JPH1014402A - 土壌養分計測器 - Google Patents

土壌養分計測器

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JPH1014402A
JPH1014402A JP8168940A JP16894096A JPH1014402A JP H1014402 A JPH1014402 A JP H1014402A JP 8168940 A JP8168940 A JP 8168940A JP 16894096 A JP16894096 A JP 16894096A JP H1014402 A JPH1014402 A JP H1014402A
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JP
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ion
soil
nutrient
electrode
measuring
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Application number
JP8168940A
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English (en)
Inventor
Yoshitaka Ogawa
芳孝 小川
Masami Terajima
正己 寺嶋
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 土壌中の植物養分を簡単に検出する。 【解決手段】 棒状部13を土壌中に押し込み、タンク
21から1cc程度の水を小穴35を通じて外面に滴下
し、イオン電極27〜32と接する土壌中の養分を溶解
し、その後イオン電極27,28,29,30の各検出
出力によりK+ ,PO4 3- ,NO 3 - ,NH3 - の各濃
度を検出し、植物養分K,P,Nの量を表示部14に表
示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は植物の育成、栽培
に必要とする土壌中養分を測定する土壌養分計測器に関
する。
【0002】
【従来の技術】植物を育成、栽培する場合、従来はその
土壌に予め多めに養分を与えていたり途中で与える場合
も、植物の育成状況から判断する経験的な手法で養分を
与えていた。従来において土壌中の植物の育成、栽培に
必要とする養分、つまり窒素、燐、カリウムなどを測定
するには、その土壌を薬液に溶解して測定するため、時
間がかかり、専門技術者でなければ測定できなかった。
観賞用植物などは、養分濃度により成長が変化するた
め、養分濃度を測定する必要性があるが、簡便な測定方
法はなく、経験的な手法でしか養分を与えることができ
なかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明の目的は、土
壌中の植物育成に必要な養分濃度を簡単に測定できる土
壌養分測定器を提供することにある。この発明の他の目
的は、栽培している植物に対して土壌中の養分濃度など
が望ましい状態にあるか否か、望ましい状態になければ
その不足している養分の種類と量を簡単に知ることがで
きる土壌養分計測器を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によれば
測定端子部、測定手段、表示部を具備し、測定端子部に
は接触した土壌中に含まれる植物に必要な養分がイオン
化されたものを検出するイオン電極が設けられ、そのイ
オン電極で検出したイオン濃度が測定手段で測定され、
その測定結果が表示部に表示される。
【0005】請求項2以下の発明は、この請求項1の発
明を前提とし、請求項2の発明では測定端子部には、更
にこれに接触した土壌のpHを検出するpH電極が設け
られている。請求項3の発明では、各植物ごとにその育
成に必要な養分の条件が養分条件記憶部に記憶され、上
記測定結果と、その植物について養分条件記憶部から読
み出された養分条件とが比較され、その結果が適正か否
かと、不足養分とが求められて表示部に表示される。
【0006】請求項4の発明では、イオンが吸着し易い
イオン透過ゲル膜がイオン電極の外面に被われている。
請求項5の発明では水を容れたタンクが設けられ、その
タンクの水を、ほゞ所定量だけ、イオン電極と接する土
壌に供給する手段が設けられている。請求項6の発明で
はpH緩衝液を容れたタンクが設けられ、そのpH緩衝
液を測定したpH値に応じた量だけ、イオン電極と接す
る土壌に供給する手段が設けられている。
【0007】請求項7の発明によれば、検出しようとす
る養分イオン以外の既知の妨害イオンと上記養分イオン
との両者を検出し、かつその検出特性が異なるイオン電
極が、前記イオン電極として、妨害イオンの種類の数よ
り多く設けられ、養分イオン及び妨害イオンの各種のイ
オン濃度における、上記各イオン電極の出力を入力と
し、そのときの養分イオン濃度を教師として学習したニ
ューラルネットワークが設けられ、各イオン電極の各検
出出力がニューラルネットワークに入力され、養分イオ
ンの濃度が出力され、これが測定結果として用いられ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】図1にこの発明の実施例を示す。
この計測器のケース11は、例えば厚板状乃至筒状把持
部12とその一端中央部から突出した棒状部13とより
なり、把持部12と棒状部13との連結部は三角状とさ
れ、その頂点から棒状部13が突出されている。把持部
12は片手で持ち易い形状とされ、棒状部13の先端は
尖らされ、土壌に突き差し易いようにされている。
【0009】把持部12の表側の面には棒状部13と反
対側の一半部に表示部14が設けられ、棒状部13側の
他半部には電源操作釦15,測定開始釦16,前進読出
し釦17,後退読出し釦18,リセット釦19が設けら
れている。把持部12の内部の下部に水タンク21と、
緩衝液タンク22とが並べて設けられ、上部に電池23
が収容され、更に制御部24,記憶部25などが設けら
れている。
【0010】棒状部13の端部は測定端子部26とさ
れ、測定端子部26には植物養分を検出する各種イオン
電極が設けられている。つまり測定端子部26の側面を
拡大して図1Cに示すように、測定端子部26の側面に
+ に感応(検出)するガラスを感応膜、つまりゲート
電極(イオン電極)27としたISFET(イオン感応
FET)と、リン酸カルシウムに感応する(R* O)2
PO2 - (R* は炭化水素基鎖を示す)を感応膜(イオ
ン電極)28としたISFETと、NO3 - に感応する
ニッケル1,10フェナントロリン錯体、またはビピリ
ジン錯体を感応膜29としたISFET,NH3 (NH
4 + )に感応するガラスを感応膜30としたISFET
とから測定端子部26の表面に設けられ、更にこの例で
はpHに感応するイオン電極31と、これら各イオン電
極に対する比較電極32とが設けられる。P(燐)が通
常リン酸塩として肥料になるため、リン酸濃度をイオン
電極28で測定することで、相対的にP濃度を測定する
ことができる。植物の窒素源として、硝酸塩が肥料に使
われていることより、NO3 - 濃度をイオン電極29で
測定することで、硝酸塩分中の窒素濃度を知ることがで
きる。また、他にもアンモニウム塩が使用されることも
あるため、アンモニア濃度をイオン電極30で測定する
ことで、アンモニア分中の窒素濃度を知ることができ、
それらを合計することで窒素濃度を測定することができ
る。
【0011】Si3 4 を感応膜、つまりpH電極31
としたISFETと、Ag/AgCl電極や白金電極な
どの比較電極32とが設けられる。これらイオン電極2
7〜32は棒状部13の最も尖端部に位置し、棒状部1
3の側面に形成された浅い、例えば1mm程度の深さの凹
部33の底面とほゞ面一に設けられ、棒状部13を土壌
内に挿入したときに、イオン電極27〜32が強くこす
られないようにされている。この測定端子部26はコネ
クタ34により着脱自在、つまり交換自在とされてい
る。
【0012】これらイオン電極27〜32のすぐ上(把
持部12側)に小穴35が棒状部13に開けられ、小穴
35からパイプ36,37を通じて水タンク21の水、
緩衝液タンク22の緩衝液をイオン電極27〜32上に
供給することができるようにされている。パイプ36,
37にはそれぞれ弁38,39が設けられ、制御部24
から弁38,39をそれぞれ制御して、水タンク21か
ら所定量、例えば1cc程度の純水を、また緩衝液タンク
22から制御部24により制御された量のpH緩衝液、
この場合は酸性からアルカリ性に近づける液をイオン電
極27〜32上に供給することができるようにされてい
る。
【0013】この例では、小穴35の直上において棒状
部13のイオン電極27〜32と同一側の側面にサーミ
スタのような温度検出センサ41と、フォトトランジス
タのような光センサ42と、湿度センサ43とが設けら
れている。これらセンサ41〜43は、棒状部13の浅
い凹部44の底面にほゞ面一に設けられ、棒状部13を
土壌に挿入したときに、センサ41〜43が強くこすら
れないようにされる。
【0014】イオン電極27〜32,センサ41〜43
はそれぞれマイクロコンピュータを含む制御部24と接
続され、各イオン電極27〜32の検出(感応)出力や
各センサ41〜43の検出出力を各別に取り込むことが
できるようにされている。各イオン電極27〜32の外
表面は、図に示していないがイオンを吸着し易いイオン
透過ゲル膜で被われ、各イオン電極のイオン感応膜が保
護されている。また湿度センサ43は例えば多孔質アル
ミナがFETのゲート電極上に形成され、その静電容量
を測定して湿度を検出するものであり、この多孔質アル
ミナをヒータで加熱乾燥して、初期状態(基準状態)に
リセットできるようにされている。
【0015】図2に測定動作の処理手順を示す。この測
定器の棒状部13を測定したい土壌に押し込み、あるい
は棒状部13上に測定したい土壌を被い、その後、測定
開始釦16を押すと測定が開始され、先ず光センサ42
の出力が取り込まれ(S1),その光センサ42の出力が
ある程度以上か否かが調べられ(S2 ),所定値より大
であれば被測定土壌がないと判断して、表示部14に誤
りが表示される。光センサ42の出力が十分小で光が検
知されないと判断されると、温度センサ41,湿度セン
サ43の各出力が取り込まれて、温度、湿度がそれぞれ
測定され、これら測定結果は記憶部25中のRAM25
aに保存される(S3 )。
【0016】次に、弁38を所定時間開として、水タン
ク21からの純水(脱イオン水)が所定量、例えば1cc
程度、小穴35を通じてイオン電極27〜32上に滴下
され、イオン電極27〜32と接する土壌を純水に溶解
させる(S4 )。pH電極31により被測定土壌のpH
が測定され(S5 ),その測定値が所定範囲内、つまり
測定に適するpHであるかがチェックされる(S6 )。
測定pH値が適正でなく、比較的大きな酸性を示した場
合は、そのpH値に応じた時間または回数だけ弁39が
開とされ、緩衝液タンク22からpH緩衝液(P,K,
Nなどの測定に影響を与えるイオンを含まないアルカリ
イオン液)がイオン電極27〜32上に滴下される(S
7 )。
【0017】その後、各イオン濃度の測定を行う
(S8 ),pHが適正値の場合は、pH緩衝液を滴下す
ることなく各イオン濃度の測定を行う。つまり、各イオ
ン電極27〜32(pH電極31は除いてもよい)の出
力を順次、取り込むことが繰り返され、その各測定値は
記憶部25中のRAM25aに保存される。この測定出
力が安定するまで、この各イオン濃度の測定が繰り返さ
れる。つまり各測定イオンについて、その測定値と、前
回の測定値とを比較し、その差がほゞなくなると、フラ
グFに1を加算し、差が大きいと、フラグFを0にし、
そのフラグFが所定値になると、測定の繰り返しを停止
する(S9 )。前記RAMに記憶されている最後の各イ
オン濃度測定値が表示部14に表示される(S10)。
【0018】pH電極31の出力電圧とpH値とは、例
えば図3Aに示すように、pH=7でほゞ出力0、7以
上で負電圧、7以下で正電圧となりpH値に対し出力電
圧がほゞ直線的である。図3Bにイオン電極27の出力
電圧と、カリウムイオン濃度との関係例を示す。カリウ
ムイオン濃度の対数値が大になるに従って出力電圧はほ
ゞ直線的に減少している。図4Aにイオン電極28の出
力電圧と、硝酸イオン濃度との関係例を示す。NO3 -
濃度の対数値が大になるに従って出力電圧はほゞ直線的
に減少している。図4Bにイオン電極29の出力電圧と
アンモニウムイオン(NH4 +)濃度との関係例を示し、
NH4 +濃度の対数値が大になるに従って直線的に減少し
ている。更に図5Aにイオン電極30の出力電圧と燐酸
イオン(PO4 3- )濃度との関係例を示す。この場合も
燐酸イオン濃度の対数値が大になるに従って出力電圧が
ほゞ直線的に減少している。なお、上述での各濃度特性
の測定はpH=7.0,液濃度25℃で行われた値であ
る。
【0019】このように被測定土壌をほゞ適正pH値と
して、各植物養分の濃度が測定される。pH値は温度の
影響を受けるため、温度センサ41の検出温度に応じて
測定pH値を補正するとよい。しかし、被測定土壌の温
度は大幅に異ならず、比較的狭い範囲内にあることが多
いから、温度センサ41は省略してもよい。図5Bにイ
オンを含むゾル化物中のイオン濃度をISFETで測定
する場合の一般的な応答時間特性を示す。この図5Bか
ら、測定開始から1分以内に応答が安定化することが解
り、従って1分間で植物養分測定を行うことができる。
【0020】植物の育成、栽培には、土壌中の水分も大
きく影響することが多い。この点から湿度センサ43が
設けられたものであり、Al2 3 の湿度センサの場
合、湿度の%が大になるに従って測定インピーダンスは
ほゞ直線的に減少する。図1中の記憶部25のROM2
5b中には、各種の植物ごとに必要とする各養分の濃度
が記憶され、また各植物の各育成過程で必要な各養分濃
度が記憶されている。このような養分条件が記憶された
ROMが用いられている場合における測定動作は図2に
示した処理と同様に行われ、各イオン濃度測定値が安定
化した後、図6Aに示すように養分条件が入力される
(S11)。つまり、前進読出し釦17(または後退読出
し釦18)を押すごとに、養分条件ROM25bに記憶
されている各植物の名、またはその育成過程を示す時期
が表示部14に表示され、知りたい養分条件の植物名ま
たはその時期が現れると、釦17(または18)による
選択を停止する。これにより、養分条件が入力され、次
にこの選択した植物またはその時期の養分条件が前記養
分条件ROM25bから読み出され(S12),その読み
出された各養分濃度と、測定された対応する濃度とが比
較される(S13)。この比較結果、すべての養分がほゞ
一致した場合は表示部14に適正と表示され、不一致の
ものがあればその養分にその差の値が表示部14に表示
される。いずれの場合も、ROM25bから読み出され
た標準値と、測定値とを並べて表示してもよい。
【0021】一般にあるイオン電極は一定の1つのイオ
ンに限らず、これと似たイオンにも感応することがあ
り、そのような似たイオンが存在すると、正しい測定が
できなくなる。このように目的とするイオン以外のイオ
ン(妨害イオン)にも感応する場合は、感応特性が異な
る複数のイオン電極を用いて測定して、目的とする養分
イオン濃度のみを知るようにすることができる。例えば
図6Bに示すように、イオン電極として、K+ に感応す
るガラスを感応膜27aとしたISFETとの他に、N
+ ,K+ の両者に感応するガラスを感応膜27bとし
たISFETと、K+ ,NH4 + の両者に感応するガラ
スを感応膜27cとしたISFETとが設けられ、また
リン酸カルシウムに感応する(R* O)2 PO2 - を感
応膜28aとしたISFETの他に、リン酸イオンに感
応するLaF3 を感応膜28bとしたISFETとが設
けられ、更にNO3 - に感応するR'* 4 + を感応膜2
9aとしたISFETの他に、NO3 - に感応するニッ
ケル1,10フェナントロリン錯体を感応膜29bとし
たISFETと、NO3 - に感応するビピリジン錯体を
感応膜29cとしたISFETとが設けられ、またNH
4 + に感応するガラスを感応膜30としたISFETが
設けられる。
【0022】K+ 濃度を測定する場合の妨害イオンはN
+ ,NH4 + などあるが、イオン電極27a,27
b,27cの各応答特性はそれぞれ、例えばK+ に対し
ては図7Aの曲線(1),(2),(3)にそれぞれ示
すようなものであり、Na+ に対しては図7Bの曲線
(1),(2),(3)にそれぞれ示すようなものであ
り、NH4 + に対しては図8Aの曲線(1),(2),
(3)にそれぞれ示すようなものであり、Li+ に対し
ては図8Bの曲線(1),(2),(3)にそれぞれ示
すようなものである。
【0023】これら図7および図8の特性からK+ ,N
+ ,NH4 + ,Li+ の各種濃度のときのイオン電極
27a,27b,27cの各検出電圧を入力として、そ
のときのK+ 濃度を教師として学習したニューラルネッ
トワークを設け、測定においてはイオン電極27a,2
7b,27cの各検出電圧をそのニューラルネットワー
クに入力して、K+ 濃度を出力として得る。
【0024】実際にはK+ とその妨害イオンに感応する
更に多くのイオン電極を設け、例えば図9に示すよう
に、K+ 用のイオン電極27a〜27gを用いて、その
各検出電圧をそれぞれ入力し、更に検出pH値と、測定
温度を入力として、K+ 濃度を1×10-5〜1×10-1
(mol/l)までを21刻みで出力するニューラルネットワ
ークが用いられる。
【0025】他の植物養分PO4 3- ,NO3 - ,NH3
の各測定も同様にそれぞれニューラルネットワークを設
けて行い、妨害イオンの影響を避ける。上述においては
イオン電極としてISFETのイオン感応膜、つまりゲ
ート電極を用いたが、ガラス電極を用いてイオン濃度を
測定してもよい。
【0026】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば植
物育成、栽培の経験がない者でも、簡単にその土壌の植
物養分を測定することができ、植物に対して的確な量の
養分を与えることができる。pHを測定可能とすること
により、測定イオン濃度が信用できない場合は測定不可
と表示することができる。
【0027】更にpH緩衝液を供給して、強い酸性土に
対しても測定値が信用できるようにすることができる。
基準となる各植物、その育成過程での必要とする各養分
の量を記憶したものを用意することにより、その土壌の
養分が適正か否かが表示され、不適正の場合はその不足
量を表示され、頗る便利である。
【0028】1つの養分濃度の測定に、複数のイオン電
極を用いニューラルネットワークを利用することによ
り、妨害イオンに影響されることなく正しく養分濃度を
測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示し、Aは正面図、Bは背
面、Cは下端部正面の拡大図である。
【図2】測定手順の例を示す流れ図。
【図3】AはpH検出応答特性の例を示す図、BはK+
濃度検出応答特性の例を示す図である。
【図4】AはNO3 - 濃度検出応答特性の例を示す図、
BはNH4 + 濃度検出応答特性の例を示す図である。
【図5】Aは燐酸濃度検出応答特性の例を示す図、Bは
- 検出時間応答特性の例を示す図である。
【図6】Aは測定手順の他の例の一部を示す流れ図、B
は他の実施例における測定端子部26の例を示す平面図
である。
【図7】Aは異なるK+ 濃度検出応答特性の例を示す
図、Bは異なるNa+ 濃度検出応答特性の例を示す図で
ある。
【図8】Aは異なるNH4 + 濃度検出応答特性の例を示
す図、Bは異なるLi+ 濃度検出応答特性の例を示す図
である。
【図9】複数のイオン電極の検出出力を入力として特定
のイオン濃度を出力するニューラルネットワークの例を
示す図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01N 27/46 353F

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接触した土壌中に含まれる植物に必要な
    養分がイオン化されたものを検出するイオン電極が設け
    られた測定端子部と、 そのイオン電極で検出したイオン濃度を測定する測定手
    段と、 その測定結果を表示する表示部とを具備する土壌養分計
    測器。
  2. 【請求項2】 上記測定端子部に、上記接触した土壌の
    pHを検出するpH電極が設けられていることを特徴と
    する請求項1記載の土壌養分計測器。
  3. 【請求項3】 植物ごとにその育成に必要な養分の条件
    が記憶された養分条件記憶部と、上記測定手段による測
    定結果と、上記記憶部から読み出した育成しようとして
    いる植物の必要な養分条件とを比較して、適正か否か
    と、不足養分を求めて上記表示部に表示する手段とを含
    むことを特徴とする請求項1記載の土壌養分計測器。
  4. 【請求項4】 上記イオン電極の外面は、イオンが吸着
    し易いイオン透過ゲル膜で被われていることを特徴とす
    る請求項1記載の土壌養分計測器。
  5. 【請求項5】 水が容れられたタンクと、そのタンクの
    水を、ほゞ所定量だけ上記イオン電極と接する土壌に供
    給する手段とを含むことを特徴とする請求項1,2また
    は3記載の土壌養分計測器。
  6. 【請求項6】 pH緩衝液を容れた緩衝液タンクと、上
    記pH電極により測定されたpH値に応じた量のpH緩
    衝液を上記緩衝液タンクから上記イオン電極と接する土
    壌へ供給する手段とを含むことを特徴とする請求項2記
    載の土壌養分計測器。
  7. 【請求項7】 上記検出しようとする養分イオン以外の
    既知の妨害イオンと、上記養分イオンとの両者を検出
    し、かつその検出特性が異なるイオン電極が上記イオン
    電極として、上記妨害イオンの数以上設けられ、 上記養分イオン及び上記妨害イオンの各種のイオン濃度
    における、上記各イオン電極の出力を入力とし、その時
    の上記養分イオン濃度を教師として学習したニューラル
    ネットワークと、 上記イオン電極の各検出出力を上記ニューラルネットワ
    ークに入力して、上記養分イオンの濃度を上記測定結果
    として得る手段とが設けられていることを特徴とする請
    求項1乃至6のいずれかに記載の土壌養分計測器。
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