JP5947157B2 - 投票券発券装置及び投票券発券方法 - Google Patents

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Description

本発明は、投票カードを受け付けて投票券を発券する装置及び方法に関する。
従来、競馬、競輪、競艇、オートレース等の公営競技では、投票券の発売が、例えば投票券発券装置(自動発売機とも言う)を介して行われている。また、投票券の発売及び払戻が、例えば投票券発払装置(自動発払機とも言う)を介して行われている。なお、以下では、これらの装置を総称して投票券発券装置と言う。
投票券発券装置は、例えば、投票者により所望の投票内容が記入された投票カードと現金とを受け付けると、その投票内容に応じて投票券の発券を行う。
このような投票券発券装置に関する技術としては、次のような技術が知られている。
例えば、マークシート方式の投票カードを用いて投票券を発行する投票券発売機において、投票カードの金額指定欄の単位金額に複数のマークがなされている場合であっても、可能な限りこれを救済し、発券効率を向上させるようにした技術が知られている(例えば特許文献1参照)。
また、例えば、公営競技の投票システムにおいて、競技場内/外の投票端末、或いは利用者宅内の電話投票端末等の投票端末から投票を行う際に、レース毎の投票締切時刻に対応させて投票端末の表示画面の画面色を変化させるようにした技術が知られている(例えば特許文献2参照)。
また、例えば、投票券発券装置において、投入口に一括投入された複数の投票カードから投票内容を読み取り、投票内容を投票カード毎に記憶し、投票内容に対応する投票締切時間にもとづいて投票カード毎の投票券の発券処理順序を設定し、その発券処理順序に従い投票券の発券を行う技術が知られている(例えば特許文献3参照)。
特開平06−243320号公報 特開2005−228215号公報 特開2011−53782号公報
従来、公営競技の投票者においては、投票締切時刻が近づくと、その時点のオッズを参考に投票内容を決定し投票券の駆け込み購入を行う者が多かった。そのため、投票締切時刻が近づくと、投票券発券装置の利用者が多くなり、場合によっては投票券締切時刻以前に投票券の購入を行えない者もいた。
これに対し、従来の投票券発券装置では、上述のような、投票締切時刻に対応させて表示画面の画面色を変化させることや、投票締切時間に基づいて設定した発券処理順序に従って投票券の発券を行うことが行われており、例えば投票券購入機会の喪失可能性の低減等が図られ、投票締切間際における投票者(利用者)の利便性が向上したと言える。今日では、このような投票締切間際における投票者の利便性の更なる向上が望まれている。
本発明は、上記実情に鑑み、投票締切間際における投票者の利便性を一層向上させる投票券発券装置及び投票券発券方法を提供することを目的とする。
装置の一観点によれば、公営競技の投票券を発券する投票券発券装置であって、投票カードから投票内容を読み取る読取部と、前記投票内容を記憶する記憶部と、前記投票内容に基づいて投票券の発券を行う発券部と、所定の判定結果に応じて前記投票券の発券に係る動作を変更する変更部と、投票締切までの残時間を取得する残時間取得部と、前記投票内容を修正する修正部と、を備え、前記変更部は、前記投票内容に対応するレースの投票締切までの残時間が所定時間以上であるか否かを判定する残時間判定部と、前記投票内容に基づいて前記投票カードの誤記入の有無を判定する誤記入判定部と、前記投票内容に基づいて前記投票カードの誤記入数が所定数以上であるか否かを判定する誤記入数判定部と、を含み、前記変更部は、前記投票内容に対応するレースの投票締切までの残時間が所定時間以上であると前記残時間判定部が判定し、且つ、前記投票カードの誤記入有りと前記誤記入判定部が判定し、且つ、前記投票カードの誤記入数が所定数以上であると前記誤記入数判定部が判定した場合には、前記修正部による前記投票内容の修正を禁止して前記投票カードを返却する第1の動作を行い、前記投票内容に対応するレースの投票締切までの残時間が所定時間以上であると前記残時間判定部が判定し、且つ、前記投票カードの誤記入有りと前記誤記入判定部が判定し、且つ、前記投票カードの誤記入数が所定数以上でないと前記誤記入数判定部が判定した場合には、前記修正部による前記投票内容の修正を許可する第2の動作を行い、前記投票内容に対応するレースの投票締切までの残時間が所定時間以上でないと前記残時間判定部が判定し、且つ、前記投票カードの誤記入有りと前記誤記入判定部が判定した場合には、前記修正部による前記投票内容の修正を許可する第3の動作を行う、ように前記投票券の発券に係る動作を変更する
方法の一観点によれば、公営競技の投票カードから読み取った投票内容に基づいて投票券の発券を行う投票券発券装置に含まれるコンピュータは、前記投票内容に対応するレースの投票締切までの残時間が所定時間以上であると判定し、且つ、前記投票カードの誤記入有りと判定し、且つ、前記投票カードの誤記入数が所定数以上であると判定した場合には、前記投票内容の修正を禁止して前記投票カードを返却する第1の動作を行い、前記投票内容に対応するレースの投票締切までの残時間が所定時間以上であると判定し、且つ、前記投票カードの誤記入有りと判定し、且つ、前記投票カードの誤記入数が所定数以上でないと判定した場合には、前記投票内容の修正を許可する第2の動作を行い、前記投票内容に対応するレースの投票締切までの残時間が所定時間以上でないと判定し、且つ、前記投票カードの誤記入有りと判定した場合には、前記投票内容の修正を許可する第3の動作を行う、ように前記投票券の発券に係る動作を変更する、処理を実行する。
開示の装置及び方法は、投票締切間際における投票者の利便性を一層向上させることができる、という効果を奏する。
第1の実施形態に係る投票券発券装置のブロック図である。 第2の実施形態に係る、より具体的な投票券発券装置を含むトータリゼータシステムの一例を示す図である。 投票券発券装置のハードウェア構成例を示す図である。 投票カード読取ユニットの構成例を示す図である。 管理装置のハードウェア構成例を示す図である。 投票券発券装置と管理装置の動作の一例を示すフローチャートである。 投票券発券装置による投票券発券処理(S13)の一例を示すフローチャートである。 第3の実施形態に係る、投票券発券装置による投票券発券処理(図6のS13)の他の一例を示すフローチャートである。 第3の実施形態に係る、投票券発券装置による投票券発券処理(図6のS13)の他の一例を示すフローチャートである。 第4の実施形態に係る、投票券発券装置による投票券発券処理(図6のS13)の更なる他の一例を示すフローチャートである。 第4の実施形態に係る、投票券発券装置による投票券発券処理(図6のS13)の更なる他の一例を示すフローチャートである。 第5の実施形態に係る、投票券発券装置による修正処理(図7のS39、図8のS63、又は図9のS93)の一例を示すフローチャートである。 第5の実施形態に係る、修正処理中にディスプレイに表示される表示画面例1である。 第5の実施形態に係る、修正処理中にディスプレイに表示される表示画面例2である。 第5の実施形態に係る、修正処理中にディスプレイに表示される表示画面例3である。 第6の実施形態に係る、投票券発券装置による修正処理(図7のS39、図8のS63、又は図9のS93)の他の一例を示すフローチャートである。 第7の実施形態に係る、投票券発券装置による投票券発券処理(図6のS13)の更なる他の一例を示すフローチャートである。 第7の実施形態に係る、投票券発券処理中にディスプレイに表示される表示画面例である。 第8の実施形態に係る、投票券発券装置による投票券発券処理(図6のS13参照)の更なる他の一例を示すフローチャートである。 第8の実施形態に係る、投票券発券装置による投票券発券処理(図6のS13参照)の更なる他の一例を示すフローチャートである。 第9の実施形態に係る、投票券発券装置による投票券発券処理(図6のS13参照)の更なる他の一例を示すフローチャートである。 第9の実施形態に係る、投票券発券装置による投票券発券処理(図6のS13参照)の更なる他の一例を示すフローチャートである。 第9の実施形態に係る、発売状況テーブル(投票カード投入時の投票券の発売状況)の一例を示す図である。 第9の実施形態に係る、発売状況テーブルに含まれる「発売状況」の種類の一例を示す図である。 第9の実施形態に係る、投票電文又は救済用投票電文を受信した管理装置が発券を許可するか否かを判定する際の基準となる条件の一例を示す図である。
以下、図面を参照しながら実施の形態を説明する。
なお、以下の説明では、実施の形態に係る投票券発券装置を、競馬の投票券を発券する装置とするが、他の公営競技(例えば競輪、競艇、オートレース等)の投票券を発券する装置としてもよい。また、実施の形態に係る投票券発券装置は、競馬場内に配置されるものとするが、競馬場外(例えば場外馬券売り場)に配置されてもよい。
<第1の実施形態>
図1は、第1の実施形態に係る投票券発券装置のブロック図である。
投票券発券装置100は、例えば、投票者(利用者)により所望の投票内容が記入された投票カードと現金とを受け付けると、その投票内容に応じて投票券の発券を行う。なお、投票カードは、マークシート方式の投票カードとするが、他の記入方式(例えば記述方式)の投票カードとしてもよい。
投票券発券装置100は、読取部1、入力部2、記憶部3、修正部4、発券部5、所定枚数投票カード検出部6、複数投票カード検出部7、電文送受信部8、残時間取得部9、オッズ情報取得部10、表示部11、発売状況情報取得部12、変更部13を含む。
読取部1は、投票カードから投票内容を読み取る。読取部1は、例えば、イメージセンサにより投票カードのイメージデータを取得し、そのイメージ上のマークの有無を判定することにより投票内容を読み取る。なお、投票カードが例えば記述方式の投票カードである場合には、読取部1が、例えば、イメージセンサにより投票カードのイメージデータを取得し、文字認識部により、そのイメージから文字を認識することにより、投票内容を読み取るようにしてもよい。
入力部2は、投票者の操作に応じて各種の入力を行う。例えば、入力部2は、投票者の操作に応じて投票見送り指示を入力する。また、入力部2は、投票者の操作に応じて投票内容を入力する。入力部2を介して投票内容の入力が行われる場合、投票者は投票カードを用いずに投票を行うことができる。
記憶部3は、投票内容等を記憶する。記憶部3は、例えば、読取部1により読み取られた投票内容を記憶する。また、記憶部3は、例えば、入力部2により入力された投票内容を記憶する。また、記憶部3は、例えば、修正部4により修正された投票内容を記憶する。
修正部4は、記憶部3に記憶された投票内容を投票者の操作に応じて修正する。修正部4は、例えば、投票者が投票券発券装置100の投票カード投入口に誤記入を含む投票カードを投入したことにより投票内容の修正が必要になった際に使用される。なお、投票カードにおける誤記入とは、例えば、マークの記入不備(マークが薄い、マークの位置不良(はみだし)、マークが小さい等)や、一つのマークが記入されるべきところに複数のマークが記入された場合等を含む。
発券部5は、記憶部3に記憶された投票内容に基づいて投票券の発券を行う。
所定枚数投票カード検出部6は、投票カード投入口に一括投入された投票カードの枚数が所定枚数以上であるか否かを検出する。
複数投票カード検出部7は、投票カード投入口に投入された投票カードが複数であるか否かを検出する。
電文送受信部8は、上位装置との間で電文の送受信を行う。電文送受信部8は、例えば、ネットワークを介して上位装置である管理装置(ホストコンピュータ)との間で電文の送受信を行う。
残時間取得部9は、投票締切までの残時間を取得する。残時間取得部9は、例えば、開催される各レースの投票締切までの残時間を取得する。また、残時間取得部9は、例えば、記憶部3に記憶された投票内容に対応するレースの投票締切までの残時間を取得する。
オッズ情報取得部10は、上位装置からオッズ情報を取得する。オッズ情報取得部10は、例えば、ネットワークを介して上位装置である管理装置からオッズ情報を取得する。
表示部11は、各種の表示を行う。表示部11は、例えば、記憶部3に記憶された修正が必要になった投票内容を表示する。また、表示部11は、例えば、オッズ情報取得部10により取得されたオッズ情報に基づいてオッズを表示する。
発売状況情報取得部12は、各レースの投票券の発売状況情報を上位装置から取得する。発売状況情報取得部12は、例えば、ネットワークを介して上位装置である管理装置から発売状況情報を取得する。
変更部13は、所定の判定結果に応じて投票券の発券に係る動作を変更する。変更部13は、誤記入判定部14、誤記入数判定部15、残時間判定部16、最短残時間判定部17、発売中判定部18、発売停止判定部19、減算停止判定部20を含む。
誤記入判定部14は、記憶部3に記憶された投票内容に基づいて投票カードの誤記入の有無を判定する。
誤記入数判定部15は、記憶部3に記憶された投票内容に基づいて投票カードの誤記入数が所定数以上であるか否かを判定する。
残時間判定部16は、記憶部3に記憶された投票内容に対応するレースの投票締切までの残時間が所定時間以上であるか否かを判定する。
最短残時間判定部17は、投票締切までの残時間が最も短いレースの投票締切までの残時間が所定時間以上であるか否かを判定する。
発売中判定部18は、投票カード投入口に投票カードが投入された時点において発売状況情報取得部12により取得されている発売状況情報から、投票カードの投票内容に対応する投票券が発売中であるか否かを判定する。
発売停止判定部19は、投票カード投入口に投票カードが投入された時点の後に発売状況情報取得部12により取得された発売状況情報から、投票カードの投票内容に対応する投票券が発売停止になったか否かを判定する。
減算停止判定部20は、投票カード投入口に投票カードが投入された時点の後に発売状況情報取得部12により取得された発売状況情報から、投票カードの投票内容に対応する投票券が減算停止になったか否かを判定する。
このような構成の投票券発券装置100では、次のような動作が行われる。
(1)例えば、変更部13は、記憶部3に記憶された投票内容に対応するレースの投票締切までの残時間が所定時間以上であると残時間判定部16が判定し、且つ、その投票内容の投票カードの誤記入有りと誤記入判定部14が判定し、且つ、その投票カードの誤記入数が所定数以上であると誤記入数判定部15が判定した場合に、修正部4によるその投票内容の修正を禁止し、その投票カードを返却する第1の動作を行うように、投票券の発券に係る動作を変更する。
これにより、投票カードの投票内容に対応するレースの投票締切までの残時間が所定時間以上であり、且つ、投票カードの誤記入数が所定数以上の場合、投票者は、投票内容の修正が禁止される。よって、後続の投票者は、より速やかに投票を開始できる。
(2)また、例えば、変更部13は、記憶部3に記憶された投票内容に対応するレースの投票締切までの残時間が所定時間以上であると残時間判定部16が判定し、且つ、その投票内容の投票カードの誤記入有りと誤記入判定部14が判定し、且つ、その投票カードの誤記入数が所定数以上でないと誤記入数判定部15が判定した場合に、修正部4によるその投票内容の修正を許可する第2の動作を行うように、投票券の発券に係る動作を変更する。
これにより、投票カードの投票内容に対応するレースの投票締切までの残時間が所定時間以上であり、且つ、投票カードの誤記入有りで、且つ、その誤記入数が所定数未満の場合、投票者は、投票内容の修正が許可される。よって、投票者は、その場から離れることなく継続して投票内容を修正できる。
(3)また、例えば、変更部13は、記憶部3に記憶された投票内容に対応するレースの投票締切までの残時間が所定時間以上でないと残時間判定部16が判定し、且つ、その投票内容の投票カードの誤記入有りと誤記入判定部14が判定した場合に、その投票カードの誤記入数が所定数以上であるか所定数未満であるかに関わらず、修正部4によるその投票内容の修正を許可する第3の動作を行うように、投票券の発券に係る動作を変更する。
これにより、投票カードの投票内容に対応するレースの投票締切までの残時間が所定時間未満であり、且つ、投票カードの誤記入有りの場合、投票者は、投票内容の修正が許可される。よって、投票者は、その場から離れることなく継続して投票内容を修正できる。
(4)また、例えば、変更部13は、投票カード投入口に投入された投票カードが複数であると複数投票カード検出部7により検出された場合において、その複数の投票カードの各々に対し、投票カードの誤記入有りと誤記入判定部14が判定し、且つ、その投票カードの誤記入数が所定数以上であると誤記入数判定部15が判定した場合に、修正部4によるその投票内容の修正を禁止し、その投票カードを返却する第4の動作を行うように、投票券の発券に係る動作を変更する。
これにより、投票カード投入口に投入された投票カードが複数である場合、誤記入数が所定数以上の投票カードに対し、投票者は、投票内容の修正が禁止される。よって、後続の投票者は、より速やかに投票を開始できる。
(5)また、例えば、変更部13は、投票カード投入口に投入された投票カードが複数であると複数投票カード検出部7により検出された場合において、その複数の投票カードの各々に対し、投票カードの誤記入有りと誤記入判定部14が判定し、且つ、その投票カードの誤記入数が所定数以上でないと誤記入数判定部15が判定した場合に、修正部4によるその投票内容の修正を許可する第5の動作を行うように、投票券の発券に係る動作を変更する。
これにより、投票カード投入口に投入された投票カードが複数である場合、誤記入有りで且つその誤記入数が所定数以上でない投票カードに対し、投票者は、投票内容の修正が許可される。よって、そのような投票カードに対し、投票者は、その場から離れることなく継続して投票内容を修正できる。
(6)また、例えば、変更部13は、投票カード投入口に投入された投票カードが複数でないと複数投票カード検出部7により検出された場合において、その投入口に投入された投票カードの投票内容に対応するレースの投票締切までの残時間が所定時間以上でないと残時間判定部16が判定し、且つ、その投票カードの誤記入有りと誤記入判定部14が判定した場合に、その投票カードの誤記入数が所定数以上であるか所定数未満であるかに関わらず、修正部4によるその投票内容の修正を許可する第6の動作を行うように、投票券の発券に係る動作を変更する。
これにより、投票カード投入口に投入された投票カードが複数でない場合において、その投票カードの投票内容に対応するレースの投票締切までの残時間が所定時間未満であり、且つ、投票カードの誤記入有りの場合、投票者は、投票内容の修正が許可される。よって、投票者は、その場から離れることなく継続して投票内容を修正できる。
(7)また、例えば、変更部13は、投票カード投入口に一括投入された投票カードの枚数が所定枚数以上であると所定枚数投票カード検出部6により検出された場合において、その投票カードの各々に対し、投票カードの誤記入有りと誤記入判定部14が判定し、且つ、その投票カードの誤記入数が所定数以上であると誤記入数判定部15が判定した場合に、修正部4によるその投票内容の修正を禁止し、その投票カードを返却する第7の動作を行うように、投票券の発券に係る動作を変更する。
これにより、投票カード投入口に一括投入された投票カードの枚数が所定枚数以上である場合、誤記入数が所定数以上の投票カードに対し、投票者は、投票内容の修正が禁止される。よって、後続の投票者は、より速やかに投票を開始できる。
(8)また、例えば、変更部13は、投票カード投入口に一括投入された投票カードの枚数が所定枚数以上であると所定枚数投票カード検出部6により検出された場合において、その投票カードの各々に対し、投票カードの誤記入有りと誤記入判定部14が判定し、且つ、その投票カードの誤記入数が所定数以上でないと誤記入数判定部15が判定した場合に、修正部4によるその投票内容の修正を許可する第8の動作を行うように、投票券の発券に係る動作を変更する。
これにより、投票カード投入口に一括投入された投票カードの枚数が所定枚数以上である場合、誤記入有りで且つその誤記入数が所定数以上でない投票カードに対し、投票者は、投票内容の修正が許可される。よって、そのような投票カードに対し、投票者は、その場から離れることなく継続して投票内容を修正できる。
(9)また、例えば、変更部13は、投票カード投入口に一括投入された投票カードの枚数が所定枚数以上でないと所定枚数投票カード検出部6により検出された場合において、その投票カードの各々に対し、投票カードの投票内容に対応するレースの投票締切までの残時間が所定時間以上でないと残時間判定部16が判定し、且つ、その投票カードの誤記入有りと誤記入判定部14が判定した場合に、その投票カードの誤記入数が所定数以上であるか所定数未満であるかに関わらず、修正部4によるその投票内容の修正を許可する第9の動作を行うように、投票券の発券に係る動作を変更する。
これにより、投票カード投入口に一括投入された投票カードの枚数が所定枚数未満である場合、投票内容に対応するレースの投票締切までの残時間が所定時間未満であり且つ誤記入が有る投票カードに対し、投票者は、投票内容の修正が許可される。よって、そのような投票カードに対し、投票者は、その場から離れることなく継続して投票内容を修正できる。
(10)また、例えば、上記の第3、第6、又は第9の動作において修正部4による修正が許可されて、馬番号又は枠番号の修正が行われる場合に、表示部は、オッズ情報取得部10により取得されたオッズ情報に基づいて馬番号又は枠番号を人気順に並べて表示する。なお、競馬以外の公営競技の場合には、馬番号の代わりに、例えば、車番号、艇番号等としてもよい。
これにより、投票者は、人気順に並べて表示された馬番号又は枠番号に基づいて、より速やかに、馬番号又は枠番号の修正を行うことができる。
(11)また、例えば、上記の第3、第6、又は第9の動作において修正部4による修正が許可されて、馬番号又は枠番号の修正が行われた場合に、表示部は、修正後の馬番号又は枠番号のオッズをオッズ情報取得部10により取得されたオッズ情報に基づいて表示する。なお、競馬以外の公営競技の場合には、馬番号の代わりに、例えば、車番号、艇番号等としてもよい。
これにより、投票者は、表示された修正後の馬番号又は枠番号のオッズに基づいて、より速やかに、馬番号又は枠番号についての修正の見直しを図ることができる。
(12)また、例えば、変更部13は、記憶部3に記憶された投票内容に対応するレースの投票締切までの残時間が所定時間以上であると残時間判定部16が判定し、且つ、その投票内容の投票カードの誤記入有りと誤記入判定部14が判定し、且つ、入力部2により投票見送り指示が入力された場合に、その投票カードを返却する動作を行うように、投票券の発券に係る動作を変更する。
これにより、投票カードの投票内容に対応するレースの投票締切までの残時間が所定時間以上であり、且つ、投票カードの誤記入有りで、且つ、投票見送り指示が入力された場合、速やかに投票カードの返却が行われる。よって、投票者は、その時点での投票を見送り、後に投票を行うことができると共に、一括して挿入していた未処理の投票カードの内、レースの投票締切までの残時間が所定時間未満である投票カードの投票をより速やかに行うことができる。また、後続の投票者は、より速やかに投票を開始できる。
(13)また、例えば、変更部13は、投票締切までの残時間が最も短いレースの投票締切までの残時間が所定時間以上であると最短残時間判定部17が判定した場合に、入力部2による投票内容の入力を許可する動作を行うように、投票券の発券に係る動作を変更する。
これにより、投票締切までの残時間が最も短いレースの投票締切までの残時間が所定時間以上である場合、投票者は、入力部2による投票内容の入力が許可される。よって、投票者は、投票カードを用いずに、投票することができる。
(14)また、例えば、変更部13は、投票締切までの残時間が最も短いレースの投票締切までの残時間が所定時間以上でないと最短残時間判定部17が判定した場合に、入力部2による投票内容の入力を禁止する動作を行うように、投票券の発券に係る動作を変更する。
これにより、投票締切までの残時間が最も短いレースの投票締切までの残時間が所定時間未満である場合、投票者は、入力部2による投票内容の入力が禁止される。よって、投票カードを用いた投票のみが許可されることになるため、後続の投票者は、より速やかに投票を開始できる。
(15)また、例えば、変更部13は、投票カード投入口に投票カードが投入された時点において投票カードの投票内容に対応する投票券が発売中であると発売中判定部18が判定し、且つ、その時点の後にその投票カードの投票内容に対応する投票券が発売停止になったと発売停止判定部19が判定し、且つ、その時点の後にその投票内容に対応する投票券が減算停止になっていないと減算停止判定部20が判定した場合に、救済用投票電文が電文送受信部8により送信され、その救済用投票電文の応答としての発券許可電文が電文送受信部8により受信されると、その投票内容の投票券の発券を許可する動作を行う、ように投票券の発券に係る動作を変更する。
これにより、投票カード投入口に投票カードが投入された時点において投票カードの投票内容に対応する投票券が発売中であって、その後に、その投票内容に対応する投票券が発売停止になったが減算停止になっていない場合には、救済用投票電文が送信され、そして、その応答としての発券許可電文が受信されると、その投票カードに対する投票券の発券が許可される。よって、このような場合であっても、投票者は、その投票券の購入ができる。なお、従来では、このような場合に投票券の発券が禁止され、投票者は投票券の購入ができなかった。
(16)また、例えば、変更部13は、投票カード投入口に投票カードが投入された時点において投票カードの投票内容に対応する投票券が発売中であると発売中判定部18が判定し、且つ、その時点の後にその投票内容に対応する投票券が発売停止になったと発売停止判定部19が判定し、且つ、その時点の後にその投票内容に対応する投票券が減算停止になったと減算停止判定部20が判定した場合に、その投票内容の投票券の発券を禁止して投票カードを返却する動作を行う、ように投票券の発券に係る動作を変更する。
これにより、投票カード投入口に投票カードが投入された時点において投票カードの投票内容に対応する投票券が発売中であって、その後に、その投票内容に対応する投票券が発売停止且つ減算停止になった場合には、投票券の発券が禁止されて投票カードが返却される。よって、このような場合には、従来通り、投票者による投票券の購入を禁止させることができる。
このように、本実施形態に係る投票券発券装置100によれば、所定の判定結果に応じて投票券の発券に係る動作が変更されることにより、投票締切間際における投票者に対するサービス(投票券の発券に係るサービス)のレベルが変更され、例えば投票締切間際における投票券の購入機会損失の防止など、投票締切間際における投票者の利便性を一層向上させることができる。
<第2の実施形態>
次に、より具体的な投票券発券装置100の構成及び動作を、第2の実施形態として説明する。
図2は、より具体的な投票券発券装置100を含むトータリゼータシステムの一例を示す図である。
トータリゼータシステム1000は、投票券の発券、オッズの表示と集計、配当金の計算、投票券の払戻等を管理するシステムである。トータリゼータシステム1000は、投票券発券装置100、管理装置200、ネットワーク300を含む。
投票券発券装置100は、運用状況表示窓101、投票券投入口102、投票券排出口103、投票カード投入口104、紙幣投入排出口105、硬貨投入口106、硬貨排出口107、ディスプレイ108、タッチパネル109を含む。
運用状況表示窓101は、投票券発券装置100において、投票券の発券受付中であるか発券停止中であるか、及び、投票券の払戻受付中であるか払戻停止中であるかを表示する。
投票券投入口102は、払い戻しをする投票券の投入口である。
投票券排出口103は、発券された投票券の排出口である。
投票カード投入排出口104は、投票カードの投入口であり、また、返却する投票カードの排出口でもある。
紙幣投入排出口105は、紙幣の投入口であり、また、返却する紙幣又は釣札とする紙幣の排出口でもある。
硬貨投入口106は、硬貨の投入口である。
硬貨排出口107は、返却する硬貨又は釣銭とする硬貨の排出口である。
ディスプレイ108は、タッチパネル109の下層に配置されており、操作案内、レース案内、投票カードの投票内容等の情報を表示する。ディスプレイ108は、例えば液晶ディスプレイである。
タッチパネル109は、透過型のタッチパネルであり、各種の入力や投票内容の修正等の際に操作される。ディスプレイ108により表示された情報は、タッチパネル109を透過して、投票者から視認可能である。投票者は、ディスプレイ108により表示された情報を見ながら、タッチパネル109に対するタッチ操作(例えば、情報表示切替操作、投票券購入操作、投票内容修正操作、投票内容入力操作等)を行うことができる。
なお、投票券発券装置100において、投票券投入口102と投票券排出口103を一体構成としてもよい。また、硬貨投入口106と硬貨排出口107を一体構成としてもよい。また、投票カード投入排出口104を、投票カード投入口と投票カード排出口のように、別体構成としてもよい。また、紙幣投入排出口105を、紙幣投入口と紙幣排出口のように、別体構成としてもよい。
管理装置200は、投票券発券装置100とネットワーク300を介して通信を行い、投票券発券装置100が行う投票券の発券や投票券の払戻等を管理する。また、管理装置200は、オッズの表示と集計、配当金の計算等を行う。
ネットワーク300は、例えば、LAN、WAN、インターネット等のネットワーク、或いは、それらが混在するネットワークである。
図3は、図2に示した投票券発券装置100のハードウェア構成例を示す図である。
投票券発券装置100は、制御部111、ディスプレイ108、管理者用ディスプレイ112、タッチパネル109、管理者用タッチパネル113、投票カード読取ユニット114、紙幣還流ユニット115、硬貨還流ユニット116、投票券印刷ユニット117、払戻投票券読取ユニット118を含む。
制御部111は、CPU(Central Processing Unit)120、RAM(Random Access Memory)121、HDD(Hard Disk Drive)122、通信インタフェース123、グラフィック処理ユニット124、入出力インタフェース125を含み、各々がバス126を介して接続されている。なお、制御部111は、コンピュータの一例でもある。
CPU120は、投票券発券装置100の全体動作を制御する。
RAM121は、CPU120によって実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部を一時的に格納する。また、RAM121は、CPU120による処理に必要な各種データ(例えば投票内容のデータ等)を格納する。
HDD122は、OSやアプリケーションプログラムを格納する。
通信インタフェース123は、ネットワーク300に接続され、例えば、管理装置200との間でデータ(各種の情報、電文、通知等)の送受信を行う。
なお、CPU120によって実行されるOSのプログラムやアプリケーションプログラムは、図示しない外部装置から、ネットワーク300及び通信インタフェース123を介して、例えばRAM121に格納されて、CPU120によって実行されてもよい。また、後述の可搬型記録媒体119に格納され、後述の可搬型記録媒体インタフェース及び入出力インタフェース125を介して、例えばRAM121に格納されて、CPU120によって実行されてもよい。
グラフィック処理ユニット124は、ディスプレイ108、管理者用ディスプレイ112が接続されている。グラフィック処理ユニット124は、CPU120の制御の下に、各種の情報をディスプレイ108、管理者用ディスプレイ112の画面に表示させる。なお、管理者用ディスプレイ112は、投票券発券装置100の裏面側に設けられる管理者向けのディスプレイである。
入出力インタフェース125は、タッチパネル109、管理者用タッチパネル113、投票カード読取ユニット114、紙幣還流ユニット115、硬貨還流ユニット116、投票券印刷ユニット117、払戻投票券読取ユニット118が接続されている。また、入出力インタフェース125は、可搬型記録媒体119に対する情報の書込み及び読出しが可能な可搬型記録媒体インタフェースと接続可能になっている。
入出力インタフェース125は、タッチパネル109、管理者用タッチパネル113、投票カード読取ユニット114、紙幣還流ユニット115、硬貨還流ユニット116、投票券印刷ユニット117、払戻投票券読取ユニット118、可搬型記録媒体インタフェースから送られてくる信号を、バス126を介してCPU120に送信する。また、入出力インタフェース125は、CPU120から送られてくる制御信号を、バス126を介して対応するユニット(タッチパネル109、管理者用タッチパネル113、投票カード読取ユニット114、紙幣還流ユニット115、硬貨還流ユニット116、投票券印刷ユニット117、払戻投票券読取ユニット118、又は可搬型記録媒体インタフェース)へ送信する。
なお、管理者用タッチパネル113は、投票券発券装置100の裏面側に設けられた管理者向けのタッチパネルである。投票カード読取ユニット114は、投票カードから投票内容を読み取るユニットである。投票カード読取ユニット114の詳細は、図4を用いて後述する。紙幣還流ユニット115は、紙幣の受け入れ、紙幣の真贋の鑑別、紙幣の収納、紙幣の返却、釣札の排出を行う。硬貨還流ユニット116は、硬貨の受け入れ、硬貨の真贋の鑑別、硬貨の収納、硬貨の返却、釣銭の排出を行う。投票券印刷ユニット117は、投票内容を印刷して投票券を発券する。払戻投票券読取ユニット118は、投票券を受け入れて投票内容を読み取る。
なお、投票券発券装置100において、制御部111は、例えば、FPGA(Field Programmable Gate Array)やDSP(Digital Signal Processor)等のモジュールを含む構成とすることもできる。この場合、制御部111は、不揮発性メモリ(例えば、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、フラッシュメモリ、フラッシュメモリ型メモリカード等)を含み、モジュールのファームウェアを記憶する。不揮発性メモリは、可搬型記録媒体119、或いは通信インタフェース123を介してファームウェアを書き込むことができる。このように制御部111は、不揮発性メモリに記憶されているファームウェアを書き換えることにより、ファームウェアの更新をすることもできる。
図4は、投票カード読取ユニット114の構成例を示す図である。
投票カード読取ユニット114は、投票カード投入排出口104、ピックアップローラ131、裏面用イメージセンサ132、カード押さえ板133、表面用イメージセンサ134、カード押さえ板135、カード重なり検出センサ136、カード一次保留部137、読取済カードスタッカ138を含む。
投票カード投入排出口104は、投票カード投入口104a、投票カード返却口104b、カード厚み検出センサ139、カード有無検出センサ140を含む。なお、投票カード投入排出口104は、上述のとおり、投票カードの投入口であり、また、排出口でもあるが、内部では二段構造となっており、下段に投票カード投入口104aが設けられ、上段に投票カード返却口104bが設けられている。
投票カード投入口104aは、投票カードの投入口である。
投票カード返却口104bは、投票カードの排出口である。
カード厚み検出センサ139は、投票カード投入口104aに一括投入された投票カードの厚みが所定枚数分の厚み以上であるか否かを検出することにより、その一括投入された投票カードの枚数が所定枚数以上であるか否かを検出する。
カード有無検出センサ140は、投票カード投入口104aでの投票カードの有無を検出する。また、カード有無検出センサ140は、ピックアップローラ131との協同により、投票カード投入口104aに投入された投票カードが複数であるか否かも検出する。例えば、ピックアップローラ131が投票カード投入口104aに投入された投票カードを一枚、搬送路へ搬送した後に、カード有無検出センサ140が、投票カード投入口104aでの投票カード有りを検出した場合には、投票カード投入口104aに投入された投票カードが複数であると検出する。
ピックアップローラ131は、投票カード投入口104aに投入された投票カードを一枚ずつ搬送路へ搬送する。
裏面用イメージセンサ132は、搬送中の投票カードの裏面の内容をイメージデータとして取得する。カード押さえ板133は、裏面用イメージセンサ132によるイメージデータの取得が適切に行われるように、搬送中の投票カードを押さえる。
表面用イメージセンサ134は、搬送中の投票カードの表面の内容をイメージデータとして取得する。カード押さえ板135は、表面用イメージセンサ134によるイメージデータの取得が適切に行われるように、搬送中の投票カードを押さえる。
なお、裏面用イメージセンサ132、表面用イメージセンサ134は、例えば、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ、又はCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサである。
カード重なり検出センサ136は、搬送中の投票カードが二枚重なったものであるか否かを検出する。
カード一次保留部137は、裏面用イメージセンサ132及び表面用イメージセンサ134により投票内容が読み取られた投票カードを一次的に保留する。
読取済カードスタッカ138は、裏面用イメージセンサ132及び表面用イメージセンサ134により投票内容が読み取られた投票カード(但し、返却される投票カードを除く)を蓄積する。
このような構成を有する投票カード読取ユニット114では、投票カードからの投票内容の読み取りの際に、次のようにして投票カードの搬送が行われる。まず、投票カード投入口104aに投票カードが投入されると、その投票カードが一枚ずつピックアップローラ131により搬送路へ搬送される。そして、搬送中の投票カードの裏面及び表面の内容が裏面用イメージセンサ132及び表面用イメージセンサ134により読み取られた後、カード一次保留部137に一次的に保留される。その後、その投票カードに対応する投票券の発券が行われる場合には、その投票カードがカード一次保留部137から読取済カードスタッカ138へ搬送され、そこに蓄積(回収)される。一方、その投票カードに対応する投票券の発券が行われない場合には、その投票カードがカード一次保留部137から投票カード返却口104bへ搬送され、投票者に返却される。
また、投票カード読取ユニット114では、投票カード投入口104aに投票カードが投入されると、カード厚み検出センサ139により、所定枚数以上の投票カードが一括投入されたか否かの検出が行われる。また、カード有無検出センサ140により、投票カード投入口104aでの投票カードの有無の検出が開始される。さらに、ピックアップローラ131が一枚の投票カードを搬送したところで、カード有無検出センサ140により、投票カード投入口104aに投入された投票カードが複数であるか否かの検出が行われる。また、表面用イメージセンサ134からカード一次保留部137へ搬送される途中で、カード重なり検出センサ136により、搬送中の投票カードが二枚重なったものであるか否かの検出が行われる。
なお、図2乃至図4に示した投票券発券装置100の一部は、次のように、図1に示した投票券発券装置100の一部の一例である。投票カード読取ユニット114は、読取部1の一例である。タッチパネル109は、入力部2と修正部4の一例である。RAM121は、記憶部3の一例である。投票券印刷ユニット117は、発券部5の一例である。カード厚み検出センサ139は、所定枚数投票カード検出部6の一例である。カード有無検出センサ140(及びピックアップローラ131)は、複数投票カード検出部7の一例である。通信インタフェース123は、電文送受信部8、残時間取得部9、オッズ情報取得部10、発売状況情報取得部12の一例である。ディスプレイ108は、表示部11の一例である。CPU120は、誤記入判定部14、誤記入数判定部15、残時間判定部16、最短残時間判定部17、発売中判定部18、発売停止判定部19、減算停止判定部20を含む変更部13の一例である。
図5は、図2に示した管理装置200のハードウェア構成例を示す図である。
管理装置200は、一部の構成を除いて、基本的に、投票券発券装置100と同様の構成を有する。管理装置200は、制御部211、管理者用ディスプレイ212、管理者用タッチパネル213を含む。
制御部211は、CPU215、RAM216、HDD217、通信インタフェース218、グラフィック処理ユニット219、入出力インタフェース220を含み、各々がバス221を介して接続されている。なお、制御部211は、コンピュータの一例でもある。
CPU215は、管理装置200の全体動作を制御する。
RAM216は、CPU215によって実行させるOSのプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部を一時的に格納する。また、RAM216は、CPU215による処理に必要な各種データを格納する。
HDD217は、OSやアプリケーションプログラムを格納する。
通信インタフェース218は、ネットワーク300に接続され、例えば、投票券発券装置100との間でデータ(各種の情報、電文、通知等)の送受信を行う。
なお、CPU215によって実行されるOSのプログラムやアプリケーションプログラムは、図示しない外部装置から、ネットワーク300及び通信インタフェース218を介して、例えばRAM216に格納されて、CPU215によって実行されてもよい。また、後述の可搬型記録媒体214に格納され、後述の可搬型記録媒体インタフェース及び入出力インタフェース220を介して、例えばRAM216に格納されて、CPU215によって実行されてもよい。
グラフィック処理ユニット219は、管理者用ディスプレイ212が接続されている。グラフィック処理ユニット219は、CPU215の制御の下に、管理者用ディスプレイ212の画面に表示させる。
入出力インタフェース220は、管理者用タッチパネル213が接続されている。また、入出力インタフェース220は、可搬型記録媒体214に対する情報の書込み及び読出しが可能な可搬型記録媒体インタフェースと接続可能になっている。
入出力インタフェース220は、管理者用タッチパネル213、可搬型記録媒体インタフェースから送られてくる信号を、バス221を介してCPU215に送信する。また、入出力インタフェース220は、CPU215から送られてくる制御信号を、バス221を介して対応するユニット(管理者用タッチパネル213、又は可搬型記録媒体インタフェース)へ送信する。
なお、管理装置200において、制御部211は、例えば、FPGAやDSP等のモジュールを含む構成とすることもできる。この場合、制御部211は、不揮発性メモリ(例えば、EEPROM、フラッシュメモリ、フラッシュメモリ型メモリカード等)を含み、モジュールのファームウェアを記憶する。不揮発性メモリは、可搬型記録媒体214、或いは通信インタフェース218を介してファームウェアを書き込むことができる。このように制御部211は、不揮発性メモリに記憶されているファームウェアを書き換えることにより、ファームウェアの更新をすることもできる。
次に、トータリゼータシステム1000の動作を説明する。
図6は、投票券発券装置100と管理装置200の動作の一例を示すフローチャートである。
電源ONにより起動した投票券発券装置100は、まず、管理装置200から運用データを取得する(S11)。運用データは、投票券発券装置100の起動を確認した管理装置200により通知される(S21)。運用データは、投票券の発売情報を含む。投票券の発売情報は、例えば、発売場(レースの開催場所(単に「場」とも言う))、発売レース、発売式別、予定投票締切時刻、発売状況等の情報を含む。なお、予定投票締切時刻は、現在時刻との比較により投票締切までの残時間を求めることが可能であることから、投票締切までの残時間に対応する。運用データを取得した投票券発券装置100は、例えば、発券受付中及び払戻受付中である旨を運用状況表示窓101に表示する。
続いて、投票券発券装置100は、管理装置200から投票券の発売状況の情報を取得する(S12)。投票券の発売状況の情報は、管理装置200により定期的に、または、発売停止、減算停止などのイベント発生により通知される(S22)。なお、投票券発券装置100は、管理装置200により通知される投票券の発売状況の情報を随時受け付ける。投票券発券装置100は、投票券の発売状況の情報を更新する。投票券の発売状況の情報は、発売中レース(場、レース番号を含む)、発売締切(発売停止)レース(場、レース番号を含む)、減算中レース(場、レース番号を含む)、減算締切(減算停止)レース(場、レース番号を含む)、投票数、オッズ等の情報を含む。また、管理装置200は、予定投票締切時刻や発走数(出走取消)などレース進行に関わる情報に変更がある場合は、レース進行に関わる情報を含めて通知する。
なお、上記の運用データや投票券の発売状況の情報は、例えばRAM121に記憶される。
続いて、投票券発券装置100は、投票券発券処理を行う(S13)。なお、詳細は図7を用いて後述するが、この処理では、例えば、必要な電文(例えば投票電文)が管理装置200へ送信され、その応答に応じて対応する処理(例えば発券)等が行われる。管理装置200は、投票券発券装置100から電文(例えば投票電文)を受け付けると、その応答(例えば発券許可応答)を行う(S23)。
続いて、投票券発券装置100は、管理装置200からの運用終了通知を受け付けたか否かに応じて、投票券発券処理の運用を終了するか否かを判定する(S14)。管理装置200は、投票券発券装置100による投票券発券処理の運用を終了させる場合、投票券発券装置100へ運用終了を通知する(S24)。
S14の判定結果がNoの場合、投票券発券装置100は、投票券発券処理の運用を継続し、処理がS12へ戻る。
一方、S14の判定結果がYesの場合、投票券発券装置100は、運用終了処理を行って(S15)、投票券発券処理の運用を終了し、本動作が終了する。なお、運用終了処理では、例えば、投票券の発券停止中及び払戻停止中である旨が運用状況表示窓101に表示される。
図7は、上記の投票券発券装置100による投票券発券処理(S13)の一例を示すフローチャートである。
投票券発券装置100は、まず、現金及び払戻投票券の受入処理を行う(S31)。この処理では、紙幣投入排出口105及び硬貨投入口106を介して投票者から現金を受け入れ、紙幣還流ユニット115及び硬貨還流ユニット116による現金の真贋の鑑別、収納等が行われる。制御部111は、紙幣還流ユニット115及び硬貨還流ユニット116が受け入れた投入金額の通知を受けて投入金額を管理する。また、S31の処理では、投票券投入口102を介して投票者から払戻投票券を受け入れ、払戻投票券読取ユニット118による投票内容の読取等も行われる。制御部111は、払戻投票券読取ユニット118が読み取った投票内容の通知を受けると、その投票内容が的中であるか否かを管理装置200に問い合わせ、的中である場合には、対応する的中金額を投入金額に反映する。なお、投票内容が的中であるか否かの問い合わせは、例えば、投票券発券装置100から管理装置200へ払戻電文が送信され、その応答電文が管理装置200から投票券発券装置100へ送信されることによって行われる。
続いて、投票券発券装置100は、タッチパネル109を介して投票者から精算指示を受け付けたか否かを判定する(S32)。
S32の判定結果がYesの場合、投票券発券装置100は、精算処理を行う(S33)。この処理では、投入金額と後述のS43で発券された投票券に応じて精算が行われ、投票券排出口103による購入投票券の排出と紙幣還流ユニット115による紙幣投入排出口105への釣札の排出及び硬貨還流ユニット116による硬貨排出口107への釣銭の排出等が行われる。S33の後は、当該投票券発券処理が終了し、処理がリターンする。
一方、S32の判定結果がNoの場合、投票券発券装置100は、投票カード投入口104aに投票カードが有るか否かを判定する(S34)。なお、この判定は、カード有無検出センサ140の検出結果に応じて、行われる。
S34の判定結果がNoの場合、処理がS32へ戻る。
一方、S34の判定結果がYesの場合、投票券発券装置100は、ピックアップローラ131により投票カード投入口104aから投票カードを一枚、搬送路へ搬送し、その投票内容を読み取る(S35)。なお、投票内容の読取は、投票カード読取ユニット114により行われる。
続いて、投票券発券装置100は、読み取った投票内容に、誤記入箇所が有るか否か(誤記入が有るか否か)を判定する(S36)。なお、誤記入箇所とは、既述のように、例えば、マークの記入不備(マークが薄い、マークの位置不良(はみだし)、マークが小さい等)の箇所や、一つのマークが記入されるべきところに複数のマークが記入された箇所等である。
S36の判定結果がYesの場合、投票券発券装置100は、読み取った投票内容に対応するレースが、投票締切直近のレースであるか否かを判定する(S37)。なお、投票締切直近のレースとは、投票締切までの残時間が所定時間(例えば3分)未満のレースである。投票締切直近のレースは、例えば、現在時刻と、運用データ及び発売状況の情報(図6のS11、S12等参照)に含まれる発売レース、予定投票締切時刻等の情報に基づいて決定することができる。但し、S37の判定の時点において、そもそも投票締切直近のレースに該当するレースが存在しない場合もある。この場合、S37の判定結果はNoとなる。
S37の判定結果がNoの場合、投票券発券装置100は、誤記入数(誤記入箇所の総数)が複数であるか否かを判定する(S38)。
S38の判定結果がNoの場合、又は、上述のS37の判定結果がYesの場合、投票券発券装置100は、誤記入箇所の修正を許可し、投票内容の修正処理を行う(S39)。この処理では、タッチパネル109を介して投票者による誤記入箇所の修正が行われる。
続いて、投票券発券装置100は、タッチパネル109を介して投票者から発券指示を受け付けたか否かを判定する(S40)。
S40の判定結果がNoの場合、処理がS39へ戻る。
一方、S40の判定結果がYesの場合、又は、上述のS36の判定結果がNoの場合、投票券発券装置100は、修正後の投票内容に応じた投票電文、又は、投票カードから読み取られた投票内容に応じた投票電文を作成し、管理装置200へ送信する(S41)。なお、その投票電文を受信した管理装置200は、その投票内容に応じた発券を許可するか否かを判定し、許可する場合には投票券発券装置100へ発券許可応答を送信し、該当レースの発売締切や投票された馬番号の出走取消などにより発券を許可しない場合には投票券発券装置100へ発券不許可応答を送信する。
続いて、投票券発券装置100は、管理装置200から受信した応答が発券許可応答であるか否かを判定する(S42)。
S42の判定結果がYesの場合、投票券発券装置100は、発券許可応答に対応する投票券を発券する(S43)。なお、この処理では、投票券印刷ユニット117による投票券の印刷、発券が行われる。
一方、S42の判定結果がNoの場合、又は、S38の判定結果がYesの場合、投票券発券装置100は、投票カードの返却処理を行う(S44)。この処理では、投票カード読取ユニット114による投票カード返却口104bへの投票カードの返却が行われる。なお、S38の判定結果がYesの場合は、誤記入箇所の修正が禁止されて投票カードの返却が行われる。
S44の後、又は、S43の後は、処理がS32へ戻る。
このように、本実施形態に係る投票券発券装置100によれば、投票カードの投票内容に対応するレースが投票締切直近のレースでなく、且つ、投票カードの誤記入数が複数の場合、投票者は投票内容の修正が禁止され、投票カードが返却される。よって、その修正が行われない分、後続の投票者は、より速やかに投票を開始できる。
また、投票カードの投票内容に対応するレースが投票締切直近のレースでなく、且つ、投票カードの誤記入有りで、且つ、その誤記入数が複数でない場合、投票者は投票内容の修正が許可される。よって、投票者は、その場から離れることなく継続して投票内容を修正できる。
また、投票カードの投票内容に対応するレースが投票締切直近のレースであり、且つ、投票カードの誤記入有りの場合、その誤記入数が複数であるか否かに関わらず、投票者は投票内容の修正が許可される。よって、投票者は、その場から離れることなく継続して投票内容を修正できる。
なお、図7に示した投票券発券処理では、S38の判定結果がYesの場合に、次のような処理を追加して行うようにしてもよい。その処理とは、複数の誤記入箇所の中に、修正が行われることで投票締切直近のレースに該当することになり得る誤記入箇所が含まれる場合には、一時的に、その誤記入箇所のみについての修正を許可する。そして、タッチパネル109を介して投票者により修正が行われて、修正後のレースが、投票締切直近のレースに該当した場合には、例外的に、処理がS39へ進むようにしてもよい。これにより、投票者は、その場から離れることなく継続して投票内容を修正できる。なお、この場合に、修正後のレースが、投票締切直近のレースに該当しなかったときは、処理がS44へ進む。
また、図7に示した投票券発券処理において、S38では、誤記入数が複数であるか否かの判定が行われているが、その判定個数(閾値)を、読み取った投票内容に対応するレースの投票締切までの残時間に応じて変更するようにしてもよい。例えば、その残時間が長いほど、2より大きな値の判定個数(例えば3以上の複数、又は、4以上の複数等)としてもよい。これにより、投票者は、投票内容に対応するレースの投票締切までの残時間に応じて、その場から離れることなく継続して投票内容を修正できる。
<第3の実施形態>
次に、投票券発券装置100の他の動作を、第3の実施形態として説明する。
図8(図8A、図8B)は、投票券発券装置100による投票券発券処理(図6のS13参照)の他の一例を示すフローチャートである。
図8において、S51乃至S54は、図7のS31乃至S34と同様の処理となるため、説明を割愛する。
S54の判定結果がYesの場合、投票券発券装置100は、投票カード投入口104aに投入された投票カードが複数であるか否かを判定する(S55)。なお、この判定は、例えば、ピックアップローラ131が投票カード投入口104aに投入された投票カードを一枚、搬送路へ搬送した後に、カード有無検出センサ140が、投票カード投入口104aにおける投票カードの有無を検出することにより行われる。すなわち、一枚の投票カードが搬送路へ搬送された後に、投票カード投入口104aに投票カード有りが検出された場合にはS55の判定結果がYesとなり、投票カード無しが検出された場合にはS55の判定結果がNoとなる。
S55の判定結果がYesの場合、投票券発券装置100は、フラグを1に設定する(S56)。一方、S55の判定結果がNoの場合、投票券発券装置100は、フラグを0に設定する(S57)。なお、フラグの値(1又は0)は、例えばRAM121に記憶(設定)される。
続いて、投票券発券装置100は、搬送された投票カードの投票内容を読み取る(S58)。なお、投票内容の読取は、投票カード読取ユニット114により行われる。
S58の後、続くS59乃至S68は、S60の処理が追加された以外は、図7のS36乃至S44の処理と同様となる。すなわち、図8において、S59の判定結果がYesの場合(読み取った投票内容に誤記入箇所が有った場合)、投票券発券装置100はフラグが0であるか否かを判定し(S60)、その判定結果がYesの場合にはS61へ処理が進み、Noの場合にはS62へ処理が進む、ということ以外は、図7のS36乃至S44の処理と同様となる。よって、その同様の処理についての説明は割愛する。
また、S67又はS68の後、続くS69乃至S71は、上述のS52乃至S54と同様の処理となるため、説明を割愛する。
S71の判定結果がYesの場合、投票券発券装置100は、ピックアップローラ131により投票カード投入口104aから投票カードを一枚、搬送路へ搬送し、処理がS58へ戻る。
このように、本実施形態に係る投票券発券装置100によれば、投票カード投入口104aに投入された投票カードが複数である場合、誤記入数が複数である投票カードに対し、投票者は、投票内容の修正が禁止される。よって、その修正が行われない分、後続の投票者は、より速やかに投票を開始できる。
また、投票カード投入口104aに投入された投票カードが複数である場合、誤記入有りで且つその誤記入数が複数でない投票カードに対し、投票者は、投票内容の修正が許可される。よって、そのような投票カードに対し、投票者は、その場から離れることなく継続して投票内容を修正できる。
また、投票カード投入口に投入された投票カードが複数でない場合(一枚である場合)において、投票カードの投票内容に対応するレースの投票締切までの残時間が所定時間未満であり且つ投票カードの誤記入有りの場合、誤記入数が複数であるか否かに関わらず、投票者は、投票内容の修正が許可される。よって、投票者は、その場から離れることなく継続して投票内容を修正できる。
なお、図8に示した投票券発券処理では、第2の実施形態と同様に、S62の判定結果がYesの場合に、次のような処理を追加して行うようにしてもよい。その処理とは、複数の誤記入箇所の中に、修正が行われることで投票締切直近のレースに該当することになり得る誤記入箇所が含まれる場合には、一時的に、その誤記入箇所のみについての修正を許可する。そして、タッチパネル109を介して投票者により修正が行われて、修正後のレースが、投票締切直近のレースに該当した場合には、例外的に、処理がS63へ進むようにしてもよい。これにより、投票者は、その場から離れることなく継続して投票内容を修正できる。なお、この場合に、修正後のレースが、投票締切直近のレースに該当しなかったときは、処理がS68へ進む。
また、図8に示した投票券発券処理において、S62では、誤記入数が複数であるか否かの判定が行われているが、その判定個数(閾値)を、読み取った投票内容に対応するレースの投票締切までの残時間に応じて変更するようにしてもよい。例えば、その残時間が長いほど、2より大きな値の判定個数(例えば3以上の複数、又は、4以上の複数等)としてもよい。これにより、投票者は、投票内容に対応するレースの投票締切までの残時間に応じて、その場から離れることなく継続して投票内容を修正できる。
<第4の実施形態>
次に、投票券発券装置100の更なる他の動作を、第4の実施形態として説明する。
図9(図9A、図9B)は、投票券発券装置100による投票券発券処理(図6のS13参照)の更なる他の一例を示すフローチャートである。
図9に示した処理は、S85の処理を除いて、図8に示した処理と同様となる。すなわち、図9において、S84がYesの場合(投票カード投入口104aに投票カードが有った場合)、投票券発券装置100は、投票カード投入口104aに投入された投票カードが所定枚数以上であるか否かを判定し(S85)、その判定結果がYesの場合にはS86へ処理が進み、Noの場合にはS87へ処理が進む、ということ以外は、図8に示した処理と同様となる。よって、その同様の処理についての説明は割愛する。なお、S85の判定は、カード厚み検出センサ139の検出結果に応じて行われる。すなわち、カード厚み検出センサ139の検出結果が、投票カード投入口104aに一括投入された投票カードの枚数が所定枚数以上であるとの検出結果である場合にはS85の判定結果がYesとなり、それが所定枚数以上でないとの検出結果である場合にはS85の判定結果がNoとなる。
このように、本実施形態に係る投票券発券装置100によれば、投票カード投入口104aに一括投入された投票カードの枚数が所定枚数以上である場合、誤記入数が複数である投票カードに対し、投票者は、投票内容の修正が禁止される。よって、その修正が行われない分、後続の投票者は、より速やかに投票を開始できる。
また、投票カード投入口104aに一括投入された投票カードの枚数が所定枚数以上である場合、誤記入有りで且つその誤記入数が複数でない投票カードに対し、投票者は、投票内容の修正が許可される。よって、そのような投票カードに対し、投票者は、その場から離れることなく継続して投票内容を修正できる。
また、投票カード投入口104aに一括投入された投票カードの枚数が所定枚数未満である場合、投票内容に対応するレースの投票締切までの残時間が所定時間未満であり且つ誤記入が有る投票カードに対し、誤記入数が複数であるか否かに関わらず、投票者は、投票内容の修正が許可される。よって、そのような投票カードに対し、投票者は、その場から離れることなく継続して投票内容を修正できる。
なお、図9に示した投票券発券処理では、第2の実施形態と同様に、S92の判定結果がYesの場合に、次のような処理を追加して行うようにしてもよい。その処理とは、複数の誤記入箇所の中に、修正が行われることで投票締切直近のレースに該当することになり得る誤記入箇所が含まれる場合には、一時的に、その誤記入箇所のみについての修正を許可する。そして、タッチパネル109を介して投票者により修正が行われて、修正後のレースが、投票締切直近のレースに該当した場合には、例外的に、処理がS93へ進むようにしてもよい。これにより、投票者は、その場から離れることなく継続して投票内容を修正できる。なお、この場合に、修正後のレースが、投票締切直近のレースに該当しなかったときは、処理がS98へ進む。
また、図9に示した投票券発券処理において、S92では、誤記入数が複数であるか否かの判定が行われているが、その判定個数(閾値)を、読み取った投票内容に対応するレースの投票締切までの残時間に応じて変更するようにしてもよい。例えば、その残時間が長いほど、2より大きな値の判定個数(例えば3以上の複数、又は、4以上の複数等)としてもよい。これにより、投票者は、投票内容に対応するレースの投票締切までの残時間に応じて、その場から離れることなく継続して投票内容を修正できる。
<第5の実施形態>
次に、投票券発券装置100の更なる他の動作を、第5の実施形態として説明する。
図10は、投票券発券装置100による修正処理(図7のS39、図8のS63、又は図9のS93参照)の一例を示すフローチャートである。
投票券発券装置100は、まず、馬番号(又は枠番号)の誤記入箇所が有るか否かを判定する(S111)。
S111の判定結果がYesの場合、投票券発券装置100は、投票内容に対応するレースが、投票締切直近のレースであるか否かを判定する(S112)。なお、この判定は、例えば図7のS37の処理と同様となる。
S112の判定結果がYesの場合、投票券発券装置100は、管理装置200から取得した投票券の発売状況(図6のS12等参照)に含まれるオッズに基づいて、投票内容に対応するレースで対象となる馬番号(又は枠番号)を人気順に並べてディスプレイ108に表示する(S113)。これにより、投票者は、人気順に並べて表示された馬番号(又は枠番号)を参考に、より速やかに、馬番号(又は枠番号)の修正が可能になる。
一方、S112の判定結果がNoの場合、投票券発券装置100は、投票内容に対応するレースで対象となる馬番号(又は枠番号)を昇順(通常)に並べてディスプレイ108に表示する(S114)。これにより、投票者は、昇順に並べて表示された馬番号(又は枠番号)を参照して馬番号(又は枠番号)の修正が可能になる。
続いて、投票券発券装置100は、タッチパネル109を介して投票者から馬番号(又は枠番号)の修正入力を受け付ける(S115)。
続いて、投票券発券装置100は、タッチパネル109を介して投票者から修正のやり直し指示を受け付けたか否かを判定する(S116)。ここで、その判定結果がYesの場合には、処理がS115へ戻る。
一方、S116の判定結果がNoの場合、又は、S111の判定結果がNoの場合、投票券発券装置100は、馬番号(又は枠番号)以外の誤記入箇所が有るか否かを判定する(S117)。
S117の判定結果がYesの場合、投票券発券装置100は、タッチパネル109を介して投票者から馬番号(又は枠番号)以外の修正入力を受け付ける(S118)。
続いて、投票券発券装置100は、タッチパネル109を介して投票者から修正のやり直し指示を受け付けたか否かを判定する(S119)。ここで、その判定結果がYesの場合には、処理がS118へ戻る。
一方、S119の判定結果がNoの場合、又は、S117の判定結果がNoの場合、投票券発券装置100は、当該修正処理が終了し、処理がリターンする。
図11A、図11B、図11Cは、図10に示した修正処理中にディスプレイ108に表示される表示画面例である。より詳しくは、図11Aは、S114にてディスプレイ108に表示された表示画面(修正画面)例である。図11Bは、S113にてディスプレイ108に表示された表示画面(修正画面)例である。図11Cは、S115の処理終了時にディスプレイ108に表示された表示画面(確認画面)例である。
このように、投票内容に対応するレースが投票締切直近のレースでない場合には、図11Aの修正画面410の馬番号入力ボタン411が図に示したように馬番号が昇順に並べて表示されるのに対し、投票内容に対応するレースが投票締切直近のレースである場合には、図11Bの修正画面420の馬番号入力ボタン421が図に示したように馬番号が人気順に並べて表示される。この例では、人気が高い順に「5」、「4」、「6」、「13」、「14」、「10」、「7」、・・・、「17」、「3」、「18」、「16」という順番で馬番号が表示されている。
なお、図11Aの修正画面410、図11Bの修正画面420において、「??−??」は、投票内容における馬番号の誤記入箇所を示している。
そして、例えば、投票者により、図11Bの修正画面420において人気順に並べて表示された馬番号が参考にされて、馬番号の誤記入箇所「??−??」が「5−13」へ修正されると、図11Cの確認画面430が表示される。
なお、図11Aの修正画面410、図11Bの修正画面420、図11Cの確認画面430では、投票内容の他、実際に投入された現金の額、払戻投票券の枚数、その払戻金、発券枚数、その現金と払戻金の合計である残金等が表示される。また、図11Bの修正画面420と図11Cの確認画面430では、投票内容のレース(「東京」の「2レース」)が投票締切直前である旨、及び、投票締切までの残時間等も表示される。また、図11Cの確認画面430では、投票者が修正のやり直し指示を行うためのボタン431と、発券指示を行うためのボタン432等も表示される。
このように、本実施形態に係る投票券発券装置100によれば、投票内容において馬番号(又は枠番号)の誤記入箇所が有り、且つ、投票内容に対応するレースが投票締切直近のレースであった場合、投票者は、人気順に並べて表示された馬番号又は枠番号に基づいて、より速やかに馬番号又は枠番号の修正を行うことができる。
<第6の実施形態>
次に、投票券発券装置100の更なる他の動作を、第6の実施形態として説明する。
図12は、投票券発券装置100による修正処理(図7のS39、図8のS63、又は図9のS93参照)の他の一例を示すフローチャートである。
投票券発券装置100は、まず、馬番号(又は枠番号)の誤記入箇所が有るか否かを判定する(S121)。
S121の判定結果がYesの場合、投票券発券装置100は、タッチパネル109を介して投票者から馬番号(又は枠番号)の修正入力を受け付ける(S122)。
続いて、投票券発券装置100は、投票内容に対応するレースが、投票締切直近のレースであるか否かを判定する(S123)。なお、この判定は、例えば図7のS37の処理と同様となる。
S123の判定結果がYesの場合、投票券発券装置100は、管理装置200から取得した投票券の発売状況(図6のS12等参照)に含まれるオッズに基づいて、修正後の馬番号(又は枠番号)のオッズをディスプレイ108に表示する(S124)。これにより、投票者は、修正後の馬番号(又は枠番号)のオッズを参考に、より速やかに馬番号(又は枠番号)の修正の見直しを図ることが可能になる。
S124の後、又は、S123の判定結果がNoの場合、投票券発券装置100は、タッチパネル109を介して投票者から修正のやり直し指示を受け付けたか否かを判定する(S125)。ここで、その判定結果がYesの場合には、処理がS122へ戻る。
一方、S125の判定結果がNoの場合、又は、S121の判定結果がNoの場合、続くS126乃至S128は、図10のS117乃至S119と同様の処理となるため、その説明を割愛する。
このように、本実施形態に係る投票券発券装置100によれば、投票内容において馬番号(又は枠番号)の誤記入箇所が有り、且つ、投票内容に対応するレースが投票締切直近のレースであった場合、投票者は、表示された修正後の馬番号(又は枠番号)のオッズに基づいて、より速やかに馬番号(又は枠番号)についての修正の見直しを図ることができる。
<第7の実施形態>
次に、投票券発券装置100の更なる他の動作を、第7の実施形態として説明する。
図13は、投票券発券装置100による投票券発券処理(図6のS13参照)の更なる他の一例を示すフローチャートである。
図13に示したS131乃至S145の処理は、S138の処理が追加された以外は、図7に示したS31乃至S44の処理と同様となる。すなわち、図13において、S137の判定結果がNoの場合(投票内容に対応するレースが、投票締切直近のレースでない場合)、投票券発券装置100は、タッチパネル109を介して投票者から投票見送り指示を受け付けたか否かを判定し(S138)、その判定結果がYesの場合には、S145へ処理が進み、Noの場合にはS139へ処理が進む、ということ以外は、図7に示した処理と同様となる。よって、その同様の処理についての説明は割愛する。なお、投票見送り指示とは、その時点での投票を見送るための指示である。
図14は、図13に示した投票券発券処理中にディスプレイ108に表示される表示画面例であり、より詳しくは、S137の判定結果がNoの場合にディスプレイ108に表示された表示画面例である。
このように、誤記入箇所が有って、投票内容に対応するレースが投票締切直近のレースでない場合には、図14の表示画面440に示したように、投票見送り指示を行うためのボタン441が表示される。投票者は、タッチパネル109を介して、このボタン441を押下することにより、投票見送り指示を行うことができる。また、修正した内容で、投票する場合は、ボタン442を押下すると投票が可能となる。
なお、図14の表示画面440において、「?」は、投票内容における投票金額の誤記入箇所を示している。また、この表示画面440では、投票内容の他、実際に投入された現金の額、払戻投票券の枚数、その払戻金、発券枚数、その現金と払戻金の合計である残金等も表示されている。
このように、本実施形態に係る投票券発券装置100によれば、投票カードの投票内容に対応するレースが投票締切直近のレースでなく、且つ、投票カードの誤記入有りで、且つ、投票見送り指示が為された場合、投票カードの返却が行われる。よって、投票者は、その時点での投票を見送り、後に投票を行うことができる。また、その投票の見送りが行われた分、複数枚を一括挿入していた未処理の投票カードの内、レースの投票締切までの残時間が所定時間未満である投票カードの投票をより速やかに行うことができる。また、後続の投票者は、より速やかに投票を開始できる。
なお、図13に示した投票券発券処理では、第2の実施形態と同様に、S139の判定結果がYesの場合に、次のような処理を追加して行うようにしてもよい。その処理とは、複数の誤記入箇所の中に、修正が行われることで投票締切直近のレースに該当することになり得る誤記入箇所が含まれる場合には、一時的に、その誤記入箇所のみについての修正を許可する。そして、タッチパネル109を介して投票者により修正が行われて、修正後のレースが、投票締切直近のレースに該当した場合には、例外的に、処理がS140へ進むようにしてもよい。これにより、投票者は、その場から離れることなく継続して投票内容を修正できる。なお、この場合に、修正後のレースが、投票締切直近のレースに該当しなかったときは、処理がS145へ進む。
また、図13に示した投票券発券処理において、S139では、誤記入数が複数であるか否かの判定が行われているが、その判定個数(閾値)を、読み取った投票内容に対応するレースの投票締切までの残時間に応じて変更するようにしてもよい。例えば、その残時間が長いほど、2より大きな値の判定個数(例えば3以上の複数、又は、4以上の複数等)としてもよい。これにより、投票者は、投票内容に対応するレースの投票締切までの残時間に応じて、その場から離れることなく継続して投票内容を修正できる。
また、図13に示した投票券発券処理において、S140では、図10に示した修正処理が行われてもよい。これにより、投票者は、人気順に並べて表示された馬番号又は枠番号に基づいて、より速やかに馬番号又は枠番号の修正を行うことができる。
また、図13に示した投票券発券処理において、S140では、図12に示した修正処理が行われてもよい。これにより、投票者は、表示された修正後の馬番号(又は枠番号)のオッズに基づいて、より速やかに馬番号(又は枠番号)についての修正の見直しを図ることができる。
<第8の実施形態>
次に、投票券発券装置100の更なる他の動作を、第8の実施形態として説明する。
図15(図15A、図15B)は、投票券発券装置100による投票券発券処理(図6のS13参照)の更なる他の一例を示すフローチャートである。
投票券発券装置100は、まず、現金及び払戻投票券の受入処理を行う(S151)。なお、この処理は、図7のS31と同様の処理となるため、その詳細説明を割愛する。
続いて、投票券発券装置100は、投票締切直近のレースが有るか否かを判定する(S152)。なお、投票締切直近のレースとは、既述のとおり、投票締切までの残時間が所定時間(例えば3分)未満のレースである。投票締切直近のレースは、例えば、現在時刻と、運用データ及び発売状況(図6のS11、S12等参照)に含まれる発売レース、予定投票締切時刻等に基づいて決定することができる。
S152の判定結果がYesの場合、投票券発券装置100は、投票カードのみによる投票を受け付ける旨をディスプレイ108に表示する(S153)。或いは、手動入力による投票を受け付けない旨をディスプレイ108に表示するようにしてもよい。なお、手動入力による投票とは、投票者が投票カードを用いずにタッチパネル109を介して投票内容を入力することを言う。
一方、S152の判定結果がNoの場合、投票券発券装置100は、投票モード選択ボタンとして、投票カードボタンと手動入力ボタンをディスプレイ108に表示する(S154)。なお、投票カードボタンとは、投票モードとして、投票カード投票モードを指定するためのボタンである。投票カード投票モードとは、投票カードを用いて投票を行う投票モードである。また、手動入力ボタンとは、投票モードとして、手動入力投票モードを指定するためのボタンである。手動入力投票モードとは、タッチパネル109を介して投票を行う投票モードである。
S154の後、投票券発券装置100は、タッチパネル109を介して投票者により投票カードボタン又は手動入力ボタンが押下されることにより、選択された投票モードが手動入力投票モードであるか投票カード投票モードであるかを判定する(S155)。
S155の判定結果が手動入力投票モードであった場合、投票券発券装置100は、フラグを1に設定する(S156)。なお、フラグを1に設定するとは、投票モードとして手動入力投票モードを設定することを言う。手動入力投票モードが設定されると、タッチパネル109を介しての投票が許可され、投票カードによる投票が禁止される。よって、この場合、投票者は、タッチパネル109を介してのみ投票を行うことができる。
一方、S155の判定結果が投票カード投票モードであった場合、又は、S153の後、投票券発券装置100は、フラグを0に設定する(S157)。なお、フラグを0に設定するとは、投票モードとして投票カード投票モードを設定することを言う。投票カード投票モードが設定されると、投票カードによる投票が許可され、タッチパネル109を介しての投票が禁止される。よって、この場合、投票者は、投票カードによりのみ投票を行うことができる。
なお、フラグの値(1又は0)は、例えばRAM121に記憶(設定)される。
S156の後、又は、S157の後、投票券発券装置100は、フラグが1であるか否かを判定する(S158)。
S158の判定結果がYesの場合、投票券発券装置100は、投票内容の手動入力処理を行う(S159)。この処理では、タッチパネル109を介しての投票者による投票内容の入力が行われる。
S159の後、投票券発券装置100は、タッチパネル109を介して投票者から発券指示を受け付けたか否かを判定する(S160)。ここで、その判定結果がNoの場合には、処理がS159へ戻る。
一方、S158の判定結果がNoの場合、投票券発券装置100は、投票カード投入口104aに投票カードが有るか否かを判定する(S161)。なお、この判定は、カード有無検出センサ140の検出結果に応じて、行われる。
S161の判定結果がYesの場合、投票券発券装置100は、ピックアップローラ131により投票カード投入口104aから投票カードを一枚、搬送路へ搬送し、その投票内容を読み取る(S162)。なお、投票内容の読取は、投票カード読取ユニット114により行われる。
S162の後、又は、S160の判定結果がYesの場合、投票券発券装置100は、管理装置200から取得した投票券の発売状況(図6のS12等参照)に含まれる発売締切レース番号等に基づいて、投票内容に対応するレースが投票締切済みであるか否かを判定する(S163)。
S163の判定結果がNoの場合、投票券発券装置100は、投票内容に応じた投票電文を作成し、管理装置200へ送信する(S164)。なお、その投票電文を受信した管理装置200は、その投票内容に応じた発券を許可するか否かを判定し、許可する場合には投票券発券装置100へ発券許可応答を送信し、許可しない場合には投票券発券装置100に発券不許可応答を送信する。
S164の後、投票券発券装置100は、管理装置200から受信した応答が発券許可応答であるか否かを判定する(S165)。
S165の判定結果がYesの場合、投票券発券装置100は、発券許可応答に対応する投票券を発券する(S166)。なお、この処理では、投票券印刷ユニット117による投票券の印刷、発券が行われる。
一方、S165の判定結果がNoの場合、又は、S163の判定結果がYesの場合、投票券発券装置100は、フラグが0であるか否かを判定する(S167)。
S167の判定結果がYesの場合、投票券発券装置100は、投票カードの返却処理を行う(S168)。なお、この処理は、図7のS44と同様の処理となるため、その詳細説明を割愛する。
S168の後、S167の判定結果がNoの場合、S166の後、又は、S161の判定結果がNoの場合、投票券発券装置100は、タッチパネル109を介して投票者から精算指示を受け付けたか否かを判定する(S169)。ここで、その判定結果がNoの場合には、処理がS158へ戻る。
一方、S169の判定結果がYesの場合、投票券発券装置100は、精算処理を行う(S170)。なお、この処理は、図7のS33と同様の処理となるため、その詳細説明を割愛する。S170の後は、当該投票券発券処理が終了し、処理がリターンする。
このように、本実施形態に係る投票券発券装置100によれば、投票締切直近のレースが無い場合、投票者は、タッチパネル109を介しての投票内容の入力が許可される(但し、手動入力投票モードが選択された場合)。よって、投票者は、投票カードを用いずに、投票することができる。
また、投票締切直近のレースが有る場合、投票者は、タッチパネル109を介しての投票内容の入力が禁止される。よって、投票が投票カードによる投票のみに限られることから、後続の投票者は、より速やかに投票を開始できる。
<第9の実施形態>
次に、投票券発券装置100の更なる他の動作を、第9の実施形態として説明する。
図16(図16A、図16B)は、投票券発券装置100による投票券発券処理(図6のS13参照)の更なる他の一例を示すフローチャートである。
投票券発券装置100は、まず、現金及び払戻投票券の受入処理を行う(S181)。なお、この処理は、図7のS31と同様の処理となるため、その詳細説明を割愛する。
続いて、投票券発券装置100は、投票カード投入口104aに投票カードが有るか否かを判定する(S182)。なお、この判定は、カード有無検出センサ140の検出結果に応じて、行われる。
S182の判定結果がNoの場合、投票券発券装置100は、本判定を繰り返す。
一方、S182の判定結果がYesの場合、投票券発券装置100は、現時点で取得されている投票券の発売状況を、投票カード投入時の投票券の発売状況として、例えばRAM121に記憶する(S183)。なお、現時点で取得されている投票券の発売状況は、図6のS12で取得されたもの、又は、管理装置200により定期的に或いは発売停止や減算停止などのイベント発生により通知されたものである。投票カード投入時の発売状況は、例えばテーブル(発売状況テーブル)として記憶される。また、その発売状況テーブルは、図17A及び図17Bを用いて後述するように、各レース(場毎の各レース番号)の投票券の発売状況(例えば発売中又は発売停止、減算中又は減算停止等)を含む。
続いて、投票券発券装置100は、ピックアップローラ131により投票カード投入口104aから投票カードを一枚、搬送路へ搬送し、その投票内容を読み取る(S184)。なお、投票内容の読取は、投票カード読取ユニット114により行われる。
続いて、投票券発券装置100は、S183で記憶された、投票カード投入時の投票券の発売状況から、投票内容に対応するレースの投票券が発売中であるか否かを判定する(S185)。
S185の判定結果がYesの場合、投票券発券装置100は、S183の処理の後(投票カード投入時の投票券の発売状況を記憶した後)に取得された投票券の発売状況から、投票内容に対応するレースの投票券が発売停止になったか否かを判定する(S186)。なお、S183の処理の後に投票券の発売状況が取得されていなければ、S186の判定結果はNoとなる。
S186の判定結果がYesの場合、投票券発券装置100は、S183の処理の後(投票カード投入時の投票券の発売状況を記憶した後)に取得された投票券の発売状況から、投票内容に対応するレースの投票券が減算停止になったか否かを判定する(S187)。なお、S183の処理の後に投票券の発売状況が取得されていなければ、S187の判定結果はNoとなる。
一方、S186の判定結果がNoの場合、投票券発券装置100は、投票内容に応じた投票電文を作成し、管理装置200へ送信する(S188)。
一方、S187の判定結果がNoの場合、投票券発券装置100は、投票内容に応じた救済用投票電文を作成し、管理装置200へ送信する(S189)。
なお、投票電文または救済用投票電文を受信した管理装置200は、図18を用いて後述する所定の条件に応じて、その投票内容に応じた発券を許可するか否かを判定し、許可する場合には投票券発券装置100へ発券許可応答(発券許可電文)を送信し、許可しない場合には投票券発券装置100に発券不許可応答(発券不許可電文)を送信する。
S189の後、又は、S188の後、投票券発券装置100は、管理装置200から受信した応答が発券許可応答であるか否かを判定する(S190)。
S190の判定結果がYesの場合、投票券発券装置100は、発券許可応答に対応する投票券を発券する(S191)。なお、この処理では、投票券印刷ユニット117による投票券の印刷、発券が行われる。
一方、S190の判定結果がNoの場合、又は、S187の判定結果がYesの場合、或いは、S185の判定結果がNoの場合には、投票券発券装置100は、投票カードの返却処理を行う(S192)。なお、この処理は、図7のS44と同様の処理となるため、その詳細説明を割愛する。
S192の後、又は、S191の後、投票券発券装置100は、タッチパネル109を介して投票者から精算指示を受け付けたか否かを判定する(S193)。
S193の判定結果がYesの場合、投票券発券装置100は、精算処理を行う(S194)。なお、この処理は、図7のS33と同様の処理となるため、その詳細説明を割愛する。S194の後は、当該投票券発券処理が終了し、処理がリターンする。
一方、S193の判定結果がNoの場合、投票券発券装置100は、投票カード投入口104aに投票カードが有るか否かを判定する(S195)。なお、この判定は、カード有無検出センサ140の検出結果に応じて、行われる。
S195の判定結果がNoの場合、処理がS193へ戻る。
一方、S195の判定結果がYesの場合、処理がS184へ戻る。
図17Aは、S183で記憶される発売状況テーブル(投票カード投入時の投票券の発売状況)の一例を示す図である。図17Bは、発売状況テーブルに含まれる「発売状況」の種類の一例を示す図である。
図17Aに示したように、発売状況テーブルは、各レースの投票券の発売状況の情報として、「場」、「レース(レース番号)」、「発売状況」の情報を含む。なお、「発売状況」の種類は、図17Bに示したように、「発売中」、「発売中/減算中」、「発売停止/減算中」、「発売停止/減算停止」、「払戻中」、「払戻停止」の6種類となり、発売状況テーブルに含まれる各「発売状況」は、その6種類の何れかとなる。ここで、例えば
「発売中/減算中」における「/」は「且つ」を意味し、この場合には、発売中で且つ減算中という意味となる。
このように、発売状況テーブルには、場毎に各レース番号の発売状況の情報が含まれる。
図18は、S188又はS189で送信された電文を受信した管理装置200が発券を許可するか否かを判定する際の基準となる条件の一例を示す図である。
図18に示したように、管理装置200は、「投票電文」を受信し、その投票内容に対応するレースが「発売中/減算中」である場合には「発券許可」とし、「発売停止/減算中」又は「発売停止/減算停止」である場合には「発券不許可」とする。
一方、管理装置200は、「救済用投票電文」を受信し、その投票内容に対応するレースが「発売中/減算中」又は「発売停止/減算中」である場合には「発券許可」とし、「発売停止/減算停止」である場合には「発券不許可」とする。
このように、本実施形態に係る投票券発券装置100によれば、投票カード投入口104aに投票カードが投入された時点において投票カードの投票内容に対応する投票券が発売中であって、その後に、その投票内容に対応する投票券が発売停止になったが、減算停止にはなっていない場合には、救済用投票電文が送信される。そして、その応答としての発券許可電文が受信されると、その投票カードに対する投票券の発券が許可される。よって、このような場合、投票者は、その投票券の購入ができる。なお、従来では、このような場合に投票券の発券が禁止され、投票者は投票券の購入ができなかった。
例えば、場,レース番号が、「東京」,「3」のレース、「東京」,「4」のレース、及び「東京」,「5」のレースの3枚の投票カードが投票カード投入口104aに一括投入され、そのときの各レースの発売状況が、例えば図17Aの発売状況テーブルに示されたように「発売中/減算中」であったとする。その後、投票券発券処理中において、管理装置200からの通知により、それらのレースの投票券の発売状況が「発売停止/減算中」になったとする。従来では、投票カード投入時に「発売中/減算中」であっても、投票電文が送信される前に「発売停止/減算中」が通知された場合には、投票電文の送信は行われず、発券は許可されなかった。これに対し、本実施形態では、そのような場合であっても、救済用投票電文が送信され、結果として、発券が許可され得る。よって、投票者は、このような従来では発券が許可されなかった状況であっても、投票券の購入ができる。
また、投票カード投入口104aに投票カードが投入された時点において投票カードの投票内容に対応する投票券が発売中であって、その後に、その投票内容に対応する投票券が発売停止且つ減算停止になった場合には、投票券の発券が禁止されて投票カードが返却される。よって、このような場合には、従来通り、投票券の発券が禁止され、投票者は、投票券の購入ができない。
以上、実施形態を説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良・変更が可能である。
例えば、各実施形態において、投票券発券装置100は、投票締切直近のレースが有る場合に、その旨を、投票者に告知するようにしてもよい。その告知方法としては、例えば、その旨をディスプレイ108に表示させるようにしてもよい。或いは、運用状況表示窓101における表示形式を変更(発券受付中と発券停止中を交互に表示等)することにより、その旨を告知するようにしてもよい。この場合、そのような表示形式の意味を予め投票者に知らせておけばよい。また、紙幣投入排出口105にLED群を設け、早期の紙幣投入を促すために、LED群を所定の形式で点灯させるようにしてもよい。例えば、紙幣が投入される方向へ光が流れるように、LED群を点滅させるようにしてもよい。或いは、そのような点滅と全体点滅とを交互に繰り返すようにしても良い。
以上の実施の形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
公営競技の投票券を発券する投票券発券装置であって、
投票カードから投票内容を読み取る読取部と、
前記投票内容を記憶する記憶部と、
前記投票内容に基づいて投票券の発券を行う発券部と、
所定の判定結果に応じて前記投票券の発券に係る動作を変更する変更部と、
を備えることを特徴とする投票券発券装置。
(付記2)
前記投票内容を修正する修正部と、
投票締切までの残時間を取得する残時間取得部と、
を更に備え、
前記変更部は、
前記投票内容に対応するレースの投票締切までの残時間が所定時間以上であるか否かを判定する残時間判定部と、
前記投票内容に基づいて前記投票カードの誤記入の有無を判定する誤記入判定部と、
前記投票内容に基づいて前記投票カードの誤記入数が所定数以上であるか否かを判定する誤記入数判定部と、
を含む、
ことを特徴とする付記1記載の投票券発券装置。
(付記3)
前記変更部は、
前記投票内容に対応するレースの投票締切までの残時間が所定時間以上であると前記残時間判定部が判定し、且つ、前記投票カードの誤記入有りと前記誤記入判定部が判定し、且つ、前記投票カードの誤記入数が所定数以上であると前記誤記入数判定部が判定した場合には、前記修正部による前記投票内容の修正を禁止して前記投票カードを返却する第1の動作を行い、
前記投票内容に対応するレースの投票締切までの残時間が所定時間以上であると前記残時間判定部が判定し、且つ、前記投票カードの誤記入有りと前記誤記入判定部が判定し、且つ、前記投票カードの誤記入数が所定数以上でないと前記誤記入数判定部が判定した場合には、前記修正部による前記投票内容の修正を許可する第2の動作を行い、
前記投票内容に対応するレースの投票締切までの残時間が所定時間以上でないと前記残時間判定部が判定し、且つ、前記投票カードの誤記入有りと前記誤記入判定部が判定した場合には、前記修正部による前記投票内容の修正を許可する第3の動作を行う、
ように前記投票券の発券に係る動作を変更する、
ことを特徴とする付記2記載の投票券発券装置。
(付記4)
投入口に投入された投票カードが複数であるか否かを検出する検出部を更に備える、
ことを特徴とする付記2記載の投票券発券装置。
(付記5)
前記変更部は、
投入口に投入された投票カードが複数であると前記検出部により検出された場合において、前記投入口に投入された複数の投票カードの各々に対し、前記投票カードの誤記入有りと前記誤記入判定部が判定し、且つ、前記投票カードの誤記入数が所定数以上であると前記誤記入数判定部が判定した場合に、前記修正部による前記投票内容の修正を禁止して前記投票カードを返却する第4の動作を行い、
投入口に投入された投票カードが複数であると前記検出部により検出された場合において、前記投入口に投入された複数の投票カードの各々に対し、前記投票カードの誤記入有りと前記誤記入判定部が判定し、且つ、前記投票カードの誤記入数が所定数以上でないと前記誤記入数判定部が判定した場合に、前記修正部による前記投票内容の修正を許可する第5の動作を行い、
投入口に投入された投票カードが複数でないと前記検出部により検出された場合において、前記投入口に投入された投票カードの投票内容に対応するレースの投票締切までの残時間が所定時間以上でないと前記残時間判定部が判定し、且つ、前記投票カードの誤記入有りと前記誤記入判定部が判定した場合に、前記修正部による前記投票内容の修正を許可する第6の動作を行う、
ように前記投票券の発券に係る動作を変更する、
ことを特徴とする付記4記載の投票券発券装置。
(付記6)
投入口に一括投入された投票カードの枚数が所定枚数以上であるか否かを検出する検出部を更に備える、
ことを特徴とする付記2記載の投票券発券装置。
(付記7)
前記変更部は、
投入口に一括投入された投票カードの枚数が所定枚数以上であると前記検出部により検出された場合において、前記投入口に一括投入された投票カードの各々に対し、前記投票カードの誤記入有りと前記誤記入判定部が判定し、且つ、前記投票カードの誤記入数が所定数以上であると前記誤記入数判定部が判定した場合に、前記修正部による前記投票内容の修正を禁止して前記投票カードを返却する第7の動作を行い、
投入口に一括投入された投票カードの枚数が所定枚数以上であると前記検出部により検出された場合において、前記投入口に一括投入された投票カードの各々に対し、前記投票カードの誤記入有りと前記誤記入判定部が判定し、且つ、前記投票カードの誤記入数が所定数以上でないと前記誤記入数判定部が判定した場合に、前記修正部による前記投票内容の修正を許可する第8の動作を行い、
投入口に一括投入された投票カードの枚数が所定枚数以上でないと前記検出部により検出された場合において、前記投入口に一括投入された投票カードの各々に対し、投票カードの投票内容に対応するレースの投票締切までの残時間が所定時間以上でないと前記残時間判定部が判定し、且つ、前記投票カードの誤記入有りと前記誤記入判定部が判定した場合に、前記修正部による前記投票内容の修正を許可する第9の動作を行う、
ように前記投票券の発券に係る動作を変更する、
ことを特徴とする付記6記載の投票券発券装置。
(付記8)
オッズ情報を取得するオッズ情報取得部と、
前記第3、第6、又は第9の動作において前記修正部による修正が許可されて、馬番号、車番号、艇番号、又は枠番号の修正が行われる場合に、前記オッズ情報取得部により取得されたオッズ情報に基づいて馬番号、車番号、艇番号、又は枠番号を人気順に並べて表示する表示部と、
を更に備える、
ことを特徴とする付記3、5、又は7記載の投票券発券装置。
(付記9)
オッズ情報を取得するオッズ情報取得部と、
前記第3、第6、又は第9の動作において前記修正部による修正が許可されて、馬番号、車番号、艇番号、又は枠番号の修正が行われた場合に、修正後の馬番号、車番号、艇番号、又は枠番号のオッズを前記オッズ情報取得部により取得されたオッズ情報に基づいて表示する表示部と、
を更に備える、
ことを特徴とする付記3、5、又は7記載の投票券発券装置。
(付記10)
投票見送り指示を入力する入力部を更に備える、
ことを特徴とする付記2記載の投票券発券装置。
(付記11)
前記変更部は、
前記投票内容に対応するレースの投票締切までの残時間が所定時間以上であると前記残時間判定部が判定し、且つ、前記投票カードの誤記入有りと前記誤記入判定部が判定し、且つ、前記入力部により投票見送り指示が入力された場合には、前記投票カードを返却する動作を行う、
ように前記投票券の発券に係る動作を変更する、
ことを特徴とする付記10記載の投票券発券装置。
(付記12)
投票内容を入力する入力部と、
投票締切までの残時間を取得する残時間取得部と、
を更に備え、
前記変更部は、
投票締切までの残時間が最も短いレースの投票締切までの残時間が所定時間以上であるか否かを判定する最短残時間判定部を含む、
ことを特徴とする付記1記載の投票券発券装置。
(付記13)
前記変更部は、
前記投票締切までの残時間が最も短いレースの投票締切までの残時間が所定時間以上であると前記最短残時間判定部が判定した場合に、前記入力部による投票内容の入力を許可する動作を行い、
前記レースの投票締切までの残時間が所定時間以上でないと前記最短残時間判定部が判定した場合に、前記入力部による投票内容の入力を禁止する動作を行う、
ように前記投票券の発券に係る動作を変更する、
ことを特徴とする付記12記載の投票券発券装置。
(付記14)
投票券の発売状況情報を取得する発売状況情報取得部と、
上位装置との間で電文の送受信を行う電文送受信部と、
を更に備え、
前記変更部は、
投入口に投票カードが投入された時点において前記発売状況情報取得部により取得されている発売状況情報から、前記投票カードの投票内容に対応する投票券が発売中であるか否かを判定する発売中判定部と、
前記時点の後に前記発売状況情報取得部により取得された発売状況情報から、前記投票カードの投票内容に対応する投票券が発売停止になったか否かを判定する発売停止判定部と、
前記時点の後に前記発売状況情報取得部により取得された発売状況情報から、前記投票カードの投票内容に対応する投票券が減算停止になったか否かを判定する減算停止判定部と、
を含む、
ことを特徴とする付記1記載の投票券発券装置。
(付記15)
前記変更部は、
前記時点において前記投票カードの投票内容に対応する投票券が発売中であると前記発売中判定部が判定し、且つ、前記時点の後に前記投票カードの投票内容に対応する投票券が発売停止になったと前記発売停止判定部が判定し、且つ、前記時点の後に前記投票カードの投票内容に対応する投票券が減算停止になっていないと前記減算停止判定部が判定した場合に、救済用投票電文が前記電文送受信部により送信され、前記救済用投票電文の応答としての発券許可電文が前記電文送受信部により受信されると、前記投票カードの投票内容の投票券の発券を許可する動作を行う、
ように投票券の発券に係る動作を変更する、
ことを特徴とする付記14記載の投票券発券装置。
(付記16)
前記変更部は、
前記時点において前記投票カードの投票内容に対応する投票券が発売中であると前記発売中判定部が判定し、且つ、前記時点の後に前記投票カードの投票内容に対応する投票券が発売停止であると前記発売停止判定部が判定し、且つ、前記時点の後に前記投票カードの投票内容に対応する投票券が減算停止になったと前記減算停止判定部が判定した場合に、前記投票カードの投票内容の投票券の発券を禁止して前記投票カードを返却する動作を行う、
ように投票券の発券に係る動作を変更する、
ことを特徴とする付記14又は15記載の投票券発券装置。
(付記17)
公営競技の投票カードから読み取った投票内容に基づいて投票券の発券を行う投票券発券装置に含まれるコンピュータは、
所定の判定結果に応じて前記投票券の発券に係る動作を変更する、
処理を実行することを特徴とする投票券発券方法。
(付記18)
前記コンピュータは、
前記投票内容に対応するレースの投票締切までの残時間が所定時間以上であると判定し、且つ、前記投票カードの誤記入有りと判定し、且つ、前記投票カードの誤記入数が所定数以上であると判定した場合には、前記投票内容の修正を禁止して前記投票カードを返却する第1の動作を行い、
前記投票内容に対応するレースの投票締切までの残時間が所定時間以上であると判定し、且つ、前記投票カードの誤記入有りと判定し、且つ、前記投票カードの誤記入数が所定数以上でないと判定した場合には、前記投票内容の修正を許可する第2の動作を行い、
前記投票内容に対応するレースの投票締切までの残時間が所定時間以上でないと判定し、且つ、前記投票カードの誤記入有りと判定した場合には、前記投票内容の修正を許可する第3の動作を行う、
ように前記投票券の発券に係る動作を変更する、
処理を実行することを特徴とする付記17記載の投票券発券方法。
(付記19)
前記コンピュータは、
投入口に投入された投票カードが複数であると検出された場合において、前記投入口に投入された複数の投票カードの各々に対し、前記投票カードの誤記入有りと判定し、且つ、前記投票カードの誤記入数が所定数以上であると判定した場合に、前記投票内容の修正を禁止して前記投票カードを返却する第4の動作を行い、
投入口に投入された投票カードが複数であると検出された場合において、前記投入口に投入された複数の投票カードの各々に対し、前記投票カードの誤記入有りと判定し、且つ、前記投票カードの誤記入数が所定数以上でないと判定した場合に、前記投票内容の修正を許可する第5の動作を行い、
投入口に投入された投票カードが複数でないと検出された場合において、前記投入口に投入された投票カードの投票内容に対応するレースの投票締切までの残時間が所定時間以上でないと判定し、且つ、前記投票カードの誤記入有りと判定した場合に、前記投票内容の修正を許可する第6の動作を行う、
ように前記投票券の発券に係る動作を変更する、
処理を実行することを特徴とする付記17記載の投票券発券方法。
(付記20)
前記コンピュータは、
投入口に一括投入された投票カードの枚数が所定枚数以上であると検出された場合において、前記投入口に一括投入された投票カードの各々に対し、前記投票カードの誤記入有りと判定し、且つ、前記投票カードの誤記入数が所定数以上であると判定した場合に、前記投票内容の修正を禁止して前記投票カードを返却する第7の動作を行い、
投入口に一括投入された投票カードの枚数が所定枚数以上であると検出された場合において、前記投入口に一括投入された投票カードの各々に対し、前記投票カードの誤記入有りと判定し、且つ、前記投票カードの誤記入数が所定数以上でないと判定した場合に、前記投票内容の修正を許可する第8の動作を行い、
投入口に一括投入された投票カードの枚数が所定枚数以上でないと検出された場合において、前記投入口に一括投入された投票カードの各々に対し、投票カードの投票内容に対応するレースの投票締切までの残時間が所定時間以上でないと判定し、且つ、前記投票カードの誤記入有りと判定した場合に、前記投票内容の修正を許可する第9の動作を行う、
ように前記投票券の発券に係る動作を変更する、
処理を実行することを特徴とする付記17記載の投票券発券方法。
(付記21)
前記コンピュータは、
前記第3、第6、又は第9の動作において前記投票内容の修正が許可されて、馬番号、車番号、艇番号、又は枠番号の修正が行われる場合に、取得されたオッズ情報に基づいて馬番号、車番号、艇番号、又は枠番号を人気順に並べて表示する、
処理を実行することを特徴とする付記18乃至20の何れか一つに記載の投票券発券方法。
(付記22)
前記コンピュータは、
前記第3、第6、又は第9の動作において前記投票内容による修正が許可されて、馬番号、車番号、艇番号、又は枠番号の修正が行われた場合に、修正後の馬番号、車番号、艇番号、又は枠番号のオッズを、取得されたオッズ情報に基づいて表示する、
処理を実行することを特徴とする付記18乃至20の何れか一つに記載の投票券発券方法。
(付記23)
前記コンピュータは、
前記投票内容に対応するレースの投票締切までの残時間が所定時間以上であると判定し、且つ、前記投票カードの誤記入有りと判定し、且つ、投票見送り指示が入力された場合には、前記投票カードを返却する動作を行う、
ように前記投票券の発券に係る動作を変更する、
処理を実行することを特徴とする付記17記載の投票券発券方法。
(付記24)
前記コンピュータは、
前記投票締切までの残時間が最も短いレースの投票締切までの残時間が所定時間以上であると判定した場合に、投票内容の手動入力を許可する動作を行い、
前記レースの投票締切までの残時間が所定時間以上でないと判定した場合に、前記投票内容の手動入力を禁止する動作を行う、
ように前記投票券の発券に係る動作を変更する、
処理を実行することを特徴とする付記17記載の投票券発券方法。
(付記25)
前記コンピュータは、
投入口に投票カードが投入された時点において前記投票カードの投票内容に対応する投票券が発売中であると判定し、且つ、前記時点の後に前記投票カードの投票内容に対応する投票券が発売停止になったと判定し、且つ、前記時点の後に前記投票カードの投票内容に対応する投票券が減算停止になっていないと判定した場合に、救済用投票電文が送信され、前記救済用投票電文の応答としての発券許可電文が受信されると、前記投票カードの投票内容の投票券の発券を許可する動作を行い、
投入口に投票カードが投入された時点において前記投票カードの投票内容に対応する投票券が発売中であると判定し、且つ、前記時点の後に前記投票カードの投票内容に対応する投票券が発売停止であると判定し、且つ、前記時点の後に前記投票カードの投票内容に対応する投票券が減算停止になったと判定した場合に、前記投票カードの投票内容の投票券の発券を禁止して前記投票カードを返却する動作を行う、
ように投票券の発券に係る動作を変更する、
処理を実行することを特徴とする付記17記載の投票券発券方法。
1 読取部
2 入力部
3 記憶部
4 修正部
5 発券部
6 所定枚数投票カード検出部
7 複数投票カード検出部
8 電文送受信部
9 残時間取得部
10 オッズ情報取得部
11 表示部
12 発売状況情報取得部
13 変更部
14 誤記入判定部
15 誤記入数判定部
16 残時間判定部
17 最短残時間判定部
18 発売中判定部
19 発売停止判定部
20 減算停止判定部
100 投票券発券装置
101 運用状況表示窓
102 投票券投入口
103 投票券排出口
104 投票カード投入排出口
104a 投票カード投入口
104b 投票カード返却口
105 紙幣投入排出口
106 硬貨投入口
107 硬貨排出口
108 ディスプレイ
109 タッチパネル
111 制御部
112 管理者用ディスプレイ
113 管理者用タッチパネル
114 投票カード読取ユニット
115 紙幣還流ユニット
116 硬貨還流ユニット
117 投票券印刷ユニット
118 払戻投票券読取ユニット
119 可搬型記録媒体
120 CPU
121 RAM
122 HDD
123 通信インタフェース
124 グラフィック処理ユニット
125 入出力インタフェース
126 バス
131 ピックアップローラ
132 裏面用イメージセンサ
133 カード押さえ板
134 表面用イメージセンサ
135 カード押さえ板
136 カード重なり検出センサ
137 カード一次保留部
138 読取済カードスタッカ
139 カード厚み検出センサ
140 カード有無検出センサ
200 管理装置
211 制御部
212 管理者用ディスプレイ
213 管理者用タッチパネル
214 可搬型記録媒体
215 CPU
216 RAM
217 HDD
218 通信インタフェース
219 グラフィック処理ユニット
220 入出力インタフェース
221 バス
300 ネットワーク
410、420 修正画面
411、421 ボタン
430 確認画面
431、432 ボタン
440 表示画面
441、442 ボタン
1000 トータリゼータシステム

Claims (10)

  1. 公営競技の投票券を発券する投票券発券装置であって、
    投票カードから投票内容を読み取る読取部と、
    前記投票内容を記憶する記憶部と、
    前記投票内容に基づいて投票券の発券を行う発券部と、
    所定の判定結果に応じて前記投票券の発券に係る動作を変更する変更部と、
    投票締切までの残時間を取得する残時間取得部と、
    前記投票内容を修正する修正部と、
    を備え
    前記変更部は、
    前記投票内容に対応するレースの投票締切までの残時間が所定時間以上であるか否かを判定する残時間判定部と、
    前記投票内容に基づいて前記投票カードの誤記入の有無を判定する誤記入判定部と、
    前記投票内容に基づいて前記投票カードの誤記入数が所定数以上であるか否かを判定する誤記入数判定部と、
    を含み、
    前記変更部は、
    前記投票内容に対応するレースの投票締切までの残時間が所定時間以上であると前記残時間判定部が判定し、且つ、前記投票カードの誤記入有りと前記誤記入判定部が判定し、且つ、前記投票カードの誤記入数が所定数以上であると前記誤記入数判定部が判定した場合には、前記修正部による前記投票内容の修正を禁止して前記投票カードを返却する第1の動作を行い、
    前記投票内容に対応するレースの投票締切までの残時間が所定時間以上であると前記残時間判定部が判定し、且つ、前記投票カードの誤記入有りと前記誤記入判定部が判定し、且つ、前記投票カードの誤記入数が所定数以上でないと前記誤記入数判定部が判定した場合には、前記修正部による前記投票内容の修正を許可する第2の動作を行い、
    前記投票内容に対応するレースの投票締切までの残時間が所定時間以上でないと前記残時間判定部が判定し、且つ、前記投票カードの誤記入有りと前記誤記入判定部が判定した場合には、前記修正部による前記投票内容の修正を許可する第3の動作を行う、
    ように前記投票券の発券に係る動作を変更する、
    ことを特徴とする投票券発券装置。
  2. 投入口に投入された投票カードが複数であるか否かを検出する検出部を更に備える、
    ことを特徴とする請求項記載の投票券発券装置。
  3. 投入口に一括投入された投票カードの枚数が所定枚数以上であるか否かを検出する検出部を更に備える、
    ことを特徴とする請求項記載の投票券発券装置。
  4. 投票見送り指示を入力する入力部を更に備える、
    ことを特徴とする請求項記載の投票券発券装置。
  5. 前記変更部は、
    前記投票内容に対応するレースの投票締切までの残時間が所定時間以上であると前記残時間判定部が判定し、且つ、前記投票カードの誤記入有りと前記誤記入判定部が判定し、且つ、前記入力部により投票見送り指示が入力された場合には、前記投票カードを返却する動作を行う、
    ように前記投票券の発券に係る動作を変更する、
    ことを特徴とする請求項記載の投票券発券装置。
  6. 投票内容を入力する入力部
    を更に備え、
    前記変更部は、
    投票締切までの残時間が最も短いレースの投票締切までの残時間が所定時間以上であるか否かを判定する最短残時間判定部を更に含む、
    ことを特徴とする請求項1記載の投票券発券装置。
  7. 前記変更部は、
    前記投票締切までの残時間が最も短いレースの投票締切までの残時間が所定時間以上であると前記最短残時間判定部が判定した場合に、前記入力部による投票内容の入力を許可する動作を行い、
    前記レースの投票締切までの残時間が所定時間以上でないと前記最短残時間判定部が判定した場合に、前記入力部による投票内容の入力を禁止する動作を行う、
    ように前記投票券の発券に係る動作を変更する、
    ことを特徴とする請求項記載の投票券発券装置。
  8. 投票券の発売状況情報を取得する発売状況情報取得部、
    を更に備え、
    前記変更部は、
    投入口に投票カードが投入された時点において前記発売状況情報取得部により取得されている発売状況情報から、前記投票カードの投票内容に対応する投票券が発売中であるか否かを判定する発売中判定部と、
    前記時点の後に前記発売状況情報取得部により取得された発売状況情報から、前記投票カードの投票内容に対応する投票券が発売停止になったか否かを判定する発売停止判定部と、
    前記時点の後に前記発売状況情報取得部により取得された発売状況情報から、前記投票カードの投票内容に対応する投票券が減算停止になったか否かを判定する減算停止判定部と、
    更に含む、
    ことを特徴とする請求項1記載の投票券発券装置。
  9. 上位装置との間で電文の送受信を行う電文送受信部、
    を更に備え、
    前記変更部は、
    前記時点において前記投票カードの投票内容に対応する投票券が発売中であると前記発売中判定部が判定し、且つ、前記時点の後に前記投票カードの投票内容に対応する投票券が発売停止になったと前記発売停止判定部が判定し、且つ、前記時点の後に前記投票カードの投票内容に対応する投票券が減算停止になっていないと前記減算停止判定部が判定した場合に、救済用投票電文が前記電文送受信部により送信され、前記救済用投票電文の応答としての発券許可電文が前記電文送受信部により受信されると、前記投票カードの投票内容の投票券の発券を許可する動作を行う、
    ように投票券の発券に係る動作を変更する、
    ことを特徴とする請求項記載の投票券発券装置。
  10. 公営競技の投票カードから読み取った投票内容に基づいて投票券の発券を行う投票券発券装置に含まれるコンピュータは、
    前記投票内容に対応するレースの投票締切までの残時間が所定時間以上であると判定し、且つ、前記投票カードの誤記入有りと判定し、且つ、前記投票カードの誤記入数が所定数以上であると判定した場合には、前記投票内容の修正を禁止して前記投票カードを返却する第1の動作を行い、
    前記投票内容に対応するレースの投票締切までの残時間が所定時間以上であると判定し、且つ、前記投票カードの誤記入有りと判定し、且つ、前記投票カードの誤記入数が所定数以上でないと判定した場合には、前記投票内容の修正を許可する第2の動作を行い、
    前記投票内容に対応するレースの投票締切までの残時間が所定時間以上でないと判定し、且つ、前記投票カードの誤記入有りと判定した場合には、前記投票内容の修正を許可する第3の動作を行う、
    ように前記投票券の発券に係る動作を変更する、
    処理を実行することを特徴とする投票券発券方法。
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