JP5970878B2 - 舶用ディーゼルエンジン排ガス処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、船舶に搭載される舶用ディーゼルエンジンからの排ガスを処理する舶用ディーゼルエンジン排ガス処理装置に関する。
舶用ディーゼルエンジンから排出される排気ガスには、窒素化合物(NOx)、硫黄酸化物SOx、の他、炭素を主成分とする粒子状物質(PM:Particulate Matter)などの有害物質が含まれている。特に、粒子状物質は、人間が呼吸により粒子状物質を体内に吸い込むと様々な健康被害が発生することが知られており、粒子状物質を効率良く除去する粒子状物質除去装置が必要となる。
このような舶用ディーゼルエンジンの粒子状物質除去装置として、排気ダクト中に、フィルタを設置する方法があるが、フィルタは目詰まりし易く、圧力損失が大きいなどの課題がある。これに対して電気集塵機は、目詰まりせず、圧力損失が小さいため、内燃機関の排気ダクトに取り付けるには有効である。
このため、従来、ディーゼルエンジンの排ガス中に含まれる粒子状物質を帯電させる放電電極、及び帯電された粒子状物質を集する集塵電極を有する電気集塵手段と、集塵電極に集されて滞留する粒子状物質を集塵電極から剥離させる剥離手段と、集塵電極から剥離された粒子状物質を分別して捕集するサイクロン方式の分別集手段とを備えディーゼルエンジン排ガス浄化装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、石炭炊きボイラーの被処理ガス中の帯電した粒子状物質をダストとして集する集塵極を有する電気集塵装置であって、集塵電極を上下方向の複数の集塵電極で構成し、各集塵電極を槌打装置で槌打ちすることにより、集塵電極で集したダスト層をフレーク状に落としてホッパーに回収することが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
さらに、ごみ焼却炉の電機集塵機で集したEP集灰をセメントで固化するに当たり、EP集灰に塩化カルシウムと消石灰を配合することにより、セメントで固化したときの固化物の強度を向上させるEP集灰の無害固化方法が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特開2006−136766号公報 特開2000−167433号公報 特開平5−329460号公報
ところで、上記特許文献1及び2に記載された従来例にあっては、集塵電極で集した粒子状物質を集塵電極に振動を与えて剥離させるようにしているが、剥離した粒子状物質の保存についてはなんら開示されていない。
上記特許文献3では、ごみ焼却炉のEP集灰をセメントで固化することが開示されている。具体的には、EP集灰を固化するために、塩化カルシウムと消石灰とをEP集灰に配合してからポルトランドセメントを配合し、さらに水を添加してよく混練してから固化している。しかし、EP集灰そのものを固化するのではなく、EP集灰の分量を越える塩化カルシウム、消石灰、セメント及び水を必要とするので、嵩張るとともに粒子状物質の固化処理に手間がかかる。このため、舶用ディーゼルエンジンの排ガス処理装置には適用できないという未解決の課題がある。
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、舶用ディーゼルエンジンから排出される排ガス中に含まれる粒子状物質の固化処理を嵩張ることなく容易に行うことができる舶用ディーゼルエンジン排ガス処理装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に掛かる舶用ディーゼルエンジン排ガス処理装置の第1の態様は、船舶に搭載される舶用ディーゼルエンジンの燃焼による排ガス中の粒子状物質を集する電気集塵装置を備えた舶用ディーゼルエンジン排ガス処理装置であって、前記電気集塵装置で集した粒子状物質を剥離して搬送する剥離搬送部と、該剥離搬送部で搬送された粒子状物質をスクリュー圧縮して減容化するスクリュー圧縮部とを備え、前記スクリュー圧縮部は、入力される粒子状物質を一端側で受け取って他端側にスクリュー搬送するスクリュー搬送部と、該スクリュー搬送部の他端に連接して当該スクリュー搬送部から搬送される粒子状物質を圧縮貯留する貯留位置と、該貯留位置とは離間した貯留した圧縮状態の粒子状物質を排出する排出位置との間で可動自在に配置された少なくとも2つの第1貯留部及び第2貯留部と、前記第1貯留部及び前記第2貯留部を交互に前記貯留位置と、前記排出位置との間で可動させる可動部とを備えている。
この第1の態様によると、電気集塵装置で集した粒子状物質を剥離搬送部で剥離してスクリュー圧縮部へ搬送する。そして、このスクリュー圧縮部で搬送された粒子状物質を圧縮して減容化する。このため、粒子状物質のみを圧縮して減容化することができ、嵩張ることなく粒子状物質を固化させることができる。
また、の態様によると、スクリュー搬送部で入力される粒子状物質を貯留位置に配置された第1貯留部及び第2貯留部の一方に搬送し、第1貯留部及び第2貯留部の一方に圧縮状態で貯留する。そして、貯留位置の第1貯留部及び第2貯留部の一方への粒子状物質の圧縮が完了すると可動部によって排出位置に移動させて圧縮した粒子状物質を排出する。これと同時に第1貯留部及び第2貯留部の他方を排出位置から圧縮位置に移動させる。このため、粒子状物質の圧縮を連続的に行うことができる。
また、本発明にかかる舶用ディーゼルエンジン排ガス処理装置の第の態様は、前記排出位置には、前記第1貯留部及び前記第2貯留部から圧縮粒子状物質を押し出す押し出し機構を備えている。
この第の態様によると、排出位置に押出機構を備えているので、第1貯留及び第2貯留部に貯留された圧縮された粒子状物質を外部へ押出すことができる。
また、本発明に係る舶用ディーゼルエンジン排ガス処理装置の第の態様は、前記第1貯留部及び前記第2貯留部のそれぞれは、両端を開放した筒状に形成され、
前記可動部は、前記貯留位置及び前記排出位置で前記第1貯留部及び第2貯留部の一端を開放する連通孔を有し、前記貯留位置及び前記排出位置間で前記第1貯留部及び第2貯留部の一端を閉塞する第1の案内板と、前記排出位置でのみ前記第1貯留部及び第2貯留部の他端を開放する連通孔を有する第2の案内板と、前記第1貯留部及び第2貯留部を貯留位置及び排出位置間で回転させる回転機構とを備えている。
この第の形態によると、両端を開放した第1貯留部及び第2貯留部が第1の案内板及び第2の案内板によって案内されるので、圧縮位置では第1貯留部及び第2貯留部の一方が第1の案内板の連通孔を介してスクリュー搬送部に連通する。一方、排出位置では、第1貯留部及び第2貯留部の他方が第1の案内板の連通孔と第2の案内板の連通孔とで両端を開放されることにより、貯留している圧縮した粒子状物質を押し出すことができる。
また、本発明に係る舶用ディーゼルエンジン排ガス処理装置の第の態様は、前記回転機構が、前記第1貯留部及び前記第2貯留部を前記第1の案内板及び第2の案内板間で回転可能に支持する回転支持部と、該回転支持部を前記第1貯留部及び前記第2貯留部の一方が前記貯留位置となり、他方が排出位置となるように回転させる回転駆動部とを備えている。
この第の態様によると、回転支持部によって第1貯留部及び第2貯留部が回転可能に支持され、この回転支持部を、回転駆動部によって、前記第1貯留部が前記貯留位置となり、前記第2貯留部が排出位置となる状態から、前記第1貯留部が前記排出位置となり、前記第2貯留部が貯留位置となる状態に回転させる。
また、本発明に係る舶用ディーゼルエンジン排出装置の第の態様は、前記スクリュー搬送部の回転負荷を検出する負荷検出部と、該負荷検出部で検出した回転負荷が設定値に達するまでの間前記スクリュー搬送部を搬送制御し、前記負荷検出部で検出した負荷が設定値に達したときに、前記スクリュー搬送部の搬送を停止させてから前記回転機構を、前記第1貯留部及び前記第2貯留部の一方を前記貯留位置から前記排出位置に、前記第1貯留部及び前記第2貯留部の他方を前記排出位置から前記貯留位置に回転させる駆動制御部とを備えている。
この第の態様によると、負荷検出部で、スクリュー搬送部による第1貯留部又は第2貯留部への粒子状物質の圧縮状態に応じた回転負荷を検出し、検出した回転負荷が設定値に達したときに、駆動制御部で第1貯留部又は第2貯留部の圧縮した粒子状物質の貯留を完了したことを検出し、スクリュー搬送部を停止させてから、回転機構を回転させて貯留位置にある第1貯留部及び第2貯留部の一方を排出位置に移動させ、且つ第1貯留部及び第2貯留部の他方を貯留位置に移動させる。このため、第1貯留部又は第2貯留部の一方に対する粒子状物質の貯留が完了する毎に、自動で連続的に貯留位置及び排出位置間で交互に回転させることができる。
また、本発明に係る舶用ディーゼルエンジン排ガス処理装置の第の態様は、前記駆動制御部は、前記回転機構の回転が終了した後に前記押し出し機構を作動させて、前記排出位置にある前記第1貯留部及び前記第2貯留部の一方から圧縮された粒子状物質を押し出す。
この第の態様によると、第1貯留部及び第2貯留部の一方が排出位置に到達すると、駆動部によって押し出し機構を作動させるので、第1貯留部及び第2貯留部の一方から圧縮された粒子状物質を押し出すことができる。
また、本発明に係る舶用ディーゼルエンジン排ガス処理装置の第7の態様は、前記可動部は、前記第1貯留部及び前記第2貯留部を前記貯留位置及び前記排出位置間に直線移動させる直線移動機構を備えている。
この第の態様によると、第1貯留部及び第2貯留部を直線移動機構によって、貯留位置及び排出位置間で直線運動させるので、設置位置での占有空間を狭くすることができる。
また、本発明に係る舶用ディーゼルエンジン排ガス処理装置の第8の態様は、前記剥離搬送部は、前記電気集塵装置で集した粒子状物質に気体を噴射して剥離させて気体搬送する気体搬送部と、該気体搬送部で搬送された粒子状物質を含む気体から固気分離して粒子状物質を分離する固気分離部とを備えている。
この第8の態様は、電気集塵装置で集した粒子状物質を気体搬送部で剥離させて気体搬送するので、集塵電極に振動を与える槌打装置を設ける必要がなく、騒音を発生することなく集した粒子状物質を剥離して搬送することができる。そして、気体搬送された粒子状物質を固気分離部で固気分離するので、粒子状物質のみをスクリュー圧縮部に送ることができる。
また、本発明に係る舶用ディーゼルエンジン排ガス処理装置の第9の態様は、前記気体搬送部が、前記電気集塵装置の粒子状物質を集する集空間の軸方向の一端側に設けられた気体噴射部と、前記集空間の軸方向の他端側及び前記固気分離部の入力側間に配設されたエジェクタ機構とで構成されている。
この第9の態様によると、電気集塵装置の集空間で集した粒子状物質を気体噴射部によって気体を噴射することにより剥離させ、エジェクタ機構で固気分離部へ気体搬送することができ、フワフワした粒子状物質を効率よく固気分離部へ搬送することができる。
また、本発明に係る舶用ディーゼルエンジン排気ガス処理装置の第1の態様は、前記固気分離部は、サイクロン集塵機で構成され、該サイクロン集塵機で分離された気体を前記電気集塵装置の排ガス入側に戻す戻し配管が設けられている。
この第1の態様によれば、サイクロン集塵機で気体搬送部から搬送された粒子状物質を含む気体を粒子状物質と気体とに固気分離し、粒子状物質をスクリュー圧縮部に供給することができると共に、分離された気体を戻し配管を介して電気集塵装置の排ガス入側に戻すので、分離された気体中に粒子状物質が残留している場合でもこれが外部に放出されることを確実に防止することができる。
本発明によれば、舶用ディーゼルエンジンから排出される排ガスを電気集塵装置で粒子状物質を集し、集した粒子状物質を剥離搬送部で剥離してスクリュー圧縮部へ搬送する。そして、スクリュー圧縮部で搬送された粒子状物質を圧縮して減容化するので、粒子状物質のみを効率良く圧縮して固化させることができる。
本発明に係る舶用ディーゼルエンジン排ガス処理装置の一実施形態を示すシステム構成図である。 電気集塵機の要部を示す斜視図である。 電気集塵装置の具体的構成を示す全体構成図である。 剥離搬出部を示す模式図である。 スクリュー圧縮部を示す断面図である。 図5のA−A線状の断面図である。 スクリュー圧縮部の貯留状態を示す図である。 第1貯留部を排出位置に移動させた状態を示す図である。 押し出し機構で粒子状物質を押し出した状態を示す図である。 スクリュー圧縮部の駆動回路を示すブロック図である。 駆動回路のコントローラで実行する圧縮制御処理手順の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の第1の実施形態を示す全体構成図である。
図中、1は例えば総トン数が数千トン以上の比較的大きな船舶である。この船舶1には、スクリュープロペラ等の推進機2を回転駆動する主機用ディーゼルエンジンや、船内の電源等を賄う補機用ディーゼルエンジンなどの舶用ディーゼルエンジン3を備えている。
この舶用ディーゼルエンジン3からは、燃料の燃焼による排ガスが排出される。この排ガスには、前述したように、窒素酸化物(N0x)、硫黄酸化物(SOx)、炭素を主成分とする粒子状物質(PM)が含有されている。
この舶用ディーゼルエンジン3から排出される排ガスは、先ず、配管4を介してSCR脱硝装置5に供給される。このSCR脱硝装置5は、排気ガス通路に設けたチタン・バナジウム系の脱硝触媒に還元剤となるアンモニアを供給することにより、排ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)と反応させて水と窒素とに分解するアンモニア選択接触還元法(SCR法)が適用されている。そして、触媒に供給するアンモニアは、尿素タンク6に貯留された尿素水を空気と混合させた尿素水などの液状還元剤を噴射ノズル5aから噴射し、尿素を分解することにより生成する。
このSCR脱硝装置5から出力される窒素酸化物(NOx)を除去した排ガスは、電気集塵装置7に供給され、この電気集塵装置7で、排ガス中に含まれる炭素を主成分とする粒子径が100μm以下の粒子状物質(PM)を除去する。この電気集塵装置7から排出される粒子状物質を除去した排ガスは、熱交換を行うエコノマイザ8を介して海水スクラバ9に供給され、この海水スクラバ9で排ガスに海水を噴霧して排ガス中に含まれる窒素酸化物(SOx)を除去してからサイレンサ10Aを介して煙突10Bから大気に放出される。
電気集塵装置7は、ディーゼルエンジン3の排気ガス中に含まれる炭素を主成分とする粒子径が100μm以下の粒子状物質(PM:Particulate Matter)、特に粒子径が10μm以下の浮遊粒子状物質(SPM:Suspended Particulate Matter)を集可能な電気集塵装置である。
この電気集塵装置7は、図1に示すように、電気集塵装置本体7Aと、この電気集塵装置本体7Aに供給する高電圧又は電流を制御する集塵制御部7Bとで構成されている。
電気集塵装置本体7Aは、図2に示すように、ディーゼルエンジン3から供給される粒子状物質含有ガスを導入する裁頭角錐筒状のガス導入部15と、このガス導入部15の下流側に形成された粒子状物質含有ガスを旋回流として送り出す旋回流形成部16と、この旋回流形成部16の下流側に配置された例えば断面が12面体の放電電極17を支持する電極支持部18と、この電極支持部18の下流側に配置された電気集塵部19と、最下流に配置された放電電極支持部20とを備えている。
電気集塵部19は、放電電極17を半径方向に所定距離を保って覆う例えばステンレス製で円筒状の筒状電極21と、この筒状電極21を囲んで支持する筒状筐体を構成する角筒状のケーシング電極22とで構成されている。
ここで、放電電極17は、図に示すように、外周面に円周方向に90°間隔で4つの針状電極17aを形成した電極群が3組軸方向に所定間隔を保ち各電極群で円周方向に30°ずれた関係で多数形成されている。
また、筒状電極21の円筒面には、放電電極17の針状電極部17aと対向する位置に、粒子状物質の粒子径より十分に大きい幅(例えば数mm程度)を有し、円周方向に延長する長円形の貫通孔21aが多数形成されている。この貫通孔21aの形状は、長円形とする場合に限らず、円形としてパンチングパイプを適用するようにしてもよい。
そして、図2に示すように、放電電極17と筒状電極21及びケーシング電極22との間に放電電極17を負極側とし、筒状電極21及びケーシング電極22を正極側とする103〜105ボルト程度の直流高電圧電源DCを接続し、さらに正極側を接地する。この状態で、放電電極17と筒状電極21の間に粒子状物質含有ガスを旋回気流として供給すると、粒子状物質含有ガスに含まれる粒子状物質はコロナ放電を浴びて帯電する。そして、放電電極17と筒状電極21間の電界により粒子状物質にクーロン力が働き、粒子状物質が筒状電極21へ向けて運動を始める。粒子状物質は質量を持つために、慣性力によってそのまま筒状電極21の貫通孔21aを通過して筒状電極21及びケーシング電極22間の半閉空間である集空間23に導かれる。
この集空間23では、流れ場は非常に緩やかなため、粒子状物質は流れ場の影響を受けにくく、粒子状物質は自分自身の電荷と筒状電極21及びケーシング電極22間の電位差による電気影像力を受けて、筒状電極21の外周面及びケーシング電極22の内周面に移動付着して集される。なお、数値解析によれば、筒状電極21内のガス流路における粒子状物質含有ガス主流の流速に比べ、集空間23の大部分で約1/20〜1/10程度、局所的に1/4程度の流速となることが確認されている。
さらに、ケーシング電極22の軸方向両端部が、図3に示すように、中心開口24を有する端板25a及び25bによって閉塞され、これら端板25a及び25bの中心開口24が筒状電極21と連通されている。
筒状電極21、ケーシング電極22、端板25a及び25bで囲まれる半閉空間が粒子状物質の集空間23とされ、この集空間23内における端板25a及び25bに集した粒子状物質を剥離して搬送する剥離搬送部26が形成されている。
また、剥離搬送部26は、図4に示すように、気体搬送部26Aと固気分離部26Bとで構成されている。
気体搬送部26Aは、気体噴射部27Aとエジェクタ機構27Bとを備えている。気体噴射部27Aは、例えば下側の端板25aのケーシング電極22に囲まれる4隅にそれぞれ4つの気体噴射ノズル28が気体としての空気を下方に向けて筒状電極21の外周面及びケーシング電極22の内周面に沿わせて噴射するように配置されている。これら気体噴射ノズル28は外部に配置されたコンプレッサ29に接続されて、このコンプレッサ29から圧縮空気が供給される。これら気体噴射ノズル28から噴射される空気によって集空間23内に集された粒子状物質が剥離されて下方に搬送される。
また、気体噴射部27Aは、例えば下側の端部25bのケーシング電極22に囲まれる4隅にそれぞれ気体噴射ノズル28と対向して4つの気体吸引部30が配置されている。これら気体吸引部30は、図4に示すように、外部に配置されたエジェクタ機構31に配管を介して接続されている。このエジェクタ機構31は、気体吸引部30から剥離された粒子状物質を含む気体を、外部のエジェクタポンプ32Pからブロア32Bによって供給される圧縮空気によって配管33を介して上方に搬送し、固気分離部を構成するサイクロン集塵機34に供給する。
サイクロン集塵機34は、供給される粒子状物質を含む気体を粒子状物質と気体とに固気分離し、分離した粒子状物質を下端に接続されたスクリュー圧縮部40に供給し、分離した気体を配管35を介して電気集塵装置本体7Aの排ガス入力口に戻す。
スクリュー圧縮部40は、図5〜図9に示すように構成されている。すなわち、スクリュー圧縮部40は、図5に示すように、スクリュー搬送部40Aと、少なくとも2つの第1貯留部40B及び第2貯留部40Cと、これら第1貯留部40B及び第2貯留部40Cを貯留位置及び排出位置に可動させる可動部40Dと、スクリュー搬送部40Aと180度異なる位置に配置された押し出し機構40Eとを備えている。
スクリュー搬送部40Aは、円筒体41内に螺旋状のスクリュー42を回転自在に配置した構成を有する。円筒体41には、サイクロン集塵機34の下端に接続された粒子状物質供給口41aを有する。
円筒体41は、後述する可動部40Dの第1の案内板60Aに支持されている。スクリュー42の中心軸42aは、左端部が円筒体41に支持されたトルクモータ47の回転軸に連結され、トルクモータ47によって一定方向に粒子状物質供給口41aから供給される粒子状物質を右端側に搬送し、貯留位置に配置された第1貯留部40B又は第2貯留部40C内で粒子状物質を圧縮するように回転駆動される。
第1貯留部40B及び第2貯留部40Cは、スクリュー42を支持した円筒体41の内周面と連通可能な内周面を有し、軸方向の両端を開放した円筒体51を有し、可動部40Dによって円筒体41に対向する貯留位置とこの貯留位置とは180度回転した押し出し機構に対向する排出位置との間で回転可能に支持されている。
可動部40Dは、図5に示すように、第1貯留部40B及び第2貯留部40Cをその軸方向の両端に接触して案内する第1の案内板60A及び第2の案内板60Bと、第1貯留部40B及び第2貯留部40Cの一方を貯留位置から排出位置へ、他方を排出位置から貯留位置へ回転させる回転機構61とを備えている。
第1の案内板60Aは、図5及び図6に示すように、方形板状に形成され、スクリュー搬送部40Aの円筒体41に対向する貯留位置に連通孔60aが形成されているとともに、押し出し機構40Eに対向する排出位置に連通孔60bが形成されている。
第2の案内板60Bは、図5に示すように、方形板状に形成され、押し出し機構40Eに対向する排出位置に連通孔60cが形成されている。そして、第1の案内板60A及び第2の案内板60Bは図6に示すように4隅位置で4本の連結シャフト60dで互いに平行に連結されている。
回転機構61は、図5及び図6に示すように180度の間隔を保って回転可能に支持する回転支持部62と、この回転支持部62を回転駆動する回転駆動部としてのロータリアクチュエータ63とを備えている。
回転支持部62は、第1の案内板60A及び60Bに軸受64及び65を介して回転自在に支持された回転軸66と、この回転軸66の外周面の図6で見て円周方向に180度離れた位置から半径方向に突出し、先端に第1貯留部40B及び第2貯留部40Cを支持する支持板部67a及び67bとを備えている。そして、回転軸66がロータリアクチュエータ63に連結されている。
ロータリアクチュエータ63は、図5に示すように、第1の案内板60Aに固定支持されている。このロータリアクチュエータ63は、回転支持部62、第1貯留部40B及び第2貯留部40Cを180度ずつ回転駆動する。すなわち、回転支持部62、第1貯留部40B及び第2貯留部40Cを、第1貯留部40B及び第2貯留部40Cの一方が貯留位置にあり、他方が排出位置にある状態から第1貯留部40B及び第2貯留部40Cの一方が排出位置となり、他方が貯留位置となるように180度回転駆動する。
押し出し機構40Eは、図5に示すように、固定部に固定支持されたエアシリンダ71を有し、このエアシリンダ71の伸縮ロッド71aの先端に連通孔60bを通じて第1貯留部40B及び第2貯留部40Cの円筒体51内に挿通される押出板71bが取付けられている。そして、エアシリンダ71は、常時は、図7に示すように、押出板71cの右端面が第1貯留部40B及び第2貯留部40Cの円筒体51の左端面より左方に僅かに離間した挿通孔60b内の位置を取り、押出時に図9に示すように、押出板71cの右端面が第2の案内板60Bの連通孔60c内に挿通されて第2の案内板60Bの右端面より僅かに右方に突出するようにストロークが設定されている。
そして、スクリュー搬送部40Aのトルクモータ47、可動部40Dのロータリアクチュエータ63及び押し出し機構40Eのエアシリンダ71が図10に示す駆動制御部80によって駆動制御される。この駆動制御部80は、始動スイッチ81のスイッチ信号が入力される例えばマイクロコンピュータで構成されるコントローラ82を備えている。
また、駆動制御部80は、コントローラ82から出力されるトルクモータ駆動指令及びトルクモータ停止指令が入力されてトルクモータ47を回転駆動するモータ駆動回路83を備えている。
さらに、駆動制御部80は、コントローラ82から出力されるロータリアクチュエータ回転駆動指令が入力されてロータリアクチュエータ63を回転駆動するアクチュエータ駆動回路84を備えている。
また、駆動制御部80は、コントローラ82から出力されるエアシリンダ前進駆動指令及びエアシリンダ後退駆動指令が入力されてエアシリンダ71を伸縮制御するシリンダ駆動回路85を備えている。
さらに、駆動制御部80は、モータ駆動回路83からトルクモータ47へ出力される駆動電流に基づいて回転負荷を検出し、コントローラ82に供給する回転負荷検出部86を備えている。
また、ロータリアクチュエータ63は、180度回転する毎にスイッチ信号を出力するアクチュエータスイッチ63aを内蔵しており、このアクチュエータスイッチ63aのスイッチ信号がコントローラ82に入力されている。
さらに、エアシリンダ71も、押出板71bの右端が第2の案内板60Bの右端面に達する伸縮ロッド71aの最大伸長位置を検出するエアシリンダスイッチ71cを内蔵しており、エアシリンダスイッチ71cのスイッチ信号がコントローラ82に入力されている。
コントローラ82では、図11に示す圧縮制御処理を実行する。
この圧縮制御処理は、先ず、ステップS1で、回転負荷検出部86の回転負荷検出値RLを読込み、次いでステップS2に移行して、読込んだ回転負荷検出値RLが予め設定した第1貯留部40B又は第2貯留部40Cに粒子状物質が所定量圧縮された状態で貯留された圧縮貯留時の回転負荷検出値RLに相当する設定値RLsに達したか否かを判定する。
このステップS2の判定結果が、RL<RLsであるときには、第1貯留部40B又は40Cへの粒子状物質の圧縮貯留量が設定量に達していないものと判断してステップS3に移行し、トルクモータ47が回転駆動中であることを表す駆動フラグFSが“1”にセットされているか否かを判定する。この判定結果が、駆動フラグFSが“1”にセットされているときにはそのまま前記ステップS1に戻る。一方、ステップS3の判定結果が、駆動フラグFSが“0”にリセットされているときにはステップS4に移行して、トルクモータ駆動指令をモータ駆動回路83に出力して、モータ駆動回路83によってトルクモータ47を駆動開始させる。次いで、ステップS5に移行して、駆動フラグFSをトルクモータ駆動中を表す“1”にセットしてから前記ステップS1に戻る。
一方、ステップS2の判定結果が、回転負荷検出値RLが設定値RLs以上(RL≧RLs)であるときには、第1貯留部40B又は第2貯留部40Cへの粒子状物質の圧縮量が所定量に達したものと判断してステップS6に移行して、トルクモータ駆動停止指令をモータ駆動回路83に出力して、モータ駆動回路83でトルクモータ47を停止させてからステップS7に移行する。
このステップS7では、駆動フラグFSをモータ停止中を表す“0”にリセットしてからステップS8に移行し、ロータリアクチュエータ回転駆動指令をアクチュエータ駆動回路84に出力し、このアクチュエータ駆動回路84でロータリアクチュエータ63の回転駆動を開始させる。
次いで、ステップS9に移行して、アクチュエータスイッチ63aのスイッチ信号を読込み、オン状態となるアクチュエータスイッチ信号が入力されているか否かを判定し、オン状態となるアクチュエータスイッチ信号が入力されていないときには前記ステップS9に戻り、オン状態となるアクチュエータスイッチ信号が入力されたときには第1貯留部40B及び第2貯留部40Cの一方が貯留位置から排出位置に達し、他方が排出位置から貯留位置に達したものと判断してステップS11に移行する。
このステップS11では、トルクモータ駆動指令をモータ駆動回路83に出力して、このモータ駆動回路83でトルクモータ47の回転駆動を開始させ、次いでステップS12に移行し、駆動フラグFSを“1”に設定してからステップS13に移行する。
このステップS13では、エアシリンダ前進駆動指令をシリンダ駆動回路85に出力し、このシリンダ駆動回路85でエアシリンダ71の伸縮ロッド71aを伸長開始させる。
次いで、ステップS14に移行して、エアシリンダスイッチ71cのスイッチ信号を読込み、次いでステップS15に移行して、オン状態となるエアシリンダスイッチ信号が入力されたか否かを判定し、オン状態となるエアシリンダスイッチ信号が入力されていないときには前記ステップS14に戻り、オン状態となるエアシリンダスイッチ信号が入力されたときには押出板71bが第2の案内板60Bの右端に達して圧縮貯留した粒子状物質の押し出しが完了したものと判断してステップS16に移行し、エアシリンダ後退駆動指令をシリンダ駆動回路85に出力し、シリンダ駆動回路85によって伸縮ロッド71aを収縮させてから前記ステップS1に戻る。
次に、上記実施形態の動作を説明する。
舶用ディーゼルエンジン3から排気される排ガスは、まず、SCR脱硝装置5に供給し、このSCR脱硝装置5で排ガスに尿素水に空気を混合して噴射することにより、窒素酸化物(NOx)を除去する。
次いで、窒素酸化物(NOx)を除去した排ガスを電気集塵装置7に供給し、この電気集塵装置7の電気集塵装置本体7Aで排ガス中に含まれる粒子状物質(PM)を除去する。この電気集塵装置本体7Aでは、ガス導入部15から旋回流形成部16で旋回気流として電気集塵部19の筒状電極21内に流される。粒子状物質含有ガスは、筒状電極21を通過する際に、前述したように、粒子状物質がコロナ放電によって帯電され、帯電された粒子状物質がクーロン力によって筒状電極21の貫通孔21aを通じて筒状電極21の外側の集空間23に移動し、筒状電極21の外周面及びケーシング電極22の内周面に付着集される。
付着集された粒子状物質が多くなると、剥離搬送部26を作動させて、気体噴射部27Aの気体噴射ノズル28から空気等の気体を下方に向けて噴射することにより、筒状電極21の外周面及びケーシング電極22の内周面に付着集された粒子状物質を剥離させる。そして、剥離した粒子状物質を含む気体を下端側の気体吸収部30からエジェクタ機構31に供給し、このエジェクタ機構31でエジェクタポンプ32から供給される圧縮気体によってサイクロン集塵機34に気体搬送する。
この場合の粒子状物質の剥離は、筒状電極21の内部に粒子状物質含有ガスを通流させて、粒子状物質をコロナ放電によって帯電させて、クーロン力により貫通孔21aを通じて集空間23に移動させる集塵状態を維持したまま4つの気体噴射ノズル28から圧縮空気を所定流量で下方に噴射する。これら気体噴射ノズル28から噴射された圧縮空気は、拡散されて筒状電極21の外周面及びケーシング電極22の内周面に沿って下降し、これらに付着集されている粒子状物質を剥離して下方へ吹き飛ばす。一方、集空間23の下方では、4つの気体吸引部30がエジェクタ機構31で吸引されるので、噴射空気によって吹き飛ばされた粒子状物質が空気とともに下降して気体吸引部30を通り、エジェクタ機構31によってサイクロン集塵機34に搬送される。
この剥離搬送部26によって粒子状物質を剥離して搬送する際に、気体噴射ノズル28の近傍の筒状電極21には貫通孔21aが形成されていない貫通孔非形成領域21bが形成されており、気体噴射ノズル27から噴射された空気が筒状電極21内に流入することを確実に防止することができる。同様に、気体吸引部30の近傍の筒状電極21にも貫通孔非形成領域21cが形成されているので、気体吸引部30で吸引される粒子状物質を含む空気のみを吸引し、筒状電極21の内部を通る粒子状物質が除去されたガスを吸引することを確実に防止することができる。
さらに、筒状電極21の貫通孔21aの開口比βが抵抗係数Kを大きくする値である0.4〜0.5に形成されているので、粒子状物質を含む空気が貫通孔21aを通じて筒状電極21内に侵入することを確実に防止することができる。
また、電気集塵装置7で粒子状物質が除去された排ガスは、エコノマイザ8で熱交換されてから海水スクラバ9に供給され、この海水スクラバ9で、排ガスに海水を噴射することにより、排ガスから硫黄酸化物(SOx)を除去する。
そして、海水スクラバ9から排出される清浄化された排ガスがサイレンサ10Aを通じて煙突10Bから大気に放出される。
一方、サイクロン集塵機34では電気集塵装置本体7Aの集空間23から剥離された粒子状物質と空気とが分離されて、空気は配管35を通じて電気集塵装置本体7Aの排ガス入力側に戻される。このため、サイクロン集塵機34で分離された空気に粒子状物質が残留する場合でもこの粒子状物質が大気に放出されることはなく、再度電気集塵装置本体7Aに入力されて粒子状物質が除去される。
また、サイクロン集塵機34で分離された粒子状物質は、サイクロン集塵機34の下端からスクリュー圧縮部40のスクリュー搬送部40Aの粒子状物質供給口41aに供給される。
このとき、図7に示すように、例えば第1貯留部40Bが貯留位置にあり、第2貯留部40Cが排出位置にあるものとし、第1貯留部40Bの圧縮貯留量が所定圧縮貯留量に達していないものとする。また、前述した図10に示す駆動制御部80において、始動スイッチ81がオン状態となって、コントローラ82が作動開始状態となっているものとする。
この状態では、コントローラ82では、図11に示す圧縮制御処理が実行される。このため、回転負荷検出部86から回転負荷検出値RLを読込んだときに、RL<RLsとなるので、ステップS3に移行して、駆動フラグFSが“0”にリセットされているときには、ステップS4に移行して、トルクモータ駆動指令をモータ駆動回路83に出力する。このため、モータ駆動回路83でトルクモータ47が回転駆動される。これによって、図7に示すように、トルクモータ47に中心軸42aが連結されているスクリュー42が回転駆動されて、粒子状物質供給口41aに入力される粒子状物質がスクリュー42によって順次第1貯留部40Bに搬送される。この第1貯留部40Bでは、円筒体51の右端が第2の案内板60Bによって閉塞されているので、スクリュー41で順次搬送される粒子状物質が圧縮されながら貯留される。このため、粒子状物質が減容化されて固化される。
そして、第1貯留部40Bへの粒子状物質の圧縮貯留量が増加するにつれて、トルクモータ47の負荷が大きくなり、これによってトルクモータ47を駆動する駆動電流が増加する。この駆動電流の増加が回転負荷検出部86で回転負荷検出値RLとして検出される。この回転負荷検出値RLがコントローラ82に供給されるので、ステップS2の判定結果が、RL≧RLsとなる。
このため、ステップS6に移行して、トルクモータ駆動停止指令がモータ駆動回路83に出力される。このためモータ駆動回路83によるトルクモータ47の回転駆動が停止され、スクリュー42の回転駆動が停止されて粒子状物質の搬送が一次停止される。
次いで、コントローラ82からロータリアクチュエータ回転駆動指令がアクチュエータ駆動回路84に出力され、このアクチュエータ駆動回路84でロータリアクチュエータ63が回転開始される。これにより、第1貯留部40Bが排出位置側に向かい、第2貯留部40Cが貯留位置部側に向かう。このとき、粒子状物質が圧縮されて貯留されている第1貯留部40Bはその第1の案内板60A側の左端面が貯留位置から離れるに従って第1案内板60Aの右端面によって徐々に閉塞される。円筒体51の内周面が連通孔60aと連通しない状態となると、円筒体51の左端面が第1の案内板60Aの右端面で確実に閉塞される。円筒体51の右端面は第2の案内板60Bの左端面によって閉塞された状態を維持する。
この円筒体51の左端面の閉塞状態が、円筒体51が排出位置の第1の案内板60Aの連通孔60bに連通する状態となるまで継続される。
そして、図8に示すように、第1貯留部40Bが排出位置に達して、連通孔60bを介して押し出し機構40Eの押出板71bと対向する位置となり、第2貯留部40cは貯留位置に達して連通孔60aを介してスクリュー42と対向する位置となると、ロータリアクチュエータ63に内蔵されたアクチュエータスイッチ63aがオン状態となる。
このため、トルクモータ駆動指令がモータ駆動回路83に出力されてトルクモータ47が回転駆動を開始されて(ステップS11)、粒子状物質のスクリュー42による第2貯留部40Cに対する圧縮貯留が開始される。
次いで、駆動フラグFSがトルクモータ47の駆動状態を表す“1”にセットされ(ステップS12)、次いで、エアシリンダ前進駆動指令がシリンダ駆動回路85に出力される(ステップS13)。このため、図9に示すように、押し出し機構40Eのエアシリンダ71の伸縮ロッド71aが伸長されて押出板71bが第1貯留部40Bの円筒体51内に挿入され、圧縮固化された粒子状物質を徐々に第1貯留部40Bから右方に押し出す。
そして、伸縮ロッド71aが最大伸長位置に達するかその前に圧縮固化された粒子状物質がドラム缶等の回収容器90内に落下される。
また、伸縮ロッド71aが最大伸長位置に達すると、エアシリンダ71に内蔵するシリンダスイッチ71cがオン状態となり、オン状態のエアシリンダスイッチ信号がコントローラ82に入力される。このため、コントローラ82からエアシリンダ後退駆動指令がシリンダ駆動回路85に出力され(ステップS16)、シリンダ駆動回路85でエアシリンダ71の伸縮ロッド71aが収縮されて押出板71bが第1の案内板60Aの連通孔60b内に引っ込み、初期位置に戻される。
そして、圧縮制御処理では、ステップS1の処理に戻り、回転負荷検出値RLを読込み、前述したと同様の動作を実行して、第2貯留部40Cへの粒子状物質の圧縮貯留を行う。
このように、スクリュー圧縮部40では、第1貯留部40B及び第2貯留部40Cへの粒子状物質の圧縮貯留が交互に繰り返され粒子状物質を連続的に減容化して固化することができる。ここで、粒子状物質の減容率は80%程度を達成することができる。
因みに、粒子状物質を圧縮するには、加圧圧縮方式、吸引脱気方式、真空パック方式等が考えられている。ここで、加圧圧縮方式は、電気集塵機から剥離した粒子状物質をサイクロン集塵機でバッファ容器に収集し、このバッファ容器に収集された粒子状物質を圧縮容器に一定量投入し、この圧縮容器を例えば電動プレス機に移動させて、この電動プレス機で圧縮固化し、圧縮固化した粒子状物質を回収容器に回収するようにしている。この加圧圧縮方式では、減容率は85%程度と高いが、電動プレス機を使用して圧縮容器内の粒子状物質を圧縮する際に、圧縮容器の底部から空気を逃がすフィルタを必要とし、このフィルタを例えば1日毎に交換する必要があるので、消費財が発生するという問題点がある。
これに対して、本発明では、スクリュー42を使用して粒子状物質を圧縮するので、圧縮する際の空気は、スクリュー42の螺旋空間を通じて外部に逃がすことができ、圧縮する際に空気を濾過するフィルタを必要とせず、消費財の発生を抑えることができる。
同様に、吸引脱気方式では、プレス機に代えて圧縮容器内の粒子状物質を吸引装置で吸引して圧縮するものであるが、減容率が50%台と低く、効率が良くないとともに、吸引装置で吸引する際にフィルタを必要とし、消費財が発生するという問題点がある。
さらに、真空パック方式では、圧縮袋に粒子状物質を貯留し、この圧縮袋からフィルタを使用して真空引きしてからシールで開口部を塞ぐことにより、粒子状物質を収納した関空パックを形成するものである。この場合には、減容率が50%台と低く、効率が良くないとともに、フィルタ以外に圧縮袋やその開口部を閉塞するシールを必要とし、消費財が嵩むという問題点がある。
以上のように、本発明によれば、電気集塵装置本体7Aから分離回収した粒子状物質をスクリュー圧縮部40で第1貯留部及び第2貯留部の一方に圧縮貯留し、この間に第1貯留部及び第2貯留部の他方に圧縮貯留した粒子状物質を押し出すことが可能となり、粒子状物質を連続的に圧縮貯留することができる。
また、電気集塵装置本体7Aで舶用ディーゼルエンジン3の排ガスから集した粒子状物質を気体噴射部から気体を噴射させて剥離し、気体搬送部で固気分離部としてのサイクロン集塵機34に供給して固気分離し、サイクロン集塵機34で分離した気体を電気集塵装置本体7Aの排ガス入力側に戻すことにより、サイクロン集塵機34で分離した気体に粒子状物質が含まれている場合でも、この粒子状物質を大気に放出することがなく、電気集塵機に戻すので、周囲環境に与える粒子状物質の影響を確実に抑制することができる。
さらに、第1貯留部40B及び第2貯留部40Cを両端を開放した筒体で形成し、この筒体の開放端を第1の案内板60A及び第2の案内板60Bで閉塞するようにしているので、第1貯留部40B及び第2貯留部40Cを貯留位置から排出位置に可動させる際に、圧縮された粒子状物質が飛散することを確実に防止することができる。
また、第1貯留部40B及び第2貯留部40Cが両端を開放する筒体であるので、押し出し機構40Eの押出板71cを第1貯留部40B及び第2貯留部40Cに押し込むだけで、圧縮貯留した粒子状物質を回収容器90内に回収することができる。
さらに、電気集塵装置本体7Aの集空間23、エジェクタ機構31、サイクロン集塵機34、スクリュー圧縮部40間に外部に露出する部分がなく、閉じられた経路となっているので、各部に粒子状物質を含む気体や粒子状物質自体を搬送する際に、粒子状物質が飛散することを確実に防止することができ、周囲の環境に影響を与えることを確実に防止することができる。
なお、上記実施形態においては、電気集塵装置本体7Aで、旋回流形成部16により粒子状物質含有ガスが旋回流として導入される場合について説明したが、旋回流形成部16による圧力損失を低減したい場合には、旋回流形成部16を設けずに、粒子状物質含有ガスをそのまま通流させてもよい。
また、上記実施形態では、電気集塵装置本体7Aが1つである場合について説明したが、これに限定されるものではなく、複数例えば4つの電気集塵装置本体7Aを仕切板で分離して1つの電気集塵装置7を構成するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、第1貯留部40B及び第2貯留部が円筒体51で構成されている場合について説明したが、これに限定されるものではなく、スクリュー搬送部40Aの円筒体41の内周面に外接する三角形、四角形、六角形等の角筒体で構成するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、スクリュー搬送部40Aと押し出し機構40Eとを第1の案内板60Aに固定した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、押し出し機構40Eを第2の案内板60Bに固定するようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、押し出し機構40Eをエアシリンダ71で構成する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、油圧シリンダやボールねじを使用した直動機構等の任意の直線駆動装置を適用することができる。
また、上記実施形態においては、貯留部を2つ設けた場合について説明したが、これに限定されるものではなく、3つ以上の貯留を設けるようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、可動部40Dで第1貯留部40B及び第2貯留部40Cを貯留位置及び排出位置間で180度回転させる場合について説明したが、これに限定されるものではなく、第1貯留部40B及び第2貯留部40Cを例えば時計方向に180度回転せ、次には半時計方向に180度回転させるようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、可動部40Dで第1貯留部40B及び第2貯留部40Cを回転させる場合について説明したが、これに限定されるものではなく、第1貯留部40B及び第2貯留部40Cを直線状に移動させる直線移動機構を設けて、貯留位置及び排出位置間で直線的に移動させるようにしてもよい。
1…船舶、2…スクリュープロペラ、3…舶用ディーゼルエンジン、4…配管、5…SCR脱硝装置、6…尿素タンク、7…電気集塵装置、7A…電気集塵装置本体、7B…集塵制御部、8…エコノマイザ、9…海水スクラバ、15…ガス導入部、16…旋回流形成部、17…放電電極、17a…針状電極、18…放電電極支持部、19…電気集塵部、20…放電電極支持部、21…筒状電極、21a…貫通孔、21b,21c…貫通孔非形成領域、22…ケーシング電極、23…集空間、DC…直流高圧電源、25a,25b…端板、26…剥離搬送部、28…気体噴射ノズル、29…コンプレッサ、30…流体吸引部、31…エジェクタ機構、34…サイクロン集塵機、40…スクリュー圧縮部、40A…スクリュー搬送部、40B…第1貯留部、40C…第2貯留部、40D…可動部、40E…押し出し機構、42…スクリュー、47…トルクモータ、60A…第1の案内板、60B…第2の案内板、61…回転機構、62…回転支持部、63…ロータリアクチュエータ、71…エアシリンダ、80…駆動制御部、82…コントローラ、83…モータ駆動回路、84…アクチュエータ駆動回路、85…シリンダ駆動回路、86…回転負荷検出部

Claims (10)

  1. 船舶に搭載される舶用ディーゼルエンジンの燃焼による排ガス中の粒子状物質を集する電気集塵装置を備えた舶用ディーゼルエンジン排ガス処理装置であって、
    前記電気集塵装置で集した粒子状物質を剥離して搬送する剥離搬送部と、
    該剥離搬送部で搬送された粒子状物質をスクリュー圧縮して減容化するスクリュー圧縮部とを備え、
    前記スクリュー圧縮部は、入力される粒子状物質を一端側で受け取って他端側にスクリュー搬送するスクリュー搬送部と、該スクリュー搬送部の他端に連接して当該スクリュー搬送部から搬送される粒子状物質を圧縮貯留する貯留位置と、該貯留位置とは離間した貯留した圧縮状態の粒子状物質を排出する排出位置との間で可動自在に配置された少なくとも2つの第1貯留部及び第2貯留部と、前記第1貯留部及び前記第2貯留部を交互に前記貯留位置と、前記排出位置との間で可動させる可動部とを備えている
    ことを特徴とする舶用ディーゼルエンジン排ガス処理装置。
  2. 前記排出位置には、前記第1貯留部及び前記第2貯留部から圧縮粒子状物質を押し出す押し出し機構を備えていることを特徴とする請求項1に記載の舶用ディーゼルエンジン排ガス処理装置。
  3. 前記第1貯留部及び前記第2貯留部のそれぞれは、両端を開放した筒状に形成され、
    前記可動部は、前記貯留位置及び前記排出位置で前記第1貯留部及び第2貯留部の一端を開放する連通孔を有し、前記貯留位置及び前記排出位置間で前記第1貯留部及び第2貯留部の一端を閉塞する第1の案内板と、前記排出位置でのみ前記第1貯留部及び第2貯留部の他端を開放する連通孔を有する第2の案内板と、前記第1貯留部及び第2貯留部を貯留位置及び排出位置間で回転させる回転機構とを備えていることを特徴とする請求項2に記載の舶用ディーゼルエンジン排ガス処理装置。
  4. 前記回転機構は、前記第1貯留部及び前記第2貯留部を前記第1の案内板及び第2の案内板間で回転可能に支持する回転支持部と、該回転支持部を前記第1貯留部及び前記第2貯留部の一方が前記貯留位置となり、他方が排出位置となるように回転させる回転駆動部とを備えていることを特徴とする請求項3に記載の舶用ディーゼルエンジン排ガス処理装置。
  5. 前記スクリュー搬送部の回転負荷を検出する負荷検出部と、該負荷検出部で検出した回転負荷が設定値に達するまでの間前記スクリュー搬送部を搬送制御し、前記負荷検出部で検出した負荷が設定値に達したときに、前記スクリュー搬送部の搬送を停止させてから前記回転機構を、前記第1貯留部及び前記第2貯留部の一方を前記貯留位置から前記排出位置に、前記第1貯留部及び前記第2貯留部の他方を前記排出位置から前記貯留位置に回転させる駆動制御部とを備えていることを特徴とする請求項4に記載の舶用ディーゼルエンジン排ガス処理装置。
  6. 前記駆動制御部は、前記回転機構の回転が終了した後に前記押し出し機構を作動させて、前記排出位置にある前記第1貯留部及び前記第2貯留部の一方から圧縮された粒子状物質を押し出すことを特徴とする請求項5に記載の舶用ディーゼルエンジン排ガス処理装置。
  7. 前記可動部は、前記第1貯留部及び前記第2貯留部を前記貯留位置及び前記排出位置間に直線移動させる直線移動機構を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の舶用ディーゼルエンジン排ガス処理装置。
  8. 前記剥離搬送部は、前記電気集塵装置で集した粒子状物質に気体を噴射して剥離させて気体搬送する気体搬送部と、該気体搬送部で搬送された粒子状物質を含む気体から固気分離して粒子状物質を分離する固気分離部とを備えていることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の舶用ディーゼルエンジン排ガス処理装置。
  9. 前記気体搬送部は、前記電気集塵装置の粒子状物質を集する集空間の軸方向の一端側に設けられた気体噴射部と、前記集空間の軸方向の他端側及び前記固気分離部の入力側間に配設されたエジェクタ機構とで構成されていることを特徴とする請求項8に記載の舶用ディーゼルエンジン排ガス処理装置。
  10. 前記固気分離部は、サイクロン集塵機で構成され、該サイクロン集塵機で分離された気体を前記電気集塵装置の排ガス入側に戻す戻し配管が設けられていること特徴とする請求項9に記載の舶用ディーゼルエンジン排ガス処理装置。
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