JP5973396B2 - 無線通信装置、及び信号処理方法 - Google Patents

無線通信装置、及び信号処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、無線通信装置、及び信号処理方法に関する。
近年、限られた周波数帯域でギガビット級の高速無線通信を実現することが求められている。その実現方法の一つに、MIMO(Multiple−Input Multiple−Output)伝送技術がある。MIMO伝送技術では、複数の送信アンテナから同一時間、同一周波数で異なる信号を送信し、送信アンテナと受信アンテナとの間のマルチパス環境を利用することによって、受信側で信号処理により各信号を分離し、復号する。これにより、使用周波数帯域を広げることなく、送受アンテナ素子数に応じて通信速度を向上することができる。
一般的なMIMO伝送はマルチパス環境が前提とされている。マルチパス環境でない場合、複数の伝搬経路がほぼ等しくなり、空間相関が大きくなるため信号分離が困難になりチャネル容量が減少する。しかし、送信アンテナと受信アンテナとが近接したマルチパス環境でない近距離通信においても、非特許文献1に示されているようにMIMOのアレーアンテナの素子間隔と送信アンテナと受信アンテナとの間の距離を適切に設定することにより、空間相関を小さくしてMIMO伝送技術が適用可能となる。以下、近距離通信におけるMIMO伝送を近距離MIMOと呼称する。
図3は、近距離MIMOにおけるアンテナ素子の配置例を示す図である。同図に示す配置例において、送信側のアンテナ素子数と受信側のアンテナ素子数とは、いずれもM個(Mは、M≧2の正整数)である。これら送信側のアンテナ素子Tx(jは、1≦j≦Mの正整数)は、平面PT上に配置され、また、受信側のアンテナ素子Rx(iは、1≦i≦Mの正整数)は、平面PR上に配置されており、受信側のアンテナ素子は送信側のアンテナ素子に対向した位置に配置されている。平面PTと平面PRとの距離が通信距離であり、通信距離をDとする。また、送信側のアンテナ素子間の間隔、及び受信側のアンテナ素子間の間隔をdとする。以下では、M=2の場合、すなわち2×2(2入力2出力)近距離MIMOの場合について説明する。
図4は、従来のディジタル数値演算回路によるウェイト演算回路91を用いた2×2近距離MIMO無線通信装置9の構成を示すブロック図である。同図に示す無線通信装置9は、送信側のアンテナ素子Tx及びTxとしてのアンテナ11−1及び11−2から送信された信号s及びsを、受信側のアンテナ素子Rx及びRxとしてのアンテナ21−1及び21−2で受信した信号から信号s’及びs’を取得する。アンテナ11−1及び11−2は送信側のアレーアンテナを構成し、アンテナ21−1及び21−2は受信側のアレーアンテナを構成している。
無線通信装置9は、前述のアンテナ21−1及び21−2、直交復調器22−1及び22−2、アナログ・ディジタル変換器(ADC:Analog-Digital Converter)23−1〜23−4、複素合成器25−1及び25−2、並びに、ウェイト演算回路91を備えている。
直交復調器22−1は、局部発振器221、90度移相器222、並びに、混合器223及び224を備えている。局部発振器221は、送信側の無線通信装置から送信された信号を所定のベースバンド周波数にダウンコンバートする際に用いる局部発振信号を生成する。90度移相器222は、局部発振器221が生成した局部発振信号の位相を90度ずらして混合器223に入力する。混合器223は、アンテナ21−1において受信された受信信号rと、90度移相された局部発振信号とを合成して受信信号rをダウンコンバートする。混合器223は、ダウンコンバートにより得られた信号を直交成分のベースバンド信号として出力する。混合器224は、受信信号rと局部発振信号とを合成して受信信号rをダウンコンバートする。混合器224は、ダウンコンバートにより得られた信号を同相成分のベースバンド信号として出力する。
直交復調器22−2は、直交復調器22−1と同じ構成を有しており、アンテナ21−2において受信された受信信号rを入力し、受信信号rをダウンコンバートして同相成分及び直交成分それぞれのベースバンド信号を出力する。
アナログ・ディジタル変換器23−1は、直交復調器22−1が出力する同相成分のベースバンド信号をディジタル信号に変換して複素合成器25−1に出力する。アナログ・ディジタル変換器23−2は、直交復調器22−1が出力する直交成分のベースバンド信号をディジタル信号に変換して複素合成器25−1に出力する。
アナログ・ディジタル変換器23−3は、直交復調器22−2が出力する同相成分のベースバンド信号をディジタル信号に変換して複素合成器25−2に出力する。アナログ・ディジタル変換器23−4は、直交復調器22−2が出力する直交成分のベースバンド信号をディジタル信号に変換して複素合成器25−2に出力する。
複素合成器25−1は、アナログ・ディジタル変換器23−1から出力されるディジタル化された同相成分のベースバンド信号を複素数の実部とし、アナログ・ディジタル変換器23−2から出力されるディジタル化された直交成分のベースバンド信号を複素数の虚部とした複素信号を合成してウェイト演算回路91に出力する。
複素合成器25−2は、アナログ・ディジタル変換器23−3から出力されるディジタル化された同相成分のベースバンド信号を複素数の実部とし、アナログ・ディジタル変換器23−4から出力されるディジタル化された直交成分のベースバンド信号を虚部とした複素信号を合成してウェイト演算回路91に出力する。
ここで、送信側のアンテナ11−1及び11−2から送信される信号と、無線通信装置9のアンテナ21−1及び21−2において受信される信号との関係を示すチャネル行列Hを次式(1)とすると、受信信号r及びrは次式(2)で表される。
Figure 0005973396
Figure 0005973396
ただし、式(1)におけるhij(i,jは、それぞれ2以下の正整数)は、送信アンテナ素子Txから受信アンテナ素子Rxへのチャネル応答値である。式(2)において、sは送信アンテナ素子Txから送信される信号であり、rは受信アンテナ素子Rxで受信される信号であり、nは受信信号に含まれる雑音成分である。
無線通信装置9において、受信信号に対する信号分離のための受信ウェイト行列Wを次式(3)のように表すと、ウェイト演算回路91から出力される信号s'及びs’は次式(4)で表される。
Figure 0005973396
Figure 0005973396
ただし、wij(i,jはそれぞれ2以下の正整数)は、送信アンテナ素子Txから送信されたデータ系列に対応するデータ系列s’を抽出するために、受信アンテナ素子Rxで受信した信号に対して乗算するウェイトである。ウェイトwijは、一般的に複素数のディジタル信号である。
ウェイト演算回路91は、複素乗算器911〜914、並びに、複素加算器915及び916を備えている。複素乗算器911は、複素合成器25−1が合成した複素数のディジタル信号に対してウェイトw11を乗算して複素加算器915に出力する。複素乗算器912は、複素合成器25−1が合成した複素数のディジタル信号に対してウェイトw12を乗算して複素加算器915に出力する。複素乗算器913は、複素合成器25−1が合成した複素数のディジタル信号に対してウェイトw21を乗算して複素加算器916に出力する。複素乗算器914は、複素合成器25−2が合成した複素数のディジタル信号に対してウェイトw22を乗算して複素加算器916に出力する。
複素加算器915は、複素乗算器911における乗算結果と複素乗算器912における乗算結果とを加算し、加算結果を信号s'として出力する。複素加算器916は、複素乗算器913における乗算結果と複素乗算器914における乗算結果とを加算し、加算結果を信号s'として出力する。
一方、特許文献1には、アンテナ素子間隔をチャネル容量が最大となる最適素子間隔doptにした場合、ウェイト演算回路をアナログ回路で合成できることが示されている。2×2近距離MIMOでは、各チャネルの位相差θ=tan−1(h21/h11)=tan−1(h12/h22)が90度になるアンテナ素子間隔の場合にチャネル容量が最大となる。ウェイトを決定する信号処理方法としてゼロフォーシング(ZF:Zero forcing)を用いた場合の最適素子間隔doptにおけるウェイト行列WZFは次式(5)で表される。
Figure 0005973396
式(5)において、非対角項では虚部の大きさが実部の大きさよりも十分に大きく、かつ非対角項の絶対値と対角項の絶対値とがほぼ等しいことから、ウェイト行列WZFは次式(6)で近似することができる。
Figure 0005973396
式(6)のウェイト行列WZFはアナログ回路で構成できる。図5は、従来のアナログ回路によるウェイト演算回路92を用いた近距離MIMO無線通信装置9Aの構成を示すブロック図である。同図に示す無線通信装置9Aは、無線通信装置9(図4)と同様に、送信側の無線通信装置のアンテナ11−1及び11−2から送信された信号s及びsを、自装置のアンテナ21−1及び21−2で受信した信号から信号s’及びs’を取得する。
無線通信装置9は、アンテナ21−1及び21−2、アナログ回路によるウェイト演算回路92、直交復調器22−1及び22−2、アナログ・ディジタル変換器23−1〜23−4、並びに、複素合成器25−1及び25−2を備えている。なお、図4に示した無線通信装置9と同じものには同じ符号を付して、その説明を省略する。
ウェイト演算回路92は、90度移相器921及び922、並びに、合成器923及び924を備えている。90度移相器921は、アンテナ21−2において受信された受信信号rの移相を90度ずらして合成器923に出力する。90度移相器922は、アンテナ21−1において受信された受信信号rの移相を90度ずらして合成器924に出力する。合成器923は、90度移相器921の出力と受信信号rとを合成して直交復調器22−1に出力する。合成器924は、90度移相器922の出力と受信信号rとを合成して直交復調器22−2に出力する。
ウェイト演算回路92では、前述のように構成されたアナログ回路により、受信信号r及びrが信号分離され、信号分離により得られる2つの信号が直交復調器22−1及び22−2に出力される。信号分離により得られた2つの信号のうち一方の信号は、直交復調器22−1において同相信号(I信号)と直交信号(Q信号)との直交した2信号のペースバンド信号に変換される。信号分離により得られた2つの信号のうち他方の信号は、直交復調器22−2において同相信号(I信号)と直交信号(Q信号)との直交した2信号のベースバンド信号に変換される。
直交復調器22−1において得られた同相信号と直交信号とを含むベースバンド信号は、アナログ・ディジタル変換器23−1及び23−2によりディジタル信号に変換された後、ディジタル化された同相信号を複素数の実部とし、ディジタル化された直交信号を複素数の虚部とした複素信号s’に複素合成器25−1において変換される。直交復調器22−2において得られた同相信号と直交信号とを含むベースバンド信号は、アナログ・ディジタル変換器23−3及び23−4によりディジタル信号に変換にされた後、ディジタル化された同相信号を複素数の実部とし、ディジタル化された直交信号を複素数の虚部とした複素信号s'に複素合成器25−2において変換される。
無線通信装置9Aでは、複素合成器25−1及び25−2から出力される信号s’及びs’に対する復調や復号化等の処理が行われる。
特開2013−055604号公報
本間、西森、関、溝口、「近傍MIMO通信における伝送容量の評価」、信学技報、A・P2008−125、2008年11月
図4に示す従来のディジタル数値演算回路によるウェイト演算回路91では、演算負荷の大きい乗算器が多く必要となる。例えば、複素数X(=X+jX)と複素数C(=C+jC)とを乗算して複素数Y(=Y+jY)になるとすると、次式(7)で表される。なお、jは虚数単位を示す。
Figure 0005973396
式(7)にも表れているように、1個の複素乗算器は4個の実数の乗算器を含み構成される。送受信アンテナ素子数がM個である場合、ウェイト演算回路91ではM個の複素乗算器が必要であり、4M個の実数の乗算器を含み構成されることになる。従って、送受信アンテナ素子数が増えると、冪乗で急速に必要となる乗算器の数が増えて演算負荷が大きくなるという問題がある。
一方で、図5に示したアナログ回路によるウェイト演算回路92では、アナログ回路の不完全性が問題となる。特に90度移相器は、広帯域な特性を得ることが難しく、広帯域な変調信号に対して良好な特性を得ることが難しいという問題がある。
上記事情に鑑み、本発明は、演算負荷の増加を抑えつつ、広帯域な変調信号に対して良好な特性を得ることができる無線通信装置、及び信号処理方法を提供することを目的としている。
本発明の一態様は、2つのアンテナ素子を有する第1のアレーアンテナから送信された送信信号を受信する2つのアンテナ素子を有する第2のアレーアンテナを備え、前記第1のアレーアンテナにおけるアンテナ素子の間隔及び前記第2のアレーアンテナにおけるアンテナ素子の間隔が前記第1のアレーアンテナと前記第2のアレーアンテナとの間のチャネル容量を最大にする間隔である無線通信装置であって、前記第2のアレーアンテナに含まれる前記アンテナ素子のうち、一方のアンテナ素子で受信した信号を互いに直交する同相信号と直交信号とを含む第1のベースバンド信号に変換する第1の直交復調部と、前記第2のアレーアンテナに含まれる前記アンテナ素子のうち、他方のアンテナ素子で受信した信号を互いに直交する同相信号と直交信号とを含む第2のベースバンド信号に変換する第2の直交復調部と、前記第1のベースバンド信号の同相信号をディジタル信号に変換して出力する第1のアナログ・ディジタル変換部と、前記第1のベースバンド信号の直交信号をディジタル信号に変換して出力する第2のアナログ・ディジタル変換部と、前記第2のベースバンド信号の同相信号をディジタル信号に変換して出力する第3のアナログ・ディジタル変換部と、前記第2のベースバンド信号の直交信号をディジタル信号に変換して出力する第4のアナログ・ディジタル変換部と、前記第1のアナログ・ディジタル変換部の出力から前記第4のアナログ・ディジタル変換部の出力を減算した結果を実部とし、前記第2のアナログ・ディジタル変換部の出力と前記第3のアナログ・ディジタル変換部の出力とを加算した結果を虚部とした複素数の第1の出力信号、及び、前記第3のアナログ・ディジタル変換部の出力から前記第2のアナログ・ディジタル変換部の出力を減算した結果を実部とし、前記第4のアナログ・ディジタル変換部の出力と前記第1のアナログ・ディジタル変換部の出力とを加算した結果を虚部とした複素数の第2の出力信号を算出するウェイト演算部とを備えることを特徴とする無線通信装置である。
また、本発明の一態様は、2つのアンテナ素子を有する第1のアレーアンテナから送信された送信信号を受信する2つのアンテナ素子を有する第2のアレーアンテナを備え、前記第1のアレーアンテナにおけるアンテナ素子の間隔及び前記第2のアレーアンテナにおけるアンテナ素子の間隔が前記第1のアレーアンテナと前記第2のアレーアンテナとの間のチャネル容量を最大にする間隔である無線通信装置であって、前記第2のアレーアンテナに含まれるアンテナ素子のうち、一方のアンテナ素子で受信した信号をディジタル信号に変換して出力する第1のアナログ・ディジタル変換部と、前記第2のアレーアンテナに含まれるアンテナ素子のうち、他方のアンテナ素子で受信した信号をディジタル信号に変換して出力する第2のアナログ・ディジタル変換部と、前記第1のアナログ・ディジタル変換部が出力するディジタル信号を互いに直交する同相信号と直交信号とを含む第1のベースバンド信号に変換する第1の直交復調部と、前記第2のアナログ・ディジタル変換部が出力するディジタル信号を互いに直交する同相信号と直交信号とを含む第2のベースバンド信号に変換する第2の直交復調部と、前記第1のベースバンド信号の同相信号から前記第2のベースバンド信号の直交信号を減算した結果を実部とし、前記第1のベースバンド信号の直交信号と前記第2のベースバンド信号の同相信号とを加算した結果を虚部とした複素数の第1の出力信号、及び、前記第2のベースバンド信号の同相信号から前記第1のベースバンド信号の直交信号を減算した結果を実部とし、前記第2のベースバンド信号の直交信号と前記第1のベースバンド信号の同相信号とを加算した結果を虚部とした複素数の第2の出力信号を算出するウェイト演算部とを備えることを特徴とする無線通信装置である。
また、本発明の一態様は、複数のアンテナ素子を有する第1のアレーアンテナから送信された送信信号を受信する複数のアンテナ素子を有する第2のアレーアンテナを備え、前記第1のアレーアンテナにおけるアンテナ素子の間隔及び前記第2のアレーアンテナにおけるアンテナ素子の間隔が前記第1のアレーアンテナと前記第2のアレーアンテナとの間のチャネル容量を最大にする間隔である無線通信装置であって、前記第2のアレーアンテナに含まれるアンテナ素子で受信した受信信号それぞれを互いに直交する同相信号と直交信号からなる一組のディジタル信号に変換する直交復調部と、前記第1のアレーアンテナにおけるアンテナ素子の間隔及び前記第2のアレーアンテナにおけるアンテナ素子の間隔が前記第1のアレーアンテナと前記第2のアレーアンテナとの間のチャネル容量を最大にする間隔である場合に得られるウェイト行列であって要素それぞれが1、−1、j(虚数単位)、又は−jのいずれかであるウェイト行列と、前記受信信号それぞれから得られた一組のディジタル信号の同相信号を実部、直交信号を虚部とする複素数との積を算出することにより、前記送信信号それぞれに対応する信号を算出する信号分離を行うウェイト演算部とを備え、前記ウェイト演算部は、前記一組のディジタル信号で表される複素数と前記ウェイト行列との積を算出する際、前記要素が1であるとき、前記一組のディジタル信号で表される複素数を変更せず、前記要素が−1であるとき、前記一組のディジタル信号で表される複素数の実部、虚部の符号を変更し、前記要素がjであるとき、前記一組のディジタル信号で表される複素数の実部と虚部とを入れ替えた上で実部の符号を変更し、前記要素が−jであるとき、前記一組のディジタル信号で表される複素数の実部と虚部とを入れ替えた上で虚部の符号を変更し、実部同士、虚部同士の加算を行うことを特徴とする無線通信装置である。
また、本発明の一態様は、2つのアンテナ素子を有する第1のアレーアンテナから送信された送信信号を受信する2つのアンテナ素子を有する第2のアレーアンテナを備え、前記第1のアレーアンテナにおけるアンテナ素子の間隔及び前記第2のアレーアンテナにおけるアンテナ素子の間隔が前記第1のアレーアンテナと前記第2のアレーアンテナとの間のチャネル容量を最大にする間隔である無線通信装置における信号処理方法であって、前記第2のアレーアンテナに含まれる前記アンテナ素子のうち、一方のアンテナ素子で受信した信号を互いに直交する同相信号と直交信号とを含む第1のベースバンド信号に変換する第1の直交復調ステップと、前記第2のアレーアンテナに含まれる前記アンテナ素子のうち、他方のアンテナ素子で受信した信号を互いに直交する同相信号と直交信号とを含む第2のベースバンド信号に変換する第2の直交復調ステップと、前記第1のベースバンド信号の同相信号をディジタル信号に変換して出力する第1のアナログ・ディジタル変換ステップと、前記第1のベースバンド信号の直交信号をディジタル信号に変換して出力する第2のアナログ・ディジタル変換ステップと、前記第2のベースバンド信号の同相信号をディジタル信号に変換して出力する第3のアナログ・ディジタル変換ステップと、前記第2のベースバンド信号の直交信号をディジタル信号に変換して出力する第4のアナログ・ディジタル変換ステップと、前記第1のアナログ・ディジタル変換ステップの変換結果から前記第4のアナログ・ディジタル変換ステップの変換結果を減算した結果を実部とし、前記第2のアナログ・ディジタル変換ステップの変換結果と前記第3のアナログ・ディジタル変換ステップの変換結果とを加算した結果を虚部とした複素数の第1の出力信号、及び、前記第3のアナログ・ディジタル変換ステップの変換結果から前記第2のアナログ・ディジタル変換ステップの変換結果を減算した結果を実部とし、前記第4のアナログ・ディジタル変換ステップの変換結果と前記第1のアナログ・ディジタル変換ステップの変換結果とを加算した結果を虚部とした複素数の第2の出力信号を算出するウェイト演算ステップとを有することを特徴とする信号処理方法である。
また、本発明の一態様は、2つのアンテナ素子を有する第1のアレーアンテナから送信された送信信号を受信する2つのアンテナ素子を有する第2のアレーアンテナを備え、前記第1のアレーアンテナにおけるアンテナ素子の間隔及び前記第2のアレーアンテナにおけるアンテナ素子の間隔が前記第1のアレーアンテナと前記第2のアレーアンテナとの間のチャネル容量を最大にする間隔である無線通信装置における信号処理方法であって、前記第2のアレーアンテナに含まれるアンテナ素子のうち、一方のアンテナ素子で受信した信号をディジタル信号に変換して出力する第1のアナログ・ディジタル変換ステップと、前記第2のアレーアンテナに含まれるアンテナ素子のうち、他方のアンテナ素子で受信した信号をディジタル信号に変換して出力する第2のアナログ・ディジタル変換ステップと、前記第1のアナログ・ディジタル変換ステップにおいて出力されるディジタル信号を互いに直交する同相信号と直交信号とを含む第1のベースバンド信号に変換する第1の直交復調ステップと、前記第2のアナログ・ディジタル変換ステップにおいて出力されるディジタル信号を互いに直交する同相信号と直交信号とを含む第2のベースバンド信号に変換する第2の直交復調ステップと、前記第1のベースバンド信号の同相信号から前記第2のベースバンド信号の直交信号を減算した結果を実部とし、前記第1のベースバンド信号の直交信号と前記第2のベースバンド信号の同相信号とを加算した結果を虚部とした複素数の第1の出力信号、及び、前記第2のベースバンド信号の同相信号から前記第1のベースバンド信号の直交信号を減算した結果を実部とし、前記第2のベースバンド信号の直交成分と前記第1のベースバンド信号の同相信号とを加算した結果を虚部とした複素数の第2の出力信号を算出するウェイト演算ステップとを有することを特徴とする信号処理方法である。
また、本発明の一態様は、複数のアンテナ素子を有する第1のアレーアンテナから送信された送信信号を受信する複数のアンテナ素子を有する第2のアレーアンテナを備え、前記第1のアレーアンテナにおけるアンテナ素子の間隔及び前記第2のアレーアンテナにおけるアンテナ素子の間隔が前記第1のアレーアンテナと前記第2のアレーアンテナとの間のチャネル容量を最大にする間隔である無線通信装置における信号処理方法であって、前記第2のアレーアンテナに含まれるアンテナ素子で受信した受信信号それぞれを互いに直交する同相信号と直交信号からなる一組のディジタル信号に変換する直交復調ステップと、前記第1のアレーアンテナにおけるアンテナ素子の間隔及び前記第2のアレーアンテナにおけるアンテナ素子の間隔が前記第1のアレーアンテナと前記第2のアレーアンテナとの間のチャネル容量を最大にする間隔である場合に得られるウェイト行列であって要素それぞれが1、−1、j(虚数単位)、又は−jのいずれかであるウェイト行列と、前記受信信号それぞれから得られた一組のディジタル信号の同相信号を実部、直交信号を虚部とする複素数との積を算出することにより、前記送信信号それぞれに対応する信号を算出する信号分離を行うウェイト演算ステップとを備え、前記ウェイト演算ステップでは、前記一組のディジタル信号で表される複素数と前記ウェイト行列との積を算出する際、前記要素が1であるとき、前記一組のディジタル信号で表される複素数を変更せず、前記要素が−1であるとき、前記一組のディジタル信号で表される複素数の実部、虚部の符号を変更し、前記要素がjであるとき、前記一組のディジタル信号で表される複素数の実部と虚部とを入れ替えた上で実部の符号を変更し、前記要素が−jであるとき、前記一組のディジタル信号で表される複素数の実部と虚部とを入れ替えた上で虚部の符号を変更し、実部同士、虚部同士の加算を行うことを特徴とする信号処理方法である。
本発明により、アレーアンテナの各アンテナ素子で受信した信号に対する信号分離の演算をディジタルの加減算で行うことができるので、演算負荷の増加を抑えつつ、広帯域な変調信号に対して良好な特性を得ることが可能となる。
本発明に係る第1の実施形態における近距離MIMOの無線通信装置2の構成を示すブロック図である。 第2の実施形態における近距離MIMOの無線通信装置2Aの構成を示すブロック図である。 近距離MIMOにおけるアンテナ素子の配置例を示す図である。 従来のディジタル数値演算回路によるウェイト演算回路91を用いた2×2近距離MIMO無線通信装置9の構成を示すブロック図である。 従来のアナログ回路によるウェイト演算回路92を用いた近距離MIMO無線通信装置9Aの構成を示すブロック図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態における無線通信装置、及び信号処理方法を説明する。なお、各図面において、同一又は対応する構成には同一の符号を付している。また、以下の説明では、2×2近距離MIMOの場合について説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明に係る第1の実施形態における近距離MIMOの無線通信装置2の構成を示すブロック図である。同図に示すように、無線通信装置2は、アンテナ21−1及び21−2、直交復調器22−1及び22−2、アナログ・ディジタル変換器(ADC)23−1〜23−4、ウェイト演算回路24、並びに、複素合成器25−1及び25−2を備えている。なお、図4に示した無線通信装置9における同一又は対応する構成についての説明を省略する。
ウェイト演算回路24は、2つの減算器241及び243、並びに、2つの加算器242及び244を備えている。減算器241は、アナログ・ディジタル変換器23−1の出力からアナログ・ディジタル変換器23−4の出力を減算して複素合成器25−1に出力する。加算器242は、アナログ・ディジタル変換器23−2の出力とアナログ・ディジタル変換器23−3の出力とを加算して複素合成器25−1に出力する。減算器243は、アナログ・ディジタル変換器23−3の出力からアナログ・ディジタル変換器23−4の出力を減算して複素合成器25−2に出力する。加算器244は、アナログ・ディジタル変換器23−1の出力とアナログ・ディジタル変換器23−4の出力とを加算して複素合成器25−2に出力する。
無線通信装置2において、アンテナ21−1において受信された受信信号rは、直交復調器22−1により同相信号(I信号)と直交信号(Q信号)との互いに直交した2信号を含むベースバンド信号に変換される。また、アンテナ21−2において受信された受信信号rは、直交復調器22−2により同相信号(I信号)と直交信号(Q信号)との直交した2信号を含むベースバンド信号に変換される。
直交復調器22−1及び22−2において変換された2組の2信号のベースバンド信号は、アナログ・ディジタル変換器23−1〜23−4によりディジタル信号に変換される。このとき、同相信号(I信号)を複素数のディジタル信号の実部とし、直交信号(Q信号)を複素数のディジタル信号の虚部とする。
ウェイト演算回路24において、2組の複素数のディジタル信号の一方のディジタル信号の実部から他方のディジタル信号の実部を減算して、減算結果を出力信号の実部としている。また、2組の複素数のディジタル信号の一方のディジタル信号の虚部と他方のディジタル信号の虚部とを加算して出力信号の虚部としている。
ここで、アナログ・ディジタル変換器23−1が出力する信号をr1Reとし、アナログ・ディジタル変換器23−2が出力する信号をr1Imとし、アナログ・ディジタル変換器23−3が出力する信号をr2Reとし、アナログ・ディジタル変換器23−4が出力する信号をr2Imとする。また、減算器241が出力する信号をs’1Reとし、加算器242が出力する信号をs’1Imとし、減算器243が出力する信号をs’2Reとし、加算器244が出力する信号をs’2Imとする。このとき、ウェイト演算回路24における処理は、次式(8)及び次式(9)で表される。
Figure 0005973396
Figure 0005973396
式(8)、式(9)をまとめると次式(10)になる。
Figure 0005973396
式(10)は、近距離MIMOの信号分離を示す式(4)に、ウェイトを決定する信号処理方法としてゼロフォーシングを用いた場合の最適素子間隔doptにおけるウェイト行列WZFである式(6)を用いた場合と等しい。すなわち、チャネル容量が最大になる最適素子間隔doptに送信側及び受信側のアンテナ素子間隔が設定されたときには、加算器と減算器のみで構成したウェイト演算回路24によって近距離MIMOの信号分離ができることを示している。
ウェイト演算回路24における信号分離で得られた2信号のディジタル信号(s’1Re,s’1Im)は、複素合成器25−1において、信号s’1Reを実部とし、信号s’1Reを虚部とした複素数のディジタル信号s’に合成される。また、ウェイト演算回路24における信号分離で得られた2信号のディジタル信号(s’2Re,s’2Im)は、複素合成器25−2において、信号s’2Reを実部とし、信号s’2Imを虚部とした複素数のディジタル信号s’に合成される。無線通信装置2では、複素合成器25−1及び25−2から出力される信号s'及びs’に対する復調や復号化等の処理が行われる。
M×MのMIMOの無線通信装置におけるウェイト演算回路の比較を表1に示す。表1は、ウェイト演算回路の構成における回路規模を示す図である。本実施形態におけるウェイト演算回路24は、乗算器を用いない構成であるため演算負荷を抑えることができ、またアナログ回路を用いない構成であるため広帯域な変調信号に対しても良好な特性を得ることができる。すなわち、高精度かつ低演算量のウェイト演算回路を構成することができる。
Figure 0005973396
<第2の実施形態>
図2は、第2の実施形態における近距離MIMOの無線通信装置2Aの構成を示すブロック図である。同図に示すように無線通信装置2Aは、アンテナ21−1及び21−2、アナログ・ディジタル変換器23−1及び23−2、ディジタル演算回路による直交復調器26−1及び26−2、ウェイト演算回路24、並びに、複素合成器25−1及び25−2を備える。なお、図1に示した無線通信装置2における同一又は対応する構成についての説明を省略する。
本実施形態の直交復調器26−1及び26−2は、第1の実施形態における直交復調器22−1及び22−2がアナログ信号を処理するのに対して、ディジタル信号を処理する。直交復調器26−1は、数値制御オシレータ(NCO:Numerical Controlled Oscillator)261、90度移相器262、並びに、混合器263及び264を備えている。数値制御オシレータ261は、予め定められた周期及び振幅の正弦波のディジタル信号を生成し、当該信号を局部発振信号として出力する。
90度移相器262は、数値制御オシレータ261が出力する局部発振信号の位相を90度ずらして混合器263に入力する。
混合器263は、90度移相された局部発振信号とアナログ・ディジタル変換器23−1において受信信号rをディジタル化して得られた信号とを混合して当該信号をダウンコンバートする。混合器263は、ダウンコンバートにより得られた信号を直交信号(Q信号)としてウェイト演算回路24に出力する。混合器264は、数値制御オシレータ261が出力する局部発振信号と、アナログ・ディジタル変換器23−1において受信信号rをディジタル化して得られた信号と混合して当該信号をダウンコンバートする。混合器264は、ダウンコンバートにより得られた信号を同相信号(I信号)としてウェイト演算回路24に出力する。
直交復調器26−2は、直交復調器26−1と同様の構成を有しており、アナログ・ディジタル変換器23−2において受信信号rをディジタル化して得られた信号を入力し、当該信号をダウンコンバートして同相信号と直交信号とからなる1組のベースバンド信号をウェイト演算回路24に出力する。
ディジタル数値演算を行う直交復調器26−1及び26−2は、前述の構成を有することにより、直交精度の不完全性のない高精度の1組のベースバンド信号を得ることができる。ただし、本実施形態においては、アナログ・ディジタル変換器23−1及び23−2に対しては、動作速度の高速性が要求されることになる。
無線通信装置2Aにおいて、アンテナ21−1で受信された受信信号rは、アナログ・ディジタル変換器23−1によりディジタル信号に変換され、直交復調器26−1に入力される。受信信号rをディジタル化した信号は、直交復調器26−1においてダウンコンバートされ、同相信号と直交信号との1組のベースバンド信号に変換されてウェイト演算回路24に入力される。
また、アンテナ21−2で受信された受信信号rは、アナログ・ディジタル変換器23−2によりディジタル信号に変換され、直交復調器26−2に入力される。受信信号rをディジタル化した信号は、直交復調器26−2においてダウンコンバートされ、同相信号と直交信号との直交した2信号のベースバンド信号に変換されてウェイト演算回路24に入力される。
ウェイト演算回路24に入力される2組のベースバンド信号のうち、ベースバンド信号の同相信号は複素数のディジタル信号の実部として、ベースバンド信号の直交信号は複素数のディジタル信号の虚部として扱われる。ウェイト演算回路24では入力される2組のベースバンド信号の一方のベースバンド信号の実部から他方のベースバンド信号の虚部を減算して、出力する2組の信号の一方の実部とする。また、2組のベースバンド信号の一方のベースバンド信号の虚部と他方のベースバンド信号の実部とを加算して、出力する2組の信号の一方の虚部とする。
ウェイト演算回路24の動作は第1の実施形態と同じであり、送信側及び受信側のアンテナ素子間隔dを最適素子間隔doptに設定したときには、加算器と減算器のみで構成したウェイト演算回路24によって近距離MIMOの信号分離ができる。すなわち、本実施形態の無線通信装置2Aにおいても、ウェイト演算回路24では乗算器を用いず、かつアナログ回路を用いないため、演算負荷を抑えることができ、広帯域な変調信号に対しても良好な特性を得ることができる。すなわち、高精度かつ低演算量のウェイト演算回路を構成することができる。
また、本実施形態における無線通信装置2Aでは、直交復調器26−1及び26−2が受信信号のダウンコンバートと同相信号及び直交信号とへの変換をディジタル信号処理として行っている。これにより、広帯域に亘って安定した特性を得ることが容易になり、第1の実施形態の無線通信装置2に比べ、広帯域な変調信号に対して更に良好な特性を得ることができる。
<第3の実施形態>
第1及び第2の実施形態において示したウェイト演算回路24では、2×2の近距離MIMOの信号分離を行う構成について説明したが、2×2の近距離MIMOの信号分離以外であってもよい。第3の実施形態では、4×4の近距離MIMOの信号分離を行うウェイト演算回路の構成について説明する。
4×4の近距離MIMOに対してウェイトを決定する信号処理方法としてゼロフォーシングを用いた場合の最適素子間隔doptにおけるウェイト行列WZFの近似式が特許文献1に開示されている。これを次式(11)に示す。
Figure 0005973396
式(11)におけるウェイト行列WZFの各要素wij(i,jは、それぞれ4以下の正整数)は、送信アンテナ素子Txから送信されるデータ系列に対応するデータ系列s’を抽出するために、受信アンテナ素子Rxで受信した信号に対して乗算するウェイトを示す。複素数X=X+jXに虚数単位jを掛けるとjX=−X+jXとなることから、複素数Xに虚数単位jを掛ける演算は実部と虚部とを入れ替えた上で実部の符号を変更することに等しい。また、複素数Xに1を掛ける演算は実部、虚部ともに変更しないことに等しく、複素数Xに−1を掛ける演算は実部、虚部ともに符号を変更することに等しい。
従って、送信側及び受信側のアンテナ素子間隔dを最適素子間隔doptに設定した場合には、受信アンテナ素子で受信された受信信号から得られる同相信号と直交信号との直交した2信号のディジタル化されたベースバンド信号を複素数として扱い、式(11)に基づいて前述の演算を行うことにより、4×4の近距離MIMOの信号分離を行うことができる。すなわち、ウェイト演算回路は、ベースバンド信号からなるベクトルと式(11)の行列との積を算出することにより、送信側のアンテナ素子それぞれから送信された信号に対応する信号を算出することができる。
例えば、式(11)右辺のウェイト行列WZFの1行目(1,j,j,−1)は、送信アンテナ素子Txから送信されるデータ系列に対応するデータ系列s’を抽出するウェイトを示している。1行目(1,j,j,−1)に基づいて前述の演算を行うと、受信アンテナ素子Rxで受信した信号に対しては実部、虚部ともに変更なし、受信アンテナ素子Rxで受信した信号に対しては実部と虚部とを入れ替えた上で実部の符号を変更、受信アンテナ素子Rxで受信した信号に対しては実部と虚部とを入れ替えた上で実部の符号を変更、受信アンテナ素子Rxで受信した信号に対しては実部、虚部ともに符号の変更を行い、これら4つの複素数の実部同士、虚部同士を加算することになる。
すなわち、4×4の近距離MIMOの無線通信装置において用いられるウェイト演算回路も、第1及び第2の実施形態におけるウェイト演算回路24と同様に、加算器と減算器のみで構成することができる。このように、本実施形態のウェイト演算回路は、加算器と減算器のみのディジタル数値演算回路で構成することができ、乗算器を用いない構成であるため、演算負荷を抑えることができる。また、アナログ回路を用いずに構成できるため、帯域特性によらず精度の高いウェイト演算を行うことができる。
また、2×2又は4×4以外の近距離MIMOの無線通信装置において用いられるウェイト演算回路を、本実施形態のウェイト演算回路や、第1及び第2の実施形態のウェイト演算回路24のように構成することにより、アンテナの数を増やしても演算負荷の急激な増加を抑えることができ、広帯域な変調信号に対しても良好な特性を得ることができる。
上述した各実施形態における無線通信装置をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによってウェイト演算回路などを実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。更に「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、更に前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、PLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
2、2A、9、9A…無線通信装置
11−1、11−2…アンテナ
21−1、21−2…アンテナ
22−1、22−2…直交復調器
23−1、23−2、23−3、23−4…アナログ・ディジタル変換器
24…ウェイト演算回路
25−1、25−2…複素合成器
26−1、26−2…直交復調器
91、92…ウェイト演算回路
221…局部発振器
222…90度移相器
223、224…混合器
241、243…減算器
242、244…加算器
261…数値制御オシレータ
262…90度移相器
263、264…混合器
911、912、913、914…複素乗算器
915、916…複素加算器
921、922…90度移相器
923、924…合成器

Claims (6)

  1. 2つのアンテナ素子を有する第1のアレーアンテナから送信された送信信号を受信する2つのアンテナ素子を有する第2のアレーアンテナを備え、前記第1のアレーアンテナにおけるアンテナ素子の間隔及び前記第2のアレーアンテナにおけるアンテナ素子の間隔が前記第1のアレーアンテナと前記第2のアレーアンテナとの間のチャネル容量を最大にする間隔である無線通信装置であって、
    前記第2のアレーアンテナに含まれる前記アンテナ素子のうち、一方のアンテナ素子で受信した信号を互いに直交する同相信号と直交信号とを含む第1のベースバンド信号に変換する第1の直交復調部と、
    前記第2のアレーアンテナに含まれる前記アンテナ素子のうち、他方のアンテナ素子で受信した信号を互いに直交する同相信号と直交信号とを含む第2のベースバンド信号に変換する第2の直交復調部と、
    前記第1のベースバンド信号の同相信号をディジタル信号に変換して出力する第1のアナログ・ディジタル変換部と、
    前記第1のベースバンド信号の直交信号をディジタル信号に変換して出力する第2のアナログ・ディジタル変換部と、
    前記第2のベースバンド信号の同相信号をディジタル信号に変換して出力する第3のアナログ・ディジタル変換部と、
    前記第2のベースバンド信号の直交信号をディジタル信号に変換して出力する第4のアナログ・ディジタル変換部と、
    前記第1のアナログ・ディジタル変換部の出力から前記第4のアナログ・ディジタル変換部の出力を減算した結果を実部とし、前記第2のアナログ・ディジタル変換部の出力と前記第3のアナログ・ディジタル変換部の出力とを加算した結果を虚部とした複素数の第1の出力信号、及び、前記第3のアナログ・ディジタル変換部の出力から前記第2のアナログ・ディジタル変換部の出力を減算した結果を実部とし、前記第4のアナログ・ディジタル変換部の出力と前記第1のアナログ・ディジタル変換部の出力とを加算した結果を虚部とした複素数の第2の出力信号を算出するウェイト演算部と
    を備えることを特徴とする無線通信装置。
  2. 2つのアンテナ素子を有する第1のアレーアンテナから送信された送信信号を受信する2つのアンテナ素子を有する第2のアレーアンテナを備え、前記第1のアレーアンテナにおけるアンテナ素子の間隔及び前記第2のアレーアンテナにおけるアンテナ素子の間隔が前記第1のアレーアンテナと前記第2のアレーアンテナとの間のチャネル容量を最大にする間隔である無線通信装置であって、
    前記第2のアレーアンテナに含まれるアンテナ素子のうち、一方のアンテナ素子で受信した信号をディジタル信号に変換して出力する第1のアナログ・ディジタル変換部と、
    前記第2のアレーアンテナに含まれるアンテナ素子のうち、他方のアンテナ素子で受信した信号をディジタル信号に変換して出力する第2のアナログ・ディジタル変換部と、
    前記第1のアナログ・ディジタル変換部が出力するディジタル信号を互いに直交する同相信号と直交信号とを含む第1のベースバンド信号に変換する第1の直交復調部と、
    前記第2のアナログ・ディジタル変換部が出力するディジタル信号を互いに直交する同相信号と直交信号とを含む第2のベースバンド信号に変換する第2の直交復調部と、
    前記第1のベースバンド信号の同相信号から前記第2のベースバンド信号の直交信号を減算した結果を実部とし、前記第1のベースバンド信号の直交信号と前記第2のベースバンド信号の同相信号とを加算した結果を虚部とした複素数の第1の出力信号、及び、前記第2のベースバンド信号の同相信号から前記第1のベースバンド信号の直交信号を減算した結果を実部とし、前記第2のベースバンド信号の直交信号と前記第1のベースバンド信号の同相信号とを加算した結果を虚部とした複素数の第2の出力信号を算出するウェイト演算部と
    を備えることを特徴とする無線通信装置。
  3. 複数のアンテナ素子を有する第1のアレーアンテナから送信された送信信号を受信する複数のアンテナ素子を有する第2のアレーアンテナを備え、前記第1のアレーアンテナにおけるアンテナ素子の間隔及び前記第2のアレーアンテナにおけるアンテナ素子の間隔が前記第1のアレーアンテナと前記第2のアレーアンテナとの間のチャネル容量を最大にする間隔である無線通信装置であって、
    前記第2のアレーアンテナに含まれるアンテナ素子で受信した受信信号それぞれを互いに直交する同相信号と直交信号からなる一組のディジタル信号に変換する直交復調部と、
    前記第1のアレーアンテナにおけるアンテナ素子の間隔及び前記第2のアレーアンテナにおけるアンテナ素子の間隔が前記第1のアレーアンテナと前記第2のアレーアンテナとの間のチャネル容量を最大にする間隔である場合に得られるウェイト行列であって要素それぞれが1、−1、j(虚数単位)、又は−jのいずれかであるウェイト行列と、前記受信信号それぞれから得られた一組のディジタル信号の同相信号を実部、直交信号を虚部とする複素数との積を算出することにより、前記送信信号それぞれに対応する信号を算出する信号分離を行うウェイト演算部と
    を備え、
    前記ウェイト演算部は、
    前記一組のディジタル信号で表される複素数と前記ウェイト行列との積を算出する際、
    前記要素が1であるとき、前記一組のディジタル信号で表される複素数を変更せず、
    前記要素が−1であるとき、前記一組のディジタル信号で表される複素数の実部、虚部の符号を変更し、
    前記要素がjであるとき、前記一組のディジタル信号で表される複素数の実部と虚部とを入れ替えた上で実部の符号を変更し、
    前記要素が−jであるとき、前記一組のディジタル信号で表される複素数の実部と虚部とを入れ替えた上で虚部の符号を変更し、
    実部同士、虚部同士の加算を行う
    ことを特徴とする無線通信装置。
  4. 2つのアンテナ素子を有する第1のアレーアンテナから送信された送信信号を受信する2つのアンテナ素子を有する第2のアレーアンテナを備え、前記第1のアレーアンテナにおけるアンテナ素子の間隔及び前記第2のアレーアンテナにおけるアンテナ素子の間隔が前記第1のアレーアンテナと前記第2のアレーアンテナとの間のチャネル容量を最大にする間隔である無線通信装置における信号処理方法であって、
    前記第2のアレーアンテナに含まれる前記アンテナ素子のうち、一方のアンテナ素子で受信した信号を互いに直交する同相信号と直交信号とを含む第1のベースバンド信号に変換する第1の直交復調ステップと、
    前記第2のアレーアンテナに含まれる前記アンテナ素子のうち、他方のアンテナ素子で受信した信号を互いに直交する同相信号と直交信号とを含む第2のベースバンド信号に変換する第2の直交復調ステップと、
    前記第1のベースバンド信号の同相信号をディジタル信号に変換して出力する第1のアナログ・ディジタル変換ステップと、
    前記第1のベースバンド信号の直交信号をディジタル信号に変換して出力する第2のアナログ・ディジタル変換ステップと、
    前記第2のベースバンド信号の同相信号をディジタル信号に変換して出力する第3のアナログ・ディジタル変換ステップと、
    前記第2のベースバンド信号の直交信号をディジタル信号に変換して出力する第4のアナログ・ディジタル変換ステップと、
    前記第1のアナログ・ディジタル変換ステップの変換結果から前記第4のアナログ・ディジタル変換ステップの変換結果を減算した結果を実部とし、前記第2のアナログ・ディジタル変換ステップの変換結果と前記第3のアナログ・ディジタル変換ステップの変換結果とを加算した結果を虚部とした複素数の第1の出力信号、及び、前記第3のアナログ・ディジタル変換ステップの変換結果から前記第2のアナログ・ディジタル変換ステップの変換結果を減算した結果を実部とし、前記第4のアナログ・ディジタル変換ステップの変換結果と前記第1のアナログ・ディジタル変換ステップの変換結果とを加算した結果を虚部とした複素数の第2の出力信号を算出するウェイト演算ステップと
    を有することを特徴とする信号処理方法。
  5. 2つのアンテナ素子を有する第1のアレーアンテナから送信された送信信号を受信する2つのアンテナ素子を有する第2のアレーアンテナを備え、前記第1のアレーアンテナにおけるアンテナ素子の間隔及び前記第2のアレーアンテナにおけるアンテナ素子の間隔が前記第1のアレーアンテナと前記第2のアレーアンテナとの間のチャネル容量を最大にする間隔である無線通信装置における信号処理方法であって、
    前記第2のアレーアンテナに含まれるアンテナ素子のうち、一方のアンテナ素子で受信した信号をディジタル信号に変換して出力する第1のアナログ・ディジタル変換ステップと、
    前記第2のアレーアンテナに含まれるアンテナ素子のうち、他方のアンテナ素子で受信した信号をディジタル信号に変換して出力する第2のアナログ・ディジタル変換ステップと、
    前記第1のアナログ・ディジタル変換ステップにおいて出力されるディジタル信号を互いに直交する同相信号と直交信号とを含む第1のベースバンド信号に変換する第1の直交復調ステップと、
    前記第2のアナログ・ディジタル変換ステップにおいて出力されるディジタル信号を互いに直交する同相信号と直交信号とを含む第2のベースバンド信号に変換する第2の直交復調ステップと、
    前記第1のベースバンド信号の同相信号から前記第2のベースバンド信号の直交信号を減算した結果を実部とし、前記第1のベースバンド信号の直交信号と前記第2のベースバンド信号の同相信号とを加算した結果を虚部とした複素数の第1の出力信号、及び、前記第2のベースバンド信号の同相信号から前記第1のベースバンド信号の直交信号を減算した結果を実部とし、前記第2のベースバンド信号の直交信号と前記第1のベースバンド信号の同相信号とを加算した結果を虚部とした複素数の第2の出力信号を算出するウェイト演算ステップと
    を有することを特徴とする信号処理方法。
  6. 複数のアンテナ素子を有する第1のアレーアンテナから送信された送信信号を受信する複数のアンテナ素子を有する第2のアレーアンテナを備え、前記第1のアレーアンテナにおけるアンテナ素子の間隔及び前記第2のアレーアンテナにおけるアンテナ素子の間隔が前記第1のアレーアンテナと前記第2のアレーアンテナとの間のチャネル容量を最大にする間隔である無線通信装置における信号処理方法であって、
    前記第2のアレーアンテナに含まれるアンテナ素子で受信した受信信号それぞれを互いに直交する同相信号と直交信号からなる一組のディジタル信号に変換する直交復調ステップと、
    前記第1のアレーアンテナにおけるアンテナ素子の間隔及び前記第2のアレーアンテナにおけるアンテナ素子の間隔が前記第1のアレーアンテナと前記第2のアレーアンテナとの間のチャネル容量を最大にする間隔である場合に得られるウェイト行列であって要素それぞれが1、−1、j(虚数単位)、又は−jのいずれかであるウェイト行列と、前記受信信号それぞれから得られた一組のディジタル信号の同相信号を実部、直交信号を虚部とする複素数との積を算出することにより、前記送信信号それぞれに対応する信号を算出する信号分離を行うウェイト演算ステップと
    を備え、
    前記ウェイト演算ステップでは、
    前記一組のディジタル信号で表される複素数と前記ウェイト行列との積を算出する際、
    前記要素が1であるとき、前記一組のディジタル信号で表される複素数を変更せず、
    前記要素が−1であるとき、前記一組のディジタル信号で表される複素数の実部、虚部の符号を変更し、
    前記要素がjであるとき、前記一組のディジタル信号で表される複素数の実部と虚部とを入れ替えた上で実部の符号を変更し、
    前記要素が−jであるとき、前記一組のディジタル信号で表される複素数の実部と虚部とを入れ替えた上で虚部の符号を変更し、
    実部同士、虚部同士の加算を行う
    ことを特徴とする信号処理方法。
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