JP5959454B2 - 蒸気タービンシステム - Google Patents
蒸気タービンシステム Download PDFInfo
- Publication number
- JP5959454B2 JP5959454B2 JP2013046211A JP2013046211A JP5959454B2 JP 5959454 B2 JP5959454 B2 JP 5959454B2 JP 2013046211 A JP2013046211 A JP 2013046211A JP 2013046211 A JP2013046211 A JP 2013046211A JP 5959454 B2 JP5959454 B2 JP 5959454B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steam
- pipe
- overload
- turbine
- warming
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Control Of Turbines (AREA)
Description
[A]構成
図1,図2は、第1実施形態に係る蒸気タービンシステムについて模式的に示す系統図である。
蒸気タービンシステムにおいて、蒸気タービン21は、第1タービン21A(高圧タービン)と第2タービン21B(中圧タービン)とを含む。
主蒸気管P11Aは、一端がボイラ11の加熱部(加熱器)の出口に連結されている。これと共に、主蒸気管P11Aは、第1タービン21Aにおいて初段に位置する入口に、他端が連結されている。
過負荷蒸気管P12は、主蒸気管P11Aにて主蒸気加減弁V11bが設置された位置よりもボイラ11に近い上流側の部分P111に、一端が連結されている。これと共に、過負荷蒸気管P12は、第1タービン21Aにおいて中段に位置する入口に、他端が連結されている。
ウォーミング管P13は、主蒸気管P11Aにおいて主蒸気加減弁V11bが設置された位置よりも第1タービン21Aに近い下流側の部分P112に、一端が連結されている。これと共に、ウォーミング管P13の他端は、過負荷蒸気管P12において過負荷弁V12が設置された位置よりも第1タービン21Aに近い下流側の部分P122(過負荷弁下流配管)に連結されている。
低温再熱蒸気管P21Aは、一端が第1タービンF21Aの出口に連結され、他端がボイラ11に設けられた再熱部(再熱器)の入口に連結されている。高温再熱蒸気管P11Bは、一端がボイラ11に設けられた再熱部の出口に連結され、他端が第2タービン21Bの入口に連結されている。復水管P31は、一端が復水器31の出口に連結されており、他端がポンプ41の入口に連結されている。給水管P41は、一端がポンプ41の出口に連結されており、他端がボイラ11の加熱部(加熱器)の入口に連結されている。
上記の蒸気タービンシステムにおいて運転を行うときの主な動作について、説明する。
図1に示すように、定格負荷以下の「通常運転」を行うときには、過負荷弁V12を全閉の状態にする。そして、主蒸気止め弁V11aが全開の状態で、主蒸気加減弁V11bの開度が負荷に応じて調節される。
図2に示すように、定格負荷を超える「過負荷運転」を行うときには、主蒸気止め弁V11aおよび主蒸気加減弁V11bの開度を全開の状態にする。そして、この状態で、過負荷弁V12の開度を全閉から、負荷に応じた開度に調整する。
以上のように、本実施形態の蒸気タービンシステムには、ウォーミング管P13が設けられている。そして、本実施形態では、「過負荷運転」を行う前の「通常運転」のときに、過負荷蒸気管P12の下流側の部分P122(過負荷弁下流配管)が、主蒸気管P11Aからウォーミング管P13を介して流れる蒸気F13(ウォーミング蒸気)によって、ウォーミングされる。
上記のように、本実施形態では、蒸気タービン21として、第1タービン21Aと第2タービン21Bとを含み、2つの車室で構成されているが、これに限らない。単一の車室で構成されていてもよく、また、3以上の車室で構成されていてもよい。その他、蒸気タービン21は、種々の形式であってもよい。
[A]構成
図3は、第2実施形態に係る蒸気タービンシステムについて要部を模式的に示す系統図である。
補助蒸気系統51は、図3に示すように、低温再熱蒸気管P21Aとの間に配管P51が設けられており、配管P51の一端が補助蒸気系統51に連結されており、配管P51の他端が低温再熱蒸気管P21Aの途中に連結されている。
ドレン管P113は、たとえば、主蒸気加減弁V11bの弁座後ドレン管である。図3に示すように、このドレン管P113には、ドレン弁V113(弁座後ドレン弁)が設置されている。
上記の蒸気タービンシステムにおいて運転を行うときの主要な動作について、説明する。
以上のように、本実施形態の蒸気タービンシステムには、補助蒸気系統51が設けられている。補助蒸気系統51は、「タービンウォーミング時」に、第1タービン21Aの出口から内部に蒸気S51(タービンウォーミング蒸気)を供給することによって、第1タービン21Aのウォーミングを行う。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
Claims (7)
- ボイラから蒸気が供給され、当該供給された蒸気が内部を流れる主蒸気管と、
前記主蒸気管に設置されており、前記主蒸気管を流れる蒸気の流量を調整する主蒸気加減弁と、
前記主蒸気管にて前記主蒸気加減弁が設置された位置よりも前記ボイラに近い上流側の部分において、前記ボイラから前記主蒸気管を流れる蒸気が分岐して流入し、当該分岐して流入した蒸気が内部を流れる過負荷蒸気管と、
前記過負荷蒸気管に設置されており、前記過負荷蒸気管を流れる蒸気の流量を調整する過負荷弁と、
前記主蒸気管を流れる蒸気が、前記主蒸気加減弁を介して、初段の入口から作動流体として流入すると共に、前記過負荷蒸気管を流れる蒸気が、前記過負荷弁を介して、中段の入口から作動流体として流入する蒸気タービンと、
前記主蒸気管にて前記主蒸気加減弁が設置された位置よりも前記蒸気タービンに近い下流側の部分に、一端が連結されていると共に、前記過負荷蒸気管にて前記過負荷弁が設置された位置よりも前記蒸気タービンに近い下流側の部分に、他端が連結されているウォーミング管と
を具備することを特徴とする、蒸気タービンシステム。 - 定格負荷を超える過負荷運転を行う前に、前記過負荷蒸気管において前記過負荷弁が設置された位置よりも前記蒸気タービンに近い下流側の部分が、前記主蒸気管から前記ウォーミング管を介して流れる蒸気でウォーミングされる、
請求項1に記載の蒸気タービンシステム。 - 前記ウォーミング管を流れる蒸気の流量を調整する流量調整部が、前記ウォーミング管に設置されている、
請求項1または2に記載の蒸気タービンシステム。 - 前記ウォーミング管は、前記過負荷蒸気管において前記過負荷弁が設置された位置よりも前記蒸気タービンに近い下流側の部分のうち、前記過負荷弁に近い部分に設置されている、
請求項1から3のいずれかに記載の蒸気タービンシステム。 - タービンウォーミング時に、前記蒸気タービンの出口から内部に蒸気を供給することによって、前記蒸気タービンのウォーミングを行う補助蒸気系統
を備え、
前記タービンウォーミング時に前記補助蒸気系統から前記蒸気タービンに供給した蒸気は、前記蒸気タービンにおいて初段の入口から前記主蒸気管を逆流することによって前記主蒸気管をウォーミングすると共に、前記蒸気タービンにおいて中段の入口から前記過負荷蒸気管を逆流することによって、前記過負荷蒸気管において前記過負荷弁が設置された位置よりも前記蒸気タービンに近い下流側の部分をウォーミングする、
請求項1から4のいずれかに記載の蒸気タービンシステム。 - 前記過負荷弁は、前記タービンウォーミング時に、開けられた状態にされ、
前記過負荷蒸気管を逆流する蒸気によって、前記過負荷弁と、前記過負荷蒸気管において前記過負荷弁が設置された位置よりも前記ボイラに近い上流側の部分とのそれぞれが、ウォーミングされる、
請求項5に記載の蒸気タービンシステム。 - 前記タービンウォーミング時に、前記過負荷蒸気管において前記過負荷弁が設置された位置よりも前記蒸気タービンに近い下流側の部分をウォーミングしたときに生ずるドレンが、前記ウォーミング管と前記主蒸気管とを介して流入し、当該流入したドレンを外部へ排出するドレン管
を更に含む、
請求項5または6に記載の蒸気タービンシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013046211A JP5959454B2 (ja) | 2013-03-08 | 2013-03-08 | 蒸気タービンシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013046211A JP5959454B2 (ja) | 2013-03-08 | 2013-03-08 | 蒸気タービンシステム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014173481A JP2014173481A (ja) | 2014-09-22 |
JP5959454B2 true JP5959454B2 (ja) | 2016-08-02 |
Family
ID=51694982
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013046211A Active JP5959454B2 (ja) | 2013-03-08 | 2013-03-08 | 蒸気タービンシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5959454B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN205744015U (zh) * | 2015-12-31 | 2016-11-30 | 通用电器技术有限公司 | 蒸汽涡轮温暖保持设备 |
EP3561238A1 (de) * | 2018-04-26 | 2019-10-30 | Siemens Aktiengesellschaft | Anordnung für eine dampfturbine |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5985403A (ja) * | 1982-11-08 | 1984-05-17 | Toshiba Corp | タ−ビンバイパス弁暖機装置 |
JP3780678B2 (ja) * | 1998-01-22 | 2006-05-31 | 富士電機システムズ株式会社 | 蒸気プラントにおけるバイパス弁の暖機方法および装置 |
JP4509759B2 (ja) * | 2004-12-08 | 2010-07-21 | 株式会社東芝 | 蒸気タービンの過負荷運転装置および蒸気タービンの過負荷運転方法 |
US7987675B2 (en) * | 2008-10-30 | 2011-08-02 | General Electric Company | Provision for rapid warming of steam piping of a power plant |
-
2013
- 2013-03-08 JP JP2013046211A patent/JP5959454B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014173481A (ja) | 2014-09-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5734792B2 (ja) | 蒸気タービンプラントおよびその運転方法 | |
EP2423460B1 (en) | Systems and methods for pre-warming a heat recovery steam generator and associated steam lines | |
JP5860597B2 (ja) | 排熱回収ボイラ配管を予熱するシステム及び方法 | |
US10352246B2 (en) | Water feeding method, water feeding system implementing said method, and steam generating facility provided with water feeding system | |
JP2009127627A (ja) | 蒸気タービンの縮小負荷運転の改善のための方法及び装置 | |
JP2010014114A (ja) | 蒸気タービン過負荷バルブ及びそれに関連する方法 | |
KR102520288B1 (ko) | 증기 터빈 플랜트, 및 그 냉각 방법 | |
JP6264128B2 (ja) | コンバインドサイクルプラント、その制御方法、及びその制御装置 | |
JP2010242673A (ja) | 蒸気タービンシステム及びその運転方法 | |
JP5959454B2 (ja) | 蒸気タービンシステム | |
JP6231228B2 (ja) | 複合サイクルガスタービンプラント | |
US9404395B2 (en) | Selective pressure kettle boiler for rotor air cooling applications | |
JP2019108835A (ja) | 蒸気タービンプラント及びその運転方法 | |
US20220195896A1 (en) | Steam turbine plant and operation method, combined cycle plant and operation method | |
JP2016528430A (ja) | コンバインドサイクル発電所の運転法 | |
KR20190097287A (ko) | 증기 터빈 플랜트 | |
JP6603526B2 (ja) | 蒸気タービン設備と蒸気タービン設備の運転方法 | |
JP7116692B2 (ja) | 蒸気タービン発電設備および蒸気タービン発電設備の運転方法 | |
US20110030335A1 (en) | Combined-cycle steam turbine and system having novel cooling flow configuration | |
KR101708991B1 (ko) | 터빈 및 그의 운전 방법 | |
JP5475315B2 (ja) | コンバインドサイクル発電システム | |
AU2008202733A1 (en) | Method and apparatus for cooling a steam turbine | |
JP2019158313A (ja) | 火力発電プラント | |
JP6625848B2 (ja) | 蒸気加減弁制御装置、発電プラントおよび蒸気加減弁制御方法 | |
Radin et al. | Specific features relating to development and operation of steam turbines for combined-cycle plants |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150721 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160523 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160531 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160621 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5959454 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |