JP5967910B2 - 手提げ袋 - Google Patents
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Description
本願発明の他の目的は、安定した自立性を有する手提げ袋を提供することにある。
本願発明のさらに他の目的は、重量物を運ぶ際に、手提げ以外の楽な持ち方を行なうことができる手提げ袋を提供することにある。
さらに、前記手提げ袋の上部と下部に紐通し用の穴を形成すれば、前記穴に紐を通すことにより、背負うことができ、重量物の持ち運びに有利となる。
この袋は、本体シート11と把手シート14と底部シート18との3種のシートから構成されている。
なお、自立性が向上しているとは、後述する実施例と同様、袋の内容量の半分の水を袋内入れて自立性を観察した場合に、前側本体シートを前記把手シートと同じ高い伸び率を有する素材で形成した場合に比して、倒れにくい性状を有することを意味する。
ここで、図4に示すように、前記紐通し用の穴27が形成されているシートは無延伸ナイロンを含むシートである(上部の紐通し用の穴27が形成されている把手シート14は、前述のとおり無延伸ナイロンを含むシートであり、また上部の紐通し用の穴27が形成されているシートは、本体シート11及び底部シート18であり、前述のとおり底部シート18については無延伸ナイロンを含むシートである)
そして、前記紐通し用の穴27に通される紐(図示せず)によって力が加わる方向(図4の矢印方向)に、融着による穴用シール部38が形成され、且つ、この穴用シール部38と紐通し用の穴27との間に、シールされていない無シール緩衝部分28が形成される。この無シール緩衝部分28には、無延伸ナイロンが存在するものである。他方、融着による穴用シール部38が形成されると、このシール部38については、固くなるのは良いが、もろくなるという欠点がある。
そして、紐(図示せず)から直接穴用シール部38に力が加わると、このシール部38はもろくなっているため、破断が生じる。他方、穴用シール部38を設けていないと、
無延伸ナイロンのみで、この紐の張力に耐える必要があり、伸びの限界によって、最後は破断してしまう。
この図4の実施の形態にあっては、伸びる無シール緩衝部分28と硬質の穴用シール部38との相乗効果によって、最も破断し難い構造とすることができる。
なお、紐の通し方は、背負うためものであれば、適宜選択することができる。袋の上部と下部に、紐通し用の穴27を形成し、これらの穴27に紐をとおすこともできるが、
上部の穴については、前述の把手孔17を利用して、下方の紐通し用の穴27と上方の把手孔17に紐を通すことも可能である。また、上方に左右にのみ紐通し用の穴27を形成して、これら上方の左右の紐通し用の穴27に紐を通して、肩から掛けることもできる。この場合、穴用シール部38と無シール緩衝部分28とは、紐通し用の穴27の上方に形成することが望ましい。
無シール緩衝部分28の長さは、特に限定はされないが、5mm以上であることが好ました。上限値は特に限定はされないが、50mm以下が実施に際しては適当である。
(実施例)
横幅:310mm、全高:420mm(本体シート11の高さ:120mm+把手シート14の高さ:340mm)、底部シート18の前後幅:80mmの袋を作成した。上部中央に2個の把手孔17を形成すると共に、上下左右の四隅に、紐通し穴27を形成した。チャック19の溶着は、図2(C)のものを採用した。本体シート11には、25μm厚の延伸ナイロンフィルム21と100μm厚のポリエチレンフィルム23の積層シート、把手シート14には、60μm厚の無延伸ナイロンフィルム22と60μm厚のポリエチレンフィルム23の積層シート、底部シート18には、60μm厚のポリエチレンフィルム23と30μm厚の無延伸ナイロンフィルム22と60μm厚のポリエチレンフィルム23の積層シートを用いた。
横幅:310mm、全高:420mm、底部シート18の前後幅:80mmの袋を作成した。但し、把手シート14は用いず、全体を本体シート11で構成した。実施例と同様、上部中央に2個の把手孔17を形成すると共に、上下左右の四隅に、紐通し穴27を形成した。チャック19の本体シート11への溶着は常法に従った。本体シート11には、25μm厚の延伸ナイロンフィルム21と100μm厚のポリエチレンフィルム23の積層シート、底部シート18には、60μm厚のポリエチレンフィルム23と30μm厚の延伸ナイロンフィルム21と60μm厚のポリエチレンフィルム23の積層シートを用いた。
横幅:310mm、全高:420mm、底部シート18の前後幅:80mmの袋を作成した。但し、把手シート14は用いず、全体を本体シート11で構成した。実施例と同様、上部中央に2個の把手孔17を形成すると共に、上下左右の四隅に、紐通し穴27を形成した。チャック19の本体シート11への溶着は常法に従った。本体シート11には、60μm厚の無延伸ナイロンフィルム22と60μm厚のポリエチレンフィルム23の積層シート、底部シート18には、60μm厚のポリエチレンフィルム23と30μm厚の無延伸ナイロンフィルム22と60μm厚のポリエチレンフィルム23の積層シートを用いた。
実施例及び比較例1、2の袋の内容量の半分(約4リットル)を入れて、水平な床に置き、自立するか否かを目視で観察した。
実施例及び比較例1は自立したが、比較例2は自立せずに、袋の全高の約半分の箇所で二つ折りになるように、倒れた。比較例2では、底のシール部33や本体シート11の下端寄り部分が、湾曲してしまい、内部の水を支えきれなくなってしまい倒れたのに対して、実施例及び比較例1では、シートに腰があるため、変形することが少なく、起立した状態を維持した。
実施例及び比較例1、2の袋に、水を5リットル入れて、把手孔17に指を入れて、提げて持ち、上下に少し揺すりながら、5分歩いた後、袋の性状を目視で観察した。
実施例及び比較例2は把手孔17付近のシートが伸びたが、破断しなかった。比較例1は把手孔17からシートが破断してしまった。
実施例について、左右下方の2つの紐通し穴27に直径8mmの金属棒を通して固定し、把手孔17に幅85mmの金属製フックをかけ、フックを毎分100mmの速さで垂直に力を加え、破損等の異常が認められたときの荷重値及び状態を調べた。(使用機器:幅広万能試験機X延伸ナイロンフィルム2100インテスコ製)
およそ収納部200Nから持ち手が把手孔17周辺の把手シート14が伸びはじめる。最大荷重値450Nで把手シート14の破損を認める。
実施例について、把手孔17に幅85mmの金属製フックをかけ、袋の収納部20内に質量7.5kgのおもりを入れる。1時間放置後におもりを取り除き、各部について異常の有無を確認したが、異常は認められなかった。
下方の左右の2つの紐通し穴27に紐を通して、左右の紐を引っ張りあった。紐は、左右とも、幅10mmの織布製の紐とした。(図示はしないが、この下方の紐通し穴27と硬質の穴用シール部38との位置関係は、力の加わる方向とする。具体的には、左右上方に力が加わるため、この実施例では、左右のシール部32が穴用シール部38を兼ねることになる。)
左の紐通し穴27については、前述のように、無シール緩衝部分28と硬質の穴用シール部38を形成した。無シール緩衝部分28と硬質の穴用シール部38との間隔は10mmとした。
他方、右の紐通し穴27については、穴用シール部38を形成しなかった。
左右の紐を引っ張りあうと、右の紐通し穴27については、周辺のシートが伸びて、最後は、破断した。
これに対して、左の右の紐通し穴27については、周辺の無シール緩衝部分28が伸びるが、その外側の穴用シール部38で、その伸びをくい止めて、最終的には破断を免れた。
下方の左右の2つの紐通し穴27に紐を通して、左右の紐を引っ張りあった。紐は、左右とも、幅10mmの織布製の紐とした。
左の紐通し穴27については、前述のように、無シール緩衝部分28と硬質の穴用シール部38を形成した。無シール緩衝部分28と硬質の穴用シール部38との間隔は10mmとした
他方、右の紐通し穴27については、穴用シール部38を、穴の直近まで形成し、無シール緩衝部分28を形成しなかった。
左右の紐を引っ張りあうと、右の紐通し穴27については、シートの伸びが実質的になく、穴用シール部38がもろくも破断した。
これに対して、左の右の紐通し穴27については、周辺の無シール緩衝部分28が伸びるが、その外側の穴用シール部38で、その伸びをくい止めて、最終的には破断を免れた。
以上、紐による破断試験の1と2によって、無シール緩衝部分28と硬質の穴用シール部38を形成するものが、最も破断しにくいものであることが、確認できた。
12 前側本体シート
13 後側本体シート
14 把手シート
15 前側把手シート
16 後側把手シート
17 把手孔
18 底部シート
19 チャック
20 収納部
21 延伸ナイロンフィルム
22 無延伸ナイロンフィルム
23 ポリエチレンフィルム
24 折り目
25 基部
26 凹凸嵌合部
27 紐通し穴
28 無シール緩衝部分
31 シール部
32 シール部
33 シール部
34 シール部
35 シール部
36 チャックシール部
37 共用シール部
38 穴用シール部
Claims (7)
- 袋を構成するシートに、手を挿通するための把手孔を形成した、合成樹脂シート製の手提げ袋において、
前記袋を構成するシートは、袋の収納部を構成する本体シートと、把手孔を備えた把手シートとを備え、
前記本体シートは、前記収納部の前面を構成する前側本体シートと、前記収納部の後面を構成する後側本体シートとを備え、
前記把手シートは前記本体シートの上部に接着されると共に、前記本体シートよりも上方に伸ばされたものであり、
前記把手シートは、シートを構成するフィルムとして、無延伸フィルムを含み、且つ、延伸フィルムを含まないものであり、
前記把手シートの引っ張り伸び率が、前記本体シートの引っ張り伸び率よりも大きいものであることを特徴とする手提げ袋。 - 前記把手シートは無延伸ナイロンフィルムを含み、且つ、延伸ナイロンフィルムを含まないものであり、
前記本体シートは延伸ナイロンフィルムを含むものであることを特徴とする請求項1に記載の手提げ袋。 - 前記前側本体シートの下部と、前記後側本体シートの下部との間に、前記収納部の底面を構成する底部シートが接着されたものであり、
前記底部シートの引っ張り伸び率が、前記本体シートの引っ張り伸び率よりも大きいことを特徴とする請求項1又は2に記載の手提げ袋。 - 前記本体シートの上部に、前記収納部を開閉するための凹凸嵌合のチャックが取り付けられたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の手提げ袋。
- 前記把手シートは、前記前側本体シートの上部の外側に接着された前面把手シートと、前記後側本体シートの上部の外面側に接着された後面把手シートとを備え、前面把手シートと後面把手シートの左右両端辺同士が接着されておらず、
前記チャックが、前記前側本体シートの上部の内面側と、前記後側本体シートの上部の内面側とに、取り付けられたものであり、
前記把手シートを前記本体シートの外側に沿わさせた状態で、前記チャックの開閉がなされ得ることを特徴とする請求項4記載の手提げ袋。 - 前記手提げ袋の少なくとも下部に紐通し用の穴が形成されており、前記穴に紐を通すことにより、背負うことができるようにした請求項1〜5の何れかに記載の手提げ袋。
- 前記紐通し用の穴が形成されているシートは、無延伸ナイロンを含むシートであり、
前記紐通し用の穴に通される紐によって力が加わる方向に、融着によるシールが形成され、且つ、当該シールと前記紐通し用の穴との間に、シールされていない無延伸ナイロンが存在することを特徴とする請求項6に記載の手提げ袋。
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