JP5958370B2 - 画像処理装置、色調整システムおよびプログラム - Google Patents

画像処理装置、色調整システムおよびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像処理装置、色調整システム、プログラムに関する。
特許文献1には、先ず、少なくとも1つの入力が最大値であり、かつ目標とする白色色度(x、y)となるディスプレイへの入力データ(r、g、b)を、映像入力(R、G、B)が全て最大値の場合の補正データとして格納し、次に、この最大入力時の輝度レベルを基準として各入力レベルiにおける輝度レベルYが設定したい輝度曲線上となるように調整し、この輝度レベルYiと白色色度(x、y)とから3刺激値(X、Y、Z)を求め、この3刺激値(X、Y、Z)に最も近い組合わせを得られるディスプレイへの入力データ(r、g、b)を映像入力(R、G、B)に対する補正データ(r、g、b)とし、これを最大入力レベルを除く全ての入力レベルiについて求めてこれを赤色用LUT、緑色用LUT、青色用LUTの3つに格納するガンマ補正回路が開示されている。
特開2006−258850号公報
画像を表示する表示装置について、表示する画像の色温度を変更するための出力画像データを正確に算出し、色温度を変更後の画像の階調表現が変化しにくいことが望ましい。
請求項1に記載の発明は、表示装置の色調整を行うために使用する色信号を取得する色信号取得部と、前記表示装置に向けて前記色信号を出力したときに、当該表示装置で表示される画像の色情報を取得する色情報取得部と、前記表示装置で画像の表示に使用する色温度の情報を取得する色温度情報取得部と、前記色信号取得部により取得された前記色信号と前記色情報取得部により取得された前記色情報との対応関係である第1の対応関係を求める第1の対応関係導出部と、前記第1の対応関係導出部により求められた前記第1の対応関係から、前記色温度情報取得部により取得された前記色温度の情報による色温度で前記表示装置にて画像を表示したときに採る色信号である補正色信号を求める補正色信号導出部と、前記補正色信号導出部により求められた前記補正色信号を前記色信号を構成する色空間とは異なる色空間中における色値に変換し補正色値を求める色値変換部と、前記色値変換部により求められた前記補正色値に基づき、前記色温度で前記表示装置にて表示する画像の色の変換関係を作成する変換関係作成部と、を備えることを特徴とする画像処理装置である。
請求項2に記載の発明は、前記変換関係作成部は、前記補正色値に加え前記補正色信号導出部により求められた前記補正色信号に基づき、前記変換関係を作成することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置である。
請求項3に記載の発明は、前記色信号と当該色信号を構成する色空間とは異なる色空間中における色値とを対応付ける対応関係である第2の対応関係を求める第2の対応関係導出部を更に備え、前記色値変換部は、前記第2の対応関係導出部により求められた前記第2の対応関係から、前記補正色信号を前記色信号を構成する色空間とは異なる色空間中における色値に変換し補正色値を求めることを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置である。
請求項4に記載の発明は、前記補正色信号導出部は、前記色温度における色情報を設定し、設定された色情報を前記第1の対応関係により当該色温度における色信号に変換し、変換された色信号を最大値とするように前記色を調整するために使用する色信号を変換することで前記補正色信号を求めることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像処理装置である。
請求項5に記載の発明は、前記色信号は、赤色信号、緑色信号および青色信号から構成されることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像処理装置である。
請求項に記載の発明は、表示装置にて画像を表示するために作成された色信号を、予め定められた変換関係を用いて色変換処理を行い当該表示装置に出力する色変換手段と、前記色変換手段で用いられる前記変換関係を、前記表示装置にて表示する画像の色調整を行うために作成する変換関係作成手段と、を備え、前記変換関係作成手段は、前記表示装置の色調整を行うために使用する色信号を取得する色信号取得部と、前記表示装置に向けて前記色信号を出力したときに、当該表示装置で表示される画像の色情報を取得する色情報取得部と、前記表示装置で画像の表示に使用する色温度の情報を取得する色温度情報取得部と、前記色信号取得部により取得された前記色信号と前記色情報取得部により取得された前記色情報との対応関係である第1の対応関係を求める第1の対応関係導出部と、前記第1の対応関係導出部により求められた前記第1の対応関係から、前記色温度情報取得部により取得された前記色温度の情報による色温度で前記表示装置にて画像を表示したときに採る色信号である補正色信号を求める補正色信号導出部と、前記補正色信号を前記色信号を構成する色空間とは異なる色空間中における色値に変換し補正色値を求める色値変換部と、前記色値変換部により求められた前記補正色値に基づき、前記色温度で前記表示装置にて表示する画像の色の変換関係を作成する変換関係作成部と、を備えることを特徴とする色調整システムである。
請求項に記載の発明は、前記変換関係作成手段の前記色信号取得部で取得される前記色信号は、前記色変換手段で使用される前記変換関係を定義するために使用されている色信号であることを特徴とする請求項に記載の色調整システムである。
請求項に記載の発明は、コンピュータに、表示装置の色調整を行うために使用する色信号を取得する機能と、前記表示装置に向けて前記色信号を出力したときに、当該表示装置で表示される画像の色情報を取得する機能と、前記表示装置で画像の表示に使用する色温度の情報を取得する機能と、取得された前記色信号と取得された前記色情報との対応関係である第1の対応関係を求める機能と、求められた前記第1の対応関係から、取得された前記色温度の情報による色温度で前記表示装置にて画像を表示したときに採る色信号である補正色信号を求める機能と、前記補正色信号を前記色信号を構成する色空間とは異なる色空間中における色値に変換し補正色値を求める機能と、求められた前記補正色値に基づき、前記色温度で前記表示装置にて表示する画像の色の変換関係を作成する機能と、を実現させるプログラムである。
請求項1の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、表示する画像の色温度を変更しても階調表現が変化しにくい画像処理装置が提供できる。
請求項2の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、色調整の精度がより向上する。
請求項3の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、補正色値を求めるのに適した色空間を利用することができる。
請求項4の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、色温度変更後の画像を考慮したデバイス特性である第1の対応関係を使用して補正色信号を求めることができる。
請求項5の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、加法混色により画像を表示するデバイスにおいても色調整の精度がより向上する。
請求項6の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、表示手段で表示する画像について色温度を変更しても、色を変換する処理をより高精度に行うことができる色調整システムが提供できる。
請求項の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、色変換手段の変換関係をより簡便に変更することができる。
請求項8の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、表示する画像の色温度を変更しても階調表現が変化しにくくする機能をコンピュータにより実現できる
本実施の形態の画像表示システムの構成例を示す図である。 図1に示す画像表示システムに色設定システムを取り付けた状態を説明するための図である。 設定用PCについてのハードウェア構成を示した図である。 本実施の形態の設定用PCについての機能構成例を説明した図である。 図4で使用または生成されるデータについて説明した図である。 図4で使用または生成されるデータの具体例を挙げた図である。 白補正RGB値が(Rs、Gs、Bs)=(170、159、143)であったときの白補正RGBLUTの一例を示している。 Lab色空間でなくXYZ色空間を用いたときに使用または生成されるデータの具体例を挙げた図である。 設定用PCの動作例について説明したフローチャートである。 (a)〜(b)は、第1の実施の形態と第2の実施の形態で、多次元LUTを作成するのに用いられるデータ群と、色処理装置において多次元LUTを用いて入力画像データを出力画像データに変換する方法について説明した図である。 本実施の形態の設定用についての機能構成例を説明した図である。 図11で使用または生成されるデータについて説明した図である。
<画像表示システムの全体構成の説明>
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態における画像表示システム10の構成例を示す図である。
この画像表示システム10は、ネットワークNに接続され、表示のための画像データ(入力画像データ)の作成等を行う表示用PC(Personal Computer)11と、表示画面121に画像を表示する表示装置12と、表示用PC11から入力されてくる入力画像データに色変換テーブル(変換関係)を用いて色変換処理を行い、得られた画像データ(表示用の出力画像データ)を表示装置12に出力する色変換手段の一例としての色処理装置13とを備えている。なお、画像表示システム10は、ネットワークNを介して、別の画像表示システムや各種プリンタ等と接続されている。
この画像表示システム10において、表示用PC11および色処理装置13はDVI(Digital Visual Interface)を介して接続されており、色処理装置13および表示装置12もDVIを介して接続されている。なお、DVIに代えて、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)やDisplayPortを介して接続するようにしてもかまわない。
供給装置の一例としての表示用PC11は、所謂汎用のパーソナルコンピュータである。そして、表示用PC11は、OSによる管理下において、各種アプリケーションソフトウェアを動作させることで、入力画像データの作成等が行われるようになっている。
また、表示装置12は、例えばPC用の液晶ディスプレイ、液晶テレビあるいはプロジェクタなど、加法混色にて画像を表示する機能を備えたもので構成される。したがって、表示装置12における表示方式は、液晶方式に限定されるものではない。なお、図1に示す例では、表示装置12内に表示画面121が設けられているが、表示装置12として例えばプロジェクタを用いる場合、表示画面121は、表示装置12の外部に設けられたスクリーン等となる。
色処理装置13は、出力画像データ作成部131と、記憶手段の一例としての色変換テーブル記憶部132とを備えている。
出力画像データ作成部131は、表示用PC11から入力されてくる入力画像データに対し、色変換テーブル記憶部132から読み出した色変換テーブルを用いて色変換を施し、得られた表示用の出力画像データを表示装置12に出力する。なお本実施の形態では、出力画像データ作成部131は、入力画像データとして赤色信号(R)、緑色信号(G)および青色信号(B)を受け取り、色変換を施すことで出力画像データとして赤色信号(R’)、緑色信号(G’)および青色信号(B’)を出力する。
色変換テーブル記憶部132は、上述した出力画像データ作成部131による表示用の出力画像データの作成において用いられる色変換テーブルを記憶する。ここで、色変換テーブルとしては、例えば変換用の行列(マトリックス)、1次元LUT(Look Up Table)あるいは多次元LUT等が挙げられるが、本実施の形態では、色変換をより精度良く行うために多次元LUTが用いられる。なお、色変換テーブル記憶部132は、読み書き可能であって電源を供給しなくても記憶内容を保持することが可能な不揮発性メモリ(例えばフラッシュメモリ)で構成される。
ここで、図1に示す画像表示システム10は、1台の表示用PC11に1台の色処理装置13を介して1台の表示装置12を接続する場合を例示しているが、これに限られるものではない。例えば、1台の色処理装置13に複数台の表示装置12を接続し、各表示装置12に連続した異なる画像を表示する、所謂マルチモニタ構成とすることも可能である。
さて、本実施の形態の画像表示システム10では、表示用PC11ではなく色処理装置13が、入力画像データに色変換処理を施すことで表示用の出力画像データを作成する。ここで、色処理装置13における色変換処理で用いられる色変換テーブルは、表示装置12のデバイス特性を考慮し、表示装置12に表示する画像について所望される色温度に合致するように作成および変更が行われる。そして画像表示システム10では、画像表示システム10に後述する設定用PC21を外付けした状態で、表示装置12のデバイス特性を加味した色変換テーブルの作成および変更が実行される。
次に色処理装置13で用いられる色変換テーブルの作成において、画像表示システム10に取り付けられる色設定システムについて説明を行う。
図2は、図1に示す画像表示システム10に色設定システム20を取り付けた状態を説明するための図である。
本実施の形態の色設定システム20は、画像表示システム10の色処理装置13に接続される設定用PC21と、設定用PC21に接続されるとともに画像表示システム10の表示装置12における表示画面121に表示された画像の色を測定する測色器22とを備えている。
この色設定システム20において、設定用PC21および測色器22は、USB(Universal Serial Bus)あるいはRS−232Cを介して接続されている。また、色設定システム20における設定用PC21と画像表示システム10における色処理装置13とは、USBを介して接続されている。
色設定システム20において、設定用PC21は、詳しくは後述するが所謂汎用のパーソナルコンピュータであり、例えば可搬性に優れたノート型PC等が用いられる。そして、設定用PC21も、OSによる管理下において、各種アプリケーションソフトウェアを動作させるようになっている。
また、測色器22は、画像表示システム10の表示装置12に設けられた表示画面121に接触あるいは非接触に配置されることで、表示画面121に表示される画像の色を測定するセンサを備えている。この例において、測色器22に設けられたセンサによる測定領域の大きさは、表示画面121の大きさ以下となるように設定されている。そして、測色器22は、表示画面121の全領域について測色を行うのではなく、全領域のうち予め決められた一部領域について測色を行うように構成されている。
ここで、図2に示す色設定システム20は、1台の設定用PC21に1台の測色器22を接続する場合を例示しているが、これに限られるものではない。例えば、1台の設定用PC21に複数台の測色器22を接続するように構成することも可能である。
本実施の形態では、色設定システム20に設けられた設定用PC21が、色変換テーブルを作成し、画像表示システム10の色処理装置13に設けられた色変換テーブル記憶部132に対し、色変換テーブルを書き込むことが可能となっている。本実施の形態において、この設定用PC21は、色処理装置13で用いられる色変換テーブルを作成する変換関係作成手段(画像処理装置)として捉えることができる。
そして、本実施の形態の画像表示システム10は、通常は、色設定システム20が取り付けられていない状態で、表示用PC11が作成した入力画像データを、色処理装置13にて色変換することで得られた表示用の出力画像データに基づく画像(表示用画像)を、表示装置12の表示画面121に表示するようになっている。一方、この画像表示システム10は、色変換テーブルの作成あるいは変更等を実行する際に、色設定システム20が取り付けられた状態で、色処理装置13が作成した測色用の出力画像データに基づく画像(測色用画像、色パッチ)を、表示装置12の表示画面121に表示するようになっている。
<設定用PCのハードウェア構成例>
次に、設定用PC21のハードウェア構成について説明する。
図3は、設定用PC21のハードウェア構成を示した図である。
設定用PC21は、上述したようにパーソナルコンピュータ等により実現される。そして図示するように、設定用PC21は、演算手段であるCPU(Central Processing Unit)41と、記憶手段であるメインメモリ42、およびHDD(Hard Disk Drive)43とを備える。ここで、CPU41は、OS(Operating System)やアプリケーションソフトウェア等の各種プログラムを実行する。また、メインメモリ42は、各種プログラムやその実行に用いるデータ等を記憶する記憶領域であり、HDD43は、各種プログラムに対する入力データや各種プログラムからの出力データ等を記憶する記憶領域である。
さらに、設定用PC21は、外部との通信を行うための通信インターフェース(以下、「通信I/F」と表記する)44と、ビデオメモリやディスプレイ等からなり、画像を表示するモニタ45と、キーボードやマウス等の入力デバイス46とを備える。
<設定用PCの機能構成例>
[第1の実施の形態]
設定用PCの機能構成としてまず、第1の実施の形態について説明する。
図4は、本実施の形態の設定用PC21についての機能構成例を説明した図である。また図5は、図4で使用または生成されるデータについて説明した図である。さらに図6は、図4で使用または生成されるデータの具体例を挙げた図である。
以後、図4、図5、図6を使用して設定用PC21の機能構成について説明を行う。
図4に示した設定用PC21は、色信号取得部211と、色信号出力部212と、色データ取得部213と、色温度情報取得部214と、第1の対応関係導出部215と、補正色信号導出部216と、第2の対応関係導出部217と、色値変換部218と、変換関係作成部219とを備える。
色信号取得部211は、色処理装置13の色変換テーブル記憶部132から入力色信号としての赤色信号(Rin)、緑色信号(Gin)、青色信号(Bin)を取得する。このRin、Gin、Binは、表示用PC11から入力される入力画像データとしての赤色信号(R)、緑色信号(G)および青色信号(B)とは異なり、色変換テーブル記憶部132に格納されている多次元LUTの各格子点データである。これは、入力色信号であるRin、Gin、Binは、表示装置12の色調整を行うために使用する赤色信号、緑色信号および青色信号の各色信号であり、Rin、Gin、Binの各値は、変換関係としての多次元LUTを定義するために使用されている赤色信号、緑色信号および青色信号の各値であると言い換えることもできる。
例えば、表示装置12において画像が、256階調で表示される場合、Rin、GinおよびBinは、0〜255の何れかの整数値となる。図6の第1列に示す例では、Rin、Gin、Binは、64毎に設定される値を採り、0、64、128、192、255の5つの値の何れかとなる。そのためRin、Gin、Binの組は、合計5=125個ある。よってRin、Gin、Binの各値の組み合わせにより、125個の組から構成されるデータ群が構成される。本実施の形態では、以後、このRin、Gin、Binの組からなるデータ群をRGBデータ群と言うことがある。このRGBデータ群は、図5ではRGBデータ群D3として図示し、図6の第1列に例示されるデータ群となる。
色信号出力部212は、色信号取得部211が取得したRin、Gin、Binを実際に表示装置12に送信する。
表示装置12では、色信号出力部212により送信されたRin、Gin、Binを基に測色用画像の画像が表示される。表示装置12に表示された測色用画像の画像は、測色器22により色が読み取られる。そして測色器22は、それぞれの測色用画像の画像を読み取ることで取得した色情報(色データ)を設定用PC21に対し、送信する。このとき測色器22が出力する色データは、例えば、XYZ色空間におけるX値、Y値、Z値である。
色データ取得部213は、色情報取得部の一例であり、測色器22から送信された色データを取得する。つまり色データ取得部213は、表示装置12に向けてRin、Gin、Binを出力したときに、表示装置12で表示される画像の色データを取得する。
この色データは、X、Y、Zの各組から構成される。表示装置12では、色信号取得部211が取得した125組のRin、Gin、Binの全てについて測色用画像の画像が表示されるため、取得される色データとしてのX、Y、Zの組は、125組となる。本実施の形態では、以後、このX、Y、Zの組からなるデータ群をXYZデータ群と言うことがある。このXYZデータ群は、図6の第2列に例示されるデータ群となる。
色温度情報取得部214は、表示装置12で画像の表示に使用する色温度の情報を取得する。より具体的には、色温度情報取得部214は、表示装置12で白色画像を表示させるときの色温度の設定情報を取得する。この色温度は、表示装置12に対しこの時点で設定されている色温度ではなく、表示装置12で新たに設定したい色温度である。色温度の情報は、例えば、モニタ45(図3参照)に色温度の設定を促す設定画面を表示し、作業者がキーボードやマウス等の入力デバイス46(図3参照)を操作して色温度の数値を入力することで取得することができる。
第1の対応関係導出部215は、色信号取得部211により取得されたRin、Gin、Binと色データ取得部213により取得された色データとの対応関係である第1の対応関係を求める。
この第1の対応関係は、上述したRin、Gin、Bin(RGBデータ群)とX、Y、Z(XYZデータ群)との対応関係である。即ち、表示装置12にてRin、Gin、Binを基に画像を表示したときに表示装置12で表示される色との対応関係である。この第1の対応関係は、表示装置12に入力される入力画像データと実際に表示装置12に表示される色との対応関係であると言い換えることもでき、表示装置12のデバイス特性である。
図5では、この第1の対応関係は、デバイス特性T1として図示している。また図6では、この第1の対応関係は、第1列のRin、Gin、Binの各組と第2列のX、Y、Zの各組との対応関係として例示できる。
補正色信号導出部216は、第1の対応関係導出部215により求められた第1の対応関係から、色温度情報取得部214により取得された色温度で表示装置12にて画像を表示したときに採る色信号である補正色信号を求める。
ここで補正色信号導出部216は、まず色温度情報取得部214により取得された色温度におけるX、Y、Zの各値(ここではXs、Ys、Zsと表記する)を設定する。具体的には、色温度によりXs値、Zs値は、一義的に定まり色温度が6500Kだったときは、例えば、(Xs、Zs)=(95、85)となる。ただしYs(輝度)については、種々の値を取り得るため、ここでは、Ys=100(100cd/m)を選択する。これは実際に表示装置12で表示させる使用状況に合わせた数値である。即ち表示装置12で白色画像を表示させた場合には、通常Yh=100近辺の値となる。その結果、本実施の形態では、(Xs、Ys、Zs)=(95、100、85)が設定される。
これは、図5では、Xs、Ys、Z値D1として図示している。
次に補正色信号導出部216は、第1の対応関係導出部215で求められた第1の対応関係を用いて、線形回帰モデル、重回帰分析、ニューロモデル等の予測計算を使用し、Xs、Ys、Zsの各値をR、G、Bの各値に変換する。つまりXs、Ys、Zsの各値を第1の対応関係を用いて変換された後のR、G、Bの各値は、色温度情報取得部214により取得された色温度で表示装置12にて白色画像を表示したときに入力される色信号(入力画像データ)となる。本実施の形態では、変換された後のR、G、BをそれぞれRs、Gs、Bsと表記することにし、これらを白補正RGB値と呼ぶ。
なおここでは、(Xs、Ys、Zs)=(95、100、85)を第1の対応関係を用いて変換された後の値が、(Rs、Gs、Bs)=(170、159、143)であったとする。
なおXs、Ys、Zsを第1の対応関係を用いてRs、Gs、Bsに変換する処理は、図5ではXs、Ys、Z値D1をデバイス特性T1を用いて白補正RGB値D2に変換する処理として図示している。
そして補正色信号導出部216は、白補正RGB値(Rs、Gs、Bs)を基にRin、Gin、Bin(RGBデータ群)の白補正を行うための白補正RGBLUTを作成する。この白補正RGBLUTは、RGBデータ群の各Rin、Gin、Binのそれぞれを白補正RGB値(Rs、Gs、Bs)を最大値として補正するための1次元LUTである。なお白補正RGBLUTは、図5では、白補正RGBLUT D4として図示している。
図7は、白補正RGB値が(Rs、Gs、Bs)=(170、159、143)であったときの白補正RGBLUTの一例を示している。
図示する1次元LUTは、赤色(R)信号については、0−170を直線で結ぶものとしている。同様に緑色(G)信号については、0−159を直線で結ぶものとし、青色(B)信号については、0−143を直線で結ぶものとしている。なお直線で結ぶ場合に限られるものではなく、2次曲線、3次曲線等の曲線で結んでもよい。
そしてこのように設定された1次元LUTにより、最大値を255とするRin、Gin、Bin(RGBデータ群)は、白補正RGB値として(Rs、Gs、Bs)=(170、159、143)を最大値とするRGBのデータ群に変換することができる。
補正色信号導出部216は、図7に例示した白補正RGBLUTを使用してRin、Gin、Bin(RGBデータ群)を変換する。ここでは変換後のRin、変換後のGin、変換後のBinをそれぞれRh、Gh、Bhと表記することとし、これらRh、Gh、Bhの各組により構成されるデータ群を白補正RGBデータ群と呼ぶ。
この白補正RGBデータ群が、ここでは色温度情報取得部214により取得された色温度で表示装置12にて画像を表示したときに採り得る色信号である補正色信号である。つまりRhは、0〜170の整数値を採る。同様にGhは、0〜159の整数値を採り、Bhは、0〜143の整数値を採る。
なおRin、Gin、Bin(RGBデータ群)を白補正RGBLUTを用いてRh、Gh、Bh(白補正RGBデータ群)に変換する処理は、図5ではRGBデータ群D3を白補正RGBLUT D4を用いて白補正RGBデータ群D5に変換する処理として図示している。また図6では、この変換処理は、第1列のRin、Gin、Binの各組を第4列のRh、Gh、Bhの各組に変換する処理として例示できる。
第2の対応関係導出部217は、入力色信号であるRin、Gin、Bin(RGBデータ群)とRin、Gin、Binを構成する色空間(RGB色空間)とは異なる色空間中における色値とを対応付ける対応関係である第2の対応関係を求める。
本実施の形態では、Rin、Gin、Binを構成する色空間(RGB色空間)とは異なる色空間として、例えばデバイス非依存の色空間であるLab色空間を用いる。よって第2の対応関係は、Rin、Gin、Bin(RGBデータ群)をLab色空間での色値(L、a、b)と関連づけられたものとなる。
第2の対応関係を求めるには、まず色データ取得部213で取得されたX、Y、Z(XYZデータ群)をLab色空間における色値(L、a、b)に変換する。この変換は公知の数式により行うことができる。一方、Rin、Gin、Bin(RGBデータ群)とX、Y、Z(XYZデータ群)とは上記第1の対応関係により既に対応関係がわかっている。よってRin、Gin、Bin(RGBデータ群)とLab色空間における色値(L、a、b)とを関連づけることができる。ここではRin、Gin、Binの各組に関連づけられた色値(L、a、b)の各組をLin、ain、binと表記し、Lin、ain、binの各組からなるデータ群をLabデータ群と言う。この第2の対応関係は、表示装置12に入力される入力画像データと実際に表示装置12に表示される色をLab色空間により表わした値との対応関係であると言い換えることもでき、表示装置12のデバイス特性の1つである。
図5では、この第2の対応関係は、デバイス特性T2として図示している。また図6では、この第2の対応関係は、第1列のRin、Gin、Binの各組と第3列のLin、ain、binの各組との対応関係として例示できる。
色値変換部218は、第2の対応関係導出部217により求められた第2の対応関係から、補正色信号導出部216により求められた補正色信号をRin、Gin、Binを構成する色空間(RGB色空間)とは異なる色空間中における色値に変換し補正色値を求める。
つまり第2の対応関係であるRin、Gin、Bin(RGBデータ群)とLin、ain、bin(Labデータ群)との対応関係を利用して、Rh、Gh、Bh(白補正RGBデータ群)をL、a、bの各値からなる補正色値に変換する。ここではRh、Gh、Bhの各組に関連づけられたL、a、bの各組をLh、ah、bhと表記し、Lh、ah、bhの各組からなるデータ群を白補正Labデータ群と言う。
なおRh、Gh、Bh(白補正RGBデータ群)を第2の対応関係を用いてLh、ah、bh(白補正Labデータ群)に変換する処理は、図5では白補正RGBデータ群D5をデバイス特性T2を用いて白補正Labデータ群D6に変換する処理として図示している。また図6では、この変換処理は、第4列のRh、Gh、Bhの各組を第5列のLh、ah、bhの各組に変換する処理として例示できる。
変換関係作成部219は、色値変換部218により求められた補正色値に基づき、取得された色温度で表示装置12にて表示する画像の色の色変換テーブル(変換関係)として多次元LUTを作成する。
変換関係作成部219で多次元LUTを作成する手順は、以下の通りである。なお以下の手順はデバイス非依存の空間としてLab色空間を用いた場合の処理である。
(1)まずRin、Gin、Bin(RGBデータ群)を公知の数式(例えば、sRGB色空間をLab色空間に変換する数式)によりLab色空間における色値に変換する。この色値の組よりなるデータ群を仮にsLabデータ群とする。
(2)次にsLabデータ群と白補正Labデータ群とを比較し、さらに白補正RGBデータ群と比較することでsLabデータ群を構成する色値の組を白補正RGBデータ群の組とする。即ち、sLabデータ群→白補正Labデータ群→白補正RGBデータ群の変換を行う。この場合、sLabデータ群を構成する各組の数値と、図6の第5列の白補正Labデータ群の数値とを比較し、さらに図6の第4列の白補正RGBデータ群の数値とを比較していく。実際には、数値が合う箇所は少ないため、数値を算出するのに、例えば、線形回帰モデルや、高次多項式近似モデル、ニューロモデル等の公知の方法を使用する。また使用するRin、Gin、Binのデータは多次元LUTの格子点となり、格子点数が多い方が精度の高い変換を行うことができる。
なお上述したLab色空間でなく、例えば、XYZ色空間を用いても同様の処理は可能である。この場合、第1の対応関係を用い、補正色信号導出部216により求められた補正色信号をRin、Gin、Binを構成する色空間(RGB色空間)とは異なる色空間中としてXYZ色空間における色値に変換し補正色値を求める。
つまり第1の対応関係であるRin、Gin、Bin(RGBデータ群)とX、Y、Z(XYZデータ群)との対応関係を利用して、Rh、Gh、Bh(白補正RGBデータ群)をX、Y、Zの各値からなる補正色値に変換する。ここではRh、Gh、Bhの各組に関連づけられたX、Y、Zの各組をXh、Yh、Xhと表記し、Xh、Yh、Zhの各組からなるデータ群を白補正XYZデータ群と言う。
図8は、この際に具体的に使用または生成されるデータの具体例を挙げた図である。図8に挙げた例では、第1の対応関係は、第1列のRin、Gin、Binの各組と第2列のX、Y、Zの各組との対応関係として例示できる。またRh、Gh、Bh(白補正RGBデータ群)をXh、Yh、Zh(白補正XYZデータ群)に変換する処理は、第3列のRh、Gh、Bhの各組を第4列のXh、Yh、Zhの各組に変換する処理として例示できる。
そして変換関係作成部219で多次元LUTを作成するには、XYZデータ群と白補正XYZデータ群とを比較することでRGBデータ群を構成する色値の組を白補正RGBデータ群の組にすることで行うことができる。
以上のようにしてRin、Gin、Bin(RGBデータ群)をRh、Gh、Bh(白補正RGBデータ群)に変換することができる。そしてRh、Gh、Bh(白補正RGBデータ群)は、出力色信号として出力される。本実施の形態では、出力色信号は、色変換テーブル記憶部132に格納される色変換テーブルとしての多次元LUTの各格子点データとして格納される。つまり上述した一連の処理により色変換テーブル記憶部132に格納される多次元LUTは、色温度変更後の画像を表示装置12に表示する多次元LUTに変更される。
図3に示す設定用PC21において、HDD43には、図4に示す各機能を実現するためのプログラムが格納されている。そして、このプログラムがメインメモリ42にロードされ、このプログラムに基づく処理がCPU41により実行されることにより、これら各機能が実現される。
具体的には、設定用PC21において、例えばアプリケーションソフトウェア等として用意されたプログラムに基づいてCPU41が行う指示により、通信I/F44を介して色処理装置13との間で入力色信号(Rin、Gin、Bin)および出力色信号(Rh、Gh、Bh)の送受信を行う。また同様にしてプログラムに基づいてCPU41が行う指示により、通信I/F44を介して測色器22との間で色信号(Rin、Gin、Bin)および色データ(X、Y、Z(XYZデータ群))の送受信を行う。さらに同様にして色温度の設定画面等をモニタ45に表示し、入力デバイス46を介して色温度情報の取得を行う。さらに第1の対応関係、色温度情報取得部214により取得された色温度におけるX、Y、Zの各値(Xs、Ys、Zs)、白補正RGB値(Rs、Gs、Bs)、白補正RGBLUT、白補正RGBデータ群(Rh、Gh、Bh)、第2の対応関係、白補正RGBデータ群(Rh、Gh、Bh)、多次元LUT等の算出は、CPU41が演算を行うことで実現することができる。
<設定用PCの動作の説明>
図9は、設定用PC21の動作例について説明したフローチャートである。
以下、図4〜図9を使用して設定用PC21の動作について説明を行なう。
まず色信号取得部211が、色処理装置13の色変換テーブル記憶部132から入力色信号としてのRin、Gin、Bin(RGBデータ群)を取得する(ステップ801)。上述したようにRin、Gin、Binは、本実施の形態では、色処理装置13の色変換テーブル記憶部132に格納されている多次元LUTの各格子点データである。
次に色信号出力部212が、色信号取得部211が取得した入力色信号であるRin、Gin、Binを実際に表示装置12に送信する(ステップ802)。表示装置12では、色信号出力部212により送信されたRin、Gin、Binを基に測色用画像の画像が表示され、測色器22により色が読み取られる。測色器22は、それぞれの測色用画像の画像を読み取ることで取得した色データを設定用PC21に対し、送信する。
そして色データ取得部213が、測色器22から送信された色データとして、X、Y、Z(XYZデータ群)を取得する(ステップ803)。
一方、色温度情報取得部214が、表示装置12で画像の表示に使用する色温度の情報を取得する(ステップ804)。
次に第1の対応関係導出部215が、Rin、Gin、Binと色データとの第1の対応関係を求める(ステップ805)。この第1の対応関係は、上述したRin、Gin、Bin(RGBデータ群)とX、Y、Z(XYZデータ群)との対応関係である。
次に補正色信号導出部216が、色温度情報取得部214により取得された色温度におけるX、Y、Zの各値(Xs、Ys、Zs)を設定する(ステップ806)。
そして補正色信号導出部216は、第1の対応関係を用いて、Xs、Ys、Zsの各値をR、G、Bの各値(Rs、Gs、Bs)に変換する(ステップ807)。
さらに補正色信号導出部216は、白補正RGB値(Rs、Gs、Bs)を基にRin、Gin、Bin(RGBデータ群)の白補正を行うための白補正RGBLUTを作成する(ステップ808)。この白補正RGBLUTは、例えば、図7に例示したものとなる。
さらに補正色信号導出部216は、白補正RGBLUTを使用してRin、Gin、Bin(RGBデータ群)を補正色信号としてのRh、Gh、Bh(白補正RGBデータ群)に変換する(ステップ809)。
次に第2の対応関係導出部217が、Rin、Gin、Bin(RGBデータ群)とLab色空間中における色値(Lin、ain、bin(Labデータ群))とを対応付ける第2の対応関係を求める(ステップ810)。
そして色値変換部218が、第2の対応関係から、補正色信号としてのRh、Gh、Bh(白補正RGBデータ群)を、補正色値であるLab色空間中における色値(Lh、ah、bh(白補正Labデータ群))に変換する(ステップ811)。
次に変換関係作成部219は、色値変換部218により求められた補正色値に基づき、表示装置12にて色温度で画像を表示させるときに用いられる色変換テーブルとして多次元LUTを作成する(ステップ812)。
さらに変換関係作成部219は、作成されたRh、Gh、Bh(白補正RGBデータ群)を、出力色信号として出力する(ステップ813)。この出力色信号は、色処理装置13の色変換テーブル記憶部132に格納される色変換テーブルである多次元LUTの各格子点データとして格納される。
[第2の実施の形態]
設定用PCの機能構成として次に、第2の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態においても図4〜図9に示した構成は同様である。即ち、第2の実施の形態においても、図4に示すように設定用PC21は、色信号取得部211と、色信号出力部212と、色データ取得部213と、色温度情報取得部214と、第1の対応関係導出部215と、補正色信号導出部216と、第2の対応関係導出部217と、色値変換部218と、変換関係作成部219とを備える。
また第2の実施の形態においても、図5に示すようなデータが使用または生成され、その具体例は、図6に示すものとなり、補正色信号導出部216では、図7に示すような1次元LUTが作成される。
さらに第2の実施の形態においても、設定用PC21の動作は、図9で説明したものとなる。
一方、第2の実施の形態では、変換関係作成部219において多次元LUTを作成する手順が一部異なる。即ち、上述した(1)〜(2)の処理が以下のようになる。
(1’)まずRin、Gin、Bin(RGBデータ群)を公知の数式(例えば、sRGB色空間をLab色空間に変換する数式)によりLab色空間における色値に変換する。この色値の組よりなるデータ群を仮にsLabデータ群とする。ここまでは第1の実施の形態と同様である。
(2’)次にsLabデータ群と白補正Labデータ群とを比較し、さらにRGBデータ群と比較することでsLabデータ群を構成する色値の組をRGBデータ群の組とする。即ち、sLabデータ群→白補正Labデータ群→RGBデータ群の変換を行う。この場合、sLabデータ群を構成する各組の数値と、図6の第5列の白補正Labデータ群の数値とを比較し、さらに図6の第1列のRGBデータ群の数値とを比較していく。実際には、数値が合う箇所は少ないため、数値を算出するのに、例えば、線形回帰モデルや、高次多項式近似モデル、ニューロモデル等の公知の方法を使用する。
図10(a)〜(b)は、第1の実施の形態と第2の実施の形態で、多次元LUTを作成するのに用いられるデータ群と、色処理装置13において多次元LUTを用いて入力画像データを出力画像データに変換する方法について説明した図である。
このうち図10(a)は、第1の実施の形態によるものである。ここでは、設定用PC21で多次元LUTを作成するのに上記(1)〜(2)で説明したように白補正RGBデータ群と白補正Labデータ群とを使用する。これは、変換関係作成部219は、白補正Labデータ群に加え補正色信号導出部216により求められた白補正RGBデータ群に基づき、多次元LUTを作成すると言うこともできる。
さらに作成された多次元LUTを用いることで、色処理装置13の出力画像データ作成部131では、入力画像データを出力画像データに直接変換できる。
一方、図10(b)は、第2の実施の形態によるものである。ここでは、設定用PC21で多次元LUTを作成するのに上記(1’)〜(2’)で説明したようにRGBデータ群と白補正Labデータ群とを使用する。
さらに作成された多次元LUTを用いた場合、変換後の階調は、最大値が255となるため、実際の表示装置12で色温度変更後の画像を表示するには、例えば、図7で説明したような白補正RGBLUTを使用し、例えば、(R、G、B)=(170、159、143)を最大値とするRGB値にさらに変換する必要がある。そしてこの2回の変換後のデータが、出力画像データとなる。
よって色処理装置13の出力画像データ作成部131では、入力画像データを作成された多次元LUTで変換するとともに、白補正RGBLUTによりさらに変換を行い、出力画像データに変換する。
以上のように本実施の形態では、表示装置12で表示する画像の色温度の変更を行う際に色処理装置13の色変換テーブル記憶部132に格納される色変換テーブルの変更を行う。そしてこの色変換テーブルとして用いられる多次元LUTは、表示装置12のデバイス特性を反映したものとなる。よって表示装置12が非線形なデバイス特性を有するものであったとしても、この非線形性を取り込んだ形で多次元LUTが作成される。よって表示装置12で表示する画像の色温度の変更を変更しても階調数が減少する等の階調表現の変化が生じにくく、より精度の高い色調整を行うことができる。これが従来技術の場合、表示装置12が非線形なデバイス特性を有するときには、特に階調表現が変化しやすく、より精度の高い色調整を行うことが困難となる。
また本実施の形態では、測色器22に測色用画像としてのRin、Gin、Bin(RGBデータ群)を出力し、測色器22による測色用画像を測定して色データとしてX、Y、Z(XYZデータ群)を取得した後は、色温度情報を取得すれば、色変換テーブルが作成できる。つまり色データとしてX、Y、Z(XYZデータ群)を1回取得すれば、表示装置12で表示する画像の色温度をその後再び変更しても、測色器22を使用した測色用画像の測定を再び行わずに、色温度変更後の色変換テーブルが作成できる。
[第3の実施の形態]
設定用PCの機能構成として次に、第3の実施の形態について説明する。
図11は、本実施の形態の設定用PC21についての機能構成例を説明した図である。また図12は、図11で使用または生成されるデータについて説明した図である。
図11に示した設定用PC21は、色信号取得部211と、色信号出力部212と、色データ取得部213と、色温度情報取得部214と、第1の対応関係導出部215と、補正色信号導出部216と、変換関係作成部219とを備える。ここで色信号取得部211、色信号出力部212、色データ取得部213、色温度情報取得部214、第1の対応関係導出部215の動作は、図4で説明した場合と同様である。
本実施の形態では、図4に示した設定用PC21に比較して、第2の対応関係導出部217および色値変換部218がない。また図12を図5と比較すると、白補正RGBLUT D4の作成までが行われる。即ち、本実施の形態では、補正色信号導出部216は、色温度情報取得部214で取得された色温度におけるX、Y、Zの各値(Xs、Ys、Zs)を設定する。そしてX、Y、Zの各値(Xs、Ys、Zs)を基に白補正RGB値(Rs、Gs、Bs)作成する。さらに変換関係作成部219が、補正RGB値(Rs、Gs、Bs)から白補正RGBLUT D4を作成する。そしてこの白補正RGBLUT D4が、色処理装置13の色変換テーブル記憶部132に格納される色変換テーブルとなる。なお白補正RGBLUT D4は、図7に示したものと同様となる。
本実施の形態における白補正RGBLUT D4を色処理装置13の色変換テーブル記憶部132に格納される色変換テーブル使用しても、表示装置12のデバイス特性を反映したものとなるため、色温度変更後においても表示装置12の階調表現の変化が生じにくい。ただし上述した第1の実施の形態および第2の実施の形態で説明した多次元LUTを使用した方が、色調整の精度はより良好となる。
<色調整システムの説明>
また第1の実施の形態および第2の実施の形態で、上述した色処理装置13および設定用PC21は、表示装置12にて画像を表示するために作成された入力画像データを、予め定められた色変換テーブルを用いて色変換処理を行い表示装置12に出力する色処理装置13と、色処理装置13で用いられる色変換テーブルを、表示装置12にて表示する画像の色調整を行うために作成する設定用PC21と、を備え、設定用PC21は、表示装置12の色調整を行うために使用する入力色信号(Rin、Gin、Bin)を取得する色信号取得部211と、表示装置12に向けて入力色信号(Rin、Gin、Bin)を出力したときに、表示装置12で表示される画像の色データ(X、Y、Z)を取得する色データ取得部213と、表示装置12で画像の表示に使用する色温度の情報を取得する色温度情報取得部214と、色信号取得部211により取得された入力色信号(Rin、Gin、Bin)と色データ取得部213により取得された色データ(X、Y、Z)との対応関係である第1の対応関係を求める第1の対応関係導出部215と、第1の対応関係導出部215により求められた第1の対応関係から、色温度情報取得部214により取得された色温度で表示装置12にて画像を表示したときに採る色信号である補正色信号(Rh、Gh、Bh)を求める補正色信号導出部216と、補正色信号導出部216により求められた補正色信号(Rh、Gh、Bh)を予め定められた均等色空間中における色値に変換し補正色値(Lh、ah、bh等)を求める色値変換部218と、色値変換部218により求められた補正色値(Lh、ah、bh等)に基づき、取得された色温度で表示装置12にて表示する画像の色の色変換テーブルを作成する変換関係作成部219と、を備えることを特徴とする色調整システムとして捉えることもできる。
また第3の実施の形態で、上述した色処理装置13および設定用PC21は、表示装置12にて画像を表示するために作成された入力画像データを、予め定められた色変換テーブルを用いて色変換処理を行い表示装置12に出力する色処理装置13と、色処理装置13で用いられる色変換テーブルを、表示装置12にて表示する画像の色調整を行うために作成する設定用PC21と、を備え、設定用PC21は、表示装置12の色調整を行うために使用する入力色信号(Rin、Gin、Bin)を取得する色信号取得部211と、表示装置12に向けて入力色信号(Rin、Gin、Bin)を出力したときに、表示装置12で表示される画像の色データ(X、Y、Z)を取得する色データ取得部213と、表示装置12で画像の表示に使用する色温度の情報を取得する色温度情報取得部214と、色信号取得部211により取得された入力色信号(Rin、Gin、Bin)と色データ取得部213により取得された色データ(X、Y、Z)との対応関係である第1の対応関係を求める第1の対応関係導出部215と、取得された色温度におけるX、Y、Zの各値(Xs、Ys、Zs)を設定し、設定されたX、Y、Zの各値(Xs、Ys、Zs)を第1の対応関係によりこの色温度における色信号(Rs、Gs、Bs)に変換する補正色信号導出部216と、補正色信号導出部216により求められたこの色温度における色信号Rs、Gs、Bs)を基にして、この色温度で表示装置12にて表示する画像の色の色変換テーブルを作成する変換関係作成部219と、を備えることを特徴とする色調整システムとして捉えることもできる。
なお、本実施の形態の画像表示システム10では、表示用PC11と表示装置12との間に、これら表示用PC11と表示装置12とは別体にて色処理装置13を配置するようにしていたが、これに限られるものではない。例えば、色処理装置13の機能を、表示用PC11に内蔵させてもかまわないし、表示装置12に内蔵させてもかまわない。
また本実施の形態では、設定用PC21は、表示用PC11とは別体となっていたが、表示用PC11に設定用PC21の機能を備えることも可能である。この場合、表示用PC11が、画像処理装置(変換関係変更手段)として機能する。
<プログラムの説明>
ここで以上説明を行った本実施の形態における設定用PC21が行なう処理は、上述した通り、例えば、アプリケーションソフトウェア等のプログラムとして用意される。
よって第1の実施の形態および第2の実施の形態で、設定用PC21が行なう処理は、コンピュータに、表示装置12の色調整を行うために使用する入力色信号(Rin、Gin、Bin)を取得する機能と、表示装置12に向けて入力色信号(Rin、Gin、Bin)を出力したときに、表示装置12で表示される画像の色データ(X、Y、Z)を取得する機能と、表示装置12で画像の表示に使用する色温度の情報を取得する機能と、取得された入力色信号(Rin、Gin、Bin)と取得された色データ(X、Y、Z)との対応関係である第1の対応関係を求める機能と、求められた第1の対応関係から、取得された色温度で表示装置12にて画像を表示したときに採る色信号である補正色信号(Rh、Gh、Bh)を求める機能と、補正色信号(Rh、Gh、Bh)を色信号を構成する色空間とは異なる色空間中における色値に変換し補正色値(Lh、ah、bh等)を求める機能と、求められた補正色値(Lh、ah、bh等)に基づき、取得された色温度で表示装置12にて表示する画像の色の色変換テーブルを作成する機能と、を実現させるプログラムとして捉えることもできる。
また第3の実施の形態で、設定用PC21が行なう処理は、コンピュータに、表示装置12の色調整を行うために使用する入力色信号(Rin、Gin、Bin)を取得する機能と、表示装置12に向けて入力色信号(Rin、Gin、Bin)を出力したときに、表示装置12で表示される画像の色データ(X、Y、Z)を取得する機能と、表示装置12で画像の表示に使用する色温度の情報を取得する機能と、取得された入力色信号(Rin、Gin、Bin)と取得された色データ(X、Y、Z)との対応関係である第1の対応関係を求める機能と、取得された色温度におけるX、Y、Zの各値(Xs、Ys、Zs)を設定し、設定されたX、Y、Zの各値(Xs、Ys、Zs)を第1の対応関係によりこの色温度における色信号(Rs、Gs、Bs)に変換する機能と、求められたこの色温度における色信号(Rs、Gs、Bs)を基にして、この色温度で表示装置12にて表示する画像の色の色変換テーブルを作成する機能と、を実現させるプログラムとして捉えることもできる。
なお、本実施の形態を実現するプログラムは、通信手段により提供することはもちろん、CD−ROM等の記録媒体に格納して提供することも可能である。
以上、本実施の形態について説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、種々の変更または改良を加えたものも、本発明の技術的範囲に含まれることは、特許請求の範囲の記載から明らかである。
10…画像表示システム、11…表示用PC、12…表示装置、13…色処理装置、20…色設定システム、21…設定用PC、211…色信号取得部、212…色信号出力部、213…色データ取得部、214…色温度情報取得部、215…第1の対応関係導出部、216…補正色信号導出部、217…第2の対応関係導出部、218…色値変換部、219…変換関係作成部、N…ネットワーク

Claims (8)

  1. 表示装置の色調整を行うために使用する色信号を取得する色信号取得部と、
    前記表示装置に向けて前記色信号を出力したときに、当該表示装置で表示される画像の色情報を取得する色情報取得部と、
    前記表示装置で画像の表示に使用する色温度の情報を取得する色温度情報取得部と、
    前記色信号取得部により取得された前記色信号と前記色情報取得部により取得された前記色情報との対応関係である第1の対応関係を求める第1の対応関係導出部と、
    前記第1の対応関係導出部により求められた前記第1の対応関係から、前記色温度情報取得部により取得された前記色温度の情報による色温度で前記表示装置にて画像を表示したときに採る色信号である補正色信号を求める補正色信号導出部と、
    前記補正色信号導出部により求められた前記補正色信号を前記色信号を構成する色空間とは異なる色空間中における色値に変換し補正色値を求める色値変換部と、
    前記色値変換部により求められた前記補正色値に基づき、前記色温度で前記表示装置にて表示する画像の色の変換関係を作成する変換関係作成部と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記変換関係作成部は、前記補正色値に加え前記補正色信号導出部により求められた前記補正色信号に基づき、前記変換関係を作成することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記色信号と当該色信号を構成する色空間とは異なる色空間中における色値とを対応付ける対応関係である第2の対応関係を求める第2の対応関係導出部を更に備え、
    前記色値変換部は、前記第2の対応関係導出部により求められた前記第2の対応関係から、前記補正色信号を前記色信号を構成する色空間とは異なる色空間中における色値に変換し補正色値を求めることを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記補正色信号導出部は、前記色温度における色情報を設定し、設定された色情報を前記第1の対応関係により当該色温度における色信号に変換し、変換された色信号を最大値とするように前記色を調整するために使用する色信号を変換することで前記補正色信号を求めることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記色信号は、赤色信号、緑色信号および青色信号から構成されることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像処理装置。
  6. 表示装置にて画像を表示するために作成された色信号を、予め定められた変換関係を用いて色変換処理を行い当該表示装置に出力する色変換手段と、
    前記色変換手段で用いられる前記変換関係を、前記表示装置にて表示する画像の色調整を行うために作成する変換関係作成手段と、
    を備え、
    前記変換関係作成手段は、
    前記表示装置の色調整を行うために使用する色信号を取得する色信号取得部と、
    前記表示装置に向けて前記色信号を出力したときに、当該表示装置で表示される画像の色情報を取得する色情報取得部と、
    前記表示装置で画像の表示に使用する色温度の情報を取得する色温度情報取得部と、
    前記色信号取得部により取得された前記色信号と前記色情報取得部により取得された前記色情報との対応関係である第1の対応関係を求める第1の対応関係導出部と、
    前記第1の対応関係導出部により求められた前記第1の対応関係から、前記色温度情報取得部により取得された前記色温度の情報による色温度で前記表示装置にて画像を表示したときに採る色信号である補正色信号を求める補正色信号導出部と、
    前記補正色信号を前記色信号を構成する色空間とは異なる色空間中における色値に変換し補正色値を求める色値変換部と、
    前記色値変換部により求められた前記補正色値に基づき、前記色温度で前記表示装置にて表示する画像の色の変換関係を作成する変換関係作成部と、
    を備えることを特徴とする色調整システム。
  7. 前記変換関係作成手段の前記色信号取得部で取得される前記色信号は、前記色変換手段で使用される前記変換関係を定義するために使用されている色信号であることを特徴とする請求項に記載の色調整システム。
  8. コンピュータに、
    表示装置の色調整を行うために使用する色信号を取得する機能と、
    前記表示装置に向けて前記色信号を出力したときに、当該表示装置で表示される画像の色情報を取得する機能と、
    前記表示装置で画像の表示に使用する色温度の情報を取得する機能と、
    取得された前記色信号と取得された前記色情報との対応関係である第1の対応関係を求める機能と、
    求められた前記第1の対応関係から、取得された前記色温度の情報による色温度で前記表示装置にて画像を表示したときに採る色信号である補正色信号を求める機能と、
    前記補正色信号を前記色信号を構成する色空間とは異なる色空間中における色値に変換し補正色値を求める機能と、
    求められた前記補正色値に基づき、前記色温度で前記表示装置にて表示する画像の色の変換関係を作成する機能と、
    を実現させるプログラム。
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