JP5972054B2 - 建物ユニット - Google Patents

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本発明は建物ユニットに関する。
従来の建物ユニットは、特許文献1に記載の如く、四隅に立設される柱の下端部の相交差する側面のそれぞれに連結ピースを介して桁床梁(長手方向に沿う床梁)と妻床梁(短手方向に沿う床梁)を接合し、相対する桁床梁に床根太を架け渡すとともに、桁床梁に交差する妻床梁とこれに相対する床根太との間に端根太を架け渡し、それらの床根太と端根太の上面に床板を固定している。
また、従来の建物ユニットは、特許文献1に記載の如く、四隅に立設される柱の上端部の相交差する側面のそれぞれに連結ピースを介して桁天井梁(長手方向に沿う天井梁)と妻天井梁(短手方向に沿う天井梁)を接合し、相対する桁天井梁に天井根太を架け渡すとともに、桁天井梁に交差する妻天井梁とこれに相対する天井根太との間に端根太を架け渡し、それらの天井根太と端根太の下面に天井板を固定している。
更に、従来の建物ユニットとして、特許文献2に記載の如く、相対する妻床梁のそれぞれに床板支持金物を取付け、各床板支持金物と、該床板支持金物が取付けられた妻床梁に相隣る床小梁の上に、床板を支持するものがある。特許文献2では、床板支持金物が、妻床梁に取付けられる取付ピースと、取付ピースに固定されて床板を支持する床板受アングルとからなるものを開示している。
特開2009-299416 特開2009-287254
特許文献1に記載の建物ユニットにあっては、床板を固定するために、床根太だけでなく端根太が必要とされる。
また、隣家の火災時に、外壁パネルの縦目地を通って、妻床梁を構成するC形鋼の上フランジに達した火炎が、該上フランジの下側に容易に回り込み、床裏に延焼し易い。
また、端根太の一端仕口部が妻床梁における上フランジの上面に固定される。このため、妻床梁における上フランジの上面に対する間柱の取付位置として、端根太の固定部を避ける必要がある。間柱の取付位置の自由度が制約される。
更に、特許文献1に記載の建物ユニットにあっては、天井板を固定するために、天井根太だけでなく端根太が必要とされる。
また、隣家の火災時に、外壁パネルの縦目地を通って、妻天井梁を構成するC形鋼の下フランジに達した火炎が、該下フランジの上側に容易に回り込み、天井裏に延焼し易い。
特許文献2に記載の建物ユニットにあっては、床板を固定するために、床小梁だけでなく、床板支持金物が必要とされる。床板支持金物は、取付ピースと床板受アングルとからなり、妻床梁への取付ピースの取付工数、取付ピースへの床板受アングルの取付工数も必要になる。
本発明の課題は、建物ユニットにおいて、床梁への床板の固定性と間柱の取付性を向上することにある。
本発明の他の課題は、床裏への耐延焼性を向上することにある。
本発明の課題は、建物ユニットにおいて、天井梁への天井板の固定性と間柱の取付性を向上することにある。
本発明の他の課題は、天井裏への耐延焼性を向上することにある。
請求項1に係る発明は、柱に接合される床梁に床板を支持してなる建物ユニットにおいて、前記床梁が柱に接合されるフランジを備えた形鋼からなる本体部を有するとともに、この本体部のフランジにユニット内方へ張り出る張出部付加され、この張出部に床板直接固定されてなり、前記張出部は前記床梁の本体部におけるフランジから面一をなして内方へ延在する張出基部を有し、この床梁の本体部におけるフランジの上面に間柱が取付けられてなるようにしたものである。
請求項2に係る発明は、柱に接合される床梁に床板を支持してなる建物ユニットにおいて、前記床梁が柱に接合されるフランジを備えた形鋼からなる本体部を有するとともに、この本体部のフランジにユニット内方へ張り出る張出部が付加され、この張出部に床板が直接固定されてなり、前記張出部が床梁の長手方向において床板を支持する全域に渡って該床梁の本体部のフランジからユニット内方へ張り出るように連続状に付加されてなるようにしたものである。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に係る発明において更に、前記張出部が、形鋼のフランジから面一をなしてユニット内方へ延在する張出基部と、張出基部の延在端から上方へ折り曲げられて立上る立上り部と、立上り部の上端からユニット内方へ折り曲げられて延在する張出先端部とを有し、該張出先端部の上面に床板が固定されるようにしたものである。
請求項4に係る発明は、請求項1〜3のいずれかに係る発明において更に、前記柱に連結ピースを固定し、この連結ピースに床梁の本体部の端部を接合してなるようにしたものである。
請求項5に係る発明は、柱に接合される天井梁に天井板を支持してなる建物ユニットにおいて、前記天井梁が柱に接合されるフランジを備えた形鋼からなる本体部を有するとともに、この本体部のフランジにユニット内方へ張り出る張出部が付加され、この張出部に天井板が直接固定されてなり、前記張出部は前記天井梁の本体部におけるフランジから面一をなしてユニット内方へ延在する張出基部を有し、この天井梁の本体部におけるフランジの下面に間柱が取付けられてなるようにしたものである。
請求項6に係る発明は、柱に接合される天井梁に天井板を支持してなる建物ユニットにおいて、前記天井梁が柱に接合されるフランジを備えた形鋼からなる本体部を有するとともに、この本体部のフランジにユニット内方へ張り出る張出部が付加され、この張出部に天井板が直接固定されてなり、前記張出部が天井梁の長手方向において天井板を支持する全域に渡って該天井梁の本体部のフランジからユニット内方へ張り出るように連続状に付加されてなるようにしたものである。
請求項7に係る発明は、請求項5又は6に係る発明において更に、前記張出部が、形鋼のフランジから面一をなしてユニット内方へ延在する張出基部と、張出基部の延在端から下方へ折り曲げられて立下る立下り部と、立下り部の下端からユニット内方へ折り曲げられて延在する張出先端部とを有し、該張出先端部の下面に天井板が固定されるようにしたものである。
請求項8に係る発明は、請求項5〜7のいずれかに係る発明において更に、前記柱に連結ピースを固定し、この連結ピースに天井梁の本体部の端部を接合してなるようにしたものである。
(請求項1)
(a)床梁の本体部にユニット内方へ張り出る張出部を付加し、この張出部に床板を直接固定した。
従って、床梁への床板の固定に際し、端根太を用いる必要がなく、床梁への床板の固定性を向上することができる。また、床梁への床板の固定に際し、取付ピースと床板受アングルとからなる床板支持金物を用いる必要がなく、床梁への床板の固定性を向上することができる。即ち、床梁の本体部から張出部を単に張り出し状に付加することにより、床板支持用の別部材を用いる必要がなく、床梁への床板の固定性を向上することができる。
また、床梁の本体部の上面には床板を固定するための手段が何ら付加されない。従って、床梁の本体部の上面のいずれにも間柱を取付けでき、床梁への間柱の取付性を向上することができる。
(請求項2)
(b)前記張出部が床梁の長手方向において床板を支持する全域に渡って該床梁の本体部のフランジからユニット内方へ張り出るように連続状に付加される。
従って、隣家の火災時に、外壁パネルの縦目地を通って、床梁の本体部に達した火炎は、本体部の長手方向に渡ってユニット内方へ張り出るように連続状に付加されている張出部により、本体部のユニット内方における下側への回り込みを遮断され、床裏への延焼を抑制される。
(請求項
(c)前記張出部が、形鋼のフランジから面一をなしてユニット内方へ延在する張出基部と、張出基部の延在端から上方へ折り曲げられて立上る立上り部と、立上り部の上端からユニット内方へ折り曲げられて延在する張出先端部とを有し、該張出先端部の上面に床板が固定される。張出部における張出基部の延在長、立上り部の立上り高さ、張出先端部の延在長の設定により、床梁に対する床板の設置範囲及び設置高さに適合する張出部を簡易に形成できる。
(請求項
(d)前記柱に連結ピースを固定し、この連結ピースに床梁の本体部の端部を接合する。連結ピースの形状に床梁の本体部に付加した張出部の形状が影響することがない。
(請求項
(e)天井梁の本体部にユニット内方へ張り出る張出部を付加し、この張出部に天井板を直接固定した。
従って、天井梁への天井板の固定に際し、端根太を用いる必要がなく、天井梁への天井板の固定性を向上することができる。即ち、天井梁の本体部から張出部を単に張り出し状に付加することにより、天井板支持用の別部材を用いる必要がなく、天井梁への天井板の固定性を向上することができる。
また、天井梁の本体部の下面には天井板を固定するための手段が何ら付加されない。従って、天井梁の本体部の下面のいずれにも間柱を取付けでき、天井梁への間柱の取付性を向上することができる。
(請求項
(f)前記張出部が天井梁の長手方向において天井板を支持する全域に渡って該天井梁の本体部のフランジからユニット内方へ張り出るように連続状に付加される。
従って、隣家の火災時に、外壁パネルの縦目地を通って、天井梁の本体部に達した火炎は、本体部の長手方向に渡って連続状に付加されている張出部により、本体部のユニット内方における上側への回り込みを遮断され、天井裏への延焼を抑制される。
(請求項
(g)前記張出部が、形鋼のフランジから面一をなしてユニット内方へ延在する張出基部と、張出基部の延在端から下方へ折り曲げられて立下る立下り部と、立下り部の下端からユニット内方へ折り曲げられて延在する張出先端部とを有し、該張出先端部の下面に天井板が固定される。張出部における張出基部の延在長、立下り部の立下り高さ、張出先端部の延在長の設定により、天井梁に対する天井板の設置範囲及び設置高さに適合する張出部を簡易に形成できる。
(請求項
(h)前記柱に連結ピースを固定し、この連結ピースに天井梁の本体部の端部を接合する。連結ピースの形状に天井梁の本体部に付加した張出部の形状が影響することがない。
図1はユニット建物を示す模式図である。 図2は図1の柱に接合された妻床梁を示す模式図である。 図3は図1の柱に接合された妻天井梁を示す模式図である。 図4は妻床梁を示す正面図である。 図5は妻床梁を示す斜視図である。 図6は妻床梁への床板取付構造を示す模式図である。 図7は桁床梁への床板取付構造を示す模式図である。 図8は妻天井梁への天井板取付構造を示す模式図である。 図9は桁天井梁への天井板取付構造を示す模式図である。
本発明が適用される建物ユニット1は、図1に示す如く、4本の柱10と、柱10の下端部に接合される床梁20と、柱10の上端部に接合される天井梁30とから構成される直方体状の骨組構造体である。柱10は例えば角鋼管からなり、床梁20と天井梁30は例えばC形鋼からなる。
床梁20は建物ユニット1の平面視で長手方向に沿う桁床梁21と、短手方向に沿う妻床梁22からなる。柱10の下端部の相交差する2側面のそれぞれには連結ピース11、11が溶接等されて固定される。連結ピース11は、図2に示す如く、上下のフランジ11U、11Dとウエブ11WからなるC形断面をなし、桁床梁21と妻床梁22のそれぞれの後述する本体部21A、22Aの端部を抱持して溶接等により接合している。
天井梁30は建物ユニット1の平面視で長手方向に沿う桁天井梁31と、短手方向に沿う妻天井梁32からなる。柱10の上端部の相交差する2側面のそれぞれには連結ピース12、12が溶接等されて固定される。連結ピース12は、図3に示す如く、上下のフランジ12U、12Dとウエブ12WからなるC形断面をなし、桁天井梁31と妻天井梁32のそれぞれの後述する本体部31A、32Aの端部を抱持して溶接等により接合している。
建物ユニット1は、床板25を以下の如くにして床梁20(桁床梁21と妻床梁22)に固定される。
桁床梁21は、C形鋼からなる本体部21Aを上下のフランジ21U、21Dとウエブ21Wからなるものにしている。そして、軽量角鋼管等からなる床小梁23の両端部に溶接等して備えた小梁受片24を、図7に示す如く、相対する桁床梁21、21のそれぞれの上下のフランジ21U、21Dに載せ、溶接等して固定している。この床小梁23に床板25が直接載置されて固定される。
妻床梁22は、C形鋼からなる本体部22Aを上下のフランジ22U、22Dとウエブ22Wからなるものにしている。更に、妻床梁22は、本体部22Aの上フランジ22Uに、図2、図4〜図6に示す如く、ユニット内方(4本の柱10により囲まれる建物ユニット1の内部)へ向けて張り出る張出部22Bを付加し、この張出部22Bに床板25が直接固定される。
ここで、妻床梁22の張出部22Bは、妻床梁22の長手方向において床板25を支持する全域に渡って、該妻床梁22の本体部22Aに連続状に付加される。また、張出部22Bは、本体部22Aの上フランジ22Uから面一をなしてユニット内方へ延在する張出基部101と、張出基部101の延在端から上方へ折り曲げられて立上る立上り部102と、立上り部102の上端からユニット内方へ折り曲げられて延在する張出先端部103とを有し、この張出先端部103の上面に床板25が直接固定される。
従って、床板25は、上述の通り、桁床梁21に支持した床小梁23の上面と、妻床梁22に設けた張出部22Bの張出先端部103の上面に直接固定される。
尚、建物ユニット1にあっては、図6に示す如く、間柱13の下端取付部13Aが妻床梁22の本体部22Aにおける上フランジ22Uの上面に取付けられる。
建物ユニット1は、天井板35を以下の如くにして天井梁30(桁天井梁31と妻天井梁32)に固定される。
桁天井梁31は、C形鋼からなる本体部31Aを上下のフランジ31U、31Dとウエブ31Wからなるものにしている。そして、天井根太33の両端部を、相対する桁天井梁31、31のそれぞれの下フランジ31Dに載せ、固定している。この天井根太33に天井板35が直接載置されて固定される。
妻天井梁32は、C形鋼からなる本体部32Aを上下のフランジ32U、32Dとウエブ32Wからなるものにしている。更に、妻天井梁32は、本体部32Aの下フランジ32Dに、図3、図8に示す如く、ユニット内方(4本の柱10により囲まれる建物ユニット1の内部)へ向けて張り出る張出部32Bを付加し、この張出部32Bに天井板35が直接固定される。
ここで、妻天井梁32の張出部32Bは、妻天井梁32の長手方向において天井板35を支持する全域に渡って、該妻天井梁32の本体部32Aに連続状に付加される。また、張出部32Bは、本体部32Aの下フランジ32Dから面一をなしてユニット内方へ延在する張出基部111と、張出基部111の延在端から上方へ折り曲げられて立下る立下り部112と、立下り部112の下端からユニット内方へ折り曲げられて延在する張出先端部113とを有し、この張出先端部113の下面に天井板35が直接固定される。
従って、天井板35は、上述の通り、桁天井梁31に支持した床小梁23の下面と、妻天井梁32に設けた張出部32Bの張出先端部113の下面に直接固定される。
尚、建物ユニット1にあっては、図8に示す如く、間柱13の上端取付部13Bが妻天井梁32の本体部32Aにおける下フランジ32Uの下面に取付けられる。
建物ユニット1において、柱10及び間柱13の外側には外壁パネル14が固定される。
本実施例によれば以下の作用効果を奏する。
(a)妻床梁22の本体部22Aにユニット内方へ張り出る張出部22Bを付加し、この張出部22Bに床板25を直接固定した。
従って、妻床梁22への床板25の固定に際し、端根太を用いる必要がなく、妻床梁22への床板25の固定性を向上することができる。また、妻床梁22への床板25の固定に際し、取付ピースと床板受アングルとからなる床板支持金物を用いる必要がなく、妻床梁22への床板25の固定性を向上することができる。即ち、妻床梁22の本体部22Aから張出部22Bを単に張り出し状に付加することにより、床板支持用の別部材を用いる必要がなく、妻床梁22への床板25の固定性を向上することができる。
また、妻床梁22の本体部22Aの上面には床板25を固定するための手段が何ら付加されない。従って、妻床梁22の本体部22Aの上面のいずれにも間柱13を取付けでき、妻床梁22への間柱13の取付性を向上することができる。
(b)前記張出部22Bが妻床梁22の長手方向において床板25を支持する全域に渡って該妻床梁22の本体部22Aに連続状に付加される。
従って、隣家の火災時に、外壁パネル14の縦目地を通って、妻床梁22の本体部22Aに達した火炎は、本体部22Aの長手方向に渡って連続状に付加されている張出部22Bにより、本体部22Aの下側への回り込みを遮断され、床裏への延焼を抑制される。
(c)前記妻床梁22が柱10に接合される上フランジ22Uを備えたC形鋼からなり、この上フランジ22Uに張出部22Bを付加した。妻床梁22の本体部22Aに張出部22Bを簡易に付加できる。
(d)前記張出部22Bが、C形鋼の上フランジ22Uから面一をなしてユニット内方へ延在する張出基部101と、張出基部101の延在端から上方へ折り曲げられて立上る立上り部102と、立上り部102の上端からユニット内方へ折り曲げられて延在する張出先端部103とを有し、該張出先端部103の上面に床板25が固定される。張出部22Bにおける張出基部101の延在長、立上り部102の立上り高さ、張出先端部103の延在長の設定により、妻床梁22に対する床板25の設置範囲及び設置高さに適合する張出部22Bを簡易に形成できる。
(e)前記柱10に連結ピース11を固定し、この連結ピース11に妻床梁22の本体部22Aの端部を接合する。連結ピース11の形状に妻床梁22の本体部22Aに付加した張出部22Bの形状が影響することがない。
(f)妻天井梁32の本体部32Aにユニット内方へ張り出る張出部32Bを付加し、この張出部32Bに天井板35を直接固定した。
従って、妻天井梁32への天井板35の固定に際し、端根太を用いる必要がなく、妻天井梁32への天井板35の固定性を向上することができる。即ち、妻天井梁32の本体部32Aから張出部32Bを単に張り出し状に付加することにより、天井板支持用の別部材を用いる必要がなく、妻天井梁32への天井板35の固定性を向上することができる。
(g)前記張出部32Bが妻天井梁32の長手方向において天井板35を支持する全域に渡って該妻天井梁32の本体部32Aに連続状に付加される。
従って、隣家の火災時に、外壁パネル14の縦目地を通って、妻天井梁32の本体部32Aに達した火炎は、本体部32Aの長手方向に渡って連続状に付加されている張出部32Bにより、本体部32Aの上側への回り込みを遮断され、天井裏への延焼を抑制される。
(h)前記妻天井梁32が柱10に接合される下フランジ32Dを備えたC形鋼からなり、この下フランジ32Dに張出部32Bを付加した。妻天井梁32の本体部32Aに張出部32Bを簡易に付加できる。
(i)前記張出部32Bが、C形鋼の下フランジ32Dから面一をなしてユニット内方へ延在する張出基部111と、張出基部111の延在端から下方へ折り曲げられて立下る立下り部112と、立下り部112の下端からユニット内方へ折り曲げられて延在する張出先端部113とを有し、該張出先端部113の下面に天井板35が固定される。張出部32Bにおける張出基部111の延在長、立下り部112の立下り高さ、張出先端部113の延在長の設定により、妻天井梁32に対する天井板35の設置範囲及び設置高さに適合する張出部32Bを簡易に形成できる。
(j)前記柱10に連結ピース12を固定し、この連結ピース12に妻天井梁32の本体部32Aの端部を接合する。連結ピース12の形状に妻天井梁32の本体部32Aに付加した張出部32Bの形状が影響することがない。
以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、本発明において、床板が直接固定される床梁の張出部は、妻床梁に限らず、桁床梁に付加されるものでも良い。
また、本発明において、天井板が直接固定される天井梁の張出部は、妻天井梁に限らず、桁天井梁に付加されるものでも良い。
本発明は、柱に接合される床梁に床板を支持してなる建物ユニットにおいて、床梁の本体部にユニット内方へ張り出る張出部を付加し、この張出部に床板を直接固定した。これにより、床梁への床板の固定性と間柱の取付性を向上することができるとともに、床裏への耐延焼性を向上することができる。
また、本発明は、柱に接合される天井梁に天井板を支持してなる建物ユニットにおいて、天井梁の本体部にユニット内方へ張り出る張出部を付加し、この張出部に天井板を直接固定した。これにより、天井梁への天井板の固定性を向上することができるとともに、天井裏への耐延焼性を向上することができる。
1 建物ユニット
10 柱
11、12 連結ピース
13 間柱
14 外壁パネル
20 床梁
21 桁床梁
22 妻床梁
22A 本体部
22B 張出部
22U、22D フランジ
22W ウエブ
25 床板
30 天井梁
31 桁天井梁
32 妻天井梁
32A 本体部
32B 張出部
32U、32D フランジ
32W ウエブ
35 天井板
101 張出基部
102 立上り部
103 張出先端部
111 張出基部
112 立下り部
113 張出先端部

Claims (8)

  1. 柱に接合される床梁に床板を支持してなる建物ユニットにおいて、
    前記床梁が柱に接合されるフランジを備えた形鋼からなる本体部を有するとともに、この本体部のフランジにユニット内方へ張り出る張出部付加され、この張出部に床板直接固定されてなり、
    前記張出部は前記床梁の本体部におけるフランジから面一をなして内方へ延在する張出基部を有し、この床梁の本体部におけるフランジの上面に間柱が取付けられてなる建物ユニット。
  2. 柱に接合される床梁に床板を支持してなる建物ユニットにおいて、
    前記床梁が柱に接合されるフランジを備えた形鋼からなる本体部を有するとともに、この本体部のフランジにユニット内方へ張り出る張出部が付加され、この張出部に床板が直接固定されてなり、
    前記張出部が床梁の長手方向において床板を支持する全域に渡って該床梁の本体部のフランジからユニット内方へ張り出るように連続状に付加されてなる建物ユニット。
  3. 前記張出部が、形鋼のフランジから面一をなしてユニット内方へ延在する張出基部と、張出基部の延在端から上方へ折り曲げられて立上る立上り部と、立上り部の上端からユニット内方へ折り曲げられて延在する張出先端部とを有し、該張出先端部の上面に床板が固定される請求項1又は2に記載の建物ユニット。
  4. 前記柱に連結ピースを固定し、この連結ピースに床梁の本体部の端部を接合してなる請求項1〜のいずれかに記載の建物ユニット。
  5. 柱に接合される天井梁に天井板を支持してなる建物ユニットにおいて、
    前記天井梁が柱に接合されるフランジを備えた形鋼からなる本体部を有するとともに、この本体部のフランジにユニット内方へ張り出る張出部付加され、この張出部に天井板直接固定されてなり、
    前記張出部は前記天井梁の本体部におけるフランジから面一をなしてユニット内方へ延在する張出基部を有し、この天井梁の本体部におけるフランジの下面に間柱が取付けられてなる建物ユニット。
  6. 柱に接合される天井梁に天井板を支持してなる建物ユニットにおいて、
    前記天井梁が柱に接合されるフランジを備えた形鋼からなる本体部を有するとともに、
    この本体部のフランジにユニット内方へ張り出る張出部が付加され、この張出部に天井板が直接固定されてなり、
    前記張出部が天井梁の長手方向において天井板を支持する全域に渡って該天井梁の本体部のフランジからユニット内方へ張り出るように連続状に付加されてなる建物ユニット。
  7. 前記張出部が、形鋼のフランジから面一をなしてユニット内方へ延在する張出基部と、張出基部の延在端から下方へ折り曲げられて立下る立下り部と、立下り部の下端からユニット内方へ折り曲げられて延在する張出先端部とを有し、該張出先端部の下面に天井板が固定される請求項5又は6に記載の建物ユニット。
  8. 前記柱に連結ピースを固定し、この連結ピースに天井梁の本体部の端部を接合してなる請求項のいずれかに記載の建物ユニット。
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