JP5963606B2 - 撮像装置及びその制御方法 - Google Patents

撮像装置及びその制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5963606B2
JP5963606B2 JP2012178059A JP2012178059A JP5963606B2 JP 5963606 B2 JP5963606 B2 JP 5963606B2 JP 2012178059 A JP2012178059 A JP 2012178059A JP 2012178059 A JP2012178059 A JP 2012178059A JP 5963606 B2 JP5963606 B2 JP 5963606B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
detection area
focus detection
face
subject
focus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012178059A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014035516A (ja
Inventor
英之 浜野
英之 浜野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2012178059A priority Critical patent/JP5963606B2/ja
Priority to US13/959,903 priority patent/US9131145B2/en
Publication of JP2014035516A publication Critical patent/JP2014035516A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5963606B2 publication Critical patent/JP5963606B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/67Focus control based on electronic image sensor signals
    • H04N23/673Focus control based on electronic image sensor signals based on contrast or high frequency components of image signals, e.g. hill climbing method
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/61Control of cameras or camera modules based on recognised objects
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/61Control of cameras or camera modules based on recognised objects
    • H04N23/611Control of cameras or camera modules based on recognised objects where the recognised objects include parts of the human body
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/63Control of cameras or camera modules by using electronic viewfinders
    • H04N23/633Control of cameras or camera modules by using electronic viewfinders for displaying additional information relating to control or operation of the camera
    • H04N23/635Region indicators; Field of view indicators

Description

本発明は、撮影光学系により結像される被写体像を光電変換する撮像素子により取得される画像信号を使用して、焦点検出を行う撮像装置及びその制御方法に関するものである。
デジタルカメラやビデオカメラにおいては、CCDやCMOS等の撮像素子からの出力信号を利用し、被写体のコントラスト評価値に応じた信号を検出して合焦させるコントラスト検出式のオートフォーカス(以下、AF)方法が一般的である。この方法では、フォーカスレンズを所定の移動範囲にわたって光軸方向に移動させながら被写体のコントラスト評価値を順次検出(AFスキャン動作)し、コントラスト評価値が最大となるフォーカスレンズ位置を合焦位置として検出する。
また、撮像素子からの出力信号を利用し、撮影範囲内に含まれる人物の顔を検出する顔検出処理を実行し、検出された顔に対してピントが合うように合焦制御を行う撮像装置が知られている。
特許文献1には、顔検出を行い、コントラスト検出式AFを行うもので、検出された顔検出領域の中からAF対象領域(焦点検出領域)を決定する方法が開示されている。検出される顔の大きさに応じて、AF対象領域の大きさを変更することにより、背景の影響を低減し高精度な焦点検出を実現することが可能である。
また、特許文献2には、顔検出を行い、顔の内部に主AF対象領域を設定し、その周辺に補助AF領域を設定する方法が開示されている。主AF対象領域は、顔の内部に設定されるため、背景の影響を受けにくいという利点がある。
特開2009−98317号公報 特開2011−39460号公報
しかしながら、上述の特許文献1に開示された従来技術では、AF対象領域に顔の輪郭を含むため、スキャン動作中に、AF対象領域に顔の輪郭が出たり入ったりすることにより、コントラスト評価値が影響を受け、焦点検出精度を損ねてしてしまう。特に顔の明るさより背景の方が明るい逆光の状況では、その影響が顕著である。
一方で、特許文献2に開示された従来技術では、検出された顔検出領域の内部にAF対象領域を設定するため、AFスキャン動作中のAF対象領域への顔の輪郭の出入りの影響は低減されるが、比較的大きな顔の動きがあった場合には、影響を受けてしまう。AFスキャン動作中の顔の動きの影響を低減するために、AF対象領域をより小さくすることが考えられるが、小さくするとAF対象領域から得られるコントラスト評価値の情報量が減るため、低照度、低コントラストなどの環境での合焦精度の悪化を招いてしまう。
また、上述の特許文献1、特許文献2では、顔の輪郭の中で、よりコントラスト評価値に影響を与える顔の輪郭の方向については、言及されていない。
そこで、本発明の目的は、AFスキャン動作中における被写体の動きがあった場合にも高精度な焦点検出を行うことを可能にした焦点検出装置を有する撮像装置及びその制御方法を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明は、撮影光学系により結像された被写体像を撮像する撮像素子と、前記撮像素子の撮像面内で被写体の顔検出領域に焦点検出領域を設定する焦点検出領域設定手段と、前記撮像素子で光電変換して得られた画像信号に基づいて、前記撮像素子の撮像面内に設定された焦点検出領域での被写体のAF評価方向のコントラストを示すAF評価値を求め、前記AF評価値に基づいて前記焦点検出領域での被写体の合焦位置を検出する焦点検出手段と、前記画像信号に基づいて前記撮像面内の前記AF評価方向に対する前記顔の2つの目を結んだ第1の方向の傾きに関する情報を取得する被写体情報取得手段と、を有する撮像装置であって、
前記焦点検出領域設定手段は、前記被写体の顔の傾きの大きさに関係なく、前記AF評価方向の顔検出領域の長さに対する焦点検出領域の長さの第1の伸縮率が前記AF評価方向と直交する第2の方向の顔検出領域の長さに対する焦点検出領域の長さの第2の伸縮率よりも小さくなるように設定することを特徴とする。
本発明によれば、AFスキャン動作中における被写体の顔の傾きに変化があった場合にも高精度な焦点検出を行うことを可能にした焦点検出装置を有する撮像装置及びその制御方法を提供することができる。
図3における焦点検出領域設定のサブルーチンを説明するフローチャート図である。 本発明の実施例1に係わる電子カメラの構成を示すブロック図である。 本発明の実施例1における顔領域でのAF動作を示すフローチャート図である。 本発明の実施例1における焦点検出領域の設定を説明する図である。 本発明の実施例1における焦点検出領域の設定のためのデータテーブルの例を説明する図である。 図3における焦点検出領域の選択のサブルーチンを説明するフローチャート図である。 本発明の実施例2における焦点検出領域の設定を説明する図である。
(実施例1)
以下に、本発明の好ましい実施例1を、図1〜図6に基づいて詳細に説明する。図2は、本発明の実施例にかかわる焦点検出装置を有する撮像装置の概略構成例を示すブロック図である。撮像装置は、例えば、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラを含むが、これに限るものではなく、入射する光学像をエリアセンサなどの2次元配列された撮像素子を用いて光電変換により電気的な画像として取得するものであれば、本発明を適用することが可能である。
図2において、103は後述する撮像素子108上に被写体像を結像させるための撮影光学系としての撮影レンズであり、104は撮影レンズの一部を構成し撮像素子108上に焦点を合わせるためのフォーカスレンズである。105は焦点検出手段としてのAF処理部である。
108は被写体からの反射光を電気信号に変換する(光電変換する)撮像素子である。109は撮像素子108の出力ノイズを除去するCDS回路やA/D変換前に非線形増幅を行う非線形増幅回路を含むA/D変換部である。110は画像処理部である。117は画像表示の他、操作補助のための表示やカメラ状態の表示、撮影時には撮影画面と焦点検出領域を表示する操作表示部である。
123は画像処理部110で処理された画像信号を用いて被写界中から顔検出を行い、検出した一つ又は複数の顔情報(位置・大きさ・信頼度・顔の向き・顔の検出数)をシステム制御部(以下、CPU)115に送る顔検出モジュールである。顔検出モジュール123は、被写体情報取得手段である。なお、顔の検出方法は、本発明の主眼点ではないため詳細な説明は省略する。
次に、図3のフローチャート及び図4を参照しながら、本実施例の電子カメラにおける顔検出時のAF動作について説明する。ステップS1では、顔検出モジュール123から得られる顔情報(位置、大きさ、顔の検出数)に基づき主被写体判定を行い、焦点検出領域を設定する。焦点検出領域の設定は、AF処理部105が行い、AF処理部105は、焦点検出領域設定手段である。
ここで、図4を参照しながら本実施例における焦点検出領域の設定方法の特徴について説明する。図4に示すように、顔検出モジュール123により検出した画面内における顔検出領域の内部に焦点検出領域を設定する。撮影画面500内の人物301、302、303、304に対して、顔の存在する領域として検出された顔検出領域301a、302a、303a、304a(点線)として示している。さらに、各顔検出領域301a、302a、303a、304a(点線)に対して、設定した焦点検出領域301b、302b、303b、304b(実線)として示している。
各人物301から304の顔検出領域の大きさに合わせて、顔検出領域301aから304aは設定されている。特に人物304は、顔検出領域が小さいため、顔検出領域301aから303aに比べて、小さい顔検出領域304aが設定されている。また、人物301から303は、撮影画面500内で顔の向きが異なるように配置されている。本実施例では、人物301から304のように、顔の向きや大きさに合わせて、顔検出領域に対する焦点検出領域の縦横それぞれの長さを変更する。焦点検出領域の設定方法の詳細については、後述する。
ステップS1の手順については、図1を用いて後述する。ステップS2では、ステップS1で設定した各焦点検出領域でAFスキャン(焦点検出動作)を行い、ステップS3へと進む。AFスキャンでは、フォーカスレンズ104をスキャン開始位置からスキャン終了位置まで所定量ずつ移動させながら、各フォーカスレンズ位置におけるAF評価値をCPU115へ記憶していく。
ここで、例えば、スキャン開始位置を無限遠、スキャン終了位置をAFスキャン可能な範囲の至近端とする。ステップS3では、ステップS2で得られたAF評価値のピーク位置(極大位置)を演算により算出し、ステップS4へと進む。ステップS4では各焦点検出領域のピーク位置の合焦判定(合焦状態判定)を行い、ステップS5へ進む。
ここでは、フォーカスレンズ位置に対するAF評価値の極大値の有無を判定し、極大値が存在する場合のフォーカスレンズ位置を算出する。更に、極大値近傍のAF評価値の変化曲線の信頼性を評価する。この信頼性評価は、求められたAF評価値が、被写体の光学像が撮像素子108上に結像したために極大値をとったのか、その他の外乱により極大値をとったのかを判定する。
合焦判定の詳細な方法としては、例えば、特開2010−078810号公報の図10から図13で説明されているような方法を用いればよい。
つまり、合焦状態を示すAF評価値が山状になっているか否かを、AF評価値の最大値と最小値の差、一定値(SlopeThr)以上の傾きで傾斜している部分の長さ、および傾斜している部分の勾配から判断する。これにより、合焦判定を行うことができる。
ステップS5では合焦位置を決めるための焦点検出領域を選択する(焦点検出領域選択動作)。ステップS5の手順については図6を用いて後述する。ステップS6では、ステップS5で焦点検出領域を選択したかどうかを調べ、選択した焦点検出領域があればステップS7へ、選択した焦点検出領域がなければステップS9へ進む。
ステップS7では、選択した焦点検出領域のピーク位置を合焦位置としてフォーカスレンズ104を駆動してステップS8へ進む。ステップS8では、操作表示部117の画像表示部に、合焦枠を表示してAF動作を終了する。ここで、合焦枠とは画像領域内でどこの領域が合焦しているかを示すための枠である。例えば、顔が合焦している場合は顔の領域に枠を表示する。また、合焦しているという状態が判別しやすいように枠に合焦を示す色(例えば緑色など)をつけて表示する。
ステップS9では、AF処理部105がフォーカスレンズ104を、顔検出モジュール123により検出した顔の大きさから推定した人物の距離に対応するフォーカスレンズ位置(以下、顔推定位置という)へ駆動し、ステップS10へ進む。ステップS10では、操作表示部117の画像表示部に、非合焦枠を表示してAF動作を終了する。ここで、非合焦枠とは非合焦時に画像領域内で被写体の存在する領域または所定の領域に表示する枠であり、非合焦であるという状態が判別しやすいように合焦枠とは異なる色の枠(例えば黄色など)を設定する。
次に、図1のフローチャートを参照しながら図3のステップS1における焦点検出領域設定の動作について説明する。ここでは、図3で示した顔検出領域に対して、焦点検出領域を各顔に設定する。
まず、ステップS101では顔検出モジュール123から、検出した顔情報(検出数、位置、大きさ、傾き)を取得し、ステップS102へ進む。ステップS102では、顔の数をカウントする変数iを0に初期化し、ステップS103へ進む。
ステップS103では、検出された顔検出領域(点線)に対する焦点検出領域(実線)の大きさを算出する。算出方法について、図4を用いて詳細に説明する。図4の撮影画面500は、撮像素子108と対応し、AF処理部105は、図中X方向をAF評価方向として、コントラスト情報をAF評価値として算出する。
一般に、人の顔においては、毛髪、眉毛、目など黒色部や、鼻や口などの開口による印影部のコントラストが高く、AF評価値は大きくなる。そのため、焦点検出領域に、こういった高コントラスト部を含むように設定することが望ましい。
また、顔部と背景のコントラストが高い場合にも、顔輪郭部のAF評価値は大きくなる。しかしながら、顔の輪郭を焦点検出領域が含む場合には、背景の影響による遠近競合が発生する場合がある。このような顔とその周囲の背景を含む焦点検出領域における遠近競合としては、遠方の背景の絵柄にピントが合ってしまう場合や、顔の輪郭部である耳付近にピントが合い撮影者が意図する人物の目周辺にピントが合わない場合などが考えられる。
そのため、公知の技術として、焦点検出領域として顔の輪郭を含まないような領域を設定することで、AFスキャン中に顔が動いた場合にも顔の輪郭がAF評価値に与える影響を低減することが知られている。
しかし、焦点検出領域を小さく設定すると、上述の顔の高コントラスト部が焦点検出領域に含まれにくくなってしまう。
そこで、本実施例では、人の顔の内部の高コントラスト部をなるべく含みながら、顔の輪郭の影響を受けにくい焦点検出領域の設定を行う。具体的には、AF評価方向に対して、AF評価値に影響が大きい顔の輪郭が存在する方向の顔検出領域に対する焦点検出領域の伸縮率を小さく設定する。また、一方で、AF評価方向(X方向)に対して、AF評価値に影響が小さい方向の顔の輪郭が存在する方向の顔検出領域に対する焦点検出領域の伸縮率を大きく設定する。
つまり、焦点検出領域設定手段は、被写体の顔の傾きの大きさに関係なく、AF評価方向の顔検出領域の長さに対する焦点検出領域の長さの第1の伸縮率が前記AF評価方向と直交する第2の方向の顔検出領域の長さに対する焦点検出領域の長さの第2の伸縮率よりも小さくなるように設定している。
また、検出された顔の大きさが小さい場合、顔の内部だけでは、AF評価値が十分に大きな値として得られないことや、顔の内部の耳や目などが被写界深度内に入ることを鑑みて、焦点検出領域に顔の輪郭を含むように設定する。焦点検出領域の設定方法の詳細は後述する。
人物301は、2つの目を結ぶ直線が、AF評価方向に対して直交する場合を示している。第1の方向としての2つの目を結ぶ直線の方向は、Y方向と対応している。人物301に関して、顔の横方向は、Y方向と対応し、顔の縦方向は、X方向と対応する。AF評価方向の顔の輪郭である顎部や頭部の輪郭は、AF評価方向と直交しているため、AF評価値に与える影響が大きい。一方で、左右の耳部の輪郭は、AF評価方向と略平行であるため、顔の輪郭部が焦点検出領域に侵入しても、AF評価方向のコントラストは検出されず、AF評価値に与える影響は小さい。
人物301の焦点検出領域301bは、顔検出領域301aの顔の縦方向(X方向)の伸縮率に対して、顔検出領域301aの顔の横方向(Y方向)の伸縮率を大きく設定する。また、焦点検出領域301bの重心位置は、統計的に顔の内部の高コントラスト部を多く含むように設定すればよい。焦点検出領域の伸縮率や重心位置の情報は、CPU115が記憶している。
図5に、CPU115に記憶された焦点検出領域を設定する際に用いるデータテーブルの例を示している。図5の通り、顔の大きさに対して閾値を設け、焦点検出領域設定用のパラメータを区分している。これは、上述の通り、顔検出領域の大きさが小さい場合の情報量の不足や顔検出領域内部(耳と目など)での遠近競合の影響の小ささを鑑みて、区分している。顔の大きさの閾値Aとしては、顔検出領域の対角線の長さや4辺の長さ、顔検出領域の面積などを用いて設定する。
顔の大きさを表現する量としては、上述のものに限らず、その他の量を用いて表現してもよい。また、閾値は1種類に限らず、複数の閾値を設定してもよい。その場合、CPU115内の記憶容量が増えるが、よりきめ細やかに遠近競合の影響などを分類し対応することができる。
図5において、S101で得られた顔情報の一部である顔の傾き情報を用いて、使用する焦点検出領域設定用のパラメータを選択する。図5では、傾きの種類を0度、45度、90度を中心とした3種類に区分している。顔の傾きが180度、225度、270度の場合には、それぞれ、0度、45度、90度の場合の伸縮率を用いて、焦点検出領域の重心位置の補正量の正負を反転して用いることで代用できる。
また、顔が左右対称であることを前提とすると、顔の傾きが45度の場合と135度の場合は、同じ値を用いればよい。また、傾きの区分数は図5の3種類に限らない。区分数を増やすと、CPU115内の記憶容量が増えるが、よりきめ細やかに遠近競合の影響などを分類し対応することができる。
人物301は、顔の大きさが閾値Aより大きく、傾きが略90度であるため、伸縮率x3、y3と重心位置p3を用いて、焦点検出領域を設定する。人物301の顔検出領域301aのX方向の長さ、Y方向の長さをXa(301),Ya(301)とし、重心位置をPa(301)とすると、焦点検出領域のX方向の長さ、Y方向の長さをXb(301),Yb(301)と重心位置Pb(301)は、下記の式にて算出される。
Xb(301)=x3×Xa(301) ・・・(式1)
Yb(301)=y3×Ya(301) ・・・(式2)
Pb(301)=Pa(301)+p3 ・・・(式3)
上記の式を用いて、焦点検出領域を設定することにより、顔の輪郭の影響を受けにくく、かつ、顔の内部の高コントラスト部を多く含むAF評価値を得ることができる。
人物302は、2つの目を結ぶ直線が、AF評価方向(X方向)に対して略平行の場合を示している。2つの目を結ぶ直線の方向は、X方向と対応している。人物302に関して、顔の横方向は、X方向と対応し、顔の縦方向は、Y方向と対応する。AF評価方向の顔の輪郭である左右の耳部の輪郭は、AF評価方向と直交しているため、AF評価値に与える影響が大きい。
一方で、顎部や頭部の輪郭は、AF評価方向と略平行であるため、顔の輪郭部が焦点検出領域に侵入しても、AF評価方向のコントラストは検出されず、AF評価値に与える影響は小さい。人物302の焦点検出領域302bは、顔検出領域302aの顔の横方向(X方向)の伸縮率に対して、顔検出領域302aの顔の縦方向(Y方向)の伸縮率を大きく設定する。また、焦点検出領域302bの重心位置は、統計的に顔の内部の高コントラスト部を多く含むように設定すればよい。
人物302は、顔の大きさが閾値Aより大きく、傾きが略0度であるため、伸縮率x1、y1と重心位置p1を用いて、焦点検出領域を設定する。焦点検出領域の算出に用いる式は、上述の式1から式3と同様である。
人物303は、2つの目を結ぶ直線が、AF評価方向に対して略45度傾いている場合を示している。この場合には、人物303の焦点検出領域303bは、顔検出領域303aの顔の斜め方向(X方向)の伸縮率に対して、それと直交する顔検出領域303aの顔の斜め方向(Y方向)の伸縮率を大きく設定する。また、焦点検出領域303bの重心位置は、統計的に顔の内部の高コントラスト部を多く含むように設定すればよい。
つまり、被写体情報取得手段は、撮像面内の被写体の顔の位置に関する情報を取得しており、焦点検出領域設定手段は、被写体の傾きの大きさに応じて、前記被写体の顔の位置に関する情報から求められた前記焦点検出領域の重心位置を変更している。
人物303は、顔の大きさが閾値Aより大きく、傾きが略225度であるため、伸縮率x2、y2と重心位置−p2を用いて、焦点検出領域(実線)を設定する。焦点検出領域の算出に用いる式は、上述の式1から式3と同様である。
以上のように、顔の大きさが閾値Aより大きい場合に、顔の傾きの大きさに応じて、伸縮率と重心位置を変更することにより、人物301、302、303の顔に対して、横長の長方形、縦長の長方形、45度傾いた長方形の焦点検出領域を設定する。
人物304は、人物302と同様に、2つの目を結ぶ直線が、AF評価方向に対して平行の場合で、顔検出領域304aが、顔検出領域302aよりも小さい場合を示している。人物304の焦点検出領域304bは、顔検出領域304aの顔の横方向(X方向)の伸縮率に対する顔検出領域304aの顔の縦方向(Y方向)の伸縮率の比が、顔検出領域302aの顔の横方向(X方向)の伸縮率に対する顔検出領域302aの顔の縦方向(Y方向)の伸縮率の比に比べて、小さくなるよう、設定する。
つまり、被写体情報取得手段は、撮像面内の被写体の顔の大きさに関する情報を取得しており、焦点検出領域設定手段は、被写体の顔検出領域の大きさが所定の閾値より小さい場合に被写体の顔検出領域の大きさが所定の閾値より大きい場合に比べて、第1の伸縮率及び第2の伸縮率の少なくとも1つを大きく設定している。
人物304は、顔の大きさが閾値Aより小さく、傾きが略0度であるため、伸縮率x4、y4と重心位置p4を用いて、焦点検出領域を設定する。焦点検出領域の算出に用いる式は、上述の式1から式3と同様である。
上述の通り、顔検出領域304a(点線)の大きさが小さいことから、顔の耳と目の遠近競合は発生せず、顔内部の高コントラスト部から得られる情報量が少ないと判断され、顔の輪郭を含むような伸縮率を設定されている。その際には、背景の絵柄による遠近競合の発生しない範囲で、適宜、焦点検出領域304b(実線)を広く設定することにより、高精度な焦点検出を行うことができる。
また、顔の輪郭を含んだ焦点検出領域を設定するため、焦点検出領域302bのように図中で縦長の長方形にする必要はなく、より縦横比が1に近い、言い換えると、正方形に近い縦長の長方形となる焦点検出領域を設定すればよい。
また、顔の耳と目の遠近競合が発生するか否かは、耳と目が被写界深度内に含まれているかにより決まる。被写界深度は、撮影光学系の焦点距離、撮影光学系のF値、被写体の距離、許容錯乱円径により算出される。そのため、撮影光学系の情報から被写界深度を求めて、それに応じて、図5で示している顔の大きさの閾値Aを変更してもよい。これにより、被写体の顔内部が被写界深度内であるか否かを正確に判断することができ、適切な焦点検出領域の設定を行うことができる。
図1のフローチャートの説明に戻る。顔の位置、大きさ、傾きの情報に基づいて、i番目の顔の内部に焦点検出領域を設定し、ステップS104へ進む。ステップS104では、iをインクリメントしてステップS105へ進む。ステップS105では、iが顔の検出数に等しいかどうかを調べ、等しくない場合はステップS103へ戻り、等しい場合はステップS106に進む。
ステップS106では、顔検出領域の位置および大きさから、撮影者が主被写体として意図している顔を推定し、検出された顔の優先度の設定を行う。ここで、画像領域内でもっとも中央付近にありかつ顔サイズが所定以上の顔を主顔とし、それ以外の検出した顔を副顔とする。つまり、検出した複数の顔の中から主被写体として選んだ顔が主顔である。主顔の焦点検出領域は合焦位置決定のために使用する。副顔の焦点検出領域は合焦位置決定のためには使用しないが、合焦表示時に副顔の主領域のピーク位置と合焦位置が所定範囲内であるかを調べ、副顔のピーク位置と合焦位置が所定範囲内である場合は画像領域内の副顔の領域にも合焦枠を表示する。
また、副顔は、主顔がAFスキャン後の合焦判定で、合焦不能と判定された場合に、合焦位置決定のために用いる。そのため、副顔についても、画像領域内の中央からの距離と顔サイズから、優先度を決定しておく。
図4の状況では、主顔として焦点検出領域302aとする。その他の焦点検出領域を副顔とする。副顔の優先度は、焦点検出領域303a、301a、304aの順に設定する。ステップS106で、主顔、副顔の設定を終えると本処理を終了する。
次に、図6のフローチャートを参照しながら、図2のステップS4における焦点検出領域の選択の動作について説明する。ここでは、ステップS1で設定された焦点検出領域の主顔と副顔の優先順位の順に、合焦判定結果に基づき合焦可能であるかを判定し、焦点検出に用いる焦点検出領域の最終決定を行う。
ステップS501では、主顔として設定された焦点検出領域が合焦可能であるか否かを、合焦判定結果に基づき判定する。合焦可能である場合には、主顔として設定された焦点検出領域を合焦位置決定のための領域として設定し、焦点検出領域の選択の処理を終了する。
ステップS501で、主顔の領域で合焦不可能と判断された場合には、ステップS502に進み、副顔の数をカウントする変数iを0に初期化し、ステップS503へ進む。ステップS503では、変数iにより、優先度の高い副顔から順に合焦可能か否かを判定する。
ここで、合焦可能と判断された副顔の焦点検出領域が見つかると、その焦点検出領域を合焦位置決定のための領域として設定し、焦点検出領域の選択の処理を終了する。ステップS503で合焦不可能と判断された場合には、ステップS504に進み、iをインクリメントしてステップS505へ進む。ステップS505では、iが顔の検出数‐1に等しいかどうかを調べ、等しくない場合はステップS503へ戻り、等しい場合は、全ての焦点検出領域で、合焦不能と判断し、焦点検出領域の選択の処理を終了する。
以上の実施例では、被写体の合焦状態の変化を、フォーカスレンズ104の移動により実現したが、合焦状態の変化を実現する方法についてはこれに限らない。例えば、フォーカスレンズ群ではなく撮像素子を移動させることにより実現してもよい。また、特開2011−113174号公報のように、光線の入射角度情報(ライトフィールド情報)を取得できる撮像装置で、再構成処理により合焦状態の変化を実現してもよい。
以上説明したように、本実施例によれば、AFスキャン動作中における被写体の動きがあった場合にも、顔の大きさ、傾きに応じて焦点検出領域を適切に設定することにより、高精度な焦点検出を行うことを可能となる。
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
(実施例2)
以下、図7を参照して、本発明の実施例2について説明する。実施例1との主な違いは、AF評価方向が複数ある場合の焦点検出領域の設定方法の違いである。上述の実施例1では、AF評価方向が1つ(図4のX方向)であったため、被写体パターンが垂直方向のみにコントラストがある場合には、AFスキャンによるAF評価値の変化が現れず、焦点検出を行えない。
こういった場合にもコントラスト検出式のAFを行うために、特開2007−57763号公報に、撮像素子の複数の画素部を、2つの方向に走査して出力された信号に対して、それぞれコントラスト評価を行う方法が開示されている。これにより、被写体パターンが垂直方向のみにコントラストがある場合でも、焦点検出を行うことができる。
しかしながら、特開2007−57763号公報では、コントラスト検出を行う2つの方向の焦点検出領域の設定方法については言及していない。
実施例2では、AF評価方向が2方向あり、人物の顔に対して焦点検出領域を設定する場合に、各々のAF評価方向に適した焦点検出領域を設定する。これにより、AFスキャン中の被写体の移動などの影響を受けずに、より高精度な焦点検出を行うことができる。
なお、実施例1における焦点調節装置を有する撮像装置のブロック図(図2)、AF動作を説明する図(図1、図3、図6)、焦点検出領域の設定のためのデータテーブルの例を説明する図(図5)、に関しては、実施例2においても同様の構成であり、同様の動作を行うため、説明は省略する。
実施例2で行う処理内容が、実施例1とは異なる図1のステップS103で行う焦点検出領域の設定方法について、図7を用いて説明する。
図7の撮影画面500は、撮像素子108と対応し、AF処理部105は、図中X方向を第1のAF評価方向、図中Y方向を第2のAF評価方向として、コントラスト情報を第1のAF評価値、第2のAF評価値として算出する。2つの方向のAF評価をする方法としては、上述の特開2007‐57763号公報に開示されている方法を用いればよい。また、2つの方向のAF評価をする方法として、撮像素子の画素部を1方向に走査し、顔検出領域内の出力を一度記憶し、AF評価方向に合わせて、画像を回転してもよい。
上述の通り、高精度な焦点検出のためには、人の顔の内部の高コントラスト部をなるべく含みながら、顔の輪郭の影響を受けにくい焦点検出領域の設定を行う必要がある。そのため、実施例1と同様に、AF評価方向に対して、AF評価値に影響が大きい顔の輪郭が存在する方向の顔検出領域に対する焦点検出領域の伸縮率を小さく設定する。
また、一方で、AF評価方向に対して、AF評価値に影響が小さい方向の顔の輪郭が存在する方向の顔検出領域に対する焦点検出領域の伸縮率を大きく設定する。実施例2では、AF評価方向が、X方向、Y方向の2方向あるため、それぞれの方向に適した焦点検出領域の形状を設定する。
つまり、実施例2において、焦点検出手段は、第1のAF評価値に基づいて前記被写体の合焦位置を検出する場合、第1のAF評価方向の顔検出領域の長さに対する焦点検出領域の長さの第1の伸縮率が第2のAF評価方向の顔検出領域の長さに対する焦点検出領域の長さの第2の伸縮率より小さい第1の焦点検出領域を用い、第2のAF評価値に基づいて被写体の合焦位置を検出する場合、第2のAF評価方向の顔検出領域の長さに対する焦点検出領域の長さの第3の伸縮率が第1のAF評価方向の顔検出領域の長さに対する焦点検出領域の長さの第4の伸縮率よりも小さい第2の焦点検出領域を用いる。
人物400は、2つの目を結ぶ直線が、第1のAF評価方向(X方向)に対して略平行で、第2のAF評価方向(Y方向)に対して直交する場合を示している。第1の方向としての2つの目を結ぶ直線の方向は、X方向と対応している。人物400に関して、顔の横方向は、X方向と対応し、顔の縦方向は、Y方向と対応する。
第1のAF評価方向の顔の輪郭である左右の耳部の輪郭は、AF評価方向と直交しているため、AF評価値に与える影響が大きい。一方で、顎部や頭部の輪郭は、AF評価方向と略平行であるため、顔の輪郭部が焦点検出領域に侵入しても、AF評価方向のコントラストは検出されず、AF評価値に与える影響は小さい。
第2のAF評価方向の顔の輪郭である顎部や頭部の輪郭は、AF評価方向と直交しているため、AF評価値に与える影響が大きい。一方で、左右の耳部の輪郭は、AF評価方向と略平行であるため、顔の輪郭部が焦点検出領域に侵入しても、AF評価方向のコントラストは検出されず、AF評価値に与える影響は小さい。
人物400の第1のAF評価方向の焦点検出領域400b−1は、顔検出領域400aの顔の縦方向(Y方向)の伸縮率に対して、顔検出領域400aの顔の横方向(X方向)の伸縮率を小さく設定する。また、焦点検出領域400b−1の重心位置は、統計的に顔の内部の高コントラスト部を多く含むように設定すればよい。焦点検出領域の伸縮率や重心位置の情報は、CPU115が記憶している。
人物400の第2のAF評価方向(Y方向)の焦点検出領域400b−2は、顔検出領域400aの顔の縦方向(Y方向)の伸縮率に対して、顔検出領域400aの顔の横方向(X方向)の伸縮率を大きく設定する。また、焦点検出領域400b−2の重心位置は、統計的に顔の内部の高コントラスト部を多く含むように設定すればよい。焦点検出領域の伸縮率や重心位置の情報は、CPU115が記憶している。
このように1つの顔検出領域に対して、AF評価方向に合わせて焦点検出領域を異なる領域として設定することにより、各々の焦点検出領域は、顔の輪郭の影響を受けにくくなり、高精度な焦点検出を行うことができる。
図3のステップS1以降で、2つの焦点検出領域400b−1、400b−2で得られるAF評価値は重みづけをして加算するなどして、顔検出領域400aに対応した1つのAF評価値を算出すればよい。
また、2つの焦点検出領域400b−1、400b−2で得られるAF評価値の利用方法は、これに限らない。例えば、各々の焦点検出領域を独立したものとして扱ってもよい。各々の焦点検出領域で得られたAF評価値に対して、図1のステップS4の合焦判定を行い、合焦可能な焦点検出領域から主顔など優先度の高い焦点検出領域を選択し焦点調節を行えばよい。その際に、1つの顔領域に対して、2つの焦点検出領域とも合焦判定結果として合焦可能であった場合には、お互いの焦点検出位置をAF評価値の大きさなどで重みづけして1つの焦点検出位置を算出すればよい。
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
103 撮影レンズ
105 AF処理部
108 撮像素子
115 システム制御部(CPU)
123 顔検出モジュール

Claims (7)

  1. 撮影光学系により結像された被写体像を撮像する撮像素子と、前記撮像素子の撮像面内で被写体の顔検出領域に焦点検出領域を設定する焦点検出領域設定手段と、前記撮像素子で光電変換して得られた画像信号に基づいて、前記撮像素子の撮像面内に設定された焦点検出領域での被写体のAF評価方向のコントラストを示すAF評価値を求め、前記AF評価値に基づいて前記焦点検出領域での被写体の合焦位置を検出する焦点検出手段と、前記画像信号に基づいて前記撮像面内の前記AF評価方向に対する前記顔の2つの目を結んだ第1の方向の傾きに関する情報を取得する被写体情報取得手段と、を有する撮像装置であって、
    前記焦点検出領域設定手段は、前記被写体の顔の傾きの大きさに関係なく、前記AF評価方向の顔検出領域の長さに対する焦点検出領域の長さの第1の伸縮率が前記AF評価方向と直交する第2の方向の顔検出領域の長さに対する焦点検出領域の長さの第2の伸縮率よりも小さくなるように設定していることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記被写体情報取得手段は、前記撮像面内の被写体の顔の位置に関する情報を取得しており、前記焦点検出領域設定手段は、前記被写体の傾きの大きさに応じて、前記被写体の顔の位置に関する情報から求められた前記焦点検出領域の重心位置を変更する請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記被写体情報取得手段は、前記撮像面内の被写体の顔の大きさに関する情報を取得しており、前記焦点検出領域設定手段は、前記被写体の顔検出領域の大きさが所定の閾値より小さい場合に前記被写体の顔検出領域の大きさが所定の閾値より大きい場合に比べて、前記第1の伸縮率及び前記第2の伸縮率の少なくとも1つを大きく設定する請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記被写体情報取得手段は、前記撮像面内の被写体の顔の大きさに関する情報を取得しており、前記焦点検出領域設定手段は、前記被写体の顔検出領域の大きさが所定の閾値より小さい場合に前記被写体の顔検出領域の大きさが所定の閾値より大きい場合に比べて、前記第1の伸縮率と前記第2の伸縮率の比を1に近くする請求項1乃至3の何れか一項に記載の撮像装置。
  5. 撮影光学系により結像された被写体像を撮像する撮像素子と、前記撮像素子の撮像面内で被写体の顔検出領域に焦点検出領域を設定する焦点検出領域設定手段と、前記撮像素子で光電変換して得られた画像信号に基づいて、前記撮像素子の撮像面内に設定された焦点検出領域での被写体の第1のAF評価方向のコントラストを示す第1のAF評価値及び前記焦点検出領域での被写体の第1のAF評価方向と直交する第2のAF評価方向のコントラストを示す第2のAF評価値を求め、前記第1のAF評価値又は前記第2のAF評価値に基づいて前記焦点検出領域での被写体の合焦位置を検出する焦点検出手段と、を有する撮像装置であって、
    前記焦点検出手段は、前記第1のAF評価値に基づいて前記被写体の合焦位置を検出する場合、前記第1のAF評価方向の顔検出領域の長さに対する焦点検出領域の長さの第1の伸縮率が前記第2のAF評価方向の顔検出領域の長さに対する焦点検出領域の長さの第2の伸縮率より小さい第1の焦点検出領域を用い、
    前記第2のAF評価値に基づいて前記被写体の合焦位置を検出する場合、前記第2のAF評価方向の顔検出領域の長さに対する焦点検出領域の長さの第3の伸縮率が前記第1のAF評価方向の顔検出領域の長さに対する焦点検出領域の長さの第4の伸縮率よりも小さい第2の焦点検出領域を用いることを特徴とする撮像装置。
  6. 撮影光学系により結像された被写体像を撮像する撮像素子の撮像面内で被写体の顔検出領域に焦点検出領域を設定する焦点検出領域設定工程と、前記撮像素子で光電変換して得られた画像信号に基づいて、前記撮像素子の撮像面内に設定された焦点検出領域での被写体のAF評価方向のコントラストを示すAF評価値を求め、前記AF評価値に基づいて前記焦点検出領域での被写体の合焦位置を検出する焦点検出工程と、前記画像信号に基づいて前記撮像面内の前記AF評価方向に対する前記顔の2つの目を結んだ第1の方向の傾きに関する情報を取得する被写体情報取得工程と、を有する撮像装置の制御方法であって、
    前記焦点検出領域設定工程は、前記被写体の顔の傾きの大きさに関係なく、前記AF評価方向の顔検出領域の長さに対する焦点検出領域の長さの第1の伸縮率が前記AF評価方向と直交する第2の方向の顔検出領域の長さに対する焦点検出領域の長さの第2の伸縮率よりも小さくなるように設定することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  7. 撮影光学系により結像された被写体像を撮像する撮像素子の撮像面内で被写体の顔検出領域に焦点検出領域を設定する焦点検出領域設定工程と、前記撮像素子で光電変換して得られた画像信号に基づいて、前記撮像素子の撮像面内に設定された焦点検出領域での被写体の第1のAF評価方向のコントラストを示す第1のAF評価値及び前記焦点検出領域での被写体の第1のAF評価方向と直交する第2のAF評価方向のコントラストを示す第2のAF評価値を求め、前記第1のAF評価値又は前記第2のAF評価値に基づいて前記焦点検出領域での被写体の合焦位置を検出する焦点検出工程と、を有する撮像装置の制御方法であって、
    前記焦点検出工程は、前記第1のAF評価値に基づいて前記被写体の合焦位置を検出する場合、前記第1のAF評価方向の顔検出領域の長さに対する焦点検出領域の長さの第1の伸縮率が前記第2のAF評価方向の顔検出領域の長さに対する焦点検出領域の長さの第2の伸縮率より小さい第1の焦点検出領域を用い、
    前記第2のAF評価値に基づいて前記被写体の合焦位置を検出する場合、前記第2のAF評価方向の顔検出領域の長さに対する焦点検出領域の長さの第3の伸縮率が前記第1のAF評価方向の顔検出領域の長さに対する焦点検出領域の長さの第4の伸縮率よりも小さい第2の焦点検出領域を用いることを特徴とする撮像装置の制御方法。
JP2012178059A 2012-08-10 2012-08-10 撮像装置及びその制御方法 Expired - Fee Related JP5963606B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012178059A JP5963606B2 (ja) 2012-08-10 2012-08-10 撮像装置及びその制御方法
US13/959,903 US9131145B2 (en) 2012-08-10 2013-08-06 Image pickup apparatus and control method therefor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012178059A JP5963606B2 (ja) 2012-08-10 2012-08-10 撮像装置及びその制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014035516A JP2014035516A (ja) 2014-02-24
JP5963606B2 true JP5963606B2 (ja) 2016-08-03

Family

ID=50065932

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012178059A Expired - Fee Related JP5963606B2 (ja) 2012-08-10 2012-08-10 撮像装置及びその制御方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9131145B2 (ja)
JP (1) JP5963606B2 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013218049A (ja) * 2012-04-06 2013-10-24 Sony Corp 撮像装置とフォーカス制御方法およびプログラム
JP6157288B2 (ja) * 2012-12-19 2017-07-05 キヤノン株式会社 画像処理装置およびその制御方法、撮像装置
US9742980B2 (en) * 2013-11-01 2017-08-22 Canon Kabushiki Kaisha Focus control apparatus and control method therefor
US9363499B2 (en) * 2013-11-15 2016-06-07 Htc Corporation Method, electronic device and medium for adjusting depth values
JP2016118634A (ja) * 2014-12-19 2016-06-30 オリンパス株式会社 撮影装置及び撮影方法
KR102392789B1 (ko) * 2015-10-21 2022-05-02 삼성전자주식회사 초점 설정을 위한 방법 및 그 전자 장치
JP6685550B2 (ja) * 2016-06-14 2020-04-22 エイチエスティ・ビジョン株式会社 オートフォーカス装置及びオートフォーカス用プログラム
CN106249508B (zh) * 2016-08-15 2019-04-19 Oppo广东移动通信有限公司 自动对焦方法和系统、拍摄装置
US10429608B1 (en) * 2016-09-23 2019-10-01 Apple Inc. Primary-subordinate camera focus based on lens position sensing
CN111095575B (zh) * 2017-11-15 2023-03-21 株式会社钟化 光电转换元件和光电转换装置
JP2021173827A (ja) * 2020-04-22 2021-11-01 キヤノン株式会社 制御装置、撮像装置、制御方法、およびプログラム
US11546502B2 (en) * 2020-09-14 2023-01-03 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus and method of controlling the same

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0954244A (ja) * 1995-06-08 1997-02-25 Sony Corp オートフォーカス装置
JP2006293782A (ja) * 2005-04-12 2006-10-26 Fuji Photo Film Co Ltd 画像処理装置及び画像処理プログラム
JP4747003B2 (ja) * 2005-06-22 2011-08-10 富士フイルム株式会社 自動合焦制御装置およびその制御方法
JP4830650B2 (ja) * 2005-07-05 2011-12-07 オムロン株式会社 追跡装置
JP2007057763A (ja) * 2005-08-24 2007-03-08 Canon Inc 焦点調節装置、及び焦点調節方法
JP4182117B2 (ja) * 2006-05-10 2008-11-19 キヤノン株式会社 撮像装置及びその制御方法及びプログラム及び記憶媒体
JP4824627B2 (ja) * 2007-05-18 2011-11-30 富士フイルム株式会社 自動焦点調節装置及び自動焦点調節方法並びに撮像装置及び撮像方法
JP4917509B2 (ja) 2007-10-16 2012-04-18 ルネサスエレクトロニクス株式会社 オートフォーカス制御回路、オートフォーカス制御方法及び撮像装置
JP4518157B2 (ja) * 2008-01-31 2010-08-04 カシオ計算機株式会社 撮像装置及びそのプログラム
EP2148499B1 (en) * 2008-07-25 2018-01-17 FUJIFILM Corporation Imaging apparatus and method
US7860387B2 (en) * 2008-08-12 2010-12-28 Canon Kabushiki Kaisha Imaging apparatus and control method therefor
JP5153542B2 (ja) 2008-09-25 2013-02-27 キヤノン株式会社 自動焦点調節装置および焦点調節方法
JP5421691B2 (ja) 2009-08-18 2014-02-19 キヤノン株式会社 焦点調節装置および焦点調節方法
JP5526733B2 (ja) 2009-11-25 2014-06-18 株式会社ニコン 画像合成装置、画像再生装置、および撮像装置
JP5765931B2 (ja) * 2010-12-16 2015-08-19 キヤノン株式会社 焦点検出装置および焦点検出方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20140043522A1 (en) 2014-02-13
US9131145B2 (en) 2015-09-08
JP2014035516A (ja) 2014-02-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5963606B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP5066851B2 (ja) 撮像装置
US9215389B2 (en) Image pickup device, digital photographing apparatus using the image pickup device, auto-focusing method, and computer-readable medium for performing the auto-focusing method
JP4578334B2 (ja) 撮像レンズの合焦位置決定装置およびその方法
JP2009244858A (ja) 撮像装置及び画像処理方法
JP2009159226A (ja) 撮像素子、焦点検出装置、焦点調節装置および撮像装置
JP4515972B2 (ja) 撮像レンズの合焦位置決定装置およびその方法
CN102338972A (zh) 多人脸区块辅助对焦的方法
JP2009175528A (ja) 焦点調節装置および撮像装置
JP2012049773A (ja) 撮像装置および方法、並びにプログラム
JP2014153509A (ja) 撮像装置及び撮像方法
JP5417827B2 (ja) 焦点検出装置及び撮像装置
JP2014138290A (ja) 撮像装置及び撮像方法
JPWO2011136026A1 (ja) 撮像装置及び撮像方法
JP5348258B2 (ja) 撮像装置
JP2019168479A (ja) 制御装置、撮像装置、制御方法、プログラム、および、記憶媒体
JP5852371B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP2020193820A (ja) 計測装置、撮像装置、制御方法及びプログラム
JP2016142924A (ja) 撮像装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体
JP2009175310A (ja) 焦点検出装置、焦点検出方法およびカメラ
JP2014142497A (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP2018010245A (ja) 信号処理装置、その制御方法
JP6639208B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP2016071275A (ja) 撮像装置およびフォーカス制御プログラム
JP7235068B2 (ja) 撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150727

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160428

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160531

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160628

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5963606

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees