JP6848234B2 - 電圧監視制御装置 - Google Patents

電圧監視制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6848234B2
JP6848234B2 JP2016137259A JP2016137259A JP6848234B2 JP 6848234 B2 JP6848234 B2 JP 6848234B2 JP 2016137259 A JP2016137259 A JP 2016137259A JP 2016137259 A JP2016137259 A JP 2016137259A JP 6848234 B2 JP6848234 B2 JP 6848234B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
control device
voltage control
control
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016137259A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018011391A (ja
Inventor
悠人 長田
悠人 長田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP2016137259A priority Critical patent/JP6848234B2/ja
Publication of JP2018011391A publication Critical patent/JP2018011391A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6848234B2 publication Critical patent/JP6848234B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E40/00Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
    • Y02E40/30Reactive power compensation
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E40/00Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
    • Y02E40/70Smart grids as climate change mitigation technology in the energy generation sector
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y04INFORMATION OR COMMUNICATION TECHNOLOGIES HAVING AN IMPACT ON OTHER TECHNOLOGY AREAS
    • Y04SSYSTEMS INTEGRATING TECHNOLOGIES RELATED TO POWER NETWORK OPERATION, COMMUNICATION OR INFORMATION TECHNOLOGIES FOR IMPROVING THE ELECTRICAL POWER GENERATION, TRANSMISSION, DISTRIBUTION, MANAGEMENT OR USAGE, i.e. SMART GRIDS
    • Y04S10/00Systems supporting electrical power generation, transmission or distribution
    • Y04S10/22Flexible AC transmission systems [FACTS] or power factor or reactive power compensating or correcting units

Landscapes

  • Remote Monitoring And Control Of Power-Distribution Networks (AREA)
  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)

Description

本発明は、配電系統に設置される複数の電圧制御機器を集中電圧制御する電圧監視制御装置に関する。
配電系統の制御では、一般需要家の受電端の電圧を電圧管理幅(101±6V)に維持することが電力事業者に義務付けられている。近年、太陽光発電(PV:PhotoVolatic generation)等の分散型電源が普及しているが、大量のPVが配電系統に連系すると系統への逆潮流が発生し、配電線の電圧が上昇する現象が発生する。このため、従来のローカル電圧制御では電圧を管理幅内に維持することが困難になってきている。そこで、配電系統における各点の情報を収集し、配電系統全体の電圧の適正化を図る集中電圧制御方式が提案されている(例えば特許文献1参照)。
集中電圧制御方式では、配電系統における機器設置点から通信ネットワークを介して各種情報を収集する必要がある。この情報収集の周期が長い(例えば数十分など)場合、太陽光発電の急峻な電圧変動には対応できない。しかし、周期が短い(例えば数秒など)と、通信負荷が増大するため、設備投資が膨大となる。よって、ある程度の周期(1分〜5分程度)で情報収集がなされると想定される。したがって、集中電圧制御方式では、次の集中電圧制御が実行されるまでの時間(1分〜5分程度)でどの程度電圧が変動するかを予測し、その電圧変動幅が電圧管理幅に収まるよう各電圧制御機器の制御を決定する必要がある。
特許第5436734号公報
ところで、特許文献1に記載の方法では、電圧制御機器は全て集中電圧制御システムに接続されており、制御状態を集中電圧制御システムが得ることができるとともに、電圧制御機器へ指令配信も可能という前提でシステムが作られている。
しかしながら、既存の配電系統へ集中電圧制御システムを導入することを考えた場合、全ての電圧制御機器が通信可能ではなく、通信不可能な制御機器が系統に設置されていることも十分に考えられる。集中電圧制御において、これら通信不可能な制御機器の動作を考慮しないと、互いに逆方向に動作するなど悪影響を及ぼす可能性がある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、配電系統に集中電圧制御対象の電圧制御機器と集中電圧制御対象外の電圧制御機器とが混在する場合であっても、系統電圧を適正に電圧管理幅内に維持できる電圧監視制御装置を提供することにある。
本発明の一態様の電圧監視制御装置は、遠隔で指令を受けて動作が制御される第1の電圧制御機器と、遠隔で指令を与えられずに自端の情報に基づいて動作する第2の電圧制御機器とが設置された配電系統の電圧を制御する電圧監視制御装置であって、前記第1の電圧制御機器を含む機器設置点から収集した情報に基づいて、機器設置点の情報が収集されていない前記第2の電圧制御機器の機器設置点の情報を推定する状態推定手段と、前記状態推定手段で推定された前記第2の電圧制御機器の機器設置点の情報から当該第2の電圧制御機器の動作又は状態を推定する動作推定手段と、前記動作推定手段で推定された前記第2の電圧制御機器の動作又は状態を反映させた集中電圧制御により前記第1の電圧制御機器を制御する集中電圧制御手段と、を備える。
本発明によれば、配電系統に集中電圧制御対象の電圧制御機器と集中電圧制御対象外の電圧制御機器とが混在する場合であっても、系統電圧を適正に電圧管理幅内に維持できる電圧監視制御装置を提供できる。
配電系統電圧制御システムの全体図である。 実施の形態に係る電圧監視制御装置の機能ブロック図である。 LRTの自端動作について説明するための動作説明図である。 図4Aは自端動作における機器設置点での目標電圧の変動を示す図、図4Bは積算時間とタップ切替動作を説明するためのタイミング図である。 制御不可機器が制御機器の上位に設置された電力系統を示す図である。 図6AはSVR及びTVRの電圧プロファイルを示す図、図6BはSVRが自端動作で電圧を上げた場合の電圧プロファイルを示す図、図6Cは予めTVRのタップ位置を下げた場合の電圧プロファイルを示す図である。 制御不可機器が制御機器の下位に設置された電力系統を示す図である。 図8AはTVRが制御限界の場合の電圧プロファイルを示す図、図8BはSVRが集中電圧制御で電圧を下げた場合の電圧プロファイルを示す図、図8CはSVRとTVRが同時にタップ位置を下げた場合の電圧プロファイルを示す図である。
以下、添付図面を参照して本実施の形態の電圧監視制御装置について説明する。図1は配電系統電圧制御システムの全体図である。図1に示す配電系統電圧制御システムは、集中電圧制御システムが組み込まれ系統電圧を制御する電圧監視制御装置1と、配電系統に設置された負荷時タップ切替変圧器(以下、LRT(Load Ratio Transfer)という)2と、LRT2の下位に設置された自動電圧調整器(以下、SVR(Step Voltage Regulator)という)3と、SVR3の下位に設置されたサイリスタ式自動電圧調整器(以下、TVR(Thyristor Voltage Regulator)という)4と、電圧監視制御装置1とLRT2及びTVR4との間を接続する通信ネットワーク5と、を備えている。通信ネットワーク5を介して電圧監視制御装置1と接続されたLRT2及びTVR4は、電圧監視制御装置1から遠隔で指令を受けて動作が制御される第1の電圧制御機器を構成する。電圧監視制御装置1と接続されていないSVR3は、電圧監視制御装置1から遠隔で指令を与えられずに自端の情報に基づいて動作する第2の電圧制御機器を構成する。本実施の形態において、遠隔で指令を受けて動作が制御される第1の電圧制御機器のことを制御機器と呼び、遠隔で指令を与えられずに自端の情報に基づいて動作する第2の電圧制御機器のことを制御不可機器と呼ぶこととする。
LRT2は、例えば変電所に設置される配電用変圧器であり、機械式のタップ切替機構を有するステップ型電圧調整器である。変圧器の負荷をかけた状態で、巻線のタップ位置を切り替えることで、送電線あるいは配電線の電圧を調整する。SVR3は、配電線の電圧降下又は電圧上昇を補償するため、系統の途中に直列に設置され、自動的に変圧器のタップ位置を切り替えるステップ型電圧調整器である。TVR4は、サイリスタによる切替機構を有するステップ型電圧調整器であり、タップ切替えを機械的な接点で行わないことから高速のタップ切替えが可能であると共に機械的接点の消耗の心配が無い。
図1において制御機器となるLRT2及びTVR4は、機器設置点の情報を所定周期で通信ネットワーク5を介して電圧監視制御装置1へ送信する。機器設置点の情報は、例えば機器設置点の電圧情報及び制御機器を通過する電流情報等の計測情報と、制御機器の現在のタップ位置等の機器制御量とを含むことができる。本例では制御機器となるLRT2及びTVR4は、電圧監視制御装置1が集中電圧制御の下で決定した指令値(例えタップ位置等の整定値)が配信される。図1において制御機器となるLRT2及びTVR4は、機器制御量は現在のタップ位置で報告され、整定値はタップ位置で指示される。このため、電圧監視制御装置1と制御機器との間では、機器制御量及び整定値(指令値)としてタップ位置の情報がやり取りされるが、制御方法によっては、不感帯、線路抵抗、線路リアクトル、動作時限などの情報をやり取りしても良い。
図1において制御不可機器となるSVR3は、通信ネットワーク5を介して電圧監視制御装置1と接続されていない。このため、SVR3は、電圧監視制御装置1から遠隔で指令を与えられずに、自端の情報に基づいて自端動作して自端電圧を制御する。なお、制御機器が通信ネットワーク5を介して電圧監視制御装置1と接続された状態であっても通信が遮断された状態、又は通信機能は維持されているが電圧監視制御装置1による集中電圧制御下から外れた状態である場合も制御不可機器として扱うことができる。
図1において制御不可機器であるSVR3は、機器設置点の情報(電圧、電流等の計測情報及びタップ位置等の機器制御量)が通信ネットワーク5経由で電圧監視制御装置1へ送信されない。電圧監視制御装置1から集中電圧制御の下で決定した整定値(例えばタップ位置)等の指令を受けてタップ位置を遠隔で調整することもない。SVR3は、機器設置点の計測情報及び機器制御量に基づいて、自端電圧が電圧管理幅から逸脱しないように自端動作により出力を制御する。
LRT2の二次側には母線6が接続されている。母線6には複数本の配電線7が並列に接続されている(図1では1系統のみ示している)。配電線7の一端が開閉器8を介して母線6に接続されている。配電線7には、上記した通り、制御不可機器となるSVR3及び制御機器となるTVR4が接続されると共に、需要家9及びPV10が変圧器11を介して接続される。なお、図示されていないが配電線7上に設定される複数の測定点には、センサ内蔵の開閉器、電圧潮流計等が設置されていて、それら測定点における情報(電圧および潮流)は通信ネットワーク5を介して定期的に電圧監視制御装置1に送信する。電圧監視制御装置1は、対象とする系統範囲について目標とする電圧分布および目標となる電圧分布になる各電圧制御機器の動作状態を決め、各電圧制御機器に整定値(指令値)を与える。
図2は電圧監視制御装置1の機能ブロックを示している。電圧監視制御装置1は、電力系統における制御不可機器であるSVR3の機器設置点の情報を推定する状態推定手段11と、制御不可機器であるSVR3の動作又は状態を推定する動作推定手段12と、制御機器であるLRT2及びTVR4を集中電圧制御する集中電圧制御手段13と、を具備している。状態推定手段11は、図1に示す電力系統図の系統構成情報、各電圧制御機器のシステム構成情報(制御限界であるタップ位置の上限/下限等)が予め記憶されている。状態推定手段11は制御機器であるLRT2及びTVR4を含む制御機器の機器設置点の情報(計測情報等、機器制御情報)を通信ネットワーク5経由で収集し、制御機器の機器設置点の情報から制御不可機器であるSVR3の機器設置点の情報を推定する。動作推定手段12は、制御不可機器が制御機器の上位に設置される場合(図5の電力系統図を参照)、状態推定手段11で推定された制御不可機器であるSVR3の機器設置点の情報(電圧、電流、機器制御量)からSVR3の自端動作を推定する。また、動作推定手段12は、制御不可機器が制御機器の下位に設置される場合(図7の電力系統図を参照)、状態推定手段11で推定された制御不可機器(図7のTVR4)に隣接する制御機器からの制御機器情報(電圧、電流、位相等)から制御不可機器の状態(制御余裕の程度)を推定する。なお、制御不可機器を電力系統に設置する際に、制御不可機器の制御方法や指令値などを決定しているため、これらの情報に対応した機器制御量を予め電圧監視制御装置1の動作推定手段12に記憶しておく。集中電圧制御手段13は、動作推定手段13で推定された制御不可機器であるSVR3の自端動作による電圧変動に対して配電系統の系統電圧が電圧管理幅内に維持される整定値を決定し制御機器であるLTR2及びTVR4に対して配信する。
電圧監視制御装置1は、電力系統に設置された制御機器から通信ネットワーク5を通して入力情報を収集する。電力系統に設置された制御機器は通信ネットワーク5に接続されていて、各制御機器の電圧及び又は電流をセンシングする機能を有する装置で構成される。電圧監視制御装置1が収集する入力情報は、制御機器であるLRT2,TVR4、その他の制御機器(センサ内蔵の開閉器等)の機器設置点における電圧(V)、電流(I)等の計測情報と、制御機器であるLRT2,TVR4のタップ位置等の機器制御量で構成される。
電圧監視制御装置1は、通信ネットワーク5を通して収集される入力情報を状態推定手段11へ入力する。状態推定手段11は、計測情報、機器制御量を入力とし、潮流計算に基づいた状態推定で、系統全体の電圧や電流を推定する。潮流計算とは、電力系統の構成や負荷で消費される有効電力や無効電力などを与え、系統各点の電圧や電流を計算するものである。状態推定とは、制御機器の機器設置点の電圧、電流などの計測情報から、制御不可機器の機器設置点等の計測点以外の電圧、電流、機器制御量(タップ位置)等の情報を推定するものである。潮流計算と状態推定の手法は本実施の形態では限定されない。例えば、制御機器の機器設置点の電圧、電流等と、潮流計算結果の電圧、電流情報との二乗誤差が最小となるよう、負荷の有効電力、無効電力の量を変化させつつ、潮流計算を繰り返し実行する方法などがある。状態推定手段11は、制御不可機器であるSVR3の機器設置点における電圧、電流等の情報を推定し、推定した情報を制御機器情報として動作推定手段12へ入力する。
動作推定手段12は、制御不可機器が制御機器の上位に設置される場合(図5の電力系統図を参照)、状態推定手段11から入力される制御不可機器であるSVR3の制御機器情報からSVR3が実行する自端動作を予測する。そして予測した自端動作を実行した場合にSVR3の制御量(タップ位置)がどのように変化する可能性があるか推定する。動作推定手段12が推定したSVR3の制御量(タップ位置等)は集中電圧制御手段13へ入力される。また、動作推定手段12は、制御不可機器が制御機器の下位に設置される場合(図7の電力系統図を参照)、状態推定手段11から入力される制御不可機器(図7のTVR4)を挟む上位及び下位の機器設置点の制御機器情報から制御不可機器(図7のTVR4)の状態(制御限界か否か)を推定する。動作推定手段12が推定した制御不可機器(図7のTVR4)の状態は集中電圧制御手段13へ入力される。
集中電圧制御手段13は、制御不可機器が制御機器の上位に設置される場合、制御不可機器であるSVR3の制御量(タップ位置の推定変化)に基づいて、SVR3のタップ位置が変化して電圧変動があっても、配電系統全体の電圧を電圧管理幅内に制御できるよう、制御機器であるLRT2、TVR4の整定値及び制御量を決定する。集中電圧制御手段13は、制御機器であるLRT2、TVR4に対して決定した整定値、制御量を配信する。また、集中電圧制御手段13は、制御不可機器が制御機器の下位に設置される場合、制御不可機器(図7のTVR4)の状態(制御限界か否か)に基づいて、制御機器(図7のLRT2、SVR3)の整定値及び制御量を決定する。
次に、本実施の形態に係る電圧監視制御装置1の動作について具体的に説明する。
動作推定手段12が制御不可機器であるSVR3の自端動作を推定する。まず、制御不可機器の基本的な自端動作について説明する。電圧制御機器の自端動作の制御モデルは、LRT2、SVR3、TVR4で共通する。ここでは、LRT2における自端動作を一例として説明するが、SVR3、TVR4における自端動作も概略同じである。図3に示すようにLRT2はバンクの送り出しに設置される変圧器であり、配電線7に直列に設置されている。LRT2は1次側の変圧比がタップ位置で変更可能であり、LRT2より下位の系統電圧を電圧管理幅内に制御するため、タップ位置を上下させる。電圧監視制御装置1による集中電圧制御から切り離された自端動作は、次のようになる。LRT2の二次側となる機器設置点の自端電圧(Vm)、通過電流(Id,Iq)を検出して入力とし、式(1)より目標電圧(Vtarget)を計算する。なお、「r」はLRT2の二次側配電区間における配電線中間点までの線路抵抗、xは線路リアクトルである。
Vtarget=Vm−(Id×r+Iq×x)…式(1)
目標電圧(Vtarget)が電圧指令値(Vref)と比較し不感帯以上に差がある場合、式(2)のように不感帯を超えている時間を積算していく。また、目標電圧(Vtarget)が不感帯内に戻った場合、式(3)のように不感帯内にいる時間をマイナス値として積算し時間を減らしていく。
積算時間=積算時間+不感帯を超えた時間…式(2)
積算時間=積算時間−不感帯内にいる時間…式(3)
具体的には、図4に示す区間D1、D3のように、目標電圧(Vtarget)が電圧指令値(Vref)を基準として不感帯を超えている状態で積算時間は増加する。LRT2は、積算時間が閾値として設定した動作時限を超えた場合、タップを1段切り替える。図4ではタップ切替えにより目標電圧(Vtarget)が電圧指令値(Vref)を基準として不感帯内に戻っている。図4に示す区間D2のように、目標電圧(Vtarget)が電圧指令値(Vref)を基準として不感帯内に戻っている状態では積算時間は減少する。
LRT2は、上記自端動作により、目標電圧(Vtarget)を電圧管理幅内に維持している。SVR3、TVR4はLRT2と同様のタップ切替式の変圧器であるので、LRT2と同様の自端動作になる。但し、LRT2とSVR3は配電系統での設置位置に差が存在し(SVR3以下には複数の配電線は設置されない(分岐線は存在する))、タップ1段で変更される変圧比がSVR3の方が大きいという差が存在する。
次に、電力系統において制御不可機器(SVR3)が制御機器(TVR4)よりも上位に設置された場合の具体的な動作について説明する。制御不可機器が制御機器の上位にある場合、制御不可機器の動作が制御機器へと影響する。そのため、制御不可機器が動作する方向、制御量を推定し、その動作があっても、電圧を管理幅内に制御できる位置に、制御機器を制御する。
図5にSVR3が制御不可機器であり、TVR4が制御機器である電力系統を示す。LRT2及びTVR4は電圧監視制御装置1から遠隔で制御可能であり、SVR3は、例えば通信機能がないために電圧監視制御装置1の集中電圧制御から外れて自端動作するものとする。また、図6Aから図6Cは、横軸がLRT2,SVR3,TVR4の設置位置に対応した距離を示しており、縦軸が各位置における電圧を示している。図6Aには制御不可機器であるSVR3が自端動作した場合の電圧プロファイルを示している。この電圧プロファイルは、状態推定により推定されたものである。SVR3の目標電圧は、SVR区間の中間点における目標電圧であり、図6Aに示す通り、現在の電圧より上方に設定されているものとする。現在の電圧が不感帯を下回っているため、SVR3による自端動作では電圧が上側へ移動するようにタップ位置を切り替える可能性が高い。
かかる状態において、状態推定手段12が制御不可機器であるSVR3以下の電圧を推定する。SVR3の設定した目標電圧よりも現在の電圧が低いため、SVR3が自端動作で電圧を上げる方向にタップ位置を変化させる可能性が高い。図6Bに点線で示すSVR区間のように、SVR3が自端動作で電圧を上げる方向にタップ位置を変化させると、下位のTVR4が電圧制御するTVR区間の電圧も上がる。このため、図6Bに点線で示すTVR区間のように、SVR区間よりも下位のTVR区間において電圧逸脱(電圧管理幅を上回る)が発生する可能性がある。
そこで、動作推定手段12は、状態推定手段12によるSVR3以下の電圧推定結果を受けて、SVR3の設定した目標電圧よりも現在の電圧が低ければ、SVR3が自端動作で電圧を上げる方向にタップ位置を変化させると推定し、SVR3について推定した制御量(タップ位置、タップ切り替え方向等)を集中電圧制御手段13へ入力する。具体的には、TVR区間の最大電圧と電圧管理幅上限までの電圧差が、制御不可機器(SVR3)のタップ1段分の電圧変化分×aよりも少ない場合は、制御機器(TVR4)のタップ位置を下げる(電圧を下げる方向)。ここで、係数aは通常は1であり、TVR区間の電圧幅が大きい場合は、1より小さい数字に設定する。係数aは需要家9の負荷変動とPV10の最大発電量から最適値に設定すすることが望ましい。以上のように、制御不可機器(例えば図5のSVR3)が現在の状態から自端動作したと仮定した場合の電圧変動幅を、最大で制御不可機器(例えば図5のSVR3)のタップ1段分とし、タップ1段分だけ電圧変動しても電圧管理幅から電圧逸脱しないようにしている。これにより、需要家9による電力変動を過去の使用履歴から予測し、PV10による電力変動を気象情報から予測して、電圧変動下限値と上限値を定め、その電圧変動幅が電圧管理幅に収まるように制御する集中電圧制御システムに比べて、高い精度で制御不可機器の機器設置点の情報(電力変動)を予測でき、推定される制御不可機器の動作を踏まえて、制御機器に対する集中電圧制御が可能になる。集中電圧制御手段13は、SVR3よりも下位に設置されたTVR4の制御量又は整定値(タップ位置等)を決める。図6Cに示すように、集中電圧制御手段13は、動作推定手段12で推定した制御不可機器であるSVR3の制御量から、TVR区間の電圧が電圧管理幅を上回ると推定される場合、制御機器であるTVR4のタップ位置をTVR区間の電圧を下げるように決定する。この制御によって、制御不可機器であるSVR3が自端動作によりSVR以下の電圧が上がる方向へタップ位置を切り替えても、TVR4のタップ位置がTVR区間の電圧を下げる方向に切り替えられ、TVR区間の電圧が管理幅内に維持される。
次に、電力系統において制御不可機器よりも上位に制御機器が設置された状態での具体的な動作について説明する。制御不可機器が制御機器の下位にある場合、制御機器の動作が制御不可機器へと影響する。制御不可機器より下位の区間で電圧逸脱が発生しそうな場合に上位の制御機器で電圧逸脱を回避しようとしても、制御不可機器は自端で電圧を制御するため、上位の制御機器の動作を打ち消す可能性がある。よって制御不可機器の状態(制御余裕の程度)を推定し、制御余裕がなく、かつ電圧逸脱をしそうな場合にのみ、上位の制御機器が下位の制御不可機器を助けるよう動作するものとする。
図7はLRT2及びSVR3が制御機器であり、TVR4が制御不可機器である電力系統を示す。LRT2及びSVR3は電圧監視制御装置1から制御可能であり、TVR4は、例えば通信機能がないために電圧監視制御装置1の集中電圧制御から外れて自端動作するものとする。また、図8Aから図8Cは、横軸がLRT2,SVR3,TVR4の設置位置に対応した距離を示しており、縦軸が各位置における電圧を示している。図8AにはTVR4が自端動作した場合の電圧プロファイルを示している。TVR4の目標電圧は、TVR区間の中間点における目標電圧であり、図8Aに図示する通り、現在の電圧より下方に設定されているものとする。不感帯を超えているため、TVR4は電圧を下げる方向にタップ位置を切り替える可能性が高い状態である。
かかる状態において、状態推定手段12がTVR4以下のTVR区間の電圧を推定する。制御不可機器であるTVR4の目標電圧よりも現在の電圧が高いと推定される。一方、動作推定手段12は、TVR4のタップ位置を推定している。制御不可機器であるTVR4のタップ位置は、TVR4を挟んで設置される上位側の機器設置点(図7におけるSVR3)の情報(電流、電流、位相等)と、下位側の機器設定(例えば図示していないセンサ付き開閉器)の情報(電流、電流、位相等)とから推定できる。図8Aに示す例では、TVR4はタップ位置をこれ以上は下げられない最小タップ位置(制御限界)であると推定している。図8Bに示すように、動作推定手段12は、TVR4の目標電圧よりも現在の電圧が高いと推定されていて、かつ、TVR4が最小タップ位置(制御限界)であると推定される場合は、上位のSVR3に対してタップ位置を下げる方向に切り替える整定値(タップ位置)を決定する。これにより、図8Bに点線で示すようにSVR区間及びTVR区間の電圧が下げられる。
ここで、TVR4の目標電圧よりも現在の電圧が高いと推定されているが、TVR4が最小タップ位置(制御限界)でないと推定された場合の動作について説明する。図8Cに示すように、TVR4が制御限界でなく制御に余裕がある場合(さらにタップ位置を下げられる場合)、SVR3が電圧を下げる方向にタップ位置を切り替えるのと同時に、TVR4が自端動作によりさらにTVR区間の電圧を下げる方向にタップ位置を切り替えことになる。その結果、図8Cに2点鎖線で示すようにTVR4の目標電圧よりも現在の電圧が不感帯を超えて低くなり、次回の制御では逆方向となるTVR区間の電圧を上げる方向に制御することになる。
そこで、動作推定手段12は、TVR4のタップ位置を推定しており、タップ位置が制御限界でないと推定される場合は、SVR3による電圧制御を制限して、TVR4の自端動作に任せることとする。
以上により、本実施の形態によれば、集中電圧制御対象となる制御機器と集中電圧制御の対象から外れた制御不可機器とが混在した環境であっても、互いに悪影響を及ばさない集中電圧制御を実施し、電圧を管理幅内に制御することができる。
また、本実施の形態によれば、制御機器から通信ネットワーク5を介して収集される情報(電圧、電流、タップ位置等)から制御不可機器の機器設置点の情報を推定するので、需要家9による電力変動を過去の使用履歴から予測し、PV10による電力変動を気象情報から予測する集中電圧制御システムに比べて、高い精度で制御不可機器の機器設置点の情報(電力変動)を予測でき、推定される制御不可機器の動作を踏まえて、制御機器に対する集中電圧制御が可能になる。
なお、上記本実施の形態において、制御機器または制御不可機器となる電圧制御機器は、LRT,SVR,TVRに限定されるものではない。電力系統に設置されて電圧を制御できる機器であれば良く、ステップ的なタップ切替ではなく、連続型の電圧制御が可能な機器であってもよい。
1 電圧監視制御装置
2 負荷時タップ切替変圧器(LRT)
3 自動電圧調整器(SVR)
4 サイリスタ式自動電圧調整器(TVR)
5 通信ネットワーク
6 母線
7 配電線
8 センサ内蔵の開閉器
9 需要家
10 PV
11 状態推定手段
12 動作推定手段
13 集中電圧制御手段

Claims (3)

  1. 遠隔で指令を受けて動作が制御される第1の電圧制御機器と、遠隔で指令を与えられずに自端の情報に基づいて動作する第2の電圧制御機器とが設置された配電系統の電圧を制御する電圧監視制御装置であって、
    前記第1の電圧制御機器を含む機器設置点から収集した情報に基づいて、機器設置点の情報が収集されていない前記第2の電圧制御機器の機器設置点の情報を推定する状態推定手段と、
    前記状態推定手段で推定された前記第2の電圧制御機器の機器設置点の情報から当該第2の電圧制御機器の動作又は状態を推定する動作推定手段と、
    前記動作推定手段で推定された前記第2の電圧制御機器の動作又は状態を反映させた集中電圧制御により前記第1の電圧制御機器を制御する集中電圧制御手段と、を具備し、
    前記集中電圧制御手段は、前記第2の電圧制御機器が前記第1の電圧制御機器の上位に設置される場合で、かつ、前記第2の電圧制御機器が現在の状態から自端動作したと仮定した場合の電圧変動幅を、最大で前記第2の電圧制御機器のタップ1段分とし、前記タップ1段分だけ電圧変動しても、前記第1の電圧制御機器より下位区間の電圧が電圧管理幅内に維持されるように前記第1の電圧制御機器を制御することを特徴とする電圧監視制御装置。
  2. 前記集中電圧制御手段は、前記第2の電圧制御機器が前記第1の電圧制御機器の上位に設置される場合で、かつ、前記第1の電圧制御機器より下位区間の最大電圧と電圧管理幅上限までの電圧差が、前記第2の電圧制御機器のタップ1段分の電圧変化分よりも少ない場合、前記第1の電圧制御機器の現在のタップ位置を、前記第1の電圧制御機器より下位区間の電圧を下げるタップ位置に切り替えることを特徴とする請求項1記載の電圧監視制御装置。
  3. 前記集中電圧制御手段は、前記第2の電圧制御機器が前記第1の電圧制御機器の上位に設置される場合で、かつ、前記第1の電圧制御機器より下位区間の電圧の最大電圧と電圧管理幅上限までの電圧差が、前記第2の電圧制御機器のタップ1段分の電圧変化分と係数との乗算値よりも少ない場合、前記第1の電圧制御機器の現在のタップ位置を、前記第1の電圧制御機器より下位区間の電圧を下げるタップ位置に切り替え、
    前記係数は、前記第1の電圧制御機器の下位区間の電圧、または、需要家の負荷変動と太陽光発電の最大発電量から設定されることを特徴とする請求項1記載の電圧監視制御装置。
JP2016137259A 2016-07-12 2016-07-12 電圧監視制御装置 Active JP6848234B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016137259A JP6848234B2 (ja) 2016-07-12 2016-07-12 電圧監視制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016137259A JP6848234B2 (ja) 2016-07-12 2016-07-12 電圧監視制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018011391A JP2018011391A (ja) 2018-01-18
JP6848234B2 true JP6848234B2 (ja) 2021-03-24

Family

ID=60995947

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016137259A Active JP6848234B2 (ja) 2016-07-12 2016-07-12 電圧監視制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6848234B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7084819B2 (ja) * 2018-08-10 2022-06-15 株式会社日立製作所 電力系統の電圧調整器、および電圧調整システム

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101043572B1 (ko) * 2009-08-10 2011-06-22 한국전력공사 무효전력 보상을 위한 배전 자동화 시스템 및 전압 제어방법
JP5809752B2 (ja) * 2012-07-10 2015-11-11 株式会社日立製作所 電力系統制御システム及び電力系統制御方法
JP6070076B2 (ja) * 2012-10-31 2017-02-01 富士電機株式会社 配電系統の電圧制御装置、電圧制御システム、電圧制御プログラムおよび電圧制御方法
JP6070077B2 (ja) * 2012-11-01 2017-02-01 富士電機株式会社 電圧制御装置及び電圧制御方法
JP6191229B2 (ja) * 2013-05-15 2017-09-06 富士電機株式会社 タップ計画値算出方法及びこれを用いたタップ指令値の決定方法、制御目標値算出方法、並びにタップ計画値算出装置、タップ指令値決定装置、タップ計画値算出プログラム
CN105324901B (zh) * 2013-06-26 2018-01-23 三菱电机株式会社 电压监视控制装置及电压监视控制方法
JP6213095B2 (ja) * 2013-09-24 2017-10-18 富士電機株式会社 配電系統の電圧制御装置、電圧制御システム、電圧制御プログラムおよび電圧制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018011391A (ja) 2018-01-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5837674B2 (ja) 配電系統電圧制御システム、配電系統電圧制御方法、集中電圧制御装置、及びローカル電圧制御装置
EP2506384B1 (en) System and method for operating a tap changer
JP5393934B1 (ja) 電圧監視制御装置、電圧制御装置および電圧監視制御方法
JP5721915B1 (ja) 電圧監視制御システム、電圧監視制御装置、計測装置および電圧監視制御方法
JP5766364B1 (ja) 電圧監視制御装置および電圧制御装置
JP6191229B2 (ja) タップ計画値算出方法及びこれを用いたタップ指令値の決定方法、制御目標値算出方法、並びにタップ計画値算出装置、タップ指令値決定装置、タップ計画値算出プログラム
US11354457B2 (en) Method for structuring an existing grid for distributing electric energy
CN104471852A (zh) 多端hvdc控制
US20150333520A1 (en) Distribution board for independent microgrid
JP2009065817A (ja) 配電系統の電圧管理方法
JP6452909B1 (ja) 集中電圧制御装置および集中電圧制御システム
Oerter et al. LV-grid automation system—A technology review
JP4948432B2 (ja) 電圧調整システム
CA2649838C (en) Electrical power distribution control systems and processes
JP6848234B2 (ja) 電圧監視制御装置
JP6596858B2 (ja) 自動電圧調整装置および自動電圧調整方法
JP6070077B2 (ja) 電圧制御装置及び電圧制御方法
US20230155414A1 (en) Network for Distributing Electrical Energy
Merino et al. Electra IRP voltage control strategy for enhancing power system stability in future grid architectures
JP6440608B2 (ja) 集中電圧制御装置および集中電圧制御方法
JP5410884B2 (ja) 進相コンデンサ制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190613

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200520

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200623

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200819

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210202

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210215

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6848234

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250