JP5954460B2 - 観測装置及び観測管理システム - Google Patents

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Description

本発明は、観測装置及び観測管理システムに関する。
一般に、植物を育成、栽培する場合に、植物の種類や環境により植物に与える水の量や日光の当て方、肥料の与え方、温度の条件などがそれぞれ異なるために、従来では、植物の育成に関する情報をユーザに提供するようにした技術が存在している。例えば、植物の置かれている環境をセンサにより観測して蓄積管理しておき、その観測した環境とその植物の最適な育成環境とを比較して、育成に関するガイド表示を行うようにした技術(植物育成ガイドシステム)が存在している(特許文献1参照)。
すなわち、この植物育成ガイドシステムにおいては、屋外の鉢に備えた植物環境測定装置と、屋内設置の植物育成管理装置(例えば、パーソナルコンピュータ)を有し、この鉢側の植物環境測定装置は、測定スイッチが操作されたり、測定時刻に到達したりした際に、各種のセンサで測定されたデータを保存し、その後、測定装置側の通信スイッチが操作されると、その操作に応答して上述の保存データを植物育成管理装置に対して送信する。管理装置は、この受信したデータから、データベースを参照することにより対処指示に関するガイド情報を表示するようにしている。
特開2010−075172号公報
しかしながら、上述した先行技術にあっては、植物の環境測定結果を表示することで、植物を育てる際の助けとなるというメリットを有しているが、ガイド情報の表示だけでは植物の現在の状態をユーザが適切に判断できるとは限らず、また、測定装置から管理装置に観測データを送信させるには、その都度、通信スイッチを操作しなければならず、それだけユーザに負担をかけることにもなる。
本発明の課題は、利便性のよい観測装置及び観測管理システムを提供することである。
上述した課題を解決するために本発明の一つの態様は、
下方側の先端部が先細り状の棒体部と、前記棒体部に対して側方に突出形成された取手部と、を備え、
前記取手部は、該取手部に下側から人指し指を掛けた状態で前記棒体部を上方から親指の腹部分で押圧しながら、前記棒体部を土壌に刺し込むことが可能なように設けられ
観測結果を無線通信により携帯端末装置に送信する送信手段を備えたことを特徴とする観測装置である。
上述した課題を解決するために本発明の他の態様は、
観測対象物を観測する観測装置に携帯端末装置が通信接続可能な観測管理システムであって、
前記観測装置は、下方側の先端部が先細り状の棒体部と、前記棒体部に対して側方に突出形成された取手部と、を有し、
前記取手部は、該取手部に下側から人指し指を掛けた状態で前記棒体部を上方から親指の腹部分で押圧しながら、前記棒体部を土壌に刺し込むことが可能なように設けられていることを特徴とする観測管理システム。
本発明によれば、利便性のよい観測装置及び観測管理システムを提供することができる。
カメラ機能を備えた携帯端末装置1と、観測対象物を観測する観測装置2とを通信接続した観測管理システムを示したブロック図。 観測装置2を鉢3に抜き刺しする際の観測装置2の持ち方を説明するための図。 携帯端末装置1の基本的な構成要素を示したブロック図。 観測装置2の基本的な構成要素を示したブロック図。 観測装置2の概略縦断面図。 携帯端末装置1側に設けられている観測結果テーブルT1を説明するための図。 携帯端末装置1側に設けられている最適環境状態テーブルT2を説明するための図。 携帯端末装置1側に設けられているキャラクタテーブルT3を説明するための図。 撮像部15からのスルー画像(撮影画像)をモニタ画像として表示するカメラモニタモードに切り替えられた際に実行開始されるフローチャート。 観測対象物(植物)の現在の状態が最適な場合のキャラクタ表示例を示した図。 観測対象物(植物)の現在の状態が日照過多の場合のキャラクタ表示例を示した図。 第2実施形態において、携帯端末装置1の記憶部13に備えられている最適育成状態テーブルT6を説明するための図。 第2実施形態において、携帯端末装置1の記憶部13に備えられている植物種テーブルT7を説明するための図。 第2実施形態において、カメラモニタモードに切り替えられた際に実行開始されるフローチャート。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1実施形態)
先ず、図1〜図11を参照して本発明の第1実施形態を説明する。
図1は、カメラ機能を備えた携帯端末装置1と、観測対象物を観測する観測装置2とを通信接続して成る観測管理システムを示したブロック図である。
携帯端末装置1は、携帯電話機であり、音声通話機能、電子メール機能、インターネット接続機能(Webアクセス機能)、撮像機能(カメラ機能)、近距離通信機能などを備え、観測装置2との間では近距離通信によりデータの送受信が可能となっている。
観測装置2は、観測対象物の環境(例えば、本実施形態では植木や草花などの植物の生育環境)を観測するもので、その筺体全体は、細長状の中空の棒体を成している。そして、この観測装置2の中空棒体の全体は、先細り状に形成され、この観測装置2の下部(例えば、下半分)を鉢3の土壌内に埋め込む構成となっており、その下部側の表面には、通気・通水用として複数個の細孔2aが形成されている。また、観測装置2の上端面には、観測対象物を識別するための観測対象物ID(図示の例では、識別番号“5”)2bが印刷や刻印などにより形成されている。なお、ユーザは、観測対象物に近付いて、観測装置2の上端面(観測対象物IDの部分)を中心に、携帯端末装置1のカメラ機能により拡大撮影するようにしている。(図1参照)。
また、観測装置2の上端部分の一側部には弧状の取手2cを突出形成(一体成型)されている。ここで、図2に示すように、観測装置2の下部を鉢3の土壌内に抜き刺しする場合には、その上端面を親指の腹部分で押圧しながら、取手2cの下側に人差し指を掛けて行うことにより、観測装置2の抜き刺しをスムーズに行うことが可能な構成となっている。すなわち、取手2cの下側から人差し指を掛けた状態で筺体の上端面を親指の腹部分で押圧しながら当該筐体の抜き刺しが可能となる位置に取手2cを形成した構成となっている。
なお、図示のように鉢3内に1本の植木や草花が植えられている場合には、鉢3内に一つの観測装置2を刺し込み、また、鉢3内に複数種の植木や草花が植えられている場合には、その種類に応じた個数分の観測装置2を鉢3内に刺し込むようにしている。
図3は、携帯端末装置1の基本的な構成要素を示したブロック図である。
CPU11は、二次電池(図示省略)を備えた電源部12からの電力供給によって動作し、記憶部13内の各種のプログラムに応じてこの携帯端末装置1の全体動作を制御する中央演算処理装置である。記憶部13には、図9に示した動作手順に応じて本実施形態を実現するためのプログラムや各種のアプリケーションなどが格納されているほか、携帯端末装置1が動作するために必要な各種の情報を一時的に記憶するワーク領域が設けられていると共に、後述する観測結果テーブルT1、最適環境状態テーブルT2、キャラクタテーブルT3などが設けられている。
電話通信部14は、音声通話機能、電子メール機能、インターネット接続機能時に使用される広域通信部である。撮像部15は、被写体を高精細に撮影可能なカメラ部を構成するもので、図示しないが、光学レンズ、撮像素子のほか、光学系駆動部、照明用のストロボ、アナログ処理回路、信号処理回路などが備えられている。そして、撮像部15は、光学ズームを調整制御したり、オートフォーカス時の駆動、シャッタ駆動、露出、ホワイトバランスなどを制御したりする。
表示部16は、例えば、高精細液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ、電気泳動型ディスプレイ(電子ペーパ)などを使用したもので、文字情報、待受画像などの表示情報を表示するほか、カメラ機能の使用時には撮影画像としてライブビュー画像(モニタ画像)を表示するファインダ画面となる。この表示部15の表面には、指の接触を検出する接触操作部(透明な接触センサ)を積層配設することによってタッチスクリーン(タッチ画面)が構成されている。なお、表示部16は、携帯端末装置1の前面部に配設されているのに対し、撮像部15は、携帯端末装置1の背面部に配設されている。操作部17は、図示省略したが、電源オン/オフボタン、カメラモニタモードなどに切り替えるボタンなどを有し、CPU11は、操作ボタンに応じた処理を行う。
近距離通信部18は、ブルートゥースBluetooth(登録商標)・モジュールを構成し、観測装置2との間で交信を行うもので、その通信可能エリア内(例えば、半径2m以内)となっている。携帯端末装置1から観測装置2を探索する探索信号(サーチ信号)を発信して、それに対する応答があれば、携帯端末装置1と観測装置2との通信リンクが確立されて相互でデータ通信が可能となる。この場合、携帯端末装置1は、観測装置2から発信された観測結果を受信取得する。
図4は、観測装置2の基本的な構成要素を示したブロック図である。
CPU21は、電池(一次電池や二次電池)を備えた電源部22からの電力供給によって動作し、記憶部23内の各種のプログラムに応じてこの観測装置2の全体動作を制御する。記憶部23には、後述する観測データメモリT4、対象物IDメモリT5が設けられている。また、CPU21には、その入出力デバイスとしての観測部(各種の環境センサ)、つまり、日の当たり具合を測定する日照計24、外気温度を測定する外気温度計25、外気湿度を測定する外気湿度計26、鉢3内の土壌表面の湿度を測定する土壌湿度計27が接続されているほかに、現在日時を計測する時計部28、携帯端末装置1との間で近距離無線通信(ブルートゥースBluetooth(登録商標)通信)を行う近距離通信部29が接続されている。なお、
日照計24、外気温度計25、外気湿度計26、土壌湿度計27は、小型電子部品であり、精度良く測定が可能なものを使用しているが、その構成は周知であるため、その説明については省略するものとする。
観測装置2のCPU21は、予め設定されている時間間隔毎(例えば、1日毎や2日毎)に、日照計24、外気温度計25、外気湿度計26、土壌湿度計27で観測された生育環境(観測結果)をそれぞれ取得し、この生育環境(観測結果)を時計部28の現在日付に対応付けて観測データメモリT4に追加記憶するようにしている。また、携帯端末装置1と観測装置2との通信接続が近距離通信部29を介して確立されると、CPU21は、対象物IDメモリT5と観測データメモリT4の内容を読み出して、近距離通信部29から携帯端末装置1に送信させる。対象物IDメモリT5は、観測対象物ID(図1の例では、識別番号“5”)を記憶するメモリである。観測データメモリT4は日照計24、外気温度計25、外気湿度計26、土壌湿度計27で観測された観測結果(生育環境に関する観測結果)を記憶するメモリである。
図5は、観測装置2の概略縦断面図である。
観測装置2の上端部側の天板部2dには、各種の電子部品として日照計24、外気温度計25、外気湿度計26、近距離通信部29用のアンテナ29aなどが内蔵されている。また、この電子部品の下方には、電源部22である電池22aが内蔵されている。また、観測装置2の中央仕切板部2eには、土壌湿度計27が内蔵されている。また、観測装置2の下端部側の表面には、上述した通気・通水用の複数の細孔2aが形成されているが、観測装置2の下端部側の中空部において、細孔2aの形成部分には土壌の侵入を防ぐための弁部材2fが複数形成されている。なお、図示省略したが、観測装置2の上半部と下半部とはその中央仕切板部2eを境にして分離可能な構成となっており、観測装置2の下半部を適宜取替え可能としている。なお、観測装置2の上半部と下半部とを分離した場合に、下半部の中空に栄養剤アンプルのカセットを挿入することにより栄養剤を土壌に注入するようにしてもよい。
図6は、携帯端末装置1側に設けられている観測結果テーブルT1を説明するための図である。
観測結果テーブルT1は、観測装置2から送信された観測結果(生育環境に関する観測結果)を観測日付別及び観測対象物ID別に記憶管理するテーブルで、図中、テーブルの縦方向は「観測日付」に対応付けられ、また、横方向は「観測対象物ID」に対応付けられている。図示の例において“No.1”、“No.2”、“No.3”、“No.4”、“No.5”、…は、複数の観測装置2に割り当てられた観測対象物IDを示している。この観測対象物IDに対応して植物の種類として、“No.1”には“サボテン”が記憶され、“No.2”には“野菜A”、“No.3”には“シクラメン”、“No.4”には“観葉植物A”、“No.5”には“観葉植物B”、…が記憶されている。なお、観測対象物IDと植物の種類との対応関係は、ユーザ操作により任意に設定されたものである。
また、観測結果テーブルT1の「観測日付」と「観測対象物ID」とが交差する記憶領域には、観測装置2から受信した観測対象物の観測結果として、外気温度、外気湿度、土壌湿度、日照が記憶されている。この場合、観測結果テーブルT1には、過去所定日数分(例えば、1ヶ月分)の観測結果データを記憶するようにしているが、この所定日数分の観測結果データが既に記憶されているフル状態では、例えば、古い観測結果データから先入れ先出し方式に従って消去するようにしている。
図7は、携帯端末装置1側に設けられている最適環境状態テーブルT2を説明するための図である。
最適環境状態テーブルT2は、観測対象物の種類に対応してその育成に最適な環境状態を記憶管理するテーブルで、植物の種類毎に外気温度、外気湿度、土壌湿度、日照に対応してその最適な状態(特定な状態)を記憶する構成となっている。例えば、シクラメンの温度に関する最適な環境としては、最高気温が25℃で、耐寒温度が7℃であり、生育適温(最適温度範囲)として15℃〜25℃が設定されている。最適環境は、1月〜12月の時期サイクルに応じて経時的に定義されるもので、更に最適環境には追肥、株分け、鉢替えなどの最適時期情報も含むようにしている。
図8は、携帯端末装置1側に設けられているキャラクタテーブルT3を説明するための図である。
キャラクタテーブルT3は、観測対象物の観測結果に応じて当該観測対象物の現在の状態を表現した状態表現情報(所定の絵図として、例えば、キャラクタ)を記憶管理するもので、観測対象物の観測結果に応じてキャラクタを特定する際に使用される。すなわち、キャラクタテーブルT3には、観測対象物の現在の状態、例えば、“水分不足”、“水分過多”、“日照過多”などに応じてその状態を表現する内容のキャラクタが記憶されている。なお、図示の例では、水分、湿度、日照りの生育環境が“最適”な環境であることを示すキャラクタと、“日照過多”の環境であることを示すキャラクタが記憶されている場合を示している。
次に、第1実施形態における携帯端末装置1の動作概念を図9に示すフローチャートを参照して説明する。ここで、このフローチャートに記述されている各機能は、読み取り可能なプログラムコードの形態で格納されており、このプログラムコードにしたがった動作が逐次実行される。また、ネットワークなどの伝送媒体を介して伝送されてきた上述のプログラムコードに従った動作を逐次実行することもできる。このことは後述する他の実施形態においても同様であり、記録媒体のほかに、伝送媒体を介して外部供給されたプログラム/データを利用して本実施形態特有の動作を実行することもできる。なお、図9は、携帯端末装置1の全体動作のうち、本実施形態の特徴部分の動作概要を示したフローチャートであり、この図8のフローから抜けた際には、全体動作のメインフロー(図示省略)に戻る。
図9は、撮像部15からのスルー画像(撮影画像)をモニタ画像として表示するカメラモニタモードに切り替えられた際に実行開始されるフローチャートである。このモニタモードにおいてユーザは、観測対象物又はその付近に撮像部15を向けるようにしている。
先ず、CPU11は、撮像部15からのスルー画像を取得して、表示部16にモニタ画像として表示させる撮像モニタ表示を行う(ステップA1)。そして、近距離通信部18を起動して観測装置2を探索する探索信号(サーチ信号)を送信させる(ステップA2)。
この状態において、観測装置2からサーチ信号に対する応答の有無をチェックし(ステップA3)、所定時間が経過しても観測装置2から応答がなければ(ステップA3でNO)、この時点で図9のフローから抜けるが、観測装置2からの応答を受信したときには(ステップA3でYES)、携帯端末装置1と観測装置2との通信が確立した通信可能な状態となる。この状態において、観測装置2から観測対象物IDと共にその観測結果(生育環境に関する観測結果)を受信取得すると(ステップA4)、この受信内容(観測対象物ID、観測結果)を観測結果テーブルT1に追加記憶させる(ステップA5)。
そして、今回の送信元の位置を特定する処理、つまり、電波の受信状況(電波強度など)を解析することにより観測対象物IDを送信した送信元(観測装置2)のおおよその位置を特定する処理を行う(ステップA6)。これによって特定した位置は、モニタ撮影の範囲内であるか(モニタ画像内に送信元が含まれているか)を調べ(ステップA7)、モニタ撮影の範囲から外れているときには(ステップA7でNO)、モニタ撮影の範囲内に収まる方向を案内する方向ガイドを表示部16内に表示させる(ステップA8)。そして、スルー画像をモニタ画像として表示する撮像モニタ表示を行いながら(ステップA9)、上述のステップA7に戻って、モニタ撮影の範囲内に送信元が含まれるようになったかを調べる。
モニタ撮影の範囲内に送信元が含まれているとき又は含まれるようになったときには(ステップA7でYES)、観測対象物IDに基づいて観測結果テーブルT1を検索してその観測対象物IDに対応する観測対象物(植物)の種類を特定する(ステップA10)。そして、この観測対象物ID(又は植物の種類)に対応する観測結果テーブルT1の内容及び最適環境状態テーブルT2の内容を参照して、その過去の観測結果から現在の観測結果までの変化状態を観測対象物の現在の状態として判定する(ステップA11)。例えば、観葉植物Aの最適な環境状態に比べて、“水分が少ない状態が何日も連続している(水分不足)”、又はサボテンの最適環境状態に比べて、“水分が多い状態が何日も連続している(水分過多)”、野菜Aの最適環境状態に比べて、“日照りが何日も連続している(日照過多)”、又は“サボテンにとって最適な環境”であるなどを観測対象物(植物)の現在の状態として判定する。
そして、当該観測対象物の現在の状態を表現した状態表現情報を取得する。すなわち、上述の判定結果(例えば、“水分不足”、“水分過多”、“日照過多”など)に基づいてキャラクタテーブルT3を検索して該当するキャラクタを選択して読み出し取得する(ステップA12)。これによって選択したキャラクタをモニタ画像内の送信元(観測装置2)の位置に対応付けて重畳表示させる(ステップA13)。その後、上述の判定結果(観測対象物の現在の状態)は、特定の事態を示す状態であるか、つまり、危険な状態であるか、例えば、異常に長い間、“水分不足”、“水分過多”、“日照過多”などが続いている状態であるかを判別する(ステップA14)。
いま、観測対象物の現在の状態が危険な状態でなければ(ステップA14でNO)、この時点で図9のフローから抜けるが、危険な状態であれば(ステップA14でYES)、モニタ画像を解析することにより特定した観測対象物の画像部分を識別(赤色)表示させた後(ステップA15)、図9のフローから抜ける。ここで、図10は、判定結果が最適な場合のキャラクタ表示例を示した図である。図11は、判定結果が日照過多の場合のキャラクタ表示例を示した図で、モニタ画像内の観測装置2の上端部分とキャラクタを示した図である。なお、図10、図11は、キャラクタ、観測装置1の一部以外の観測対象物や鉢3などは図示省略したものである。
以上のように、第1実施形態において携帯端末装置1は、撮像部15により観測対象物又はその付近が撮影された際に、その撮影画像(モニタ画像)内の観測対象物における観測結果を取得すると共に、取得した観測結果に応じて当該観測対象物の現在の状態を表した状態表現情報を取得した後、この状態表現情報を撮影画像内の観測対象物に対応付けて表示部16で表示するようにしたので、ユーザにあっては特別な操作を行うことなく、観測対象物を撮影するだけで、その観測対象物の現在の状態をその場(観測対象物の付近)で容易に確認することができ、利便性に富んだものとなる。
携帯端末装置1は、観測装置2から発信された観測対象物の種類及びその観測結果を近距離通信により受信取得し、この観測対象物の種類に応じた最適環境状態テーブルT2の内容と、取得した観測結果との比較結果に応じて観測対象物の現在の状態を判定するようにしたので、観測対象物の種類毎に現在の状態を判定することができる。
携帯端末装置1は、観測対象物を植物とし、この植物側に備えられている環境センサ(日照計24、外気温度計25、外気湿度計26、土壌湿度計27)により観測された生育に関する観測結果を受信取得するようにしたので、この観測結果に応じて植物の現在の状態を適切に判定することができる。
携帯端末装置1は、近距離通信により観測対象物(観測装置2)を探索する探索信号を発信し、それに応答して観測装置2側から発信された観測結果を受信取得するようにしたので、観測対象物(観測装置2)に近付くだけで観測結果を取得することができる。
携帯端末装置1は、観測対象物の現在の状態を表現した状態表現情報として(所定の絵図:キャラクタ)を取得するようにしたので、ユーザにあっては直感的に分かり易い表現内容で観測対象物の現在の状態を知ることができる。
携帯端末装置1は、観測対象物の過去の観測結果から現在の観測結果までの変化状態に応じて当該観測対象物の現在の状態を表現した状態表現情報を取得するようにしたので、現在の状態を適切に判定してそれに合った状態表現情報を得ることができる。
携帯端末装置1は、観測対象物の現在の状態が特定の事態を示す状態(例えば、危険な状態)であれば、その特定状態を明示する表示(例えば、赤色表示)を行わせるようにしたので、特定状態を確実に知らせることが可能となる。
状態表現情報を撮影画像内の観測対象物の位置に重畳表示するようにしたので、状態表現情報と観測対象物との対応関係が明確なものとなる。
携帯端末装置1と観測装置2とを通信接続した観測管理システムであって、観測装置2は、携帯端末装置1から観測対象物を探索する探索信号に応答して、観測結果を近距離通信により送信し、携帯端末装置1は、撮像部15により観測対象物が撮影された際に、探索信号に応答して観測装置2から送信された観測対象物の観測結果を近距離通信により受信取得した後、この観測結果に応じて当該観測対象物の現在の状態を表現した状態表現情報を取得し、この状態表現情報を撮影画像内の観測対象物に対応付けて表示部16に表示させるようにしたので、ユーザにあっては特別な操作を行うことなく、観測対象物を撮影するだけで、その観測対象物の現在の状態をその場(観測対象物の付近)で容易に確認することができ、利便性に富んだものとなる。
観測装置2は、取手2cの下側から人差し指を掛けた状態で筺体の上端面を親指の腹部分で押圧しながら観測装置2の抜き刺しを行うようにしたので、その抜き刺しをスムーズに行うことができる。
上述した第1実施形態においては、携帯端末装置1と観測装置2との間でブルートゥースBluetooth(登録商標)通信を行うようにしたが、これに限らず、赤外線通信、非接触IDカード通信などの近距離通信であってもよい。更に、近距離通信に限らず、構内通信網や広域通信網を介して携帯端末装置1と観測装置2との間で通信を行うようにしてもよい。
上述した第1実施形態においては、観測対象物の現在の状態を表現した状態表現情報をキャラクタテーブルT3から読み出し取得するようにしたが、構内通信網や広域通信網を介してサーバ装置(図示省略)から状態表現情報を受信取得するようにしてもよい。
(第2実施形態)
以下、この発明の第2実施形態について図12〜図14を参照して説明する。
なお、上述した第1実施形態において携帯端末装置1は、観測装置2から観測対象物IDと共にその観測結果を近距離通信で受信取得して、この観測対象物ID(植物の種類)に対応する過去から現在の観測結果までの変化状態を観測対象物の現在の状態として判定するようにしたが、この第2実施形態において携帯端末装置1は、モニタ画像を解析することにより観測対象物の種類及びその観測結果を画像認識によって取得し、その観測対象物の種類に応じた最適な状態と観測結果との比較結果に応じて観測対象物の現在の状態を判定するようにしたものである。ここで、両実施形態において基本的あるいは名称的に同一のものは、同一符号を付して示し、その説明を省略すると共に、以下、第2実施形態の特徴部分を中心に説明するものとする。
図12は、第2実施形態において、携帯端末装置1の記憶部13に備えられている最適育成状態テーブルT6を説明するための図である。
最適育成状態テーブルT6は、植物の種類毎に、色・成長・開花具合などを記憶するテーブルで、観測対象物(植物)の種類に対応してその育成に最適な状態として、“葉の枚数・大きさ”、“開花具合・開花の数”、“幹部分の大きさ・太さ”、…が記憶されている。そして、最適育成状態テーブルT6には、例えば、植物の種類毎に、播種から育苗期、開花期などの成長過程毎や季節毎に最適な育成状態が記憶されている。
図13は、第2実施形態において、携帯端末装置1の記憶部13に備えられている植物種テーブルT7を説明するための図である。
植物種テーブルT7は、植物の種類毎に、その特徴を示す情報を記憶するもので、植物の種類を特定する際に使用される。図示の例では、植物の種類毎に、各部の特徴として“葉”、“茎”、“花”、…の項目を有し、各項目には成長過程に応じて色、花の形状などの特徴情報が記憶されている。
図14は、第2実施形態において、カメラモニタモードに切り替えられた際に実行開始されるフローチャートである。
先ず、CPU11は、撮像部15からのスルー画像を取得して、表示部16にモニタ画像として表示させる撮像モニタ表示を行う(ステップB1)。そして、モニタ画像を画像認識して観測対象物を特定する(ステップB2)。なお、この第2実施形態においては、周知の画像認識技術を使用しているため、その説明は省略するが、植物の形状、色などのほか、周囲の鉢などの関係をも考慮に入れて観測対象物の画像部分を総合的に判断するようにしている。また、モニタ画像内に複数の観測対象物が写っている場合には、各観測対象物をそれぞれ特定するようにしている。
この画像認識の結果、観測対象物として特定していない未認識の観測対象物がモニタ画像内に含まれているかを調べ(ステップB3)、未認識対象物が無ければ(ステップB3でNO)、図14のフローから抜けるが、他の未認識対象物が有れば(ステップB3でYES)、更に画像認識を行うことにより、特定した観測対象物毎にその種類(例えば、サボテン、観葉植物Aなど)を特定する処理を行う(ステップB4)。この場合、植物種テーブルT7の内容を参照して、各植物の特徴情報に類似する被写体(植物)がモニタ画像内の含まれているかを調べ、特徴的に類似した被写体が含まれていれば、その種類を特定する。更に、観測対象物毎に、植物の色・成長・開花具合などを画像認識により総合的に観測してその観測結果を取得する(ステップB5)。
これによって特定した観測対象物の種類に対応する最適育成状態テーブルT6の内容及びその観測結果に基づいて観測対象物の現在の状態を判定する(ステップB6)。例えば、“最適な育成状態に比べて開花が1週間程、遅れている”、“開花の数が少ない”などを判定する。そして、この判定結果は、特定の事態を示す状態であるか、つまり、最適な状態とかけ離れている危険な状態であるか、例えば、極度の肥料不足や日照過多などで生育にとって危険な状態であるかを調べ(ステップB7)、危険な状態でなければ(ステップB7でNO)、次の未認識対象物の有無をチェックするために上述のステップB2に戻る。
また、観測対象物の現在の状態が危険な状態であれば(ステップB7でYES)、その状態で表現したキャラクタを選択し(ステップB8)、この選択キャラクタをモニタ画像内の観察対象物の位置に対応付けて重畳表示させる(ステップB9)、なお、第2実施形態においては、そのキャラクタの表示位置がタッチ操作されると、その生育に関する詳細な情報をポップアップ表示させるようにしている。その後、上述のステップB2に戻り、モニタ画像内に未認識対象物が有れば(ステップB3でYES)、以下、上述の動作を繰り返す。その結果、観測対象物の現在の状態がその最適な状態とかけ離れている危険な状態であれば、その危険な状態を表現したキャラクタを、スルー画像内の当該観測対象物に対応付けて表示させる動作を観測対象物毎に繰り返す。
以上のように、第2実施形態において携帯端末装置1は、記撮像部15により撮影されたモニタ画像を解析することによりモニタ画像内の観測対象物を観測してその観測結果を取得するようにしたので、観測対象物側に特別な装置を設けておかなくても、観測対象物を撮影するだけで、その観測対象物の現在の状態をその場で容易に確認することができる。
また、撮影画像を解析することにより撮影画像内の観測対象物を観測してその種類及びその観測結果を画像認識によって取得した後に、この観測対象物の種類に応じた最適育成状態テーブルT6の内容と取得した観測結果とを比較し、その比較結果に応じて観測対象物の現在の状態を判定するようにしたので、観測対象物の種類毎に現在の状態を判定することができる。
複数の観測対象物が撮影された際に、そのスルー画像を解析することにより各観測対象物を観測してその観測結果を取得すると共に、観測対象物毎に取得された観測結果と、最適育成状態テーブルT6内の最適な状態とを比較した結果、危険な状態であれば、その状態を表現した状態表現情報をスルー画像内の観測対象物に対応付けて表示するようにしたので、複数の観測対象物の中から危険な状態の観測対象物をのみ選別し、スルー画像内に当該観測対象物に対応付けて状態表現情報を表示するようにしたので、ユーザにあっては危険な状態の観測対象物を容易かつ確実に発見することができる。
なお、上述した各実施形態においては、カメラ機能に拡張現実技術(AR)を組み合わせることで体感的、体験的方法を用い、ユーザに助言するようにしてもよい。この場合、ARキャラクタによる擬人化された助言提示形態により、意思表示のできない植物に、あたかも意思や人格が存在するかのように感じられるようにしてもよい。これによってキャラクタを介し植物の感情を疑似体験する情緒的価値と、植物管理育成の困難さが軽減される現実的価値をユーザに提供することができるようになる。このように植物(観測対象物)と厳密に同一な空間にARキャラクタを表示するようにしたので、植物に意思や人格が存在するかのような表現が可能となる。なお、スルー画像内に植物(観測対象物)が写っている否かを画像認識によりチェックし、植物が写っている間、その植物と一緒にARキャラクタを表示するようにしてもよい。
また、上述した各実施形態においては、観測対象物として植物を示したが、アクアリウムの水槽環境や、インコや文鳥などの鳥類、更には自動車などのように、趣味として愛玩する対象で、かつ状況の適不適を容易には看破できないものであってもよい。この場合、ペットとしての動物や熱帯魚を観測対象物とする場合には、ペットの飼育部屋の環境や水槽環境などを観測するようにしてもよい。犬や猫などの首輪部分に観測装置2を備えたり、水槽内に観測装置2を備えたりすればよいが、それに限らないことは勿論である。更に、観測対象物としてはペットなどの生物に限らず、肉や野菜などの生鮮食料品であってもよく、その保管場所や冷蔵庫内の保管環境、又はその鮮度状態を観測するようにしてもよい。更に、タンスなどの庫内環境を観測するようにしてもよく、観測対象物は任意である。
上述した各実施形態においては、状態表現情報としてキャラクタを表示するようにしたが、それに限らず、アイコンなど、表現力が豊かなその他の絵図であってもよい。また、状態表現情報としては、アドバイスバルーンなどであってもよい。更に、上述した各実施形態においては、状態表現情報を観測対象物の表示位置に対応付けて表示させる場合に、状態表現情報を観測対象物の表示位置に重畳表示するようにしたが、観測対象物と状態表現情報との対応付けが明確であれば、重畳表示に限らないことは勿論である。
上述した各実施形態においては、最適環境状態テーブルT2に最適な環境情報を記憶し、最適育成状態テーブルT6に最適な育成状態を記憶するようにしたが、最適に限らず、例えば、最悪の状態、不適切な状態を記憶するようにしてもよい。
また、上述した各実施形態においては、スルー画像内の状態表現情報(キャラクタ)を撮影画像として保存するようにしてもよい。すなわち、スルー画像内に状態表現情報(キャラクタ)を合成し、この合成画像を記録保存するようにしてもよい。
また、上述した各実施形態においては、観測装置2に日照計24、外気温度計25、外気湿度計26、土壌湿度計27を設けたが、更に土壌水分量を検出する土壌水分計測器(図示省略)を設けるようにしてもよい。この場合、観測装置2の下端部の外周面に電極坂を配設することにより水分量を直接的に電流測定するようにしてもよい。更には、観測装置2の下半部の中空に、土壌のpH(酸性度)やイオン量を測定する計測器を設けるようにしてもよい。
また、上述した各実施形態においては、携帯端末装置1に適用した場合を示したが、携帯端末装置1に限らず、カメラ機能付きPDA・デジタルカメラ・音楽プレイヤーなどであってもよく、勿論、デジタルカメラ自体であってもよい。
また、上述した各実施形態において示した“装置”や“部”とは、機能別に複数の筐体に分離されていてもよく、単一の筐体に限らない。また、上述したフローチャートに記述した各ステップは、時系列的な処理に限らず、複数のステップを並列的に処理したり、別個独立して処理したりするようにしてもよい。
以上、この発明のいくつかの実施形態について説明したが、この発明は、これに限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含むものである。
以下、本願出願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記)
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、
観測対象物又はその付近を撮影する撮像部及びその撮影画像を表示する表示部を備えた携帯端末装置であって、
前記撮像部により観測対象物又はその付近が撮影された際に、その撮影画像内の観測対象物を観測した観測結果を取得する第1の取得手段と、
前記第1の取得手段により取得した観測対象物の観測結果に応じて当該観測対象物の現在の状態を表現した状態表現情報を取得する第2の取得手段と、
前記第2の取得手段により取得された状態表現情報を前記撮影画像内の観測対象物に対応付けて前記表示部に表示させる表示制御手段と、
を備えたことを特徴とする携帯端末装置である。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の携帯端末装置において、
前記観測対象物の種類毎に、その観測対象物の特定な状態を記憶する状態記憶手段を更に備え、
前記第1の取得手段は、観測対象物の観測結果と共にその観測対象物の種類を取得し、
前記第2の取得手段は、前記状態記憶手段の内容を参照し、前記第1の取得手段により取得された観測対象物の種類に応じた特定な状態と前記取得した観測結果とを比較し、その比較結果に応じて当該観測対象物の現在の状態を表現した状態表現情報を取得する、
ようにしたことを特徴とする請求項1記載の携帯端末装置である。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、請求項1あるいは請求項2に記載の携帯端末装置において、
前記観測対象物は、観測対象を生物としたもので、
前記第1の取得手段は、前記生物側に備えられている環境センサにより観測された生育に関する観測結果を受信取得する、
ようにしたことを特徴とする携帯端末装置である。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、請求項1あるいは請求項2に記載の携帯端末装置において、
前記第1の取得手段は、近距離通信により前記観測対象物を探索する探索信号を発信し、それに応答して当該観測対象物側から発信された観測結果を受信取得する、
ようにしたことを特徴とする携帯端末装置、である。
(請求項5)
請求項5に記載の発明は、請求項1あるいは請求項2に記載の携帯端末装置において、
前記第1の取得手段は、前記撮像部により撮影された撮影画像を解析することにより撮影画像内の観測対象物を観測してその観測結果を画像認識により取得する、
ようにしたことを特徴とする携帯端末装置である。
(請求項6)
請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の携帯端末装置において、
前記観測対象物の種類毎に、その観測対象物の特定な状態を記憶する状態記憶手段を更に備え、
前記第1の取得手段は、前記撮像部により撮影された撮影画像を解析することにより撮影画像内の観測対象物を観測してその種類及びその観測結果を画像認識によって取得し、
前記第2の取得手段は、前記状態記憶手段の内容を参照し、前記第1の取得手段により取得された観測対象物の種類に応じた特定な状態と前記取得した観測結果との比較結果に応じて当該観測対象物の現在の状態を表現した状態表現情報を取得する、
ようにしたことを特徴とする携帯端末装置である。
(請求項7)
請求項7に記載の発明は、請求項1〜請求項6のいずれかに記載の携帯端末装置において、
前記第2の取得手段は、観測対象物の現在の状態を表現した状態表現情報として所定の絵図を取得する、
ようにしたことを特徴とする携帯端末装置である。
(請求項8)
請求項8に記載の発明は、請求項1〜請求項7のいずれかに記載の携帯端末装置において、
前記第2の取得手段は、前記観測対象物の過去の観測結果から現在の観測結果までの変化状態に応じて当該観測対象物の現在の状態を表現した状態表現情報を取得する、
ようにしたことを特徴とする携帯端末装置である。
(請求項9)
請求項9に記載の発明は、請求項1〜請求項8のいずれかに記載の携帯端末装置において、
前記第1の取得手段により取得した観測対象物の観測結果に応じた当該観測対象物の現在の状態が、特定の状態であるかを判別する判別手段を更に備え、
前記表示制御手段は、前記判別手段により観測対象物の現在の状態が特定の状態であると判別された場合に、その特定の状態を明示する表示を行う、
ようにしたことを特徴とする携帯端末装置である。
(請求項10)
請求項10に記載の発明は、請求項1〜請求項9のいずれかに記載の携帯端末装置において、
前記表示制御手段は、前記第2の取得手段により取得された状態表現情報を前記撮影画像内の観測対象物の位置に重畳して表示させる、
ようにしたことを特徴とする携帯端末装置。
(請求項11)
請求項11に記載の発明は、
観測対象物を撮影する撮像部及びその撮影画像を表示する表示部を備えた携帯端末装置であって、
前記観測対象物の特定な状態を記憶する状態記憶手段と、
前記撮像部により複数の観測対象物が撮影された際に、その撮影画像を解析することにより撮影画像内の各観測対象物を観測してその観測結果を画像認識によって取得する第1の取得手段と、
前記第1の取得手段により観測対象物毎に取得された観測結果と、前記状態記憶手段内の特定な状態とを比較し、その比較結果に応じて観測対象物毎に特定な状態であるか否かを判別する判別手段と、
前記判別手段により特定な状態であると判別された場合に、その観測対象物が特定な状態であることを表現した状態表現情報を取得する第2の取得手段と、
前記第2の取得手段により取得された状態表現情報を前記撮影画像内の観測対象物に対応付けて前記表示部に表示させる表示制御手段と、
備えたことを特徴とする携帯端末装置。
(請求項12)
請求項12に記載の発明は、
観測対象物を観測する観測部を備えた観測装置と、撮像部及び表示部を備えた携帯端末装置とを通信接続した観測管理システムであって、
前記観測装置は、
携帯端末装置から観測対象物を探索する探索信号に応答して、前記観測部で観測された観測結果を近距離通信により送信する送信手段を備え、
前記携帯端末装置は、
前記撮像部により観測対象物が撮影された際に、観測対象物を探索する探索信号を発信し、それに応答して観測対象物側の前記観測装置から送信された観測対象物の観測結果を近距離通信により受信取得する受信手段と、
前記受信手段により受信した観測対象物の観測結果に応じて当該観測対象物の現在の状態を表現した状態表現情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得した状態表現情報を前記撮影画像内の観測対象物に対応付けて前記表示部に表示させる表示制御手段と、
備えた、
ことを特徴とする観測管理システムである。
(請求項13)
請求項13に記載の発明は、請求項12記載の観測管理システムにおいて、
前記観測装置は、その筺体全体が先細り状の棒体を成し、その上部一側部から突出形成された取手を有し、
前記取手の下側から人差し指を掛けた状態で前記筺体の上端面を親指の腹部分で押圧しながら当該筐体の抜き刺しが可能となる位置に前記取手を形成する、
ようにしたことを特徴とする観測管理システムである。
(請求項14)
請求項14に記載の発明は、
コンピュータに対して、
撮像部により観測対象物又はその付近が撮影された際に、その撮影画像内の観測対象物における観測結果を当該観測対象物側から取得する機能と、
前記取得した観測対象物の観測結果に応じて当該観測対象物の現在の状態を表現した状態表現情報を取得する機能と、
前記取得された状態表現情報を前記撮影画像内の観測対象物に対応付けて表示部に表示させる機能と、
を実現させるためのプログラムである。
(請求項15)
請求項15に記載の発明は、
コンピュータに対して、
撮像部により複数の観測対象物が撮影された際に、その撮影画像を解析することにより撮影画像内の各観測対象物を観測してその観測結果を画像認識によって取得する機能と、
観測対象物の特定な状態が記憶されている状態において、前記観測対象物毎に取得された観測結果と、前記観測対象物の特定な状態とを比較し、その比較結果に応じて観測対象物毎に特定な状態か否かを判別する機能と、
前記特定な状態であると判別された場合に、その観測対象物が特定な状態であることを表現した状態表現情報を取得する機能と、
前記取得された状態表現情報を前記撮影画像内の観測対象物に対応付けて前記表示部に表示させる機能と、
を実現させるためのプログラム。
1 携帯端末装置
2 観測装置
11、21 CPU
13、23 記憶部
15 撮像部
16 表示部
17 操作部
18、29 近距離通信部
24 日照計
25 外気温度計
26 外気湿度計
27 土壌湿度計
28 時計部
T1 観測結果テーブル
T2 最適環境状態テーブル
T3 キャラクタテーブル
T4 観測データメモリ
T5 対象物IDメモリ
T6 最適育成状態テーブル
T7 植物種テーブル

Claims (5)

  1. 下方側の先端部が先細り状の棒体部と、前記棒体部に対して側方に突出形成された取手部と、を備え、
    前記取手部は、該取手部に下側から人指し指を掛けた状態で前記棒体部を上方から親指の腹部分で押圧しながら、前記棒体部を土壌に刺し込むことが可能なように設けられ
    観測結果を無線通信により携帯端末装置に送信する送信手段を備えたことを特徴とする観測装置。
  2. 下方側の先端部が先細り状の棒体部と、前記棒体部に対して側方に突出形成された取手部と、を備え、
    前記取手部は、該取手部に下側から人指し指を掛けた状態で前記棒体部を上方から親指の腹部分で押圧しながら、前記棒体部を土壌に刺し込むことが可能なように設けられ、
    前記先端部が土壌の水分を計測する手段として構成されていることを特徴とする観測装置。
  3. 下方側の先端部が先細り状の棒体部と、前記棒体部に対して側方に突出形成された取手部と、を備え、
    前記取手部は、該取手部に下側から人指し指を掛けた状態で前記棒体部を上方から親指の腹部分で押圧しながら、前記棒体部を土壌に刺し込むことが可能なように設けられ、
    該観測装置の上部に、日照計及び温度計が設けられていることを特徴とする観測装置。
  4. 観測対象物を観測する観測装置に携帯端末装置が通信接続可能な観測管理システムであって、
    前記観測装置は、下方側の先端部が先細り状の棒体部と、前記棒体部に対して側方に突出形成された取手部と、を有し、
    前記取手部は、該取手部に下側から人指し指を掛けた状態で前記棒体部を上方から親指の腹部分で押圧しながら、前記棒体部を土壌に刺し込むことが可能なように設けられていることを特徴とする観測管理システム。
  5. 前記観測装置は、観測結果を無線通信により前記携帯端末装置に送信する送信手段を備えたことを特徴とする請求項4に記載の観測管理システム。
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