JP5954945B2 - 複重型ロータリヘッドによる複数部品同時取出方法 - Google Patents
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Description
本発明は、以上の事情の下に為されたものであり、複数の吸着ノズルを備えて電子回路部品を装着するロータリヘッドおよびそのロータリヘッドによる電子回路部品の取出方法の改善を課題とする。
ヘッド本体と、
互いに同軸に重ねられ、共通の回転軸線のまわりに相対回転可能に前記ヘッド本体に保持された複数の回転体と、
それら複数の回転体の各々をそれぞれ回転させる複数の回転体駆動装置と、
前記複数の回転体の各々に、前記回転軸線に平行に、かつ各回転体に対して軸方向に相対移動可能に保持され、それぞれ一端部において吸着ノズルを保持する複数ずつのノズル保持軸と、
前記複数の回転体に保持された前記ノズル保持軸の1つを軸方向に進退させ得るとともに、複数のノズル保持軸を同時にも進退させ得る保持軸進退装置と
を含み、X軸方向移動装置およびY軸方向移動装置により水平方向に移動させられる複重型ロータリヘッドによって、電子回路部品を取り出す方法であって、
前記複数のノズル保持軸の少なくとも一部のものに保持させた複数の吸着ノズルに、部品供給装置の複数の供給部からそれぞれ1個ずつの電子回路部品を同時に吸着して取り出させる工程を含むことを特徴とする。
複数の回転体の各ノズル保持軸の数は同じでもよく、異なってもよい。
そして、本発明の複数部品同時取出方法は、上記特徴に加え、上記複重型ロータリヘッドとして、前記複数の回転体のすべてが設定回転位置に位置する状態で、それら回転体の各々に1つずつ設定される複数の同心円の一群である同心円群と、その同心円群の中心線からの距離が互いに等しくかつその中心線まわりの位相を互いに異にする複数の直線の各々との複数組であって、それら複数組の各々における各直線と同心円群との複数の交点の互いに隣接するもの同士の間隔が一定であり、かつ、他の組と前記交点を共有しない複数組の各々に属する前記複数の交点の各々を通り、かつ、前記中心線に平行な複数の嵌合穴の複数ずつが前記複数の回転体の各々に形成され、それら嵌合穴の各々に前記複数のノズル保持軸の各々が軸方向に進退可能に嵌合されたものを使用し、複数部品同時取出方法を、前記複数の直線の1つと交差するすべてのノズル保持軸のうちの2つ以上に保持させた吸着ノズルに同時に電子回路部品を取り出させる工程を含むことを特徴とする。
また、前記課題は、複数部品同時取出方法を、それぞれ複数種類の電子回路部品を包含する第1部品群と第2部品群とであって、それら第1部品群と第2部品群とに属する電子回路部品の種類の一部が互いに重複する2群の電子回路部品をそれぞれ吸着して保持可能な第1種吸着ノズルと第2種吸着ノズルとの両方を、前記複数の回転体の各々に複数ずつ保持されたすべてのノズル保持軸のうちの1つ以上ずつにそれぞれ保持させ、その保持させた第1種吸着ノズルに前記互いに重複する種類の電子回路部品を保持させる工程と、その保持させた第2種吸着ノズルに前記互いに重複する種類の電子回路部品を保持させる工程とを含むものとすることにより解決させてもよい。
上記「4つのノズル保持軸のうちの一部」として2つまたは3つのノズル保持軸に保持させた吸着ノズルに同時に電子回路部品を取り出させることができ、それら2つのノズル保持軸、または3つのノズル保持軸のうちの2つは、一直線上において互いに隣接するものでも、互いに隣接しないものでもよい。
なお、各課題解決手段によって得られる特有の効果は、後に段落〔0012〕に記載するとおりである。
ヘッド本体と、
複数の同心円の一群である同心円群と、その同心円群の中心線からの距離が互いに等しくかつその中心線まわりの位相を互いに異にする複数の直線の各々との複数の組であって、それら複数組の各々における直線と同心円群との複数の交点の互いに隣接するもの同士の間隔が一定であり、かつ、他の組と前記交点を共有しない複数組の各々に属する前記複数の交点の各々を通り、かつ、前記中心線に平行な複数の嵌合穴を有し、前記中心線のまわりに回転可能に前記ヘッド本体に保持されたロータと、
そのロータを前記中心線のまわりに回転させるロータ回転駆動装置と、
前記複数の嵌合穴の各々に軸方向に相対移動可能に嵌合され、それぞれ一端部に前記吸着ノズルを保持する複数のノズル保持軸と、
それら複数のノズル保持軸のうち前記複数の直線の各々に対応するものである複数の作用保持軸を前記ロータに対して軸方向に進退させる保持軸進退装置と
を含むことを特徴とするロータリ装着ヘッド。
複数の直線の同心円群の中心線からの距離は、0でもよく、0より大きい距離でもよい
。距離が0の場合、複数の直線は同心円群の中心線において交差することとなる。
保持軸進退装置は、ノズル保持軸の前進および後退の両方を強制的に行う装置としてもよく、一方を強制的に行い、他方が行われることを許容する装置としてもよい。
ロータは、1つの回転体から成るものとすることも、(3)項に記載されているように、
同心状に設けられて相対回転可能な複数の回転体を含むものとすることもできる。前者の場合、全部のノズル保持軸は、同心円群の中心線まわりにおいて互いに相対移動不能であり、相対位置は不変であるが、直線と同心円群との複数の交点の互いに隣接するもの同士の間隔を、部品供給装置の複数の供給部のピッチと一致させることにより、同じ直線上に位置する少なくとも3つ(同心円群に属する同心円が2つで、直線が直径が小さい方の円と接する場合)のノズル保持軸を作用保持軸とし、同時に進退させて少なくとも3つの電子回路部品の部品供給装置からの受取りが同時に行われるようにすることができる。そして、ロータの回転により、複数の直線上にそれぞれ位置する少なくとも3つのノズル保持軸を順次作用保持軸とし、一斉に進退させ、電子回路部品の受取りが同時に行われるようにすることができる。
本項のロータリ装着ヘッドによれば、多数のノズル保持軸を備えた装着ヘッドをコンパクトに構成することができる。
(2)前記保持軸進退装置が、前記複数の作用保持軸を一斉に進退させることと、個別に進退させることとの両方が可能なものである(1)項に記載のロータリ装着ヘッド。
本項に記載の進退装置であれば、すべての作用保持軸を一斉に進退させて、それら作用保持軸に保持された複数の吸着ノズルに複数の電子回路部品を一斉に吸着させあるいは装着させることも、複数の作用保持軸の一部である複数あるいは1つの作用保持軸を進退させて電子回路部品を吸着させあるいは装着させることも可能である。
(3)前記ロータが、互いに同軸に嵌合され、それぞれ前記複数の同心円の各々に対応する前記嵌合穴を有する複数の回転体を備えた複重型回転体を含み、前記ロータ回転駆動装置が、その複重型回転体の複数の回転体を一斉に回転させることと、相対回転させることとの両方が可能なものである(1)項または(2)項に記載のロータリ装着ヘッド。
ロータを複重型回転体を含むものとすれば、(11)項に記載の複重型ロータリヘッドと同様に、ロータリ装着ヘッドの自由度を向上させることができる。例えば、複数の回転体の1つのみの回転に基づく吸着ノズルによる電子回路部品の吸着あるいは装着や、複数の回転体の相対回転による複数の作用保持軸の軸線間距離の変更を行うことが可能である。
複数の回転体は2つでもよく、3つ以上でもよい。
(11)ヘッド本体と、
互いに同軸に重ねられ、共通の回転軸線のまわりに相対回転可能に前記ヘッド本体に保持された複数の回転体と、
それら複数の回転体を回転させる回転体駆動装置と、
前記複数の回転体の各々に前記回転軸線に平行に、かつ個々に軸方向に移動可能に保持され、それぞれ一端部において吸着ノズルを保持する複数ずつのノズル保持軸と、
前記複数の回転体に保持された前記ノズル保持軸の1つを軸方向に進退させ得るとともに、複数のノズル保持軸を同時にも進退させ得る保持軸進退装置と
を含むことを特徴とする複重型ロータリヘッド。
本項の構成を採用すれば、多数のノズル保持軸を備えた装着ヘッドをコンパクトに構成することができる。
(12)前記複数の回転体のすべてが設定回転位置に位置する状態で、それら回転体の各々に1つずつ設定される複数の同心円の一群である同心円群と、その同心円群の中心線からの距離が互いに等しくかつその中心線まわりの位相を互いに異にする複数の直線の各々との複数組であって、それら複数組の各々における直線と同心円群との複数の交点の互いに隣接するもの同士の間隔が一定であり、かつ、他の組と前記交点を共有しない複数組の各々に属する前記複数の交点の各々を通り、かつ、前記中心線に平行な複数の嵌合穴の複数ずつが前記複数の回転体の各々に形成され、それら嵌合穴の各々に前記複数のノズル保持軸の各々が軸方向に進退可能に嵌合された(11)項に記載の複重型ロータリヘッド。
本項の複重型ロータリヘッドが前記 (3)項のロータリ装着ヘッドに相当する。
複数の回転体における複数ずつのノズル保持軸の配置は、複数の回転体が一斉に設定回転角度ずつ回転させられると、それら複数の回転体の各々に保持されている複数ずつのノズル保持軸のうちの2つずつが選択的に一直線に沿って並ぶように選定されることが望ましい。上記設定回転角度は1/2回転とすることも可能であるが、ロータリヘッドの特長を有効に利用するために1/3回転以下とすることが望ましい。なお、複数の回転体のうち、最も内側の回転体については、複数ずつのノズル保持軸の1つが、他の回転体の2つずつのノズル保持軸と一直線に沿って並ぶようにすることも可能である。
複数の直線の各々において一定間隔を隔てて並ぶ少なくとも3つのノズル保持軸を同時に進退させることにより、少なくとも3つの電子回路部品を部品供給装置から同時に受け取ることができる。
(13)前記回転体駆動装置が、前記複数の回転体の各々を個別に回転駆動可能な複数の個別駆動装置を含む(11)項または(12)項に記載の複重型ロータリヘッド。
回転体駆動装置は、複数の回転体の1つに設けられ、その1つの回転体に対して他の回転体を相対的に回転させる副回転駆動装置と、前記1つの回転体を回転駆動することにより、前記複数の回転体を一斉に回転させる主回転駆動装置とを含むものとすることもできる。しかし、その場合には、1つの回転体と共に回転する副回転駆動装置に駆動エネルギを供給することが必要となって、エネルギ供給装置が複雑となることを避け得ない。
それに対し、本項に記載の回転体駆動装置とすれば、各個別駆動装置はヘッド本体に固定的に保持させることができるため、上記エネルギ供給装置の複雑化を回避することができる。しかも、例えば、1つの個別駆動装置を作動させる一方、他の回転体駆動装置は停止させることにより、1つの回転体のみを回転させることができるなど、複数の回転体の回転駆動の自由度が向上する効果も得られる。
(14)前記保持軸進退装置が、前記複数のノズル保持軸の各々を個別に進退させる複数の個別進退装置と、それら複数の個別進退装置の複数を同時に作動させる同時作動制御部と個々に作動させる各個作動制御部とを含む進退装置制御装置とを含む(11)項ないし(13)項のいずれかに記載の複重型ロータリヘッド。
「複数の個別進退装置の複数」は、複数の個別進退装置の全部でもよく、一部でもよい。
(2)項に記載のロータリ装着ヘッドと同様の効果を得ることができる。
本項に記載の特徴は、(2)項に記載のロータリ装着ヘッドに適用可能であり、回転体が
1つのロータリ装着ヘッドにも適用可能である。
(15)前記保持軸進退装置が、前記複数の回転体のすべてが設定回転位置に位置する状態で、それら回転体に保持された複数ずつのノズル保持軸のうち一直線に沿って並ぶものである複数の作用保持軸に対応する位置に設けられ、それら作用保持軸の各々を進退させる複数の個別進退装置を含む(11)項ないし(14)項のいずれかに記載の複重型ロータリヘッド。
本項が(14)項に従属する態様においては、同時作動制御部の制御により、複数の作用保持軸のすべてあるいは一部である複数が同時に進退させられることとなる。
(16)前記回転体駆動装置が、前記複数の回転体の2つを相対回転させることにより、それら2つの回転体に保持された2つのノズル保持軸の軸間距離を変える軸間距離変更部を含む(11)項ないし(15)項のいずれかに記載の複重型ロータリヘッド。
軸間距離変更部は、軸間距離の公称値を変更する公称値変更部と、軸間距離を微調整する微調整部との少なくとも一方を含むものとすることができる。前者によれば、複数の吸着位置あるいは装着位置の間隔が複数種類に異なる場合にも複数の電子回路部品を同時に吸着あるいは装着することができ、後者によれば、複数の吸着位置あるいは装着位置の間隔が誤差を含む場合にも複数の電子回路部品を同時に吸着あるいは装着することができる。
(17)前記回転体駆動装置が、前記複数の回転体の2つを一斉に回転させることにより、それら2つの回転体に保持された2つのノズル保持軸の軸線を結ぶ直線の向きを変える向き変更部を含む(11)項ないし(16)項のいずれかに記載の複重型ロータリヘッド。
本項が(16)項に従属する態様では、2つのノズル保持軸の軸間距離を変えるとともに、それらノズル保持軸を所定の方向において並ぶ状態とすることができる。
(18)さらに、前記複数の回転体の各々に保持された前記複数ずつのノズル保持軸を前記複数の回転体の各々に対してそれらノズル保持軸の軸線のまわりに相対回転させる保持軸回転駆動装置を含む(11)項ないし(17)のいずれかに記載の複重型ロータリヘッド。
ノズル保持軸の軸線まわりの回転により、吸着ノズルにより保持された電子回路部品の回転姿勢を調整し、あるいは変更することができる。
(19)前記保持軸回転駆動装置が、前記複数の回転体の各々に保持された複数ずつのノズル保持軸を一斉に回転させるものである(18)項に記載の複重型ロータリヘッド。
保持軸回転駆動装置は、複数のノズル保持軸の各々を個別に回転させる個別回転駆動装置の集合とすることも可能である。しかし、本項の構成を採用すれば、保持軸回転駆動装置の構成を単純化し、装置コストを低減させることができる。特に、保持軸回転駆動装置を、複数のノズル保持軸の各々に設けられた複数の被駆動部材と、それら被駆動部材の各々に共通に設けられてそれら被駆動部材と回転伝達可能に係合する共通の駆動部材と、その駆動部材を回転駆動する駆動源とを含むものとすれば、一層構成を単純化することができる。
(20)前記保持軸回転駆動装置が、前記複数の回転体のすべてに保持された複数のノズル保持軸のすべてを一斉に回転させるものである(18)項または(19)項に記載の複重型ロータリヘッド。
保持軸回転駆動装置の構成をより一層単純化することができる。
(21)前記複数の回転体の各々に、前記複数ずつのノズル保持軸に対応してそれぞれ設けられ、各ノズル保持軸に負圧と正圧とを選択的に供給する状態に切り換え可能な複数の切換弁装置を含む(11)項ないし(20)項のいずれかに記載の複重型ロータリヘッド。
(22)さらに、前記複数の回転体がそれぞれ予め設定された設定回転位置に位置する状態で、それら複数の回転体の各々に保持された前記複数ずつのノズル保持軸の1つが位置する作用位置に対応する位置に設けられ、前記複数の切換弁装置のうちその作用位置に位置するノズル保持軸に対応する切換弁装置を切り換える切換装置を含む(21)項に記載の複重型ロータリヘッド。
(23)前記複数の切換弁装置に共通に設けられ、(a)開閉弁を備えた負圧供給通路と、(b)開閉弁を備えた第一通路部とその第一通路部に並列で開閉弁と圧力制御弁とを備えた第二通路部とを有する正圧供給通路とを含む(21)項または(22)項に記載の複重型ロータリヘッド。
複数の切換弁装置の各々について負圧供給通路および正圧供給通路を設けてもよい。しかし、共通に設けた方が装置の構成を簡易にすることができる。
本項の特徴は、(11)項ないし(22)項の各特徴とは独立して採用可能である。1つの回転体に複数のノズル保持軸が保持されたロータリヘッドにおいて採用可能なのである。
(31)回路基材を保持する基材保持装置と、
それぞれ複数の電子回路部品を収容して供給部から順次供給する複数のフィーダが、前記供給部が一直線に沿って並ぶ状態で配列された部品供給装置と、
(11)項ないし(23)項のいずれかに記載の複重型ロータリヘッドと、
その複重型ロータリヘッドを保持し、前記基材保持装置と前記部品供給装置とに跨る移動平面内の任意の位置へ移動させるロータリヘッド移動装置と
を含み、前記複重型ロータリヘッドの前記複数の回転体の各々に保持された複数ずつのノズル保持軸のうちの少なくとも2つが、前記複数のフィーダのうちの少なくとも2つの前記供給部から一斉に電子回路部品を受け取り可能な電子回路部品装着機。
(1)項ないし(3)項の各々に記載のロータリ装着ヘッドも本項の電子回路部品装着機に適用可能である。
回路基材には、例えば、(a)回路基板、(b)ベアチップが搭載され、チップ付基板を構成する基材、(c)ボールグリッドアレイを備えた電子回路部品が相対される基材等が含まれ
る。回路基板には、例えば、プリント基板がある。プリント基板には、未だ電子回路部品が装着されていないプリント配線板、一方の面に電子回路部品が搭載されるとともに電気的に接合され、他方の面には電子回路部品が未装着であるプリント回路板が含まれる。
フィーダとしては、例えば、テープフィーダ,バルクフィーダ,スティックフィーダ等を採用可能である。
部品供給装置は、トレイによって、あるいはフィーダおよびトレイによって電子回路部品を供給する装置とされてもよい。
本項の電子回路部品装着機においては、複重型ロータリヘッドの保持軸進退装置および回転体駆動装置は、制御部を含まず、それぞれノズル保持軸を進退させる機構のみおよび複数の回転体を回転させる機構のみを含む装置とし、制御部は、複重型ロータリヘッドとは別に設けてもよい。例えば、電子回路部品装着機に設けられて部品供給装置やロータリヘッド移動装置等を制御する制御装置に保持軸進退装置および回転体駆動装置を制御する制御部を設けるのである。
(32)前記回転体駆動装置と前記ロータリヘッド移動装置とを制御することにより、前記複数の回転体の2つに保持された2つのノズル保持軸の軸線の位置を制御する保持軸位置制御部を含む(31)項に記載の電子回路部品装着機。
保持軸位置制御部は、例えば、2つの回転体の相対回転により2つのノズル保持軸の軸線間距離を制御し、2つの回転体の一体的な回転により2つのノズル保持軸の軸線を結ぶ線分の向きを制御し、その線分上の予め定められた1点の位置を制御することにより、2つのノズル保持軸の軸線の位置を制御するものとすることができる。
(33)前記ロータリヘッド移動装置が、前記複重型ロータリヘッドの前記ヘッド本体を保持して前記移動平面内の任意の位置へ移動させられる可動部材を含み、かつ、その可動部材と前記ヘッド本体との間に、ヘッド本体を可動部材に対して着脱可能に取り付けるヘッド取付装置を含む(31)項または(32)項に記載の電子回路部品装着機。
上記ヘッド取付装置は、ヘッド本体を可動部材に対して一義的に位置決めする位置決め装置と、1つの操作部の操作によりクランプ状態と解除状態とに切換え可能なクランプ装置とを含み、迅速に取付け,取外し可能なものとすることが望ましい。
例えば、ノズル保持軸の数や回転体の数を異にする複数種類の複重型ロータリヘッドを選択的に使用することができ、あるいは複重型ロータリヘッドとは別の種類の装着ヘッド、例えば、吸着ノズルを1つのみ保持した装着ヘッドや、複数の吸着ノズルが1つの回転体により保持された装着ヘッド等が選択的に使用される電子回路部品装着機において、それら装着ヘッドに代えて複重型ロータリヘッドを使用することが容易である。
(41)ヘッド本体と、
互いに同軸に重ねられ、共通の回転軸線のまわりに相対回転可能に前記ヘッド本体に保持された複数の回転体と、
それら複数の回転体の各々をそれぞれ回転させる複数の回転体駆動装置と、
前記複数の回転体の各々に、前記回転軸線に平行に、かつ各回転体に対して軸方向に相対移動可能に保持され、それぞれ一端部において吸着ノズルを保持する複数ずつのノズル保持軸と、
前記複数の回転体に保持された前記ノズル保持軸の1つを軸方向に進退させ得るとともに、複数のノズル保持軸を同時にも進退させ得る保持軸進退装置と
を含む複重型ロータリヘッドの前記複数のノズル保持軸の少なくとも一部のものに保持させた複数の吸着ノズルに、部品供給装置の複数の供給部からそれぞれ1個ずつの部品を同時に吸着して取り出させる工程を含むことを特徴とする複数部品同時取出方法。
本項に記載の複数部品同時取出方法によれば、電子回路部品装着機の大型化を回避しつつ、電子回路部品のフィーダからの取出しを能率良く行うことが可能となる。
(42)前記複重型ロータリヘッドとして、前記複数の回転体のすべてが設定回転位置に位置する状態で、それら回転体の各々に1つずつ設定される複数の同心円の一群である同心円群と、その同心円群の中心線からの距離が互いに等しくかつその中心線まわりの位相を互いに異にする複数の直線の各々との複数組であって、それら複数組の各々における各
直線と同心円群との複数の交点の互いに隣接するもの同士の間隔が一定であり、かつ、他の組と前記交点を共有しない複数組の各々に属する前記複数の交点の各々を通り、かつ、前記中心線に平行な複数の嵌合穴の複数ずつが前記複数の回転体の各々に形成され、それら嵌合穴の各々に前記複数のノズル保持軸の各々が軸方向に進退可能に嵌合されたものを使用し、前記複数の直線の1つと交差するすべてのノズル保持軸のうちの2つ以上に保持させた吸着ノズルに同時に部品を取り出させる工程を含む(41)項に記載の複数部品同時取出方法。
本項ないし(45)項に記載の複数部品同時取出方法によれば、(41)項に記載の発明の効果を特に有効に享受することができる。
(43)前記複数の回転体のすべてが設定回転位置にある状態から、それらすべての回転体を前記複数の直線の前記中心線まわりの位相差ずつ間欠的に回転させ、それら間欠回転の各々において、前記複数の直線の各々と交差するすべてのノズル保持軸の少なくとも一部のものに保持させた複数の吸着ノズルに、複数の部品を同時に取り出させる工程を含む(42)項に記載の複数部品同時取出方法。
(44)前記複数の直線の各々と交差するすべてのノズル保持軸に保持させた吸着ノズルのすべてに部品を同時に取り出させる工程を含む(43)項に記載の複数部品同時取出方法。(45)前記複重型ロータリヘッドとして、前記回転体を2つ有するものを使用し、前記複数の直線の各々と交差する2つずつ、合計4つのノズル保持軸に保持させた4つの吸着ノズルのすべてに同時に部品を取り出させる工程を含む(44)項に記載の複数部品同時取出方法。
(46)前記複数の直線の各々と交差するすべてのノズル保持軸のうちの一部のみのものに保持させた前記吸着ノズルに部品を同時に取り出させる工程を含む(43)項または(44)項に記載の複数部品同時取出方法。
本項ないし(54)項に記載の各特徴を採用すれば、複数部品同時取出方法の自由度をそれぞれ大きくし得る効果が得られる。
(47)前記複重型ロータリヘッドとして、前記回転体を2つ有するものを使用し、前記複数の直線の1つと交差する2つずつ、合計4つのノズル保持軸のうちの一部のみのものに保持させた吸着ノズルに部品を同時に取り出させる工程を含む(45)項または(46)項に記載の複数部品同時取出方法。
(48)前記合計4つのノズル保持軸のうちの一部のみのものとして、2つのものを使用する工程を含む(47)項に記載の複数部品同時取出方法。
(49)前記合計4つのノズル保持軸のうちの一部のみのものとして、互いに隣接する2つのものを使用する工程を含む(48)項に記載の複数部品同時取出方法。
(50)前記2つのものとして、前記合計4つのノズル保持軸のうちの1つおきの2つを使用する工程を含む(48)項または(49)項に記載の複数部品同時取出方法。
(51)前記2つのものとして、前記合計4つのノズル保持軸のうちの2つおきの2つを使用する工程を含む(48)項ないし(50)項のいずれかに記載の複数部品同時取出方法。
(52)前記合計4つのノズル保持軸のうちの2つとして、前記2つの回転体の各々に保持された1つずつを使用する工程を含む(48)項ないし(51)項のいずれかに記載の複数部品同時取出方法。
本項に記載の態様によれば、互いに隣接する2つのノズル保持軸、1つおきの2つののノズル保持軸、あるいは2つおきの2つののノズル保持軸の軸間距離の調節、ひいてはそれら2つのノズル保持軸に保持された2つの吸着ノズルの軸線間距離の調節を行うことができ、小形の電子回路部品の同時取出しを確実に行うことが可能になる。
(53)前記合計4つのノズル保持軸のうちの一部のみのものとして、互いに隣接する3つのものを使用する工程を含む(47)項ないし(52)項のいずれかに記載の複数部品同時取出方法。
(54)前記合計4つのノズル保持軸のうちの一部のみのものとして、互いに隣接する2つと、それら2つに隣接しない1つとの合計3つを使用する工程を含む(47)項ないし(53)項のいずれかに記載の複数部品同時取出方法。
(60)前記複重型ロータリヘッドを、前記複数の回転体のすべてが前記設定回転位置である第1設定回転位置にある状態から、最も内周側の回転体である最内周側回転体に対して、その最内周側回転体より外周側に位置するに1つ以上の回転体である外周側回転体を、その外周側回転体に保持されているノズル保持軸の互いに隣接する2つの、前記共通の回転軸線のまわりの中心角に等しい角度回転させて、その外周側回転体に保持されている前記ノズル保持軸の軸線が、前記最内周側回転体に保持された2つのノズル保持軸の軸線と直交する直線と直交する状態の第2設定回転位置にある状態とし、その第2設定回転位置にある複重型ロータリヘッドの1直線と軸線が直交する3つ以上のノズル保持軸に保持させた前記吸着ノズルに同時に部品を取り出させる工程を含む(42)項ないし(54)項のいずれかに記載の複数部品同時取出方法。
本項に記載の特徴を採用すれば、複重型ロータリヘッドの使用形態の自由度を増すことができる。例えば、最内周側回転体に対して外周側回転体を相対回転させ、あるいは複数の外周側回転体が複数ある場合にそれら相互間で相対回転させることにより、複数のノズル保持軸の各々に保持させた吸着ノズルの軸線間の距離を調節することができ、その調節と、ヘッド本体の位置の調節との組み合わせにより、複数の吸着ノズルの各々と、複数のフィーダの各供給部との相対位置を正確に合わせつつ、複数の電子回路部品を同時に受け取らせることが可能となり、小形の電子回路部品の複数同時取出しも可能となるのである。また、本項に記載の工程を繰り返し実行する際における各回転体の回転角度が、(52)項に記載の態様による場合に比較して小さくて済む利点がある。
(61)前記第2設定回転位置にある複数の回転体のすべてを、前記最内周側回転体に保持されている2つずつのノズル保持軸の軸線と直交する複数の前記直線の回転位相差ずつ間欠回転させ、それら間欠回転の各々において、前記3つ以上のノズル保持軸のうちの2つ以上に保持させた前記吸着ノズルに同時に部品を取り出させる工程を含む(60)項に記載の複数部品同時取出方法。
(65)それぞれ複数種類の電子回路部品を包含する第1部品群と第2部品群とであって、それら第1部品群と第2部品群とに属する電子回路部品の種類の一部が互いに重複する2群の電子回路部品をそれぞれ吸着して保持可能な第1種吸着ノズルと第2種吸着ノズルとの両方を、前記複数の回転体の各々に複数ずつ保持されたすべてのノズル保持軸のうちの1つ以上ずつにそれぞれ保持させ、その保持させた第1種吸着ノズルに前記互いに重複する種類の電子回路部品を保持させる工程と、前記保持させた第2種吸着ノズルに前記互いに重複する種類の電子回路部品を保持させる工程とを含む(41)項ないし(54)項,(60)項,(61)項のいずれかに記載の複数部品同時取出方法。
本項に記載の特徴を採用すれば、複重型ロータリヘッドにより複数の電子回路部品を同時に取り出し得る機会が増し、装着作業の能率が向上する効果が得られる。
(66)前記第1種吸着ノズルと前記第2種吸着ノズルとをそれぞれ保持させた複数のノズル保持軸を同時に進退させる工程を含む(65)項に記載の複数部品同時取出方法。
本項に記載の特徴は(65)項の態様の複数部品同時取出方法の実行に不可欠ではないが、採用すれば(65)項に記載の態様の効果を享受し得る機会が多くなる。
(67)前記第1種吸着ノズルと前記第2種吸着ノズルとをそれぞれ保持させたノズル保持軸を、前記複重型ロータリヘッドの1回の回転の前後において進退させる工程を含む(65)項または(66)項に記載の複数部品同時取出方法。
本項に記載の特徴は(65)項の態様の複数部品同時取出方法の実行に不可欠ではないが、採用すれば(65)項に記載の態様の効果を享受し得る機会が多くなる。
(68)前記重複する種類の電子回路部品を、前記部品供給装置において互いに隣接する2つのフィーダに供給させる(66)項または(67)項に記載の複数部品同時取出方法。
本項に記載の態様によれば複数部品同時取出しの機会がさらに多くなる。
各装着モジュール10はそれぞれ、図2に示すように、モジュール本体18,基材搬送装置たる基板搬送装置20,基材保持装置たる基板保持装置22,部品供給装置24,装着装置26,基準マーク撮像装置28(図3参照),部品撮像装置30およびモジュール制御装置32を備えている。
4の上部であって、係合穴168より上側に設けられている。図8に、クランプ装置150の断面を示す。図8(a)は、第二X軸スライド116の左右方向の中央において切断した断面であり、図8(b)は、図8(a)におけるA−A面における断面である。クランプ装置150は、係合ブロック158の上部に回転可能に設けられた掛止ローラ170(図7参照)に掛止ピン172を掛合させる構造とされている。詳しく説明すれば、クランプ装置150は、正面部154の上部に設けられたピン穴174に上下移動可能に支持された掛止ピン172と、掛止ピン172を上下させる掛止ピン作動装置180とを含んで構成されている。
装着ヘッド102はロータリ装着ヘッドの一種である複重型ロータリヘッドであり、図9および図10に示すように、ヘッド本体200,2つの回転体202,204,回転体202,204の各々に保持された複数ずつのノズル保持軸206,207,回転体駆動装置208,保持軸進退装置としての保持軸昇降装置210,保持軸回転駆動装置212およびヘッド制御装置214(図20参照)を含む。
回転体駆動装置208は、図10に示すように、2つの回転体202,204の各々を個別に回転駆動可能な2つの個別駆動装置234,236を含む。以後、場合によって、個別駆動装置234を内用個別駆動装置234、個別駆動装置236を外用個別駆動装置236と称する。内用個別駆動装置234は、本実施形態においては、回転軸238および回転軸駆動装置240を含む。回転軸238は横断面形状が円形の中空の筒状を成し、軸方向の一端部である上端部を支持部224により、軸受242を介して外回転体204の回転軸線と同心の軸線まわりに回転可能に支持されている。
保持軸昇降装置210は、個別進退装置たる4つの個別昇降装置350を含む。これら個別昇降装置350は、図11および図12に示すように、ヘッド本体200の支持部224,226の背壁部220からの突出端部に、X軸方向に平行に1列に並んで設けられている。本実施形態においては、4つの個別昇降装置350のうち、内側の2つが内ノズル保持軸206を進退させる装置(以後、場合によって内用個別昇降装置350と称する)とされ、両端の2つが外ノズル保持軸207を進退させる装置(以後、場合によって外用個別昇降装置350と称する)とされている。
保持軸回転駆動装置212は、本実施形態においては、図10に示すように内ノズル保持軸回転駆動装置400および外ノズル保持軸回転駆動装置402を含み、それぞれ内ノズル保持軸206,外ノズル保持軸207を軸線まわりに回転させる。内ノズル保持軸回転駆動装置400は、電動モータ408を駆動源とし、8つの内ノズル保持軸206の全部を一斉に回転させる装置とされている。そのため、8つの内ノズル保持軸206にはそれぞれ、その内回転体202から下方へ延び出させられた部分であって、案内筒302とノズル保持部330との間の部分に被駆動部材たる歯車410が取り付けられるとともに、ヘッド本体200により鉛直軸線まわりに回転可能に保持された共通の駆動部材たる歯車412に噛み合わされている。
切換弁装置450は、本実施形態においてはスプール弁により構成され、図10に示すようにバルブスプール452を有する。バルブスプール452は、図12に示すように、内ノズル保持軸206に隣接する位置に、内回転体202を内ノズル保持軸206の軸線と平行な方向に貫通して形成された嵌合穴(図示省略)に軸方向に移動可能に嵌合され、図17に概略的に示すように、軸方向に隔たった2個所にそれぞれ、外周面に開口する通路454,456が形成されている。これら通路454,456は円環状を成し、内回転体202内に形成された通路458,460によって内ノズル保持軸206内の通路に接続される。
本切換装置500は、リニアモータ502を駆動源とする。リニアモータ502は、本実施形態では円筒形のリニアモータであり、固定部としての固定子504および可動部としての可動子506を含む。固定子504は、本実施形態においては、磁性材製のロッドの表面に、複数のリング状の永久磁石が等ピッチで設けられたものであり、支持部224,226の間の部分に鉛直に設けられている。可動子506は複数のコイルを含み、固定子504の外側に半径方向の隙間を有して嵌合されており、固定子504の軸方向に沿って移動可能である。
装着ヘッド102においては、2つずつの外ノズル保持軸207および内ノズル保持軸206の合計4つのノズル保持軸206,207が保持する吸着ノズル332によって電子回路部品を同時に吸着することができ、あるいは1つずつの外ノズル保持軸207および内ノズル保持軸206の合計2つのノズル保持軸206,207が保持する吸着ノズル332によって電子回路部品を同時に吸着することができ、1つずつの内ノズル保持軸206あるいは外ノズル保持軸207が保持する吸着ノズル332によっても電子回路部品を吸着することができる。装着ヘッド102においては、モジュール制御装置32からのヘッド制御装置214への指令等の伝送に基づいて回転体駆動装置208等が制御され、吸着ノズル332による電子回路部品の吸着および回路基板44への装着等が行われる。
この場合、内回転体202および外回転体204がそれぞれ設定回転位置に位置させられ、組を成す内,外2つずつのノズル保持軸206,207が一直線上に等間隔に並ばせられる。本実施形態においては、個別駆動装置234,236の電動モータ254,272の各回転角度を検出するエンコーダ544はアブソリュートエンコーダとされており、回転体202,204の各4つの設定回転位置をそれぞれ規定するエンコーダ544の値が予め設定され、ヘッド制御コンピュータ540のRAMに設けられて記憶手段を構成する設定回転位置メモリに記憶させられている。本実施形態においては、例えば、検出値が0度,90度,180度,270度である位置がそれぞれ設定回転位置となるようにエンコーダ544が設けられている。そして、4組のうちの1組の4つのノズル保持軸206,207がそれぞれ作用位置に位置させられる。これら4つのノズル保持軸206,207の間隔は保持部98の形成ピッチと等しい12ミリであり、変更することができない。したがって、4つのノズル保持軸206,207の使用による電子回路部品の同時吸着は、吸着ノズル332との間に多少の位置ずれがあっても支障なく吸着される大きさの電子回路部品について行われる。
この同時吸着は、電子回路部品が小さいため、吸着ノズル332と電子回路部品との間に許容されるずれが小さく、部品取出時における両者の位置合わせ精度が高いことが要求される場合に行われる。内,外1つずつのノズル保持軸206,207であれば、回転体202,204の少なくとも一方を回転させることにより軸間距離を調整し、電子回路部品の位置ずれに対応することができるからである。電子回路部品の位置ずれは、送り装置54による部品保持テープ64の送り誤差,フィーダ50のフィーダ支持台96に対する取付位置誤差および取付状態におけるフィーダ50の姿勢のくずれ等による部品収容凹部80の位置ずれにより生じる。また、軸間距離は、内,外回転体202,204の少なくとも一方を、組を成す2つのノズル保持軸206,207が接近する向きに回転させることにより短くし、離間する向きに回転させることにより長くすることができる。
2個の電子回路部品の同時吸着時における回転体202,204の設定回転位置がいずれであっても、個別昇降装置350および切換装置500は、回転体202,204が設定回転位置に位置する状態で、作用位置に位置し、作用保持軸であるノズル保持軸206,207に対応する位置に設けられる。
しかし、常にこの形態の同時取出しが可能なわけではない。前述の、電子回路部品が小さいために、同時に下降させられる2つの吸着ノズル332の軸間距離を、互いに隣接する2つのフィーダ25の供給部間の距離に合わせる必要がある場合はその一例であり、この場合には前述のように、内回転体202と外回転体204とにそれぞれ保持された1つずつのノズル保持軸206,207を同時に下降させることが必要になる。
そのため、図14に示した2重型ロータリヘッドは、前述のように同時4個,同時3個,同時2個および1個の形態で電子回路部品を取り出すことが可能とされているのであるが、そのうち、複数部品同時取出方法に相当する具体的な形態をまとめれば、図23ないし図27に図示するようになる。各図において同時に昇降させられるノズル保持軸206,207を斜線を施した円で表す。
それに対し、2個同時取出しは、先に説明した2つのノズル保持軸206,207の軸間距離の調節が可能な形態を含んで、図24に示す(a)〜(f)の6形態と、図25に示す(a),(b)の2形態との計8形態が予定されている。図24に示す2個同時取出し形態は、(a),(b),(c)に示す互いに隣接する2つずつのノズル保持軸を一斉に昇降させる形態と、(d),(e)に示す1つおきの2つのノズル保持軸を一斉に昇降させる形態と,(f)に示す2つおきの2つのノズル保持軸を一斉に昇降させる形態とを含み、これらのうち、内回転体202と外回転体204とにそれぞれ保持された2つのノズル保持軸を一斉に昇降させる(a),(b),(d),(e)の形態が2つのノズル保持軸206,207の軸間距離、ひいては2つの吸着ノズル332の軸間距離の調節が可能な形態である。また、図25に示す(a),(b)の2形態は、互いに隣接した2つのフィーダから、電子回路部品の2個同時取出しを連続して多数回行う必要がある場合に適した形態であり、吸着ノズル332の軸間距離の調節が必要である場合に特に適している。
なお、上記4個同時取出し、および3個同時取出しのいずれにおいても、必要に応じて、内回転体202と外回転体204とにそれぞれ保持される2つの吸着ノズルの軸間距離の調節が可能であることは、2個同時取出しに関して説明したとおりである。
2重型ロータリヘッドの複数のノズル保持軸206,207の各々に、図28(a)に示すようにA種,B種およびC種の吸着ノズル332を保持させるものと仮定する。図29に示すように、A種吸着ノズル332の適合部品範囲は第1種のみであり、B種吸着ノズル332の適合部品範囲は第2種〜第4種であり、C種吸着ノズル332の適合部品範囲は第4種〜第7種であるものとする。そして、2重型ロータリヘッドを図28の(a),(b),(c),(d)に示すように90度ずつ回転させつつ、電子回路部品を可能である限り4個ずつ同時に保持させるとすれば、例えば、図30(a)に示す組合わせで4個同時取出しを行うことも、図30(b)に示す組合わせで4個同時取出しを行うことも可能である。すなわち、第4種の電子回路部品はB種吸着ノズル332にもC種吸着ノズル332にも適合しているため、部品供給装置24におけるフィーダ50の配列を図30(a)に示すものとしても、図30(b)に示すものとしても、支障なく4個同時取出しを行わせることができ、フィーダ50の配列の自由度が増し、結果として4個同時取出しを行い得る機会が増えて、装着作業の能率が向上するのである。なお、図30(b)における×印はいずれの種類の電子回路部品も取り出させないことを表す。
なお、図30(c)に示すように、第4種の電子回路部品をそれぞれ保持するB種吸着ノズルとC種吸着ノズルとが、2重型ロータリノズルの1回の回転の前後において昇降させられる場合にも類似の効果が得られる。
さらに、回転体202,204を図25や図27に示した相対回転位置にした状態で2個同時取出しや3個同時取出しを行う場合にも図29に例示した保持可能な電子回路部品群に属する電子回路部品の一部が互いに重複する2種類の吸着ノズルを使用した3個同時取出しや2個同時取出しを実行することもできる。
また、回転体駆動装置の駆動源を構成する電動モータのエンコーダがアブソリュートエンコーダとされる場合、2つの部品収容凹部のピッチの取得毎に回転体の補正回転位置が算出され、回転体が回転させられるようにしてもよい。ピッチの取得が回転体の回転とは異なる時期に行われるのであれば、回転体の回転時に補正回転位置が算出されてもよい。装着ヘッドの移動位置の補正についても同様である。
Claims (6)
- ヘッド本体と、
互いに同軸に重ねられ、共通の回転軸線のまわりに相対回転可能に前記ヘッド本体に保持された複数の回転体と、
それら複数の回転体の各々をそれぞれ回転させる複数の回転体駆動装置と、
前記複数の回転体の各々に、前記回転軸線に平行に、かつ各回転体に対して軸方向に相対移動可能に保持され、それぞれ一端部において吸着ノズルを保持する複数ずつのノズル保持軸と、
前記複数の回転体に保持された前記ノズル保持軸の1つを軸方向に進退させ得るとともに、複数のノズル保持軸を同時にも進退させ得る保持軸進退装置と
を含み、
前記複数の回転体のすべてが設定回転位置に位置する状態で、それら回転体の各々に1つずつ設定される複数の同心円の一群である同心円群と、その同心円群の中心線からの距離が互いに等しくかつその中心線まわりの位相を互いに異にする複数の直線の各々との複数組であって、それら複数組の各々における各直線と同心円群との複数の交点の互いに隣接するもの同士の間隔が一定であり、かつ、他の組と前記交点を共有しない複数組の各々に属する前記複数の交点の各々を通り、かつ、前記中心線に平行な複数の嵌合穴の複数ずつが前記複数の回転体の各々に形成され、それら嵌合穴の各々に前記複数のノズル保持軸の各々が軸方向に進退可能に嵌合され、かつ、
X軸方向移動装置およびY軸方向移動装置により水平方向に移動させられる複重型ロータリヘッドによって、電子回路部品を取り出す方法であって、
前記複数のノズル保持軸の少なくとも一部のものに保持させた複数の吸着ノズルであって、前記複数の直線の1つと交差するすべてのノズル保持軸のうちの2つ以上に保持させた吸着ノズルに、部品供給装置の複数の供給部からそれぞれ1個ずつの電子回路部品を同時に吸着して取り出させる工程を含むことを特徴とする複数部品同時取出方法。 - 前記複数の回転体のすべてが設定回転位置にある状態から、それらすべての回転体を前記複数の直線の前記中心線まわりの位相差ずつ間欠的に回転させ、それら間欠回転の各々において、前記複数の直線の各々と交差するすべてのノズル保持軸の少なくとも一部のものに保持させた複数の吸着ノズルに、複数の電子回路部品を同時に取り出させる工程を含む請求項1に記載の複数部品同時取出方法。
- 前記複重型ロータリヘッドとして、前記回転体を2つ有するものを使用し、前記複数の直線の1つと交差する2つずつ、合計4つのノズル保持軸のうち、前記2つの回転体の各々に保持された1つずつに保持させた2つの前記吸着ノズルに電子回路部品を同時に取り出させる工程を含む請求項1または2に記載の複数部品同時取出方法。
- 前記複重型ロータリヘッドとして、前記回転体を2つ有するものを使用し、前記複数の直線の1つと交差する2つずつ、合計4つのノズル保持軸のうち、互いに隣接する3つのものに保持させた前記吸着ノズルに電子回路部品を同時に取り出させる工程を含む請求項1ないし3のいずれかに記載の複数部品同時取出方法。
- 前記複重型ロータリヘッドとして、前記回転体を2つ有するものを使用し、前記複数の直線の1つと交差する2つずつ、合計4つのノズル保持軸のうち、互いに隣接する2つと、それら2つに隣接しない1つとに保持させた3つの前記吸着ノズルに電子回路部品を同時に取り出させる工程を含む請求項1ないし4のいずれかに記載の複数部品同時取出方法。
- 前記複重型ロータリヘッドを、前記複数の回転体のすべてが前記設定回転位置である第1設定回転位置にある状態から、最も内周側の回転体である最内周側回転体に対して、その最内周側回転体より外周側に位置する1つ以上の回転体である外周側回転体を、その外周側回転体に保持されているノズル保持軸の互いに隣接する2つの、前記共通の回転軸線のまわりの中心角に等しい角度回転させて、その外周側回転体に保持されている前記ノズル保持軸の軸線が、前記最内周側回転体に保持された2つのノズル保持軸の軸線と直交する直線と直交する状態の第2設定回転位置にある状態とし、その第2設定回転位置にある複重型ロータリヘッドの1直線と軸線が直交する3つ以上のノズル保持軸に保持させた前記吸着ノズルに同時に電子回路部品を取り出させる工程を含む請求項1ないし5のいずれかに記載の複数部品同時取出方法。
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