JP5956706B1 - 情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法、プログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法、プログラム Download PDF

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Abstract

注文する商品のジャンルは決まっているが注文する商品が具体的に定まっていない場合においても、必要となる注文量を把握することができる環境を提供することを目的とする。このために、サーバ装置と端末装置を備えた情報処理システムは、複数の商品ジャンルのそれぞれに対応したオブジェクトを前記端末装置に提示するオブジェクト提示部と、前記オブジェクトを配置するための配置領域を前記端末装置における表示部上に設定する配置領域設定部と、前記配置領域上に配置された前記オブジェクトに対する設定操作を受け付け、当該オブジェクトの配置態様に変更を加えるオブジェクト配置態様変更部と、配達先エリア情報を取得する配達先エリア情報取得部と、注文人数情報を取得する注文人数情報取得部と、前記配置領域に占める前記オブジェクトの割合と前記注文人数情報に応じて前記商品ジャンルごとの注文量を特定する注文量特定部と、前記特定された注文量と前記配達エリア情報に応じた商品をデータベースから取得して前記端末装置に提示させる提示部と、を有する。

Description

本発明は、情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法、プログラムに関し、具体的には、様々な店舗によって配達可能な商品(特に食品)を注文する際の注文量を設定するための技術に関する。
特開2005−338960号公報
インターネットなどの通信ネットワークの発達に応じて、通信ネットワークを介したショッピングが普及している。これに伴って、料理のデリバリーに関しても、直接電話を掛けて注文する手法からウェブページ上で各種情報を入力することにより通信ネットワークを通じて注文を行う手法へと変わりつつある。
また、統一されたユーザインタフェースによって店舗ごとの異なる注文方式を吸収した利便性の高いデリバリーサービスが提供されるようになっている。
そのようなデリバリーサービスにおいては、料理画像がユーザに提示される場合が多い。特許文献1では、料理画像の大きさを変化させる操作をユーザに許可し、操作に応じて変化した料理画像の大きさに基づいて注文量を変化させ、注文する料理(メニュー)に含まれる栄養計算を行う技術が開示されている。
ところが、注文する商品のジャンルは決まっているが注文する商品が具体的に定まっていない場合においては、栄養計算を行うことができず、注文量を提示することもできない。特許文献1において開示された技術では、「料理画像として特定された画像に含まれる料理を構成する各栄養素の量を表示し、画像の大小変化に応じて当該栄養素の量を変化させる」ものであり、料理が具体的に定まらない限り栄養計算や注文量が表示されない。
そこで、本発明はこのような状況を考慮し、注文内容が具体的に定まっていない場合においても、必要となる注文量を把握することができる環境を提供することを目的とする。
本発明に係る情報処理システムは、サーバ装置と端末装置を備えた情報処理システムであって、複数の商品ジャンルのそれぞれに対応したオブジェクトを前記端末装置に提示するオブジェクト提示部と、前記オブジェクトを配置するための配置領域を前記端末装置における表示部上に設定する配置領域設定部と、前記配置領域上に配置された前記オブジェクトに対する設定操作を受け付け、当該オブジェクトの配置態様に変更を加えるオブジェクト配置態様変更部と、配達先エリア情報を取得する配達先エリア情報取得部と、注文人数情報を取得する注文人数情報取得部と、前記配置領域に占める前記オブジェクトの割合と前記注文人数情報に応じて前記商品ジャンルごとの注文量を特定する注文量特定部と、前記特定された注文量と前記配達エリア情報に応じた商品をデータベースから取得して前記端末装置に提示させる提示部と、を有している。
これにより、注文対象となる商品が定まる前段階、即ち、商品ジャンルのみ決定した場合(例えば「ピザ」を頼むことだけが決定している状態であり、どのようなピザを注文するかは決まっていない状態)においても、各商品ジャンルの注文量がユーザに提示される。
上記した情報処理システムは、前記オブジェクトの提示において、前記配達先エリア情報に対応した前記オブジェクトのみが前記設定操作の対象となり得る状態で提示されることが望ましい。
これにより、当該配達先エリアに配達不可能な商品に係るオブジェクトについては、設定操作可能な状態では提示されない。
上記した情報処理システムの前記オブジェクト提示部は、一括で配達が可能な店舗に係るオブジェクトの組み合わせを識別可能に提示することが望ましい。
これにより、一度で配達可能な店舗の組み合わせをユーザに識別させることができる。
上記した情報処理システムの前記オブジェクト配置態様変更部は、注文ユーザの注文履歴を用いて推定した注文量に基づいて前記オブジェクトの変更を行うことが望ましい。
即ち、ユーザの注文履歴に応じて、配置領域に配置された各オブジェクトの変更(例えば、形状の変形)が自動的に行われる。
上記した情報処理システムの前記オブジェクト配置態様変更部は、前記注文履歴の中で各オブジェクトの配置順序の少なくとも一部が同一である注文履歴を用いて推定した注文量に基づいて前記オブジェクトの変更を行うことが望ましい。
オブジェクトの配置順序によって各オブジェクトに係る商品ジャンルの注文量が異なる場合がある。例えば、最初に選ばれたオブジェクトはユーザが一番食べたい商品であることが多い。
このような場合に、現在注文しようとしている各オブジェクトと配置順序が同じ注文履歴から、各商品ジャンルの注文量を推定される。
上記した情報処理システムの前記オブジェクト配置態様変更部は、前記配置領域に前記オブジェクトが配置されたときに、前記推定した注文量に応じて前記配置領域に追加される他のオブジェクトを推定し、前記配置領域に当該他のオブジェクトを配置することが望ましい。
ユーザが他のオブジェクトを配置する操作を行う前にオブジェクトが配置領域に配置される。
上記した情報処理システムの前記オブジェクト配置態様変更部は、前記配置領域に配置された複数の前記オブジェクトのうち、一つのオブジェクトの配置態様を変更する設定操作を受け付けた場合には、前記推定した注文量に応じて残りのオブジェクトの配置態様を変更することが望ましい。
これにより、一つのオブジェクトに対する変更操作をユーザが行ったことに応じて、他のオブジェクトも自動的に変更される。
上記した情報処理システムの前記オブジェクト配置態様変更部は、前記配置領域に占める前記オブジェクトの割合の上限値及び下限値の双方を設定する設定操作として、同一のオブジェクトを前記配置領域上で重ね合わせる操作を受け付けることが望ましい。
ユーザは、商品ジャンルごとに厳密な注文量が決まっていない場合でも、大まかな注文量に応じて各オブジェクトの配置態様を決定することができる。このとき、ユーザが行う操作としては、同一のオブジェクトを異なる大きさで重ね合わせる操作である。
上記した情報処理システムの前記オブジェクト配置態様変更部は、前記端末装置の表示画面上で検知された2点の接触点と追加で検知された3点目の接触によって設定される二種類のオブジェクトの大きさから、前記配置領域に占める前記オブジェクトの割合の範囲情報を取得することが望ましい。
ユーザは、商品ジャンルごとに厳密な注文量が決まっていない場合でも、大まかな注文量に応じて各オブジェクトの配置態様を決定することができる。このとき、ユーザが行う操作としては、例えば、3本の指の先端を画面上に接触させて範囲指定を行う操作である。即ち、片手で可能な操作であり、簡単な操作である。
上記した情報処理システムの前記注文量特定部は、注文ユーザの注文履歴を用いて前記注文人数情報を補正した補正注文人数情報を算出し、前記補正注文人数情報を用いて前記注文量を特定することが望ましい。
これにより、ユーザの注文履歴に応じて、注文量が自動的に補正される。即ち、ユーザの好みを汲んだ注文量が設定される。
本発明に係る情報処理装置は、複数の商品ジャンルのそれぞれに対応したオブジェクトを提示するオブジェクト提示処理と、前記オブジェクトを配置するための配置領域を端末装置における表示部上に設定する配置領域設定処理と、前記配置領域上に配置された前記オブジェクトに対する設定操作を受け付け、該設定操作の情報に応じて当該オブジェクトの配置態様に変更を加えるオブジェクト配置態様変更処理と、配達先エリア情報を取得する配達先エリア情報取得処理と、注文人数情報を取得する注文人数情報取得処理と、前記配置領域に占める前記オブジェクトの割合と前記注文人数情報に応じて前記商品ジャンルごとの注文量を特定する注文量特定処理と、前記特定された注文量と前記配達エリア情報に応じた商品を提示させる提示処理と、を前記端末装置に実行させるプログラムを備えたウェブページデータを生成するウェブページデータ生成部と、前記ウェブページデータを前記端末装置に送信するウェブページデータ送信部と、を備えたものである。
この情報処理装置により、注文する商品のジャンルは決まっているが注文する商品が具体的に定まっていない場合においても、必要となる注文量を把握することができる環境が提供される。
本発明に係る情報処理方法は、配達先エリア情報を取得する配達先エリア情報取得ステップと、注文人数情報を取得する注文人数情報取得ステップと、複数の商品ジャンルのそれぞれに対応したオブジェクトを端末装置に提示するオブジェクト提示ステップと、前記オブジェクトを配置するための配置領域を前記端末装置における表示部上に設定する配置領域設定ステップと、前記配置領域上に配置された前記オブジェクトに対する設定操作を受け付け、当該オブジェクトの配置態様に変更を加えるオブジェクト配置態様変更ステップと、前記配置領域に占める前記オブジェクトの割合と前記注文人数情報に応じて前記商品ジャンルごとの注文量を特定する注文量特定ステップと、前記特定された注文量と前記配達エリア情報に応じた商品をデータベースから取得して前記端末装置に提示させる提示ステップと、を情報処理システムに実行させるものである。
この情報処理方法により、注文する商品のジャンルは決まっているが注文する商品が具体的に定まっていない場合においても、必要となる注文量を把握することができる環境を提供するための処理が実行される。
本発明に係るプログラムは、上記情報処理方法として実行する処理を演算処理装置に実行させるプログラムである。
本発明によれば、注文する商品のジャンルは決まっているが注文する商品が具体的に定まっていない場合においても、必要となる注文量を把握することができる環境を提供することができる。
本発明の実施の形態の全体の構成を示す図である。 本実施の形態のデリバリーサーバのブロック図である。 検索ページの例を示す図である。 配置領域にアイコンが配置された状態を示す図である。 配置領域に配置されたアイコンが拡大された状態を示す図である。 配置領域に複数のアイコンが配置された状態を示す図である。 本実施の形態のコンピュータのブロック図である。 第1の実施の形態の全体の流れを示す図である。 検索ページに注文量が表示された例を示す図である。 メニュー情報提示ページの例を示す図である。 カートページの例を示す図である。 ユーザの操作に応じて配置態様が変更される様子を示す図である。 第2の実施の形態の全体の流れを示す図である。 ユーザの属性情報に基づく所定の情報が入力された状態の検索ページを示す図である。 配置アイコンの配置順序を考慮した配置態様の変更を行う例を示す図である。 ユーザの配置操作に応じて他の配置アイコンを自動で配置する例を示す図である。 ユーザの注文履歴に応じて配置アイコンの大きさを変える例を示す図である。 一括で配達可能な店舗が分かるようにされた検索ページの例を示す図である。 補正注文人数算出処理のフローチャートである。 料理ジャンルごとの注文量に上下幅を持たせて注文する際の検索ページの例を示す図である。 料理ジャンルごとの注文量に上下幅を持たせて注文する際の検索ページの別の例を示す図である。 料理ジャンルごとの注文量に上下幅を持たせて注文する際の操作例を示す図である。 料理ジャンルごとの注文量に上下幅を持たせて注文する際の操作例を示す図である。 料理ジャンルごとの注文量に上下幅を持たせて注文する際の操作例を示す図である。 料理ジャンルごとの注文量に上下幅を持たせて注文する際の別の操作例を示す図である。 第3の実施の形態の全体の流れを示す図である。 割当量提示ページの例を示す図である。 満足条件取得処理の例を示すフローチャートである。 割当量設定処理の例を示すフローチャートである。 割当量設定処理の例を示すフローチャートである。 第4の実施の形態の全体の流れを示す図である。 割当量設定処理の例を示すフローチャートである。 割当量提示ページの例を示す図である。 割当量修正処理の例を示すフローチャートである。 割当量修正処理の別の例を示すフローチャートである。
本実施の形態においては、商品の一例としての料理を配達するデリバリーサービスを提供するデリバリーシステム1を例に説明する。
以下、実施の形態を次の順序で説明する。
<1.全体構成>
<2.ハードウェア構成>
<3.DB>
[3−1.ユーザDB]
[3−2.店舗DB]
[3−3.メニューDB]
[3−4.ウェブページDB]
<4.処理の流れ>
[4−1.第1の実施の形態の流れ]
[4−2.設定操作に係る処理例1]
[4−3.設定操作に係る処理例2]
[4−4.第2の実施の形態の流れ]
[4−5.設定操作に係る処理例3]
[4−6.設定操作に係る処理例4]
[4−7.設定操作に係る処理例5]
[4−8.設定操作に係る処理例6]
[4−9.設定操作に係る処理例7]
<5.第1、第2の実施の形態における変形例>
[5−1.変形例1]
[5−2.変形例2]
[5−3.変形例3]
[5−4.変形例4]
[5−5.変形例5]
<6.第1,第2の実施の形態のまとめ>
<7.処理の流れの他の例>
[7−1.第3の実施の形態の流れ]
[7−2.満足条件取得処理の例]
[7−3.割当量設定処理の第1例]
[7−4.割当量設定処理の第2例]
[7−5.第4の実施の形態の流れ]
[7−6.割当量修正処理のその他の例]
<8.第3、第4の実施の形態のまとめ>
<9.プログラム>
<1.全体構成>

本実施の形態としてのデリバリーシステム1を含むネットワークシステム全体の構成を図1及び図2を用いて説明する。
図1に示すように、本実施の形態のデリバリーシステム1は、デリバリーサーバ2とユーザ端末3,3,3,・・・と店舗端末4,4,4,・・・とを有して構成されている。
デリバリーサーバ2とユーザ端末3,3,3,・・・と店舗端末4,4,4,・・・は、通信ネットワーク5を介して、相互に通信可能な状態で接続されている。
デリバリーシステム1は、店舗において注文を受けた料理をユーザにより指定された場所に配達するデリバリーサービスを提供するシステムである。デリバリーサービスは、デリバリーシステム1が備えるデリバリーサーバ2がユーザ端末3や店舗端末4と各種のやりとりを行うことにより、ユーザに提供される。
デリバリーサーバ2は、店舗において注文を受けた料理をユーザに配達するための各種機能を提供する。
具体的には、様々な店舗が提供する料理を注文可能な注文仲介サイトをユーザ端末3を利用するユーザへ提供する。このために、デリバリーサーバ2は、ウェブページをユーザ端末3上で閲覧可能に表示させるためのウェブページデータを送信する機能を備える。
ウェブページデータは、例えば、HTML(Hyper Text Markup Language)やXHTML(Extensible HyperText Markup Language)などの構造化文書ファイルである。構造化文書ファイルには、商品の説明などのテキストデータや商品画像などの画像データと、それらの配置や表示態様(文字色やフォントや大きさや装飾など)が記述されている。
デリバリーサーバ2は、注文仲介サイトを介して、商品情報を提供する。商品情報は、例えば、デリバリー対象とされた料理の情報(メニュー情報)であり、料理画像や、料理に使用される食材情報、価格情報、栄養情報、分量情報などである。
また、デリバリーサーバ2は、店舗端末4から受信した店舗ごとの配達時間情報をユーザに提供する。
更に、デリバリーサーバ2は、ユーザからの注文情報を含む注文要求を受け付け、各店舗に料理を発注する機能を備える。デリバリーサーバ2から店舗には、注文情報に含まれる情報として、注文したユーザの情報(注文者情報)と、注文された料理の情報(注文メニュー情報)と、注文量が通知される。
更にまた、デリバリーサーバ2は、注文が成立した場合に、代金のやりとりを仲介する決済処理機能や、ユーザへの通知機能などを有する。
これらの各種機能を提供するために、デリバリーサーバ2は、ユーザの属性情報が記憶されたユーザDB(Database)50、料理を提供する店舗の情報が記憶された店舗DB51、料理の情報が記憶されるメニューDB52、注文仲介サイトなどの各種ウェブページデータが記憶されたウェブページDB53を管理する。
尚、メニューDB52は、商品データベースとしての一形態にあたる。
ユーザ端末3は、デリバリーサーバ2が提供する各種機能を利用して料理を注文するユーザが使用する端末である。
店舗端末4は、デリバリーサーバ2が提供する各種機能を利用して、料理の販売と配達を行う店舗に関わる人物(以降販売者と記載)が利用する端末である。
ユーザ端末3や店舗端末4では、必要に応じて各種の送受信処理や表示処理などが実行される。また、ユーザ端末3や店舗端末4は、例えば、通信機能を備えたPC(Personal Computer)やフィーチャーフォンやPDA(Personal Digital Assistant)、或いは、スマートフォンやタブレット端末などのスマートデバイスなどである。
デリバリーシステム1は、上述のデリバリーサーバ2、ユーザ端末3,3,3,・・・、店舗端末4,4,4・・・を有して構成されることにより、デリバリーサービスに係る各種機能をユーザや販売者に提供する。
通信ネットワーク5の構成は特に限定されるものではなく、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN(Local Area Network)、CATV(Community Antenna TeleVision)通信網、仮想専用網(Virtual Private Network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網などが想定される。
また通信ネットワーク5の全部又は一部を構成する伝送媒体についても多様な例が想定される。例えばIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)1394、USB(Universal Serial Bus)、電力線搬送、電話線などの有線でも、IrDA(Infrared Data Association)のような赤外線、ブルートゥース(登録商標)、802.11無線、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網などの無線でも利用可能である。
図2を参照して、本実施の形態におけるデリバリーサーバ2の特徴的な各部を説明する。
デリバリーサーバ2は、ウェブページデータ生成部2aとウェブページデータ送信部2bを備えている。
ウェブページデータ生成部2aは、ユーザ端末3上で動作するウェブブラウザに、注文仲介サイトなどの所定のウェブページを表示させるためのウェブページデータを生成するウェブページデータ生成処理を実行する。
ウェブページデータ生成部2aが生成する注文仲介サイトに係るウェブページデータは、ユーザ端末3にいくつかの処理を実行させるプログラムを備えている。
いくつかの処理とは、複数の料理ジャンルのそれぞれに対応したオブジェクトを注文仲介サイト上に提示するオブジェクト提示処理や、オブジェクトが配置される注文仲介サイト上の特定領域(配置領域)を設定する配置領域設定処理や、配達先エリア情報を取得する配達先エリア情報取得処理や、注文人数情報を取得する注文人数情報取得処理や、ユーザによって配置領域上に配置されたオブジェクトに対する設定操作を受け付け、該設定操作情報に応じて当該オブジェクトの配置態様に変更を加えるオブジェクト配置態様変更処理や、配置領域に占めるオブジェクトの割合と注文人数情報に応じて料理ジャンルごとの注文量を特定する注文量特定処理や、特定された注文量と配達エリア情報に応じたメニューを提示させる提示処理などである。各処理の詳細については、後述する。
ウェブページデータ送信部2bは、ユーザ端末3に対して上記のウェブページデータを送信する処理を実行する。
デリバリーサーバ2とユーザ端末3を備えるデリバリーシステム1としては、複数の料理ジャンルのそれぞれに対応したオブジェクトをユーザ端末3に提示するオブジェクト提示部1aと、オブジェクトを配置するための配置領域をユーザ端末3における表示部(例えばディスプレイ)上に設定する配置領域設定部1bと、配置領域上に配置されたオブジェクトに対する設定操作を受け付け、当該オブジェクトの配置態様に変更を加えるオブジェクト配置態様変更部1cと、配達先エリア情報を取得する配達先エリア情報取得部1dと、注文人数情報を取得する注文人数情報取得部1eと、配置領域に占めるオブジェクトの割合と注文人数情報に応じてジャンルごとの注文量を特定する注文量特定部1fと、特定された注文量と配達エリア情報に応じた商品をデータベースから取得して装置に提示させる提示部1gとを備えている。
オブジェクト提示部1aは、料理ジャンル(商品ジャンル)に対応したオブジェクトをユーザ端末3に提示する処理を実行する。料理ジャンルに対応したオブジェクトとは、例えば、「ピザ」や「ポテト」や「サラダ」などの料理ジャンルに対応したオブジェクトであり、それぞれの料理ジャンルの代表的な料理画像が貼り付けられたアイコンなどである。
具体的に、図3を参照して説明する。
図3は、注文仲介サイト上で注文を行う際の検索ページがユーザ端末3の画面上に表示された状態を示している。
ユーザ端末3にインストールされているウェブブラウザ6の上端部付近には、ウェブページの変更や表示態様の変更を行うための各種操作子7,7,7,・・・が設けられている。また、ウェブページを検索するための検索フォーム8や、表示されているウェブページのURL(Uniform Resource Locator)が表示されるアドレス表示部9が配置されている。
更に、その下方には、ウェブページが表示されるウェブページ表示部10が配置されている。
図3は、ウェブページ表示部10に、検索ページが表示された状態を表している。
ウェブページ表示部10には、料理ジャンルに対応したオブジェクト11,11,11,・・・が表示されている。図3では、オブジェクト11の例として、「ピザ」、「寿司」、「サラダ」、「ラーメン」、「ドーナッツ」の5つのオブジェクト11,11,11,・・・が表示されている。
尚、以降の説明にでは、「ピザ」の料理ジャンルに係るオブジェクト11をオブジェクト11A、「寿司」の料理ジャンルに係るオブジェクト11をオブジェクト11B、「サラダ」の料理ジャンルに係るオブジェクト11をオブジェクト11C、「ラーメン」の料理ジャンルに係るオブジェクト11をオブジェクト11D、「ドーナッツ」の料理ジャンルに係るオブジェクト11をオブジェクト11E、とする。
配置領域設定部1bは、先のアイコンなどをユーザが自由に配置可能な配置領域をユーザ端末3上に設定する処理を実行する。
図3を用いて具体的に説明すると、オブジェクト11の下方に配置領域12が設けられている。配置領域12には、ドラッグ操作を行ったオブジェクト11を自由に配置可能とされている。
オブジェクト配置態様変更部1cは、配置領域上に配置されたオブジェクトに対するユーザの設定操作を受け付けて、オブジェクトの変形などを行う処理を実行する。ここで、配置態様とは、オブジェクトの形状、大きさ、位置、色、(オブジェクトに文字が含まれる場合には、フォントや文字の大きさ、文字色なども含む)などである。従って、配置態様の変更とはそれらの態様を変更することであり、例えば、形状の変更、大きさの変更(拡大や縮小)、位置の変更、色の変更などである。
ここで、配置態様の変更の具体的な例について説明する。
図3の配置領域12に「ピザ」オブジェクト11Aをドラッグした状態を図4に示す。
尚、以降の説明においては、ドラッグされたオブジェクト11を配置アイコン13と記載する。また、「ピザ」の料理ジャンルに係る配置アイコン13を配置アイコン13A、「寿司」の料理ジャンルに係る配置アイコン13を配置アイコン13B、「サラダ」の料理ジャンルに係る配置アイコン13を配置アイコン13C、「ラーメン」の料理ジャンルに係る配置アイコン13を配置アイコン13D、「ドーナッツ」の料理ジャンルに係る配置アイコン13を配置アイコン13Eと記載する。
ユーザが配置アイコン13に対する拡大操作(例えばアイコンを拡大させるために配置アイコン13Aの角をドラッグする操作)を行うと、オブジェクト配置態様変更部1cは図5に示すように、表示された配置アイコン13の大きさを変化させる処理を実行する。
配達先エリア情報取得部1dは、図3の配達エリア入力欄14に入力された配達先エリア情報を取得する処理を実行する。尚、配達エリア入力欄14に直接入力された情報を取得するのではなく、地図上でユーザに指定されたエリアから配達先エリア情報を取得し、その情報を配達エリア入力欄14に表示してもよい。この場合、配達エリア入力欄14は、入力欄としてではなく、表示欄として機能する。
注文人数情報取得部1eは、図3の人数入力欄15に入力された注文人数を取得する処理を実行する。また、注文人数情報取得部1eは、ボリューム情報入力欄16に入力された情報から、注文人数情報を補正する処理を実行する。
例えば、図3のボリューム情報入力欄16には、多めに食べる人数を入力するための「多め」人数入力欄と、少なめに食べる人数を入力するための「控えめ」人数入力欄が設けられている。「多め」人数が3人、「控えめ」人数が1人、ボリューム情報が指定されていない人数(所謂普通のボリュームを指定したと見なすことができる人数)が3人とされ、全体の注文人数が7人とされている場合、例えば、「多め」人数を1.5倍の人数で換算し、「控えめ」人数を0.8倍の人数で換算する。この場合、注文人数情報取得部1eは、注文人数を入力された7人から8.3人(3+3×1.5+0.8)に補正する。
注文量特定部1fは、図6の配置領域12に配置された三つの配置アイコン13A,13C,13Eの大きさと、注文人数情報取得部1eが算出した注文人数情報に応じて、料理ジャンルごと(「ピザ」、「サラダ」、「ドーナッツ」ごと)の注文量を特定(算出)する処理を実行する。即ち、配置領域12に占める「ピザ」、「サラダ」、「ドーナッツ」の各配置アイコンの割合が50%、30%、20%とすると、注文人数情報取得部1eが算出した8.3人分の注文量(カロリーや重量を元に算出)に対する料理ジャンルごとの注文量を算出する。即ち、「ピザ」の料理ジャンルの注文量は4.15人分、「サラダ」の料理ジャンルの注文量は2.49人分、「ドーナッツ」の料理ジャンルの注文量は1.66人分と算出される。
提示部1gは、注文量特定部1fが特定した料理ジャンルごとの注文量と配達エリア情報に応じて、メニュー情報をユーザ端末3に提示する。この処理は、例えば、図3のメニュー取得ボタン17を押下することにより実行される。また、この処理によって初めてユーザに料理メニューが提示される。
デリバリーシステム1が備える各部は、デリバリーサーバ2とユーザ端末3の何れに備えられていてもよい。
一例として、デリバリーサーバ2が、オブジェクト提示部1a、配置領域設定部1b、オブジェクト配置態様変更部1c、配達先エリア情報取得部1d、注文人数情報取得部1e、注文量特定部1f、提示部1gを備える。
また、デリバリーシステム1を構成するユーザ端末3が、デリバリーサービスを利用するためのアプリケーションがインストールされた携帯端末である場合の例として、デリバリーサーバ2がオブジェクト提示部1a、提示部1gを備え、ユーザ端末3が配置領域設定部1b、オブジェクト配置態様変更部1c、配達先エリア情報取得部1d、注文人数情報取得部1e、注文量特定部1fを備えてもよい。即ち、デリバリーサーバ2は、ユーザ端末3が取得した配達先エリア情報に応じたオブジェクト情報をユーザ端末3へ送信し、ユーザ端末3によって最終的に決定した注文情報をユーザ端末3へ提示する。
また、デリバリーシステム1は更に、料理を選択する際に何らかの制限条件がある場合について、注文予定の料理ごとの割当量を把握可能な環境を提供する。そのために、デリバリーシステム1は、上述した各部の機能に加え、複数の注文メニューの識別情報と注文量を含む注文要求を取得する注文要求取得部1hと、注文メニューの識別情報に基づいて注文メニュー情報(制限条件に係るパラメータを含む情報)を取得する注文商品情報取得部1iと、ユーザごとの料理に対する各種の制限条件と要望条件を取得するユーザ情報取得部1jと、各種制限条件に基づいて注文メニューごとの割当量を設定/修正する割当量設定部1kと、要望条件を推定する条件推定部1mと、注文商品ごとの割当量を修正するための修正条件を取得する修正条件取得部1nとを備えている。
注文要求取得部1hは、複数の注文メニューの識別情報とそれぞれの注文量、更にユーザの識別情報を含む注文要求を取得する。即ち、注文要求を受信することによって、デリバリーシステム1は誰が何のメニューをどれだけ注文するのかを把握することができる。
注文商品情報取得部1iは、受信した注文要求に応じて、それぞれの注文メニューの商品情報をメニューDB52から取得する。詳しくは後述するが、メニューDB52には、制限条件に応じた情報が料理ごとに紐付けられて記憶されている。具体的には、カロリーや塩分などの情報である。従って、注文商品情報取得部1iは、塩分の摂取制限を抱えているユーザやピーマンが嫌いなユーザに対して、適切な分量の適切な料理を割り当てるための種々の処理のために、メニューDB52から、注文メニューごとの栄養素情報や使用食材情報を取得する。以降の記載では、受信した情報から注文要求を取得することを注文要求を受信すると記載する。
ユーザ情報取得部1jは、注文したユーザの制限情報(制限条件としての情報)としての第1条件と、ユーザの料理(食事)に対する要望情報(要望条件としての情報)としての第2条件(例えば満足条件)を取得する。
第1条件とは、例えば、宗教上の理由でユーザが摂取できない食材の情報や、何らかの理由で摂取制限のある栄養素の情報、或いは、ユーザが嫌いな食材の情報などである。
第2条件とは、例えば、ユーザが平均的に注文する分量情報などである。具体的には、あるユーザが平均的な一人あたりの摂取カロリー(例えば700kcal)よりも多めに注文するユーザであった場合、平均摂取カロリーよりも多めに注文することを示す情報である(例えば、「多め」などの属性情報や、1.3倍などの具体的な数値情報)。また、第2条件は、年齢などの情報でもよい。
第2条件は、ユーザによって注文ごとに入力されてもよいし、ユーザDB50に記憶されていてもよい。
割当量設定部1kは、ユーザごとの第1条件及び第2条件に基づいて注文商品ごとの割当量を設定する。例えば、ユーザXとユーザYで料理A、料理B、料理Cを注文予定の場合に、それぞれの料理A,B,CをどのようにユーザX,Yで割り当てるかを設定する。このときに、ユーザX,Yそれぞれの制限情報としての第1条件や、要望条件としての第2条件を加味する。
尚、ユーザXとユーザYそれぞれに第1条件が設定されている場合に、どちらの条件を優先的にするかなど、割当量の設定については、いくつかの例が考えられる。これらの各例については、後述する。
また、割当量設定部1kは、後述する修正条件に応じて、料理A,B,Cの割当量を修正した修正割当量を設定する。
条件推定部1mは、ユーザごとの第2条件を推定する処理を実行する。
修正条件取得部1nは、注文商品の割当量を修正するための修正条件を取得する。修正条件は、例えば、割当量を提示されたユーザが、当該割当量を修正するために入力する情報である。
尚、注文商品ごとに設定した(或いは修正した)割当量の情報は、前述した提示部1gによってユーザに提示される。
上記の各部は、デリバリーサーバ2とユーザ端末3の何れかが備える。例えば、注文要求取得部1hはデリバリーサーバ2が備える。また、他の各部(注文商品情報取得部1i、ユーザ情報取得部1j、割当量設定部1k、条件推定部1m、修正条件取得部1n)は、デリバリーサーバ2とユーザ端末3の何れが備えていてもよい。
<2.ハードウェア構成>

図7は、図1に示したデリバリーサーバ2、ユーザ端末3、店舗端末4、そして、ユーザDB50、店舗DB51、メニューDB52、ウェブページDB53のハードウェアを例示する図である。それぞれのサーバや端末におけるコンピュータ装置のCPU(Central Processing Unit)101は、ROM(Read Only Memory)102に記憶されているプログラム、または記憶部108からRAM(Random Access Memory)103にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM103にはまた、CPU101が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
CPU101、ROM102、およびRAM103は、バス104を介して相互に接続されている。このバス104には、入出力インターフェース105も接続されている。
入出力インターフェース105には、キーボード、マウス、タッチパネルなどよりなる入力部106、LCD(Liquid Crystal Display)、CRT(Cathode Ray Tube)、有機EL(Electroluminescence)パネルなどよりなるディスプレイ、並びにスピーカなどよりなる出力部107、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ装置などより構成される記憶部108、通信ネットワーク5を介しての通信処理や機器間通信を行う通信部109が接続されている。
入出力インターフェース105にはまた、必要に応じてメディアドライブ110が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア111が適宜装着され、リムーバブルメディア111に対する情報の書込や読出が行われる。
このようなコンピュータ装置では、通信部109による通信によりデータやプログラムのアップロード、ダウンロードが行われる。また、リムーバブルメディア111を介したデータやプログラムの受け渡しが可能である。
CPU101が各種のプログラムに基づいて処理動作を行うことで、デリバリーサーバ2、ユーザ端末3、店舗端末4、ユーザDB50、店舗DB51、メニューDB52、ウェブページDB53のそれぞれにおいて後述する情報処理や通信が実行される。
尚、デリバリーサーバ2、ユーザ端末3、店舗端末4、ユーザDB50、店舗DB51、メニューDB52、ウェブページDB53を構成するそれぞれの情報処理装置は、図7のようなコンピュータ装置が単一で構成されることに限らず、複数のコンピュータ装置がシステム化されて構成されてもよい。複数のコンピュータ装置は、LANなどによりシステム化されていてもよいし、インターネットなどを利用したVPN(Virtual Private Network)などにより通信可能な状態で遠隔地に配置されたものでもよい。
<3.DB>
デリバリーサーバ2が管理する各種DBについて説明する。

[3−1.ユーザDB]
ユーザDB50にはデリバリーシステム1が提供するデリバリーサービスを受けるユーザの情報が記憶される。例えば、一人のユーザを特定可能な一つのユーザID(Identification)に対して、ログインパスワード、氏名、年齢、性別、住所、メールアドレス、年収、趣味などの個人的な情報が紐付けられて記憶される。また、注文履歴やメニューのお気に入り登録情報、嗜好食材情報なども記憶される。従って、ユーザDB50は注文履歴データベースとしても機能する。
更に、ユーザDB50には、ユーザごとの第1条件や第2条件などが記憶される。
[3−2.店舗DB]
店舗DB51には、デリバリーサービスを利用して商品(料理)を販売する店舗の情報が記憶される。例えば、それぞれの店舗を一意に識別可能な店舗IDに対して、ログインパスワード、店舗名、店舗ロゴ、配達範囲情報、営業時間情報、料理ごとのメニューID、店舗ページURL、料理ごとの価格、連絡先(電話番号やメールアドレスなど)などの各情報が紐付けられて記憶される。
店舗ページURLは店舗が有するウェブページごとに付されるURLである。
店舗ロゴの情報は、画像データそのものでもよいし、保存されている画像データのリンク情報(URL情報)などでもよい。
また、料理提供時間(待ち時間)の情報が記憶されてもよい。料理提供時間は、デリバリーサービスを利用するユーザ数によって変化する。変化するごとに、店舗DB51の料理提供時間情報が更新される。
[3−3.メニューDB]
メニューDB52には、デリバリーサービスを介して配達サービス付きで購入が可能な料理についての情報が記憶される。例えば、料理を一意に識別可能なメニューIDに対して、料理ジャンル、料理画像、店舗情報、食材材料、分量情報、などが紐付けられて記憶される。
料理画像の情報は、画像データそのものでもよいし、保存されている画像データのリンク情報(URL情報など)でもよい。
[3−4.ウェブページDB]
ウェブページDB53には、デリバリーサーバ2がユーザや販売者に提供する各種ウェブページのデータが記憶される。具体的には、店舗ページや料理の詳細ページ、或いはユーザページなどのウェブページデータである。
ウェブページデータとしては、ウェブページのURL情報と各ウェブページ上に配置されるオブジェクト(画像やテキストやバナーなど)の配置や表示態様(位置や大きさ、色等)の情報が記憶される。
尚、ウェブページDB53に記憶される情報は、例えば、HTMLなどの構造化文書ファイルで記憶されてもよい。
<4.処理の流れ>

[4−1.第1の実施の形態の流れ]
第1の実施の形態では、ユーザの属性情報(嗜好情報や履歴情報など)を用いない例について、図8を参照して説明する。
尚、図8では、デリバリーシステム1が備えるデリバリーサーバ2とユーザ端末3が行う各処理と、送受信される各情報を示している。
ユーザ端末3においては、インストールされたウェブブラウザ6上でユーザが各種の操作を行う場合を例に挙げる。
先ず、ユーザ端末3は、ステップS101において、デリバリーサーバ2に対して検索ページ要求する処理を実行する。この処理により、デリバリーサーバ2に対して検索ページ要求が送信される。この処理は、例えば、ユーザがお気に入りに登録された各種ウェブページからデリバリーサービスを利用するための検索ページを選択することにより実行される。
検索ページ要求を受信したデリバリーサーバ2は、ステップS201において、検索ページのウェブページデータをウェブページDB53から取得して要求のあったユーザ端末3へ送信する処理を実行する。この処理により、検索ページ情報としてウェブページデータがユーザ端末3へ送信されて、検索ページがユーザ端末3上に表示される。
ウェブブラウザ6上に検索ページを表示したユーザ端末3は、ユーザが配達先エリア情報を入力したことに応じて、配達先エリア情報を取得する処理をステップS102において実行する。この処理は、例えば、図3の配達エリア入力欄14に入力された文字列情報を取得する処理である。
続いて、ユーザ端末3は、配達先エリア情報をデリバリーサーバ2に送信する処理をステップS103において実行する。
配達先エリア情報を受信したデリバリーサーバ2は、ステップS202において、料理ジャンル情報を取得する処理を実行する。
この処理では、ユーザ端末3から受信した配達先エリア情報を元に、当該配達先エリアに配達可能な店舗情報を店舗DB51から取得する。そして、当該店舗情報から、配達可能な料理に基づいて料理ジャンルを特定する。
具体的には、ピザのチェーン店であるA店舗が配達可能な料理が、「○○ピザ」と「△△サラダ」であった場合、料理の情報(メニュー情報)から料理ジャンルとして「ピザ」と「サラダ」を特定する。このように、一つの店舗に対して複数の料理ジャンル情報が紐付けられていてもよい。
尚、予め、配達先エリアごとに配達可能な料理ジャンルを対応付けてデータベースに記憶しておいてもよい。その場合ステップS202の処理は、ユーザ端末3から受信した配達先エリア情報に基づいて料理ジャンル情報を当該データベースから取得する処理となる。
続いて、デリバリーサーバ2はステップS203において、料理ジャンル情報をユーザ端末3へ送信する処理を実行する。
料理ジャンル情報を受信したユーザ端末3は、ステップS104において、料理ジャンル情報に応じたオブジェクトをウェブブラウザ6上に提示する処理を実行する。
具体的には、図3に示すオブジェクト11,11,11,・・・が提示されたオブジェクトにあたる。
尚、図3においては、「東品川」地域に配達可能な料理ジャンルが「ピザ」、「寿司」、「サラダ」、「ラーメン」、「ドーナッツ」である例を示しており、ウェブページ表示部10に表示されるオブジェクトは、配達可能な料理ジャンルのみが示されている。
これに対して、デリバリーシステム1が提供するデリバリーサービスにおいて配達可能な全ての料理ジャンルを表示し、その中から、「東品川」地域に配達可能な料理ジャンルのみを設定操作可能に表示してもよい。即ち、「東品川」地域に配達可能な料理がない料理ジャンルは、設定操作不可能な状態でウェブページ表示部10に表示される。
続いて、ユーザ端末3はステップS105において、注文人数情報を取得する処理を実行する。この処理は、例えば、ユーザが図3の人数入力欄15に入力した人数情報を取得する処理である。
次に、ユーザ端末3はステップS106において、配置領域設定処理を実行する。配置領域設定処理では、ウェブブラウザ6のウェブページ表示部10に配置領域12を配置する処理である(図3など)。
ユーザが人数情報を入力するまで配置領域12を見せないことにより、ユーザが人数情報を入力せずに以降の操作を行ってしまうことを防止できる。
尚、図8のステップS104のオブジェクト提示処理と一緒に、配置領域設定処理を行ってしまってもよい。
続いて、ユーザ端末3はステップS107において、設定操作取得処理を実行する。
この処理は、後述するステップS108及びS109の各処理と共に、ユーザがオブジェクトに対する設定操作を行うごとに実行される。
ステップS107の設定操作取得処理は、ユーザの行う設定操作に係る情報を取得する処理である。
設定操作の例について図3乃至図7を参照して説明する。
図3の状態において、オブジェクト11を配置領域12にドラッグする配置操作は、設定操作の一例である。配置後は、例えば、図4に示す状態となる。
また、図4の状態において、配置領域12に配置された「ピザ」のオブジェクト11A(配置アイコン13A)の一端をドラッグして行う拡大操作も設定操作の一例である。拡大後は、例えば、図5に示す状態となる。
更に、図6に示す状態から、「ピザ」、「サラダ」、「ドーナッツ」の配置領域12上の割合の比率を変更する変更操作も設定操作の一例である。
これ以外にも、配置領域12から配置アイコン13を削除する操作なども設定操作の一例である。
ユーザ端末3はステップS107において取得した設定操作に応じ、ステップS108において、オブジェクト配置態様を変更する処理を実行する。
例えば、取得した操作が拡大操作であれば、対象の配置アイコン13を拡大させて表示する処理(図4に示す状態を図5に示す状態へと変更する処理)となる。
次に、ユーザ端末3はステップS109において、注文量特定処理を実行する。この処理では、例えば、ステップS108のオブジェクト配置態様変更処理によって図6に示す状態になった場合に、配置領域12における各配置アイコン13A,13C,13Eの面積の割合に応じた注文量を特定する。
このとき、例えば、図9に示すように、各料理ジャンルにおける注文量が分かりやすいようにされてもよい。図9は図6に示す状態と同じ状態であるが、料理ジャンルごとの分量と全体の注文量がユーザに分かりやすいように表示されている。具体的には、配置アイコン13ごとに注文量情報13aとしてカロリー情報が提示されている。即ち、料理ジャンル「ピザ」における注文量として2450kcal、「サラダ」における注文量として1470kcal、「ドーナッツ」における注文量として980kcalがそれぞれ表示されている。
更に、配置領域12の下部には、総注文量情報18に4900kcalが表示されている。この注文量は、一人あたり700kcalを注文するとした場合の値である。この値は、時間帯(即ち、朝、昼、晩)に応じて変えてもよい。
尚、ステップS108のオブジェクト配置態様変更処理とステップS109の注文量特定処理については、いくつかの例を後述する。
ユーザが設定操作を行うごとに、図8のステップS107乃至S109の各処理がユーザ端末3で実行される。
続いて、ユーザが検索ページ(例えば図9)におけるメニュー取得ボタン17を押下したことに応じて、ユーザ端末3はステップS110において、注文量送信処理を実行する。この処理により、料理ジャンルごとの注文量情報がデリバリーサーバ2へ送信される。
尚、ユーザの設定操作(配置アイコン13の配置操作や拡大操作など)に応じて配置アイコン13の配置態様を変更して注文量を特定したら、特定した注文量を自動的にデリバリーサーバ2へ通知してもよい。即ち、ユーザがメニュー取得ボタン17を押下すること無く、配置アイコン13に対する設定操作を行うごとに注文量情報がデリバリーサーバ2へ自動的に通知されるようにしてもよい。
料理ジャンルごとの注文量情報を受信したデリバリーサーバ2は、ステップS204において、適合メニュー情報抽出処理を実行する。
適合メニュー情報抽出処理では、ユーザ端末3から受信した注文量情報に応じて、メニューDB52からメニュー情報を抽出する。この時点において、デリバリーサーバ2はステップS103において受信した配達先エリア情報から料理ジャンルを特定しており、更に、料理ジャンルごとに配達先エリアに配達可能な店舗情報(即ち配達可能な料理)も特定済みである。従って、適合メニュー情報抽出処理で抽出されたメニュー情報は、ユーザに適合したメニュー情報として、配達可能な料理であってかつユーザによって指定された料理ジャンルのものである。
尚、このとき、ユーザが指定した注文量を満たす(或いは注文量に近い)料理の組み合わせを抽出してもよい。即ち、例えば、「ピザ」の料理ジャンルに属する各料理の中で2450kcalに近い料理の組み合わせを抽出してもよい。
続いて、デリバリーサーバ2はステップS205において、先の抽出したメニュー情報をユーザ端末3へ送信する処理を実行する。この処理は、抽出したメニュー情報を含んだHTMLデータをウェブページDB53から取得してユーザ端末3へ送信する処理としてもよい。
抽出メニュー情報を受信したユーザ端末3は、ステップS111において、受信したメニュー情報をユーザに提示するためのメニュー情報提示ページをユーザ端末3上に表示する処理を実行する。受信したメニュー情報は、例えば図10に示すように、ユーザが指定した料理ジャンルに紐付けられて抽出メニューが提示される。このとき、ユーザが指定した料理ジャンルごとの注文量に対する抽出メニューの分量を表示してもよい。
具体的には、図10に示すように、料理ジャンルごとに、料理ジャンルを示すオブジェクト11と、各料理のメニュー情報19と、料理をカートに入れるためのカートボタン20が表示される。メニュー情報19には、料理ごとの摂取カロリーの情報が分量情報として提示される。
また、図10に示すメニュー情報提示ページの下方には、デリバリーサーバ2が抽出した料理の組み合わせがお勧めメニュー情報21として提示される。お勧めメニュー情報における料理の組み合わせは、ユーザが指定した料理ジャンルごとの注文量と総注文量の条件に近くなるようにデリバリーサーバ2が組み合わせたものである。
お勧めメニュー情報21の下方には、お勧めするメニューのセットをそのままカートに入れるための「まとめてカートへ入れる」ボタン22が配置される。
尚、お勧めメニューの注文量(図中の総カロリー)とユーザが指定した注文量(図中の目標総カロリー)を、ユーザがお勧めメニューを選択するか否かを決めるための指標として提示してもよい。
ユーザが料理をカートに入れる操作を行うと、図11に示すようなカートページがユーザ端末3上に表示される。
カートページには、料理ジャンルを示すオブジェクト11と、メニュー情報19と、料理それぞれの価格を示す価格情報23と、カートにある料理を実際に注文するための注文確定ボタン24が表示される。
ユーザが注文確定ボタン24を押下すると、ユーザ端末3はステップS112における注文要求送信処理を実行する。この処理により、カート内にある料理の情報が注文メニュー情報としてデリバリーサーバ2に通知される。
注文要求を受信したデリバリーサーバ2は、ステップS206において、注文処理を実行する。注文処理は、各料理を調理する店舗へ実際の発注を行う処理や、注文したユーザの情報(届け先住所など)をユーザDB50から取得して店舗へ通知する処理であり、また、注文を受け付けたことを電子メールなどでユーザに通知する処理などを含んでいてもよい。
ユーザ端末3及びデリバリーサーバ2のそれぞれが、図8に示す一連の処理を実行することにより、ユーザは自身の望む料理ジャンルごとの注文量を把握しながらデリバリーサービスを利用することが出来る。
尚、ユーザ端末3としてデリバリーサービスを利用するための専用アプリケーションがインストールされた携帯端末などを用いる場合には、アプリケーションの初期設定としてステップS102,S103の各処理を実行しておくことも可能である。この場合には、アプリケーションを立ち上げた際に、ユーザ端末3としての携帯端末が図8のステップS104から実行するようにしてもよい。
[4−2.設定操作に係る処理例1]
先の図8のステップS107において配置アイコン13に対する変形操作が行われた場合のステップS108のオブジェクト配置態様変更処理とステップS109の注文量特定処理の処理例について、図12を参照して説明する。
図12Aは、検索ページ(例えば図3)における配置領域12に、「ピザ」の料理ジャンルを示す配置アイコン13Aと、「サラダ」の料理ジャンルを示す配置アイコン13Cと、「ドーナッツ」の料理ジャンルを示す配置アイコン13Eが配置されている状態を示している。
ここで、ユーザが配置アイコン13Aを左右方向に縮小する操作を行った場合(図12B)、ステップS108のオブジェクト配置態様変更処理では、配置アイコン13Aを縮小させて表示すると共に(図12B)、生じた空白領域を配置アイコン13C、13Eが埋めるように配置アイコン13C,13Eを拡大させて表示する処理を実行する(図12C)。このとき、配置アイコン13Cと配置アイコン13Eの比率を変えずに拡大表示させる。
続くステップS109の処理は、図8を参照して説明した処理と同様のため、詳述を省略する。
これにより、配置領域12に配置アイコン13が配置されていない空白領域が生じないため、ユーザにとって料理ジャンルごとの注文量が把握しやすい。
[4−3.設定操作に係る処理例2]
先の図8のステップS107において配置アイコン13に対する変形操作が行われた場合のステップS108のオブジェクト配置態様変更処理とステップS109の注文量特定処理について、図12を参照して別の例を説明する。
処理例1と同様に、図12Aに示す状態からユーザが配置アイコン13Aを左右方向に縮小する操作を行った場合(図12B)、ステップS108のオブジェクト配置態様変更処理では、配置アイコン13Aを縮小させて表示する(図12B)。しかし、配置アイコン13C,13Eは配置態様を変更しない。即ち、配置アイコン13が配置されていない空白領域が生じる。
続くステップS109の注文量特定処理では、空白領域を考慮せずに、各料理ジャンルの注文量を算出する。即ち、全体の注文量が4900kcalとされ、「ピザ」の料理ジャンルにおける注文量が全体の50%から40%に変動し、「サラダ」の料理ジャンルの注文量が全体の30%、「ドーナッツ」の料理ジャンルの注文量が全体の20%である場合、「ピザ」の料理ジャンルにおける注文量は全体2178kcal(=4900×40/(40+30+20))とされる。また、「サラダ」の料理ジャンルの注文量は1633kcal(=4900×30/(40+30+20))とされ、「ドーナッツ」の料理ジャンルの注文量は1089kcal(=4900×20/(40+30+20))とされ、
これにより、操作対象でない他の配置アイコン13C,13Eの大きさが変動しないため、ユーザは操作中に料理ジャンル間の注文量のバランスを把握しやすい。
尚、空白領域を全体の注文量から減算して料理ジャンルごとの注文量を算出してもよい。即ち、全体の注文量を4410kcal(=4900×90/100)としてもよい。
[4−4.第2の実施の形態の流れ]
第2の実施の形態では、ユーザの属性情報(嗜好情報や履歴情報など)を用いる例について、図13を参照して説明する。
尚、図13では、デリバリーシステム1が備えるデリバリーサーバ2とユーザ端末3が行う各処理と、送受信される各情報を示している。
ユーザ端末3においては、インストールされたウェブブラウザ6上でユーザが各種の操作を行う場合を例に挙げる。
また、第1の実施の形態と同様の処理については、同じ符号を付し、適宜説明を省略する。
先ず、ユーザ端末3は、ステップS101において、検索ページ要求を行う処理を実行する。この処理では、検索ページ要求が送信される。尚、このとき、同時にユーザ端末3を使用しているユーザの識別情報(例えばユーザID)も送信される。以降の処理において、デリバリーサーバ2は受信したユーザ識別情報に係るユーザ固有の属性情報を用いた処理を実行する。
検索ページ要求とユーザ識別情報を受信したデリバリーサーバ2は、ステップS207において、検索ページのウェブページデータをウェブページDB53から取得する処理を実行する。
続いて、デリバリーサーバ2はステップS208において、ユーザ識別情報に基づくユーザの属性情報をユーザDB50から取得する処理を実行する。このとき取得するユーザの属性情報としては、当該ユーザが住んでいる地域(住所)に基づいた配達先エリア情報と、ユーザの注文履歴情報を取得する。
次に、ユーザ端末3はステップS202において、料理ジャンル情報取得処理を実行する。この処理では、前述したように、配達先エリアに配達可能な店舗情報を店舗DB51から取得し、当該店舗が配達可能な料理に基づいて料理ジャンルを特定する。
デリバリーサーバ2はステップS209において、人数情報算出処理を実行する。人数情報は、注文人数や多めに食べる人数や少なめに食べる人数や補正注文人数などである。
この処理では、ステップS208でユーザDB50から取得した注文履歴情報を用いて、ユーザが注文するときの平均的な注文人数情報を取得する。このとき、単純にこれまでユーザが注文してきた注文情報から平均的な注文人数を算出してもよいし、直近の所定の期間における注文人数を算出してもよいし、ユーザ端末3の位置情報(例えば衛星測位システムを用いた位置情報)を利用して(例えば、同じ位置情報からなされた注文情報から)注文人数を算出してもよい。
更に、人数情報算出処理では、多めに食べる人数と少なめに食べる人数(即ち、図3などの検索ページにおけるボリューム情報入力欄16に入力される情報)の平均的な値を注文履歴情報から取得する。
そして、平均的な注文人数情報と多めに食べる人数と少なめに食べる人数から補正注文人数を算出する。具体的には、例えば、平均的な注文人数5人、「多め」人数が2人、「控えめ」人数1人とされていた場合に、補正注文人数5.8人(2+2×1.5+1×0.8)を算出する。
続いて、デリバリーサーバ2はステップS201において、既に取得済みの検索ページのウェブページデータをユーザ情報に基づいた情報を入力した状態に変更し、ユーザ端末3へ送信する処理を実行する。
具体的には、検索ページのウェブページデータに、配達エリア入力欄14に入力する配達先エリア情報と、人数入力欄15に入力する注文人数情報と、ボリューム情報入力欄16に入力する「多め」人数と「控えめ」人数と、料理ジャンル情報に基づくオブジェクト11,11,・・・と、図9の総注文量情報18に表示する情報を加える。総注文量情報は、補正注文人数から算出する。具体的には、5.8人×700=4060kcalである。
これにより、ユーザの属性情報に基づく所定の情報が予め入力された状態の検索ページがユーザ端末3上に表示される(図14)。
続いて、ユーザ端末3はステップS107において、設定操作取得処理を実行し、ユーザの操作に応じたオブジェクト配置態様変更処理をステップS108で実行する。
ステップS108のオブジェクト配置態様変更処理については、いくつかの例を後述する。
次に、ユーザ端末3は、ステップS109において、注文量特定処理を行う。ステップS107乃至S109の一連の処理は、ユーザが配置アイコンに対する設定操作を行うたびに実行される。
ユーザが検索ページのメニュー取得ボタン17を押下したことに応じ、ユーザ端末3は注文量送信処理を実行する(ステップS110)。
以降のデリバリーサーバ2のステップS204乃至S206の各処理と、ユーザ端末3のステップS111,S112の各処理の内容は、第1の実施の形態と同様であるため、説明を省略する。
尚、ユーザ端末3としてデリバリーサービスを利用するための専用アプリケーションがインストールされた携帯端末などを用いる場合には、アプリケーションの初期設定として図13のステップS101,ステップS207,S208,S202,S209,S201の各処理を実行しておくことも可能である。この場合には、アプリケーションを立ち上げた際に、ユーザ端末3としての携帯端末が図13のステップS107から実行するようにしてもよい。
[4−5.設定操作に係る処理例3]
図4及び図13を参照して設定操作に係る処理例3について説明する。
ユーザが検索ページにおけるオブジェクト11のうちの一つを選択する操作を行った場合について説明する。
この場合、ユーザ端末3は、図13のステップS107の設定操作取得処理において当該操作に係る情報を取得し、ステップS108のオブジェクト配置態様変更処理において、図4に示すように配置領域12に該当のオブジェクト11を配置する処理を実行する。
即ち、例えば、ユーザがオブジェクト11の一つをクリックしたことに応じて、検索ページの配置領域12にオブジェクト11が配置アイコン13として自動的に配置される(例えば図4)。
これにより、ユーザが選択操作を行うだけで自動的にオブジェクト11が配置されるため、ユーザの処理負担が軽減される。
[4−6.設定操作に係る処理例4]
図5及び図13を参照して設定操作に係る処理例4について説明する。
ユーザが検索ページにおけるオブジェクト11のうちの一つを配置領域12に配置する配置操作を行った場合について説明する。
この場合、ユーザ端末3は、図13のステップS107の設定操作取得処理において当該操作に係る情報を取得し、ステップS108のオブジェクト配置態様変更処理において、配置領域12に該当のオブジェクト11を配置する処理を実行する。
このとき、ユーザの注文履歴に応じて、以前当該オブジェクト11が配置アイコン13として配置された場所と大きさ、形状などを一致させた状態で配置する(例えば図5)。
これにより、ユーザがこれから行うであろう操作を見越したオブジェクト配置態様変更処理が実行されるため、ユーザの操作負担が軽減される。
[4−7.設定操作に係る処理例5]
図13及び図15を参照して設定操作に係る処理例5について説明する。
ユーザが検索ページにおけるオブジェクト11のうちの一つを配置領域12に配置する配置操作を行った場合について説明する。
この場合、ユーザ端末3は、図13のステップS107の設定操作取得処理において当該操作に係る情報を取得し、ステップS108のオブジェクト配置態様変更処理において、配置領域12に当該オブジェクト11を配置する処理を実行する。
このとき、ユーザ端末3は、配置操作の対象となったオブジェクト11が配置領域に配置された順序を考慮して当該オブジェクト11の配置態様を変更する。
例えば、図15Aに示すように、オブジェクト11Aを配置領域12に配置される一番目の配置アイコン13Aとして配置領域12に配置した場合、注文を行うユーザに対応する注文履歴の中で「ピザ」のオブジェクト11Aを配置領域12に配置される一番目の配置アイコン13Aとして配置領域12に配置したときの注文履歴を参照し、配置アイコン13Aの配置態様の履歴に応じて配置態様(位置、大きさ、形状など)を決定して配置アイコン13Aを配置領域12に配置する。
また、図15Bに示すように、オブジェクト11Aを配置領域12に配置される三番目の配置アイコン13Aとして配置領域12に配置した場合、注文を行うユーザに対応する注文履歴の中で「ピザ」のオブジェクト11Aを配置領域12に配置される三番目の配置アイコン13Aとして配置領域12に配置したときの注文履歴を参照し、配置アイコン13Aの配置態様の履歴に応じて配置態様を決定して配置アイコン13Aを配置領域12に配置する。
即ち、配置された配置アイコン13が同一の配置アイコン13であったとしても、一番目に配置されメインメニューと推定される場合の注文量と、三番目に配置されサブメニューと推定される場合の注文量とは異なることを考慮して、各配置アイコン13の変形処理が行われる。
[4−8.設定操作に係る処理例6]
図13及び図16を参照して設定操作に係る処理例6について説明する。
ユーザが検索ページにおけるオブジェクト11のうちの一つを配置領域12に配置する配置操作を行った場合について説明する。
この場合、ユーザ端末3は、図13のステップS107の設定操作取得処理において当該操作に係る情報を取得し、ステップS108のオブジェクト配置態様変更処理において、配置領域12に当該オブジェクト11を配置する処理を実行する。
このとき、本例におけるユーザ端末3は、他のオブジェクト11,11,・・・も自動的に配置領域へ配置する処理を実行する。
同時に注文される料理ジャンルの組み合わせがユーザの注文履歴情報から特定され、当該料理ジャンルの組み合わせに含まれる一部の料理ジャンルに係るオブジェクト11が配置領域12に配置された場合に、当該料理ジャンルの組み合わせに含まれる他の料理ジャンル(先に選択された一部の料理ジャンルに係るオブジェクト11を除いた料理ジャンル)も合わせて配置領域12に自動で配置される。
具体的には、「ピザ」と「ドーナッツ」の組み合わせが特定された場合に、ユーザが「ピザ」の料理ジャンルに係るオブジェクト11Aを配置領域12に配置したことに応じて、ユーザ端末3は、「ドーナッツ」の料理ジャンルに係るオブジェクト11Eを配置領域12に配置する処理を実行する。即ち、配置領域12には、配置アイコン13A,13Eが配置された状態となる(図16A)。
また、「寿司」と「サラダ」の組み合わせが特定された場合に、ユーザが「寿司」の料理ジャンルに係るオブジェクト11Bを配置領域12に配置したことに応じて、ユーザ端末3は、「サラダ」の料理ジャンルに係るオブジェクト11Cを配置領域12に配置する処理を実行する。即ち、配置領域12には、配置アイコン13B,13Cが配置された状態となる(図16B)。
このとき、ユーザの注文履歴に応じて、以前当該オブジェクト11が配置アイコン13として配置された場所と大きさ、形状などを一致させた状態で配置してもよい。
[4−9.設定操作に係る処理例7]
図13及び図17を参照して設定操作に係る処理例7について説明する。
ユーザが検索ページの配置領域12に配置されている配置アイコン13A,13C,13Eのうちの一つ(例えば配置アイコン13A)を小さくする設定操作を行った場合について説明する。
この場合、ユーザ端末3は、図13のステップS107の設定操作取得処理において当該操作に係る情報を取得し、ステップS108のオブジェクト配置態様変更処理において、配置領域12に配置アイコン13Aを縮小表示する処理を実行する。
更に、本例におけるユーザ端末3は、他の配置アイコン13C,13Eを自動的に拡大させることにより、空白領域を埋める処理を実行する。
このとき、先の設定操作に係る処理例1では、配置アイコン13Cと配置アイコン13Eの比率を変えずに拡大表示させる例を説明したが、本例では、ユーザの注文履歴に応じて拡大表示させる。
例えば、「ピザ」の料理ジャンルの注文量が一番多いときの「サラダ」の料理ジャンルと「ドーナッツ」の料理ジャンルの注文量の比率と、「ドーナッツ」の料理ジャンルの注文量が一番多いときの「ピザ」の料理ジャンルと「サラダ」の料理ジャンルの注文量の比率が異なる場合を考える。
具体的には、ユーザの注文履歴から典型的な注文量の比率を算出した結果、「ピザ」の料理ジャンルが50%、「サラダ」の料理ジャンルが30%、「ドーナッツ」の料理ジャンルが20%の構成と、「ドーナッツ」の料理ジャンルが60%、「ピザ」の料理ジャンルが20%、「サラダ」の料理ジャンルが20%の構成が算出されたとする。
このとき、図17Aに示す「ピザ」の料理ジャンルの注文量が最も多い状態(ピザ=50%、サラダ=20%、ドーナッツ=30%)から、ユーザの操作に応じて図17Bに示す「ドーナッツ」の料理ジャンルの注文量が最も多い状態(ピザ=20%、サラダ=20%、ドーナッツ=30%)へとオブジェクトの配置態様が変更された場合、ユーザ端末3は、図17Cに示す状態(ピザ=15%、サラダ=15%、ドーナッツ=70%)へと変化させる。即ち、「ドーナッツ」の料理ジャンルの注文量が最も多い状態においては、「ピザ」と「サラダ」の料理ジャンルの注文量が同じであることが注文履歴より判明しているため、「ピザ」の料理ジャンルの注文量が15%に減らされたことに応じて「サラダ」の料理ジャンルの注文量を15%とし、残りの70%を「ドーナッツ」の料理ジャンルの注文量とするオブジェクト配置態様変更処理が実行される。
尚、ユーザの操作対象ではない配置アイコン13の比率(この例では、配置アイコン13C,13Eの大きさの比率)に注目してもよい。即ち、注文履歴から算出された配置アイコン13C,13Eの比率が1:3であることから、「ピザ」の料理ジャンルの注文量の15%を除いた75%の領域を配置アイコン13C,13Eの比率が1:3となるように配置してもよい。
<5.第1、第2の実施の形態における変形例>

[5−1.変形例1]
図3におけるオブジェクト11,11,11,・・・の表示(即ち、図8のステップS104のオブジェクト提示処理)においては、一括で配達可能な店舗に係るオブジェクトの組み合わせを識別可能としてもよい。例えば、店舗Aが「ピザ」と「サラダ」の料理ジャンルに属する料理を配達可能であり、店舗Bが「寿司」と「サラダ」の料理ジャンルに属する料理を配達可能である場合、図18に示すように、「ピザ」と「サラダ」の料理ジャンルに係るオブジェクト11A,11Cが囲み線25Aで一括りに囲まれる。また、「寿司」と「サラダ」の料理ジャンルに係るオブジェクト11B,11Cが囲み線25Bで一括りに囲まれる。
他にも、一括で配達可能な店舗に係るオブジェクト11,11,・・・を同一色や同一形状の枠で囲うなどしてもよい。また、オブジェクト11の下方に配置される文字の文字色や文字フォントを一括で配達可能な店舗に係るオブジェクト11,11,・・・ごとに変えてもよい。
[5−2.変形例2]
先の図8のステップS105における注文人数情報取得処理の説明では、図3のボリューム情報入力欄16に入力された情報には触れなかったが、この情報を用いて補正注文人数情報を算出してもよい。例えば、図3において入力された注文人数7人と、「多め」人数3人、「控えめ」人数1人から、補正注文人数8.3人(詳しくは、注文人数情報取得部1eの説明において説明済みである)を算出する。
具体的な処理を、図19に示す。
図19の各処理は、図3の人数入力欄15やボリューム情報入力欄16に入力された数値が変化するごとに実行される。
先ず、ユーザ端末3はステップS301において、人数入力欄15に入力された人数情報を取得する。この処理は、図8のステップS105の処理と同様の処理で構わない。
次に、ユーザ端末3はステップS302において、ボリューム情報入力欄16に入力されたボリューム情報を取得する。
続いて、ユーザ端末3はステップS303において、補正注文人数を算出する。
補正注文人数算出処理を実行した場合、図8のステップS109における注文量特定処理では、補正注文人数情報に基づいた注文量の特定が実行される。
[5−3.変形例3]
変形例3では、料理ジャンルごとの注文量に上下幅を持たせて料理(メニュー)の検索を行う例を説明する。
図9に示す検索ページの状態において、ユーザが「ピザ」の料理ジャンルにおける注文量に上下幅を持たせる操作を行う場合を説明する。
図9に示す検索ページの状態において、ユーザは、「ピザ」の料理ジャンルに係るオブジェクト11Aを、「ピザ」の料理ジャンルに係る配置アイコン13Aに重ねる操作を行う。重ねた配置アイコンは13A’と記載する(図20)。
続いて、配置アイコン13A’の大きさを変更する操作をユーザが行う。これに応じて、ユーザ端末3は、先のステップS107,S108の各処理を行い、配置アイコン13A’を拡大させて表示させる処理を実行する(図21)。
このとき、ユーザが認識しやすいように、配置アイコン13A’の外枠を破線などで表示してもよい(図21)。また、図21に示すように、配置アイコン13A’の大きさ(配置領域12の45%を占める大きさ)から算出される注文量の下限値(2205kcal)を注文量情報13Aaとして表記してもよい。
本変形例のように、下限値と上限値を定めて料理ジャンルにおける注文量に幅を持たせることにより、ユーザに対して提示する検索結果としての料理の種類を増やすことができる。
尚、注文量が上限値よりも少なくなったことによって生じる不足分の注文量は、他の料理ジャンルにおける注文量を増やすことによって補ってもよい。もちろん、他の料理ジャンルの注文量を変えなくてもよい。
[5−4.変形例4]
変形例4では、料理ジャンルごとの注文量に上下幅を持たせて料理(メニュー)の検索を行う別の例を説明する。
料理ジャンルにおける注文量の上限値及び下限値を設定した際の検索ページは、先の図21と変わらないが、本変形例では、その表示状態にするまでのユーザの操作方法が異なる。ここでは、ユーザ端末3の表示画面上の所定の箇所を指で操作することにより、注文量の上限値及び下限値を設定する例を説明する。
例えば、図22に示すように、ユーザは「ピザ」の料理ジャンルに係るオブジェクト11Aを配置領域12にドラッグすることにより、配置アイコン13Aを配置する。
続いてユーザは、配置アイコン13Aの例えば右上の角13Axと左下の角13Ayの位置に中指と親指を接触させ、二本の指を離隔する方向に画面上をスライドさせる。これにより、配置アイコン13Aが大きくされた図23に示す状態となる。
図23の状態において、親指と中指を画面に接触させたまま、配置アイコン13Aの領域内のいずれかの位置に人差し指を接触させる操作を行う。図24では、地点Mを接触したとする。
ユーザ端末3は、この操作を検知すると、地点Mを通過しかつ配置アイコン13Aよりも一回り小さい枠(図中に破線で示す)を有する配置アイコン13A’を配置領域12内に表示する。
これにより、「ピザ」の料理ジャンルにおける注文量の上限値と下限値を簡易な操作で設定することができる。
また、上記では、配置アイコン13Aの領域内を人差し指で触れて下限値を設定する例を説明したが、配置アイコン13Aの領域外を人差し指で触れることにより上限値を設定してもよい。その場合には、配置アイコン13Aが下限値を示すこととなる。
尚、本例において使用する指は何れの指でもよく、また、タッチペンなどの指以外の道具を用いてもよい。
[5−5.変形例5]
変形例5では、料理ジャンルごとの注文量に上下幅を持たせて料理の検索を行う更に別の例を説明する。
料理ジャンルにおける注文量の上限値及び下限値を設定した際の検索ページは、先の図21と変わらない。本変形例では、注文量の上限値と下限値を設定する際のユーザの操作方法が先の変形例4と異なる。
ここでは、ユーザ端末3の表示画面上の所定の箇所を指で操作することにより、注文量の上限値及び下限値を設定する例を説明する。
本変形例では、図22に示す配置アイコン13Aに対する中指と親指を用いた操作を行うことにより、配置アイコン13Aの大きさを図23に示す状態となるまで拡大する操作を行う。
更に本変形例では、この操作過程において(即ち親指と中指を画面上で離隔する方向にスライドさせる操作中に)、人差し指を画面に触れる操作を2回行う。即ち、二本の指(親指と中指)が画面に触れた第1の状態から、三本の指(親指と中指と人差し指)が画面に触れた第2の状態となり、次に第1の状態から一本の指(人差し指)を画面から離し二本の指(親指と中指)が画面に触れた第3の状態となり、最後に三本の指(親指と中指と人差し指)が画面に触れた第4の状態となる。これらの状態遷移の間、親指と中指の二本の指は、常に画面上に触れた状態を保ち続ける。
この過程において、ユーザ端末3は、三本の指が画面に触れた第2の状態となったときに親指と中指によって指定された配置アイコン13A’’の形状(図25に点線で表示)と、同じく三本の指が画面に触れた第4の状態となったときに親指と中指によって指定された配置アイコン13A’’’の形状(図25に実線で表示)を取得する。
そして、ユーザ端末は、配置アイコン13A’’と配置アイコン13A’’’の大きさ(面積の大小)を比較し、相対的に大きな領域を備えた配置アイコン13(図25では配置アイコン13A’’’)の面積に基づいて注文量の上限値を設定し、相対的に小さな領域を備えた配置アイコン13(図25では配置アイコン13A’’)の面積に基づいて注文量の下限値を設定する。
これにより、「ピザ」の料理ジャンルにおける注文量の上限値と下限値を簡易な操作で設定することができる。
尚、上記では、配置アイコン13を拡大する過程で注文量の上限値と下限値を設定する例を説明したが、配置アイコン13を縮小する過程で注文量の上限値と下限値を設定してもよい。また、配置アイコン13の拡大や縮小を繰り返す過程で注文量の上限値と下限値を設定してもよい。
尚、先の第1の状態から第3の状態へ遷移した後、人差し指が再度画面に触れる状態となる前に親指と中指の何れかが画面から離れてしまった場合には、離れた瞬間の状態を第4の状態(但し、2本の指だけが画面に触れている状態)とする。このとき、配置アイコン13A’’’は、触れている2本の指によって指定された形状(大きさ)となる。
また、本例において使用する指は何れの指でもよく、また、タッチペンなどの指以外の道具を用いてもよい。
<6.第1,第2の実施の形態のまとめ>

上記に示した各変形例や各処理例は、第1、第2の実施の形態、及び、後述する第3、第4の実施の形態のそれぞれにおいて適宜に適用可能である。
デリバリーサーバ2とユーザ端末3を備えたデリバリーシステム1であって、複数の料理ジャンルのそれぞれに対応したオブジェクト11をユーザ端末3に提示するオブジェクト提示部1aと、オブジェクト11を配置するための配置領域12をユーザ端末3における表示部上に設定する配置領域設定部1bと、配置領域12上に配置されたオブジェクト11としての配置アイコン13に対する設定操作を受け付け、当該配置アイコン13の配置態様に変更を加えるオブジェクト配置態様変更部1cと、配達先エリア情報を取得する配達先エリア情報取得部1dと、注文人数情報を取得する注文人数情報取得部1eと、配置領域12に占める配置アイコン13の割合と注文人数情報に応じて料理ジャンルごとの注文量を特定する注文量特定部1fと、特定された注文量と配達エリア情報に応じた料理をメニューDB52から取得してユーザ端末3に提示させる提示部1gと、を有している。
注文対象となる料理が定まる前段階、即ち、料理ジャンルのみ決定した場合(例えば「ピザ」を頼むことだけが決定している状態であり、どのようなピザを注文するかは決まっていない状態)においても、各料理ジャンルの注文量がユーザに提示される。
従って、料理ジャンルごとの注文量を把握することができる。
更に、ユーザの利用するユーザ端末3における限られた(例えば、モニタなどの)提示領域において、価値のある情報を効率よく提示することにより、ユーザ端末3の資源を有効活用することができる。
図8のステップS104で説明したように、オブジェクト11の提示において、配達先エリア情報に対応したオブジェクト11のみが設定操作の対象となり得る状態で提示される。
これにより、当該配達先エリアに配達不可能な商品に係るオブジェクト11については、設定操作可能な状態では提示されない。
即ち、当該配達先エリアに配達可能なオブジェクト11に対する配置操作のみ可能とされるため、ユーザにとって設定操作の対象が認識しやすく、ユーザの負担を軽減することができる。
変形例1で説明したように、オブジェクト提示部1aは、一括で配達が可能な店舗に係るオブジェクト11の組み合わせを識別可能に提示する。
これにより、一度で配達可能な店舗の組み合わせをユーザに識別させることができる。
従って、店舗側の配達効率を高めることができると共に、ユーザの利便性を図ることができる。
設定操作に係る処理例4で説明したように、オブジェクト配置態様変更部1cは、注文ユーザの注文履歴を用いて推定した注文量に基づいてオブジェクト11(配置アイコン13)の変更を行う。
即ち、ユーザの注文履歴に応じて、配置領域12に配置された各配置アイコン13の変更(例えば、形状の変形)が自動的に行われる。
これにより、ユーザの入力の手間を省くことができる。
設定操作に係る処理例5で説明したように、オブジェクト配置態様変更部1cは、注文履歴の中で各オブジェクト11の配置順序の少なくとも一部が同一である注文履歴を用いて推定した注文量に基づいてオブジェクト11(配置アイコン13)の変更を行う。
オブジェクト11の配置順序によって各オブジェクト11(配置アイコン13)に係る料理ジャンルの注文量が異なる場合がある。例えば、最初に選ばれたオブジェクト11はユーザが一番食べたい商品であることが多い。
このような場合に、現在注文しようとしている各オブジェクト11(配置アイコン13)と配置順序が同じ注文履歴から、各料理ジャンルの注文量が推定される。
従って、汲み取られたユーザの嗜好が各配置アイコン13の配置態様に反映される。
これにより、ユーザの入力の手間を省くことができる。
設定操作に係る処理例6で説明したように、オブジェクト配置態様変更部1cは、配置領域12にオブジェクト11が配置アイコン13として配置されたときに、推定した注文量に応じて配置領域12に追加される他のオブジェクト11を推定し、配置領域12に当該他のオブジェクト11を配置アイコン13として配置する。
ユーザが他のオブジェクト11を配置する操作を行う前にオブジェクト11が配置アイコン13として配置領域12に配置される。
即ち、ユーザの入力の手間を省くことができる。
設定操作に係る処理例7で説明したように、オブジェクト配置態様変更部1cは、配置領域12に配置された複数の配置アイコン13のうち、一つの配置アイコン13の配置態様を変更する設定操作を受け付けた場合には、推定した注文量に応じて残りの配置アイコン13の配置態様を変更する。
これにより、一つの配置アイコン13に対する変更操作をユーザが行ったことに応じて、他の配置アイコン13も自動的に変更される。
従って、ユーザの入力の手間を省くことができる。
変形例3で説明したように、オブジェクト配置態様変更部1cは、配置領域12に占める配置アイコン13の割合の上限値及び下限値の双方を設定する設定操作として、同一の配置アイコン13を配置領域12上で重ね合わせる操作を受け付ける。
ユーザは、料理ジャンルごとに厳密な注文量が決まっていない場合でも、大まかな注文量に応じて各配置アイコン13の配置態様を決定することができる。このとき、ユーザが行う操作としては、同一の配置アイコン13を異なる大きさで重ね合わせる操作である。
これにより、簡単な操作で注文量に幅を持たせた大まかな注文を行うことができる。
変形例4及び変形例5で説明したように、オブジェクト配置態様変更部1cは、ユーザ端末3の表示画面上で検知された2点の接触点と追加で検知された3点目の接触によって設定される二種類の配置アイコン13A,13A’の大きさから、配置領域12に占める配置アイコン13の割合の範囲情報を取得する。
ユーザは、料理ジャンルごとに厳密な注文量が決まっていない場合でも、大まかな注文量に応じて各配置アイコン13の配置態様を決定することができる。このとき、ユーザが行う操作としては、例えば、3本の指の先端を画面上に接触させて範囲指定を行う操作である。即ち、片手で可能な操作であり、簡単な操作である。
従って、簡単な操作で注文量に幅を持たせた大まかな注文を行うことができる。
変形例2で説明したように、注文量特定部1fは、注文ユーザの注文履歴を用いて注文人数情報を補正した補正注文人数情報を算出し、補正注文人数情報を用いて注文量を特定する。
これにより、ユーザの注文履歴に応じて、注文量が自動的に補正される。即ち、ユーザの好みを汲んだ注文量が設定されるため、ユーザの入力の手間を省くことができる。
<7.処理の流れの他の例>

[7−1.第3の実施の形態の流れ]
第3の実施の形態では、一人分の料理を注文する場合について、図26を参照して説明する。尚、第3の実施の形態及び後述する第4の実施の形態においては、注文を行う前に各自の割当量をユーザに提示する例を説明する。ユーザは、割当量を確認することによって、注文量を変えるか否かなどの判断を行うことができる。
先ず、ユーザ端末3はステップS401において、注文ユーザの識別情報としてのユーザIDと注文する料理の識別情報としてのメニューIDを含む注文要求をデリバリーサーバ2へ送信する。
この処理は、例えば、検索ページにおいて検索された配達可能な料理一覧から任意の料理を選択して注文ボタンを押下することにより実行される。検索ページとしては、先の第1,第2の実施の形態で説明したような検索ページであってもよいし、単に検索キーワードに基づいてユーザが指定する配達先に配達可能な料理が一覧で検索される検索ページなどであってもよい。
注文要求を受信したデリバリーサーバ2は、注文要求に含まれるメニューIDに基づいて、注文メニュー情報をメニューDB52から取得する処理を、ステップS501で実行する。
この処理のより、注文メニュー情報としての分量情報(カロリーや重量の情報)や栄養素情報(塩分、糖質、脂質などの含有量の情報)や食材情報などを取得する。尚、必ずしもこれらの全ての情報を取得しなくてもよく、ユーザに応じて取得する情報を選択してもよい。
続いて、デリバリーサーバ2はステップS502において、ユーザの制限情報やユーザの閲覧履歴などの情報をユーザ情報として取得する処理を実行する。
ユーザの制限情報とは、摂食不可能な食材、摂取が制限されている(或いはしている)栄養素、嫌いな食材などの情報であり、注文ユーザ固有の情報である。
これらのユーザ情報は、ユーザDB50から取得してもよいし、注文履歴から、過去の注文時に設定されていた制限情報を取得してもよい。この場合には、ユーザIDを元に情報を取得する。
また、ユーザ情報は、ユーザが検索ページや注文ページにおいて入力した情報を取得してもよい。例えば、「糖尿病」や「高血圧」や「ダイエット中」などの用意された選択肢の中からユーザが選んだ情報を取得してもよいし、「塩分2g以下」などの情報をユーザに直接入力させてもよい。この場合には、ユーザIDは不要であるため、ステップS401で受信する注文要求に注文ユーザの識別情報が含まれていなくてもよい。
次に、デリバリーサーバ2はステップS503において、制限条件を取得する処理を実行する。制限条件は、先の制限情報から取得する。例えば、「塩分2g以下」という制限情報からは、「塩分」と「2g以下」という条件を取得する。また、ユーザが選択した「糖尿病」などの情報からは、糖尿病を煩うユーザが摂取してよい栄養素とその上限値の組み合わせ(或いは摂取してはだめな栄養素)を制限条件としてデータベースから取得する。
続いて、デリバリーサーバ2は、ステップS504において、ユーザの要望条件を取得する。要望条件は、例えばユーザが満足するための注文メニューの分量情報などである。以降では、満足条件として記載する。
分量情報は、例えば、摂取カロリーや重量などを対象とした数値である。従って、満足条件としては、例えば、「重量1.2倍」や「カロリー半分」など、分量に対する条件である。
これらの条件は、ユーザDB50から取得してもよいし、注文履歴から過去の注文時に設定されていた満足情報を取得してもよい。また、ユーザが検索ページや注文ページにおいて入力した情報や選択した情報を取得してもよい。また、同じ注文メニューを注文したことのある他のユーザの注文履歴に応じて取得してもよい。
そしてデリバリーサーバ2はステップS505において、注文メニューごとにユーザの割当量を設定する処理を実行する。
一人分の料理を注文する本例においては、注文メニューごとに注文ユーザの割当量(即ち食べていい分量)が設定される。
割当量設定処理については、いくつかの例を後述する。
続いてデリバリーサーバ2はステップS506において、先の処理で設定した注文メニューごとの割当量を提示する処理を実行する。
この処理によって、注文メニューごとの割当量情報がユーザ端末3へ送信され、ユーザ端末3上へ当該情報が表示される。
割当量が提示される割当量提示ページの例を図27に示す。
割当量提示ページには、ユーザが選んだ注文メニューごとに、ユーザが摂取してもよい分量が割当量として提示される。例えば、「○○ピザ Mサイズ」の注文メニューに対しては67%の割当量を示す割当量表示アイコン26が表示され、「××○サラダ」の注文メニューに対しては50%の割当量を示す割当量表示アイコン26が表示され、「△▲ドーナッツ」の注文メニューに対しては75%の割当量を示す割当量表示アイコン26が表示されている。
ステップS506の処理の後、図示しないが、注文メニューと割当量情報を確認したユーザは、好きなタイミングで注文を確定させる操作を行う。これにより、実際に各店舗への料理の発注が行われる。
[7−2.満足条件取得処理の例]
先のステップS504で述べた満足条件取得処理の別の例について、図28のフローチャートを元に説明する。本例は、ユーザの注文履歴と今回の注文の差分から、今回の注文における満足条件を推定する例である。尚、注文に関わるユーザのうち、少なくとも注文を実際に行う注文ユーザの満足条件を推定する。それに加えて、注文に関わる他のユーザに関する満足条件を推定してもよい。
先ず、デリバリーサーバ2はステップS601において、先のステップS502で取得した注文履歴から今回の注文と類似している注文履歴を特定する。類似している注文とは、例えば、料理ジャンルが同一(例えば「ピザ」や「寿司」など)である注文や、店舗が同一である注文などである。
続いて、デリバリーサーバ2はステップS602において、特定した注文履歴と今回の注文履歴の差分を抽出する処理を実行する。抽出する差分は、分量情報の差分である。
次に、ステップS603においてデリバリーサーバ2は、特定した注文履歴の満足条件と差分情報から、今回の注文における満足条件を推測する処理を実行する。
例えば、特定した注文履歴において、注文した料理の総カロリーが一人前で1000kcal(1人前の平均が700kcal)、満足条件が「多め」であったのに対し、今回の注文が一人前で500kcalであった場合、今回の注文における満足条件は「控えめ」と推定する。
図28の一連の処理を実行することにより、推定した満足条件を今回の注文における満足条件として取得する。
[7−3.割当量設定処理の第1例]
割当量設定処理(図26のステップS505)の第1例は、注文メニュー間に優先度を付し、優先度が高い注文メニューの割当量を多くする例である。
具体的な処理の流れの例を図29に示す。
デリバリーサーバ2は、ステップS701において、先のステップS502で取得した注文履歴から優先度を付すための参考となる注文履歴を抽出する処理を実行する。
参考となる注文履歴とは、例えば、今回の注文に対して商品の構成が同じ注文履歴や、料理ジャンルの構成が同じ注文履歴や、同じ店舗への注文履歴などである。
尚、注文メニュー間の優先度は、ユーザに入力させてもよい。
続いてデリバリーサーバ2はステップS702において、注文メニューごとに優先度を設定する処理を実行する。優先度は、例えば、参考となる注文履歴において注文量が多い注文メニューや、注文履歴に登場回数が多い注文メニューや注文頻度が相対的に高い注文メニューなどに対し、高い値が設定される。
最後にデリバリーサーバ2はステップS703において、割当量を決定する処理を実行する。尚、この処理によって決定されるのは、割当量であって注文量ではない。この処理により、先の処理で設定した注文メニューごとの優先度に基づいて、割当量が設定される。即ち、優先度の高いメニューの割当量が多くされる。
ただし、これらの割当量は、図26のステップS503で取得した制限条件を満足するように決定される。即ち「○○ピザ」と「△△ピザ」のうち、「○○ピザ」の優先度が高く、かつ、全体で1000kcalの割当量が設定されていた場合、例えば、「○○ピザ」の割当量を600kcalと「△△ピザ」の割当量を400kcalとすることが考えられる。ただし、「塩分2g以下」という制限条件が同時に設定されている場合には、「塩分2g以下」を満たすように割当量を調整する。従って、優先度が高い「○○ピザ」の割当量が「△△ピザ」の割当量よりも少なくなる場合もあり得る。
この後は、図5のステップS506の処理によって注文メニューごとの割当量がユーザに提示される。尚、本実施の形態は、一人分の料理を注文する例であるが、注文量に対して割当量が少なくてもよい。その場合、注文量と割当量に従えば、ユーザは注文メニューの一部を余らせることとなる。
[7−4.割当量設定処理の第2例]
割当量設定処理(図26のステップS505)の第2例は、制限条件と注文量に基づく注文メニューの割当量が設定できなかった場合の例である。
本例では、第1例にいくつかの処理を加えた図30を参照して説明する。
デリバリーサーバ2は、ステップS701で参考となる注文履歴を取得し、ステップS702で注文メニューごとに優先度を設定した後、ステップS704で割当量の設定が可能か否かの判定を行う。割当量の設定が不可能である場合とは、先の例で説明すると、全体で1000kcalで、かつ、「塩分2g以下」を満たす割当量の組み合わせを満たす料理メニューがない場合などである。
このような場合、デリバリーサーバ2はステップS705において代替メニューを抽出する処理を行う。代替メニューは、例えば同一の店舗が提供するデリバリー用の料理メニューから選択する場合や、同一の料理カテゴリの中から料理メニューを選択する場合などがある。
代替メニューの抽出後、デリバリーサーバ2はステップS701,S702,S704の各処理を再度実行する。
また、ステップS704において割当量の設定が可能と判定した場合、デリバリーサーバ2はステップS703の処理を実行する。
尚、ステップS705を実行することによってユーザが指定した料理メニューから代替メニューに切り換えた場合、デリバリーサーバ2はステップS506において、割当量を提示するだけでなく、代替メニューを抽出したことを通知することが望ましい。これにより、自身が選択した注文メニューが代替メニューに変わったことにユーザが気がつかずに注文を確定してしまうことを防止できる。
[7−5.第4の実施の形態の流れ]
第4の実施の形態では、複数人数分の料理を注文する場合について、図31を参照して説明する。尚第4の実施の形態では、提示した割当量に対する修正要求を受け付ける例を説明する。
尚、第4の実施の形態における基本的な流れは第3の実施の形態と変わらないため、第3の実施の形態において説明した部分は適宜省略する。
先ず、ユーザ端末3はステップS401において、注文に関わるユーザの識別情報としてのユーザIDと注文する料理の識別情報としてのメニューIDと料理を分け合う人数情報としての注文人数を含む注文要求をデリバリーサーバ2へ送信する。尚、注文に関わるユーザとは、注文を実際に行うユーザだけでなく、注文した料理を分け合うユーザも含んでいる。
注文要求を受信したデリバリーサーバ2はステップS501において、メニューIDに基づく注文メニュー情報をメニューDB52から取得する処理を実行する。
次に、デリバリーサーバ2はステップS502において、ユーザ情報を取得する処理を実行する。ここで取得するユーザ情報は、ユーザの制限情報や閲覧履歴を取得する。
尚、本例では、ステップS401で受信する注文要求に、注文ユーザのユーザIDだけでなく、料理を分け合う他のユーザ(以降、他のユーザ)のユーザIDの少なくとも一部を含んでいる場合を説明する。
従って、ステップS502で取得するユーザ情報には、料理を分け合う他のユーザの制限情報や閲覧履歴も含まれる。
続くステップS503では、デリバリーサーバ2は制限条件を取得する処理を実行する。制限条件は、先の制限情報から取得する。制限条件は、注文ユーザだけでなく、料理を分け合う他のユーザについても可能な限り取得する。
尚、制限条件には重要度が付与されている。重要度は、厳守しなければならない制限条件ほど高く設定されている。例えば、アレルギー反応を起こさないための制限条件や、病気療養のための制限条件や、宗教による制限条件などの重要度は高く設定されている。一方、単に嫌いな食材などの制限条件は重要度が低く設定されている。
次に、デリバリーサーバ2はステップS504において、満足条件取得処理を実行する。ここで取得する満足条件は、注文ユーザと他のユーザを含めた全体の満足条件(例えば、5人で6人分の注文量が欲しいなど)であってもよいし、注文ユーザと他のユーザそれぞれの満足条件(Aさんは多め、Bさんは控えめなど)であってもよい。
続いて、デリバリーサーバ2はステップS505において、制限条件と満足条件と注文量に基づいて、注文メニューごとの割当量を設定する処理を実行する。
ここで、割当量設定処理の例について、図32を参照して説明する。尚、制限条件の重要度が2段階である例を説明する。
先ず、デリバリーサーバ2はステップS801において、重要度の高い制限条件が設定されたユーザの割当量を決定する処理を実行する。即ち、先のステップS503で取得した制限条件ごとの重要度を判定し、重要度の高い制限条件(2段階のうちの高い方の重要度が付された制限条件)を有するユーザの割当量を決定する。
続いて、デリバリーサーバ2はステップS802において、重要度の低い制限条件が設定されたユーザの割当量を決定する処理を実行する。即ち、先のステップS503で取得した制限条件ごとの重要度を判定し、重要度の低い制限条件(2段階のうちの低い方の重要度が付された制限条件)を有するユーザの割当量を決定する。
ステップS801とS802の処理により、制限条件が設定されたユーザの注文メニューごとの割当量が決定される。
続いて、デリバリーサーバ2はステップS803において、制限条件のないユーザの割当量を決定する処理を実行する。
この処理により、注文ユーザと他のユーザの全てのユーザ(即ち料理を分け合う全てのユーザ)の割当量が決定される。
尚、割当量の設定が出来なかった場合(例えば、Aさんの食べられる料理が一つも無かった場合など)、デリバリーサーバ2は続くステップS804において割当量設定に問題ありと判定し、ステップS805において代替メニューを抽出する処理を実行する。ステップS805の処理は、図30のステップS705の処理と同じである。
図31の説明に戻る。
割当量設定処理が終わったデリバリーサーバ2はステップS506において、割当量提示処理を行う。この処理により、注文メニューごとの割当量情報がユーザ端末3へ送信され、ユーザ端末3上へ当該情報が表示される。
尚、割当量の提示は、注文ユーザに対してのみ行われてもよいし、注文ユーザに加えて他のユーザに対して行われてもよい。
割当量が提示される割当量提示ページの例を説明する。
割当量提示ページは、例えば先の図27のように、ユーザごとに各自の割当量情報のみが記載されたページとされていてもよい。
また、図33に示すように、他のユーザの割当情報を含んで構成されていてもよい。
図33に示す割当量提示ページは、5個の注文メニューに対して割当量情報が提示されている。割当量情報を示す割当量表示アイコン26は、図27のように円グラフが用いられてもよいし、図33のように100%積み上げグラフが用いられてもよいし、他の表示形式が用いられてもよい。
また、割当量情報の上には凡例情報27が表示される。凡例情報27が表示されることにより、ユーザごとの割当量が分かりやすくされる。また、凡例情報27を表示する代わりに、割当量ごとにユーザ名を併記してもよい。
割当量提示ページには、「×▼○ピザ Lサイズ」のように、一部のユーザのみで消費するメニュー(図33では、Cさんの割当量が0%)や、「△▲ドーナッツ」のように、一人のユーザのみで消費するメニュー(図33では、Dさんの割当量が100%)などが表示される。
割当量情報を受信したユーザは、提示された割当量を元にそのまま注文を確定させてもよいし、割当量を修正する操作を行い、修正要求を出してもよい。ここでは、修正要求を出す例を説明する。尚、注文ユーザと他のユーザに対して割当量情報の提示が行われた場合には、それぞれのユーザが修正要求を出すこともできる。それぞれのユーザが修正要求を出す場合には、それぞれのユーザ自身の割当量に対する修正要求を出すことが望ましい(即ち他人の割当量の修正要求は出さない)。
修正要求を出すユーザは、ユーザ端末3上で割当量を修正する操作を行う。この操作は、例えば、提示された注文メニューごとの割当量が示された円グラフの割合を変化させる操作や、割当量を示すアイコンの表示サイズを変更する操作や、(例えば200gや30%増量などの)数値を入力する操作などである。
このような操作に応じて、ユーザ端末3はステップS402において、割当量修正要求を送信する処理を行う。
割当量修正要求を受信したデリバリーサーバ2はステップS507において、割当量修正処理を実行する。
割当量修正処理の例について図34を参照して説明する。
先ず、デリバリーサーバ2はステップS901において、修正要求のあったユーザ(対象ユーザ)の割当量を決定する処理を実行する。このとき、例えば、対象ユーザの割当量を増やす処理の場合には、代わりに対象ユーザ以外のユーザの割当量を減らすこととなる。また、対象ユーザの割当量を減らす処理の場合には、代わりに対象ユーザ以外のユーザの割当量を増やすこととなる。
続いて、デリバリーサーバ2はステップS902において、割当量設定に問題が無いかどうかを判定する処理を実行する。問題が無い場合には、割当量修正処理を終了する。
一方、割当量に問題ありと判定した場合(即ち誰かの割当量が著しく少ない場合など)、デリバリーサーバ2はステップS903において、代替メニューを抽出する処理を実行する。この処理は、図30のステップS705の処理と同じである。続いて、デリバリーサーバ2はステップS904において、割当量設定処理を実行する。この処理では、注文メニューを変更したために、再度図32に示す割当量設定処理を実行する。
代替メニュー抽出処理の後、デリバリーサーバ2は再度ステップS902の処理を実行する。
図31の説明に戻る。
割当修正処理を実行したデリバリーサーバ2はステップS506において、修正割当量提示処理を実行する。この処理により、注文メニューごとの修正割当量情報がユーザ端末3へ送信され、ユーザ端末3上へ当該情報が表示される。
尚、修正割当量の提示は、注文ユーザと修正要求を出したユーザに対してのみ行われてもよいし、それ以外のユーザも含めた全員に対して行われてもよい。
第4の実施の形態で説明した例は、数人を集めた数日後の会合において用意する料理を事前に決めておきたい場合などに該当する。本例によれば、各自に割り当てられる注文メニューごとの割当量を把握することができ、更にその修正要求を出すことができるため、会合当日に料理が不足してしまうこと(或いは余ってしまうこと)を防止することができる。
[7−6.割当量修正処理のその他の例]
割当量修正処理のその他の例について、図35を参照して説明する。
割当量修正処理のその他の例では、ユーザからの割当量修正要求を受け入れることが出来なかった場合に、割当量修正要求に可能な限り近づけた妥協割当量を設定する。
具体的には、割当量修正要求を受信したデリバリーサーバ2はステップS901において、修正要求のあったユーザの割当量を決定し(同時にそれ以外のユーザの割当量の調整も行う)、続くステップS902において割当量の設定に問題が無いか否かを判定する処理を実行する。
ステップS902において問題が無いと判定した場合、デリバリーサーバ2は図35の割当量修正処理を終了する。
一方、問題があると判定した場合、デリバリーサーバ2はステップS905において、妥協した割当量を設定する処理を実行する。
尚、妥協割当量設定処理においては、先の図31のステップS505で説明したように、制限条件の重要度に応じて妥協度合いを決定することが望ましい。即ち、健康上の理由から設定されているような重要度の高い制限条件は必ず満たすように妥協割当量を設定する。また、この場合には、ユーザから指定された修正条件を達成することよりも制限条件を達成することを優先してもよい。
ここで、割当量の修正要求を受け入れることができない場合の具体例を説明する。
例えば、ユーザA,B,C,Dの4人のユーザが注文メニューXに対して修正要求を行った場合を考える。ユーザAが注文メニューXの割当量を200g増量することを要求し、ユーザBが注文メニューXの割当量を50g増量することを要求し、ユーザCが注文メニューXの割当量を50g減量することを要求し、ユーザDが注文メニューXの割当量を50g減量することを要求した場合、合計の増量分が250gとなるのに対して合計の減量分が100gとなるため、注文メニューX全体で150gの増量を要求していることとなる。このとき、150gの増量によって元々予定していた注文メニューXの注文量を越えてしまう場合には、修正要求を受け入れることができないと判定する。
尚、例えば、200g分の分量を余らせた状態で各ユーザの割当量を決めていた場合や、修正要求によって合計で減量を要求している場合などは、修正要求を受け入れることができると判定する。
更に、妥協した割当量の一例を説明する。ここでは、各ユーザに対して制限条件が設定されていない場合を説明する。
注文メニューXの割当量として、ユーザAが200gの増量を、ユーザBが50gの増量を、ユーザCが50gの減量を、ユーザDが50gの減量を要求していた場合、ユーザC,Dが要求した減量分100gをユーザA,Bに振り分けることとなる。
この際、ユーザAとユーザBに対して、割当量を一律50g分増量してもよいし、ユーザAとユーザBの希望する増量分の比率(即ち、ユーザAは200g、ユーザBは50gの増量を要求していることから、4:1の比率となる)に応じて割当量を設定してもよい(即ち、ユーザAは80gの増量、ユーザBは20gの増量が受け入れられる)。
<8.第3、第4の実施の形態のまとめ>

上記に示した各処理例は、第1、第2、第3、第4の実施の形態のそれぞれにおいて適宜に適用可能である。
デリバリーサーバ2とユーザ端末3を備えたデリバリーシステム1であって、注文メニューのメニューIDと注文量情報と注文に関わるユーザのユーザIDとを含む注文要求を取得する注文要求取得部1hと、メニューDB52から注文メニューのメニューIDに基づいて注文メニューの注文メニュー情報を取得する注文商品情報取得部1iと、注文要求に関わるユーザの制限条件としての第1条件と、当該ユーザの要望条件としての第2条件を含むユーザ情報を取得するユーザ情報取得部1jと、第1条件及び第2条件に基づいて注文メニューの割当量を設定する割当量設定部1kと、設定した注文メニューの割当量をユーザ端末3に提示させる提示部1gと、を有している。
これにより、ユーザが商品を選択する際に何らかの制限がある場合に、制限を満たすための複数商品の注文量とその中のユーザに対する割当量が提示される。
従って、ユーザは、制限を満たすためには、商品をどの程度の量で注文し、その中から自身に割り当てられる割当量はどの程度なのかを、商品の注文前に把握することができる。
満足条件取得処理の例で説明したように、注文履歴が記憶されたユーザDB50から注文に関わるユーザのユーザIDに基づいて過去の注文要求を取得し、当該取得した過去の注文要求と今回の注文の注文要求との比較に基づいて第2条件を推定する条件推定部1mを更に備え、ユーザ情報取得部1jは推定された第2条件を取得する。
これにより、ユーザによる第2条件の入力を介さずに推定される。
従って、ユーザの入力の手間を省くことができる。
割当量設定処理の第1例で説明したように、割当量設定部1kは、注文メニューごとに設定された優先度情報に基づいて、優先度が相対的に高い注文メニューの割当量を他の注文メニューの割当量と比べて多くなるように設定する。
例えば、注文メニューを複数人でシェアする場合に、当該注文メニューの優先度が高いユーザに対してより多くの割当量が分配される。また、一人のユーザに対して複数の注文メニューを混ぜて一定量の割り当てを行う場合に、当該ユーザの優先度が高い注文メニューからより多くの割当量が分配される。
即ち、ユーザの嗜好情報などから得た優先度に基づいた適切な割当量を設定されるため、ユーザごとの状況に応じた適切な注文メニューの分配を行うことができる。
第4の実施の形態で説明したように、複数の注文メニューを複数のユーザに割り当てる場合に、割当量設定部1kは、重要度の高い第1条件を有したユーザに対して優先的に割当量の設定を行う。
重要な制限条件とそうでない制限条件がある場合に、重要な制限条件を用いた割当量の設定から順に行うことが可能である。
これにより、様々な重要度の制限条件が設定されている場合においても、適切な割当量の設定を行うことができる。
図34の割当量修正処理で説明したように、注文メニューの割当量を修正するための修正条件を取得する修正条件取得部1nを有し、割当量設定部1kは、修正条件に基づいて注文メニューの割当量を修正する。
これにより、注文メニューを変更することなく各人の要求を反映した修正後の割当量が設定される。
従って、各人の状況を反映した適切な割当量の設定を行うことができる。
図34の割当量修正処理で説明したように、割当量設定部1kが第1条件、第2条件及び修正条件の全てを満たす注文メニューの割当量の設定が不可能であると判定した場合に、提示部1gは、注文メニューを代替する代替商品を提示する。
ユーザの指定した各種条件に基づいて代替商品が提示される。
これにより、ユーザが再度注文メニューを選択する操作負担を軽減することができる。
割当量修正処理のその他の例で説明したように、割当量設定部1kが、第1条件、第2条件及び修正条件の全てを満たす注文メニューの割当量の設定が不可能であると判定した場合に、第1条件及び第2条件を優先的に満たし、修正条件の少なくとも一部を満たさない注文メニューの修正割当量を設定する。
これにより、第1条件及び第2条件を優先的に満たし、可能な限り各種条件を満たすように割当量が設定される。
従って、ユーザが指定した注文メニューを変えずに適切な割当量の設定を行うことができる。
<9.プログラム>

第1の実施の形態及び第2の実施の形態におけるプログラムは、第1の実施の形態及び第2の実施の形態における処理をデリバリーシステム1が備える演算処理装置(CPUなど)に実行させるプログラムである。
このプログラムは、配達先エリア情報を取得する配達先エリア情報取得手順を演算処理装置に実行させる。
また、注文人数情報を取得する注文人数情報取得手順を演算処理装置に実行させる。
更に、複数の商品ジャンルのそれぞれに対応したオブジェクトを端末装置に提示するオブジェクト提示手順を演算処理装置に実行させる。
更にまた、オブジェクトを配置するための配置領域を端末装置における表示部上に設定する配置領域設定手順を演算処理装置に実行させる。
加えて、配置領域上に配置されたオブジェクトに対する設定操作を受け付け、当該オブジェクトの配置態様に変更を加えるオブジェクト配置態様変更手順を演算処理装置に実行させる。
そして、配置領域に占めるオブジェクトの割合と注文人数情報に応じて商品ジャンルごとの注文量を特定する注文量特定手順を演算処理装置に実行させる。
また、特定された注文量と配達エリア情報に応じた商品をデータベースから取得して端末装置に提示させる提示手順を演算処理装置に実行させる。
即ちこのプログラムは、演算処理装置に対して、図8、図13及び図19で説明した各処理を実行させるプログラムである。
このようなプログラムにより、第1の実施の形態及び第2の実施の形態におけるデリバリーシステム1を実現できる。
そしてこのようなプログラムはコンピュータ装置などの機器に内蔵されている記憶媒体としてのHDDや、CPUを有するマイクロコンピュータ内のROMなどに予め記憶しておくことができる。或いはまた、半導体メモリ、メモリカード、光ディスク、光磁気ディスク、磁気ディスクなどのリムーバブル記憶媒体に、一時的或いは永続的に格納(記憶)しておくことができる。またこのようなリムーバブル記憶媒体は、いわゆるパッケージソフトウェアとして提供することができる。
また、このようなプログラムは、リムーバブル記憶媒体からパーソナルコンピュータなどにインストールする他、ダウンロードサイトから、LAN、インターネットなどのネットワークを介してダウンロードすることもできる。
第3の実施の形態及び第4の実施の形態におけるプログラムは、第3の実施の形態及び第4の実施の形態における処理をデリバリーシステム1が備える演算処理装置(CPUなど)に実行させるプログラムである。
このプログラムは、注文商品を識別する商品識別情報と当該注文商品の注文量を示す注文量情報と商品の注文に関わるユーザを識別するユーザ識別情報とを含む注文要求を取得する注文要求取得手順を演算処理装置に実行させる。
また、商品情報を記憶する商品情報データベースから、注文商品の商品識別情報に基づいて注文商品の商品情報を取得する注文商品情報取得手順を演算処理装置に実行させる。
更に、注文要求に関わるユーザの制限条件としての第1条件と、当該ユーザの要望条件としての第2条件とを含むユーザ情報を取得するユーザ情報取得手順を演算処理装置に実行させる。
更にまた、第1条件及び第2条件に基づいて注文商品の割当量を設定する割当量設定手順を演算処理装置に実行させる。
加えて、設定した注文商品の割当量を端末装置に提示させる提示手順を演算処理装置に実行させる。
即ちこのプログラムは、演算処理装置に対して、図19、図26乃至図35で説明した各処理を実行させるプログラムである。
このようなプログラムにより、第3の実施の形態及び第4の実施の形態におけるデリバリーシステム1を実現できる。
そしてこのようなプログラムはコンピュータ装置などの機器に内蔵されている記憶媒体としてのHDDや、CPUを有するマイクロコンピュータ内のROMなどに予め記憶しておくことができる。或いはまた、半導体メモリ、メモリカード、光ディスク、光磁気ディスク、磁気ディスクなどのリムーバブル記憶媒体に、一時的或いは永続的に格納(記憶)しておくことができる。またこのようなリムーバブル記憶媒体は、いわゆるパッケージソフトウェアとして提供することができる。
また、このようなプログラムは、リムーバブル記憶媒体からパーソナルコンピュータなどにインストールする他、ダウンロードサイトから、LAN、インターネットなどのネットワークを介してダウンロードすることもできる。
1 デリバリーシステム、1a オブジェクト提示部、1b 配置領域設定部、1c オブジェクト配置態様変更部、1d 配達先エリア情報取得部、1e 注文人数情報取得部、1f 注文量特定部、1g 提示部、1h 注文要求取得部、1i 注文商品情報取得部、1j ユーザ情報取得部、1k 割当量設定部、1m 修正条件取得部、2 デリバリーサーバ、2a ウェブページデータ生成部、2b ウェブページデータ送信部、3 ユーザ端末、4 店舗端末、5 通信ネットワーク、50 ユーザDB、51 店舗DB、52 メニューDB、53 ウェブページDB

Claims (13)

  1. サーバ装置と端末装置を備えた情報処理システムであって、
    複数の商品ジャンルのそれぞれに対応したオブジェクトを前記端末装置に提示するオブジェクト提示部と、
    前記オブジェクトを配置するための配置領域を前記端末装置における表示部上に設定する配置領域設定部と、
    前記配置領域上に配置された前記オブジェクトに対する設定操作を受け付け、当該オブジェクトの配置態様に変更を加えるオブジェクト配置態様変更部と、
    配達先エリア情報を取得する配達先エリア情報取得部と、
    注文人数情報を取得する注文人数情報取得部と、
    前記配置領域に占める前記オブジェクトの割合と前記注文人数情報に応じて前記商品ジャンルごとの注文量を特定する注文量特定部と、
    前記特定された注文量と前記配達エリア情報に応じた商品をデータベースから取得して前記端末装置に提示させる提示部と、を有した
    情報処理システム。
  2. 前記オブジェクトの提示において、前記配達先エリア情報に対応した前記オブジェクトのみが前記設定操作の対象となり得る状態で提示される
    請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記オブジェクト提示部は、一括で配達が可能な店舗に係るオブジェクトの組み合わせを識別可能に提示する
    請求項1または請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 前記オブジェクト配置態様変更部は、注文ユーザの注文履歴を用いて推定した注文量に基づいて前記オブジェクトの変更を行う
    請求項1乃至請求項3の何れかに記載の情報処理システム。
  5. 前記オブジェクト配置態様変更部は、前記注文履歴の中で各オブジェクトの配置順序の少なくとも一部が同一である注文履歴を用いて推定した注文量に基づいて前記オブジェクトの変更を行う
    請求項4に記載の情報処理システム。
  6. 前記オブジェクト配置態様変更部は、前記配置領域に前記オブジェクトが配置されたときに、前記推定した注文量に応じて前記配置領域に追加される他のオブジェクトを推定し、前記配置領域に当該他のオブジェクトを配置する
    請求項4に記載の情報処理システム。
  7. 前記オブジェクト配置態様変更部は、前記配置領域に配置された複数の前記オブジェクトのうち、一つのオブジェクトの配置態様を変更する設定操作を受け付けた場合には、前記推定した注文量に応じて残りのオブジェクトの配置態様を変更する
    請求項4に記載の情報処理システム。
  8. 前記オブジェクト配置態様変更部は、前記配置領域に占める前記オブジェクトの割合の上限値及び下限値の双方を設定する設定操作として、同一のオブジェクトを前記配置領域上で重ね合わせる操作を受け付ける
    請求項1乃至請求項7の何れかに記載の情報処理システム。
  9. 前記オブジェクト配置態様変更部は、前記端末装置の表示画面上で検知された2点の接触点と追加で検知された3点目の接触によって設定される二種類のオブジェクトの大きさから、前記配置領域に占める前記オブジェクトの割合の範囲情報を取得する
    請求項1乃至請求項7の何れかに記載の情報処理システム。
  10. 前記注文量特定部は、注文ユーザの注文履歴を用いて前記注文人数情報を補正した補正注文人数情報を算出し、前記補正注文人数情報を用いて前記注文量を特定する
    請求項1乃至請求項9の何れかに記載の情報処理システム。
  11. 複数の商品ジャンルのそれぞれに対応したオブジェクトを提示するオブジェクト提示処理と、
    前記オブジェクトを配置するための配置領域を端末装置における表示部上に設定する配置領域設定処理と、
    前記配置領域上に配置された前記オブジェクトに対する設定操作を受け付け、該設定操作の情報に応じて当該オブジェクトの配置態様に変更を加えるオブジェクト配置態様変更処理と、
    配達先エリア情報を取得する配達先エリア情報取得処理と、
    注文人数情報を取得する注文人数情報取得処理と、
    前記配置領域に占める前記オブジェクトの割合と前記注文人数情報に応じて前記商品ジャンルごとの注文量を特定する注文量特定処理と、
    前記特定された注文量と前記配達エリア情報に応じた商品を提示させる提示処理と、を
    前記端末装置に実行させるプログラムを備えたウェブページデータを生成するウェブページデータ生成部と、
    前記ウェブページデータを前記端末装置に送信するウェブページデータ送信部と、を備えた
    情報処理装置。
  12. 配達先エリア情報を取得する配達先エリア情報取得ステップと、
    注文人数情報を取得する注文人数情報取得ステップと、
    複数の商品ジャンルのそれぞれに対応したオブジェクトを端末装置に提示するオブジェクト提示ステップと、
    前記オブジェクトを配置するための配置領域を前記端末装置における表示部上に設定する配置領域設定ステップと、
    前記配置領域上に配置された前記オブジェクトに対する設定操作を受け付け、当該オブジェクトの配置態様に変更を加えるオブジェクト配置態様変更ステップと、
    前記配置領域に占める前記オブジェクトの割合と前記注文人数情報に応じて前記商品ジャンルごとの注文量を特定する注文量特定ステップと、
    前記特定された注文量と前記配達エリア情報に応じた商品をデータベースから取得して前記端末装置に提示させる提示ステップと、を
    情報処理システムに実行させる情報処理方法。
  13. 配達先エリア情報を取得する配達先エリア情報取得手順と、
    注文人数情報を取得する注文人数情報取得手順と、
    複数の商品ジャンルのそれぞれに対応したオブジェクトを端末装置に提示するオブジェクト提示手順と、
    前記オブジェクトを配置するための配置領域を前記端末装置における表示部上に設定する配置領域設定手順と、
    前記配置領域上に配置された前記オブジェクトに対する設定操作を受け付け、当該オブジェクトの配置態様に変更を加えるオブジェクト配置態様変更手順と、
    前記配置領域に占める前記オブジェクトの割合と前記注文人数情報に応じて前記商品ジャンルごとの注文量を特定する注文量特定手順と、
    前記特定された注文量と前記配達エリア情報に応じた商品をデータベースから取得して前記端末装置に提示させる提示手順と、を
    情報処理システムの演算処理装置に実行させるプログラム。
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