JP5971175B2 - 車載用太陽電池の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車載用太陽電池の制御装置に関する。
近年、再生可能エネルギとして、太陽の光エネルギを電気エネルギに直接変換(太陽光発電)する太陽電池が注目されている。太陽電池の出力は太陽光の日照条件等によって変化するので、日照条件が変動すると電気エネルギを効率良く取り出せない場合がある。そこで、日照条件が変動しても、太陽電池の出力が最大となるように最適動作点を追従制御するMPPT[Maximum Power Point Tracking](最大電力点追従)制御が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2002−108466号公報 国際公開第2011/122165号パンフレット 特開2006−115554号公報
太陽電池は、主に、住宅の屋根等に設置される定置設置型として用いられていた。定置設置型の場合、天候や太陽の位置等によって日照条件が変動しても、その変動は比較的緩やかである。しかし、太陽電池を車両に搭載した場合、車両走行時には、建物の影やトンネル等の影響によって日照条件がめまぐるしく変動する。そのような変動に対応するためには、MPPT制御の制御周期を短くし、追従制御を高速に行うことが考えられる。しかし、制御周期を短くすると、制御装置で消費する電力が増加するので、日照条件の変動が緩やかなときには電力を無駄に消費する。また、制御周期を短くすると、電柱等の短い影にもMPPT制御が追従してしまうので、車両が高速走行をしている場合にはその影に対する最適動作点が見つかった頃にはその影を通過してしまい、最適動作点が変わっている。そのため、高速でMPPT制御を行っているにもかかわらず電気エネルギを効率良く取り出せず、電力を無駄に消費する。
そこで、本発明は、消費電力を抑えつつ車両における日照条件の変動に対応したMPPT制御を可能とする車載用太陽電池の制御装置を提供することを課題とする。
本発明に係る車載用太陽電池の制御装置は、車両に搭載される太陽電池の出力を少なくともMPPT制御する制御装置であって、車両が走行状態かあるいは停車状態かを判定する判定手段を備え、判定手段で走行状態と判定した場合と停車状態と判定した場合とで制御方法を変更することを特徴とする。
太陽電池は、車両に搭載され、制御装置によって少なくともMPPT制御される。制御装置では、判定手段によって車両が走行状態かあるいは停車状態かを判定する。停車状態は、駐車している状態や赤信号等で停止(停車)している状態の他にも、渋滞等で低速で走行している状態を含んでもよい。停車状態の場合、日照条件の変動は比較的緩やかである。一方、走行状態の場合、日照条件がめまぐるしく変動する。そこで、制御装置では、判定手段で走行状態と判定された場合と停車状態と判定された場合とでMPPT制御の制御方法を変更する。このように、この車載用太陽電池の制御装置は、走行状態の場合と停車状態の場合とで制御方法を変更することにより、消費電力を抑えつつ車両における日照条件の変動に対応したMPPT制御が可能である。
本発明の上記車載用太陽電池の制御装置では、判定手段で走行状態と判定した場合には停車状態と判定した場合よりもMPPT制御の制御周期を短くすると好適である。
上記したように、停車状態の場合には日照条件の変動は比較的緩やかであるが、走行状態の場合には日照条件がめまぐるしく変動する。そこで、この制御装置では、判定手段で走行状態と判定された場合には停車状態と判定された場合よりもMTTP制御の制御周期を短くし、高速でMPPT制御を行う。したがって、車両走行中に建物の影やトンネル等の影響によって日照条件がめまぐるしく変動しても、その変動に応じて太陽電池の出力が最大となる最適動作点を追従制御できる。また、制御装置では、判定手段で停車状態と判定された場合にはMPPT制御の制御周期を短くしないので、低速でMPPT制御(例えば、定置設置型の太陽電池のMPPT制御程度)を行う。したがって、制御装置で消費される電力を低減できる。このように、この車載用太陽電池の制御装置は、走行状態の場合には停車状態の場合よりもMPPT制御の制御周期を短くすることにより、必要な場合にのみMPPT制御の制御周期を短くできるので、消費電力を抑えつつ車両における日照条件の変動に対応したMPPT制御が可能である。
本発明の上記車載用太陽電池の制御装置では、判定手段で走行状態と判定した場合、車両の速度が所定速度以上のときには車両の速度が所定速度未満のときよりも太陽電池の出力制御を抑制すると好適である。
車両の速度がある程度高いときに、車両(特に、車載されている太陽電池)が短い影に入ると、極短時間で通過してしまう。このような場合に高速でMPPT制御を行っても、電気エネルギを効率良く取り出せない可能性がある。そこで、この制御装置では、判定手段で走行状態と判定された場合に、車両の速度が所定速度以上のときには太陽電池の出力制御を抑制する。これによって、車両の速度がある程度高いときに、無駄に高速のMPPT制御を行うことを抑制でき、制御装置で消費される電力を低減できる。所定速度は、太陽電池の応答性、制御装置の処理能力等を考慮して設定される。このように、この車載用太陽電池の制御装置は、走行状態の場合に車両の速度が所定速度より高いときには太陽電池の出力制御を抑制することにより、無駄な高速のMPPT制御を抑制でき、消費電力を抑えつつ車両における日照条件の変動に対応したMPPT制御が可能である。
本発明の上記車載用太陽電池の制御装置では、出力制御の抑制として、車両の速度が所定速度未満のときよりもMPPT制御の制御周期を長くしたり、太陽電池の出力を固定電圧制御する。車両の速度がある程度高いときには、MPPT制御の制御周期を長くすることにより、低速でMPPT制御を行う。これによって、車両が短い影を通過する場合でも、その短い影に追従制御することを抑制できる。また、車両の速度がある程度高いときには、太陽電池の出力を固定電圧制御することにより、MPPT制御による追従制御を行わない。これによって、車両が短い影を通過する場合でも、その短い影に追従制御しない。
本発明の上記車載用太陽電池の制御装置では、判定手段は、イグニッションスイッチの状態又は/及び車両の速度に基づいて走行状態かあるいは停車状態かを判定する。
この制御装置では、判定手段によってイグニッションスイッチの状態のみか、車両の速度のみか、イグニッションスイッチの状態及び車両の速度かに基づいて走行状態かあるいは停車状態かを判定する。イグニッションスイッチの状態がOFF状態の場合には車両が非稼働中(すなわち、駐車中)であるので、停車状態と判定でき、イグニッションスイッチの状態がON状態の場合には車両が稼働中であるので、走行状態と判定できる。また、車両の速度が停車状態を判定するための速度未満の場合には停車状態と判定でき、その停車状態判定速度以上の場合には走行状態と判定できる。停車状態判定速度は、車両が停止している速度(なお、渋滞等で低速で走行しているときの速度を含んでもよい)の状態を判定するための閾値である。さらに、このイグニッションスイッチの状態による判定と車両の速度による判定を組み合わせて走行状態かあるいは停車状態かを判定することもできる。このように、この制御装置では、イグニッションスイッチの状態又は/及び車両の速度を用いることにより、走行状態かあるいは停車状態かを判定することができる。
本発明の上記車載用太陽電池の制御装置では、判定手段は、イグニッションスイッチの状態に基づいて判定する場合、イグニッションスイッチがON状態のときに走行状態と判定し、イグニッションスイッチがOFF状態のときに停車状態と判定する構成としてもよい。このように、この制御装置は、イグニッションスイッチの状態を用いることにより、走行状態かあるいは停車状態かを簡単に判定できる。
本発明の上記車載用太陽電池の制御装置では、判定手段は、車両の速度に基づいて判定する場合、車両の速度が停車状態判定速度以上のときに走行状態と判定し、車両の速度が停車状態判定速度未満のときに停車状態と判定する構成としてもよい。このように、この制御装置は、車両の速度を用いることにより、駐車中だけでなく、停止中(低速走行を含んでもよい)も停車状態と判定できる。その結果、低速でMPPT制御を行う時間を長くでき、消費電力を更に抑えることができる。
本発明の上記車載用太陽電池の制御装置では、判定手段は、イグニッションスイッチの状態及び車両の速度に基づいて判定する場合、イグニッションスイッチがON状態かつ車両の速度が停車状態判定速度以上のときに走行状態と判定し、イグニッションスイッチがOFF状態又はイグニッションスイッチがON状態かつ車両の速度が停車状態判定速度未満のときに停車状態と判定する構成としてもよい。このように、この制御装置は、イグニッションスイッチの状態と車両の速度を用いることにより、停車状態における駐車中と停止中とを切り分けて判定するができる。
本発明の上記車載用太陽電池の制御装置では、イグニッションスイッチがOFF状態の場合、判定手段での車両の速度に基づく判定を禁止すると好適である。
上記したように、車両の速度が停車状態判定速度未満の場合には停車状態と判定でき、停車状態判定速度以上の場合には走行状態と判定できる。イグニッションスイッチの状態がOFF状態の場合、車両が駐車中であるので、速度を判定しなくても停車状態と判定できる。そこで、制御装置では、イグニッションスイッチがOFF状態の場合、判定手段における速度に基づく判定を禁止する。したがって、駐車中は速度に基づく判定が行われないので、制御装置で消費される電力を低減できる。このように、この制御装置は、イグニッションスイッチがOFF状態の場合には速度に基づく判定を禁止することにより、消費電力を更に抑えることができる。
本発明の上記車載用太陽電池の制御装置では、制御周期が異なる複数のMPPTと、判定手段の判定結果に応じて複数のMPPTのうちのいずれかの1つのMPPTに切り替える切替手段とを備える構成としてもよい。
本発明の上記車載用太陽電池の制御装置では、制御周期を変更可能なMPPTと、判定手段の判定結果に応じてMPPTの制御周期を切り替える切替手段とを備える構成としてもよい。この構成の制御装置の場合、MPPTを1ユニットで構成しているので、搭載スペースを縮小できる。
本発明によれば、走行状態の場合と停車状態の場合とで制御方法を変更することにより、消費電力を抑えつつ車両における日照条件の変動に対応したMPPT制御が可能である。
第1の実施の形態に係る太陽電池システムの構成図である。 第1の実施の形態に係る制御フローチャートである。 第2の実施の形態に係る太陽電池システムの構成図である。 第2の実施の形態に係る制御フローチャートである。 第3の実施の形態に係る太陽電池システムの構成図である。 第3の実施の形態に係る制御フローチャートである。 第4の実施の形態に係る太陽電池システムの構成図である。 第4の実施の形態に係る制御フローチャートである。 第5の実施の形態に係る太陽電池システムの構成図である。 第5の実施の形態に係る制御フローチャートである。 第6の実施の形態に係る太陽電池システムの構成図である。 第6の実施の形態に係る制御フローチャートである。 第7の実施の形態に係る太陽電池システムの構成図である。 第7の実施の形態に係る制御フローチャートである。 第8の実施の形態に係る太陽電池システムの構成図である。 第8の実施の形態に係る制御フローチャートである。 第9の実施の形態に係る太陽電池システムの構成図である。 第9の実施の形態に係る制御フローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明に係る車載用太陽電池の制御装置の実施の形態を説明する。なお、各図において同一又は相当する要素については同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
本実施の形態は、本発明に係る車載用太陽電池の制御装置を、車載の太陽電池システム(ソーラーシステム)の制御装置に適用する。本実施の形態に係る太陽電池システムは、車両に太陽電池パネルを搭載し、制御装置(ECU)でMPPT制御を行う(なお、MPPT制御に加えて固定電圧制御も行う制御装置もある)。本実施の形態には、MPPTの個数とMPPT制御(固定電圧制御も行う制御装置の場合はMTTP制御及び固定電圧制御)の切り替えに用いるパラメータ及び固定電圧制御の有無が異なる9つの実施の形態があり、第1の実施の形態がMPPTが2個で切り替えにイグニッションスイッチ(以下、IGスイッチと記載する)の状態を用い、第2の実施の形態がMPPTが1個で切り替えにIGスイッチの状態を用い、第3の実施の形態がMPPTが2個で切り替えに車両の速度を用い、第4の実施の形態がMPPTが1個で切り替えに車両の速度を用い、第5の実施の形態がMPPTが2個で切り替えにIGスイッチの状態と車両の速度を用い、第6の実施の形態がMPPTが1個で切り替えにIGスイッチの状態と車両の速度を用い、第7の実施の形態がMPPTが1個で切り替えに車両の速度を用い、第8、第9の実施の形態が固定電圧制御も行い、MPPTが1個で切り替えに車両の速度を用いる。
なお、本実施の形態に係る太陽電池システムでは、車両が駐車中(車両が稼働していない状態)でもMPPT制御を行って電力を取り出し、バッテリへの充電等を行う。本実施の形態では、MPPT制御としては従来の周知の制御を適用し、従来の周知の電気回路を用いる。また、本実施の形態では、固定電圧制御も行う場合、固定電圧制御としては従来の周知の制御を適用し、従来の周知の電気回路を用いる。
図1を参照して、第1の実施の形態に係る太陽電池システム1について説明する。図1は、第1の実施の形態に係る太陽電池システムの構成図である。
太陽電池システム1は、太陽電池パネル10を制御装置11でMPPT制御し、出力先装置20にMPPT制御された電力を出力する。特に、制御装置11では、IGスイッチの状態に基づいて走行中かあるいは駐車中かを判断し、走行中の場合には高速でMPPT制御を行い、駐車中の場合には低速でMPPT制御を行う。
太陽電池パネル10は、太陽電池(セル)を複数枚直並列接続して、車載用として必要な電圧と電流が得られるように構成したパネル状のものである。太陽電池(セル)としては、従来の周知の太陽電池であり、車載用と適したものが用いられる。太陽電池パネル10から出力される電圧と電流を検出するために、図示しない電圧センサと電流センサが設けられ、一定時間毎に電圧と電流が検出される。この電圧と電流の各検出値は、制御装置11でのMPPT制御で用いられる。太陽電池パネル10には、制御装置11が接続される。
制御装置11は、スイッチング回路11a、高速MPPT11b、低速MPPT11cを備えている。制御装置11には、太陽電池パネル10と出力先装置20が接続される。第1の実施の形態では、スイッチング回路11aが特許請求の範囲に記載する判定手段及び切替手段に相当し、高速MPPT11b及び低速MPPT11cが特許請求の範囲に記載する制御周期が異なる複数のMPPTに相当する。
スイッチング回路11aは、IGスイッチの状態に基づいて高速MPPT11bと低速MPPT11cとを切り替えるための電気回路である。スイッチング回路11aには、IGスイッチ(図示せず)の状態を示すイグニッション状態信号(以下、IG状態信号と記載する)が入力され、高速MPPT11bと低速MPPT11cが接続される。スイッチング回路11aでは、IG状態信号がON状態かあるいはOFF状態かを判定する。そして、スイッチング回路11aでは、IG状態信号がON状態と判定した場合には高速MPPT11bを動作させ(高速MPPT11bを使用)、IG状態信号がOFF状態と判定した場合には低速MPPT11cを動作させる(低速MPPT11cを使用)。
なお、IG状態信号がON状態の場合、車両が走行中(車両が稼働状態)と判断でき、MPPT制御として高速の追従制御が必要である。つまり、車両が走行している場合、車両が建物の影やトンネル等に急速に入ったり出たりすることによって日照条件がめまぐるしく変動することがあるので(車両の速度が高いほど変動が速くなる)、その変動に対応するためにはMPPT制御を高速で行う必要がある。一方、IG状態信号がOFF状態の場合、車両が駐車中(車両が稼働していない状態)と判断でき、MPPT制御として低速の追従制御でよい。つまり、車両が駐車している場合、天候や太陽の位置等によって日照条件が変動するが、その変動は比較的緩やかであるので、その変動に対応するためにはMPPT制御は低速でよい(例えば、定置設置型の太陽電池のMPPT制御の制御速度程度でよい)。
高速MPPT11bは、短い制御周期で(高速の追従制御で)MPPT制御を行う電気回路である。低速MPPT11cは、長い制御周期で(低速の追従制御で)MPPT制御を行う電気回路である。高速MPPT11bと低速MPPT11cは、従来の周知のMPPT制御を行うための電気回路であり、制御周期だけが異なる。低速MPPT11cの制御周期は、定置設置型の太陽電池のMPPT制御の制御周期程度であり、例えば、数十秒〜数分である。高速MPPT11bの制御周期は、低速MPPT11cの制御周期よりも短い制御周期であり、例えば、数ミリ秒〜数秒である。高速MPPT11bの制御周期を設定する場合、車両の標準的な速度を決め、その速度に応じて制御周期を設定する。
高速MPPT11b、低速MPPT11cで行われるMPPT制御は、制御周期毎に、太陽電池パネル10から出力される電圧と電流の各検出値から得られる実際の電力値に基づいて周知のアルゴリズムに従って出力が最大となる最適動作点(最適な電力=電圧×電流)を求め、その最適動作点における電圧を目標値としてフィードバック制御を行う。この制御によって、制御周期毎に、太陽電池パネル10から出力される電圧が最適動作点の電圧となり、そのときの日照条件で得ることができる最大の電力が出力される。
出力先装置20は、制御装置11でMPPT制御された電力の出力先となる装置である。出力先装置20としては、例えば、車両に搭載される電力を用いて動作する各種負荷、電力を所定の電力に変換するコンバータ、電力を蓄えるバッテリがある。
上記構成の太陽電池システム1の動作を図2のフローチャートに沿って説明する。図2は、第1の実施の形態に係る制御フローチャートである。
スイッチング回路11aでは、IG状態信号がON状態か否かを判定する(S10)。S10にてON状態と判定した場合(車両が走行中と判断した場合)、スイッチング回路11aでは、高速MPPT11bを使用するために高速MPPT11bを動作させる(S11)。高速MPPT11bでは、設定されている短い制御周期で、現在の日照条件に応じた太陽電池パネル10の最適動作点を求め、その最適動作点になるように太陽電池パネル10に対してフィードバック制御を行う。一方、S10にてOFF状態と判定した場合(車両が駐車中と判断した場合)、スイッチング回路11aでは、低速MPPT11cを使用するために低速MPPT11cを動作させる(S12)。低速MPPT11cでは、設定されている長い制御周期で、現在の日照条件に応じた太陽電池パネル10の最適動作点を求め、その最適動作点になるように太陽電池パネル10に対してフィードバック制御を行う。この各制御周期毎にMPPT制御された電力は、出力先装置20に出力される。S11又はS12でのMPPT制御が終了すると、S10の判定に戻る。
この制御装置11によれば、IGスイッチの状態に基づいて走行中/駐車中を判断し、走行中の場合には駐車中の場合よりもMPPT制御の制御周期を短くすることにより、必要な場合にのみMPPT制御の制御周期を短く(高速化)できるので、消費電力を抑えつつ車両における日照条件の変動に対応したMPPT制御が可能である。走行中の場合、日照条件が急激に変動しても、高速のMPPT制御でその急激な変動に対応して最適動作点を求めることができ、太陽電池パネル10での発電電力を最大限利用できる。一方、駐車中の場合、低速のMPPT制御なので、制御装置11での消費電力を低減できる。
図3を参照して、第2の実施の形態に係る太陽電池システム2について説明する。図3は、第2の実施の形態に係る太陽電池システムの構成図である。
太陽電池システム2は、第1の実施の形態に係る太陽電池システム1と比較すると、MPPTを1ユニットで構成した点が異なる。そのため、制御装置12は、制御周期可変型MPPT12aからなる。制御装置12には、太陽電池パネル10と出力先装置20が接続される。第2の実施の形態では、制御周期可変型MPPT12aでの処理が特許請求の範囲に記載する判定手段及び切替手段に相当し、制御周期可変型MPPT12aでの電気回路が特許請求の範囲に記載する制御周期を変更可能なMPPTに相当する。
制御周期可変型MPPT12aは、IGスイッチの状態に基づいてMPPTの制御周期を切り替える処理部と可変の制御周期でMPPT制御を行う電気回路からなる。処理部は、所定のプログラムが組み込まれたマイクロコンピュータ等からなる。処理部には、IG状態信号が入力され、MPPT制御を行う電気回路が接続される。処理部では、IG状態信号がON状態かあるいはOFF状態かを判定する。そして、処理部では、IG状態信号がON状態と判定した場合にはMPPT制御回路の制御周期を高速の制御周期に切り替え、IG状態信号がOFF状態と判定した場合にはMPPT制御回路の制御周期を低速の制御周期に切り替える。MPPT制御回路は、従来の周知のMPPT制御を行うための電気回路であり、制御周期が可変である。MPPT制御回路では、処理部によって切り替えられた制御周期でMPPT制御を行う。低速の制御周期は、第1の実施の形態に係る低速MPPT11cの制御周期と同様の制御周期である。高速の制御周期は、第1の実施の形態に係る高速MPPT11bの制御周期と同様の制御周期である。
上記構成の太陽電池システム2の動作を図4のフローチャートに沿って説明する。図4は、第2の実施の形態に係る制御フローチャートである。
制御周期可変型MPPT12aでは、IG状態信号がON状態か否かを判定する(S20)。S20にてON状態と判定した場合(車両が走行中と判断した場合)、制御周期可変型MPPT12aでは、MPPT制御回路の制御周期を高速化するために短い制御周期にする(S21)。制御周期可変型MPPT12aのMPPT制御回路では、短い制御周期で、現在の日照条件に応じた太陽電池パネル10の最適動作点を求め、その最適動作点になるように太陽電池パネル10に対してフィードバック制御を行う。一方、S20にてOFF状態と判定した場合(車両が駐車中と判断した場合)、制御周期可変型MPPT12aでは、MPPT制御回路の制御周期を低速化するために長い制御周期にする(S22)。制御周期可変型MPPT12aのMPPT制御回路では、長い制御周期で、現在の日照条件に応じた太陽電池パネル10の最適動作点を求め、その最適動作点になるように太陽電池パネル10に対してフィードバック制御を行う。この各制御周期毎にMPPT制御された電力は、出力先装置20に出力される。S21又はS22でのMPPT制御が終了すると、S20の判定に戻る。
この制御装置12は、第1の実施の形態に係る制御装置11と同様の効果を有する上に、以下の効果も有している。制御装置12によれば、MPPTを1ユニットの制御周期可変型MPPT12aで構成しているので、搭載スペースを縮小できる。
図5を参照して、第3の実施の形態に係る太陽電池システム3について説明する。図5は、第3の実施の形態に係る太陽電池システムの構成図である。
太陽電池システム3は、太陽電池パネル10を制御装置13でMPPT制御し、出力先装置20にMPPT制御された電力を出力する。特に、制御装置13では、車両の速度に基づいて走行中かあるいは駐車中もしくは停車中(微低速走行中を含む)かを判断し、走行中の場合には高速でMPPT制御を行い、駐車中もしくは停車中の場合には低速でMPPT制御を行う。
制御装置13は、速度判定器13a、スイッチング回路13b、高速MPPT13c、低速MPPT13dを備えている。制御装置13には、太陽電池パネル10と出力先装置20が接続される。第3の実施の形態では、速度判定器13a及びスイッチング回路13bが特許請求の範囲に記載する判定手段に相当し、スイッチング回路13bが特許請求の範囲に記載する切替手段に相当し、高速MPPT13c及び低速MPPT13dが特許請求の範囲に記載する制御周期が異なる複数のMPPTに相当する。なお、高速MPPT13c、低速MPPT13dは、第1の実施の形態に係る高速MPPT11b、低速MPPT11cと同様のものなので、説明を省略する。
速度判定器13aは、車両の速度に基づいて車両が走行中かあるいは駐車中もしくは停車中かを判断するための電気回路である。速度判定器13aには、車速センサ(図示せず)で検出された車両の速度を示す速度信号が入力され、スイッチング回路13bが接続されている。速度判定器13aでは、速度信号に示される速度が10km/h以上か否かを判定する。この10km/hは、車両が走行中かあるいは駐車中もしくは停車中(赤信号等での停車だけでなく、渋滞等で微低速走行中も含む)かを判定するための閾値である。速度判定器13aでは、速度が10km/h以上と判定した場合には走行中と判断し、速度が10km/h未満と判定した場合には駐車中もしくは停車中と判断する。そして、速度判定器13aでは、スイッチング回路13bに判断結果(走行中/駐車中・停車中)を示す判断結果信号を出力する。
なお、速度が10km/h以上の場合、車両が走行中と判断でき、MPPT制御として高速の追従制御が必要である。つまり、車両が10km/h以上で走行している場合、車両が10km/h以上の速度で建物の影やトンネル等に入ったり出たりすることによって日照条件がめまぐるしく変動することがあるので(車両の速度が高いほど変動が速くなる)、その変動に対応するためにはMPPT制御を高速で行う必要がある。一方、速度が10km/h未満の場合、車両が駐車中あるいは停車中(微低速走行中も含む)と判断でき、MPPT制御として低速の追従制御でよい。つまり、車両が駐車あるいは停車している場合、天候や太陽の位置等によって日照条件が変動するが、その変動は比較的緩やかであるので、その変動に対応するためにはMPPT制御は低速でよい。車両が渋滞等で微低速走行している場合、建物の影やトンネル等に入ったり出たりすることはあるが、出入りは緩やかであり、日照条件がめまぐるしく変動することはない。
スイッチング回路13bは、速度判定器13aでの判断結果(走行中/駐車中・停車中)に基づいて高速MPPT13cと低速MPPT13dとを切り替えるための電気回路である。スイッチング回路13bには、速度判定器13aから出力される判断結果信号が入力され、高速MPPT13cと低速MPPT13dが接続される。スイッチング回路13bでは、判断結果信号に基づいて走行中かあるいは駐車中もしくは停車中かを判定する。そして、スイッチング回路13bでは、走行中と判定した場合には高速MPPT13cを動作させ、駐車中もしくは停車中と判定した場合には低速MPPT13dを動作させる。
上記構成の太陽電池システム3の動作を図6のフローチャートに沿って説明する。図6は、第3の実施の形態に係る制御フローチャートである。
速度判定器13aでは、速度信号に示される速度が10km/h以上か否かを判定する(S30)。S30にて10km/h以上と判定した場合、速度判定器13aでは、走行中と判断し、走行中を示す判断結果信号をスイッチング回路13bに出力する。スイッチング回路13bでは、その判断結果信号に示される走行中に基づいて、高速MPPT13cを使用するために高速MPPT13cを動作させる(S31)。高速MPPT13cでは、第1の実施の形態に係る高速MPPT11bの動作と同様の動作を行う。一方、S30にて10km/h未満と判定した場合、速度判定器13aでは、駐車中もしくは停車中と判断し、駐車中もしくは停車中を示す判断結果信号をスイッチング回路13bに出力する。スイッチング回路13bでは、その判断結果信号に示される駐車中もしくは停車中に基づいて、低速MPPT13dを使用するために低速MPPT13dを動作させる(S32)。低速MPPT13dでは、第1の実施の形態に係る低速MPPT11cの動作と同様の動作を行う。この各制御周期毎にMPPT制御された電力は、出力先装置20に出力される。S31又はS32でのMPPT制御が終了すると、S30の判定に戻る。
この制御装置13によれば、車両の速度に基づいて走行中/駐車中もしくは停車中を判断し、走行中の場合には駐車中もしくは停車中の場合よりもMPPT制御の制御周期を短くすることにより、必要な場合にのみMPPT制御の制御周期を短くできるので、消費電力を抑えつつ車両における日照条件の変動に対応したMPPT制御が可能である。特に、制御装置13では、車両の速度で判定を行っているので、日照条件の変動が緩やかな場合として駐車中だけでなく停車中や微低速走行中も選択できる。その結果、制御装置13では、低速のMPPT制御を使用する時間を長くでき、消費電力をより低減できる。
図7を参照して、第4の実施の形態に係る太陽電池システム4について説明する。図7は、第4の実施の形態に係る太陽電池システムの構成図である。
太陽電池システム4は、第3の実施の形態に係る太陽電池システム3と比較すると、MPPTを1ユニットで構成した点が異なる。そのため、制御装置14は、速度判定器14aと制御周期可変型MPPT14bからなる。制御装置14には、太陽電池パネル10と出力先装置20が接続される。第4の実施の形態では、速度判定器14a及び制御周期可変型MPPT14bでの処理が特許請求の範囲に記載する判定手段に相当し、制御周期可変型MPPT14bでの処理が特許請求の範囲に記載する切替手段に相当し、制御周期可変型MPPT14bでの電気回路が特許請求の範囲に記載する制御周期を変更可能なMPPTに相当する。なお、速度判定器14aは、第3の実施の形態に係る速度判定器13aと同様のものなので、説明を省略する。
制御周期可変型MPPT14bは、速度判定器14aでの判断結果(走行中/駐車中・停車中)に基づいてMPPTの制御周期を切り替える処理部と可変の制御周期でMPPT制御を行う電気回路からなる。処理部は、所定のプログラムが組み込まれたマイクロコンピュータ等からなる。処理部には、速度判定器14aから出力される判断結果信号が入力され、MPPT制御を行う電気回路が接続される。処理部では、判断結果信号に基づいて走行中かあるいは駐車中もしくは停車中かを判定する。そして、処理部では、走行中と判定した場合にはMPPT制御回路の制御周期を高速の制御周期に切り替え、駐車中もしくは停車中と判定した場合にはMPPT制御回路の制御周期を低速の制御周期に切り替える。MPPT制御回路は、第2の実施の形態に係る制御周期可変型MPPT12aのMPPT制御回路と同様の回路である。
上記構成の太陽電池システム4の動作を図8のフローチャートに沿って説明する。図8は、第4の実施の形態に係る制御フローチャートである。
速度判定器14aでは、速度信号に示される速度が10km/h以上か否かを判定する(S40)。S40にて10km/h以上と判定した場合、速度判定器14aでは、走行中と判断し、走行中を示す判断結果信号を制御周期可変型MPPT14bに出力する。制御周期可変型MPPT14bでは、その判断結果信号に示される走行中に基づいて、MPPT制御回路の制御周期を高速化するために短い制御周期にする(S41)。制御周期可変型MPPT14bのMPPT制御回路では、短い制御周期で、第2の実施の形態に係る制御周期可変型MPPT12aのMPPT制御回路の動作と同様の動作を行う。一方、S40にて10km/h未満と判定した場合、速度判定器14aでは、駐車中もしくは停車中と判断し、駐車中もしくは停車中を示す判断結果信号を制御周期可変型MPPT14bに出力する。制御周期可変型MPPT14bでは、その判断結果信号に示される駐車中もしくは停車中に基づいて、MPPT制御回路の制御周期を低速化するために長い制御周期にする(S42)。制御周期可変型MPPT14bのMPPT制御回路では、長い制御周期で、第2の実施の形態に係る制御周期可変型MPPT12aのMPPT制御回路の動作と同様の動作を行う。この各制御周期毎にMPPT制御された電力は、出力先装置20に出力される。S41又はS42でのMPPT制御が終了すると、S40の判定に戻る。
この制御装置14は、第3の実施の形態に係る制御装置13と同様の効果を有する上に、以下の効果も有している。制御装置14によれば、MPPTを1ユニットの制御周期可変型MPPT14bで構成しているので、搭載スペースを縮小できる。
図9を参照して、第5の実施の形態に係る太陽電池システム5について説明する。図9は、第5の実施の形態に係る太陽電池システムの構成図である。
太陽電池システム5は、太陽電池パネル10を制御装置15でMPPT制御し、出力先装置20にMPPT制御された電力を出力する。特に、制御装置15では、IGスイッチの状態と車両の速度に基づいて走行中かあるいは駐車中かあるいは停車中(微低速走行中を含む)かを判断し、走行中の場合には高速でMPPT制御を行い、駐車中もしくは停車中の場合には低速でMPPT制御を行う。
制御装置15は、速度判定器15a、スイッチング回路15b、高速MPPT15c、低速MPPT15dを備えている。制御装置15には、太陽電池パネル10と出力先装置20が接続される。第5の実施の形態では、速度判定器15a及びスイッチング回路15bが特許請求の範囲に記載する判定手段に相当し、スイッチング回路15bが特許請求の範囲に記載する切替手段に相当し、高速MPPT15c及び低速MPPT15dが特許請求の範囲に記載する制御周期が異なる複数のMPPTに相当する。なお、高速MPPT15c、低速MPPT15dは、第1の実施の形態に係る高速MPPT11b、低速MPPT11cと同様のものなので、説明を省略する。
速度判定器15aは、IGスイッチがON状態の場合にのみ車両の速度に基づいて車両が走行中あるいは停車中かを判断するための電気回路である。速度判定器15aには、速度信号が入力され、スイッチング回路15bが接続されている。IG状態信号がON状態を示す場合、速度判定器15aでは、速度信号に示される速度が10km/以上か否かを判定し、速度が10km/h以上と判定した場合には走行中と判断し、速度が10km/h未満と判定した場合には停車中(微低速走行中を含む)と判断し、スイッチング回路15bに判断結果(走行中/停車中)を示す判断結果信号を出力する。一方、IG状態信号がOFF状態を示す場合、車両が駐車中であるので、速度に基づいて走行中か否かを判定する必要がないので、速度判定器15aを動作させない(速度判定を禁止)。IG状態信号がON状態かOFF状態かの判定については、速度判定器15aにIG状態信号が入力されて速度判定器15a内で行ってもよいし、スイッチング回路15bでのIG状態信号の判定結果が速度判定器15aに入力されてもよい。
スイッチング回路15bは、IGスイッチの状態及び速度判定器15aでの判断結果(走行中/停車中)に基づいて高速MPPT15cと低速MPPT15dとを切り替えるための電気回路である。スイッチング回路15bには、IG状態信号及び速度判定器15aから出力される判断結果信号が入力され、高速MPPT15cと低速MPPT15dが接続される。スイッチング回路15bでは、IG状態信号に基づいてON状態かあるいはOFF状態かを判定する。IG状態信号がOFF状態と判定した場合(駐車中と判断した場合)、スイッチング回路15bでは、低速MPPT15dを動作させる。一方、IG状態信号がON状態と判定した場合、スイッチング回路15bでは、判断結果信号に基づいて走行中かあるいは停車中かを判定する。そして、スイッチング回路15bでは、走行中と判定した場合には高速MPPT15cを動作させ、停車中と判定した場合には低速MPPT15dを動作させる。
上記構成の太陽電池システム5の動作を図10のフローチャートに沿って説明する。図10は、第5の実施の形態に係る制御フローチャートである。
スイッチング回路15bでは、IG状態信号がON状態か否かを判定する(S50)。S50にてON状態と判定した場合、速度判定器15aでは、速度信号が10km/h以上か否かを判定する(S51)。S51にて10km/h以上と判定した場合、速度判定器15aでは、走行中と判断し、走行中を示す判断結果信号をスイッチング回路15bに出力する。スイッチング回路15bでは、その判断結果信号に示される走行中に基づいて、高速MPPT15cを使用するために高速MPPT15cを動作させる(S52)。高速MPPT15cでは、第1の実施の形態に係る高速MPPT11bの動作と同様の動作を行う。一方、S51にて10km/h未満と判定した場合、速度判定器15aでは、停止中と判断し、停止中を示す判断結果信号をスイッチング回路15bに出力する。S50にてOFF状態と判定した場合(車両が駐車中と判断した場合)あるいは判断結果信号が停止中の場合、スイッチング回路15bでは、低速MPPT15dを使用するために低速MPPT15dを動作させる(S53)。低速MPPT15dでは、第1の実施の形態に係る低速MPPT11cの動作と同様の動作を行う。この各制御周期毎にMPPT制御された電力は、出力先装置20に出力される。S52又はS53のMPPT制御が終了すると、S50の判定に戻る。
この制御装置15によれば、IGスイッチの状態及び車両の速度に基づいて走行中/駐車中/停車中を判断し、走行中の場合には駐車中や停車中の場合よりもMPPT制御の制御周期を短くすることにより、必要な場合にのみMPPT制御の制御周期を短くできるので、消費電力を抑えつつ車両における日照条件の変動に対応したMPPT制御が可能である。特に、制御装置15では、IGスイッチの状態と車両の速度で判定を行っているので、駐車中と停車中とを切り分けて判定することができる。その結果、制御装置15では、駐車中の場合には速度判定(速度監視)を禁止でき、消費電力をより低減できる。
図11を参照して、第6の実施の形態に係る太陽電池システム6について説明する。図11は、第6の実施の形態に係る太陽電池システムの構成図である。
太陽電池システム6は、第5の実施の形態に係る太陽電池システム5と比較すると、MPPTを1ユニットで構成した点が異なる。そのため、制御装置16は、速度判定器16aと制御周期可変型MPPT16bからなる。制御装置16には、太陽電池パネル10と出力先装置20が接続される。第6の実施の形態では、速度判定器16a及び制御周期可変型MPPT16bでの処理が特許請求の範囲に記載する判定手段に相当し、制御周期可変型MPPT16bでの処理が特許請求の範囲に記載する切替手段に相当し、制御周期可変型MPPT16bでの電気回路が特許請求の範囲に記載する制御周期を変更可能なMPPTに相当する。なお、速度判定器16aは、第5の実施の形態に係る速度判定器15aと同様のものなので、説明を省略する。
制御周期可変型MPPT16bは、IGスイッチの状態及び速度判定器16aでの判断結果(走行中/停車中)に基づいてMPPTの制御周期を切り替える処理部と可変の制御周期でMPPT制御を行う電気回路からなる。処理部は、所定のプログラムが組み込まれたマイクロコンピュータ等からなる。処理部には、IG状態信号及び速度判定器16aから出力される判断結果信号が入力され、MPPT制御を行う電気回路が接続される。処理部では、IG状態信号がON状態かあるいはOFF状態かを判定する。IG状態信号がOFF状態と判定した場合(駐車中と判定した場合)、処理部では、MPPT制御回路の制御周期を低速の制御周期に切り替える。IG状態信号がON状態と判定した場合、処理部では、判断結果信号に基づいて走行中かあるいは停車中かを判定する。そして、処理部では、走行中と判定した場合にはMPPT制御回路の制御周期を高速の制御周期に切り替え、停車中と判定した場合にはMPPT制御回路の制御周期を低速の制御周期に切り替える。MPPT制御回路は、第2の実施の形態に係る制御周期可変型MPPT12aのMPPT制御回路と同様の回路である。
上記構成の太陽電池システム6の動作を図12のフローチャートに沿って説明する。図12は、第6の実施の形態に係る制御フローチャートである。
制御周期可変型MPPT16bでは、IG状態信号がON状態か否かを判定する(S60)。S60にてON状態と判定した場合、速度判定器16aでは、速度信号が10km/h以上か否かを判定する(S61)。S61にて10km/h以上と判定した場合、速度判定器16aでは、走行中と判断し、走行中を示す判断結果信号を制御周期可変型MPPT16bに出力する。制御周期可変型MPPT16bでは、その判断結果信号に示される走行中に基づいて、MPPT制御回路の制御周期を高速化するために短い制御周期にする(S62)。制御周期可変型MPPT16bのMPPT制御回路では、短い制御周期で、第2の実施の形態に係る制御周期可変型MPPT12aのMPPT制御回路の動作と同様の動作を行う。一方、S61にて10km/h未満と判定した場合、速度判定器16aでは、停止中と判断し、停止中を示す判断結果信号を制御周期可変型MPPT16bに出力する。S60にてOFF状態と判定した場合(車両が駐車中と判断した場合)あるいは判断結果信号が停止中の場合、制御周期可変型MPPT16bでは、MPPT制御回路の制御周期を低速化するために長い制御周期にする(S63)。制御周期可変型MPPT16bのMPPT制御回路では、長い制御周期で、第2の実施の形態に係る制御周期可変型MPPT12aのMPPT制御回路の動作と同様の動作を行う。この各制御周期毎にMPPT制御された電力は、出力先装置20に出力される。S62又はS63のMPPT制御が終了すると、S60の判定に戻る。
この制御装置16は、第5の実施の形態に係る制御装置15と同様の効果を有する上に、以下の効果も有している。制御装置16によれば、MPPTを1ユニットの制御周期可変型MPPT16bで構成しているので、搭載スペースを縮小できる。
図13を参照して、第7の実施の形態に係る太陽電池システム7について説明する。図13は、第7の実施の形態に係る太陽電池システムの構成図である。
太陽電池システム7は、太陽電池パネル10を制御装置17でMPPT制御し、出力先装置20にMPPT制御された電力を出力する。特に、制御装置17では、走行中の場合、車両の速度が所定速度以上のときには低速でMPPT制御を行い、所定速度未満のときには高速でMPPT制御を行う。
制御装置17は、速度判定器17a、制御周期可変型MPPT17bを備えている。制御装置17には、太陽電池パネル10と出力先装置20が接続される。第7の実施の形態では、速度判定器17aと制御周期可変型MPPT17bでの処理が特許請求の範囲に記載する判定手段に相当し、制御周期可変型MPPT17bの処理が特許請求の範囲に記載する切替手段に相当し、制御周期可変型MPPT17bでの電気回路が特許請求の範囲に記載する制御周期を変更可能なMPPTに相当する。
速度判定器17aは、車両の速度に基づいて車両の速度が所定速度以上か否かを判定するための電気回路である。速度判定器17aには、車速センサ(図示せず)で検出された車両の速度を示す速度信号が入力され、制御周期可変型MPPT17bが接続されている。速度判定器17aでは、速度信号に示される速度がVkm/以上か否かを判定する。このVkm/hは、車両の速度が高いために高速でのMPPT制御が無駄になる可能性のある速度になったか否かを判定するための閾値である。Vkm/hの値は、太陽電池パネル10の太陽電池の応答性、制御周期可変型MPPT17bの処理部での処理能力(処理速度)、制御周期可変型MPPT17bの電気回路の各定数等を考慮して、実験等によって予め設定される。速度判定器17aでは、速度がVkm/h以上か否かの判定結果を示す判定結果信号を制御周期可変型MPPT17bに出力する。
なお、車両が走行中の場合、上記したように日照条件がめまぐるしく変動することがあるので、その変動に対応するためにはMPPT制御を高速で行う必要がある。しかし、車両の速度が高すぎると、走行中に太陽電池パネル10を通過する短い影(例えば、電柱による短い影)にも反応してしまい、その短い影を通過してからMPPT制御において最適動作点に移動し始めるといった制御の無駄が発生する可能性がある。例えば、電柱による短い影を通過する場合、太陽電池パネル10を通過する時間が数10ms程度であるが、太陽電池の応答速度が数msオーダを持っているので、短い影による出力低下にMPPT制御が反応して最適動作点を見つけて、DC/DCコンバータをデューティ制御してその最適動作点を捉えたころには既にその短い影に太陽電池パネル10がかかっていない。したがって、車両の速度がある程度以上高くなると、MPPT制御を低速(例えば、定置設置型の太陽電池のMPPT制御の制御速度程度でよい)にして制御を抑制し、そのような短い影に反応(追従)しないようすればよい。
制御周期可変型MPPT17bは、速度判定器17aでの判定結果(速度がVkm/h以上か否か)に基づいてMPPTの制御周期を切り替える処理部と可変の制御周期でMPPT制御を行う電気回路からなる。処理部は、所定のプログラムが組み込まれたマイクロコンピュータ等からなる。処理部には、速度判定器17aから出力される判定結果信号が入力され、MPPT制御を行う電気回路が接続される。処理部では、車両が走行中、判定結果信号に基づいて、速度がVkm/h以上の場合にはMPPT制御回路の制御周期を低速の制御周期に切り替え、速度がVkm/h未満の場合にはMPPT制御回路の制御周期を高速の制御周期に切り替える。低速の制御周期は、上記の各実施の形態での駐車中もしくは停車中での低速のMPPT制御の制御周期でもよいし、あるいは、それ以外の長い制御周期でもよい。また、高速の制御周期は、上記の各実施の形態での走行中での高速のMPPT制御の制御周期である。MPPT制御回路は、第2の実施の形態に係る制御周期可変型MPPT12aのMPPT制御回路と同様の回路である。
なお、車両が駐車中もしくは停車中の場合、制御周期可変型MPPT17bでは、MPPT制御回路の制御周期を低速の制御周期に切り替えてMPPT制御を行う。
上記構成の太陽電池システム7の動作を図14のフローチャートに沿って説明する。図14は、第7の実施の形態に係る制御フローチャートである。
速度判定器17aでは、速度信号に示される速度がVkm/h以上か否かを判定する(S70)。S70にてVkm/h以上と判定した場合、速度判定器17aでは、速度がVkm/h以上を示す判定結果信号を制御周期可変型MPPT17bに出力する。制御周期可変型MPPT17bでは、その判定結果信号に示される速度がVkm/h以上に基づいて、MPPT制御回路の制御周期を低速化するために長い制御周期にする(S71)。制御周期可変型MPPT17bのMPPT制御回路では、長い制御周期で、第2の実施の形態に係る制御周期可変型MPPT12aのMPPT制御回路の動作と同様の動作を行う。一方、S70にてVkm/h未満と判定した場合、速度判定器17aでは、速度がVkm/h未満を示す判定結果信号を制御周期可変型MPPT17bに出力する。制御周期可変型MPPT17bでは、その判定結果信号に示される速度がVkm/h未満に基づいて、MPPT制御回路の制御周期を高速化するために短い制御周期にする(S72)。制御周期可変型MPPT17bのMPPT制御回路では、短い制御周期で、第2の実施の形態に係る制御周期可変型MPPT12aのMPPT制御回路の動作と同様の動作を行う。この各制御周期毎にMPPT制御された電力は、出力先装置20に出力される。S71又はS72でのMPPT制御が終了すると、S70の判定に戻る。
この制御装置17によれば、車両の速度がVkm/h以上か否か判定し、Vkm/h以上の場合にはVkm/h未満の場合よりもMPPT制御の制御周期を長くすることにより、高速のMPPT制御が無駄になる可能性がある高い速度のときにはMPPT制御の制御周期を長くできるので、消費電力を抑えつつ車両における日照条件の変動に対応したMPPT制御が可能である。これによって、車両の速度が高いときに高速のMPPT制御によって短い影に追従してしまうのを抑制でき、無駄な高速のMPPT制御を抑制できる。また、低速のMPPT制御を使用する時間を長くでき、消費電力をより低減できる。
図15を参照して、第8の実施の形態に係る太陽電池システム8について説明する。図15は、第8の実施の形態に係る太陽電池システムの構成図である。
太陽電池システム8は、太陽電池パネル10を制御装置18でMPPT制御又は固定電圧制御し、出力先装置20にMPPT制御又は固定電圧制御された電力を出力する。特に、制御装置18では、走行中の場合、車両の速度が所定速度以上のときには固定電圧制御を行い、所定速度未満のときには高速でMPPT制御を行う。なお、車両の速度がある程度以上高くなると、第7の実施の形態ではMPPT制御を低速にして、無駄な高速でのMPPT制御を行わないようにした。第8の実施の形態では、この低速でのMPPT制御の代わりに、固定電圧制御を行って制御を抑制する。
制御装置18は、速度判定器18a、制御周期可変型MPPT18b、固定電圧制御18cを備えている。制御装置18には、太陽電池パネル10と出力先装置20が接続される。第8の実施の形態では、速度判定器18aと制御周期可変型MPPT18b及び固定電圧制御18cでの処理が特許請求の範囲に記載する判定手段に相当し、制御周期可変型MPPT18bでの処理が特許請求の範囲に記載する切替手段に相当し、制御周期可変型MPPT18bでの電気回路が特許請求の範囲に記載する制御周期を変更可能なMPPTに相当する。
速度判定器18aは、第7の実施の形態に係る速度判定器17aと同様の速度判定器である。特に、速度判定器18aには、制御周期可変型MPPT18b及び固定電圧制御18cの処理部が接続されている。速度判定器18aでは、速度信号に示される速度がVkm/以上か否かを判定し、そのVkm/h以上か否かの判定結果を示す判定結果信号を処理部に出力する。
制御周期可変型MPPT18bは、速度判定器18aでの判定結果(速度がVkm/h以上か否か)に基づいてMPPTの制御周期を切り替えるとともにMPPT制御を実施/停止する処理部と可変の制御周期でMPPT制御を行う電気回路からなる。処理部は、固定電圧制御18cの処理部と一体で構成される。処理部については、後で説明する。MPPT制御回路は、第2の実施の形態に係る制御周期可変型MPPT12aのMPPT制御回路と同様の回路である。
固定電圧制御18cは、速度判定器18aでの判定結果(速度がVkm/h以上か否か)に基づいて固定電圧制御を実施/停止する処理部と固定電圧制御を行う電気回路からなる。処理部は、制御周期可変型MPPT18bの処理部と一体で構成される。処理部については、後で説明する。固定電圧制御回路では、制御周期毎に、太陽電池パネル10の太陽電池の電流−電圧特性上の最大出力電圧を目標値としてフィードバック制御を行う。この制御によって、制御周期毎に、太陽電池パネル10から出力される電圧が最大出力電圧となり、太陽電池パネル10の太陽電池の最大出力電力が出力される。最大出力電圧は、太陽電池パネル10の太陽電池の電流−電圧特性に基づいて予め設定される。制御周期は、上記の各実施の形態での駐車中もしくは停車中での低速のMPPT制御の制御周期でもよいし、あるいは、それ以外の長い制御周期でもよい。
処理部は、所定のプログラムが組み込まれたマイクロコンピュータ等からなる。処理部には、速度判定器18aから出力される判定結果信号が入力され、制御周期可変型MPPT18bのMPPT制御回路及び固定電圧制御18cの固定電圧制御回路が接続される。処理部では、車両が走行中、判定結果信号に基づいて、速度がVkm/h以上の場合にはMPPT制御回路でのMPPT制御を停止するとともに固定電圧制御回路での固定電圧制御を実施し、速度がVkm/h未満の場合にはMPPT制御回路の制御周期を高速の制御周期に切り替えてMPPT制御回路でのMPPT制御を実施するとともに固定電圧制御回路での固定電圧制御を停止する。高速の制御周期は、上記の各実施の形態での走行中での高速のMPPT制御の制御周期である。
なお、車両が駐車中もしくは停車中の場合、制御周期可変型MPPT18bでMPPT制御回路の制御周期を低速の制御周期に切り替えてMPPT制御を行ってもよいし、固定電圧制御18cで固定電圧制御を行ってもよい。
上記構成の太陽電池システム8の動作を図16のフローチャートに沿って説明する。図16は、第8の実施の形態に係る制御フローチャートである。
速度判定器18aでは、速度信号に示される速度がVkm/h以上か否かを判定する(S80)。S80にてVkm/h以上と判定した場合、速度判定器18aでは、速度がVkm/h以上を示す判定結果信号を処理部に出力する。処理部では、その判定結果信号に示される速度がVkm/h以上に基づいて、MPPT制御回路でのMPPT制御を停止する。また、処理部では、固定電圧制御回路での固定電圧制御を実施する(S81)。固定電圧制御回路では、所定の制御周期で、最大出力電圧になるように太陽電池パネル10に対してフィードバック制御を行う。一方、S80にてVkm/h未満と判定した場合、速度判定器18aでは、速度がVkm/h未満を示す判定結果信号を処理部に出力する。処理部では、その判定結果信号に示される速度がVkm/h未満に基づいて、固定電圧制御回路での固定電圧制御を停止する。また、処理部では、その判定結果信号に示される速度がVkm/h未満に基づいて、MPPT制御回路の制御周期を高速化するために短い制御周期にする(S82)。制御周期可変型MPPT18bのMPPT制御回路では、短い制御周期で、第2の実施の形態に係る制御周期可変型MPPT12aのMPPT制御回路の動作と同様の動作を行う。この各制御周期毎に固定電圧制御又はMPPT制御された電力は、出力先装置20に出力される。S81での固定電圧制御又はS82でのMPPT制御が終了すると、S80の判定に戻る。
この制御装置18によれば、車両の速度がVkm/h以上か否か判定し、Vkm/h以上の場合には固定電圧制御を行うことにより、高速のMPPT制御が無駄になる可能性がある高い速度のときには固定電圧制御となるので、消費電力を抑えつつ車両における日照条件の変動に対応したMPPT制御が可能である。これによって、車両の速度が高いときに高速のMPPT制御によって短い影に追従してしまうのを抑制でき、無駄な高速のMPPT制御を抑制できる。また、固定電圧制御によって、消費電力をより低減できる。
図17を参照して、第9の実施の形態に係る太陽電池システム9について説明する。図17は、第9の実施の形態に係る太陽電池システムの構成図である。
太陽電池システム9は、太陽電池パネル10を制御装置19でMPPT制御又は固定電圧制御し、出力先装置20にMPPT制御又は固定電圧制御された電力を出力する。特に、制御装置19では、車両の速度が所定速度以上のときには固定電圧制御を行い、所定速度未満のときには各速度範囲に適した制御周期でMPPT制御を行う。
制御装置19は、速度判定器19a、制御周期可変型MPPT19b、固定電圧制御19cを備えている。制御装置19には、太陽電池パネル10と出力先装置20が接続される。第9の実施の形態では、速度判定器19aと制御周期可変型MPPT19b及び固定電圧制御19cでの処理が特許請求の範囲に記載する判定手段に相当し、制御周期可変型MPPT19bでの処理が特許請求の範囲に記載する切替手段に相当し、制御周期可変型MPPT19bでの電気回路が特許請求の範囲に記載する制御周期を変更可能なMPPTに相当する。
速度判定器19aは、車両の速度がいずれの速度範囲に入るかを判定するための電気回路である。速度判定器19aには、車速センサ(図示せず)で検出された車両の速度を示す速度信号が入力され、制御周期可変型MPPT19b及び固定電圧制御19cの処理部が接続されている。速度判定器19aでは、速度信号に示される速度がVkm/h以上、Vkm/h以上かつVkm/h未満、Vkm/h以上かつVkm/h未満、・・・、Vkm/h未満のいずれの速度範囲に入るかを判定する。このV、V、V、・・・、Vkm/hは、各速度範囲の境界を示す速度であり、V>V>V>・・・>Vである。速度範囲の数(速度範囲の境界を示す速度の数n)は、任意であり、適宜設定してよい。V、V、V、・・・、Vの各速度は、任意であり、適宜設定してよい。例えば、Vについては第7の実施の形態のVと同じ速度とし、Vについては第3の実施の形態の車両が走行中かあるいは駐車中もしくは停車中を判定するための閾値速度(例えば、10km/h)とし、他のV、V、・・・、Vn−1についてはその間を均等に分けた速度とする。速度判定器18aでは、車両の速度がいずれの速度範囲かを示す判定結果信号を制御周期可変型MPPT19b及び固定電圧制御19cの処理部に出力する。
なお、上記したように、車両の速度がある程度以上高くなると、高速のMPPT制御が無駄になるのを抑制するために、低速のMPPT制御あるいは固定電圧制御とした。また、駐車中あるいは停車中の場合、日照条件が変動が比較的緩やかなので、低速のMPPT制御とした。その間の速度では、日照条件がめまぐるしく変動するので、MPPT制御を高速で行う必要がある。しかし、車両の速度によって、そのMPPT制御の制御速度(制御周期)に最適な値がある。そこで、その間でも複数の速度範囲に分け、各速度範囲に適した制御周期を設定し、各制御周期でMPPT制御を行う。この各速度範囲と各速度範囲に適した制御周期については、実車実験等によって予め設定される。例えば、Vkm/hからVkm/hまでの間において、Vkm/hから任意の速度までに含まれる各速度範囲については段階的に短くなる制御周期を設定し、その任意の速度からVkm/hまでに含まれる各速度範囲について段階的に長くなる制御周期を設定する。したがって、Vkm/hより速度が高くなると段階的にMMPT制御の制御周期が短くなり、その任意の速度よりも高くなると段階的にMPPT制御の制御周期が長くなる。
制御周期可変型MPPT19bは、速度判定器19aでの判定結果(速度がいずれの速度範囲か)に基づいてMPPTの制御周期を切り替えるとともにMPPT制御を実施/停止する処理部と可変の制御周期でMPPT制御を行う電気回路からなる。処理部は、固定電圧制御19cの処理部と一体で構成される。処理部については、後で説明する。MPPT制御回路は、第2の実施の形態に係る制御周期可変型MPPT12aのMPPT制御回路と同様の回路である。
固定電圧制御19cは、速度判定器19aでの判定結果(速度がいずれの速度範囲か)に基づいて固定電圧制御を実施/停止する処理部と固定電圧制御を行う電気回路からなる。処理部は、制御周期可変型MPPT19bの処理部と一体で構成される。処理部については、後で説明する。固定電圧制御回路は、第8の実施の形態に係る固定電圧制御18cの固定電圧制御回路と同様の回路である。
処理部は、所定のプログラムが組み込まれたマイクロコンピュータ等からなる。処理部には、速度判定器19aから出力される判定結果信号が入力され、制御周期可変型MPPT19bのMPPT制御回路及び固定電圧制御19cの固定電圧制御回路が接続される。処理部では、判定結果信号に基づいて、Vkm/h以上の速度範囲の場合にはMPPT制御回路でのMPPT制御を停止するとともに固定電圧制御回路での固定電圧制御を実施し、Vkm/h未満の速度範囲の場合にはその速度範囲に応じて設定されているMPPT制御回路の制御周期に切り替えてMPPT制御回路でのMPPT制御を実施するとともに固定電圧制御回路での固定電圧制御を停止する。
上記構成の太陽電池システム9の動作を図18のフローチャートに沿って説明する。図18は、第9の実施の形態に係る制御フローチャートである。
速度判定器19aでは、速度信号に示される速度Vがいずれの速度範囲に入るかを判定する(S90)。S90にてVkm/h以上の速度範囲と判定した場合、速度判定器19aでは、速度がVkm/h以上の速度範囲を示す判定結果信号を処理部に出力する。処理部では、その判定結果信号に示されるVkm/h以上の速度範囲に基づいて、MPPT制御回路でのMPPT制御を停止する。また、処理部では、その判定結果信号に示されるVkm/h以上の速度範囲に基づいて、固定電圧制御回路での固定電圧制御を実施する(S91)。固定電圧制御回路では、第8の実施の形態に係る固定電圧制御18cの固定電圧制御回路の動作と同様の動作を行う。S90にてVkm/h以上かつVkm/h未満の速度範囲と判定した場合、速度判定器19aでは、Vkm/h以上かつVkm/h未満の速度範囲を示す判定結果信号を処理部に出力する。処理部では、その判定結果信号に示されるVkm/h以上かつVkm/h未満の速度範囲に基づいて、固定電圧制御回路での固定電圧制御を停止する。また、処理部では、その判定結果信号に示されるVkm/h以上かつVkm/h未満の速度範囲に基づいて、MPPT制御回路の制御周期をVkm/h以上かつVkm/h未満の速度範囲に対して設定されている制御周期Tにする(S92)。MPPT制御回路では、制御周期Tで、第2の実施の形態に係る制御周期可変型MPPT12aのMPPT制御回路の動作と同様の動作を行う。S90にてVkm/h以上かつVkm/h未満の速度範囲と判定した場合、速度判定器19aでは、Vkm/h以上かつVkm/h未満の速度範囲を示す判定結果信号を処理部に出力する。処理部では、その判定結果信号に示されるVkm/h以上かつVkm/h未満の速度範囲に基づいて、固定電圧制御回路での固定電圧制御を停止する。また、処理部では、その判定結果信号に示されるVkm/h以上かつVkm/h未満の速度範囲に基づいて、MPPT制御回路の制御周期をVkm/h以上かつVkm/h未満の速度範囲に対して設定されている制御周期Tにする(S93)。MPPT制御回路では、制御周期Tで、第2の実施の形態に係る制御周期可変型MPPT12aのMPPT制御回路の動作と同様の動作を行う。S90で他の速度範囲と判定された場合も、各速度範囲に対応して上記と同様の動作を行う。S90にてVkm/h未満の速度範囲と判定した場合、速度判定器19aでは、Vkm/h未満の速度範囲を示す判定結果信号を処理部に出力する。処理部では、その判定結果信号に示されるVkm/h未満の速度範囲に基づいて、固定電圧制御回路での固定電圧制御を停止する。また、処理部では、その判定結果信号に示されるVkm/h未満の速度範囲に基づいて、MPPT制御回路の制御周期をV未満の速度範囲に対して設定されている制御周期Tにする(S94)。MPPT制御回路では、制御周期Tで、第2の実施の形態に係る制御周期可変型MPPT12aのMPPT制御回路の動作と同様の動作を行う。この各制御周期毎に固定電圧制御又はMPPT制御された電力は、出力先装置20に出力される。S91の固定電圧制御又はS92〜S94でのMPPT制御が終了すると、S90の判定に戻る。
この制御装置19によれば、車両の速度がいずれの速度範囲に入るかを判定し、Vkm/h以上の速度範囲の場合には固定電圧制御を行うことにより、第8の実施の形態と同様の効果が得られる。さらに、制御装置19によれば、車両の速度がいずれの速度範囲に入るかを判定し、Vkm/h未満の何れかの速度範囲の場合には各速度範囲に適した制御周期でMPPT制御を行うことにより、消費電力を抑えつつ車両における日照条件の変動に対応した最適なMPPT制御が可能である。これによって、そのときの車両の速度に応じて最も効率的に電気エネルギを取り出せるとともに、消費電力も極力低減できる。制御周期を任意に変更できる制御周期可変型MPPT19bを用いているので、3種類以上で制御周期を変えてMPPT制御を行っても、搭載スペースが増加しない。
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されることなく様々な形態で実施される。
例えば、本実施の形態では高速又は低速のMPPT制御で最適動作点を1回検出する毎にIGスイッチ状態判定や速度判定を行ったが、高速又は低速のMPPT制御で最適動作点を2回以上の任意の回数検出する毎にIGスイッチ状態判定や速度判定を行ってもよい。特に、IGスイッチ状態判定の場合、IGスイッチのON状態とOFF状態との切り替わりタイミングのみで判定してもよい。つまり、ON状態に切り替わったときには次のOFF状態まで高速のMPPT制御(短い制御周期)に固定し(途中の判定を行わない)、OFF状態に切り替わったときには次のON状態まで高速のMPPT制御(長い制御周期)に固定する。但し、第5及び第6の実施の形態の場合、ON状態のときには速度判定は行う。
また、本実施の形態では走行中かあるいは駐車中もしくは停車中かを判定するための判定閾値を10km/hとしたが、他の速度を判定閾値として用いてもよい。
また、本実施の形態では車両が走行中かあるいは駐車中もしくは停車中かをIGスイッチの状態や車両の速度で判定したが、他のパラメータで判定を行ってもよい。また、本実施の形態ではIGスイッチがOFF状態の場合(駐車中の場合)もMPPT制御を行って電力を取り出す構成としているが、IGスイッチがOFF状態の場合にはMPPT制御もOFFとし、IGスイッチがNO状態の場合(走行中あるいは停車中(微低速走行中を含む))にのみ判定を行い、判定に応じた各MPPT制御を行って電力を取り出す構成としてもよい。
また、本実施の形態ではMPPTの処理速度を変えるためにMPPTの制御周期を変える構成としたが、ECU(マイクロコンピュータ)のクロックを変える(落とす)構成としてもよい。特に、第9の実施の形態の場合、各速度範囲に応じてクロックを段階的に変えることによって対応する。このように構成することによって、ECUの消費電力を低減できる。
また、第7〜第9の実施の形態では制御周期可変型MPPTを用いて制御周期の異なるMPPTを切り替える構成としたが、第1、第3、第5の実施の形態のように制御周期の異なる複数のMPPTとその複数のMPPTを切り替えるスイッチング回路を用いて制御周期の異なるMPPTを切り替える構成としてもよい。特に、第8、第9の実施の形態のように固定電圧制御も行う場合、スイッチング回路によってMPPT制御と固定電圧制御とを切り替える。
また、第2,第4、第6の実施の形態のうちのいずれかの実施の形態と第7〜第9の実施の形態のうちのいずれかの実施の形態とを組み合わせた構成としてもよい。例えば、第4の実施の形態と第7の実施の形態とを組み合わせた場合、車両の速度が10km/h以上か否かで走行中かあるいは駐車中/停車中かを判定し、駐車中/停車中の場合にはMPPT制御の制御周期を低速化し、走行中の場合には車両の速度がV以上か否かを判定し、V未満の場合にはMPPT制御の制御周期を高速化し、V以上の場合にはMPPT制御の制御周期を低速化する。また、第4の実施の形態と第8の実施の形態とを組み合わせた場合、車両の速度が10km/h以上か否かで走行中かあるいは駐車中/停車中かを判定し、駐車中/停車中かの場合にはMPPT制御の制御周期を低速化し、走行中の場合には車両の速度がV以上か否かを判定し、V未満の場合にはMPPT制御の制御周期を高速化し、V以上の場合には固定電圧制御とする。
また、第9の実施の形態では車両の速度がVkm/h以上の場合に固定電圧制御を行い、Vkm/h未満の場合には各速度範囲に適した制御周期でMPPT制御を行う構成としたが、固定電圧制御は無しで、Vkm/h以上の場合も長い制御周期でMPPT制御を行い、全ての速度範囲において各速度範囲に適した制御周期でMPPT制御を行う構成としてもよい。
1,2,3,4,5,6,7,8,9…太陽電池システム、10…太陽電池パネル、11,12,13,14,15,16,17,18,19…制御装置、11a,13b,15b…スイッチング回路、11b,13c,15c…高速MPPT、11c,13d,15d…低速MPPT、12a,14b,16b,17b,18b,19b…制御周期可変型MPPT、13a,14a,15a,16a,17a,18a,19a…速度判定器、18c,19c…固定電圧制御、20…出力先装置。

Claims (9)

  1. 車両に搭載される太陽電池の出力を少なくともMPPT制御する制御装置であって、
    車両が走行状態かあるいは停車状態かを判定する判定手段を備え、
    前記判定手段で走行状態と判定した場合と停車状態と判定した場合とで制御方法を変更し、
    前記判定手段で走行状態と判定した場合、車両の速度が所定速度以上のときには車両の速度が所定速度未満のときよりも太陽電池の出力制御を抑制し、
    前記出力制御の抑制は、車両の速度が所定速度未満のときよりもMPPT制御の制御周期を長くする又は太陽電池の出力を固定電圧制御することである、
    ことを特徴とする車載用太陽電池の制御装置。
  2. 前記判定手段で走行状態と判定した場合には停車状態と判定した場合よりもMPPT制御の制御周期を短くすることを特徴とする請求項1に記載の車載用太陽電池の制御装置。
  3. 前記判定手段は、イグニッションスイッチの状態又は/及び車両の速度に基づいて走行状態かあるいは停車状態かを判定することを特徴とする請求項1又は2に記載の車載用太陽電池の制御装置。
  4. 前記判定手段は、イグニッションスイッチの状態に基づいて判定する場合、イグニッションスイッチがON状態のときに走行状態と判定し、イグニッションスイッチがOFF状態のときに停車状態と判定することを特徴とする請求項3に記載の車載用太陽電池の制御装置。
  5. 前記判定手段は、車両の速度に基づいて判定する場合、車両の速度が停車状態判定速度以上のときに走行状態と判定し、車両の速度が停車状態判定速度未満のときに停車状態と判定することを特徴とする請求項3に記載の車載用太陽電池の制御装置。
  6. 前記判定手段は、イグニッションスイッチの状態及び車両の速度に基づいて判定する場合、イグニッションスイッチがON状態かつ車両の速度が停車状態判定速度以上のときに走行状態と判定し、イグニッションスイッチがOFF状態又はイグニッションスイッチがON状態かつ車両の速度が停車状態判定速度未満のときに停車状態と判定することを特徴とする請求項3に記載の車載用太陽電池の制御装置。
  7. イグニッションスイッチがOFF状態の場合、前記判定手段での車両の速度に基づく判定を禁止することを特徴とする請求項6に記載の車載用太陽電池の制御装置。
  8. 制御周期が異なる複数のMPPTと、
    前記判定手段の判定結果に応じて前記複数のMPPTのうちのいずれかの1つのMPPTに切り替える切替手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の車載用太陽電池の制御装置。
  9. 制御周期を変更可能なMPPTと、
    前記判定手段の判定結果に応じて前記MPPTの制御周期を切り替える切替手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の車載用太陽電池の制御装置。
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