JP5974055B2 - 溶質除去装置を備えた滅菌装置、及び、プレフィルドシリンジの製造方法 - Google Patents

溶質除去装置を備えた滅菌装置、及び、プレフィルドシリンジの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、溶液である滅菌に使用した液体から溶質を析出させて除去する溶質除去装置を備えた滅菌装置、及び、プレフィルドシリンジの製造方法に関する。
従来から、省コスト化のために、液体を対象物に吹きかけて滅菌や洗浄等を行った後、この液体を再利用して他の対象物の滅菌や洗浄等に用いることが行われている。例えば、医薬品等の被滅菌物を高温の水(熱水)によって滅菌する滅菌装置において行われている。
この種の滅菌装置では、被滅菌物が配置された滅菌槽に高温の水(熱水)がスプレーされ、この高温の水に曝されることで前記被滅菌物が滅菌される(特許文献1)。
特開平10−146379号公報
近年、省コスト化の要求が高まっているため、上記の滅菌装置において、滅菌に使用した後の水(滅菌後の水)を加熱して再度滅菌に利用することが考えられる。
しかし、滅菌後の水(溶液)には被滅菌物の表面に塗布された物質等(溶質)が滅菌の際に溶け込んでいる場合があり、この場合、滅菌後の水を再度滅菌に用いると、溶け込んでいる物質等が被滅菌物に付着する。
そこで、本発明は、上記問題に鑑み、溶液である滅菌に使用した後の液体から溶質を除去して溶媒を得ることが可能な溶質除去装置を備えた滅菌装置、及び、プレフィルドシリンジの製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る滅菌装置は、被滅菌物を収容可能な滅菌槽と、前記滅菌槽に供給される液体を貯留する貯留槽と、溶液としての前記液体を冷却して溶質を析出させる溶液冷却部、及び前記溶液冷却部によって冷却された前記液体を、溶媒と前記析出した溶質とに分離する分離部を備える溶質除去装置と、を備え、前記溶質除去装置は、前記滅菌槽で滅菌に使用された後の前記液体から溶質を除去し、この溶質が除去された後の該液体を前記貯留槽に排出することを特徴とする。
かかる構成によれば、溶質除去装置によって、滅菌に使用した後の液体から前記滅菌の際に該液体に溶け込んだ溶質を除去することができる。このため、滅菌に使用した後の液体を、再度、滅菌槽において滅菌に使用することが可能となる。即ち、滅菌に使用した後の液体を用いて、再度、滅菌しても、被滅菌物への前記溶質の付着等が生じない。
この溶質除去装置の前記溶液冷却部は、例えば、前記液体が接する内周面を有する筒状の冷却用周壁部と、前記冷却用周壁部を冷却する周壁冷却部と、を有してもよい。
かかる構成によれば、冷却された冷却用周壁部の内周面と接するように前記滅菌に使用した後の液体を供給することによって溶質を析出させて溶媒と分離することができる。
この場合、前記周壁冷却部は、前記冷却用周壁部を外周面側から冷却することが好ましい。
かかる構成によれば、冷却用周壁部の内周面全域を前記滅菌に使用した後の液体の冷却に用いることが可能となるため、前記滅菌に使用した後の液体を冷却するのに用いられる面(冷却用周壁部の内周面)の面積を十分に確保することができる。これにより、前記滅菌に使用した後の液体から溶質を析出させる効率を向上させることが可能となる。
また、溶質除去装置において、前記周壁冷却部は、前記冷却用周壁部の外周面と所定の
間隔を空けた状態で該冷却用周壁部を周方向に囲む外側周壁部と、前記冷却用周壁部と前
記外側周壁部との間に前記液体より低温の流体を供給する低温流体供給部と、を有しても
よい。
かかる構成によれば、二重管構造となるように配置された冷却用周壁部(内管)と外側周壁部(外管)との間に低温の流体を供給するといった簡単な構成によって、前記滅菌に使用した後の液体を冷却用周壁部の内周面に接するように供給可能な状態で冷却用周壁部を外周面側から冷却する構成を実現することができる。
この場合、前記低温流体供給部は、前記冷却用周壁部と前記外側周壁部との間の隙間空間内の流体を前記外側周壁部の外側を通るように循環させる循環部と、前記外側周壁部の外側において前記循環部を流れる流体を冷却する流体冷却源と、を有することが好ましい。
このように、冷却用周壁部を冷却するための流体を冷却しつつ循環させることによって、流体を循環させない場合(冷却用周壁部の冷却後に廃棄する等)に比べ、前記流体の使用量を抑えることができる。しかも、流体冷却源が外側周壁部の外側に配置されるため、該流体冷却源の配置位置等の設計の自由度が向上する。
また、前記溶質除去装置は、前記液体を前記冷却用周壁部の内周面に接するように供給する溶液供給部を備えてもよい。
かかる構成によれば、冷却用周壁部の内周面に前記滅菌に使用した後の液体を確実に接触させることができる。
この場合、前記溶液供給部は、前記冷却用周壁部の内周面に向けて前記液体を噴出する噴出部を有し、前記分離部は、前記冷却用周壁部の内周面を含むことが好ましい。
かかる構成によれば、前記滅菌に使用した後の液体が冷却される内周面に付着した状態で溶質を析出させることができ、これにより、前記内周面に衝突して冷却された後に冷却用周壁部から流れ出る液体を集めるだけで、溶媒(前記析出によって溶質が除去されることにより前記滅菌に使用した後の液体から分離された溶媒)を得ることができる。しかも、前記滅菌に使用した後の液体を冷却する内周面が分離部も兼ねることで、別途、分離部を設ける場合に比べ、部品点数を減らすことができる。
この場合、前記冷却用周壁部が、前記内周面の中心軸が水平面に対して交差する姿勢となるように配置されることが好ましい。
かかる構成によれば、冷却用周壁部の内周面に付着した状態で溶質を析出させた(即ち、溶質を分離した)後の液体(溶媒)が、冷却用周壁部から下方側に流れ出るため、溶媒が集め易くなる。
前記分離部は、前記冷却用周壁部の下方側の端部開口を塞ぐように配置されるフィルターをさらに有してもよい。
かかる構成によれば、冷却用周壁部の内周面に付着した状態で析出した溶質が該内周面から剥がれ落ちたものが、溶媒と共に冷却用周壁部から流れ出ることをより確実に防ぐことができる。
前記噴出部は、前記液体を霧状に噴出する少なくとも1つの噴霧ノズルによって構成されてもよい。
かかる構成によれば、前記滅菌に使用した後の液体を霧状(微細な液滴)にして冷却用周壁部の内周面に接触させることができるため、前記接触による前記滅菌に使用した後の液体の冷却効率をより向上させることができる。
本発明に係るプレフィルドシリンジの製造方法は、液体が充填されたシリンジに加熱された水を噴射して該シリンジを滅菌することと、前記滅菌後の水を冷却して前記滅菌時に該水に溶け込んだ溶質を析出させて該水と前記溶質とに分離することと、前記分離後の水を加熱して前記滅菌に再利用することと、を備えることを特徴とする。
かかる構成によれば、滅菌後の水を冷却して溶質を析出させることによって、水と、該水に滅菌時に溶け込んだ溶質とが分離される。このため、滅菌に使用した後の水を滅菌に再利用することができる。即ち、上記構成によれば、滅菌後の水から溶質を除去できるため、加熱して再度滅菌に用いても、シリンジに前記溶質が付着することを塞ぐことができる。
以上より、本発明によれば、溶液である滅菌に使用した後の液体から溶質を除去して溶媒を得ることが可能な溶質除去装置を備えた滅菌装置、及び、プレフィルドシリンジの製
造方法を提供することができる。
本実施形態に係る滅菌装置の概略構成図である。 前記滅菌装置における冷却用周壁部及び外側周壁部周辺の拡大部分断面図である。 図2におけるIII−III位置の断面図である。 他実施形態に係る冷却用周壁部及び外側周壁部周辺の拡大部分断面図である。 他実施形態に係る溶質除去装置における冷却用周壁部への溶液の供給方法を説明するための図である。 三重管構造の溶質除去装置を説明するための図である。
以下、本発明の一実施形態について、図1〜図3を参照しつつ説明する。本実施形態に係る滅菌装置は、プレフィルドシリンジの製造工程における滅菌工程において用いられる。具体的に、前記滅菌装置は、被滅菌物として、例えば、表面にシリコーン(silicone)が塗布され且つ内部に薬液が充填されているシリンジを滅菌する。この滅菌装置は、図1に示すように、滅菌槽12と、熱交換器14と、温水槽16と、貯水槽18と、溶質除去装置20と、を備える。
また、滅菌装置10は、上記各構成12、14、16、18、20を接続する第1〜第6配管31〜36を備える。具体的には、以下の通りである。
第1配管31は、滅菌槽12と熱交換器14とを接続する。第1配管31には、上流側から順に、第1弁41と第1循環ポンプP1とが設けられている。第2配管32は、熱交換器14と滅菌槽12とを接続する。第2配管32には、第2弁42が設けられている。第3配管33は、第2配管32(詳しくは、第2配管32における熱交換器14と第2弁42との間の部位)と温水槽16とを接続する。第3配管33には、第3弁43が設けられている。第4配管34は、温水槽16と第1配管31(詳しくは、第1配管31における第1弁41と循環ポンプP1との間の部位)とを接続する。第4配管34には、第4弁44が設けられている。第5配管35は、温水槽16と溶質除去装置20とを接続する。第5配管35には、上流側から順に、第5弁45と給水ポンプP2と第6弁46とが設けられている。第6配管36は、第5配管35(詳しくは、第5配管35における給水ポンプP2と第6弁46との間の部位)と温水槽16とを接続する。第6配管36には、第7弁47が設けられている。第7配管37は、貯水槽18と第5配管35(詳しくは、第5配管35における第5弁45と給水ポンプP2との間の部位)とを接続する。第7配管37には、第8弁48が設けられている。
滅菌槽12は、内部に出し入れ可能にシリンジ(被滅菌物)を収容し、第2配管32を通じて熱交換器14から供給された高温の水(熱水)を噴霧(スプレー)してシリンジを加熱滅菌する。
熱交換器14は、第1配管31を通じて供給される水と、熱交換器側配管141を通じて供給される蒸気又は冷却水とを熱交換させる。
温水槽16は、滅菌槽12に供給される水(滅菌前の水)を貯留したり、滅菌槽においてシリンジの滅菌に使用された後の水(以下、単に「滅菌後の水」と称する。)を貯留したりする。
貯水槽18は、上部に接続された溶質除去装置20から排出される水を貯留する。即ち、貯水槽18は、溶質除去装置20によって滅菌後の水(溶液)から、滅菌の際に水に溶け込んだシリコーン(溶質)が除去された後の水(溶媒)を貯留する。
溶質除去装置20は、温水槽16から第5配管35を通じて供給された高温の水(滅菌後の水)を冷却して該水に溶け込んでいるシリコーンを析出させて除去し、このシリコーンが除去された後の清浄な水を貯水槽18に排出する。この溶質除去装置20は、貯水槽18の上側に配置され、図2及び図3にも示すように、冷却用周壁部22と、周壁冷却部24と、フィルター26と、溶液供給部28と、を備える。尚、本実施形態の溶質除去装置20では、冷却用周壁部22と周壁冷却部24とが、溶液を冷却して溶質を析出させる溶液冷却部を構成する。
冷却用周壁部22は、円筒状の部位であり、中心軸Cが上下方向を向いた姿勢で配置される。この冷却用周壁部22は、溶液から溶質を析出させる部位である。具体的に、冷却用周壁部22は、溶液を冷却することによって、その内周面に溶質を析出させる。冷却用周壁部22は、例えば、SUS、チタンのような熱伝導率の高い素材(金属等)によって形成されている。尚、冷却用周壁部22の内周面(溶質を析出させる面)が平滑となるように、該内周面に鏡面仕上げ、メッキ仕上げ等が施されていることが好ましい。
周壁冷却部24は、冷却用周壁部22を冷却する部位であり、外側周壁部240と、低温流体供給部245と、を有する。
外側周壁部240は、冷却用周壁部22の外周面22Aと間隔を空けた状態で該冷却用周壁部22を周方向に囲む。具体的に、外側周壁部240は、冷却用周壁部22の外径よりも大きな内径を有する円筒状の部位であり、冷却用周壁部22と同心となるように配置される。この外側周壁部240は、円筒状の本体筒部241と、本体筒部241の上端及び下端に設けられる一対のフランジ部242、242と、を有する。本体筒部241の高さ寸法は、冷却用周壁部22の高さ寸法と略同じである。また、本体筒部241の上部と下部とには、配管等が接続される接続部(下部接続部243及び上部接続部244)がそれぞれ設けられている。各フランジ部242は、冷却用周壁部22の上端(又は下端)から本体筒部241より外側まで径方に拡がっている。この一対のフランジ部242、242、本体筒部241、及び冷却用周壁部22によって、冷却用周壁部22の外側に、冷却水を流入させることが可能な空間(隙間空間)Sが形成される。
低温流体供給部245は、循環部246と、流体冷却源247と、を有し、冷却用周壁部22と外側周壁部240との間に形成された隙間空間Sに低温の流体を供給する。本実施形態の低温流体供給部245は、下部接続部243を通じて、例えば、10℃の水を隙間空間Sに供給する。尚、低温の流体は、水に限定されず、他の液体でもよく、また、気体であってもよい。
循環部246は、外側周壁部240の下部接続部243と上部接続部244とを接続する冷却水循環用配管248と、冷却水循環用配管248内の水を一方向に流す第2循環ポンプP3と、を有し、隙間空間S内の水を外側周壁部240の外側を通るように循環させる。
流体冷却源247は、外側周壁部240の外側において冷却水循環用配管248内を流れる水を冷却する。本実施形態の流体冷却源247は、例えば、熱交換器であり、冷却水循環用配管248内を流れる水を冷却する。
フィルター26は、冷却用周壁部22の下方側の端部開口を塞ぐように配置される。このフィルター26の目の大きさは、水(溶媒)の通過を許容する一方、滅菌後の水(溶液)を冷却することによって析出したシリコーン(溶質)の通過を許容しない寸法である。例えば、本実施形態のフィルター26は、メッシュ数が100メッシュの金網である。
溶液供給部28は、分配管280と、複数の噴霧ノズル281、281、…と、蓋部282と、を有し、第5配管35を通じて供給される滅菌後の水を冷却用周壁部22の内周面22Bに供給する(接触させる)。
分配管280は、冷却用周壁部22の中心軸Cに沿って延びる管状の部材であり、下端が閉塞している。この分配管280の上端には、第5配管35が接続されている。
各噴霧ノズル281は、分配管280に接続され、分配管280から供給される滅菌後の水を冷却用周壁部22の内周面22Bに向けて噴霧(霧状に噴出)する。本実施形態では、上下に間隔を空けて並ぶ6つの噴霧ノズル281からなる噴霧ノズル281の列が、平面視において、120°間隔となるように配置されている(図3参照)。尚、噴霧ノズル281の数や配置は限定されない。
蓋部282は、分配管280における噴霧ノズル281が設けられた位置より上側の位置から径方向に拡がり、冷却用周壁部22の上端側の端部開口を塞いでいる。
このように構成される滅菌装置10では、以下のようにして表面にシリコーンが塗布されたシリンジを滅菌する。
被滅菌物である前記シリンジを滅菌槽12内に配置(収容)する。このとき、温水槽16内には、滅菌に必要な量の水(清浄な水)が貯留されている。尚、本実施形態において、清浄な水とは、シリコーンが溶け込んでいない水のことをいう。
次に、滅菌装置10において、第1〜第8弁41〜48が全て閉じた状態から第3弁43及び第4弁44が開かれ、循環ポンプP1が作動することによって、温水槽16内の水が該温水槽16と熱交換器14との間で循環する。そして、熱交換器14に熱交換器側配管141を通じて高温の蒸気が供給され、これにより、前記循環している水が加熱される。
前記循環している水が、所定の温度(本実施形態の例では、滅菌に適した温度より低い所定の温度)まで上昇すると、第1弁41及び第2弁42が開かれると共に第3弁43及び第4弁44が閉じられ、これにより、温水槽16と熱交換器14との間で循環していた水は、滅菌槽12に供給され、滅菌槽12と熱交換器14との間で循環する。このとき、熱交換器14に熱交換器側配管141を通じて高温の蒸気が供給され続けているため、滅菌槽12と熱交換器14との間で循環する水は、加熱され続ける。そして、前記循環する水が滅菌に適した温度まで上昇すると、この温度が維持された状態で、滅菌槽12と熱交換器14との間で水(加熱された高温の水)の循環が一定時間(予め設定された時間)続けられる。滅菌槽12内では、シリンジがこの高温の水と前記一定時間接触することによって該シリンジが殺菌される。このとき、シリンジの表面に塗布されているシリコーンの一部が前記高温の水に溶け込む。
滅菌後の水(シリコーンの溶け込んだ水)は、第1弁41及び第3弁43が開かれると共に第2弁42及び第4弁44が閉じられることによって、滅菌槽12から第1配管31を通じて温水槽16に戻される。このとき、温水槽16に戻された滅菌後の水の温度は、例えば、121℃である。
滅菌槽12内の滅菌後の水が全て温水槽16に戻されると、第1弁41が閉じられると共に第4弁44が開かれ、温水槽16内の滅菌後の水が該温水槽16と熱交換器14との間で循環する。このとき、熱交換器側配管141を通じて熱交換器14に冷却水が供給され、これにより、前記循環している滅菌後の水が冷却されて温度が低下する。
前記循環している水の温度が、例えば、121℃から90℃まで低下すると、第4弁44が閉じられて前記滅菌後の水の循環が止められ、前記滅菌後の水が温水槽16に戻った後に、第1循環ポンプP1が停止すると共に第3弁43が閉じられる。そして、第5弁45及び第6弁46が開かれると共に、給水ポンプP2が作動し、これにより、温水槽16内の滅菌後の水が第5配管35を通じて溶質除去装置20に供給される。
このとき、第2循環ポンプP3が作動して隙間空間S内の水を循環させつつ、流体冷却源247がこの循環する水を10℃まで冷却する。これにより、冷却用周壁部22が外周面22A側(隙間空間S側)から冷却されて該冷却用周壁部22の内周面22Bの温度が10℃程度になる。この状態で、温水槽16から供給された滅菌後の水が、各噴霧ノズル281から冷却用周壁部22の内周面22Bに噴霧されると、噴霧された滅菌後の水が内周面22Bに接することで急速に冷却され、これにより、滅菌後の水に溶け込んでいたシリコーンが内周面22Bに付着した状態で析出する。
シリコーンが析出した後の滅菌後の水は、冷却用周壁部22の内周面22Bに沿って下方の貯水槽18内に流れ落ちる。この流れ落ちて貯水槽18に貯まった水では、滅菌後の水に溶け込んでいたシリコーンが内周面22Bによる冷却によって該内周面22Bに付着した状態で析出したため、シリコーンが除去されている。
温水槽16に貯留された滅菌後の水が全て溶質除去装置20に供給されて、シリコーンが除去されると、第5弁45及び第6弁46が閉じられると共に第7弁47及び第8弁48が開かれ、貯水槽18に貯まっているシリコーン除去後の水が第6配管36を通じて温水槽16に戻される。
尚、上記の工程を繰り返すことで、冷却用周壁部22の内周面22Bに付着した状態で析出したシリコーンに、新たに析出したシリコーンが次々と付着してシリコーンの塊(例えば、水滴形状の塊)が徐々に大きくなる。このため、本実施形態の溶質除去装置20では、ある程度の大きさの塊(水滴形状のシリコーン)になってから、冷却用周壁部22の内周面22Bに付着しているシリコーンの前記塊を取り除く。
本実施形態の滅菌装置10では、以上の工程を繰り返すことによって、滅菌に使用する水を繰り返し利用することができる。即ち、滅菌装置10の溶質除去装置20によれば、滅菌後の水(溶液)を冷却してシリコーン(溶質)を析出させることによって、滅菌後のシリコーンの溶け込んでいる水(溶液)を、清浄な水(溶媒)とシリコーン(溶質)とに分離することができる。これにより、滅菌後の水(溶液)からシリコーン(溶質)が除去された水(溶媒)を得ることができる。具体的には、本実施形態の溶質除去装置20では、冷却された冷却用周壁部22の内周面22Bと接するように滅菌後の水を供給することによって、シリコーンを析出させて水と分離することができる。
また、溶質除去装置20では、冷却用周壁部22を外周面22A側から冷却しているため、冷却用周壁部22の内周面22B全域を滅菌後の水の冷却に用いることが可能である。このため、滅菌後の水を冷却するための面(冷却用周壁部22の内周面22B)の面積を十分に確保することができ、これにより、滅菌後の水からシリコーンを析出させる効率を向上させることができる。
また、溶質除去装置20では、二重管構造となるように配置された冷却用周壁部(内管)22と外側周壁部(外管)240との間に低温の水(流体)を供給するといった簡単な構成によって、滅菌後の水を冷却用周壁部22の内周面22Bに接するように供給可能な状態で冷却用周壁部22を外周面側から冷却する構成が実現されている。
また、溶質除去装置20では、冷却用周壁部22を冷却するための水(冷却水)を冷却しつつ循環させているため、水を循環させない場合(冷却用周壁部22の冷却後に廃棄する等)に比べ、前記水の使用量を抑えることができる。しかも、流体冷却源247が外側周壁部240の外側に配置されているため、該流体冷却源247の配置位置等の設計の自由度が向上する。
また、溶質除去装置20では、滅菌後の水が冷却される内周面(冷却用周壁部22の内周面)22Bに付着した状態でシリコーンを析出させることができ、これにより、内周面22Bに衝突して冷却された後に冷却用周壁部22から流れ落ちる水(液体)を貯水槽18によって受ける(集める)だけで、清浄な水(前記析出によってシリコーンが除去されることにより滅菌後の水から分離された水)を得ることができる。しかも、滅菌後の水を冷却する内周面22Bが、水と、析出したシリコーンとを分離する分離部も兼ねることで、別途、分離部を設ける場合に比べ、部品点数を減らすことができる。
また、溶質除去装置20では、冷却用周壁部22の下端開口を塞ぐようにフィルター26が配置されている。このため、冷却用周壁部22の内周面22Bに付着した状態で析出したシリコーン(シリコーンの塊)が剥がれ落ちても、この剥がれ落ちたものが水と共に貯水槽18内に流れ落ちる(冷却用周壁部22から流れ出る)ことを確実に防ぐことができる。
また、溶質除去装置20では、滅菌後の水を噴霧ノズル281によって霧状(微細な液滴)にして冷却用周壁部22の内周面22Bに接触させるため、前記接触による滅菌後の水の冷却効率が高い。
次に、上述の滅菌装置10を用いたプレフィルドシリンジの製造方法について説明する。
先ず、表面にシリコーンが塗布されたシリンジ内に薬液が充填される。薬液が充填されたシリンジは、滅菌装置10の滅菌槽12内に搬入される。そして、滅菌装置10の滅菌槽12内においてシリンジが高温の水(熱水)をスプレーされることによって滅菌される。ここで、滅菌装置10では、溶質除去装置20が、滅菌槽12で滅菌に使用した後の水から該水に溶け込んだシリコーンを除去することで、このシリコーン除去後の水が滅菌に再利用されている。即ち、滅菌装置10において、滅菌に使用する水は、一度の滅菌で廃棄されずに、複数回の滅菌に使用される。このため、滅菌装置10では、滅菌に使用した後の水を、滅菌に再利用しても、この水に溶け込んだシリコーン(溶質)がシリンジに付着することを塞ぐことができる。
次に、滅菌装置10で滅菌されたシリンジが包装され、プレフィルドシリンジが完成する。
尚、本発明の溶質除去装置、溶質除去装置を備えた滅菌装置、溶質除去方法、及び、プレフィルドシリンジの製造方法は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
溶質除去装置20は、滅菌後の水(溶液)からシリコーン(溶質)を除去しているが、この構成に限定されない。即ち、溶液から除去する対象(溶質)は、シリコーンに限定されない。溶質除去装置20は、高温の溶媒(上記実施形態の例では水)に溶け込む物質であって、溶液(物質が溶け込んだ状態の溶媒)が冷却されることによって析出し且つ粘着性を有する物質であれば、溶液から除去することができる。また、溶媒も水に限定されない。溶媒は、溶質が溶け込むことができる液体であって、溶質が溶け込むときの温度がその沸点より小さい液体であればよい。
上記実施形態の溶質除去装置20では、冷却用周壁部22は、中心軸Cが上下方向を向いた姿勢で配置されているが、この構成に限定されない。冷却用周壁部22は、中心軸Cが水平面に対して交差する姿勢となるように配置されていてもよい。かかる構成によれば、冷却用周壁部22の内周面22Bに付着した状態でシリコーンを析出させた(即ち、シリコーンを分離した)後の水(溶媒)が、冷却用周壁部22から下方側に流れ出るため、前記水が集め易くなる。また、冷却用周壁部22は、中心軸Cが水平方向を向くような姿勢で配置されてもよい。かかる構成であっても、内周面22Bによって滅菌後の水を冷却してシリコーンを析出させることができる。
また、上記実施形態の溶液供給部28は、滅菌後の水を冷却用周壁部22の内周面22Bに対して霧状に噴霧する構成であるが、この構成に限定されない。溶液供給部28は、滅菌後の水を内周面22Bに向けて噴出する構成でもよい。かかる構成によれば、冷却用周壁部22の内周面22Bに付着した状態でシリコーンを析出させることができる。これにより、内周面22Bに衝突して冷却された後に冷却用周壁部22から流れ出る液体を集めるだけで、清浄な水を得ることができる。
また、上記実施形態の溶質除去装置20では、冷却用周壁部22の内周面22Bは、滑らかな円柱面であるが、この構成に限定されない。例えば、冷却用周壁部22の内周面22Bは、凹部や凸部が設けられた形状であってもよい。また、図4に示すように、内周面220Bは、凹部や凸部が連続して繰り返される形状等であってもよい。かかる構成によれば、滅菌後の水(溶液)を冷却する面の面積が大きくなるため、滅菌後の水の冷却効率が向上する。また、冷却用周壁部22に凹部や凸部が設けられる場合、内周面22Bに鏡面仕上げやメッキ仕上げが施されることで、内周面22Bに溶質がより析出し易くなる。
また、冷却用周壁部22の内周面22Bへの滅菌後の水(溶液)の接触のさせ方は、噴霧や噴出に限定されない。例えば、図5に示すように、二重管構造の内管(冷却用周壁部22)内が滅菌後の水(溶液)によって満たされるように該滅菌後の水(溶液)が流され、内管(冷却用周壁部22)と外管(外側周壁部240)との間に冷却水が供給される構成等であってもよい。即ち、冷却用周壁部22の内周面22Bに接するように溶液を供給できる構成であればよい。
この場合、図6に示すように、冷却用周壁部22の内側に筒状の内側周壁部250を設け、この内側周壁部250内を冷却水で満たしてもよい。かかる構成によれば、滅菌後の水(溶液)を冷却する面の面積がより大きくなるため、シリコーン(溶質)をより効率よく析出させることができる。
上記実施形態の冷却用周壁部22は、円筒形状であるが、この形状に限定されず、角筒状等でもよい。即ち、冷却用周壁部は筒状であればよい。
また、溶質除去装置20に供給される溶液、溶質除去装置20によって除去される溶質、溶質除去装置20から排出される溶媒は、シリンジを滅菌した後の水、シリコーン、水に限定されない。冷却することによって溶質が析出すればよく、溶液、溶質、及び溶媒は、限定さない。
10 滅菌装置
12 滅菌槽
14 熱交換器
16 温水槽
18 貯水槽
20 溶質除去装置
22 冷却用周壁部(溶液冷却部)
22B、220B 冷却用周壁部の内周面(分離部)
24 周壁冷却部(溶液冷却部)
240 外側周壁部
245 低温流体供給部
246 循環部
247 流体冷却源
26 フィルター
28 溶液供給部
280 分配管
281 噴霧ノズル
C 中心軸
S 隙間空間

Claims (11)

  1. 被滅菌物を収容可能な滅菌槽と、
    前記滅菌槽に供給される液体を貯留する貯留槽と、
    溶液である前記液体を冷却して溶質を析出させる溶液冷却部、及び前記溶液冷却部によって冷却された前記液体を、溶媒と前記析出した溶質とに分離する分離部を備える溶質除去装置と、を備え、
    前記溶質除去装置は、前記滅菌槽で滅菌に使用された後の前記液体から溶質を除去し、この溶質が除去された後の該液体を前記貯留槽に排出することを特徴とする滅菌装置。
  2. 前記溶液冷却部は、前記液体が接する内周面を有する筒状の冷却用周壁部と、前記冷却用周壁部を冷却する周壁冷却部と、を有することを特徴とする請求項1に記載の滅菌装置。
  3. 前記周壁冷却部は、前記冷却用周壁部を外周面側から冷却することを特徴とする請求項2に記載の滅菌装置。
  4. 前記周壁冷却部は、前記冷却用周壁部の外周面と所定の間隔を空けた状態で該冷却用周壁部を周方向に囲む外側周壁部と、前記冷却用周壁部と前記外側周壁部との間に前記液体より低温の流体を供給する低温流体供給部と、を有することを特徴とする請求項3に記載の滅菌装置。
  5. 前記低温流体供給部は、前記冷却用周壁部と前記外側周壁部との間の隙間空間内の流体を前記外側周壁部の外側を通るように循環させる循環部と、前記外側周壁部の外側において前記循環部を流れる流体を冷却する流体冷却源と、を有することを特徴とする請求項4に記載の滅菌装置。
  6. 前記液体を前記冷却用周壁部の内周面に接するように供給する溶液供給部を備えることを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の滅菌装置。
  7. 前記溶液供給部は、前記冷却用周壁部の内周面に向けて前記液体を噴出する噴出部を有し、
    前記分離部は、前記冷却用周壁部の内周面を含むことを特徴とする請求項6に記載の滅菌装置。
  8. 前記冷却用周壁部は、前記内周面の中心軸が水平面に対して交差する姿勢となるように配置されることを特徴とする請求項7に記載の滅菌装置。
  9. 前記分離部は、前記冷却用周壁部の下方側の端部開口を塞ぐように配置されるフィルターをさらに有することを特徴とする、請求項8に記載の滅菌装置。
  10. 前記噴出部は、前記液体を霧状に噴出する少なくとも1つの噴霧ノズルによって構成されることを特徴とする請求項7〜9のいずれか1項に記載の滅菌装置。
  11. 液体が充填されたシリンジに加熱された水を噴射して該シリンジを滅菌することと、
    前記滅菌後の水を冷却して前記滅菌時に該水に溶け込んだ溶質を析出させて該水と前記溶質とに分離することと、
    前記分離後の水を加熱して前記滅菌に再利用することと、を備えることを特徴とするプレフィルドシリンジの製造方法。
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