを、第1ワイヤ通路12mを通して第2係止溝32dに嵌合させて固定している。
本実施形態では、直線状のリード部22aがコイル部20の下に隠れるので、リード部がコイル部20の上を通る場合に比較して、リード部が外力により外れるおそれなどを低減することができる。図19に示す実施形態において、その他の構成と作用効果は、前述した実施形態と同様である。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変することができる。
たとえばガイド10a〜10kにおけるコア体4の外周面からの突出高さは、ワイヤ22の線径の1.5〜2.5倍程度であることが好ましい。コイル部20の外周が、ワイヤガイド10a〜10kの最大径を超えないようにするためである。ガイド10a〜10kの外周は、電子ペンの外装筒体の内周面に接触するように構成しても良く、電子ペンの外径の縮小化に寄与する。
さらに、上述した実施形態では、コア体4とガイド10a〜10kとは、別々に成形して組み立てて構成してあるが、コア体4とガイド10a〜10kとは、同一材質(磁性材)で一体に成形しても良いと共に、たとえばインサート成形などにより別材質で一体成形しても良い。インサート成形では、たとえばフェライトで構成されたコア体4を樹脂成形用金型に取り付けて、金型内に樹脂を射出成形することにより、合成樹脂製のガイド10a〜10kを、コア体4の所定位置に一体成形することができる。
また、第1ガイドワイヤ、第2ワイヤガイドおよびワイヤ保持部の少なくとも1つと、コア体とを一体成形するための方法としては、インサート成形の他に、磁場射出成形(CIM)などを用いてもよい。インサート成形の場合には、第1ガイドワイヤ、第2ワイヤガイドおよびワイヤ保持部の少なくとも1つと、コア体とを別材料で構成することが容易である。これに対して、磁場射出成形の場合には、第1ガイドワイヤ、第2ワイヤガイドおよびワイヤ保持部の少なくとも1つと、コア体とを磁性材料で構成することができる。
また、本発明では、前述した実施形態におけるコア体4に、その長手方向(X軸)に沿って貫通している軸孔4c1を形成し、この軸孔に芯体を通し、芯体がコイル部20の内部を軸方向に移動し、感圧素子の一面を押圧するように構成しても良い。感圧素子は、たとえば容量可変コンデンサで構成してあり、素子に作用する押圧力(押圧変位)に応じて、静電容量が変化する。
この感圧素子は、コイル部20と、回路基板に実装してあるコンデンサとから成る同調回路に並列に接続してあり、素子に加わる圧力に応じて、同調回路の同調周波数が変化させる。この場合、タブレット(図示略)から周波数f0の無線信号を発信すると、同調回路の同調周波数が変化しているため、コイル部20に生じる誘導電圧は、非操作時とは位相がずれたものとなる。このため、同調回路からは、タブレット(図示略)から発信された電波とは位相がずれた電波が発信される。このため、タブレット(図示略)から電波を発信して同調回路を励振するとともに、同調回路から発せられる電波における位相差を検知すれば、電子ペンの操作を検知することができる。電子ペンから検出された位相ズレに応じて、電子ペンにより実現しようとしている線の太さ、指定位置あるいは指定領域の色相や濃度(明度)等を検出することが可能である。
2… 電子ペン用コイル装置
4… コア体
4a… 基端(第1コア端)
4b… 先端(第2コア端)
4c… 嵌合穴
4c1… 軸孔
4d… 嵌合溝
6… ペン先
10a,10c,10e,10g,10h,10i,10j,10k… 第1ワイヤガイド
10b,10d,10f… 第2ワイヤガイド
12a,12c,12e1,12e2,12g… 第1ワイヤ通路
12b,12d,12f1,12f2… 第2ワイヤ通路
14… エンドカバー
15… 外周カバー
16… 軸方向切り欠き
17… スペーサ用凸部
18… 周方向切り欠き
19… 連結片
20… コイル部
22… ワイヤ
22a… 第1リード
22b… 第2リード
30a… 第1端子(第1保持部)
30b… 第2端子(第2保持部)
31a… 第1コア端接合片
31b… 第2コア端接合片
32a,32c,32e… 第1係止溝
32b,32d,32f… 第2係止溝
32g… 第1係止凸部
32h… 第2係止凸部
34a… 第1爪部
34b… 第2爪部
40… 可動コア体
42… Oリング
50… 回路基板
52… 嵌合用凸部
54… Oリング

Claims (10)

  1. 電子ペンの内部に配置され、軸方向の反対側にそれぞれ位置する第1コア端と第2コア端とを持つコア体と、
    前記コア体の外周に巻回されてコイル部を形成するワイヤとを有する電子ペン用コイル装置であって、
    前記コア体の外周で前記第1コア端の近くには、第1ワイヤガイドが具備してあり、前記コア体の外周で前記第2コア端の近くには、第2ワイヤガイドが具備してあり、
    前記第1ワイヤガイドは、前記コア体の外周から径方向外方に突出し、周方向に沿って少なくとも1つの凹状の第1ワイヤ通路を有し、
    前記第2ワイヤガイドは、前記コア体の外周から径方向外方に突出し、周方向に沿って少なくとも1つの凹状の第2ワイヤ通路を有し、
    前記コア体の前記第1コア端の近くには、前記ワイヤの第1リードと第2リードとを各々保持するワイヤ保持部が具備してある電子ペン用コイル装置。
  2. 電子ペンの内部に配置され、軸方向の反対側にそれぞれ位置する第1コア端と第2コア端とを持つコア体と、
    前記コア体の外周に巻回されてコイル部を形成するワイヤとを有する電子ペン用コイル装置であって、
    前記コア体の外周で前記第1コア端の近くには、第1ワイヤガイドが具備してあり、前記コア体の外周で前記第2コア端の近くには、第2ワイヤガイドが具備してあり、
    前記第1ワイヤガイドは、前記コア体の外周から径方向外方に突出し、周方向に沿って少なくとも1つの凹状の第1ワイヤ通路を有し、
    前記第2ワイヤガイドは、前記コア体の外周から径方向外方に突出し、周方向に沿って少なくとも1つの凹状の第2ワイヤ通路を有し、
    前記ワイヤは、前記第1ワイヤ通路を通して、前記第1ワイヤガイドと前記第2ワイヤガイドとの間に位置する前記コア体の外周にコイル状に巻回されて前記コイル部を形成し、前記第2ワイヤ通路を通して、前記第2ワイヤガイドに係止され、前記第2ワイヤ通路から前記第1ワイヤ通路を通して引き出され、
    前記ワイヤの第1リードと第2リードとが、前記第1ワイヤ通路から前記第1コア端の方向に引き出されていることを特徴とする電子ペン用コイル装置。
  3. 前記ワイヤ保持部と前記第1ワイヤガイドとが一体に成形してある請求項1に記載の電子ペン用コイル装置。
  4. 前記ワイヤ保持部と前記第1ワイヤ通路との間には、前記ワイヤの第1リードおよび第2リードをそれぞれ前記コア体の外周面に押し付けるための治具の先端が入り込むためのスペースが形成してある請求項1または3に記載の電子ペン用コイル装置。
  5. 前記ワイヤ保持部は、第1保持部と第2保持部とを有し、
    前記第1保持部は、第1係止溝を有し、
    前記第2保持部は、第2係止溝を有し、
    前記第1係止溝に、前記ワイヤの第1リードが挟まれて固定してあり、
    前記第2係止溝に、前記ワイヤの第2リードが挟まれて固定してある請求項1、3および4のいずれかに記載の電子ペン用コイル装置。
  6. 前記第1係止溝および第2係止溝の前記コア体の周方向に沿っての位置が、前記第1ワイヤ通路の周方向位置と略一致する請求項5に記載の電子ペン用コイル装置。
  7. 前記第1ワイヤ通路と前記第2ワイヤ通路とは、前記コア体の周方向で同じ位置に形成してある請求項1〜のいずれかに記載の電子ペン用コイル装置。
  8. 前記第2コア端と前記第2ワイヤガイドとの間に位置する前記コア体の外周には、前記ワイヤが1/8周以上で巻回されることにより、前記ワイヤが前記第2ワイヤガイドに係止されている請求項1〜のいずれかに記載の電子ペン用コイル装置。
  9. 前記第1ワイヤガイドの周方向の一部と前記第2ワイヤガイドの周方向の一部とは、前記コア体の外周面を前記軸方向に延びる連結片により連結してあり、
    前記連結片で覆われていない前記コア体の外周と前記連結片の外周とが、前記ワイヤにより巻回してあり前記コイル部を構成している請求項1〜のいずれかに記載の電子ペン用コイル装置。
  10. 前記第1ワイヤガイドと前記第2ワイヤガイドとの間には、第3ワイヤガイドが前記コア体の外周に装着してあり、
    前記第3ワイヤガイドは、前記コア体の外周から径方向外方に突出し、周方向に沿って少なくとも1つの凹状の第3ワイヤ通路を有する請求項1〜のいずれかに記載の電子ペン用コイル装置。
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