JP5963802B2 - 入浴装置 - Google Patents
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Description
また、モーメントが大きくなると、マスト部を伸長して椅子部を上昇させるために必要な力も大きくなるため、大がかりな油圧発生設備などが必要となる。
さらに、椅子部を水平回動させると、椅子部に着座している要介護者が目眩などの不調を訴える場合もある。
また、入浴装置の保守・点検作業を行うためには、浴槽に付設した入浴装置の周辺に保守・点検用のスペースを確保する必要があり、これがデッドスペースになるという問題もある。
第2発明の入浴装置は、第1発明において、前記横移動手段が手動式であることを特徴とする。
a)要介護者を椅子に着座させた状態で昇降手段によって椅子を上昇させ、横移動手段によって浴槽の内外間を水平移動させた後、昇降手段によって浴槽内に降下させ入浴させる。椅子を水平回動させることがないため、椅子に着座している要介護者が目眩などの不調を訴えることもない。
b)横移動手段によって昇降手段を浴槽の外側(洗い場側)に移動させることができるため、入浴装置の保守・点検作業を行うスペースを別途確保する必要がない。
c)椅子を旋回させず水平移動させることによってモーメントを小さくできるので、昇降手段の出力を小さいものにできる。
d)水道水を利用することができるため、油圧シリンダによる油漏れなどのおそれがない。
e)水圧シリンダをより小型化しつつ十分な昇降ストロークを確保することができる。
f)停電時でも水圧シリンダを駆動することができる。また、従来の交流電源を使用する場合に比べて、漏電による感電のおそれがなく、安全性の向上が図られる。
第2発明によれば、入浴装置の構成自体を簡素化できると共に、低コスト化を図ることができる。
本発明の入浴装置は、浴槽に付設され、高齢者や身体障害者などの要介護者の入浴を、安全かつ容易にし得ることを特徴とする。
まず、入浴装置1の主な構成であるが、浴槽2の長手方向の一端側に基台3が付設される。図2に示すように、基台3は浴槽2の短手方向の長さと略同じ長さに設定されている。なお、浴槽2に基台3を付設する際、図2における基台3の右側にスペースを確保する必要は無く、浴室の壁に隣接して基台3が設置されてもよい。
まず、専用台車5を取り付けた椅子4に要介護者を着座させた状態で、浴室の洗い場に移動させる。
基台3上の横移動手段10に係る上側フレーム12を洗い場側の横移動手段10aの位置に移動させことによって、横移動手段10上の昇降手段20も洗い場側へ移動する。
図3に示すように、専用台車5に取り付けた椅子4の背面側を昇降手段20の正面に向けて配置し、昇降手段20が備える椅子係着部7に椅子4を係着する。椅子4が備える足置き台6を持ち上げることによって、要介護者の足を下から支え、入浴の準備が調う。
最後に、昇降手段20によって椅子4を降下させることにより、椅子4に着座したままの要介護者を簡単に入浴させることができる。
さらに、横移動手段10によって昇降手段20を浴槽2外の洗い場側に移動させることができるため、入浴装置1の保守・点検作業を行うスペースを別途確保する必要がない。
本実施形態の入浴装置1に係る昇降手段20は水圧シリンダおよび後述するフレーム機構とガイド機構から構成される。水圧シリンダには水道水を利用することができるため、油圧シリンダによる油漏れなどのおそれがない。また、入浴装置1の構成自体を小型化・簡素化できる。
一方、椅子4を降下させる場合は、方向制御弁45を切り換え、水路44を経由して水圧シリンダ30内の水を水タンク41へ戻すことによって、椅子4を降下させることができる。
また、昇降手段20は横移動手段10によって水平移動されるため、従来の水平回動させるものに比べてモーメントが小さい。したがって、低圧での昇降動作が可能となるため、水圧ユニットの小型化がさらに促進される。
さらに、本実施形態に係る水圧シリンダ30は3段式を採用している。当該構成とすることによって、同じストローク長であっても1段式に比べてシリンダ長を短くすることができ、水圧シリンダ30をより小型化しつつ十分な昇降ストロークを確保することができる。
2 浴槽
3 基台
4 椅子
5 台車
6 足置台
10 横移動手段
20 昇降手段
30 水圧シリンダ
40 水圧ユニット
Claims (2)
- 浴槽に付設され、要介護者を該浴槽の内外間で移動させる入浴装置であって、
前記浴槽の一端側に付設される基台と、
前記基台上に設けられ、前記浴槽に対して水平方向に移動可能な横移動手段と、
前記横移動手段上に設けられ、前記浴槽に対して上下方向に移動可能な昇降手段と、
前記昇降手段に着脱自在な椅子とからなり、
前記昇降手段が、フレーム機構と水圧シリンダとガイド機構とからなり、
前記フレーム機構は、前記横移動手段上に固定された背面側フレームと、前記水圧シリンダに連結されて上下方向に移動させられる正面側フレームとからなり、
前記ガイド機構は、横移動手段に係る上側フレーム上に固定された背面側フレーム(25)と、背面側フレーム(25)から正面側に向かって突設された左右一対の支持板(26、26)と、該左右一対の支持板(26、26)の上下方向に沿ってそれぞれ配設された複数のガイドローラ(23)と、該複数のガイドローラ(23)を覆うように配設された正面側フレーム(21)と、該正面側フレーム(21)の左右両側板に、正面側のガイドローラ(23)と背面側のガイドローラ(23)との間に位置するように配設された複数の従動ローラ(22)と、前記複数のガイドローラ(23)と前記複数の従動ローラ(22)との間に配設された左右2本づつのガイドバー(24)とを含んで構成されており、
前記背面フレーム(25)および前記正面フレーム(21)における右側の2本のガイドバー(24)は右側列のガイドローラ(23)と従動ローラ(22)の間に挟まれており、左側の2本のガイドバー(24)は左側列のガイドローラ(23)と従動ローラ(22)の間に挟まれており、
前記水圧シリンダの駆動源が電池である
ことを特徴とする入浴装置。 - 前記横移動手段が手動式である
ことを特徴とする請求項1記載の入浴装置。
Priority Applications (1)
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JP2014095651A JP5963802B2 (ja) | 2014-05-07 | 2014-05-07 | 入浴装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014095651A JP5963802B2 (ja) | 2014-05-07 | 2014-05-07 | 入浴装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2015211796A JP2015211796A (ja) | 2015-11-26 |
JP5963802B2 true JP5963802B2 (ja) | 2016-08-03 |
Family
ID=54696472
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2014095651A Active JP5963802B2 (ja) | 2014-05-07 | 2014-05-07 | 入浴装置 |
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JP (1) | JP5963802B2 (ja) |
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2014
- 2014-05-07 JP JP2014095651A patent/JP5963802B2/ja active Active
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