以下に実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
(実施形態1)
図1は、本実施形態1のトータリゼータシステム1の構成例を示す図であり、トータリゼータシステム1は、図1に示すように、複数の自動発券装置2と、ネットワークNWを介して複数の自動発券装置2と接続されており、それら複数の自動発券装置2を管理する管理装置3と、を備えている。
図2は、実施形態1におけるOMRカード式の投票カードCの例を示す図である。投票カードCには、図2に示すように、開催場の一覧から購入する場名を指定(マーク)するための場名ブロックCa、購入するレースを指定するためのレース番号ブロックCb、購入する券の式別(例えば、単勝式、複勝式、枠連式など)を指定するための式別ブロックCc、購入する組番を指定するための組番ブロックCd、購入金額と単位をそれぞれ指定するための金額ブロックCeと単位ブロックCf、投票カードCの種別(例えば、通常投票カード、ボックス投票カードなど)を識別するための種別識別コードCg、マーク欄の位置を特定するためのタイミングマークChなどが設けられている。
図3は、本実施形態1の自動発券装置2の構成例を示す機能ブロック図である。本実施形態1における自動発券装置2は、図3に示すように、挿入部201と、搬出部202、搬送部203と、読取部204と、記憶部205と、表示部206と、入力部207と、返却部208と、通信部209と、制御部210と、発券処理部211と、を備えて構成されている。
ファンが、記入済みの投票カードCを自動発券装置2の挿入部201に挿入し、所定の操作を行うことで、自動発券装置2はファンが所望する投票券Bの発券処理を実行する。
挿入部201は、図9に示すように、複数枚の投票カードCの挿入が可能な一括挿入口201A、一枚のみ投票カードCの挿入が可能な一枚挿入口201B、一括挿入口201Aから挿入された投票カードC(挿入カードC1ともいう)を一時的に保管する保管部201Cなどで構成され、ファンが予め記入した投票カードCを受け付ける。保管部201Cで保管されている投票カードCは、後述の搬出制御部210Aの制御の下、搬出部202を構成するピックローラ202Aにより、一枚ずつ搬出される。一枚挿入口201Bは、例えば、記入誤りが有るために返却部208から返却された投票カードC(返却カードC2ともいう)を一枚ずつ挿入するために用いられる。
搬出部202は、ピックローラ202Aと、ピックローラ202Aを駆動する駆動モータ(図示なし)などで構成され、搬出制御部210Aの制御の下、保管部201Cに保管されている挿入カードC1を一枚ずつ搬出する。
搬送部203は、複数の搬送ローラと複数の搬送ローラを駆動する駆動モータ(図示なし)などで構成され、例えば、挿入部201から挿入された投票カードCを搬送したり、また、例えば、発券処理部211で発券された投票券Bを図示しない排出口から排出するために搬送したりする。
読取部204は、イメージセンサ204Aなどで構成され、挿入部201に挿入された投票カードCのマークなどを読み取り、読み取ったデータを記憶部205のデータエリアに格納する。より具体的には、読取部204は、種別識別コードCgに基づいて、処理対象の投票カードCにおけるマーク可能部分を特定し、タイミングマークChに対応したマーク欄に記入されたマークを識別する。そして、読取部204は、マーク範囲のドット数、マーク高さ、マーク幅が規定値内か否かを判定し、規定値内のマークを抽出する。この際、規定値外のマークはマークとして認識されない。
記憶部205は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)などで構成され、制御部210を構成するCPU(Central Processing Unit)のワークエリア、自動発券装置2全体を制御するための動作プログラムなどのプログラムを格納するプログラムエリア、読取部204で読み取った投票カードCのデータなどの各種データを格納するデータエリアとして機能する。
表示部206は、LCD(Liquid Crystal Display)などの表示装置などで構成され、ファンが挿入部201に挿入した投票カードCの投票内容や、後述する修正指示画面P1などを表示する。
入力部207は、表示部206の画面上に表示されるタッチパネルなどで構成され、ファンによりタッチパネル上のボタンなどが選択されると、入力部207は、選択された指示内容を制御部210へ送信する。そして、制御部210は、自動発券装置2の各機能部を制御し、その指示内容に応じた処理を実行させる。
返却部208は、投票カードCを一枚ずつ返却可能な返却口208Aなどで構成され、例えば、後述の判定部210Cにより、投票カードCの記入誤り数が予め設定された閾値Xを超えていると判定された場合に、後述の返却制御部210Dの制御の下、この返却部208を介して、その投票カードCはファンへ一時的に返却される。また、例えば、ファンにより、キャンセルボタンB3が選択された場合に、返却制御部210Dの制御の下、返却部208を介して、処理対象の投票カードCは返却される。
通信部209は、通信インターフェースなどで構成され、ネットワークNWを介して接続されている管理装置3との間で、データ通信を行う。例えば、通信部209は、後述の発券制御部210Gにより生成される投票情報D1(詳しくは後述)を管理装置3へ送信する。また、例えば、通信部209は、投票情報D1に応答して、管理装置3から送信されて来る後述の発券許可情報D2又は発券不許可情報D3を受信し、受信した情報を発券制御部210Gへ送信する。
ここで、発券制御部210Gにより生成される投票情報D1と、投票情報D1に応答して、管理装置3から送信されて来る発券許可情報D2と発券不許可情報D3について簡単に説明する。
投票情報D1には、読取部204より読み取られた処理対象の投票カードCに記入(マーク)されている投票内容を示す投票内容情報D4が含まれる。管理装置3は、投票情報D1を受信すると、投票情報D1に含まれる投票内容情報D4が示す投票内容を受け付けることが可能か否かを判定し、受付可能と判定した場合には、発券許可情報D2を自動発券装置2へ返信し、受付可能でないと判定した場合には、発券不許可情報D3を自動発券装置2へ返信する。発券許可情報D2を受信すると、発券制御部210Gは、発券処理部211を制御して、許可対象の投票カードCの投票内容を投票券Bに印字させ、投票内容を印字した投票券Bを排出口から排出する処理を実行する。
制御部210は、CPUなどで構成され、記憶部205のプログラムエリアに格納されている動作プログラムを実行して、図2に示すように、搬出制御部210Aと、記入誤り検出部210Bと、判定部210Cと、返却制御部210Dと、種別判定部210Eと、比較判定部210Fと、発券制御部210Gと、入力画面制御部210Hとしての機能を実現すると共に、自動発券装置2全体を制御する制御処理や、後述の投票カード修正処理などの処理を実行する。
搬出制御部210Aは、搬出部202を制御し、搬出部202により保管部201Cに保管されている投票カードCを一枚ずつ搬出させる。
記入誤り検出部210Bは、挿入部201から挿入された投票カードCの記入誤りを検出する。具体的には、記入誤り検出部210Bは、読取部204により読み取られた投票カードCのデータと、記憶部205のデータエリアに予め格納されているテンプレートデータや発売可能な場・レース・式別・馬/組番号などとを比較することで、挿入された投票カードCの記入誤りを検出する。記入誤りを検出した場合には、記入誤り検出部210Bは、更に、検出した記入誤りの数をカウントする。
判定部210Cは、記入誤り検出部210Bにより投票カードCの記入誤りが検出されたか否かを判定する。そして、判定部210Cは、記入誤り検出部210Bにより投票カードCの記入誤りが検出された場合には、記入誤り検出部210Bがカウントした記入誤り数が予め設定されている閾値X以内か否かをさらに判定する。
また、判定部210Cは、各種のボタン(例えば、キャンセルボタンB3、修正ボタンB4など)が選択されたか否かを判定する。また、判定部210Cは、投票情報D1に応答して、情報が管理装置3から送信されて来ると、その情報が発券許可情報D2か否かを判定する。
また、判定部210Cは、一枚挿入口201Bから投票カードCが挿入されたか否かを判定する。例えば、一枚挿入口201Bから読取部204への搬送経路上に透過型センサが設置されており、透過型センサにより投票カードCが検出されたか否かにより、判定部210Cは、一枚挿入口201Bから投票カードCが挿入されたか否かを判定する。
さらに、判定部210Cは、一括挿入口201Aから挿入された投票カードCの発券処理が全て完了したか否かを判定する。例えば、一括挿入口201Aから挿入された投票カードCを一時的に保管する保管部201C内部には透過型センサが設置されており、その透過型センサにより投票カードCが検出されない場合に、一括挿入口201Aから挿入された投票カードCの発券処理が全て完了したと判定する
返却制御部210Dは、挿入された投票カードCの返却処理を実行する。例えば、判定部210Cにより、投票カードCの記入誤り数が予め設定された閾値Xを越えていると判定された場合に、返却制御部210Dは、処理対象の投票カードCを返却部208から返却させる。また、例えば、判定部210Cにより、投票情報D1に応答して、管理装置3から送信されて来た情報が発券不許可情報D3であると判定された場合に、返却制御部210Dは、不許可対象の投票カードCを返却部208から返却させる。また、例えば、返却制御部210Dは、判定部210Cにより、処理対象の投票カードCの記入誤り数が閾値X以内であると判定された場合に、処理対象の投票カードCを返却部208から返却させる。
種別判定部210Eは、一枚挿入口201Bから投票カードCが挿入されると、返却カードC2と一枚挿入口201Bから挿入された投票カードCの種別が一致するか否かを判定する。具体的には、種別判定部210Eは、読取部204により読み取られた投票カードCのデータに含まれる種別識別コードCgに基づいて、返却カードC2と一枚挿入口201Bから挿入された投票カードCの種別が一致するか否かを判定する。
比較判定部210Fは、種別判定部210Eにより、返却カードC2と一枚挿入口201Bから挿入された投票カードC(挿入カードC1)の種別が一致すると判定された場合に、返却カードC2のデータと挿入カードC1のデータとを比較して、同一のカードか否かを判定する。具体的には、比較判定部210Fは、返却カードC2の返却前に読取部204により読み取られ、記憶部205に格納された返却カードC2のデータと、挿入カードC1のデータとを比較し、記入内容の一致率を求め、求めた一致率が予め設定されている閾値Z1(例えば、90%)以上か否かを判定することで、返却カードC2と挿入カードC1とが同一のカードか否かを判定する。
ここで、両カードの同一性を判定する際に、100%の一致率を基準としないのは、ファンにより記入されたマークの位置や大きさなどが不明瞭なために、同じ投票カードCを読取部204で読み取った場合であっても、読み取ったデータが必ずしも100%一致するとは限らないためである。また、画面上で修正が完了しているにもかかわらず、投票カードCの記入自体を修正して挿入するケースも想定されるためである。この際、例えば、開催場やレース番号が不一致となった場合には、一致率が閾値Z1以上であっても、表示部206に確認画面を表示させ、ファンに確認させるように構成してもよい。これは、ファンが2以上の開催場で開催されるレースに投票する場合に、例えば、投票内容が開催場以外は同じとなることが起き得るからである。
発券制御部210Gは、判定部210Cにより処理対象の投票カードCに記入誤りがないと判定された場合などに、投票情報D1を生成して、通信部209を介して、生成した投票情報D1を管理装置3へ送信する。また、発券制御部210Gは、管理装置3から送信される発券許可情報D2を受信すると、発券処理部211を制御し、管理装置3により発券が許可された投票カードCに対応する投票券Bを発券する処理を実行させる。
入力画面制御部210Hは、詳しくは後述の修正指示画面P1などの入力画面を表示部206の表示画面上に表示させる処理を実行する。例えば、入力画面制御部210Hは、判定部210Cにより、記入誤り検出部210Bがカウントした記入誤り数が閾値X以内であると判定された場合に、修正指示画面P1を表示部206の表示画面上に表示させる。また、例えば、入力画面制御部210Hは、修正指示画面P1に従ってボタンの選択(正しい組番の選択など)が行われた場合に、後述の修正内容確認画面P2aを表示部206の表示画面上に表示させる。
また、例えば、入力画面制御部210Hは、一枚挿入口201Bから挿入された投票カードC(挿入カードC1)が処理中のカードではない(返却カードC2と一枚挿入口201Bから挿入された挿入カードC1が一致していない)と判定された場合に、優先選択画面(図示なし)を、例えば、修正内容確認画面P2a上に重畳表示させる。ファンにより、優先選択画面上に設けられた挿入カードC1の処理を優先させるためのカード優先ボタンが選択された場合には、記入誤り検出部210Bによる記入誤りの検出処理が挿入カードC1に対して実行される。一方、ファンにより、優先選択画面に設けられた修正処理を優先させるための修正優先ボタンが選択された場合には、挿入カードC1を返却し、修正対象の投票カードCが一枚挿入口201Bから挿入されるのを待つ。
発券処理部211は、印字プリンタなどで構成され、発券制御部210Gの制御の下、管理装置3により発券が許可された投票カードCの投票内容を投票券Bに印字して、投票券Bの発券処理を実行する。
ここで、図4乃至図6を参照して、修正指示画面P1及び修正内容確認画面P2aについて説明する。図4は、処理対象の投票カードCの記入誤りが、組番ブロックCdにおける記入誤りである場合の修正指示画面P1の例を示す図である。図4の例では、枠線L1で囲まれた2−4−5が記入誤りである。また、修正指示画面P1には、図4に示すように、マーク選択ボタンB1、発売中選択ボタンB2、キャンセルボタンB3などが設けられている。
マーク選択ボタンB1は、図4の例においては、枠線L1で囲まれた範囲内の番号から正しい番号を選択するためのボタンである。発売中選択ボタンB2は、図4の例においては、該当するレース(本例では、東京で開催のレース01R)において発売されている番号の一覧から正しい番号を選択するためのボタンである。例えば、正しい組番が2−5の場合、ファンは、マーク選択ボタンB1を用いて正しい番号を選択してもよいし、発売中選択ボタンB2を用いて正しい番号を選択してもよい。また、例えば、正しい組番が2−3の場合は、ファンは、発売中選択ボタンB2を用いて正しい番号を選択する。キャンセルボタンB3は、例えば、ファンが、修正対象の投票カードCの発券は不要であると判断した場合に、ファンにより選択される。
図5は、処理対象の投票カードCの記入誤りが、組番ブロックCdにおける記入誤りであり、組番の記入が一部欠落している場合の修正指示画面P1の例を示す図である。図5の例では、枠線L2で囲まれた部分の記入が欠落している。この場合、枠線L2で囲まれた範囲内には番号がないため、マーク選択ボタンB1による番号の選択はできない。
図4と図5の例では、記入誤りが組番ブロックCdにある場合であったが、例えば、複数の開催場にマークされている場合には、マークされている複数の開催場の一覧がマーク選択ボタンB1に表示され、現在投票可能な開催場の一覧が発売中選択ボタンB2に表示される。
図6は、修正内容確認画面P2aの例を示す図である。図6の例では、枠線L3で囲まれた部分において修正が行われたことを示している。修正内容確認画面P2aには、図6に示すように、修正ボタンB4とキャンセルボタンB3などが設けられている。また、修正内容確認画面P2aには、図6に示すように、「この内容で良ければ、先程一時返却された投票カードを一枚挿入口に入れてください。入れると発券します」とのメッセージが表示される。ファンは、枠線L3で囲まれた部分の修正が正しいと判断した場合には、表示されているメッセージに従って、処理対象の投票カードC(返却された投票カードC)を一枚挿入口201Bから挿入する。一方、枠線L3で囲まれた部分の修正が誤りである判断した場合には、ファンは、修正ボタンB4を選択し、修正指示画面P1に戻り、再度の修正を行う。
次に、図7と図8を参照して、本実施形態1における投票カード修正処理のフローについて説明する。図7は、本実施形態1における投票カード修正処理のフローを説明するためのフローチャートの例の一部であり、図8は、フローチャートの例の他の一部である。本投票カード修正処理は、挿入部201を構成する一括挿入口201Aに投票カードCが挿入されたことをトリガとして開始される。一括挿入口201Aに挿入された投票カードCは、上述したように、一時的に保管部201Cに保管される。
一括挿入口201Aに投票カードCが挿入されると、搬出制御部210Aは、搬出部202を制御し、保管部201Cに保管されている投票カードCを一枚搬出させる(ステップS001)。そして、読取部204は、搬出部202により搬出された投票カードCの投票内容などを読み取り、読み取ったデータを記憶部205のデータエリアに格納する(ステップS002)。
そして、記入誤り検出部210Bは、読取部204により読み取られた投票カードCのデータと、記憶部205のデータエリアに予め格納されているテンプレートデータや発売可能な場・レース・式別・馬/組番号などとを比較し、挿入された投票カードCの記入誤りを検出する(ステップS003)。この際、記入誤りを検出した場合には、記入誤り検出部210Bは、更に、検出した記入誤りの数をカウントする。
判定部210Cは、記入誤り検出部210Bにより投票カードCの記入誤りが検出されたか否かを判定する(ステップS004)。判定部210Cにより、記入誤り検出部210Bが投票カードCの記入誤りを検出しなかったと判定された場合には(ステップS004;NO)、処理は後述のステップ005の処理へと進む。
一方、記入誤り検出部210Bにより投票カードCの記入誤りが検出されたと判定した場合には(ステップS004;YES)、判定部210Cは、記入誤り検出部210Bがカウントした記入誤り数が予め設定されている閾値X以内か否かをさらに判定する(ステップS101)。
判定部210Cにより、処理対象の投票カードCの記入誤り数が閾値Xを越えていると判定された場合には(ステップS101;NO)、処理はステップ501の処理へと進み、返却制御部210Dにより処理対象の投票カードCの返却処理が実行され、記入誤り数が閾値Xを越えていると判定された投票カードCは返却部208から返却される(ステップS501)。そして、処理は、ステップS001の処理に戻り、前述の処理を繰り返す。
一方、判定部210Cにより、処理対象の投票カードCの記入誤り数が閾値X以内であると判定された場合には(ステップS101;YES)、入力画面制御部210Hは、処理対象の投票カードCにおける記入誤りの修正を指示する修正指示画面P1を表示部206の表示画面上に表示させる(ステップS102)。そして、返却制御部210Dは、処理対象の投票カードCを返却部208から返却させる(ステップS103)。そして、ファンは、返却された処理対象の投票カードCの記入内容を確認しながら、修正指示画面P1に従って、画面上のタッチパネルなどを操作することにより処理対象の投票カードCの記入誤り部分の修正を行う。
そして、判定部210Cは、修正指示画面P1上のボタンが選択された否かを判定する(ステップS104)。判定部210Cにより、修正指示画面P1上のボタンがまだ選択されていないと判定された場合には(ステップS104;NO)、処理はステップS104の処理を繰り返し、修正指示画面P1上のボタンが選択されるのを待つ。
一方、修正指示画面P1上のボタンが選択されたと判定した場合には(ステップS104;YES)、判定部210Cは、更に、選択されたボタンがキャンセルボタンB3か否かを判定する(ステップS105)。判定部210Cにより、選択されたボタンがキャンセルボタンB3であると判定された場合には(ステップS105;YES)、処理は、修正指示画面P1上の投票カードCのデータを破棄し、ステップS001の処理に戻り、前述の処理を繰り返す。
一方、選択されたボタンはキャンセルボタンB3ではないと判定した場合には(ステップS105;NO)、判定部210Cは、更に、修正が完了したか否かを判定する(ステップS106)。例えば、表示中の修正指示画面P1が図4に例示した修正指示画面P1である場合には、判定部210Cは、マーク選択ボタンB1と発売中選択ボタンB2のいずれかを用いてファンが2つの番号を選択したか否かを判定することで、修正が完了したか否かを判定する。
判定部210Cにより、修正がまだ完了していないと判定された場合には(ステップS106;NO)、処理はステップS105の処理に戻り、前述の処理を繰り返す。一方、判定部210Cにより、修正が完了したと判定された場合には(ステップS106;YES)、入力画面制御部210Hは、修正内容確認画面P2aを表示部206の表示画面上に表示させる(ステップS107)。
そして、判定部210Cは、一枚挿入口201Bから投票カードCが挿入されたか否かを判定する(ステップS108)。投票カードCは一枚挿入口201Bからまだ挿入されていないと判定した場合には(ステップS108;NO)、判定部210Cは、更に、修正内容確認画面P2aに設けられた修正ボタンB4が選択されたか否かを判定する(ステップS201)。
判定部210Cにより、修正ボタンB4が選択されたと判定された場合には(ステップS201;YES)、入力画面制御部210Hは、処理対象の投票カードCにおける記入誤りの修正を指示する修正指示画面P1を表示部206の表示画面上に再び表示させる(ステップS202)。そして、処理はステップS104の処理に戻り、前述の処理を繰り返す。一方、判定部210Cにより、修正ボタンB4は選択されていないと判定された場合には(ステップS201;NO)、処理はステップS108の処理に戻り、前述の処理を繰り返す。
一方、判定部210Cにより、投票カードCが一枚挿入口201Bから挿入されたと判定された場合には(ステップS108;YES)、読取部204は、一枚挿入口201Bから挿入された投票カードCの投票内容などを読み取り、読み取ったデータを記憶部205のデータエリアに格納する(ステップS109)。
そして、種別判定部210Eは、ステップS103の処理で返却した処理対象の投票カードCと一枚挿入口201Bから挿入された投票カードCの種別が一致するか否かを判定する(ステップS110)。
種別判定部210Eにより、ステップS103の処理で返却した処理対象の投票カードC(返却カードC2)と一枚挿入口201Bから挿入された投票カードC(挿入カードC1)の種別が一致すると判定された場合には(ステップS110;YES)、比較判定部210Fは、返却カードC2の返却前に読取部204により読み取られ、記憶部205に格納された返却カードC2のデータと、挿入カードC1のデータとを比較し、記入内容の一致率を求め、求めた一致率が予め設定されている閾値Z1(例えば、90%)以上か否かを判定する(ステップS111)。
比較判定部210Fにより、返却カードC2と挿入カードC1の記入内容の一致率が閾値Z1以上であると判定された場合には(ステップS111;YES)、処理はステップS005の処理へと進む。一方、比較判定部210Fにより、返却カードC2と挿入カードC1の記入内容の一致率が閾値Z1より小さいと判定された場合には(ステップS111;NO)、処理はステップS301の処理へと進む。
一方、ステップS110の処理において、種別判定部210Eにより、返却カードC2と挿入カードC1の種別が一致しないと判定された場合には(ステップS110;NO)、処理はステップS301の処理へと進み、入力画面制御部210Hは、修正内容確認画面P2a上に優先選択画面を重畳表示させる(ステップS301)。
そして、判定部210Cは、優先選択画面に設けられた挿入カードC1の処理を優先させるためのカード優先ボタンが選択されたか否かを判定する(ステップS302)。判定部210Cにより、カード優先ボタンが選択されたと判定された場合には(ステップS302;YES)、処理はステップS003の処理へ戻り、前述の処理を繰り返す。一方、判定部210Cにより、カード優先ボタンは選択されていないと判定された場合には(ステップS302;NO)、返却制御部210Dは、挿入カードC1を返却部208から返却させる(ステップS401)。
そして、判定部210Cは、再び、一枚挿入口201Bから投票カードCが挿入されたか否かを判定する(ステップS402)。判定部210Cにより、投票カードCが一枚挿入口201Bからまだ挿入されていないと判定された場合には(ステップS402;NO)、処理はステップS402の処理を繰り返し、投票カードCが一枚挿入口201Bから挿入されるのを待つ。
一方、判定部210Cにより、投票カードCが一枚挿入口201Bから挿入されたと判定された場合には(ステップS402;YES)、処理はステップS109の処理へと戻り、前述の処理を繰り返す。
ここで、ステップS004の処理でNOと判定された場合、又は、ステップS111の処理でYESと判定された場合には、ステップS005の処理へと進み、発券制御部210Gは、投票情報D1を生成して、通信部209を介して、生成した投票情報D1を管理装置3へ送信する(ステップS005)。
そして、判定部210Cは、管理装置3からの返信があったか否かを判定する(ステップS006)。判定部210Cにより、管理装置3からの返信はまだないと判定された場合には(ステップS006;NO)、処理はステップS006の処理を繰り返し、管理装置3からの応答を待つ。
一方、管理装置3からの返信があったと判定した場合には(ステップS006;YES)、判定部210Cは、更に、それが発券許可情報D2か否かを判定する(ステップS007)。判定部210Cにより、発券不許可情報D3を受信したと判定された場合には(ステップS007;NO)、処理はステップS501の処理へと進み、返却制御部210Dにより発券不許可となった投票カードCの返却処理が実行され、発券不許可となった投票カードCは返却部208から返却される(ステップS501)。そして、処理は、ステップS001の処理に戻り、前述の処理を繰り返す。
一方、判定部210Cにより、発券許可情報D2を受信したと判定された場合には(ステップS007;YES)、発券制御部210Gは、発券処理部211を制御し、管理装置3により発券が許可された投票カードCに対応する投票券Bを発券する処理を実行させる(ステップS008)。
そして、判定部210Cは、一括挿入口201Aから挿入された投票カードCの発券処理が全て完了したか否かを判定する(ステップS009)。判定部210Cにより、一括挿入口201Aから挿入された投票カードCの発券処理がまだ完了していないと判定された場合には(ステップS009;NO)、処理はステップS001の処理へと戻り、前述の処理を繰り返す。一方、判定部210Cにより、一括挿入口201Aから挿入された投票カードCの発券処理が全て完了したと判定された場合には(ステップS009;YES)、処理は終了する。
次に、図9の例に従って、本実施形態1における投票カード修正処理の流れを簡単に説明する。図9は、実施形態1の自動発券装置における物理的構成の例の概略図である。
一括挿入口201Aから投票カードCが挿入されると、挿入された投票カードCは、保管部201Cに一時的に保管される。保管部201Cに保管されている投票カードCは一枚ずつピックローラ202Aにより搬出される(ステップS001)。そして、ピックローラ202Aにより搬出された投票カードCは、読取部204を構成するイメージセンサ204Aにより記入内容などが読み取られ、読み取られたデータは記憶部205のデータエリアに格納される(ステップS002)。
そして、処理対象の投票カードCは、一次保留部S1へと搬送される。そして、記入誤り検出処理(ステップS003とS004)が実行され、記入誤りが無い場合には(ステップS004;NO)、発券処理(ステップS005以降の処理)が実行される。
一方、記入誤りが有り(ステップS004;YES)、その誤り数が閾値Xを越える場合には(ステップS101;NO)、処理対象の投票カードCは、一次保留部S1から搬送され、返却口208Aから返却される。記入誤りが有り(ステップS004;YES)、その誤り数が閾値X以内の場合には(ステップS101;YES)、処理対象の投票カードCの修正処理(ステップS102以降の処理)が実行される。処理対象の投票カードCに対応する修正指示画面P1が表示部206の表示画面上に表示されると共に、処理対象の投票カードCは一次保留部S1から搬送されて返却口208Aから返却される(ステップS102とS103)。
そして、ファンは返却された修正対象の投票カードCの記入内容を確認しながら、表示されている修正指示画面P1に従って、画面上で修正処理(所望するボタンの選択など)を行う。そして、修正に必要な処理が全て済んだ段階で(ステップS106;YES)、修正内容確認画面P2aが表示部206の表示画面上に表示される(ステップS107)。
ファンは、修正内容確認画面P2aに示された修正内容を確認して、その内容に問題がなければ、修正内容確認画面P2aの指示に従って、返却された投票カードCを一枚挿入口201Bから再び挿入する(ステップS108;YES)。一枚挿入口201Bから投票カードCが挿入されると、その投票カードCは読取部204へと搬送され、読取部204を構成するイメージセンサ204Aにより記入内容などが読み取られ、読み取られたデータは記憶部205のデータエリアに格納される(ステップS109)。
そして、一枚挿入口201Bから挿入された投票カードCは、一次保留部S1へ搬送される。ファンが一枚挿入口201Bから挿入した投票カードCが、一時的に返却されたカードである場合は(ステップS110;YES且つステップS111;YES)、発券処理(ステップS005以降の処理)が実行される。
一方、ファンが間違って、一枚挿入口201Bから別の投票カードCを挿入してしまった場合は(ステップS110;NO又はステップS111;NO)、別の投票カードCの処理と修正対象の投票カードCの処理の内、どちらの処理を実行するのかをファンに選択させるための優先選択画面が修正内容確認画面P2a上に重畳表示され(ステップS301)、その選択に応じた処理(ステップS302以降の処理)が実行される。
例えば、ファンにより、修正対象の投票カードCの処理が選択された場合は(ステップS302;NO)、一枚挿入口201Bから挿入された別の投票カードCは、一次保留部S1から搬送され返却口208Aから返却される(ステップS401)。そして、ファンが一時的に返却された正しい投票カードCを一枚挿入口201Bから挿入すると(ステップS401、ステップS110、ステップS111のいずれもYES)、発券処理(ステップS005以降の処理)が実行される。
上記実施形態1によれば、記入誤りの数が規定数(閾値X)以下の場合には、修正指示画面P1を表示すると共に、自動的に処理対象の投票カードCを一時的に返却した。このように構成することで、ファンは、記入誤りがある投票カードCと修正指示画面P1を見比べながら修正することができるため、記入誤りのある投票カードCの修正を迅速且つ確実に行わせることが可能となる。これにより、ファンサービスと自動発券装置の稼動効率とを向上されることが可能となる。
また、上記実施形態1によれば、一時的に返却された投票カードCを再び挿入させることで発券するように構成した。このように構成することで、発券のために投票カードCは回収されるため、2重発券を防止することが可能となる。
また、上記実施形態1によれば、修正内容確認画面P2aに従って、一時的に返却された投票カードCを再び挿入すると、返却した投票カードCと再び挿入された投票カードCとの同一性を確認した。このように構成することで、2重発券を確実に防止することが可能となる。そして、ファンが誤って別の投票カードCを挿入してしまった場合には、挿入された別の投票カードCの処理を実行するか、もしくは、処理中の投票カードCの処理を実行するのかをファンに選択させるように構成した。このように構成することで、例えば、挿入を忘れた投票カードCがあり、その投票カードCの処理を早く行いたい場合など、ファンの要望に応じた対応が可能となり、ファンサービスの一層の向上を図ることが可能となる。
(実施形態2)
上記実施形態1においては、ステップS106の処理で修正が完了したか否かを判定し、修正がまだ完了していないと判定された場合には、処理はステップS105の処理へと戻り、修正が完了するのを待つ構成とした。本実施形態2においては、修正指示画面P1に従った修正がまだ完了していない段階でも、一枚挿入口201Bで投票カードCを受け付けて、その処理を実行するように構成する。
本実施形態2の自動発券装置2の構成は、基本的には、実施形態1のときと同じである。但し、比較判定部210Fが果たす機能が実施形態1の場合とは若干異なる。
比較判定部210Fは、種別判定部210Eにより、返却カードC2と一枚挿入口201Bから挿入された投票カードC(挿入カードC1)の種別が一致すると判定された場合に、返却カードC2のデータと挿入カードC1のデータとを比較して、同一のカードか否かを判定する。
具体的には、比較判定部210Fは、修正内容確認画面P2aが表示された後に一枚挿入口201Bから投票カードCが挿入された場合には、返却カードC2の返却前に読取部204により読み取られ、記憶部205に格納された返却カードC2のデータと、挿入カードC1のデータとを比較し、記入内容の一致率を求め、求めた一致率が予め設定されている閾値Z1(例えば、90%)以上か否かを判定することで、返却カードC2と挿入カードC1とが同一のカードか否かを判定する。
また、比較判定部210Fは、修正指示画面P1に従った修正が完了する前に一枚挿入口201Bから投票カードCが挿入された場合には、返却カードC2の返却前に読取部204により読み取られ、記憶部205に格納された返却カードC2のデータと、挿入カードC1のデータとを比較し、修正指示がされている部分以外における記入内容の一致率を求め、求めた一致率が予め設定されている閾値Z2(例えば、93%)以上か否かを判定することで、返却カードC2と挿入カードC1とが同一のカードか否かを判定する。例えば、図5を参照して、修正対象となっている部分が枠線L2で囲まれた組番である場合には、それ以外の記入内容の一致率が閾値Z2以上か否かを判定する。
次に、図10を参照して、本実施形態2における投票カード修正処理の流れについて説明する。図10は、本実施形態2における投票カード修正処理のフローを説明するためのフローチャートの例の一部である。本実施形態2における投票カード修正処理の処理ステップは、ステップS104より前とステップS106より後においては、実施形態1の場合と同じである。以下の説明においては、図10を参照して、本実施形態2における特徴的な処理の部分について説明する。
判定部210Cは、修正指示画面P1上のボタンが選択された否かを判定する(ステップS104)。判定部210Cにより、修正指示画面P1上のボタンがまだ選択されていないと判定された場合には(ステップS104;NO)、処理はステップS601の処理へと進む。
一方、修正指示画面P1上のボタンが選択されたと判定した場合には(ステップS104;YES)、判定部210Cは、更に、選択されたボタンがキャンセルボタンB3か否かを判定する(ステップS105)。判定部210Cにより、選択されたボタンがキャンセルボタンB3であると判定された場合には(ステップS105;YES)、処理は、修正指示画面P1上の投票カードCのデータを破棄し、ステップS001の処理に戻り、前述の処理を繰り返す。
一方、選択されたボタンはキャンセルボタンB3ではないと判定した場合には(ステップS105;NO)、判定部210Cは、更に、修正が完了したか否かを判定する(ステップS106)。例えば、表示中の修正指示画面P1が図4に例示した修正指示画面P1である場合には、判定部210Cは、マーク選択ボタンB1と発売中選択ボタンB2のいずれかを用いてファンが2つの番号を選択したか否かを判定することで、修正が完了したか否かを判定する。
判定部210Cにより、修正が完了したと判定された場合には(ステップS106;YES)、実施形態1において説明したように、処理はステップS107の処理へと進む。一方、修正がまだ完了していないと判定した場合には(ステップS106;NO)、判定部210Cは、更に、一枚挿入口201Bから投票カードCが挿入されたか否かを判定する(ステップS601)。
判定部210Cにより、一枚挿入口201Bから投票カードCはまだ挿入されていないと判定された場合には(ステップS601;NO)、処理はステップS104の処理へと戻り、前述の処理を繰り返す。
一方、判定部210Cにより、一枚挿入口201Bから投票カードCが挿入されたと判定された場合には(ステップS601;YES)、読取部204は、一枚挿入口201Bから挿入された投票カードCの投票内容などを読み取り、読み取ったデータを記憶部205のデータエリアに格納する(ステップS602)。
そして、種別判定部210Eは、ステップS103の処理で返却した処理対象の投票カードCと一枚挿入口201Bから挿入された投票カードCの種別が一致するか否かを判定する(ステップS603)。
種別判定部210Eにより、ステップS103の処理で返却した処理対象の投票カードC(返却カードC2)と一枚挿入口201Bから挿入された投票カードC(挿入カードC1)の種別が一致すると判定された場合には(ステップS603;YES)、比較判定部210Fは、返却カードC2の返却前に読取部204により読み取られ、記憶部205に格納された返却カードC2のデータと、挿入カードC1のデータとを比較し、修正対象以外の部分の記入内容の一致率を求め、求めた一致率が予め設定されている閾値Z2以上か否かを判定する(ステップS604)。
比較判定部210Fにより、返却カードC2と挿入カードC1の修正対象以外の部分の記入内容の一致率が閾値Z2以上であると判定された場合には(ステップS604;YES)、処理はステップS003の処理へと進む。
一方、種別判定部210Eにより、返却カードC2と挿入カードC1の種別が一致しないと判定された場合(ステップS603;NO)、及び、比較判定部210Fにより、返却カードC2と挿入カードC1の記入内容の一致率が閾値Z2より小さいと判定された場合には(ステップS604;NO)、処理はステップS301の処理へと進む。
上記実施形態2によれば、修正指示画面P1に従った修正がまだ完了していない段階でも、一枚挿入口201Bで投票カードCを受け付けて、処理を実行するように構成した。このように構成することで、ファンは修正指示画面P1を見ながら返却された投票カードCを修正し、修正した投票カードCを一枚挿入口201Bに挿入することにより発券することも可能となる。例えば、ファンが装置の操作をあまり得意としないような場合には、ファンは修正指示画面P1に従って、投票カードCにおける実際の記入誤りを修正して、修正後の投票カードCを再び挿入することによる発券が可能となり、ファンサービスの一層の向上を図ることが可能となる。また、ファンが装置の操作をあまり得意としないような場合には、画面上での修正に手間取り、発券出来なかったなどクレームの要因となり得るが、本構成により、そのようなクレームの要因を取り除くことが可能となる。
(実施形態3)
上記実施形態1と2においては、投票カードCの記入誤りの個数が、閾値X以内である場合には、自動的に処理対象の投票カードCを返却し、一枚挿入口201Bにその投票カードCが挿入されたことをトリガとして、返却した投票カードCの発券を行った。
本実施形態3においては、図11に示すように、修正指示画面P1上にカード一時返却ボタンB5を設け、カード一時返却ボタンB5がファンにより選択された場合のみ、処理対象の投票カードCを返却するように構成する。さらに、修正対象の投票カードCを返却しないで、画面上で修正を行う場合には、図12に示すように、修正内容が正しい場合に選択する確認ボタンB6を修正内容確認画面P2b上に設け、その確認ボタンB6が選択されたことをトリガとして、処理対象の投票カードCの発券を行う。ここで、図11と図12は、それぞれ、実施形態3における修正指示画面P1の例を示す図と、修正対象の投票カードCを返却しないで画面上で修正が実行された場合の修正内容確認画面P2bの例を示す図である。
本実施形態3の自動発券装置2の構成は、基本的には、実施形態1のときと同じである。但し、上述したように、修正指示画面P1上にカード一時返却ボタンB5が設けられ、カード一時返却ボタンB5が選択された場合のみ、修正対象の投票カードCが返却される点で、実施形態1とは異なっている。また、修正対象の投票カードCを返却しないで画面上で修正を行う場合の修正内容確認画面P2bには、確認ボタンB6が設けられ、この確認ボタンB6が選択された場合に、処理対象の投票カードCの発券が行われる点で、実施形態1とは異なっている。
次に、図13を参照して、本実施形態3における投票カード修正処理の流れについて説明する。図13は、本実施形態3における投票カード修正処理のフローを説明するためのフローチャートの例の一部である。本実施形態3における投票カード修正処理の処理ステップは、ステップS101より前とステップS103より後においては、実施形態1又は形態2の場合と同じである。以下の説明においては、図13を参照して、本実施形態3における特徴的な処理の部分について説明する。
記入誤り検出部210Bにより投票カードCの記入誤りが検出されたと判定した場合には(ステップS004;YES)、判定部210Cは、記入誤り検出部210Bがカウントした記入誤り数が予め設定されている閾値X以内か否かをさらに判定する(ステップS101)。
判定部210Cにより、処理対象の投票カードCの記入誤り数が閾値Xを越えていると判定された場合には(ステップS101;NO)、処理はステップ501の処理へと進み、返却制御部210Dにより処理対象の投票カードCの返却処理が実行され、記入誤り数が閾値Xを越えていると判定された投票カードCは返却部208から返却される(ステップS501)。そして、処理は、ステップS001の処理に戻り、前述の処理を繰り返す。
一方、判定部210Cにより、処理対象の投票カードCの記入誤り数が閾値X以内であると判定された場合には(ステップS101;YES)、入力画面制御部210Hは、処理対象の投票カードCにおける記入誤りの修正を指示する修正指示画面P1を表示部206の表示画面上に表示させる(ステップS102)。
そして、判定部210Cは、修正指示画面P1上のカード一時返却ボタンB5をファンが選択したか否かを判定する(ステップS103A)。判定部210Cにより、カード一時返却ボタンB5が選択されたと判定された場合には(ステップS103A;YES)、返却制御部210Dは、処理対象の投票カードCを返却部208から返却させる(ステップS103)。そして、ファンは、返却された処理対象の投票カードCの記入内容を確認しながら、修正指示画面P1に従って、画面上で処理対象の投票カードCの修正を行う。
一方、カード一時返却ボタンB5は選択されていないと判定した場合には(ステップS103A;NO)、判定部210Cは、更に、キャンセルボタンB3が選択されたか否かを判定する(ステップS701)。判定部210Cにより、キャンセルボタンB3が選択されたと判定された場合には(ステップS701;YES)、処理はステップ501の処理へと進み、返却制御部210Dにより処理対象の投票カードCの返却処理が実行され、処理対象の投票カードCは返却部208から返却される(ステップS501)。そして、処理は、ステップS001の処理に戻り、前述の処理を繰り返す。
一方、キャンセルボタンB3は選択されていないと判定した場合には(ステップS701;NO)、判定部210Cは、更に、修正が完了したか否かを判定する(ステップS702)。例えば、表示中の修正指示画面P1が図11に例示した修正指示画面P1である場合には、判定部210Cは、発売中選択ボタンB2を用いて、不明であるとされた番号を選択したか否かを判定することで、修正が完了したか否かを判定する。本例(図11)では、1つの番号が選択された時点で、修正が完了したと判定する。
判定部210Cにより、修正はまだ完了していないと判定された場合には(ステップS702;NO)、処理はステップS103Aの処理へと戻り、前述の処理を繰り返す。一方、判定部210Cにより、修正が完了したと判定された場合には(ステップS702;YES)、入力画面制御部210Hは、修正内容確認画面P2bを表示部206の表示画面上に表示させる(ステップS703)。
そして、判定部210Cは、修正内容確認画面P2b上の修正ボタンB4が選択されたか否かを判定する(ステップS704)。判定部210Cにより、修正内容確認画面P2b上の修正ボタンB4が選択されたと判定された場合には(ステップS704;YES)、処理はステップS102の処理へと戻り、前述の処理を繰り返す。
一方、修正ボタンB4は選択されていないと判定した場合には(ステップS704;NO)、判定部210Cは、更に、修正内容確認画面P2b上の確認ボタンB6が選択されたか否かを判定する(ステップS705)。判定部210Cにより、修正内容確認画面P2b上の確認ボタンB6が選択されたと判定された場合には(ステップS705;YES)、処理はステップS005の処理へと進む。
一方、確認ボタンB6は選択されていないと判定した場合には(ステップS705;NO)、判定部210Cは、更に、修正内容確認画面P2b上のキャンセルボタンB3が選択されたか否かを判定する(ステップS706)。
判定部210Cにより、修正内容確認画面P2b上のキャンセルボタンB3が選択されたと判定された場合には(ステップS706;YES)、処理はステップ501の処理へと進み、返却制御部210Dにより処理対象の投票カードCの返却処理が実行され、処理対象の投票カードCは返却部208から返却される(ステップS501)。そして、処理は、ステップS001の処理に戻り、前述の処理を繰り返す。
一方、判定部210Cにより、修正内容確認画面P2b上のキャンセルボタンB3は選択されていないと判定された場合には(ステップS706;NO)、処理はステップS704の処理へと戻り、前述の処理を繰り返す。
上記実施形態3によれば、修正指示画面P1上にカード一時返却ボタンB5を設け、カード一時返却ボタンB5がファンにより選択された場合のみ、処理対象の投票カードCを返却するように構成した。このように構成することで、投票カードCの修正を行う際に、わざわざ、投票カードCを手元で確認しながら修正する必要がないにもかかわらず、投票カードCが返却されてしまうのを防止し、ファンの必要に応じた対応が可能となる。これにより、投票カードCの修正処理の迅速化を図ることが可能となる。
(実施形態4)
上記実施形態1乃至3において、一枚挿入口201Bと返却口208Aは、物理的に独立した挿入口又は排出口として構成したが、これに限定されるものではなく、例えば、一枚挿入口201Bと返却口208Aとを一体的に構成してもよい。また、一枚挿入口201Bと返却口208Aとしての機能を一括挿入口201Aが兼ねるように構成してもよい。
本実施形態4においては、一枚挿入口201Bと返却口208Aとしての機能を一括挿入口201Aが兼ねるように構成した場合について説明する。また、本実施形態4においては、挿入された全投票カードCを一旦読み込み、記入誤りがありその誤り数が閾値Xを越える場合はその投票カードCは返却し、記入誤りがあるが誤り数が閾値X以下の場合には、投票カードCは、一次保留部S1とは別に設けられたエラーカード保留部S2に保留するように構成する。そして、全ての投票カードCの記入誤り検出が実行された後に、エラーカード保留部S2に保留されている投票カードCを一枚ずつ繰出して、返却口208Aの機能を兼ね備えた一括挿入口201Aから返却するように構成する。
以下に、図14と図15を参照して、一括挿入口201Aが一枚挿入口201Bと返却口208Aとしての機能を兼ねる場合の構成について説明する。なお、本実施形態4の自動発券装置2の構成は、基本的には、実施形態1のときと同じである。但し、図14に示すように、一枚挿入口201Bと返却口208Aとしての機能を一括挿入口201Aが兼ねる点と、記入誤りの数が閾値X以下の場合にその投票カードを一時的に保留するためのエラーカード保留部S2を備える点と、搬出部202がエラーカード保留部S2に保留されている投票カードCを一枚ずつ搬出するためのピックローラ202Bをさらに備える点で、実施形態1と異なっている。また、判定部210Cが果たす機能が異なる。
図14は、本実施形態4の自動発券装置2の物理的構成の例の概略図である。図14に示すように、一括挿入口201Aにおいて投票カードCの挿入及び返却が行われる。新たに設けたれたエラーカード保留部S2の内部には、図14に示すように、例えば、透過型センサが設けられ、透過型センサによりエラーカード保留部S2内の投票カードCの有無が検出される。また、図14に示すように、エラーカード保留部S2から投票カードCを一枚ずつ搬出するためのピックローラ202Bが設けられ、ピックローラ202Bは、搬出制御部210Aの制御の下、図示しない駆動モータにより駆動される。
次に、判定部210Cが果たす機能の中で、実施形態1の場合と異なる部分について説明する。判定部210Cは、エラーカード保留部S2内部に設けられた透過型センサにより投票カードCが存在することが検出されたか否かにより、エラーカード保留部S2に投票カードCが有るか否かを判定する。また、判定部210Cは、全ての発券処理が完了したか否かを判定する際に(ステップS009)、保管部201Cだけでなく、エラーカード保留部S2内の投票カードCの有無を確認し、保管部201Cとエラーカード保留部S2のいずれにも投票カードCが存在しない場合に、全ての発券処理が完了したと判定する。
図15は、本実施形態4における投票カード修正処理のフローを説明するためのフローチャートの例の一部である。なお、図15の例は、本実施形態4の構成を、実施形態1に適用した場合のフローチャートの例の一部である。本実施形態4における投票カード修正処理の処理ステップは、ステップS004より後とステップS103Aより後においては、実施形態1の場合と同じである。以下の説明においては、図15を参照して、本実施形態4における特徴的な処理の部分について説明する。
本投票カード修正処理は、実施形態1の場合と同様に、挿入部201を構成する一括挿入口201Aに投票カードCが挿入されたことをトリガとして開始され、一括挿入口201Aに挿入された投票カードCは、一時的に保管部201Cに保管される。
一括挿入口201Aに投票カードCが挿入されると、判定部210Cは、保管部201Cに投票カードCが有るか否かを判定する(ステップS001A)。判定部210Cにより、保管部201Cに投票カードCが有ると判定された場合には(ステップS001A;YES)、搬出制御部210Aは、搬出部202を制御し、保管部201Cに保管されている投票カードCを一枚搬出させる(ステップS001)。そして、読取部204は、搬出部202により搬出された投票カードCの投票内容などを読み取り、読み取ったデータを記憶部205のデータエリアに格納する(ステップS002)。
そして、記入誤り検出部210Bは、読取部204により読み取られた投票カードCのデータと、記憶部205のデータエリアに予め格納されているテンプレートデータや発売可能な場・レース・式別・馬/組番号などとを比較し、挿入された投票カードCの記入誤りを検出する(ステップS003)。この際、記入誤りを検出した場合には、記入誤り検出部210Bは、更に、検出した記入誤りの数をカウントする。
判定部210Cは、記入誤り検出部210Bにより投票カードCの記入誤りが検出されたか否かを判定する(ステップS004)。判定部210Cにより、記入誤り検出部210Bが投票カードCの記入誤りを検出しなかったと判定された場合には(ステップS004;NO)、処理は実施形態1で説明したステップ005の処理へと進む。
一方、記入誤り検出部210Bにより投票カードCの記入誤りが検出されたと判定した場合には(ステップS004;YES)、判定部210Cは、更に、記入誤り検出部210Bがカウントした記入誤り数が予め設定されている閾値X以内か否かをさらに判定する(ステップS101)。
判定部210Cにより、処理対象の投票カードCの記入誤り数が閾値Xを越えていると判定された場合には(ステップS101;NO)、処理はステップ501の処理へと進み、返却制御部210Dにより処理対象の投票カードCの返却処理が実行され、記入誤り数が閾値Xを越えていると判定された投票カードCは返却部208から返却される(ステップS501)。そして、処理は、ステップS001Aの処理に戻り、前述の処理を繰り返す。
一方、判定部210Cにより、処理対象の投票カードCの記入誤り数が閾値X以内であると判定された場合には(ステップS101;YES)、制御部210の制御の下、搬送部203により、処理対象の投票カードCはエラーカード保留部S2へと搬送される(ステップS101A)。そして、処理はステップS001Aの処理に戻り、前述の処理を繰り返す。
一方、ステップS001Aにおいて、保管部201Cに投票カードCが無いと判定した場合には(ステップS001A;NO)、判定部210Cは、更に、エラーカード保留部S2に投票カードCが存在するか否かを判定する(ステップS101B)。判定部210Cにより、エラーカード保留部S2にも投票カードCが存在しないと判定された場合には(ステップS101B;NO)、処理は終了し、次に一括挿入口201Aから投票カードCが挿入されるのを待つ。
一方、判定部210Cにより、エラーカード保留部S2には投票カードCが存在すると判定された場合には(ステップS101B;YES)、入力画面制御部210Hは、返却対象の投票カードCにおける記入誤りの修正を指示する修正指示画面P1を表示部206の表示画面上に表示させる(ステップS102)。そして、搬出制御部210Aの制御の下、ピックローラ202Bにより返却対象の投票カードC(本例では、一番上にあるカードから順番に繰出す)を搬出し、返却制御部210Dは、その返却対象の投票カードCを一括挿入口201Aから返却させる(ステップS103A)。そして、ファンは、返却された修正対象の投票カードCの記入内容を確認しながら、修正指示画面P1に従って、画面上で処理対象の投票カードCの修正を行う。そして、処理は実施形態1で説明したステップS104の処理へと進む。
上記実施形態4によれば、一枚挿入口201Bと返却口208Aとしての機能を一括挿入口201Aが兼ねるように構成した。このように構成することで、部品点数の削減、省スペース化、省エネ化を図ることが可能となる。
また、上記実施形態4によれば、挿入された全投票カードCを一旦読み込み、記入誤りがあるが誤り数が閾値X以下の投票カードCは、一次保留部S1とは別に設けられたエラーカード保留部S2に保留するように構成した。そして、全ての投票カードCの記入誤り検出が実行された後に、エラーカード保留部S2に保留されている投票カードCを一枚ずつ繰出して返却し、返却した投票カードCの修正処理を実行するように構成した。このように構成することで、記入誤りのない投票カードCの発券処理を先に行うことが可能となる。これにより、例えば、記入誤りが無いにもかかわらず、先に処理された投票カードCの修正処理に手間取ったために、締め切りに間に合わなかったと言ったクレームの要因を取り除くことが可能となり、ファンサービスの一層の向上を図ることが可能となる。
なお、上記実施形態1乃至4において投票カードCとしてOMRカード式の投票カードCを例に説明したが、これに限定されるものではなく、本発明は、申し込みカードを挿入することで申し込み内容を反映した券を発券する機能を有する装置に適用可能である。
また、実施形態4において説明した、一次保留部S1とは別にエラーカード保留部S2を設け、挿入された全投票カードCを一旦読み込み、記入誤りがあるが誤り数が閾値X以下の投票カードCを一時的にエラーカード保留部S2に保留し、全ての投票カードCの記入誤り検出が実行された後に、エラーカード保留部S2に保留されている投票カードCを一枚ずつ繰出して返却し、返却した投票カードCの修正処理を実行する構成を、実施形態1乃至3に対して適用することも可能である。
また、上記実施形態1乃至4において、読取部204は、マーク範囲のドット数、マーク高さ、マーク幅が規定値内か否かを判定し、規定値外のマークはマークとして認識しないと説明したが、これに限定されるものではなく、規定値外のマークをマークとして認識するように構成してもよい。例えば、マークドット数が規定値M以上の場合に通常マークとして読取部204が認識する場合に、M>>N≒0として、マークドット数がMより小さく且つNよりも大きい場合、すなわち、M>マークドット数>Nの場合に、そのマークを規定外マークとして読取部204が認識するように構成する。
このように構成することで、実施形態1乃至4においてはマークとして認識しなかったマークを記入誤りとして修復指示画面P1に表示させることが可能となり、ファンが所望する投票内容での発券を迅速且つ確実に行えるようになる。ここで、図16と図17は、いずれも、処理対象の投票カードCのマークに規定外のマークが存在した場合の修正指示画面P1の例を示す図である。
図16の例では、枠線L6に囲まれた部分に規定外のマークがあることを示しており、この場合の修復指示画面P1には、規定外のマークから読み取られた番号などを表示する規定外マーク選択ボタンB7が設けられている。図16の例では、規定外のマークから読み取られた番号2と4が規定外マーク選択ボタンB7として表示され、ファンは、規定外マーク選択ボタンB7として表示されている番号(2と4)が正しければ、その番号を選択することで、記入誤りを修正することが可能となる。一方、規定外マーク選択ボタンB7として表示されている番号(2と4)が正しくなければ、ファンは、発売中選択ボタンB2から正しい番号を選択することで、記入誤りを修正することが可能となる。
図17の例では、場名ブロックCa内に規定外のマークと複数の通常マーク(東京と中山)があることを示しており(枠線L7に囲まれた部分)、この場合の修正指示画面P1には、図17に示すように、東京と中山がマーク選択ボタンB1として表示され、規定外マークから読み取られた阪神が規定外マーク選択ボタンB7として表示される。
また、上記実施形態1乃至4において、種別判定部210Eと比較判定部210Fとにより、返却カードC2と一枚挿入口201B(又は一括挿入口201A)から挿入された投票カードCとの同一性を判定すると説明した。しかしながら、これに限定されるものではなく、例えば、図18Aに示すように、投票カードCを一時的に返却する際に、返却する投票カードC上に、例えば、「一時返却」と印字して返却するように構成してもよい。また、例えば、図18Bに示すように、投票カードCを一時的に返却する際に、パンチホールを開けて返却するように構成してもよい。また、例えば、図18Cに示すように、投票カードCを一意に識別可能な識別情報(例えば、バーコード)を予め各投票カードCに付加し、一時的に返却する投票カードCの識別情報を記憶部205のデータエリアに格納し、一枚挿入口201B(又は一括挿入口201A)から挿入された投票カードCの識別情報と照合することで両カードの同一性を判定することが可能となる。このように、返却カードC2と一枚挿入口201B(又は一括挿入口201A)から挿入された投票カードCとの同一性を判定可能な方法であればよい。
また、上記実施形態1乃至4において、保管部201C内部や一枚挿入口201Bから読取部204への搬送経路上などに設けられた透過型センサの検出結果に基づいて、判定部210Cは、全ての発券が完了したか否か、一枚挿入口201Bから投票カードCが挿入されたか否か、などを判定すると説明した。しかしながら、これに限定されるものではなく、例えば、検知スイッチなどを用いて、その検知結果などに基づいて判定するように構成してもよい。
なお、上記動作を実行するための動作プログラムを、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、MO(Magnet Optical Disk)などのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記憶して配布し、これを自動発券装置2のコンピュータにインストールすることにより、上述の処理を実行するように構成してもよい。さらに、インターネット上のサーバ装置が有するディスク装置等にプログラムを記憶しておき、例えば、搬送波に重畳させて、コンピュータにダウンロード等するものとしてもよい。
以上本発明の実施形態について説明したが、本発明は、以上に述べた実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の構成又は実施形態を取ることができる。