JP5244501B2 - 電圧無効電力制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、電圧無効電力制御システムに関する。
一般に、電力系統においては負荷の状態によって電力系統の電圧及び無効電力が変化する。このことから電力系統の運用にあたっては電圧及び無効電力を目標値内に調整するようにしている。電圧及び無効電力の調整は、電圧無効電力制御(Voltage Reactive power Controller。以下、VQCという。)装置で電圧無効電力制御機器を制御することにより行われ、例えば特許文献1に記載される方法が知られている。
特開2003−259555公報
電圧無効電力制御機器としては、電力系統に設けられた電力用コンデンサ(SC)や分路リアクトル(ShR)等の調相設備、タップ付変圧器のタップが用いられる。VQC装置は、電力系統の電圧及び無効電力とタップ付変圧器のタップ位置と調相設備の動作情報とに基づいて、タップ付変圧器のタップ位置と調相設備をそれぞれ制御して電圧及び無効電力を目標値内に調整するように構成されている。
ところで、3つ以上の電圧レベルを有する変電所に上記VQCを設置する場合、少なくとも高中圧用VQC装置と中低圧用VQC装置の2つを用い、それぞれが独立に電圧無効電力制御機器を操作するように構成される。この場合、中圧母線電圧を2つのVQC装置にて制御するため、母線電圧の状況によっては、ほぼ同一時間に制御指令を出力する可能性がある。また、一方のVQC装置が出力した制御指令による電力系統のじょう乱が収まる前に、他方のVQC装置が制御指令を出力する可能性がある。その際、電圧及び無効電力が目標値内に収まらないことがある。そのため、高中圧用VQC装置又は中低圧用VQC装置のいずれかが再度制御指令を出して、電圧及び無効電力を目標値内に収めることになる。電圧無効電力制御機器の操作は1日に数十回と頻繁に行われる。電圧無効電力制御機器は、操作回数を目安にメンテナンスを実施するため、不要な操作回数が増えるとメンテナンス間隔が短くなるという問題がある。また、前述したように、不要な操作により電力系統に不要なじょう乱を与えてしまう。
本発明が解決しようとする課題は、VQC装置による電圧無効電力制御機器の不要な操作回数を減らすことができるVQCシステムを提供することである。
上記課題を解決するため、本発明のVQCシステムは、電力系統の電圧レベルが異なる複数の母線のうち同一の母線と他の母線の間に接続された第1及び第2のタップ付変圧器と、第1及び第2のタップ付変圧器の1次側及び2次側の状態量をそれぞれ制御する第1及び第2の調相設備と、状態量をそれぞれ監視する第1及び第2のVQC装置とを備え、第1及び第2のVQC装置は、状態量情報と第1及び第2のタップ付変圧器のタップ位置と第1及び第2の調相設備の動作情報とに基づいて、第1及び第2のタップ付変圧器のタップ位置と第1及び第2の調相設備とにそれぞれ制御指令を出力して状態量を目標値内に調整するVQCシステムにおいて、各VQC装置は、状態量と目標値との偏差に基づいて制御指令を出力する出力予定時間を演算し、一のVQC装置は、他方のVQC装置の制御指令の出力予定時間を取り込んで自己の制御指令の出力予定時間との時間差を演算し、時間差が設定値以上なら出力予定時間通りに制御指令を出力し、時間差が設定値未満なら時間差と設定値との差を演算し、定められた優先順位がある場合は、優先順位に基づいて選択されたVQC装置の制御指令の出力時間を差の分だけ遅延させ、優先順位がない場合は、制御指令の出力時間が遅いほうのVQC装置の制御指令の出力時間を差の分だけ遅延させることを特徴とする。
本発明によれば、2つのVQC装置から制御指令が同一時に出力されることはない。また、上記設定値を、電力系統が定常状態に戻る時間以上の値としておけば、一方のVQC装置が出力した制御指令による電力系統のじょう乱が収まった後に、他方のVQC装置が制御指令を出力するので、電圧及び無効電力を確実に目標値内に調整することができ、電圧無効電力制御機器の不要な操作回数を減らすことができる。また、電力系統に不要なじょう乱を与えずに安定させることができる。なお、本発明は、第1及び第2のVQC装置の状態量の目標値の範囲が狭い場合により効果的である。すなわち、第1及び第2のVQC装置の状態量の目標値の範囲が狭いと、それぞれの制御指令が同時に出力される可能性が高くなるためである。
この場合において、制御指令の出力予定時間を遅延させたVQC装置は、他方のVQC装置により先に出力された制御指令によって状態量が目標値内となった場合には、制御指令の出力を停止するように構成することができる。これにより、さらに確実に電圧無効電力制御機器の不要な操作回数を減らすことができる。
また、状態量が目標値を越える時間を推定し、推定した時間を制御指令の出力予定時間とすることが望ましい。一般に、出力予定時間の演算には積分演算が用いられる。さらに、状態量は電圧及び無効電力であり、調相設備は電力コンデンサ及び分路リアクトルであって、各VQC装置は、電力コンデンサ又は分路リアクトルの入り切りによって1次側電圧及び1次側無効電力を目標値内に調整し、タップ付変圧器のタップの上げ下げによって2次側電圧を目標値内に調整するように構成することが望ましい。
本発明によれば、VQC装置による電圧無効電力制御機器の不要な操作回数を減らすことができるVQCシステムを提供できる。
以下、本発明のVQCシステムを実施例に基づいて図面を参照して説明する。
図1は、本発明のVQCシステムの実施例を示す構成図である。本発明のVQCシステムは、3つの電圧レベルを有する変電所に設置される。図1に示すように、VQCシステムは、高圧母線2と、中圧母線4と、低圧母線6と、高圧母線2と中圧母線4との間に接続された降圧のためのタップ付変圧器8,10と、中圧母線4と低圧母線6との間に接続された降圧のためのタップ付変圧器12と、タップ付変圧器8,10,12の3次側にそれぞれ接続された調相設備14,16,18と、高圧母線2及び中圧母線4を監視するVQC装置20と、中圧母線4及び低圧母線6を監視するVQC装置21とを備えて構成されている。調相設備14,16,18は、複数の分路リアクトル及び電力コンデンサで構成されている。また、タップ付変圧器8,10の1次側にはそれぞれ電流検出手段24,26が接続され、高圧母線2と中圧母線4にはそれぞれ電圧検出手段28,30が接続されており、測定した値はVQC装置20で周期的に取り込まれるようになっている。タップ付変圧器12の1次側には電流検出手段32が接続され、中圧母線4と低圧母線6にはそれぞれ電圧検出手段34,36が接続されており、測定した値はVQC装置21で周期的に取り込まれるようになっている。図1のVQC装置20,21内に記載の実効値演算38等は、VQC装置20,21が行う処理を示しており、図2を参照して説明する。
図2は、VQC装置20が行う処理工程である。破線は、VQC装置20とVQC装置21との境界を示す。なお、VQC装置20,21は、監視する母線及び取り込む電圧、電流が違うのみで、構成及び動作は同じなので以降はVQC装置20についてのみ説明する。VQC装置20は、電圧検出手段28で測定された高圧母線2の電圧V1と、電圧検出手段30で測定された中圧母線4の電圧V2と、電流検出手段24で測定されたタップ付変圧器8の1次側の電流I1を周期的に取り込み、電圧V1,V2の実効値とタップ付変圧器8の1次側通過無効電力Q1の実効値の演算を行う(実効値演算38)。なお、無効電力Q1は、電圧V1と電流I1から演算する。
次に、求めた電圧V1,V2、無効電力Q1の実効値と目標値との偏差を目標偏差検出40にて検出する。目標値は、基準電圧又は基準無効電力±不感帯幅で表され、整定値として予めVQC装置20内に記憶させてもよいし、図示しない上位の系統監視装置が近隣の変電所も含めて一括して潮流計算等により損失を最小とするような値を演算し、VQC装置20に逐次送信してもよい。
制御対象選択42では、目標偏差検出40の結果と調相設備14の動作状態及びタップ付変圧器8のタップ位置状態を示す状態情報54から、調相設備14及びタップ付変圧器8のうち、目標偏差を小さくするのに最も適したものを制御対象として選択する。選択のしかたについて図3を参照して説明する。図3(a)は制御平面として電圧V1,V2とした場合を示している。破線の内部が不感帯幅であり、電圧V1,V2をこの範囲内に調整する。図3(a)では、電圧V1,V2ともに目標値よりも高い場合は、調相設備14の電力コンデンサの一部を切るか又は分路リアクトルの一部を入れるかにより、電圧V1,V2を目標値内に収めることを示している。他の領域も同様であり、電圧V1,V2ともに目標値よりも低い場合は、調相設備14の電力コンデンサの一部を入れるか又は分路リアクトルの一部を切るかにより、電圧V1,V2を目標値内に収める。電圧V1が目標値より低く、電圧V2が目標値よりも高い場合は、タップ付変圧器8のタップを適宜下げ、電圧V1が目標値より高く、電圧V2が目標値よりも低い場合は、タップ付変圧器8のタップを適宜上げることにより、電圧V1,V2を目標値内に収める。このように電圧V1,V2が制御平面上のどの位置にあるかにより制御対象及び制御内容を決定している。各制御内容の境界の決め方に関してはいくつもの方法があるが、VQC装置20にてハンチング現象がおきにくいように設定すればよい。図3(b)は、制御平面として電圧V2、無効電力Q1とした場合を示しており、図3(a)と主旨は同様である。破線の内部が不感帯幅であり、電圧及び無効電力をこの範囲内に調整する。
次に、図2の出力時間演算56について、図4(a)を参照して説明する。出力時間演算56は、目標偏差検出40の結果を周期的に取り込んで積分し、その結果を用いて、電圧V1,V2、無効電力Q1が目標値を越える時間を演算して推定し、推定した時間を制御指令を出力する出力予定時間として算出する。一般的に、VQC装置20の出力予定時間の演算には積分演算が用いられ、その積分量が例えば不感帯幅×積分時間のような積分満了レベル(電圧V1,V2、無効電力Q1が目標値を越えるレベル)に達した時に、制御指令を制御対象、すなわち、調相設備14やタップ付変圧器8に出力するようにしている。そのため、現在時刻の積分量と単位時間あたりの積分増加量と積分満了レベルが分かれば、直線外挿することにより出力予定時間を演算することが可能である。出力予定時間t=(ΔX/ΔS)×Δtである。直線外挿の方法として、1日の電圧変動をデータベース化しておき、各時間帯における電圧変動のトレンドを勘案してもよい。VQC装置21の出力時間演算57でも同様にして、調相設備18やタップ付変圧器12に対する制御指令の出力予定時間の演算が行われる。
次に本発明の特徴部である出力調整44について、図2及び図4(b)を参照して説明する。図4(b)は、出力調整44の処理工程を示す。出力調整44では、出力時間演算56とVQC装置21の出力時間演算57の結果を取り込み、VQC装置20の制御指令の出力予定時間とVQC装置21の制御指令の出力予定時間との時間差の絶対値Aを演算する。次に絶対値Aと予め設定しておく操作間隔設定値Bとを比較器62で比較する。操作間隔設定値Bは、VQC装置20,21のいずれか一方が、タップ付変圧器のタップ又は調相設備を操作した後に、電力系統が定常状態に戻る時間以上の値であり、オフラインの計算等により決定される。
切替器64では、タップ付変圧器のタップ又は調相設備の操作間隔が操作間隔設定値B以上になるように、操作間隔設定値Bから絶対値Aの結果を引いた値を演算し、この演算結果を遅延時間Cとする。VQC装置20の制御指令は、遅延時間Cの分だけ遅延させて出力される。よって、絶対値Aが操作間隔設定値Bよりも大きい場合は、遅延時間Cは0となるので、VQC装置20の制御指令は、出力予定時間を変えることなくそのまま出力される。絶対値Aが操作間隔設定値Bよりも小さい場合、VQC装置20の制御指令は、遅延時間Cの分だけ遅延することになる。
ここで、電圧調整上の必要性からVQC装置20,21に優先順位をつける必要がある場合は、優先設定68を設ける。優先設定68は、VQC装置20が優先であれば、VQC装置21は非優先となる設定である。例えば、VQC装置20が優先設定となっていて、かつ、絶対値Aが操作間隔設定値Bよりも小さい場合、VQC装置20の遅延時間Cは0にセットされ、VQC装置20がVQC装置21よりも先に制御指令を出力される。VQC装置21はVQC装置20の出力より遅延時間Cの後に制御指令を出力する。これにより、VQC装置20の制御指令が常にVQC装置21よりも先に出力される。
VQC装置20とVQC装置21の優先設定をする必要がない場合には、優先設定を用いずに制御指令を調整することができる。例えば、VQC装置21よりも先にVQC装置20の制御指令が出力予定で、かつ、絶対値Aが操作間隔設定値Bよりも小さい場合は、VQC装置20の遅延時間Cは0にセットされ、VQC装置20は出力予定時間通りそのまま出力され、その出力時間から遅延時間Cの後にVQC装置21が制御指令を出力する。VQC装置21よりも後にVQC装置20の制御指令が出力予定の場合は、VQC装置21は出力予定時間通りそのまま出力され、その出力時間から遅延時間Cの後にVQC装置20が制御指令を出力する。
ところで、制御指令を遅延させたのがVQC装置21であるとすると、VQC装置20の制御指令により、電圧V1,V2がともに目標値範囲内に移動した場合には、基本的には次の操作がなされない。しかし、出力時間演算57において、積分の減算途中で短時間の電圧変動があった場合に、不要に制御指令を出力してしまう可能性もあるため、VQC装置21の積分をリセットするようになっている。
以上説明したように、本実施例によれば、VQC装置20,21から制御指令が同一時に出力されることはない。また、操作間隔設定値Bを、電力系統が定常状態に戻る時間以上の値としているので、VQC装置20が出力した制御指令による電力系統のじょう乱が収まった後に、VQC装置21が制御指令を出力するようになり、電圧V1,V2及び無効電力Q1を確実に目標値内に調整することができ、タップ付変圧器8のタップや調相設備14等電圧無効電力制御機器の不要な操作回数を減らすことができる。また、電力系統に不要なじょう乱を与えずに安定させることができる。
また、制御指令の出力予定時間を遅延させたVQC装置21を、VQC装置20により先に出力された制御指令によって状態量が目標値内となった場合に、制御指令の出力を停止するように構成したので、さらに確実に電圧無効電力制御機器の不要な操作回数を減らすことができる。
以上、本実施例のVQCシステムについて説明したが、本発明は、この実施例に限らず適宜構成を変更して適用することができる。
例えば、本実施例では、制御対象の選択の基準として母線電圧を使用しているが、各VQC装置の電圧が低い側の母線電圧と、各VQC装置が取り込むタップ付変圧器の1次側通過無効電力との総和を制御対象の選択の基準とすることも可能である。
また、本実施例では、高圧母線2と中圧母線4との間に2つのタップ付変圧器を設けたが、3つ以上設けてもよい。同様に、中圧母線4と低圧母線6との間にも複数のタップ付変圧器を設けてもよい。また、本発明は、4つ以上の電圧レベルを有する変電所の場合にも適用できる。
さらに、本実施例では、VQC装置20,21ともに出力調整44を行っているが、どちらか一方のみに出力調整44の機能を持たせることもできる。また、VQC装置20,21にこの機能を持たせず、この機能を備えた別の機器を構成してもよい。
本発明の実施例であるVQCシステムの構成図である。 VQC装置の処理工程である。 (a)は、制御平面として電圧V1,V2とした場合を示し、(b)は、制御平面として電圧V2、無効電力Q1とした場合を示している。 (a)は、出力時間演算が行う積分演算の図であり、(b)は、出力調整の処理工程である。
符号の説明
2 高圧母線
4 中圧母線
6 低圧母線
8,10,12 タップ付変圧器
14,16,18 調相設備
20,21 VQC装置
38,39 実効値演算
40,41 目標偏差検出
42,43 制御対象選択
44,45 出力調整
56,57 出力時間演算

Claims (4)

  1. 電力系統の電圧レベルが異なる複数の母線のうち同一の母線と他の母線の間に接続された第1及び第2のタップ付変圧器と、第1及び第2のタップ付変圧器の1次側及び2次側の状態量をそれぞれ制御する第1及び第2の調相設備と、前記状態量をそれぞれ監視する第1及び第2の電圧無効電力制御装置とを備え、第1及び第2の電圧無効電力制御装置は、前記状態量情報と第1及び第2のタップ付変圧器のタップ位置と第1及び第2の調相設備の動作情報とに基づいて、第1及び第2のタップ付変圧器のタップ位置と第1及び第2の調相設備とにそれぞれ制御指令を出力して前記状態量を目標値内に調整する電圧無効電力制御システムにおいて、
    前記各電圧無効電力制御装置は、前記状態量と前記目標値との偏差に基づいて前記制御指令を出力する出力予定時間を演算し、一の電圧無効電力制御装置は、他方の電圧無効電力制御装置の制御指令の出力予定時間を取り込んで自己の制御指令の出力予定時間との時間差を演算し、該時間差が設定値以上なら前記出力予定時間通りに制御指令を出力し、前記時間差が設定値未満なら前記時間差と前記設定値との差を演算し、定められた優先順位がある場合は、該優先順位に基づいて選択された電圧無効電力制御装置の制御指令の出力時間を前記差の分だけ遅延させ、前記優先順位がない場合は、前記制御指令の出力時間が遅いほうの電圧無効電力制御装置の制御指令の出力時間を前記差の分だけ遅延させることを特徴とする電圧無効電力制御システム。
  2. 請求項1に記載の電圧無効電力システムにおいて、
    前記制御指令の出力予定時間を遅延させた電圧無効電力制御装置は、他方の電圧無効電力制御装置により先に出力された制御指令によって前記状態量が目標値内となった場合には、前記制御指令の出力を停止することを特徴とする電圧無効電力制御システム。
  3. 請求項1又は2に記載の電圧無効電力システムにおいて、
    前記状態量が前記目標値を越える時間を推定し、該推定した時間を前記制御指令の出力予定時間とすることを特徴とする電圧無効電力制御システム。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電圧無効電力システムにおいて、
    前記状態量は電圧及び無効電力であり、前記調相設備は電力コンデンサ及び分路リアクトルであって、前記各電圧無効電力制御装置は、電力コンデンサ又は分路リアクトルの入り切りによって1次側電圧及び1次側無効電力を目標値内に調整し、タップ付変圧器のタップの上げ下げによって2次側電圧を目標値内に調整することを特徴とする電圧無効電力制御システム。
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