JP5973039B1 - 木工沈床キットおよび木工沈床の施工方法 - Google Patents

木工沈床キットおよび木工沈床の施工方法 Download PDF

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Abstract

【課題】工場での現場搬送物の保管スペースのコンパクト化が図れ、かつ現場搬送物の輸送効率も高まるとともに、従来、工場および現場に配されていた積み降ろし用のクレーンを不要にでき、さらに木工沈床の剛性も高められる木工沈床キットおよび木工沈床の施工方法を提供する。【解決手段】現場に搬入した床材の4つの辺部に、2つの縦柵と2つの横柵とを複数の縦柵用横木と複数の横柵用横木とが井桁状になるように組み付けて木工沈床を作製し、その内部空間に石材を充填する。このとき、木工沈床の各コーナー部は、縦柵用支柱と横柵用支柱との間に、井桁状に組み付けた縦柵用横木と横柵用横木とを、木工沈床の内外方向から挟み込む組み木構造とした。【選択図】図1

Description

この発明は木工沈床キットおよび木工沈床の施工方法、詳しくは河川の河床に沈設されて河岸付近の洗掘を防止するための木工沈床キットおよび木工沈床の施工方法に関する。
河川では、河岸付近の河床が河川水によって洗堀されることがある。これを防止する底固め工の一種として、木工沈床が知られている。
この木工沈床は、例えば特許文献1に示すように、あらかじめ工場で作製されている。すなわち、矩形状の床材を準備し、この床材の4つの辺部に、縦材(縦柵用横木)と横材(横柵用横木)とを立設し、これらを井桁状に組み付ける。この後、これらが直交する4つのコーナー部に4本の通しボルトを上下にそれぞれ挿通して締結する。その後、工場設置のクレーンにより木工沈床を吊り上げてトラックの荷台に載せ、これを現場近傍の空き地までトラック輸送する。クレーンにより木工沈床を荷台から空き地に吊り下ろし、これをフォークリフトやクレーンなどで河床にまで運び込み、さらに木工沈床の内部空間に割石、石塊などの石材を詰め込んで使用する。
このように、木工沈床を河岸付近の水中に沈設することで、河川水による河床の洗堀を防止することができ、かつ木工沈床が魚や水中生物の休息、餌場、避難所となるとともに、川水を浄化し、自然環境の保全も図ることができる。
特開2003−105740号公報
しかしながら、特許文献1の木工沈床では、上述したようにあらかじめ木工沈床の全体を工場で作製し、その後、これを工場内のクレーンにより吊り上げてトラックの荷台に積載し、次にこれを現場へトラック輸送して、現場で待機するクレーンなどを使用し、トラックに積まれた木工沈床を吊り上げて河岸付近に沈設していた。
このように、従来は、工場で木工沈床を立体として組み立てていたため、木工沈床の現場輸送物が嵩高になっていた。その結果、工場内に出荷待機する木工沈床を保管する大きなスペースが必要で、かつ、現場輸送時、1台の大型トラックでは数台の木工沈床のみしか積載することができず、木工沈床の輸送効率が低いとともに、工場および現場に木工沈床の積み降ろし用のクレーンを手配しなければならなかった。
また従来は、木工沈床の作製時、縦材と横材との井桁状の各直交部分にそれぞれ1本の通しボルトを通し、縦横両材を連結する構成を採用していた。しかしながら、この連結構造では、各直交部分に対して、ボルトナット構造体による上下方向からの締結力のみしか作用しない。そのため、木工沈床の周側壁(矩形枠体)に高い剛性が得にくかった。すなわち、井桁状の枠組みの4点を4本のボルトでそれぞれ連結した構造では、矩形枠の対角線方向の外力に対して抵抗力が小さく、矩形枠の変形や、破損のおそれが生じていた。
そこで、積み重ねた縦材と横材との直交部分を、直接、ビス止めすることが考えられる。しかしながら、この方法では、例えば石材の投入時や洪水時などのように木工沈床に多方向から大きな外力が作用した際、固定用のビスが変形して縦材と横材とが位置ずれし、木工沈床が型崩れし易かった。
そこで、発明者は鋭意研究の結果、木工沈床を構成体する、矩形状の床材と、一対の離間した縦柵用支柱に複数の縦柵用横木が横架された2つの縦柵と、一対の離間した横柵用支柱に複数の横柵用横木が横架された2つの横柵とからなる木工沈床キットを、5枚のパネル形状としてあらかじめ工場生産し、その後、これら5枚のパネルを積み重ねて輸送し、現場に搬入することとすれば、工場内に確保される現場搬送物(木工沈床)の保管スペースを小さくすることができ、かつトラック荷台への積載量が増えて木工沈床の輸送効率が高まるとともに、従来は工場および現場に手配していた木工沈床の積み降ろし用のクレーンを不要にできることを知見した。
また、現場での5枚のパネルからなる木工沈床キットの組み立て時、木工沈床の各コーナー部にあっては、井桁状に組み付けた縦柵用横木と横柵用横木とを、木工沈床の内外方向から縦柵用支柱と横柵用支柱とにより挟み込む木組み構造としたため、木工沈床の矩形枠体として対角線方向の外力に対しての剛性が高まり、例えば洪水時などに木工沈床に大きな外力が作用しても、木工沈床が型崩れしにくいことを知見し、本発明を完成させた。
すなわち、この発明は、工場内での現場搬送物の保管スペースのコンパクト化が図れ、かつ現場搬送物の輸送効率を高めることができるとともに、従来、工場および現場に配されていた現場搬送物の積み降ろし用のクレーンを不要にすることができ、さらに木工沈床の矩形枠としての剛性も高められる木工沈床キットおよび木工沈床の施工方法を提供することを目的としている。
また、この発明は、現場でセメント系水硬性硬化物をウエイト(重石)とした木工沈床を簡単に作製することができる木工沈床キットおよび木工沈床の施工方法を提供することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、複数の敷成木からなる平面視して矩形状の床材と、木材からなる一対の平行に離間した縦柵用支柱に、複数の縦柵用横木が上下に横架された2つの縦柵と、木材からなる一対の平行に離間した横柵用支柱に、複数の横柵用横木が上下に横架された2つの横柵とを備え、前記床材の4つの辺部に、前記2つの縦柵と前記2つの横柵とを、前記複数の縦柵用横木と前記複数の横柵用横木とが井桁状になるように組み付けて木工沈床とする木工沈床キットであって、前記木工沈床の各コーナー部は、対応する前記縦柵用支柱と前記横柵用支柱との間に、井桁状に組み付けた前記複数の縦柵用横木と前記複数の横柵用横木とを、前記木工沈床の内外方向から挟み込む組み木構造とした木工沈床キットである。
木工沈床キットとは、木工沈床を組み立てる構成物の集合体(床材、2枚の縦柵、2枚の横柵)をいう。
床材としては、平行な一対の縦配置される敷成木に、複数の横配置される敷成木を等間隔で連結した簀子床などを採用することができる。
敷成木とは、木工沈床の床に敷かれる成木である。
敷成木の素材としては、例えば杉、松、桧といった土木建築用の木材を採用することができる(縦柵用支柱、縦柵用横木、横柵用支柱、横柵用横木も同じ)。杉材がコスト、加工などの面で最適である。
敷成木は丸太でも角材でもよい(縦柵用支柱、縦柵用横木、横柵用支柱、横柵用横木も同じ)。
各木材のサイズは任意である。ただし、同じ品目の木材の形状、長さ、幅(円柱では直径)等の寸法は同一が好ましい。
ここでいう「2つの縦柵の各横柵用横木と、2つの横柵の各縦柵用横木とを井桁状に組み付ける」とは、矩形状の床材の4つの辺部において、複数の縦柵用横木と複数の横柵用横木とを、交互に積み重なるように組み付けることを意味する。したがって、各縦柵における複数の縦柵用横木の横架位置と、各横柵における複数の横柵用横木の横架位置とは、縦柵であれば横柵用横木の幅分だけ、また横柵であれば縦柵用横木の幅分だけ、それぞれ高さ方向に位置ずれしている。
木工沈床とは、矩形状の床材を底板とし、その4つの辺部に、対応する各横木が井桁状に組まれた2つの縦柵と2つの横柵とを平面視して矩形枠状に配置した周側壁とからなるものである。縦柵用横木と横柵用横木とが井桁状に組まれているため、周側壁には例えば小魚などの生息地となる多数の隙間が存在する。
ここでいう「縦柵用支柱と横柵用支柱との間に、井桁状に組み付けた縦柵用横木と横柵用横木とを、木工沈床の内外方向(井桁の内外)から挟み込む木組み構造」とは、木工沈床を作製したときの(周側壁)各コーナー部において、各縦柵用横木に固定された縦柵用支柱と、各横柵用横木に固定された横柵用支柱とのうち、何れか一方が、各縦柵用横木と各横柵用横木とが井桁状に直交したコーナー部(交差部)に、木工沈床の内方より押し当てられ、かつその残りの他方が、このコーナー部に対して木工沈床の外方より押し当てられることを意味する。
この木組み構造を実現するためには、各縦柵用横木に対しての各縦柵用支柱の固定位置と、各横柵用横木に対しての各横柵用支柱の固定位置とが重要になる。すなわち、各縦柵用支柱の縦柵用横木の長さ方向における固定位置は、例えば平面視して、一対で配置されるもう一方の縦柵用支柱から最も離間した周側端が、縦柵用横木の対応する端面から、横柵用支柱の幅と横柵用横木の幅とを加算した長さ分だけ縦柵用横木の中間部方向に離れた位置となる。このとき、各横柵用支柱の横柵用横木の長さ方向における固定位置は、平面視して、対配置されるもう一方の横柵用支柱から最も離間した周側端を、各横柵用横木の対応する端面の位置に揃えた位置となる。また、各縦柵用支柱と各横柵用支柱とは、上述した相対関係が維持されれば、何れを木工沈床の対応するコーナー部の内方(または外方)に配置してもよい。このように構成することで、木工沈床の各コーナー部に前記木組み構造が現出される。
なお、直交して押し当てられた各支柱と各横木とは、例えばビス止めによって固定される。その他、釘止め、楔止め、各種の固定金具を介したビス止めや釘止めでもよい。この場合、2本のビスを用いて1本の支柱とこれに接する交差する2本の横木とをそれぞれ連結する。よって、2本のビス同士は平面視して直交するねじれの位置にあることとなる。
木工沈床内に投入される石材としては、例えば、玉石、割石、石塊などである。
請求項2に記載の発明は、複数の敷成木を有し、平面視して矩形状に形成された1枚のパネル状の床材と、木材からなる一対の平行に離間した縦柵用支柱に、複数の縦柵用横木が上下に横架された2つの縦柵と、木材からなる一対の平行に離間した横柵用支柱に、複数の横柵用横木が上下に横架された2つの横柵とを備えた木工沈床キットを、それぞれ現場とは異なる場所であらかじめ作製し、得られた該木工沈床キットを構成する前記床材と、前記2つの縦柵と、前記2つの横柵とを現場に搬入し、該現場で、前記床材の4つの辺部に、前記2つの縦柵と前記2つの横柵とを、前記複数の縦柵用横木と前記複数の横柵用横木とが井桁状になるように組み付けることにより、上面が開口した矩形枠体である木工沈床を作製し、得られた木工沈床の内部空間に石材を充填する木工沈床の施工方法であって、前記木工沈床を組み立てる際、該木工沈床の各コーナー部は、対応する前記縦柵用支柱と前記横柵用支柱との間で、井桁状に組み付けた前記複数の縦柵用横木と前記複数の横柵用横木とを、前記木工沈床の内外方向から挟み込むようにした木工沈床の施工方法である。
「現場とは異なる場所」としては、施工の現場である河川、河川敷から地理的に離間した場所、例えば工場や空き地などである。
「矩形状の床材と、2つの縦柵と、2つの横柵とを、あらかじめ作製し」とは、床材、各縦柵および各横柵を、現場に搬入する前にそれぞれをパネル材として作製することを意味する。縦柵であれば、2本の横木と2本の支柱とを所定位置において固着し、これ自身で井桁に類似した矩形状の木組みとする。
現場搬入物の現場への搬入は、例えばトラック輸送、鉄道輸送などにより行なわれる。
請求項3に記載の発明は、平面視して矩形状のシート状床材と、木材からなる一対の平行に離間した縦柵用支柱に、複数の縦柵用横木が上下に横架され、かつ内側に縦柵用養生シートが展張された2つのシート付縦柵と、木材からなる一対の平行に離間した横柵用支柱に、複数の横柵用横木が上下に横架され、かつ内側に横柵用養生シートが展張された2つのシート付横柵と、前記シート状床材の4つの辺部に、前記2つのシート付縦柵と前記2つのシート付横柵とを、前記複数の縦柵用横木と前記複数の横柵用横木とが井桁状になるように組み付けて木工沈床とする木工沈床キットであって、前記木工沈床の各コーナー部は、対応する前記縦柵用支柱と前記横柵用支柱との間に、井桁状に組み付けた前記複数の縦柵用横木と前記複数の横柵用横木とを、前記木工沈床の内外方向から挟み込む組み木構造とした木工沈床キットである。
シート状床材、縦柵用養生シート、横柵用養生シートの種類は、水を加えて混練したセメント系水硬性材料を通しにくい柔軟で変形可能なシート材であれば任意である。例えば、防草シート、布帛、合成樹脂シート、紙、コンパネ、板材などを使用することができる。
シート状床材は、木工沈床の周側壁の下端面に直接固定することができる。その他、同一サイズの敷成木からなる一対の平行(水平)に離間した床用巻き芯材に、平面視して矩形状の床用養生シートの一対の辺部を巻き付けて固定してもよい。この方が、シート状床材の取り扱いが容易となるため好ましい。
シート付縦柵の内側に縦柵用養生シートを展張する際には、例えば、一対の縦柵用支柱間に縦柵用養生シートを、所定の展張状態で、例えばタッカーを使用したステープラーの打ち込みなどにより固定する。その他、シート付縦柵の内側に配置された一対の縦柵用シート展張支柱間に、縦柵用養生シートを展張状態で固定してもよい。
また、シート付横柵の内側に横柵用養生シートを展張する際には、例えば、一対の横柵用支柱間に横柵用養生シートを展張状態で固定する。その他、シート付横柵の内側に配置された一対の横柵用シート展張支柱間に、横柵用養生シートを展張状態で固定してもよい。
セメント系水硬性材料としては、例えばモルタル、コンクリートなどである。
請求項4に記載の発明は、平面視して矩形状のシート状床材と、木材からなる一対の平行に離間した縦柵用支柱に、複数の縦柵用横木が上下に横架され、かつ内側に縦柵用養生シートが展張された2つのシート付縦柵と、木材からなる一対の平行に離間した横柵用支柱に、複数の横柵用横木が上下に横架され、かつ内側に横柵用養生シートが展張された2つのシート付横柵とを備えた木工沈床キットを、それぞれ現場とは異なる場所であらかじめ作製し、得られた該木工沈床キットを構成する前記シート状床材と、前記2つのシート付縦柵と、前記2つのシート付横柵とを現場に搬入し、該現場で、前記シート状床材の4つの辺部に、前記2つのシート付縦柵と前記2つのシート付横柵とを、前記複数の縦柵用横木と前記複数の横柵用横木とが井桁状になるように組み付けて木工沈床を作製し、得られた木工沈床の内部空間にセメント系水硬性材料を充填する木工沈床の施工方法であって、前記木工沈床を組み立てる際、該木工沈床の各コーナー部は、対応する前記縦柵用支柱と前記横柵用支柱との間で、井桁状に組み付けた前記複数の縦柵用横木と前記複数の横柵用横木とを、前記木工沈床の内外方向から挟み込むようにした木工沈床の施工方法である。
請求項1および請求項2に記載の発明によれば、木工沈床キットの構成体である矩形状の床材(床パネル)と、一対の離間した縦柵用支柱に複数の縦柵用横木が横架された2つの縦柵(縦柵パネル)と、一対の離間した横柵用支柱に複数の横柵用横木が横架された2つの横柵(横柵パネル)とをあらかじめ工場内で作製し、その後、木工沈床キット(5枚のパネル材で1組)を現場に運び込み、そこでこれを組み立てて木工沈床を作製するようにした。このため、工場内での木工沈床の保管スペースを小さくすることができ、かつ木工沈床の輸送効率が高まる。とともに、従来は工場や現場に配していた木工沈床の積み降ろし用の大型のクレーンなどが不要になる。
また、木工沈床の各コーナー部の組み立てに際して、井桁状に組み付けた複数の縦柵用横木と複数の横柵用横木とを、対応する縦柵用支柱と横柵用支柱とによって、木工沈床の内外方向から挟み込むようにしている。このように、木工沈床の各コーナー部に組み木構造を配設したことで、従来の通しボルトを採用したものに比べて木工沈床の枠体としての剛性が高まり、例えば河川が氾濫した際でも木工沈床が壊れにくい。
請求項3および請求項4に記載の発明によれば、木工沈床キットを組み立て木工沈床を作製することで、これの内側に、シート状床材、一対の縦柵用養生シートおよび一対の横柵用養生シートからなるシート状の袋体が形成される。そのため、袋体の内部空間にセメント系水硬性材料を充填して養生固化することにより、セメント系水硬性硬化物をウエイト(重石)とした木工沈床を、現場で簡単に作製することができる。
この発明の実施例1に係る木工沈床キットの斜視図である。 この発明の実施例1に係る木工沈床の施工状態を示す平面図である。 この発明の実施例1に係る木工沈床の施工状態を示す斜視図である。 この発明の実施例1に係る木工沈床のコーナー部を井桁内側から視た拡大斜視図である。 この発明の実施例1に係る木工沈床のコーナー部を井桁外側から視た拡大斜視図である。 この発明の実施例2に係る木工沈床キットの斜視図である。 この発明の実施例2に係る木工沈床を示す平面図である。 この発明の実施例2の木工沈床の施工状態示す斜視図である。
以下、この発明の実施例を具体的に説明する。なお、説明の都合上、木工沈床の左方向をX1方向、右方向をX2方向、前方向をY1方向、後方向をY2方向、Z1方向を上方向、Z2方向を下方向とする。また、縦柵はY1−Y2(前後)方向に長く、横柵はX1−X2(左右)方向に長い。
図1〜図3において、10はこの発明の実施例1に係る木工沈床キットで、この木工沈床キット10は、1台の床材11と、2台の(一対の)縦柵14と、2台の(一対の)横柵17とにより構成されている。床材11は、複数の敷成木を組み付けて形成され、平面視して正方形の簀子として構成されている。各縦柵14は、木材からなり、かつY1−Y2方向に平行に離間した同一サイズの一対の縦柵用支柱12に、同一サイズの2本の縦柵用横木13が上下に平行な状態で横架された4本の木組み構造に構成されている。各横柵17も、縦柵14と同様に、木材からなり、かつX1−X2方向に平行に離間した同一サイズの一対の横柵用支柱15に、同一サイズの2本の横柵用横木16が上下に平行な状態で横架された木組みとして構成されている。すなわち、これら5台のパネル体で1組のキットは構成されている。
木工沈床キット10が現場に搬入された後、簀子11の4つの辺部に、2つの縦柵14と2つの横柵17とがそれぞれ立設され、かつ、各縦柵用横木13と各横柵用横木16とが井桁状になるように組み付けられて、全体として上側が開放された箱状の枠体である木工沈床18が作製されることとなる。木工沈床18の内部空間には、石材19が充填されることになる。
また、木工沈床18の4つのコーナー部は、井桁状に組み付けた複数の縦柵用横木13と複数の横柵用横木16とを、対応する縦柵用支柱12と横柵用支柱15との間に、木工沈床18の内外方向から挟み込んだ、組み木構造となっている。
以下、これらの構成体を詳細に説明する。
図1および図2に示すように、簀子11は、Y1−Y2方向に長い断面円形の一対の縦敷成木20と、これらの縦敷成木20と両端部が直交し、かつX1−X2方向に長くかつY1−Y2方向に所定ピッチで離間した7本の横敷成木21とを有している。簀子11は、1人または数人の作業員によって持ち運べるサイズ(例えば縦横2m)のものである。
2本の縦敷成木20は同一サイズの杉丸太である。また、各横敷成木21は、縦敷成木20より小径で、かつ縦敷成木20と同一長さの杉丸太である。各横敷成木21の両端部は、対応する縦敷成木20より外方に突出し、この状態でそれぞれ1本のビスBによって縦敷成木20に固定されている。ただし、最もY1側および最もY2側に配された横敷成木21は、それぞれ2本のビスBによって、対応する縦敷成木20の両端部に固定されている。2本止めとした理由は、仮にビスB1本であれば、簀子11の四隅部分に配置された各1本のビスBを中心として、縦敷成木20や横敷成木21が回動し、簀子11を運ぶ際などに変形しやすくなるためである。
次に、図1〜図5を参照して、縦柵14について説明する。
各縦柵14の一部を構成する2本の縦柵用支柱12は、それぞれがZ1−Z2方向に長く、かつ横敷成木21より小径な同一サイズの杉丸太である。また、2本の縦柵用横木13は、それぞれがY1−Y2方向に長く、かつ縦敷成木20と同一サイズの杉丸太である。各縦柵用支柱12の長さは、縦柵用横木(縦敷成木20)13の直径の5倍としている。
各縦柵用支柱12は、対応する2本の縦柵用横木13の両端部の井桁内側(木工沈床18のコーナー部の内側)に、それぞれビスBにより固定されている(図4)。
Y1側の各縦柵用支柱12は、平面視して、それらのY1側の周側端を、対応する縦柵用横木13のY1側の端面から横柵用支柱15の直径と横柵用横木16の直径とを加算した長さ分だけY2方向へ離間した位置に揃えた状態で、各縦柵用横木13に固定されている。
また、Y2側の各縦柵用支柱12は、平面視して、それらのY2側の周側端を、対応する縦柵用横木13のY2側の端面から横柵用支柱15の直径と横柵用横木16の直径とを加算した長さ分だけY1方向へ離間した位置に揃えた状態で、各縦柵用横木13に固定されている。
各下段の縦柵用横木13は、各縦柵用支柱12の下端を基準として、縦柵用横木13の直径の3倍の高さに配置されている。また、各上段の縦柵用横木13は、各縦柵用支柱12の下端を基準として、縦柵用横木13の直径の5倍の高さに配置されている。
次に、図1〜図5を参照して、横柵17について説明する。
横柵17の一部を構成する2本の横柵用支柱15は、Z1−Z2方向に長く、かつ縦柵用支柱12と同一サイズの杉丸太である。また、2本の横柵用横木16は、X1−X2方向に長く、かつ縦敷成木(縦柵用横木13)20と同一サイズの杉丸太である。横柵17は、1人の作業員が持ち運べるサイズおよび重量となっている(縦柵14も同じ)。
各横柵用支柱15は、対応する2本の横柵用横木16の両端部の井桁外側(木工沈床18のコーナー部の外側)にビスBにより固定されている(図5)。
X1側の各横柵用支柱15は、平面視して、それぞれのX1側の周側端を、対応する横柵用横木16のX1側の端面に揃えた状態で、各横柵用横木16に固定されている。
X2側の各横柵用支柱15は、平面視して、それぞれのX2側の周側端を、対応する横柵用横木16のX2側の端面に揃えた状態で、各横柵用横木16に固定されている。
下段の横柵用横木16は、各横柵用支柱15の下端を基準として、横柵用横木16の直径の2倍の高さに配置されている。また、上段の横柵用横木16は、基準を同じとして、横柵用横木16の直径の4倍の高さに配置されている。
木工沈床18は、床材である簀子11の各辺部上に、2つの縦柵14と2つの横柵17とを、各縦柵用横木13と各横柵用横木16とが井桁状になるように組み付けて作製されたものである。木工沈床18の外周部には、平面視して正方形の枠体である周側壁22が立設される。
木工沈床18の内部空間に投入される石材19は、現場の河岸から集めた割石や石塊である。
次に、図1〜図5を参照して、この発明の実施例1に係る木工沈床キット10を利用し、河岸付近の河床に木工沈床18を施工する方法を説明する。
図1に示すように、あらかじめ工場内で、木工沈床キット10の構成体である矩形状の簀子11と、2つの縦柵14と、2つの横柵17とをそれぞれ製造(プレハブ)する。これらは、現場へトラック輸送される現場搬送物となる。
その後、これらの現場搬送物を作業員がトラックの荷台に積み込み、現場の河岸までトラック搬送する。
このように、工場から出荷される現場搬送物として、木工沈床18を5分割した簀子11と2つの縦柵14と2つの横柵17とを有する木工沈床キット10を採用したため、従来のように工場で組み立てられた木工沈床18を現場搬送物とする場合に比べて、工場内での現場搬送物の保管スペースを狭くすることができるとともに、現場搬送物のトラックの荷台への積載量が増大し、木工沈床18の輸送効率を高めることができる。さらには、現場搬送物のサイズおよび重量が作業員によって持ち運べる程度であるため、従来は工場や現場に配されていた木工沈床18の積み降ろし用のクレーンが不要となる。
現場到着後、作業員が、トラックの荷台から木工沈床キット10を構成する簀子11と縦柵14と横柵17とをそれぞれ荷降ろしし、これらを担いで、河川水がせき止められた河岸付近の河床に運び込む(または川岸などでもよい)。
図2および図3に示すように、河床では、まず河床に簀子11を敷き、簀子11の4つの辺部に、2つの縦柵14と2つの横柵17とを井桁状に組み付けて木工沈床18を組み立てる。具体的には、隣り合う2本の縦柵用横木13と2本の横柵用横木16とを井桁状に組み付けることで、簀子11の外周部上に平面視して正方形の周側壁22が立設された木工沈床18が作製される。このとき、4本の縦柵用支柱12の下端部によって、簀子11のコーナー部がそれぞれ位置決めされる(図2および図4)。
このとき、各縦柵用支柱12は、それぞれの周側端を、各縦柵用横木13の対応する端面から横柵用支柱15の直径と横柵用横木16の直径とを加算した長さ分だけ、縦柵用横木13の中間部方向へ離間した位置に揃えて各縦柵用横木13に固定され、かつ各横柵用支柱15が、それぞれの周側端を各横柵用横木16の対応する端面に揃えて、各横柵用横木16に固定されている。そのため、木工沈床(周側壁22)18の各コーナー部には、井桁状に組み付けた複数の縦柵用横木13と複数の横柵用横木16とが、木工沈床18の内外方向から縦柵用支柱12と横柵用支柱15とにより挟み込まれ、それぞれ組み木構造が配設されることとなる。
これらのコーナー部では、各縦柵用支柱12と、これらの縦柵用支柱12に当接する各縦柵用横木13および各横柵用横木16とが、それぞれ1本のビスBによって固定されるとともに、各横柵用支柱15と、これらの横柵用支柱15に当接する各縦柵用横木13および各横柵用横木16とが、それぞれ1本のビスBによって固定される。ビスによる木材同士の固定によるため、きわめて迅速な組み立てを行うことができる。
これにより、従来の通しボルトを使用したものに比べて、現場で組み立てられた木工沈床18の剛性が高まり、例えば石材19を木工沈床18の中に過剰に投入した際や、河川の氾濫時などに木工沈床18が変形しにくい。また、木工沈床18の各コーナー部にあっては、縦柵用横木13の端から横柵用横木16が突出する長さと、横柵用横木16の端から縦柵用横木13が突出する長さとが、対応する横柵用支柱15の直径と同一となっている。そのため、これらのコーナー部の外側に配置される横柵用支柱15は、平面視して、各横木13,16の突出部によって区画された仮想矩形状の空間に過不足なく収納される。これにより、複数の木工沈床18を端面同士突き合わせて河床に並設する際、隣り合う木工沈床18のあいだに不必要な隙間が現出せず、構築された木工沈床群のコンパクト化が図れるとともに、木工沈床群全体としての剛性も高まり、例えば河川が氾濫した際に木工沈床群が壊れにくい。また、従来の木工沈床におけるコーナ部は垂直な1本の通しボルトによる固定であったが、この実施例に係る固定は2本の支柱間によって交差する横木同士を挟み込む構造であるため、矩形枠(井桁)としてコーナー部に水平方向に外力が作用したとき、1本ボルトよりも2本支柱構造の方が剛性が高い。
次に、図6〜図8を参照して、この発明の実施例2に係る木工沈床キットおよび木工沈床の施工方法を説明する。
図6〜図8に示すように、実施例2の木工沈床キット10Aの特徴は、簀子11に代えて、平面視して正方形のシート状床材30を採用し、また縦柵14に代えて、縦柵14の内側に縦柵用養生シート31が展張されたシート付縦柵32を採用し、さらに横柵17に代えて、横柵17の内側に横柵用養生シート33が展張されたシート付横柵34を採用することで、シート状床材30の4つの辺部に、2つのシート付縦柵32と2つのシート付横柵34とを井桁状に組み付けた木工沈床40を採用するとともに、木工沈床40の内部空間への充填物として、実施例1の石材19に代えてモルタル(セメント系水硬性材料)35を採用した点である。
以下、これらの構成体を具体的に説明する。
図6および図7に示すように、シート状床材30は、同一サイズの敷成木からなる一対の平行に離間した床用巻き芯材36に、平面視して正方形の床用養生シート37の一対の辺部を巻き付けられたものである。各床用巻き芯材36は縦柵用支柱12と同一直径で、かつその長さは、平面視して、Y1側の縦柵用支柱12におけるY1側の周側端と、Y2側の縦柵用支柱12におけるY2側の周側端とを結ぶ直線の長さと同じである。また、各床用巻き芯材36の直径は、縦柵用支柱12の直径と同じである。さらに、床用養生シート37は土木用の防草シートである(縦柵用養生シート31、横柵用養生シート33も同じ)。
シート付縦柵32は、一対の縦柵用支柱12の井桁外側(木工沈床40の外側)に、Y1−Y2方向へ長い矩形状の縦柵用養生シート31を展張状態で巻き付けて、タッカーによりステープル止めし、かつ両縦柵用支柱12の下端部の井桁外側にY1−Y2方向へ長い縦柵用補助横木38をビス止めしたものである。縦柵用補助横木38は、床用巻き芯材36と同じ長さにカットした縦柵用横木13を半割したもので、その半割面を縦柵用支柱12に当接して使用される。
シート付横柵34は、各横柵用横木16の長さ方向の両端部付近の井桁内側に、一対の横柵用シート展張支柱41が配設されている。
各横柵用シート展張支柱41は、横柵用支柱15と同一サイズのものである。X1側の各横柵用シート展張支柱41は、平面視して、それらのX1側の周側端を、対応する横柵用横木16のX1側の端面から縦柵用支柱12の直径と縦柵用横木13の直径とを加算した長さ分だけX2方向へ離間した位置に揃えた状態で、各横柵用横木16に固定されている。また、X2側の各横柵用シート展張支柱41は、平面視して、それらのX2側の周側端を、対応する横柵用横木16のX2側の端面から縦柵用支柱12の直径と縦柵用横木13の直径とを加算した長さ分だけX1方向へ離間した位置に揃えた状態で、各横柵用横木16に固定されている。
両横柵用シート展張支柱41の井桁外側には、X1−X2方向に長い矩形状の横柵用養生シート33が展張状態で巻き付くようにステープル止めされている。また、両横柵用シート展張支柱41の下端部および上端部の井桁外側には、横柵用養生シート33を挟み込むように、X1−X2方向に長い横柵用補助横木39がそれぞれ1本のビスBによって固定されている。横柵用補助横木39は、床用巻き芯材36と同じ長さにカットした横柵用横木16を半割したもので、その半割面を横柵用支柱15に当接して使用される。
次に、図6〜図8を参照して、この発明の実施例2に係る木工沈床キット10Aを利用した木工沈床40を、河岸付近の河床に施工する木工沈床施工方法を説明する。
図6に示すように、実施例2の土木沈床キット10Aは、現場に搬入されたシート状床材30の4つの辺部に、2つのシート付縦柵32と2つのシート付横柵34とを井桁状に組み付けて木工沈床40を組み立てる。このとき、木工沈床40の内側に、シート状床材30、一対の縦柵用養生シート31および一対の横柵用養生シート33からなるシート状の袋体42が形成される。
図7および図8に示すように、その後、袋体42にモルタル35を充填してこれを養生固化することで、モルタル35をウエイトとした木工沈床40を現場で簡単に作製することができる。
その他の構成、作用および効果は、実施例1から推測可能な範囲であるため説明を省略する。
この発明の木工沈床キットおよび木工沈床の施工方法は、河岸付近の洗掘を防ぐ底固め工の技術として有用である。
10,10A 木工沈床キット、
11 簀子(床材)、
12 縦柵用支柱、
13 縦柵用横木、
14 縦柵、
15 横柵用支柱、
16 横柵用横木、
17横柵、
18,40 木工沈床、
19 石材、
30 シート状床材、
31 縦柵用養生シート、
32 シート付縦柵、
33 横柵用養生シート、
34 シート付横柵、
35 モルタル(セメント系水硬性材料)。

Claims (4)

  1. 複数の敷成木からなる平面視して矩形状の床材と、
    木材からなる一対の平行に離間した縦柵用支柱に、複数の縦柵用横木が上下に横架された2つの縦柵と、
    木材からなる一対の平行に離間した横柵用支柱に、複数の横柵用横木が上下に横架された2つの横柵とを備え、
    前記床材の4つの辺部に、前記2つの縦柵と前記2つの横柵とを、前記複数の縦柵用横木と前記複数の横柵用横木とが井桁状になるように組み付けて木工沈床とする木工沈床キットであって、
    前記木工沈床の各コーナー部は、対応する前記縦柵用支柱と前記横柵用支柱との間に、井桁状に組み付けた前記複数の縦柵用横木と前記複数の横柵用横木とを、前記木工沈床の内外方向から挟み込む組み木構造とした木工沈床キット。
  2. 複数の敷成木からなる平面視して矩形状の床材と、木材からなる一対の平行に離間した縦柵用支柱に、複数の縦柵用横木が上下に横架された2つの縦柵と、木材からなる一対の平行に離間した横柵用支柱に、複数の横柵用横木が上下に横架された2つの横柵とを備えた木工沈床キットを、それぞれ現場とは異なる場所であらかじめ作製し、
    得られた該木工沈床キットを構成する前記床材と、前記2つの縦柵と、前記2つの横柵とを現場に搬入し、
    該現場で、前記床材の4つの辺部に、前記2つの縦柵と前記2つの横柵とを、前記複数の縦柵用横木と前記複数の横柵用横木とが井桁状になるように組み付けて木工沈床を作製し、
    得られた木工沈床の内部空間に石材を充填する木工沈床の施工方法であって、
    前記木工沈床を組み立てる際、該木工沈床の各コーナー部は、対応する前記縦柵用支柱と前記横柵用支柱との間で、井桁状に組み付けた前記複数の縦柵用横木と前記複数の横柵用横木とを、前記木工沈床の内外方向から挟み込むようにした木工沈床の施工方法。
  3. 平面視して矩形状のシート状床材と、
    木材からなる一対の平行に離間した縦柵用支柱に、複数の縦柵用横木が上下に横架され、かつ内側に縦柵用養生シートが展張された2つのシート付縦柵と、
    木材からなる一対の平行に離間した横柵用支柱に、複数の横柵用横木が上下に横架され、かつ内側に横柵用養生シートが展張された2つのシート付横柵と、
    前記シート状床材の4つの辺部に、前記2つのシート付縦柵と前記2つのシート付横柵とを、前記複数の縦柵用横木と前記複数の横柵用横木とが井桁状になるように組み付けて木工沈床とする木工沈床キットであって、
    前記木工沈床の各コーナー部は、対応する前記縦柵用支柱と前記横柵用支柱との間に、井桁状に組み付けた前記複数の縦柵用横木と前記複数の横柵用横木とを、前記木工沈床の内外方向から挟み込む組み木構造とした木工沈床キット。
  4. 平面視して矩形状のシート状床材と、木材からなる一対の平行に離間した縦柵用支柱に、複数の縦柵用横木が上下に横架され、かつ内側に縦柵用養生シートが展張された2つのシート付縦柵と、木材からなる一対の平行に離間した横柵用支柱に、複数の横柵用横木が上下に横架され、かつ内側に横柵用養生シートが展張された2つのシート付横柵とを備えた木工沈床キットを、それぞれ現場とは異なる場所であらかじめ作製し、
    得られた該木工沈床キットを構成する前記シート状床材と、前記2つのシート付縦柵と、前記2つのシート付横柵とを現場に搬入し、
    該現場で、前記シート状床材の4つの辺部に、前記2つのシート付縦柵と前記2つのシート付横柵とを、前記複数の縦柵用横木と前記複数の横柵用横木とが井桁状になるように組み付けて木工沈床を作製し、
    得られた木工沈床の内部空間にセメント系水硬性材料を充填する木工沈床の施工方法であって、
    前記木工沈床を組み立てる際、該木工沈床の各コーナー部は、対応する前記縦柵用支柱と前記横柵用支柱との間で、井桁状に組み付けた前記複数の縦柵用横木と前記複数の横柵用横木とを、前記木工沈床の内外方向から挟み込むようにした木工沈床の施工方法。
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