JP5961519B2 - 呼制御装置、呼制御方法、呼制御プログラム - Google Patents

呼制御装置、呼制御方法、呼制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は呼制御装置、呼制御方法、呼制御プログラムに関し、特に呼に付与可能な付加サービスを提供するアプリケーションサーバへ、サービスの提供を要求する呼制御装置、呼制御方法、呼制御プログラムに関する。
移動体通信システムの標準化プロジェクトである3GPP(3rd Generation Partnership Project)のマルチメディア通信システムとして、IMS(IP Multimedia Subsystem)ネットワークが知られている。このIMSネットワークでは、呼に対する付加サービスは、アプリケーションサーバ(以下、適宜、ASと呼ぶ)によって提供される。そのため、ユーザに対してサービスを提供するためのSIP(Session Initiation Protocol)サーバであるS−CSCF(Serving Call Session Control Function)は、呼が付加サービスを要求していると認識した場合には、受信した信号をASにルーティングし、ASとのセッションを開始する。この付加サービスの認識には、ユーザプロファイルのIFC(Initial Filter Criteria)が使用される。
S−CSCFは、IFCを、ユーザの認証情報やサービス情報を保持するデータベースであるHSS(Home Subscriber Server)から取得する。なお、S−CSCFがユーザプロファイルのIFCを使用してAS選択制御を実施することについては、標準規格(3GPP TS29.228)に規定されている。
また、特許文献1には、フィルタクライテリア(filter criteria)を用い、S−CSCFが、いずれかのASを利用する必要があるか否かを判定し、ASがQoS制御や鍵生成などの付加的なサービスを行うことが記載されている。
さらに、特許文献2には、ASのサービス処理の起動をS−CSCFが行う点が記載されている。
なお、音声通話についての付加サービスには、例えば、通話録音サービス、通訳電話サービス、がある(例えば、非特許文献1参照)。
特開2009−65576号公報 特開2011−205188号公報
ビスワス シュブラト、外4名、"ネットワーククラウドを構成するサービスイネーブラネットワーク(SEN)基盤の導入"、[online]、平成24年6月28日、NTT DOCOMO テクニカルジャーナル(Vol20 No.2 Jul.2012)、[平成24年10月2日検索]、インターネット<URL:http://www.nttdocomo.co.jp/binary/pdf/corporate/technology/rd/technical_journal/new/vol20_2_006jp.pdf>
ところで、S−CSCFが、受信した信号をASにルーティングしても、ASからエラー応答が返信される場合や所定時間経過してもASから応答が無い(無応答)場合がある。このような場合、上述した標準規格に従うと、呼の確立が中断されてしまう。この場合の動作について、図9および図10を参照して説明する。図9および図10は、いずれも、図示せぬ発信元装置から呼の接続が要求された場合の動作例を示している。ただし、図9は正常動作の場合、図10はASからエラー応答が返信された場合、の動作例を示している。
まず、図9(A)のように、HSS3からS−CSCF10へ、アプリケーションサーバ識別情報100がダウンロードされる(S0)。このアプリケーションサーバ識別情報100は、発信元装置と、その発信元装置によって利用可能でありかつ呼に付与可能な付加サービスを提供するアプリケーションサーバとの対応を示す情報である。本例では、図示せぬ発信元装置についての、アプリケーションサーバ識別情報の内容は、「SetID:01」および「SetID:02」である。本例では、「SetID:01」はAS21を、「SetID:02」はAS22を、それぞれ示している。
次に、図9(B)のように、図示せぬ発信元装置から呼の接続が要求されると、SIP信号のINVITEがS−CSCF10に入力される(S1)。すると、S−CSCF10は、アプリケーションサーバ識別情報100の内容に基づいて、まずAS21へ、SIP信号のINVITEを送信する(S2)。
その後、AS21から、正常応答であるINVITEが返信されると(S3)、S−CSCF10は、図9(C)のように、アプリケーションサーバ識別情報100の内容に基づいて、次にAS22へ、SIP信号のINVITEを送信する(S4)。
その後、AS22から、正常応答であるINVITEが返信されると(S5)、S−CSCF10は、接続先対地50すなわち図示せぬ着信先装置へ、SIP信号のINVITEを送信する(S6)。
以上の処理により、図示せぬ発信元装置は、AS21およびAS22それぞれにより、呼に付与可能な付加サービスの提供を受けることができる。
一方、図10(A)のように、HSS3からS−CSCF10へ、アプリケーションサーバ識別情報100がダウンロードされる(S0)。本例においても、図示せぬ発信元装置についての、アプリケーションサーバ識別情報の内容は、「SetID:01」および「SetID:02」である。本例では、「SetID:01」はAS21を、「SetID:02」はAS22を、それぞれ示している。
次に、図10(B)のように、図示せぬ発信元装置から呼の接続が要求されると、SIP信号のINVITEがS−CSCF10に入力される(S1)。すると、S−CSCF10は、アプリケーションサーバ識別情報100の内容に基づいて、まずAS21へ、SIP信号のINVITEを送信する(S2)。
ここで、AS21においてエラーが発生すると(S2a)、図10(C)のように、AS21から、エラー応答が返信される(S3a)。エラー応答は、例えば、SIP信号の「4××」または「5××」(×は自然数)である。エラー応答を受信すると、S−CSCF10は、呼を確立する処理を継続せず、エラー応答を図示せぬ発信元装置へ返信する(S4a)。なお、上記は、ASからエラー応答が返信される場合について説明したが、所定時間経過してもASから応答が無い(無応答)場合も同様に、S−CSCF10は、呼を確立する処理を継続せず、エラー応答を図示せぬ発信元装置へ返信する。
以上のように、上述した標準規格に従うと、呼の確立が中断されてしまう。ここで、災害発生時の安否確認のための通話や、通話録音サービスや通訳サービスなどの付加サービスの適用が不可の場合でも、とにかく呼の確立を継続して通話を実現したい、というユーザの要望があると考えられる。しかしながら、上述した標準規格に従うと、その要望に応えることができない。また、災害発生時以外において、ユーザによっては、付加サービスの適用が不可であれば、呼を確立したくない、と考えることも予想される。
本発明は上述した従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、その目的はアプリケーションサーバからエラー応答が返信される場合や無応答の場合に、呼の確立を継続するか否かを適切に処理することのできる、呼制御装置、呼制御方法、呼制御プログラムを提供することである。
本発明のある態様による呼制御装置は、発信元装置から、呼を確立するための呼確立要求を受信した場合に、前記呼に付与可能な付加サービスを提供するアプリケーションサーバへ、該アプリケーションサーバが提供するサービスの提供を要求する呼制御装置であって、前記呼確立要求を受信した場合に、前記発信元装置と該発信元装置によって利用可能でありかつ前記呼に付与可能な付加サービスを提供するアプリケーションサーバとの対応を示す情報であるアプリケーションサーバ識別情報を記憶するアプリケーションサーバ識別情報記憶部と、前記呼確立要求を受信した場合に、前記アプリケーションサーバ識別情報記憶部に記憶されているアプリケーションサーバ識別情報を参照し、前記付加サービスを提供可能なアプリケーションサーバを選択するアプリケーションサーバ選択部と、前記アプリケーションサーバ選択部が選択したアプリケーションサーバへ、該アプリケーションサーバが提供するサービスの提供を要求する付加サービス提供要求部と、前記付加サービス提供要求部がサービスの提供を要求したアプリケーションサーバから、前記付加サービスを提供できないことを示すエラー応答を受信した場合または前記アプリケーションサーバから応答が無かった場合、該アプリケーションサーバごとに設定された呼継続情報に基づき、呼を確立するための処理を継続するか否かを判定する呼継続判定部と、前記呼継続判定部が呼を確立するための処理を継続すると判定した場合に、該付加サービスを付与せずに呼を確立するための呼確立要求を着信先装置へ向けて送信する呼確立要求部と、を備えることを特徴とする。この構成によれば、アプリケーションサーバからエラー応答が返信される場合や無応答の場合に、ユーザの意思を考慮しつつ呼の確立を継続するか否かを適切に処理することができる。
ここで、前記アプリケーションサーバが複数である場合において、前記呼継続情報は、前記付加サービスを提供できないことを示すエラー応答を受信した場合または前記アプリケーションサーバから応答が無かった場合に、呼を確立するための処理を継続するか否かを、アプリケーションサーバごとに定めた情報であり、前記呼継続判定部が、前記呼継続情報に基づき、呼を確立するための処理を継続するか否かを判定するようにしてもよい。この呼継続情報に基づいて判定を行うことにより、呼の確立を継続するか否かを適切に処理することができる。
また、前記アプリケーションサーバ選択部が、複数の前記アプリケーションサーバのうちの1つから前記エラー応答を受信した場合または複数の前記アプリケーションサーバのうちの1つから応答が無かった場合に、複数の前記アプリケーションサーバのうちの他のアプリケーションサーバを選択し、前記付加サービス提供要求部が、前記アプリケーションサーバ選択部が選択した、前記他のアプリケーションサーバへ、該アプリケーションサーバが提供するサービスの提供を要求するようにしてもよい。こうすることにより、アプリケーションサーバからエラー応答が返信される場合や無応答の場合に、互いに矛盾する処理を行うことを回避し、呼の確立を継続するか否かを適切に処理することができる。
前記呼継続情報は、複数の前記アプリケーションサーバのうち、あるアプリケーションサーバから応答が無かった場合に呼を確立するための処理を継続すると判定され、かつ、他のアプリケーションサーバから応答が無かった場合に呼を確立するための処理を継続しないと判定された場合に、いずれの判定を優先するかを示す優先情報に基づいて生成されるものであり、前記呼継続判定部が、複数の前記アプリケーションサーバから、前記エラー応答を受信した場合または応答が無かった場合に、前記呼継続情報に基づいて、呼を確立するための処理を継続するか否かを判定し、前記呼確立要求部が、前記呼継続判定部が呼を確立するための処理を継続すると判定した場合には前記呼確立要求を着信先装置へ向けて送信するようにしてもよい。このようにすれば、複数の付加サービスのいずれかを適用できない場合であっても、他の付加サービスを適用した呼を確立することができる。
前記呼継続情報は、前記発信元装置のユーザごとに設定された情報であり、前記呼継続判定部が、呼を確立するための処理を継続するか否かを、前記発信元装置のユーザごとに判定するようにしてもよい。このように構成すれば、呼を確立するための処理を継続するか否かをユーザの意思に従って判定することができる。
前記発信元装置に対応する加入者情報を管理する加入者情報管理装置から、前記呼継続情報を取得する呼継続情報取得部と、前記呼継続情報取得部によって取得された呼継続情報を記憶する呼継続情報記憶部と、をさらに備え、前記呼継続判定部が、前記呼継続情報記憶部に記憶されている呼継続情報に基づき、呼を確立するための処理を継続するか否かを判定することが望ましい。このように構成すれば、加入者情報管理装置において作成した呼継続情報を呼制御装置にダウンロードすることができるので、付加サービスが追加された場合でも呼制御装置ではサービスを意識せずに呼制御を行うことができる。
前記呼継続判定部は、災害が発生したことを示す情報が自装置に入力された場合には、呼を確立するための処理を継続すると判定するようにしてもよい。このようにすれば、災害発生時などにおいて、付加サービスを利用できない場合でも呼を確立することができ、安否確認のための通話を行うことができる。
本発明のある態様による呼制御方法は、発信元装置から、呼を確立するための呼確立要求を受信した場合に、前記呼に付与可能な付加サービスを提供するアプリケーションサーバへ、該アプリケーションサーバが提供するサービスの提供を要求する呼制御方法であって、前記呼確立要求を受信した場合に、前記発信元装置と該発信元装置によって利用可能でありかつ前記呼に付与可能な付加サービスを提供するアプリケーションサーバとの対応を示す情報であるアプリケーションサーバ識別情報を記憶するアプリケーションサーバ識別情報記憶ステップと、前記呼確立要求を受信した場合に、前記アプリケーションサーバ識別情報記憶ステップにおいて記憶されたアプリケーションサーバ識別情報を参照し、前記付加サービスを提供可能なアプリケーションサーバを選択するアプリケーションサーバ選択ステップと、前記アプリケーションサーバ選択ステップにおいて選択されたアプリケーションサーバへ、該アプリケーションサーバが提供するサービスの提供を要求する付加サービス提供要求ステップと、前記付加サービス提供要求ステップにおいてサービスの提供を要求したアプリケーションサーバから、前記付加サービスを提供できないことを示すエラー応答を受信した場合または前記アプリケーションサーバから応答が無かった場合、該アプリケーションサーバごとに設定された呼継続情報に基づき、呼を確立するための処理を継続するか否かを判定する呼継続判定ステップと、前記呼継続判定ステップにおいて呼を確立するための処理を継続すると判定した場合に、該付加サービスを付与せずに呼を確立するための呼確立要求を着信先装置へ向けて送信する呼確立要求ステップと、
を含むことを特徴とする。この方法によれば、アプリケーションサーバからエラー応答が返信される場合や無応答の場合に、ユーザの意思を考慮しつつ呼の確立を継続するか否かを適切に処理することができる。
本発明のある態様による呼制御プログラムは、発信元装置から、呼を確立するための呼確立要求を受信した場合に、前記呼に付与可能な付加サービスを提供するアプリケーションサーバへ、該アプリケーションサーバが提供するサービスの提供を要求するための呼制御プログラムであって、コンピュータに、前記発信元装置から、呼を確立するための呼確立要求を受信した場合に、前記発信元装置と該発信元装置によって利用可能でありかつ前記呼に付与可能な付加サービスを提供するアプリケーションサーバとの対応を示す情報であるアプリケーションサーバ識別情報を記憶するアプリケーションサーバ識別情報記憶ステップと、前記発信元装置から、呼を確立するための呼確立要求を受信した場合に、前記アプリケーションサーバ識別情報記憶ステップにおいて記憶されたアプリケーションサーバ識別情報を参照し、前記付加サービスを提供可能なアプリケーションサーバを選択するアプリケーションサーバ選択ステップと、前記アプリケーションサーバ選択ステップにおいて選択されたアプリケーションサーバへ、該アプリケーションサーバが提供するサービスの提供を要求する付加サービス提供要求ステップと、前記付加サービス提供要求ステップにおいてサービスの提供を要求したアプリケーションサーバから、前記付加サービスを提供できないことを示すエラー応答を受信した場合または前記アプリケーションサーバから応答が無かった場合、該アプリケーションサーバごとに設定された呼継続情報に基づき、呼を確立するための処理を継続するか否かを判定する呼継続判定ステップと、前記呼継続判定ステップにおいて呼を確立するための処理を継続すると判定した場合に、該付加サービスを付与せずに呼を確立するための呼確立要求を着信先装置へ向けて送信する呼確立要求ステップと、を実行させることを特徴とする。このプログラムを採用すれば、アプリケーションサーバからエラー応答が返信される場合や無応答の場合に、ユーザの意思を考慮しつつ呼の確立を継続するか否かを適切に処理することができる。
本発明によれば、アプリケーションサーバからエラー応答が返信される場合や無応答の場合に、呼の確立を継続するか否かを適切に処理することができる。
本発明の実施の形態による呼制御装置の構成を示す機能ブロック図である。 付加サービスを提供できないことを示すエラー応答を受信した場合における、呼制御装置の動作例を説明する図である。 HSSに記憶されている付加サービス情報テーブルの例を示す図である。 付加サービスを提供できないことを示すエラー応答を受信した場合において、呼を確立するための処理を行わないことを優先する場合の、呼制御装置の動作例を説明する図である。 複数のASの少なくとも1つからエラー応答が返信された場合の、呼制御装置の動作例を説明する図である。 HSSの動作例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態による呼制御装置の動作例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態による呼制御装置と他の装置との間の信号授受を示すシーケンス図である。 従来の呼制御装置の動作例を示す図である。 従来の呼制御装置の他の動作例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。なお、以下の説明において参照する各図では、他の図と同等部分は同一符号によって示されている。
(呼制御装置の構成例)
図1は、本発明の実施形態による呼制御装置1の構成例を示すブロック図である。呼制御装置1は、S−CSCFとしての機能を有しており、HSSからIFCを取得し、着信先装置へのルーティングやASへのSIP信号の転送を行う。ここでは、発信元装置から、呼を確立するための呼確立要求を受信した場合に、その呼に付与可能な付加サービスを提供するアプリケーションサーバへ、サービスの提供を要求する機能について主に説明する。
なお、以下の説明では、移動通信網において一般的に設けられる無線基地局や交換機などについては、その図示およびその説明を省略する。また、以下の説明では、IMSネットワークの構成要素についても、呼制御装置やAS以外の装置について、その図示およびその説明を省略する。
図1を参照すると、本実施形態による呼制御装置1は、アプリケーションサーバ識別情報記憶部11と、アプリケーションサーバ選択部12と、付加サービス提供要求部13と、呼継続情報記憶部14と、呼継続判定部15と、呼確立要求部16と、を備えている。
アプリケーションサーバ識別情報記憶部11は、アプリケーションサーバ識別情報を記憶する機能を有している。アプリケーションサーバ識別情報は、呼確立要求を受信した場合に、前記発信元装置と該発信元装置によって利用可能でありかつ前記呼に付与可能な付加サービスを提供するアプリケーションサーバとの対応を示す情報である。
アプリケーションサーバ選択部12は、呼確立要求を受信した場合に、アプリケーションサーバ識別情報記憶部11に記憶されているアプリケーションサーバ識別情報を参照し、付加サービスを提供可能なアプリケーションサーバを選択する機能を有している。
付加サービス提供要求部13は、アプリケーションサーバ選択部12が選択したアプリケーションサーバへ、該アプリケーションサーバが提供するサービスの提供を要求する機能を有している。
アプリケーションサーバ選択部12は、複数の前記アプリケーションサーバのうちの1つから前記エラー応答を受信した場合または複数のアプリケーションサーバのうちの1つから応答が無かった場合に、複数のアプリケーションサーバのうちの他のアプリケーションサーバを選択することもある。その場合、付加サービス提供要求部13は、アプリケーションサーバ選択部12が選択した、他のアプリケーションサーバへ、そのアプリケーションサーバが提供するサービスの提供を要求する。
呼継続情報記憶部14は、呼継続情報を記憶する機能を有している。呼継続情報は、付加サービスを提供できないことを示すエラー応答を受信した場合またはアプリケーションサーバから応答が無かった場合に、呼を確立するための処理を継続するか否かを、アプリケーションサーバごとに定めた情報である。
呼継続判定部15は、付加サービス提供要求部13がサービスの提供を要求したアプリケーションサーバから、付加サービスを提供できないことを示すエラー応答を受信した場合またはアプリケーションサーバから応答が無かった場合、アプリケーションサーバについて設定された呼継続情報に基づき、呼を確立するための処理を継続するか否かを判定する機能を有している。なお、呼継続情報は、発信元装置のユーザごとに設定された情報であってもよい。その場合、呼継続判定部15は、呼を確立するための処理を継続するか否かを、発信元装置のユーザごとに判定することになる。
呼確立要求部16は、呼継続判定部15が呼を確立するための処理を継続すると判定した場合に、付加サービスを付与せずに呼を確立するための呼確立要求を着信先装置へ向けて送信する機能を有している。
また、本実施形態による呼制御装置1は、アプリケーションサーバ識別情報取得部17と、呼継続情報取得部18と、を備えている。
アプリケーションサーバ識別情報取得部17は、発信元装置に対応する加入者情報を管理する加入者情報管理装置であるHSS3からアプリケーションサーバ識別情報を取得する機能を有する。
アプリケーションサーバ識別情報取得部17が取得したアプリケーションサーバ識別情報は、アプリケーションサーバ識別情報記憶部11に記憶され、アプリケーションサーバ選択部12によって参照される。
呼継続情報取得部18は、HSS3から呼継続情報を取得する機能を有する。呼継続情報取得部18が取得した呼継続情報は、呼継続情報記憶部14に記憶される。上記の呼継続判定部15は、呼継続情報記憶部14に記憶されている呼継続情報に基づき、呼を確立するための処理を継続するか否かを判定する。
なお、呼制御装置1を構成する各部の機能は、図示せぬCPUが図示せぬ記憶装置に記憶されているプログラムを実行することによって実現することができる。
HSS3は、各ユーザに関する、プロファイル情報を記憶している。HSS3に記憶されているプロファイル情報は、例えば、ユーザの認証情報、利用可能なサービスを示すサービス情報、である。
発信元装置4は、通話する機能を有する装置(例えば周知の携帯電話端末)から呼が発信されたことに応答してSIP信号を呼制御装置に入力する装置である。着信先装置5は、呼制御装置からのSIP信号を中継し、通話する機能を有する装置(例えば周知の携帯電話端末)へSIP信号を送信する装置である。発信元装置4、着信先装置5は、共に、例えば、P−CSCF(Proxy Call Session Control Function)である。
(呼制御装置の動作例)
次に、以上の構成からなる呼制御装置の動作例について説明する。
まず、ASから正常応答(INVITE)が返信された場合は、図9を参照して説明した動作と同様になり、付加サービスを適用して通話を行うことができる。
一方、付加サービスを提供できないことを示すエラー応答を受信した場合またはASから応答が無かった場合に、ASごとに設定された呼継続情報に基づいて、呼を確立するための処理を継続するか否かを判定する。以下、呼制御装置が、付加サービスを提供できないことを示すエラー応答を受信した場合の動作例について説明する。
まず、図2(A)のように、HSS3からS−CSCF1へ、アプリケーションサーバ識別情報100および呼継続情報200がダウンロードされる(S00)。
アプリケーションサーバ識別情報100は、発信元装置と、その発信元装置によって利用可能でありかつ呼に付与可能な付加サービスを提供するアプリケーションサーバとの対応を示す情報である。
また、呼継続情報200は、アプリケーションサーバごとに設定された情報であり、複数の前記アプリケーションサーバのうち、あるアプリケーションサーバから応答が無かった場合に呼を確立するための処理を継続すると判定され、かつ、他のアプリケーションサーバから応答が無かった場合に呼を確立するための処理を継続しないと判定された場合に、いずれの判定を優先するかを示す優先情報に基づいて生成される。
なお、各ユーザについて、通話に伴って付加可能なサービスを示す付加サービス情報は、付加サービスの契約または契約の解除(解約)が行われた時、「お客様情報」として専用端末から入力される。この専用端末は、一般に、携帯電話販売店の店舗などに設置されている。例えば、ユーザAについて、「AAサービス」、「BBサービス」、「CCサービス」という付加サービスの契約が行われると、それらを示す付加サービス情報が専用端末から入力される。入力された付加サービス情報は、HSS3に記憶される。なお、専用端末の代わりに、ユーザが、特番発信して付加サービス情報を設定したり、カスタマーコントローラによって付加サービス情報を設定したりしてもよい。
図2(B)のように、発信元装置から呼の接続が要求されると、SIP信号のINVITEがS−CSCF1に入力される(S11)。すると、S−CSCF1は、アプリケーションサーバ識別情報100の内容に基づいて、まずAS21へ、SIP信号のINVITEを送信する(S12)。
ここで、AS21においてエラーが発生すると(S12a)、図2(C)のように、AS21から、エラー応答が返信される(S13)。エラー応答は、例えば、SIP信号の「4××」または「5××」(×は自然数)である。エラー応答を受信すると、S−CSCF1の呼継続判定部15は、呼継続情報200に基づき、呼を確立する処理を継続するか否かを判定する(S14)。この判定の結果、呼継続情報200が、呼を確立する処理を継続する内容に設定されていれば、S−CSCF1は、接続先対地50すなわち着信先装置へ、SIP信号のINVITEを送信する(S15)。
(付加サービス情報の例)
図3(A)、図3(B)は、HSS3に記憶されている付加サービス情報テーブルの例を示す図である。本例において、付加サービス情報テーブルTは、サービスの内容を示す「サービス情報」、各付加サービス同士の優先順位を示す「優先順位」、「サービス情報」が示すサービスが提供できない場合に、呼の確立処理を継続するか否かを示す「動作指示」、を項目としている。
図3(A)の付加サービス情報テーブルTを参照すると、サービス情報「AAサービス」については、優先順位が「1」でサービス適用不可の場合の動作指示が「呼継続」、サービス情報「BBサービス」については、優先順位が「2」でサービス適用不可の場合の動作指示が「呼継続」、である。本例では、優先順位を示す番号の数字が若いほど優先度が高いものとする。
この呼継続情報は、該当するサービス情報に対応するASからエラー応答が返信された場合またはそのASから応答が無かった場合に、どの動作指示を行うかを示す。呼継続情報が「呼継続」の場合は呼の確立処理を継続し、呼継続情報が「呼切断」の場合は呼の確立処理を終了する。ある付加サービスについて「呼継続」、他のサービスについて「呼切断」、である場合は、互いに矛盾する処理を行うことになりかねないため、いずれの処理を優先するかを定めた優先順位が設定されている。この優先順位は、付加サービス適用不可の場合の「呼継続」と、他の付加サービス適用不可の場合の「呼切断」とのどちらを優先するかを示す情報である。
つまり、呼継続情報は、複数のアプリケーションサーバのうち、あるアプリケーションサーバから応答が無かった場合に呼を確立するための処理を継続すると判定され、かつ、他のアプリケーションサーバから応答が無かった場合に呼を確立するための処理を継続しないと判定された場合に、いずれの判定を優先するかを示す優先情報に基づいて生成されるものである。
ここで、新たに「新規○○サービス」が加わり、優先順位が変更された場合、付加サービス情報テーブルTは、例えば図3(B)のようになる。すなわち、「新規○○サービス」については、優先順位が「1」でサービス適用不可の場合の動作指示が「呼切断」であり、この結果、サービス情報「AAサービス」については、優先順位が「2」で動作指示が「呼継続」、サービス情報「BBサービス」については、優先順位が「3」で動作指示が「呼継続」、である。
したがって、図3(B)の付加サービス情報テーブルTの場合、「新規○○サービス」に対応するアプリケーションサーバからエラー応答が返信されて「呼切断」(呼を確立するための処理を継続しない)と判定され、かつ、「BBサービス」に対応するアプリケーションサーバからエラー応答が返信されて「呼継続」(呼を確立するための処理を継続する)と判定された場合、前者の優先順位が「1」で後者の優先順位が「3」であるため、優先順位が「1」である「新規○○サービス」に対応する「呼切断」の処理が行われることになる。
なお、この呼継続情報は、複数のユーザに共通に設定された情報であってもよいし、発信元装置のユーザごとに設定された情報であってもよい。後者の場合、付加サービスが提供されない場合、ユーザによっては呼の確立するための処理の継続を望まないであろうし、ユーザによってはその処理の継続を望むであろうし、ユーザの意思に従って呼継続情報を設定することができる。
前者の場合、どの付加サービスを契約するかについては、ユーザによって異なるため、ユーザが複数の付加サービスを契約した場合に、それら付加サービス同士について動作指示の優先順位に従って、呼継続情報が「呼継続」または「呼切断」に設定される。
なお、上記は、HSSに記憶されている付加サービス情報テーブルに基づいて呼継続情報を作成する場合について説明したが、テーブルをS−CSCFに記憶しておき、そのテーブルを参照して制御を行うようにしてもよい。
(呼継続情報の例)
ここで、図3(C)のように、ユーザAが契約しているサービスが「AAサービス」であれば、図3(B)によるとサービス適用不可の場合の動作指示は「呼継続」となる。このユーザAの発信元装置から呼の接続が要求されると、SIP信号のINVITEがS−CSCF1に入力される。すると、S−CSCF1は、アプリケーションサーバ識別情報100の内容に基づいて、AAサービスを提供するアプリケーションサーバへ、SIP信号のINVITEを送信する。その後、付加サービスを提供できないことを示すエラー応答をアプリケーションサーバから受信した場合またはアプリケーションサーバから応答が無かった場合、動作指示が「呼継続」であるため、呼を確立するための処理が継続される。つまり、従来の呼制御処理とは異なり、エラー発生などによって付加サービスを利用できない場合であっても呼を確立する処理は継続して行われる。
次に、図3(D)のように、ユーザBが契約しているサービスが「AAサービス」および「BBサービス」であれば、図3(B)によると前者の動作指示の優先順位が高いので、サービス適用不可の場合の動作指示は「呼継続」となる。このユーザBの発信元装置から呼の接続が要求されると、SIP信号のINVITEがS−CSCF1に入力される。すると、S−CSCF1は、アプリケーションサーバ識別情報100の内容に基づいて、AAサービスを提供するアプリケーションサーバ、BBサービスを提供するアプリケーションサーバへ、順に、SIP信号のINVITEを送信する。その後、付加サービスを提供できないことを示すエラー応答をいずれかのアプリケーションサーバから受信した場合またはいずれかのアプリケーションサーバから応答が無かった場合、動作指示が「呼継続」であるため、呼を確立するための処理が継続される。つまり、従来の呼制御処理とは異なり、エラー発生などによって付加サービスを利用できない場合であっても呼を確立する処理は継続して行われる。
また、図3(E)のように、ユーザCが契約しているサービスが「新規○○サービス」であれば、図3(B)によると、サービス適用不可の場合の動作指示は「呼切断」となる。このユーザCの発信元装置から呼の接続が要求されると、SIP信号のINVITEがS−CSCF1に入力される。すると、S−CSCF1は、アプリケーションサーバ識別情報100の内容に基づいて、新規○○サービスを提供するアプリケーションサーバへ、SIP信号のINVITEを送信する。その後、付加サービスを提供できないことを示すエラー応答をアプリケーションサーバから受信した場合またはアプリケーションサーバから応答が無かった場合、動作指示が「呼切断」であるため、呼を確立するための処理は終了となる。つまり、エラー発生などによって付加サービスを利用できない場合に、一律に、呼を確立する処理を継続するのではなく、ユーザの意思にしたがって、呼を確立する処理を継続するか否かが判定される。
さらに、図3(F)のように、ユーザDが契約しているサービスが「新規○○サービス」および「AAサービス」であれば、図3(B)によると前者の動作指示の優先順位が高いので、サービス適用不可の場合の動作指示は「呼切断」となる。このユーザDの発信元装置から呼の接続が要求されると、SIP信号のINVITEがS−CSCF1に入力される。すると、S−CSCF1は、アプリケーションサーバ識別情報100の内容に基づいて、新規○○サービスを提供するアプリケーションサーバ、AAサービスを提供するアプリケーションサーバへ、順に、SIP信号のINVITEを送信する。その後、付加サービスを提供できないことを示すエラー応答をいずれかのアプリケーションサーバから受信した場合またはいずれかのアプリケーションサーバから応答が無かった場合、動作指示が「呼切断」であるため、呼を確立するための処理は終了となる。つまり、エラー発生などによって付加サービスを利用できない場合に、一律に、呼を確立する処理を継続するのではなく、ユーザの意思にしたがって、呼を確立する処理を継続するか否かが判定される。
(災害発生との関係)
地震、津波、洪水、台風などの災害発生時などにおいて、図示せぬ自然災害検知システムなどから、災害が発生したことを示す情報が呼制御装置に入力された場合、呼継続判定部15は、呼を確立するための処理を継続すると判定することが望ましい。この処理を実現するためには、例えば、すべての付加サービスについて「呼継続」として設定した災害用呼継続情報を用意しておき、災害が発生したことを示す情報が呼制御装置に入力された場合に、その災害用呼継続情報を用いるようにすればよい。
このように制御すれば、災害発生時などにおいて、付加サービスを利用できない場合でも呼を確立することができ、安否確認のための通話を行うことができる。
(呼切断が優先される場合)
次に、HSS3からS−CSCF1にダウンロードされた呼継続情報が、呼を確立するための処理を行わない「呼切断」として設定されている場合、つまり呼切断が優先される場合について説明する。
図4(A)のように、HSS3からS−CSCF1へ、アプリケーションサーバ識別情報100および呼継続情報200がダウンロードされる(S00)。本例においても、図示せぬ発信元装置についての、アプリケーションサーバ識別情報100の内容は、「SetID:01」および「SetID:02」である。本例では、「SetID:01」はAS21を、「SetID:02」はAS22を、それぞれ示している。呼継続情報200は、「呼切断」とする。
次に、図4(B)のように、図示せぬ発信元装置から呼の接続が要求されると、SIP信号のINVITEがS−CSCF1に入力される(S11)。すると、S−CSCF1は、アプリケーションサーバ識別情報100の内容に基づいて、まずAS21へ、SIP信号のINVITEを送信する(S12)。
ここで、AS21においてエラーが発生すると(S12a)、図4(C)のように、AS21から、エラー応答が返信される(S13)。エラー応答は、例えば、SIP信号の「4××」または「5××」(×は自然数)である。エラー応答を受信すると、S−CSCF1の呼継続判定部15は、呼継続情報200に基づき、呼を確立する処理を継続するか否かを判定する(S14)。本例では、上記したように呼継続情報200が「呼切断」であるため、AS21に対応する付加サービスの優先順位が「1」であれば、呼継続判定部15は、呼を確立する処理は行わないと判定する。すると、S−CSCF1は、呼を確立する処理を継続せず、エラー応答を発信元装置へ返信する(S15)。なお、上記は、ASからエラー応答が返信される場合について説明したが、所定時間経過してもASから応答が無い(無応答)場合も同様に、S−CSCF1は、呼を確立する処理を継続せず、エラー応答を発信元装置へ返信する。
以上のように、ASからのエラー応答が返信された場合または無応答の場合には付加サービスの提供を受けることができず、その場合には呼の確立を望まないのであれば、ユーザの意思によって呼継続情報200を「呼切断」に設定しておくことにより、呼が確立されることはなく、課金が生じることはない。
(複数のASのうちの1つからエラー応答が返信された場合)
ところで、呼継続情報200が「呼継続」に設定されており、複数のASの少なくとも1つからエラー応答が返信された場合は、以下の動作が行われてもよい。
図5(A)のように、HSS3からS−CSCF1へ、アプリケーションサーバ識別情報100および呼継続情報200がダウンロードされる(S00)。本例においても、図示せぬ発信元装置についての、アプリケーションサーバ識別情報100の内容は、「SetID:01」および「SetID:02」である。本例では、「SetID:01」はAS21を、「SetID:02」はAS22を、それぞれ示している。呼継続情報200は、「呼継続」とする。
次に、図5(B)のように、図示せぬ発信元装置から呼の接続が要求されると、SIP信号のINVITEがS−CSCF1に入力される(S11)。すると、S−CSCF1は、アプリケーションサーバ識別情報100の内容に基づいて、まずAS21へ、SIP信号のINVITEを送信する(S12)。
ここで、AS21においてエラーが発生すると(S12a)、図5(C)のように、AS21から、エラー応答が返信される(S13)。エラー応答は、例えば、SIP信号の「4××」または「5××」(×は自然数)である。エラー応答を受信すると、S−CSCF1の呼継続判定部15は、呼継続情報200に基づき、呼を確立する処理を継続するか否かを判定する(S14)。本例では、上記したように呼継続情報200が「呼継続」であるため、S−CSCF1は、次に、他のAS22へ、SIP信号のINVITEを送信する(S14a)。
ここで、AS22においてエラーが発生せず、正常応答であるINVITEが返信されると(S14b)、S−CSCF1は、接続先対地50すなわち図示せぬ着信先装置へ、SIP信号のINVITEを送信する(S15)。
ところで、AS22においてエラーが発生した場合、本例では、上記したように呼継続情報200が「呼継続」であるため、S−CSCF1は、上記と同様に、接続先対地50すなわち図示せぬ着信先装置へ、SIP信号のINVITEを送信する。以上のようにASからエラー応答が返信された場合でも、呼継続情報200が「呼継続」である限り、呼を確立する処理が継続される。
なお、上記は、ASからエラー応答が返信される場合について説明したが、所定時間経過してもASから応答が無い(無応答)場合も同様に、呼を確立する処理が継続される。
以上のように、アプリケーションサーバが複数である場合において、呼継続情報は、付加サービスを提供できないことを示すエラー応答を受信した場合またはアプリケーションサーバから応答が無かった場合に、呼を確立するための処理を継続するか否かを、アプリケーションサーバごとに定めた情報であり、呼継続判定部15は、呼継続情報に基づき、呼を確立するための処理を継続するか否かを判定する。
(HSSの動作フロー)
ここで、図6を参照して、加入者情報管理装置であるHSS3の動作フローについて説明する。
図6において、プロファイル情報のダウンロード契機が発生すると(ステップS600)、HSSによって以下の処理が行われる。ダウンロード契機は、例えば、発信元装置が移動電話装置である場合に、装置電源を投入したタイミングや、位置登録を行ったタイミングである。
HSSは、発信元装置のユーザが、付加サービスを契約しているユーザか否か判断する(ステップS601)。この判断は、HSSに記憶されている、加入者情報を参照することによって行うことができる。ステップS601の判断の結果、付加サービスを契約しているユーザではない場合、付加サービスを適用せずに既存処理に移行する(ステップS601→S602)。
ステップS601の判断の結果、付加サービスを契約しているユーザである場合、HSS内部に記憶されている付加サービス情報テーブルTを参照し、優先順位の高い順に、そのユーザが契約している付加サービスであるか確認する(ステップS601→S603)。そのユーザが契約している付加サービスについては、付加サービス情報テーブルTの動作指示の内容を呼継続情報としてプロファイル情報に含める(ステップS604→S605)。
HSSは、以上の処理を、付加サービス情報テーブルTのサービスすべてについて確認するまで繰返す(ステップS606→S603)。そして、付加サービス情報テーブルTのサービスすべてについて確認が終了したら、プロファイル情報をS−CSCFに送る(ステップS606→S607)。
以上の処理がHSSにおいて行われることにより、S−CSCFはHSSから呼継続情報をダウンロードすることができる。
(呼制御装置の動作フロー)
次に、図7を参照して、呼制御装置であるS−CSCFの動作フローについて説明する。
図7において、呼の接続契機が発生すると(ステップS700)、S−CSCFによって以下の処理が行われる。呼の接続契機は、発信元装置から呼の接続が要求され、SIP信号のINVITEがS−CSCFに入力されたタイミングである。
S−CSCFのアプリケーションサーバ選択部12は、IFCを参照し、アプリケーションサーバの選択を行う(ステップS701)。ここで、選択されたアプリケーションサーバ、すなわち接続先のアプリケーションサーバが正常か否か(ルーティング可能か否か)判断される(ステップS702)。接続先のアプリケーションサーバが正常でない場合、呼継続判定部15は、呼接続情報を参照し、呼接続情報の内容に基づき、呼を確立するための処理を継続するか否かを判定する(ステップS702→S703)。呼を確立するための処理を継続しない場合、その処理を終了する(ステップS703)。接続先のアプリケーションサーバが正常である場合、付加サービス提供要求部13は、そのアプリケーションサーバへ接続要求を送信する(ステップS702→S704)。
付加サービス提供要求部13がサービスの提供を要求したアプリケーションサーバから、付加サービスを提供できないことを示すエラー応答を受信した場合または所定時間内にアプリケーションサーバから応答が無かった場合(つまり応答タイムアウト)、呼継続判定部15は、アプリケーションサーバについて設定された呼継続情報の内容に基づき、呼を確立するための処理を継続するか否かを判定する(ステップS705→S706)。呼を確立するための処理を継続しない場合、その処理を終了する(ステップS706)。
以上の処理がS−CSCFにおいて行われることにより、付加サービスを提供できないことを示すエラー応答を受信した場合またはASから応答が無かった場合に、ASごとに設定された呼継続情報に基づいて、呼を確立するための処理を継続するか否かを判定できる。
(呼制御装置と他の装置との間の信号授受)
図8は、本実施形態による呼制御装置と他の装置との間の信号授受の例を示すシーケンス図である。図8は、呼制御装置であるS−CSCF1と、他の装置である、発信元装置4、HSS3、AS21および22、着信先装置5との間の信号授受を、S−CSCF1内部の処理と共に示している。本例では、AS21および22によって提供される付加サービスを適用する場合について説明する。
図8において、発信元装置4の位置登録が行われると(S801)、HSS3からS−CSCF1へ、プロファイル情報がダウンロードされる(S802)。このプロファイル情報には、呼継続情報やAS識別情報が含まれている。
その後、発信元装置4から呼の接続が要求されると、SIP信号のINVITEがS−CSCF1に入力される(S803)。すると、S−CSCF1は、AS識別情報に基づいて、AS21を選択し(S804)、選択したAS21へ接続要求であるSIP信号のINVITEを送信する(S805、S806)。
AS21から付加サービスを提供できないことを示すエラー応答を受信した場合またはAS21から応答が無かった場合、S−CSCF1は、呼継続情報を参照し、呼を確立するための処理を継続するか否か判定する(S807、S808)。呼を確立するための処理を継続しない場合、S−CSCF1は呼を確立するための処理を終了し、エラー応答を発信元装置4へ送信する(S813、S814)。
AS21から正常応答が返信された場合、S−CSCF1はAS22を選択して、AS22へ接続要求であるSIP信号のINVITEを送信する(S809)。
AS22から付加サービスを提供できないことを示すエラー応答を受信した場合またはAS22から応答が無かった場合、S−CSCF1は、呼継続情報を参照し、呼を確立するための処理を継続するか否か判定する(S810、S811)。呼を確立するための処理を継続しない場合、S−CSCF1は呼を確立するための処理を終了し、エラー応答を発信元装置4へ送信する(S813、S814)。
AS22から正常応答が返信された場合、S−CSCF1は着信先装置5へ接続要求であるSIP信号のINVITEを送信する(S812)。これにより、発信元装置4と着信先装置5との間に、呼が確立され、かつ、AS21および22によって提供される付加サービスをその呼に適用することができる。
(呼制御方法)
上述した呼制御装置においては、以下のような呼制御方法が実現されている。すなわち、発信元装置から、呼を確立するための呼確立要求を受信した場合に、前記呼に付与可能な付加サービスを提供するアプリケーションサーバへ、該アプリケーションサーバが提供するサービスの提供を要求する呼制御方法であり、前記呼確立要求を受信した場合に、前記発信元装置と該発信元装置によって利用可能でありかつ前記呼に付与可能な付加サービスを提供するアプリケーションサーバとの対応を示す情報であるアプリケーションサーバ識別情報を記憶するアプリケーションサーバ識別情報記憶ステップと、前記呼確立要求を受信した場合に、前記アプリケーションサーバ識別情報記憶ステップにおいて記憶されたアプリケーションサーバ識別情報を参照し、前記付加サービスを提供可能なアプリケーションサーバを選択するアプリケーションサーバ選択ステップと、前記アプリケーションサーバ選択ステップにおいて選択されたアプリケーションサーバへ、該アプリケーションサーバが提供するサービスの提供を要求する付加サービス提供要求ステップと、前記付加サービス提供要求ステップにおいてサービスの提供を要求したアプリケーションサーバから、前記付加サービスを提供できないことを示すエラー応答を受信した場合または前記アプリケーションサーバから応答が無かった場合、該アプリケーションサーバごとに設定された呼継続情報に基づき、呼を確立するための処理を継続するか否かを判定する呼継続判定ステップと、前記呼継続判定ステップにおいて呼を確立するための処理を継続すると判定した場合に、該付加サービスを付与せずに呼を確立するための呼確立要求を着信先装置へ向けて送信する呼確立要求ステップと、を含むことを特徴とする呼制御方法が実現されている。この方法によれば、アプリケーションサーバからエラー応答が返信される場合や無応答の場合に、ユーザの意思を考慮しつつ呼の確立を継続するか否かを適切に処理することができる。
(呼制御プログラム)
上述した呼制御装置においては、以下のような呼制御プログラムが用いられている。すなわち、発信元装置から、呼を確立するための呼確立要求を受信した場合に、前記呼に付与可能な付加サービスを提供するアプリケーションサーバへ、該アプリケーションサーバが提供するサービスの提供を要求するための呼制御プログラムであり、コンピュータに、前記発信元装置から、呼を確立するための呼確立要求を受信した場合に、前記発信元装置と該発信元装置によって利用可能でありかつ前記呼に付与可能な付加サービスを提供するアプリケーションサーバとの対応を示す情報であるアプリケーションサーバ識別情報を記憶するアプリケーションサーバ識別情報記憶ステップと、前記発信元装置から、呼を確立するための呼確立要求を受信した場合に、前記アプリケーションサーバ識別情報記憶ステップにおいて記憶されたアプリケーションサーバ識別情報を参照し、前記付加サービスを提供可能なアプリケーションサーバを選択するアプリケーションサーバ選択ステップと、前記アプリケーションサーバ選択ステップにおいて選択されたアプリケーションサーバへ、該アプリケーションサーバが提供するサービスの提供を要求する付加サービス提供要求ステップと、前記付加サービス提供要求ステップにおいてサービスの提供を要求したアプリケーションサーバから、前記付加サービスを提供できないことを示すエラー応答を受信した場合または前記アプリケーションサーバから応答が無かった場合、該アプリケーションサーバごとに設定された呼継続情報に基づき、呼を確立するための処理を継続するか否かを判定する呼継続判定ステップと、前記呼継続判定ステップにおいて呼を確立するための処理を継続すると判定した場合に、該付加サービスを付与せずに呼を確立するための呼確立要求を着信先装置へ向けて送信する呼確立要求ステップと、を実行させることを特徴とする呼制御プログラムが用いられている。このプログラムを採用すれば、アプリケーションサーバからエラー応答が返信される場合や無応答の場合に、ユーザの意思を考慮しつつ呼の確立を継続するか否かを適切に処理することができる。
(まとめ)
以上説明したように、サービスの提供を要求したアプリケーションサーバから、エラー応答を受信した場合または応答が無かった場合、アプリケーションサーバごとに設定された呼継続情報に基づき、呼を確立するための処理を継続するか否かを判定することによって、呼の確立を継続するか否かを適切に処理することができる。サービスによっては呼の継続を行わせたくないサービスが存在する可能性があるため、本実施形態によれば、ユーザに適用するサービス毎に呼の確立処理を継続するか、処理を終了するか、適切に判定することができる。
アプリケーションサーバの障害・輻輳時に付加サービスの適用ができない場合でも、ユーザが希望する場合には、その意思にしたがって呼の確立処理を継続できる。また、ユーザに適用するサービス毎に、呼の確立処理を継続する、または呼の確立処理を終了する判定を行うことにより、ユーザの契約サービスに基づく制御が可能になる。さらに、今後、付加サービスが追加された場合、HSSがサービス契約情報を記憶し、HSSでユーザに適用されるサービス毎に呼継続情報を生成するため、S−CSCFでサービスを意識せずに呼制御を行うことができる。
そして、上述した呼制御装置を用いることにより、地震、津波、洪水、台風などの災害発生時などにおいて、付加サービスを利用できない場合でも呼を確立することができ、安否確認のための通話を行うことができる。
なお、本発明の範囲は、図示され記載された例示的な実施形態に限定されるものではなく、本発明が目的とするものと均等な効果をもたらすすべての実施形態をも含む。さらに、本発明の範囲は、請求項により画される発明の特徴の組み合わせに限定されるものではなく、すべての開示されたそれぞれの特徴のうち特定の特徴のあらゆる所望する組み合わせによって画されうる。
本発明は、呼に付与可能な付加サービスを提供するアプリケーションサーバへ、サービスの提供を要求する呼制御装置を実現する場合に利用することができる。
1、10 呼制御装置(S−CSCF)
3 HSS
4 発信元装置
5 着信先装置
11 アプリケーションサーバ識別情報記憶部
12 アプリケーションサーバ選択部
13 付加サービス提供要求部
14 呼継続情報記憶部
15 呼継続判定部
16 呼確立要求部
17 アプリケーションサーバ識別情報取得部
18 呼継続情報取得部
21、22 アプリケーションサーバ
50 接続先対地
100 アプリケーションサーバ識別情報
200 呼継続情報
T 付加サービス情報テーブル

Claims (9)

  1. 発信元装置から、呼を確立するための呼確立要求を受信した場合に、前記呼に付与可能な付加サービスを提供するアプリケーションサーバへ、該アプリケーションサーバが提供するサービスの提供を要求する呼制御装置であって、
    前記呼確立要求を受信した場合に、前記発信元装置と該発信元装置によって利用可能でありかつ前記呼に付与可能な付加サービスを提供するアプリケーションサーバとの対応を示す情報であるアプリケーションサーバ識別情報を記憶するアプリケーションサーバ識別情報記憶部と、
    前記呼確立要求を受信した場合に、前記アプリケーションサーバ識別情報記憶部に記憶されているアプリケーションサーバ識別情報を参照し、前記付加サービスを提供可能なアプリケーションサーバを選択するアプリケーションサーバ選択部と、
    前記アプリケーションサーバ選択部が選択したアプリケーションサーバへ、該アプリケーションサーバが提供するサービスの提供を要求する付加サービス提供要求部と、
    前記付加サービス提供要求部がサービスの提供を要求したアプリケーションサーバから、前記付加サービスを提供できないことを示すエラー応答を受信した場合または前記アプリケーションサーバから応答が無かった場合、該アプリケーションサーバごとに設定された呼継続情報に基づき、呼を確立するための処理を継続するか否かを判定する呼継続判定部と、
    前記呼継続判定部が呼を確立するための処理を継続すると判定した場合に、該付加サービスを付与せずに呼を確立するための呼確立要求を着信先装置へ向けて送信する呼確立要求部と、
    を備えることを特徴とする呼制御装置。
  2. 前記アプリケーションサーバが複数である場合において、
    前記呼継続情報は、前記付加サービスを提供できないことを示すエラー応答を受信した場合または前記アプリケーションサーバから応答が無かった場合に、呼を確立するための処理を継続するか否かを、アプリケーションサーバごとに定めた情報であり、
    前記呼継続判定部は、前記呼継続情報に基づき、呼を確立するための処理を継続するか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の呼制御装置。
  3. 前記アプリケーションサーバ選択部は、複数の前記アプリケーションサーバのうちの1つから前記エラー応答を受信した場合または複数の前記アプリケーションサーバのうちの1つから応答が無かった場合に、複数の前記アプリケーションサーバのうちの他のアプリケーションサーバを選択し、
    前記付加サービス提供要求部は、前記アプリケーションサーバ選択部が選択した、前記他のアプリケーションサーバへ、該アプリケーションサーバが提供するサービスの提供を要求することを特徴とする請求項1又は2に記載の呼制御装置。
  4. 前記呼継続情報は、複数の前記アプリケーションサーバのうち、あるアプリケーションサーバから応答が無かった場合に呼を確立するための処理を継続すると判定され、かつ、他のアプリケーションサーバから応答が無かった場合に呼を確立するための処理を継続しないと判定された場合に、いずれの判定を優先するかを示す優先情報に基づいて生成されるものであり、
    前記呼継続判定部は、複数の前記アプリケーションサーバから、前記エラー応答を受信した場合または応答が無かった場合に、前記呼継続情報に基づいて、呼を確立するための処理を継続するか否かを判定し、
    前記呼確立要求部は、前記呼継続判定部が呼を確立するための処理を継続すると判定した場合には前記呼確立要求を着信先装置へ向けて送信することを特徴とする請求項2又は3に記載の呼制御装置。
  5. 前記呼継続情報は、前記発信元装置のユーザごとに設定された情報であり、前記呼継続判定部は、呼を確立するための処理を継続するか否かを、前記発信元装置のユーザごとに判定することを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の呼制御装置。
  6. 前記発信元装置に対応する加入者情報を管理する加入者情報管理装置から、前記呼継続情報を取得する呼継続情報取得部と、
    前記呼継続情報取得部によって取得された呼継続情報を記憶する呼継続情報記憶部と、をさらに備え、
    前記呼継続判定部は、前記呼継続情報記憶部に記憶されている呼継続情報に基づき、呼を確立するための処理を継続するか否かを判定することを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の呼制御装置。
  7. 前記呼継続判定部は、災害が発生したことを示す情報が自装置に入力された場合には、呼を確立するための処理を継続すると判定することを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の呼制御装置。
  8. 発信元装置から、呼を確立するための呼確立要求を受信した場合に、前記呼に付与可能な付加サービスを提供するアプリケーションサーバへ、該アプリケーションサーバが提供するサービスの提供を要求する呼制御方法であって、
    前記呼確立要求を受信した場合に、前記発信元装置と該発信元装置によって利用可能でありかつ前記呼に付与可能な付加サービスを提供するアプリケーションサーバとの対応を示す情報であるアプリケーションサーバ識別情報を記憶するアプリケーションサーバ識別情報記憶ステップと、
    前記呼確立要求を受信した場合に、前記アプリケーションサーバ識別情報記憶ステップにおいて記憶されたアプリケーションサーバ識別情報を参照し、前記付加サービスを提供可能なアプリケーションサーバを選択するアプリケーションサーバ選択ステップと、
    前記アプリケーションサーバ選択ステップにおいて選択されたアプリケーションサーバへ、該アプリケーションサーバが提供するサービスの提供を要求する付加サービス提供要求ステップと、
    前記付加サービス提供要求ステップにおいてサービスの提供を要求したアプリケーションサーバから、前記付加サービスを提供できないことを示すエラー応答を受信した場合または前記アプリケーションサーバから応答が無かった場合、該アプリケーションサーバごとに設定された呼継続情報に基づき、呼を確立するための処理を継続するか否かを判定する呼継続判定ステップと、
    前記呼継続判定ステップにおいて呼を確立するための処理を継続すると判定した場合に、該付加サービスを付与せずに呼を確立するための呼確立要求を着信先装置へ向けて送信する呼確立要求ステップと、
    を含むことを特徴とする呼制御方法。
  9. 発信元装置から、呼を確立するための呼確立要求を受信した場合に、前記呼に付与可能な付加サービスを提供するアプリケーションサーバへ、該アプリケーションサーバが提供するサービスの提供を要求するための呼制御プログラムであって、
    コンピュータに、
    前記発信元装置から、呼を確立するための呼確立要求を受信した場合に、前記発信元装置と該発信元装置によって利用可能でありかつ前記呼に付与可能な付加サービスを提供するアプリケーションサーバとの対応を示す情報であるアプリケーションサーバ識別情報を記憶するアプリケーションサーバ識別情報記憶ステップと、
    前記発信元装置から、呼を確立するための呼確立要求を受信した場合に、前記アプリケーションサーバ識別情報記憶ステップにおいて記憶されたアプリケーションサーバ識別情報を参照し、前記付加サービスを提供可能なアプリケーションサーバを選択するアプリケーションサーバ選択ステップと、
    前記アプリケーションサーバ選択ステップにおいて選択されたアプリケーションサーバへ、該アプリケーションサーバが提供するサービスの提供を要求する付加サービス提供要求ステップと、
    前記付加サービス提供要求ステップにおいてサービスの提供を要求したアプリケーションサーバから、前記付加サービスを提供できないことを示すエラー応答を受信した場合または前記アプリケーションサーバから応答が無かった場合、該アプリケーションサーバごとに設定された呼継続情報に基づき、呼を確立するための処理を継続するか否かを判定する呼継続判定ステップと、
    前記呼継続判定ステップにおいて呼を確立するための処理を継続すると判定した場合に、該付加サービスを付与せずに呼を確立するための呼確立要求を着信先装置へ向けて送信する呼確立要求ステップと、
    を実行させることを特徴とする呼制御プログラム。
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