JP5962380B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式が採用される画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置として、装置本体と、現像剤を収容し、装置本体に着脱可能なカートリッジとを備えるプリンタが知られている。
このようなプリンタを出荷するときには、梱包サイズの小型化を図るために、カートリッジを装置本体内に収容した状態で、装置本体とカートリッジとを同一の箱に梱包する方法が検討される場合がある。
例えば、感光ドラムを有するプロセスカートリッジと、感光ドラムに対向される静電搬送ベルトと、静電搬送ベルトの内側において感光ドラムに対向配置される転写ローラとを有し、プロセスカートリッジを装置本体に装着した状態で発送可能なカラー画像形成装置が提案されている(たとえば、下記特許文献1参照。)。
このカラー画像形成装置は、転写ローラを感光ドラムに対して接触または離間させる状態変更部材を備えている。そして、このカラー画像形成装置では、カラー画像形成装置の最初の電源投入までは、状態変更部材により、転写ローラを感光ドラムから離間させ、カラー画像形成装置の最初の電源投入時に、状態変更部材による転写ローラの感光ドラムからの離間を解除している。
特開2006−267606号公報
しかるに、上記した特許文献1に記載のカラー画像形成装置では、状態変更部材は、最初の電源投入時にのみ作用し、それ以降は作用しない。
つまり、カラー画像形成装置は、通常の画像形成動作において不必要な状態変更部材を装置本体内に備えており、装置本体の構成が複雑化している。
そこで、本発明の目的は、簡易な構成で、カートリッジを装置本体内に固定して搬送することができる画像形成装置を提供することにある。
(1)上記した目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、装置本体と、静電潜像が形成されるように構成される感光体を有し、装置本体に対して着脱可能なカートリッジと、感光体に対向されるように構成される転写部材とを備える画像形成装置である。
また、本発明の画像形成装置は、感光体と転写部材とを離間する離間部材を含む。
カートリッジは、装置本体の第1の位置に装着されたときに、感光体が転写部材に対して画像形成可能に接触されるように配置され、装置本体の第2の位置に装着されたときに、第1の位置に配置されているときよりも感光体が転写部材から離れるように配置される。
装置本体は、固定部を有する。
離間部材は、装置本体の固定部に固定される被固定部を備え、カートリッジが第2の位置に装着されたときに、被固定部によって装置本体内に固定され、カートリッジが第1の位置に装着されたときに、装置本体内から取り外されている。
このような構成によれば、離間部材により、カートリッジを、感光体が転写部材から離れるように、装置本体内の第2の位置に固定することができる。
また、カートリッジは、離間部材が装置本体内から取り外された状態で、感光体が転写部材に対して画像形成可能に接触されるように、装置本体内の第1の位置に装着される。
そのため、離間部材によりカートリッジを装置本体内の第2の位置に固定した状態で、画像形成装置を搬送し、離間部材を取り外してカートリッジを装置本体内の第1の位置に装着することにより、画像形成装置を画像形成可能とすることができる。
その結果、カートリッジを第2の位置に装着するための部材を、別途、装置本体に設けることなく、簡易な構成で、カートリッジを装置本体内の第2の位置に固定して搬送することができる。
(2)また、装置本体は、カートリッジを第1の位置に位置決めする位置決め部を備えてもよい。また、カートリッジは、第1の位置に装着されたときに位置決め部に係合されるように構成される被位置決め部を備えてもよい。
この場合、離間部材は、カートリッジが第2の位置に装着されたときに位置決め部と被位置決め部との間に配置されるスペーサ部を備えてもよい。
このような構成によれば、カートリッジを第2の位置に装着したときに、スペーサ部の分、感光体を転写部材から確実に離間させることができる。
(3)また、装置本体は、カートリッジに対して、感光体の長手方向における外側から対向されるフレームを備えてもよい。この場合、固定部は、フレームに設けられていてもよい。
このような構成によれば、感光体の長手方向において、カートリッジの端部を装置本体に固定することができる。
そのため、簡易な構成で、カートリッジを、装置本体の第2の位置に固定することができる。
(4)また、フレームは、カートリッジを挟むように長手方向において互いに間隔を隔てて1対設けられていてもよい。この場合、固定部は、1対のフレームのそれぞれに設けられていてもよい。
このような構成によれば、感光体の長手方向において、カートリッジの両端を装置本体に固定することができる。
そのため、カートリッジを装置本体の第2の位置に固定したときに、長手方向すべてにわたって、感光体を転写部材から離間させることができる。
(5)また、被固定部は、固定部に対して固定される固定位置と、固定部に対する固定が解除される固定解除位置とに、感光体の長手方向に沿って移動可能であってもよい。
この場合、固定部は、固定位置における被固定部を、長手方向と直交する方向における移動を規制するように固定してもよい。
このような構成によれば、離間部材の被固定部を長手方向に移動させるという簡易な構成で、カートリッジを装置本体に確実に固定することができる。
(6)また、カートリッジは、装置本体に対して、感光体の長手方向と直交する方向に着脱可能であってもよい。
このような構成によれば、簡易な構成で、カートリッジを、その着脱方向と直交する方向、すなわち、感光体の長手方向において容易に規制することができる。
(7)また、カートリッジと離間部材とは、一体に組み合わされた状態で、装置本体に対して着脱可能であってもよい。
このような構成によれば、カートリッジを装置本体に対して着脱させる動作において、離間部材も確実に装置本体に対して着脱させることができる。
(8)また、離間部材は、感光体の長手方向におけるカートリッジの外側両端部にそれぞれ組み付けられる1対の第1部分と、1対の第1部分を互いに連結する第2部分とを一体的に備えてもよい。
このような構成によれば、カートリッジの長手方向両端部に、離間部材の第1部分のそれぞれを確実に組み付けることができながら、両第1部材を一体的にカートリッジに対して着脱させることができる。
そのため、離間部材全体を、確実に、カートリッジから取り外すことができる。
(9)また、第2部分は、第1部分との連結部分において、折り曲げ可能な折り曲げ部を備えてもよい。
このような構成によれば、離間部材を略平板形状に成型し、カートリッジに装着するときに、折り曲げ部において折り曲げて、カートリッジの長手方向両端部に第1部分のそれぞれを組み付けることができる。
そのため、離間部材の簡略化を図りながら、効率よく離間部材を生産することができる。
(10)また、被固定部は、第2部分に設けられていてもよい。
このような構成によれば、第2部分を利用して、効率よく被固定部を設けることができる。
そのため、より離間部材の簡略化を図ることができる。
(11)また、カートリッジは、現像剤を担持するように構成される現像剤担持体を備えてもよい。また、現像剤担持体は、感光体に対して接触または離間されるように構成されてもよい。
この場合、離間部材は、現像剤担持体を感光体から離間させるように構成される現像剤担持体離間部を備えてもよい。
このような構成によれば、現像剤担持体離間部により、現像剤担持体を感光体から離間させることができる。
そのため、カートリッジが第2の位置に固定されている状態において、感光体と現像剤担持体とが同じ姿勢で圧接され続けることを、防止することができる。
その結果、感光体との同じ姿勢での長期間の圧接により、現像剤担持体が変形することを防止することができる。
(12)また、カートリッジは、感光体を備える感光体ユニットと、現像剤を収容する現像ユニットとを備えてもよい。
この場合、離間部材は、感光体の長手方向と直交する方向における感光体ユニットと現像ユニットとの相対移動を規制する第1規制部を備えてもよい。
このような構成によれば、画像形成装置の輸送時の外乱などにより、感光体ユニットと現像ユニットとが感光体の長手方向と直交する方向にずれることを防止することができる。
そのため、感光体ユニットと現像ユニットとを備えるカートリッジを、第2の位置に、より安定に固定することができる。
(13)また、離間部材は、感光体の長手方向における感光体ユニットと現像ユニットとの相対移動を規制する第2規制部を備えてもよい。
このような構成によれば、画像形成装置の輸送時の外乱などにより、感光体ユニットと現像ユニットとが感光体の長手方向にずれることを防止することができる。
そのため、感光体ユニットと現像ユニットとを備えるカートリッジを、第2の位置に、より安定に固定することができる。
(14)また、装置本体は、カートリッジに電力を供給するように構成される本体側電極を備えてもよい。また、カートリッジは、本体側電極に電気的に接続されるように構成されるカートリッジ側電極を備えてもよい。
この場合、離間部材は、本体側電極とカートリッジ側電極との電気的な接続を絶縁するように構成される絶縁部を備えてもよい。
このような構成によれば、離間部材を装置本体内から取り外さないで装置本体の電源を投入した場合に、カートリッジに電極が供給されることを防止することができる。
そのため、第2の位置に固定されているカートリッジが誤って作動することを、防止することができる。
(15)また、装置本体は、本体側電極とカートリッジ側電極と導通を検知する導通検知部と、カートリッジの装置本体に対する装着状態を報知する報知部とを備えてもよい。
この場合、報知部は、導通検知部における検知を利用して、カートリッジの装置本体に対する装着状態を報知してもよい。
このような構成によれば、離間部材を装置本体内から取り外さないで装置本体の電源を投入した場合に、カートリッジの装置本体に対する装着が完了していないことを検知し、報知することができる。
そのため、報知部による報知に基づいて、離間部材を確実に装置本体内から取り外すことができる。
その結果、カートリッジを確実に第1の位置に装着することができる。
(16)また、装置本体は、カートリッジに駆動力を入力するように構成される駆動入力部材を備えてもよい。カートリッジは、駆動入力部材に対して駆動伝達可能に係合され、駆動入力部材から入力される駆動力を受けて駆動する受動部材を備えてもよい。
この場合、離間部材は、駆動入力部材と受動部材との間に配置されてそれらの係合を遮ることにより係合を規制する係合規制部を備えてもよい。
このような構成によれば、離間部材を装置本体内から取り外さないで装置本体の電源を投入した場合に、カートリッジに駆動が入力されることを防止することができる。
そのため、第2の位置に配置されているカートリッジが誤って駆動することを、防止することができる。
(17)また、カートリッジは、複数の色のそれぞれに対応するように、複数、設けられてもよい。この場合、転写部材は、すべてのカートリッジの感光体に接触されるように構成されるベルトを備えてもよい。
このような構成によれば、複数のカートリッジを装置本体内に梱包することができ、梱包サイズの小型化を、より図ることができる。
また、複数の感光体と接触されるように構成されるベルトを、すべての感光体から離間させることができ、ベルトを確実に保護することができる。
本発明によれば、カートリッジを第2の位置に装着するための部材を、別途、装置本体に設けることなく、簡易な構成で、カートリッジを装置本体内の第2の位置に固定して搬送することができる。
図1は、本発明の画像形成装置の一実施形態としてのプリンタの中央断面図である。 図2は、図1に示すプロセスカートリッジの右後側から見た斜視図である。 図3は、図2に示すプロセスカートリッジを示し、(a)は、右側面図であり、(b)は、左側面図である。 図4は、図1に示す本体ケーシングの右壁を説明するための説明図である。 図5は、図1に示す本体ケーシングの左壁を説明するための説明図である。 図6は、図2に示すプロセスカートリッジに装着される梱包部材の右後側から見た斜視図である。 図7は、図6に示す梱包部材の左前側から見た斜視図である。 図8は、図6に示す梱包部材の右後側から見た斜視図であって、梱包部材を折り曲げた状態を示す。 図9は、図2に示すプロセスカートリッジに梱包部材を装着した状態を示す右後側から見た斜視図である。 図10は、図9に示すプロセスカートリッジを示し、(a)は、右側面図であり、(b)は、左側面図である。 図11は、図10のA−A断面図である。 図12は、本体ケーシング内へのプロセスカートッジの梱包を説明する説明図であって、プロセスカートリッジの右端部を本体ケーシングの右壁に固定する様子を示す。 図13は、本体ケーシング内へのプロセスカートッジの梱包を説明する説明図であって、プロセスカートリッジの左端部を本体ケーシングの左壁に固定する様子を示す。 図14は、左側から見たプリンタの中央断面図であって、プロセスカートリッジが本体ケーシング内に梱包された状態を示す。 図15は、右側から見たプリンタの中央断面図であって、プロセスカートリッジが本体ケーシング内に梱包された状態を示す 図16は、図14のB−B断面図を示す。 図17は、図15のC−C断面図を示す。
1.プリンタの全体構成
図1に示すように、画像形成装置の一例としてのプリンタ1は、用紙Pに直接、複数色のトナー像を形成する電子写真方式のカラープリンタである。
なお、以下の説明において、プリンタ1の方向に言及するときには、プリンタ1を水平に載置した状態を上下の基準とする。すなわち、図1の紙面上側が上側であり、紙面下側が下側である。また、図1の紙面左側が前側であり、図1の紙面右側が後側である。また、プリンタ1を前側から見たときを左右の基準とする。すなわち、図1の紙面手前側が右側であり、紙面奥側が左側である。
プリンタ1は、略ボックス形状の装置本体の一例としての本体ケーシング2を備えている。本体ケーシング2の上端部には、本体開口部3を開閉するトップカバー4が、その後端部を支点として揺動可能に設けられている。プリンタ1は、複数のカートリッジの一例としての4つのプロセスカートリッジ5を備えている。
すべてのプロセスカートリッジ5は、本体ケーシング2内に着脱可能に設けられ、互いに間隔を隔てて並列配置されている。また、複数のプロセスカートリッジ5は、それぞれ、複数の色、すなわち、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアンのうちの1つに対応している。
プロセスカートリッジ5は、感光体ユニットの一例としてのドラムカートリッジ6と、ドラムカートリッジ6に着脱可能に装着される現像ユニットの一例としての現像カートリッジ7とを備えている。
ドラムカートリッジ6は、感光体の一例としての感光ドラム8と、スコロトロン型帯電器9と、ドラムクリーニングローラ14とを備えている。
感光ドラム8は、ドラムカートリッジ6の後端部に回転可能に支持されている。感光ドラム8は、左右方向に長手の略円筒形状に形成されている。
スコロトロン型帯電器9は、感光ドラム8の後上側に間隔を隔てて対向配置されている。スコロトロン型帯電器9は、グリッド24と、ワイヤ25とを備えている。
グリッド24は、金属から、左右方向に延び、後上側端部が開放された略角筒形状に形成されている。なお、グリッド24の断面形状を、図14および図15に示す。グリッド24には、左右方向に延びる複数のスリットが形成されている。
ワイヤ25は、金属から略線形状に形成されており、グリッド24内において、左右方向に沿って張架されている。
ドラムクリーニングローラ14は、感光ドラム8に対して後側から接触されるように、ドラムカートリッジ6の後端部に回転可能に支持されている。ドラムクリーニングローラ14は、左右方向に延びる略円柱形状に形成されている。
現像カートリッジ7は、現像剤担持体の一例としての現像ローラ11と、現像ローラ11にトナーを供給する供給ローラ12とを備えている。
現像ローラ11は、感光ドラム8に対して前上側から接触されるように、現像カートリッジ7の後端部において後側から露出されるように設けられている。現像ローラ11は、左右方向に延びる略円柱形状に形成されている。
供給ローラ12は、現像ローラ11に接触するように、現像ローラ11の前上側に設けられている。供給ローラ12は、左右方向に延びる略円柱形状に形成されている。
また、現像カートリッジ7は、現像ローラ11に供給されたトナーの厚みを規制する層厚規制ブレード13を備えている。また、現像カートリッジ7には、現像ローラ11および供給ローラ12の上側において、現像剤の一例としてのトナーが収容されている。
そして、現像カートリッジ7内のトナーは、供給ローラ12と現像ローラ11との間で正極性に摩擦帯電され、層厚規制ブレード13により、一定厚さの薄層として現像ローラ11の表面に担持される。
一方、感光ドラム8の表面は、スコロトロン型帯電器9によって一様に帯電された後、感光ドラム8の上側に対向配置されるLEDユニット10によって所定の画像データに基づいて露光される。これにより、感光ドラム8の表面には、画像データに基づく静電潜像が形成される。そして、現像ローラ11に担持されるトナーが感光ドラム8の表面上の静電潜像に供給されることにより、感光ドラム8の表面上に、トナー像、すなわち現像剤像が担持される。
用紙Pは、本体ケーシング2の底部に設けられる給紙トレイ18内に収容されており、各種ローラによって、後上側へUターンするように搬送されて、所定のタイミングで1枚ずつ、感光ドラム8と、感光ドラム8の下側に対向配置される転写部材の一例としての、無端状のベルト19および転写ローラ20を有する転写ユニット30との間に給紙される。そして、ベルト19によって、すべての感光ドラム8とすべての転写ローラ20との間を前側から後側に向かって搬送される。このとき、用紙Pにトナー像が転写される。
そして、用紙Pは、加熱ローラ21と加圧ローラ22との間を通過するときに加熱および加圧される。このとき、用紙Pには、トナー像が熱定着される。
その後、用紙Pは、前上側へUターンするように搬送されて、トップカバー4に設けられる排紙トレイ23に排紙される。
2.プロセスカートリッジ
以下、プロセスカートリッジ5の説明において、方向について言及するときには、感光ドラム8が配置されている側をプロセスカートリッジ5の後側とし、スコロトロン型帯電器9が配置されている側を上側とする。すなわち、プロセスカートリッジ5に関する上下前後方向は、プリンタ1に関する上下前後方向と異なり、プロセスカートリッジ5は、その前側がプリンタ1の前上側、その後側がプリンタ1の後下側、その上側がプリンタ1の後上側、その下側がプリンタ1の前下側となるように、プリンタ1に装着されている。
(1)ドラムカートリッジ
ドラムカートリッジ6は、図2および図3に示すように、ドラムフレーム31と、感光ドラム8と、被位置決め部の一例としての軸受部材32と、接離部材33と、押圧部材34とを備えている。
(1−1)ドラムフレーム
ドラムフレーム31は、平面視略矩形の有底枠形状に形成されている。詳しくは、ドラムフレーム31は、左右1対の側壁35、前壁36、下壁37、および、上壁38を備えている。
1対の側壁35は、互いに左右方向に間隔を隔てて対向配置されている。側壁35は、前後上下に延びる側面視略矩形状に形成されている。また、側壁35には、嵌合穴39と、露出溝40と、離間部材支持ボス41とが形成されている。
嵌合穴39は、側壁35の後端部において、側壁35を左右方向に貫通するように、側面視略円形状に形成されている。嵌合穴39の内径は、軸受部材32の後述する軸受部46の外径とほぼ同径に形成されている。
露出溝40は、側壁35の前後方向略中央において、上端縁から下方に向かって切り欠かれるように、上側が開放される側面視略V字形状に形成されている。
離間部材支持ボス41は、嵌合穴39の後側、かつ、露出溝40の前側に配置されている。離間部材支持ボス41は、側壁35の左右方向外面から左右方向外側へ延びる略円柱形状に形成されている。
また、右側の側壁35には、グリッド電極43と、カートリッジ側電極の一例としてのワイヤ電極44と、クリーナ電極45とが支持されている。
グリッド電極43は、右側の側壁35の後端部において、嵌合穴39の後上側に間隔を隔てて配置されている。グリッド電極43は、上下方向に延びる略直線形状に形成されている。グリッド電極43は、グリッド24に電気的に接続されている。
ワイヤ電極44は、嵌合穴39の上側において、グリッド電極43の後側に間隔を隔てて配置されている。ワイヤ電極44は、上下方向に延びる略直線形状に形成されている。ワイヤ電極44は、ワイヤ25に電気的に接続されている。
クリーナ電極45は、嵌合穴39の後側において、グリッド電極43の下側に間隔を隔てて配置されている。クリーナ電極45は、導電性の樹脂材料などから、側面視略矩形状に形成されている。
前壁36は、1対の側壁35の前端部間に架設されている。前壁36は、上下左右に延びる略平板形状に形成されている。
下壁37は、1対の側壁35の下端部間に架設されている。下壁37は、前後左右に延びる略平板形状に形成され、その前端部において前壁36の下端部に連続されている。
上壁38は、1対の側壁35の後端部の上端部間に架設されている。上壁38は、前後左右に延びる略平板形状に形成され、感光ドラム8を上側から被覆するように設けられている。また、上壁38には、スコロトロン型帯電器12が支持されている。
(1−2)感光ドラム
感光ドラム8は、図11および図14に示すように、ドラムフレーム31の後端部内に配置されている。感光ドラム8は、ドラム本体26と、左右1対のフランジ部材27とを備えている。
ドラム本体26は、金属からなり、左右方向に延びる略円筒形状に形成されている。ドラム本体26の外周面は、樹脂製の感光層によって被覆されている。
左側のフランジ部材27は、ドラム本体26の左端部に相対回転不能に嵌合されている。左側のフランジ部材27は、左右方向に延びる略円柱形状に形成されている。また、左側のフランジ部材27の左面には、複数のカップリング嵌合部28が形成されている。
複数のカップリング嵌合部28は、左側のフランジ部材27の左面の径方向外側端部において、周方向に互いに90°の間隔を隔てて4つ並列配置されている。カップリング嵌合部28は、左側のフランジ部材27の左面から右側へ凹む側面視略矩形状の凹部として形成されている。カップリング嵌合部28には、プロセスカートリッジ5が本体ケーシング2内に装着された状態で、本体ケーシング2内に備えられる駆動入力部材の一例としての本体側ドラムカップリング150の先端が相対回転不能に挿入され、本体側ドラムカップリング150を介して、本体ケーシング2から回転駆動力が入力される。すなわち、左側のフランジ部材27は、受動部材として機能する。
右側のフランジ部材27は、ドラム本体26の右端部に相対回転不能に嵌合されている。右側のフランジ部材27は、左右方向に延びる略円柱形状に形成されている。また、右側のフランジ部材27には、シャフト29が支持されている。
シャフト29は、右側のフランジ部材27の径方向中央を左右方向に貫通するように、左右方向に延びる略円柱形状に形成されている。シャフト29の右端部は、右側のフランジ部材27の右面から右側へ突出されている。
(1−3)軸受部材
軸受部材32は、図2および図3に示すように、1対の側壁35のそれぞれの後端部に、1つずつ支持されている。軸受部材32は、左右方向に延びる略円筒形状に形成されている。軸受部材32は、軸受部46と、支持ボス係合部47とを一体的に備えている。
軸受部46は、左右方向に延びる略円筒形状に形成されている。軸受部46の内径は、感光ドラム8の左右方向端部の外径とほぼ同径に形成されている。
支持ボス係合部47は、軸受部46の前端部から前側へ突出し、左右方向に厚みを有する略平板形状に形成されている。支持ボス係合部47には、支持ボス嵌合穴48が形成されている。
支持ボス嵌合穴48は、支持ボス係合部47の前後方向中央において、前後方向に長手の側面視略長穴形状に貫通形成されている。支持ボス嵌合穴48の上下方向長さは、離間部材支持ボス41の外径とほぼ同径に形成されている。
そして、軸受部材32は、その軸受部46において、感光ドラム8のフランジ部材27に対して相対回転可能に外嵌、すなわち、径方向外側から嵌合されるとともに、ドラムフレーム31の嵌合穴39内に相対回転可能に嵌合されている。
また、軸受部材32の支持ボス嵌合穴48内には、離間部材支持ボス41の左右方向外側端部が嵌合されている。
(1−4)離間部材
接離部材33は、嵌合穴39の後側、かつ、露出溝40の前側において、側壁35の左右方向外側に1つずつ設けられている。接離部材33は、上下方向に延び、前側へ向かって開放される側面視略V字形の平板形状に形成されている。なお、接離部材33には、上下方向略中央において、図示しない貫通穴が形成されている。
接離部材33は、その図示しない貫通穴内に離間部材支持ボス41が挿通されることにより、離間部材支持ボス41に回動可能に支持されている。
(1−5)押圧部材
押圧部材34は、ドラムフレーム31の前壁36の左右方向両端部に、前後方向にスライド可能に支持されている。押圧部材34は、前後方向に延びる略角筒形状に形成され、その後端部において、現像カートリッジ7の後述するカートリッジフレーム51に前側から当接されている。
また、押圧部材34内には、押圧部材34のスライド方向に沿って圧縮可能な図示しない圧縮コイルばねが嵌合されている。これにより、押圧部材34は、常には、後側へ向かって付勢され、現像カートリッジ7を感光ドラム8へ向かって後側へ押圧している。
(2)現像カートリッジ
現像カートリッジ7は、カートリッジフレーム51と、駆動ユニット52と、給電ユニット53とを備えている。
カートリッジフレーム51は、左右方向に延びる略ボックス形状に形成されている。カートリッジフレーム51は、上記したように、現像ローラ11、供給ローラ12、層厚規制ブレード13を支持するとともに、その内部においてトナーを収容している。
駆動ユニット52は、カートリッジフレーム51の左側に配置されている。駆動ユニット52は、現像カップリング54および駆動側カバー55を備えている。
現像カップリング54は、左右方向に延びる略円柱形状に形成され、駆動側カバー55内に回転可能に収容されている。現像カップリング54の左面には、結合凹部56が形成されている。
結合凹部56は、現像カップリング54の左面から右側へ凹むように、現像カップリング54の径方向に延び、その径方向中央が幅狭な側面視略長穴形状に形成されている。結合凹部56には、現像カートリッジ7が本体ケーシング2内に装着された状態で、本体ケーシング2内に備えられる本体側現像カップリング151の先端が相対回転不能に挿入され、本体側現像カップリング151を介して、本体ケーシング2から回転駆動力が入力される。なお、本体側現像カップリング151を図5中に示す。現像カップリング54に入力された回転駆動力は、図示しないギヤ列を介して、現像ローラ11および供給ローラ12に伝達される。
駆動側カバー55は、左右方向に延び、左端部が閉鎖された略角筒形状に形成されている。
駆動側カバー55は、カップリングカラー57と、離間係合部58とを備えている。
カップリングカラー57は、駆動側カバー55の前後方向略中央の左壁から左側へ突出する略円筒形状に形成されている。なお、カップリングカラー57の右端部は、駆動側カバー55内に連通されている。
離間係合部58は、カップリングカラー57の後端部から後側へ向かって突出し、左右方向に延びる突条として形成されている。
そして、駆動側カバー55は、カップリングカラー57内に現像カップリング54の左端部が嵌合されるように、カートリッジフレーム51の左壁にねじ止めされている。なお、結合凹部56は、カップリングカラー57の左端部から露出されている。
給電ユニット53は、カートリッジフレーム51の右側に配置されている。給電ユニット53は、電極部材61と、給電側カバー62を備えている。
電極部材61は、例えば、導電性ポリアセタール樹脂などの導電性の樹脂材料からなり、給電側カバー62内において、カートリッジフレーム51の右壁に支持されている。電極部材61は、受電部63を備えている。
受電部63は、左右方向に延びる略円筒形状に形成されている。
また、電極部材61は、受電部63の後側において、現像ローラ11の金属製の回転軸60を回転可能に支持する現像ローラ軸支持部70を備えるとともに、受電部63の後下側において、供給ローラ12の金属製の回転軸を回転可能に支持する図示しない供給ローラ軸支持部を備えている。なお、現像ローラ11の回転軸60、および、現像ローラ軸支持部70を、図16中に示す。
給電側カバー62は、左右方向に延び、右端部が閉鎖された略筒形状に形成されている。給電側カバー62は、受電部露出開口64と、受電部保護部65と、離間係合部66とを有している。
受電部露出開口64は、給電側カバー62の前後方向略中央の右壁において、受電部63の右端部を露出させるように、側面視略円形状に貫通形成されている。
受電部保護部65は、前側保護部67と、後側保護部68と、右側保護部69とを一体的に備えている。
前側保護部67は、受電部露出開口64の前側周端縁から右側へ突出する略角柱形状に形成されている。
後側保護部68は、受電部露出開口64の後側周端縁から右側へ突出する略角柱形状に形成されている。
右側保護部69は、前側保護部67の右端部と、後側保護部68の右端部との間に架設されるように、前後方向に延びる略平板形状に形成されている。右側保護部69は、受電部63の右端部に対して右側から対向される。
離間係合部66は、給電側カバー62の後端部から後側へ向かって突出し、左右方向に延びる突条として形成されている。
そして、給電側カバー62は、受電部露出開口64を介して、前側保護部67と、後側保護部68との間から受電部63の右端部を露出させるように、右側の側壁35にねじ止めされている。
3.本体ケーシング
本体ケーシング2は、図12および図13に示すように、左右1対のフレームの一例としての本体側壁71を備えている。
1対の本体側壁71は、本体ケーシング2内において、プロセスカートリッジ5に対して左右方向外側から対向されるように、プロセスカートリッジ5を挟んで互いに左右方向に間隔を隔てて対向配置されている。本体側壁71は、前後上下に延びる略平板形状に形成されている。なお、以下の説明において、本体側壁71の左右に言及する場合には、右側の本体側壁71を本体右壁71Rとし、左側の本体側壁71を本体左壁71Lとする。
本体側壁71には、図4および図5に示すように、カートリッジガイド溝72が形成されている。
カートリッジガイド溝72は、本体側壁71の左右方向内面において、複数のプロセスカートリッジ5のそれぞれに対応するように、複数、具体的には、4つ前後方向に互いに間隔を隔てて並列配置されている。カートリッジガイド溝72は、前上側と後下側とを結ぶ方向に延び、その前上側端部が上側へ向かって開放される側面視略U字形状の凹溝として形成されている。カートリッジガイド溝72の溝幅、すなわち、前下側と後上側とを結ぶ方向における長さは、プロセスカートリッジ5の軸受部46の外径よりも幅広である。また、カートリッジガイド溝72の下端部は、側面視において、ベルト19の上面とほぼ同じ位置に配置されている。カートリッジガイド溝72内には、プロセスカートリッジ5を画像形成位置に位置決めする位置決め部の一例としての1対の位置決め凸部73が突出されている。
1対の位置決め凸部73は、カートリッジガイド溝72の下端部内において、前後方向に互いに間隔を隔てて対向配置されている。前側の位置決め凸部73は、カートリッジガイド溝72の前下側の内面から後上側へ向かってわずかに突出するように、側面視略矩形状に形成されている。後側の位置決め凸部73は、カートリッジガイド溝72の後下側の内面から前上側へ向かってわずかに突出するように、側面視略矩形状に形成されている。
また、図4および図12に示すように、本体右壁71Rには、シャフト嵌合溝74と、固定部の一例としての梱包部材係止溝82とが形成されている。また、本体右壁71Rは、本体側電極の一例としての本体側グリッド電極77と、本体側ワイヤ電極78と、本体側クリーナ電極79とが支持されている。
シャフト嵌合溝74は、カートリッジガイド溝72の幅方向における中央に配置されている。シャフト嵌合溝74は、カートリッジガイド溝72の右壁を貫通するように、前上側と後下側とを結ぶ方向に延び、その前上側端部が上側へ向かって開放される側面視略U字形状に形成されている。シャフト嵌合溝74の溝幅、すなわち、前下側と後上側とを結ぶ方向における長さは、プロセスカートリッジ5のシャフト29の外径よりも幅広である。また、シャフト嵌合溝74の下端部は、前側の位置決め凸部73の後上側、かつ、後側の位置決め凸部73の前上側に配置されている。シャフト嵌合溝74の下端部は、前側の位置決め凸部73、および、後側の位置決め凸部73のそれぞれに対して、ほぼ等しい間隔を隔てて配置されている。
梱包部材係止溝82は、カートリッジガイド溝72の上端部の後側に配置されている。梱包部材係止溝82は、前後方向に延び、その後端部が上側へ屈曲されるように、側面視略鉤形状に形成されている。梱包部材係止溝82の前端部は、カートリッジガイド溝72に連続されている。
本体側グリッド電極77は、カートリッジガイド溝72の下端部の後側に配置されている。本体側グリッド電極77は、略円環形状に形成され、その径方向端部が本体右壁71Rの左面から左側へ突出するように、本体右壁71Rに支持されている。本体側グリッド電極77は、本体ケーシング2内の図示しない電源基板に電気的に接続されている。
本体側ワイヤ電極78は、カートリッジガイド溝72の上下方向略中央の後側に配置されている。本体側ワイヤ電極78は、左右方向に延びる略円柱形状に形成され、その左端部が本体右壁71Rの左面から左側へ突出するように、本体右壁71Rに支持されている。本体側ワイヤ電極78は、本体ケーシング2内の図示しない電源基板に電気的に接続されている。
本体側クリーナ電極79は、カートリッジガイド溝72の下端部の後側において、本体側グリッド電極77の前下側に配置されている。本体側クリーナ電極79は、略円環形状に形成され、その径方向端部が本体右壁71Rの左面から左側へ突出するように、本体右壁71Rに支持されている。本体側クリーナ電極79は、本体ケーシング2内の図示しない電源基板に電気的に接続されている。
また、図5および図13に示すように、本体左壁71Lには、ドラムカップリング露出穴75と、本体側現像カップリング露出穴76と、固定部の一例としての梱包部材係止リブ80とが形成されている。
ドラムカップリング露出穴75は、カートリッジガイド溝72の下端部に配置されている。ドラムカップリング露出穴75は、カートリッジガイド溝72の左壁を貫通するように、側面視略円形状に形成されている。ドラムカップリング露出穴75の直径は、感光ドラム8の左側のフランジ部材27の左端部の外径よりも大径である。
本体側現像カップリング露出穴76は、ドラムカップリング露出穴75の前上側に間隔を隔てて配置されている。本体側現像カップリング露出穴76は、カートリッジガイド溝72の左壁を貫通するように、側面視略長穴形状に形成されている。なお、本体側現像カップリング露出穴76内には、本体側現像カップリング151が配置されている。
梱包部材係止リブ80は、カートリッジガイド溝72の上端部の後壁を構成するように、カートリッジガイド溝72の上端部の後側に配置されている。梱包部材係止リブ80は、上下方向に延びる突条として形成されている。梱包部材係止リブ80には、嵌合溝81が形成されている。
嵌合溝81は、梱包部材係止リブ80の上下方向略中央に配置されている。嵌合溝81は、梱包部材係止リブ80を前後方向に貫通するように、梱包部材係止リブ80の右端部から左側へ凹む凹溝として形成されている。
また、本体ケーシング2は、図4に示すように、導通検知部142と、CPU143と、報知部の一例としての操作パネル144とを備えている。
導通検知部142は、本体側グリッド電極77、本体側ワイヤ電極78、本体側クリーナ電極79およびCPU143に電気的に接続されている。導通検知部142は、本体側ワイヤ電極78とワイヤ電極44との導通、本体側グリッド電極77とグリッド電極43との導通、および、本体側クリーナ電極79とクリーナ電極45との導通を検知する。導通検知部142は、後で詳述するが、各電極間の導通検知に基づいて、CPU143に検知信号を送信する。
CPU143は、所定のプログラムに応じてプリンタ1の動作を制御する。CPU143は、操作パネル144に電気的に接続されている。
操作パネル144は、本体ケーシング2の前端部において、前側へ露出されるように設けられている。操作パネル144を図1に示す。操作パネル144は、CPU143によって制御されて、メッセージを表示する。
4.本体ケーシング内へのプロセスカートリッジの梱包
本実施形態では、図12および図13に示すように、プリンタ1を出荷するときに、離間部材の一例としての梱包部材91を用いて、すべてのプロセスカートリッジ5を本体ケーシング2内に梱包する。以下、プロセスカートリッジ5を本体ケーシング2内への梱包について説明する。
(1)梱包部材
梱包部材91は、絶縁性の樹脂材料から形成され、図6および図7に示すように、梱包部材本体92と、被固定部の一例としての固定部材93とを備えている。なお、以下の説明において、梱包部材91の方向に言及する場合には、上記したプロセスカートリッジ5と同じ方向矢印を基準とする。
梱包部材本体92は、左右方向に延び、その左右両端部において後側へ屈曲される略平帯形状に形成されている。詳しくは、梱包部材本体92は、左右1対の第1部分の一例としての被覆部94と、第2部分の一例としての連結部95とを一体的に備えている。なお、以下の説明において、被覆部94の左右に言及する場合には、右側の被覆部94を右側被覆部94Rとし、左側の被覆部94を左側被覆部94Lとする。
(1−1)梱包部材本体
(1−1−1)右側被覆部
右側被覆部94Rは、梱包部材本体92の右端部に配置されている。右側被覆部94Rは、後側へ向かうに従って左側へ傾斜するように延びる平面視略矩形の平板形状に形成されている。右側被覆部94Rは、軸受部材嵌合部96と、給電ユニット嵌合部97と、絶縁部の一例としてのワイヤ電極被覆部98と、現像剤担持体離間部の一例としての離間部99とを備えている。
軸受部材嵌合部96は、右側被覆部94Rの後端部に配置されている。軸受部材嵌合部96は、上下方向に延び、その上端部が閉鎖された略円筒形状に形成されている。軸受部材嵌合部96には、シャフト露出開口100と、係合部受入溝101とが形成されている。また、軸受部材嵌合部96は、スペーサ部の一例としての凸部102を備えている。
シャフト露出開口100は、軸受部材嵌合部96の径方向中央において、平面視略円形状に形成されている。
係合部受入溝101は、軸受部材嵌合部96の右前側の周壁を上下方向すべてにわたって切り欠く凹溝として、形成されている。
凸部102は、軸受部材嵌合部96の左後側の周壁から左後側へ膨出するように、平面視略矩形状に形成されている。
給電ユニット嵌合部97は、軸受部材嵌合部96の上壁の右前側端部から連続して右前側へ延びる平面視略矩形の平板形状に形成されている。給電ユニット嵌合部97には、給電ユニット嵌合穴103が形成されている。また、給電ユニット嵌合部97は、補強リブ104を備えている。
給電ユニット嵌合穴103は、右前側と左後側とに延びる略矩形状に形成されている。給電ユニット嵌合穴103は、右前側と左後側とを結ぶ方向において、現像カートリッジ7の受電部保護部65の前後方向長さよりも長く形成されている。また、給電ユニット嵌合穴103は、左前側と右後側とを結ぶ方向において、現像カートリッジ7の受電部保護部65の上下方向長さよりも長く形成されている。
補強リブ104は、給電ユニット嵌合部97の上面から上側へ向かって延び、給電ユニット嵌合穴103の周縁部に沿って延びる突条として形成されている。
ワイヤ電極被覆部98は、軸受部材嵌合部96の上壁の左前側端部から連続して左前側へ延びる平面視略矩形の平板形状に形成されている。ワイヤ電極被覆部98は、補強壁105を備えている。
補強壁105は、ワイヤ電極被覆部98の下面から下側へ向かって突出し、ワイヤ電極被覆部98の左前側端縁と右前側端縁とにわたって底面視略L字形状に延びる突条として形成されている。
離間部99は、給電ユニット嵌合穴103の左後側に配置されている。離間部99は、右側被覆部94Rの上面から上側へ向かって突出し、右前側と左後側とに延びる略角柱形状に形成されている。離間部99の前端部は、給電ユニット嵌合穴103の左後側周縁部に配置されている。離間部99の後端部は、平面視において、シャフト露出開口100内に突出され、シャフト露出開口100の中央に重なるように配置されている。離間部99の前面106は、左前側と右後側とに延びる平面として形成されている。離間部99の後面107は、左前側と右後側とに延び、その中央が右前側へ凹むように略円弧形状に湾曲される湾曲面として形成されている。
(1−1−2)左側被覆部
左側被覆部94Lは、梱包部材本体92の左端部に配置されている。左側被覆部94Lは、後側へ向かうに従って右側へ傾斜するように延びる平面視略矩形の平板形状に形成されている。左側被覆部94Lは、係合規制部の一例としての軸受部材嵌合部111と、駆動ユニット被覆部112とを備えている。
軸受部材嵌合部111は、左側被覆部94Lの後端部に配置されている。軸受部材嵌合部111は、上下方向に延び、その上端部が閉鎖された略円筒形状に形成されている。軸受部材嵌合部111には、係合部受入溝113が形成されている。また、軸受部材嵌合部111は、スペーサ部の一例としての凸部114を備えている。
係合部受入溝113は、軸受部材嵌合部111の左前側の周壁を上下方向すべてにわたって切り欠く凹溝として、形成されている。
凸部114は、軸受部材嵌合部111の右後側の周壁から右後側へ膨出するように、平面視略矩形状に形成されている。
駆動ユニット被覆部112は、軸受部材嵌合部111の上壁の左前側端部から連続して左前側へ延びる平面視略矩形の平板形状に形成されている。駆動ユニット被覆部112は、現像剤担持体離間部の一例としての離間リブ115を備えている。
離間リブ115は、軸受部材嵌合部111の後側に配置されている。離間リブ115は、駆動ユニット被覆部112の下面から下側へ突出し、係合部受入溝113の右側周縁部から連続して左前側へ延びる突条として形成されている。離間リブ115は、当接部116を備えている。
当接部116は、離間リブ115の前端部に配置されている。当接部116は、底面視略矩形状に形成され、その前面117は、右前側と左後側とに延びる平面として形成されている。
(1−1−3)連結部
連結部95は、左右の被覆部94の間に配置されている。連結部95は、左右方向に延びる略平板形状に形成され、その右端部において、右側被覆部94Rの前端部に連続されるとともに、その左端部において、左側被覆部94Lの前端部に連続されている。連結部95は、連結部本体121と、左右1対の連結部分の一例としての固定部材支持部122とを一体的に備えている。
連結部本体121は、連結部95の左右方向中央における大部分を構成し、左右方向に延びる略平板形状に形成されている。連結部本体121は、複数の第1規制部の一例としての現像カートリッジ係合部123と、表示部の一例としての突出部127とを備えている。
複数の現像カートリッジ係合部123は、連結部本体121の左右方向略中央の前端部において、左右方向に互いに間隔を隔てて、具体的には2つ、並列配置されている。現像カートリッジ係合部123は、連結部本体121の前端縁から前側へ延び、その前端部において下側へ屈曲されるように、平面視略矩形の平板形状に形成されている。
突出部127は、連結部本体121の左端部に配置されている。突出部127は、連結部本体121の前端縁から前側へ延び、その前端部において下側へ屈曲されるように、平面視略矩形の平板形状に形成されている。また、突出部127は、左右方向に広幅に形成されている。突出部127には、例えば、梱包部材91を取り外すことをユーザに指示する表示が記載される。
1対の固定部材支持部122のそれぞれは、連結部95の左右方向両端部のそれぞれに1つずつ設けられている。右側の固定部材支持部122は、連結部本体121の右端部から連続して右側へ延びる略平板形状に形成されており、その右端部において右側被覆部94Rの前端部に連続されている。左側の固定部材支持部122は、連結部本体121の左端部から連続して左側へ延びる略平板形状に形成されており、その左端部において左側被覆部94Lの前端部に連続されている。
また、固定部材支持部122には、折り曲げ部124と、案内溝125とが形成されている。
折り曲げ部124は、固定部材支持部122の左右方向外側端部において、固定部材支持部122の前後方向すべてにわたって、前後方向に沿って延びている。折り曲げ部124は、固定部材支持部122の上面から下面へ凹むノッチが形成されることにより、その厚み、すなわち、上下方向長さが薄くなるように形成されている。
案内溝125は、折り曲げ部124よりも左右方向内側において、固定部材支持部122の左右方向略中央に配置されている。案内溝125は、左右方向に延びる略長穴形状に形成されている。案内溝125の前後方向長さは、固定部材93の後述する係合ボス134の外径とほぼ同じである。また、案内溝125は、絞り部126を有している。
絞り部126は、案内溝125の左右方向両端部に1つずつ設けられている、絞り部126は、その前後方向長さがわずかに短くなるようにくびれている。
(1−2)固定部材
1対の固定部材93のそれぞれは、連結部95の1対の固定部材支持部122のそれぞれに1つずつ支持されている。固定部材93は、前後方向に延びる略角柱形状に形成されている。固定部材93は、操作部131と、係合アーム132とを一体的に備えている。
操作部131は、固定部材93の前端部に配置されている。操作部131は、上下方向に延びる略平板形状に形成されている。操作部131は、クリップ部133を備えている。
クリップ部133は、操作部131の下端部の後側に設けられている。クリップ部133は、上下1対の突条136を備えている。
1対の突条136は、上下方向に互いに間隔を隔てて対向配置されている。詳しくは、上側の突条136は、操作部131の上下方向略中央の後面から後側へ突出し、左右方向に延びる平面視略矩形の平板形状に形成されている。また、下側の突条136は、操作部131の下端部の後面から後側へ突出し、左右方向に延びる平面視略矩形の平板形状に形成されている。1対の突条136の上下方向間隔は、連結部95の固定部材支持部122の厚みとほぼ同じ長さに形成されている。
係合アーム132は、操作部131の上端部の左右方向外側に配置されている。係合アーム132は、操作部131の後面から後側へ向かって延びる略角柱形状に形成されている。係合アーム132の前後方向長さは、連結部95の固定部材支持部122の前後方向長さよりも長い。また、係合アーム132は、係合ボス134と、嵌合突起135とを備えている。
係合ボス134は、係合アーム132の前後方向略中央部の下面から下側へ向かって突出する略円柱形状に形成されている。
嵌合突起135は、係合アーム132の前後方向略中央部の上面から上側へ向かって突出し、その上端部が前側へ屈曲される略鉤形状に形成されている。
そして、固定部材93は、1対の突条136間に固定部材支持部122の前端部が挟持されるとともに、係合ボス134が案内溝125内に嵌合されるように、固定部材支持部122に支持されている。
これにより、固定部材93は、係合ボス134が案内溝125の左右方向内側端部内に配置される固定解除位置と、係合ボス134が案内溝125の左右方向外側端部内に配置される固定位置とに、左右方向に沿ってスライド可能である。なお、固定解除位置は、図6における固定部材93の位置である。また、固定位置は、図8における固定部材93の位置である。
(2)プロセスカートリッジに対する梱包部材の装着
プロセスカートリッジ5を本体ケーシング2内に梱包するには、まず、プロセスカートリッジ5に梱包部材91を組み付ける。
プロセスカートリッジ5に梱包部材91を組み付けるには、まず、図8に示すように、梱包部材91を、被覆部94の下面が左右方向内側へ向かうように、折り曲げ部124において折り曲げる。
次いで、図9に示すように、梱包部材91の連結部95を、現像カートリッジ係合部123の上端部が現像カートリッジ7の上端部59に係合されるように、現像カートリッジ7の上側に対向させる。これにより、現像カートリッジ係合部123は、現像カートリッジ7の上側への移動を規制する。
また、このとき、梱包部材91の突出部127も、現像カートリッジ7の左側上端部に係合させる。これにより、プロセスカートリッジ5の上端部に、梱包部材91を取り外すことをユーザに指示する表示を付すことができる。そのため、プロセスカートリッジ5を使用状態とするときに、突出部127の表示に基づいて、確実に梱包部材91を取り外すことができる。
その後、梱包部材91の左右の被覆部94を、それぞれ、プロセスカートリッジ5の左右方向両端部のそれぞれに組み付ける。
図10(a)に示すように、右側被覆部94Rをプロセスカートリッジ5の右端部に組み付けるには、まず、右側被覆部94Rの給電ユニット嵌合穴103内に、給電側カバー62の受電部保護部65および離間係合部66を嵌合させる。これにより、離間係合部66は、右側被覆部94Rの離間部99の前面106に前側から当接される。
次いで、給電側カバー62を前側へ引っ張りながら、離間部99の後面107がシャフト29に前側から係合するように、軸受部材嵌合部96を右側の軸受部材32の軸受部46に外嵌させる。このとき、シャフト29は、シャフト露出開口100を介して、右側被覆部94Rの右面よりも右側に突出される。なお、右側の軸受部材32の支持ボス係合部47は、右側被覆部94Rの係合部受入溝101内に受け入れられる。
また、ワイヤ電極被覆部98を、ドラムフレーム31のワイヤ電極44を右側から被覆するように、ドラムフレーム31の右端部の後上側端部に組み付ける。
これにより、プロセスカートリッジ5に対する右側被覆部94Rの組み付けが完了する。
また、図10(b)に示すように、左側被覆部94Lをプロセスカートリッジ5の左端部に組み付けるには、まず、離間係合部58に、左側被覆部94Lの離間リブ115の前面117に後側から当接させる。
次いで、駆動側カバー55を前側へ引っ張りながら、離間リブ115が左側の軸受部材32の前上側端縁に前側から対向するように、軸受部材嵌合部111を左側の軸受部材32の軸受部46に外嵌させる。なお、左側の軸受部材32の支持ボス係合部47は、左側被覆部94Lの係合部受入溝113内に受け入れられる。また、ドラムカートリッジ6の左側のフランジ部材27は、軸受部材嵌合部111により被覆される。また、現像カートリッジ7の現像カップリング54は、駆動ユニット被覆部112により被覆される。
これにより、プロセスカートリッジ5に対する左側被覆部94Lの組み付けが完了し、プロセスカートリッジ5に対する梱包部材91の組み付けが完了する。
これにより、図11に示すように、現像カートリッジ7は、現像ローラ11が感光ドラム8から前側へ離間された状態で、ドラムカートリッジ6に保持される。
(3)本体ケーシングに対するプロセスカートリッジの固定
次いで、プロセスカートリッジ5を本体ケーシング2内に梱包するには、図12および図13に示すように、プロセスカートリッジ5に梱包部材91が組み付けられた梱包プロセスカートリッジ5Aを、本体ケーシング2内に装着し、固定する。すなわち、プロセスカートリッジ5と梱包部材91とは、一体に組み合わされた状態で、本体ケーシング2に対して着脱される。
梱包プロセスカートリッジ5Aを本体ケーシング2内に装着するには、トップカバー4を開放し、梱包プロセスカートリッジ5Aを、その後端部を後下側へ向けて、その左右方向両端部のそれぞれが対応するカートリッジガイド溝72内に嵌合されるように、上側から本体ケーシング2内に挿入する。
すると、右側被覆部94Rが右側のカートリッジガイド溝72内に嵌合されるとともに、左側被覆部94Lが左側のカートリッジガイド溝72内に嵌合される。また、シャフト29がシャフト嵌合溝74内に嵌合される。
なお、このとき、固定部材93は、固定解除位置に配置されている。
そして、梱包プロセスカートリッジ5Aを本体ケーシング2内へ向かって下側へ押し込む。
すると、右側のカートリッジガイド溝72内において、前側の位置決め凸部73に、右側被覆部94Rの凸部102が前上側から当接される。
また、左側のカートリッジガイド溝72内において、前側の位置決め凸部73に、左側被覆部94Lの凸部114が前上側から当接される。
これにより、本体ケーシング2内への梱包プロセスカートリッジ5Aのそれ以上の挿入が規制され、本体ケーシング2に対する梱包プロセスカートリッジ5Aの装着が完了する。
このとき、図14および図15に示すように、プロセスカートリッジ5は、右側被覆部94Rの凸部102、および、左側被覆部94Lの凸部114の分、感光ドラム8がベルト19から上側へ離間された梱包位置、すなわち、第2の位置に配置される。
なお、感光ドラム8は、本体ケーシング2内において、ベルト19の上に敷かれた保護シート141に対向されている。保護シート141は、例えば、発泡体などの弾性材料からなる緩衝部材であって、上下方向に厚みを有する略平板形状に形成されている。
また、このとき、図16および図17に示すように、右側被覆部94Rは、右側のカートリッジガイド溝72の内面に、内側から対向されている。また、左側被覆部94Lは、左側のカートリッジガイド溝72の内面に、内側から対向されている。これにより、右側被覆部94Rは、プロセスカートリッジ5の右側への移動を規制する。また、左側被覆部94Lは、プロセスカートリッジ5の左側への移動を規制する。すなわち、右側被覆部94Rおよび左側被覆部94Lは、第2規制部として機能する。
次いで、梱包プロセスカートリッジ5Aを本体ケーシング2内に固定するには、右側の固定部材93を、固定解除位置から右側へ向かって移動させて、その嵌合突起135を、本体右壁71Rの梱包部材係止溝82内に嵌合させる。これにより、右側の固定部材93は、固定位置に配置される。
また、左側の固定部材93を、固定解除位置から左側へ移動させて、その嵌合突起135を、本体左壁71Lの嵌合溝81内に嵌合させる。これにより、左側の固定部材93は、固定位置に配置される。
これにより、梱包プロセスカートリッジ5Aの上下方向への移動が規制され、本体ケーシング2に対する梱包プロセスカートリッジ5Aの固定が完了する。
このようにして、すべてのプロセスカートリッジ5を本体ケーシング2内に固定した後、トップカバー4を閉鎖することにより、本体ケーシング2内へのすべてのプロセスカートリッジ5の梱包が完了する。
5.プリンタの設置作業
プリンタ1の梱包を解いて、プリンタ1を画像形成可能に設置するには、まず、プリンタ1を水平面に載置し、トップカバー4を開けて、すべての梱包プロセスカートリッジ5Aを本体ケーシング2内から取り出す。
梱包プロセスカートリッジ5Aを本体ケーシング2内から取り出すには、図12および図13に示すように、左右の固定部材93を固定位置から固定解除位置へ移動させて、梱包プロセスカートリッジ5Aを本体ケーシング2内から上側へ向かって引き出す。
なお、すべての梱包プロセスカートリッジ5Aを本体ケーシング2内から取り出した後、本体開口部3を介して、保護シート141を本体ケーシング2内から取り出す。
次いで、図10に示すように、プリンタ1を画像形成可能に設置するには、すべての梱包プロセスカートリッジ5Aから梱包部材91を取り外す。
梱包プロセスカートリッジ5Aから梱包部材91を取り外すには、梱包部材91の左右の被覆部94を、それぞれ、プロセスカートリッジ5の左右方向両端部のそれぞれから取り外す。
右側被覆部94Rをプロセスカートリッジ5の右端部から取り外すには、給電側カバー62を前側へ引っ張りながら、右側被覆部94Rを右側へ引っ張る。
すると、給電側カバー62の受電部保護部65および離間係合部66が、右側被覆部94Rの給電ユニット嵌合穴103から外れるとともに、軸受部材嵌合部96が、右側の軸受部材32の軸受部46から外れる。
これにより、プロセスカートリッジ5の右端部からの右側被覆部94Rの取り外しが完了する。
また、左側被覆部94Lをプロセスカートリッジ5の左端部から取り外すには、駆動側カバー55を前側へ引っ張りながら、左側被覆部94Lを左側へ引っ張る。
すると、離間係合部58が、左側被覆部94Lの離間リブ115から外れるとともに、軸受部材嵌合部111が、左側の軸受部材32の軸受部46から外れる。
これにより、プロセスカートリッジ5の左端部からの左側被覆部94Lの取り外しが完了する。
そして、梱包部材91の連結部95を現像カートリッジ7から上側へ取り外すことにより、プロセスカートリッジ5からの梱包部材91の取り外しが完了する。
なお、プロセスカートリッジ5からの梱包部材91の取り外しが完了すると、押圧部材34により現像カートリッジ7が前側へ付勢され、現像ローラ11が感光ドラム8に前側から当接される。
次いで、プリンタ1を画像形成可能に設置するには、図1に示すように、梱包部材91が取り外されたすべてのプロセスカートリッジ5を、本体ケーシング2内に装着する。
プロセスカートリッジ5を本体ケーシング2内に装着するには、プロセスカートリッジ5を、その後端部を後下側へ向けて、右側の軸受部材32が右側のカートリッジガイド溝72内に嵌合されるとともに、左側の軸受部材32が左側のカートリッジガイド溝72内に嵌合されるように、上側から本体ケーシング2内に挿入する。
そして、プロセスカートリッジ5を本体ケーシング2内へ向かって下側へ押し込む。
すると、右側のカートリッジガイド溝72内において、軸受部材32が、その前下側端部において、前側の位置決め凸部73に当接されるとともに、その後下側端部において、後側の位置決め凸部73に当接される。
これにより、本体ケーシング2内へのプロセスカートリッジ5のそれ以上の挿入が規制され、本体ケーシング2に対するプロセスカートリッジ5の装着が完了する。
このとき、図1に示すように、プロセスカートリッジ5は、感光ドラム8がベルト19に対して上側から接触された画像形成位置、すなわち、第1の位置に配置される。また、プロセスカートリッジ5のワイヤ電極44が本体ケーシング2の本体側ワイヤ電極78に接触される。また、プロセスカートリッジ5のグリッド電極43が本体ケーシング2の本体側グリッド電極77に接触される。また、プロセスカートリッジ5のクリーナ電極45が本体ケーシング2の本体側クリーナ電極79に接触される。
その後、トップカバー4を閉鎖すると、本体ケーシング2の本体側現像カップリング151が現像カップリング54に嵌合されるとともに、本体ケーシング2の本体側ドラムカップリング150が感光ドラム8のカップリング嵌合部28に嵌合される。
これにより、プリンタ1が画像形成可能に設置される。
なお、梱包プロセスカートリッジ5Aが本体ケーシング2内に装着された状態では、左側被覆部94Lにより、現像カップリング54と、左側のフランジ部材27とが被覆されている。
そのため、この場合には、トップカバー4を閉鎖しても、左側被覆部94Lにより、本体側現像カップリング151の現像カップリング54に対する嵌合、および、本体側ドラムカップリング150のカップリング嵌合部28への嵌合が遮られて、規制される。
そして、プリンタ1に電源を入れると、本体ケーシング2の本体側ワイヤ電極78を介して、プロセスカートリッジ5のワイヤ電極44に電力が供給される。また、本体ケーシング2の本体側グリッド電極77を介して、プロセスカートリッジ5のグリッド電極43に電力が供給される。また、本体ケーシング2の本体側クリーナ電極79を介して、プロセスカートリッジ5のクリーナ電極45に電力が供給される。
すると、導通検知部142は、ワイヤ電極44、グリッド電極43およびクリーナ電極45に対する導通を検知し、CPU143に第1の検知信号を送信する。
すると、CPU143は、ワイヤ電極44、グリッド電極43およびクリーナ電極45に電力が供給されていると判断し、本体ケーシング2に対するプロセスカートリッジ5の装着が完了していると判断する。
その後、プリンタ1は、CPU143の制御により、ウォーミングアップ動作を実施する。
なお、梱包プロセスカートリッジ5Aが本体ケーシング2内に装着された状態では、ワイヤ電極44を被覆するワイヤ電極被覆部98により、ワイヤ電極44と本体側ワイヤ電極78とが絶縁されている。
そのため、プリンタ1に電源を入れると、グリッド電極43およびクリーナ電極45に電力が供給される一方、ワイヤ電極44に電力が供給されない。
すると、導通検知部142は、グリッド電極43およびクリーナ電極45に対する導通を検知し、CPU143に第2の検知信号を送信する。
すると、CPU143は、ワイヤ電極44に電力が供給されていないと判断し、プロセスカートリッジ5に梱包部材91が取り付けられていると判断する。
すると、CPU143は、操作パネル144に、プロセスカートリッジ5に梱包部材91が取り付けられていることを表示する。
また、プロセスカートリッジ5が本体ケーシング2内に装着されていない状態でプリンタ1に電源を入れると、ワイヤ電極44、グリッド電極43およびクリーナ電極45に電力が供給されない。
すると、導通検知部142は、ワイヤ電極44、グリッド電極43およびクリーナ電極45に対する導通を検知せず、CPU143に検知信号を送信しない。
すると、CPU143は、所定の時間が経過した後に、導通検知部142からの検知信号を受信しないことに基づいて、プロセスカートリッジ5が装着されていないと判断する。
すると、CPU143は、操作パネル144に、プロセスカートリッジ5が装着されていないことを表示する。
6.作用効果
(1)このプリンタ1によれば、図14および図15に示すように、本体ケーシング2内において、梱包部材91により、プロセスカートリッジ5を、感光ドラム8がベルト19から離間される梱包位置に固定することができる。
また、プロセスカートリッジ5は、図1に示すように、梱包部材91が取り外された状態で、感光ドラム8がベルト19に対して画像形成可能に接触される画像形成位置に装着される。
そのため、梱包部材91によりプロセスカートリッジ5を梱包位置に固定した状態で、プリンタ1を搬送し、梱包部材91を取り外してプロセスカートリッジ5を画像形成位置に装着することにより、プリンタ1を画像形成可能とすることができる。
その結果、プロセスカートリッジ5を梱包位置に装着するための部材を、別途、本体ケーシング2に設けることなく、簡易な構成で、プロセスカートリッジ5を本体ケーシング2内の梱包位置に固定して搬送することができる。
(2)また、このプリンタ1によれば、図9に示すように、梱包部材91は、プロセスカートリッジ5が梱包位置に装着されたときに、本体ケーシング2の後側の位置決め凸部73と、プロセスカートリッジ5の軸受部材32との間に配置される右側の凸部102、および、左側の凸部114を備えている。
そのため、プロセスカートリッジ5を梱包位置に装着したときに、右側の凸部102、および、左側の凸部114の分、感光ドラム8をベルト19から確実に離間させることができる。
(3)また、このプリンタ1によれば、図12および図13に示すように、プロセスカートリッジ5の左右方向両端部を本体側壁71に固定することができる。
そのため、簡易な構成で、プロセスカートリッジ5を梱包位置に固定することができる。
(4)また、このプリンタ1によれば、図11に示すように、プロセスカートリッジ5を梱包位置に固定したときに、左右方向すべてにわたって、感光ドラム8をベルト19から離間させることができる。
(5)また、このプリンタ1によれば、図12および図13に示すように、梱包部材91の固定部材93を左右方向外側に移動させるという簡易な構成で、プロセスカートリッジ5を本体ケーシング2に確実に固定することができる。
(6)また、このプリンタ1によれば、図12および図13に示すように、プロセスカートリッジ5は、本体ケーシング2に対して、上下方向に着脱可能である。
そのため、本体ケーシング2の左右の本体側壁71を利用して、プロセスカートリッジ5を、左右方向において容易に規制することができる。
(7)また、このプリンタ1によれば、図12および図13に示すように、プロセスカートリッジ5と梱包部材91とは、一体に組み合わされた状態で、装置本体に対して着脱可能であってもよい。
そのため、プロセスカートリッジ5を本体ケーシング2に対して着脱させる動作において、梱包部材91も確実に本体ケーシング2に対して着脱させることができる。
その結果、プロセスカートリッジ5を本体ケーシング2から離脱させたときに、本体ケーシング2内に梱包部材91が残存することを防止することができる。
(8)また、このプリンタ1によれば、図8に示すように、プロセスカートリッジ5の左右方向両端部に、梱包部材91の被覆部94のそれぞれを確実に組み付けることができながら、両被覆部94を一体的にプロセスカートリッジ5に対して着脱させることができる。
そのため、梱包部材91全体を、確実に、プロセスカートリッジ5から取り外すことができる。
(9)また、このプリンタ1によれば、図6および図8に示すように、梱包部材91を略平板形状に成型し、プロセスカートリッジ5に装着するときに、折り曲げ部124において折り曲げて、プロセスカートリッジ5の左右方向両端部に被覆部94のそれぞれを組み付けることができる。
そのため、梱包部材91の簡略化を図りながら、梱包部材91を効率よく生産することができる。
(10)また、このプリンタ1によれば、図8に示すように、固定部材93は、連結部95の固定部材支持部122に設けられている。
そのため、連結部95を利用して、効率よく固定部材93を設けることができ、より梱包部材91の簡略化を図ることができる。
(11)また、このプリンタ1によれば、図11に示すように、梱包部材91の離間部99および離間リブ115により、現像ローラ11を感光ドラム8から離間させることができる。
そのため、プロセスカートリッジ5が梱包位置に固定されている状態において、感光ドラム8と現像ローラ11とが同じ姿勢で圧接され続けることを、防止することができる。
その結果、感光ドラム8との同じ姿勢での長期間の圧接により、現像ローラ11が変形することを防止することができる。
(12)また、このプリンタ1によれば、図9に示すように、梱包部材91は、現像カートリッジ7のドラムカートリッジ6に対する上側への移動を規制する現像カートリッジ係合部123を備えている。
そのため、プリンタ1の輸送時の外乱などにより、現像カートリッジ7がドラムカートリッジ6に対して上側へずれることを防止することができる。
その結果、プロセスカートリッジ5を、梱包位置において、より安定に固定することができる。
(13)また、このプリンタ1によれば、図16および図17に示すように、梱包部材91は、本体ケーシング2の左右のカートリッジガイド溝72内に嵌合される左右の被覆部94により、左右方向における現像カートリッジ7とドラムカートリッジ6との相対移動を規制する。
そのため、プリンタ1の輸送時の外乱などにより、現像カートリッジ7とドラムカートリッジ6とが左右方向にずれることを防止することができる。
その結果、プロセスカートリッジ5を、梱包位置において、より安定に固定することができる。
(14)また、このプリンタ1によれば、図9に示すように、梱包部材91のワイヤ電極被覆部98により、ワイヤ電極44を被覆し、本体側ワイヤ電極78とワイヤ電極44との電気的な接続を絶縁している。
そのため、梱包部材91を本体ケーシング2内から取り外さないで本体ケーシング2の電源を投入した場合に、プロセスカートリッジ5のワイヤ電極44に電力が供給されることを防止することができる。
そのため、梱包位置に固定されているプロセスカートリッジ5が誤って作動することを、防止することができる。
(15)また、このプリンタ1によれば、図4に示すように、導通検知部142における検知を利用して、プロセスカートリッジ5の本体ケーシング2に対する装着状態を、操作パネル144に表示する。
具体的には、梱包部材91を取り外さないで、プロセスカートリッジ5を本体ケーシング2に装着し、本体ケーシング2の電源を投入した場合に、梱包部材91を取り外されていないことを検知し、操作パネル144に表示することができる。
そのため、操作パネル144の表示に基づいて、梱包部材91を確実に取り外すことができる。
その結果、プロセスカートリッジ5を確実に画像形成位置に装着することができる。
(16)また、このプリンタ1によれば、図11に示すように、梱包部材91の左側被覆部94Lの軸受部材嵌合部111は、本体側ドラムカップリング150とカップリング嵌合部128との間に配置されてそれらの係合を遮ることにより係合を規制する。
そのため、梱包部材91を本体ケーシング2内から取り外さないで、本体ケーシング2の電源を投入した場合に、プロセスカートリッジ5に駆動が入力されることを防止することができる。
その結果、梱包位置に配置されているプロセスカートリッジ5が誤って駆動することを、防止することができる。
(17)また、このプリンタ1によれば、図12および図13に示すように、各色に対応する複数のプロセスカートリッジ5を本体ケーシング2内に梱包することができ、梱包サイズの小型化を、より図ることができる。
また、図14および図15に示すように、複数の感光ドラム8と接触されるように構成されるベルト19を、すべての感光ドラム8から離間させることができ、ベルト19を確実に保護することができる。
1 プリンタ
2 本体ケーシング
5 プロセスカートリッジ
6 ドラムカートリッジ
7 現像カートリッジ
8 感光ドラム
11 現像ローラ
19 ベルト
27 フランジ部材
32 軸受部材
44 ワイヤ電極
71 本体側壁
73 位置決め凸部
78 本体側ワイヤ電極
80 梱包部材係止リブ
82 梱包部材係止溝
91 梱包部材
93 固定部材
94 被覆部
95 連結部
98 ワイヤ電極被覆部
99 離間部
102 凸部
111 軸受部材嵌合部
114 凸部
115 離間リブ
124 折り曲げ部
142 導通検知部
144 操作部
150 本体側ドラムカップリング

Claims (16)

  1. 装置本体と、静電潜像が形成されるように構成される感光体を有し、前記装置本体に対して着脱可能なカートリッジと、前記感光体に対向されるように構成される転写部材とを備える画像形成装置であって、
    前記感光体と前記転写部材とを離間する離間部材を含み、
    前記カートリッジは、
    前記装置本体の第1の位置に装着されたときに、前記感光体が前記転写部材に対して画像形成可能に接触されるように配置され、
    前記装置本体の第2の位置に装着されたときに、前記第1の位置に配置されているときよりも前記感光体が前記転写部材から離れるように配置され、
    前記装置本体は、固定部と、前記カートリッジを前記第1の位置に位置決めする位置決め部とを備え、
    前記カートリッジは、前記第1の位置に装着されたときに前記位置決め部に係合されるように構成される被位置決め部を備え、
    前記離間部材は、前記装置本体の固定部に固定される被固定部と、前記カートリッジが前記第2の位置に装着されたときに前記位置決め部と前記被位置決め部との間に配置されるスペーサ部とを備え、前記カートリッジが前記第2の位置に装着されたときに、前記被固定部によって前記装置本体内に固定され、前記カートリッジが前記第1の位置に装着されたときに、前記装置本体内から取り外されていることを特徴とする、画像形成装置。
  2. 前記装置本体は、前記カートリッジに対して、前記感光体の長手方向における外側から対向されるフレームを備え、
    前記固定部は、前記フレームに設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記フレームは、前記カートリッジを挟むように前記長手方向において互いに間隔を隔てて1対設けられ、
    前記固定部は、前記1対のフレームのそれぞれに設けられていることを特徴とする、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記被固定部は、前記固定部に対して固定される固定位置と、前記固定部に対する固定が解除される固定解除位置とに、前記感光体の長手方向に沿って移動可能であり
    前記固定部は、前記固定位置における前記被固定部を、前記長手方向と直交する方向における移動を規制するように固定することを特徴とする、請求項1ないし3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記カートリッジは、前記装置本体に対して、前記感光体の長手方向と直交する方向に着脱可能であることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記カートリッジと前記離間部材とは、一体に組み合わされた状態で、前記装置本体に対して着脱可能であることを特徴とする、請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記離間部材は、
    前記感光体の長手方向における前記カートリッジの外側両端部にそれぞれ組み付けられる1対の第1部分と、
    前記1対の第1部分を互いに連結する第2部分と
    を一体的に備えることを特徴とする、請求項1ないし6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. 前記第2部分は、前記第1部分との連結部分において、折り曲げ可能な折り曲げ部を備
    えることを特徴とする、請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記被固定部は、前記第2部分に設けられていることを特徴とする、請求項7まは8に記載の画像形成装置。
  10. 前記カートリッジは、現像剤を担持するように構成される現像剤担持体を備え、
    前記現像剤担持体は、前記感光体に対して接触または離間されるように構成され、
    前記離間部材は、前記現像剤担持体を前記感光体から離間させるように構成される現像剤担持体離間部を備えることを特徴とする、請求項1ないし9のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  11. 前記カートリッジは、前記感光体を備える感光体ユニットと、現像剤を収容する現像ユニットとを備え、
    前記離間部材は、前記感光体の長手方向と直交する方向における前記感光体ユニットと前記現像ユニットとの相対移動を規制する第1規制部を備えることを特徴とする、請求項1ないし10のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  12. 前記カートリッジは、前記感光体を備える感光体ユニットと、現像剤を収容する現像ユニットとを備え、
    前記離間部材は、前記感光体の長手方向における前記感光体ユニットと前記現像ユニットとの相対移動を規制する第2規制部を備えることを特徴とする、請求項1ないし11のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  13. 前記装置本体は、前記カートリッジに電力を供給するように構成される本体側電極を備え、
    前記カートリッジは、前記本体側電極に電気的に接続されるように構成されるカートリッジ側電極を備え、
    前記離間部材は、前記本体側電極と前記カートリッジ側電極との電気的な接続を絶縁するように構成される絶縁部を備えることを特徴とする、請求項1ないし12のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  14. 前記装置本体は、
    前記本体側電極と前記カートリッジ側電極と導通を検知する導通検知部と、
    前記カートリッジの前記装置本体に対する装着状態を報知する報知部と
    を備え、
    前記報知部は、前記導通検知部における検知を利用して、前記カートリッジの前記装置本体に対する装着状態を報知することを特徴とする、請求項13に記載の画像形成装置。
  15. 前記装置本体は、前記カートリッジに駆動力を入力するように構成される駆動入力部材を備え、
    前記カートリッジは、前記駆動入力部材に対して駆動伝達可能に係合され、前記駆動入力部材から入力される駆動力を受けて駆動する受動部材を備え、
    前記離間部材は、前記駆動入力部材と前記受動部材との間に配置されてそれらの係合を遮ることにより係合を規制する係合規制部を備えることを特徴とする、請求項1ないし14のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  16. 前記カートリッジは、複数の色のそれぞれに対応するように、複数、設けられ、
    前記転写部材は、すべての前記カートリッジの前記感光体に接触されるように構成されるベルトを備えることを特徴とする、請求項1ないし15のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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