JP5969555B2 - 2液硬化形エポキシ樹脂塗料組成物及びそれを用いた塗装体 - Google Patents
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Description
前記主剤が、JIS K 2256に規定される混合アニリン点又はアニリン点が12〜70℃の範囲内にある溶剤(A)と該溶剤(A)に可溶であるエポキシ樹脂成分(B)とを含み、該エポキシ樹脂成分(B)がエポキシ基を分子内に2個以上有するエポキシ樹脂を少なくとも含み、
前記硬化剤が、前記溶剤(A)に可溶なアミン系化合物(D)を含み、
前記主剤及び前記硬化剤の少なくとも一方には、前記溶剤(A)とは異なる分子内にカルボニル基を有する溶剤(C1)が更に含まれており、ここで、
下記式(I)〜(III):
X =P/Q ・・・ (I)
P =(溶剤(C1)の配合量)/(溶剤(C1)の分子量) ・・・ (II)
Q =(アミン系化合物(D)のアミン価)×(アミン系化合物(D)の配合量)/56110 ・・・ (III)
[式(II)及び(III)中、溶剤(C1)の配合量は、エポキシ樹脂成分(B)100質量部に対する溶剤(C1)の配合量(質量部)であり、アミン系化合物(D)のアミン価は、JIS K 7237に規定される全アミン価であり、アミン系化合物(D)の配合量は、エポキシ樹脂成分(B)100質量部に対するアミン系化合物(D)の配合量(質量部)である]から求められる式(I)の左辺の値Xが0.5〜10であることを特徴とする。
前記主剤が、JIS K 2256に規定される混合アニリン点又はアニリン点が12〜70℃の範囲内にある溶剤(A)と該溶剤(A)に可溶であるエポキシ樹脂成分(B)とを含み、該エポキシ樹脂成分(B)がエポキシ基を分子内に2個以上有するエポキシ樹脂を少なくとも含み、
前記硬化剤が、前記溶剤(A)に可溶なアミン系化合物(D)を含み、
前記希釈溶剤が、前記溶剤(A)とは異なる分子内にカルボニル基を有する溶剤(C2)を含むものであり、ここで、
下記式(IV)〜(VI):
X =P/Q ・・・ (IV)
P =(溶剤(C2)の配合量)/(溶剤(C2)の分子量) ・・・ (V)
Q =(アミン系化合物(D)のアミン価)×(アミン系化合物(D)の配合量)/56110 ・・・ (VI)
[式(V)及び(VI)中、溶剤(C2)の配合量は、エポキシ樹脂成分(B)100質量部に対する溶剤(C2)の配合量(質量部)であり、アミン系化合物(D)のアミン価は、JIS K 7237に規定される全アミン価であり、アミン系化合物(D)の配合量は、エポキシ樹脂成分(B)100質量部に対するアミン系化合物(D)の配合量(質量部)である]から求められる式(IV)の左辺の値Xが0.5〜10であることを特徴とする。
前記主剤が、JIS K 2256に規定される混合アニリン点又はアニリン点が12〜70℃の範囲内にある溶剤(A)と該溶剤(A)に可溶であるエポキシ樹脂成分(B)とを含み、該エポキシ樹脂成分(B)がエポキシ基を分子内に2個以上有するエポキシ樹脂を少なくとも含み、
前記硬化剤が、前記溶剤(A)に可溶なアミン系化合物(D)を含み、
前記希釈溶剤が、前記溶剤(A)とは異なる分子内にカルボニル基を有する溶剤(C3)を含み、
前記主剤及び前記硬化剤の少なくとも一方には、前記溶剤(A)とは異なる分子内にカルボニル基を有する溶剤(C4)が更に含まれており、ここで、
下記式(VII)〜(IX):
X =P/Q ・・・ (VII)
P =(溶剤(C3)の配合量)/(溶剤(C3)の分子量)+(溶剤(C4)の配合量)/(溶剤(C4)の分子量) ・・・ (VIII)
Q =(アミン系化合物(D)のアミン価)×(アミン系化合物(D)の配合量)/56110 ・・・ (IX)
[式(VIII)及び(IX)中、溶剤(C3)及び溶剤(C4)の配合量は、それぞれエポキシ樹脂成分(B)100質量部に対する溶剤(C3)及び溶剤(C4)の配合量(質量部)であり、アミン系化合物(D)のアミン価は、JIS K 7237に規定される全アミン価であり、アミン系化合物(D)の配合量は、エポキシ樹脂成分(B)100質量部に対するアミン系化合物(D)の配合量(質量部)である]から求められる式(VII)の左辺の値Xが0.5〜10であり、
但し、前記溶剤(C3)及び前記溶剤(C4)は、同一でもよいし、異なっていてもよいことを特徴とする。
R1C(=O)R2 ・・・ (X)
[式中、R1及びR2は、それぞれ独立してアルキル基若しくはアリール基であるか又はR1及びR2が一体となって環状構造を形成し、但し、R1とR2の炭素原子数の合計は3〜9である]で表されるカルボニル化合物である。
R1C(=O)R2 ・・・ (X)
[式中、R1及びR2は、それぞれ独立してアルキル基若しくはアリール基であるか又はR1及びR2が一体となって環状構造を形成し、但し、R1とR2の炭素原子数の合計は3〜9である]で表されるカルボニル化合物である。
R1C(=O)R2 ・・・ (X)
[式中、R1及びR2は、それぞれ独立してアルキル基若しくはアリール基であるか又はR1及びR2が一体となって環状構造を形成し、但し、R1とR2の炭素原子数の合計は3〜9である]で表されるカルボニル化合物である。
前記主剤が、JIS K 2256に規定される混合アニリン点又はアニリン点が12〜70℃の範囲内にある溶剤(A)と該溶剤(A)に可溶であるエポキシ樹脂成分(B)とを含み、該エポキシ樹脂成分(B)がエポキシ基を分子内に2個以上有するエポキシ樹脂を少なくとも含み、
前記硬化剤が、前記溶剤(A)に可溶なアミン系化合物(D)を含み、
前記主剤及び前記硬化剤の少なくとも一方には、前記溶剤(A)とは異なる分子内にカルボニル基を有する溶剤(C1)が更に含まれており、ここで、
下記式(I)〜(III):
X =P/Q ・・・ (I)
P =(溶剤(C1)の配合量)/(溶剤(C1)の分子量) ・・・ (II)
Q =(アミン系化合物(D)のアミン価)×(アミン系化合物(D)の配合量)/56110 ・・・ (III)
[式(II)及び(III)中、溶剤(C1)の配合量は、エポキシ樹脂成分(B)100質量部に対する溶剤(C1)の配合量(質量部)であり、アミン系化合物(D)のアミン価は、JIS K 7237に規定される全アミン価であり、アミン系化合物(D)の配合量は、エポキシ樹脂成分(B)100質量部に対するアミン系化合物(D)の配合量(質量部)である]から求められる式(I)の左辺の値Xが0.5〜10であることを特徴とする。
前記主剤が、JIS K 2256に規定される混合アニリン点又はアニリン点が12〜70℃の範囲内にある溶剤(A)と該溶剤(A)に可溶であるエポキシ樹脂成分(B)とを含み、該エポキシ樹脂成分(B)がエポキシ基を分子内に2個以上有するエポキシ樹脂を少なくとも含み、
前記硬化剤が、前記溶剤(A)に可溶なアミン系化合物(D)を含み、
前記希釈溶剤が、前記溶剤(A)とは異なる分子内にカルボニル基を有する溶剤(C2)を含むものであり、ここで、
下記式(IV)〜(VI):
X =P/Q ・・・ (IV)
P =(溶剤(C2)の配合量)/(溶剤(C2)の分子量) ・・・ (V)
Q =(アミン系化合物(D)のアミン価)×(アミン系化合物(D)の配合量)/56110 ・・・ (VI)
[式(V)及び(VI)中、溶剤(C2)の配合量は、エポキシ樹脂成分(B)100質量部に対する溶剤(C2)の配合量(質量部)であり、アミン系化合物(D)のアミン価は、JIS K 7237に規定される全アミン価であり、アミン系化合物(D)の配合量は、エポキシ樹脂成分(B)100質量部に対するアミン系化合物(D)の配合量(質量部)である]から求められる式(IV)の左辺の値Xが0.5〜10であることを特徴とする。
前記主剤が、JIS K 2256に規定される混合アニリン点又はアニリン点が12〜70℃の範囲内にある溶剤(A)と該溶剤(A)に可溶であるエポキシ樹脂成分(B)とを含み、該エポキシ樹脂成分(B)がエポキシ基を分子内に2個以上有するエポキシ樹脂を少なくとも含み、
前記硬化剤が、前記溶剤(A)に可溶なアミン系化合物(D)を含み、
前記希釈溶剤が、前記溶剤(A)とは異なる分子内にカルボニル基を有する溶剤(C3)を含み、
前記主剤及び前記硬化剤の少なくとも一方には、前記溶剤(A)とは異なる分子内にカルボニル基を有する溶剤(C4)が更に含まれており、ここで、
下記式(VII)〜(IX):
X =P/Q ・・・ (VII)
P =(溶剤(C3)の配合量)/(溶剤(C3)の分子量)+(溶剤(C4)の配合量)/(溶剤(C4)の分子量) ・・・ (VIII)
Q =(アミン系化合物(D)のアミン価)×(アミン系化合物(D)の配合量)/56110 ・・・ (IX)
[式(VIII)及び(IX)中、溶剤(C3)及び溶剤(C4)の配合量は、それぞれエポキシ樹脂成分(B)100質量部に対する溶剤(C3)及び溶剤(C4)の配合量(質量部)であり、アミン系化合物(D)のアミン価は、JIS K 7237に規定される全アミン価であり、アミン系化合物(D)の配合量は、エポキシ樹脂成分(B)100質量部に対するアミン系化合物(D)の配合量(質量部)である]から求められる式(VII)の左辺の値Xが0.5〜10であり、
但し、前記溶剤(C3)及び前記溶剤(C4)は、同一でもよいし、異なっていてもよいことを特徴とする。
X =P/Q ・・・ (I)
P =(溶剤(C1)の配合量)/(溶剤(C1)の分子量) ・・・ (II)
Q =(アミン系化合物(D)のアミン価)×(アミン系化合物(D)の配合量)/56110 ・・・ (III)
[式(II)及び(III)中、溶剤(C1)の配合量は、エポキシ樹脂成分(B)100質量部に対する溶剤(C1)の配合量(質量部)であり、アミン系化合物(D)のアミン価は、JIS K 7237に規定される全アミン価であり、アミン系化合物(D)の配合量は、エポキシ樹脂成分(B)100質量部に対するアミン系化合物(D)の配合量(質量部)である]
X =P/Q ・・・ (IV)
P =(溶剤(C2)の配合量)/(溶剤(C2)の分子量) ・・・ (V)
Q =(アミン系化合物(D)のアミン価)×(アミン系化合物(D)の配合量)/56110 ・・・ (VI)
[式(V)及び(VI)中、溶剤(C2)の配合量は、エポキシ樹脂成分(B)100質量部に対する溶剤(C2)の配合量(質量部)であり、アミン系化合物(D)のアミン価は、JIS K 7237に規定される全アミン価であり、アミン系化合物(D)の配合量は、エポキシ樹脂成分(B)100質量部に対するアミン系化合物(D)の配合量(質量部)である]
X =P/Q ・・・ (VII)
P =(溶剤(C3)の配合量)/(溶剤(C3)の分子量)+(溶剤(C4)の配合量)/(溶剤(C4)の分子量) ・・・ (VIII)
Q =(アミン系化合物(D)のアミン価)×(アミン系化合物(D)の配合量)/56110 ・・・ (IX)
[式(VIII)及び(IX)中、溶剤(C3)及び溶剤(C4)の配合量は、それぞれエポキシ樹脂成分(B)100質量部に対する溶剤(C3)及び溶剤(C4)の配合量(質量部)であり、アミン系化合物(D)のアミン価は、JIS K 7237に規定される全アミン価であり、アミン系化合物(D)の配合量は、エポキシ樹脂成分(B)100質量部に対するアミン系化合物(D)の配合量(質量部)である]
R1C(=O)R2 ・・・ (X)
[式中、R1及びR2は、それぞれ独立してアルキル基若しくはアリール基であるか又はR1及びR2が一体となって環状構造を形成し、但し、R1とR2の炭素原子数の合計は3〜9である]で表されるカルボニル化合物であることが好ましい。
容器に、「jER168V70」100質量部、ミネラルスピリット80質量部、及びメチルイソブチルケトン10質量部を順次仕込み、均一になるまで混合撹拌して、これを主剤とした。この主剤に、硬化剤として「フジキュアーFXP−8086」17質量部を加え、混合撹拌して、塗料組成物を得た。
表1の配合処方に従い、原料を用いた以外は、実施例1と同様にして、塗料組成物を得た。
表2の配合処方に従い、主剤、硬化剤及び希釈溶剤を調製し、これらを使用直前に混合撹拌して、塗料組成物を得た。
容器に、「jER168V70」100質量部、ミネラルスピリット80質量部、酸化チタン40質量部、タルク60質量部、及びメチルイソブチルケトン10質量部を順次仕込み、ペイントコンディショナーを用いて1時間練合し、これを主剤とした。この主剤に、硬化剤として「フジキュアーFXP−8086」17質量部を加え、混合撹拌して、塗料組成物を得た。
表3に従う配合処方に従う原料を用いた以外は、実施例15と同様にして、塗料組成物を得た。
市販の「マイティーエポシーラー クリヤー」(大日本塗料社製、強溶剤2液型エポキシ樹脂シーラー)を用いた。なお、塗料中にはキシレン(混合アニリン点:10℃)が約38質量%含まれており、混合アニリン点又はアニリン点が12〜70℃の範囲内にある溶剤及び顔料は含まれていない。
市販の「マイティーエポシーラー 白」(大日本塗料社製、強溶剤2液型エポキシ樹脂シーラー)を用いた。なお、塗料中にはキシレン(混合アニリン点:10℃)が約28質量%含まれており、混合アニリン点又はアニリン点が12〜70℃の範囲内にある溶剤は含まれていない。また、上記塗料は、顔料として二酸化チタン、硫酸バリウムおよびタルクを合計約36質量%含む。
(注1)「jER168V70」:三菱化学社製、変性ビスフェノールA型エポキシ樹脂のミネラルスピリット溶液、固形分70質量%、エポキシ樹脂成分(B)中におけるエポキシ基を分子内に2個以上有するエポキシ樹脂の含有量約65質量%、エポキシ樹脂成分(B)のエポキシ当量460、ミネラルスピリットのアニリン点43℃。
(注2)「エピクロン5920−70MS」:DIC社製、アルキルフェノールノボラック型エポキシ樹脂のミネラルスピリット溶液、固形分70質量%、エポキシ樹脂成分(B)中におけるエポキシ基を分子内に2個以上有するエポキシ樹脂の含有量約60質量%、エポキシ樹脂成分(B)のエポキシ当量650、ミネラルスピリットのアニリン点43℃。
(注3)「ミネラルスピリット」:アニリン点:43℃。
(注4)「メチルイソブチルケトン」:分子量100。
(注5)「ジイソブチルケトン」:分子量142。
(注6)「フジキュアーFXP−8086」:T&K TOKA社製、1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサンのエポキシアダクト変性物、アミン価210、固形分100質量%。
4ミルアプリケーターを用いてブリキ板を塗料組成物で塗装し、温度23℃及び湿度50%RHの雰囲気下で、該塗料組成物を4時間乾燥させ、得られた塗膜の表面乾燥性をJIS K 5600−3−2の試験方法に準じて評価した。評価基準を以下に示す。
○:バロチニを軽く刷毛ではいて、塗膜の表面にきずを付けずに、バロチニが除去できる。
△:バロチニを軽く刷毛ではくと、塗膜の表面にきずが付くが、バロチニを除去できる。
×:バロチニを軽く刷毛ではいても、バロチニを除去できない。
ブリキ板に「アクリトップDX」(大日本塗料社製、アクリル樹脂エナメル)を塗布し、7日間乾燥させ、被覆ブリキ板を作製した。次いで、被覆ブリキ板の塗膜上に、塗料組成物が0.15kg/m2となるように該塗料組成物を刷毛塗りし、温度23℃及び湿度50%RHの雰囲気下で、該塗料組成物を4時間乾燥させ、更に、得られた塗膜上に、塗料組成物が0.15kg/m2となるように該塗料組成物を刷毛塗りし、温度23℃及び湿度50%RHの雰囲気下で、該塗料組成物を4時間乾燥させ、被覆ブリキ板を作製した。該被覆ブリキ板の塗面状態を評価した。評価基準を以下に示す。
○:塗面が滑らかで異常がない。
×:塗面にちぢみがある。
主剤及び硬化剤と、必要に応じて希釈溶剤とを混合してから、温度23℃及び湿度50%RHの雰囲気で塗料組成物を4時間又は7時間静置させ、その後、ブリキ板に刷毛塗りし、温度23℃及び湿度50%RHの雰囲気下で、該塗料組成物を4時間乾燥させ、被覆ブリキ板を作製した。該被覆ブリキ板の塗面状態を評価した。評価基準を以下に示す。
○:7時間静置後においても、塗面が滑らかで異常がない。
△:4時間静置後では、塗面が滑らかで異常がないが、7時間静置後では、塗面が均一でないか、又は塗装できない。
×:4時間静置後においても、塗面が均一でないか、又は塗装できない。
珪酸カルシウム板上に塗料組成物を0.15kg/m2となるように刷毛を用いて塗装し、温度23℃及び湿度50%RHの雰囲気下で24時間乾燥させ、次いで「DNTビューウレタン」(大日本塗料社製、つや有り合成樹脂エマルションペイント)を0.1kg/m2/回となるように刷毛を用いて塗装間隔4時間で2回塗装し、更に同様の雰囲気で7日間乾燥させ、被覆珪酸カルシウム板を作製した。該被覆珪酸カルシウム板をJIS K 5600−5−6の方法で付着性試験を行い、剥離の状態によって下地補強性を評価した。なお、カットの間隔は2mmで行った。評価基準を以下に示す。
○:塗膜のはがれがほとんどない。(分類0〜2)
×:基材の凝集破壊による塗膜のはがれが起こる。(分類3〜5)
Claims (5)
- 主剤と硬化剤とを含む2液硬化形エポキシ樹脂塗料組成物であって、
前記主剤が、JIS K 2256に規定される混合アニリン点又はアニリン点が12〜70℃の範囲内にある溶剤(A)と、該溶剤(A)に可溶であるエポキシ樹脂成分(B)とを含み、該エポキシ樹脂成分(B)がエポキシ基を分子内に2個以上有するエポキシ樹脂を少なくとも含み、
前記硬化剤が、前記溶剤(A)に可溶なアミン系化合物(D)を含み、
前記主剤及び前記硬化剤の少なくとも一方には、前記溶剤(A)とは異なる分子内にカルボニル基を有する溶剤(C1)であって、下記一般式(X):
R1C(=O)R2 ・・・ (X)
[式中、R1及びR2は、それぞれ独立してアルキル基若しくはアリール基であるか又はR1及びR2が一体となって環状構造を形成し、但し、R1とR2の炭素原子数の合計は3〜9である]で表されるカルボニル化合物である溶剤(C1)が更に含まれており、ここで、
下記式(I)〜(III):
X =P/Q ・・・ (I)
P =(溶剤(C1)の配合量)/(溶剤(C1)の分子量) ・・・ (II)
Q =(アミン系化合物(D)のアミン価)×(アミン系化合物(D)の配合量)/
56110 ・・・ (III)
[式(II)及び(III)中、溶剤(C1)の配合量は、エポキシ樹脂成分(B)100質量部に対する溶剤(C1)の配合量(質量部)であり、アミン系化合物(D)のアミン価は、JIS K 7237に規定される全アミン価であり、アミン系化合物(D)の配合量は、エポキシ樹脂成分(B)100質量部に対するアミン系化合物(D)の配合量(質量部)である]から求められる式(I)の左辺の値Xが0.5〜10であり、
顔料を含まないクリヤー塗料組成物であることを特徴とする2液硬化形エポキシ樹脂塗料組成物。 - 主剤と硬化剤と希釈溶剤とを含む2液硬化形エポキシ樹脂塗料組成物であって、
前記主剤が、JIS K 2256に規定される混合アニリン点又はアニリン点が12〜70℃の範囲内にある溶剤(A)と該溶剤(A)に可溶であるエポキシ樹脂成分(B)とを含み、該エポキシ樹脂成分(B)がエポキシ基を分子内に2個以上有するエポキシ樹脂を少なくとも含み、
前記硬化剤が、前記溶剤(A)に可溶なアミン系化合物(D)を含み、
前記希釈溶剤が、前記溶剤(A)とは異なる分子内にカルボニル基を有する溶剤(C2)であって、下記一般式(X):
R1C(=O)R2 ・・・ (X)
[式中、R1及びR2は、それぞれ独立してアルキル基若しくはアリール基であるか又はR1及びR2が一体となって環状構造を形成し、但し、R1とR2の炭素原子数の合計は3〜9である]で表されるカルボニル化合物である溶剤(C2)を含むものであり、ここで、
下記式(IV)〜(VI):
X =P/Q ・・・ (IV)
P =(溶剤(C2)の配合量)/(溶剤(C2)の分子量) ・・・ (V)
Q =(アミン系化合物(D)のアミン価)×(アミン系化合物(D)の配合量)/
56110 ・・・ (VI)
[式(V)及び(VI)中、溶剤(C2)の配合量は、エポキシ樹脂成分(B)100質量部に対する溶剤(C2)の配合量(質量部)であり、アミン系化合物(D)のアミン価は、JIS K 7237に規定される全アミン価であり、アミン系化合物(D)の配合量は、エポキシ樹脂成分(B)100質量部に対するアミン系化合物(D)の配合量(質量部)である]から求められる式(IV)の左辺の値Xが0.5〜10であり、
顔料を含まないクリヤー塗料組成物であることを特徴とする2液硬化形エポキシ樹脂塗料組成物。 - 主剤と硬化剤と希釈溶剤とを含む2液硬化形エポキシ樹脂塗料組成物であって、
前記主剤が、JIS K 2256に規定される混合アニリン点又はアニリン点が12〜70℃の範囲内にある溶剤(A)と該溶剤(A)に可溶であるエポキシ樹脂成分(B)とを含み、該エポキシ樹脂成分(B)がエポキシ基を分子内に2個以上有するエポキシ樹脂を少なくとも含み、
前記硬化剤が、前記溶剤(A)に可溶なアミン系化合物(D)を含み、
前記希釈溶剤が、前記溶剤(A)とは異なる分子内にカルボニル基を有する溶剤(C3)であって、下記一般式(X):
R1C(=O)R2 ・・・ (X)
[式中、R1及びR2は、それぞれ独立してアルキル基若しくはアリール基であるか又はR1及びR2が一体となって環状構造を形成し、但し、R1とR2の炭素原子数の合計は3〜9である]で表されるカルボニル化合物である溶剤(C3)を含み、
前記主剤及び前記硬化剤の少なくとも一方には、前記溶剤(A)とは異なる分子内にカルボニル基を有する溶剤(C4)であって、下記一般式(X):
R1C(=O)R2 ・・・ (X)
[式中、R1及びR2は、それぞれ独立してアルキル基若しくはアリール基であるか又はR1及びR2が一体となって環状構造を形成し、但し、R1とR2の炭素原子数の合計は3〜9である]で表されるカルボニル化合物である溶剤(C4)が更に含まれており、ここで、
下記式(VII)〜(IX):
X =P/Q ・・・ (VII)
P =(溶剤(C3)の配合量)/(溶剤(C3)の分子量)+(溶剤(C4)の配合量)/(溶剤(C4)の分子量) ・・・ (VIII)
Q =(アミン系化合物(D)のアミン価)×(アミン系化合物(D)の配合量)/
56110 ・・・ (IX)
[式(VIII)及び(IX)中、溶剤(C3)及び溶剤(C4)の配合量は、それぞれエポキシ樹脂成分(B)100質量部に対する溶剤(C3)及び溶剤(C4)の配合量(質量部)であり、アミン系化合物(D)のアミン価は、JIS K 7237に規定される全アミン価であり、アミン系化合物(D)の配合量は、エポキシ樹脂成分(B)100質量部に対するアミン系化合物(D)の配合量(質量部)である]から求められる式(VII)の左辺の値Xが0.5〜10であり、
但し、前記溶剤(C3)及び前記溶剤(C4)は、同一でもよいし、異なっていてもよく、
顔料を含まないクリヤー塗料組成物であることを特徴とする2液硬化形エポキシ樹脂塗料組成物。 - 基材と、該基材表面に形成された塗膜とを備えており、該塗膜が、請求項1〜3のいずれか1項に記載の2液硬化形エポキシ樹脂塗料組成物により得られたことを特徴とする塗装体。
- 旧塗膜で覆われた被覆基材と、該被覆基材表面に形成された塗膜とを備えており、該被覆基材表面に形成された塗膜が、請求項1〜3のいずれか1項に記載の2液硬化形エポキシ樹脂塗料組成物により得られたことを特徴とする塗装体。
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