JP5957544B2 - アキシャルギャップ型回転電機 - Google Patents

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Description

本発明は、回転電機に係り、特に、軸方向の中心部に固定子が樹脂モールドで保持され、その軸方向両側に回転子を有するアキシャルギャップ型回転電機に関する。
アキシャルギャップ型回転電機には、回転電機の回転軸方向に一対の円板形状の回転子を対向するように配置し、この一対の回転子の間に所定のギャップを介して固定子を挟み込んだ構造を有する2ロータ1ステータ型のアキシャルギャップ型回転電機がある。回転子は、回転子コアと、周方向に1つまたは複数個配置された磁石とから構成され、固定子は、周方向に配置される複数の固定子コアと、固定子コアの周囲に巻回されるコイルとから構成される。このようなアキシャルギャップ型回転電機としては、例えば、特許文献1に記載されている。
一方、固定子がモールド樹脂で保持されている場合、軸受電食が問題となる。即ち、固定子コアがモールド樹脂で電気的に絶縁され浮遊電位となっているため、回転子と固定子間の静電容量により固定子と回転子との間に電圧が発生する。この電圧が軸受の油膜の放電開始電圧と比較して大きい場合、軸受内で放電が発生し、軸受の寿命が低下する。軸受電食の対策として、固定子コアをアースする方法が知られている(例えば、特許文献2)。
特許文献1に記載の固定子は、軸線方向にみて扇形の鉄心(固定子コア)の回りにコイルを巻き付けたものを所期の極数分だけ周方向に並べて全体として円環状とされ、板状の支持部材を介してケースに取り付け支持した構成となっている。このため、固定子コアが樹脂モールドされても、板状の支持部材を導電性の材料で構成することによって、ケースを介してアースすることができる。
しかし、特許文献1に記載の2ロータ1ステータ型のアキシャルギャップ型回転電機では、固定子は、板状の支持部材によってコイルが板状の支持部材に両側に分割されているため、コイルの結線が複雑化し、また接続に伴う部品点数の増加や作業工数が増加する。
特許文献2には、ラジアルギャップ型のモールドモータにおいて、固定子コアの外周部に鉄心接続端子を固定して、鉄心接続端子をモータフレームに設けた導電層と接触させることで、固定子コアとモータフレームの導電層とを電気的に導通させて固定子コアをアースする方法が開示されている。しかし、特許文献2に記載のアース方法は、アキシャルギャップ型回転電機(特に2ロータ1ステータ型のアキシャルギャップ型回転電機)には適用できない。即ち、アキシャルギャップ型回転電機の固定子コアにおいては、特許文献1に記載のような分割構造でない場合には、全周にコイルが巻回されているために固定子コア外周部に鉄心接続端子を設けることができない。
また、固定子コアが露出しているギャップ面において固定子コアと鉄心接続端子とを接触させる場合、コイルから生ずる磁束が鉄心接続端子に作用して損失が発生する問題や、鉄心接続端子が挿入されることでギャップ長が増加してしまう問題もある。
さらには、複数の固定子コアが周方向に配置されたアキシャルギャップ型回転電機では、周方向に配置された複数の固定子コアを全て同時にアースするためには、一体構造の部品でそれらのコアをつなぐ必要があるが、構造が複雑になり、また、部品としては円盤状の中空リングになるため、材料の利用率が悪くコスト高になる。
特開2005ー269778号公報 特開2009ー118628号公報
本発明に係る課題は、固定子が樹脂モールドで保持されているアキシャルギャップ型回転電機において、安価な構造を有し、信頼性高く固定子コアのアースを実現することにある。
上記課題を解決するために本発明に係るアキシャルギャップ型回転電機は、固定子コアを有する固定子と、前記固定子を貫通する軸と、前記軸の方向に対して前記固定子と隙間を介して配置される回転子と、前記固定子を収納するハウジングと、前記固定子コアと前記ハウジングと接続する第1接続部材と、前記固定子を前記ハウジングの内壁に固定する樹脂材料と、を備え、前記第1接続部材は、前記固定子コアと接続する第1接続部と、前記ハウジングの内壁と接続する第2接続部と、前記第1接続部と前記第2接続部との間に塑性変形部と、を設ける。
本発明によれば、安価な構造により、信頼性高く固定子コアのアースを実現することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の実施例1のアキシャルギャップモータ固定子のモールド金型内状態図。 本発明の実施例1のアキシャルギャップモータ固定子上側モールド金型のゲート上面構造を示す斜視図。 本発明の実施例1のアキシャルギャップモータ固定子上側モールド金型のゲート下面構造を示す斜視図。 本発明の実施例1のアキシャルギャップモータ固定子モールド金型の下面突起とアース接続板の導入孔の位置関係を示す断面図。 本発明の実施例1のアキシャルギャップモータ固定子モールド金型の下面突起がアース接続板の導入孔に加圧された状態を示す断面図。 本発明の実施例1のアース接続板構造を示す斜視図。 本発明の実施例1のアキシャルギャップモータ固定子とハウジングと金型との位置関係を説明するための組立状態を示す斜視図。 本発明の実施例1のアキシャルギャップモータ固定子コアとコイル巻線用ボビンとの関係を説明するための組立状態を示す斜視図。 本発明の実施例1のアキシャルギャップモータ固定子コアとコイル巻線用ボビンとアース接続板の組立位置関係を説明するための斜視図。 本発明の実施例1のアキシャルギャップモータ固定子コアとコイル巻線用ボビンとアース接続板の位置と、導入孔の位置関係を説明するための斜視図。 本発明の実施例2におけるアース接続板の構造を示す斜視図。 本発明の実施例2のアース接続板を下側モールド金型に位置決め組立する構造を示す斜視図。 本発明の実施例2のアース接続板と巻線ボビンを下側モールド金型に位置決め組立する構造を示す斜視図。 本発明の実施例2のアース接続板と巻線ボビンおよび、上部アース接続板を位置決め組立する構造を示す斜視図。 本発明の実施例1の固定子を用いたアキシャルギャップモータの構成を示す斜視図。 図7(a)の面Bに沿って切断された、本発明の一実施例のアキシャルギャップモータの構造を示す断面図
以下、本発明の実施例を説明する。以下の説明では、アキシャルギャップ型回転電機の一例として、2ロータ1ステータ型のアキシャルギャップモータに本発明を適用した場合について説明する。2ロータ1ステータ型のアキシャルギャップ型回転電機では、2枚の回転子を有するため、1ロータ型のアキシャルギャップ型回転電機と比較し、より多くの磁石磁束を利用できる。そのため、高効率化・高出力密度化の点で有利である。
図7(a)と図7(b)を用いて本実施形態に適用される2ロータ1ステータ型のアキシャルギャップモータの概略構造を説明する。図7(a)は、本発明の一実施例である2ロータ1ステータ型のアキシャルギャップモータの構造を示す斜視図、図7(b)は、図7(a)の面Bに沿って切断された、本発明の一実施例のアキシャルギャップモータの構造を示す断面図である。
2ロータ1ステータ型のアキシャルギャップモータは、図7(a)に示すように、回転軸方向に一対の円板形状の回転子20aと回転子20bが対向するように配置される。固定子100が、一対の回転子20a及び回転子20bの間に所定のギャップを介して挟み込まれている。
回転子20bは、回転子ヨーク21bを介して回転軸24に取り付けられる。固定子100はモールド樹脂(不図示)によって金属製のハウジング8に支持されている。ハウジング8の中央部には軸受け25がモールド樹脂によって支持される構造となっており、回転子シャフト24を回転可能に支持する構造となっている。
回転子20aは、周方向に1つまたは複数個配置された磁石22aとその磁石と磁石の間に配置されたスペーサ23aが回転子ヨーク21aに保持されて構成されている。回転子20bは、周方向に1つまたは複数個配置された磁石22bとその磁石と磁石の間に配置されたスペーサ23bが回転子ヨーク21bに保持されて構成されている。
なお、本発明において、回転子20a及び回転子20bは、図7(a)及び図7(b)に示した構造に限定されるものではなく、具体的な形状については任意であってよい。例えば、回転子ヨーク21aまたは回転子ヨーク21bの内部に渦電流を防止するための磁性材料を埋め込んだ構成にしても良い。
固定子は、周方向に配置される複数の固定子コア1と、各固定子コア1の周囲に巻回されるコイル2とから構成され、モールド樹脂によって一体化されてモールド樹脂を介してハウジング8に保持されている。コイル2は、絶縁性の巻き線用ボビン3に巻かれ、そのボビン3の内側部に固定子コア1が配置される構成となる。固定子コア1は、モールド樹脂によってモールドされているために、電気的に独立し絶縁されている。このため、アースを施さないと、固定子コア21a及び固定子コア21bが浮動電位となり、固定子と回転子との間に電位差が発生する。そして、軸受25に軸電圧が発生し軸受電流が流れるために、軸受電食が生ずることになる。従って、固定子コア1が浮動電位となることを防止する固定子コアのアース構造が必要となる。
図1(a)は、本発明の実施例1のアキシャルギャップモータ固定子をモールドする時のモールド金型内の固定子部品状態図を示している。ただし、ここではモールド樹脂の図示は省略している。
本実施例では、下側モールド金型5に固定子部品を所定の位置に位置決めされて配置され、その周囲を覆うように金属製ハウジング8を配置する。金属製ハウジング8の内周側の軸方向には、段差部8bが形成され、下側モールド金型5との軸方向の位置が一意に決められる。
また、固定子は、固定子コア1とその周囲にはコイルの巻線用ボビン3の周囲に巻かれた固定子コイル2が周方向に複数配置される構造となる。固定子コア1は、軟磁性材料で構成され、最終的にモールド樹脂によって保持される構造となるため、金属製のハウジング8と電気的に接続することが必要となる。
そこで、アース接続板4a及びアース接続板4bが固定子コア1の外径方向と金属製ハウジング8の間に配置される。アース接続板4a及びアース接続板4bは、固定子コア1と金属製ハウジング8との電気的な接続部材として機能する。
固定子コア1の軸方向長は、巻線用ボビン3の軸方向長よりも長く形成され、固定子コア1の一部が軸方向(モータの回転軸方向)に突出する。アース接続板4a及びアース接続板4bは、固定子コア1の突出部の外周面とハウジング8の内周面との間に配置され、リング形状の非磁性(常磁性)の導電性材料により構造される。
アース接続板は、これらの内周側が抜けたリング状であるために、プレスなどの工法を使用して製作すると、材料の利用率が悪く材料費が高いものになってしまう恐れがある。このため、本実施形態のアース接続板4a及びアース接続板4bは、周方向に複数に分割される。
アース接続板4a及びアース接続板4bに用いられる非磁性の導電性部材としては例えばアルミ合金が用いられる。導電性部材として磁性材を用いても良いが、磁束を固定子コアに効果的に通すようにするために、非磁性の導電性部材を用いることが望ましい。
図1に示されるアース接続板4aは、固定子コア1の軸方向両側に配置され、かつ、ハウジング8と固定子コア1の間に塑性変形パンチ9が挿入するための導入孔10を有する。導入孔10は、丸形、角型など種々の形状が考えられる。本実施例では代表例として丸形について図示、説明していくものとする。導入孔10は、塑性変形部として機能する。
周方向に複数配置されるアース接続板4a及びアース接続板4bは、複数の固定子コア1とハウジング8を信頼性高く電気的に接続する必要がある。モールド時にハウジング8とアース接続板4a及びアース接続板4bとの間に樹脂が流入し、固定子コア1の位置決め精度のばらつきなどによりアース接続板4aと完全に接触しない場合が考えられる。
このためアース接続板4a及びアース接続板4bは、組立可能で、かつ、容易に電気接続を行える必要がある。そこで、モールドする時に、上側モールド金型6を型締めする場合に、上側モールド金型6の周方向位置で、かつ、アース接続板4aの導入孔10に塑性変形パンチ9を配置し、型締め時に導入孔10を塑性変形させて、変形させてアース接続板4aとハウジング8の電気的接続を信頼性高く行う構造とする。具体的には、アース接続板4aは、固定子コア1と接続する第1接続部41と、ハウジング8の内壁と接続する第2接続部42とを形成する。そして導入孔10は、第1接続部41と第2接続部42との間に形成される。
この時、図1の軸方向上部から、塑性変形パンチ9は軸方向の下に向かって応力を加えるため、その応力でアース接続板4aの位置が移動しないようにハウジングの段差8aによって受ける構造とする。これにより、ハウジング8とアース接続板4aはカシメられ、高強度に電気的接続ができる。特に軸方向Aから投影した場合に、アース接続板4a、導入孔10の影部が段差8aの影部と重なるように形成される。これにより、さらに高強度に電気的接続ができる。
なお、アース接続板4bも、アース接続板4aと同様に、固定子コア1を接続する第3接続部43と、ハウジング8の内壁と接続する第4接続部44と、第3接続部43と第4接続部44との間に塑性変形部として機能する導入孔(不図示)と、を形成する。これにより、2つの回転子を有するアキシャルギャップ型回転電機において、固定子コア1の一方の電位差と固定子コア1の他方の電位差のバランスをとり、軸受電食の偏在を低減することができる。
図2(a)は、本発明の実施例1の上側モールド金型6のゲート上面構造の斜視図を示す。本実施例では、円柱状の金型の中央部3カ所にピンゲート7を3カ所設けられる。
図2(b)は、上側モールド金型6を裏面から見た斜視図を示す。上側モールド金型6の周方向の外周に近い部分には、塑性変形パンチ9が突起状となって構成されている。
図2(c)は、塑性変形パンチ9の詳細形状の横断面図をアース接続板4aのパンチ導入孔10との型締め前(塑性変形前)の位置関係を示している。アース接続板4aの導入孔10の径は、塑性変形パンチ9の最外径よりも小さく設定され、また、塑性変形パンチ9の突起量t1は、アース接続板4aの厚み、すなわち導入孔10の深さt2よりも小さく設定されるものとする。
図2(d)は、型締め後(塑性変形後)の塑性変形パンチ9と導入孔10との関係を示している。小さい径を有する導入孔10に、大きい径の塑性変形パンチ9を挿入するため、導入孔10の周囲の材料はパンチ9の挿入によって塑性変形して周囲に流れ、ハウジング8と固定子コア1の間に突っ張って膨らんだ状態となる。その状態を示しているのが図2(e)である。もともと図2(e)の左側に示すように外周方向は円弧状であったアース接続板4aは、塑性変形パンチ9の挿入によって、その周囲が塑性変形して、導入孔10が図2(e)の右側に示すように膨らむ状態となる。
図2(e)ではハウジング8を示していないため、アース接続板4aが膨らんで示されているが、ハウジング8の中で塑性変形パンチ9により塑性変形されたアース接続板4aは、ハウジング8との間で突っ張って電気的に確実に接続することができる。従って、工程を増加することなく、そして、単純な構造で、固定子に複数配置されている固定子コアを信頼性高くアースすることができる。
また本実施例では、アース接続板4aは、固定子コア1とハウジング8との間の放熱路としても作用するため、この結合度が強いほど熱伝導率を高めて固定子コア1の温度上昇を抑制することができる。
図3は、本実施形態に係るアキシャルギャップ型回転電機の組立順序の斜視図である。下側モールド金型5にアース接続板4bを周方向に配置した上に、固定子コア1の周囲にボビン3に巻線された固定子コイル2を周方向に等間隔に配置する。
さらに軸方向に段付き構造となったハウジング8を周方向にかぶせて配置したのちに、アース接続板4aをハウジング8の段付き部8aの上面と、ボビン3の上面が同一面となる位置に配置される。その上にゲート部7を有する上側モールド金型6を油圧などにより型締め組立し、樹脂をゲート部7から注入して樹脂成形して、ハウジング8と固定子コア1などの周方向配置された部品類を一体化する。
図4は、実施例2に係るアース接続板構造を示す。本実施例では、固定子コア1とアース接続板4aの電気的な接続確保について説示する。
固定子コア1の寸法は、通常、巻線用ボビン3に組立可能とするために、巻線用ボビン3の内周側スロットの寸法よりも小さくして設計されることが多い。このような場合、前述のような方法では、固定子コア1の外周部にアース接続板4aを配置しても内側に固定子コア1がずれるなどによって電気的な接続が外れてしまう場合が考えられる。
このような事象を防止するために、本発明の実施例2では、巻線用ボビン3の内側部と鍔部外側に、導電性塗料、導電性薄膜、導電性メッキなどの導電体を構成し、固定子コアとそれらの導電材との間の電気的導通を確実なものとし、その巻線用ボビンの鍔部表面の導電性材料とアース接続板4の電気的導通も確実なものにしようとするものである。
図4(a)には、巻線用ボビン3の鍔部の一部に導電性塗料を施した構造を斜視図にて図示している。内周部は、全てに導電性塗料を施しても良いし、図示のように所定の深さ分だけ施しても良い。その状態で、固定子コア1を挿入し、どこかの面、または点で、固定子コア1と導電性塗料の導通がとれる構造とする。図4(b)では、図4(a)の状態のボビン3の外径部に、アース接続板4aを配置した構造を示す。ボビン3の鍔部の導電性塗料11の上にアース接続板4aが配置されるので、導電性塗料とアース接続板4aの導通の信頼性が向上する。
図4(c)は、導入孔10の位置を固定子コア1とハウジング8の間に配置する例を示している。このような位置に導入孔10を配置することで、塑性変形した際に導入孔10の周方向に広がる方向で応力がかかるため、ハウジング8とアース接続板4a、アース接続板4aと固定子コア1、周方向に隣り合うアース接続板4a同士が強固に突っ張って接続される構造となる。
図5は、アース接続板の別の実施例を示す。本実施例のアース接続板は、位置決めのための位置決め用孔12を有し、隣り合うアース接続板同士の接続を凹凸で接続する構造を持つことを特徴とする。
図6に本実施形態に係るアース接続板40a及びアース接続板40bの組立構造を示す。図6(a)は、下側モールド金型5とアース接続板40bの組立工程を示す。本実施例の下側モールド金型5は、アース接続板40bの位置決め用孔10にあわせた突起15を有するものとし、その突起15を基準にアース接続板40bを組立する。その際に、隣り合うアース接続板40bとも突起と凹部で組み合わさる構造とすることで、組立が容易になり、次の部品を組立する場合にずれることがないように保持することができる。
そして図6に示されるように、アース接続板40bの位置決め用孔12と嵌合する位置にボビン3側にも突起部16を設ける構造とし、位置決め組立しやすい構造とする。
つぎにアース接続板40aの組立構造について図6(c)に示す。ボビンを組立後、アース接続板40aも、アース接続板40bと同様に、ボビン3の突起部16に嵌合する位置決め用孔12に組み立てることで、仮組状態で保持状態の良い組立が可能となる。その後、アース接続板40aでは使用していない位置決め用孔10が、実施例1のパンチ挿入のための導入孔10となり、モールド金型の塑性変形用パンチ9によって、ハウジング8と固定子コア1との電気的接続を確実なものとする。
1・・・固定子コア、2・・・コイル、3・・・巻線用ボビン、4a・・・アース接続板、4b・・・アース接続板、5・・・下側モールド金型、6・・・上側モールド金型・、7・・・ピンゲート、8a・・・段差、8b・・・段差、9・・・塑性変形パンチ、10・・・導入孔又は位置決め用孔、41・・・第1接続部、42・・・第2接続部、43・・・第3接続部、44・・・第4接続部

Claims (8)

  1. 固定子コアを有する固定子と、
    前記固定子を貫通する軸と、
    前記軸の方向に対して前記固定子と隙間を介して配置される回転子と、
    前記固定子を収納するハウジングと、
    前記固定子コアと前記ハウジングと接続する第1接続部材と、
    前記固定子を前記ハウジングの内壁に固定する樹脂材料と、を備え、
    前記第1接続部材は、前記固定子コアと接続する第1接続部と、前記ハウジングの内壁と接続する第2接続部と、前記第1接続部と前記第2接続部との間に塑性変形部と、を設けるアキシャルギャップ型回転電機。
  2. 請求項1に記載のアキシャルギャップ型回転電機であって、
    前記ハウジングは、段差部を設け、
    前記第1接続部材は、前記段差部に配置されるアキシャルギャップ型回転電機。
  3. 請求項2に記載のアキシャルギャップ型回転電機であって、
    前記軸の軸方向から投影した場合に、
    前記第1接続部材は、前記塑性変形部の影部が前記段差部の影部と重なるように形成されるアキシャルギャップ型回転電機。
  4. 請求項1に記載のアキシャルギャップ型回転電機であって、
    前記第1接続部材は、複数設けられ、
    複数の前記第1接続部材の一方は、凸部を形成し、
    複数の前記第1接続部材の他方は、前記凸部に嵌め合う凹部を形成するアキシャルギャップ型回転電機。
  5. 請求項1ないし4に記載のいずれかのアキシャルギャップ型回転電機であって、
    前記固定子コアと前記ハウジングを接続する第2接続部材と、を備え、
    前記回転子は、前記固定子を挟んで対向する第1回転子と第2回転子を有し、
    前記第1接続部材は、前記第1回転子に近い側の前記固定子の面に配置され、
    前記第2接続部材は、前記第2回転子に近い側の前記固定子の面に配置され、
    さらに前記第2接続部材は、前記固定子コアを接続する第3接続部と、前記ハウジングの内壁と接続する第4接続部と、当該第3接続部と当該第4接続部との間に第2塑性変形部と、を設けるアキシャルギャップ型回転電機。
  6. 請求項1ないし5に記載のアキシャルギャップ型回転電機であって、
    前記固定子は、コアとボビンと当該ボビンに巻かれる巻線により構成される固定子ユニットを周方向に複数個設け、
    前記ボビンは、前記コアを収納する筒部と、前記筒部と接続される鍔部と、により構成され、
    前記第1接続部材は、導電性部材を介して前記鍔部に配置され、
    前記導電性部材は、前記コアと前記第1接続部材と接触するアキシャルギャップ型回転電機。
  7. 請求項6に記載のアキシャルギャップ型回転電機であって、
    前記導電性部材は、前記コアと前記筒部との間の空間まで形成され、
    さらに前記導電性部材は、前記筒部と対向する前記コアの面と接触するアキシャルギャップ型回転電機。
  8. 請求項1ないし5に記載のアキシャルギャップ型回転電機であって、
    前記固定子は、コアとボビンと当該ボビンに巻かれる巻線により構成される固定子ユニットを周方向に複数個設け、
    前記ボビンは、前記コアを収納する筒部と、前記筒部と接続される鍔部と、により構成され、
    前記鍔部は、鍔部側係止部を形成し、
    前記第1接続部材は、隣り合う2つの前記固定子ユニットの一方の前記鍔部及び隣り合う2つの前記固定子ユニットの他方の前記鍔部と対向して配置され、
    さらに前記第1接続部材は、隣り合う2つの前記固定子ユニットの一方の前記鍔部側係止部と接続する第1係止部と、前記隣り合う2つの前記固定子ユニットの他方の前記鍔部側係止部と接続する第2係止部と、を設けるアキシャルギャップ型回転電機。
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