JP5964718B2 - シリコーン離型ポリエステルフィルム - Google Patents
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一般にグリーンシートの打ち抜き剥離加工は数m/min〜100m/minの高速度領域で行われることが多く、薄膜セラミックグリーンシートの高速剥離加工に適したシリコーン離型フィルムの軽剥離化手法として、シリコーン架橋密度の向上および離型層厚みの低減が検討されている。しかしながら、かかる方策による軽剥離化を行うとシリコーン塗布液のポットライフの短縮化を招き、シリコーン凝集物に由来する突起物の発生が促進され、従来の大きな異物とは異なる原因による微細な凸形状が発生するため、軽剥離化と表面平滑性の確保とはトレードオフの関係にあることが課題となっている。
1.ポリエステルフィルムの少なくとも片面に、アルケニル基含有シリコーンの水分散体、Si−H基で表されるSi原子と直接結合した水素原子を有するシリコーンの水分散体、架橋反応抑制剤および白金系触媒を含む離型用コーティング組成物を用いて形成される塗布層を有するシリコーン離型ポリエステルフィルムにおいて、該アルケニル基含有シリコーンの数平均分子量が10000〜30000かつ該白金系触媒の白金元素重量がアルケニル基含有シリコーン重量に対して10〜800ppmであり、該塗布層厚みが10〜100nmである、シリコーン離型ポリエステルフィルム。
2.白金系触媒の白金元素重量がアルケニル基含有シリコーン重量に対して10〜120ppmであり、架橋反応抑制剤の含有量が塗布層の形成に用いられる塗布液重量に対して10ppm以上である、上記1に記載のシリコーン離型ポリエステルフィルム。
3.ポリエステルフィルムが、粒子を含まない表面層を有し、塗布層が該表面層上に形成されてなる、上記1または2に記載のシリコーン離型ポリエステルフィルム。
4.該アルケニル基含有シリコーンのアルケニル基がビニル基である、上記1〜3のいずれか1に記載のシリコーン離型ポリエステルフィルム。
5.積層セラミックコンデンサ製造におけるセラミックグリーンシート成形に用いられる、上記1〜4のいずれか1に記載のシリコーン離型ポリエステルフィルム。
本発明のシリコーン離型ポリエステルフィルムは、ポリエステルフィルムの少なくとも片面に、離型用コーティング組成物を用いて形成される塗布層を有するものである。
本発明のシリコーン離型ポリエステルフィルムは、離型用コーティング組成物を用いて形成される塗布層を有し、該離型用コーティング組成物はアルケニル基含有シリコーンの水分散体、Si−H基で表されるSi原子と直接結合した水素原子を有するシリコーンの水分散体、架橋反応抑制剤および白金系触媒を含む。また該アルケニル基含有シリコーンの数平均分子量は10000〜30000であり、白金触媒として含有される白金元素重量は該アルケニル基含有シリコーン重量に対して10〜800ppmである。以下、本発明を構成する各構成成分について詳述する。
本発明におけるアルケニル基含有シリコーンとして、数平均分子量が10000〜30000のアルケニル基含有シリコーンが用いられる。また、かかる数平均分子量は15000〜25000であることが好ましい。これにより優れた離型性を備えながら、シリコーン凝集物の発生を抑制することができる。アルケニル基含有シリコーンの数平均分子量が下限に満たないと架橋反応速度が増大し、シリコーン凝集物が発生する。また、アルケニル基含有シリコーンの数平均分子量が上限を超えると高速剥離速度における剥離強度が増加する。
R1 aR2 bSiO(4−a−b)/2 ・・・(I)
(式(I)中、R1は炭素数2〜8のアルケニル基、R2はアルキル基またはアリール基から選択される炭素数1〜16の1価の飽和炭化水素基であり、aは1〜3、bは0〜2で、かつa+b≦3を満たす整数をそれぞれ表す)
本発明におけるアルケニル基含有シリコーンは、公知の方法で製造することができる。また、本発明におけるアルケニル基含有シリコーンは水分散体の状態で該組成物に含有される。
本発明における、Si−H基で表されるSi原子と直接結合した水素原子を有するシリコーン(以下、Si−H基含有シリコーンと称することがある)として、下記の一般式(II)で示される構造を有するオルガノハイドロジェンポリシロキサンが例示される。
R3 cHdSiO(4−c−d)/2 ・・・(II)
(式(II)中、R3はアルキル基またはアリール基から選択される炭素数1〜16の1価の飽和炭化水素基であり、cは0〜2、dは1〜3で、かつc+d≦3を満たす整数をそれぞれ表す)
該Si−H基含有シリコーンは、硬化特性の観点から、シリコーン1分子中に少なくとも3個、好ましくは5個以上のケイ素原子に結合した水素原子を有することが好ましい。
該Si−H基含有シリコーンは、公知の方法で製造することができる。また、本発明におけるSi−H基含有シリコーンは水分散体の状態で該組成物に含有される。
本発明における離型用コーティング組成物中のSi−H基数とアルケニル基数との比率(Si−H基数/アルケニル基数)は1.0〜2.0の範囲が好ましい。
該比率が下限に満たないと、過剰のアルケニル基が形成された塗布層中に残留するため、経時剥離強度が変化し易くなる上に架橋密度が低下することで剥離力の均一性および残留接着率が低下することがある。また、該比率が上限を越えると反応性の高いSi−H基が形成された塗布層中に残留し、剥離力の増加を引き起こすことがある。
本発明における離型用コーティング組成物において、該組成物の固形分重量を基準としてアルケニル基含有シリコーン固形分とSi−H基含有シリコーン固形分の合計量は70重量%以上であることが好ましい。また、それぞれのシリコーン固形分のより好ましい含有量は80〜97重量%である。ここでシリコーン固形分とは水系溶媒を除いた量を指し、組成物の固形分重量は各添加剤の固形分の合計量を指す。該シリコーン固形分の合計量が下限よりも少ないと、塗膜が形成されるフィルム表面に対してシリコーンで被覆される面積が少なくなり、剥離力が重くなったり、剥離力の不均一化が生じることがある。
本発明の各シリコーン水分散体を形成する水系溶媒として、水が好ましく用いられる。水系溶媒を用いることにより、フィルム製膜の工程中に有機溶剤で必要となる防爆設備および回収設備を用いることなくシリコーン離型層を形成させることができる。
それぞれのシリコーン水分散体は、水分散体の安定性、せん断耐性を上げるために乳化剤を使用して作成される。乳化剤として、シリコーンの硬化反応に影響を与えないノニオン系乳化剤が好ましい。イオン性を有する乳化剤はシリコーンの硬化反応に影響を与える可能性があり、また塗膜中に局在化、例えば表面にブリードアウトして離型性に影響を与える場合がある。
本発明の塗布層を構成する離型用コーティング組成物には、アルケニル基含有シリコーンとSi−H基含有シリコーンとを付加反応させるため、白金系触媒が用いられる。
白金系触媒としては公知のものが使用でき、例えば塩化白金や塩化白金酸が挙げられる。該白金系触媒はシリコーンへの分散性を考慮して1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン白金(0)錯体(Karstedt触媒)を用いてもよく、シリコーンを乳化させる際に同時に分散させることで均一分散性を確保することができる。白金系触媒量はアルケニル基含有シリコーンの重量に対する白金元素の重量が10〜800ppmの範囲とする必要がある。このような範囲とすることで、シリコーンの硬化を十分に行うことができる。かつ、シリコーン凝集物の発生を抑制することができ、表面性に優れた離型フィルムを得ることができる。白金元素の重量比が前記範囲を超えると、アルケニル基とSi−H基との付加反応が加速され、シリコーン凝集物を発生させる傾向にある。かかる観点から、白金系触媒量は、好ましくは600ppm以下、より好ましくは500ppm以下、さらに好ましくは200ppm以下、特に好ましくは120ppm以下、最も好ましくは100ppm以下である。また、白金元素の重量比が前記範囲を下回ると付加反応が進行せず、シリコーンの硬化不良を引き起こす傾向にある。かかる観点から、好ましくは15ppm以上、より好ましくは20ppm以上、さらに好ましくは25ppm以上、特に好ましくは80ppm以上である。
本発明において、室温における白金系触媒の活性を抑制するために離型用コーティング組成物に架橋反応抑制剤が含有される。かかる架橋反応抑制剤は、好ましくはエチニル基を有する架橋反応抑制剤である。該架橋反応抑制剤の含有量は、塗布層の形成に用いられる塗布液重量に対して、好ましくは10ppm以上、より好ましくは50ppm以上である。これにより凝集物数が低減する傾向にある。架橋反応抑制剤の含有量は、多すぎるとシリコーンの硬化反応が抑制されすぎ、塗布層の形成がし難くなる傾向があるため、上限はかかる事項を考慮して塗布層が形成される範囲であれば特に限定されないが、例えば好ましくは500ppm以下、より好ましくは400ppm以下、さらに好ましくは300ppm以下であり、150ppm以下であることが特に好ましく、100ppm以下が最も好ましい。
エチニル基を有する架橋反応抑制剤としては、エチニル基を有するものであれば特に限定されないが、本発明では水系コーティング組成物を採用しているため、水への溶解性と白金への配位能のバランスおよび沸点から、1−エチニルシクロヘキサノールを代表とするエチニル基水酸基を有する架橋反応抑制剤を使用することが好ましい。
本発明の離形用コーティング組成物には、本発明の課題を損なわない範囲内でさらに密着性付与剤、着色剤、紫外線吸収剤、粒子などを添加してもよい。
本発明の各シリコーン水分散体を作成するにあたり、上述のシリコーン成分、水系溶媒および乳化剤を用いて乳化させる方法が挙げられる。これら成分の乳化は公知の方法を用いることができ、例えば、予め作成したシリコーンと乳化剤と、必要に応じてその他成分とを、ホモジナイザー、アジホモミキサー、ウルトラプラネタリーミキサー等の撹拌装置を用いて水系媒体中で機械的に乳化する方法が挙げられる。
また、撹拌翼の大きさ、撹拌速度および撹拌時間を調整して水分散体の粒径を調整することができる。本発明の各シリコーン水分散体の平均粒径は200nm以下であることが好ましく、より好ましくは100〜200nmである。
本発明のシリコーン離型ポリエステルフィルムを構成するポリエステルフィルムとして、公知のポリエステルフィルムが使用でき、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンイソフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリ(1,4−シクロヘキシレンジメチレンテレフタレート)、ポリエチレンナフタレンジカルボキシレート等の公知のポリエステルが用いられる。中でも、ポリエチレンテレフタレートが力学的物性と成形性のバランスがよいので特に好ましい。
ポリエステルの製造には公知の方法が用いられ、エステル化反応もしくはエステル交換反応により低重合度のポリエステルを得た後、重合触媒を用いて重合度を高める方法が挙げられる。
本発明において、本発明の離型用コーティング組成物を用いてポリエステルフィルムの少なくとも一方の面に塗布層が形成される。本発明の塗布層は、該ポリエステルフィルム上に該離型用コーティング組成物を用いて塗布された後、乾燥が施され、塗布層が形成される。該塗布層の形成はフィルム製膜工程において形成されることが好ましい。
本発明において、塗布層厚みは乾燥後の厚みとして10〜100nmであり、好ましくは10〜50nmである。塗布層の厚みが下限に満たないと離型特性が不十分となることがあり、また上限を超えると剥離強度が増大する他、塗布液を高濃度にしたり、塗工量を増やす必要があるため、塗布し難くなる傾向にある。
水性塗布液のポリエステルフィルムへの塗布は、任意の段階で実施することができるが、ポリエステルフィルムの製造過程で実施するのが好ましく、さらには配向結晶化が完了する前のポリエステルフィルムに塗布するのが好ましい。
塗布方法としては、公知の任意の塗工法が適用できる。例えばロールコート法、グラビアコート法、ロールブラッシュ法、スプレーコート法、エアーナイフコート法、含浸法、カーテンコート法等を単独または組合せて用いることができる。
本発明のシリコーン離型ポリエステルフィルムは、塗布層表面1cm2あたり400nm以上の高さのシリコーン凝集物が存在せず、200nm以上400nm未満の高さのシリコーン凝集物の個数が100個/cm2以下である態様が好ましい。また、200nm以上400nm未満の高さのシリコーン凝集物の個数は50個/cm2以下であることがより好ましく、20個/cm2であることがさらに好ましく、10個/cm2以下であることが特に好ましい。
本発明の離型用コーティング組成物を塗布層に用い、かかるサイズのシリコーン凝集物の個数をかかる範囲にする方法として、アルケニル基含有シリコーンの数平均分子量および白金系触媒の含有量を調整することが挙げられる。また、架橋反応抑制剤の含有量を好ましい範囲に調整するのも効果的である。
本発明のシリコーン離型ポリエステルフィルムは、積層セラミックコンデンサ製造時に使用される薄膜グリーンシート成形のキャリアフィルムとして用いられる離型フィルムに好適に用いられる。かかる用途に用いた場合、軽剥離性に優れるため、離型フィルム上に乾燥後の厚みが1μm以下の薄膜グリーンシートを作成し、離型フィルムを剥離する際に、薄肉グリーンシートに破れが生じることなく高速で剥離することができる。同時に、微小なシリコーン凝集物に由来する薄膜グリーンシートへの転写やピンホール形成が低減されるため、薄肉の積層セラミックコンデンサの不良率を低減させることができる。
本発明のシリコーン離型ポリエステルフィルムは、剥離強度が30〜100g/50mmであることが好ましい。かかる剥離強度は、離型フィルムの塗布層(離型層)表面にポリエステル粘着テープ(日東電工社製、No.31B)を貼合せ、5kgの圧着ローラーで圧着し30分以上放置後、離型層と粘着テープとの剥離強度(剥離角度180度、剥離速度100mm/分、単位:g/50mm幅)を高速剥離強度試験機で測定して得られる強度である。
ゲルパーミエーションクロマトグラフィ(GPC)を測定し、ポリスチレン換算値として算出した。
包埋樹脂でフィルムを固定して断面をミクロトームで切断し、2%オスミウム酸で60℃、2時間染色して、透過型電子顕微鏡(日本電子製JEM2010)を用いて、塗布層の厚みを測定した。
離型フィルムの塗布層(離型層)表面にポリエステル粘着テープ(日東電工社製、No.31B、50mm幅)(表中31Bテープという。)を貼合せ、5kgの圧着ローラーで圧着し30分以上時間放置後、離型層と粘着テープとの剥離強度(剥離角度180度、剥離速度100m/分、単位:g/50mm幅)を高速剥離強度試験機にて測定した。
微分干渉式顕微鏡で離型フィルム表面を観察し、離型層表面1cm2あたりの突起の個数を数えた後、該突起部を非接触式三次元表面粗さ計(ZYGO社製:New View5022)を用いて測定倍率25倍、測定面積283μm×213μm(=0.0603mm2)の条件にて測定し、該粗さ計付属の表面解析ソフトMetro Proにより突起高さを求め集計した。
A層として平均粒子径が0.7μmの炭酸カルシウムの粒子を0.1重量%含むポリエチレンテレフタレート([η]=0.64dl/g、Tg=78℃)と、B層として粒子を含まないポリエチレンテレフタレート([η]=0.64dl/g、Tg=78℃)とを溶融状態でA層/B層の2層に積層させ押出機のダイより押出し、常法により冷却ドラムで冷却して未延伸フィルムとし、次いで縦方向に80℃で3.6倍に延伸した後、後述する組成からなるシリコーンコーティング組成物をフィルムのB層表面に、ロールコーターで均一に塗布した。なお、用いたシリコーンコーティング組成物の塗布液は調整後、24時間以内のものを用いた。
次いで、この塗布フィルムを115℃で乾燥し、145℃で横方向に4.0倍に延伸し、更に230℃で約10秒間熱固定して表1に示す塗布層を有する二軸延伸ポリエステルフィルム(全体厚さ31μm、A層厚さ24μm、B層厚さ7μm)を得た。
容器内全体を攪拌できる乳化装置(株式会社エヌ・ピー・ラボ製 装置名「ウルトラプラネタリーミキサー」)を用いて、下式(1)で表されるアルケニル基を有するシリコーン(それぞれの実施例、比較例の数平均分子量は表1、表2に記載)98重量%、および界面活性剤としてポリオキシエチレンラウリルエーテル(花王株式会社製 商品名「エマルゲン109P」)2重量%からなる原料を水媒体中で機械的に乳化させて、固形分20重量%のアルケニル基含有シリコーン水分散体を得た。また、乳化の際の撹拌速度と撹拌時間の調整によりエマルジョン粒径を調整した。
容器内全体を攪拌できる乳化装置(株式会社エヌ・ピー・ラボ製 装置名「ウルトラプラネタリーミキサー」)を用いて、下式(2)で表される水素基を有するシリコーン(数平均分子量:4500)98重量%、および界面活性剤としてポリオキシエチレンラウリルエーテル(花王株式会社製 商品名「エマルゲン109P」)2重量%からなる原料を水媒体中で機械的に乳化させて、固形分10重量%のSi−H基含有シリコーン水分散体を得た。また、乳化の際の撹拌速度と撹拌時間の調整によりエマルジョン粒径を調整した。
・架橋反応抑制剤: 1−エチニルシクロヘキサノール(Alfa Lancaster社製)を使用した。
離型用コーティング組成物として、アルケニル基含有シリコーン水分散体100重量部/Si−H基含有シリコーン水分散体12重量部/白金系触媒(白金元素重量が表1の通りとなるように添加量を調整)/架橋反応抑制剤(架橋反応抑制剤重量が表1の通りとなるように調整)で構成される組成物を用い、目標の塗布層厚みとなるように塗布液の固形分濃度を水で希釈し、塗布液を準備した。
一方、比較例1、5、6は剥離強度が大きく、また比較例2〜5はシリコーン凝集物の個数が増加した。
Claims (4)
- ポリエステルフィルムの少なくとも片面に、アルケニル基含有シリコーンの水分散体、Si−H基で表されるSi原子と直接結合した水素原子を有するシリコーンの水分散体、架橋反応抑制剤および白金系触媒を含む離型用コーティング組成物を用いて形成される塗布層を有するシリコーン離型ポリエステルフィルムにおいて、該アルケニル基含有シリコーンの数平均分子量が10000〜30000、該白金系触媒の白金元素重量がアルケニル基含有シリコーン重量に対して10〜120ppm、かつ架橋反応抑制剤の含有量が塗布層の形成に用いられる塗布液重量に対して10ppm以上であり、該塗布層厚みが10〜100nmである、シリコーン離型ポリエステルフィルム。
- ポリエステルフィルムが、粒子を含まない表面層を有し、塗布層が該表面層上に形成されてなる、請求項1に記載のシリコーン離型ポリエステルフィルム。
- 該アルケニル基含有シリコーンのアルケニル基がビニル基である、請求項1または2に記載のシリコーン離型ポリエステルフィルム。
- 積層セラミックコンデンサ製造におけるセラミックグリーンシート成形に用いられる、請求項1〜3のいずれか1項に記載のシリコーン離型ポリエステルフィルム。
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