JP5953112B2 - かご形回転子および回転電機 - Google Patents

かご形回転子および回転電機 Download PDF

Info

Publication number
JP5953112B2
JP5953112B2 JP2012112993A JP2012112993A JP5953112B2 JP 5953112 B2 JP5953112 B2 JP 5953112B2 JP 2012112993 A JP2012112993 A JP 2012112993A JP 2012112993 A JP2012112993 A JP 2012112993A JP 5953112 B2 JP5953112 B2 JP 5953112B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylindrical
pair
rotor
rotor core
rotating shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012112993A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013240234A (ja
Inventor
学 押田
学 押田
小田 圭二
圭二 小田
孝行 小泉
孝行 小泉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Astemo Ltd
Original Assignee
Hitachi Automotive Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Automotive Systems Ltd filed Critical Hitachi Automotive Systems Ltd
Priority to JP2012112993A priority Critical patent/JP5953112B2/ja
Priority to PCT/JP2013/060579 priority patent/WO2013172120A1/ja
Publication of JP2013240234A publication Critical patent/JP2013240234A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5953112B2 publication Critical patent/JP5953112B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K17/00Asynchronous induction motors; Asynchronous induction generators
    • H02K17/02Asynchronous induction motors
    • H02K17/16Asynchronous induction motors having rotors with internally short-circuited windings, e.g. cage rotors
    • H02K17/20Asynchronous induction motors having rotors with internally short-circuited windings, e.g. cage rotors having deep-bar rotors

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Induction Machinery (AREA)
  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)

Description

本発明は、かご形回転子およびそのかご形回転子を備えた回転電機に関する。
従来、かご形回転子を用いた回転電機が知られている(特許文献1参照)。かご形回転子は、多数の導体バーと一対のエンドリングとを備えている。特許文献1に記載の回転電機では、かご形回転子に対して、両側エンドリングの外径部と回転軸の外径部に、ステンレス、チタンなどの非磁性材料で製作した補強リングが、焼き嵌めなどにより嵌合固定されている。補強リングを設けることにより、回転子を高速で回転させたときの遠心力に起因するエンドリングの変形が抑えられる。
特開2007−202235号公報
上記特許文献1に記載の回転電機では、補強リングが焼き嵌めによって回転軸に固定されている。このため、焼き嵌めにより生じる応力に耐えるために、補強リングには回転軸の軸方向に所定の厚みが必要とされる。その結果、特許文献1に記載の回転電機では、補強リングの質量が大きくなり、材料コストが増加してしまう。
本発明に係るかご形回転子は、回転軸と、回転軸の軸方向に平行に延在するスロットが周方向に複数形成された回転子鉄心と、回転子鉄心の各スロット内に収容される複数の導体バーと、回転子鉄心の両端に配置され、導体バーの両端側で導体バー同士を短絡する一対の円筒形状のエンドリングと、一対のエンドリングの外周部のそれぞれに圧入される一対の補強リングと、回転子鉄心の両端において回転軸に設けられる一対の挟持部とを備え、一対の補強リングのそれぞれは、回転軸の軸方向に平行な平面で切断した断面形状がコ字状とされ、エンドリングを覆う覆い部と、覆い部の回転軸側の端部から回転軸に向かって延在し、挟持部と回転子鉄心の端面とで挟持される円環形状の被挟持部とを備え、覆い部は、エンドリングの外周部の表面に当接される円筒形状の筒状当接部と、筒状当接部の一端から回転軸に向かって、エンドリングの端面に沿って延在している円環形状の環状部と、環状部の内周端部から回転子鉄心の端面に向かって延在し、円環形状の被挟持部の外周端部に接続される円筒形状の筒状接続部とを備え、筒状接続部と被挟持部とは、円筒形状のエンドリングの内周側に配置される凹部を構成する
本発明に係る回転電機は、上記かご形回転子と、かご形回転子の外周側に隙間をあけて設けられた固定子とを備える。
本発明によれば、かご形回転子を高速で回転させたときのエンドリングの変形を抑えることができ、補強リングの質量を小さくすることで低コスト化を図ることのできるかご形回転子およびそのかご形回転子を用いた回転電機を提供することができる。
本発明の実施の形態に係るかご形回転子を備えた回転電機を搭載したハイブリッド型電気自動車の概略構成を示す図。 図1の電力変換装置を示す回路図。 本発明の実施の形態に係る回転電機を示す断面模式図。 本発明の実施の形態に係るかご形回転子を示す外観斜視図。 本発明の実施の形態に係るかご形回転子を示す分解斜視図。 かご形回転子を一部破断した斜視図。 回転軸の軸方向と平行な面で切断したかご形回転子の側面断面模式図。 図7のVIII−VIII線切断断面図。 図7のIX−IX線切断断面図。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。
本発明による回転電機は、回転電機のみによって走行する純粋な電気自動車や、エンジンと回転電機の双方によって駆動されるハイブリッド型電気自動車に適用できる。以下ではハイブリッド型電気自動車を例に説明する。
図1に示すように、ハイブリッド型電気自動車(以下、車両)100には、エンジン120と、第1の回転電機200と、第2の回転電機202と、高電圧のバッテリ180とが搭載されている。
バッテリ180は、リチウムイオン電池あるいはニッケル水素電池などの二次電池で構成され、250ボルトから600ボルト、あるいはそれ以上の高電圧の直流電力を出力する。バッテリ180は、力行走行時には回転電機200,202に直流電力を供給し、回生走行時には回転電機200,202からバッテリ180に直流電力が供給される。バッテリ180と回転電機200,202との間の直流電力の授受は、電力変換装置600を介して行われる。
車両100には低電圧電力(例えば、14ボルト系電力)を供給するバッテリ(不図示)が搭載されており、以下に説明する制御回路に直流電力を供給する。
エンジン120および回転電機200,202による回転トルクは、変速機130とデファレンシャルギア160を介して前輪110に伝達される。変速機130は変速機制御装置134により制御され、エンジン120はエンジン制御装置124により制御され、バッテリ180の充放電は、バッテリ制御装置184により制御される。
変速機制御装置134、エンジン制御装置124、バッテリ制御装置184および電力変換装置600には、通信回線174を介して統合制御装置170が接続されている。
統合制御装置170は、エンジン120および回転電機200,202の出力トルクの管理、エンジン120の出力トルクと回転電機200,202の出力トルクとの総合トルクやトルク分配比の演算処理、その演算処理結果に基づく変速機制御装置134、エンジン制御装置124および電力変換装置600への制御指令の送信を行う。
そのため、統合制御装置170には、変速機制御装置134、エンジン制御装置124、電力変換装置600およびバッテリ制御装置184から、それぞれの状態を表す情報が、通信回線174を介して入力される。これらの制御装置は、統合制御装置170より下位の制御装置である。統合制御装置170は、これらの情報に基づき各制御装置の制御指令を演算する。演算された制御指令は通信回線174を介してそれぞれの制御装置へ送信される。
バッテリ制御装置184は、バッテリ180の充放電状況やバッテリ180を構成する各単位セル電池の状態を、通信回線174を介して統合制御装置170に出力する。統合制御装置170は、バッテリ制御装置184からの情報に基づいて電力変換装置600を制御し、バッテリ180の充電が必要と判断したときは、電力変換装置600に発電運転の指示を出す。
電力変換装置600は、統合制御装置170からのトルク指令に基づき、指令通りのトルク出力あるいは発電電力が発生するように回転電機200,202を制御する。そのため、電力変換装置600にはインバータを構成するパワー半導体が設けられている。電力変換装置600は、統合制御装置170からの指令に基づきパワー半導体のスイッチング動作を制御する。このようなパワー半導体のスイッチング動作により、回転電機200,202が電動機としてあるいは発電機として運転される。
回転電機200,202を電動機として運転する場合は、高電圧のバッテリ180からの直流電力が電力変換装置600のインバータの直流端子に供給される。電力変換装置600は、パワー半導体のスイッチング動作を制御することにより、供給された直流電力を三相交流電力に変換し回転電機200,202に供給する。
一方、回転電機200,202を発電機として運転する場合には、回転子が外部から加えられる回転トルクで回転駆動され、固定子巻線に三相交流電力が発生する。発生した三相交流電力は電力変換装置600で直流電力に変換され、その直流電力が高電圧のバッテリ180に供給されることにより充電が行われる。
図2に示すように、電力変換装置600には、第1の回転電機200のための第1のインバータ装置と、第2の回転電機202のための第2のインバータ装置とが設けられている。第1のインバータ装置は、パワーモジュール610と、パワーモジュール610の各パワー半導体素子21のスイッチング動作を制御する第1の駆動回路652と、回転電機200の電流を検知する電流センサ660とを備えている。駆動回路652は駆動回路基板650に設けられている。
第2のインバータ装置は、パワーモジュール620と、パワーモジュール620における各パワー半導体素子21のスイッチング動作を制御する第2の駆動回路656と、回転電機202の電流を検知する電流センサ662とを備えている。駆動回路656は駆動回路基板654に設けられている。
電流センサ660,662、駆動回路652,656は、制御回路基板646に設けられた制御回路648に接続され、さらに、制御回路648には、送受信回路644を介した通信回線174が接続されている。送受信回路644は、送受信回路基板642に設けられ、第1、第2のインバータ装置で共通に使用される。送受信回路644は、電力変換装置600と外部の制御装置との間を電気的に接続するためのもので、図1の通信回線174を介して他の装置と情報の送受信を行う。
制御回路648は各インバータ装置の制御部を構成しており、パワー半導体素子21を動作(オン・オフ)させるための制御信号(制御値)を演算するマイクロコンピュータによって構成されている。制御回路648には、統合制御装置170からのトルク指令信号(トルク指令値)、電流センサ660,662のセンサ出力、回転電機200,202に搭載された回転センサ、すなわちレゾルバ(不図示)のセンサ出力が入力される。制御回路648はそれらの入力信号に基づいて制御値を演算し、駆動回路652,656にスイッチングタイミングを制御するための制御信号を出力する。
駆動回路652,656には、各相の各上下アームのゲートに供給する駆動信号を発生する集積回路がそれぞれ6個設けられており、6個の集積回路を1ブロックとして構成されている。駆動回路652,656で発生した駆動信号は、対応するパワーモジュール610,620の各パワー半導体素子21のゲートにそれぞれ出力される。
パワーモジュール610,620における直流側の端子には、コンデンサモジュール630が電気的に並列に接続され、コンデンサモジュール630は、パワー半導体素子21のスイッチング動作によって生じる直流電圧の変動を抑制するための平滑回路を構成する。コンデンサモジュール630は、第1、第2のインバータ装置で共通に使用される。
パワーモジュール610,620は、それぞれバッテリ180から供給された直流電力を三相交流電力に変換し、その電力を対応する回転電機200,202の電機子巻線である固定子巻線に供給する。パワーモジュール610,620は、回転電機200,202の固定子巻線に誘起された交流電力を直流に変換し、高電圧バッテリ180に供給する。
パワーモジュール610,620は図2に記載のごとく三相ブリッジ回路を備えており、三相に対応した直列回路が、それぞれバッテリ180の正極側と負極側との間に電気的に並列に接続されている。各直列回路は上アームを構成するパワー半導体素子21と下アームを構成するパワー半導体素子21とを備え、それらのパワー半導体素子21は直列に接続されている。
パワーモジュール610とパワーモジュール620とは、略同様に構成されており、ここではパワーモジュール610を代表して説明する。
パワーモジュール610は、スイッチング用パワー半導体素子としてIGBT(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)を用いている。IGBTは、コレクタ電極、エミッタ電極およびゲート電極の3つの電極を備えている。IGBTのコレクタ電極とエミッタ電極との間にはダイオード38が電気的に接続されている。ダイオード38は、カソード電極およびアノード電極の2つの電極を備えており、IGBTのエミッタ電極からコレクタ電極に向かう方向が順方向となるように、カソード電極がIGBTのコレクタ電極に、アノード電極がIGBTのエミッタ電極にそれぞれ電気的に接続されている。
各相のアームは、IGBTのエミッタ電極とIGBTのコレクタ電極とが電気的に直列に接続されて構成されている。
なお、図2では、各相の各上下アームのIGBTを1つしか図示していないが、制御する電流容量が大きいので、実際には複数のIGBTが電気的に並列に接続されて構成されている。
各相の各上アームのIGBTのコレクタ電極はバッテリ180の正極側に、各相の各下アームのIGBTのエミッタ電極はバッテリ180の負極側にそれぞれ電気的に接続されている。各相の各アームの中点(上アーム側IGBTのエミッタ電極と下アーム側のIGBTのコレクタ電極との接続部分)は、対応する回転電機200,202の対応する相の電機子巻線(固定子巻線)に電気的に接続されている。
回転電機200,202は略同様に構成されているので、以下、回転電機200を代表的に説明する。
図3に示すように、回転電機200はハウジング212と、ハウジング212の内部に保持された固定子230とを有し、固定子230は固定子鉄心232と固定子巻線238とを備えている。固定子鉄心232の内側には、回転子250が隙間222を介して回転可能に保持されている。換言すれば、回転子250の外周側に隙間222をあけて固定子鉄心232が配設されている。回転子250は、回転子鉄心252と、複数の導体バー281と、一対のエンドリング282と、回転軸218とを備えており、回転子鉄心252は円柱状の回転軸218に固定されている。
ハウジング212は、軸受216が設けられた一対のエンドブラケット214を有しており、回転軸218はこれらの軸受216により回転自在に保持されている。回転軸218には、回転子250の回転位置や回転速度を検出するレゾルバ(不図示)が設けられ、レゾルバの出力は、図2に示した制御回路648に入力される。
図2を参照して説明すると、制御回路648は、レゾルバの出力に基づいて駆動回路652を制御する。駆動回路652はパワーモジュール610をスイッチング動作させて、バッテリ180から供給される直流電力を三相交流電力に変換する。制御回路648は、同様にして駆動回路656を介してパワーモジュール620もスイッチング動作させ、バッテリ180から供給される直流電力を三相交流電力に変換する。この三相交流電力は固定子巻線238に供給され、固定子230に回転磁界が発生する。三相交流電流の周波数はレゾルバの検出値に基づいて制御され、三相交流電流の回転子250に対する位相も同じくレゾルバの検出値に基づいて制御されて、固定子巻線238に三相交流電力が供給される。
図3に示すように、固定子230は、円筒形状の固定子鉄心232と、この固定子鉄心232に挿着される固定子巻線238とを備えている。固定子鉄心232は、円環形状の電磁鋼板を複数枚積層して形成されている。固定子鉄心232を構成する電磁鋼板は厚さ0.05〜1.0mm程度であって、打ち抜き加工またはエッチング加工により成形される。
固定子鉄心232は、固定子鉄心232の軸方向に延在する複数のスロット(不図示)が周方向に等間隔となるように電磁鋼板を積層して形成されている。スロットには、スロット形状に対応した絶縁紙(不図示)が設けられ、固定子巻線238を構成するU,V,W相の相巻線が収容されている。スロットの間に形成されるティースは、固定子巻線238によって発生した回転磁界を回転子250に導き、回転子250に回転トルクを発生させる。
なお、本実施の形態では、固定子巻線238の巻き方として分布巻を採用している。分布巻とは、複数のスロットを跨いで離間した2つのスロットに各相の相巻線が収納されるように、相巻線が固定子鉄心232に巻かれる巻線方式である。
図4〜図9を参照して、本実施の形態に係るかご形回転子(以下、単に回転子と記す。)について説明する。図4および図5は回転子250の外観斜視図および分解斜視図である。図6は回転子250を一部破断した斜視図である。図7は回転軸218の軸方向と平行な面で切断した回転子250の側面断面模式図である。図8は図7のVIII−VIII線切断断面図であり、図9は図7のIX−IX線切断断面図である。
本実施の形態に係る回転子250は、棒状の回転軸218(図5参照)と、円筒形状の回転子鉄心252(図5参照)と、複数の長尺平板状の導体バー281(図6〜図8参照)と、一対の円筒形状のエンドリング282(図5および図6参照)と、一対の補強リング260A,260B(図4〜図7参照)と、筒部材270(図5〜図7参照)とを備えている。
図5に示すように、回転軸218は、円柱形状の軸本体部218bを有している。回転軸218には、軸本体部218bの外径よりも大きい外径を有するフランジ218aが回転軸218の端部近傍に設けられている。フランジ218aは、軸本体部218bから外方に突出するように回転軸218に一体的に設けられている。筒部材270は、円筒形状の部材であって、図6に示すように、回転軸218の軸本体部218bに圧入されることで回転軸218に設けられている。
図5に示すように、回転子鉄心252は、回転軸218が挿通される貫通孔251を有する円筒形状とされている。回転子鉄心252は円環形状の電磁鋼板を複数枚積層して形成されている。回転子鉄心252を構成する電磁鋼板は厚さ0.05〜1.0mm程度であって、打ち抜き加工またはエッチング加工により成形される。図8に示すように、回転子鉄心252には、回転軸218の軸方向に平行に延在する複数のティース252aおよび複数のスロット252bがそれぞれ周方向に等間隔となるように形成されている。
図8に示すように、回転子鉄心252のティース252aの幅(円周方向長さ)は、回転軸218側(根元部)から径方向外方に向かってほぼ一定の幅とされている。その結果、隣接するティース252aにより区画されるスロット252bの幅は、外周側(開口側)が最大で、外周側から径方向内方に向かって徐々に幅が狭くなり、回転軸218側で最小となっている。
図8に示すように、回転軸218の軸方向に延在する各スロット252b内には導体バー281が収容されている。図5〜図7に示すように、回転子鉄心252の両端には、一対のエンドリング282が配置されている。
一対のエンドリング282と複数の導体バー281は、たとえばアルミダイカストによって一体的に成形されている。このため、図6および図7に示すように、各スロット252b内に収容された導体バー281同士は、導体バー281の両端で一対のエンドリング282によって短絡されている。
図8に示すように、導体バー281は、回転子鉄心252のスロット252bの形状とほぼ同じ外形形状を有している。導体バー281は、回転軸218の軸方向と直交する平面で切断した断面形状が回転子250の外周側から中心側に向かって徐々に厚さが薄くなる先細り形状とされ、回転軸218側の形状が円弧に形成されている。
発進、停止を繰り返す車両100に搭載される回転電機200は、速度、トルクの変動が激しく、高速回転するので、遠心力に起因するエンドリング282の変形、疲労破壊が問題となる。本実施の形態では、図4〜図7に示すように、エンドリング282の変形、疲労破壊を防止するために一対の補強リング260A,260Bを設けている。
補強リング260A,260Bの材料は、エンドリング282の変形を抑えるために、アルミニウムや銅、炭素鋼等に比べて強度の高い高強度ステンレス鋼やチタン合金等が採用される。なお、アルミニウムや銅に比べて、ステンレス鋼やチタン合金は導電率が低く、2次電流によって補強リング260A,260Bに誘導される電流を抑え、2次導体損失を低減することができる。
一対の補強リング260A,260Bのそれぞれは同じ形状であるため、以下では、補強リング260Aの構造を代表例として説明する。図4〜図7に示すように、補強リング260Aは、円筒形状のエンドリング282を覆う覆い部269と、回転子鉄心252の端面と挟持部(フランジ218aまたは筒部材270)とにより挟持される被挟持部264とを有している。
図6および図7に示すように、覆い部269は、回転軸218の軸方向に平行な平面で切断した断面形状がコ字状とされ、エンドリング282の外周面、端面および内周面を覆っている。図5に示すように、補強リング260Aには、回転子250の中心に向かって窪む凹部268が形成されており、この凹部268はエンドリング282の内周側に配設される。被挟持部264は、凹部268の底板部分であって、回転軸218が挿通される貫通孔264hを有する円環形状とされ、図6および図7に示すように、覆い部269の回転軸218側の端部から回転軸218に向かって延在している。図5に示されている貫通孔264hの径は、回転軸218の径よりも若干大きく形成されている。
図6に示すように、覆い部269は、筒状当接部261と、環状部262と、筒状接続部263とを備えている。筒状当接部261は、円筒形状とされ、図7および図9に示すように、内周面がエンドリング282の外周部282aの外周表面全体に当接されている。
図5に示すように、環状部262は、円環形状とされ、図6および図7に示すように、一方の面がエンドリング282の円環形状の端面に微小な隙間を空けて延在する。環状部262は、筒状当接部261の一端から略直角に曲がって、エンドリング282の端面に沿いながら回転軸218に向かって延在している。
筒状接続部263は、円筒形状とされ、環状部262の内周端部から回転子鉄心252の端面に向かって、すなわち回転子250の中心に向かって延在し、円環形状の被挟持部264の外周端部に接続されている。
上述したように、補強リング260Bも同様の形状とされている。図6および図7に示すように、本実施の形態では、補強リング260Aは、回転子鉄心252の一端面252c側に配設されるエンドリング282に圧入され、補強リング260Bは、回転子鉄心252の他端面252d側に配設されるエンドリング282に圧入されている。
補強リング260Aの被挟持部264は、回転軸218に一体的に設けられたフランジ218aと、回転子鉄心252の一端面252cとで挟持されている。補強リング260Bの被挟持部264は、回転軸218に配設された筒部材270と、回転子鉄心252の他端面252dとで挟持されている。
回転子鉄心252を回転軸218に取り付けるには、たとえば補強リング260A,260Bが組み付けられた回転子鉄心252を回転軸218に圧入し、フランジ218aに補強リング260Aの被挟持部264を当接させ、フランジ218aと回転子鉄心252の一端面252cとによって被挟持部264を挟持する。筒部材270を回転軸218の軸本体部218bに圧入し、筒部材270を補強リング260Bの被挟持部264に当接させ、筒部材270と回転子鉄心252の他端面252dとによって被挟持部264を挟持する。
以上説明した本実施の形態によれば、以下のような作用効果を奏することができる。
(1)かご形回転子250は、一対のエンドリング282の外周部282aのそれぞれに圧入される一対の補強リング260A,260Bと、回転子鉄心252の両端において回転軸218に設けられるフランジ218aおよび筒部材270とを含んで構成されている。本実施の形態では、フランジ218aと回転子鉄心252の一端面252cとで補強リング260Aを挟持し、筒部材270と回転子鉄心252の他端面252dとで補強リング260Bを挟持するようにした。
これにより、回転子250を高速で回転させたときの遠心力に起因するエンドリング282の変形を抑えることができる。本実施の形態では、エンドリング282の外周部282aの外周表面が筒状当接部261により押さえられるため、エンドリング282の周方向の引張応力を抑えることができ、エンドリング282内の鋳巣に応力が集中することによる疲労破壊が防止されている。さらに、環状部262がエンドリング282の端面に対して微小な隙間を空けて延在している。環状部262は、回転子250が高速で回転したときに、軸方向に変形するエンドリング282の端面に当接することになるため、エンドリング282の軸方向の変形を極力抑えることができる。
(2)本実施の形態によれば、補強リング260A,260Bは焼き嵌めや圧入によって回転軸218に固定されておらず、圧入応力に耐えるための所定の厚みが不要なので、補強リング260A,260Bの厚みを薄くできる。これに対して、特許文献1に記載の技術では、補強リングが焼き嵌めによって回転軸に固定されている。このため、特許文献1に記載の補強リングでは、焼き嵌めにより生じる応力に耐えるために、所定の厚みが必要とされ、補強リングの質量が大きくなってしまうおそれがある。補強リングの材料は、上述したように、エンドリングの変形を抑えるために、炭素鋼等に比べて強度の高い高強度ステンレス鋼やチタン合金等が採用される。このため、補強リングの質量の増加は、コストの増加を招いてしまう。
本実施の形態では、筒部材270を回転軸218に圧入し、フランジ218と回転子鉄心252との間で補強リング260Aを挟持し、筒部材270と回転子鉄心252との間で補強リング260Bを挟持するようにした。筒部材270は、回転軸218に圧入されるため、所定の厚みが必要とされる。しかしながら、筒部材270は、補強リング260A,260Bに比べて高い強度を必要としないため、補強リング260A,260Bの材料に比べて低廉な炭素鋼等の材料を選定できる。このため、本実施の形態によれば、補強リング260A,260Bの質量を小さくすることで回転子250および回転電機200の低コスト化を図ることができる。
(3)本実施の形態では、上記したように、補強リング260A,260Bを焼き嵌めや圧入によって回転軸218に固定する必要がない。このため、補強リング260A,260Bの貫通孔264hの径に高い寸法精度が要求されることがなく、製作を容易に行うことができる。
特許文献1に記載の技術では、補強リングを焼き嵌めにより回転軸に固定するため、補強リングの内径には高い寸法精度が要求され、この要求を満足するために切削加工等を行う必要がある。その結果、特許文献1に記載の技術では、補強リングの製造コストの増加を招いてしまう。これに対して、本実施の形態では、補強リング260A,260Bの被挟持部264に設けられる貫通孔264hは、回転軸218の軸本体部218bが挿通可能な大きさに形成されていればよく、内径寸法に所定の精度が要求されていないので、プレス加工等により容易に貫通孔264hを形成することができる。このため、本実施の形態によれば、補強リング260A,260Bの製造コストの低減を図ることができる。
次のような変形も本発明の範囲内であり、変形例の一つ、もしくは複数を上述の実施形態と組み合わせることも可能である。
(1)上記実施の形態では、補強リング260Aをフランジ218aと回転子鉄心252の一端面252cとで挟持し、補強リング260Bを筒部材270と回転子鉄心252の他端面252dとで挟持した例について説明したが、本発明はこれに限定されない。一対の筒部材を、フランジを有していない円柱状の回転軸の両端側に圧入し、一対の筒部材のうちの一方と回転子鉄心252の一端面252cとで補強リング260Aを挟持し、一対の筒部材のうちの他方と回転子鉄心252の他端面252dとで補強リング260Bを挟持するようにしてもよい。
(2)本発明は、一対のエンドリング282と複数の導体バー281はダイカストによって一体的に成形される場合に限定されない。導体バー281とエンドリング282とを別部材として成形し、回転子鉄心252に多数の導体バー281とエンドリング282とを組み付けて接合する組立式のかご形回転子に本発明を適用してもよい。接合方法としては、アーク溶接、摩擦攪拌接合(FSW)、ロウ付け、超音波半田付けなどの種々の接合方法により導体バー281とエンドリング282とを接合することができる。
導体バー281とエンドリング282とを接合したかご形回転子に本発明を適用することで、接合部内に形成されているボイドに応力が集中し、疲労破壊してしまうことを防止することができる。
(3)スイッチング用パワー半導体素子としては、IGBTに代えて、MOSFET(金属酸化物半導体型電界効果トランジスタ)を用いてもよい。MOSFETは、ドレイン電極、ソース電極およびゲート電極の3つの電極を備えている。MOSFETの場合には、ソース電極とドレイン電極との間に、ドレイン電極からソース電極に向かう方向が順方向となる寄生ダイオードを備えているので、図2のダイオード38を設ける必要がない。
(4)回転電機200,202は、他の電動車両、たとえばハイブリッド電車などの鉄道車両、バスなどの乗合自動車、トラックなどの貨物自動車、バッテリ式フォークリフトトラックなどの産業車両などにも利用することもできる。
(5)上記実施の形態では、導体バー281およびエンドリング282の材料には、アルミニウムあるいは銅を採用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されることなく、導電率の高い種々の金属材料を採用することができる。なお、純銅や純アルミニウムは軟らかく加工しやすく、また導電率も高いのでモータ効率の向上を図ることができる。つまり、製造上の観点およびモータ効率向上の観点から、導体バー281およびエンドリング282の材料は、純銅あるいは純アルミニウムとするのが好適である。
本発明の特徴を損なわない限り、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の形態についても、本発明の範囲内に含まれる。
200,202 回転電機、212 ハウジング、214 エンドブラケット、216 軸受、218 回転軸、218a フランジ、218b 軸本体部、230 固定子、232 固定子鉄心、238 固定子巻線、250 回転子、251 貫通孔、252 回転子鉄心、252a ティース、252b スロット、252c 一端面、252d 他端面、281 導体バー、260A 補強リング、260B 補強リング、261 筒状当接部、262 環状部、263 筒状接続部、264 被挟持部、264h 貫通孔、268 凹部、269 覆い部、270 筒部材、282 エンドリング、282a 外周部

Claims (4)

  1. 回転軸と、
    前記回転軸の軸方向に平行に延在するスロットが周方向に複数形成された回転子鉄心と、
    前記回転子鉄心の各スロット内に収容される複数の導体バーと、
    前記回転子鉄心の両端に配置され、前記導体バーの両端側で前記導体バー同士を短絡する一対の円筒形状のエンドリングと、
    前記一対のエンドリングの外周部のそれぞれに圧入される一対の補強リングと、
    前記回転子鉄心の両端において前記回転軸に設けられる一対の挟持部とを備え、
    前記一対の補強リングのそれぞれは、
    前記回転軸の軸方向に平行な平面で切断した断面形状がコ字状とされ、前記エンドリングを覆う覆い部と、
    前記覆い部の前記回転軸側の端部から前記回転軸に向かって延在し、前記挟持部と前記回転子鉄心の端面とで挟持される円環形状の被挟持部とを備え、
    前記覆い部は、
    前記エンドリングの外周部の表面に当接される円筒形状の筒状当接部と、
    前記筒状当接部の一端から前記回転軸に向かって、前記エンドリングの端面に沿って延在している円環形状の環状部と、
    前記環状部の内周端部から前記回転子鉄心の端面に向かって延在し、前記円環形状の被挟持部の外周端部に接続される円筒形状の筒状接続部とを備え、
    前記筒状接続部と前記被挟持部とは、円筒形状の前記エンドリングの内周側に配置される凹部を構成することを特徴とするかご形回転子。
  2. 請求項1に記載のかご形回転子において、
    前記一対の挟持部のうちの一方は、前記回転軸の本体部から外方に突出するように前記回転軸に一体的に設けられたフランジであり、
    前記一対の挟持部のうちの他方は、前記回転軸に圧入される筒部材であることを特徴とするかご形回転子。
  3. 請求項1に記載のかご形回転子と、
    前記かご形回転子の外周側に隙間をあけて設けられた固定子とを備えたことを特徴とする回転電機。
  4. 請求項2に記載のかご形回転子と、
    前記かご形回転子の外周側に隙間をあけて設けられた固定子とを備えたことを特徴とする回転電機。
JP2012112993A 2012-05-17 2012-05-17 かご形回転子および回転電機 Active JP5953112B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012112993A JP5953112B2 (ja) 2012-05-17 2012-05-17 かご形回転子および回転電機
PCT/JP2013/060579 WO2013172120A1 (ja) 2012-05-17 2013-04-08 かご形回転子および回転電機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012112993A JP5953112B2 (ja) 2012-05-17 2012-05-17 かご形回転子および回転電機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013240234A JP2013240234A (ja) 2013-11-28
JP5953112B2 true JP5953112B2 (ja) 2016-07-20

Family

ID=49583537

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012112993A Active JP5953112B2 (ja) 2012-05-17 2012-05-17 かご形回転子および回転電機

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5953112B2 (ja)
WO (1) WO2013172120A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102015224579A1 (de) 2015-12-08 2017-06-08 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Rotor, Verfahren zum Herstellen eines Rotors, Asynchronmaschine und Fahrzeug
DE102015224577A1 (de) 2015-12-08 2017-06-08 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Rotor, Verfahren zum Herstellen eines Rotors, Asynchronmaschine und Fahrzeug
DE102015224574A1 (de) 2015-12-08 2017-06-08 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Rotor, Verfahren zum Herstellen eines Rotors, Asynchronmaschine und Fahrzeug
CN108604852B (zh) * 2016-02-15 2020-11-06 三菱电机株式会社 三相感应电动机及其次级导体
CN109510419B (zh) * 2018-11-20 2024-03-29 浙江卧龙精密动力系统有限公司 一种高速电机转子

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4942404U (ja) * 1972-06-22 1974-04-13
JPS5814669Y2 (ja) * 1974-07-11 1983-03-24 株式会社東芝 スイフウスイチユウモ−タ ノ カゴガタカイテンシ
JPS54154014A (en) * 1978-05-25 1979-12-04 Toshiba Corp Squirrel-cage rotor
JPS5689674U (ja) * 1979-12-11 1981-07-17
JPS60200751A (ja) * 1984-03-22 1985-10-11 Toshiba Corp かご形誘導電動機

Also Published As

Publication number Publication date
WO2013172120A1 (ja) 2013-11-21
JP2013240234A (ja) 2013-11-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5632308B2 (ja) かご形回転子および回転電機
JP5789538B2 (ja) 回転電機および回転電機の製造方法
JP5953112B2 (ja) かご形回転子および回転電機
JP5939913B2 (ja) 回転電機および電動車両
EP2632023B1 (en) Dynamo-electric machine and on-vehicle dynamo-electric machine system
JP5490559B2 (ja) 回転子およびその回転子を用いた回転電機
WO2018159181A1 (ja) 回転電機の回転子及びこれを備えた回転電機
JP6990210B2 (ja) 回転電機駆動ユニット
US20200112210A1 (en) Electric Machine Component and Method to Fabricate
US10727709B2 (en) Rotor of rotary electrical machine, rotary electrical machine, and vehicle
CN104022583A (zh) 用于电机的理想转子偏斜角
JP5562307B2 (ja) かご形回転子および回転電機
CN113016121A (zh) 旋转电机及汽车用电动辅机系统
US20140167556A1 (en) Electric rotating machine
JP2009142079A (ja) ステータコアの固定構造
JP6111329B2 (ja) 回転電機のステータ
JP5547137B2 (ja) 回転電機
JP2020182300A (ja) 回転機の端子接続構造
JP2023170916A (ja) 回転電機の回転子、回転電機及びこの回転電機を備えた電動車両
WO2023026499A1 (ja) 回転電機の回転子、回転電機
JP2014113045A (ja) 回転子およびその回転子を用いた回転電機
WO2023238312A1 (ja) 回転電機の回転子、回転電機及びこの回転電機を備えた電動車両
JP2014079114A (ja) 誘導回転電機の製造方法
JP2016055667A (ja) 電動車両
JP2023046137A (ja) 回転電機の回転子

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140521

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150303

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150430

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160517

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160613

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5953112

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250