JP5964737B2 - 通信端末 - Google Patents

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Description

本開示は、複数の無線通信用の通信路を用いて通信する通信端末に関する。
携帯可能な通信端末(例えばスマートフォン或いはタブレット端末)の高機能化、映像コンテンツのHD(High Density)化に伴い、通信端末が高画質な映像ファイル或いは大容量のファイルを送受信することが一般的に行われている。このため、通信端末は通信相手の通信端末(以下、単に「相手端末」という)との間において大容量のファイルを高速に通信することが要請される。
高速な通信方法として、ミリ波帯を用いた近距離無線通信が注目されている。ミリ波通信は、ギガビット以上のスループットの無線通信を可能とし、通信端末と相手端末との間の直接的な通信として、赤外線通信に代わって公衆無線網のトラフィックを軽減させる通信方法として期待されている。
ミリ波通信が今後普及していくためには、現在広く使用されている無線LAN(Local Area Network)通信との共存が必要であり、通信端末は、ミリ波通信と無線LAN通信との両方の使用が期待されている。
ミリ波通信は無線LAN通信に比べて高速に通信できるが、通信距離が短く、指向性が強い。即ち、ミリ波通信は無線LAN通信に比べて、無線通信中のスループットの増減が激しく変化し、通信端末の使い方によっては通信が切断するため、ミリ波通信と無線LAN通信との間の通信中の連携、特にシームレスな切り換えが重要と考えられている。
例えば60GHz帯のミリ波通信の規格であるIEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.)802.11adでは、5GHz帯又は2.4GHz帯の無線LAN通信との間において、通信路をシームレスに双方向、つまり、ミリ波通信から無線LAN通信、又は、無線LAN通信からミリ波通信に切り換える方式として、FST(Fast Session Transfer)技術が規格化されている。FST技術はミリ波通信の特徴を補う規格として注目されている。
ミリ波通信と無線LAN通信とが可能な通信端末の通信において、ミリ波通信から無線LAN通信に切り換える場合のオーバーヘッドを最小にすることで、ミリ波通信が切断した場合の無通信状態の最小化ができ、ミリ波通信の高速性が確保できる。また、ミリ波通信と無線LAN通信とが可能な通信端末がFST技術を用いた通信において、データ通信の省電力も考慮する必要がある。
複数の通信路がある状態において、通信タスク(例えばファイル転送)に応じて、通信路を切り換える方法として、例えば特許文献1の通信装置が知られている(図9参照)。特許文献1の通信装置の説明は、図9を参照して後述する。
特開2001−177596号公報
本発明者らは、複数の無線通信用の通信路を用いて通信する通信端末を検討した。しかし、特許文献1では、データの通信中に通信路を動的に切り換えることは記載されているが、通信路の切り換えに要するオーバーヘッドについては考慮されていない。
本開示は、従来の課題を解決するために、データの通信用の通信路をシームレスに切り換え、無線通信用の通信路の切り換えに要するオーバーヘッドを低減する通信端末を提供することを目的とする。
本開示は、第1通信路と第2通信路とを用いて相手端末と通信する通信端末であって、前記相手端末に転送されるデータを格納するデータ記憶部と、前記第1通信路又は前記第2通信路を介して、前記データを前記相手端末に転送するデータ転送部と、前記相手端末との間の前記第1通信路の接続又は切断を検出する第1通信路接続検出部と、前記第1通信路及び前記第2通信路の少なくとも一方のスループットを計測するスループット計測部と、前記接続又は切断の検出結果と、前記第1通信路及び前記第2通信路の少なくとも一方のスループットとを基に、前記データ転送用の通信路の切り換えの有無を判断する端末制御部と、前記データ転送用の通信路を切り換えると判断された場合に、前記データ転送用の通信路を前記第1通信路又は前記第2通信路に切り換える通信路切換部と、を備える通信端末である。
本開示によれば、データの通信用の通信路をシームレスに切り換え、無線通信用の通信路の切り換えに要するオーバーヘッドを低減できる。
本実施形態の送信端末及び受信端末の動作概要を模式的に説明する図 本実施形態の送信端末と受信端末との各内部構成を示すブロック図 本実施形態の送信端末が各通信路におけるスループットを基にして通信路を切り換える動作手順を説明するフローチャート 本実施形態の送信端末における第1通信路のイベント待ちの動作手順を説明するフローチャート ファイルのデータ転送開始前の状態における通信路情報の一例を示す図 ファイルのデータ転送開始後の状態における通信路情報の一例を示す図 第2通信路のスループットが第1通信路のスループットより大きい場合の通信路情報の一例を示す図 第1通信路のスループットが第2通信路のスループットより大きい場合の通信路情報の一例を示す図 従来の通信装置の内部構成を示すブロック図
(本実施形態の内容に至る経緯)
先ず、本開示に係る通信端末の実施形態を説明する前に、従来の通信端末における課題について図9を参照して説明する。図9は、従来の通信端末の内部構成を示すブロック図である。
図9に示す通信端末2000は、有線部1aに対応した通信メディア100、無線部2aに対応した通信メディア200、無線部3aに対応した通信メディア300、回線品質観測部400、回線品質情報格納部500、通信メディア情報格納部600、通信タスク情報格納部700、通信タスク割り当て部800、通信タスク割り当て情報格納部900、通信メディア制御部1000及びアプリケーション1100を含む。
通信端末2000は、上位のソフトウェアであるアプリケーション1100が出力する要求に応じた複数の通信タスクを処理する。
通信メディア100は、有線の通信メディアであり、有線部1a(例えばUSB)を用いて有線通信する。通信メディア200,300は、無線の通信メディアであり、それぞれ無線部2a(例えばBluetooth(登録商標)),無線部3a(例えばIrDA)を用いて無線通信する。
回線品質観測部400は、各通信メディア100,200,300の各回線品質を周期的に観測し、各観測結果を回線品質情報格納部500に格納する。通信メディア情報格納部600は、各々の通信メディア100,200,300の各性能情報を格納する。通信タスク情報格納部700は、各通信タスクの発生時に、各通信タスクに関する情報を格納する。
通信タスク割り当て部800は、各々の通信メディア100,200,300の各回線品質情報(例えば「優」,「良」,「可」,「不可」の情報)、各性能情報(例えば通信速度)及び各通信タスクの情報(例えばファイルサイズ)を基に、各通信タスクを各通信メディアに割り当てる。
通信タスク割り当て情報格納部900は、各通信タスクと各通信メディア100,200,300との割り当て情報を格納する。通信メディア制御部1000は、各通信タスクの割り当て情報を基に、各通信タスクを各通信メディアに振り分け、各通信タスクに応じて動作する。
具体的には、通信タスク(例えばファイル転送)が発生すると、通信タスク割り当て部800は、各通信メディア100,200,300の各回線品質情報、各性能情報、及び通信タスクの情報を基に、ファイル転送の通信タスクをどの通信メディアにおいて処理させるかを動的に最適化する。
例えば、通信タスク割り当て部800は、回線品質の状態が「良」以上の通信メディアに対して、通信速度の速い順に優先順位を付け、次に「可」の通信メディアに対して、通信速度の速い順に優先順位を付け、ファイル転送の通信タスクを処理させる通信メディアを決定する。
ファイル転送の通信タスクが処理されている間に新しいファイル転送の要求が発生した場合、新しいファイル転送の通信タスクの情報(例えばファイルサイズリスト)が追加される。通信タスク割り当て部800は、各通信メディア100,200,300の各回線品質情報、各性能情報、及び通信タスクの情報を基にして、2つのファイル転送の通信タスクを、異なる通信メディアに処理させる。
しかし、特許文献1では、データの通信中に通信路を動的に変更するとの記載はあるが、通信路の切り換えに要するオーバーヘッドに関しては十分に開示されていない。仮に、通信路の切り換えにおいて、切り換え先の通信路を用いるために通信路の使用準備処理(例えば相手端末とのネゴシエーション)を実行する場合には、特許文献1における通信路の切り換えには多大なオーバーヘッドが必要となるという課題がある。
例えば、従来の通信端末が通信路をFST技術によってミリ波通信(例えば60GHz)用の通信路、又は無線LAN通信(5GHz)用の通信路に1回切り換える度に、数百ミリ秒オーダ以上のオーバーヘッドが見込まれると考えられる。
また、特許文献1では、並列処理により、複数の通信路を同時に使用するが、複数の通信路の同時使用による消費電力に関しては十分開示されていない。例えば、ミリ波帯(例えば60GHz)とIEEE802.11n(例えば5GHz)とでは互いの通信速度に大きな差があるが、通信路の同時使用によってデータの高速通信が可能となる。しかし、通信路の同時使用によって、通信端末における消費電力も増大する可能性がある。
例えば、2.5GB(Giga byte)のデータを2Gbps(Giga bit per second)のスループットのミリ波帯(60GHz)の通信路を用いた通信時間は10秒ほどである。一方、ミリ波帯(60GHz)の通信路とIEEE802.11n(例えば100Mbps(Mega bit per second))の通信路とを同時に用いた通信時間は9.5秒ほどである。即ち、ミリ波帯の通信路とIEEE802.11nの通信路との同時使用では、通信時間は500ミリ程度の短縮にとどまる。一方で、ミリ波帯の通信路とIEEE802.11nの通信路との同時使用における消費電力は、ミリ波帯(60GHz)の通信路の単独使用における消費電力の約2倍となる課題がある。
そこで、以下の実施形態では、データの通信用の通信路をシームレスに切り換え、無線通信用の通信路の切り換えに要するオーバーヘッドを低減する通信端末の例を説明する。
(本実施形態の通信端末の動作概要の説明)
次に、本実施形態の通信端末としての送信端末及び受信端末の動作概要について、図面を参照して説明する。図1は、本実施形態の送信端末10及び受信端末30の動作概要を模式的に説明する図である。
送信端末10及び受信端末30は、複数の無線通信の通信路として、例えば、第1通信路P1(例えば60GHz帯)のミリ波通信と第2通信路P2(例えば5GHz帯)の無線LAN通信との2個の通信路を用いてデータを通信する。なお、本実施形態では、送信端末10及び受信端末30は、5Hz帯の第2通信路P2を用いた通信が常に可能とする。但し、送信端末10及び受信端末30が用いる通信路の個数は2個に限定されない。
図1に示す状態(1)は、第1通信路P1のスループットが第2通信路P2のスループット以上の状態である。
状態(1)では、送信端末10は、第1通信路P1を用いて、送信端末10と受信端末30との間においてデータ転送用のN(N:整数)本のトラフィックストリーム(TS:Traffic Stream)を確立し、データ(例えば高画質な映像ファイル或いは大容量のファイル。以下同様)を受信端末30に転送する。
また、状態(1)では、送信端末10は、第2通信路P2を用いて、送信端末10と受信端末30との間においてスループット計測用のトラフィックストリームを例えば1本確立し、スループット計測用データを受信端末30に間欠的に転送する。
図1に示す状態(2)は、第1通信路P1のスループットが第2通信路P2のスループット未満の状態である。状態(2)では、送信端末10は、第2通信路P2を用いて、送信端末10と受信端末30との間においてデータ転送用のN(N:整数)本のトラフィックストリームを確立し、データを受信端末30に転送する。
また、状態(2)では、送信端末10は、第1通信路P1を用いて、送信端末10と受信端末30との間においてスループット計測用のトラフィックストリームを例えば1本確立し、スループット計測用データを受信端末30に間欠的に転送する。
図1に示す状態(3)は、第1通信路P1が切断し、第2通信路P2が接続している状態である。送信端末10は、第2通信路P2を用いて、送信端末10と受信端末30との間においてデータ転送用のN(N:整数)本のトラフィックストリームを確立し、データを受信端末30に転送する。
なお、状態(2)及び状態(3)のデータ転送は、状態(1)と同じN本としたが、他の値であってもよい。
送信端末10及び受信端末30は、第1通信路P1の接続又は切断の通信状況と、第1通信路P1及び第2通信路P2における各スループットとを基に、データ転送用の通信路の切り換えの有無を判断する。送信端末10及び受信端末30は、データ転送用の通信路を切り換えると判断した場合に、FST技術によって、状態(1)の通信路から状態(2)の通信路へ切り換え、又は、状態(2)の通信路から状態(1)の通信路へ切り換える。
具体的には、送信端末10及び受信端末30は、データ転送用の通信路が第1通信路P1であった場合には(状態(1)参照)、FST技術によって、データ転送用の通信路を第2通信路P2に切り換える(状態(2)参照)。また、送信端末10及び受信端末30は、データ転送用の通信路が第2通信路P2であった場合には(状態(2)参照)、FST技術によって、データ転送用の通信路を第1通信路P1に切り換える(状態(1)参照)。
また、送信端末10及び受信端末30は、データ転送用の通信路が第2通信路P2であり、第1通信路P1を用いてスループットの計測用データを転送している場合に(状態(2)参照)、第1通信路P1が切断すると、第1通信路P1におけるスループットの計測を終了するが、第2通信路P2を用いたデータ転送は継続する(状態(3)参照)。
また、送信端末10及び受信端末30は、データ転送用の通信路が第2通信路P2であり、第1通信路P1が切断している場合に(状態(3)参照)、第1通信路P1が接続すると、第2通信路P2を用いたデータ転送を継続し、更に、第1通信路P1を用いて第1通信路P1におけるスループットの計測用データを受信端末30に間欠的に転送する(状態(2)参照)。
図2は、本実施形態の送信端末10と受信端末30との各内部構成を示すブロック図である。送信端末10は、ファイルDB11、データ転送部12、通信路切換部13、第1通信路接続検出部17、スループット計測部18、通信路情報DB19、端末制御部20を含む。通信路切換部13は、通信路統合部15及び通信路制御部16を含む。
受信端末30は、ファイルDB31、データ転送部32及び通信路切換部33を含む。通信路切換部33は、通信路統合部35及び通信路制御部36を含む。図2に示す送信端末10と受信端末30とは同じ内部構成を有するが、図2に示す受信端末30では、説明を簡単にするために内部構成の一部を省略している。
次に、送信端末10の各部の動作について説明する。
データ記憶部としてのファイルDB11は、例えば送信端末10に内蔵されるハードディスク又はフラッシュメモリを含む構成であり、ユーザの操作に応じて受信端末30に転送(送信)されるデータ、例えばファイルを記憶する。
データ転送部12は、ユーザの操作に応じて、受信端末30に転送するためのデータ(例えばファイル)をファイルDB11から読み出し、第1通信路P1又は第2通信路P2を用いて、読み出されたデータ(例えばファイル)を受信端末30に転送する。
第1通信路P1は、ミリ波通信が可能な周波数帯域(例えば60GHz帯)を用いた無線通信用の通信路である。第2通信路P2は、無線LAN通信が可能な周波数帯域(例えば5GHz帯)を用いた無線通信用の通信路である。なお、第2通信路P2は、有線のLAN通信が可能な通信路でも良い。
通信路切換部13には、端末制御部20の出力である制御信号が入力される。制御信号は、データ転送用の通信路を切り換えるための信号である。通信路切換部13は、制御信号に応じて、FST技術によって、データ転送用の通信路をシームレスに切り換える。本実施形態では、通信路切換部13は、データ転送用の通信路を、第1通信路P1から第2通信路P2に、又は第2通信路P2から第1通信路P1にシームレスに切り換える。
通信路統合部15は、第1通信路P1と第2通信路P2とを仮想的に統合する(ボンディング機能)。具体的には、通信路統合部15は、第1通信路P1及び第2通信路P2を識別する各MAC(Media Access Control)アドレスを仮想的に1つのMACアドレスとみなし、送信端末10の他の各部が現在どの通信路を用いているかを認識させることなく、受信端末30とのデータの通信路を制御する。
これにより、通信路切換部13は、上位レイヤ(例えばアプリケーション層)には、送信端末10と受信端末30との間の通信路には1つのIP(Internet Protocol)アドレスが付与されていると認識させ、即ち、データ転送用の通信路が切り換わったことを認識させることなく、データ転送用の通信路をシームレスに切り換えできる。
通信路制御部16は、受信端末30とネゴシエーションして送信端末10と受信端末30との間の通信のセッションを確立し、例えばIEEE802.11ad規格に記載されているFST技術によって、データ転送用の通信路を第1通信路P1又は第2通信路P2にシームレスに切り換える。
第1通信路接続検出部17は、例えば無線LAN通信において用いられるサプリカントにおける接続認証技術を用いて、受信端末30との間における第1通信路P1が接続したか又は切断したかを検出し、検出結果を端末制御部20に出力する。
スループット計測部18は、第1通信路P1及び第2通信路P2の各スループットを計測する。スループット計測部18は、例えば、データ転送用の通信路として使用され、ファイルDB11から読み出されたデータ(例えばファイル)を転送している間では、TCP(Transmission Control Protocol)通信のRTT(Round Trip Time)を用いてスループットを計測する。例えば、状態(1)では第1通信路P1、状態(2)では第2通信路P2、状態(3)では第2通信路P2が該当する。
また、状態(1)では第2通信路P2、状態(2)では第1通信路P1においては、スループット計測部18は、IP通信のPINGを用いた往復時間を基にしてスループットを計測しても良い。
つまり、状態(1)〜(3)に応じて、スループットを計測する通信路は、第1通信路P1又は第2通信路P2のいずれか一方であっても良く、第1通信路P1及び第2通信路P2の両方であっても良い。
通信路情報DB19は、例えば送信端末10に内蔵されるハードディスク又はフラッシュメモリを含む構成であり、送信端末10が用いる通信路としての第1通信路P1及び第2通信路P2の各使用状況を含む通信路情報を格納する。通信路情報19の具体的な内容に関しては、図5〜図8を参照して後述する。
端末制御部20は、第1通信路接続検出部17の出力である検出結果と、スループット計測部18の出力である各スループットの計測結果とを基にして、通信路情報DB19の通信路情報を更新し、更に、データ転送用の通信路の切り換えの有無を判断する。
端末制御部20は、データ転送用の通信路を切り換えると判断した場合には、データ転送用の通信路を切り換えるための制御信号を通信路制御部16に出力する。更に、端末制御部20は、データ転送用の通信路に用いない他の通信路が接続している場合には、スループットを計測するためのトラフィックストリームを他の通信路に確立する。
次に、受信端末30の各部の動作について説明する。
データ記憶部としてのファイルDB31は、例えば受信端末30に内蔵されるハードディスク又はフラッシュメモリを含む構成であり、ユーザの操作に応じて送信端末10から送信されたデータ(例えばファイル)を記憶する。
データ転送部32は、送信端末10から転送されたデータ(例えばファイル)を受信し、受信したデータ(例えばファイル)をファイルDB31に格納する。
通信路切換部33には、受信端末30の端末制御部(不図示)の出力である制御信号が入力される。制御信号は、データ転送用の通信路を切り換えるための信号である。通信路切換部33は、制御信号に応じて、FST技術によって、データ転送用の通信路をシームレスに切り換える。本実施形態では、通信路切換部33は、データ転送用の通信路を、第1通信路P1から第2通信路P2に、又は第2通信路P2から第1通信路P1にシームレスに切り換える。
通信路統合部35は、第1通信路P1と第2通信路P2とを仮想的に統合する(ボンディング機能)。具体的には、通信路統合部35は、第1通信路P1及び第2通信路P2を識別する各MAC(Media Access Control)アドレスを仮想的に1つのMACアドレスとみなし、受信端末30の他の各部が現在どの通信路を用いているかを認識させることなく、送信端末10とのデータの通信路を制御する。
これにより、通信路切換部33は、上位レイヤ(例えばアプリケーション層)には、送信端末10と受信端末30との間の通信路には1つのIP(Internet Protocol)アドレスが付与されていると認識させ、即ち、データ転送用の通信路が切り換わったことを認識させることなく、データ転送用の通信路をシームレスに切り換えできる。
通信路制御部36は、送信端末10とネゴシエーションして送信端末10と受信端末30との間の通信のセッションを確立し、例えばIEEE802.11ad規格に記載されているFST技術によって、データ転送用の通信路を第1通信路P1又は第2通信路P2にシームレスに切り換える。
次に、図3〜図8を参照して、送信端末10がファイルDB11に格納されているデータ、例えばファイルを受信端末30に転送(送信)する動作を説明する。図3は、本実施形態の送信端末10が各通信路におけるスループットを基にして通信路を切り換える動作手順を説明するフローチャートである。図4は、本実施形態の送信端末10における第1通信路のイベント待ちの動作手順を説明するフローチャートである。
図5は、ファイルのデータ転送開始前の状態における通信路情報の一例を示す図である。図6は、ファイルのデータ転送開始後の状態における通信路情報の一例を示す図である。図7は、第2通信路P2のスループットが第1通信路P1のスループットより大きい場合の通信路情報の一例を示す図である。図8は、第1通信路P1のスループットが第2通信路P2のスループットより大きい場合の通信路情報の一例を示す図である。
図3及び図4のフローチャートでは、第1通信路P1は最大Gbpsオーダのスループットが得られるが、通信が切断し易いミリ波帯(例えば60GHz帯)の通信路であり、第2通信路P2は安定して100Mbps程度のスループットが得られ、通信が切断し難い通信路として説明する。
図5に示す通信路情報は、通信路毎のスループット41、ネットワーク使用状況42、及びTS使用状況43の各データを含む。スループット41は、スループット計測部18が計測した通信路毎のスループットの最新値を示す。図5では、第1通信路P1のスループット41は「0」であり、第2通信路P2のスループット41は「100Mbps」である。
ネットワーク使用状況42は、通信路毎の使用状況を示す。図5では、第1通信路P1のネットワーク使用状況42は「非アクティブ」であり、第2通信路P2のネットワーク使用状況42は「非アクティブ」である。「非アクティブ」は、スループットの計測用に通信路が用いられる状況、又は通信路が切断している状況を示す。「アクティブ」は、ファイルのデータ転送用に通信路が使用されている状況を示す。
TS使用状況43は、通信路毎のトラフィックストリームの使用状況を示す。図5では、第1通信路P1のTS使用状況43は「なし」であり、第2通信路P2のTS使用状況43は「計測用データ」である。即ち、送信端末10がファイルの転送を開始する前では、第1通信路P1は切断しているが、第2通信路P2は接続しており、第2通信路P2に確立されたトラフィックストリームではスループットの計測用データ(例えばPINGのデータ)が通信されている。
図3において、端末制御部20は、データ転送部12に、ユーザの操作に応じて指定された転送用のデータ(例えばファイル)をファイルDB11から読み出させる。即ち、データ転送部12は、転送用のデータ(例えばファイル)をファイルDB11から読み出し、第2通信路P2を用いてデータ(例えばファイル)を転送する(S11)。
端末制御部20は、データ(例えばファイル)を転送する場合、受信端末30との間の通信路に、例えば5本のトラフィックストリームを確立する。なお、ファイルのデータ転送開始前の通信路毎の通信路情報は図5に示す通信路情報であるため、端末制御部20は、ファイルのデータ転送を開始した後、図5に示す第2通信路P2の通信路情報を図6に示す第2通信路P2の通信路情報に更新する。
具体的には、端末制御部20は、第2通信路P2の通信路情報のうちネットワーク使用状況42を、「非アクティブ」から「アクティブ」に更新し、TS使用状況43を「計測用データ」から「5本のTSを用いたデータ転送」に更新する(S11)。
第1通信路接続検出部17は、ステップS11においてデータ転送部12が第2通信路P2を用いてファイルのデータ転送を開始した後、第1通信路P1が接続したか又は切断したかを検出し、検出結果を端末制御部20に出力する(S12、図4参照)。なお、図4に示す動作は、図3に示すフローチャートのステップS12において実行される以外にも、図3に示すフローチャートの各ステップの動作とは非同期に実行される。
図4において、端末制御部20は、第1通信路接続検出部17の出力である第1通信路P1の検出結果としての通信イベントとして、例えば、接続イベント、切断イベント、ファイルのデータ転送完了イベントのいずれかの出力を待機している(S21)。
端末制御部20は、第1通信路接続検出部17の出力である第1通信路P1の検出結果としての接続イベント、即ち第1通信路P1が接続したという検出結果を得ると、スループットの計測用のトラフィックストリームを第1通信路P1に確立する(S22)。更に、端末制御部20は、図6に示す第1通信路P1の通信路情報を図7に示す第1通信路P1の通信路情報に更新する。
具体的には、端末制御部20は、第1通信路P1の通信路情報のうちスループット41を「0」から「50Mbps」に更新し、TS使用状況43を「なし」から「計測用データ」に更新する。ステップS22の後、端末制御部20の動作はステップS21に戻る。
端末制御部20は、第1通信路接続検出部17の出力である第1通信路P1の検出結果としての切断イベント、即ち第1通信路P1が切断したという検出結果を得ると、第1通信路P1の通信路情報のうちスループット41を「0」に更新し、ネットワーク使用状況42を「非アクティブ」に更新し、TS使用状況43を「なし」に更新する(S23)。ステップS23の後、端末制御部20の動作はステップS21に戻る。
端末制御部20は、第1通信路接続検出部17の出力である第1通信路P1の検出結果としてのファイルのデータ転送完了イベントを得ると、第1通信路接続検出部17の出力である第1通信路P1の検出結果としての通信イベントの出力の待機を終了する(S24)。
なお、通信イベントは、上記の3つ以上のイベントがあってもよく、各イベントに対しての処理ステップが存在する。
以下、ステップS12の後に、第1通信路接続検出部17は第1通信路P1が接続したことを検出し、端末制御部20は通信路情報DB19の第1通信路P1の通信路情報を図7に示す第1通信路P1の通信路情報に更新したとして、図3に示すフローチャートの説明を続ける。
スループット計測部18は、端末制御部20から出力された、第1通信路P1及び第2通信路P2の各スループットを計測するための制御信号に応じて、第1通信路P1及び第2通信路P2の各スループットを計測する(S13)。
具体的には、スループット計測部18は、第1通信路P1にスループットの計測用のトラフィックストリームが確立されている場合では、第1通信路P1におけるスループットを、スループットの計測用のトラフィックストリームを流れるスループットの計測用データの往復時間を用いて間欠的に計測する。スループット計測部18は、第1通信路P1のスループットのデータを端末制御部20に出力する。スループット計測用データの往復時間は、スループット計測用データが送信端末10と受信端末30との間の通信路往復に要した時間である。
なお、スループットの計測用のトラフィックストリームが確立されている通信路では、スループットの計測用データは間欠的に通信される。間欠通信の周期は、送信端末10及び受信端末30の使用状況に応じて動的に変化する。例えば、通信路の接続が比較的に安定して継続している状況では間欠通信の周期は長くなり、60GHz帯の通信路と5GHz帯の通信路との切り換えが多い状況では間欠通信の周期は短くなる。端末制御部20は、通信路情報DB19の通信路情報を参照し、第1通信路P1及び第2通信路P2の各通信路の使用状況に応じて、スループットを計測するための制御信号をスループット計測部18に適宜出力する。
また、スループット計測部18は、第2通信路P2にファイルのデータ転送用のトラフィックストリームが確立されている場合では、第2通信路P2におけるスループットを、ファイルのデータ転送用のトラフィックストリームを流れるデータ(例えばファイル)の往復時間を用いて計測する。スループット計測部18は、第2通信路P2のスループットのデータを端末制御部20に出力する。データ(例えばファイル)の往復時間は、送信端末10からデータであるファイルが受信端末30に転送された時間と、受信端末30からデータを受信したことを示すAck信号が送信端末10に転送された時間との和である。
端末制御部20は、スループット計測部18が計測した第1通信路P1及び第2通信路P2の各スループットの最新値のデータを用いて、通信路情報DB19の通信路毎のスループット41のデータを最新値のデータに更新する。
ステップS13の後、送信端末10がファイルのデータ転送を完了した場合には(S14、YES)、端末制御部20は、第1通信路接続検出部17の出力である第1通信路P1の検出結果としての通信イベントの出力の待機を終了する(S24)。これにより、送信端末10の動作は終了する。
ステップS13の後、送信端末10がファイルのデータ転送を完了していない場合には(S14、NO)、端末制御部20は、第1通信路P1及び第2通信路P2の各スループットのデータを比較する(S15)。
第2通信路P2のスループットが第1通信路P1のスループットより大きい場合(S15−NO、図1に示す状態(2)又は図7参照)、端末制御部20は、第2通信路P2の通信路情報のネットワーク使用状況42が「アクティブ」であるか否かを判断する(S16)。
第2通信路P2の通信路情報のネットワーク使用状況42が「アクティブ」であると判断された場合には(S16、YES)、端末制御部20は、ファイルのデータ転送をデータ転送部12に継続させる。端末制御部20の動作はステップS13に戻る。
一方、第2通信路P2の通信路情報のネットワーク使用状況42が「アクティブ」でないと判断された場合には(S16、NO)、端末制御部20は、ファイルのデータ転送用の通信路を第1通信路P1から第2通信路P2に切り換えると判断し(S17)、ファイルのデータ転送用の通信路を第1通信路P1から第2通信路P2に切り換えるための制御信号を通信路制御部16に出力する。
通信路制御部16は、端末制御部20の出力である制御信号に応じて、FST技術によって、ファイルのデータ転送用の通信路を第1通信路P1から第2通信路P2に切り換える(S17)。更に、端末制御部20は、通信路情報DBの第1通信路P1のネットワーク使用状況42を「非アクティブ」に更新し、第2通信路P2のネットワーク使用状況42を「アクティブ」に更新する(S17、図7参照)。
また、端末制御部20は、第1通信路P1におけるスループットの計測用のトラフィックストリームを確立する(S18)。ステップS18の後、端末制御部20の動作はステップS13に戻る。
一方、第1通信路P1のスループットが第2通信路P2のスループットより大きい場合(S15−YES、図1に示す状態(1)又は図8参照)、端末制御部20は、第1通信路P1の通信路情報のネットワーク使用状況42が「アクティブ」であるか否かを判断する(S19)。
第1通信路P1の通信路情報のネットワーク使用状況42が「アクティブ」であると判断された場合には(S19、YES)、端末制御部20は、第1通信路P1を用いて、ファイルのデータ転送をデータ転送部12に継続させる。端末制御部20の動作はステップS13に戻る。
一方、第1通信路P1の通信路情報のネットワーク使用状況42が「アクティブ」でないと判断された場合には(S19、NO)、端末制御部20は、ファイルのデータ転送用の通信路を第2通信路P2から第1通信路P1に切り換えると判断し(S20)、ファイルのデータ転送用の通信路を第2通信路P2から第1通信路P1に切り換えるための制御信号を通信路制御部16に出力する。
通信路制御部16は、端末制御部20の出力である制御信号に応じて、FST技術によって、ファイルのデータ転送用の通信路を第2通信路P2から第1通信路P1に切り換える(S20)。更に、端末制御部20は、通信路情報DBの第2通信路P2のネットワーク使用状況42を「非アクティブ」に更新し、第1通信路P1のネットワーク使用状況42を「アクティブ」に更新する(S20、図8参照)。
また、端末制御部20は、第2通信路P2におけるスループットの計測用のトラフィックストリームを確立する(S21)。ステップS21の後、端末制御部20の動作はステップS13に戻る。送信端末10は、受信端末30へのファイルのデータ転送が完了するまで、ステップS13からステップS21の各動作を繰り返す。
以上により、本実施形態の送信端末10は、ファイルのデータ転送中に、第1通信路P1の接続又は切断の検出結果と、第1通信路P1及び第2通信路P2の各スループットの計測結果とを基にして、データ転送用の通信路の切り換えの有無を判断する。送信端末10は、データ転送用の通信路を切り換えると判断した場合に、FST技術によって、データ転送用の通信路を第1通信路P1又は第2通信路P2にシームレスに切り換え、第1通信路P1又は第2通信路P2に、ファイルのデータ転送用のトラフィックストリームを確立してデータを転送する。
これにより、送信端末10は、受信端末30との間の通信において、複数の無線通信用の通信路の切り換えに要するオーバーヘッドを低減でき、データ転送用の通信路をシームレスに切り換え、つまり、端末を使用するユーザは、通信路の切り換え動作を意識することを抑制できる。
また、送信端末10及び受信端末30は、第1通信路P1及び第2通信路P2のうちいずれか1個の通信路を用いて、データ(例えばファイル)を転送する。これにより、送信端末10及び受信端末30は、2個の通信路(第1通信路P1,第2通信路P2)を用いた通信よりも、省電力に通信できる。
また、送信端末10は、第1通信路P1のスループットが第2通信路P2のスループットより大きい場合には、ファイルのデータ転送用の通信路を第2通信路P2から第1通信路P1にシームレスに切り換え、通信路の切り換えに要するオーバーヘッドを低減できる。
同様に、送信端末10は、第2通信路P2のスループットが第1通信路P1のスループットより大きい場合には、ファイルのデータ転送用の通信路を第1通信路P1から第2通信路P2にシームレスに切り換え、通信路の切り換えに要するオーバーヘッドを低減できる。
また、送信端末10は、第1通信路P1を用いてデータ(例えばファイル)を転送し、第2通信路P2を用いてスループットを計測している場合に、第1通信路P1の通信が切断された場合に、ファイルのデータ転送用の通信路を第1通信路P1から第2通信路P2にシームレスに切り換え、通信路の切り換えに要するオーバーヘッドを低減できる。
以上、図面を参照して各種の実施形態について説明したが、本開示はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
なお、本実施形態では、送信端末10及び受信端末30は、スループットの計測用のトラフィックストリームとして、ファイルのデータ転送用の通信路において確立されたトラフィックストリームのうち1個のトラフィックストリームを用いても良い。
なお、本実施形態では、複数の通信路としてミリ波帯(例えば60GHz)とIEEE802.11n(例えば5GHz)を用いて説明したが、FST技術を利用可能な通信路の組み合わせであれば、通信路の周波数帯域は特に限定されない。
本開示は、データの通信用の通信路をシームレスに切り換え、無線通信用の通信路の切り換えに要するオーバーヘッドを低減する通信端末として有用である。
10 送信端末
11、31 ファイルDB
12、32 データ転送部
13、33 通信路切換部
15、35 通信路統合部
16、36 通信路制御部
17 第1の通信路接続確認部
18 スループット計測部
19 通信路情報DB
20 端末制御部
30 受信端末
P1 第1通信路
P2 第2通信路

Claims (10)

  1. 第1通信路と第2通信路とを用いて相手端末と通信する通信端末であって、
    前記相手端末に転送されるデータを格納するデータ記憶部と、
    前記第1通信路又は前記第2通信路を介して、前記データを前記相手端末に転送するデータ転送部と、
    前記相手端末との間の前記第1通信路の接続又は切断を検出する第1通信路接続検出部と、
    前記第1通信路及び前記第2通信路の少なくとも一方のスループットを計測するスループット計測部と、
    前記接続又は切断の検出結果と、前記第1通信路及び前記第2通信路の少なくとも一方のスループットとを基に、データ転送用の通信路の切り換えの有無を判断する端末制御部と、
    前記データ転送用の通信路を切り換えると判断された場合に、前記データ転送用の通信路を前記第1通信路又は前記第2通信路に切り換える通信路切換部と、を備える、
    通信端末。
  2. 請求項1に記載の通信端末であって、
    前記第1通信路及び前記第2通信路の各使用状況を含む通信路情報を格納する通信路情報記憶部と、を更に備え、
    前記端末制御部は、前記第2通信路を介して前記データが転送されている場合に、前記相手端末との間の前記第1通信路の接続に応じて、前記第1通信路におけるスループットを計測させ、前記第1通信路の通信路情報を更新する、
    通信端末。
  3. 請求項1に記載の通信端末であって、
    前記第1通信路及び前記第2通信路の各使用状況を含む通信路情報を格納する通信路情報記憶部と、を更に備え、
    前記端末制御部は、前記第2通信路を介して前記データが転送され、計測された前記第1通信路のスループットが前記第2通信路のスループットを超えた場合に、前記データ転送用の通信路を前記第2通信路から前記第1通信路に切り換え、前記第1通信路の通信路情報を更新する、
    通信端末。
  4. 請求項1に記載の通信端末であって、
    前記第1通信路及び前記第2通信路の各使用状況を含む通信路情報を格納する通信路情報記憶部と、を更に備え、
    前記端末制御部は、前記第1通信路を介して前記データが転送され、計測された前記第2通信路のスループットが前記第1通信路のスループットを超えた場合に、前記データ転送用の通信路を前記第1通信路から前記第2通信路に切り換え、前記第2通信路の通信路情報を更新する、
    通信端末。
  5. 請求項1に記載の通信端末であって、
    前記第1通信路及び前記第2通信路の各使用状況を含む通信路情報を格納する通信路情報記憶部と、を更に備え、
    前記端末制御部は、前記第1通信路を介して前記データが転送され、前記第2通信路のスループットの計測中に前記第1通信路が切断した場合に、前記データ転送用の通信路を前記第1通信路から前記第2通信路に切り換え、前記第1通信路及び前記第2通信路の各通信路情報を更新する、
    通信端末。
  6. 請求項1〜5のうちいずれか一項に記載の通信端末であって、
    前記第1通信路の周波数帯域は60GHz、前記第2通信路の周波数帯域は2.4GHz帯又は5GHz帯である、
    通信端末。
  7. 請求項1〜5のうちいずれか一項に記載の通信端末であって、
    前記通信路切換部における前記データ転送用の通信路の切換プロトコルはFST(Fast Session Transfer)である、
    通信端末。
  8. 請求項1〜5のうちいずれか一項に記載の通信端末であって、
    前記スループット計測部は、前記第1通信路又は前記第2通信路にスループット計測用データを転送し、前記通信端末と前記相手端末との間の前記スループット計測用データの往復時間を基に、前記第1通信路又は前記第2通信路におけるスループットを導出する、
    通信端末。
  9. 請求項1〜5のうちいずれか一項に記載の通信端末であって、
    前記スループット計測部は、前記第1通信路又は前記第2通信路において転送されている前記データの前記通信端末と前記相手端末との間の往復時間を基に、前記第1通信路又は前記第2通信路におけるスループットを導出する、
    通信端末。
  10. 請求項8に記載の通信端末であって、
    前記スループット計測用データは、PINGにおいて用いられるデータである、
    通信端末。
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