JP2016152546A - メッセージ送信システム及びメッセージ送信方法 - Google Patents

メッセージ送信システム及びメッセージ送信方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016152546A
JP2016152546A JP2015029748A JP2015029748A JP2016152546A JP 2016152546 A JP2016152546 A JP 2016152546A JP 2015029748 A JP2015029748 A JP 2015029748A JP 2015029748 A JP2015029748 A JP 2015029748A JP 2016152546 A JP2016152546 A JP 2016152546A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication
communication terminal
information
network
message
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015029748A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6355573B2 (ja
Inventor
由美子 鶴屋
Yumiko Tsuruya
由美子 鶴屋
正隆 池田
Masataka Ikeda
正隆 池田
真菜 金子
Mana KANEKO
真菜 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Docomo Inc
Original Assignee
NTT Docomo Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Docomo Inc filed Critical NTT Docomo Inc
Priority to JP2015029748A priority Critical patent/JP6355573B2/ja
Publication of JP2016152546A publication Critical patent/JP2016152546A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6355573B2 publication Critical patent/JP6355573B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephone Function (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

【課題】複数の通信網を利用する通信端末へのメッセージの送信を好適に行うことを可能とする。
【解決手段】メッセージ送信システム2を構成するGMSC/AS20及びP−CSCF40は、HSS30で保持されるUE80Aの在圏情報と、UE80Aが接続する通信網を変更したことを示す情報と、を含む接続先情報に基づいて、送信先判定部24及び送信可否判定部44にて、UE80Aが接続中の通信網を判定し、当該通信網を使用してUE80Aに対してSMSを送信する。
【選択図】図4

Description

本発明は、メッセージ送信システム及びメッセージ送信方法に関する。
携帯電話等の通信端末による無線通信の方式として、3GPP(Third Generation Partnership Project)によって標準化された通信方式(以下、「3G方式」とする)、及び、LTE(Long-Term Evolution)が広く用いられている。そのため、3G方式及びLTEの2種類の通信方式を併用できる通信端末が知られている。通信端末に対するメッセージの送受信の手段の一つとして、従来からショートメッセージサービス(以下、「SMS」とする)が用いられるが、通信端末が複数種類の通信方式(通信網)を使用することができる場合、サーバ側がSMSのようなメッセージを通信端末に対して送信する際には、通信端末の通信状況に応じてメッセージの送信に用いる通信方式(通信網)を選択する必要がある。そこで、例えば、特許文献1のように、通信端末側からサーバ側に対して使用可能な通信方式を通知する構成が検討されている。
特開2014−103608号公報
しかしながら、特許文献1に記載の構成では、通信端末の通信状況をサーバ側で把握するためには、通信端末側からサーバ側に対して通信状況を繰り返して通知する必要があり、通信状況をサーバ側に通知するための通信量が増大する。また、メッセージをサーバ側から通信端末に対して送信する際には、通信端末の通信状況が変化している可能性も考えられる。
本発明は上記を鑑みてなされたものであり、複数の通信網を利用する通信端末へのメッセージの送信をより好適に行うことが可能なメッセージ送信システム及びメッセージ送信方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るメッセージ送信システムは、複数の通信網に対して接続可能な通信端末に対してメッセージを送信するメッセージ送信システムであって、前記通信端末が接続中の通信網を特定する情報である接続先情報を取得する接続先情報取得手段と、前記接続先情報取得手段により取得された情報を格納する接続先情報格納手段と、前記通信端末へのメッセージを受信するメッセージ受信手段と、前記接続先情報格納手段に格納される情報に基づいて前記通信端末に対して前記メッセージを送信するために使用する通信網を決定する送信先判定手段と、前記メッセージ受信手段により受信された前記メッセージを、前記送信先判定手段により決定された通信網を利用して、前記通信端末に対して送信するメッセージ送信手段と、を備え、前記接続先情報には、前記通信端末の在圏情報と、前記通信端末が接続する通信網を変更したことを示す情報と、が含まれることを特徴とする。
また、本発明に係るメッセージ送信方法は、複数の通信網に対して接続可能な通信端末に対してメッセージを送信するメッセージ送信方法であって、前記通信端末が接続中の通信網を特定する情報である接続先情報を取得する接続先情報取得ステップと、前記接続先情報取得ステップにおいて取得された情報を接続先情報格納手段に格納する接続先情報格納ステップと、前記通信端末へのメッセージを受信するメッセージ受信ステップと、前記接続先情報格納手段に格納される情報に基づいて前記通信端末に対して前記メッセージを送信するために使用する通信網を決定する送信先判定ステップと、前記メッセージ受信ステップおいて受信された前記メッセージを、前記送信先判定ステップにより決定された通信網を利用して、前記通信端末に対して送信するメッセージ送信ステップと、を備え、前記接続先情報には、前記通信端末の在圏情報と、前記通信端末が接続する通信網を変更したことを示す情報と、が含まれることを特徴とする。
上記のメッセージ送信システム及びメッセージ送信方法によれば、通信端末の在圏情報と、通信端末が接続する通信網を変更したことを示す情報と、を含む接続先情報に基づいて、通信端末が接続中の通信網を使用して、当該通信端末に対してメッセージを送信することができる。したがって、複数の通信網を利用する通信端末へのメッセージの送信を好適に行うことが可能となる。
ここで、前記複数の通信網には、LTE網と3G網とが含まれ、前記通信端末が接続する通信網を変更したことを示す情報とは、前記通信端末がSRVCC又はCSFB通信を開始したことを示す情報、或いは、前記通信端末が前記LTE網から前記3G網へ接続先を変更したことを示す情報である態様とすることができる。
上記のように、通信端末がSRVCC又はCSFB通信を開始した場合、及び、通信端末がLTE網から3G網へ接続先を変更した場合は、通信端末が接続先を変更した情報が、通信端末の在圏情報に反映されない場合がある。したがって、通信端末が接続する通信網を変更したことを示す情報として、通信端末がSRVCC又はCSFB通信を開始したことを示す情報、或いは、通信端末がLTE網から3G網へ接続先を変更したことを示す情報を用いることで、複数の通信網を利用する通信端末へのメッセージの送信をより好適に行うことが可能となる。
本発明によれば、複数の通信網を利用する通信端末へのメッセージの送信を好適に行うことが可能なメッセージ送信システム及びメッセージ送信方法が提供される。
実施形態に係る通信システムの構成を示す図である。 通信システムの各装置に係るハードウェア構成を示す図である。 HSSにて保持される在圏情報の例を示す図である。 メッセージ送信システムの機能ブロックを示す図である。 GMSC/ASで保持される3G接続情報の例を示す図である。 P−CSCFで保持される在圏移動情報の例を示す図である。 メッセージ送信システムによるメッセージ送信方法を説明するフローチャートである。 通信端末がSRVCC中である場合のメッセージ送信方法を説明するシーケンス図である。 通信端末がCSFB通信中である場合のメッセージ送信方法を説明するシーケンス図である。 通信端末が在圏移動した場合のメッセージ送信方法を説明するシーケンス図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態を詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本発明の一実施形態に係るメッセージ送信システムを含む通信システムのシステム構成を示す図である。図1に示す通信システム1は、LTE(Long Term Evolution)網N1及び3G(3rd Generation)網N2の通信規格(通信プロトコル)に準拠して、端末装置に対してVoLTE(Voice over LTE)等のデータ通信を提供する通信システムである。図1に示すように、通信システム1は、SMSC(Short Message Service Center)10と、GMSC(Gateway Mobile Switching Center)/AS(Application Server)20と、HSS(Home Subscriber Server)30と、P−CSCF(Proxy Call Session Control Function)40と、S−CSCF(Serving-CSCF)50と、PCRF(Policy and Charging RulesFunction)60と、SGSN(Serving General packet radio service Support Node)70とを含んで構成されている。上記の通信システム1は、ユーザにより持ち運ばれる移動通信端末であるUE(User Equipment)80(80A,80B)と通信可能にされている。
UE80(通信端末)は、通信システム1のうち、HSS30、P−CSCF40及びS−CSCF50等を含んで構成されるIMS(IP Multimedia Subsystem)のコアネットワークに接続し、無線通信によって種々のサービスの提供を受けることができる。種々のサービスとしては、LTE網N1におけるパケット交換方式による音声通信(VoLTE:Voice over LTE)サービス及びデータ通信サービス(例えばSMS又は電子メール等のデータ通信)等がある。また、UE80は、通信システム1のSGSN70と通信を行うことで、3G網N2を介した無線通信によって、回線交換方式による音声通信及びパケット交換方式によるデータ通信サービスの提供を受けることもできる。
本実施形態では、UE80AがLTE網N1に在圏した後に、LTE網N1から3G網N2へ接続する通信網を変更した場合に、UE80Bから送信されたUE80A宛のSMSをUE80Aに対して送信するためのメッセージ送信システム及びメッセージ送信方法について説明する。メッセージ送信システム2は、通信システム1のGMSC/AS20及びP−CSCF40を含んで構成される。
図2は、本実施形態の通信システム1に含まれる各装置のハードウェア構成を示す図である。すなわち、図1に示されるSMSC10、GMSC/AS20、HSS30、P−CSCF40、S−CSCF50、PCRF60及びSGSN70は、物理的には、それぞれ図2に示すように、CPU101、主記憶装置であるRAM102及びROM103、データ送受信デバイスである通信モジュール104、ハードディスク、フラッシュメモリ等に例示される補助記憶装置105、入力デバイスであるタッチパネル及びキーボード等に例示される入力装置106、ディスプレイ等の出力装置107などを含むコンピュータシステムとして構成されている。SMSC10、GMSC/AS20、HSS30、P−CSCF40、S−CSCF50、PCRF60及びSGSN70では、図2に示すCPU101、RAM102等のハードウェア上に所定のコンピュータソフトウェアを読み込ませることにより、CPU101の制御のもとで通信モジュール104、入力装置106、出力装置107を動作させるとともに、RAM102や補助記憶装置105におけるデータの読み出し及び書き込みを行うことで、各装置における一連の機能が実現される。以下、図1に戻り、各装置の機能について詳細を説明する。
最初に、通信システム1の各構成の基本的な機能について説明する。本実施形態において、UE80Aは、無線基地局であるeNB(evolved Node B)(図示せず)との間で電波の送受信を行うことによりLTE網N1に在圏することが可能であると共に、無線基地局であるBTS(Base Transceiver Station)(図示せず)との間で電波の送受信を行うことにより3G網N2に在圏することが可能な端末である、すなわち、UE80Aは、2種類の通信網間での在圏移動が可能な通信端末であるとする。UE80Bが接続する通信網は、UE80Aに対してSMSの送信が可能な通信網であれば特に限定されない。
通信システム1に含まれるSMSC10は、UE80BからのSMS送信要求を受信してSMSを蓄積する機能を有する。
GMSC/AS20は、UE80BからのSMSをUE80Aに対して転送する機能を有する。本実施形態では、GMSC/AS20は、GMSCとASとが一体化されたブロック図を示しているが、2つの装置は別装置である。なお、以下の実施形態では、簡略化のためにGMSC/AS20として一体化されたものを使用する場合がある。ただし、GMSC又はASとしての機能を利用した処理の場合には、GMSC、ASのいずれか一方のみを明示する場合がある。また、2つの装置に分けて記載をする場合もある。
HSS30は、UE80A等の通信端末の契約情報、認証情報、及び在圏情報を管理する加入者情報管理サーバ(加入者情報管理データベース)である。ここで、HSS30で保持される通信端末の在圏情報とは、通信端末が接続している通信網を示す情報のことである。HSS30において保持される通信端末の在圏情報の例を図3に示す。図3に示すように、HSS30では、通信端末を特定する情報(端末A)に対応付けて、通信端末がLTE網N1への在圏有無に係る情報(○又は×)及び3G網N2への在圏有無に係る情報(○又は×)を保持している。図3に示す「端末A」は、LTE網N1に在圏(○)し、3G網N2には在圏していない(×)状況を示す。このような場合、「端末A」に対してSMSを送信する場合には、HSS30において保持される情報に基づいてLTE網N1を介して送信が行われる。また、図3に示す「端末B」は、LTE網N1と3G網N2の両方に在圏(○)している状況を示す。この場合でも、「端末B」に対してSMSを送信する場合には、HSS30において保持される情報に基づいてLTE網N1を介して送信が行われる。
ただし、HSS30における在圏情報は、通信端末が接続している通信網に係る情報を正しく反映をしていない場合がある。それは「通信端末がSRVCC(Single Radio Voice Call Continuity)中の場合」、「通信端末がCSFB(Circuit Switched Fall Back:回線交換フォールバック)通信中の場合」、及び、「通信端末が3G網N2に在圏移動してからの時間が短い場合」である。
SRVCC中とは、通信端末が他の通信端末との通信を維持したままLTE網N1から3G網N2への接続する通信網の変更に係る処理を実行中であることを示すものである。通信端末におけるSRVCCに係る処理は、他の通信端末との通信が終了するまで継続され、SRVCC中は、通信端末はLTE網N1ではなく3G網N2を利用した通信を行っている。なお、SRVCCとは、3GPPの標準化規格において規定されているものである(3GPP TS 23.216:Single Radio Voice Call Continuity (SRVCC))。通信端末がSRVCCを開始した場合、その情報は、HSS30の在圏情報に反映されない。
また、CSFB通信とは、LTE網N1に在圏中の通信端末が、回線交換方式の3G音声通信を利用することを示すものである。3G音声通信が終了すると、通信端末は、再びLTE網N1に在圏することになるが、通話中については、通信端末はLTE網N1ではなく3G網N2を利用した通信を行っている。CSFBとは、3GPPの標準化規格において規定されているものである(3GPP TS 23.272:Circuit Switched (CS) fallback in Evolved Packet System (EPS))。通信端末がCSFB通信を開始した場合、その情報は、HSS30の在圏情報に反映されない。
また、通信端末が移動する等によりLTE網N1から3G網N2へ在圏移動した場合は、HSS30における通信端末(UE80)の在圏情報は更新されるが、HSS30における通信端末の在圏情報が更新されるまでには時間を要する。
上記のように、在圏情報として、通信端末(UE80)の在圏状況を正確に反映しておらず、通信端末がLTE網N1に在圏していることを示す情報をHSS30が保持している場合がある。この場合、HSS30の保持する在圏情報に基づいて、通信端末がLTE網N1に在圏していると判断してLTE網N1を介した通信により通信端末に対してSMS着信を通知しようとすると、LTE網N1に対して通信端末が接続していないため、エラーが発生する。したがって、HSS30の情報に基づいて通信端末に対してSMSを好適に送信できない場合がある。本実施形態で説明するメッセージ送信システム2は、上記のような問題を解決するための構成を備える。詳細は後述する。
P−CSCF40は、セッション管理機能を有し、通信端末(UE80)と相互接続するSIP(Session Initiation Protocol)プロキシサーバである。
S−CSCF50は、通信端末(UE80)と接続されてIMSにおける呼のセッション制御を行う論理ノードであり、S−CSCF50は、SIP(Session Initiation Protocol)サーバとして、SIPメッセージの処理を行う論理ノードであり、ユーザの登録やセッション設定の制御を行う。
PCRF60は、LTE網N1を介して送受信されるユーザデータパケットに対して適用するQoS値や課金体系を決定する交換機である。
SGSN70は、3G網N2を用いたパケット通信のためのセッションを設定し、パケット交換の制御を行う装置である。なお、SGSN70は、パケット通信時のユーザの認証等を行うGGSN(Gateway GPRS Support Node)の機能を同一装置内に有するものであってもよい。
次に、図4を参照しながら、メッセージ送信システム2を構成するGMSC/AS20及びP−CSCF40を構成する機能ブロックについて説明する。
図4に示すように、GMSC/AS20は、SMS受信部21(メッセージ受信手段)と、3G接続情報取得部22(接続先情報取得手段)と、3G接続情報格納部23(接続先情報格納手段)と、送信先判定部24(接続先情報取得手段、送信先判定手段)と、SMS送信部25(メッセージ送信手段)と、を含んで構成される。また、P−CSCF40は、SMS受信部41と、在圏移動情報取得部42(接続先情報取得手段)と、在圏移動情報格納部43(接続先情報格納手段)と、送信可否判定部44(送信先判定手段)と、SMS送信部45(メッセージ送信手段)と、を含んで構成される。
GMSC/AS20のSMS受信部21は、SMSC10からUE80A宛のSMSを受信する機能を有する。SMS受信部21において受信されたSMSには、送信先となる対象の通信端末(本実施形態ではUE80A)を特定する情報が含まれる。
GMSC/AS20の3G接続情報取得部22は、対象の通信端末がSRVCCに係る処理を開始した場合や、CSFB通信を開始した場合に、当該情報を接続先情報(接続する通信網を変更したことを示す情報)として取得して3G接続情報格納部23に格納する機能を有する。また、なお、3G接続情報取得部22では、配下の通信端末がSRVCCに係る処理を開始したことは、S−CSCF50から送信される在圏切替通知の受信を契機として認識することができる。また、配下の通信端末がCSFB通信を開始したことは、S−CSCF50から送信される音声発信に係る通信要求の受信を契機として認識することができる。なお、通信端末がSRVCCやCSFB通信を終了後、通信端末が3G網N2へ移動する場合には、在圏移動等の所定の処理が行われる。一方、3G接続情報格納部23では、S−CSCF50から送信される終了の通知を受信することを契機として、保持している情報を更新する。
GMSC/AS20の3G接続情報格納部23は、SRVCC中又はCSFB通信中の通信端末の情報、すなわち、通信端末が接続する通信網を変更したことを示す情報を格納する機能を有する。3G接続情報格納部23に格納される情報の例を図5に示す。3G接続情報格納部23では、通信端末を特定する情報と、当該端末がどの処理を行っているかを示す情報とを対応付けて格納している。具体的には、図5では、「端末A」がSRVCC中(「〇」)であることを示している。このように、3G接続情報格納部23では、配下の通信端末が3G網N2を介した通信を行っている際にそのことを特定する情報を保持する。
GMSC/AS20の送信先判定部24は、SMS受信部21により受信されたSMSを送信先の通信端末に対して送信する際に用いる通信網を判定する機能を有する。具体的には、送信先判定部24は、HSS30に対して対象の通信端末(本実施形態ではUE80A)に係る在圏情報を問い合わせることで、通信端末に対してSMSを送信する際に用いるRAT(Radio Access Technology:本実施形態ではLTE網N1又は3G網N2)を選択する。例えば、図3の端末Aのように、UE80AがLTE網N1に在圏していることを示す情報をHSS30が保持している場合、送信先判定部24は、LTE網N1を介してUE80A宛のSMSを送信すると判定する。このように、送信先判定部24は、HSS30から通信端末の在圏情報を取得することから、接続先情報取得手段としても機能する。ただし、HSS30から取得される通信端末の在圏情報は、3G接続情報格納部23には格納されない。
送信先判定部24は、SMSの送信先を判定する際に、3G接続情報格納部23に格納された情報(接続先情報)も用いる。具体的には、SMS着信を通知する対象の通信端末(本実施形態ではUE80A)がSRVCC中又はCSFB通信中であるかどうかを確認し、3G接続情報格納部23に当該通信端末に係る情報が格納されている場合には、LTE網N1ではなく3G網N2を介してSMSを送信すると判定する。
GMSC/AS20のSMS送信部25は、送信先判定部24による判定結果に基づいて、SMSを送信する。具体的には、通信端末に対してLTE網N1を介してSMS着信を通知すると判定した場合には、P−CSCF40に対してSMSを送信する。また、通信端末に対して3G網N2を介してSMS着信を通知すると判定した場合には、SGSN70に対してSMSを送信する。
また、GMSC/AS20は、P−CSCF40からSMS配信に係るエラーが通知される場合に、これをSGSN70に対して送信する機能を有する。P−CSCF40からエラーが通知されるのは、P−CSCF40において通信端末がLTE網N1から3G網N2へ在圏移動したため、SMSの送信にLTE網N1を用いないと判定されたときである(詳細は後述する)。したがって、P−CSCF40からエラーが通知された場合には、SMS受信部21でこれを受信した後に送信先判定部24において3G網N2を介してSMSを送信すると判定して、SMS送信部25からSGSN70に対してSMSを送信する構成とする。
P−CSCF40のSMS受信部41は、GMSC/AS20からSMSを受信する機能を有する。SMS受信部41において受信されたSMSには、送信先を示す情報、すなわちUE80Aを特定する情報が含まれる。
P−CSCF40の在圏移動情報取得部42は、UE80Aが3G網N2へ在圏移動をした場合に、当該情報を取得して接続先情報として在圏移動情報格納部43に格納する機能を有する。なお、在圏移動情報取得部42では、配下の通信端末が在圏移動をしたことは、通信端末が在圏移動に係る処理をした際に認識することができる。具体的には、通信端末がLTE網N1に接続している間は、当該通信端末とLTE網N1におけるIMSのコアネットワークとの間で通信路(IMSベアラ)を構築しているが、在圏移動を契機としてIMSベアラが切断される。IMSベアラの切断に対応して通信端末との間でIMSベアラを設けているIMS−PDN(Packet Data Network)が存在しないことがP−CSCF40に対して通知されるので、P−CSCF40の在圏移動情報取得部42では、これを在圏移動情報として取得する。
P−CSCF40の在圏移動情報格納部43は、3G網N2へ在圏移動した通信端末の情報(接続する通信網を変更したことを示す情報)を格納する機能を有する。在圏移動情報格納部43に格納される情報の例を図6に示す。在圏移動情報格納部43では、通信端末を特定する情報と、当該端末に対応したIMS−PDNが存在しない(存在を認識していない)ことを示す情報とを対応付けて格納している。具体的には、図6では、「端末A」に係るLTE在圏情報として、IMS−PDNが存在しない(「×」)であることを示している。このように、在圏移動情報格納部43では、配下の通信端末が3G網N2へ在圏移動した場合にそのことを示す情報を保持する。P−CSCF40では、配下の通信端末のPDNに係る情報を常に把握しているので、この情報を配下の通信端末の在圏移動に係る情報として利用することができる。
P−CSCF40の送信可否判定部44は、SMS受信部41により受信されたSMSをUE80Aに対して送信する際にLTE網N1を用いてよいかを判定する機能を有する。具体的には、送信可否判定部44は、在圏移動情報格納部43を参照して、SMS着信を通知する対象の通信端末(本実施形態ではUE80A)が3G網N2へ在圏移動している場合には、LTE網N1を介してSMSを送信することができない。したがって、在圏移動情報格納部43に当該通信端末に係る情報が格納されている場合には、LTE網N1を利用してSMSを送信することが不可であると判定し、3G網N2を介してSMSを送信すると決定する。
P−CSCF40のSMS送信部45は、送信可否判定部44による判定結果に基づいて、SMSを送信する。具体的には、通信端末に対してLTE網N1を介してSMS着信を通知すると判定した場合には、通信端末に対してSMS着信を通知する処理を実施する。また、通信端末に対して3G網N2を介してSMS着信を通知する(LTE網N1を利用しない)と判定した場合には、GMSC/AS20に対してエラーを通知する。このとき、P−CSCF40が受信した情報(SMS)を返送する構成としてもよい。GMSC/AS20に対してP−CSCF40からエラーが返送された場合、上述のように、SMSはSGSN70に対して送信される。
上記のメッセージ送信システム2を含む通信システム1におけるメッセージ送信方法のうち、特に、送信先を判定する手法について、図7を参照しながら説明する。なお、図7のフローチャートには、3G接続情報格納部23に格納される3G接続情報の取得(接続先情報取得ステップ)、3G接続情報格納部23への格納(接続先情報格納ステップ)、在圏移動情報格納部43に格納される在圏移動情報の取得(接続先情報取得ステップ)、及び、在圏移動情報格納部43への格納(接続先情報格納ステップ)については含まれていない。
UE80BからのUE80A宛のSMSが送信されると、SMSC10を介してGMSC/AS20のSMS受信部21が受信する(S01:メッセージ受信ステップ)。GMSC/AS20では、送信先判定部24がHSS30に対して在圏情報を問い合わせることで、在圏情報を取得する(S02:接続先情報取得ステップ)。このとき、送信先判定部24では、HSS30から取得した在圏情報により、UE80AがLTE網に在圏しているか否かを判断する(S03:送信先判定ステップ)。LTE網N1に在圏していない場合(S03−NO)には、UE80Aは3G網N2に在圏しているので、送信先判定部24では、3G網N2を介してSMSを送信すると判定し、SMS送信部25からSGSN70に対してSMSを送信し、SMS着信を通知する(S04:メッセージ送信ステップ)。
一方、LTE網N1にUE80Aが在圏している場合(S03−YES)には、引き続き、送信先判定部24において、SRVCC中又はCSFB通信中であるか否かを判断する(S05:送信先判定ステップ)。この際には、3G接続情報格納部23に格納された情報を用いて判断が行われる。UE80AがSRVCC中又はCSFB通信中である場合(S05−YES)には、UE80Aは3G網N2に在圏しているので、送信先判定部24では、3G網N2を介してSMSを送信すると判定し、SMS送信部25からSGSN70に対してSMSを送信し、SMS着信を通知する(S06:メッセージ送信ステップ)。一方、SRVCC中又はCSFB通信中ではない場合(S06−NO)には、UE80AはLTE網N1に在圏していると判断され、送信先判定部24では、LTE網N1を介してSMSを送信すると判定し、SMS送信部25からP−CSCF40に対してSMSを送信し、SMS着信を通知する(S07)。
P−CSCF40のSMS受信部41においてGMSC/AS20からSMSを受信すると、送信可否判定部44では、在圏移動情報格納部43に格納されている情報、すなわち、UE80Aに対応するIMS−PDNを認識しているか否かに基づいて、UE80Aが3G網に在圏移動しているか否か、すなわち、LTE網N1を利用してSMSを送信してよいか否かを判断する(S08:送信先判定ステップ)。LTE網N1に在圏している場合には、P−CSCF40においてIMS−PDNを認識しているが、LTE網N1に在圏していない場合には、P−CSCF40ではIMS−PDNを認識しておらず、その情報が在圏移動情報格納部43に格納される。UE80Aに係るIMS−PDNを認識している場合(S08−YES)には、UE80AはLTE網N1に在圏している。したがって、送信可否判定部44では、LTE網N1を介してSMSを送信すると判定し、SMS送信部45からUE80Aに対してSMSを送信する(S09:メッセージ送信ステップ)。
一方、UE80Aに係るIMS−PDNを認識していない場合(S08−NO)には、UE80AはLTE網N1に在圏しておらず、3G網N2に在圏していると推測される。したがって、送信可否判定部44では、LTE網N1を利用せず、3G網N2を介してSMSを送信すると判定し、SMS送信部45からGMSC/AS20に対して、差し戻しを指示するエラーが通知される(S10)。GMSC/AS20では、P−CSCF40からエラーが通知されると、SGSN70に対してSMSを送信し、SMS着信を通知する(S11)。
以上のステップにより、送信先の判定、すなわち、UE80Aに対してどの通信網(LTE網N1又は3G網N2)を介してSMSを送信するか判定されて、判定結果に基づいてUE80Aに対してSMSが送信される。
次に、図8〜図10を参照しながら、通信システム1の各装置間での具体的な信号のやり取りについて説明する。まず、図8を参照しながら、UE80AがSRVCC中である場合について説明する。
まず、SRVCCによりUE80AがLTE網N1から3G網N2へ接続する通信網を変更したとする(S21)。このとき、UE80Aが接続先を変更したことに係る情報(SIP_INFO:在圏切替通知)は、P−CSCF40からS−CSCF50へ、及びS−CSCF50からAS(GMSC/AS20)へ通知される(S22、S23)。これにより、GMSC/AS20では、3G接続情報取得部22にてSRVCCを認識し(S24)、3G接続情報格納部23へ当該情報を格納する。
一方、UE80BからSMSC10に対してUE80A宛のSMSを送信した場合、SMSC10からGMSC/AS20(GMSC)に対してSMS着信を通知する情報(MT_Forward_SM.req:SMS着信)が送信される(S25)。GMSC/AS20(GMSC)のSMS受信部21でこれが受信されると、送信先判定部24により、HSS30に対してUE80Aの在圏情報の問い合わせを行うことで(SRIforSM.req:S26)、HSS30から在圏情報を取得する(SRIforSM.ack:S27)。この結果及びSMSが、GMSCからASへ送られる(MT_Forward_SM.req:S28)。なお、GMSC/AS20のように一体化されている場合には、この情報の送信は、装置内で行われることとなる。
GMSC/AS20(AS)では、事前にSRVCCを認識している(S24)ので、送信先判定部24において、SMSC10から送信されたSMSを3G網N2に対して送信することを決定する(S29)。そして、送信先判定部24の判定結果に基づいて、GMSC/AS20(AS)のSMS送信部25からSGSN70に対して、SMSを送信することでSMSの着信が通知される(MT_Forward_SM.req:S30)。SGSN70では、SMSを受信すると、3G網N2を介してUE80Aに対してSMSを送信する(S31)。以上の方法により、UE80Aに対して3G網N2を介してSMSを送信することができる。
次に、図9を参照しながら、UE80AがCSFB通信中である場合について説明する。
まず、音声発信要求をUE80AがS−CSCF50に対して送信する(S41)。これに対して、S−CSCF50は、GMSC/AS20(AS)に対して、音声通信に係る通知を行い(200 OK(INVITE):S42)、GMSC/AS20(AS)は応答する(200OK(INVITE):S43)。これにより、UE80Aにより3G網N2を利用したCSFB通信が開始される(S44)。このとき、GMSC/AS20(AS)では、3G接続情報取得部22にてCSFB通信を開始したことを認識し、3G接続情報格納部23へ当該情報を格納する。
一方、UE80BからSMSC10に対してUE80A宛のSMSを送信した場合、SMSC10からGMSC/AS20(GMSC)に対してSMS着信を通知する情報(MT_Forward_SM.req:SMS着信)が送信される(S45)。GMSC/AS20(GMSC)のSMS受信部21でこれが受信されると、送信先判定部24により、HSS30に対してUE80Aの在圏情報の問い合わせを行うことで(SRIforSM.req:S46)、HSS30から在圏情報を取得する(SRIforSM.ack:S47)。この結果及びSMSが、GMSCからASへ送られる(MT_Forward_SM.req:S48)。なお、GMSC/AS20のように一体化されている場合には、この情報の送信は、装置内で行われることとなる。
GMSC/AS20(AS)では、事前にCSFB通信中であることを認識している(S44)ので、送信先判定部24において、SMSC10から送信されたSMSを3G網N2に対して送信することを決定する(S49)。そして、送信先判定部24の判定結果に基づいて、GMSC/AS20(AS)のSMS送信部25からSGSN70に対して、SMSを送信することでSMSの着信が通知される(MT_Forward_SM.req:S50)。SGSN70では、SMSを受信すると、3G網N2を介してUE80Aに対してSMSを送信する(S51)。以上の方法により、UE80Aに対して3G網N2を介してSMSを送信することができる。
次に、図10を参照しながら、UE80Aが3G網N2に在圏移動した場合について説明する。
UE80Aが3G網N2への在圏移動に係る処理を開始する(S61)場合、まず、UE80AからSGSN70に対して位置登録に係る信号が送信される(Attach Request:S62)。SGSN70では、UE80Aからの信号に基づいて、UE80AがLTE網N1における通信路であるIMSベアラの切断が必要であることを認識し(S63)、SGSN70及びPCRF60がIMSベアラの切断に係る処理を行う(S64)。IMSベアラの切断完了後、PCRF60からLTE網N1側のP−CSCF40に対してPCRF60におけるIMSベアラの切断(解放)に係る処理が終了したことを通知する(Dia_ASR:S65)。P−CSCF40の在圏移動情報取得部42では、このPCRF60からの通知に基づいて、UE80Aに係るIMS−PDNが解放されたと認識し(S66)、在圏移動情報格納部43へ当該情報を格納する。また、PCRF60からの通知に対する応答を送信する(Dia_ASA:S70)。
一方、UE80BからSMSC10に対してUE80A宛のSMSを送信した場合、SMSC10からGMSC/AS20(GMSC)に対してSMS着信を通知する情報(MT_Forward_SM.req:SMS着信)が送信される(S67)。GMSC/AS20(GMSC)のSMS受信部21でこれが受信されると、送信先判定部24により、HSS30に対してUE80Aの在圏情報の問い合わせを行うことで(SRIforSM.req:S68)、HSS30から在圏情報を取得する(SRIforSM.ack:S69)。UE80Aが在圏移動した場合、GMSC/AS20(GMSC)の3G接続情報格納部23にはUE80Aに係る情報は格納されないので、送信先判定部24は、HSS30からの情報に基づいて、UE80AがLTE網N1に在圏していると判断し、P−CSCF40に対してSMSを送信し、SMS着信を通知する(SIP_Message/SMS着信:S71)。
P−CSCF40のSMS受信部41がSMSを受信すると、送信可否判定部44において、在圏移動情報格納部43においてUE80Aに係る在圏移動情報を保持しているかを確認する。このとき、P−CSCF40では、事前にUE80Aが在圏移動をした(UE80Aに係るIMS−PDNが存在しない)ことを認識している(S66)ので、送信可否判定部44において、SMSをGMSC/AS20に対して返送し、LTE網N1を使用したSMS送信を行わず、3G網N2を介してUE80Aに対して送信することと判定する。その結果、SMS送信部45からGMSC/AS20に対して、エラー応答(SMS着信NG)が返される(SIP_504:S72)。GMSC/AS20は、P−CSCF40からエラーが返されると、SGSN70に対してSMSを送信し、SMS着信を通知する(MT_Forward_SM.req/SMS着信:S73)。SGSN70では、SMSを受信すると、3G網N2を介してUE80Aに対してSMSを送信する(S74)。以上の方法により、UE80Aに対して3G網N2を介してSMSを送信することができる。
以上のように、本実施形態に係る通信システム1に含まれるメッセージ送信システム2及びメッセージ送信方法によれば、メッセージ送信システム2を構成するGMSC/AS20及びP−CSCF40において、HSS30で保持される通信端末(本実施形態ではUE80A)の在圏情報と、通信端末が接続する通信網を変更したことを示す情報と、を含む接続先情報に基づいて、送信先判定部24及び送信可否判定部44にて、通信端末が接続中の通信網を判定し、当該通信網を使用して通信端末に対してSMSを送信する。したがって、複数の通信網を利用する通信端末へのSMSの送信を好適に行うことが可能となる。特に、本実施形態に係るメッセージ送信システム2及びメッセージ送信方法では、例えば、本来通信端末が接続する通信網を示すはずの在圏情報が、通信端末が実際に接続している通信網の情報を反映できていない場合(通信端末が実際に接続している通信網が、在圏情報で示される通信網とは異なる場合)にも、在圏情報とは別に取得される情報、すなわち、接続する通信網を変更したことを示す情報を用いることで、通信端末が実際に接続する通信網を利用したSMSの送信が可能となる。
通信端末が実際に接続している通信網の情報を反映できていない場合(通信端末が実際に接続している通信網が、在圏情報で示される通信網とは異なる場合)に生じる技術課題は、音声着信においても生じることが考えられる。この点について、音声着信については、3GPPの標準化規格であるT−ADS方式(Terminating Access Domain Selection)によってこの課題を解決している(3GPP TS 23.221:Architectural requirements)。したがって、SMS着信についてもT−ADS方式を利用することで対応することも考えられる。しかしながら、T−ADS方式を利用すると、通信端末が接続する通信網の情報を取得するために通信量(主にメール配信による制御SMS)が増大し、設備容量が不足するという懸念がある。これに対して、本実施形態に係るメッセージ送信システム2及びメッセージ送信方法では、メッセージ送信システム2において、通信端末が実際に接続する通信網を特定してSMSを送信するため、通信網の情報を取得するために増加する通信量を抑制することができる。
通信端末が実際に接続している通信網の情報を反映できないケースとしては、例えば、LTE網N1及び3G網N2に接続可能な通信端末が、SRVCC又はCSFB通信を開始した場合が挙げられる。また、通信端末がLTE網N1から3G網N2へ接続先を変更(在圏移動)した場合にも、接続先を変更したことを在圏情報へ反映させるにはタイムラグが生じるため、通信端末が実際に接続している通信網が、在圏情報で示される通信網とは異なる状況が生じる。したがって、上記実施形態のように、通信端末が接続する通信網を変更したことを示す情報として、通信端末がSRVCC又はCSFB通信を開始したことを示す情報、或いは、通信端末がLTE網N1から3G網N2へ接続先を変更したことを示す情報を用いることで、複数の通信網を利用する通信端末へのメッセージの送信をより好適に行うことが可能となる。
以上、本発明をその実施形態に基づいて詳細に説明した。しかし、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で以下のような様々な変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、メッセージ送信システム2がGMSC/AS20及びP−CSCF40を含んで構成される場合について説明したが、例えばメッセージ送信システム2に係る機能を1台の装置で全て実行するようにしてもよく、逆に他の装置にメッセージ送信システム2に係る機能を分散させてもよい。すなわち、メッセージ送信システム2の装置構成は適宜変更することができる。
また、上記実施形態では、メッセージ送信システム2により送信するメッセージがSMSである場合について説明したが、メッセージ送信システム2により送信する対象となるメッセージは、SMSに限定されるものではない。
また、上記実施形態では、メッセージ送信システム2において、在圏情報からUE80AがLTE網N1にいると判断される場合に、UE80Aが3G網N2へ接続している(SRVCC中又はCSFB通信中である)か、又は3G網N2へ在圏移動をしているか、を判断する構成について説明した。しかしながら、メッセージ送信システム2は、上記の状況以外にも適用することができる。すなわち、複数の通信網に対して接続可能な通信端末について、通信端末の在圏情報とは別に、通信端末が接続先を変更したことを示す情報を取得し、これらを接続先情報として、通信端末に対してメッセージを送信する際に使用する通信網を決定する構成であれば特に限定されない。
1…通信システム、2…メッセージ送信システム、10…SMSC、20…GMSC/AS、30…HSS、40…P−CSCF、50…S−CSCF、60…PCRF、70…SGSN。

Claims (3)

  1. 複数の通信網に対して接続可能な通信端末に対してメッセージを送信するメッセージ送信システムであって、
    前記通信端末が接続中の通信網を特定する情報である接続先情報を取得する接続先情報取得手段と、
    前記接続先情報取得手段により取得された情報を格納する接続先情報格納手段と、
    前記通信端末へのメッセージを受信するメッセージ受信手段と、
    前記接続先情報格納手段に格納される情報に基づいて前記通信端末に対して前記メッセージを送信するために使用する通信網を決定する送信先判定手段と、
    前記メッセージ受信手段により受信された前記メッセージを、前記送信先判定手段により決定された通信網を利用して、前記通信端末に対して送信するメッセージ送信手段と、
    を備え、
    前記接続先情報には、前記通信端末の在圏情報と、前記通信端末が接続する通信網を変更したことを示す情報と、が含まれるメッセージ送信システム。
  2. 前記複数の通信網には、LTE網と3G網とが含まれ、
    前記通信端末が接続する通信網を変更したことを示す情報とは、前記通信端末がSRVCC又はCSFB通信を開始したことを示す情報、或いは、前記通信端末が前記LTE網から前記3G網へ接続先を変更したことを示す情報である請求項1記載のメッセージ送信システム。
  3. 複数の通信網に対して接続可能な通信端末に対してメッセージを送信するメッセージ送信方法であって、
    前記通信端末が接続中の通信網を特定する情報である接続先情報を取得する接続先情報取得ステップと、
    前記接続先情報取得ステップにおいて取得された情報を接続先情報格納手段に格納する接続先情報格納ステップと、
    前記通信端末へのメッセージを受信するメッセージ受信ステップと、
    前記接続先情報格納手段に格納される情報に基づいて前記通信端末に対して前記メッセージを送信するために使用する通信網を決定する送信先判定ステップと、
    前記メッセージ受信ステップおいて受信された前記メッセージを、前記送信先判定ステップにより決定された通信網を利用して、前記通信端末に対して送信するメッセージ送信ステップと、
    を備え、
    前記接続先情報には、前記通信端末の在圏情報と、前記通信端末が接続する通信網を変更したことを示す情報と、が含まれるメッセージ送信方法。
JP2015029748A 2015-02-18 2015-02-18 メッセージ送信システム及びメッセージ送信方法 Active JP6355573B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015029748A JP6355573B2 (ja) 2015-02-18 2015-02-18 メッセージ送信システム及びメッセージ送信方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015029748A JP6355573B2 (ja) 2015-02-18 2015-02-18 メッセージ送信システム及びメッセージ送信方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016152546A true JP2016152546A (ja) 2016-08-22
JP6355573B2 JP6355573B2 (ja) 2018-07-11

Family

ID=56696886

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015029748A Active JP6355573B2 (ja) 2015-02-18 2015-02-18 メッセージ送信システム及びメッセージ送信方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6355573B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008072314A (ja) * 2006-09-13 2008-03-27 Ntt Docomo Inc 交換装置、通信システム、通信制御方法
JP2010258901A (ja) * 2009-04-27 2010-11-11 Ntt Docomo Inc 移動通信方法、移動通信システム、ショートメッセージ配信サーバ、位置情報管理サーバ及びセッション管理サーバ
JP2013502161A (ja) * 2009-08-10 2013-01-17 クゥアルコム・インコーポレイテッド メッセージサービス情報の配信のためのドメインの識別
US20140370923A1 (en) * 2012-02-01 2014-12-18 Zte Corporation Method and system for sending short message
US20150030019A1 (en) * 2012-03-26 2015-01-29 Nokia Solutions And Networks Oy Mobile switching center acting as a short message service gateway

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008072314A (ja) * 2006-09-13 2008-03-27 Ntt Docomo Inc 交換装置、通信システム、通信制御方法
JP2010258901A (ja) * 2009-04-27 2010-11-11 Ntt Docomo Inc 移動通信方法、移動通信システム、ショートメッセージ配信サーバ、位置情報管理サーバ及びセッション管理サーバ
JP2013502161A (ja) * 2009-08-10 2013-01-17 クゥアルコム・インコーポレイテッド メッセージサービス情報の配信のためのドメインの識別
US20140370923A1 (en) * 2012-02-01 2014-12-18 Zte Corporation Method and system for sending short message
US20150030019A1 (en) * 2012-03-26 2015-01-29 Nokia Solutions And Networks Oy Mobile switching center acting as a short message service gateway

Also Published As

Publication number Publication date
JP6355573B2 (ja) 2018-07-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2807809B1 (en) Providing an ims voice session via a packet switch network and an emergency voice session via a circuit switch network
CN104170455B (zh) 处理通信系统中的切换请求
EP1982468B1 (en) Method for requesting domain transfer and terminal and server thereof
WO2014123992A1 (en) Originator mobile device assisted voice call technology selection
CN104081841A (zh) 用于单无线电语音呼叫连续性切换的最小接入转移控制功能需求
CN103703737A (zh) 用于支持ims服务连续性的实现的方法和设备
CN102884817A (zh) 改善的短消息递送
US9918216B2 (en) Home network domain selection for routing call to a visited network
US20160072852A1 (en) Network Initiated CS Services During IMS Call
KR20130114647A (ko) 패킷교환 액세스 망에서 회선교환 액세스 망으로 세션을 이동하기 위한 방법, 장치 및 컴퓨터 프로그램
EP2984859B1 (en) Homogeneous circuit switched voice support indication in a mobile network
US9900806B2 (en) Handling call transfer in a communication network
US20150119034A1 (en) Method and system for managing wireless access to a communication system
WO2013067907A1 (zh) 终端的呼叫处理方法、装置及系统
EP2705722B1 (en) Routing terminating call to user equipment via control nodes
WO2009157394A1 (ja) 移動通信方法及び移動局
US9615294B2 (en) Dynamic session transfer number for voice call continuity
JP6598629B2 (ja) メッセージ送信システム
JP6355573B2 (ja) メッセージ送信システム及びメッセージ送信方法
EP2951970B1 (en) Service control awareness for call routing between packet switched telephony domain and circuit switched telephony domain
JP6295126B2 (ja) 通信システム、呼接続制御装置、及び通信方法
JP5898356B1 (ja) 通信制御システム
JP5740229B2 (ja) 移動通信方法及び呼セッション制御サーバ装置
KR101134771B1 (ko) VoIP 단말과 통신 가능한 CSI 단말의 회선교환서비스 사용 가능 여부를 응용서버로 알리는 방법 및 장치
JP6387268B2 (ja) 通信制御装置、通信制御システム、及び通信制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170817

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180531

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180605

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180612

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6355573

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250