JP5961063B2 - 計量装置 - Google Patents

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本発明は、例えば、肉、魚、加工食品、医薬品などの被計量物を計量して良否を判定する計量装置に関する。
従来より、食品等の生産ラインにおいては、生産ラインに組み込まれ、生産される物品が前段から順次搬入され、搬入された物品を搬送しながら計量し、後段に搬出または選別手段により生産ラインから排除する計量装置が用いられている。
この種の計量装置では、被計量物を搬送しながら計量を行うダイナミック計量を採用しているため、被計量物が助走コンベアから秤量コンベアに乗り移るときの衝撃や搬送時の空気抵抗などの要因により、計量値に誤差(偏り)が生じてしまうことがある。
ダイナミック計量を行う計量装置では、予めマスターとなる被計量物(マスターワーク)を複数回測定して、測定の際に算出した補正係数によりダイナミック計量における偏りを補正して被計量物の重量を求める手法がある(例えば、特許文献1参照)。
また、この種の計量装置では、被計量物の搬送間隔に応じて測定タイミングおよびフィルタ特性を変化させながら測定を行うようにしたものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特許第2706838号公報 特許第3644680号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、計量に用いる秤量データが被計量物の搬送間隔によって異なるため、1つのダイナミック補正係数による補正では測定値がばらついてしまうという問題があった。
例えば、計量時の状態としては、2個乗りにならない間隔で被計量物が秤量コンベアに搬入されて計量を行う状態と、2個乗りになってしまう間隔で被計量物が秤量コンベアに搬入され、且つ、被計量物の乗り継ぎ衝撃による残振動を含む状態で計量を行う状態があるが、計量値の誤差(偏り)は、残振動の影響によって被計量物毎に異なることが多い。
ここで、乗り継ぎによる残振動の影響に着目すると、残振動の影響がない状態で測定をする手法もあるが、この場合、測定の遅延や精度の悪化に繋がってしまう恐れがある。例えば、残振動が収束した時間から測定を開始すると、ローパスフィルタ(低域通過フィルタ)による減衰帯域が狭くなり、精度悪化に繋がってしまう。
また、特定帯域除去フィルタにより残振動の成分を除去する手法もあるが、この場合、フィルタ遅延により測定に遅延が生じ、測定能力(時間毎の測定可能個数)の低下に繋がってしまう。
そこで、本発明は、前述のような従来の問題を解決するためになされたもので、被計量物の搬送間隔および搬送方向長さに応じてダイナミック計量時の偏りを補正することで、計量誤差を低減することができる計量装置を提供することを目的とする。
本発明に係る計量装置は、順次搬入される被計量物(W)を所定の搬送条件により搬送する搬送手段(32)と、前記搬送手段を支持し、前記搬送手段で搬送中の前記被計量物の荷重に基づいて秤量信号を出力する秤量手段(21)と、前記搬送手段への前記被計量物の搬入を検出するとともに、該被計量物の搬送方向長さ、該被計量物と後続する被計量物との搬送間隔を判定する搬送状況判定手段と、前記秤量信号を受け該秤量信号を所定の信号処理条件に基づいて信号処理した測定信号を出力する信号処理手段(71)と、前記搬送状況判定手段が前記搬送手段への前記被計量物の搬入を検出してからの所定時間経過後の測定ポイントにおける前記測定信号の測定値と補正用のダイナミック補正係数に基づいて前記被計量物の計量値を算出する計量手段(72)と、前記計量手段が算出した計量値と良否判定基準とを比較して被計量物の良否を判定する良否判定手段(76)と、前記計量手段を制御する制御手段(74)と、を備えた計量装置であって、前記計量手段が、前記測定ポイントおよび前記信号処理条件毎に設定されたダイナミック補正係数を予め複数記憶するダイナミック補正係数記憶手段(113)と、前記ダイナミック補正係数を用いて前記秤量信号を補正するダイナミック補正手段(103)と、を備え、前記制御手段が、前記ダイナミック補正手段に対して、前記搬送状況判定手段が判定した搬送方向長さおよび搬送間隔と、前記信号処理手段が用いる信号処理条件と、に応じたダイナミック補正係数を前記ダイナミック補正係数記憶手段から読み出すとともに、該読み出したダイナミック補正係数を用いて前記秤量信号を補正するよう制御することを特徴とする。
この構成により、ダイナミック補正手段により、搬送状況判定手段が判定した搬送方向長さおよび搬送間隔と、信号処理手段が用いる信号処理条件と、に応じたダイナミック補正係数がダイナミック補正係数記憶手段から読み出され、読み出されたダイナミック補正係数を用いて秤量信号が補正されるので、被計量物の搬送間隔および搬送方向長さに応じてダイナミック計量時の偏りを補正することで、計量誤差を低減することができる。
また、本発明に係る計量装置は、前記計量手段が、前記測定ポイントおよび前記信号処理条件の双方を変更しながら、前記測定ポイントおよび前記信号処理条件に応じたダイナミック補正係数を算出するダイナミック補正係数算出手段(112)を備え、前記ダイナミック補正係数記憶手段が、前記ダイナミック補正係数算出手段により算出されたダイナミック補正係数を予め複数記憶することを特徴とする。
この構成により、ダイナミック補正手段により、搬送状況判定手段が判定した搬送方向長さおよび搬送間隔と、信号処理手段が用いる信号処理条件と、に応じてダイナミック補正係数算出手段で算出されたダイナミック補正係数がダイナミック補正係数記憶手段から読み出され、読み出されたダイナミック補正係数を用いて秤量信号が補正されるので、被計量物の搬送間隔および搬送方向長さに応じてダイナミック計量時の偏りを補正することで、計量誤差を低減することができる。
また、本発明に係る計量装置は、前記被計量物の良否を判定する運転モードと、前記ダイナミック補正係数記憶手段に前記複数のダイナミック補正係数を記憶する学習モードとの間で、動作モードを切り替えるモード切替手段(77)を備え、前記制御手段は、前記モード切替手段により動作モードが前記運転モードに切り替えられているとき、前記ダイナミック補正手段に対して、前記搬送状況判定手段が判定した搬送方向長さおよび搬送間隔と、前記信号処理手段が用いる信号処理条件と、に応じたダイナミック補正係数を前記ダイナミック補正係数記憶手段から読み出すとともに、該読み出したダイナミック補正係数を用いて前記秤量信号を補正するよう制御し、前記モード切替手段により動作モードが前記学習モードに切り替えられているとき、前記ダイナミック補正係数算出手段に対して、前記測定ポイントおよび前記信号処理条件の双方を変更しながら、前記測定ポイントおよび前記信号処理条件に応じたダイナミック補正係数を算出するよう制御するとともに、前記ダイナミック補正係数記憶手段に対して、前記ダイナミック補正係数算出手段により算出されたダイナミック補正係数を複数記憶するよう制御することを特徴とする。
この構成により、制御手段が、運転モード時に、前記ダイナミック補正手段に対して、前記搬送状況判定手段が判定した搬送方向長さおよび搬送間隔と、前記信号処理手段が用いる信号処理条件と、に応じたダイナミック補正係数を前記ダイナミック補正係数記憶手段から読み出すとともに、該読み出したダイナミック補正係数を用いて前記秤量信号を補正するよう制御し、学習モード時に、前記ダイナミック補正係数算出手段に対して、前記測定ポイントおよび前記信号処理条件の双方を変更しながら、前記測定ポイントおよび前記信号処理条件に応じたダイナミック補正係数を算出するよう制御するとともに、前記ダイナミック補正係数記憶手段に対して、前記ダイナミック補正係数算出手段により算出されたダイナミック補正係数を複数記憶するよう制御するので、計量装置の個体毎にダイナミック補正係数を算出、記憶および利用することで、計量装置の個体差に基づく計量誤差を低減することができる。
また、本発明に係る計量装置は、前記信号処理手段が、複数のローパスフィルタ(LPF1、LPF2、LPFn)を有するとともに、該複数のローパスフィルタの中から前記搬送状況判定手段が判定した搬送方向長さおよび搬送間隔に基づいて信号処理条件として選択したローパスフィルタにより信号処理を行うことを特徴とする。
この構成により、ダイナミック補正手段により、搬送状況判定手段が判定した搬送方向長さおよび搬送間隔と、信号処理手段が信号処理条件として用いるローパスフィルタと、に応じたダイナミック補正係数がダイナミック補正係数記憶手段から読み出され、読み出されたダイナミック補正係数を用いて秤量信号が補正されるので、被計量物の搬送間隔および搬送方向長さに応じてダイナミック計量時の偏りを補正することで、計量誤差を低減することができる。
本発明は、被計量物の搬送間隔および搬送方向長さに応じてダイナミック計量時の偏りを補正することで、計量誤差を低減することができる計量装置を提供することができる。
本発明の一実施の形態に係る計量装置の概要を示す斜視図である。 本発明の一実施の形態に係る計量装置の内部構成を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態に係る計量装置の信号処理手段および計量手段の詳細構成を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態に係る計量装置のダイナミック補正係数を示す図である。 本発明の一実施の形態に係る計量装置の学習モードにおける動作に関わる構成要件を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態に係る計量装置の学習モードにおける動作を示すフロー図である。 本発明の一実施の形態に係る計量装置の運転モードにおける動作に関わる構成要件を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態に係る計量装置の運転モードにおける動作を示すフロー図である。 本発明の一実施の形態に係る計量装置の運転モードにおける動作を示すタイミングチャートである。
以下、本発明に係る計量装置の実施の形態について図面を参照して説明する。図1〜図9は、本発明に係る計量装置の一実施の形態を示している。
図1、図2に示すように、計量装置1は、装置本体部2と、搬送部3と、搬入検出センサ4とを備えて構成されている。また、計量装置1の後段には選別部5が接続されている。
計量装置1は、生産ラインの一部を構成するベルトコンベア14の下流側に設置されており、所定の間隔で矢印A方向に順次搬入されてくる肉、魚、加工食品、医薬品などの被計量物Wの重さを計量し、計量結果を出力するようになっている。
さらに、予め設定された重量の上限および下限の基準値とそれぞれ比較し、被計量物Wの重量として得られた計量値が基準値の範囲内にあるか否かを判定して範囲内のものを良品とし、範囲外のものを不良品として良否判定したり、複数の基準値に対応して重量ランク判定をするようになっていてもよい。
また、計量結果、良否判定結果や重量ランク判定結果は、表示手段10に表示されるとともに、計量装置1の後段に接続された選別部5に出力されるようになっている。選別部5では、計量装置1が出力した計量結果、良否判定結果や重量ランク判定結果に応じて被計量物Wを振り分けるようになっている。
装置本体部2は、秤量手段21と、総合制御部7と、表示手段10と、設定手段11と、これらの各部を収納する収納筐体2aとにより構成されている。
搬送部3は、ベルトコンベア14から矢印A方向に搬入されてくる被計量物Wを所定の搬送条件により搬送するようになっている。被計量物Wは、助走コンベア31により測定するのに最適な速度になるよう加速または減速されて搬送され、秤量コンベア32によりさらに搬送され、搬送されている間に重量が秤量手段21により計量されるようになっている。秤量コンベア32は、被計量物を所定の搬送条件により搬送するようになっている。また、被計量物Wは、計量の後にさらに後段の選別部5に搬送され、振り分けられるようになっている。
搬送部3は、助走コンベア31および秤量コンベア32により構成されている。助走コンベア31は、前段のベルトコンベア14から搬送されてきた被計量物Wが秤量コンベア32に移動する前に、被計量物Wの助走を行うものであり、2つのローラ31a、31cと、これらのローラに巻き付けられている無端状の搬送ベルト31bとにより構成されている。
秤量コンベア32は、被計量物Wの計量を行う秤量手段21の上部に支持されており、2つのローラ32a、32cとこれらのローラに巻き付けられている無端状の搬送ベルト32bとにより構成されている。
搬入検出センサ4は、一対の投光部4aおよび受光部4bからなる透過形光電センサで構成されており、助走コンベア31と秤量コンベア32との間に配置されている。具体的には、投光部4aは、搬送ベルト32bの装置本体部2側に配置され、受光部4bは、搬送ベルト32bの他の側面側で投光部4aに対向するように配置されており、被計量物Wが投光部4aおよび受光部4bの間を通過すると被計量物Wにより受光部4bが遮光されるので被計量物Wの搬入が検出されるようになっている。
搬入検出センサ4は、この搬入検出センサ4を被計量物Wが通過するときの遮光または非遮光に対応する信号を搬入検出信号として、装置本体部2内の総合制御部7に出力するようになっている。
秤量手段21は、秤量コンベア32を支持し被計量物Wの荷重に基づいて秤量信号を出力する荷重センサであり、例えば、電磁平衡式秤の構成を有し、被計量物Wが秤量コンベア32で搬送されている間に、秤量手段21に加わる荷重を測定するようになっている。
秤量手段21は、電磁平衡式秤として構成される場合、図示省略するが、秤量コンベア32とともに上下する吊り板と、吊り板を懸架する平行バネと、一端が吊り板に固定されたさおと、さおを支持する支点と、さおの他端の位置を検出して変位検出信号を出力する位置センサと、さおの他端に力を作用させる磁石付きの電磁コイルと、電磁コイルを駆動するコイル印加部と、位置センサからの変位検出信号に基づいてさおが平衡を保つようコイル印加部を制御するサーボ制御部と、を備えている。
そして、電磁平衡式秤としての秤量手段21は、無負荷時にさおの平衡をとっておき、被計量物Wが秤量コンベア32に載ると支点回りのバランスが崩れて、さおが図中右上がりに傾こうとするが、この傾きを位置センサにより検出し、傾きをゼロとするように電磁コイルに電流を流すことにより、この電流は被計量物Wの重量に比例するので、重量値の瞬時値である秤量信号に換算することができるようになっている。
すなわち、被計量物Wの質量による負荷と、磁石と電磁コイルに流す電流で発生する力を平衡させ、このとき電磁コイルに流れる電流値を被検査物Wの重量として測定している。
総合制御部7は、信号処理手段71、計量手段72、記憶手段73、制御手段74、良否判定手段76、モード切替手段77を備えている。
信号処理手段71は、秤量手段21からの秤量信号を受け所定の信号処理条件に基づいて信号処理した信号処理済の測定信号を出力するようになっていて、アナログ信号をデジタル信号に変換する図示しないA/D変換器を備えている。
また、信号処理手段71は、図3を参照して後述するように、種類や特性の異なる複数のローパスフィルタを備えており、これらのローパスフィルタにより、秤量信号の低周波成分のみを通過させて出力するようになっている。
なお、信号処理手段71が選択するローパスフィルタは、1つの場合、または、複数を組み合わせたものの場合がある。
信号処理手段71が備えるローパスフィルタとしては、FIR(Finite Impulse Response)フィルタと、IIR(Infinite Impulse Response)フィルタとがある。
ここで、FIRフィルタは、インパルス応答波形が入力された場合に、ある決まった時間(有限時間)だけ出力を出す有限インパルス応答フィルタであり、IIRフィルタは、無限にインパルス応答波形の減衰波形を出力する無限インパルス応答フィルタである。
具体的には、FIRフィルタは、A/D変換器によりデジタル信号に変換された秤量信号に対して、所定の低周波成分を通過するローパスフィルタを構成し、単純平均化処理や公知の窓関数を用いた重み付け平均化処理を行うものである。
IIRフィルタは、スイッチトキャパシタフィルタのように特性変更が可能なハードウェアを用いて秤量手段21からの秤量信号(アナログ秤量信号)を直接受けてA/D変換器に出力するアナログフィルタで構成してもよいし、A/D変換器からのデジタル秤量信号(図示せず)を受けるデジタルフィルタで構成してもよい。
計量手段72は、信号処理手段71が出力する秤量信号が信号処理された測定信号に基づいて被計量物Wの計量値を算出(重量に換算)するようになっている。また、計量手段72においては、秤量手段21から秤量信号が出力された被計量物Wに対して、搬入検出センサ4によって被計量物Wが秤量コンベア32に搬入されたことが検知されてからの所定のタイミング(以下、測定ポイントともいう)で、被計量物Wの計量値を算出するようになっている。
本実施の形態において、被計量物Wの計量値を算出する測定ポイントは、被計量物Wの搬送間隔に応じて変動するようになっている。また、計量手段72は、秤量コンベア32上を移動中の被計量物Wに対して計量値を算出するため、測定信号に基づいて重量に換算し、さらにその換算値に最適なダイナミック補正係数を乗算することで重量に換算した換算値を補正して計量値を算出するようになっている。
計量手段72により算出された個々の計量結果の重量は、記憶手段73に算出データとして記憶されるようになっている。計量手段72および信号処理手段71については詳細な構成を後述する。
記憶手段73は、記憶媒体などから構成されており、秤量コンベア32による被計量物Wの所定の搬送条件、および信号処理手段71における所定の信号処理条件を含む条件パラメータを被計量物Wの品種に対応させて記憶するようになっている。
記憶手段73には、被計量物Wの品種毎に付された各品種番号に対応して、搬送速度、LPF(Low Pass Filter)特性が記憶されている。また、記憶手段73には、被計量物Wの良否を判定するための良品範囲が記憶されている。
搬送速度は、被計量物Wを搬送する搬送部3の速度であり、LPF特性は、どのような特性のローパスフィルタであるかを示すものであり、良品範囲とは、良品と判定される被計量物Wの重量の範囲である。
これらの記憶情報は、設定手段11からの設定操作または外部機器との接続により予め記憶されるようになっている。記憶手段73は、計量値、良品判定結果等の種々のデータを記憶するようになっている。
制御手段74は、被計量物Wの品種に応じて記憶手段73から所定の搬送条件および所定の信号処理条件を読み出して秤量コンベア32および信号処理手段71をそれぞれ制御するようになっている。
また、記憶手段73に記憶している複数の品種に対応する条件パラメータを順次切り替えて搬送部3および信号処理手段71を制御するようになっている。また、制御手段74は、図示しないモータの回転速度(rpm)を駆動制御して、搬送部3による被計量物Wの搬送速度を制御するようになっている。
良否判定手段76は、被計量物Wの良否を判定するものであり、判定回路などから構成され、計量手段72が算出した計量値と良否判定基準とを比較して被計量物Wの良否を判定するようになっている。
具体的には、良否判定手段76は、計量手段72から出力された被計量物Wの計量結果の重量信号を受けると、記憶手段73に予め記憶されている重量の上限値Gaおよび下限値Gbを読み出し、算出した被計量物Wの重量と上限値Gaおよび下限値Gbとをそれぞれ比較し、上限値Gaおよび下限値Gbで決定される重量の許容範囲内に被計量物Wの重量が入っているか否かを判定するようになっている。
良否判定手段76において判定された判定結果は、表示手段10に出力され、良品または不良品として表示されるようになっている。また、判定結果は、計量装置1の後段に接続された選別部5に出力され、被計量物Wが良品または不良品として選別されるようになっている。さらに、この判定結果は、記憶手段73に出力され、各被計量物Wについての判定結果が記憶されるようになっている。
モード切替手段77は、制御手段74に指令を出し、計量装置1の動作モードを、運転モードと学習モードとの間で切り替えるものである。ここで、運転モードとは、計量装置1が被計量物Wの計量、重量の算出および良否判定を行う通常の動作モードのことであり、学習モードとは、運転モードの動作で計量手段72が用いるダイナミック係数を算出および記憶しておくための動作モードである。
モード切替手段77は、設定手段11からの入力操作に応じて動作モードを運転モードまたは学習モードの何れかに切り替えるようになっている。
表示手段10は、図1に示すように、装置本体部2の搬送部3側の上端部に設けられ、液晶ディスプレイなどの表示デバイスで構成される。表示手段10は、計量装置1の動作モードが運転モードのときにおいては、計量装置1の動作状態、被計量物Wの計量値、良否判定結果を表示し、計量装置1の動作モードが設定モードのときにおいては、パラメータの設定や動作確認に関する表示をするようになっている。
なお、表示手段10は、表示された数字、文字などがタッチ操作により入力されるタッチパネルとして構成し、設定手段11と一体化した構成にしてもよい。
選別部5は、計量装置1の後段に接続されており、選別機構部5aおよび搬送ベルト5bにより構成されている。選別機構部5aは、例えば、押し出し型の選別機構により構成されている。選別機構部5aは、良品と不良品とを選別できるものであればよく、フリッパ機構、ドロップアウト機構、エアジェット機構などの選別機構で構成してもよい。
選別機構部5aは、上流の秤量コンベア32から搬送される被計量物Wが搬送ベルト5bで矢印B方向に搬送されている間に、不良品と判定された被計量物Wに対して搬送ベルト5bの側面方向への押し出しやジェットエアの吹き付けを行うようになっており、不良の被計量物Wを搬送ベルト5b上から排出し、良品の被計量物Wと区別することにより選別を行っている。
また、搬送ベルト5bは、ローラ5cおよびローラ5cに対向して配置されるローラ(不図示)と、これらのローラに巻き付けられている無端状の搬送ベルトとして構成されており、測定を終了した被計量物Wを所定の速度で下流側に搬送するようになっている。
つぎに、計量手段72および信号処理手段71の詳細な構成を説明する。
図3に示すように、信号処理手段71は、複数のローパスフィルタとしての、第1のローパスフィルタLPF1、第2のローパスフィルタLPF2、第nのローパスフィルタLPFnを備えている。なお、nは正の整数である。
この複数のローパスフィルタは、秤量手段21に対して互いに並列に接続されており、秤量手段21からの秤量信号は、これら複数のローパスフィルタの全てに入力される。
計量手段72は、計量装置1の動作モードが運転モードのときに用いられる構成要件として、フィルタ選択手段101と、測定ポイント選択手段102と、ダイナミック補正手段103と、搬送状況判定手段104とを備えている。
また、計量手段72は、計量装置1の動作モードが学習モードのときに用いられる構成要件として、測定値取得手段111と、ダイナミック補正係数算出手段112と、ダイナミック補正係数記憶手段113とを備えている。
フィルタ選択手段101は、信号処理手段71の複数のローパルフィルタから入力された信号のうち、何れか1つの信号を後段に出力することにより、信号処理手段71の複数のローパルフィルタのうち何れのローパスフィルタを用いるかを実質的に選択するようになっている。
測定ポイント選択手段102は、秤量手段21から秤量信号が出力された被計量物Wに対して、搬入検出センサ4によって被計量物Wが秤量コンベア32に搬入されたことが検知されてから被計量物Wの計量値の算出を行うタイミングである測定ポイントを選択するようになっている。
ダイナミック補正手段103は、ダイナミック補正係数記憶手段113から読み出したダイナミック補正係数を適用して、測定値のダイナミック補正を行うようになっている。
測定値取得手段111は、互いに異なる複数の測定ポイントとして、第1の測定ポイント、第2の測定ポイント、第nの測定ポイントで測定値を取得するようになっている。すなわち、測定値取得手段111は、信号処理手段71の複数のローパスフィルタからそれぞれ出力された測定値に対して、互いに異なる複数の測定ポイントで測定値を取得するようになっている。測定値取得手段111により取得されたローパスフィルタ毎および測定ポイント毎の複数の測定値は、ダイナミック補正係数算出手段112に出力される。
ダイナミック補正係数算出手段112は、測定値取得手段111により取得された複数のローパスフィルタ毎および複数の測定ポイント毎の測定値に基づいて、ダイナミック補正係数を算出するようになっている。
ダイナミック補正係数算出手段112により算出されたダイナミック補正係数は、図4に示すように、複数のローパスフィルタ毎および複数の測定ポイント毎のマトリックス状のデータとなり、これらのダイナミック補正係数は、ダイナミック補正係数記憶手段113に記憶されるようになっている。
搬送状況判定手段104は、搬入検出センサ4からの搬入検出信号に基づいて、先行する被計量物Wと後続する被計量物Wの搬送間隔を判定するとともに、被計量物Wの搬送方向の長さを判定するようになっている。
本実施の形態の計量装置1は、被計量物Wの搬送間隔および搬送方向の長さに応じて、減衰帯域の異なる複数のローパスフィルタから最適なローパスフィルタを選択し、予め算出された複数のダイナミック計量誤差(偏り)を補正するためのダイナミック補正係数により補正して計量値を算出するようになっている。
ここで、ダイナミック補正係数は、被計量物Wの搬送間隔や測定ポイント毎にダイナミック補正係数算出手段112により予め学習モードにおいて算出されるようになっている。なお、全ての搬送間隔毎ではなく、複数の測定ポイントの補正係数から全ての搬送間隔毎のダイナミック補正係数を算出するようにしてもよい。
次に、本実施の形態に係る計量装置1の学習モードおよび運転モードのときの動作を説明する。
[学習モードにおける動作]
動作モードが学習モードのときの動作について、図5を参照し、図6のフローチャートに基づき説明する。なお、図5は、図3の構成図から学習モードのときに用いられる構成要件のみを表したものである。
図6に示すように、まず、ユーザにより、動作モードが学習モードに設定され(ステップS11)、設定手段11の操作入力によりマスターワーク質量が入力され(ステップS12)、マスターワークをベルトコンベア14または助走コンベア31に載置して秤量コンベア32に搬送および計量を行う(ステップS13)。
ここで、ステップS13で用いるマスターワークとは、事前の計測により正確な質量が判明している物品であり、ダイナミック補正係数の算出用の被計量物Wのことである。そして、ステップS12では、予め判明しているマスターワークの質量が入力される。
ついで、ステップS14では、信号処理手段71が複数のローパスフィルタで信号処理を行うとともに、測定値取得手段111が複数の測定ポイントで測定値の取り込み(取得)を行う。
ついで、ステップS15では、各測定値が予め定められた許容範囲内であるか否かを判別する。この判別が"NO"(許容範囲内ではない)のときは、ステップS16に移行して測定が成り立つ条件か否かを判別する。このステップS16の判別が"YES"(測定が成り立つ条件である)のときは、ステップS13で再度マスターワークを流し、判別が"NO"(測定が成り立つ条件ではない)のときはステップS19に移行してエラー処理を行う。なお、ステップS16の判別が"YES"となりステップS13で再度マスターワークを流す際には、"もう一度マスターワークを流してください"等のメッセージが表示手段に表示される。ステップS15の判別が"YES"(許容範囲内である)のときは、ステップS17に移行する。
ステップS17では、ダイナミック補正係数算出手段112が、マスターワーク質量と各測定値から、ローパスフィルタ毎および測定ポイント毎のダイナミック補正係数Ak(n)を算出する。
ステップS18では、ダイナミック補正係数記憶手段113が、算出済のダイナミック補正係数の係数Aが許容範囲内であるか否かを判別する。
ステップS18の判別が"NO"(許容範囲ないではない)のときは、ステップS19に移行してエラー処理が行われ、判別が"YES"(許容範囲内である)のときは、ステップS20に移行し、算出された各ダイナミック補正係数を記憶する。
ダイナミック補正係数記憶手段113で記憶されたダイナミック補正係数は、図4に示すように複数のローパスフィルタと複数の測定ポイントのそれぞれに対応するマトリックス状の値となる。
ステップS20でダイナミック補正係数が記憶されると、ステップS21で、学習モードを抜け、これらの処理を終了する。
[運転モードにおける動作]
動作モードが運転モードのときの動作について、図7および図9を参照し、図8のフローチャートに基づき説明する。なお、図7は、図3の構成図から運転モードのときに用いられる構成要件のみを表したものである。
図8に示すように、まず、搬入検出センサ4により、助走コンベア31から秤量コンベア32に乗り移る被計量物Wを検出する(ステップS31)。
ステップS32では、測定遅延時間Taのタイマを起動し、測定可能時間Taが終了したか否かを判別する(ステップS33)。ステップS33の判別が"YES"(測定可能時間Taが終了した)のときは、測定可能時間Tbのタイマを起動する(ステップS34)。
ついで、測定可能時間Tbの期間の終了前に搬入検出センサ4により次の被計量物Wを検出したか否かを判別し(ステップS35)、この判別が"YES"(次の被計量物Wを検出した)のときは、測定可能時間Tbの計時を打ち切って(ステップS36)、ステップS38に移行し、ステップS35の判別が"NO"(次の被計量物Wを検出していない)のときは、測定可能時間Tbの計時を終了して(ステップS37)、ステップS38に移行する。
ステップS38では、フィルタ選択手段101が、測定可能時間Tbに応じたローパスフィルタを選択する。ついで、ステップS39では、測定ポイント選択手段102が、測定可能時間Tbの終了時間を測定ポイントとして選択する。
ついで、ステップS40では、ステップS38で選択されたローパスフィルタとステップS39で選択された測定ポイントにおける重量換算値を出力する。
ついで、ステップS41では、ステップS38で選択されたローパスフィルタとステップS39で選択された測定ポイントにおけるダイナミック補正係数をダイナミック補正係数記憶手段113から読み出す。
ついで、ステップS42では、重量換算値とステップS41で読み出したダイナミック補正係数とから計量値を算出する。ステップS43では、ステップS42で算出された計量値を出力する。
一方、ステップS31で被計量物Wを検出した後、2個乗り監視時間Tcのタイマがすでに起動中であるか否か判別する(ステップS44)。すなわち、2個乗り監視時間Tcの期間中に後続する次の被計量物Wを検出したか否かを判別し、この判別が"YES"のときは、2個乗り判定を出力する(ステップS45)。「2個乗り」とは、搬送方向に前後する被計量物Wの搬送間隔が短いために秤量コンベア32上に同時に2つの被計量物Wが乗っている状態のことである。
ステップS45の判別が"NO"(2個乗りでない)のときは、2個乗り監視時間Tcのタイマを起動し(ステップS46)、2個乗りを監視する(ステップS47)。
以上説明したように、本実施の形態に係る計量装置1は、計量手段72が、測定ポイントおよび信号処理条件毎に設定されたダイナミック補正係数を予め複数記憶するダイナミック補正係数記憶手段113と、ダイナミック補正係数を用いて秤量信号を補正するダイナミック補正手段103と、を備え、制御手段74が、ダイナミック補正手段103に対して、搬送状況判定手段104が判定した搬送方向長さおよび搬送間隔と、信号処理手段71が用いる信号処理条件と、に応じたダイナミック補正係数をダイナミック補正係数記憶手段113から読み出すとともに、該読み出したダイナミック補正係数を用いて秤量信号を補正するよう制御することを特徴とする。
この構成により、ダイナミック補正手段103により、搬送状況判定手段104が判定した搬送方向長さおよび搬送間隔と、信号処理手段71が用いる信号処理条件と、に応じたダイナミック補正係数がダイナミック補正係数記憶手段113から読み出され、読み出されたダイナミック補正係数を用いて秤量信号が補正されるので、被計量物Wの搬送間隔および搬送方向長さに応じてダイナミック計量時の偏りを補正することで、計量誤差を低減することができる。
また、本実施の形態に係る計量装置1は、計量手段72が、測定ポイントおよび信号処理条件の双方を変更しながら、測定ポイントおよび信号処理条件に応じたダイナミック補正係数を算出するダイナミック補正係数算出手段112を備え、ダイナミック補正係数記憶手段113が、ダイナミック補正係数算出手段112により算出されたダイナミック補正係数を予め複数記憶することを特徴とする。
この構成により、ダイナミック補正手段103により、搬送状況判定手段104が判定した搬送方向長さおよび搬送間隔と、信号処理手段71が用いる信号処理条件と、に応じてダイナミック補正係数算出手段112で算出されたダイナミック補正係数がダイナミック補正係数記憶手段113から読み出され、読み出されたダイナミック補正係数を用いて秤量信号が補正されるので、被計量物Wの搬送間隔および搬送方向長さに応じてダイナミック計量時の偏りを補正することで、計量誤差を低減することができる。
また、本実施の形態に係る計量装置1は、被計量物Wの良否を判定する運転モードと、ダイナミック補正係数記憶手段113に複数のダイナミック補正係数を記憶する学習モードとの間で、動作モードを切り替えるモード切替手段77を備え、制御手段74は、モード切替手段77により動作モードが運転モードに切り替えられているとき、ダイナミック補正手段103に対して、搬送状況判定手段104が判定した搬送方向長さおよび搬送間隔と、信号処理手段71が用いる信号処理条件と、に応じたダイナミック補正係数をダイナミック補正係数記憶手段113から読み出すとともに、読み出したダイナミック補正係数を用いて秤量信号を補正するよう制御し、モード切替手段77により動作モードが学習モードに切り替えられているとき、ダイナミック補正係数算出手段112に対して、測定ポイントおよび信号処理条件の双方を変更しながら、測定ポイントおよび信号処理条件に応じたダイナミック補正係数を算出するよう制御するとともに、ダイナミック補正係数記憶手段113に対して、ダイナミック補正係数算出手段112により算出されたダイナミック補正係数を複数記憶するよう制御することを特徴とする。
この構成により、制御手段74が、運転モード時に、ダイナミック補正手段103に対して、搬送状況判定手段104が判定した搬送方向長さおよび搬送間隔と、信号処理手段71が用いる信号処理条件と、に応じたダイナミック補正係数をダイナミック補正係数記憶手段113から読み出すとともに、読み出したダイナミック補正係数を用いて秤量信号を補正するよう制御し、学習モード時に、ダイナミック補正係数算出手段112に対して、測定ポイントおよび信号処理条件の双方を変更しながら、測定ポイントおよび信号処理条件に応じたダイナミック補正係数を算出するよう制御するとともに、ダイナミック補正係数記憶手段113に対して、ダイナミック補正係数算出手段112により算出されたダイナミック補正係数を複数記憶するよう制御するので、計量装置1の個体毎にダイナミック補正係数を算出、記憶および利用することで、計量装置1の個体差に基づく計量誤差を低減することができる。
また、本実施の形態に係る計量装置1は、信号処理手段71が、複数のローパスフィルタLPF1、LPF2、LPFnを有するとともに、複数のローパスフィルタLPF1、LPF2、LPFnの中から搬送状況判定手段104が判定した搬送方向長さおよび搬送間隔に基づいて信号処理条件として選択したローパスフィルタにより信号処理を行うことを特徴とする。
この構成により、ダイナミック補正手段103により、搬送状況判定手段104が判定した搬送方向長さおよび搬送間隔と、信号処理手段71が信号処理条件として用いるローパスフィルタと、に応じたダイナミック補正係数がダイナミック補正係数記憶手段113から読み出され、読み出されたダイナミック補正係数を用いて秤量信号が補正されるので、被計量物Wの搬送間隔および搬送方向長さに応じてダイナミック計量時の偏りを補正することで、計量誤差を低減することができる。
以上のように、本発明に係る計量装置は、被計量物の搬送間隔および搬送方向長さに応じてダイナミック計量時の偏りを補正することで、計量誤差を低減することができるという効果を有し、肉、魚、加工食品、医薬品などの被計量物を計量して良否を判定する計量装置として有用である。
1 計量装置
3 搬送部
4 搬入検出センサ
5 選別部
7 総合制御部
10 表示手段
11 設定手段
14 ベルトコンベア
21 秤量手段
31 助走コンベア
32 秤量コンベア(搬送手段)
71 信号処理手段
72 計量手段
73 記憶手段
74 制御手段
76 良否判定手段
77 モード切替手段
101 フィルタ選択手段
102 測定ポイント選択手段
103 ダイナミック補正手段
104 搬送状況判定手段
111 測定値取得手段
112 ダイナミック補正係数算出手段
113 ダイナミック補正係数記憶手段
LPF1 第1のローパスフィルタ
LPF2 第2のローパスフィルタ
LPFn 第nのローパスフィルタ
W 被計量物

Claims (4)

  1. 順次搬入される被計量物(W)を所定の搬送条件により搬送する搬送手段(32)と、
    前記搬送手段を支持し、前記搬送手段で搬送中の前記被計量物の荷重に基づいて秤量信号を出力する秤量手段(21)と、
    前記搬送手段への前記被計量物の搬入を検出するとともに、該被計量物の搬送方向長さ、該被計量物と後続する被計量物との搬送間隔を判定する搬送状況判定手段と、
    前記秤量信号を受け該秤量信号を所定の信号処理条件に基づいて信号処理した測定信号を出力する信号処理手段(71)と、
    前記搬送状況判定手段が前記搬送手段への前記被計量物の搬入を検出してからの所定時間経過後の測定ポイントにおける前記測定信号の測定値と補正用のダイナミック補正係数に基づいて前記被計量物の計量値を算出する計量手段(72)と、
    前記計量手段が算出した計量値と良否判定基準とを比較して被計量物の良否を判定する良否判定手段(76)と、
    前記計量手段を制御する制御手段(74)と、を備えた計量装置であって、
    前記計量手段が、前記測定ポイントおよび前記信号処理条件毎に設定されたダイナミック補正係数を予め複数記憶するダイナミック補正係数記憶手段(113)と、前記ダイナミック補正係数を用いて前記秤量信号を補正するダイナミック補正手段(103)と、を備え、
    前記制御手段が、前記ダイナミック補正手段に対して、前記搬送状況判定手段が判定した搬送方向長さおよび搬送間隔と、前記信号処理手段が用いる信号処理条件と、に応じたダイナミック補正係数を前記ダイナミック補正係数記憶手段から読み出すとともに、該読み出したダイナミック補正係数を用いて前記秤量信号を補正するよう制御することを特徴とする計量装置。
  2. 前記計量手段が、前記測定ポイントおよび前記信号処理条件の双方を変更しながら、前記測定ポイントおよび前記信号処理条件に応じたダイナミック補正係数を算出するダイナミック補正係数算出手段(112)を備え、
    前記ダイナミック補正係数記憶手段が、前記ダイナミック補正係数算出手段により算出されたダイナミック補正係数を予め複数記憶することを特徴とする請求項1に記載の計量装置。
  3. 前記被計量物の良否を判定する運転モードと、前記ダイナミック補正係数記憶手段に前記複数のダイナミック補正係数を記憶する学習モードとの間で、動作モードを切り替えるモード切替手段(77)を備え、
    前記制御手段は、
    前記モード切替手段により動作モードが前記運転モードに切り替えられているとき、前記ダイナミック補正手段に対して、前記搬送状況判定手段が判定した搬送方向長さおよび搬送間隔と、前記信号処理手段が用いる信号処理条件と、に応じたダイナミック補正係数を前記ダイナミック補正係数記憶手段から読み出すとともに、該読み出したダイナミック補正係数を用いて前記秤量信号を補正するよう制御し、
    前記モード切替手段により動作モードが前記学習モードに切り替えられているとき、前記ダイナミック補正係数算出手段に対して、前記測定ポイントおよび前記信号処理条件の双方を変更しながら、前記測定ポイントおよび前記信号処理条件に応じたダイナミック補正係数を算出するよう制御するとともに、前記ダイナミック補正係数記憶手段に対して、前記ダイナミック補正係数算出手段により算出されたダイナミック補正係数を複数記憶するよう制御することを特徴とする請求項2に記載の計量装置。
  4. 前記信号処理手段が、複数のローパスフィルタ(LPF1、LPF2、LPFn)を有するとともに、該複数のローパスフィルタの中から前記搬送状況判定手段が判定した搬送方向長さおよび搬送間隔に基づいて信号処理条件として選択したローパスフィルタにより信号処理を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の計量装置。
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