JP2009266936A - 積層型冷却器 - Google Patents

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Abstract

【課題】1つの冷却管に対して複数の発熱体が冷却媒体流れ方向に直列に配置された積層型冷却器において、冷却媒体流れ下流側に配置された発熱体に対する冷却性能を向上させる。
【解決手段】複数の冷却管3を、冷却管3と交互に配置される電子部品2を両面から挟持できるように積層配置し、電子部品2を1つの冷却管3に対して複数設けるとともに、冷却媒体の流れ方向に直列に配置し、電子部品2を、冷却管3における冷却管幅方向略中央部に配置し、冷媒通路30内に、冷媒通路30の冷却管幅方向外側を流れている冷却媒体を、冷媒通路30の冷却管幅方向内側へ導く第1、第2ガイド壁41、42と、冷媒通路30の冷却管幅方向内側を流れている冷却媒体を、冷媒通路30の冷却管幅方向外側へ導く第3ガイド壁43とを設ける。
【選択図】図5

Description

本発明は、複数の発熱体を両面から冷却するための積層型冷却器に関する。
従来、半導体素子を内蔵した半導体モジュール(発熱体)の放熱を行うために、半導体モジュールを両面から挟持するように冷却管を配設して構成される積層型冷却器が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この積層型冷却器においては、半導体モジュールと冷却管とが交互に積層された構成となっている。そして、積層された複数の冷却管は、連通部材によって連通され、冷却媒体が各冷却管に流通するよう構成されている。さらに、1つの冷却管に対して、複数の半導体モジュールが冷却媒体流れ方向に直列に配置されている。
特開2005−191527号公報
しかしながら、上記従来の積層型冷却器において、小型化やコスト削減のために、図7(a)に示すように半導体モジュールJ2への半導体素子J20の集積化を図ると、半導体モジュールJ2全体の発熱量が増大してしまう。このため、図7(b)に示すように、冷却媒体流れ下流側では冷却媒体温度が上昇し、冷却管J3の表面温度が上昇する。その結果、冷却媒体流れ下流側に配置された半導体モジュールJ2を十分に冷却できず、半導体素子J20の許容温度を超えてしまうという問題がある。
本発明は、上記点に鑑み、1つの冷却管に対して複数の発熱体が冷却媒体流れ方向に直列に配置された積層型冷却器において、冷却媒体流れ下流側に配置された発熱体に対する冷却性能を向上させることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、冷却媒体が流通する冷媒通路(30)を有する扁平状に形成された複数の冷却管(3)と、複数の冷却管(3)を連通する連通部材(4)とを備え、複数の冷却管(3)は、発熱体(2)と当接する2つの面(311a、312a)を有しているとともに、冷却管(3)と交互に配置される発熱体(2)を両面から挟持できるように積層配置されており、発熱体(2)は、冷却管(3)の2つの面(311a、312a)のそれぞれに対して複数個ずつ設けられているとともに、冷却媒体の流れ方向に直列に配置されており、発熱体(2)は、1つの冷却管(3)に対して複数設けられているとともに、冷却媒体の流れ方向に直列に配置されており、冷却管(3)の積層方向および冷却媒体の流れ方向に対して共に直交する方向を、冷却管幅方向としたとき、発熱体(2)は、冷却管(3)における冷却管幅方向略中央部に配置されており、冷媒通路(30)内には、冷媒通路(30)の冷却管幅方向外側を流れている冷却媒体を、冷媒通路(30)の冷却管幅方向内側へ導く第1ガイド部材(41、42)と、冷媒通路(30)の冷却管幅方向内側を流れている冷却媒体を、冷媒通路(30)の冷却管幅方向外側へ導く第2ガイド部材(43)とが設けられていることを特徴としている。
発熱体(2)が冷却管(3)の冷却管幅方向略中央部に配置されている場合、冷却管(3)における発熱体(2)と対向する部位を通過した冷却媒体のうち、冷却管幅方向内側(冷却管幅方向における中央部近傍)を通過した冷却媒体の温度が、冷却管幅方向外側(冷却管幅方向における両縁部)を通過した冷却媒体の温度より高くなる。
このため、冷却管(3)内に第1ガイド部材(41、42)を設け、冷媒通路(30)の冷却管幅方向外側を流れている比較的低温の冷却媒体を、冷媒通路(30)の冷却管幅方向内側へ導くとともに、冷却管(3)内に第2ガイド部材(43)を設け、冷媒通路(30)の冷却管幅方向内側を流れている比較的高温の冷却媒体を、冷媒通路(30)の冷却管幅方向外側へ導くことで、第1、第2ガイド部材(41〜43)の冷却媒体流れ下流側において、冷却管幅方向中央部を流れる冷却媒体の温度を低下させることができる。これにより、冷却媒体流れ下流側に配置された発熱体(2)に対する冷却性能を向上させることが可能となる。
また、請求項2に記載の発明では、冷却管(3)は、発熱体(2)と当接する第1主面(311a)を有する第1管壁(311b)に面した第1冷媒通路(301)と、第1主面(311a)の反対側において発熱体(2)と当接する第2主面(312a)を有する第2管壁(312b)に面した第2冷媒通路(302)とを設けて、冷媒通路を冷却管(3)の積層方向に2段形成して構成されており、第1冷媒通路(301)と第2冷媒通路(302)とは、第1管壁(311b)と第2管壁(312b)との間に配設された仕切部材(32)によって互いに仕切られており、第1冷媒通路(301)および第2冷媒通路(302)内には、第1ガイド部材(41、42)および第2ガイド部材(43)がそれぞれ設けられており、第1ガイド部材(41)および第2ガイド部材(42)は、第1、第2管壁(311b、312b)および仕切部材(32)の少なくとも一方に、それぞれ形成されていることを特徴としている。これによれば、2段形成された2つの冷媒通路(301、302)において、冷却媒体流れ下流側に配置された発熱体(2)に対する冷却性能を向上させることが可能となる。
また、請求項3に記載の発明のように、第1ガイド部材(41)は仕切部材(32)に形成されており、第2ガイド部材(42)は第1、第2管壁(311b、312b)に形成されていてもよい。
また、請求項4の記載の発明では、冷却管(3)は、第1、第2管壁(311b、312b)を構成する一対の外殻プレート(31)と、一対の外殻プレート(31)間に配置され、仕切部材を構成する中間プレート(32)とを有しており、中間プレート(32)と外殻プレート(31)との間に、第1冷媒通路(301)および第2冷媒通路(302)がそれぞれ形成されていることを特徴としている。これによれば、冷却管(3)を容易に製造することが可能となる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
以下、本発明の一実施形態について図1〜図5に基づいて説明する。図1は、本実施形態に係る積層型冷却器1を示す正面図である。
図1に示すように、本実施形態の積層型冷却器1は、複数の電子部品2を両面から冷却するもので、冷却媒体を流通させる冷媒通路30(図2参照)を有する扁平形状の複数の冷却管3と、複数の冷却管3を連通する連通部材4とを備えている。複数の冷却管3は、電子部品2を両面から挟持できるように複数個積層配置されている。
図2は、図1のA−A断面図である。図2に示すように、冷却管3には、電子部品2と当接する第1主面311aを有する第1管壁311bに面した第1冷媒通路301と、第1主面311aの反対側において電子部品2と当接する第2主面312aを有する第2管壁312bに面した第2冷媒通路302とが設けられている。
具体的には、本実施形態の冷却管3は、いわゆるドロンカップ構造となっている。すなわち、冷却管3は、一対の外殻プレート31と、一対の外殻プレート31の間に配置される中間プレート32とを有している。これにより、外殻プレート31と中間プレート32との間には、第1冷媒通路301および第2冷媒通路302がそれぞれ形成されている。したがって、冷却管3には、冷媒通路30が冷却管3の厚み方向、すなわち冷却管3の積層方向に二段形成されている。なお、中間プレート32が、本発明の仕切部材に相当している。
以下、一対の外殻プレート31のうち、中間プレート32とともに第1冷媒通路301を形成するものを第1外殻プレート311といい、中間プレート32とともに第2冷媒通路302を形成するものを第2外殻プレート312ともいう。したがって、第1外殻プレート311は第1管壁311bを構成しており、第2外殻プレート312は第2管壁312bを構成している。
外殻プレート31と中間プレート32との間、すなわち第1冷媒通路301内および第2冷媒通路302内には、冷却媒体と冷却管3との伝熱面積を増加させるインナーフィン33が配設されている。インナーフィン33は波状に形成されており、これにより各冷媒通路301、302は、冷却管3の長手方向および厚み方向にともに直交する方向(以下、冷却管3の幅方向という)に複数に区画されている。
図3は、図1のB−B断面図である。図3に示すように、インナーフィン33は、冷却媒体の流れ方向に直列に2つ配設されており、各インナーフィン33の間には、所定の隙間320が形成されている。以下、2つのインナーフィン33のうち、冷却媒体流れ上流側に配置されるものを上流側インナーフィン33aといい、冷却媒体流れ下流側に配置されるものを下流側インナーフィン33bという。
電子部品2の幅方向の長さは、冷却管3の幅方向の長さより短くなっている。また、電子部品2は、冷却管3の幅方向の略中央部に配置されている。
図1に戻り、電子部品2は、冷却管3の第1、第2外殻プレート311、312のそれぞれに対して2個ずつ設けられている。換言すると、1枚の第1外殻プレート311に対して2個の電子部品2が設けられるとともに、1枚の第2外殻プレート312に対して2個の電子部品2が設けられている。各外殻プレート311、312に設けられた2つの電子部品2は、それぞれ冷却媒体の流れ方向に直列に配置されている。
また、冷却管3の外殻プレート31における長手方向両端部には、外側、すなわち隣接する他の冷却管3側に突出する略円筒状のフランジ部34が形成されている。そして、隣接する冷却管3のフランジ部34同士をろう付けにより接合することにより、複数の冷却管3を連通する連通部材4が形成されている。
複数の冷却管3のうち積層方向最外側に配置される冷却管3を外側冷却管3aとしたとき、2つの外側冷却管3aのうち一方の外側冷却管3aの長手方向両端部には、冷却媒体を積層型冷却器1に導入するための冷媒導入口401と、冷却媒体を積層型冷却器1から排出するための冷媒排出口402とがそれぞれ接続されている。冷媒導入口401および冷媒排出口402は、ろう付けにより一方の外側冷却管3aに接合されている。なお、本実施形態の冷却管3、連通部材4、冷媒導入口401および冷媒排出口402は、アルミニウム製である。
冷媒導入口401から導入された冷却媒体は、連通部材4を通って長手方向における一方の端部から各冷却管3に流入し、それぞれの冷媒通路30内を他方の端部に向かって流れる。そして、冷却媒体は、連通部材4を通って冷媒排出口402から排出される。このように、冷却媒体が冷媒通路30を流通する間に、電子部品2との間で熱交換を行って、電子部品2を冷却するようになっている。なお、冷却媒体としては、本実施形態ではエチレングリコール系の不凍液が混入した水を用いている。
図4は、図1のC−C断面図である。図4に示すように、本実施形態の電子部品2は、IGBT等の半導体素子20とダイオード(図示せず)とを内蔵した半導体モジュールである。そして、半導体モジュールは、自動車用インバータの一部を構成している。本実施形態では、1つの半導体モジュール(電子部品2)内に、2つの半導体素子20が配置されている。2つの半導体素子20は、冷却管3内の冷却媒体流れ方向に対して直列に配置されているとともに、冷却管3の幅方向における略中央部に配置されている。
図5は、本実施形態における冷却管3を示す分解斜視図である。なお、図5において、第2外殻プレート312と中間プレート32の間に配置されるインナーフィン33は、図示を省略している。
図5に示すように、中間プレート32における2つのインナーフィン33間の隙間320に対応する部位には、第1外殻プレート311側に三角錐状に突出する2つの第1ガイド壁41が打ち出し成形されている。2つの第1ガイド壁41は、下流側インナーフィン33b寄りに配置されている。さらに、2つの第1ガイド壁41は、各第1ガイド壁41が下流側インナーフィン33bの幅方向両端部にそれぞれ対向するように、所定距離離間して配置されている。
第1ガイド壁41は、第1冷媒通路301において、幅方向外側を流れていた冷却媒体が幅方向中央部に向かって流れるように、冷却媒体流れの向きを変更できるように構成されている。具体的には、第1ガイド壁41における三角錐の底面(中間プレート32上にある仮想面)が略直角三角形状になっているとともに、底面の直角部分が幅方向外側かつ冷却媒体流れ下流側(すなわち下流側インナーフィン33b側)に配置されている。このとき、第1ガイド壁41における三角錐の底面の斜辺が、冷却媒体流れ下流側に向かうにつれて幅方向中央部に近づく方向に傾斜している。
また、中間プレート32における2つのインナーフィン33間の隙間320に対応する部位には、第2外殻プレート312側に三角錐状に突出する2つの第2ガイド壁42が打ち出し成形されている。2つの第2ガイド壁42は、上流側インナーフィン33a寄りに配置されている。さらに、2つの第2ガイド壁42は、各第2ガイド壁42が上流側インナーフィン33aの幅方向両端部にそれぞれ対向するように、所定距離離間して配置されている。
第2ガイド壁42は、第2冷媒通路302において、幅方向外側を流れていた冷却媒体が幅方向中央部に向かって流れるように、冷却媒体流れの向きを変更できるように構成されている。具体的には、第1ガイド壁41と同様、第2ガイド壁42における三角錐の底面(中間プレート32上にある仮想面)が略直角三角形状になっているとともに、底面の直角部分が幅方向外側かつ冷却媒体流れ下流側(すなわち下流側インナーフィン33b側)に配置されている。このとき、第2ガイド壁42における三角錐の底面の斜辺が、冷却媒体流れ下流側に向かうにつれて幅方向中央部に近づく方向に傾斜している。なお、第1、第2ガイド壁41、42が、本発明の第1ガイド部材に相当している。
また、外殻プレート31における2つのインナーフィン33間の隙間320に対応する部位には、冷媒通路30側に三角錐状に突出する第3ガイド壁43が打ち出し成形されている。第3ガイド壁43は、冷媒通路30において、幅方向中央部近傍を流れていた冷却媒体が幅方向外側に向かって流れるように、冷却媒体流れの向きを変更できるように構成されている。
具体的には、第3ガイド壁43における三角錐の底面(外殻プレート31上にある仮想面)が二等辺三角形状になっているとともに、底面の底辺が幅方向に対して略平行に配置されている。さらに、第3ガイド壁43における三角錐の底面の底辺は、頂角より冷却媒体流れ下流側に配置されている。なお、第3ガイド壁43が、本発明の第2ガイド部材に相当している。
第1外殻プレート311に形成された第3ガイド壁43は、一対の外殻プレート31と中間プレート32を組み付けた際に、第1ガイド壁41と干渉しない部位に配設されている。本実施形態では、第1外殻プレート311に形成された第3ガイド壁43は、第1ガイド壁41の冷媒流れ上流側に配置されている。
同様に、第2外殻プレート312に形成された第3ガイド壁43は、一対の外殻プレート31と中間プレート32を組み付けた際に、第2ガイド壁42と干渉しない部位に配設されている。本実施形態では、第2外殻プレート312に形成された第3ガイド壁43は、第2ガイド壁42の冷媒流れ下流側に配置されている。
本実施形態のように、電子部品2が冷却管3の冷却管幅方向略中央部に配置されている場合、冷却管3における電子部品2と対向する部位を通過した冷却媒体のうち、冷却管幅方向内側(冷却管幅方向における中央部近傍)を通過した冷却媒体の温度が、冷却管幅方向外側(冷却管幅方向における両縁部)を通過した冷却媒体の温度より高くなる。
このため、冷却管3内に第1、第2ガイド壁41、42を設け、冷媒通路30の冷却管幅方向外側を流れている比較的低温の冷却媒体を、冷媒通路30の冷却管幅方向内側へ導くとともに、冷却管3内に第3ガイド壁43を設け、冷媒通路30の冷却管幅方向内側を流れている比較的高温の冷却媒体を、冷媒通路30の冷却管幅方向外側へ導くことで、第1〜第3ガイド壁41〜43の冷却媒体流れ下流側において、冷却管幅方向中央部を流れる冷却媒体の温度を低下させることができる。これにより、冷却媒体流れ下流側に配置された電子部品2に対する冷却性能を向上させることが可能となる。
さらに、本実施形態では、第1〜第3ガイド壁31〜43を、中間プレート32における2つのインナーフィン33間の隙間320に対応する部位、すなわち冷媒流れ方向に直列に配置された2つの電子部品2間の隙間に対応する部位に設けることで、冷媒流れ上流側に配置された電子部品2と熱交換して高温になった冷却媒体を冷却管幅方向両縁部に流出させ、当該電子部品2と熱交換していない比較的低温な冷却媒体を幅方向中央部近傍に流入させることができる。これにより、当該電子部品2と熱交換していない比較的低温な冷却媒体を、冷媒流れ下流側に配置された電子部品2との熱交換に用いることができるため、冷却媒体流れ下流側に配置された電子部品2に対する冷却性能をより向上させることが可能となる。
また、冷却管3を、一対の外殻プレート31と中間プレート32とから構成された、いわゆるドロンカップ構造とすることで、冷却管3を容易に製造することが可能となる。
(他の実施形態)
なお、上記実施形態では、第1、第2ガイド壁41、42を打ち出し成形した例について説明したが、これに限らず、図6に示すように、第1〜第3ガイド壁41〜43を切り起こし成形してもよい。
また、上記実施形態では、第1、第2ガイド壁41、42を中間プレート32に形成し、第3ガイド壁43を外殻プレート31に形成した例について説明したが、第1〜第3ガイド部材41〜43は、外殻プレート31および中間プレート32の少なくとも一方にそれぞれ形成されていればよく、例えば、第1、第2ガイド壁41、42を外殻プレート31に形成し、第3ガイド壁43を中間プレート32に形成してもよい。また、第1〜第3ガイド壁41〜43を、中間プレート32のみに形成してもよいし、外殻プレート31のみに形成してもよい。
また、上記実施形態では、冷却管3内に冷媒通路30を2段形成した例について説明したが、これに限らず、冷媒通路30を分割しなくてもよい。
また、上記実施形態では、電子部品2を、冷却管3の第1、第2外殻プレート311、312のそれぞれに対して2個ずつ設けた例について説明したが、これに限らず、電子部品2を、冷却管3の第1、第2外殻プレート311、312のそれぞれに対して3個以上ずつ設けてもよい。
本発明の実施形態に係る積層型冷却器1を示す正面図である。 図1のA−A断面図である。 図1のB−B断面図である。 図1のC−C断面図である。 本発明の実施形態における冷却管3を示す分解斜視図である。 他の実施形態における冷却管3を示す分解斜視図である。 (a)は従来の積層型冷却器の断面図であり、(b)は積層型冷却器における冷却管表面の温度分布を示す図である。
符号の説明
2…電子部品(発熱体)、3…冷却管、4…連通部材、30…冷媒通路、31…外殻プレート、32…中間プレート(仕切部材)、41…第1ガイド壁(第1ガイド部材)、42…第2ガイド壁(第1ガイド部材)、43…第3ガイド壁(第2ガイド部材)、301…第1冷媒通路、302…第2冷媒通路、311a…第1主面、311b…第1管壁、312a…第2主面、312b…第2管壁。

Claims (4)

  1. 複数の発熱体(2)を両面から冷却する積層型冷却器であって、
    冷却媒体が流通する冷媒通路(30)を有する扁平状に形成された複数の冷却管(3)と、
    前記複数の冷却管(3)を連通する連通部材(4)とを備え、
    前記複数の冷却管(3)は、前記発熱体(2)と当接する2つの面(311a、312a)を有しているとともに、前記冷却管(3)と交互に配置される前記発熱体(2)を両面から挟持できるように積層配置されており、
    前記発熱体(2)は、前記冷却管(3)の前記2つの面(311a、312a)のそれぞれに対して複数個ずつ設けられているとともに、前記冷却媒体の流れ方向に直列に配置されており、
    前記冷却管(3)の積層方向および前記冷却媒体の流れ方向に対して共に直交する方向を、冷却管幅方向としたとき、
    前記発熱体(2)は、前記冷却管(3)における前記冷却管幅方向略中央部に配置されており、
    前記冷媒通路(30)内には、前記冷媒通路(30)の前記冷却管幅方向外側を流れている前記冷却媒体を、前記冷媒通路(30)の前記冷却管幅方向内側へ導く第1ガイド部材(41、42)と、前記冷媒通路(30)の前記冷却管幅方向内側を流れている前記冷却媒体を、前記冷媒通路(30)の前記冷却管幅方向外側へ導く第2ガイド部材(43)とが設けられていることを特徴とする積層型冷却器。
  2. 前記冷却管(3)は、前記発熱体(2)と当接する第1主面(311a)を有する第1管壁(311b)に面した第1冷媒通路(301)と、前記第1主面(311a)の反対側において前記発熱体(2)と当接する第2主面(312a)を有する第2管壁(312b)に面した第2冷媒通路(302)とを設けて、前記冷媒通路を前記冷却管(3)の積層方向に2段形成して構成されており、
    前記第1冷媒通路(301)と前記第2冷媒通路(302)とは、前記第1管壁(311b)と前記第2管壁(312b)との間に配設された仕切部材(32)によって互いに仕切られており、
    前記第1冷媒通路(301)内および前記第2冷媒通路(302)内には、前記第1ガイド部材(41、42)および前記第2ガイド部材(43)がそれぞれ設けられており、
    前記第1ガイド部材(41)および前記第2ガイド部材(42)は、前記第1、第2管壁(311b、312b)および前記仕切部材(32)の少なくとも一方に、それぞれ形成されていることを特徴とする請求項1に記載の積層型冷却器。
  3. 前記第1ガイド部材(41)は、前記仕切部材(32)に形成されており、
    前記第2ガイド部材(42)は、前記第1、第2管壁(311b、312b)に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の積層型冷却器。
  4. 前記冷却管(3)は、前記第1、第2管壁(311b、312b)を構成する一対の外殻プレート(31)と、前記一対の外殻プレート(31)間に配置され、前記仕切部材を構成する中間プレート(32)とを有しており、
    前記中間プレート(32)と前記外殻プレート(31)との間に、前記第1冷媒通路(301)および前記第2冷媒通路(302)がそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項2または3に記載の積層型冷却器。
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