JP5974594B2 - 冷却器 - Google Patents

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Description

この発明は、半導体素子または半導体モジュールを用いた半導体装置の冷却器に関するものである。
半導体素子は、この半導体素子の動作時の通電に伴い大きな熱が発生する。この発生した熱の影響を受ける状況において、半導体素子を安定的に動作させるためには、半導体素子を冷却することが必要である。半導体素子の冷却のための冷却器としては、外部より冷媒を強制通流させる液冷式冷却器が知られており、その冷媒流路には、各種パターンがある。
従来の冷却器では、冷却用の冷媒が流れる冷却媒体流路を渦巻状に構成し、往路と復路を交互に構成することで冷却器全体として均一な冷却器を実現している(例えば、特許文献1参照)。また、別の従来の冷却器では、冷却器全体に対して流路を構成し、冷媒が流れる主管から突出した補助管による衝突噴流を半導体素子(IGBT:Insulated Gate Bipolar Transistor)の直下部に衝突させることで冷却性能の向上を実現している(例えば、特許文献2参照)。
特公平7−112034号公報(第2−3頁、第1図) 特許4649359号(第4−9頁、第1図)
特許文献1の従来の冷却器では、冷却冷媒が流れる流路を渦巻き状に形成するため、複雑な流路となり冷却器のサイズが大きくなる。また、流路長が長いため、流入口と流出口とでの温度差が生じるために冷却性能が劣化してしまうという問題点があった。さらに、特許文献2の従来の冷却器では、冷却器全体に対して流路が構成されるために、流路長が長くなり冷媒の圧力損失が発生し、冷媒の圧力損失を保障して冷却能力確保のためには、高性能なポンプが必要であるという問題点があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、冷媒の不要な温度上昇を回避でき、また、冷媒の圧力損失も低減できるため、少ない流量で高い冷却性能を実現することが可能となる。
この発明に係る冷却器は、半導体装置を冷却する冷却器であって、前記半導体装置の設置面と、前記冷却器の外周部に配置された冷媒流入口と、前記冷却器の外周部に配置された冷媒流出口と、前記冷却器の内部に配設された第一の流路と、前記冷却器の内部に配設された第二の流路と、前記第一の流路および前記第二の流路よりも前記設置面側に配置された複数の冷媒流路と、前記第一の流路と前記冷媒流路とを接続し、前記冷媒流路の断面積より小さい断面積を有する第三の流路と、前記第二の流路と前記冷媒流路とを接続する第四の流路と、前記冷却器の外周部に配置された第二の冷媒流入口または第二の冷媒流出口に接続された第五の流路と、前記複数の冷媒流路のうちの一つの冷媒流路に接続され、前記第五の流路と前記冷媒流路とを接続する第六の流路と、を備えたことを特徴とする冷却器。

この発明は、前記第一の流路および前記第二の流路よりも前記設置面側に配置された冷媒流路と、前記第一の流路と前記冷媒流路とを接続し、前記冷媒流路の断面積より小さい断面積を有する第三の流路と、前記第二の流路と前記冷媒流路とを接続する第四の流路とを備えたので、冷媒の不要な温度上昇を回避でき、また冷媒の圧力損失も低減できるため、高い冷却性能を実現することが可能となる。
この発明の実施の形態1における冷却器の内部構造を示す図である。 この発明の実施の形態2における冷却器の内部構造を示す図である。 この発明の実施の形態3における冷却器の内部構造を示す図である。 この発明の実施の形態4における冷却器の内部構造を示す図である。 この発明の実施の形態4における電動機一体型電力変換装置を示す概略図である。 この発明の実施の形態5における冷却器の内部構造を示す図である。 この発明の実施の形態5における電動機一体型電力変換装置を示す概略図である。 この発明の実施の形態6における冷却器の積層構造を示す図である。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1における冷却器の内部構造を示す図である。図1(a)は、冷却器の平面図である。図1(b)は冷却器の線Aにおける断面図である。はじめに、この実施の形態1における冷却器の内部構造について説明する。図1(a)に示すように、冷却器100は、冷媒流入口101、第一の流路102、第二の流路103、冷媒流出口104、第三の流路111,121,131、半導体装置である電力変換用半導体素子または電力変換用半導体モジュールを冷却するための冷媒流路112,122,132、第四の流路113,123,133、冷却板110で構成される。図1(b)に示すように、電力変換用半導体素子または電力変換用半導体モジュール1002は冷媒流路122上方側の設置面150上に設置される。
冷却器100内における主な冷媒の流路は、冷媒流入口101と連通され円弧状の流路を有する第一の流路102と、冷媒流出口104と連通され円弧状の流路を有する第二の流路103との2流路であり、第一の流路102は第二の流路103の内側に配置される。第三の流路111,121,131は、第一の流路102から垂直上方向(設置面150方向)に分岐して形成される。この第三の流路111,121,131にそれぞれ連通して、冷媒流路112,122,132は形成され、これらの冷媒流路112,122,132の断面積は、第三の流路111,121,131の断面積よりも大きくなるように設定される。冷媒流路112,122,132は、設置面150上に周回状に設置される電力変換用半導体素子または電力変換用半導体モジュール(図示せず)の下方側に配置される。第四の流路113,123,133は、第二の流路103から垂直上方向に分岐して形成される。この第四の流路113,123,133にそれぞれ連通して、冷媒流路112,122,132は形成され、これらの冷媒流路112,122,132の断面積は、第四の流路113,123,133の断面積よりも大きくなるように設定される。
冷媒は、冷媒流入口101から冷却器100内へ流入され、第一の流路102を流れ、その一部は第三の流路111、冷媒流路112、第四の流路113を介して第二の流路103へと流れ、冷媒流出口104から冷却器100外へ流出される。また、第一の流路102を流れる冷媒のうち、第三の流路111の方に分岐されない分はその先に流れ、第三の流路121、冷媒流路122、第四の流路123を介して第二の流路103へと流れ、冷媒流出口104から冷却器100外へ流出される。そして、第一の流路102を流れる冷媒のうち、第三の流路121の方に分岐されない分はその先に流れ、第三の流路131、冷媒流路132、第四の流路133を介して第二の流路103へと流れ、冷媒流出口104から冷却器100外へ流出される。このとき、それぞれの冷媒流路112,122,132に流入した冷媒は、その冷媒流路112,122,132内の上方の面、すなわち設置面150に設置された電力変換用半導体素子または電力変換用半導体モジュール(図示せず)に対向する面160側に衝突噴流として衝突しながら進入する。このように進入してきた冷媒は冷媒流路112,122,132から冷却板110を冷却し、この冷却板110の上方側の設置面150に設置された電力変換用半導体素子または電力変換用半導体モジュール(図示せず)を冷却する。そして、冷媒はこのような冷却過程を経て、第三の流路113,123,133を経由し、第二の流路103に合流し、冷媒流出口104より冷却器100の外へ流出する。
以上のように構成された冷却器においては、円弧状の流路を有する第一の流路を、円弧状の流路を有する第二の流路の内側に形成することで流路距離を短く設計できる。そのため、低温で流入した冷媒が冷媒流路に到達するまでの温度上昇を回避でき、流路距離を短くできるため、冷媒の圧力損失の低減も可能となる。
また、冷媒は限定された第三の流路、第四の流路を流れるため、少ない流量で冷媒流路内の冷媒を交換可能である。少ない流量で高い冷却性能を発揮できるため、冷媒の節約が可能となる。そのため、高性能なポンプを必要とせず冷却器の冷却性能を向上させることが可能となる。そのため、冷却性能が高く、小型化、薄型化が可能な冷却器を実現できる。さらに、冷却流路としては、電力変換用半導体素子または電力変換用半導体モジュールに合わせて冷却に最適な形状、最適な個数があれば良い。さらに、冷媒の流路の断面積を大きくし、衝突噴流としたことにより、効率よく冷媒を供給できるので冷却性能を向上させることが可能となる。なお、本実施の形態1では、第三の流路は、第一の流路から垂直上方向に分岐して形成されるとしたが、分岐の方向としては、垂直上方向に限定されるものではなく、冷却能力が得られる向きに分岐されていれば良い。また、冷却器として、冷却能力に余裕がある場合、冷媒流入口と第二の流路とが接続され、冷媒流出口と第一の流路とが接続される逆の構成でも良く、その場合は冷媒の流れが本実施の形態1とは逆になる。
実施の形態2.
図2は、この発明の実施の形態2における冷却器の内部構造を示す図である。図2(a)は、冷却器の平面図である。図2(b)は冷却器の線Aにおける断面図である。はじめに、この実施の形態2における冷却器の内部構造について説明する。図2(a)に示すように、冷却器200は、冷媒流入口201、第一の流路202、第二の流路203、冷媒流出口204、第五の流路205、第二の冷媒流出口206、第三の流路211,221,231、半導体装置である電力変換用半導体素子または電力変換用半導体モジュールを冷却するための冷媒流路212,222,232、第四の流路213,223、第六の流路233、冷却板210で構成されている。図2(b)に示すように、電力変換用半導体素子または電力変換用半導体モジュール2002は冷媒流路222上方側の設置面250上に配置される。
本実施の形態2においては、冷媒は冷媒流入口201から流入され、冷媒流路212と冷媒流路232との間に形成された第一の流路202の分岐点で、冷媒流路212,222方向と冷媒流路232方向とに分岐し、電力変換用半導体素子または電力変換用半導体モジュール(図示せず)の冷却後の冷媒の流路を第三の流路213,223介して第二の流路203と、第六の流路233を介して第五の流路205とし、冷媒流出口204と第二の冷媒流出口206を設けたことが実施の形態1からの変更点である。このような構成にすることで、冷媒をより短い距離の流路を用いて冷媒流路へ供給することができ、冷媒の温度上昇を抑制することが可能となる。その結果、冷却器の冷却能力を向上することができる。
冷媒は、冷媒流入口201から第一の流路202を通って冷却器200内へ流入される。第一の流路202は冷媒器200の内部で分岐され、第三の流路211,221と第三の流路231との2方向へ流れる。一方は、第一の流路202を流れ、その一部は第三の流路211、冷媒流路212、第四の流路213を介して第二の流路203へと流れ、冷媒流出口104から冷却器200外へ流出される。また、第一の流路102を流れる冷媒のうち、第三の流路211の方に分岐されない分はその先に流れ、第三の流路221、冷媒流路222、第四の流路223を介して第二の流路203へと流れ、冷媒流出口204から冷却器200外へ流出される。また、他方は、第一の流路202を流れ、第三の流路231、冷媒流路232、第六の流路233を介して、第五の流路205へと流れ、第二の冷媒流出口206から冷却器200外へ流出される。冷媒による電力変換用半導体素子または電力変換用半導体モジュールの冷却処理は、実施の形態1と同様であり、それぞれの冷媒流路212,222,232に流入した冷媒は、その冷媒流路212,222,232内の上方の面、すなわち設置面250に設置された電力変換用半導体素子または電力変換用半導体モジュール(図示せず)に対向する面260側に衝突噴流として衝突しながら進入する。このように進入してきた冷媒は、冷媒流路212,222,232から冷却板210を冷却し、この冷却板210の上方側の設置面250に設置された電力変換用半導体素子または電力変換用半導体モジュール(図示せず)を冷却する。
以上のように構成された冷却器においては、実施の形態1での効果に加えて、第一の流路が途中で分岐されており、周回状に設置されている電力変換用半導体素子または電力変換用半導体モジュール(図示せず)の下方側の位置に、より短い距離の流路で到達できる。そのため、低温で流入する冷媒が冷媒流路に到達するまでの温度上昇をさらに低減でき、流路距離を短くできるため、冷媒の圧力損失も低減することが可能となり、冷却器の冷却性能を向上させることが可能となる。なお、本実施の形態2では、第一の流路が冷媒流入口に接続し、第二の流路と第五の流路とが冷媒流出口に接続したが、第一の流路が冷媒流出口に接続し、第二の流路と第五の流路とが冷媒流入口に接続した逆の構成であっても良く、本実施の形態2と同様の効果が得られる。
実施の形態3.
図3は、この発明の実施の形態3における冷却器の内部構造を示す図である。図3(a)は、冷却器の平面図である。図3(b)は冷却器の線Aにおける断面図である。はじめに、この実施の形態3における冷却器の内部構造について説明する。図3(a)に示すように、冷却器300は、冷媒流入口301、第一の流路302、第二の流路303、冷媒流出口304、第三の流路311,321,331、半導体装置である電力変換用半導体素子または電力変換用半導体モジュールを冷却するための冷媒流路312,322,332、第四の流路313,314,315,316,323,324,325,326,333,334,335,336、冷却板310で構成されている。図3(b)に示すように、電力変換用半導体素子または電力変換用半導体モジュール3002は冷媒流路332上方側の設置面350上に配置される。
本実施の形態3においては、1つの冷媒流路312から第二の流路304へ冷媒を排出する際の第四の流路が4つに増加し、4つの第四の流路を冷媒流路312の四隅へ接続したことが、実施の形態1および実施の形態2からの変更点である。このような構成とすることで、冷媒が冷媒流路312から均等に排出されるため、冷媒流路の上面(設置面350に対向する面360)において均一な冷却冷媒による冷却が可能となり、冷媒による冷却性能の均一性を向上させることができる。その結果、冷却器の冷却能力を向上することができる。
冷媒は、冷媒流入口301から第一の流路302を通って冷却器300内に流入される。冷媒は、第一の流路302からそれぞれの第三の流路311,321,331へ分岐し、冷媒流路312,322,332に衝突しながら流入するため、高い冷却性能を発揮する。第三の流路311,321,331は冷媒流路312,322,332の中央部に配置され、また、冷媒流路の四隅に第四の流路313,314,315,316,323,324,325,326,333,334,335,336が接続されている。従って、それぞれの冷媒流路312、322,332に流入した冷媒は、その冷媒流路312、322,332内の上方の面、すなわち設置面350に設置された電力変換用半導体素子または電力変換用半導体モジュール(図示せず)の設置面350に対向する面360側に衝突噴流として衝突しながら進入する。このように進入してきた冷媒は、四隅の第四の流路313,314,315,316,323,324,325,326,333,334,335,336から均等に排出されるため、冷媒流路312,322,332の電力変換用半導体素子または電力変換用半導体モジュール(図示せず)の設置面350に対向する面360側において均一な冷却が可能となる。冷媒流路312,322,332に進入した冷媒は冷媒流路312,322,332から冷却板310を冷却し、この冷却板310の上方側の設置面350に設置された電力変換用半導体素子または電力変換用半導体モジュール(図示せず)を冷却する。冷媒はこのような冷却過程を経て、第四の流路313,314,315,316,323,324,325,326,333,334,335,336を経由し、第二の流路303に合流し、冷媒流出口304より冷却器300の外へ流出する。
以上のように構成された冷却器においては、実施の形態1での効果に加えて、冷媒流路の四隅に第四の流路が接続されたことで、冷媒流路の上面において均一な冷却が可能となる。そのため、冷却器の冷却性能を向上させることが可能となる。
実施の形態4.
図4は、この発明の実施の形態4における冷却器の内部構造を示す図である。図4(a)は、冷却器の平面図である。図4(b)は冷却器の線Aにおける断面図である。はじめに、この実施の形態4における冷却器の内部構造について説明する。図4(a)に示すように、冷却器400、冷媒流入口401、第一の流路402、第二の流路403、冷媒流出口404、第五の流路405、第二の冷媒流出口406、第三の流路411,421,431、半導体装置である電力変換用半導体素子または電力変換用半導体モジュールを冷却するための冷媒流路412,422,432、第四の流路413,423、第六の流路433、中空穴440、冷却板410で構成されている。図4(b)に示すように、電力変換用半導体素子または電力変換用半導体モジュール4002は冷媒流路422上方側の設置面450上に配置される。
図5は本実施の形態4における電動機一体型電力変換装置を示す概略図である。図5に示すように、電動機一体型電力変換装置は、冷却器400、冷媒流入口401、冷媒流出口404、第二の冷媒流出口406、中空穴440、冷却板410、電力変換用半導体素子及び電力変換用半導体モジュールを設置する設置面450、電力変換用半導体素子及び電力変換用半導体モジュール4001,4002,4003、電動機4100、電動機シャフト4101で構成されている。
本実施の形態4においては、中空穴440を第一の流路402の内側で中心部に配置したことで、電動機シャフトを有する電動機と一体化できる点が、実施の形態1、実施の形態2および実施の形態3からの変更点である。このような構成とすることで、冷却器の冷却能力を保持したまま、電動機と一体型とすることが可能となり、電動機の小型化が可能となる。
冷却器400内の冷媒の流路は、実施の形態2で示した冷却器200と同様であり、冷媒の流れも実施の形態2と同様である。
図5において冷却器400の設置面450に被冷却対象である電力変換用半導体素子及び電力変換用半導体モジュール4001,4002,4003を配置し、冷却器400がモータブラケットを兼用した構造である。電動機シャフト4101は中空穴440を通して直接アクセスできる構造となる。
本実施の形態4では、冷媒器400は実施の形態2で示した冷媒器200と同様の構造をしているので、実施の形態2と同様の効果も得られる。
さらに、本実施の形態では冷却器400に中空穴440を設置しており、中心軸上に突起物を有する電動機との一体化が容易であり、電力変換器と電動機の高密度実装が可能である。
以上のように構成された冷却器においては、実施の形態2での効果に加えて、冷媒冷却器に中空穴を設置しており、中心軸上に突起物を有する電動機との一体化が容易であり、電力変換器と電動機の高密度実装が可能となる。
実施の形態5.
図6は、この発明の実施の形態5における冷却器の内部構造を示す図である。図6(a)は、冷却器の平面図である。図6(b)は冷却器の線Aにおける断面図である。はじめに、この実施の形態5における冷却器の内部構造について説明する。図6(a)に示すように、冷却器500、第一の流路503、第二の流路504、第七の流路502、第八の流路505、第三の流路511,521,531、半導体装置である電力変換用半導体素子または電力変換用半導体モジュールを冷却するための冷媒流路512,522,532、第四の流路513,523,533、中空穴540、冷却板510で構成されている。図6(b)に示すように、電力変換用半導体素子または電力変換用半導体モジュール5002は冷媒流路522上方側の設置面550上に配置される。
図7は本実施の形態5における電動機一体型電力変換装置を示す概略図である。図7に示すように、電動機一体型電力変換装置は、冷却器500、中空穴540、電力変換用半導体素子または電力変換用半導体モジュールの設置面550、電力変換用半導体素子または電力変換用半導体モジュール5001,5002,5003、電動機5100、電動機シャフト5101で構成されている。
本実施の形態5においては、冷媒流入口501、冷媒流出口506を設置面550の反対面側に形成し、第七の流路502と第一の流路503とを、第八の流路505と第二の流路504とを接続したことが実施の形態4からの変更点である。このような構成とすることで、冷却器の冷却能力を保持したまま、電動機と一体型とすることが可能となり、電動機をより小型化にすることが可能となる。
以上のように構成された冷却器においては、実施の形態4での効果に加えて、冷媒の流出入口を冷却器内部に形成したことで、中心軸上に突起物を有する電動機との一体化が容易であり、電力変換器と電動機の高密度実装が可能となる。また、冷媒流入口と冷媒流出口とを、電力変換用半導体素子または電力変換用半導体モジュールの設置面の反対面側に形成したことで、冷媒流入口および冷媒流出口と電動機の冷媒の流路との接続が容易かつ簡素にすることが可能である。
さらに、冷却流路としては、電力変換用半導体素子または電力変換用半導体モジュールに合わせて冷却に最適な形状、1つまたは最適な個数があれば良い。
実施の形態6.
図8は、この発明の実施の形態6における冷却器の層構造を示す図である。はじめに、この実施の形態6における冷却器の内部構造について説明する。図8に示すように、冷却器の部材は、電力変換用半導体素子または電力変換用半導体モジュールを設置する設置面を準備する冷却器部材610、冷媒流路621,622,623を準備する冷却器部材620、第三の流路631,633,635と、第四の流路632,634,636を準備する冷却器部材630、冷媒流入口641、第一の流路642、第二の流路643、および冷媒流出口644を準備する冷却器部材640、冷却器部材650で構成される。
各冷却器部材には流路が形成されているため、上記冷却器部材610,620,630,640,650を順次積層することで内部に流路を有する冷却器となる。なお、本実施の形態6で示す冷却器は、実施の形態1の冷却器100を示しているが、他の冷却器でも同様の構成を作製することは可能である。また、電力変換用半導体素子または電力変換用半導体モジュールの設置面を準備する冷却器部材610と冷媒流路を準備する冷却器部材620とを同一の部材で、第一の流路および第二の流路を準備する冷却器部材640と冷却器部材650とを同一の部材で形成しても良い。このようにすることで、部品点数を低減することが可能となる。
以上のように構成された冷却器においては、冷却器は積層部材で構成されており、組立が容易で作業性を向上させることが可能である。また、冷却器を構成する冷却部材に流路を抜き出しで形成するため、鋳物による生産が可能であり量産が容易である。そのため、冷却器の量産性を向上させることが可能となる。
100,200,300,400,500 冷却器、101,201,301,401,501,641 冷媒流入口、102,202,302,402,503,642 第一の流路、103,203,303,403,504,643 第二の流路、104,204,304,404,506 冷媒流出口、206,406 第二の冷媒流出口、110,210,310,410,510 冷却板、111,121,131,211,221,231,311,321,331,411,421,431,511,521,531,631,633,635 第三の流路、112,122,132,212,222,232,312,322,332,412,422,432,512,522,532,621,622,623 冷媒流路、113,123,133,213,223,313,314,315,316,323,324,325,326,333,334,335,336,413,423,513,523,533,632,634,636 第四の流路、205,405 第五の流路、233,433 第六の流路、502 第七の流路、505 第八の流路、設置面150に対向する面 160、設置面250に対向する面 260、設置面350に対向する面 360、150,250,350,450,550 設置面、440,540 中空穴、1002,2002,3002,4001,5001,4002,5002,4003,5003 電力変換用半導体素子または電力変換用半導体モジュール、4100,5100 電動機、4101,5101 電動機シャフト、610 設置面を準備する冷却器部材、620 冷媒流路を準備する冷却器部材、630 第三の流路及び第四の流路を準備する冷却器部材、640 第一の流路及び第二の流路を準備する冷却器部材、650 冷却器部材。

Claims (9)

  1. 半導体装置を冷却する冷却器であって、
    前記半導体装置の設置面と、
    前記冷却器の外周部に配置された冷媒流入口と、
    前記冷却器の外周部に配置された冷媒流出口と、
    前記冷却器の内部に配設された第一の流路と、
    前記冷却器の内部に配設された第二の流路と、
    前記第一の流路および前記第二の流路よりも前記設置面側に配置された複数の冷媒流路と、
    前記第一の流路と前記冷媒流路とを接続し、前記冷媒流路の断面積より小さい断面積を有する第三の流路と、
    前記第二の流路と前記冷媒流路とを接続する第四の流路と、
    前記冷却器の外周部に配置された第二の冷媒流入口または第二の冷媒流出口に接続された第五の流路と、
    前記複数の冷媒流路のうちの一つの冷媒流路に接続され、前記第五の流路と前記冷媒流路とを接続する第六の流路と、
    を備えたことを特徴とする冷却器。
  2. 半導体装置を冷却する冷却器であって、
    前記半導体装置の設置面と、
    前記冷却器の外周部に配置された冷媒流入口と、
    前記冷却器の外周部に配置された冷媒流出口と、
    前記冷却器の内部に配設され、円弧状および多角形状のうち少なくとも一方の流路を有する第一の流路と、
    前記冷却器の内部に配設され、円弧状および多角形状のうち少なくとも一方の流路を有する第二の流路と、
    前記第一の流路および前記第二の流路よりも前記設置面側に配置された複数の冷媒流路と、
    前記第一の流路と前記冷媒流路とを接続し、前記冷媒流路の断面積より小さい断面積を有する第三の流路と、
    前記第二の流路と前記冷媒流路とを接続する第四の流路と、
    前記冷却器の外周部に配置された第二の冷媒流入口または第二の冷媒流出口に接続された第五の流路と、
    前記複数の冷媒流路のうちの一つの冷媒流路に接続され、前記第五の流路と前記冷媒流路とを接続する第六の流路と、
    を備えたことを特徴とする冷却器。
  3. 前記冷媒流路に対して、前記第四の流路を複数個備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の冷却器。
  4. 前記冷却器の中心部で、前記第一の流路の内側に中空穴を配置したことを特徴する請求項1ないし請求項のいずれか1項記載の冷却器。
  5. 前記冷媒流入口と前記冷媒流出口とを前記設置面の反対面側に配置したことを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれか1項記載の冷却器。
  6. 前記冷媒流入口から流入した冷媒は、前記第三の流路から前記冷媒流路へ衝突噴流として流入することを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれか1項記載の冷却器。
  7. 前記設置面と前記冷媒流路と、前記第一の流路と前記第二の流路と、前記第三の流路と前記第四の流路とは、それぞれを構造的に集約された同一平板上に形成され、前記それぞれの平板が順次積層されることを特徴とする請求項1ないし請求項いずれか1項記載の冷却器。
  8. 前記半導体装置は、前記冷媒流路の略直上の前記設置面に配置されたことを特徴とする請求項1ないし請求項いずれか1項記載の冷却器。
  9. 前記半導体装置は、前記設置面に周回状に配置されたことを特徴とする請求項1ないし請求項いずれか1項記載の冷却器。
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