JP5965314B2 - 連接鎖で形成されるブレスレット - Google Patents

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Description

本発明は、相互に連接された要素、特に鎖であってそのうちの少なくともいくつかが、好ましくは少なくとも一部分が低弾性材で作製された鎖で形成されているブレスレットを対象とする。本発明はまた、腕時計、宝石類、さらには装飾品のためのそのようなブレスレットの特定の使用方法をも対象とする。
たとえば機械的衝撃に対し敏感な材料など、硬くかつ通常低い弾性を有する材料をブレスレットに組み込むことは、高度な耐久性(疵および摩耗に対する強度)ならびにより高い外観的付加価値をブレスレットが装着される対象物に付与することを主なねらいとするものである。一般的に対象物は、落下時に発生するような突発的な大きな機械的応力に耐えることができるよう必要な金属製の骨組で構成される。
ペーストまたは圧縮粉末を熱間固形化することによって作製されるような金属は、鋳造により得られる金属や合金とは異なり、一般的に弾性が低く、したがって機械的衝撃にきわめて敏感である。この敏感な性質は衝撃時にこれらの材料に可塑変形がないことによって生じるものである。この特異性により、そのような材料で構成される部品のいわゆる脆性破壊が生じる。
通常温度および低速衝撃の条件下において脆弱であるとされる材料には、たとえば、焼結硬質金属、ジルコンなどあらゆる種類のセラミック、ガラス、ならびにサファイアまたはルビーなどの鉱物がある。
特許文献1および特許文献2は、目に見える部分がセラミックまたは焼結硬質金属などの硬質材料で作製された装飾部材で形成された、特に腕時計用の鎖方式のブレスレットについて記述している。ブレスレットは鋼など切削可能な材料の鎖で作製された骨組を有する。両者の文献の場合とも、セラミック製要素はもっぱら、ブレスレットに加えられるあらゆる機械的応力に耐える骨組で覆うためのものである。その結果、これらの装飾部材が受ける機械的応力は著しく制限される。
特許文献3は、一連のセラミック製鎖で形成された別の構造のブレスレットであって、各鎖が、中央環から軸がずれた2つの側面環で縁取られた中央環からなる一体部分を形成するようなブレスレットを示している。これら3つの環は、両端がねじ切り加工された軸を介して相互に保持され、これら両端は、側面環内に成形されたねじ穴に螺入されるようになされている。連続する複数の鎖の連接および結合は、中央環を貫通し、その中心部分に格納される弾性要素を具備する、ばね棒によって得られる。この要素は、ばね棒の両端に滑動可能に取り付けられた2つのほぞ部分を遠ざけるためのものであり、その結果、ほぞ部分を、対応して側面環内に設けられた格納部内に挿入することが可能になる。
そのような実施形態の主な欠点は、このタイプのブレスレットに結合された腕時計の偶発的な落下を再現する試験時に確認することができたように、この種のブレスレットでは1つまたは複数のセラミック製環の破断が生じることに由来するものである。そのような落下の際には、腕時計の運動質量を加えた筐体がもつ質量により、ブレスレットの軸またはばね棒に対して大きな応力が生じるが、これは主に、ブレスレットの地上における衝撃点と腕時計のミドルケースへのこのブレスレットの固定点との間のてこの効果によるものである。破断はほぼ常に鎖の連接軸のレベルにおいて発生する。シミュレーションは、セラミック製環の穴の入口角陵部に大きな応力が集中していることを示した。また、全ての破断が軸のきわめて近傍のセラミック製環の辺縁部で発生したことも指摘された。そのようなブレスレットの環または鎖が破断することにより、ブレスレットは使用できなくなり、損傷部品の交換が必要となって無視できない修理費用が生じる。
欧州特許第586981号 欧州特許第347841号 米国特許出願公開第2002/0009019号
本発明は、請求項1の記載に従い、それぞれが少なくとも1つの環で形成され、環および/または鎖を相互に連結する結合装置を受け入れるようになされている少なくとも1つの格納部を含む、鎖と呼ばれる相互に連接された複数の要素を備えるブレスレットを作製することにより、前記の欠点を解消することを目的とする。このブレスレットは、偶発的な機械的衝撃に対する環の影響が軽減される設計を有する。
いくつかの環は少なくとも部分的には、セラミック、焼結硬質金属、ガラス、あるいはたとえばサファイアやルビーのタイプの鉱物など、衝撃に対し脆弱な材料で作製されることが好ましい。このブレスレットの被連接要素は、たとえば連接装置または軸ならびに場合によっては結合ロッドなどの結合装置により相互に緊密に連結されるように、相互に嵌め込まれることが好ましい。これらの結合装置の数は2つまたは3つであることが好ましく、鎖の1つまたは複数の環中の、少なくとも1つの環の穴で形成される格納部の中にそれぞれ格納される。
本発明によれば、環、好ましくは低弾性環のいくつかの穴、特に連接軸を通すための穴の開口端部のごく近傍において、この場所において結合装置が環と接触するのを防止する結合装置のあそびが設けられる。したがって本発明の好ましい実施形態によれば、それぞれのあそびは、結合装置が突出する環の辺縁部のごく近傍において、この端部にあるこれらの装置が機械的応力を受けたときこれらの装置に集中する応力がこれらの環に伝達されるのを防止する自由空間または少なくとも間隔を提供する。
有利なことに、この手段により、もともと機械的衝撃に対し敏感な、または敏感になる、あるいは環が置かれる可能性のある異常な温度条件が原因で敏感な、または敏感になる環の一切の破断が回避される。
好ましい実施形態によれば、このあそび確保手段により結合装置に与えられる運動の自由度すなわち振幅は,環の中に設けられた穴の開口部に対し直角な横方向断面積を減少させることにより得られる。そのような減少は、求める性能に応じて様々な幅および/または断面形状を有することができる溝をこの装置上に切削加工することにより実現することができる。そのような装置は溝軸とも呼ばれ、少なくとも、同装置が横断する脆弱な環の全体のうち開端の数と同じ数の溝を備えることになる。
その他の長所および特徴は、もっぱら非限定的に示し、かつ一例として添付の図面により概略を示した本発明の対象に対する以下に示す好ましい実施形態ならびに変形形態についての説明から明らかになろう。
本発明の好ましい実施形態によるブレスレットの部分の部分断面斜視図である。 図1の線分II−IIによるブレスレットの垂直断面図である。 図3a〜図3dは、ブレスレットの環または鎖を結合する軸および/またはロッドがとることができる異なる溝断面形状の拡大図である。 図2と同様であるが、ブレスレットが3列の環を備える変形形態を示す図である。 図4の形態の一変形形態を示す図である。
図1を参照すると、この図はブレスレット1の部分の部分断面斜視図を示している。図示するようにこのブレスレットは、相互に連接された複数の要素を形成する5列R〜Rの環2、3、4のデザインに作製された腕時計バンドである。この構成によれば、列R〜R上に位置するいわゆる辺縁環2、ならびに列R上に位置するいわゆる中央環3は、金属(鋼、金、チタンなど)または合金のような弾性材料により適切に作製される。したがってこの配置により、中間環4と呼ばれる、列RおよびR上に位置する環は、隣接する列の環によって保護される。この理由から、少なくとも部分的に低弾性または超低弾性材料で作製されるよう優先的に選択されるのはこれらの中間環である。中間環4はその全体が、セラミック、より限定的には、技術用または工業用セラミックであると認められているジルコンで作製することが好ましい。もちろんこれらの環の作製にはその他の材料を用いることも可能であろうことは理解できよう。これらの材料のうちでは、たとえば焼結硬質金属よりもサファイアまたはルビーがより好適であろう。
種々の環2、3、4は、図1に示すように、少なくとも1つの結合装置10、より詳細には3つの結合装置10、11、12により相互に連結される。腕時計のミドルケースのホーンとホーンの間、さらにはブレスレットのクラスプに固定された結合鎖間に位置する固定部5のようないくつかの特別な結合鎖を除いては、ブレスレットの被連接要素は、少なくとも2つの結合装置、より詳細には2つの連接軸10をそれぞれ含む。これらの結合装置のそれぞれは、複数の環、特に同一列の全ての環、ならびに上流側および下流側の隣接する列のいくつかの環に共通である。この点に関し、このようにして定義される列は、列R〜Rに対し横方向線分を形成する一連の連接環に相当することを明記しておく。上流側および下流側という形容詞は、固定部5に対し、あるいはブレスレット1をミドルケース(図示せず)に連結するための特殊な環である中間固定環6に対し、当該の要素が遠ざかる動きを言う。したがって、ある所与の点を基準とする場合、上流側に位置する環は下流側に位置する環よりも固定部に近いことになる。
同一列の辺縁環2および中央環3は同一線上にあり、この同一線に対し下流側に変位した位置にある2つの中間環4を両者の間で保持する。これら5つの環の集合体はそれだけで独立構成要素を形成するが、これを鎖7と呼ぶことにし、破線による輪郭線で図1に示す。鎖7はブレスレットの被連接要素を構成する。鎖はそれぞれ少なくとも1つの環を含む。同一鎖の環は、堅固に、すなわち結合ロッド11と呼ばれる少なくとも1つのロッドにより、好ましくは2つの結合ロッド11および12により、環と環の間に連接がない状態で一体保持される。鎖7は全て相互に類似しており、また中間環4の下流側に変位した位置であることから、鎖7は相互に入れ子になる、すなわち相互に他方の中に嵌合させることができるので、軸10を介する連接連環により、緊密に結合し、上流から下流に結合することができる。これらの軸は、まさに、隣接する2つの鎖にヒンジと同様の単純な種類の円筒形連接を提供する連接軸であると定義される。
被連接要素7は、図2、図4および図5にてよくわかる少なくとも1つの穴15で形成された少なくとも1つの格納部をそれぞれ含み、ここに結合装置10、11、12を格納する。図1に示すように、これらの装置は、それらの装置が連結する環の中に隠れるようにすることが好ましい。したがってこれらの装置は辺縁環2の外面上には見えず、環2、3、4の間の間隙もきわめて狭小であるためこれらの環の間にも見えない。したがってこれらの環はめくら穴15’を具備するのが有利であるが、中央環3または中間環4の穴15は、結合装置10、11、12を通すことができるよう貫通穴となっている。一般的に同一列の穴15および15’は結合装置用の格納部を形成する。
図2を参照すると、この図は図1の5列ブレスレットを図1の線分II−IIの垂直断面で示している。この線分に沿って、切断は連接軸10で行われる。中間環4、すなわちこの場合低弾性環の中に設けられた穴15の少なくとも各開端16には、これらの開端すなわち穴15の口を通過する結合装置のあそび20があることに留意されたい。なお参考までに、ここでは穴15の開端16の同意語として用いられている口という用語は、この環の穴の入口または出口のごく近傍に位置する部位を指す。
こうすることにより、当該結合装置のあそび20が提供する手段により、結合装置が、環の穴の開端の近傍に位置する場所において環と接触することが防止される。したがってこの軸すなわち結合装置が、横並びに配置された2つの環または鎖の一部分の界面においてこの装置の対応する部分のたわみを局所的に発生させる弾性変形応力を受けるときには、この部分と環との間の一切の接触を有利に避けることができる。したがって環と結合装置との間の第一支点は環の中心部分側に変位する。したがってこの支点を環の内部側に押すことにより、環の開端において大きな応力の集中を発生させ、ブレスレットの鎖が機械的衝撃を受けたとき、環の疲労または早期破断を引き起こすようないわゆる境界効果が防止される。
好ましい実施形態によれば、あそび20は、結合装置とそれに対応する環との間に位置する間隔すなわち逃がしによって生じるものである。この間隔すなわち分離距離は、断面形状が、直線溝21、面取り溝21、丸められた辺縁部を有する溝21、漸進的曲率を有する溝21、またはこれらの幾何形状を組み合わせた溝であるような溝を結合装置上に設けることによって、開端に対し直角な結合装置の横方向断面積を減少させることにより得られる。これらの様々な形状の溝の例を図3a〜図3dに示してある。図3cおよび図3dは、溝21が一方では面取りされ他方はそれぞれ丸められた辺縁部、または漸進的曲率をもつ辺縁部を有する組合せを示している。環の内部方向に向いた面上に漸進的曲率を有する溝により、環を横断する結合装置の部分が機械的応力を受けたとき、環の中心部からこの環の辺縁部まで及ぶ範囲に環の応力を段階的に配分させることが可能になることが有利である。このような段階的配分により、環の辺縁部への応力の集中を防止するか、少なくとも、きわめて良好に制限することができる。
そのような漸進的曲線は樽の部分の形状がとる曲線とすることができよう。この形状により、有利なことに、環を横断する結合装置の部分内に弾性変形が生じたときには、環の辺縁部よりも環の中心により応力を与えることが可能である。したがってこの形状は、この装置の部分に沿った機械的応力の最適な配分を促進するものである。さらに機械的欠陥に関しては、樽形の幾何形状は環よりも結合装置により多く応力を与えることが確認された。
結合装置10、11、12の全てが円形断面を有し、1.0mm〜2.0mm、より限定的には1.4mm〜1.6mmの間の外径を有することが好ましい。溝を有する軸の溝21の底部の直径は、軸の外径よりも5%〜25%、より限定的には11%〜15%低減される。また、特に中央環の穴の直径が辺縁環の穴の直径と若干異なるときには、軸の外径は軸長に沿って変化することができる。最小径が1.3mmの溝の場合の1.5mmの外径に等しい値は、軸の強度と、溝から得られるあそびの量との最適のトレードオフに相当するため、優先的に採用するものとする。事実、そのような寸法により、荷重により軸がたわむ際、軸の穴の開口部において、溝の底部と環の辺縁部との間に充分な間隔が確保されるので、衝撃強度に関して良好な性能を得ることができる。このあそびはあらゆるケースにおいて有効であり、たとえ、軸上の穴加工径および直径の機能的寸法に適用される公差を考慮した場合でも有効である。
図5に示す変形形態においては、軸のあそび20は、環の外側に向かって開き、結合装置を通すための穴の開口部に位置する、入口テーパーを環の中に設けることによって得られる自由空間すなわち逃がしで構成することができる。そのような入口テーパーは、環の穴の開口部を大きくくり抜くか拡大することにより構成され、また入口テーパーにより、開端に対し直角な溝がない結合装置を有しつつ、効率はより落ちるが、この環に対する境界効果を軽減することができるであろう。より一般的には、この逃がしは開端16のえぐり部分22であると定義することができよう。また、図2の環2または3に見られるような単純な面取りは、ここで理解しなければならない意味、すなわち本発明によってもたらされるような機能を果たすような充分に効果的なあそびという意味においては全く逃がしとはならないことも明記しておきたい。実際、単純な面取りは、装置の嵌め込みを容易にする、または切削加工のバリを取り除くことを目的とするのみであり、単に、たとえば成形工程による製造の場合の要請によるだけのこともある。
組み合わせた実施形態によれば、結合装置の溝21で構成されるあそび手段20に加え、環の外側に向かって開いた入口テーパーにより、この軸が突出する穴15の開端を拡大することもまた可能である。
いずれの場合も、当該の結合装置のあそび20は、結合装置内にもたらされる応力が原因で環に伝達されるあらゆる応力を、この環の中心部分からこの環の辺縁部まで拡がる範囲に配分することをねらいとする。参考までに、ここでは、あそびという用語は、装置が格納される格納部の軸によって画定される平衡位置の周囲における結合装置、特に開端16に対し対向した位置にあるこの装置の部分の、可動振幅であると定義される。
図1に示すように、結合ロッド11および12は開端16に直角な溝21をもたない。しかしながらこのことは、連接軸10と同様のあるいは同一の1つまたは複数の結合ロッド11、12を本ブレスレット1内に配設することをなんら排除するものではない。より一般的には、開端の如何に関わらず各開端16について、開端から突出する結合装置のあそび20を設けることが可能である。したがって環2、3、4の全ての結合装置10、11、12を、前述のような溝21を具備する装置にすることが可能である。その結果、ブレスレットの鎖の強度および最終性能がさらに向上する。
同じく好ましくは、結合ロッド11、12は平滑な表面のものとするか、または、それらが連結する環の内部におけるロッドの強度を向上させるためにローレット加工された当たり部分を具備することができる。より詳細には、そのようなローレット加工された当たり部分は、辺縁環2の穴15’内に格納されるようになされている結合ロッドの端部に位置することが好ましい。また、溝16をもたない結合ロッド11、12は、座屈を防止するために組み立て時に穴15に軽度に締まりばめされるのが好ましい溝付き軸とは反対に、環の内部に押し込まれる。
図4は、図2と同様であるが、環の配置が3列R’、R’、R’しか含まないブレスレット1の変形形態を示す図である。したがってここでは、辺縁環2は不変であるが、同一列の中央環および中間環は、好ましくは1つの低弾性材料で作製されるただ1つの中間環4’に置き換えられる。この図から、本発明の対象が、ブレスレットの種々の鎖の環の配置にも、環の数にも、環が作製される材料にも依存しないことに留意されたい。
本発明によってもたらされる解決方法のおかげで、図1に示すブレスレットに適合したブレスレット上で行われた試験の際、ブレスレットは、このブレスレットを具備し重量が240gの腕時計を1.3mの高さから落とした後、柏製のブロックに与えた衝撃によって生じた応力に耐えることができたことが確認された。これらの結果は、本発明の対象により、連接軸が横断する環の穴の開口部に対する溝を具備しないブレスレットと比較してブレスレットの衝撃強度性能を2.5倍向上させることができることを証明した。実際、そのようなブレスレットの場合には、0.5m未満の高さで連接軸のレベルにおいて中間環の破断が常に確認された。
さらに、本発明の対象は、当初、ブレスレットへの偶発的衝撃時におけるセラミック製の環が破断する問題を解決するために開発されたことについても留意されたい。しかしながら、提案する解決方法は、環が機械的衝撃に特に敏感ではないブレスレットにも同じく適用することが可能であることにも留意されたい。したがって、ブレスレットの環が、たとえば鋼、金などの金属または任意の合金で全て作製されている場合でも、本発明により提供される解決方法は、環内の境界効果を防止すること、ならびに結合装置の穴の開端を、不要な応力の集中を原因とする疲労から解放することに寄与する。

Claims (10)

  1. 相互に連接され、それぞれが少なくとも1つの環(2、3、4、4’)を含む、複数の連結要素(7)を備えるブレスレット(1)であって、前記環の少なくとも一部分が衝撃に対し脆弱な材料からなり、前記連接要素(7)の結合装置(10、11、12)を受け入れるための少なくとも1つの穴(15、15’)を含む少なくとも1つの格納部を有する、ブレスレットにおいて、衝撃に対し脆弱な材料による前記環の中に形成された前記穴(15、15’)のうちの少なくともいくつかの穴の開口端部(16)の近傍にあそび(20)が設けられており、当該部分では、結合装置(10、11、12)と前記環(2、3、4、4’)との間の一切の接触が防止されることを特徴とするブレスレット。
  2. 前記結合装置が連接軸(10)または結合ロッド(11、12)であること、および前記あそび(20)が、この結合装置(10、11、12)の横方向断面積の局所的減少(21)によって得られることを特徴とする、請求項1に記載のブレスレット(1)。
  3. 前記局所的減少(21)が、直線溝(21)、面取り溝(21)、丸められた辺縁部または漸進的曲率を有する溝(21)、さらにはこれらの断面形状を組み合わせたもので形成される溝(21)の断面形状である、断面形状を有することを特徴とする、請求項2に記載のブレスレット(1)。
  4. 前記あそび(20)が、前記開口部(16)のえぐり部分(22)を形成する逃がしによって得られることを特徴とする、請求項1に記載のブレスレット。
  5. 前記あそび(20)が、さらに前記開口部(16)のえぐり部分(22)を含むことを特徴とする、請求項2に記載のブレスレット(1)。
  6. 前記環(2、3、4、4’)のうちの少なくとも1つが、少なくとも部分的に非弾性材料または低弾性材料で作製されることを特徴とする、請求項1に記載のブレスレット(1)。
  7. 前記材料が、セラミック、焼結硬質金属、ガラス、またはサファイアやルビーなどの鉱物であることを特徴とする、請求項に記載のブレスレット(1)。
  8. 横方向断面積の局所的減少(21)を具備する前記結合装置(10、11、12)が、同装置が結合する被連接要素(2、3、4、4’、7)内に軽い締まりばめによって保持されることを特徴とする、請求項2に記載のブレスレット(1)。
  9. 前記被連接要素(7)が、非弾性または低弾性材料の少なくとも1つの環(4、4’)と、それより高い弾性を有する環(2、3)の交互配置によりそれぞれ形成されることを特徴とする、請求項1に記載のブレスレット(1)。
  10. 腕時計バンドまたは宝飾品であって、請求項1からのいずれか一項に記載のブレスレット(1)を含むことを特徴とする腕時計バンドまたは宝飾品。
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