JP2009100377A - 端末装置 - Google Patents

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陽子 田中
Yoshinori Hatayama
佳紀 畑山
Kazuya Ogawa
和也 小川
Teppei Shibata
鉄兵 柴田
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Abstract

【課題】誤り訂正符号量を多くすると、誤り訂正能力は大きくなるが、伝送路の利用効率は低下してしまう。逆に、誤り訂正符号量を少なくすると、伝送路の利用効率は向上するが、誤り訂正能力は小さくなってしまう。
【解決手段】基地局装置10から配信されるコンテンツを受信可能な端末装置20において、ビーコン受信部22は、同一コンテンツを再生する複数のコンテンツデータにそれぞれ付加される、それぞれ誤り訂正能力が異なる誤り訂正符号の各パラメータ情報を、基地局装置10から送信されるビーコンにより受信する。接続処理部28は、ビーコン受信部22により受信される各パラメータ情報を参照して、複数のコンテンツデータのうち、いずれのコンテンツデータの受信を要求すべきか決定する。接続処理部は、複数のコンテンツデータの中で、受信要求すべきコンテンツデータを動的に切り替える。
【選択図】図1

Description

本発明は、基地局装置から配信されるコンテンツを受信する端末装置に関する。
近年、無線LAN(Local Area Network)を用いたコンテンツ配信が普及してきている。無線LANの高速化にしたがい、動画像配信サービスも実用化されている。配信されるコンテンツデータの伝送中に、ノイズなどの影響により伝送誤りが発生することがある。これに対し、コンテンツデータに誤り訂正符号を付加して送信する技術が実用化されている。
当然のことながら、誤り訂正符号に割り当てられる符号量が多いほど、伝送中のロスに対する復元率を向上させることができる。ただし、符号量を多くすると、伝送路の利用効率を低下させてしまう。そこで、誤り訂正符号は、送信側と受信側との間の電波強度により、最適なものを選択する方法が考えられる。これは、ユニキャスト送信のように、受信側の端末装置を特定することができ、かつ電波強度を把握できる場合には有効な手段である。しかしながら、マルチキャスト配信のように、複数の端末装置に対して送信する場合、個々の端末装置との電波状況を考慮することは現実的ではない。
特許文献1は、情報配信システムを開示し、この情報配信システムは、無線LAN端末が情報配信を希望する情報の情報種別名と、アクセスポイントが報知するネットワーク識別子と、情報配信サーバのホスト名が予め定められた対応関係となっている。
特開2007−5892号公報
上述したように、誤り訂正符号量を多くすると、誤り訂正能力は大きくなるが、伝送路の利用効率は低下してしまう。逆に、誤り訂正符号量を少なくすると、伝送路の利用効率は向上するが、誤り訂正能力は小さくなってしまう。すなわち、両者はトレードオフの関係にある。
本発明はこうした状況に鑑みなされたものであり、その目的は、高い誤り訂正能力を維持しつつ、伝送路の利用効率を高めることができる基地局装置および端末装置を提供することにある。
本発明のある態様の端末装置は、基地局装置から配信されるコンテンツを受信可能な端末装置であって、同一コンテンツを再生する複数のコンテンツデータにそれぞれ付加される、それぞれ誤り訂正能力が異なる誤り訂正符号の各パラメータ情報を、基地局装置から送信されるビーコンにより受信するビーコン受信部と、ビーコン受信部により受信される各パラメータ情報を参照して、複数のコンテンツデータのうち、いずれのコンテンツデータの受信を要求すべきか決定する接続処理部と、を備える。接続処理部は、複数のコンテンツデータの中で、受信要求すべきコンテンツデータを動的に切り替える。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、高い誤り訂正能力を維持しつつ、伝送路の利用効率を高めることができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る通信システム100を示すブロック図である。通信システム100は、基地局装置10および端末装置20を含む。基地局装置10は、無線LANを構成するアクセスポイントであり、端末装置20が受信および再生可能なコンテンツのマルチキャスト配信を行う。コンテンツには、テキスト、静止画、動画像、音声およびメタデータなどのうち、少なくとも一つを含めることができる。以下の説明では、基地局装置10は、コンビニエンスストアなどの商業店舗内に設置され、自主放送システムとして、コンテンツを店内およびその近隣にマルチキャスト配信を行う例を想定する。たとえば、コンテンツとして広告映像やクーポンを配信する。
基地局装置10は、コンテンツ記憶部11、誤り訂正パラメータ記憶部12、機器情報記憶部13、誤り訂正符号付加部14、識別子処理部15、ユーザインタフェース16、コンテンツ配信部17、ビーコン送信部18および接続処理部19を含む。端末装置20は、コンテンツ受信部21、ビーコン受信部22、識別子処理部23、コンテンツ処理部24、電波状況検知部25、再生状況検知部27、接続処理部28および電波状況テーブル29を含む。
基地局装置10および端末装置20のそれぞれの構成は、ハードウェア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウェア的にはメモリにロードされたプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、またはそれらの組み合わせによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
コンテンツ記憶部11は、マルチキャスト配信すべき、所定のコンテンツを再生するためのコンテンツデータを保持する。誤り訂正パラメータ記憶部12は、誤り訂正符号付加部14によりコンテンツデータに付加される誤り訂正符号に関する誤り訂正パラメータ情報を保持する。この誤り訂正パラメータ情報の詳細は後述する。
機器情報記憶部13は、基地局装置10に関する機器情報を保持する。機器情報には、基地局装置10を特定するための機器特定用識別子、および端末装置20との接続を確立するための接続用識別子に関する情報が含まれる。たとえば、機器特定用識別子としてBSSID(Basic Service Set Identifier)を採用することができる。BSSIDは、通常、基地局装置10のMAC(Media Access Control)アドレスが設定される。接続用識別子としてESSID(Extended Service Set Identifier)を採用することができる。ESSIDは、本実施の形態では、特定のコンテンツ配信に対して複数設定される。
誤り訂正符号付加部14は、コンテンツ記憶部11からコンテンツデータを取得し、そのコンテンツデータに対して誤り訂正符号を付加する。誤り訂正符号付加部14は、この誤り訂正符号の付加に先立ち、誤り訂正パラメータ記憶部12から誤り訂正パラメータ情報を取得する。取得した誤り訂正パラメータ情報および所定の誤り訂正符号生成アルゴリズムに基づいて上記誤り訂正符号を生成し、上記コンテンツデータに付加する。
たとえば、誤り訂正符号付加部14は、上記コンテンツデータに対して、インターリーブ法を用いたFEC(forward error correction)を施すことができる。以下、インターリーブ法の一例を挙げる。まず、誤り訂正符号付加部14は、m(mは自然数)個のパケットをX軸方向にグループ化し、そのグループをn(nは2以上の整数)個、Y軸方向に並べ、一つのブロックを生成する。そのブロックの各ビットに対し、Y軸方向に排他的論理和などの演算を施し、誤り訂正符号を得る。そのブロックを形成するパケットは、元の順番通りに送出され、最後に誤り訂正符号が送出される。このインタリーブ法の場合、変数m、nの値が小さいほど、誤り訂正能力が高くなるが、誤り訂正符号量が多くなってしまう。逆に、変数m、nの値が大きいほど、誤り訂正符号量を少なくすることができるが、誤り訂正能力が低くなってしまう。この方法では、変数m、nが上記誤り訂正パラメータである。
誤り訂正符号付加部14は、コンテンツデータに対してそれぞれ誤り訂正能力の異なる誤り訂正符号を付加して、同一コンテンツを再生する複数のコンテンツデータを生成する。上述した例では、変数m、nの異なる誤り訂正符号を複数生成し、それら誤り訂正符号をそれぞれ付加した複数のコンテンツデータを生成する。
識別子処理部15は、複数のコンテンツデータのそれぞれについて、端末装置20と接続を確立するための接続用識別子を設定し、機器情報記憶部13に記憶する。また、その複数の接続用識別子と別に、誤り訂正パラメータ記憶部12が保持している誤り訂正パラメータ情報を含む通知用識別子を生成する。この接続用識別子および通知用識別子はESSIDを構成することができる。接続用識別子は、それぞれ誤り訂正能力が異なる、同一コンテンツを再生する複数のコンテンツデータの数に対応する。この数は、設計者により任意に設定される。以下の例では三つを想定する。
識別子処理部15は、同一コンテンツを再生する複数のコンテンツデータが生成される場合、複数のコンテンツデータにそれぞれ付加された誤り訂正符号の各パラメータ情報を、誤り訂正パラメータ記憶部12から取得し、通知用識別子に含める。
ユーザインタフェース16は、ユーザの指示を受け付ける。ユーザから、誤り訂正パラメータ情報の設定、追加または更新の指示を受け付けると、その指示内容を誤り訂正パラメータ記憶部12に通知する。
コンテンツ配信部17は、誤り訂正符号付加部14により誤り訂正符号が付加されたコンテンツデータをそれぞれマルチキャスト配信する。それぞれ異なる誤り訂正能力を持つコンテンツデータのマルチキャスト配信を行うと、様々な電波環境下にある端末装置20にとって適したコンテンツを提供することが可能となる。マルチキャスト配信においては、基地局装置10側から端末装置20を特定することはできない。そこで、どのコンテンツデータを受信するかは、端末装置20が判断する必要がある。この判断処理は後述する。
ビーコン送信部18は、基地局装置10を特定するための機器特定用識別子、識別子処理部15により設定された接続用識別子、および識別子処理部15により生成された通知用識別子をビーコンとして送信する。接続用識別子は、同一コンテンツを再生する複数のコンテンツデータが生成される場合、それに対応して複数送信される。機器特定用識別子は、機器情報記憶部13から取得される。各接続用識別子は、機器特定用識別子とともにビーコンを形成する。また、通知用識別子も、機器特定用識別子とともにビーコンを形成する。たとえば、接続用識別子が三つ設定される場合、通知用識別子を合わせて、四つのビーコンが生成される。それぞれのビーコンに機器特定用識別子が含まれる。
ビーコン送信部18は、誤り訂正符号付加部14により付加される誤り訂正符号の誤り訂正パラメータ情報をビーコンに含めて送信する。それぞれ誤り訂正能力の異なる、同一コンテンツを再生する複数のコンテンツデータが生成される場合、複数のコンテンツデータにそれぞれ付加された複数の誤り訂正符号の各誤り訂正パラメータ情報を、ビーコンに含めて送信する。各誤り訂正パラメータ情報は、通知用識別子に含められる。
接続処理部19は、端末装置20からの接続要求に対して、その要求が正当な場合、端末装置20と接続を確立する。ビーコン送信部18により送信された複数の接続用識別子のうちのいずれかを用いた接続要求である場合、接続を許可する。通知用識別子による接続要求は許否する。
端末装置20は、基地局装置10に接続して上記コンテンツを受信可能な端末である。携帯電話機、スマートフォン、ノートPC、および専用端末などが該当しうる。
コンテンツ受信部21は、基地局装置10からマルチキャスト配信されるコンテンツデータを受信し、コンテンツ処理部24に渡す。
ビーコン受信部22は、基地局装置10から送信されるビーコンを受信し、識別子処理部23に渡す。ビーコンには、コンテンツデータに付加された誤り訂正符号のパラメータ情報が含まれる。同一コンテンツを再生する複数のコンテンツデータが基地局装置10で生成される場合、ビーコン受信部22は、複数のコンテンツデータにそれぞれ付加される、それぞれ誤り訂正能力が異なる複数の誤り訂正符号の各パラメータ情報を、当該ビーコンにより受信する。各パラメータ情報は、通知用識別子に含まれて、送信されることが可能である。また、ビーコン受信部22は、複数のコンテンツデータのそれぞれについて、基地局装置10と接続を確立するための複数の接続用識別子をビーコンとして受信する。
識別子処理部23は、ビーコン受信部22により受信されたビーコンの処理を行う。具体的には、同じ機器特定用識別子を持つビーコンをグループ化し、その中から通知用識別子を含むビーコンを特定し、その通知用識別子を抽出する。識別子処理部23は、抽出した通知用識別子に含まれる誤り訂正パラメータ情報を、当該機器特定用識別子と対応付けて、接続処理部28に渡す。また、グループ化したビーコンのうち、接続用識別子を含む複数のビーコンから、それぞれ接続用識別子を抽出し、当該機器特定用識別子と対応付けて、接続処理部28に渡す。
コンテンツ処理部24は、コンテンツ受信部21により受信されたコンテンツデータを処理し、コンテンツを再生する。コンテンツデータを処理する際、データのロスや誤りが発生した場合、当該コンテンツデータに付加されている誤り訂正符号を用いて、誤り訂正処理を行う。
電波状況検知部25は、コンテンツ受信部21により受信されたビーコンの受信状況、およびコンテンツ受信部21により受信されたコンテンツデータの受信状況の少なくとも一方に基づいて、端末装置20の受信電波強度を検知し、接続処理部28に渡す。
再生状況検知部27は、基地局装置10から受信されるコンテンツデータの再生状況を検知し、接続処理部28に渡す。具体的には、コンテンツ処理部24からコンテンツデータの復元率を取得し、所定の閾値を下回るか否か判定し、下回る場合、再生状況を異常と判定し、以上の場合、正常と判定する。所定の閾値は、設計者が任意に設定することが可能である。
電波状況テーブル29は、当該端末装置20の電波状況と、その状況下での適当な誤り訂正パラメータ情報を対応付けて記述する。電波状況として、受信電波強度を使用することができる。この対応づけは、設計者が実験やシミュレーションにより設計することが可能である。電波状況テーブル29の例は後述する。
接続処理部28は、ビーコン受信部22により受信される各パラメータ情報を参照して、基地局装置10への接続要求の可否を判定する。接続要求を可とする場合、同一コンテンツを再生する複数のコンテンツデータのうち、いずれのコンテンツデータの受信を要求すべきか決定する。たとえば、接続処理部28は、電波状況テーブル29を参照して、電波状況検知部25により検知される受信電波強度に対応するパラメータ情報を特定し、そのパラメータ情報を用いた誤り訂正符号が付加されたコンテンツデータの受信を要求する。
接続処理部28は、接続要求すべきコンテンツデータを決定すると、ビーコン受信部22により受信された複数の接続用識別子の中から、当該コンテンツデータに対応する接続用識別子を特定し、それを用いて基地局装置10に接続要求する。基地局装置10に接続要求が許可されると、当該コンテンツデータを配信している接続先と接続を確立する。
接続処理部28は、上記接続先と接続を確立した後、複数のコンテンツデータの中で、受信要求すべきコンテンツデータを動的に切り替える。すなわち、接続先の検討処理を実行し、変更がある場合、変更後の接続先に接続要求する。
具体的には、接続処理部28は、再生状況検知部27により再生異常が検知される場合、同一コンテンツを再生する複数のコンテンツデータのうち、現在受信しているコンテンツデータに付加された誤り訂正符号より、誤り訂正能力の高い誤り訂正符号が付加されたコンテンツデータの受信を要求する。
また、接続処理部28は、電波状況テーブル29を参照して、電波状況検知部25により検知される受信電波強度に対応する誤り訂正パラメータ情報を特定し、そのパラメータ情報を用いた誤り訂正符号が付加されたコンテンツデータを配信している接続先に接続要求する。
また、接続処理部28は、所定の期間ごとに受信電波強度を含む状況の変化を監視し、状況に変化がない場合、同一コンテンツを再生する複数のコンテンツデータのうち、現在受信しているコンテンツデータに付加された誤り訂正符号より、符号量が少ない誤り訂正符号が付加されたコンテンツデータの受信を基地局装置10に要求する。すなわち、接続処理部28は、定期的に接続先の再検討処理を実行する。
また、接続処理部28は、ビーコン受信部22により受信される誤り訂正パラメータ情報に追加または変更があった場合、接続先の検討処理を実行する。
つぎに、本実施の形態において用いるBSSID、接続用ESSID、通知用ESSID、誤り訂正パラメータ情報、および電波状況テーブルの具体例を説明する。BSSID、接続用ESSIDおよび通知用ESSIDは、それぞれ、機器特定用識別子、接続用識別子および通知用識別子の一例である。以下の具体例では、同一コンテンツを再生するためのコンテンツデータが三つ生成されることを想定する。
まず、BSSIDの例を挙げる。「04−A3−43−5F−43−23」。
BSSIDは、基地局装置10の機器情報記憶部13に保持される。BSSIDは、ESSIDと共にビーコンとして基地局装置10から端末装置20に送信される。端末装置20は、複数受信するESSIDが、同じ基地局装置10から送信されてきたものであるか否かを判断する際にBSSIDを用いる。つまり、BSSIDが同じビーコンに含まれるESSIDは、同じ基地局装置10から送信されたものであると判断することができる。
図2は、接続用ESSIDの一例を示す図である。接続用ESSIDは、基地局装置10の機器情報記憶部13に記憶されている、端末装置20が実際に接続可能なESSIDである。接続用ESSIDの末尾には、接続用ESSID番号が付加されている。
図3は、誤り訂正パラメータ情報の一例を示す図である。誤り訂正パラメータ情報には、図示のごとく、上記接続用ESSID番号と誤り訂正パラメータが対応付けられている。ここで、誤り訂正パラメータは、上述した、変数m、nに対応している。図3の例では、接続用ESSID番号「01」が誤り訂正能力が最も高く、接続用ESSID番号「03」が誤り訂正能力が最も低い。接続用ESSID番号「02」は、その中間の誤り訂正能力である。
つぎに、通知用ESSIDの例を挙げる。「err_01:42_02:52_03:63」。
通知用ESSIDは、各接続用ESSIDにどのような誤り訂正符号を付加されているかを端末装置20に通知するものである。通知用ESSIDは、通知用ESSIDであることを示す部分「err」、各接続用ESSIDの接続用ESID番号、および誤り訂正パラメータが含まれている。
この例では、接続用ESSID番号「01」のコンテンツデータの誤り訂正パラメータは「42」、接続用ESSID番号「02」コンテンツデータの誤り訂正パラメータは「52」、および接続用ESSID番号「03」のコンテンツデータの誤り訂正パラメータは「63」であることを示している。端末装置20は、この通知用ESSIDに基づいて、接続要求すべき接続用ESSIDを選択する。
図4は、電波状況テーブル29の一例を示す図である。電波状況は、受信電波強度によりランク付けされており、「A」が最も強く、「B」がそのつぎに強く、・・・、「E」が最も弱い。電波状況のランク付け、および各ランクと誤り訂正パラメータとの対応付けは、設計者が実験やシミュレーションにより設計することが可能である。端末装置20は、電波状況テーブル29を参照して、接続要求すべき接続先ESSIDを決定する。
つぎに、本発明の実施の形態に係る通信システム100の動作について説明する。
図5は、実施の形態に係る基地局装置10の動作を示すフローチャートである。
誤り訂正パラメータ記憶部12は、ユーザインタフェース16から誤り訂正パラメータが設定されると、それを記憶する(S10)。識別子処理部15は、誤り訂正パラメータ記憶部12に記憶された、同一コンテンツを再生する複数のコンテンツデータに付加される複数の誤り訂正パラメータに基づいて、通知用ESSIDを生成する(S11)。ビーコン送信部18は、識別子処理部15により生成された通知用ESSID、および機器情報記憶部13に保持されている接続用ESSIDを、機器情報記憶部13に保持されているBSSIDと共にビーコンとして配信する(S12)。
その後、誤り訂正パラメータの変更がある場合(S13のY)、ステップS10へ戻り、ユーザインタフェース16から新たな誤り訂正パラメータが設定される。一方、誤り訂正パラメータの変更がない場合(S13のN)、コンテンツ配信部17は、コンテンツ配信処理を終了するか否か確認し(S14)、終了しない場合(S14のN)、ステップS12に戻り、コンテンツ配信処理を継続する。
図6は、実施の形態に係る端末装置20の動作を示すフローチャートである。
ビーコン受信部22は、複数の接続用ESSID、および通知用ESSIDをそれぞれBSSIDと共に、ビーコンとして受信する(S20)。接続処理部28は、接続先の選択処理を実行する(S21)。接続処理部28は、選択した接続先のESSIDを用いて、そのESSIDに対応するコンテンツデータを受信するための接続を確立する(S22)。なお、選択対象となるESSIDがない場合は、処理を終了する。接続を確立した後、コンテンツ受信部21は、接続先からコンテンツデータを受信する(S23)。
再生状況検知部27は、コンテンツ処理部24により、コンテンツデータが正常に再生されているか否かを検知する(S24)。再生に異常がある場合(S24のN)、接続処理部28は、受信された複数の接続用ESSIDを参照して、現在接続している接続先よりも、誤り訂正能力が高い誤り訂正符号が付加されているコンテンツデータが存在するか否かを判断する(S25)。存在しない場合(S25のN)、処理を終了する。存在する場合(S25のY)、接続処理部28は、現在の接続先よりも一段階、誤り訂正能力が高い誤り訂正符号が付加されているコンテンツデータを配信している接続先を選択する(S26)。接続処理部28は、現在接続している接続先と切断し、新たに選択した接続先との接続を確立する(S35)。より具体的には、予め分かっている切断および接続処理に要する時間に対応する、コンテンツデータのバッファをもっておき、その間に、現在の接続先との接続を切断し、その後、新たに決定した接続先との接続処理を実行する。接続が確立された後、ステップS23に戻る。
ステップS24に戻り、再生が正常である場合(S24のY)、ビーコン受信部22は、再びビーコンを受信する(S27)。電波状況検知部25は、電波状況に変化があるか否かを検知する(S28)。変化がある場合(S28のY)、接続処理部28は、接続先の選択処理を実行する(S31)。変化がない場合(S28のN)、識別子処理部23は、誤り訂正パラメータに変化があるか否かを判定する(S29)。変化がある場合(S29のY)、接続処理部28は、接続先の選択処理を実行する(S31)。変化がない場合(S29のN)、接続処理部28は、接続先の選択処理を前回実行した後、一定時間が経過したか否かを判定する(S30)。経過していない場合(S30のN)、接続処理部28は、接続先の選択処理を実行する(S31)。
ステップS31にて、接続処理部28は、接続先の選択処理を実行した結果、決定した接続先が現在接続している接続先と同じか異なるか判定する(S32)。接続先が異なる場合(S32のY)、接続処理部28は、現在接続している接続先と切断し、新たに選択した接続先と接続を確立する(S35)。接続先が同じ場合(S32のN)、受信を終了するか否かを判断し(S36)、終了しない場合(S36のN)、ステップS23に戻る。
ステップS30に戻り、接続処理部28は、前回の接続先の選択処理を実行した後、一定時間が経過した場合(S30のY)、受信された複数の接続用ESSIDを参照して、つぎの判断を行う。すなわち、接続処理部28は、現在接続している接続先よりも、誤り訂正能力が低い誤り訂正符号が付加されているコンテンツデータを配信している接続先が存在するか否かを判断する(S33)。存在しない場合(S33のN)、上記ステップS36に遷移し、受信を終了するか否かを判断する。存在する場合(S33のY)、接続処理部28は、現在の接続先よりも一段階、誤り訂正能力が低い誤り訂正符号が付加されているコンテンツデータを配信している接続先を選択する(S34)。すなわち、誤り訂正符号量が一段階、少ないコンテンツデータを配信している接続先を選択する。接続処理部28は、現在接続している接続先と切断し、新たに選択した接続先のESSIDを用いて、そのESSIDに対応するコンテンツデータを受信するための接続を確立する(S35)。その後、ステップS23に戻る。
以上説明したように本実施の形態によれば、基地局装置と端末装置との間でコンテンツ配信用の接続を確立する前に、誤り訂正符号に関する情報を端末装置に通知することにより、無駄な接続および切断処理を抑制することが可能となる。端末装置は、接続前に誤り訂正パラメータ情報を取得することにより、最適な誤り訂正能力を持つコンテンツデータを配信している接続先と接続を確立することが可能となる。また、接続後に余分なハンドシェイクを一切行うことなく、通信速度と誤り訂正能力のトレードオフを端末装置側で最適化することが可能となる。
また、接続を確立するための接続用識別子と別に通知用識別子を生成し、その通知用識別子に誤り訂正パラメータ情報を含めて端末装置20に通知することにより、誤り訂正符号パラメータの動的な変化を端末装置20に無駄なく通知することができる。これに対し、接続用識別子に誤り訂正パラメータ情報を含めた場合、通知用識別子に含めた場合と比較して誤り訂正符号パラメータの動的な変化に対して、端末装置20に通知するデータ量が多くなる。
また、接続処理部は、予め分かっている切断および接続処理に要する時間に対応する、コンテンツデータのバッファを設けることにより、シームレスに接続先の切替を行うことができる。
また、最適な接続先との接続を確立した後、端末装置が移動した場合やその他の影響により、電波状況などに変化が起こる場合があり、それに応じて最適な誤り訂正能力も変化する。これに対し、本実施の形態によれば、電波状況やコンテンツの再生状況などに応じて、接続先を動的に変更することにより、最適な誤り訂正能力に保つことができる。すなわち、接続先を切り替える前に誤り訂正パラメータ情報を取得することにより、最適な誤り訂正能力を持つコンテンツデータを配信している接続先と接続を確立することが可能となる。よって、高い誤り訂正能力を維持しつつ、伝送路の利用効率を高めることができる。
以上、本発明をいくつかの実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
たとえば、上述した実施の形態では、接続用識別子と別に通知用識別子を設けたが、接続用識別子に誤り訂正パラメータ情報を直接付加してもよい。具体的には、識別子処理部15は、同一コンテンツを再生する複数のコンテンツデータのそれぞれについて設定される、端末装置20との接続を確立するための複数の接続用識別子に、対応する誤り訂正パラメータ情報をそれぞれ含める。ビーコン送信部18は、識別子処理部15により誤り訂正パラメータ情報が含められた複数の接続用識別子をビーコンとして送信する。これにより、通知用識別子を生成し、送信する構成を省くことができる。ただし、誤り訂正パラメータの変更があった場合、再度、接続用識別子を送信する必要がある。
また、上述した実施の形態では、各誤り訂正符号が同一のアルゴリズムで生成される例を説明した。この点、複数のアルゴリズムを用いて、誤り訂正能力の異なる誤り訂正符号を生成してもよい。この場合、上記誤り訂正パラメータ情報に、いずれのアルゴリズムを用いたかを付記すればよい。
また、端末装置20に「低消費電力モード」がある場合において、「低消費電力モード」に設定されている場合には、誤り訂正能力が低いコンテンツを配信する接続先を優先的に選択するようにしてもよい。それ以外の場合、つまり「低消費電力モード」に設定されていない場合には、誤り訂正能力が高いコンテンツを配信する接続先を優先的に選択するようにしてもよい。それによって、「低消費電力モード」に設定されている場合に、誤り訂正処理にかかる演算処理を少なくすることができ、端末装置20の消費電力を低減することができる。
また、接続先の選択を手動で行ってもよい。そのときには、端末装置20の図示しない表示部に誤り訂正能力のレベルをユーザが認識しやすいように表示し、端末装置20の図示しない操作部により、ユーザが任意に選択できるようにしてもよい。
本発明の実施の形態に係る通信システムを示すブロック図である。 接続用ESSIDの一例を示す図である。 誤り訂正パラメータ情報の一例を示す図である。 電波状況テーブルの一例を示す図である。 実施の形態に係る端末装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態に係る端末装置の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
10 基地局装置、 11 コンテンツ記憶部、 12 誤り訂正パラメータ記憶部、 13 機器情報記憶部、 14 誤り訂正符号付加部、 15 識別子処理部、 16 ユーザインタフェース、 17 コンテンツ配信部、 18 ビーコン送信部、 19 接続処理部、 20 端末装置、 21 コンテンツ受信部、 22 ビーコン受信部、 23 識別子処理部、 24 コンテンツ処理部、 25 電波状況検知部、 27 再生状況検知部、 28 接続処理部、 29 電波状況テーブル、 100 通信シ

Claims (4)

  1. 基地局装置から配信されるコンテンツを受信可能な端末装置であって、
    同一コンテンツを再生する複数のコンテンツデータにそれぞれ付加される、それぞれ誤り訂正能力が異なる誤り訂正符号の各パラメータ情報を、前記基地局装置から送信されるビーコンにより受信するビーコン受信部と、
    前記ビーコン受信部により受信される各パラメータ情報を参照して、前記複数のコンテンツデータのうち、いずれのコンテンツデータの受信を要求すべきか決定する接続処理部と、を備え、
    前記接続処理部は、前記複数のコンテンツデータの中で、受信要求すべきコンテンツデータを動的に切り替えることを特徴とする端末装置。
  2. 前記基地局装置から受信されるコンテンツデータの再生状況を検知する再生状況検知部をさらに備え、
    前記接続処理部は、前記再生状況検知部により再生異常が検知される場合、前記複数のコンテンツデータのうち、現在受信しているコンテンツデータに付加された誤り訂正符号より、誤り訂正能力の高い誤り訂正符号が付加されたコンテンツデータの受信を要求することを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
  3. 当該端末装置の受信電波強度と前記誤り訂正符号のパラメータ情報とを対応づけて記述する電波状況テーブルと、
    前記受信電波強度を検知する電波状況検知部と、をさらに備え、
    前記接続処理部は、前記電波状況テーブルを参照して、前記電波状況検知部により検知される受信電波強度に対応するパラメータ情報を特定し、そのパラメータ情報を用いた誤り訂正符号が付加されたコンテンツデータの受信を要求することを特徴とする請求項1または2に記載の端末装置。
  4. 前記接続処理部は、所定の期間ごとに前記受信電波強度を含む状況の変化を監視し、前記状況に変化がない場合、前記複数のコンテンツデータのうち、現在受信しているコンテンツデータに付加された誤り訂正符号より、符号量が少ない誤り訂正符号が付加されたコンテンツデータの受信を要求することを特徴とする請求項3に記載の端末装置。
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