JP5967480B2 - コンテンツ伝送システム、コンテンツ伝送方法、送信装置、送信方法、送信プログラム、及び受信装置 - Google Patents

コンテンツ伝送システム、コンテンツ伝送方法、送信装置、送信方法、送信プログラム、及び受信装置 Download PDF

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本発明は、送信装置から複数の受信装置にコンテンツを伝送するコンテンツ伝送システム及びコンテンツ伝送方法、その送信装置、送信方法、及び送信プログラム、並びにその受信装置に関するものである。
従来、比較的小さいエリアをカバーする情報伝送システムとして、無線LAN(Local Area Network)とエリア放送の2つの伝送系統を持つ情報伝送システムが知られている。無線LAN等の無線通信には、双方向性という放送にはない特性がある一方、放送には、受信装置ごとの個別制御を要することなく多数の受信装置に対して情報を伝送可能であり、即ち、情報を広く配信できるという特性がある。
このような小エリア情報伝送システムには、例えば、有事には防災放送システムとして使用し、平時にはWEB接続に用いる等の活用例がある。この例の場合には、被災地区内の複数の箇所に設置されたカメラでそれぞれ映像を撮影して、その映像を基地局から受信装置に伝送する。
本発明に関連する先行技術として、以下の技術文献1に記載の技術がある。特許文献1に記載の技術では、放送と無線通信の2つの伝送系統を持つシステムにおいて、送信装置は放送及び無線通信によって同時に同一のデータを配信し、受信装置は常に受信状態の良好な方を選択して受信し、パケット合成をする。これによって、放送及び無線通信のいずれかの受信状態が劣化してもデータの伝送を継続できるというメリットがある。
特開2007−274558号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、放送及び無線通信で同一のデータを伝送するという単なる冗長化の技術であり、放送と無線通信との間で効率的に負荷分散しようとするものではない。
本発明は、放送と無線通信とを協調させることにより、放送と無線通信との間で効率的に負荷分散をしてスループットを向上できるコンテンツ伝送システムを提供することを目的とする。
本発明の一態様は、送信装置から複数の受信装置にコンテンツを伝送するコンテンツ伝送システムである。このコンテンツ伝送システムにおいて、前記受信装置は、複数のコンテンツのうちのいずれかのコンテンツの伝送要求を、前記送信装置に送信する要求送信部と、前記送信装置から放送されたコンテンツを受信する放送受信部と、前記送信装置から送信されたコンテンツを受信する通信受信部とを備え、前記送信装置は、前記伝送要求を受信する要求受信部と、前記要求受信部にて前記伝送要求を受信したときに、放送及び無線通信のいずれによって前記伝送要求に係るコンテンツを伝送するかを選択する伝送系統選択部と、前記伝送系統選択部にて放送によって伝送することが選択された前記コンテンツを放送するコンテンツ放送部と、前記伝送系統選択部にて無線通信によって伝送することが選択された前記コンテンツを送信するコンテンツ送信部とを備えた構成を有している。
この構成によれば、送信装置が伝送要求を受信したときに、伝送要求に係るコンテンツについて、それを放送で伝送するか無線通信で伝送するかが選択されるので、放送と無線通信との間で効率的に負荷分散をしてスループットを向上できる。
上記のコンテンツ伝送システムにおいて、前記伝送系統選択部は、放送によって前記伝送要求に係るコンテンツを伝送することを優先的に選択してよい。
この構成によれば、他の無線機器との競合および他の電子機器からのノイズの発生が生ずる可能性のある無線通信ではなく、予め所定の伝送容量を有した放送を優先するので、より確実に、かつ高画質でコンテンツを伝送できる。
上記のコンテンツ伝送システムにおいて、前記伝送系統選択部は、受けた伝送要求が多いコンテンツについて、優先的に、放送によって前記伝送要求に係るコンテンツを伝送することを選択してよい。
この構成によれば、受けた伝送要求が多いコンテンツについて、放送を優先するので、より多くの受信装置に、確実に、かつ高画質でコンテンツを伝送できる。
上記のコンテンツ伝送システムにおいて、前記伝送系統選択部は、放送に利用可能な伝送容量に余裕があるときは、放送によって前記伝送要求に係るコンテンツを伝送することを選択してよい。
この構成によれば、放送に利用可能な伝送容量を有効に活用して、放送によるコンテンツの伝送を、より確実に、かつ高画質で行なうことができる。
上記のコンテンツ伝送システムにおいて、前記伝送系統選択部は、放送に利用可能な伝送容量に余裕がないときは、一部のコンテンツについて、無線通信によって伝送することを選択してよい。
この構成によれば、放送を優先して放送に利用可能な伝送容量を有効に活用しつつ、放送と無線通信との間で効率的に負荷分散をしてスループットを向上できる。
上記のコンテンツ伝送システムにおいて、前記伝送系統選択部は、放送に利用可能な伝送容量に余裕がない場合において、新たな前記伝送要求を受信したときは、一部のコンテンツについて、ビットレートを下げた上で、放送によって伝送することを選択してよい。
この構成によれば、ビットレートの変更も有効に活用して、放送を優先することができる。
上記のコンテンツ伝送システムにおいて、前記伝送系統選択部は、受けた伝送要求が少ないコンテンツについて、優先的に、前記ビットレートを下げることを選択してよい。
この構成によれば、受信するコンテンツのビットレートが下げられる受信装置をなるべく少なくできる。
上記のコンテンツ伝送システムにおいて、前記伝送系統選択部は、それ以上ビットレートを下げることができない場合において、新たな前記伝送要求を受信したときは、一部のコンテンツについて、無線通信によって伝送することを選択してよい。
この構成によれば、ビットレートの変更も有効に活用して、放送を優先しつつ、放送と無線通信との間で効率的に負荷分散をすることができる。
上記のコンテンツ伝送システムにおいて、前記伝送系統選択部は、前記伝送要求を送信してきた前記受信装置の属性に応じて、放送及び無線通信のいずれによって前記伝送要求に係るコンテンツを伝送するかを選択してよい。
この構成によれば、優先すべき受信装置を優先して、放送によるコンテンツの伝送を行なうことができる。
上記のコンテンツ伝送システムにおいて、前記伝送系統選択部は、コンテンツの属性に応じて、放送及び無線通信のいずれによって前記伝送要求に係るコンテンツを伝送するかを選択してよい。
この構成によれば、優先すべきコンテンツを優先して、放送によるコンテンツの伝送を行なうことができる。
上記のコンテンツ伝送システムにおいて、前記伝送系統選択部は、前記伝送要求を送信してきた前記受信装置の受信状態に応じて、放送及び無線通信のいずれによって前記伝送要求に係るコンテンツを伝送するかを選択してよい。
この構成によれば、受信装置の受信状態に適した伝送系統でコンテンツを伝送できるので、より確実に受信装置にコンテンツを伝送できる。
上記のコンテンツ伝送システムにおいて、前記コンテンツは、映像コンテンツであってよい。
この構成によれば、映像コンテンツについて、放送と無線通信との間で効率的に負荷分散をしてスループットを向上できる。
本発明の別の態様は、送信装置から複数の受信装置にコンテンツを伝送するコンテンツ伝送システムにおけるコンテンツ伝送方法であって、このコンテンツ伝送方法は、前記受信装置にて、複数のコンテンツのうちのいずれかのコンテンツの伝送要求を、前記送信装置に送信する要求送信ステップと、前記送信装置にて、前記伝送要求を受信する要求受信ステップと、前記送信装置にて、前記要求受信ステップにて前記伝送要求を受信したときに、放送及び無線通信のいずれによって前記伝送要求に係るコンテンツを伝送するかを選択する伝送系統選択ステップと、前記送信装置にて、前記伝送系統選択ステップにて放送によって前記伝送要求に係るコンテンツを伝送することが選択された前記コンテンツを放送する放送ステップと、前記送信装置にて、前記伝送系統選択ステップにて無線通信によって前記伝送要求に係るコンテンツを伝送することが選択された前記コンテンツを送信する送信ステップと、前記受信装置にて、前記送信装置から放送されたコンテンツを受信する放送受信ステップと、前記受信装置にて、前記送信装置から送信されたコンテンツを受信する通信受信ステップとを含んでいる。
この構成によっても、送信装置が伝送要求を受信したときに、伝送要求に係るコンテンツについて、それを放送で伝送するか無線通信で伝送するかが選択されるので、放送と無線通信との間で効率的に負荷分散をしてスループットを向上できる。
本発明のさらに別の態様は、送信装置から複数の受信装置にコンテンツを伝送するコンテンツ伝送システムにおける送信装置であって、この送信装置は、前記受信装置から、複数のコンテンツのうちのいずれかのコンテンツの伝送要求を受信する要求受信部と、前記要求受信部にて前記伝送要求を受信したときに、放送及び無線通信のいずれによって前記伝送要求に係るコンテンツを伝送するかを選択する伝送系統選択部と、前記伝送系統選択部にて放送によって伝送することが選択された前記コンテンツを放送するコンテンツ放送部と、前記伝送系統選択部にて無線通信によって伝送することが選択された前記コンテンツを送信するコンテンツ送信部とを備えた構成を有している。
この構成によっても、送信装置が伝送要求を受信したときに、伝送要求に係るコンテンツについて、それを放送で伝送するか無線通信で伝送するかが選択されるので、放送と無線通信との間で効率的に負荷分散をしてスループットを向上できる。
本発明のさらに別の態様は、送信装置から複数の受信装置にコンテンツを伝送するコンテンツ伝送システムの前記送信装置における送信方法であって、この送信方法は、前記受信装置から、複数のコンテンツのうちのいずれかのコンテンツの伝送要求を受信する要求受信ステップと、前記要求受信ステップにて前記伝送要求を受信したときに、放送及び無線通信のいずれによって前記伝送要求に係るコンテンツを伝送するかを選択する伝送系統選択ステップと、前記伝送系統選択ステップにて放送によって前記伝送要求に係るコンテンツを伝送することが選択された前記コンテンツを放送するコンテンツ放送ステップと、前記伝送系統選択ステップにて無線通信によって前記伝送要求に係るコンテンツを伝送することが選択された前記コンテンツを送信するコンテンツ送信ステップとを含んでいる。
この構成によっても、送信装置が伝送要求を受信したときに、伝送要求に係るコンテンツについて、それを放送で伝送するか無線通信で伝送するかが選択されるので、放送と無線通信との間で効率的に負荷分散をしてスループットを向上できる。
本発明のさらに別の態様は、コンピュータを、送信装置から複数の受信装置にコンテンツを伝送するコンテンツ伝送システムにおける送信装置として機能させる送信プログラムであって、前記送信装置は、前記受信装置から、複数のコンテンツのうちのいずれかのコンテンツの伝送要求を受信する要求受信部と、前記要求受信部にて前記伝送要求を受信したときに、放送及び無線通信のいずれによって前記伝送要求に係るコンテンツを伝送するかを選択する伝送系統選択部と、前記伝送系統選択部にて放送によって伝送することが選択された前記コンテンツを放送するコンテンツ放送部と、前記伝送系統選択部にて無線通信によって伝送することが選択された前記コンテンツを送信するコンテンツ送信部とを備えた構成を有している。
この構成によっても、送信装置が伝送要求を受信したときに、伝送要求に係るコンテンツについて、それを放送で伝送するか無線通信で伝送するかが選択されるので、放送と無線通信との間で効率的に負荷分散をしてスループットを向上できる。
本発明のさらに別の態様は、送信装置から、コンテンツごとに放送及び無線通信のいずれかを選択して、複数の受信装置に前記コンテンツを伝送するコンテンツ伝送システムにおける前記受信装置であって、この受信装置は、複数のコンテンツのうちのいずれかのコンテンツの伝送要求を、前記送信装置に送信する要求送信部と、前記送信装置から放送されたコンテンツを受信する放送受信部と、前記送信装置から送信されたコンテンツを受信する通信受信部とを備えた構成を有している。
この構成によれば、コンテンツを受信する受信装置が複数のコンテンツのうちのいずれかのコンテンツの伝送要求を送信するので、伝送要求を受信した送信装置は、その伝送要求に基づいてその伝送要求に係るコンテンツについて、それを放送で伝送するか無線通信で伝送するかを選択でき、放送と無線通信との間で効率的に負荷分散をしてスループットを向上できる。
本発明によれば、送信装置が伝送要求を受信したときに、伝送要求に係るコンテンツについて、それを放送で伝送するか無線通信で伝送するかが選択されるので、放送と無線通信との間で効率的に負荷分散をしてスループットを向上できる。
本発明の第1の実施の形態における送信装置及び受信装置の構成を示すブロック図 本発明の第1の実施の形態におけるコンテンツ伝送システムの構成を示す図 本発明の第1の実施の形態における伝送系統選択部の動作フロー図 本発明の第1の実施の形態におけるコンテンツ伝送システムのシーケンス例を示す図 本発明の第2の実施の形態における送信装置及び受信装置の構成を示すブロック図 本発明の第2の実施の形態におけるコンテンツ伝送システムのシーケンス例を示す図
以下、本発明の実施の形態のコンテンツ伝送システムについて、図面を参照しながら説明する。本明細書において、「伝送」は、放送による伝送及び無線通信による伝送を含むものとする。また、「送信」は、通信による伝送を意味するものとする。また、「受信」は、放送によって伝送されたコンテンツの受信及び通信によって伝送されたコンテンツの受信を含むものとする。なお、以下では、コンテンツとして映像コンテンツを伝送するシステムを例に説明するが、本発明のコンテンツは映像コンテンツに限らず、音声コンテンツ、テキスト等の他のコンテンツであってもよい。
(第1の実施の形態)
図2は、本発明の第1の実施の形態のコンテンツ伝送システム100の構成を示す図である。図2に示すように、コンテンツ伝送システム100は、複数のカメラ10、IP網20、ウェブサーバ30、送信装置40、及び複数の受信装置50を含んでいる。複数のカメラ10と送信装置40とは、IP網20を介して通信可能に接続されている。ウェブサーバ30と送信装置40もIP網20を介して通信可能に接続されている。送信装置40は、無線放送B及び無線通信WCの2つの伝送系統によって、受信装置50に対して映像コンテンツを伝送可能である。
カメラ10は、ビデオカメラであり、それぞれ別の場所に配置されてそれぞれ異なる映像を撮影して映像コンテンツを生成する。映像コンテンツには、それが優先コンテンツであるか否かを示す優先コンテンツ情報が付加される。本実施の形態では、カメラ10から出力される映像コンテンツが、一部にROI(Region Of Interest)映像を有するものである場合は、そのROI映像が優先コンテンツとなり、その旨を示す優先コンテンツ情報が付加される。複数のカメラ10でそれぞれ生成された映像コンテンツ及びそれに付加される優先コンテンツ情報は、IP網20を介して送信装置40に送信される。また、ウェブサーバ30は、送信装置40からの閲覧要求に応じて、IP網20を介してウェブコンテンツを送信装置40に送信し、送信装置40からは、閲覧要求のほか、各種の指令やファイルを受信する。
このようなコンテンツ伝送システム100は、比較的小さいエリアをカバーするコンテンツ伝送システムとして、利用可能である。例えば、平時にはWEB接続に用いるとともに、有事の際には防災放送システムとして用いるコンテンツ伝送システムとして活用できる。この活用例の場合には、被災地区内の複数の箇所に設置されたカメラでそれぞれ映像を撮影して、その映像を基地局(送信装置)からその地区にいるユーザのスマートフォン(受信装置)に伝送する。
また、上記の構成のコンテンツ伝送システム100は、例えばスポーツの試合会場でも活用できる。この活用例の場合には、スポーツの試合を様々な角度から様々な画角で撮影する複数のカメラ10が試合会場内の複数の箇所に設置される。スポーツ観戦者は、自己のスマートフォン(受信装置)において、任意のカメラ(映像コンテンツ)を選択してリプレイを見たり、自分がいる位置とは異なる視点から試合を見たりすることできる。
図1は、本発明の第1の実施の形態における送信装置及び受信装置の構成を示すブロック図である。送信装置40は、受信部41、伝送系統選択部42、コンテンツ放送部43、及びコンテンツ送信部44を備えている。伝送系統選択部42は、選択実行部421、ビットレート変換部422、伝送要求数管理部423、優先装置管理部424、及び優先コンテンツ管理部425を備えている。
受信部41は、受信装置50から無線通信によって送信されてきた伝送要求を受信する。伝送要求には、送信装置40が複数のカメラ10からそれぞれ受信した複数の映像コンテンツのうちの伝送を要求する映像コンテンツを特定する情報が含まれている。また、この伝送要求には、それを送信する受信装置50の識別情報及び属性情報が付加されている。属性情報には、その受信装置50が優先装置であるか、通常装置であるかを示す優先情報が含まれる。優先情報は、優先装置管理部424に入力され、識別情報及び伝送要求は伝送要求数管理部423及び優先装置管理部424に入力される。この伝送要求を受信する受信部41は、本発明の要求受信部に相当する。
更に、受信部41は、受信装置50から無線通信によって送信されてきた伝送停止要求を受信する。伝送停止要求には、送信装置40が複数のカメラ10からそれぞれ受信した複数の映像コンテンツのうちの伝送の停止を要求する映像コンテンツ、即ちその受信装置50が既に視聴をしている映像コンテンツを特定する情報が含まれている。また、この伝送停止要求には、それを送信した受信装置50の識別情報、及び優先情報を含む属性情報が付加されている。優先情報は、優先装置管理部424に入力され、伝送停止要求は、伝送要求数管理部423及び優先装置管理部424に入力される。
伝送系統選択部42は、受信部41にて伝送要求又は伝送停止要求を受信するごとに、それまでに受けているすべての伝送要求に係る映像コンテンツの各々を放送及び無線通信のいずれの系統によって伝送するかを決定する。送信装置40が複数のカメラ10の各々より受信した映像コンテンツは、選択実行部421及びビットレート変換部422に入力される。選択実行部421は、複数のカメラ10の各々より受信した映像コンテンツ又はビットレート変換部422から出力されたビットレート変換後の映像コンテンツを、コンテンツ放送部43又はコンテンツ送信部44のいずれかに選択的に出力する。映像コンテンツに付加されている優先コンテンツ情報は、優先コンテンツ管理部425に入力される。
ビットレート変換部422は、選択実行部421からの指示に基づいて、入力された映像コンテンツのビットレートを変換して(下げて)、ビットレートが変換された映像コンテンツを選択実行部421に出力する。伝送要求数管理部423は、受信部41から伝送要求を入力して、各映像コンテンツに対する伝送要求の数をカウントして、その情報を選択実行部421に出力する。伝送要求数管理部423は、伝送要求を受けたときは、その伝送要求に係る映像コンテンツの伝送要求のカウント数を増加させ、伝送停止要求を受けたときは、その伝送停止要求に係る映像コンテンツの伝送要求のカウント数を減少させる。
優先装置管理部424には、受信部41より伝送要求及びそれに付加された優先情報、並びに伝送停止要求及びそれに付加された優先情報が入力される。優先装置管理部424は、伝送要求又は伝送停止要求を受けるごとに、それらに付加されている優先情報に基づいて、いずれの映像コンテンツが優先装置によって伝送要求を受けているかを示す情報を選択実行部421に出力する。優先コンテンツ管理部425には、優先コンテンツ情報が入力される。優先コンテンツ管理部425は、優先コンテンツ情報に基づいて、いずれの映像コンテンツが優先コンテンツであるかを示す情報を選択実行部421に出力する。
選択実行部421は、伝送要求数管理部423より入力した各映像コンテンツの伝送要求のカウント数に基づいて、複数の映像コンテンツのうちのいくつの映像コンテンツについて伝送要求を受けているかを判断する。例えば、カメラ10が図2に示すように4つあり、選択実行部421に4種類の映像コンテンツが入力されている場合において、3種類の映像コンテンツのみについて伝送要求を受けており、他の1種類の映像コンテンツについては伝送要求を受けていない(伝送要求の数が0である)場合には、3種類の映像コンテンツについて伝送要求を受けていると判断される。
本実施の形態のコンテンツ伝送システム100において、カメラ10で生成されてビットレートを下げずに放送によって伝送できる映像コンテンツの数(以下、この数を「通常限度数」という。)は2種類であるとする。即ち、コンテンツ伝送システム100において、送信装置40から受信装置50に向けて2種類の映像コンテンツを1チャンネルに重畳して放送できる伝送容量が利用可能であるとする。選択実行部421は、伝送要求数管理部423より出力された情報に基づいて、伝送要求を受けている映像コンテンツの数が通常限度数以下(本実施の形態では、2以下)である場合には、それらの映像コンテンツを、ビットレートを下げることなく、コンテンツ放送部43に出力する。
伝送要求を受けている映像コンテンツが3種類以上である場合には、そのままでは放送によって3種類以上のすべての映像コンテンツを伝送することはできない。そこで、選択実行部421は、ビットレート422に伝送要求を受けている映像コンテンツのビットレートを下げるように指示する。上記のように、2種類の映像コンテンツを放送できる伝送容量が用意されている場合(通常限度数が2である場合)において、3種類以上の映像コンテンツについて伝送要求がされているときは、それらの3種類以上の映像コンテンツのビットレートを下げれば、それらを重畳してこの伝送容量を利用して放送が可能である。
このように伝送系統選択部42では、伝送要求に係る映像コンテンツのビットレートを変換することが可能であるが、そのビットレートには下限値が設定されている。選択実行部421及びビットレート変換部422は、この下限値を下回る場合には、それ以上ビットレートを下げることはしない。本実施の形態では、このビットレート変換の下限値は2/3である。即ち、本実施の形態では、ビットレートを変換することなく互いに重畳して放送波に載せて伝送できる映像コンテンツの最大数(通常限度数)は2であり、ビットレート変換をした上で互いに重畳して放送波に載せて伝送できる映像コンテンツの最大数(以下、この最大数を「最大限度数」という。)は3である。
選択実行部421は、伝送要求を受けている映像コンテンツの種類数が通常限度数を超えており、かつ最大限度数以下である場合は、伝送要求を受けているすべての映像コンテンツのビットレートを下げて放送する。選択実行部421は、ビットレートを変換する映像コンテンツをビットレート変換部422に指示する。ビットレート変換部422は、この指示に従って指示された映像コンテンツのビットレートを変換して選択実行部421に出力する。選択実行部421は、ビットレート変換部422より取得したビットレート変換後の映像コンテンツをコンテンツ放送部43に出力する。
選択実行部421は、伝送要求を受けている映像コンテンツの種類数が最大限度数を超える場合は、ビットレートを下げて放送で伝送する映像コンテンツと、無線通信で伝送する映像コンテンツを決定する。選択実行部421は、放送する映像コンテンツについては、それをビットレート変換部422に対してビットレートを変換するよう指示する。ビットレート変換部422は、この指示に従って放送する映像コンテンツのビットレートを変換して選択実行部421に出力する。選択実行部421は、ビットレート変換部422よりビットレート変換後の映像コンテンツをコンテンツ放送部43に出力し、無線通信によって伝送する映像コンテンツについてはそれをそのまま、コンテンツ送信部44に出力する。
選択実行部421は、伝送要求を受けている映像コンテンツの種類数が最大限度数を上回る場合に、ビットレートを下げて放送で伝送する映像コンテンツと、無線通信で伝送する映像コンテンツを以下のようにして決定する。選択実行部421は、まず、優先装置管理部424から得た情報に基づいて、優先装置から伝送要求を受けている映像コンテンツを優先して、放送で伝送する。この判断基準によっても判断できない場合(例えば、3種類の映像コンテンツのすべてが優先装置から伝送要求を受けている場合)は、伝送要求数管理部423から得た情報に基づいて、より多くの受信装置から伝送要求を受けている映像コンテンツをより優先して、放送で伝送する。それでも判断ができない場合には、優先コンテンツ管理部425より得た情報に基づいて、優先コンテンツを優先して、放送で伝送する。上記のいずれの優先要因によっても判断できない場合には、最初の伝送要求を先に受信した映像コンテンツを優先して、コンテンツ放送部43に出力する。
選択実行部421は、上記のようにして、伝送要求を受けている映像コンテンツの種類数が増加すると、その一部を無線通信によって伝送するが、無線通信における伝送容量もいっぱいになったら、一部の映像コンテンツの伝送を中止する。伝送を中止する映像コンテンツは上記と同様にして選択することができる。即ち、優先装置から伝送要求を受けている映像コンテンツを優先し、次に、受けている伝送要求の数が多い映像コンテンツを優先し、次に、優先コンテンツを優先し、次に、最初の伝送要求を受けた先後で判断する。
上記の判断の具体例はあくまでも例であり、別の実施の形態において選択実行部421は、上記とは異なる優先要因の判断の順番で、コンテンツ放送部43に出力する映像コンテンツ及びコンテンツ送信部44に出力する映像コンテンツを決定してもよい。
コンテンツ放送部43は、選択実行部421から入力した映像コンテンツを重畳して、放送波に変調して送出する。コンテンツ送信部44は、選択実行部421から入力した映像コンテンツをパケットにして無線波に変調して送出(送信)する。このとき、コンテンツ送信部44による送信は特定の受信機に宛てたユニキャストであっても、複数の受信装置50に宛てたマルチキャストであってもよい。
受信装置50は、放送受信部51、通信受信部52、表示部53、コンテンツ選択部54、及び送信部55を備えている。コンテンツ選択部54は、複数ある映像コンテンツの中から視聴する(伝送要求をする)映像コンテンツを選択する。この映像コンテンツは、カメラ10の数だけある。コンテンツ選択部54は、選択した映像コンテンツを特定する情報を送信部55、放送受信部51、通信受信部52に通知する。
放送受信部51は、送信装置40から送出された映像コンテンツの放送波を受信する。このとき、放送受信部51は、コンテンツ選択部54から得られた情報に基づいて、コンテンツ選択部54で選択された映像コンテンツを受信する。また、通信受信部52は、送信装置40から送信された映像コンテンツの通信電波を受信する。このとき、通信受信部52は、コンテンツ選択部54から得られた情報に基づいて、コンテンツ選択部54で選択された映像コンテンツを受信し、又は、自己に宛てられたパケットを受信する。
放送受信部51及び通信受信部52は、受信した映像コンテンツを表示部53に出力する。表示部53は、入力された映像コンテンツに対して、復号等の処理を行い、表示パネルに表示する。送信部55は、コンテンツ選択部54にて選択された映像コンテンツを特定する情報に、自己の識別情報及び属性情報を付加して、無線通信によって送信装置40に送信する。この伝送要求を送信する送信部55は、本発明の要求送信部に相当する。
図3は、伝送系統選択部43の動作フロー図である。図3の動作フローは、伝送要求又は伝送停止要求を受けるごとに繰り返される。まず、伝送要求数管理部423は、伝送要求又は伝送停止要求を受けたか否かを判断する(ステップS31)。伝送要求管理部423は、伝送要求又は伝送停止要求を受けるまでこの判断を繰り返し(ステップS31にてNO)、伝送要求又は伝送停止要求を受けると(ステップS31にてYES)、その伝送要求又は伝送停止要求を反映させて、そのときの各映像コンテンツが受けている伝送要求の数をカウントし、選択実行部421に通知する(ステップS32)。
選択実行部421は、伝送要求を受けている映像コンテンツの種類数が通常限度数である2を超えるか否かを判断する(ステップS33)。通常限度数以下である場合は(ステップS33にてNO)、伝送要求を受けているすべての映像コンテンツを放送により伝送する。よって、選択実行部421は、カメラ10から取得した放送すべき映像コンテンツをそのままコンテンツ放送部43に出力する(ステップS34)。
選択実行部421は、伝送要求を受けている映像コンテンツの種類数が通常限度数を超える場合は(ステップS33にてYES)、伝送要求を受けている映像コンテンツの種類数が最大限度数である3を超えるか否かを判断する(ステップS35)。最大限度数以下である場合は(ステップS35にてNO)、伝送要求を受けているすべての映像コンテンツを、ビットレートを変更した上で、放送で伝送する。よって、選択実行部421は、ビットレート変換部422に伝送要求を受けている映像コンテンツのビットレートを下げるように指示し、ビットレート変換部422からビットレートが変換された映像コンテンツを取得して、これらをコンテンツ放送部43に出力する(ステップS36)。
選択実行部421は、伝送要求を受けている映像コンテンツの種類数が最大限度数を超える場合には(ステップS35にてYES)、いずれの映像コンテンツを放送で伝送し、いずれの映像コンテンツを通信で伝送するかを選択する(ステップS37)。具体的な選択方法は、上述の通りである。
選択実行部421は、選択をすると、その選択に従って、放送する映像コンテンツについては、ビットレート変換部422にビットレートを下げるように指示し、ビットレート変換部422からビットレートが変換された映像コンテンツを取得して、これらをコンテンツ放送部43に出力し、無線通信で送信する映像コンテンツについては、それらをそのままコンテンツ送信部44に出力する(ステップS38)。
次に、コンテンツ伝送システム100におけるシーケンスの例を説明する。図4は、コンテンツ伝送システム100におけるシーケンス例を示す図である。この例では、コンテンツ伝送システム100は4台のカメラ10を含み、それぞれ映像コンテンツA、映像コンテンツB、映像コンテンツC、映像コンテンツDを生成して送信装置20に提供するものとする。また、受信装置50として、受信装置(1)、受信装置(2)、受信装置(3)、受信装置(4)、及び受信装置(5)があるものとする。また、図4の例では、説明の簡潔化のため、いずれの受信装置も優先装置ではなく、いずれの映像コンテンツも優先コンテンツではないものとする。
いま、いずれの受信装置(1)〜(5)も伝送要求をしていない状態で、受信装置(1)が映像コンテンツAの伝送要求をしたとする(ステップS41)。伝送要求は受信装置(1)から無線通信によって送信装置40に送信される。送信装置40がこの伝送要求を受信すると、伝送要求数管理部423は、映像コンテンツAの伝送要求のカウント数が1であることを示す情報を選択実行部421に出力する。選択実行部421は、この情報を受けると選択動作を行なう。
この時点では映像コンテンツAのみが伝送要求を受けているので、選択実行部421は、カメラ10から受信した映像コンテンツAをそのまま(ビットレート変換することなく)コンテンツ放送部43に出力する。コンテンツ放送部43は、映像コンテンツAを放送する(ステップS42)。受信装置(1)はこの放送波を受信して、映像コンテンツAを表示する。
次に、受信装置(2)が映像コンテンツBの伝送要求をしたとする(ステップS43)。この伝送要求は、受信装置(2)から無線通信によって送信装置40に送信される。送信装置40がこの伝送要求を受信すると、伝送要求数管理部423は、映像コンテンツAの伝送要求のカウント数が1であり(ステップS41で受けたもの)、映像コンテンツBの伝送要求のカウント数が1である(ステップS43で受けたもの)ことを示す情報を選択実行部421に出力する。選択実行部421は、この情報を受けると選択動作を行なう。
選択実行部421は、この時点で映像コンテンツA及びBの伝送要求、即ち2つの映像コンテンツについて伝送要求を受けており、これら2つの映像コンテンツは、ビットレートを変換することなく放送によって伝送可能であるので、映像コンテンツA及びBをコンテンツ放送部43に出力する。コンテンツ放送部43は、映像コンテンツA及びBを放送する(ステップS44)。受信装置(1)は、この放送波を受信して、映像コンテンツAを表示し、受信装置(2)は、この放送波を受信して、映像コンテンツBを表示する。
次に、受信装置(3)が映像コンテンツAの伝送要求をしたとする(ステップS45)。この伝送要求は、受信装置(3)から無線通信によって送信装置40に送信される。送信装置40がこの伝送要求を受信すると、伝送要求数管理部423は、映像コンテンツAの伝送要求のカウント数が2であり(ステップS41及びステップS45で受けたもの)、映像コンテンツBの伝送要求のカウント数が1である(ステップS43で受けたもの)ことを示す情報を選択実行部421に出力する。選択実行部421は、この情報を受けると選択動作を行なう。
この時点で映像コンテンツA及びBの2種類の映像コンテンツについて伝送要求を受けているので、依然としてビットレートを下げる必要なく、伝送要求を受けているすべての映像コンテンツ(映像コンテンツA及びB)を、ビットレートを下げることなく、放送によって伝送できる。よって、選択実行部421は、これらの映像コンテンツA及びBをコンテンツ放送部43に出力する。コンテンツ放送部43は、映像コンテンツA及びBを放送する(ステップS46)。受信装置(1)は、この放送波を受信して、映像コンテンツAを表示し、受信装置(2)は、この放送波を受信して、映像コンテンツBを表示し、受信装置(3)は、この放送波を受信して、映像コンテンツAを表示する。
次に、受信装置(4)が映像コンテンツCの伝送要求をしたとする(ステップS47)。この伝送要求は、受信装置(4)の送信部55から無線通信によって送信装置40に送信される。送信装置40の受信部41がこの伝送要求を受信すると、伝送要求数管理部423は、映像コンテンツAの伝送要求のカウント数が2であり(ステップS41及びステップS45で受けたもの)、映像コンテンツBの伝送要求のカウント数が1であり(ステップS43で受けたもの)、映像コンテンツCのカウント数が1である(ステップS47で受けたもの)ことを示す情報を選択実行部421に出力する。選択実行部421は、この情報を受けると選択動作を行なう。
この時点で映像コンテンツA、B、及びCの3種類の映像コンテンツについて伝送要求を受けているので、ビットレートを下げなければそれらのすべての映像コンテンツを放送によって伝送することはできない。よって、選択実行部421は、これらの映像コンテンツA、B、及びCについてビットレートを変換するようにビットレート変換部422に指示する。ビットレート変換部422は、この指示に従って映像コンテンツA、B、及びCのビットレートを変換して、ビットレートが変換された映像コンテンツA、B、及びCを選択実行部421に出力する。
選択実行部421は、映像コンテンツA、B、及びCについて、ビットレート変換部422でビットレートが変換されたものをコンテンツ放送部43に出力する。コンテンツ放送部43は、ビットレートが変換された映像コンテンツA、B、及びCを放送する(ステップS48)。受信装置(1)は、この放送波を受信して、映像コンテンツAを表示し、受信装置(2)は、この放送波を受信して、映像コンテンツBを表示し、受信装置(3)は、この放送波を受信して、映像コンテンツAを表示し、受信装置(4)は、この放送波を受信して、映像コンテンツCを表示する。
次に、受信装置(5)が映像コンテンツDの伝送要求をしたとする(ステップS49)。この伝送要求は、受信装置(5)の送信部55から無線通信によって送信装置40に送信される。送信装置40の受信部41がこの伝送要求を受信すると、伝送要求数管理部423は、映像コンテンツAの伝送要求のカウント数が2であり(ステップS41及びステップS45で受けたもの)、映像コンテンツBの伝送要求のカウント数が1であり(ステップS43で受けたもの)、映像コンテンツCのカウント数が1であり(ステップS47で受けたもの)、映像コンテンツDのカウント数が1である(ステップS49で受けたもの)ことを示す情報を選択実行部421に出力する。選択実行部421は、この情報を受けると選択動作を行なう。
この時点で映像コンテンツA、B、C、及びDの4種類の映像コンテンツについて伝送要求を受けているので、ビットレートを下げたとしても、これらの映像コンテンツをすべて放送によって伝送することはできない。よって、選択実行部421は、これらの映像コンテンツA、B、C、及びDのいずれか1つを無線通信によって伝送することを決定する。即ち、選択実行部421は、映像コンテンツA、B、C、及びDの中から1つ、無線通信によって伝送する映像コンテンツを選択する。
上述のように、受信装置(1)ないし(5)はいずれも優先装置ではなく、通常装置であるので、優先装置か否かによっては無線通信で伝送すべき映像コンテンツを選択することはできない。また、映像コンテンツAの伝送要求のカウント数は2であり、映像コンテンツB、C、及びDの伝送要求のカウント数はいずれも1であるので、映像コンテンツAについてはそれを優先して放送で伝送することは決定できるが、映像コンテンツB、C、及びDについては、それらのいずれを放送で伝送し、いずれを無線通信で伝送するかを、カウント数で決定することはできない。よって、選択実行部421は、各映像コンテンツが最初に伝送要求を受けた順で、映像コンテンツB、C、及びDのうちの優先する映像コンテンツを決定する。
本例では、映像コンテンツB、C、及びDのうちの最初に伝送要求を受けたのが最も遅いのは映像コンテンツDであるので、選択実行部421は、映像コンテンツDを無線通信で伝送するよう決定し、映像コンテンツDをコンテンツ送信部44に出力する。コンテンツ送信部44は、映像コンテンツDをパケット化して、無線通信によって送信する(ステップS50)。受信装置(5)は、送信されてきた映像コンテンツDを通信受信部52で受信して、映像コンテンツDを表示する。
選択実行部421は、映像コンテンツA、B、及びCについては、引き続きビットレート変換部422でビットレートを変換されたものをコンテンツ放送部43に出力し、コンテンツ放送部43はこれを放送する。受信装置(1)は、この放送波を受信して、映像コンテンツAを表示し、受信装置(2)は、この放送波を受信して、映像コンテンツBを表示し、受信装置(3)は、この放送波を受信して、映像コンテンツAを表示し、受信装置(4)は、この放送波を受信して、映像コンテンツCを表示する。
以上のように、第1の実施の形態によれば、コンテンツ伝送システム100が利用可能な伝送容量に余裕があるときは、伝送要求を受けた映像コンテンツを放送によって伝送し、伝送要求を受けた映像コンテンツの種類数が増加して通常限度数を上回ると、その種類数が最大限度以下である場合には、映像コンテンツのビットレートを下げて、放送で伝送する。伝送要求を受けた映像コンテンツの種類がさらに増加して、その種類数が最大限度数を上回ると、一部の映像コンテンツを選択して無線通信によって伝送する。このように、伝送要求を受けた映像コンテンツについて、それを放送で伝送するか無線通信で伝送するかが選択されるので、放送と無線通信との間で効率的に負荷分散をしてスループットを向上できる。
なお、通常限度数及び最大限度数は上記の例に限られない。また、上記の例のように通常限度数が2である場合に、3種類の映像コンテンツを放送する際に、それらの3種類の映像コンテンツのすべてのビットレートを2/3にするのではなく、そのうちの選択された2つの映像コンテンツのビットレートを1/2として、残りの1つの映像コンテンツについては、カメラ10で生成されたままのビットレートを維持するようにしてもよい。この選択においては、上記で説明した無線通信によって送信する映像コンテンツの選択と同じ選択基準を採用できる。
また、例えば通常限度数が2であり、最大限度数が4である場合において、伝送要求を受けている映像コンテンツの種類数が3であるときは、すべての映像コンテンツのビットレートを2/3とし、伝送要求を受けている映像コンテンツの種類数が4であるときはすべての映像コンテンツのビットレートを1/2とするように、ビットレートの変換率を可変としてもよい。また、最大限度数が4である場合において、伝送要求を受けている映像コンテンツの種類数が3であるときは2種類の映像コンテンツを選択してビットレートを1/2とし、伝送要求を受けている映像コンテンツの種類数が4であるときはすべての映像コンテンツのビットレートを1/2とするように、ビットレートを変換する映像コンテンツの種類数を可変としてもよい。
さらに、受信装置50から伝送要求とともに、希望する最低限のビットレートを送信装置40に通知して、選択実行部421は、受信装置50から指定された最低限のビットレートを下回らないようにビットレート変換部422にビットレート変換を指示してよい。1種類の映像コンテンツについて、その伝送要求をする複数の受信装置50からそれぞれ異なる最低限のビットレートを指定された場合には、それらの最大値、最小値、平均値のいずれを採用してもよい。またこの場合に、優先装置と通常装置とから最低限のビットレートを指定されているときは、優先装置の最低限のビットレートを採用してもよい。
(第2の実施の形態)
次に、図5及び図6を参照して、本発明の第2の実施の形態を説明する。図5は、本発明の第2の実施の形態にかかる送信装置及び受信装置の構成を示すブロック図である。送信装置40は、第1の実施の形態と同様に、受信部41、伝送系統選択部42、コンテンツ放送部43、及びコンテンツ送信部44を備えている。この例の伝送系統選択部42は、選択実行部421及びテスト伝送部426を備えている。受信装置50は、第1の実施の形態と同様に、放送受信部51、通信受信部52、表示部53、コンテンツ選択部54、及び送信部55を備えている。本実施の形態の受信装置50は、さらに誤り率算出部56を備えている。
受信装置50の送信部55は、第1の実施の形態と同様に、視聴したい映像コンテンツを指定する伝送要求及び映像コンテンツの視聴の停止を指示する伝送停止要求を送信装置40に送信する。送信部55は、伝送要求を送信する際には、これに自己のMACアドレスを付加する。誤り率算出部56は、放送受信部51で受信した映像コンテンツの誤り率及び通信受信部52で受信した映像コンテンツの誤り率をそれぞれ算出する。送信部55は、算出されたそれぞれの誤り率を送信装置40に送信する。
送信装置40の受信部41が伝送要求とMACアドレスを受信すると、それをテスト伝送部426に出力する。テスト伝送部426は、伝送要求を受けると、その伝送要求に係る映像コンテンツのパケットをいくつか生成して、MACアドレスとともにコンテンツ放送部43及びコンテンツ送信部44に出力する。コンテンツ放送部43及びコンテンツ送信部44は、指定されたMACアドレスに向けて数パケットの映像コンテンツを伝送する。このとき、コンテンツ放送部43は、IPDC(IP Data Cast)によって、映像コンテンツのIPパケットをTS(Transport Stream)内にカプセル化して伝送する。
送信装置40の受信部41が受信装置50からテスト伝送部426によってコンテンツ放送部43及びコンテンツ送信部44の各々から伝送されたパケットの受信の誤り率を受信すると、それを選択実行部421に出力する。選択実行部421は、放送の誤り率と無線通信の誤り率とを比較して、放送及び無線通信の伝送容量に余裕がある限り、誤り率の低いほうを選択することで、その受信装置50に対するその映像コンテンツの伝送を放送によるか無線通信によるかを決定する。即ち、選択実行部421は、放送と無線通信のうちの、伝送容量に余裕があり、かつ誤り率が低いほうを選択する。
図6は、本実施の形態のコンテンツ伝送システム100におけるシーケンス例を示す図である。受信装置50は、送信装置40に対して、視聴したい映像コンテンツの伝送を要求する伝送要求とともに、自己のMACアドレスを送信する(ステップS61)。送信装置40は、この伝送要求を受けて、放送及び無線通信の両方の伝送系統を使用して、数パケットの映像コンテンツを伝送する(ステップS62)。
受信装置50は、放送受信部51にて放送で伝送されてきた数パケットの映像コンテンツを受信し、通信受信部52にて無線通信で伝送されてきた数パケットの映像コンテンツを受信し、誤り率算出部56がそれぞれの誤り率を算出する(ステップS63)。算出された放送及び無線通信の誤り率は送信部55によって送信装置40に送信される。
送信装置40の受信部41は、誤り率を受信すると、これを選択実行部421に出力する。選択実行部421は、放送及び無線通信のうち、伝送容量に余裕があり、かつ誤り率の低い方を選択して、その受信装置50に対して、伝送要求に係る映像コンテンツを伝送するよう決定する(ステップS64)。選択実行部421は、伝送要求に係る映像コンテンツを放送により伝送すると決定した場合にはその映像コンテンツをコンテンツ放送部43に出力し、伝送要求に係る映像コンテンツを無線通信により伝送すると決定した場合にはその映像コンテンツをコンテンツ送信部44に出力する。
なお、上記の第2の実施の形態のコンテンツ伝送システム100では、選択実行部421は、放送及び無線通信の誤り率を考慮して、放送及び無線通信のうち、伝送容量に余裕がある限りにおいて、誤り率の低いほうを選択したが、選択方法はこれに限られない。例えば、選択実行部421は、無線通信の誤り率が所定の閾値より高く、無線通信による伝送が不可能である(ないしは不適切な)受信装置50から受けている伝送要求が多い映像コンテンツを優先して放送によって伝送するよう決定するともに、無線通信の誤り率が放送の誤り率よりも低い受信装置50に対しては、無線通信によってその映像コンテンツを伝送するようにしてよい。
また、上記の第2の実施の形態では、送信装置40は、伝送要求を受けたときに、数パケットの映像コンテンツを放送と無線通信によって伝送したが、伝送要求を受けたときには、第1の実施の形態と同様に放送を優先して映像コンテンツを伝送するとともに、受信装置50において、放送受信部51による受信の誤り率を算出して、誤り率が低い場合には、無線通信による伝送に切り替える旨の要求を送信装置40に送信するようにしてもよい。そして、このようなほう送受信部51による受信の誤り率の算出は、受信装置50が放送受信部51によって映像コンテンツを受信している間は常に行ない、それによって放送による受信の品質の劣化を監視してもよい。
また、上記の第2の実施の形態では、送信装置40は、伝送要求を受けたときに、受信装置50における受信の誤り率の算出のために、数パケットの映像コンテンツを伝送したが、信装置50における受信の誤り率の算出のために伝送されるパケットは、映像コンテンツに限られず、パイロット信号等であってもよい。
さらに、上記の第1の実施の形態と第2の実施の形態とを組み合わせてコンテンツ伝送システム100を構成してもよい。
本発明は、放送と無線通信との間で効率的に負荷分散をしてスループットを向上できる
という効果を有し、送信装置から複数の受信装置にコンテンツを伝送するコンテンツ伝送システム等として有用である。
100 コンテンツ伝送システム
10 カメラ
20 IP網
30 ウェブサーバ
40 送信装置
41 受信部
42 伝送系統選択部
421 選択実行部
422 ビットレート変換部
423 伝送要求数管理部
424 優先装置管理部
425 優先コンテンツ管理部
426 テスト伝送部
43 コンテンツ放送部
44 コンテンツ送信部
50 受信装置
51 放送受信部
52 通信受信部
53 表示部
54 コンテンツ選択部
55 送信部
56 誤り率算出部

Claims (16)

  1. 送信装置から複数の受信装置にコンテンツを伝送するコンテンツ伝送システムであって、
    前記受信装置は、
    複数のコンテンツのうちのいずれかのコンテンツの伝送要求を、前記送信装置に送信する要求送信部と、
    前記送信装置から放送されたコンテンツを受信する放送受信部と、
    前記送信装置から送信されたコンテンツを受信する通信受信部と、
    を備え、
    前記送信装置は、
    前記複数の受信装置それぞれから前記伝送要求を受信する要求受信部と、
    前記要求受信部にて前記伝送要求を受信したときに、
    前記伝送要求に係るコンテンツの数が、ビットレートを下げずに放送によって伝送できるコンテンツの数である通常限度数より多く、かつ、ビットレートを下げれば放送によって伝送できるコンテンツの数である最大限度数以下である場合には、前記伝送要求に係るコンテンツを、少なくとも一部のコンテンツについてビットレートを下げて放送によって伝送することを選択し、
    前記伝送要求に係るコンテンツの数が、前記最大限度数より多い場合には、前記伝送要求に係る一部のコンテンツを、ビットレートを下げて放送によって伝送し、前記伝送要求に係る他のコンテンツを無線通信によって伝送することを選択する伝送系統選択部と、
    前記伝送系統選択部にて放送によって伝送することが選択された前記コンテンツを放送するコンテンツ放送部と、
    前記伝送系統選択部にて無線通信によって伝送することが選択された前記コンテンツを送信するコンテンツ送信部と、
    を備えたことを特徴とするコンテンツ伝送システム。
  2. 前記伝送系統選択部は、放送によって前記伝送要求に係るコンテンツを伝送することを優先的に選択することを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ伝送システム。
  3. 前記伝送系統選択部は、前記伝送要求に係るコンテンツの数が前記最大限度数より多いときは、受けた伝送要求が多いコンテンツから順に前記最大限度数のコンテンツを放送によって伝送することを選択し、放送によって伝送することが選択されなかったコンテンツを無線通信によって伝送することを選択することを特徴とする請求項2に記載のコンテンツ伝送システム。
  4. 前記伝送系統選択部は、前記伝送要求に係るコンテンツの数が、前記通常限度数以下であるときは、前記伝送要求に係るコンテンツを、ビットレートを下げずに放送によって伝送することを選択することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のコンテンツ伝送システム。
  5. 前記伝送系統選択部は、放送によって伝送することが選択されたコンテンツの数が、前記通常限度数より多いときは、前記放送によって伝送することが選択されたコンテンツの全てを、ビットレートを下げて放送によって伝送することを特徴とする請求項4に記載のコンテンツ伝送システム。
  6. 前記伝送系統選択部は、放送によって伝送することが選択されたコンテンツの数が、前記通常限度数より多いときは、前記放送によって伝送することが選択された一部のコンテンツについて、ビットレートを下げ、前記放送によって伝送することが選択された他のコンテンツについてビットレートを下げずに放送によって伝送することを選択することを特徴とする請求項4に記載のコンテンツ伝送システム。
  7. 前記伝送系統選択部は、ビットレートを下げて放送によって伝送する前記一部のコンテンツとして、受けた伝送要求が少ない順にコンテンツを選択することを特徴とする請求項6に記載のコンテンツ伝送システム。
  8. 前記伝送系統選択部は、既に受信した前記伝送要求に係るコンテンツの数が前記最大限度数以上である場合において、新たな前記伝送要求を受信したときは、一部のコンテンツについて、無線通信によって伝送することを選択することを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ伝送システム。
  9. 前記伝送系統選択部は、前記伝送要求を送信してきた前記受信装置の属性に応じて、放
    送及び無線通信のいずれによって前記伝送要求に係るコンテンツを伝送するかを選択することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のコンテンツ伝送システム。
  10. 前記伝送系統選択部は、コンテンツの属性に応じて、放送及び無線通信のいずれによって前記伝送要求に係るコンテンツを伝送するかを選択することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のコンテンツ伝送システム。
  11. 前記伝送系統選択部は、前記伝送要求を送信してきた前記受信装置の受信状態に応じて、放送及び無線通信のいずれによって前記伝送要求に係るコンテンツを伝送するかを選択することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のコンテンツ伝送システム。
  12. 前記コンテンツは、映像コンテンツであることを特徴とする請求項1ないし11のいずれかに記載のコンテンツ伝送システム。
  13. 送信装置から複数の受信装置にコンテンツを伝送するコンテンツ伝送システムにおけるコンテンツ伝送方法であって、
    前記受信装置にて、複数のコンテンツのうちのいずれかのコンテンツの伝送要求を、前記送信装置に送信する要求送信ステップと、
    前記送信装置にて、前記複数の受信装置それぞれから前記伝送要求を受信する要求受信ステップと、
    前記送信装置にて、前記要求受信ステップにて前記伝送要求を受信したときに、
    前記伝送要求に係るコンテンツの数が、ビットレートを下げずに放送によって伝送できるコンテンツの数である通常限度数より多く、かつ、ビットレートを下げれば放送によって伝送できるコンテンツの数である最大限度数以下である場合には、前記伝送要求に係るコンテンツを、少なくとも一部のコンテンツについてビットレートを下げて放送によって伝送することを選択し、
    前記伝送要求に係るコンテンツの数が、前記最大限度数より多い場合には、前記伝送要求に係る一部のコンテンツを、ビットレートを下げて放送によって伝送し、前記伝送要求に係る他のコンテンツを無線通信によって伝送することを選択する伝送系統選択ステップと、
    前記送信装置にて、前記伝送系統選択ステップにて放送によって前記伝送要求に係るコンテンツを伝送することが選択された前記コンテンツを放送する放送ステップと、
    前記送信装置にて、前記伝送系統選択ステップにて無線通信によって前記伝送要求に係るコンテンツを伝送することが選択された前記コンテンツを送信する送信ステップと、
    前記受信装置にて、前記送信装置から放送されたコンテンツを受信する放送受信ステップと、
    前記受信装置にて、前記送信装置から送信されたコンテンツを受信する通信受信ステップと、
    を含むことを特徴とするコンテンツ伝送方法。
  14. 送信装置から複数の受信装置にコンテンツを伝送するコンテンツ伝送システムにおける送信装置であって、
    前記複数の受信装置それぞれから、複数のコンテンツのうちのいずれかのコンテンツの伝送要求を受信する要求受信部と、
    前記要求受信部にて前記伝送要求を受信したときに、
    前記伝送要求に係るコンテンツの数が、ビットレートを下げずに放送によって伝送できるコンテンツの数である通常限度数より多く、かつ、ビットレートを下げれば放送によって伝送できるコンテンツの数である最大限度数以下である場合には、前記伝送要求に係るコンテンツを、少なくとも一部のコンテンツについてビットレートを下げて放送によって伝送することを選択し、
    前記伝送要求に係るコンテンツの数が、前記最大限度数より多い場合には、前記伝送要求に係る一部のコンテンツを、ビットレートを下げて放送によって伝送し、前記伝送要求に係る他のコンテンツを無線通信によって伝送することを選択する伝送系統選択部と、
    前記伝送系統選択部にて放送によって伝送することが選択された前記コンテンツを放送するコンテンツ放送部と、
    前記伝送系統選択部にて無線通信によって伝送することが選択された前記コンテンツを送信するコンテンツ送信部と、
    を備えたことを特徴とする送信装置。
  15. 送信装置から複数の受信装置にコンテンツを伝送するコンテンツ伝送システムの前記送信装置における送信方法であって、
    前記複数の受信装置それぞれから、複数のコンテンツのうちのいずれかのコンテンツの伝送要求を受信する要求受信ステップと、
    前記要求受信ステップにて前記伝送要求を受信したときに、
    前記伝送要求に係るコンテンツの数が、ビットレートを下げずに放送によって伝送できるコンテンツの数である通常限度数より多く、かつ、ビットレートを下げれば放送によって伝送できるコンテンツの数である最大限度数以下である場合には、前記伝送要求に係るコンテンツを、少なくとも一部のコンテンツについてビットレートを下げて放送によって伝送することを選択し、
    前記伝送要求に係るコンテンツの数が、前記最大限度数より多い場合には、前記伝送要求に係る一部のコンテンツを、ビットレートを下げて放送によって伝送し、前記伝送要求に係る他のコンテンツを無線通信によって伝送することを選択する伝送系統選択ステップと、
    前記伝送系統選択ステップにて放送によって伝送することが選択された前記コンテンツを放送するコンテンツ放送ステップと、
    前記伝送系統選択ステップにて無線通信によって伝送することが選択された前記コンテンツを送信するコンテンツ送信ステップと、
    を備えたことを特徴とする送信方法。
  16. コンピュータを、送信装置から複数の受信装置にコンテンツを伝送するコンテンツ伝送システムにおける送信装置として機能させる送信プログラムであって、前記送信装置は、
    前記複数の受信装置それぞれから、複数のコンテンツのうちのいずれかのコンテンツの伝送要求を受信する要求受信部と、
    前記要求受信部にて前記伝送要求を受信したときに、
    前記伝送要求に係るコンテンツの数が、ビットレートを下げずに放送によって伝送できるコンテンツの数である通常限度数より多く、かつ、ビットレートを下げれば放送によって伝送できるコンテンツの数である最大限度数以下である場合には、前記伝送要求に係るコンテンツを、少なくとも一部のコンテンツについてビットレートを下げて放送によって伝送することを選択し、
    前記伝送要求に係るコンテンツの数が、前記最大限度数より多い場合には、前記伝送要求に係る一部のコンテンツを、ビットレートを下げて放送によって伝送し、前記伝送要求に係る他のコンテンツを無線通信によって伝送することを選択する伝送系統選択部と、
    前記伝送系統選択部にて放送によって伝送することが選択された前記コンテンツを放送するコンテンツ放送部と、
    前記伝送系統選択部にて無線通信によって伝送することが選択された前記コンテンツを送信するコンテンツ送信部と、
    を備えたことを特徴とする送信プログラム。

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