JP5973388B2 - フレキシブル包装体 - Google Patents

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Description

本発明は、フィルム等のフレキシブルな材料により形成されたフレキシブル包装体に関する。
液体、粘体、粉体、固体等の内容物を包装するための包装袋として、フィルムを重ね合わせてその周縁部をシールして形成したパウチが知られている。
パウチは、例えば、2枚の側面フィルムの間に2つ折りにした底フィルムを折り目側から挿入し、互いに接するフィルム間の周縁部をシールすることによって製造される。このようなパウチでは、底フィルムを広げて2枚の側面フィルムを底部において筒形状とすることにより、パウチを自立させることが可能である。
特許文献1が開示するパウチでは、各フィルムがシールされた領域の内部に、高さ方向に所定の長さにわたってシールされていない非融着部が設けられており、この非融着部には気体が注入され、エアバッグが形成されている。
エアバッグを設けることによって、エアバッグおよびその近傍において、各側面フィルムは折れ曲がりにくくなっている。このため、パウチを自立させる際、パウチ全体の形も崩れにくく自立性が保たれやすくなっている。
特開2006−123931号公報
特許文献1に開示されるパウチでは、エアバッグのような気体注入部を設けることによって、パウチの自立性を向上させている。しかしながら、気体注入部を設けたパウチの製造コストや加工しやすさ等の生産性までは、これまで検討されていなかった。
それ故に、本発明の目的は、気体注入部を設けた自立可能なフレキシブル包装体であって、自立性および生産性に優れたフレキシブル包装体を提供することである。
本発明は、第1の側面フィルムと、第2の側面フィルムと、これらの間に2つ折りの状態で折り目側から挿入された底フィルムとを重ね合わせて周縁部をシールすることによって収納部が形成された自立可能なフレキシブル包装体に関するものである。第1の側面フィルムおよび第2の側面フィルムの周縁部には、第1の側面フィルムおよび第2の側面フィルムをシールしたシール領域に取り囲まれた、所定の長さにわたってシールされていない領域である未シール領域が設けられ、未シール領域に気体が注入されて気体注入部が形成される。フレキシブル包装体を自立させたときの鉛直方向に相当する方向における第1の側面フィルムおよび第2の側面フィルムのループスティフネスが、30mN以上1300mN以下であり、フレキシブル包装体を自立させたときの水平方向に相当する方向における第1の側面フィルムおよび第2の側面フィルムのループスティフネスが、20mN以上1200mN以下である。
本発明によれば、気体注入部を設けた自立可能なフレキシブル包装体であって、自立性および生産性に優れたフレキシブル包装体を提供できる。
実施形態に係るパウチの内容物充填後の状態を示す平面図 図1のX−X´線に沿ったパウチの断面図 実施形態に係るパウチの内容物充填前の状態を示す平面図 ループスティフネスの測定方法を説明するための模式図
(実施形態)
図1は、実施形態に係るパウチの内容物充填後の状態を示す平面図であり、図2は、図1のX−X´線に沿ったパウチの断面図である。尚、図1において、重なり合ったフィルムがシールされているシール領域をハッチングによって特定している。
本実施形態に係るパウチ100は、第1の側面フィルム101と、第2の側面フィルム102と、これらの間に2つ折りにして挟み込まれた底フィルム103とを備える。第1の側面フィルム101と、2つ折りにした底フィルム103と、第2の側面フィルム102とは、この順に重ね合わされ、第1の側面フィルム101および第2の側面フィルム102の周縁部をシールすることによって、内容物を収納するための空間である収納部105が形成されている。本実施形態に係るパウチ100では、収納部105に内容物を充填することによって、内容物105の重みで底フィルム103が広がり、これによって、第1の側面フィルム101の底部と第2の側面フィルム102との底部とが筒形状となる。したがって、収納部105に内容物を充填した状態で、底フィルム103側を下にして、パウチ100を自立させることが可能である。このような自立可能なパウチ100は、スタンディングパウチとも称される。以下では、水平面上に自立した状態のパウチ100における鉛直方向を上下方向といい、水平方向を左右方向という。
第1の側面フィルム101および第2の側面フィルム102の周縁部には、第1の側面フィルム101および第2の側面フィルム102が互いにシールされて形成されたシール領域に囲まれるように、未シール領域106が設けられている。未シール領域106は、パウチ100の上下方向の端縁に沿う側縁部108に設けられ、上下方向に所定の長さにわたって、第1の側面フィルム101および第2の側面フィルム102が互いにシールされていない領域である。未シール領域106には、気体を注入して密封することによって、気体注入部107が形成され、図2に示すように、未シール領域106において第1の側面フィルム101および第2の側面フィルム102は筒形状に膨らんでいる。未シール領域106に注入される気体は、特に限定されず、空気、窒素、二酸化炭素、希ガス(ヘリウム、アルゴン等)などを利用できる。
更に、本実施形態では、第1の側面フィルム101および第2の側面フィルム102の上部の周縁部に、内容物を取り出すためのスパウト104がこれらのフィルムに挟まれてシールされている。
ここで、本実施形態に係るパウチ100では、パウチ100の自立時の上下方向に対応する方向における第1の側面フィルム101および第2の側面フィルム102ループスティフネスLSvが30mN以上1300mN以下であり、かつ、パウチ100の自立時の左右方向に対応する方向における第1の側面フィルム101および第2の側面フィルム102のループスティフネスLShが20mN以上1200mN以下である。ここで、ループスティフネスとは、所定寸法の短冊状にカットしたフィルムを用いてループを形成し、
このループを径方向に所定量だけ押しつぶした状態で測定したループの反発力をいい、フィルムの剛性を表す指標である。ループスティフネスの値が大きいほど、フィルムの剛性が高くなる。ループスティフネスの測定方法については後述する。
ループスティフネスLSvおよびLShの値が上記の範囲を下回ると、パウチ100を自立させた際に、気体注入部107の剛性のみでパウチ100の形態を保持することができず、パウチ100の上部が折れ曲がったり、パウチ100が倒れやすくなったりするため好ましくない。一方、ループスティフネスLSvおよびLShの値が上記の範囲を超えると、第1の側面フィルム101および第2の側面フィルム102のコシが強くなりすぎ、製袋加工が困難となるため好ましくない。
上記の範囲内でも、ループスティフネスLShの値が80mN以上550mN以下であり、かつ、ループスティフネスLSvの値が80mN以上480mN以下であることがより好ましい。この場合、パウチ100の自立性を安定して維持でき、かつ、製袋加工も容易となる。
上記の範囲内でも、ループスティフネスLShの値が20mN以上80mN以下であり、かつ、ループスティフネスLSvの値が30mN以上80mN以下であれば、気体注入部107を設けないパウチを構成する場合と比べて、より薄く低コストのフィルムを第1の側面フィルム101および第2の側面フィルム102として使用することができるので、上述したパウチ100の優れた自立性および製袋加工の容易さに加え、パウチ100の製造コストを低減することも可能となる。
第1の側面フィルム101および第2の側面フィルム102の材質は特に限定されず、例えば、最内面にシーラント層を含む多層フィルムを使用することができる。第1の側面フィルム101および第2の側面フィルム102は、パウチ100の用途に応じて、樹脂層、金属箔層、金属や無機酸化物の蒸着層等を含む。パウチ100の自立性及び加工の容易性を向上させる効果は、第1の側面フィルム101と第2の側面フィルム102の層構成にかかわらず、ループスティフネスLSvおよびLShの値の値を上記の範囲内とすることによって得ることができる。
尚、一般的には、第1の側面フィルム101および第2の側面フィルム102の流れ方向(MD方向;Machine Direction)がパウチ100の自立時における左右方向と一致し、第1の側面フィルム101および第2の側面フィルム102の流れ方向と直交する方向(TD方向;Transverse Direction)がパウチ100の自立時における上下方向と一致する。これは、長尺状のフィルムを無駄なく使用し、また、高速に製袋加工を行えるようにするためである。ただし、第1の側面フィルム101および第2の側面フィルム102のMD方向とパウチの自立時における左右方向と一致せず、かつ、第1の側面フィルム101および第2の側面フィルム102のTD方向とパウチの自立時における上下方向と一致しない場合でも、上記のループスティフネスLSvおよびループスティフネスLShの値が上記の範囲内であれば、パウチ100の自立性の向上と、製袋加工のしやすさとを両立できる。
このように、パウチ100の側縁部108に設ける気体注入部107と、上述のように最適化した第1の側面フィルム101および第2の側面フィルム102の剛性(ループスティフネス)を組み合わせることによって、第1の側面フィルム101および第2の側面フィルム102は、気体注入部107とその近傍において折れ曲がりにくくなっている。このため、パウチ100を自立させる際、パウチ100全体の形も崩れにくく自立性が保たれやすくなっている。また、第1の側面フィルム101および第2の側面フィルム102の剛性が適度であることによって、パウチ100の製袋加工も容易となる。
また、気体注入部107は、パウチ100の自立性を高めるだけでなく、パウチ100を運搬したり内容物を取り出したりする際に、取っ手として機能する。すなわち、気体注入部107およびその周囲の第1の側面フィルム101および第2の側面フィルム102をつかむことによって、パウチ100を持ちやすくなっている。本実施形態に係るパウチ100では、気体注入部107によって付与される形態保持性によって、内容物が少量であっても、取り出す際に取り出し口の位置を安定させることができ、内容物の注出がしやすくなる。また、内容物の入ったパウチ100を湯煎や電子レンジで加熱した場合は、内容物が加熱されることによりパウチ100の収納部105が熱くなるが、気体注入部107をつかむことで熱さを感じることなくパウチ100を持つことができる。
図3は、実施形態に係るパウチの内容物充填前の状態を示す平面図である。より詳細には、図3は、パウチ100の収納部105への内容物の充填前、かつ、未シール領域106への気体注入前の状態を示す。以下の説明では、この状態における包装体を「パウチブランク」という。尚、図3においても、重なり合ったフィルムがシールされているシール領域をハッチングによって特定している。
パウチブランク120は、第1の側面フィルム101と、2つ折りにした底フィルム103と、第2の側面フィルム102とをこの順に重ね合わせ、第1の側面フィルム101および第2の側面フィルム102の周縁部を、パウチ100の上部となる一部を除いて、シールすることによって形成される。第1の側面フィルム101と第2の側面フィルム102の周縁部のうち、上下方向の端縁に沿った側縁部108には、上下方向に所定の長さにわたって上述した気体注入部107を形成するための未シール領域106が、第1の側面フィルム101と第2の側面フィルム102とのシール領域に囲まれるように形成されている。未シール領域106の上端部近傍には、未シール領域106の内部に気体を注入するためのスリット111が形成されている。スリット111は、第1の側面フィルム101または第2の側面フィルム102のいずれか一方を貫通するように形成しても良いし、第1の側面フィルム101および第2の側面フィルム102の両方を貫通するように形成しても良い。また、スリット111の形状は、未シール領域106に気体を注入できる形状である限り、任意でよい。
ここで、本実施形態に係るパウチ100の製造方法を説明する。
まず、シーラント層を有する第1の側面フィルム101および第2の側面フィルム102をそれぞれのシーラント層が対向するように配置する。尚、第1の側面フィルム101および第2の側面フィルム102の供給方向(流れ方向)に対して、どの向きでパウチ100を型抜きするかが予め決まっている。したがって、パウチ100の型抜き方向に基づいて、パウチ100の自立時に上下方向となる方向のループスティフネスLSvと、パウチ100の自立時に左右方向となる方向のループスティフネスLShとが、上述した範囲内となるように、第1の側面フィルム101と第2の側面フィルム102とを供給する。また、シーラント層を有する底フィルム103をシーラント層が外側となるように2つ折りにし、折り目部分が第1の側面フィルム101と第2の側面フィルム102の内側となるように、2つ折りにした底フィルム103を第1の側面フィルム101と第2の側面フィルム102の間に挿入する。
次に、第1の側面フィルム101および第2の側面フィルム102の周縁部のうち、未シール領域106と、スパウト104を取り付けるための領域と、内容物充填用の開口部となる領域とを除く部分をヒートシールする。これにより、底フィルム103が挿入された部分では、第1の側面フィルム101と底フィルム103とがシールされると共に、第2の側面フィルム102と底フィルム103とがシールされる。また、底フィルム103
が挿入されていない部分では、シールしない領域(すなわち、未シール領域106となる領域と、スパウト104をシールする領域と、内容物充填用の開口部となる領域)を除いて、第1の側面フィルム101および第2の側面フィルム102がシールされる。未シール領域106の上端部近傍には、このヒートシールと同時に、あるいは、ヒートシールの前後いずれかに、第1の側面フィルム101および第2の側面フィルム102の一方または両方に気体注入用のスリット111を形成する。また、ヒートシールと同時に、あるいは、ヒートシールの前後いずれかに、第1の側面フィルム101と第2の側面フィルム102と底フィルム103の周縁部を裁断することによって、パウチ100が所望の平面形状に成形される。
次に、スパウト104の取り付け領域において、第1の側面フィルム101と第2の側面フィルム102との間に、別途成形されたスパウト104を挟んで、第1の側面フィルム101および第2の側面フィルム102とスパウト104との重なり部分をヒートシールする。尚、スパウト104の取り付けは、第1の側面フィルム101と第2の側面フィルム102と底フィルム103とのヒートシールと同時に行ってもよい。以上の工程を経て、図3に示されるパウチブランク120が製造される。
次に、未シール領域106に形成されたスリット111を通じて、未シール領域106の内部に気体を注入する。気体の注入後、未シール領域106のうち、スリット111より底部側に位置する部分をクリップすることにより、未シール領域106を膨らませた状態で仮封止する。続いて、未シール領域106のうち、スリット111およびその周辺部分をヒートシールして、第1の側面フィルム101と第2の側面フィルム102とを溶着させることによって、未シール領域106を封止し、気体注入部107を形成する。
その後、内容物充填用の開口部(図3に示すパウチブランク120の上部)から内容物を充填し、当該開口部をヒートシールすることによって、図1に示す内容物充填後のパウチ100が製造される。
以上説明したように、気体注入部107を設けたパウチ100において、自立時の上下方向となる方向のループスティフネスLSvおよび自立時の左右方向となる方向のループスティフネスLShの値が上記の範囲内にある第1の側面フィルム101と第2の側面フィルム102とを用いることによって、パウチの自立性と、加工しやすさ等の生産性とを向上できる。
(変形例)
尚、上記の実施形態では、内容物を取り出しやすくするためのスパウト(口栓)が設けられた構成を例示したが、スパウトはなくてもよい。スパウトのない包装体に気体注入部を設ける場合にも、第1の側面フィルムおよび第2の側面フィルムのループスティフネスを上記の数値範囲に設定することによって、本実施形態に係るパウチと同じ効果が得られる。
また、上記の実施形態では、第1の側面フィルムと第2の側面フィルムの間に2つ折りにした底フィルムをシールして自立可能なスタンディングパウチを例示したが、底フィルムを用いず、第1の側面フィルムと第2の側面フィルムの周囲をシールしたパウチに気体注入部を設ける場合にも、第1の側面フィルムおよび第2の側面フィルムのループスティフネスを上記の数値範囲に設定してもよい。底フィルムのないパウチは自立性を有しないものの、壁面にパウチを立て掛けるように配置した場合に、パウチの自立性を保持することができる。また、底フィルムのないパウチにおいても、第1の側面フィルムおよび第2の側面フィルムのループスティフネスを上記の数値範囲に設定することによって、パウチの生産性を向上させることができる。
更に、上記の実施形態では、気体注入部を設けたパウチを例示したが、包装袋の形状および大きさは任意であり、気体注入部が設けられた自立可能な包装袋であれば、同様にループスティフネスの上記条件を適用でき、本実施形態に係るパウチと同様の効果を得ることができる。
更に、上記の実施形態では、パウチに1つの気体注入部を設けた例を説明したが、パウチの形態保持性を維持できる限り、気体注入部の数および形状は任意に設定できる。
以下、本発明を具体的に実施した実施例を説明する。
実施例1〜7、比較例1および2として、図1に示したスパウト付きスタンディングパウチを作製した。スタンディングパウチの幅(図3のWに相当)を180mmとし、高さ(図3のHに相当)を280mmとした。実施例1〜7、比較例1および2において、第1の側面フィルム、第2の側面フィルムおよび底フィルムには、以下の表1に示すループスティフネスを有するフィルムを使用した。
(ループスティフネスの測定方法)
図4は、ループスティフネスの測定方法を説明するための模式図である。
ループスティフネス測定用のサンプルとして、実施例1〜7、比較例1および2に係るスタンディングパウチの作製に用いたものと同じフィルムから、幅25mm、長さ120mmの短冊状フィルムを切り出した。このとき、短冊状フィルムの長手方向が測定対象の方向に一致するようにした。切り出した短冊状フィルムを東洋精機社製ループスティフネステスタにセットしてループを形成し、形成したループに装置の当て板を押し付けてループを押しつぶし、ループの反発力を測定した。押しつぶし距離は20mmとし、圧縮速度は3.5mm/sとした。測定で得られた反発力の値(mN)をループスティフネスとした。
(評価方法)
自立性および成形性の評価基準は次の通りである。
(1)自立性
++:スタンディングパウチの上部が垂れ下がったり、折れ曲がったりすることなく、自立状態が維持された。
+:スタンディングパウチの上部が僅かに変形するものの、自立状態は維持された。
−:スタンディングパウチの上部が垂れ下がったり、折れ曲がったりして、自立状態を維持できなかった。
(2)成形性
++:製袋加工を問題なく行うことができた。
+:フィルムのコシが高いことによって製袋加工のしやすさが低下するが、製袋加工が困難となる程度までは低下しなかった。
−:フィルムのコシが高すぎ、製袋加工が困難であった。
表1に、実施例1〜7、比較例1および2で用いたフィルムのループスティフネスの値と、実施例1〜7、比較例1および2に係るスタンディングパウチの自立性および成形性の評価結果を示す。
Figure 0005973388
表1に示されるように、パウチの自立時の上下方向におけるループスティフネスLSvが30mN以上1300mNであり、かつ、パウチの自立時の左右方向におけるループスティフネスLShが20mN以上1200mNであるフィルムを用いて作製した実施例1〜7のスタンディングパウチでは、自立性および成形性の両方で優れていることが確認された。また、ループスティフネスLSvが80mN以上480mNであり、かつ、パウチの自立時の左右方向におけるループスティフネスLShが80mN以上550mNであるフィルムを用いて作製した実施例2〜6のスタンディングパウチでは、自立性および成形性の両方でより優れていることが確認された。
これに対して、比較例1に係るスタンディングパウチは、自立性が不十分であり、比較例2に係るスタンディングパウチは、成形性で劣ることが確認された。
本発明は、気体注入部を設けたパウチ等のフレキシブル包装体に利用できる。
100 パウチ
101 第1の側面フィルム
102 第2の側面フィルム
103 底フィルム
104 スパウト
105 収納部
106 未シール領域
107 気体注入部
108 側縁部
111 スリット

Claims (1)

  1. 第1の側面フィルムと、第2の側面フィルムと、これらの間に2つ折りの状態で折り目側から挿入された底フィルムとを有し、周縁部がシールされており、シールされた前記周縁部に囲まれた部分が収納部となる、自立可能なフレキシブル包装体において、
    前記第1の側面フィルムおよび前記第2の側面フィルムの両側端の周縁部においてそれぞれシールされた領域である2つの側縁部の一方のみに設けられ前記シールされた領域に取り囲まれ上下方向に所定の長さにわたってシールされずに、気体が注入されている気体注入部
    前記2つの側縁部の他方の上端に設けられた注出部とを備え、
    前記フレキシブル包装体を自立させたときの鉛直方向に相当する方向における前記第1の側面フィルムおよび前記第2の側面フィルムのループスティフネスが、30mN以上1300mN以下であり、
    前記フレキシブル包装体を自立させたときの水平方向に相当する方向における前記第1の側面フィルムおよび前記第2の側面フィルムのループスティフネスが、20mN以上1200mN以下であり、
    前記気体注入部は、所定幅の前記シールされた領域によって前記収納部と隔てられて、前記フレキシブル包装体の取っ手となることを特徴とする、フレキシブル包装体。
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