JP5955737B2 - 無線通信端末へ地理的識別性を担保した電話番号を付与する電話番号制御装置、システム及びプログラム - Google Patents

無線通信端末へ地理的識別性を担保した電話番号を付与する電話番号制御装置、システム及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、固定電話サービスにおける端末へ、電話番号を付与する技術に関する。
通信技術の発展に伴って、有線で接続する固定電話サービスに加えて、無線で接続する移動電話サービスも一般的に利用されるようになった。一般的な固定電話サービスによれば、その固定電話機の設置場所とその電話番号とが、結び付けられている(例えば非特許文献1参照)。固定電話機の電気通信番号(電話番号;0AB〜J番号)は、所在地と結び付けられており、おおよその地理の識別の役割を担っている。
そのため、ユーザの引っ越し等によって、固定電話サービスにおける当該固定電話機の設置場所が変更される場合、同一の市区町村内であって且つ同一の収容電話交換機である場合を除き、その電話番号も変更する必要がある。固定電話サービスによれば、収容される電話交換機という物理的な制約があり、設置場所を変更した先で、当該固定電話機をモジュラージャックに挿入しても、そのサービスを利用することはできない。通常、当該固定電話機の設置場所が異なる市区町村へ変更された場合、例外なく電話番号も変更される(例えば非特許文献2参照)。即ち、電話番号の地理的識別性は、一定の社会的信頼性の確保につながっている。
一方で、移動電話サービスについても、無線通信端末が所定の設置場所に固定的に設置されていることを前提に、呼接続サービスを提供することも有用である。この場合、固定電話サービスに準じて、無線通信端末が所定の設置場所から大きく移動した場合、その呼接続サービスも停止する必要がある。一方で、無線通信端末の場合、電話機の移動を前提に設計されているため、所定の設置場所を変更しても、本来、呼接続サービスは継続して利用することができる。
無線通信端末を用いて固定電話サービスを提供するために、無線通信端末が、自ら搭載したGPS(Global Positioning System)機能によって測位し、その位置情報をセンタ装置へ送信する技術も想定できる。センタ装置は、予め、無線通信端末の識別子毎に、住所情報に基づく位置情報を登録する。そこで、センタ装置は、無線通信端末から受信した位置情報と、当該無線通信端末の住所情報に基づく位置情報とを比較し、両位置情報が所定の距離以内で近い場合にのみ、呼接続サービスを提供する。逆に、両位置情報が所定の距離よりも遠い場合、呼接続サービスの提供を停止する。
「IP時代における電気通信番号の在り方に関する研究会における検討状況(論点整理)」、[online]、[平成24年6月4日検索]、インターネット<URL:http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/policyreports/chousa/ip_time/pdf/050602_3_s02.pdf> 「電話番号に関するQ&A」、[online]、[平成24年6月4日検索]、インターネット<http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/top/tel_number/q_and_a-2001aug.html#q11>
固定電話サービスによれば、電話機の設置場所を変更した場合、新たな設置場所における電話番号の割り当てを受けない限り、呼接続サービスを利用することができない。確かに、端末が固定電話機である場合、収容先の電話交換機における新たな電話番号の設定変更を完了しないことには、呼接続サービスの提供を再開することはできない。一方で、端末が無線通信端末である場合、本来、設置場所に依存することなく、そのサービスを提供することができるはずである。
一方で、固定電話サービスの場合、電話番号の地理的識別性を担保し、一定の社会的信頼性を確保する必要がある。そのために、通信事業者設備として、固定電話サービスにおける無線通信端末の設置場所を検出する必要がある。一般的な測位機能として、GPS(Global Positioning System)がある。しかし、無線通信端末が、常に、GPSの測位電波を受信可能な場所に位置するとは限らない。例えば宅内の場合、無線通信端末が、窓際から一定距離以上離れた場合、GPSの測位電波を受信できなくなる。
また、悪意の利用者が、無線通信端末から、疑似ロケーション(偽の位置情報)をセンタ装置へ送信することもできる。この場合、その利用者は、設置場所とは異なる場所から、設置場所でしか受けられないサービスを受けることが可能となる。これは、社会的信頼性の確保を難しくするリスクとなる。
そこで、本発明は、GPSのような測位機能を用いることなく、無線通信端末の設置場所に応じて、地理的識別性を担保した電話番号を当該無線通信端末へ付与することができる電話番号制御装置、システム及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明によれば、可搬性を有する無線通信端末と、該無線通信端末と通信する基地局と、無線通信端末毎に基地局によって計測された通信のログ情報を収集するログ蓄積装置と通信可能であり、無線通信端末に電話番号を割り当てる電話番号制御装置であって、
登録位置が比較的近い無線通信端末同士の電話番号が所定の電話番号範囲に含まれた電話番号となるように、1つ以上の基地局の識別子を特徴量の要素として、その特徴量と電話番号とを対応付けて記憶する電話番号分布蓄積手段と、
ログ蓄積装置から、当該無線通信端末と通信可能な1つ以上の基地局の識別子を取得するログ情報取得手段と、
取得された1つ以上の基地局の識別子をクエリとして、電話番号分布蓄積手段を用いて電話番号範囲を検索し、当該電話番号範囲に含まれた利用可能ないずれか1つの電話番号を選択する電話番号選択手段と、
選択された電話番号を含む電話番号書換要求を、外部装置へ送信する電話番号書換手段と
を有し、無線通信端末の位置を用いることなく電話番号を割り当てる
ことを特徴とする。
本発明の電話番号制御装置における他の実施形態によれば、
電話番号分布蓄積手段は、1つの接続先基地局の識別子と、1つ以上の隣接基地局の識別子との組を、特徴量の要素とし、
電話番号選択手段は、1つの接続先基地局の識別子と、1つ以上の隣接基地局の識別子との組を、クエリとする
ことも好ましい。
本発明の電話番号制御装置における他の実施形態によれば、
電話番号分布蓄積手段は、当該無線通信端末における各基地局の無線品質値を更に、特徴量の要素とし、
ログ情報取得手段は、ログ蓄積装置から、当該無線通信端末における各基地局の無線品質値を更に取得し、
電話番号選択手段は、取得された基地局の識別子に加えて更に無線品質値をクエリとすることも好ましい。
本発明の電話番号制御装置における他の実施形態によれば、
無線品質値は、当該無線通信端末と基地局間の遅延時間、及び/又は、基準信号受信品質値であることも好ましい。
本発明の電話番号制御装置における他の実施形態によれば、
電話番号選択手段は、最近傍探索法を用いて、クエリとなる特徴量の要素に対して最も短い距離となる特徴量の要素を持つ利用可能な電話番号を選択することも好ましい。
本発明の電話番号制御装置における他の実施形態によれば、
電話番号書換手段は、
無線通信端末へ、ユーザ操作によって設置場所の住所情報を入力させるページを送信し、
無線通信端末から、ページに基づいて入力された住所情報を受信し、
電話番号選択手段によって選択された電話番号が、住所情報に基づく電話番号範囲に含まれるか否かを判定し、
真と判定された場合にのみ、選択された電話番号を含む電話番号書換要求を、外部装置へ送信することも好ましい。
本発明の電話番号制御装置における他の実施形態によれば、
電話番号選択手段は、最近傍探索法を用いて、クエリとなる特徴量の要素に対して所定閾値よりも短い距離となる特徴量の要素を持つ利用可能な1つ以上の電話番号を選択し、
電話番号書換手段は、
無線通信端末へ、ユーザ操作によって設置場所の住所情報を入力させるページを送信し、
無線通信端末から、ページに基づいて入力された住所情報を受信し、
電話番号選択手段によって選択された1つ以上の電話番号の中で、住所情報に基づく電話番号範囲に含まれる電話番号の1つを選択し、
選択された電話番号を含む電話番号書換要求を、外部装置へ送信する
ことも好ましい。
本発明によれば、前述した電話番号制御装置と、無線通信端末の位置の移動を判定する位置移動判定装置とを有するシステムであって、
位置移動判定装置は、
無線通信端末が設置場所に位置する際に、ログ蓄積装置から無線通信端末毎の履歴としての複数の無線品質値から、無線品質分布範囲を算出する分布範囲算出手段と、
無線通信端末から無線品質値を受信した際に、当該無線通信端末の無線品質値が、無線品質分布範囲に属するか否かを判定する位置判定手段と、
位置判定手段における判定結果が偽である場合、無線通信端末の位置が移動した可能性が高いとして、無線通信端末に対する電話番号を切り替えるべく電話番号制御装置へ指示する移動通知手段と
を有することを特徴とする。
本発明のシステムにおける他の実施形態によれば、
位置移動判定装置について、
分布範囲算出手段は、無線品質分布範囲を、複数の位置情報の平均位置を中心とした、各推定位置との距離誤差に対する累積分布関数とし、
位置判定手段は、推定された当該無線通信端末の現在位置情報を、累積分布関数に入力した際の出力値が所定閾値に満たない場合、判定結果を偽とする
ことも好ましい。
本発明のシステムにおける他の実施形態によれば、
無線通信端末に挿入された加入者識別モジュールカードに記述された電話番号を、遠隔から書き換えるためのOTA(Over The Air Activation)制御装置を更に有し、
電話番号制御装置の電話番号書換手段は、OTA制御装置へ、当該無線通信端末における電話番号を、新たに選択された電話番号に書き換えるべく指示する
ことも好ましい。
本発明のシステムにおける他の実施形態によれば、
OTA制御装置は、当該無線通信端末に対して、所定期間、書換前の電話番号と書換後の電話番号との両方を有効として制御することも好ましい。
本発明によれば、可搬性を有する無線通信端末と、該無線通信端末と通信する基地局と、無線通信端末毎に基地局によって計測された通信のログ情報を収集するログ蓄積装置と通信可能であり、無線通信端末に電話番号を割り当てる通信設備装置に搭載されたコンピュータを機能させる電話番号制御プログラムであって、
登録位置が比較的近い無線通信端末同士の電話番号が所定の電話番号範囲に含まれた電話番号となるように、1つ以上の基地局の識別子を特徴量の要素として、その特徴量と電話番号とを対応付けて記憶する電話番号分布蓄積手段と、
ログ蓄積装置から、当該無線通信端末と通信可能な1つ以上の基地局の識別子を取得するログ情報取得手段と、
取得された1つ以上の基地局の識別子をクエリとして、電話番号分布蓄積手段を用いて電話番号範囲を検索し、当該電話番号範囲に含まれた利用可能ないずれか1つの電話番号を選択する電話番号選択手段と、
選択された電話番号を含む電話番号書換要求を、外部装置へ送信する電話番号書換手段と
してコンピュータを機能させ、無線通信端末の位置を用いることなく電話番号を割り当てることを特徴とする。
そこで、本発明の電話番号制御装置、システム及びプログラムによれば、GPSのような測位機能を用いることなく、無線通信端末の設置場所に応じて、地理的識別性を担保した電話番号を当該無線通信端末へ付与することができる。
本発明におけるシステム構成図である。 ログ蓄積装置によって収集されたログ情報テーブルである。 本発明における電話番号制御装置及び位置移動判定装置の機能構成図である。 電話番号分布蓄積部によって蓄積されたテーブルを表す説明図である。 設置場所と電話番号との関係を表す説明図である。 当該無線通信端末における平均位置及び分散値を表すテーブルである。 本発明におけるシーケンス図である。
以下では、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明におけるシステム構成図である。
図1によれば、ユーザは、可搬性を有する無線通信端末2を、自らの居所に設置する。ここで、無線通信端末2に提供されるサービスは、固定電話サービスであって、当該無線通信端末が所定の設置場所に位置する場合にのみ提供されるものである。無線通信端末2は、従来の固定電話サービスで利用される電話機のようなものであるが、有線で接続されたものではなく、無線を介して基地局10と通信する。基地局10は、例えば3G(3 Generation)又はLTE(Long Term Evolution)のような移動通信網(例えば携帯電話網)に設置されたものである。各無線通信端末2には、通信事業者から、設置場所に応じた電話番号(電気通信番号)が割り当てられる。その電話番号は、地理的識別性を有し、一定の社会的信頼性を確保するものである。
本発明における移動通信網には、複数の基地局10と共に、電話番号制御装置11と、ログ蓄積装置12と、通信制御装置13と、位置移動判定装置14と、OTA(Over The Air Activation)制御装置15とが設置されている。
電話番号制御装置11は、ログ蓄積装置12から、無線通信端末2毎のログ情報を取得し、当該無線通信端末2へその設置場所に応じた電話番号を割り当てる。電話番号制御装置11は、電話番号を割り当てる際、無線通信端末2へ、ユーザ操作によって設置場所の住所情報を入力させるページを送信し、無線通信端末2から、そのページによって入力した住所情報を受信する。その電話番号が、住所情報に基づく電話番号体系(電話番号範囲)に含まれる場合にのみ、その電話番号を割り当てることもできる。そして、新たな電話番号は、通信制御装置13及びOTA制御装置15へ送信される。
ログ蓄積装置12は、無線通信端末2毎に、各基地局10によって計測された通信のログ情報を収集する。通信のログ情報とは、接続可能な基地局の識別子やその無線品質値である。蓄積されたログ情報は、電話番号制御装置11及び位置移動判定装置14へ送信される。
通信制御装置13は、例えば電話交換機能やセッション管理機能を有し、各無線通信端末2に割り当てられた電話番号を用いて、各無線通信端末2に対して固定電話サービスを提供する。固定電話サービスとは、例えば呼接続のような、無線通信端末に対する通信接続サービスである。
また、通信制御装置13は、各無線通信端末2における電話番号に応じて、サービス提供の可否を制御するものであってもよい。即ち、所定の地域を表す電話番号が割り当てられた無線通信端末2に対してのみ、そのサービスを提供することもできる。即ち、通信制御装置13から提供され及び制御されるサービスは、コンテンツ提供サービスであってもよいし、ネットワークを介して提供される様々なサービスに適用できる。
位置移動判定装置14は、無線通信端末2の位置の移動を判定する。固定電話サービスによれば、当該無線通信端末の位置が、その電話番号に特定される地域範囲外へ移動した場合、そのサービスを停止する必要がある。そのために、位置移動判定装置14は、移動が検出された無線通信端末2について、その旨を電話番号制御装置11へ通知する。これによって、電話番号制御装置11は、移動した無線通信端末2に対して、移動先の地域に即した新たな電話番号を割り当てることができる。
OTA制御装置15は、無線を介して、無線通信端末の内部に記憶された電話番号や識別子を書き換えることができる。無線通信端末が携帯電話機やスマートフォンである場合、電話番号や識別子は、通常、SIM(Subscriber Identity Module)カードに書き込まれている。そして、当該携帯電話機のユーザに対しても、電話番号や識別子が書き換えられた旨が、その携帯電話機のディスプレイに明示される。書き換えられた電話番号や識別子は、通信制御装置13へも通知され、当該無線通信端末の電話番号が更新される。従来、携帯電話機等について、電話回線の契約や解約、機種の変更などをする際、その電話機本体を専用装置にケーブルで接続し、電話番号や識別子を書き換える必要があった。これに対し、OTA制御装置は、書き換えに必要な電話番号や識別子を無線を介して携帯電話機へ送信し、その携帯電話機自身が自動的にそれら情報を書き換えることができる。ユーザにとっては、携帯電話機を、専用装置が設置された販売店等へ持ち込む必要が無くなるという利点がある。このような技術は、携帯電話機におけるファームウェアの更新や、コンテンツの自動配信にも利用することができる。
図2は、ログ蓄積装置によって収集されたログ情報テーブルである。
図2によれば、ログ情報は、1通信毎に、1レコードとして記録される。1レコードは、「通信日時」と、「利用者識別子」と、特徴量の要素としての「ログ情報」とを含む。「利用者識別子」は、無線通信端末の識別子である。「ログ情報」は、少なくとも「接続先基地局」と「隣接基地局」とに区分される。例えば、2000-01-01 01:23:45における当該無線通信端末a123は、接続先基地局bs11と、隣接基地局bs12及びbs13とであることが表されている。
また、ログ情報として更に、基地局毎に、「基地局識別子」「遅延時間(μ秒)」「RSRP(Reference Signal Received Power)(dBm)」「RSRQ(Reference Signal Received Quality)(dB)」を含む。RSRPは、基準信号受信パワーを表し、チャネル帯域幅全体にわたるダウンリンク基準信号(RS)のリニアな平均値である。RSRQは、基準信号受信品質を表し、RSRPと受信信号強度インジケータ(RSSI(Received Signal Strength Indicator))との比である。
図2によれば、2000-01-01 01:23:45における当該無線通信端末a123は、以下のようなログ情報が取得されている。
接続先基地局:bs11、遅延時間:1.234μ秒、RSRP:-83dBm、RSRQ:-3dB
隣接基地局1:bs12、遅延時間:2.010μ秒、RSRP:-91dBm、RSRQ:-8 dB
隣接基地局2:bs13、遅延時間:2.564μ秒、RSRP:-99dBm、RSRQ:-10 dB
図3は、本発明における電話番号制御装置及び位置移動判定装置の機能構成図である。
[電話番号制御装置11]
図3によれば、電話番号制御装置11は、電話番号分布蓄積部110と、ログ情報取得部111と、電話番号選択部112と、電話番号書換部113とを有する。これら機能構成部は、装置に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムを実行することによって実現される。
(電話番号分布蓄積部110)
電話番号分布蓄積部110は、後述するログ情報取得部111からの情報を用いて、電話番号体系と、複数の基地局の識別子とを関連付けたデータベースである。即ち、登録位置が比較的近い無線通信端末同士の電話番号が所定の番号体系に沿った番号となるように、1つ以上の基地局の識別子を特徴量の要素として、その特徴量と電話番号とを対応付けて記憶する。
図4は、電話番号分布蓄積部によって蓄積されたテーブルを表す説明図である。
図5は、設置場所と電話番号との関係を表す説明図である。
図4によれば、電話番号分布蓄積部110のテーブルは、1つの接続先基地局の識別子と、1つ以上の隣接基地局の識別子との組を、特徴量の要素としている。そして、特徴量の組毎に、電話番号が対応付けられている。例えば以下のように対応付けられている。
[電話番号] [接続先基地局] [隣接基地局]
03-1232-0000〜9999 bs100 bs135、bs43
03-1233-0000〜9999 bs100 bs132、bs52
03-1234-0000〜9999 bs100 bs132、bs32
03-1235-0000〜9999 bs132 bs32 、bs100
・・・・
また、図4によれば、特徴量の要素として、更に、当該無線通信端末における各基地局の無線品質値を含むことも好ましい。その無線品質値として、当該無線通信端末と基地局間の遅延時間、及び/又は、基準信号受信品質値も含まれる。基準信号受信品質値としては、具体的にRSRP及びRSRQがある。
図4によれば、例えば電話番号[03-1234-0000〜9999]には、以下のような特徴量の組が対応付けられている。
[電話番号] 03-1234-0000〜9999
接続先基地局:bs100、遅延時間:1.000μ秒、RSRP:-80dBm、RSRQ:0dB
隣接基地局1:bs132、遅延時間:1.000μ秒、RSRP:-90dBm、RSRQ:-10dB
隣接基地局2:bs32 、遅延時間:1.000μ秒、RSRP:-80dBm、RSRQ:-5dB
図5によれば、固定電話サービスの無線通信端末は、地域範囲毎に、異なる電話番号の体系が対応付けられている。例えば、前述した[電話番号]03-1234-0000〜9999の体系の地域範囲に位置する無線通信端末について、そのログ情報は、前述した特徴量に近い値となる。
(ログ情報取得部111)
ログ情報取得部111は、ログ蓄積装置12から、当該無線通信端末と通信可能な1つ以上の基地局の識別子を取得する。また、ログ情報取得部111は、ログ蓄積装置12から、当該無線通信端末における各基地局の無線品質値も更に取得することも好ましい。各無線通信端末における基地局の識別子及び無線品質値は、当該無線通信端末における特徴量の組として電話番号選択部112へ出力される。
(電話番号選択部112)
電話番号選択部112は、当該無線通信端末2について取得された1つ以上の基地局の識別子を「クエリ」とする。ここで、1つの接続先基地局の識別子と、1つ以上の隣接基地局の識別子との組を、特徴量としてのクエリとすることも好ましい。更に、電話番号選択部112は、当該無線通信端末2について取得された基地局の識別子に加えて更に、無線品質値を含めて、特徴量としてのクエリとすることも好ましい。図4及び図5によれば、当該無線通信端末2について、以下のような特徴量が、クエリとして決定される。
接続先基地局:bs100、遅延時間:0.921μ秒、RSRP:-80dBm、RSRQ:-1dB
隣接基地局1:bs132、遅延時間:1.333μ秒、RSRP:-95dBm、RSRQ:-7dB
隣接基地局2:bs32 、遅延時間:1.012μ秒、RSRP:-82dBm、RSRQ:-3dB
そして、電話番号選択部112は、そのクエリを用いて、電話番号分布蓄積部110から番号体系を検索する。電話番号選択部112は、最近傍探索法を用いて、クエリとしての特徴量の要素に対して最も短い距離となる特徴量の要素を持つ利用可能な電話番号体系を選択する。ここでは、最も類似する特徴量となる電話番号体系03-1234-0000〜9999が検索される。
[電話番号体系]03-1234-0000〜9999
接続先基地局:bs100、遅延時間:1.000μ秒、RSRP:-80dBm、RSRQ:0dB
隣接基地局1:bs132、遅延時間:1.000μ秒、RSRP:-90dBm、RSRQ:-10dB
隣接基地局2:bs32 、遅延時間:1.000μ秒、RSRP:-80dBm、RSRQ:-5dB
そして、電話番号選択部112は、電話番号体系03-1234-0000〜9999の中から、利用可能ないずれか1つの電話番号を選択する。例えば、その電話番号として「03-1234-5678」が選択されたとする。
他の実施形態として、電話番号選択部112は、最近傍探索法を用いて、クエリとなる特徴量の要素に対して所定閾値よりも短い距離となる特徴量の要素を持つ利用可能な1つ以上の電話番号を選択することも好ましい。複数の電話番号が選択された場合、後述する図7のシーケンスによって、いずれか1つの電話番号が選択される。
(電話番号書換部113)
電話番号書換部113は、選択された電話番号(例えば03-1234-5678)を含む電話番号書換要求を、外部装置へ送信する。外部装置としては、前述したOTA制御装置15であってもよい。OTA制御装置15によって、無線通信端末2の電話番号が自動的に書き換えられる。
更に、外部装置として、通信制御装置13にも、当該無線通信端末2における更新された電話番号が送信される。通信制御装置13は、当該無線通信端末に対して、所定期間、新電話番号及び旧電話番号の両方を紐づけて登録し、両方の電話番号について利用可能とすることも好ましい。その所定期間の経過後は、当該無線通信端末に対して新電話番号のみを登録する。
[位置移動判定装置14]
位置移動判定装置14は、最も簡単な方法としては、ログ蓄積装置12を用いて、設置場所で電波を受信できる1つ以上の基地局の識別子が変化したか否かを比較するだけでよい。即ち、これら識別子が異なるということは、当該無線通信端末2は、既に移動していると判定することができる。
具体的には、基地局10からの電波到達距離が例えば半径5kmであって、無線通信端末2が設置場所から20km以上離れた場合、もはや、先の基地局の識別子と、現在の基地局の識別子とは一致しない。この場合、位置移動判定装置14は、直ぐに、当該無線通信端末の位置が移動したものと判定することできる。
例えば、図2の2000-01-06 10:10:10のタイムスタンプを持つログは、接続先基地局がbs100である。これは、先の接続先基地局bs11よりも、遠方に設置されているものであるため、当該無線通信端末の設置場所から移動したことは明確となる。
しかしながら、設置場所に位置する際に電波を受信できる基地局と、現実に電波を受信できる基地局とが一致する範囲というのは、かなり広い。この技術によれば、例えばサービス提供基地局が同一となる2km離れた友人宅へ無線通信端末を持って行っても、設置場所に設置されていると判定されることとなる。そこで、位置移動判定装置14は、ログ蓄積装置12を用いて、比較的短い距離で当該無線通信端末が移動した場合であっても、位置移動を判定することができる。無線通信端末の設置場所(住所)の位置情報を用いることなく、当該無線通信端末が移動したか否かを判定することができる。
図3によれば、位置移動判定装置14は、無線品質取得部141と、分布範囲算出部142と、位置判定部143と、移動通知部144とを有する。これら機能構成部は、装置に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムを実行することによって実現される。
(無線品質取得部141)
無線品質取得部141は、無線通信端末が設置場所に位置する際に、ログ蓄積装置12から、無線通信端末毎の履歴としての複数の無線品質値を取得する。ログ情報としての無線品質値は、無線通信端末が設置場所に位置する際に収集すべき学習データのようなものである。無線品質値は、定期的に取得されることが好ましい。例えば所定単位時間(1時間)毎、又は、新しいログの生成時や通信発生時のような所定のイベントを契機として、無線品質値が取得されることが好ましい。
(分布範囲算出部142)
分布範囲算出部142は、無線通信端末の履歴としての複数の無線品質値から、無線品質分布範囲を算出する。分布範囲算出部142は、当該無線通信端末−各基地局間で計測された無線品質値(遅延時間、RSRP(及びRSRQであってもよい))から、無線品質分布範囲を算出する。この無線品質分布範囲は、平均及び不偏分散を用いた所定割合の予測区間として算出したものである。
図6は、当該無線通信端末における平均位置及び分散値を表すテーブルである。
分布範囲算出部142は、無線通信端末及び基地局の組毎に、過去の複数の遅延時間及びRSRPから、平均値及び不偏分散μ2を算出する。ここで、平均値・不偏分散の算出に用いる遅延時間及びRSRPの個数には、最大値を設定することも好ましい。また、遅延時間及びRSRPの個数が最大値に達した場合、時系列にみて、過去の古い遅延時間及びRSRPを削除することも好ましい。
そして、平均値Xから不偏分散μ2から、以下の式を用いて予測区間を算出する。
下限:X−t×sqrt(μ2(1+1/n))
上限:X+t×sqrt(μ2(1+1/n))
n:遅延時間及びRSRPそれぞれの個数
t:t分布表(例えばn=30で信頼区間99%とした場合、t=2.756)
(位置判定部143)
位置判定部143は、現在時間における無線通信端末のログの無線品質値が、基地局の識別子の変化に加えて、無線品質分布範囲に属するか否かを判定する。位置判定部143は、現在時間における当該無線通信端末−各基地局間で計測された遅延時間及びRSRP(基準信号受信品質値)が、予測区間の上限値と下限値との間(無線品質分布範囲)に含まれているか否かを判定する。
例えば、以下のように判定することができる。
(判定1)基地局の識別子に変化が有る -> 「位置移動の可能性有り」
(判定2)基地局の識別子に変化が無いが、遅延時間及びRSRPの両方又はいずれか一方が予測区間に入っていない場合 -> 「位置移動の可能性有り」
(判定3)基地局の識別子に変化が無く、遅延時間及びRSRPの両方が予測区間に入っている場合 -> 「位置移動の可能性無し」
ここで、図6における利用者識別子a123のログについて、位置移動の可能性を判定する。分布範囲算出部142には、利用者識別子a123のログについて以下のような情報が蓄積されていたとする。
bs11に対する遅延時間の上下限範囲:0.87979〜1.6652μ秒
bs11に対するRSRPの上下限範囲:-87〜-81dBm
bs12に対する遅延時間の上下限範囲:1.6293〜2.4317μ秒
bs12に対するRSRPの上下限範囲:-98〜-79dBm
ここで、図2の2000-01-03
21:00:12 のログにおけるa123の無線通信端末について、以下のような情報が取得されている。
bs11について、遅延時間:1.354μ秒、RSRP:-85dBm
bs12について、遅延時間:2.12 μ秒、RSRP:-88dBm
この場合、(判定3)のように、基地局の識別子に変化が無く、遅延時間及びRSRPの両方が予測区間に入っている場合であって、「位置移動の可能性無し」と判定される。
次に、図2の2000-01-03 22:22:22のログにおけるa123の無線通信端末について、以下のような情報が取得されている。
bs11について、遅延時間:1.781μ秒、RSRP:-88dBm
bs12について、遅延時間:2.012μ秒、RSRP:-88dBm
この場合、基地局の識別子に変化が無いが、bs11について遅延時間が予測区間に入っていない。従って、(判定2)のように、基地局の識別子に変化が無いが、遅延時間及びRSRPの両方又はいずれか一方が予測区間に入っていない場合であって、「位置移動の可能性有り」と判定される。
尚、位置判定部143は、当該無線通信端末について「位置移動の可能性有り」(偽)との判定が所定回数(複数回)以上判定された際に、判定結果を「位置移動の可能性有り」(偽)とすることも好ましい。判定結果が頻繁にぶれることを避けるためである。
(移動通知部144)
移動通知部144は、位置判定部143における判定結果を、通信制御装置13へ送信する。ここで、移動通知部144は、判定結果が「位置移動の可能性有り」(無線品質値が無線品質分布範囲に含まれない)となった場合にのみ、その旨を、電話番号制御装置11へ送信するものであってもよい。前述した電話番号制御装置11は、位置移動判定装置から電話番号制御装置11から「位置移動の可能性有り」の場合にのみ、新たな電話番号を選択して、当該無線通信端末2へ割り当てる。
図7は、本発明におけるシーケンス図である。
(S71)無線通信端末2が、基地局10と通信することによって、ログ蓄積装置12は、基地局10から通信のログ情報を収集する。
(S72)位置移動判定装置14は、ログ蓄積装置12からログ情報を取得し、当該無線通信端末2の位置が移動したか否かを判定する。その判定結果は、電話番号制御装置11へ送信される。
(S73)電話番号制御装置11は、位置移動判定装置14から判定結果を受信し、その判定結果が「無線通信端末2が移動した」ものであったとする。この場合、電話番号制御装置11の電話番号書換部113は、無線通信端末2へ、ユーザ操作によって設置場所の住所情報を入力させるページを送信する。ここで、無線通信端末2は、例えばブラウザのように、電話番号制御装置11から送信されたハイパーテキストのようなページを受信し、ディスプレイに表示することによってユーザに明示することができる。
(S74)無線通信端末2は、そのページによって、ユーザに住所情報を入力させる。無線通信端末2は、その住所情報を、電話番号制御装置11へ送信する。
(S75)電話番号制御装置11の電話番号書換部113は、電話番号選択部112によって選択された電話番号が、住所情報に基づく番号体系(電話番号範囲)に含まれるか否かを判定する。
(S76)その判定結果が真である(選択された電話番号が、住所情報に基づく番号体系に含まれる)場合にのみ、電話番号制御装置11の電話番号書換部113は、選択されたその電話番号を含む電話番号書換要求を、OTA制御装置15へ送信する。
(S77)OTA制御装置15は、更新された電話番号を当該無線通信端末2へ送信する。これによって、当該無線通信端末2の電話番号が書き換えられる。
(S78)また、電話番号制御装置11の電話番号書換部113は、更新された電話番号を、通信制御装置13へ送信する。その後、通信制御装置13は、当該無線通信端末2について更新された電話番号によって、例えば呼制御サービスを提供することができる。
他の実施形態として、電話番号制御装置11の電話番号選択部112が、複数の電話番号を選択した場合について、図7のシーケンスを用いて説明する。尚、前述したシーケンスと比較して、S75の処理のみが異なる。この相違する処理のみを説明する。
(S75)電話番号選択部112によって選択された1つ以上の電話番号の中で、住所情報に基づく番号体系(電話番号範囲)に含まれる電話番号の1つを選択する。即ち、電話番号選択部112によって選択された電話番号における地理的な範囲が、住所情報に基づく番号体系の地理的範囲よりも狭い場合に有効な処理である。また、当該無線通信端末2が、例えば第1の住所に設置されているものの、第2の住所との地理的境界付近に設置されている場合にも有効である。即ち、当該無線通信端末2について、その特徴量が第2の住所情報における番号体系の特徴量に近いものであっても、第2の住所における番号体系の電話番号が選択されることを防止することができる。逆に、ユーザが、当該無線通信端末の設置場所とは異なる住所情報を入力した場合であっても、その住所情報に基づく電話番号における特徴量と、現実にその無線通信端末から得られる特徴量とが大きく異なることとなり、電話番号が選択されないように実行される。即ち、誤った住所情報が入力された場合には、電話番号の書き換えが実行されないという効果も得られる。
以上、詳細に説明したように、本発明のシステム及び方法によれば、GPSのような測位機能を用いることなく、無線通信端末の設置場所に応じて、地理的識別性を担保した電話番号を当該無線通信端末へ付与することができる。また、本発明によれば、基地局によって取得される無線通信端末からの通信毎のログ情報を用いることによって、無線通信端末の設置場所を特定することなく、即ち、無線通信端末に位置情報を送信させることなく、設置場所からの位置移動の可否を検出し、位置移動の可能性有りと判定された場合のみ、当該無線通信端末に対して電話番号を更新するべく動作する。このように、固定電話サービスの無線通信端末における設置場所を変更しても、電話番号の地理的識別性を担保しつつ通信サービスの提供を継続することができる。
前述した本発明の種々の実施形態について、本発明の技術思想及び見地の範囲の種々の変更、修正及び省略は、当業者によれば容易に行うことができる。前述の説明はあくまで例であって、何ら制約しようとするものではない。本発明は、特許請求の範囲及びその均等物として限定するものにのみ制約される。
10 基地局
11 電話番号制御装置
110 電話番号分布蓄積部
111 ログ情報取得部
112 電話番号選択部
113 電話番号書換部
12 ログ蓄積装置
13 通信制御装置
14 位置移動判定装置
141 無線品質取得部
142 分布範囲算出部
143 位置判定部
144 移動通知部
15 OTA制御装置
2 無線通信端末
3 GPS衛星

Claims (12)

  1. 可搬性を有する無線通信端末と、該無線通信端末と通信する基地局と、前記無線通信端末毎に基地局によって計測された通信のログ情報を収集するログ蓄積装置と通信可能であり、前記無線通信端末に電話番号を割り当てる電話番号制御装置であって、
    登録位置が比較的近い無線通信端末同士の電話番号が所定の電話番号範囲に含まれた電話番号となるように、1つ以上の基地局の識別子を特徴量の要素として、その特徴量と電話番号とを対応付けて記憶する電話番号分布蓄積手段と、
    前記ログ蓄積装置から、当該無線通信端末と通信可能な1つ以上の基地局の識別子を取得するログ情報取得手段と、
    取得された1つ以上の基地局の識別子をクエリとして、前記電話番号分布蓄積手段を用いて電話番号範囲を検索し、当該電話番号範囲に含まれた利用可能ないずれか1つの電話番号を選択する電話番号選択手段と、
    選択された前記電話番号を含む電話番号書換要求を、外部装置へ送信する電話番号書換手段と
    を有し、前記無線通信端末の位置を用いることなく電話番号を割り当てる
    ことを特徴とする電話番号制御装置。
  2. 前記電話番号分布蓄積手段は、1つの接続先基地局の識別子と、1つ以上の隣接基地局の識別子との組を、前記特徴量の要素とし、
    前記電話番号選択手段は、1つの接続先基地局の識別子と、1つ以上の隣接基地局の識別子との組を、前記クエリとする
    ことを特徴とする請求項1に記載の電話番号制御装置。
  3. 前記電話番号分布蓄積手段は、当該無線通信端末における各基地局の無線品質値を更に、前記特徴量の要素とし、
    前記ログ情報取得手段は、前記ログ蓄積装置から、当該無線通信端末における各基地局の無線品質値を更に取得し、
    前記電話番号選択手段は、取得された基地局の識別子に加えて更に無線品質値をクエリとする
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電話番号制御装置。
  4. 前記無線品質値は、当該無線通信端末と基地局間の遅延時間、及び/又は、基準信号受信品質値であることを特徴とする請求項3に記載の電話番号制御装置。
  5. 前記電話番号選択手段は、最近傍探索法を用いて、クエリとなる特徴量の要素に対して最も短い距離となる特徴量の要素を持つ利用可能な電話番号を選択することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の電話番号制御装置。
  6. 前記電話番号書換手段は、
    前記無線通信端末へ、ユーザ操作によって設置場所の住所情報を入力させるページを送信し、
    前記無線通信端末から、前記ページに基づいて入力された前記住所情報を受信し、
    前記電話番号選択手段によって選択された電話番号が、前記住所情報に基づく電話番号範囲に含まれるか否かを判定し、
    真と判定された場合にのみ、選択された前記電話番号を含む電話番号書換要求を、前記外部装置へ送信する
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の電話番号制御装置。
  7. 前記電話番号選択手段は、最近傍探索法を用いて、クエリとなる特徴量の要素に対して所定閾値よりも短い距離となる特徴量の要素を持つ利用可能な1つ以上の電話番号を選択し、
    前記電話番号書換手段は、
    前記無線通信端末へ、ユーザ操作によって設置場所の住所情報を入力させるページを送信し、
    前記無線通信端末から、前記ページに基づいて入力された前記住所情報を受信し、
    前記電話番号選択手段によって選択された1つ以上の電話番号の中で、前記住所情報に基づく電話番号範囲に含まれる電話番号の1つを選択し、
    選択された前記電話番号を含む電話番号書換要求を、前記外部装置へ送信する
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の電話番号制御装置。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載の電話番号制御装置と、前記無線通信端末の位置の移動を判定する位置移動判定装置とを有するシステムであって、
    前記位置移動判定装置は、
    前記無線通信端末が設置場所に位置する際に、前記ログ蓄積装置から前記無線通信端末毎の履歴としての複数の無線品質値から、無線品質分布範囲を算出する分布範囲算出手段と、
    前記無線通信端末から無線品質値を受信した際に、当該無線通信端末の無線品質値が、前記無線品質分布範囲に属するか否かを判定する位置判定手段と、
    前記位置判定手段における判定結果が偽である場合、前記無線通信端末の位置が移動した可能性が高いとして、前記無線通信端末に対する電話番号を切り替えるべく前記電話番号制御装置へ指示する移動通知手段と
    を有することを特徴とするシステム。
  9. 前記位置移動判定装置について、
    前記分布範囲算出手段は、前記無線品質分布範囲を、複数の位置情報の平均位置を中心とした、各推定位置との距離誤差に対する累積分布関数とし、
    前記位置判定手段は、推定された当該無線通信端末の現在位置情報を、前記累積分布関数に入力した際の出力値が所定閾値に満たない場合、前記判定結果を偽とする
    ことを特徴とする請求項8に記載のシステム。
  10. 前記無線通信端末に挿入された加入者識別モジュールカードに記述された電話番号を、遠隔から書き換えるためのOTA(Over The Air Activation)制御装置を更に有し、
    前記電話番号制御装置の前記電話番号書換手段は、前記OTA制御装置へ、当該無線通信端末における電話番号を、新たに選択された電話番号に書き換えるべく指示する
    ことを特徴とする請求項8又は9に記載のシステム。
  11. 前記OTA制御装置は、当該無線通信端末に対して、所定期間、書換前の電話番号と書換後の電話番号との両方を有効として制御することを特徴とする請求項10に記載のシステム。
  12. 可搬性を有する無線通信端末と、該無線通信端末と通信する基地局と、前記無線通信端末毎に基地局によって計測された通信のログ情報を収集するログ蓄積装置と通信可能であり、前記無線通信端末に電話番号を割り当てる通信設備装置に搭載されたコンピュータを機能させる電話番号制御プログラムであって、
    登録位置が比較的近い無線通信端末同士の電話番号が所定の電話番号範囲に含まれた電話番号となるように、1つ以上の基地局の識別子を特徴量の要素として、その特徴量と電話番号とを対応付けて記憶する電話番号分布蓄積手段と、
    前記ログ蓄積装置から、当該無線通信端末と通信可能な1つ以上の基地局の識別子を取得するログ情報取得手段と、
    取得された1つ以上の基地局の識別子をクエリとして、前記電話番号分布蓄積手段を用いて電話番号範囲を検索し、当該電話番号範囲に含まれた利用可能ないずれか1つの電話番号を選択する電話番号選択手段と、
    選択された前記電話番号を含む電話番号書換要求を、外部装置へ送信する電話番号書換手段と
    してコンピュータを機能させ、前記無線通信端末の位置を用いることなく電話番号を割り当てる
    ことを特徴とする電話番号制御プログラム。
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