JP5952575B2 - チャージポンプ回路 - Google Patents
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図1(a),(b)は、従来のチャージポンプ回路を説明するための回路構成図で、従来の負電圧を供給するための回路としては、図1(a),(b)に示すような電圧反転回路が提案されている(例えば、特許文献1参照)。チャージポンプ(Charge pump)とは、コンデンサとスイッチを組み合わせることによって電圧を上昇させるための電子回路である。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明において、前記相補チャージポンプ回路は、第1のチャージポンプと第2のチャージポンプで構成され、前記第1のチャージポンプと前記第2のチャージポンプが相補動作することで、前記第1のチャージポンプと前記第2のチャージポンプが交互に各出力電圧を生成することを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明において、前記相補チャージポンプ回路は、入力電圧(VDD)と基準電圧(VSS)と間で遷移するクロック信号(CKO111)が一端に入力される第1のキャパシタ(C111)と、該第1のキャパシタの他端に各入力端子が接続される第1及び第2のスイッチ(SW131,SW141)とを有し、前記第2のスイッチの出力端子から出力電圧を出力する第1のチャージポンプと、前記クロック信号の反転信号(CKO211)が一端に入力される第2のキャパシタ(C211)と、該第2のキャパシタの他端に接続される第3及び第4のスイッチ(SW231,SW241)とを有し、前記第4のスイッチの出力端子から出力電圧を出力する第2のチャージポンプとを備え、前記第1のキャパシタの他端の電圧に従い前記第3及び第4のスイッチがオンオフ制御され、前記第2のキャパシタの他端の電圧に従い前記第1及び第2のスイッチがオンオフ制御することで、前記第1のチャージポンプと前記第2のチャージポンプが交互に各出力電圧を出力することを特徴とする。(図2乃至図3に対応)
また、請求項8に記載の発明は、キャパシタを充放電して電圧を昇降圧するチャージポンプ回路において、相補チャージポンプ回路を複数個設置し、該相補チャージポンプ回路の各入力電圧の電圧入力端子を並列接続し、前記相補チャージポンプ回路の各出力電圧の電圧出力端子を並列接続するように構成し、前記相補チャージポンプ回路は、入力電圧と基準電圧と間で遷移するクロック信号が一端に入力される第1のキャパシタと、該第1のキャパシタの他端に各入力端子が接続される第1及び第2のスイッチとを有し、前記第2のスイッチの出力端子から出力電圧を出力する第1のチャージポンプと、前記クロック信号の反転信号が一端に入力される第2のキャパシタと、該第2のキャパシタの他端に接続される第3及び第4のスイッチとを有し、前記第4のスイッチの出力端子から出力電圧を出力する第2のチャージポンプとを備え、前記第1のキャパシタの他端の電圧に従い前記第3及び第4のスイッチがオンオフ制御され、前記第2のキャパシタの他端の電圧に従い前記第1及び第2のスイッチがオンオフ制御することで、前記第1のチャージポンプと前記第2のチャージポンプが交互に各出力電圧を出力することを特徴とする。
<実施形態1>
図2は、本発明に係るチャージポンプ回路を構成する相補チャージポンプ回路の実施形態1を説明するための回路構成図である。図中符号20は相補チャージポンプ回路を示している。
図2に示した相補チャージポンプ回路は、スイッチSW111〜SW141とフライングキャパシタC111で構成される第1のチャージポンプと、スイッチSW211〜SW241とフライングキャパシタC211で構成される第2のチャージポンプとを有する。以下では、フライングキャパシタC111の電極のうち、SW111側を第1電極、SW131側を第2電極という。フライングキャパシタC211の電極のうち、SW211側を第1電極、SW231側を第2電極という。
クロックCKI111にVDDを入力開始直後、区間[1]において、ノードCKO111はVSS、ノードCKO211はVDD、ノードVCK111はVSS、ノードVCK211はVDDとなる。このときSW231はオンし、フライングキャパシタC211を充電する。C211の充電によりノードVCK211の電圧レベルがVDDから徐々に下降し、この下降分をV1とする。このときSW131はオフする。また、このとき、SW141はオンし、VCK111の電圧VSSがVOUT111に出力されVOUT端子のキャパシタCoutに充電される。このとき、SW241はオフする。
以下CKI111が位相反転するごとに同様の動作を繰り返すことで、C111とC211の充電電圧は上昇し、最終的にVDDとなることで、VOUT111とVOUT211は交互に−VDDが出力され、VOUT端子は安定的に−VDDとなりキャパシタCoutに充電される。
また、第1のチャージポンプを構成する各スイッチと第2のチャージポンプを構成する各スイッチの制御を、互いに相補制御することで、外部スイッチ制御回路を不要とすることを特徴とするチャージポンプ回路である。
図2に示した負電圧を出力生成する相補チャージポンプ回路に対して、図4に示すように、第1のチャージポンプのSW141をPMOSトランジスタ、SW131をNMOSトランジスタとし、第2のチャージポンプのSW241をPMOSトランジスタ、SW131をNMOSトランジスタとすることで、入力端子VINに入力電圧VDDを印加したとき、出力電圧に2xVDDの昇電圧を出力生成する構成としてもよい。
本発明に係る相補チャージポンプ回路を複数個設置し、この相補チャージポンプ回路の各入力電圧の電圧入力端子を並列接続し、相補チャージポンプ回路の各出力電圧の電圧出力端子を並列接続するように構成する。
また、連結された複数の相補チャージポンプ回路の動作クロックが重複しないように動作することで、1つの相補チャージポンプ回路がその入力電圧をそのフライングキャパシタに電化充電する期間は、他の相補チャージポンプ回路がそのフライングキャパシタの電化放電期間となり出力電圧を連続して生成する。
また、相補チャージポンプ回路は、第1のチャージポンプと第2のチャージポンプで構成され、第1のチャージポンプと第2のチャージポンプが相補動作することで、第1のチャージポンプと第2のチャージポンプが交互に各出力電圧を生成する。
図5に示したチャージポンプ回路は、相補チャージポンプ回路001〜00Nで構成されている。相補チャージポンプ回路00Nは、スイッチSW11N〜SW14NとフライングキャパシタC11Nで構成されるチャージポンプ11Nと、スイッチSW21N〜SW24NとフライングキャパシタC21Nで構成されるチャージポンプ21Nを備え、これにより、本実施例1は、Nx2個の相補チャージポンプで構成されている。
相補チャージポンプ回路001のクロック入力端CKI111には、相補チャージポンプ回路00Nの出力クロックCKO11Nが接続される。相補チャージポンプ回路00Nのクロック入力端CKI00Nには、相補チャージポンプ回路00(N−1)の出力クロックCKO11(N−1)が接続される。
相補チャージポンプ回路00Nのチャージポンプ11NにおけるスイッチSW11N〜SW14Nは、図1に示した従来の単一構成のチャージポンプ回路のスイッチS1〜S4に対して各々1/(Nx2)倍のサイズとし、フライングキャパシタC11Nは、図1に示した単一構成のチャージポンプ回路のキャパシタC1に対して各々1/(Nx2)倍のサイズとする。同様に相補チャージポンプ回路00Nのチャージポンプ21NにおけるスイッチSW21N〜SW24Nは、図1に示した単一構成のチャージポンプ回路のスイッチS1〜S4に対して各々1/(Nx2)倍のサイズとし、フライングキャパシタC21Nは、図1に示した単一構成のチャージポンプ回路のキャパシタC1に対して各々1/(Nx2)倍のサイズとする。
区間[a1]において、相補チャージポンプ回路00Nの出力クロックCKO11NがVDDのとき、位相反転した時間t1遅延する相補チャージポンプ回路00NのクロックCKO21Nと相補チャージポンプ回路001のクロックCKO111がVSSとなり、チャージポンプ21NのフライングキャパシタC211は放電されVOUTのキャパシタCoutに−VDDを充電開始、及びチャージポンプ111のフライングキャパシタC111は放電されVOUTのキャパシタCoutに−VDDを充電開始する。このときタイミングa1Tでチャージポンプ21Nとチャージポンプ111の電磁ノイズが発生する。
上述した動作により、区間aNでは、同位相で動作する相補チャージポンプ回路00(N−1)におけるチャージポンプ21(N−1)と相補チャージポンプ回路00Nにおけるチャージポンプ11Nは、タイミングaNTのフライングキャパシタ電化放電時、図1に示した単一構成のチャージポンプ回路の電磁ノイズの1/(2xN)倍の電磁ノイズが各々発生し、合わさることで1/N倍の電磁ノイズとなる。また、区間bNでは、同位相で動作する相補チャージポンプ回路00(N−1)におけるチャージポンプ21(N−1)と相補チャージポンプ回路00Nにおけるチャージポンプ11Nは、タイミングbNTのフライングキャパシタ電化充電時、図1に示した単一構成のチャージポンプ回路の電磁ノイズの1/(2xN)倍の電磁ノイズが各々発生し、合わさることで1/N倍の電磁ノイズとなる。
また、区間aNで同位相で動作する相補チャージポンプ回路00(N−1)におけるチャージポンプ21(N−1)と相補チャージポンプ回路00Nの2個のチャージポンプがフライングキャパシタへの充電期間、それ以外の2xN−2個のチャージポンプは放電期間であり、VOUT端子のキャパシタCoutへ電化充電しているため、負荷への電圧供給能力は、図1で示す単一チャージポンプ回路の充放電周期をt1xNとしたときと同等である。
さらに、本実施例1は、リング発振動作によるチャージポンプクロックを自己生成することで、デバイス内部にクロック生成回路は設置不要とし、またはデバイス外部からクロック供給を不要とすることで、付随するデバイスピンや関連する制御回路も不要となる。このため、デバイス面積を小さくすることができる。
また、本実施例1では、相補チャージポンプ回路001のクロック入力端に、相補チャージポンプ回路00Nの出力クロックCKO11Nを接続することでリング発振動作によるチャージポンプクロックを自己生成しているが、本接続を削除し、相補チャージポンプ回路001のクロック入力端に外部供給クロックを入力してもよい。
図7は、本発明に係るチャージポンプ回路を構成する相補チャージポンプ回路の実施形態2を説明するための回路構成図で、図2に示した相補チャージポンプ回路における第1チャージポンプのみで構成される相補チャージポンプ回路を示している。スイッチSW111〜SW141とフライングキャパシタC111で構成される。SW111、SW131は、PMOSトランジスタであり、SW121、SW141は、NMOSトランジスタとなる。SW111は、フライングキャパシタC111の第1電極と入力端子VIN111との間に接続される。SW121は、フライングキャパシタC111の第1電極と接地端子との間に接続される。SW131は、フライングキャパシタC111の第2電極と接地端子との間に接続される。SW141は、フライングキャパシタC111の第2電極と出力端子VOUT111との間に接続される。SW141のバックゲート端子は、SW141がラッチアップするのを防止するためにVOUT111に接続される。SW111、SW121のゲート端子は、入力クロック端子CKI001に接続される。
図8は、本発明に係るチャージポンプ回路を構成する相補チャージポンプ回路の実施形態1の他の例を説明するための回路構成図である。図7に示した負電圧を出力生成するチャージポンプ回路に対して、図8に示すように、チャージポンプ回路のSW141をPMOSトランジスタ、SW131をNMOSトランジスタとすることで昇電圧を出力生成する構成としてもよい。
入力端子VINは、チャージポンプ11(2xN+1)のVIN11(2xN+1)にて共通接続される。出力端子VOUTは、チャージポンプ11(2xN+1)のVOUT11(2xN+1)にて共通接続される。出力端子VOUTには安定化キャパシタCoutが接地接続される。
これにより、図7又は図8に示したチャージポンプ001におけるSW111とSW121で構成されるインバータから出力されるクロックCKO111が、本実施例2では、クロックCKO111〜クロックCKO11(2xN+1)は奇数の位相反転するクロック系により、リング発振器を構成する。
区間[a1]において、チャージポンプ11(2xN+1)の出力クロックCKO11(2xN+1)がVDDのとき(このとき出力クロックVCKO11(2xN+1)はVSS)、位相反転した時間t2遅延するチャージポンプ111のクロックCKO111がVSSとなり、チャージポンプ111のフライングキャパシタC111は放電され、VOUTのキャパシタCoutに−VDDを充電開始する。このときタイミングa1Tでチャージポンプ111の電磁ノイズが発生する。
上述した動作により、区間aNにて、チャージポンプ00(2xN−1)が、タイミングaNTでフライングキャパシタ電化放電時、図1に示した単一構成のチャージポンプ回路の電磁ノイズの1/(2xN+1)倍の電磁ノイズが発生する。また、区間bNでは、チャージポンプ00(2xN−1)が、タイミングbNTでフライングキャパシタ電化充電時、図1に示した単一構成のチャージポンプ回路の電磁ノイズの1/(2xN+1)倍の電磁ノイズが発生する。
また、区間aNでチャージポンプ00(2xN+1)がフライングキャパシタへの充電期間、それ以外の2xN個のチャージポンプは放電期間であり、VOUT端子のキャパシタCoutへ電化充電しているため、負荷への電圧供給能力は、図1で示す単一チャージポンプ回路の充放電周期をt2x(2xN+1)としたときと同等である。
さらに、本実施例2は、リング発振動作によるチャージポンプクロックを自己生成することで、デバイス内部にクロック生成回路は設置不要とし、またはデバイス外部からクロック供給を不要とすることで、付随するデバイスピンや関連する制御回路も不要となる。このため、デバイス面積を小さくすることができる。
なお、本発明の実施形態1及び2は、上述した構成に限定されるものではない。例えば、上述した実施形態1及び2では、いずれもNウェル(N−well)を備えたP型基板上に構成された回路を例として説明したが、同様な技術的思想が、Pウェル(P−well)を備えたN型基板上に構成された回路にも適用可能であることは言うまでもない。
101乃至10N 相補チャージポンプ回路
111乃至11N及び211乃至21N チャージポンプ
11(2×N)及び11(2×N+1) チャージポンプ
Claims (8)
- キャパシタを充放電して電圧を昇降圧するチャージポンプ回路において、
相補チャージポンプ回路を複数個設置し、該相補チャージポンプ回路の各入力電圧の電圧入力端子を並列接続し、前記相補チャージポンプ回路の各出力電圧の電圧出力端子を並列接続するように構成し、
前段の相補チャージポンプ回路の出力クロックを、次段の相補チャージポンプ回路の入力クロックとなるよう接続し、連結された複数の前記相補チャージポンプ回路の動作クロックが重複しないように動作することを特徴とするチャージポンプ回路。 - 前記連結された複数の相補チャージポンプ回路の動作クロックが重複しないように動作することで、1つの相補チャージポンプ回路がその入力電圧をそのフライングキャパシタに電化充電する期間は、他の相補チャージポンプ回路がそのフライングキャパシタの電化放電期間となり出力電圧を連続して生成することを特徴とする請求項1に記載のチャージポンプ回路。
- 前記連結された複数の相補チャージポンプ回路の最後段の前記相補チャージポンプ回路の出力クロックを、最前段の相補チャージポンプ回路の入力クロックとなるよう接続し、リング発振器を構成することを特徴とする請求項1又は2に記載のチャージポンプ回路。
- 前記相補チャージポンプ回路は、第1のチャージポンプと第2のチャージポンプで構成され、前記第1のチャージポンプと前記第2のチャージポンプが相補動作することで、前記第1のチャージポンプと前記第2のチャージポンプが交互に各出力電圧を生成することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のチャージポンプ回路。
- 前記第1のチャージポンプを構成する各スイッチと前記第2のチャージポンプを構成する各スイッチの制御を互いに相補制御することを特徴とする請求項4に記載のチャージポンプ回路。
- 前記相補チャージポンプ回路は、
入力電圧と基準電圧と間で遷移するクロック信号が一端に入力される第1のキャパシタと、該第1のキャパシタの他端に各入力端子が接続される第1及び第2のスイッチとを有し、前記第2のスイッチの出力端子から出力電圧を出力する第1のチャージポンプと、
前記クロック信号の反転信号が一端に入力される第2のキャパシタと、該第2のキャパシタの他端に接続される第3及び第4のスイッチとを有し、前記第4のスイッチの出力端子から出力電圧を出力する第2のチャージポンプとを備え、
前記第1のキャパシタの他端の電圧に従い前記第3及び第4のスイッチがオンオフ制御され、前記第2のキャパシタの他端の電圧に従い前記第1及び第2のスイッチがオンオフ制御することで、前記第1のチャージポンプと前記第2のチャージポンプが交互に各出力電圧を出力することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のチャージポンプ回路。 - 前記相補チャージポンプ回路は、
入力電圧と基準電圧と間で遷移するクロック信号が一端に入力される第1のキャパシタと、該第1のキャパシタの他端に各入力端子が接続される第1及び第2のスイッチとを有し、前記第2のスイッチの出力端子から出力電圧を出力する第1のチャージポンプとを備え、
前記第1及び第2のスイッチがオンオフ制御することで、前記第1のチャージポンプが出力電圧を出力することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のチャージポンプ回路。 - キャパシタを充放電して電圧を昇降圧するチャージポンプ回路において、
相補チャージポンプ回路を複数個設置し、該相補チャージポンプ回路の各入力電圧の電圧入力端子を並列接続し、前記相補チャージポンプ回路の各出力電圧の電圧出力端子を並列接続するように構成し、
前記相補チャージポンプ回路は、
入力電圧と基準電圧と間で遷移するクロック信号が一端に入力される第1のキャパシタと、該第1のキャパシタの他端に各入力端子が接続される第1及び第2のスイッチとを有し、前記第2のスイッチの出力端子から出力電圧を出力する第1のチャージポンプと、
前記クロック信号の反転信号が一端に入力される第2のキャパシタと、該第2のキャパシタの他端に接続される第3及び第4のスイッチとを有し、前記第4のスイッチの出力端子から出力電圧を出力する第2のチャージポンプとを備え、
前記第1のキャパシタの他端の電圧に従い前記第3及び第4のスイッチがオンオフ制御され、前記第2のキャパシタの他端の電圧に従い前記第1及び第2のスイッチがオンオフ制御することで、前記第1のチャージポンプと前記第2のチャージポンプが交互に各出力電圧を出力することを特徴とするチャージポンプ回路。
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