JP5962606B2 - 固定治具、およびそれを用いた組電池の組立方法 - Google Patents

固定治具、およびそれを用いた組電池の組立方法 Download PDF

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Description

本発明は、固定治具、およびそれを用いた組電池の組立方法に関する。
従来、積層された状態で拘束され、互いに電気的に接続された複数の電池モジュールを具備する組電池が広く知られている。
例えば、特許文献1には、積層された複数の電池モジュール(単位電池)と、当該複数の電池モジュールを積層方向に沿って挟むように設けられる一対のエンドプレートと、前記複数の電池モジュールを拘束するように前記一対のエンドプレートに固定される四本のロッドとを具備する組電池が開示されている。
エンドプレートの上端部および下端部には、それぞれ一対の貫通孔が形成され、各貫通孔にロッドが挿通される。
ロッドの一端部には、一方のエンドプレートの表面における貫通孔の周囲に当接することにより、ロッドの挿通方向への移動を規制する頭部が形成されている。
上記のような組電池の組立工程は、以下の手順で行われる。
まず、一方のエンドプレートの下端部における各貫通孔の周囲にロッドの頭部が当接するように、一方のエンドプレートの下端部における各貫通孔にロッドを挿通させた後、それらの部材をボールトランスファ等の搬送手段を備える作業台に載置する。
次に、一方のエンドプレートに取り付けた二本のロッドの上に、複数の電池モジュールを積層した状態で載置する。
そして、一方のエンドプレートの上端部における各貫通孔の周囲にロッドの頭部が当接するように、一方のエンドプレートの上端部における各貫通孔にロッドを挿通させる。
続いて、それらの部材を拘束装置に移動させ、他方のエンドプレートを、一方のエンドプレートと共に複数の電池モジュールを挟むように配置する。
最後に、前記拘束装置により、一対のエンドプレートを介して、複数の電池モジュールを積層方向に沿って押圧した状態で、各ロッドの他端部に所定の固定手段(ナット等)を取り付けて、各ロッドを一対のエンドプレートに固定する。
上記の組立工程においては、四本のロッドが取り付けられた一方のエンドプレート、および複数の電池モジュールを拘束装置に移動させる際、振動によって一方のエンドプレートの上端部に取り付けられた二本のロッドが挿通方向とは反対方向にずれるおそれがある。
ロッドの位置がずれた状態で、拘束装置を作動させた場合には、ロッドおよびエンドプレートが破損する等の問題が生じる。
特開2007−42627号公報
本発明は、組電池を組み立てる際におけるロッドのずれを防止可能な技術を提供することを課題とする。
本発明に係る固定治具は、積層された複数の電池モジュールと、当該電池モジュールを積層方向に沿って挟むように設けられる一対のエンドプレートと、一方のエンドプレートに形成された複数の貫通孔に挿通されて、前記複数の電池モジュールを拘束するように前記一対のエンドプレートに固定される複数のロッドと、を具備し、各ロッドは、前記一方のエンドプレートの表面における貫通孔の周囲に当接することにより、当該ロッドの挿通方向への移動を規制する頭部を有する、組電池を組み立てる際に用いられる固定治具であって、前記一方のエンドプレートに取り付けられる本体部と、前記本体部に対して近接および離間するように、前記挿通方向に沿って移動可能に構成され、付勢手段によって前記本体部に近接するように付勢される可動部と、前記本体部から前記可動部を離間させるための操作部と、を具備し、前記本体部は、当該本体部の前記挿通方向の反対方向への移動を規制する規制部を有し、前記可動部は、前記ロッドの頭部に、前記挿通方向へ当接する爪部を有する。
本発明に係る組電池の組立方法は、上記の固定治具を用いて前記組電池を組み立てる、組電池の組立方法であって、前記一方のエンドプレートの表面における貫通孔の周囲に前記頭部が当接するように、当該貫通孔に前記ロッドを挿通する工程と、前記規制部によって前記本体部の前記挿通方向の反対方向への移動が規制されるように、前記本体部を前記一方のエンドプレートに取り付ける工程と、前記操作部を操作して、前記一方のエンドプレートの貫通孔に挿通された前記ロッドの頭部に、前記爪部を前記挿通方向へ当接させる工程と、を含む。
本発明によれば、組電池を組み立てる際におけるロッドのずれを防止できる。
本発明に係る組電池を示す斜視図。 前側エンドプレートおよび上側拘束ロッドの構成を示す図。 組電池の組立工程を示す図。 前側エンドプレートに上側拘束ロッドを取り付ける様子を示す図。 (a)は、本発明に係る固定治具の分解図、(b)は、同じく斜視図。 (a)は、前側エンドプレートに取り付けられた固定治具の正面図、(b)は、同じく背面図。 前側エンドプレートに取り付けられた固定治具の側面断面図。 組電池の組立工程を示す図。
以下では、図面を参照して、本発明に係る組電池の組立方法の一実施形態である、組電池100の組立工程について説明する。
まず、図1を参照して、組電池100について説明する。
なお、説明の便宜上、図1における矢印の如く、組電池100の前後方向、上下方向、および左右方向を定義する。
図1に示すように、組電池100は、複数の電池モジュール110・110・・・と、前側エンドプレート120と、後側エンドプレート130と、一対の上側拘束ロッド140・140と、一対の下側拘束ロッド150・150とを具備する。
電池モジュール110は、少なくとも一つの二次電池と、当該二次電池が収納される偏平な略直方体状の容器とを有し、当該容器の幅広面同士が接触するように、複数個が積層されている。
複数の電池モジュール110・110・・・は、積層された状態で、前側エンドプレート120および後側エンドプレート130、ならびに一対の上側拘束ロッド140・140および一対の下側拘束ロッド150・150によって拘束されている。
前側エンドプレート120および後側エンドプレート130は、それぞれ電池モジュール110と略同様の形状を有する板材であり、複数の電池モジュール110・110・・・を積層方向(前後方向)に沿って挟むように配置されている。前側エンドプレート120および後側エンドプレート130は、複数の電池モジュール110・110・・・を拘束するための一対のエンドプレートとして機能する。
前側エンドプレート120は、その後面が、複数の電池モジュール110・110・・・のうちの前端に位置する電池モジュール110の前面に接触するように配置されている。前側エンドプレート120は、一対の上側拘束ロッド140・140を支持するための一対の上側支持部121・121と、一対の下側拘束ロッド150・150を支持するための一対の下側支持部122・122とを有する。
一対の上側支持部121・121は、前側エンドプレート120の上面から上方に突出するように形成され、互いに左右方向に所定の間隔を空けて配置されている。
一対の下側支持部122・122は、前側エンドプレート120の下面から下方に突出するように形成され、互いに左右方向に所定の間隔を空けて配置されている。
図2に示すように、上側支持部121は、上側拘束ロッド140を挿通するための貫通孔121aを有する。
貫通孔121aは、上側支持部121を前後方向に沿って貫通し、前方から見て、略正方形状に形成されている。
なお、下側支持部122は、下側拘束ロッド150を挿通するための貫通孔を有し、上側支持部121と略同様に構成されているため、その詳細な説明を省略する。
図1に示すように、後側エンドプレート130は、その前面が、複数の電池モジュール110・110・・・のうちの後端に位置する電池モジュール110の後面に接触するように配置されている。後側エンドプレート130は、一対の上側拘束ロッド140・140を支持するための一対の上側支持部131・131と、一対の下側拘束ロッド150・150を支持するための一対の下側支持部132・132とを有する。
一対の上側支持部131・131は、後側エンドプレート130の上面から上方に突出するように形成され、前側エンドプレート120における一対の上側支持部121・121と左右方向における位置を合わせて配置されている。一対の上側支持部131・131には、一対の上側拘束ロッド140・140を挿通するための貫通孔が前後方向に沿って形成されている。上側支持部131の貫通孔は、上側支持部121の貫通孔121aとは異なり、前方から見て、円状に形成されている。
一対の下側支持部132・132は、後側エンドプレート130の下面から下方に突出するように形成され、前側エンドプレート120における一対の下側支持部122・122と左右方向における位置を合わせて配置されている。一対の下側支持部132・132には、一対の下側拘束ロッド150・150を挿通するための貫通孔が前後方向に沿って形成されている。下側支持部132の貫通孔は、下側支持部122の貫通孔とは異なり、前方から見て、円状に形成されている。
一対の上側拘束ロッド140・140および一対の下側拘束ロッド150・150は、複数の電池モジュール110・110・・・を拘束するための棒材であり、前後方向に延出している。
図2に示すように、上側拘束ロッド140は、円柱部141と、角柱部142と、頭部143とを有する。
円柱部141は、略円柱状に形成されている。円柱部141は、前側エンドプレート120における上側支持部121の貫通孔121aに挿通できる程度の外径を有する。円柱部141は、後側エンドプレート130における上側支持部131の貫通孔の形状に沿った外形を有しており、当該貫通孔に挿入可能となっている。円柱部141は、その前端部に、角柱部142および頭部143が形成され、後端部に、ボルト160を螺嵌するためのボルト穴が形成されている。
角柱部142は、略正四角柱状に形成されている。角柱部142は、貫通孔121aの形状に沿った略正方形状の断面が前後方向に連続する形状を有しており、貫通孔121aに挿入可能となっている。
頭部143は、所定の厚みを有する板状に形成されている。頭部143は、前方から見て、略正方形状に形成され、角柱部142の断面積よりも大きい面積を有する。つまり、頭部143は、上側支持部121の貫通孔121aを通過できないように形成されている。頭部143は、上側支持部121の前面における貫通孔121aの周囲に当接することにより、上側拘束ロッド140の後方への移動を規制する。
このように構成された上側拘束ロッド140は、後端部から上側支持部121の貫通孔121aに挿通されており、頭部143が上側支持部121の前面における貫通孔121aの周囲に当接するように配置されている。この時、角柱部142は、前側エンドプレート120における上側支持部121の貫通孔121aに挿入され、円柱部141は、後側エンドプレート130における上側支持部131の貫通孔に挿入されている。
上側拘束ロッド140は、その後端部に形成されたボルト穴にボルト160が螺嵌されることで、前側エンドプレート120および後側エンドプレート130に固定される。
下側拘束ロッド150は、上側拘束ロッド140における円柱部141、角柱部142および頭部143とそれぞれ略同様に構成された、円柱部、角柱部および頭部を有する。下側拘束ロッド150は、上側拘束ロッド140と略同様に構成されているため、その詳細な説明を省略する。
以上のように、組電池100においては、前側エンドプレート120および後側エンドプレート130が前後方向から複数の電池モジュール110・110・・・を支持し、一対の上側拘束ロッド140・140および一対の下側拘束ロッド150・150が上下方向から複数の電池モジュール110・110・・・を支持することにより、複数の電池モジュール110・110・・・が積層された状態で拘束されている。
組電池100の組立工程は、作業者が固定治具1を用いて、組電池100を組み立てる工程である。
なお、固定治具1の構成については後述する。
組電池100の組立工程において、まず、作業者は、前側エンドプレート120に一対の下側拘束ロッド150・150を取り付ける。詳細には、作業者は、各下側支持部122の前面における貫通孔の周囲に、下側拘束ロッド150の頭部が当接するように、各下側支持部122の貫通孔に下側拘束ロッド150を挿通させる。
次に、図3に示すように、作業者は、一対の下側拘束ロッド150・150が取り付けられた前側エンドプレート120を、一対の下側支持部122・122が下側に位置するように、作業台200の第一作業部210に載置する。
ここで、作業台200は、組電池100を組み立てるための台であり、第一作業部210と第二作業部220とを有する。
第一作業部210は、組電池100を成す部材を所望の位置に移動させるための搬送手段(例えば、ボールトランスファ)が上面の略全域に設けられている。
第二作業部220は、第一作業部210に隣接して(図3における第一作業部210の左側に連続して)設けられ、組電池100を成す部材を拘束するための拘束装置230を有する。
拘束装置230は、第二作業部220上の所定の位置に固定された固定部231と、固定部231に対して近接および離間する押圧部232とを有する。
なお、図3における作業台200よりも下側が作業者の立ち位置となる。
そして、図4に示すように、作業者は、一対の下側拘束ロッド150・150上に、複数の電池モジュール110・110・・・を積層した状態で載置すると共に、前側エンドプレート120の後面に前端に位置する電池モジュール110の前面を接触させた後、各上側支持部121の前面における貫通孔121aの周囲に、上側拘束ロッド140の頭部143が当接するように、各上側支持部121の貫通孔121aに上側拘束ロッド140を挿通させる。
続いて、一対の上側拘束ロッド140・140の前側エンドプレート120に対する位置がずれないように(一対の上側拘束ロッド140・140が前方に移動しないように)、固定治具1を前側エンドプレート120に取り付ける。
図5(a)および図5(b)に示すように、固定治具1は、本体部10と、可動部20と、操作部30とを有する。
なお、説明の便宜上、図5(a)および図5(b)における矢印の如く、固定治具1の前後方向、上下方向、および左右方向を定義する。
本体部10は、略直方体状に形成されている。本体部10の前後寸法は、組電池100の前側エンドプレート120の前後寸法よりも若干小さく、本体部10の左右寸法は、前側エンドプレート120における上側支持部121・121同士の間隔よりも大きい。
本体部10は、一対の取付部11・11と、一対の規制部12・12と、摺動穴13とを有する。
一対の取付部11・11は、前側エンドプレート120における一対の上側支持部121・121に本体部10を取り付けるために設けられている。一対の取付部11・11は、本体部10の左右方向における両端部の下面を、上側支持部121・121の上面の形状に沿って上方に切り込むように形成されている。
一対の規制部12・12は、前側エンドプレート120における一対の上側支持部121・121に本体部10を掛止するために設けられている。一対の規制部12・12は、本体部10の左右方向における取付部11・11が形成された範囲内において、本体部10の後面から若干後方に延出し、更に下方に延出するように形成されている。一対の規制部12・12は、一対の上側支持部121・121の後面に当接することにより、本体部10の前方への移動を規制する。
摺動穴13は、可動部20が前後方向に摺動できるように形成されている。摺動穴13は、本体部10の上面と取付部11・11との間に位置し、本体部10の前面から本体部10の後面近傍にかけて形成されている。摺動穴13の左右方向における中央部は、操作部30が本体部10に干渉しないように、本体部10の上面に開口している。
可動部20は、本体部10に対して近接および離間するように、摺動穴13内を前後方向に摺動可能に構成されている。
可動部20は、一対の爪部21・21を有する。
一対の爪部21・21は、前側エンドプレート120における一対の上側支持部121・121に本体部10を取り付けると共に、一対の上側拘束ロッド140・140の前方への移動を規制するために設けられている。一対の爪部21・21は、可動部20の左右方向における両端部から前方に延出し、更に下方に延出するように形成されている。一対の爪部21・21は、本体部10における一対の規制部12・12と左右方向の位置を合わせて配置されている。
操作部30は、作業者が指で操作することによって、可動部20を本体部10から離間させるために設けられている。
操作部30は、第一タブ31と、第二タブ32とを有する。
第一ダブ31は、作業者が指でつまめる程度の大きさを有する板状に形成されている。第一ダブ31は、可動部20の左右方向における中央部の後端に位置し、可動部20に固定されている。第一ダブ31は、可動部20が本体部10の摺動穴13に収納された際に、本体部10の上面から上方に突出するように形成されている。第一ダブ31の下端部の左右方向における中央には、下方に突出する凸部が形成されている。第一ダブ31の凸部は、本体部10における摺動穴13を成す内面に前後方向に形成された溝部の形状に沿って形成されているため、可動部20が摺動穴13を摺動する際に、前記溝部上を摺動することとなる。
第二タブ32は、第一ダブ31と略同様の板状に形成されており、凸部を有しない点で、第一ダブ31と異なる。第二タブ32の上下寸法は、第一ダブ31の凸部を含めた上下寸法と同一に設定されている。第二タブ32は、第一タブ31と対向するように配置される。第二タブ32の下端部の左右方向における両端部には、ボルト50・50を挿通するための貫通孔が形成されている。
第二タブ32は、可動部20が摺動穴13に収納された状態で、ボルト50・50を第二タブ32の貫通孔、および第一ダブ31における凸部の左右両側の空隙を通して、本体部10に形成されたボルト穴に螺嵌することで、本体部10と一体的に固定されることとなる。
この時、第二タブ32と第一ダブ31との間には、両者を互いに離間するように付勢する付勢手段としての圧縮バネ40が設けられる。そのため、可動部20は、常に本体部10に近接する方向(後方向)に付勢された状態となる。
作業者は、固定治具1を前側エンドプレート120に取り付ける際、第一ダブ31が第二タブ32に近接するように、それらを指でつまみ、可動部20を本体部10から離間させることによって、可動部20の爪部21・21と、本体部10の規制部12・12との間隔が広げる。
この時、作業者は、可動部20の爪部21・21と、本体部10の規制部12・12との間隔が、上側拘束ロッド140・140の頭部143・143の前面から前側エンドプレート120の上側支持部121・121の後面までの距離よりも大きくなるように、操作部30をつまむ。
そして、図6(a)および図6(b)に示すように、作業者は、可動部20の爪部21・21が上側拘束ロッド140・140の頭部143・143よりも前方に位置し、かつ、本体部10の規制部12・12が前側エンドプレート120の上側支持部121・121よりも後方に位置するように、本体部10の取付部11・11の表面を前側エンドプレート120の上側支持部121・121の上面に接触させ、操作部30から指を離す。
こうして、図7に示すように、圧縮バネ40の付勢力により可動部20が本体部10に近接し、本体部10の規制部12・12および可動部20の爪部21・21によって、前側エンドプレート120の上側支持部121・121および上側拘束ロッド140・140の頭部143・143が挟持される。
この時、上側拘束ロッド140・140の頭部143・143は、可動部20の爪部21・21によって後方に押圧された状態となっている。
これにより、上側拘束ロッド140が前方に移動して、角柱部142が上側支持部121の貫通孔121aから脱離することを防止できる。
続いて、図8に示すように、作業者は、前側エンドプレート120が作業者とは反対側(図8における上側)に位置するように、第一作業部210上の部材を回転させた後、当該部材を、前側エンドプレート120が拘束装置230の固定部231に接触するように、第二作業部220に設けられた拘束装置230に移動させる。
この時、前側エンドプレート120には、固定治具1が取り付けられているため、移動の際に生じる振動によって上側拘束ロッド140・140の位置がずれることはない。
そして、作業者は、後側エンドプレート130を、後端に位置する電池モジュール110の後面に後側エンドプレート130の前面が接触するように設置した後、拘束装置230の押圧部232を固定部231に向けて移動させて、後側エンドプレート130を前側エンドプレート120に向けて押圧する。
こうして、拘束装置230により、前側エンドプレート120および後側エンドプレート130を介して、複数の電池モジュール110・110・・・が積層方向に沿って押圧される。つまり、複数の電池モジュール110・110・・・、ならびに前側エンドプレート120および後側エンドプレート130が一体的に拘束されることとなる。
この時、固定治具1により、上側拘束ロッド140の角柱部142が前側エンドプレート120の上側支持部121の貫通孔121aから脱離することはないため、拘束装置230による上側拘束ロッド140および前側エンドプレート120の破損が防止される。
最後に、作業者は、複数の電池モジュール110・110・・・、ならびに前側エンドプレート120および後側エンドプレート130を拘束装置230によって拘束した状態で、四つのボルト160・160・160・160を、上側拘束ロッド140・140の後端部のボルト穴、および下側拘束ロッド150・150の後端部のボルト穴に螺嵌する。
こうして、前側エンドプレート120および後側エンドプレート130に、上側拘束ロッド140・140および下側拘束ロッド150・150が固定され、それらの部材によって複数の電池モジュール110・110・・・が拘束されることとなり、組電池100の組み立てが完了する。
その後は、前側エンドプレート120から固定治具1が取り外されると共に、拘束装置230の拘束が解除され、組電池100の外観検査が行われることとなる。
なお、本実施形態においては、円柱部、角柱部、および頭部を有するロッドを具備する組電池100の組立工程において、固定治具1を用いたが、少なくとも頭部を有するロッドを具備する組電池の組立工程において、本発明に係る固定治具を用いることが可能である。
1 固定治具
10 本体部
11 取付部
12 規制部
13 摺動穴
20 可動部
21 爪部
30 操作部
31 第一タブ
32 第二タブ
40 圧縮バネ(付勢手段)
100 組電池
110 電池モジュール
120 前側エンドプレート(エンドプレート)
121 上側支持部
122 下側支持部
130 後側エンドプレート(エンドプレート)
131 上側支持部
132 下側支持部
140 上側拘束ロッド(ロッド)
141 円柱部
142 角柱部
143 頭部
150 下側拘束ロッド(ロッド)
200 作業台
230 拘束装置

Claims (2)

  1. 積層された複数の電池モジュールと、当該電池モジュールを積層方向に沿って挟むように設けられる一対のエンドプレートと、一方のエンドプレートに形成された複数の貫通孔に挿通されて、前記複数の電池モジュールを拘束するように前記一対のエンドプレートに固定される複数のロッドと、を具備し、各ロッドは、前記一方のエンドプレートの表面における貫通孔の周囲に当接することにより、当該ロッドの挿通方向への移動を規制する頭部を有する、組電池を組み立てる際に用いられる固定治具であって、
    前記一方のエンドプレートに取り付けられる本体部と、
    前記本体部に対して近接および離間するように、前記挿通方向に沿って移動可能に構成され、付勢手段によって前記本体部に近接するように付勢される可動部と、
    前記本体部から前記可動部を離間させるための操作部と、を具備し、
    前記本体部は、当該本体部の前記挿通方向の反対方向への移動を規制する規制部を有し、
    前記可動部は、前記ロッドの頭部に、前記挿通方向へ当接する爪部を有する、
    ことを特徴とする固定治具。
  2. 請求項1に記載の固定治具を用いて前記組電池を組み立てる、組電池の組立方法であって、
    前記一方のエンドプレートの表面における貫通孔の周囲に前記頭部が当接するように、当該貫通孔に前記ロッドを挿通する工程と、
    前記規制部によって前記本体部の前記挿通方向の反対方向への移動が規制されるように、前記本体部を前記一方のエンドプレートに取り付ける工程と、
    前記操作部を操作して、前記一方のエンドプレートの貫通孔に挿通された前記ロッドの頭部に、前記爪部を前記挿通方向へ当接させる工程と、を含む、
    ことを特徴とする組電池の組立方法。
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