JPH02296916A - 消波構造物の施工法 - Google Patents
消波構造物の施工法Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
本発明は、海岸砂浜等に消波ブロック等による消波構造
物を構築する工法に関する。
物を構築する工法に関する。
従来、海岸砂浜等の水中砂質地盤上に消波ブロック等に
よる消波構造物を構築するに当たり、その沈下を防止す
る工法として、いわゆるコマ型ブロック工法、敷網工法
、蛇篭敷設工法、割石マウント工法があった。
よる消波構造物を構築するに当たり、その沈下を防止す
る工法として、いわゆるコマ型ブロック工法、敷網工法
、蛇篭敷設工法、割石マウント工法があった。
しかし、コマ型ブロツク工法では特に水中での作業性が
非常に悪かった。また敷網工法、蛇篭敷設工法、割石マ
ウント工法では、繰り返される激浪により破損や洗掘や
沈下が起こり易く、また海水による腐食で耐久性が悪い
等の問題があった。 本発明の目的は、従来のこのような問題点に鑑み、繰り
返される激浪に対して沈下防止効果が従来の工法よりも
格段に良く、また施工が簡単で工費も低順であるばかり
でなく、施工管理も容易な消波構造物の構築工法を提供
することにある。
非常に悪かった。また敷網工法、蛇篭敷設工法、割石マ
ウント工法では、繰り返される激浪により破損や洗掘や
沈下が起こり易く、また海水による腐食で耐久性が悪い
等の問題があった。 本発明の目的は、従来のこのような問題点に鑑み、繰り
返される激浪に対して沈下防止効果が従来の工法よりも
格段に良く、また施工が簡単で工費も低順であるばかり
でなく、施工管理も容易な消波構造物の構築工法を提供
することにある。
本発明の工法は、複数本の杭の下部を下方へ突出させた
篭状枠体に石材等の重量物を充填し、該篭状枠体を海岸
砂浜等に設置してその杭の少なくとも下端部を埋没させ
た後、上記充填された重量物上に消波ブロック等の消波
体を積載する。
篭状枠体に石材等の重量物を充填し、該篭状枠体を海岸
砂浜等に設置してその杭の少なくとも下端部を埋没させ
た後、上記充填された重量物上に消波ブロック等の消波
体を積載する。
海岸砂浜等に設置された篭状枠体は、それに予め設けら
れている複数本の杭が、充填された石材等の重量物の重
さによって砂中に食い込み、さらに消波体の重量も加わ
って沈降し、筆状枠体の大きい凹凸のある底面も地面に
食い込むため、筆状枠体によって集結敷設された石材等
による基礎と抗効果とが相俟って激浪に対して非常に安
定性が良い、また、充填された石材等は、それ自体回状
枠体によって散逸を防止され、積載された消波体の沈下
及び揺動を的確に防止する６石材等の荷重及び消波体の
荷重は筆状枠体の底面に均等に分散して作用するため、
結果的に筆状枠体は砂の液状化及びボイリング現象を緩
和し、部分的集中荷重による沈下を防止する。
れている複数本の杭が、充填された石材等の重量物の重
さによって砂中に食い込み、さらに消波体の重量も加わ
って沈降し、筆状枠体の大きい凹凸のある底面も地面に
食い込むため、筆状枠体によって集結敷設された石材等
による基礎と抗効果とが相俟って激浪に対して非常に安
定性が良い、また、充填された石材等は、それ自体回状
枠体によって散逸を防止され、積載された消波体の沈下
及び揺動を的確に防止する６石材等の荷重及び消波体の
荷重は筆状枠体の底面に均等に分散して作用するため、
結果的に筆状枠体は砂の液状化及びボイリング現象を緩
和し、部分的集中荷重による沈下を防止する。
以下、本発明の実施例について詳述する。
第３図は本発明の工法において使用する木工の筆状枠体
１の斜視図である。この筆状枠体ｌは、丸太の下端部を
尖らせた所要複数本（図では１０本）の抗（木杭）２を
、囲い棚の柱のようにしてその中間部に、多数の床材３
を格子状に組んだ簀子底４を水平に架構し、この簀子床
４より上方において杭２間に横材５を上下に間隔をおき
棚状に架構して方形な箱状に枠組みしたもので、抗２の
下部は簀子底４より下方へ突出している。床材３及び横
材５には丸太またはその２つ割り材あるいは角材を使用
し、これらはボルト・ナツトによって杭２に固定しであ
る。 筆状枠体ｌの大きさ及び形状等は、設置現場の状況や規
模等を考慮して適宜選定できるが、その寸法の一例を示
すと次の通りである。枠長さＬ＝約２．７ｍ、枠幅Ｗ−
約１．９ ｍ、簀子底４までの深さ■１−約１．０ｍ、
抗２の長さＰｌ−約１．８ ｍ、杭２の突出長さＰ、＝
約０．７ ｍ。 この篭状枠体１内に多数の重量物、例えば第４図のよう
に多数の石材６、好ましくは自然石を地上または船上で
充填し、その充填により大重量物（例えば重量約１２ト
ン）となった筆状枠体１をワイヤ７で吊持して海中に沈
め、第１図及び第２図に示すように複数の筆状枠体１を
海岸砂浜の海面ＷＬ下の砂塵ＧＬ上に規則的に敷き並べ
るように設置する。筆状枠体１には石材６が充填されて
いるため、その重量により杭２の少なくとも下端部は砂
底ＧＬに食い込み、筆状枠体ｌは砂塵ＧＬ上に固定され
る。 このようにして所要数の筆状枠体ｌを設置した後、それ
らの石材６上に第１図に示すように多数の例えば消波ブ
ロック８を積み重ねると、杭２は、石材６上に消波ブロ
ック８が積載されて重量が増すことにより砂底ＧＬ中に
さらに埋没し、また繰り返し押し寄せる波の衝撃によっ
ても埋没作用を受け、簀子底４が砂塵ＧＬ上に乗る状態
まで自然に沈降して安定する。 従って、筆状枠体１は、その抗２の下部が砂中に埋没す
るとともに、大きい凹凸のある簀子底４も砂底ＧＬに埋
没し、しかも石材６を充填した大重量物になっているた
め、砂塵ＧＬ上に安定した状態で設置され、また石材６
は筆状枠体ｌによって散逸を防止されるため、その上に
積載された消波ブロック８の沈下及び揺動は効果的に防
止される０石材６及び消波ブロック８の荷重は筆状枠体
■の簀子底４に均等に分散して作用するため、結果的に
筆状枠体１は砂の液状化及びボイリング現象を緩和し、
部分的集中荷重による沈下を防止する。 筆状枠体ｌは木材で作られているため、海水に対して特
に腐食性が高い金属や脆化が激しいコンクリートの場合
に比べ、耐久性が良く、また海中の自然の生態系に対す
る悪影響もない。さらに、石材６として自然石を使用す
れば、これも自然の生態系を乱すことがないので、海草
の繁殖や魚介類の棲息にとって良好な環境を提供するこ
とになる。従来の上述した工法ではこの点において生態
系を破壊し、その復元に多大の費用と時間を費やしてい
た。 なお、石材６上には消波ブロック以外の消波体を積載す
ることもできる。また、筆状枠体１の材質は上記のよう
な理由から木材が好ましいが、それに限定されるもので
はない。
１の斜視図である。この筆状枠体ｌは、丸太の下端部を
尖らせた所要複数本（図では１０本）の抗（木杭）２を
、囲い棚の柱のようにしてその中間部に、多数の床材３
を格子状に組んだ簀子底４を水平に架構し、この簀子床
４より上方において杭２間に横材５を上下に間隔をおき
棚状に架構して方形な箱状に枠組みしたもので、抗２の
下部は簀子底４より下方へ突出している。床材３及び横
材５には丸太またはその２つ割り材あるいは角材を使用
し、これらはボルト・ナツトによって杭２に固定しであ
る。 筆状枠体ｌの大きさ及び形状等は、設置現場の状況や規
模等を考慮して適宜選定できるが、その寸法の一例を示
すと次の通りである。枠長さＬ＝約２．７ｍ、枠幅Ｗ−
約１．９ ｍ、簀子底４までの深さ■１−約１．０ｍ、
抗２の長さＰｌ−約１．８ ｍ、杭２の突出長さＰ、＝
約０．７ ｍ。 この篭状枠体１内に多数の重量物、例えば第４図のよう
に多数の石材６、好ましくは自然石を地上または船上で
充填し、その充填により大重量物（例えば重量約１２ト
ン）となった筆状枠体１をワイヤ７で吊持して海中に沈
め、第１図及び第２図に示すように複数の筆状枠体１を
海岸砂浜の海面ＷＬ下の砂塵ＧＬ上に規則的に敷き並べ
るように設置する。筆状枠体１には石材６が充填されて
いるため、その重量により杭２の少なくとも下端部は砂
底ＧＬに食い込み、筆状枠体ｌは砂塵ＧＬ上に固定され
る。 このようにして所要数の筆状枠体ｌを設置した後、それ
らの石材６上に第１図に示すように多数の例えば消波ブ
ロック８を積み重ねると、杭２は、石材６上に消波ブロ
ック８が積載されて重量が増すことにより砂底ＧＬ中に
さらに埋没し、また繰り返し押し寄せる波の衝撃によっ
ても埋没作用を受け、簀子底４が砂塵ＧＬ上に乗る状態
まで自然に沈降して安定する。 従って、筆状枠体１は、その抗２の下部が砂中に埋没す
るとともに、大きい凹凸のある簀子底４も砂底ＧＬに埋
没し、しかも石材６を充填した大重量物になっているた
め、砂塵ＧＬ上に安定した状態で設置され、また石材６
は筆状枠体ｌによって散逸を防止されるため、その上に
積載された消波ブロック８の沈下及び揺動は効果的に防
止される０石材６及び消波ブロック８の荷重は筆状枠体
■の簀子底４に均等に分散して作用するため、結果的に
筆状枠体１は砂の液状化及びボイリング現象を緩和し、
部分的集中荷重による沈下を防止する。 筆状枠体ｌは木材で作られているため、海水に対して特
に腐食性が高い金属や脆化が激しいコンクリートの場合
に比べ、耐久性が良く、また海中の自然の生態系に対す
る悪影響もない。さらに、石材６として自然石を使用す
れば、これも自然の生態系を乱すことがないので、海草
の繁殖や魚介類の棲息にとって良好な環境を提供するこ
とになる。従来の上述した工法ではこの点において生態
系を破壊し、その復元に多大の費用と時間を費やしてい
た。 なお、石材６上には消波ブロック以外の消波体を積載す
ることもできる。また、筆状枠体１の材質は上記のよう
な理由から木材が好ましいが、それに限定されるもので
はない。
本発明の工法によれば次のような効果がある。
■ 消波ブロック等の消波体の基礎となる石材等の重量
物を、筆状枠体によって簡単かつ安定した状態で海岸砂
浜等の水中砂質地盤上に敷設することができる。 ■ 筆状枠体は、それに予め設けられている複数本の杭
が、充填された石材等の重量物の重さによって砂中に食
い込み、さらに消波体の重量も加わって沈降し、筆状枠
体の大きい凹凸のある底面も地面に食い込むため、筆状
枠体によって集結敷設された石材等による基礎と杭効果
とが相撲って、激浪に対して非常に安定した消波構造物
とすることができる。 ■ 充填された石材等は、それ自体篭状枠体によって散
逸を防止されるため、積載された消波体の沈下及び）１
動を的確に防止できる。 ■ 石材等の荷重及び消波体の荷重が筆状枠体の底面に
均等に分散して作用するため、結果的に筆状枠体は砂の
液状化及びボイリング現象を緩和し、部分的集中荷重に
よる沈下を防止するので、従来に比べて波力に対する安
定性及び耐久性が格段に良い。 ■ 篭状枠体単位に施工管理を行えるため、従来に比べ
その管理が容易になる。
物を、筆状枠体によって簡単かつ安定した状態で海岸砂
浜等の水中砂質地盤上に敷設することができる。 ■ 筆状枠体は、それに予め設けられている複数本の杭
が、充填された石材等の重量物の重さによって砂中に食
い込み、さらに消波体の重量も加わって沈降し、筆状枠
体の大きい凹凸のある底面も地面に食い込むため、筆状
枠体によって集結敷設された石材等による基礎と杭効果
とが相撲って、激浪に対して非常に安定した消波構造物
とすることができる。 ■ 充填された石材等は、それ自体篭状枠体によって散
逸を防止されるため、積載された消波体の沈下及び）１
動を的確に防止できる。 ■ 石材等の荷重及び消波体の荷重が筆状枠体の底面に
均等に分散して作用するため、結果的に筆状枠体は砂の
液状化及びボイリング現象を緩和し、部分的集中荷重に
よる沈下を防止するので、従来に比べて波力に対する安
定性及び耐久性が格段に良い。 ■ 篭状枠体単位に施工管理を行えるため、従来に比べ
その管理が容易になる。
第１図は本発明の工法による消波構造物の構築状態の一
例を示す説明図、第２図はそれにおいて消波ブロックを
積載する前の状態を示す平面図、第３図は本発明の工法
で使用する筆状枠体の斜視図、第４図はそれに石材を充
填した状態の斜視図である。 １・・・・・・筆状枠体、２・・・・・・抗、３・・・
・・・床材、４・・・・・簀子底、５・・・・・・横材
、６・・・・・・石材、８・・・・・・消波ブロック。 ；＋２回 ／ｌ１図 第 図
例を示す説明図、第２図はそれにおいて消波ブロックを
積載する前の状態を示す平面図、第３図は本発明の工法
で使用する筆状枠体の斜視図、第４図はそれに石材を充
填した状態の斜視図である。 １・・・・・・筆状枠体、２・・・・・・抗、３・・・
・・・床材、４・・・・・簀子底、５・・・・・・横材
、６・・・・・・石材、８・・・・・・消波ブロック。 ；＋２回 ／ｌ１図 第 図
Claims (1)
- １、複数本の杭の下部を下方へ突出させた篭状枠体に石
材等の重量物を充填し、該篭状枠体を海岸砂浜等に設置
してその杭の少なくとも下端部を埋没させた後、上記充
填された重量物上に消波ブロック等の消波体を積載する
ことを特徴とする海岸砂浜等における消波構造物の構築
工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1115026A JPH0617564B2 (ja) | 1989-05-10 | 1989-05-10 | 消波構造物の施工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1115026A JPH0617564B2 (ja) | 1989-05-10 | 1989-05-10 | 消波構造物の施工法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02296916A true JPH02296916A (ja) | 1990-12-07 |
| JPH0617564B2 JPH0617564B2 (ja) | 1994-03-09 |
Family
ID=14652386
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1115026A Expired - Fee Related JPH0617564B2 (ja) | 1989-05-10 | 1989-05-10 | 消波構造物の施工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0617564B2 (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0559710A (ja) * | 1991-08-29 | 1993-03-09 | Kensetsu Kogaku Kk | 沈床工法及びこれに使用する沈床 |
| JPH0567619U (ja) * | 1991-12-28 | 1993-09-07 | 株式会社よねざわ工業 | 木工沈床ブロック |
| KR20030022446A (ko) * | 2001-09-10 | 2003-03-17 | 주식회사 우일 이알에스 | 하천제방용 호안보호공과 그 시공방법 |
| KR20040071989A (ko) * | 2003-02-07 | 2004-08-16 | 한수그린텍 주식회사 | 침수방틀의 시공방법 |
| KR100479439B1 (ko) * | 2002-09-11 | 2005-03-30 | 동부엔지니어링 주식회사 | 하천 호안용 삼각 방틀 구조물 및 그 시공방법 |
| JP2016108823A (ja) * | 2014-12-05 | 2016-06-20 | 株式会社イーエムシー | 木工沈床 |
| JP5973039B1 (ja) * | 2015-08-05 | 2016-08-17 | 日田小径木企業組合 | 木工沈床キットおよび木工沈床の施工方法 |
| AU2015258319B2 (en) * | 2014-11-21 | 2021-04-01 | Colin Simpson | Erosion prevention arrangement |
| RU2794800C1 (ru) * | 2022-05-17 | 2023-04-25 | Дмитрий Владимирович Лобода | Волногасящее набросное сооружение полуоткосного профиля |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5069826A (ja) * | 1973-10-24 | 1975-06-10 |
-
1989
- 1989-05-10 JP JP1115026A patent/JPH0617564B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5069826A (ja) * | 1973-10-24 | 1975-06-10 |
Cited By (9)
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| KR20030022446A (ko) * | 2001-09-10 | 2003-03-17 | 주식회사 우일 이알에스 | 하천제방용 호안보호공과 그 시공방법 |
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| KR20040071989A (ko) * | 2003-02-07 | 2004-08-16 | 한수그린텍 주식회사 | 침수방틀의 시공방법 |
| AU2015258319B2 (en) * | 2014-11-21 | 2021-04-01 | Colin Simpson | Erosion prevention arrangement |
| JP2016108823A (ja) * | 2014-12-05 | 2016-06-20 | 株式会社イーエムシー | 木工沈床 |
| JP5973039B1 (ja) * | 2015-08-05 | 2016-08-17 | 日田小径木企業組合 | 木工沈床キットおよび木工沈床の施工方法 |
| RU2794800C1 (ru) * | 2022-05-17 | 2023-04-25 | Дмитрий Владимирович Лобода | Волногасящее набросное сооружение полуоткосного профиля |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0617564B2 (ja) | 1994-03-09 |
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