JP5959312B2 - 電圧無効電力制御システム - Google Patents

電圧無効電力制御システム Download PDF

Info

Publication number
JP5959312B2
JP5959312B2 JP2012120169A JP2012120169A JP5959312B2 JP 5959312 B2 JP5959312 B2 JP 5959312B2 JP 2012120169 A JP2012120169 A JP 2012120169A JP 2012120169 A JP2012120169 A JP 2012120169A JP 5959312 B2 JP5959312 B2 JP 5959312B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
control
bus
tap position
state quantity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012120169A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013247785A (ja
Inventor
小和田 靖之
靖之 小和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2012120169A priority Critical patent/JP5959312B2/ja
Publication of JP2013247785A publication Critical patent/JP2013247785A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5959312B2 publication Critical patent/JP5959312B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E40/00Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
    • Y02E40/30Reactive power compensation

Landscapes

  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)

Description

本発明は、電圧無効電力制御システムに関する。
一般に、電力系統においては、負荷の状態によって電力の電圧及び無効電力が変化する。このことから電力系統の運用にあたっては電圧及び無効電力を目標値内に調整するようにしている。電圧および無効電力の調整は、電圧無効電力制御(Voltage Reactive power Controller)装置もしくはシステムにて電圧無効電力制御機器を制御することにより行われる。
電圧無効電力制御機器としては、電力系統に設けられた電力用コンデンサ(SC)や分路リアクトル(ShR)等の調相設備、タップ付変圧器のタップが用いられる。VQCシステムは、電力系統の電圧及び無効電力とタップ付変圧器のタップ位置と調相設備の動作情報とに基づいて、タップ付変圧器のタップ位置と調相設備をそれぞれ制御して電圧及び無効電力を目標値内に調整するように構成されている(例えば、特許文献1)。
特開2010−51097号公報
3つ以上の電圧レベル(V1,V2,V3)を有する変電所に上記VQCシステムを設置する場合、一般的には、高中圧(V1,V2)用VQC装置と中低圧(V2,V3)用VQC装置の2つを用い、それぞれが独立に電圧無効電力制御機器を操作するように構成される場合が多い。この場合、中圧母線電圧(V2)を2つのVQC装置にて制御するため、母線電圧の状況によっては、ほぼ同一時刻に制御指令を出力する可能性がある。
また、一方のVQC装置が出力した制御指令による電力系統の擾乱が収まる前に、他方のVQC装置が制御指令を出力する可能性がある。その際、電圧値及び無効電力値が目標値内に収まらないことがある。そのため、高中圧用VQC装置または中低圧用VQC装置の何れかが再度制御指令を出して、電圧及び無効電力を目標値内に収めることになる。電圧無効電力制御機器の操作は1日に数十回と頻繁に行われる。電圧無効電力制御機器は、操作回数を目安にメンテナンスを実施するため、不要な操作回数が増えるとメンテナンス間隔が短くなるという問題がある。また、前述したように、不要な操作により電力系統に不要な擾乱を与えてしまう。
このような課題に対処するため、例えば、上記特許文献1においては、各VQC装置の制御出力予定時間が接近している場合に、これが離れるよう、何れかのVQC装置の出力時間を遅延させるという手法が提案されている。この手法を用いれば、機器の操作回数をある程度削減できるとは考えられる。
しかしながら、この特許文献1の手法では、2つの電圧レベルを想定した従来の制御平面を踏襲しており、VQC装置間の相互影響については本質的には回避できていないことから、その効果については自ずと限界があるという問題点があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、より少ない機器操作での電圧制御を実現できる電圧無効電力制御(VQC)システムを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、電力系統の電圧レベルが異なる3つの母線のうち、高圧母線と中圧母線との間に接続された第1のタップ付変圧器と、前記中圧母線と低圧母線との間に接続された第2のタップ付変圧器と、これら第1および第2のタップ付変圧器の1次側および2次側の状態量をそれぞれ制御する複数の調相設備とが設けられる構成に適用され、前記状態量を監視し、前記第1のタップ付変圧器におけるタップ位置(第1のタップ位置)、前記第2のタップ付変圧器におけるタップ位置(第2のタップ位置)および前記調相設備に対する制御指令を出力して前記状態量を目標値内に調整する電圧無効電力制御システムにおいて、2つある制御平面のうち、一方の制御平面には全ての調相設備を制御対象とする制御内容と、前記第1のタップ位置を制御対象とする制御内容とが含まれ、他方の制御平面には前記第2のタップ位置を制御対象とする制御内容が含まれることを特徴とする。
この発明によれば、より少ない機器操作での電圧制御を実現できる、という効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態1に係るVQCシステムの実施例を示す構成図である。 図2は、VQCシステムにて実行する演算内容の一例を示すフローチャートである。 図3は、実施の形態1に係る制御演算を実行する際に用いる制御平面の一例を示す図である。 図4は、実施の形態2に係る制御演算を実行する際に用いる制御平面の一例を示す図である。 図5は、実施の形態3に係る制御演算を実行する際に用いる制御平面の一例を示す図である。 図6は、実施の形態4に係る制御演算を実行する際に用いる制御平面の一例を示す図である。 図7は、比較例としての一般的な制御平面を示す図である。
以下に添付図面を参照し、本発明の実施の形態に係る電圧無効電力制御システム(以下「VQCシステム」という。)について説明する。なお、以下に示す実施の形態により本発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係るVQCシステムの実施例を示す構成図である。実施の形態1に係るVQCシステム11は、例えば図示のように、3つの電圧レベルに区分される母線(高圧母線1、中圧母線2および低圧母線3)を有する電力系統(変電所など)に設置される。高圧母線1と中圧母線2との間には、第1のタップ付変圧器であるタップ付き変圧器4が接続され、中圧母線2と低圧母線3との間には、第2のタップ付変圧器であるタップ付き変圧器5が接続される。タップ付き変圧器4の3次側には調相設備6が接続され、タップ付き変圧器5の3次側(3次巻線)には調相設備7が接続される。高圧母線1、中圧母線2および低圧母線3には、それぞれ電圧検出器8,9,10が接続され、それぞれが測定した母線電圧V1、母線電圧V2および母線電圧V3は、一定周期でVQCシステム11に取り込まれる構成である。なお、図1では、調相設備6,7がタップ付き変圧器4,5の各3次巻線にそれぞれ接続される構成を例示したが、調相設備6,7が互いに異なる何れかの母線に接続される構成であっても構わない。
VQCシステム11は、着目する状態量を監視し、当該状態量に基づいて制御の要否を判定して必要な制御を行うが、その処理の一例を図2にフローチャートとして示している。ステップST1では、母線電圧V1,V2,V3の計測値を取り込み、それらの各実効値を算出する。ステップST2では、ステップST1にて算出した電圧実効値と後述する制御平面にて規定されるしきい値との間の偏差を算出し、それらの各偏差を積分演算する。ステップST3では、積分値があらかじめ定めたしきい値を超えたか否かの動作判定を行うと共に、積分値がしきい値を超えた場合に、制御平面により定められた内容に従って、制御対象を選択する処理を実行する。
図3は、実施の形態1に係る制御演算を実行する際に用いる制御平面の一例を示す図であり、制御平面1と制御平面2による2つの制御平面を有している。制御平面1は、調相設備6,7およびタップ付き変圧器4におけるタップ(Tap1)の制御要否を決定するものであり、制御平面2は、タップ付き変圧器5におけるタップ(Tap2)の制御要否を決定するものである。制御平面1,2の何れも、平面上に、着目する状態量とそのしきい値、不感帯が設定されている。
具体的に説明すると、制御平面1において、V1の軸(横軸)に垂直に引いた境界線K1,K2は、調相設備6,7の制御要否を判定するためのしきい値を表している。例えば、母線電圧V1が境界線K1の右側に位置する場合(すなわち、電圧V1が該当しきい値よりも大きい場合)には、調相設備6,7におけるコンデンサなどを解列することなどにより母線電圧V1を下げる方向に制御する。これに対し、母線電圧V1が境界線K2の左側に位置する場合(すなわち、母線電圧V1が該当しきい値よりも大きい場合)には、調相設備6,7におけるコンデンサなどを投入することなどにより母線電圧V1を上げる方向に制御する。
また、制御平面1において、V2の軸(縦軸)に垂直に引いた境界線K3,K4は、タップ付き変圧器4におけるタップ(Tap1)の制御要否を判定するためのしきい値を表している。例えば、母線電圧V2が境界線K3の上方側に位置する場合(すなわち、母線電圧V2が該当しきい値よりも大きい場合)には、タップ付き変圧器4のタップ位置を変更して母線電圧V2を下げる方向に制御する。これに対し、母線電圧V2が境界線K4の下方側に位置する場合(すなわち、母線電圧V2が該当しきい値よりも小さい場合)には、タップ付き変圧器4のタップ位置を変更して母線電圧V2を上げる方向に制御する。
同様に、制御平面2において、V3の軸(縦軸)に垂直に引いた境界線K5,K6は、タップ付き変圧器5におけるタップ(Tap2)の制御要否を判定するためのしきい値を表している。例えば、母線電圧V3が境界線K5の上方側に位置する場合(すなわち、母線電圧V3が該当しきい値よりも大きい場合)には、タップ付き変圧器5のタップ位置を変更して母線電圧V3を下げる方向に制御する。これに対し、母線電圧V3が境界線K6の下方側に位置する場合(すなわち、母線電圧V3が該当しきい値よりも小さい場合)には、タップ付き変圧器5のタップ位置を変更して母線電圧V3を上げる方向に制御する。
つぎに、実施の形態1に係るVQCシステムが有する効果について説明する。図3および図7を参照して説明する。ここで、図7は、比較例として示す一般的な制御平面を示す図である。図7に示す制御平面を図1に示すような3電圧階級の構成に用いた場合、制御効果としてはほぼ同等である調相設備6,7を別の制御平面にて制御する形となる。そのため、「発明が解決しようとする課題」の項においても述べたように、両者間での制御の競合(例えばV1の電圧が上昇すればV2の電圧も上昇する(この逆も然り))により、別途逆方向の制御が必要になるなど、機器操作回数が増大してしまうことになる。また、しきい値の設定次第では、全体的に見れば調相設備の操作が必要であるにもかかわらず、片方の調相設備にて制御が実施されない場合があるなど、幾つかの問題が発生してしまうことになる。
これに対し、図3に示す制御平面を用いれば、調相設備6,7を同じ制御平面(制御平面1)にて制御するため、原理的に両者間での競合は発生せず、必要最小限の操作回数で効率的な制御が実現できる。なお、調相設備6,7の何れの調相設備を選択するかについては、別途ルールを定めて決定すればよい。
なお、実施の形態1においては、図1に示すように、複数の機器を1つのVQC装置(システム)にて制御する形としているが、制御平面毎に1つのVQC装置を有する構成であってもよい。後述する他の実施の形態も同様である。
また、実施の形態1では、着目状態量として電圧のみを取り上げているが、通常のVQCシステムと同様、電圧V1の代わりに無効電力Q1を用いることも可能である。後述する他の実施の形態も同様である。
また、実施の形態1では、2つの調相設備を有する構成について例示しているが、3つ以上の調相設備を有する構成にも適用可能である。この場合、幾つかの調相設備を2つにグループ化して扱えばよい。後述する他の実施の形態も同様である。
また、実施の形態1では、2つある制御平面のうち、制御平面1には、調相設備6,7に対する制御内容と、タップ付き変圧器4におけるタップ位置(Tap1)に関する制御内容とが含まれ、制御平面2には、タップ付き変圧器5におけるタップ位置(Tap2)に関する制御内容が含まれるようにしているが、Tap1とTap2の関係は入れ替えてもよい。すなわち、2つある制御平面のうち、一方の制御平面には、全ての調相設備を制御対象とする制御内容と、一方のタップ付き変圧器におけるタップ位置を制御対象とする制御内容とを含むようにし、残りの制御平面には、他方のタップ付き変圧器におけるタップ位置を制御対象とする制御内容を含むようにしてもよい。
実施の形態2.
図4は、実施の形態2に係る制御演算を実行する際に用いる制御平面の一例を示す図である。実施の形態1では、制御平面として図3を用いていたが、実施の形態2では、図4に示す制御平面を用いて制御演算を実行するようにしたものである。
図3における制御平面2は、タップ制御として一般的な考え方(変圧器の2次側電圧に着目)を踏襲しており、状態量としてV3を用いていた。ただ、V3自体は、調相設備6,7に対する制御やタップ付き変圧器4におけるタップ動作(Tap1の動作)によっても変化するため、これらの制御動作とタップ付き変圧器5におけるタップ動作(Tap2の動作)とは競合する場合があり、系統構成如何によっては操作回数(制御回数)の増大に繋がってしまう場合も想定される。なお、ここで言う系統構成とは、電圧階級の差異(高圧母線が500kVなのか275kVなのか、中圧母線が275kVなのか154kVなのか)、電圧を支えている母線はどれなのか(どの電圧階級の母線にどのような発電設備が接続されているか否か)などの設備の差異である。
これに対し、図4では、制御平面2における着目状態量を「V3」から「V3/V2」、すなわちTap2のタップ位置を制御対象とする場合の状態量(V3)をTap1のタップ位置を制御対象とする場合の状態量(V2)で正規化した値(V3/V2)に変更している。状態量「V3/V2」は、「V3」に比べて、他の制御機器(調相設備6,7およびTap1)の動作の影響を受けにくいと考えられる。そのため、この制御平面を用いることにより、実施の形態1よりも操作回数を低減することが期待できる。なお、図4では、状態量を「V3/V2」としているが、この状態量を「V3」に戻し、その代わりに比較するしきい値をV2の関数に変更しても、ほぼ同等の制御が行える。このため、このような変更も実施の形態2の要旨に含まれる。
実施の形態3.
図5は、実施の形態3に係る制御演算を実行する際に用いる制御平面の一例を示す図である。まず、一般的な従来の制御手法では、調相設備を制御対象とするときの判定にV1およびV2を用いていた(図7参照)。一方、実施の形態1,2では、調相設備を制御対象とするときの判定にV1のみを用いるように変更した。この制御手法により、制御対象間の競合は回避可能になった。しかしながら、実施の形態1,2の制御手法は共に、電圧階級の最も高圧側(V1)にて調整を行なう手法であるがため、低圧側(V3)の電圧変動に対し効果が小さくなると考えられる。
そこで、実施の形態3では、図5に示すように、調相設備の制御判定に、高圧側(V1)と低圧側(V3)との中間電圧であるV2を用いるように変更している。また、これに加えて、V1,V2間の電圧調整をTap1にて行い、V2,V3間の電圧調整をTap2にて行う形とすることで、全体としての電圧変動を抑制することが可能となる。
なお、実施の形態3の手法では、調相設備6と調相設備7の制御要否を同じ状態量で判断しているものの、制御平面は別となっている。このため、例えば調相設備6を制御する際の制御平面1におけるしきい値(V2th1)と、調相設備7を制御する際の制御平面2におけるしきい値(V2th2)とを異ならせる(すなわち、|V2th1−V2th2|>ε、εは有意差を持たせるための正の実数)などして、制御の競合を回避することが好ましい。なお、ここでは、制御平面における右側のしきい値について説明したが、左側のしきい値についても同様であり、しきい値に有意差を持たせて制御の競合を回避することが好ましい。
実施の形態4.
図6は、実施の形態4に係る制御演算を実行する際に用いる制御平面の一例を示す図である。一般的な制御手法や上述した実施の形態1〜3では、3電圧階級を有する系統の電圧制御として、2つの制御平面を用いる手法について開示したが、実施の形態4では、図6に示すように、3つの制御平面を用いて制御演算を実行するようにしたものである。
図3〜5および図7に示した制御平面では、調相設備6,7を制御する際に、Tap1(タップ付き変圧器4)もしくはTap2(タップ付き変圧器5)の制御判断を行う状態量も変化するため、結果としてTap制御を引き起こす場合が多いと考えられる。つまり、タップ制御は、本来的に調相設備の制御とは独立的に行える方が効率的であるとも考えられる。
そこで、実施の形態4では、図6に示すように、調相設備6,7をV1に基づき制御すると共に、Tap1をV1/V2を用いて制御し、Tap2をV2/V3を用いて制御するように変更している。これにより、タップ制御が調相設備制御から切り離され、独立して行うことができる。この制御手法により、制御機器間の競合が最低限に留められ、操作回数を低減することができ、各制御機器を最大限有効に活用できるようになる。
なお、図6に示す制御平面1においては、調相設備の制御を行う際の状態量としてV1を用いているが、V1に限定されるものではなく、これをV2もしくはV3に変更してもよい。
また、このV1に代えて、V1〜V3の全てを用いた平均値あるいは、V1〜V3のうちの何れか2つの平均値を用いるように変更してもよい。なお、平均値を用いる場合、各電圧階級における電圧値の寄与が均等に表れるように、例えば次式に示す平均値を用いることが好ましい。
(V1〜V3の全てを用いる場合)
Vave=(V1/Vref1+V2/Vref2+V3/Vref3)/3
V1〜V3:各電圧階級での計測値(実効値)
Vref1〜Vref3:各電圧階級における公称電圧値
(V1,V2を用いる場合)
Vave1=(V1/Vref1+V2/Vref2)/2
(V2,V3を用いる場合)
Vave2=(V2/Vref2+V3/Vref3)/2
(V1,V3を用いる場合)
Vave3=(V1/Vref1+V3/Vref3)/2
以上のように、本発明は、より少ない機器操作での電圧制御を可能とする電圧無効電力制御システムとして有用である。
1 高圧母線
2 中圧母線
3 低圧母線
4 タップ付き変圧器(第1のタップ付き変圧器)
5 タップ付き変圧器(第2のタップ付き変圧器)
6,7 調相設備
8,9,10 電圧検出器
11 電圧無効電力制御(VQC)システム

Claims (9)

  1. 電力系統の電圧レベルが異なる3つの母線のうち、高圧母線と中圧母線との間に接続された第1のタップ付き変圧器と、前記中圧母線と低圧母線との間に接続された第2のタップ付き変圧器と、これら第1および第2のタップ付き変圧器の1次側および2次側の状態量をそれぞれ制御する複数の調相設備とが設けられる構成に適用され、前記状態量を監視し、前記第1のタップ付き変圧器におけるタップ位置(第1のタップ位置)、前記第2のタップ付き変圧器におけるタップ位置(第2のタップ位置)および前記調相設備に対する制御指令を出力して前記状態量を目標値内に調整する電圧無効電力制御システムにおいて、
    2つある制御平面のうち、一方の制御平面には全ての調相設備を制御対象とする制御内容と、前記第1のタップ位置を制御対象とする制御内容とが含まれ、他方の制御平面には前記第2のタップ位置を制御対象とする制御内容が含まれることを特徴とする電圧無効電力制御システム。
  2. 前記第2のタップ位置を制御対象とする場合の状態量として、前記第1のタップ位置を制御対象とする場合の状態量で正規化した値を用いることを特徴とする請求項1に記載の電圧無効電力制御システム。
  3. 電力系統の電圧レベルが異なる3つの母線のうち、高圧母線と中圧母線との間に接続された第1のタップ付き変圧器と、前記中圧母線と低圧母線との間に接続された第2のタップ付き変圧器と、これら第1および第2のタップ付き変圧器の1次側および2次側の状態量をそれぞれ制御する複数の調相設備とが設けられる構成に適用され、前記状態量を監視し、前記第1のタップ付き変圧器におけるタップ位置(第1のタップ位置)、前記第2のタップ付き変圧器におけるタップ位置(第2のタップ位置)および前記調相設備に対する制御指令を出力して前記状態量を目標値内に調整する電圧無効電力制御システムにおいて、
    2つある制御平面のうち、一方の制御平面には前記第1のタップ位置を制御対象とする制御内容と、前記複数の調相設備のうちの幾つかの調相設備を制御対象とする制御内容とが含まれると共に、他方の制御平面には前記第2のタップ位置を制御対象とする制御内容と、前記複数の調相設備のうちの残りの調相設備を制御対象とする制御内容とが含まれ、且つ、前記一方および他方の制御平面における前記調相設備を制御対象とする場合の状態量として、前記中圧母線における電圧値または無効電力値を用いると共に、
    前記調相設備を制御対象とする場合において、前記一方の制御平面における状態量の判定しきい値と、前記他方の制御平面における状態量の判定しきい値とが異なっていることを特徴とする電圧無効電力制御システム。
  4. 前記調相設備を制御対象とする場合の状態量が前記高圧母線における電圧値であり、前記第1のタップ位置を制御対象とする場合の状態量が前記中圧母線における電圧値であり、前記第2のタップ位置を制御対象とする場合の状態量が前記低圧母線における電圧値であることを特徴とする請求項1に記載の電圧無効電力制御システム。
  5. 前記調相設備を制御対象とする場合の状態量が前記高圧母線における電圧値であり、前記第1のタップ位置を制御対象とする場合の状態量が前記中圧母線における電圧値であり、前記第2のタップ位置を制御対象とする場合の状態量が前記低圧母線における電圧値を前記中圧母線における電圧値で正規化した値であることを特徴とする請求項2に記載の電圧無効電力制御システム。
  6. 前記高圧母線における状態量として、電圧値に代えて無効電力値を用いることを特徴とする請求項3から5の何れか1項に記載の電圧無効電力制御システム。
  7. 電力系統の電圧レベルが異なる3つの母線のうち、高圧母線と中圧母線との間に接続された第1のタップ付き変圧器と、前記中圧母線と低圧母線との間に接続された第2のタップ付き変圧器と、これら第1および第2のタップ付き変圧器の1次側および2次側の状態量をそれぞれ制御する複数の調相設備とが設けられる構成に適用され、前記状態量を監視し、前記第1のタップ付き変圧器におけるタップ位置(第1のタップ位置)、前記第2のタップ付き変圧器におけるタップ位置(第2のタップ位置)および前記調相設備に対する制御指令を出力して前記状態量を目標値内に調整する電圧無効電力制御システムにおいて、
    3つある制御平面のうち、第1の制御平面には全ての調相設備を制御対象とする制御内容が含まれ、第2の制御平面には前記第1のタップ位置を制御対象とする制御内容が含まれ、第3の制御平面には前記第2のタップ位置を制御対象とする制御内容が含まれることを特徴とする電圧無効電力制御システム。
  8. 前記調相設備を制御対象とする場合の状態量が前記高圧母線における電圧値であり、前記第1のタップ位置を制御対象とする場合の状態量が前記高圧母線における電圧値を前記中圧母線における電圧値で正規化した値であり、前記第2のタップ位置を制御対象とする場合の状態量が前記中圧母線における電圧値を前記低圧母線における電圧値で正規化した値であることを特徴とする請求項に記載の電圧無効電力制御システム。
  9. 前記調相設備を制御対象とする場合の状態量として、前記高圧母線における電圧値に代えて、前記高圧母線、前記中圧母線および前記低圧母線における各電圧値をそれぞれの公称電圧値で正規化した値の2つ以上の平均値を用いることを特徴とする請求項に記載の電圧無効電力制御システム。
JP2012120169A 2012-05-25 2012-05-25 電圧無効電力制御システム Active JP5959312B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012120169A JP5959312B2 (ja) 2012-05-25 2012-05-25 電圧無効電力制御システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012120169A JP5959312B2 (ja) 2012-05-25 2012-05-25 電圧無効電力制御システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013247785A JP2013247785A (ja) 2013-12-09
JP5959312B2 true JP5959312B2 (ja) 2016-08-02

Family

ID=49847173

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012120169A Active JP5959312B2 (ja) 2012-05-25 2012-05-25 電圧無効電力制御システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5959312B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019205222A1 (zh) * 2018-04-25 2019-10-31 东北电力大学 电力系统静态电压安全域边界的快速搜索方法

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108242811B (zh) * 2018-03-09 2019-10-29 广东电网有限责任公司汕头供电局 一种交直流并列运行受端系统vqc控制方法
CN109950909B (zh) * 2019-04-02 2020-09-29 国家电网有限公司 一种基于实时潮流算法的avc系统优化控制方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02206331A (ja) * 1989-02-02 1990-08-16 Mitsubishi Electric Corp 電圧・無効電力制御方法
JP3221497B2 (ja) * 1991-06-20 2001-10-22 三菱電機株式会社 制御方法およびその制御方法を用いた電力系統電圧−無効電力制御装置
JPH07111734A (ja) * 1993-10-08 1995-04-25 Toshiba Corp 電圧・無効電力制御装置
JP5244501B2 (ja) * 2008-08-21 2013-07-24 株式会社日立製作所 電圧無効電力制御システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019205222A1 (zh) * 2018-04-25 2019-10-31 东北电力大学 电力系统静态电压安全域边界的快速搜索方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013247785A (ja) 2013-12-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9819188B1 (en) Direct current transmission system and method
US10862304B2 (en) Reactive power control device and reactive power control method
US8639389B2 (en) System and method for controlling voltage on a distribution feeder
US9400512B2 (en) System and method for operating an on load tap changer for regulating voltage on an electric power system
EP2324550A1 (en) Power supply arrangement for direct electrical heating of a pipeline system
JP5959312B2 (ja) 電圧無効電力制御システム
US10230234B2 (en) Controlled switching devices and method of using the same
JP5717189B2 (ja) 進相コンデンサ用制御装置
JP2013074691A (ja) 交流送電系統の高調波共振回避システム
US6628103B2 (en) Power factor control apparatus and method
JP2009177979A (ja) 補償用変圧器
US9513645B2 (en) Managed multi-phase operation
JP5244501B2 (ja) 電圧無効電力制御システム
WO2016204214A1 (ja) 蓄電池の制御装置及び直流送電システム
JP2015082925A (ja) 電力制御システム、電力制御方法、及び電力制御プログラム
JP2017135904A (ja) 電圧無効電力制御システム
JP4580947B2 (ja) 静止形無停電電源装置の電圧制御装置及び電圧制御方法
CN105210282B (zh) 用于控制整流器的控制系统和方法
RU2727148C1 (ru) Устройство для компенсации реактивной мощности в высоковольтных сетях
US11146102B2 (en) Method and control center arrangement for the control of an electrical energy transmission grid, and computer program product
JP5874375B2 (ja) 信号生成装置、プログラム、信号生成方法
JP2016201940A (ja) 自動電圧調整システム及び自動電圧調整方法
JP6655520B2 (ja) パワーコンディショナおよびパワーコンディショナの制御方法
SE1400136A1 (sv) Förfarande och anordning för spänningsreglering
JP2019187034A (ja) 電圧降下抑制方法および電圧降下抑制システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141218

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150910

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151027

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151202

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160524

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160621

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5959312

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250