JP5974840B2 - シミュレーション方法、シミュレーションプログラム、シミュレータ、加工装置、半導体装置の製造方法 - Google Patents
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Description
Stringモデルでは、法線が隣同士の格子点の位置情報を用いて導出されるため、導出方法は容易である。
反面、Stringモデルでは、その導出方法の持つ特徴のために、急峻な形状変化の追従性が悪く、Stringが交差してしまうことがある。
一般的に、Voxelモデルはモンテカルロ法を用いた計算手法であるため、パターン内のイオンやラジカルといったガス輸送、表面でのミクロな物理現象・化学反応を模擬しやすいことから、Stringモデルに代わる有用な手法として知られている。
1つはモンテカルロ法ベースのモデルであり、もう1つはフラックス法をベースにしたモデルである。
また、この計算時間と、計算精度とは、常にトレードオフの関係にあり、計算時間を短縮しようとすると計算精度が低下する。
従来提案されている、3次元Voxelモデルのイオン輸送モデルでは、計算時間及び計算精度の面で、大きな限界がある。
(1)所定の加工処理の対象となる被加工体の表面の任意の位置に入射する第1のフラックスを前記任意の位置から逆トレースするステップ。
(2)(1)の結果、前記第1のフラックスが前記被加工体の表面の他の位置に当たった場合には、前記他の位置における散乱によって前記第1のフラックスとなる第2のフラックスを算出し、前記第2のフラックスを前記他の位置から逆トレースするステップ。
(3)フラックスの算出と逆トレースを繰り返して、逆トレースしたフラックスが前記被加工体の表面に当たらなくなったら、当該フラックスと前記被加工体に入射するフラックスの角度分布との比較を行い、当該フラックスが前記角度分布以内であれば、前記第1のフラックスから当該フラックスまでのフラックス群について、散乱に寄与したフラックスの量を求めるステップ。
(1)所定の加工処理の対象となる被加工体の表面の任意の位置に入射する第1のフラックスを前記任意の位置から逆トレースする処理。
(2)(1)の結果、前記第1のフラックスが前記被加工体の表面の他の位置に当たった場合には、前記他の位置における散乱によって前記第1のフラックスとなる第2のフラックスを算出し、前記第2のフラックスを前記他の位置から逆トレースする処理。
(3)フラックスの算出と逆トレースを繰り返して、逆トレースしたフラックスが前記被加工体の表面に当たらなくなったら、当該フラックスと前記被加工体に入射するフラックスの角度分布との比較を行い、当該フラックスが前記角度分布以内であれば、前記第1のフラックスから当該フラックスまでのフラックス群について、散乱に寄与したフラックスの量を求める処理。
(1)所定の加工処理の対象となる被加工体の表面の任意の位置に入射する第1のフラックスを前記任意の位置から逆トレースするステップ。
(2)(1)の結果、前記第1のフラックスが前記被加工体の表面の他の位置に当たった場合には、前記他の位置における散乱によって前記第1のフラックスとなる第2のフラックスを算出し、前記第2のフラックスを前記他の位置から逆トレースするステップ。
(3)フラックスの算出と逆トレースを繰り返して、逆トレースしたフラックスが前記被加工体の表面に当たらなくなったら、当該フラックスと前記被加工体に入射するフラックスの角度分布との比較を行い、当該フラックスが前記角度分布以内であれば、前記第1のフラックスから当該フラックスまでのフラックス群について、散乱に寄与したフラックスの量を求めるステップ。
これにより、被加工体に入射するフラックスの角度分布との比較によって、実際には発生しない不要なフラックスを除去して、少ない計算負荷で散乱に寄与したフラックスの量を算出することが可能になる。
これにより、被加工体に入射するフラックスの角度分布との比較によって、実際には発生しない不要なフラックスを除去して、少ない計算負荷で散乱に寄与したフラックスの量を算出することが可能になる。
これにより、被加工体に入射するフラックスの角度分布との比較によって、実際には発生しない不要なフラックスを除去して、少ない計算負荷で散乱に寄与したフラックスの量を算出することが可能になる。
また、被加工体に入射するフラックスを算出する、即ち、フラックス法を採用しているため、従来のモンテカルロ法を用いたシミュレーションよりも、高い計算精度かつ高い計算速度で、被加工体の形状やダメージ等のシミュレーションを行うことができる。
なお、説明は以下の順序で行う。
1.本技術の概要
2.第1の実施の形態(シミュレータ)
3.第2の実施の形態(イオン散乱フラックスの計算)
4.第3の実施の形態(形状シミュレーション)
5.第4の実施の形態(ダメージシミュレーション)
6.第5の実施の形態(シミュレーションソフトウェア)
7.第6の実施の形態(半導体加工装置)
8.第7の実施の形態(半導体加工装置)
9.第8の実施の形態(半導体装置の製造方法)
10.第9の実施の形態(電子機器)
まず、本技術の概要を説明する。
即ち、例えば、被加工体に複数のVoxel又は複数の格子点を含むモデルを適用する。そして、被加工体の表面に存在する、Voxel重心又は格子点から、入射とは逆の方向(例えば、プラズマエッチングのシース領域方向)へ入射イオン軌跡を逆トレースする。(2)第1のフラックスの逆トレースの結果、第1のフラックスが被加工体の表面の他の位置に当たった場合には、その他の位置における散乱によって第1のフラックスとなる第2のフラックスを算出する。そして、第2のフラックスを他の位置から逆トレースする。
即ち、例えば、入射イオン軌跡を逆トレースして、被加工体の表面の他のVoxel重心又は格子点に当たった場合には、飛翔イオンを散乱させる。このときの散乱角は、好ましくは、イオン飛翔軌跡と表面法線ベクトル(エッチレートベクトル)とのなす角度に依存した角度で、イオンをシース方向に再度照射する。
(3)フラックスの算出と逆トレースを繰り返して、逆トレースしたフラックスが被加工体の表面に当たらなくなったら、当該フラックスと被加工体に入射するフラックスの角度分布との比較を行う。そして、当該フラックスが角度分布以内であれば、(逆トレースして得られた、)第1のフラックスから当該フラックスまでのフラックス群について、散乱に寄与したフラックスの量を求める。
即ち、例えば、フラックスのシース領域への最終到達角度θと、イオンフラックスの入射角度分布(IADF:Ion Angular Distribution Function)とを比較し、最終到達角度θが入射角度分布以内であれば、散乱に寄与したイオンのフラックス量を決定する。さらに、該当するVoxel重心又は格子点から、見渡せる空間領域内(被加工体の外の領域内)の角度領域に対して、dΦのステップで(1)〜(3)の各過程を繰り返し、最終的な総イオン散乱フラックスを算出する。
本技術のシミュレーション方法は、上述の各過程の計算を行うものである。
本技術のシミュレーションプログラムは、上述の各過程の処理を情報処理装置に実装して実行させるものである。
本技術のシミュレータは、被加工体に対する所定の加工処理をシミュレーションする演算部を備え、演算部は上述の各過程を含む計算を行うものである。
本技術の加工装置は、被加工体に対して所定の加工処理を行う加工部と、本技術のシミュレータとを備えたものである。
本技術の半導体装置の製造方法は、本技術の加工装置を使用して、半導体装置の少なくとも一部を被加工体として、被加工体に対して所定の加工処理を行う工程を有するものである。例えば、半導体装置の一部の層や一部の領域等を被加工体として、所定の加工処理を行う。
便宜上、ここでは、2次元計算を想定して説明するが、3次元計算への拡張は容易である。また、Voxelモデルを例にとって説明するが、これ以外にもString法やLevel−set法等の形状進展モデルへの応用も、容易に可能である。
図1のフローチャートは、本技術に係るシミュレーション方法において、全体の計算過程を示している。
その後、ステップS12のイオン散乱フラックス計算へ進む。
なお、String法の場合は、Voxelの代わりに格子点を選定する。String法の場合は、以下のステップにおいても、Voxelの代わりに格子点を用い、Voxelの重心位置の代わりに格子点の位置を用いる。
逆トレースして、ステップS15に示すように、他のVoxelとぶつかった時点で、イオン軌跡とそのVoxel持つERベクトル(エッチレートベクトル、即ち法線ベクトル)のなす角に依存して、シース方向に散乱させる。
そして、ステップS16に示すように、散乱させた後のイオン軌跡がシースに到達するまで、同様の伝搬計算を繰り返す。
シースに到達した場合には、ステップS17に進み、入射角度分布IADFを用いて、相当する到達入射角度θでの部分フラックス量を算出する。
次に、ステップS18において、範囲角内の規定のdΦのステップ数まで、ステップS14〜ステップS17を繰り返す。
規定dΦのステップ数に達したら、ステップS19に進み、該当するVoxelへ入射しているフラックスを計算する。このフラックスを含む全フラックス(別途計算されるラジカルの直接・間接入射フラックス、イオンの直接入射フラックス)を用いて、エッチレートを計算する。
次に、ステップS20において、計算を表面に存在している全てのVoxelに実施済かどうかを調べる。そして、まだ実施していないVoxelがある場合には、ステップS13に戻り、次のVoxelを選定する。
全てのVoxelに実施済の場合には、ステップS21に進み、形状進展・ダメージ計算を行う。
図2は、加速電圧とイオン等のフラックスの角度分布との関係を示す図である。図2の角度分布は、IADFにより求められている。図2からわかるように、加速電圧が大きいほど、フラックスの角度範囲が狭くなる。
図3は、あるVoxel(i,j)からの逆トレースを説明する図である。
この過程では、被加工体の表面の任意の位置に入射する第1のフラックスを、任意の位置から逆トレースする。
即ち、例えば図3の構成では、加工形状表面に配置されている任意のVoxel(i,j)の重心から、シース領域方向に向けて、イオンを逆トレースする。その際、トレースの方向は、図3で示した該当するVoxelの重心から見渡せる範囲角[Φ1,Φ2]とする。
これに加えて、計算の高速化のために、図2に示したフラックスが存在する角度範囲によって、さらに絞り込んだ角度範囲内で考え、この範囲内でのdΦステップごとでトレースを行っていく。
なお、本過程においてString法を適用する場合には、Voxelの重心の代わりに格子点を使用する。
図3の各角度の関係を説明する図を、図4に示す。図4では、図3の各角度に対して、補助線や角度φ(i,j)等を追加して、幾何関係を示している。
Voxel(i,j)から照射フラックスを逆トレースして、表面に当たるVoxel(i’,j’)でのERベクトルに関して、照射フラックスと再照射フラックスとは互いに対称であり、ERベクトルと角度αをなす。φ(i’,j’)は、上下方向とVoxel(i’,j’)でのERベクトルとのなす角度である。
図4のような幾何関係を考えると、次の式(1)及び式(2)が成り立つ。
この2つの角度の範囲で、逆トレース計算を実行する。
同様にして、図3のΦ1の範囲に対しても、角度範囲の制限を行う。
従って、これらの範囲内のトレースをdΦステップで行えばよい。
このように、逆トレースを行う際に角度の範囲を制限することにより、逆トレースを効率的に行うことができる。
ここまでの記述は、トレース軌跡が直線である(他の粒子やチャージング効果で生じた電場との相互作用がない)と仮定している。これに対して、チャージング等の効果によって軌道が曲げられる効果を加味して、トレース軌跡を曲線とする場合には、以下の式(5)のように、a(=1+Δ1)というパラメータを導入して、範囲を補正した式を用いる。ここで、Δ1は微小角である。
逆トレースしているときに、被加工体の表面の他の位置に当たった場合に、(その位置での散乱効果を考慮して、)その他の位置における散乱によって第1のフラックスとなる、第2のフラックスを算出する。
即ち、図3の構成では、逆トレースしているときに、加工形状表面に存在している他のVoxelに当たった場合には、散乱の取扱いを行って、散乱前のフラックスを算出する。
なお、本過程においてString法を適用する場合には、Voxelの表面法線ベクトルの代わりに格子点の表面法線ベクトルを使用する。
さらに、散乱後の角度は、入射角度α(鏡面散乱)とするか、もしくは、入射角度αに微小な角度バラツキ(鏡面散乱からのバラツキ)を加味する。この角度バラツキも考慮する場合には、角度範囲が前述した式(5)からずれてくる。その場合には、以下の式(6)のように、b(=1+Δ2)というパラメータを導入して、サーチする角度範囲を広げる。
(1)及び(2)の過程を繰り返し、逆トレースしたフラックスが被加工体の表面に当たらなくなったら、被加工体に入射するフラックスの角度分布との比較を行う。そして、角度分布以内であれば、逆トレースして得られたフラックス群について、散乱に寄与したフラックスの量を求める。
即ち、例えば、図3の構成では、イオンがパターン直上にあるシース領域に到達した場合に、解析式やシースシミュレーションや実測によって得られたIADF(イオンエネルギー、入射角度に依存)から、部分フラックス量を算出する。このとき、シース侵入角θ(図2〜図4を参照)とエネルギー情報を用いて、部分フラックス量を算出する。
各IADFは、考慮しているエネルギー範囲のフラックス総和で規格化しておく。
なお、被加工体に入射するフラックスの角度分布との比較を行った結果、角度分布以内ではない場合には、第1のフラックスからシース領域まで逆トレースしてきた、フラックス群を部分フラックス量の算出対象とはしない。
即ち、例えば、図3の構成では、シース侵入角θが、図2に示したような実際に発生するフラックスの角度分布よりも大きい場合には、Voxel(i,j)からシース領域までの2本のフラックスを部分フラックス量の算出対象から外す。
さらに、被加工体の上面の開口した領域からVoxel(i,j)へ直接入射するイオンを、IADFから導出することによって、Voxel(i,j)へのイオンの直接入射フラックスΓi dを計算する。なお、本過程においてString法を適用する場合には、Voxel(i,j)の代わりに格子点(i,j)を使用する。
そして、これら2つのフラックスの和が計算初期に設定したイオンフラックス値Γi 0となるように、規格化する。
即ち、規格化によって最終的に得られる、イオン散乱フラックス(Γi s’)及び直接入射フラックス(Γi d’)は、次の式(7)及び式(8)のようになる。
上述した計算方法は、フラックス法をベースとして、被加工体の表面の任意の位置(例えば、該当する位置に存在するVoxel重心)を起点として、その位置に入射するフラックスをイオンの飛翔軌跡として、イオンの飛翔軌跡を逆トレースするものである。
フラックスをイオンの飛翔軌跡とした場合には、逆トレースを行う際に、イオンの軌道、散乱時の表面反応効果を考慮したイオンの物理量(例えば、運動エネルギー)の変動、再放射角度、IADFの角度制限を参照した逆トレースの有効な範囲を、考慮する。
そして、上述した計算方法は、イオンの飛翔軌跡を逆トレースし、逆トレースの有効な範囲を考慮するので、計算負荷を低減して、計算を高速化(2次元で〜Nオーダー、3次元で〜N2オーダー)することができる。
第1の実施の形態のシミュレータの概略構成図(ブロック図)を、図5に示す。
図5に示すシミュレータは、入力部11と、演算部12と、出力部14とを備えている。
入力部11は、被加工体に対して所定の加工処理を行う際の加工の条件を取得して、演算部12に入力するものである。
演算部12は、形状・ダメージ演算部13を有している。
形状・ダメージ演算部13では、入力部11を介して入力された加工条件に基づいて、例えば、図1に示した計算方法によるシミュレーションを用いて、被加工体の形状進展やダメージの計算を行う。
所定のシミュレーションプログラムを用いる場合には、形状・ダメージ演算部13を、例えば、CPU(Central Processing Unit)等の演算装置で構成する。そして、シミュレーションプログラムを外部から読み込み、読み込んだプログラムを実行することにより、計算処理が実行される。
シミュレーションプログラムは、例えば、図示しないデータベースや、別途設けられる例えばROM(Read Only Memory)等の記憶部に格納することができる。そして、シミュレーションプログラムを、例えば、データベースや別途設けられた記憶部等に予め実装した構成にしても良く、外部から取得して例えばデータベースや別途設けられた記憶部等に実装する構成にしても良い。なお、外部からシミュレーションプログラムを取得する場合には、シミュレーションプログラムを、光ディスクや半導体メモリ等の媒体から配布しても良く、インターネット等の伝送手段を介してダウンロードしても良い。
出力部14は、例えば、シミュレーションの結果を表示する表示装置、シミュレーションの結果を印刷して出力する印刷装置、シミュレーションの結果を記録する記録装置等の装置のうちの1種、もしくは、2種以上を適宜組み合わせて構成される。
なお、本実施の形態では、シミュレータが出力部14を備えた構成を説明するが、本技術では出力部がシミュレータの外部に設けられた構成とすることも可能である。
なお、計算処理に必要となる各種パラメータを外部から随時入力する場合には、データベース部を設けなくても良い。
次に、第2の実施の形態として、本技術を具体的な加工処理に適用した場合のイオン散乱フラックスの計算を説明する。
本実施の形態では、CCP(Capacitively Coupled Plasma)ドライエッチング装置によって、SiO2膜の2次元コンタクトホールのエッチングを行う場合のイオン散乱フラックスを計算する。
図6は、SiO2膜上にマスクのパターンを形成し、マスクで覆われていない部分のSiO2膜をエッチングにより加工して、コンタクトホールを形成している途中の状態を示している。
全体を正方形のVoxelに分けて、図6では、ホールの底面の1つのVoxelに入射するイオンを、逆トレースする過程を断面図で示している。
ガス種及び流量:C4F8/O2/Ar=11/8/400sccm
圧力:30mTorr
Vpp=1450V
ウェハ温度:30℃
Voxelに入射するイオンとしては、CF+,CF3 +,CF2 +,C2F4 +,F+,Ar+が挙げられる。
Voxelに入射するラジカルとしては、CF2,CF,F,CF3,Oが挙げられる。
図7は、法線ベクトルを算出するための計算モデルの一例を示し、図8は、あるVoxelにおける法線ベクトルの計算例を示している。
ある角度方向iで入射してきたフラックスベクトルΓ(i)を、図7に示すように、互いに直交する単位ベクトル成分exとey(3次元の場合は、単位ベクトル成分ex,ey,ez)の方向に分離する。その他の角度方向から入射してくるフラックスにも、ある角度ステップ毎に同様の作業を行い、ex成分毎、ey成分毎に、それぞれ足し合わせる。
最後に、式(9)に示すように、ex方向とey方向のフラックス成分の線形合成を行い、その合成ベクトルΓavgの方向を法線方向と定義し、法線ベクトルとする。また、法線ベクトルの絶対値|Γavg|を、そのVoxelへの総フラックス量とする。
図8に示すようにした導出した法線ベクトルは、2次元Stringモデルで得られる法線ベクトル(隣接する2つの格子点の位置情報から導出される)と一致した。
参考文献1:N.Kuboi, T.Tatsumi, S.Kobayashi, J.Komachi, M.Fukasawa, T.Kinoshita, and H.Ansai: "Numerical Simulation Method for Plasma-Induced Damage Profile in SiO2 Etching", Japanese journal of applied physics : JJAP 50(11), 116501-1-9, 2011-11
その他のVoxelに対しても、同様にフラックス計算を行ったところ、最終的なイオン散乱フラックスは、イオン直接入射フラックスの〜10%であった。
次に、第3の実施の形態として、イオン散乱効果を加味した形状シミュレーションの一形態を説明する。
第3の実施の形態の形状シミュレーションに係る図を、図9に示す。
図9では、2つのパターン構造について、実際にエッチングを行った後にSEM(走査型電子顕微鏡)で観察した断面構造と、本技術に係るシミュレーションを行った結果得られる断面構造とを示している。シミュレーションの結果は、イオンの散乱を考慮しない場合と、イオンの散乱を加味した場合とで、それぞれの断面構造を示している。
本実施の形態の形状シミュレーションでは、第2の実施の形態で得られた、法線及び法線の方向へのフラックス量を用いて、また深さ方向を考慮した表面反応モデルを用いて、各Voxelでの反応堆積物の膜厚とエッチレートを算出し、形状進展を計算した。法線方向へのフラックス量は、イオンの散乱と直接入射、ラジカルの直接入射・間接入射を含む。表面反応モデルとしては、例えば、特開2012−134271号公報(図2〜図3等)に示されているモデルを挙げることができ、本実施の形態では、同公報に示されているモデルを使用した。
次に、第4の実施の形態として、イオン散乱効果を加味したダメージシミュレーションの一形態を説明する。
第4の実施の形態を、図10〜図11を参照して説明する。
図10に示すように、シリコン基板上に形成されたSiO2層に、マスクを用いたエッチングにより、シリコン基板に達するコンタクトホールを形成している。
コンタクトホールの径は200nm、コンタクトホールのアスペクト比は3.5として、第3の実施の形態と同様な計算手法での形状進展計算により、シミュレーションを行った。
図10に示したコンタクトホールの下部の表面領域を拡大して、時間経過とそれぞれの時点でのシミュレーション結果を、図11に示す。図11において、+0.0sより前がメインエッチングに相当し、+0.0sより後がオーバーエッチに相当する。
次に、第5の実施の形態として、本技術に係るシミュレーションソフトウェア(プログラム)の一形態を説明する。
第5の実施の形態のシミュレーションソフトウェア(プログラム)の概念図を、図12に示す。
演算エンジン部22は、入力部23と、プラズマ状態演算部24と、シース加速演算部25と、開口率演算部26と、フラックス演算部27と、形状・ダメージ演算部28と、出力部29の各モジュールから構成される。
入力部23は、初期条件の値を演算エンジン部22に受け渡すために設けられている。
プラズマ状態演算部24では、初期条件を基にバルクプラズマ中での各ガス種(イオンとラジカル)の密度が計算される。
シース加速演算部25では、バルクプラズマで生成されたイオンのシース内加速(ラジカルとの衝突も含む)された終状としてのイオンのエネルギー分布(IEDF:)とパターンへの入射角度分布IADFが計算される。これらに対しては、実測等から得られるデータベースを用いても良い。
開口率演算部26では、GDSデータと膜厚情報から、ウェハ開口率(ウェハ内のマスクの開口率)及びSemi−local開口率(チップレベルのマスクの開口率)のフラックスへの影響(互いに線形関係を持つ)を計算する。
フラックス演算部27では、イオンとラジカルの入射フラックスから、図1に示した計算フローに従って、フラックスが計算される。
形状・ダメージ演算部28では、フラックス演算部27で計算されたフラックスを用いて、形状・ダメージ分布が計算される。
また、GUI30によってこれらの結果の可視化を行うこともできる。
データ出力や可視化は、計算中にリアルタイムに行われても構わない。
次に、第6の実施の形態として、本技術に係る半導体加工装置の一形態を説明する。
第6の実施の形態の半導体加工装置の概念図を、図13に示す。
加工チャンバー32はCCPである。ただし、ICP(Inductively Coupled Plasma)、ECR(Electron Cyclotron Resonance)型、その他のプラズマ生成機構を有するものでもかまわない。
形状・ダメージ演算部46は、図示しないが、さらに、本技術の手法を含むフラックスモジュール、Voxelサイズ最適化モジュール、法線モジュール、エッチレート・ダメージモジュール、形状進展モジュール、ダメージ割り当てモジュールとからなる。
Voxelサイズ最適化モジュールは、シミュレーションに使用するVoxelサイズを最適化する。例えば、初期フラックスと表面の法線ベクトルを用いて、深さ方向を考慮した表面反応モデルを解くことでt=0での反応速度を計算して、Voxelサイズを最適化する。
法線モジュールは、前述した、図7の説明のようにして法線ベクトルの計算を行うモジュールである。
エッチレート・ダメージモジュールは、特開2012−134271号公報に示されている表面反応モデルのような、モデルを用いたダメージ計算を行うモジュールである。
形状進展モジュールは、導出した反応速度を用いて、形状を進展させる。
ダメージ割り当てモジュールは、計算された法線ベクトルとダメージを用いて、法線ベクトルに基づいて、ダメージを各Voxelに割り当てる。
サンプリング速度は、例えば、0.1秒である。
加工中にこれらによって取得される情報、さらにはレシピ情報31が、シミュレーションシステム42に送られ、ガス密度とイオンエネルギーが計算される。
さらに、GDS・膜厚情報41を用いて、開口率演算部44で算出されるウェハ開口率並びにSemi−local開口率のフラックスへの寄与(互いに線形関係を持つ)を加味して、図1の計算フローに従って、計算が行われる。
加工中、逐次このプロセスを繰り返し、GUI37を用いた可視化システムによって、リアルタイムに形状変化とダメージ分布の予測を確認しながら、実際の加工を行うことができる。
次に、第7の実施の形態として、本技術に係る半導体加工装置の他の形態を説明する。
第7の実施の形態の半導体加工装置の概念図を、図14に示す。
サンプリング速度は、例えば0.1秒である。
加工中にこれらによって取得される情報、さらにはレシピ情報が、シミュレーションシステム51に送られ、ガス密度とイオンエネルギーが計算される。
計算時間が実加工時間よりも十分小さければ、すべてリアクターシミュレーションによって求めても良い。
さらに、GDS・膜厚情報41を用いて、開口率演算部44で算出されるウェハ開口率並びにSemi−local開口率のフラックスへの寄与(互いに線形関係を持つ)を加味して、フラックス、エッチレート・ダメージ分布を図1の計算フローによって計算する。例えば、エッチレート・ダメージを導出するモデルは、特開2012−134271号公報に示されているモデルを用いることができる。
所望のスペックから外れた場合としては、例えば、線幅変動値が所望70nmの±10%以上で、ダメージ量が所望1011・cm2の50%増加した場合が挙げられる。
プロセスパラメータは、例えば、ガス流量、ガス圧力、印加パワー、ウェハ温度の順に値を振って図1に示した計算を行う。
得られた補正条件は、制御システム38に引き渡され、加工チャンバー32の該当パラメータを変更して加工を継続する。
もし、シミュレーションで、所望のスペックを満たす解が見つからない場合には、アラート信号をFDC/FESシステムに送り、装置を停止させる。
次に、第8の実施の形態として、本技術に係る半導体装置の製造方法の一形態を説明する。
第8の実施の形態の半導体装置の製造方法の概念図(フローチャート)を、図15に示す。
次に、ステップS32において、レシピ条件を入力する。
次に、エッチング装置において、ステップS33のシミュレーションシステムによる予測と、ステップS36のチャンバー内でのエッチングとが、並行して行われる。
シミュレーションシステムでは、続いて、ステップS34に進み、プロセス(プロセス条件)の補正が必要かどうか、判断される。
判断の結果、プロセスの補正が不要の場合には、ステップS33に戻り、予測を続行する。判断の結果、プロセスの補正が必要となった場合には、ステップS35に進み、制御システムにおいてプロセス補正値を求める。
そして、求めたプロセス補正値に基づいて、プロセス条件の補正を行って、ステップS36において、補正したプロセス条件でチャンバー内でのエッチングを続行する。
次に、ステップS37において、エッチングの終了時間となったかどうか判断される。終了時間となっていない場合には、ステップS36に戻り、エッチングを続行する。終了時間となっている場合には、エッチング装置での操作を終了し、ステップS38に進む。
次に、ステップS38において、ウェハロットを回収し、製造を終了する。
ウェハ開口率:80%
(BARCエッチングステップ)
Cl2ガス:20sccm
O2ガス:20sccm
ソース電力:200W
バイアス電力:70W
圧力:20mTorr
下部電極温度:55℃
(ポリシリコンエッチングステップ)
HBrガス:150sccm
O2ガス:2sccm
ソース電力:200W
バイアス電極:100W
圧力:15mTorr
下部電極温度:55℃
また、本技術は、半導体装置の加工や製造に限らず、有機材料や無機材料を含む被加工体に対して、所定の加工処理を行う場合に適用することができる。
さらにまた、半導体装置を備えた各種の電子機器において、その電子機器の半導体装置の製造工程に本技術を適応することができる。
本技術において、被加工体に照射するフラックスは、イオンに限定されるものではなく、ラジカル等のその他の粒子や、紫外線を、フラックスとして被加工体に照射する構成とすることも可能である。
次に、第9の実施の形態の電子機器について説明する。
第9の実施の形態の電子機器の概略構成図(ブロック図)を、図16に示す。
イメージセンサ1の製造(エッチング工程部分)には、第8の実施の形態の製造方法を適用する。
シャッタ装置211は、イメージセンサ1への光照射期間及び遮光期間を制御する。
駆動回路212は、イメージセンサ1の転送動作及びシャッタ装置211のシャッタ動作を制御する駆動信号を供給する。駆動回路212から供給される駆動信号(タイミング信号)により、イメージセンサ1の信号転送を行う。
信号処理回路213は、各種の信号処理を行う。信号処理が行われた映像信号は、メモリ等の記憶媒体に記憶され、あるいは、モニタに出力される。
(1)所定の加工処理の対象となる被加工体の表面の任意の位置に入射する第1のフラックスを前記任意の位置から逆トレースするステップと、前記第1のフラックスの逆トレースの結果、前記第1のフラックスが前記被加工体の表面の他の位置に当たった場合には、前記他の位置における散乱によって前記第1のフラックスとなる第2のフラックスを算出し、前記第2のフラックスを前記他の位置から逆トレースするステップと、フラックスの算出と逆トレースを繰り返して、逆トレースしたフラックスが前記被加工体の表面に当たらなくなったら、当該フラックスと前記被加工体に入射するフラックスの角度分布との比較を行い、当該フラックスが前記角度分布以内であれば、前記第1のフラックスから当該フラックスまでのフラックス群について、散乱に寄与したフラックスの量を求めるステップと、を含む計算を情報処理装置によって行うシミュレーション方法。
(2)前記被加工体の表面を複数のVoxelを含むVoxelモデルを用いて表し、前記任意の位置及び前記他の位置を、前記Voxelの重心の位置とする前記(1)に記載のシミュレーション方法。
(3)前記被加工体の表面を複数の格子点を含むStringモデルを用いて表し、前記任意の位置及び前記他の位置を、前記格子点の位置とする前記(1)に記載のシミュレーション方法。
(4)フラックスを逆トレースする際に、トレースの軌跡を、フラックスへの作用を加味した曲線とする前記(1)から(3)のいずれかに記載のシミュレーション方法。
(5)前記第1のフラックスから前記第2のフラックスを算出する際に、前記他の位置の表面の法線ベクトルと前記第1のフラックスとのなす角度に依存して、前記第2のフラックスを算出する前記(1)から(4)のいずれかに記載のシミュレーション方法。
(6)前記第1のフラックスから前記第2のフラックスを算出する際に、前記他の位置の表面に存在する堆積膜の膜厚に依存して、フラックスのエネルギー損失を加味する前記(1)から(5)のいずれかに記載のシミュレーション方法。
(7)前記第1のフラックスから前記第2のフラックスを算出する際に、入射するフラックスの粒子の質量と前記他の位置の表面の膜を構成する原子の質量に依存してエネルギー分配する、前記(1)から(6)のいずれかに記載のシミュレーション方法。
(8)前記散乱は、鏡面散乱とする、又は、鏡面散乱に角度ばらつきを加味する、前記(1)から(7)のいずれかに記載のシミュレーション方法。
(9)解析式、シースシミュレーションの結果、実測に基づくデータベース、の少なくともいずれかを用いて、前記フラックスの角度分布を得る前記(1)から(8)のいずれかに記載のシミュレーション方法。
(10)イオン散乱フラックスを求め、それを用いた表面反応を解くことによって、エッチレートを算出するステップをさらに含む前記(1)から(9)のいずれかに記載のシミュレーション方法。
(11)算出した前記エッチレートを用いて、形状進展、及び/又は、ダメージ(結晶欠陥)分布を計算するステップをさらに含む前記(10)に記載のシミュレーション方法。
(12)所定の加工処理の対象となる被加工体の表面の任意の位置に入射する第1のフラックスを前記任意の位置から逆トレースする処理と、前記第1のフラックスの逆トレースの結果、前記第1のフラックスが前記被加工体の表面の他の位置に当たった場合には、前記他の位置における散乱によって前記第1のフラックスとなる第2のフラックスを算出し、前記第2のフラックスを前記他の位置から逆トレースする処理と、フラックスの算出と逆トレースを繰り返して、逆トレースしたフラックスが前記被加工体の表面に当たらなくなったら、当該フラックスと前記被加工体に入射するフラックスの角度分布との比較を行い、当該フラックスが前記角度分布以内であれば、前記第1のフラックスから当該フラックスまでのフラックス群について、散乱に寄与したフラックスの量を求める処理とを情報処理装置に実装して実行させるシミュレーションプログラム。
(13)被加工体に対する所定の加工処理をシミュレーションする演算部を備えたシミュレータであって、前記(1)から(11)のいずれかに記載のシミュレーション方法の計算を行う、前記演算部を含むシミュレータ。
(14)被加工体に対して所定の加工処理を行う加工部と、前記(13)に記載のシミュレータと、を備えた加工装置。
(15)前記シミュレータは、前記所定の加工処理を行う際の加工条件を取得する入力部を有し、前記入力部が取得する加工条件として、前記加工部における加工処理をモニタリングすることによって得られた情報が含まれる前記(14)に記載の加工装置。
(16)前記シミュレータで得られたシミュレーションの結果に基づいて、前記加工部における前記所定の加工処理の処理条件を補正する制御部をさらに備えた前記(14)または(15)に記載の加工装置。
(17)前記(14)から(16)のいずれかに記載の加工装置を使用して、半導体装置の少なくとも一部を前記被加工体として、前記被加工体に対して前記所定の加工処理を行う工程を有する半導体装置の製造方法。
Claims (17)
- 所定の加工処理の対象となる被加工体の表面の任意の位置に入射する第1のフラックスを前記任意の位置から逆トレースするステップと、
前記第1のフラックスの逆トレースの結果、前記第1のフラックスが前記被加工体の表面の他の位置に当たった場合には、前記他の位置における散乱によって前記第1のフラックスとなる第2のフラックスを算出し、前記第2のフラックスを前記他の位置から逆トレースするステップと、
フラックスの算出と逆トレースを繰り返して、逆トレースしたフラックスが前記被加工体の表面に当たらなくなったら、当該フラックスと前記被加工体に入射するフラックスの角度分布との比較を行い、当該フラックスが前記角度分布以内であれば、前記第1のフラックスから当該フラックスまでのフラックス群について、散乱に寄与したフラックスの量を求めるステップと、
を含む計算を情報処理装置によって行う
シミュレーション方法。 - 前記被加工体の表面を複数のVoxelを含むVoxelモデルを用いて表し、前記任意の位置及び前記他の位置を、前記Voxelの重心の位置とする請求項1に記載のシミュレーション方法。
- 前記被加工体の表面を複数の格子点を含むStringモデルを用いて表し、前記任意の位置及び前記他の位置を、前記格子点の位置とする請求項1に記載のシミュレーション方法。
- フラックスを逆トレースする際に、トレースの軌跡を、フラックスへの作用を加味した曲線とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のシミュレーション方法。
- 前記第1のフラックスから前記第2のフラックスを算出する際に、前記他の位置の表面の法線ベクトルと前記第1のフラックスとのなす角度に依存して、前記第2のフラックスを算出する請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のシミュレーション方法。
- 前記第1のフラックスから前記第2のフラックスを算出する際に、前記他の位置の表面に存在する堆積膜の膜厚に依存して、フラックスのエネルギー損失を加味する請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のシミュレーション方法。
- 前記第1のフラックスから前記第2のフラックスを算出する際に、入射するフラックスの粒子の質量と前記他の位置の表面の膜を構成する原子の質量に依存してエネルギー分配する、請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載のシミュレーション方法。
- 前記散乱は、鏡面散乱とする、又は、鏡面散乱に角度ばらつきを加味する、請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載のシミュレーション方法。
- 解析式、シースシミュレーションの結果、実測に基づくデータベース、の少なくともいずれかを用いて、前記フラックスの角度分布を得る請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載のシミュレーション方法。
- イオン散乱フラックスを求め、それを用いた表面反応を解くことによって、エッチレートを算出するステップをさらに含む請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載のシミュレーション方法。
- 算出した前記エッチレートを用いて、形状進展、及び/又は、ダメージ(結晶欠陥)分布を計算するステップをさらに含む請求項10に記載のシミュレーション方法。
- 所定の加工処理の対象となる被加工体の表面の任意の位置に入射する第1のフラックスを前記任意の位置から逆トレースする処理と、
前記第1のフラックスの逆トレースの結果、前記第1のフラックスが前記被加工体の表面の他の位置に当たった場合には、前記他の位置における散乱によって前記第1のフラックスとなる第2のフラックスを算出し、前記第2のフラックスを前記他の位置から逆トレースする処理と、
フラックスの算出と逆トレースを繰り返して、逆トレースしたフラックスが前記被加工体の表面に当たらなくなったら、当該フラックスと前記被加工体に入射するフラックスの角度分布との比較を行い、当該フラックスが前記角度分布以内であれば、前記第1のフラックスから当該フラックスまでのフラックス群について、散乱に寄与したフラックスの量を求める処理と、
を情報処理装置に実装して実行させるシミュレーションプログラム。 - 被加工体に対する所定の加工処理をシミュレーションする演算部を備えたシミュレータであって、
請求項1〜請求項11のいずれか1項に記載のシミュレーション方法の計算を行う、前記演算部を含む
シミュレータ。 - 被加工体に対して所定の加工処理を行う加工部と、
請求項13に記載のシミュレータと、
を備えた加工装置。 - 前記シミュレータは、前記所定の加工処理を行う際の加工条件を取得する入力部を有し、前記入力部が取得する加工条件として、前記加工部における加工処理をモニタリングすることによって得られた情報が含まれる請求項14に記載の加工装置。
- 前記シミュレータで得られたシミュレーションの結果に基づいて、前記加工部における前記所定の加工処理の処理条件を補正する制御部をさらに備えた請求項14または請求項15に記載の加工装置。
- 請求項14〜請求項16のいずれか1項に記載の加工装置を使用して、
半導体装置の少なくとも一部を前記被加工体として、前記被加工体に対して前記所定の加工処理を行う工程を有する
半導体装置の製造方法。
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