JP5968187B2 - 自動結束装置 - Google Patents

自動結束装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5968187B2
JP5968187B2 JP2012232653A JP2012232653A JP5968187B2 JP 5968187 B2 JP5968187 B2 JP 5968187B2 JP 2012232653 A JP2012232653 A JP 2012232653A JP 2012232653 A JP2012232653 A JP 2012232653A JP 5968187 B2 JP5968187 B2 JP 5968187B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide
band
head
binding
shift
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012232653A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014084122A (ja
Inventor
國男 梶
國男 梶
慧太 光田
慧太 光田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiyu Co Ltd
Original Assignee
Taiyu Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taiyu Co Ltd filed Critical Taiyu Co Ltd
Priority to JP2012232653A priority Critical patent/JP5968187B2/ja
Publication of JP2014084122A publication Critical patent/JP2014084122A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5968187B2 publication Critical patent/JP5968187B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Basic Packing Technique (AREA)

Description

本発明は、例えば長尺の被結束物の回りに、バンドの端部がオーバーラップするように巻いて引き締め、バンドのオーバーラップ部分を互いに結合する一連の結束作業を自動で行うことができる自動結束装置に関する。
鋼製や合成樹脂製のバンドを被結束物の周囲に巻き、バンドを引き締めた後で結束する一連の作業を自動で行う自動結束装置が知られている。これらの自動結束装置は、例えば、特許文献1(特公昭60-1204号公報)、特許文献2(特開2000−281009号公報)などに開示されている。
これらの装置では、供給装置によりバンドを送り込んで、被結束物の周囲に誘導し、結束ヘッド内でオーバーラップ部分を作成した後、バンドを締め付けた状態で当該オーバーラップ部分を、カシメあるいはバンドシール等の手段により結束する。
特公昭60-1204号公報 特開2000−281009号公報
これらの装置では、バンドの締め付けのためにバンドの先端を固定したまま、供給装置などによりバンドを引き戻す動作が行われ、バンドを緊張させた状態で結束ヘッドによりオーバーラップ部分を挟み込んで結束する動作が行われる。ここで、結束ヘッドにおけるオーバーラップ部分を収納する空間は小さく、また、当該空間内に設けられているバンド固定のための部材などにバンドの先端が引っかかるなどの理由から、バンドを送ってオーバーラップ部分を作成する時に正常に案内されず、スムーズに結束できないという問題があった。
したがって、本発明が解決しようとする技術的課題は、結束ヘッド内にオーバーラップ部分を確実に形成することができ、結束の精度を向上させることができる自動結束装置を提供することである。
本発明は、上記技術的課題を解決するために、以下の構成の自動結束装置を提供する。
本発明の第1態様によれば、中央に被結束物を挿通可能で一部に切り欠き部分を有する環形状をなし、供給されたバンドを内周に沿って案内するループガイドと、
前記切り欠き部分に配置されて、側方に開口を有する案内空間内で前記ループガイドに案内されたバンドのオーバーラップ部分を形成可能なシフトガイドと、
前記シフトガイドに並列配置され、前記シフトガイドの開口に対向する位置に設けられた開口から前記シフトガイドで形成されたオーバーラップ部分を挿入可能な結束ヘッドと、
前記結束ヘッド及びシフトガイドを前記切り欠き部分から前記ループガイドの幅方向に進退移動させる移動機構と、
を有することを特徴とする、自動結束装置を提供する。
本発明の第2態様によれば、前記移動機構は、前記結束ヘッド及びシフトガイドをそれぞれ独立して前記ループガイドの切り欠き部分に置換可能となるように移動させることを特徴とする、第1態様の自動結束装置を提供する。
本発明の第3態様によれば、前記シフトガイドは、前記移動機構により移動された前記結束ヘッドに当接することで開放するように構成されている前記開口を開閉するサイドカバーを備えることを特徴とする、第1又は第2態様の自動結束装置を提供する。
本発明の第4態様によれば、前記シフトガイド及び結束ヘッドは、前記ループガイドに設けられたガイドフレームに支持されており、
さらに、前記ループガイド内の空間に位置する前記被結束物に対して、前記結束ヘッドが近接するように前記ループガイドを移動させる、ループガイド移動機構を備えることを特徴とする第1から第3態様のいずれか1つの自動結束装置を提供する。
本発明の第5態様によれば、ループガイド移動機構は、前記ループガイドを鉛直方向に移動させるように構成されていることを特徴とする、第4態様の自動結束装置を提供する。
本発明の第6態様によれば、被結束物に巻き回された結束後のバンドを係止するように設けられたバンドストッパーをさらに備えることを特徴とする、第1から第5態様のいずれか1つの自動結束装置を提供する。
本発明の第7態様によれば、前記結束ヘッドの移動機構は、前記ループガイドの幅方向に直交する支持軸で前記結束ヘッドを回動可能に軸支する支持リンクを有することを特徴とする、第1から第6態様のいずれか1つの自動結束装置を提供する。
本発明によれば、シフトガイドの案内空間によって確実にオーバーラップ部分を作成することができ、当該作成されたオーバーラップ部分をシフトガイドと結束ヘッドとの間で移動させるようにシフトガイドと結束ヘッドを移動させることで、そのまま結束ヘッド内へ移設することができる。このため、オーバーラップ部分を作成するために供給されたバンドの先端が結束ヘッドに引っかかることがなく、より確実にバンドの結束を行うことができる。
本発明の第2態様によれば、シフトガイド及び結束ヘッドを独立して前記ループガイドの切り欠き部分に置換可能となるように移動させることで、オーバーラップ部分の受け渡し、及び結束後のバンドの取り外しをよりスムーズに行うことができる。
本発明の第3態様によれば、シフトガイドのサイドカバーにより通常時には開口が閉じられているため、供給されたバンドをズレなく案内することができ、オーバーラップ部分をより確実に作成することができる。また、結束ヘッドに当接することでサイドカバーを開閉させることで、シフトガイド及び結束ヘッドがごく近接した状態において開口するため、受け渡し時において、オーバーラップ部分が位置ずれなどを生じさせることがない。
本発明の第4態様によれば、ループガイドとシフトガイド及び結束ヘッドを一体として上下移動させることにより、結束時における被結束物の締め付けをより確実にすることができる。
本発明の第6態様によれば、結束後に結束ヘッドを待避させる場合に、被結束物が結束ヘッドと共に移動することを防止することができる。
本発明の第7態様によれば、支持軸により回動可能に結束ヘッドが支持されていることにより、結束ヘッドの移動時において、結束ヘッドが傾斜した状態で待避することになる。このため、結束後のバンドを引っかかりなく結束ヘッドから取り出しやすくすることができる。
本発明の実施形態にかかる自動結束装置の構成を模式的に示す正面図である。 図1の自動結束装置の右側面図である。 図1の自動結束装置のループガイドのIII-III線における断面図である。 図1の自動結束装置のループガイドのIV-IV線における断面図である。 シフトガイド及び結束ヘッドの配置構成を示す模式図である。 シフトガイド及び結束ヘッドの移動機構の構成を示す模式図であり、シフトガイドが切り欠き部分に配置されている状態を示す図である。 シフトガイド及び結束ヘッドの移動機構の構成を示す模式図であり、結束ヘッドが切り欠き部分に配置されている状態を示す図である。 結束ヘッドの待避移動時における傾斜した状態を示す図である。 結束ユニットの上下移動機構の構成を示す図である。 結束後の結束ユニットと被結束物に巻きかかるバンドの配置例を示す図である。 バンドストッパーをシフトガイドに設けたときの構成例を示す図である。 バンドストッパーを端部ガイド4bに設けたときの構成例を示す図である。
以下、本発明の実施形態に係る自動結束装置について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施形態にかかる自動結束装置の構成を示す正面図である。図2は、図1の自動結束装置の右側面図である。なお、図2においては、搬送コンベアの記載を省略している。
本実施形態にかかる自動結束装置1は、搬送コンベア102によって搬送された被結束物100に鋼製のバンドBを巻きかけて結束するための装置である。搬送コンベア102は、中間部分が分断されており、当該分断部分に本実施形態にかかる自動結束装置1の結束ユニット3が配置される。搬送コンベア102には、搬送ローラ103及び側方ローラ104が設けられており、これらのローラ103,104によって搬送される被結束物100は、ループガイド4の中央にある空間に搬送される。この状態において、バンドBの両端がオーバーラップするように被結束物100の周囲に巻き回され、引き締められた後オーバーラップ部分が結束される。結束されたバンド101は被結束物100の周囲に固定される。搬送コンベア102は、被結束物100を所定の位置に搬送することができるように動作制御可能に構成されており、予め決定された所定位置において、バンドBを結束させることができる。
自動結束装置1は、メインフレーム2に結束ユニット3が上下移動可能に設けられている。結束ユニット3には、ループガイド4、フィードローラ5、シフトガイド6、結束ヘッド7がガイドフレーム8により連結されており、一体的に上下移動する。
ループガイド4は、一部に切り欠き部分4aが設けられた環形状をしており、内周に沿ってバンドBを案内する。本実施形態では、切り欠き部分4aは、ループガイド4の上側位置に設けられており、ループガイド4の切り欠き部分4aとの境界部分には、供給されるバンドBを、切り欠きを通して対向するループガイド4に案内する端部ガイド4bが設けられている。
ループガイド4には、図3に示すように、その内周に沿ってバンドBを案内するための案内溝11が設けられており、当該案内溝11を開閉するガイドプレート12が全周にわたって設けられている。供給されたバンドBは、端部ガイド4bを通り、切り欠き部分4aを通って対向するループガイド4の端部からループガイド4の内周の案内溝11に沿って案内される。バンドBの先端は、切り欠き部分において、重なって配置されてオーバーラップ部分が形成される。なお、オーバーラップ部分の形成は後述するシフトガイド6により行われる。
ガイドプレート12は、ループガイド4の全周にわたっており、図3に示すようにループガイド4に設けられた4つのガイド開放シリンダ13により、開閉可能に構成されている。ガイド開放シリンダ13のシリンダシャフト14に接続されたガイドプレート12は、矢印90に示すように、ガイド開放シリンダ13の伸縮に応じて案内溝11を開閉する。
また、ループガイド4の端部近傍には、図2に示すように、バンドチャック15が設けられている。バンドチャック15は、図4に示すように、案内溝11内のバンドBの側面を押圧してバンドBを固定する。バンドチャック15は、バンドチャックシリンダ16により駆動される。具体的には、バンドチャック15は、バンドチャックシリンダ16のシリンダシャフト17に接続されており、ループガイド4の側面と案内溝11とを連通して設けられ、矢印91に示すように、バンドチャックシリンダ16の伸縮に応じて進退することで、バンドBの側面を押圧及び解放する。これにより、バンドBの固定と解放を切り替えることができる。
フィードローラ5は、駆動ローラ18とピンチローラ19でバンドBを挟み、図示しないモータによって駆動ローラ18を回転させてバンドBを供給する。駆動ローラ18は、任意の方向に回転可能であり、バンドBを任意の方向に供給することができる。ピンチローラ19は駆動ローラ18側に付勢されており、バンドBを2つのローラ18,19で挟み込み、適度なトルク調整を行っている。また、ピンチローラ19には、図示しないエンコーダ等の測長機構が設けられており、供給したバンドBの長さを測定可能に構成されている。
フィードローラ5には、収納部9に格納されているバンドリール10からバンドBが巻き解かれ、メインフレーム2の後方に設けられているローラ20を通って、バンドBが供給される。収納部9には、収納されるバンドリール10の上面に当接するように設けられる押さえ部材9aが設けられており、バンドリール10のバンドBのバラケを防止する。
フィードローラ5によって送り出されたバンドBは、フィードローラ5下流側に位置するガイド4cによって、端部ガイド4bに送られる。なお、ガイド4cの途中には、光電センサ21が設けられており、バンドBの先端の位置検出を行う。
図5に示すように、シフトガイド6は、側方に開口22aが設けられた案内空間22を備え、切り欠き部分4aに設けられて供給されたバンドBを案内し、ループガイド4の内周に沿って案内されたバンドBのオーバーラップ部分を作成する。案内空間22には、サイドガイド23が進退可能に配置されており、通常時は案内空間の開口22aを閉塞し、バンドBがその幅方向に位置ずれすることを防止している。なお、サイドガイド23は、通常時はスプリング23a(図6参照)により、開口を閉塞する方向に付勢されている。
案内空間22は、ループガイド4の切り欠き部分4aに配置された状態において、ループガイド4の内周の延在方向に延びるように形成されており、供給されたバンドBの先端が引っかかることなくスムーズに送り込まれる
サイドガイド23は、リンク24に接続されており、リンク24が回転中心24aを中心として回動することで上方へ待避して開口22aを解放する。リンク24は、プッシュバー25に接続されており、プッシュバー25が結束ヘッド7に押圧されることにより、回動する。
結束ヘッド7は、シフトガイド6に隣接して設けられており、シフトガイド6によりバンドBのオーバーラップ部分をカシメ又はバンドシールなどの結束具を用いて結束する。結束ヘッド7は、従来から広く用いられているものをそのまま使用することができ、結束(カシメ)などの他、バンドBの固定と開放、バンドBの引き締め及び切断などの各種操作を行うことができる。
結束ヘッド7は、オーバーラップ部分の結束を行うために、バンドBのオーバーラップ部分が挿入され、バンドBの固定や結束を行う作業空間26を有している。作業空間26は、シフトガイド6の案内空間22の開口22aと対向する位置に開口26aを備えている。作業空間26は、開口26a側の幅が大きくなるように構成されており、オーバーラップ部分の受け入れを容易にする。また、図5に示すように、両者の開口22a、26aは、ごく近接しており、結束ヘッド7及びシフトガイド6が移動することにより、当該開口を通じてオーバーラップ部分が結束ヘッド7に受け渡される。
シフトガイド6及び結束ヘッド7は、図6及び図7に示すようにそれぞれシフトシリンダ28,29によってバンドBの幅方向に平行移動することができるように構成されている。なお、図6は、シフトガイド6が切り欠き部分に配置されている状態を示す図であり、図7は、結束ヘッド7が切り欠き部分に配置されている状態を示す図である。
シフトガイド6は、ガイドフレーム8によって、ループガイド4の切り欠き部分4aに設けられ、ループガイド4の幅方向に延びるガイドバー30に沿って移動可能に配置されており、シフトガイド用シフトシリンダ28によって平行移動する。
一方、結束ヘッド7は、その上面に設けられたリンク31を介して、支持軸32aにより軸支された支持リンク32に接続されている。結束ヘッド用シフトシリンダ29は支持リンク32に連結する。シフトシリンダ29と支持リンク32との接合位置は支持軸32aを挟んで結束ヘッド7の反対側に設けられる。
支持リンク32は、結束ヘッド用シフトシリンダ29の伸縮によって、一対のガイドバー33に沿って平行移動可能に設けられている。ガイドバー33は、ガイドフレーム8に連結されており、案内部34aと一体的に構成されたガイド支持部材34によって支持されている。ガイド支持部材34には、規制リンク35がスライド可能に設けられており、両端にストッパー35a,35bが設けられている。規制リンク35は、リンク31に接続されており、規制リンク35の位置に応じて、リンク31が支持リンク32に対して傾斜する。
結束ヘッド7の動作は、図6から図7の状態になるとき、すなわち、結束ヘッド7が切り欠き部分4aへ移動するときは、結束ヘッド用シフトシリンダ29により、支持リンク32が押されて切り欠き方向に移動する。このとき、規制リンク35もリンク31と共に移動し、ガイド支持部材34との相対位置が先端側へ移動する。このため、結束ヘッド7は、平行にループガイド4の切り欠き方向に移動し、結束ヘッド7がシフトガイド6に押圧される。
なお、このとき、シフトガイド用シフトシリンダ28は、結束ヘッド7側にシフトガイド6を押圧する方向に圧力を立てたままとするが、当該シフトガイド用シフトシリンダ28の圧力は、結束ヘッド用シフトシリンダ29の圧力よりも小さく設定され、結果として圧力差でシフトガイド用シフトシリンダ28が押し負けるようになっている。このように構成することで、シフトガイド6と結束ヘッド7がより密着し、オーバーラップ部分の受け渡しがよりスムーズになる。
なお、上記の通り、結束ヘッド7とシフトガイド6との接触により、結束ヘッド7がシフトガイド6のプッシュバー25を押し、サイドガイド23が開口を開放して、バンドBが結束ヘッド7の作業空間26へ受け渡し可能となる。バンドBの結束ヘッド7の作業空間26への受け渡しが完了した後、シフトガイド用シフトシリンダ28はシフトガイド6を切り欠き部分4aから離れるように移動させる。
一方、結束ヘッド7がループガイド4の切り欠き部分4aから待避するときは、結束ヘッド用シフトシリンダ29に接続されている支持リンク32が結束ヘッド用シフトシリンダ29側に引っ張られる。上記の通り、バンドBのカシメ部分が作業空間内に引っかかっているような場合は、支持軸32aと支持リンク32とシフトシリンダ29の力点との位置関係により、バンドBが結束ヘッド7の作業空間内のバンドBのカシメ部分と結束ヘッド7の金具の係止部分が抵抗となり、抵抗が小さい片側のみがバンドBから外れ、結束ヘッド7が傾斜する。結束ヘッド7の傾斜角度は、リンク31がストッパー27に当たることで規制される。傾斜規制ストッパー27は支持リンク32の端部に設けられており、リンク31に当接することで、支持リンク32とリンク31との傾斜角度を規制する。
したがって、結束ヘッド7が傾斜した状態で切り欠き部分4aから待避することになり、結束されたバンドBの引っかかりを外れやすくすることができる。すなわち、結束ヘッド7が傾斜した状態のまま結束ヘッド用シフトシリンダ29によって支持リンク32が引っ張られることで、結束ヘッド7の傾斜角度が変化する。この傾斜状態のまま結束ヘッド7が全体的に移動することで、結束ヘッド7内に引っかかっていた部分が結束ヘッド7から外れる。
基端側ストッパー35bとガイド支持部材34とが当たると(図8参照)、規制リンク35とリンク31との接続軸31aを回転中心として、結束ヘッド7は傾斜が戻る方向に回動する。シフトシリンダ29の力点の支持軸32aを挟んで反対側には、ストッパー7aが設けられており、傾斜した状態で移動した結束ヘッド7が元の状態に戻ったときに結束ヘッド7に当接するように配置されている。
上記の通り、結束ユニット3は、全体として上下移動可能に構成されている。図9は、結束ユニットの上下移動機構の構成を示す図である。図9においては、構造の理解を容易にするため、ループガイド4の記載を省略している。
結束ユニット3を移動させる構成としては、メインフレーム2に設けられた1対のガイドロッド36及び当該ガイドロッド36に対してスライド可能に構成されたスライダ38,39を備えている。
ガイドロッド36は、スライダ38,39の移動方向が鉛直方向となるように、メインフレーム2に固定される。スライダ38,39は、ループガイド4にそれぞれ接続部分38a,39aで接続される。スライダ38には、ループガイド昇降シリンダ37が接続されており、当該ループガイド昇降シリンダ37が伸縮することにより、スライダ38が上下に移動する。
また、上記の通り、ループガイド4には、シフトガイド6、結束ヘッド7、ガイドフレーム8等が設けられており、相当の重量となるため、バランスウェイト42が設けられている。
バランスウェイト42は、自由に回動可能に構成された歯車43に巻き回され、連結チェーン41によりループガイド支持部40と連結する。バランスウェイト42により、ループガイド4とのバランスが保たれ、ループガイド昇降シリンダ37による上下移動のための力を小さくすることができる。
次に、本実施形態にかかる自動結束装置の動作について説明する。まず、最初に搬送コンベア102を動作させて被結束物100を所定位置に移動させる。その後、フィードローラ5を操作して、バンドBを所定長さ送り込む。バンドBの送り長さは、光電センサ21により、バンドBの先端を検出した後、フィードローラ5の測長機構により、確実にオーバーラップ部分が形成される程度の長さとする。すなわち、光電センサ21からループガイド4の内周を通ってオーバーラップ部分が形成される長さは、装置のサイズによって決定されており、一定の長さとすることができる。
次いで、シフトガイド用シフトシリンダ28及び結束ヘッド用シフトシリンダ29を駆動させて、シフトガイド6を後退させ、かつ結束ヘッド7を前進させる。このとき、上述のように、バンドBのオーバーラップ部分が結束ヘッド7の作業空間26に受け渡される。
次に、ループガイド昇降シリンダ37を操作して、被結束物100の上面近傍に結束ヘッド7が位置するように結束ユニット3を下降させる。さらに、バンドチャックシリンダ16を駆動させてバンドBの先端近傍を固定し、ガイド開放シリンダ13を駆動させて案内溝11を開放する。
次いで、フィードローラ5を逆回転させて、余長分のバンドBを所定長さ引き戻したあと、結束ヘッド7によってバンドBの先端を固定する。余長分のバンドBの引き戻し長さは、ピンチローラ19の回転をエンコーダで測定することにより測長する。その後、バンドチャックシリンダ16を駆動させてバンドBの先端近傍を解放させ、結束ヘッド7によって、被結束物に所定の圧力で巻きかけるようにバンドBを引き締める。
なお、バンドの引き締め確認は、駆動ローラ18とピンチローラ19の回転と駆動ローラ18を駆動するモータの回転との関係を比較することにより行う。すなわち、駆動ローラ18には、トルクリミッタが設けられており、駆動ローラ18を駆動させるモータが駆動しているにもかかわらず、バンドBの引き締めが所定の強度となっているときはバンドBが引き戻されないため、駆動ローラ18及びピンチローラ19は回転せず、バンドBの送りはエンコーダでは認識されない。よって、この駆動ローラ18及びピンチローラ19とモータの回転の有無を比較することで、バンドBの引き締めを確認することができる。
なお、本実施形態では、バンドBの引き締めは結束ヘッド7により行う構成としているが、例えば、余長分の引き戻しと引き締めとを共にフィードローラ5で行ってもよい。
バンドBの引き締めが終了すると、結束ヘッド7を操作して、バンドBの結束を行い、バンドBの切断を行う、その後、結束ヘッド7はバンドBを開放する。
次いで、フィードローラ5を操作して、光電センサ21の位置までバンドBを巻き戻し及び送り出しを行い、バンドB長さをリセットする。次いで、結束ヘッド用シフトシリンダ29を駆動させて、結束ヘッド7を後退させてバンドBを結束ヘッド7の作業空間から引き抜く。この状態において、結束ヘッド7がバンドBから外れるので、結束ユニット3を上昇させる。次いで、シフトガイド用シフトシリンダ28を駆動させて、シフトガイド6を前進させる。
なお、結束動作の後、結束ヘッド7を待避させて、バンドBを作業空間から引き抜くときに、バンドBが結束ヘッドに係止し、被結束物100ごと結束ヘッド7に連れて、結束ヘッド7の移動方向に移動する場合がある。これは、被結束物100を搬送ローラ103により支持している場合や、被結束物100の自重が軽い場合に起こりやすい。
この問題を防止するため、本実施形態では、結束ヘッドの上流側及び又は下流側にバンドストッパー50を設けている。バンドストッパー50は、結束ヘッド7を被結束物100から外す際に被結束物100が位置ずれしないように結束ヘッド7の作業空間の外部に位置するバンドBを係止するものである。バンドストッパー50が係止するバンドBの位置としては、例えば、図10に示すように、バンドBの結束後、バンドBと被結束物100の上面100aとの間に、結束ヘッド7の下端部7bが挟まってバンドBが被結束物100から浮いているバンドBの浮き部分105などを上げることができ、当該部分を引っ掛けることにより、図10において、紙面奥側に待避する結束ヘッド7と共に、被結束物100が移動しないようにするものである。
具体的には、バンドストッパー50としては、図11又は図12に示すように、シフトガイド6又は端部ガイド4bに設けることができる。
図11は、バンドストッパー50をシフトガイド6に設けたときの構成例を示す図である。図11においては、バンドストッパー50は、シフトガイド6の両端に設けられており、結束ヘッド7の上流側及び下流側によって結束されたバンドBの浮き部分105をバンドストッパー50で引っ掛け、矢印92に示す結束ヘッド7の待避と供に、被結束物100が移動しないようにする。
図12は、バンドストッパー50を端部ガイド4bに設けたときの構成例を示す図である。図12においては、バンドストッパー50は、ループガイド4の端部に位置する端部ガイド4bに設けられている。端部ガイド4bは、ループガイド4の切り欠き部分4aにバンドBを案内するものであり、結束ヘッド7の上流側に位置するため、結束ヘッド7の上流側に位置する結束されたバンドBの浮き部分105をバンドストッパー50で引っ掛け、矢印92に示す結束ヘッド7の待避と供に、被結束物100が移動しないようにする。
なお、バンドストッパー50を端部ガイド4bだけでなく、ループガイド4、特に結束ヘッド7の下流側に取り付けることも可能である。
以上説明したように、本実施形態の自動結束装置によれば、結束ヘッド7によるバンドの引っかかりを起こすことなく、確実にバンドのオーバーラップ部分を作成することができ、これを結束ヘッド7に受け渡すことで、確実な結束動作を可能とすることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施可能である。例えば、バンドBは、合成樹脂などで構成されたものを用いることもでき、この場合は、結束ヘッドを合成樹脂用のシーラーなどとすることで、適用することができる。
1 自動結束装置
2 メインフレーム
3 結束ユニット
4 ループガイド
4a 切り欠き部分
4b 端部ガイド
4c ガイド
5 フィードローラ
6 シフトガイド
7 結束ヘッド
11 案内溝
12 ガイドプレート
13 ガイド開放シリンダ
14 シリンダシャフト
15 バンドチャック
16 バンドチャックシリンダ
17 シリンダシャフト
18 駆動ローラ
19 ピンチローラ
20 ローラ
21 光電センサ
22 案内空間
23 サイドガイド
24 リンク
25 プッシュバー
26 作業空間
27 傾斜規制ストッパー
28 シフトガイド用シフトシリンダ
29 結束ヘッド用シフトシリンダ
30 ガイドバー
31 リンク
32 支持リンク
33 ガイドバー
34 ガイド支持部材
35 規制リンク
36 ガイドロッド
37 ループガイド昇降シリンダ
38,39 スライダ
40 ループガイド支持部
50 バンドストッパー

Claims (7)

  1. 中央に被結束物を挿通可能で一部に切り欠き部分を有する環形状をなし、供給されたバンドを内周に沿って案内するループガイドと、
    前記切り欠き部分に配置されて、側方に開口を有する案内空間内で前記ループガイドに案内されたバンドのオーバーラップ部分を形成可能なシフトガイドと、
    前記シフトガイドに並列配置され、前記シフトガイドの開口に対向する位置に設けられた開口から、前記シフトガイドで形成されたオーバーラップ部分を挿入可能な結束ヘッドと、
    前記結束ヘッド及びシフトガイドを前記切り欠き部分から前記ループガイドの幅方向に進退移動させる移動機構と、
    を有することを特徴とする、自動結束装置。
  2. 前記移動機構は、前記結束ヘッド及びシフトガイドをそれぞれ独立して前記ループガイドの切り欠き部分に置換可能となるように移動させることを特徴とする、請求項1に記載の自動結束装置。
  3. 前記シフトガイドは、前記開口を開閉するサイドカバーを備え、前記サイドカバーは、前記移動機構により移動された結束ヘッドが当接することで開放するように構成されている前記開口を開閉するサイドカバーを備えることを特徴とする、請求項1又は2に記載の自動結束装置。
  4. 前記シフトガイド及び結束ヘッドは、前記ループガイドに設けられたガイドフレームに一体的に支持されており、
    さらに、前記ループガイド内の空間に位置する前記被結束物に対して、前記結束ヘッドが近接するように前記ループガイドを移動させる、ループガイド移動機構を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の自動結束装置。
  5. 前記ループガイド移動機構は、前記ループガイドを鉛直方向に移動させるように構成されていることを特徴とする、請求項4に記載の自動結束装置。
  6. 被結束物に巻き回された結束後のバンドを係止するように設けられたバンドストッパーをさらに備えることを特徴とする、請求項1から5のいずれか1つに記載の自動結束装置。
  7. 前記結束ヘッドの移動機構は、前記ループガイドの幅方向に直交する支持軸で前記結束ヘッドを回動可能に軸支する支持リンクを有することを特徴とする、請求項1から6のいずれか1つに記載の自動結束装置。
JP2012232653A 2012-10-22 2012-10-22 自動結束装置 Active JP5968187B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012232653A JP5968187B2 (ja) 2012-10-22 2012-10-22 自動結束装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012232653A JP5968187B2 (ja) 2012-10-22 2012-10-22 自動結束装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014084122A JP2014084122A (ja) 2014-05-12
JP5968187B2 true JP5968187B2 (ja) 2016-08-10

Family

ID=50787557

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012232653A Active JP5968187B2 (ja) 2012-10-22 2012-10-22 自動結束装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5968187B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2563727Y2 (ja) * 1991-12-13 1998-02-25 ストラパック株式会社 梱包機における右バンドウェイ開放およびバンド幅寄せ装置
JP2527901B2 (ja) * 1993-05-17 1996-08-28 有限会社木谷工作所 梱包機のテ―プ結束装置
JP3352017B2 (ja) * 1998-03-17 2002-12-03 大蔵工業株式会社 帯掛機
JP3091493U (ja) * 2002-07-17 2003-01-31 丸善工業株式会社 簡易アーチ式梱包機
JP5503893B2 (ja) * 2009-04-10 2014-05-28 グローリー株式会社 結束装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014084122A (ja) 2014-05-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2008296658B2 (en) Strapping machine with improved tension, seal and feed arrangement
CN104507813B (zh) 用于捆扎钢带的模块化打包机
NZ270101A (en) Strapping machine feeding and tensioning roller pairs with one roller of each pair mounted on a common cam driven pivoted carriage for alternate tensioning and feeding
CN104520051B (zh) 用于模块化钢带打包机的封接头
JP2010500252A5 (ja)
US20110146505A1 (en) Strap driving device for a strapping machine
JP4651904B2 (ja) 紙葉類結束処理機
JP5968187B2 (ja) 自動結束装置
EP3137380B1 (en) Gripping apparatus for a wrapping machine
EP2657139B1 (en) Apparatus and method for fixing a wrapping film
US6786027B2 (en) Operable sealing mechanism for a strapping band
CN112572869A (zh) 用于捆扎机的焊接头、以及可以用于焊接头中的反压板
CN216186528U (zh) 扎紧装置
EP2149448A2 (en) Pile-strapping machine with straps made of weldable plastic material
US7082872B2 (en) Strap tensioning apparatus
US20140137754A1 (en) Retainer Unit and Wire Binding Machine Comprising Several Such Retainer Units
ITMO20080332A1 (it) Macchina avvolgitrice
JP4994696B2 (ja) 自動テープ掛け機
JP2014024660A (ja) シート材積層装置
JP2006117312A (ja) 梱包機のバンド案内アーチ及び梱包機の使用方法
JP5126951B2 (ja) 包装フィルム切断装置
JPH021726B2 (ja)
JPH0642611U (ja) 紙葉類結束装置におけるテープガイド機構
JP5317767B2 (ja) 自動紐掛け機の引締め装置
EP3960642B1 (en) Automatic-strap-feeding system for feeding strap into a strapping machine

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150904

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160610

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160705

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160705

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5968187

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S802 Written request for registration of partial abandonment of right

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R311802

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250