JP3081654U - 作物生育状況モニターシステム - Google Patents

作物生育状況モニターシステム

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通晴 小笠原
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株式会社イー・シー・アール
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 作物耕作地に植えた作物の生育状況を所望時
に見ることができるモニターシステムを提供する。 【解決手段】 作物耕作地2に設置されるモニター装置
10と、作物耕作地から離れた場所に設置される画像サ
ーバー装置30と、作物耕作地で栽培されている作物4
をモニターする監視者に携帯される携帯端末装置50と
を含み、各装置がインターネットに接続されている作物
生育状況モニターシステム1であって、モニター装置
が、自然エネルギーを利用した電源と、作物を撮影する
撮影手段と、無線送受信するモニター側送受信手段と、
制御手段とを有し、画像サーバーがインターネットに接
続されたサーバー側送受信手段と、画像データを記録す
る記録手段とを有し、携帯端末装置が、無線送信する携
帯側送受信手段と、画像を表示する画像表示手段とを有
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、作物生育状況モニターシステムに関し、詳細には、第三者に作物の 耕作を委託した遠隔の地主や借地人、頻繁には作物耕作地に足を運ぶことのない 兼業農家、又は広大な作物耕作地に栽培された作物の生育状態を詳細に把握しに くい専業農家等(以下、遠隔モニター者という)が、田畑での各種作物の生育状 況を所望時にモニターするモニターシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
代表的なモニターシステムとしては、家屋や倉庫等における不審者をカメラで 監視する不審者監視システムがある。この不審者監視システムでは、家屋等の監 視対象物の近辺に監視カメラを、監視対象物から離れたところに監視ディスプレ ーをそれぞれ設置している。監視カメラ及び監視ディスプレーの間は有線ケーブ ルで結ばれており、監視者が監視カメラで撮影した画像を監視ディスプレー上で 常時監視している。このような監視カメラシステムでは、監視対象物が、通常、 家屋や倉庫等であるために、監視カメラは周辺に敷設された電線から電源供給を 容易に受けることができる。したがって、不審者監視システムでは、監視カメラ への電源供給に関して何ら心配する必要がないのである。
【0003】 上述したように、不審者監視システムは、不審者がいつ侵入してくるのかが不 明であるために、監視カメラに常に通電してリアルタイムで監視する必要がある 。したがって、不審者監視システムは電源供給を常時且つ容易に受けることがで きるということを必須としている。しかしながら、人家から離れており、その周 辺に電線等の電気供給元が存在しない作物耕作地に対して、上記不審者監視シス テムをそのまま適用することは不可能である。
【0004】 一方で、第三者に作物の耕作を委託している遠隔地に居住する地主及び借地人 、たまにしか作物耕作地に足を運ばない兼業農家、又は、広大な作物耕作地を所 有するために実質的に作物耕作地から離れている専業農家等の遠隔モニター者は 、時間的又は距離的な理由で、作物耕作地に頻繁に出向いて作物の生育状況を視 認することができない。このような遠隔モニター者が、作物耕作地に植えた作物 の生育状況を所望時に見たいというニーズがある。作物の生育状況が短時間で急 激に変化することがないために、上述した不審者監視システムと違って、遠隔モ ニター者は、作物をリアルタイムで常時モニターする必要がないのである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
したがって、本考案の解決すべき技術的課題は、作物耕作地から離れた場所に 居住する遠隔モニター者が、作物耕作地に植えた作物の生育状況を所望時に見る ことができるモニターシステムを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用・効果】
上記技術的課題を解決するために、本考案によれば、以下の作物生育状況モニ ターシステムが提供される。
【0007】 すなわち、本考案に係る作物生育状況モニターシステムは、作物耕作地に設置 されて作物をモニターするモニター装置と、作物耕作地から離れた適宜の場所に 設置される画像サーバー装置と、作物耕作地で栽培されている作物をモニターす る監視者に携帯される携帯端末装置とを含み、各装置がインターネットに接続さ れている作物生育状況モニターシステムであって、前記モニター装置は、自然エ ネルギーによって発電する発電手段及び該発電手段から得た電力を蓄電する蓄電 手段を有する電源と、作物耕作地で栽培されている作物を撮影する撮影手段と、 前記撮影手段で撮影された画像を画像信号に変換する画像変換手段と、インター ネットに対して、画像信号を無線送信するとともに撮影手段を制御する制御信号 を無線受信するモニター側送受信手段と、撮影手段と画像変換手段とモニター側 送受信手段とをそれぞれ制御する制御手段とを有し、前記画像サーバー装置は、 インターネットに対して画像信号を送受信するサーバー側送受信手段と、画像信 号及び画像データを相互に変換するデータ変換手段と、画像データを記録する記 録手段とを有し、前記携帯端末装置は、インターネットに対して、画像サーバー からの画像信号を無線受信するとともに前記制御信号を無線送信する携帯側送受 信手段と、前記携帯側送受信手段で受信された画像信号を画像に変換する画像変 換手段と、画像を表示する画像表示手段とを有し、前記モニター装置の撮影手段 によって撮影された作物の画像が、インターネットを介して前記携帯端末装置の 画像表示手段上に表示されることを特徴とする。
【0008】 上記作物生育状況モニターシステムにおいては、モニター装置内の各種電気機 器を動かすための電源が自然エネルギーを利用しているので、人家から離れてお り、その周辺に電線等の電源供給元が存在しない作物耕作地にモニター装置を設 置することができる。
【0009】 モニター装置の撮影手段によって撮影された作物に関する画像は、画像変換手 段により画像信号に変換される。画像信号は、モニター側送受信手段によって、 インターネットに接続された画像サーバーに無線で送信される。画像サーバーが インターネットに接続されており、画像信号が画像データに変換され、画像デー タが画像サーバーの記録装置に記録される。画像データは、インターネットに接 続された携帯端末装置に向けて無線送信される。無線送信された画像データは、 携帯端末装置の携帯側送受信手段によって受信されたあと画像に変換され、変換 された画像が作物の画像として画像表示手段に表示される。したがって、遠隔モ ニター者が、遠く離れた作物耕作地に植えた作物の生育状況を、手元にある携帯 端末装置から所望時にモニターすることができる
【0010】 自然エネルギーによって発電する発電手段として、風力発電や地熱発電を使用 することができるが、発電手段の設置コスト、設置場所及び発電効率等の点から 太陽電池であることが好ましい。
【0011】 撮影対象物である作物は、田畑等の作物耕作地に栽培される稲や野菜や果実等 の各種作物であり、これらの作物の生育状態が数分あるいは数時間といった比較 的短時間で変化することがほとんどないために、常時モニターする必要がない。 また、撮影手段を動かすためには、多くのエネルギーを消費する。したがって、 好ましくは、作物の撮影は、モニター装置の制御手段に格納されたプログラムに より定期的に(例えば、数時間、半日又は1日に一回程度)又は携帯端末装置か らの制御信号に基づいて適宜実行される。
【0012】 モニター側送受信手段による画像信号の無線送信は、常時接続状態下で行なう こともできるが、無線での通信料金が高いために、撮影の場合と同様に、モニタ ー装置の制御手段に格納されたプログラムにより定期的に(例えば、数時間、半 日又は1日に一回程度で、通信料金の安い深夜時間帯に)又は携帯端末装置から の制御信号に基づいて適宜行なうことが好ましい。
【0013】 撮影手段は、作物耕作地に栽培されている作物を全体に見渡すことのできる高 所に設置することが好ましい。
【0014】 好ましくは、撮影手段は、作物の栽培されている領域をより広範に見渡すこと ができるように首振り機能を有するとともに、作物の生育状態を詳細に見ること ができるようにズーム機能を有する。
【0015】
【考案の実施の形態】
以下に、本考案の一実施形態に係る作物生育状況モニターシステム1について 、図1〜6を参照しながら詳細に説明する。
【0016】 作物生育状況モニターシステム1は、図1に模式的に示すように、モニター装 置10、画像サーバー30、携帯端末装置50、無線基地局62,64、及びイ ンターネット60からなる。本システム1の詳細な構成を図2に示す。
【0017】 モニター装置10は、太陽電池12及び蓄電池14を含む電源16と、筐体2 6に収納されたデジタルカメラ18と、太陽電池12及び筐体26を支持する支 柱28とを備えている。
【0018】 防水構造をした筐体26には、デジタルカメラ18と、処理装置20と、画像 メモリー22とが内蔵されている。モニター装置10は、モニター対象である作 物4が植えられた作物耕作地としての田畑2に設置されている。なお、田畑2は 、遠隔モニター者の居住地から遠く離れているとともに、人家から離れているた めに電線等の電気供給元が近くに存在しない辺ぴな場所にある。
【0019】 支柱28は大略2〜10メートルの高さを有している。太陽電池12、筐体2 6に収納されたデジタルカメラ18、並びに蓄電池14は、それぞれ、支柱28 の頂部、上部、及び底部に設けられている。すなわち、デジタルカメラ18は、 モニター対象物である作物4(稲や野菜や果実等)の栽培されている田畑2を全 体的に見渡すことのできる高所に設置されている。
【0020】 電源16の太陽電池12は、日中、太陽電池12のパネル表面に照射された太 陽光を電気エネルギーに変換する発電装置であり、蓄電池14は、変換された電 気エネルギーを蓄える二次電池である。電源16によって、日中及び夜間でも電 気がモニター装置10に含まれるあらゆる電気機器に供給される。
【0021】 撮影手段としてのデジタルカメラ18は、少なくとも静止画像を撮影すること ができる。デジタルカメラ18は、CCD撮像素子やズームレンズ等を含む撮影 光学系と、撮影光学系を上下左右に広範な角度(例えば、上下方向に90度、左 右方向に360度)で首を振るための首振り機構を有する。支柱28の上部に設 置されたデジタルカメラ18は、通常、田畑2に植えられた作物4をモニターす るために下向きに配置されている。また、デジタルカメラ18は、風雨に曝露さ れるので、防水構造の筐体26に収納されている。
【0022】 処理装置20は、モニター装置10に含まれる電気機器全体をコントロールす るためのCPUと、各種機能を実行するためのプログラムを保存したROMとを 備える。すなわち、CPUは、ROMに保存されたプログラムに従って、作物4 に関する撮影動作や、画像データと画像信号とを相互変換する画像変換処理や、 データ通信処理等を行う。画像メモリー22は、デジタルカメラ18で撮影され た静止画像データを一時的に保存するためのRAMや各種記録媒体(磁気記録媒 体、光磁気記録媒体等)である。モニター装置10では、通常の撮影や首振り動 作やズーム動作が、ROMに保存されたプログラムにしたがって、定期的(例え ば、数時間、半日又は1日に一回程度)且つ自動的に実行される。また、通常の 撮影や首振り動作やズーム動作が、携帯端末装置50からの個別具体的な指示に 基づいて実行することも可能である。
【0023】 モニター側送受信装置24は、携帯電話やPHS等の無線通信網(例えば、N TTDoCoMo社のiモード、au社のEZweb、J-PHONE社のJ-ス カイ、アステル社のドットi等)に対して無線で接続するためのものであり、携 帯電話やPHS等において通常使用される通信プロトコルを使用している。
【0024】 無線基地局62,64は、画像サーバー30との間で画像信号を送受信したり 、モニター装置10のモニター側送受信装置24及び携帯端末装置50の携帯側 送受信装置53に対して、撮影画像の画像信号を無線送受信したり、携帯電話か らの制御信号を無線送受信したりするための基地局側送受信装置63とを備えて いる。
【0025】 複数の無線基地局62,64は、携帯端末装置50を所持する遠隔モニター者 がどのような場所にいても、携帯端末装置50がいずれかの近隣の無線基地局6 2,64と無線通信できるカバーエリアを有するように点在配置されている。携 帯電話の場合、具体的には、半径約500メートルのエリアごとに無線基地局6 2,64が配置されている。また、PHSの場合、具体的には、半径約100メ ートルのエリアごとに無線基地局62,64が配置されている。したがって、モ ニター装置10から離れた場所に設置された無線基地局62,64に対して、撮 影画像の画像信号を無線送信するとともに携帯端末装置50からの制御信号を無 線受信することができる。PHS用無線基地局が田畑2の近くに配置されている ならばPHS用無線基地局でも使用可能であるが、PHS用無線基地局の通信可 能エリアが携帯電話用無線基地局のそれよりも狭いので、携帯電話用無線基地局 の方が好ましい。2つの無線基地局62,64が遠く離れていても、各無線基地 局62,64がインターネット60を介して接続されているので、2つの無線基 地局62,64間の実際の距離の遠近は問題とはならない。
【0026】 画像サーバー30は、インターネット60に接続可能な適宜の場所に設置する ことができるが、通常、田畑2から遠く離れた安定電気供給可能な場所に設置さ れているとともに、インターネット60に対して有線又は無線で接続されている 。画像サーバー30は、遠隔モニター者自身が管理したり、又は、業としてサー バーを管理するサーバー管理業者が運営してもよい。
【0027】 画像サーバー30は、サーバー側送受信装置32と、CPU34と、撮影画像 データを記録することができる大容量のHDD36と、ディスプレイ38と、キ ーボードやマウス等の入力装置(不図示)とを備えている。
【0028】 サーバー側送受信装置32は、無線基地局62,64との間で画像信号を送受 信するものである。CPU34は、画像サーバー30全体をコントロールするも のであって、サーバー側送受信装置32での通信処理、画像データと画像信号と を相互に変換する信号処理や、画像データへの番号付与処理、画像データのHD D36への保存処理及び画像データのサムネイル画像処理等を行う。
【0029】 携帯端末装置50は、田畑2から遠く離れたところに居住している遠隔モニタ ー者によって所有されている。この携帯端末装置50は、インターネット60に 接続された無線基地局62,64によって形成された無線通信網に接続されてい る。このような携帯端末装置50は、具体的には、一般的な携帯電話やPHSで ある。PHSでも携帯端末装置50として使用可能であるが、通信可能エリアが 携帯電話より狭いので、携帯電話の方が好ましい。
【0030】 携帯端末装置50は、携帯側送受信装置53と、CPU(不図示)と、画像デ ータを一時的に記録することができるメモリー(不図示)と、ディスプレイ52 と、入力装置としての操作ボタン54とを備えている。携帯端末装置50の携帯 側送受信装置53は、無線基地局64の基地局側送受信装置63との間で、画像 サーバー30からの画像信号を無線受信するとともに制御信号を無線送信するた めのものである。CPUは、携帯端末装置50全体をコントロールするものであ って、携帯側送受信装置53での通信処理、画像データと画像信号とを相互に変 換する信号処理や、作物4に関する撮影画像を一覧にして表示するデータ整理処 理等を行う。遠隔モニター者は、携帯端末装置50の操作ボタン54を押すこと によって、作物4の撮影や撮影画像の送受信の指示を行なう。
【0031】 次に、図3〜5を参照しながら、作物生育状況モニターシステム1が、通常の 撮影や首振り動作やズーム動作が、内蔵されたプログラムにより、定期的且つ自 動的に実行される場合について説明する。
【0032】 作物耕作地4で栽培されている作物4の生育状況のモニターを開始すると(# 102)、ステップ#104で撮影指示の有無が判断される。撮影指示がなけれ ば待機する。一方、内蔵プログラムによって指定された撮影時間になると、作物 4の撮影指示が発せられて、指定された撮影条件で作物4の画像を撮影する(# 106)。撮影された作物4の画像は画像データに変換されたあと、画像データ の形で画像メモリー22に一時的に保存する(#108)。内蔵されたプログラ ムで指定された送信時間(例えば、通信料金の安い深夜)になると、モニター側 送受信装置24がインターネット60に接続された無線通信網に接続される(# 110)。モニター装置10のモニター側送受信装置24が無線基地局62の基 地局側送受信装置63と交信して、画像データから変換された画像信号を送信す る(#112)。送信後、直ちに無線通信を切断する(#114)。無線基地局 62で受信された画像信号が、インターネット60を経て画像サーバー30に届 けられる。
【0033】 ステップ#202で待機状態にある画像サーバー30は、内蔵されたプログラ ムで指定された所定の受信時間が来ると(モニター装置10が画像信号を送信す る少し前に)、自動的にインターネット60に接続される(#204)。画像サ ーバー30は、画像信号を受信すると(#206)、インターネット60との接 続を切断する(#208)。受信した画像信号は、CPU34により画像データ に加工され(#210)、画像データに撮影日時に関する撮影条件データが付与 されて、撮影条件データの付与された画像データをHDD36に保存する(#2 12)。なお、画像サーバー30は、24時間常時接続状態にしておいてもよい 。
【0034】 ステップ#302で遠隔モニター者が作物4の生育状態を見るために、携帯端 末装置50の電源をONにすると、携帯端末装置50の携帯側送受信装置53が インターネット60に接続された無線通信網に接続される(#304)。携帯端 末装置50の携帯側送受信装置53が無線基地局64の基地局側送受信装置63 と交信して、画像サーバー30のHDD36に保存されている撮影条件データを 送信する要求信号を発し、保存されている撮影条件データが送信される。撮影条 件データは、インターネット60、無線基地局64の基地局側送受信装置63を 経て、携帯端末装置50の携帯側送受信装置53で受信される。そして、受信さ れた撮影条件データの中から所望の画像データを検索して選択する(#306) 。携帯端末装置50の携帯側送受信装置53が無線基地局64の送受信装置と交 信して、所望の画像データを送信する要求信号を発する。画像データの送信要求 信号に応じて、画像サーバー30のHDD36に保存されている所望画像の画像 信号が送信される。所望の画像信号は、インターネット60、無線基地局64の 基地局側送受信装置63を経て、携帯端末装置50の携帯側送受信装置53で受 信される(#308)。受信された画像は、ディスプレイ52上に表示される( #310)。一連の操作が終わると、携帯端末装置50を無線通信網から切断す る(#312)。
【0035】 次に、図6を参照しながら、作物生育状況モニターシステム1が、通常の撮影 や首振り動作やズーム動作が、携帯端末装置50からの指示に基づいてリアルタ イムで実行される場合について説明する。
【0036】 ステップ#402で遠隔モニター者が携帯端末装置50の電源をONにして、 携帯端末装置50の携帯側送受信装置53を無線通信網に接続する(#404) 。携帯端末装置50の操作ボタン54を押すことによって、作物4の撮影(通常 の撮影や首振り動作やズーム動作)に関する指示を行なう。携帯端末装置50の 携帯側送受信装置53が無線基地局64の基地局側送受信装置63と交信して、 撮影条件に関する信号を発する(#406)。デジタルカメラ18が指示された 撮影条件で作物を撮影する(#408)。
【0037】 撮影が終了すると、撮影された画像は、画像信号に変換され、画像信号がモニ ター装置10のモニター側送受信装置24から無線送信される(#410)。無 線送信された画像信号は、前述したのと同様に、無線基地局62、インターネッ ト60、画像サーバー30の送受信装置を経て、画像データとして画像サーバー 30のHDD36に保存される(#411)。
【0038】 保存された画像データは、画像信号の形で、画像サーバー30のサーバー側送 受信装置32、インターネット60及び無線基地局64を経て、携帯端末装置5 0の携帯側送受信装置53で受信する(#412)。受信された画像信号は、画 像データに変換したあと、モニター装置10のデジタルカメラ18で撮影された 作物4に関する画像が携帯端末装置50のディスプレイ52上に表示される。遠 隔モニター者が作物4に関する表示画像を見て、所望の画像が得られているか否 かを判断する(#414)。所望の画像が得られていないとき、別の撮影条件( 例えば、デジタルカメラ18を90度左方向に首を振らす)の指示を出す。所望 の画像が得られていると判断すると、携帯端末装置50を無線通信網から切断し て、一連の操作を終える(#418)。
【0039】 なお、本実施形態では、デジタルカメラ18で静止画像を取り込んでいるが、 これは、現状での携帯電話の通信費用が高いために、データ量が大きい動画デー タを無線で送受信することは高コストになるからである。しかしながら、近い将 来に通信費用が大幅に安くなることもあり、その場合には、撮影手段としては、 動画を撮影することができるデジタルビデオカメラやアナログビデオカメラも使 用可能である。
【0040】 また、モニター装置10や無線基地局62,64や携帯端末装置50における 各無線携帯側送受信装置53,63の間で使用されるプロトコルは、全て同じタ イプのものであってもよいし、異なったタイプのものを含んでいてもよい。異な ったタイプのプロトコルを含む場合には、プロトコルを統一するための変換手段 を備える。また、撮影日時といった撮影条件データの代りに、元の撮影画像を縮 小表示してデータ量を少なくしたサムネイル画像を送信するようにしてもよい。 複数のモニター装置10を例えば数百メートル程度の間隔をあけて設置すること によって、非常に広範な田畑2をモニターすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施形態に係る作物生育状況モニ
ターシステムの模式図である。
【図2】 図1に示した作物生育状況モニターシステム
のブロック図である。
【図3】 図1の作物生育状況モニターシステムにおけ
るモニター装置のフローチャートである。
【図4】 図1の作物生育状況モニターシステムにおけ
る画像サーバーのフローチャートである。
【図5】 図1の作物生育状況モニターシステムにおけ
る携帯端末装置のフローチャートである。
【図6】 本考案に係る作物生育状況モニターシステム
における他の使用方法を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 作物生育状況モニターシステム 2 作物耕作地 4 作物 10 モニター装置 12 太陽電池 14 蓄電池 16 電源 18 デジタルカメラ 20 処理装置 22 画像メモリー 24 モニター側送受信装置 26 筐体 28 支柱 30 画像サーバー 32 サーバー側送受信装置 34 処理装置 36 ハードディスクドライブ(HDD) 38 ディスプレイ 50 携帯端末装置 52 ディスプレイ 53 携帯側送受信装置 54 操作ボタン 60 インターネット 62,64 無線基地局 63 基地局側送受信装置

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作物耕作地に設置されて作物をモニター
    するモニター装置と、作物耕作地から離れた適宜の場所
    に設置される画像サーバー装置と、作物耕作地で栽培さ
    れている作物をモニターする監視者に携帯される携帯端
    末装置とを含み、各装置がインターネットに接続されて
    いる作物生育状況モニターシステムであって、前記モニ
    ター装置は、自然エネルギーによって発電する発電手段
    及び該発電手段から得た電力を蓄電する蓄電手段を有す
    る電源と、 作物耕作地で栽培されている作物を撮影する撮影手段
    と、 前記撮影手段で撮影された画像を画像信号に変換する画
    像変換手段と、 インターネットに対して、画像信号を無線送信するとと
    もに撮影手段を制御する制御信号を無線受信するモニタ
    ー側送受信手段と、 撮影手段と画像変換手段とモニター側送受信手段とをそ
    れぞれ制御する制御手段とを有し、前記画像サーバー装
    置は、 インターネットに対して画像信号を送受信するサーバー
    側送受信手段と、 画像信号及び画像データを相互に変換するデータ変換手
    段と、 画像データを記録する記録手段とを有し、前記携帯端末
    装置は、 インターネットに対して、画像サーバーからの画像信号
    を無線受信するとともに前記制御信号を無線送信する携
    帯側送受信手段と、 前記携帯側送受信手段で受信された画像信号を画像に変
    換する画像変換手段と、 画像を表示する画像表示手段とを有し、前記モニター装
    置の撮影手段によって撮影された作物の画像が、インタ
    ーネットを介して前記携帯端末装置の画像表示手段上に
    表示されることを特徴とする作物生育状況モニターシス
    テム。
  2. 【請求項2】 前記発電手段が太陽電池であることを特
    徴とする、請求項1記載の作物生育状況モニターシステ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記撮影手段による撮影は、モニター装
    置の制御手段に格納されたプログラムにより定期的に実
    行されるか又は携帯端末装置からの制御信号に基づいて
    実行されることを特徴とする、請求項1記載の作物生育
    状況モニターシステム。
  4. 【請求項4】 前記モニター側送受信手段による画像信
    号の無線送信は、モニター装置の制御手段に格納された
    プログラムにより定期的に実行されるか又は携帯端末装
    置からの制御信号に基づいて実行されることを特徴とす
    る、請求項1記載の作物生育状況モニターシステム。
  5. 【請求項5】 前記撮影手段は、作物耕作地に栽培され
    ている作物を見渡すことのできる高所に設置されている
    ことを特徴とする、請求項1記載のモニターシステム。
  6. 【請求項6】 前記撮影手段は首振り機能及びズーム機
    能を有することを特徴とする、請求項1記載のモニター
    システム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010101892A (ja) * 2008-10-22 2010-05-06 Univ Of Tokyo 巨大物体の内部構造解析装置
JP2015133994A (ja) * 2015-05-08 2015-07-27 カシオ計算機株式会社 観測装置及び観測管理システム
WO2021255941A1 (ja) * 2020-06-19 2021-12-23 株式会社ナイルワークス 作物の生育管理装置及び生育管理方法
JP7514559B2 (ja) 2020-06-19 2024-07-11 株式会社ナイルワークス 作物の生育管理装置及び生育管理方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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