JP5957696B2 - モータ駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、始動時に磁極位置推定を行うモータ駆動装置に関する。
従来、モータのベクトル制御は、絶対位置検出器(レゾルバやアブソリュートエンコーダ)により磁極位置を検出し、磁極位置に同期した位相の正弦波電流の振幅及び位相の制御を行いながら電磁力制御を行うものである。
基本的に発生トルクが最大になる電流位相γmaxは、印加する電流によらず発生電磁力が零になる電流位相γminを90°ずらしたものである。この電流位相を求める方法として、発生トルクの極性に応じて電流位相γを更新していく方法がある(例えば、特許文献1参照)。
この方法は、仮の磁極位置を基準に電気角半周期をN分割した位相に電流を印加し、そのときの移動方向D(+,0,−)を判定するステップ1と、移動方向Dの符号が反転する電気角領域を2分割した位相に電流を印加し、そのときの移動方向D1を判定するステップ2と、移動方向が+から0および0から−に変化する電気角領域をそれぞれ2分割した位相に電流を印加し、そのときの移動方向D2を判定するステップ3と、移動方向が0となる電気角領域の中間点を発生電磁力が零となる位相と決定するステップ4とを備え、ステップ4における零位置Pを基準にして電流位相を決定している。
特開2006−296027号公報
しかしながら、上述した技術は、電流指令をステップで印加するため、位相状態によるモータ挙動のばらつきが大きく、モータ速度が過大になるという課題がある。例えば、同じ電流量を印加しても、そのときの位相状態によって、全く動かないときもあれば、モータ速度が急加速する場合もある。磁極位置推定の精度をあげるには一般的に電流指令を大きくする必要があるが、その場合はこのモータ速度が過大になる部分が問題になる。
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、モータ速度を一定以下に制限する機能を加えることで、電流指令を大きくしても、磁極位置推定時のモータ速度を低く抑えることができるモータ駆動装置を提供することを目的とする。
位置検出器からの位置情報から速度情報を出力する速度検出器と、
速度制限指令と前記速度情報の差分を0にするようなトルク指令を出力する速度制御器と、
前記位置情報から移動方向情報(+,0,−)を出力する移動方向判別器と、
前記トルク指令と前記位置情報と前記移動方向情報から電流指令と位相情報を出力する磁極位置推定器と、
前記電流指令と前記位相情報から同期電動機への電圧指令を出力する電流制御器とを備え、
前記磁極位置推定器は、前記位置検出器から得た始動位置である仮の磁極位置を基準に
して電気角半周期をN分割する前記位相情報と前記電流指令とを出力し、前記移動方向情報を用い、発生電磁力が零となる電気角領域の中間位置から電流位相を決定するものであり、出力する前期電流指令は前記トルク指令の絶対値とあらかじめ設定された磁極位置推定用の電流指令とで小さいほうを使用することで同期電動機の速度が前記速度制限指令を超えないように制御する。
本発明のモータ駆動装置によれば、磁極位置推定中のモータ速度が速度制限値を超えないように制御できることで、磁極位置推定中でも、安定性及び安全性を確保することができる。また、モータ速度が過大にならないことで、磁極位置推定動作による移動量も小さくすることができる。
本発明の実施の形態1におけるモータ駆動装置のブロック図 本発明の実施の形態1における移動方向判別器3の説明図 本発明の実施の形態1における速度制限効果の説明図
(実施の形態1)
以下、本発明について図を参照して説明する。
図1は、本発明の請求項1記載のモータ駆動装置におけるブロック図である。
図1において、速度検出器1は、位置検出器からの位置情報10の前回値と今回値との差分から速度換算し速度情報11を出力し、速度制御器2は、速度制限指令12と速度情報11との差分が0になるために必要なトルク指令13を出力し、移動方向判別器3は、電流指令15と位置情報10から移動方向を+、−、移動なしの3種類に判別し移動方向情報14として出力し、磁極位置推定器4は、トルク指令13と移動方向情報14から電流指令15と電流制御で使用する位相情報16を出力し、電流制御器5は、電流指令15と位相情報16からU,V、W各相への電圧指令17を出力するものである。
速度制御器2は、一般的な速度制御を行うものであり、速度制限指令12と速度情報11の差分に対し、制御ゲインをかけたものをトルク指令13として出力するものであり、その制御方法は、比例制御、比例積分制御などがある。
移動方向判別器3は、図2に示すように、磁極位置推定器4から電流指令15が出力された状態の位置情報10から、電流指令15印加開始から終了までの移動量を算出し、その方向を+、−、移動なしの3種類に判別し、移動方向情報14として出力する。移動方向判定には、ある一定以下は移動なしと判断し、それ以上動いた場合には方向によって+、−と判別する。その閾値は、あらかじめ固定値でもよいし、パラメータなどで可変にしておいてもよい。
磁極位置推定器4は、位相情報16と電流指令15を出力し、その動作の結果を移動方向情報14として受け取り、次の出力の位相情報16を決定し、再度、位相情報16と電流指令15を出力し、またその結果を移動方向情報14として受け取る、という動作を繰り返し、最終的に、移動方向情報14が移動なしという状態になる位相情報16を検出し、磁極位置推定を完了させるものである。
具体的には、まず最初は360°をN分割した位相情報16のそれぞれに対し、電流指令15を出力し、移動方向情報14を受け取り、それぞれの移動方向をDnに記憶する。
そして印加した位相情報に対し、180°を加算したところは、移動方向を反対にしてDnに記憶させる。例えば、N=3にした場合は、位相情報16=0°、120°、240°となり、まずそのときの移動方向をD1、D2、D3に記憶させる。その180°加算した位置は、それぞれ180°、300°、60°となり、これらは、D4はD1の逆方向、D5はD2の逆方向、D6はD3の逆方向を入れることで、最初の3回の電流指令15印加に対し、計6個所の移動方向D1〜D6を判別する。
次に、最初のDnの結果から次の位相情報16の決め方について説明する。まずDnの結果で+方向/―方向の変化点を見つける。それをDn+、Dn−とする。この時点で、電流指令15を出力しても移動しない場所が60°の範囲に絞られる。次に、Dn+とDn−のちょうど中心の位置を位相情報16とし、電流指令15を出力して移動方向を確認する。その時の結果をDn1に記憶させる。Dn1が+なら次はDn1とDn−1の中心を位相情報16とし、Dn1が−なら次はDn1とDn+1との中心を位相情報16として、電流指令15を出力して移動方向を確認する。これを繰り返すことで、電流指令15を出力しても移動しない位相情報16を探し出し、磁極位置推定動作は完了となる。
本発明のポイントは、この磁極位置推定動作に使用する電流指令15を、その前段にある速度制御器2のトルク指令13の絶対値と磁極位置推定用にあらかじめ設定されている電流指令値との小さい方を使用することで、モータ速度が速度制限指令12を超えないように制御できる点である。その部分ついて詳細に説明する。
まず、例えば、磁極位置推定用の電流指令値を定格電流比100%とし、速度制限指令12と速度情報11との差分を0にするのに必要なトルク指令13が200%だとする。この場合、電流指令15は100%となるが、その電流を与えたとしても速度情報11が速度制限指令12まで到達することはできない。逆に、トルク指令13が50%だとすると、電流指令15は50%になり、速度情報11は速度制限指令12まで到達するが、それを超えることはない。従来はここで電流指令15を100%として出力してしまうため、速度制限指令12を大きく超える動作をしてしまう。
従って、本発明により、図3に示すように速度情報11が速度制限指令12を超えないように制御できることになる。
また、磁極位置推定動作に必要な情報は、移動方向情報14であり、上記のように電流指令15が制限されたとしても、速度制限指令12を適切な値に設定しておけば、移動方向判別器3での判別に影響を与えることはない。
なお、本発明は、磁極位置推定のやり方として上記記述内容に限定せず、電流指令を印加して移動方向を判定する磁極位置推定を行うものに対して同様の効果があると考えられる。
本発明のモータ駆動装置は、回転形モータのみならず、トルクを推力に置き換えることで、直動形モータ(リニアモータ)の磁極位置推定などにも有用である。
1 速度検出器
2 速度制御器
3 移動方向判別器
4 磁極位置推定器
5 電流制御器
10 位置情報
11 速度情報
12 速度制限指令
13 トルク指令
14 移動方向情報
15 電流指令
16 位相情報
17 電圧指令

Claims (1)

  1. 位置検出器からの位置情報から速度情報を出力する速度検出器と、
    速度制限指令と前記速度情報の差分を0にするようなトルク指令を出力する速度制御器と、
    電流指令と前記位置情報から移動方向情報(+,0,−)を出力する移動方向判別器と、前記トルク指令と前記位置情報と前記移動方向情報から前記電流指令と位相情報を出力する磁極位置推定器と、
    前記電流指令と前記位相情報から同期電動機への電圧指令を出力する電流制御器とを備え、
    前記磁極位置推定器は、前記位置検出器から得た始動位置である仮の磁極位置を基準にして電気角半周期をN分割する前記位相情報と前記電流指令とを出力し、前記移動方向情報を用い、発生電磁力が零となる電気角領域の中間位置から電流位相を決定するものであり、出力する前期電流指令は前記トルク指令の絶対値とあらかじめ設定された磁極位置推定用の電流指令とで小さいほうを使用することで同期電動機の速度が前記速度制限指令を超えないように制御することを特徴とするモータ駆動装置。
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