JP5952333B2 - 番組送信等システム及び番組へのcm提供システム - Google Patents
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Description
本発明において、「テレビ(テレビ受信機)」は、地上波テレビ、BS(放送衛星)放送テレビ、CS(通信衛星)サービス、CATV(ケーブルテレビ)、インターネット放送の受信装置、などを含む概念である。本発明の「テレビ」は、「インターネットの回線を使用した放送サービスである、インターネット放送」を受信できる装置を含んでいる。なお、ここで、「インターネット放送」とは、インターネットを利用した放送であって、例えばプッシュ技術やストリーミング配信技術などを使用して、多数の利用者に所定の番組を送信又は提供するものである。
すなわち、従来より、BS(放送衛星)デジタル放送では、番組の本体となるコンテンツ画像(例えば、スポーツ試合の中継番組)と、関連のデータ(例えばその、スポーツ試合に出ているスポーツ選手の過去の成績やプロフィールのデータ)とが、それぞれ纏まったデータとして、それぞれの電波が「別々に」且つ「互いに多重化されて」放送されるようになっている(例えば、特開平11−203219公報、特開平11−53441公報)。本発明では、このように上記それぞれの電波が「別々に」且つ「互いに多重化されて」放送等されるテレビ番組画像であってもよいが、それよりも、本体画像とCM画像とが一体になった(「合成」された)「本体画像とテレビCM画像とが合成された1つの画像」が電波に乗せられて放送等されるものであった方が、より望ましい。このような、本体画像とCM画像とが一体になった(「合成」された)「本体画像とテレビCM画像とが合成された1つの画像」が電波に乗せられて放送等される場合には、ユーザーが本体画像を表示させたままテレビCM画像のみを画面から消すことは極めて困難であるため、テレビCMのスポンサー企業にとってはCM効果をより確実にすることができる(これに対して、本体画像の電波とテレビCM画像の電波とを「別々に」「多重化」して放送等する場合は、ユーザーの操作により、本体画像を表示させたままテレビCM画像のみを画面から消すことは比較的容易であるから、スポンサー企業にとっては、ユーザーが比較的容易にテレビCM画像を消せるためCM効果をより確実なものとすることは困難となる)。
本発明において、「テレビCM画像」は、文字、記号、図形、又は画像(静止画又は動画)などの要素で構成される。また、本発明において、「テレビCM画像」は、通常は、「文字と画像とが組み合わされて構成されるもの」であるが、それ以外に、「文字と図形が組み合わされて構成されるもの」、「文字のみから構成されるもの(例えば、企業名、商品名、サービス名などを示す文字のみから成るテレビCM画像)」、「図形のみから構成されるもの」でもよい。
本発明において、「テレビCM」の対象には、商品又はサービスだけでなく、コンピュータプログラム、映画、音楽、書籍データなどのコンテンツの配信サービス(これも「広義のサービス」に含まれる)などをも含む。
また、本発明の一実施形態においては、テレビ受信機からユーザーの携帯無線端末にデータ入力領域を含むデータが無線送信され、ユーザーが手元の携帯無線端末を使用して(データ入力は、ユーザーから約2〜3mも離れたテレビ受信機を使用するよりも、ユーザーの手元にある携帯無線端末を使用して行った方が容易である)このデータ入力領域に所定のデータを入力したとき、その入力したデータは、(a)前記のユーザーの手元にある携帯無線端末から公衆通信網を介してテレビCM提供元又はテレビ局の側に送信してもよいし、(b)いったん携帯無線端末からテレビ受信機側に無線送信してテレビ受信機側から前記テレビCM提供元又テレビ局側に公衆通信網を介して送信(有線送信又は無線送信)するようにしてもよい。
また、本発明の一実施形態において、「前記テレビCMの提供元側又はテレビ局側」は、テレビCMを提供している企業又はその依頼を受けた第三者的な団体や、テレビ局の依頼を受けた第三者的な団体」などをも含む。
A. 本発明の内容は、本願の特許請求の範囲に記載した次のとおりのものである。
1 番組を放送もしくは送信(放送もしくは送信は、電波やケーブルテレビ用ケーブルによるものだけでなくインターネットなどの通信回線によるものをも含む。)する、受信もしくは記録する、又は受信もしくは記録されたデータに基づいて出力もしくは再生する、番組送信等システムであって、番組の途中で、少なくとも「番組の本体画像に代わる挿入型CM画像」が、前記本体画像が一時的に中断される形で出力されると共に、その同じ番組の途中で又はその進行の全体に渡って、少なくとも「番組の本体画像と並存する並存型CM画像」が、前記本体画像の中の一部又は前記本体画像の外周部の少なくとも一部に、本体画像と並存的に又は並行的に、一時的に又は常時、出力されるような番組のデータを、放送、送信、生成、加工、受信、記録、出力、又は再生する番組送信等手段、を含むことを特徴とする番組送信等システム。
2 番組を放送もしくは送信(放送もしくは送信は、電波やケーブルテレビ用ケーブルによるものだけでなくインターネットなどの通信回線によるものをも含む。)する、受信もしくは記録する、又は受信もしくは記録されたデータに基づいて出力もしくは再生する、番組送信等システムであって、番組の途中で、少なくとも「番組の本体画像に代わる挿入型CM画像」が、前記本体画像が一時的に中断される形で出力される第1番組データを、放送、送信、生成、加工、受信、記録、出力、又は再生する第1番組送信等手段と、前記第1番組送信等手段により放送等される番組の本体画像の対象と同じものを対象とする本体画像を含む番組であって、その番組の途中で又はその進行の全体に渡って、少なくとも「番組の本体画像と並存する並存型CM画像」が、前記本体画像の中の一部又は前記本体画像の外周部の少なくとも一部に、本体画像と並存的に又は並行的に、一時的に又は常時、出力される第2番組データを、前記第1番組データの放送、送信、生成、加工、受信、記録、出力もしくは再生と略同時にもしくは相前後して、又は前記第1番組データの放送、送信、生成、加工、受信、記録、出力もしくは再生とは異なる時間帯に、又は前記第1番組データの放送、送信、生成、加工、受信、記録、出力もしくは再生と関連付けて、放送、送信、生成、加工、受信、記録、出力、又は再生する第2番組送信等手段と、を含むことを特徴とする番組送信等システム。
3 番組を放送もしくは送信(放送もしくは送信は、電波やケーブルテレビ用ケーブルによるものだけでなくインターネットなどの通信回線によるものをも含む。)する、受信もしくは記録する、又は受信もしくは記録されたデータに基づいて出力もしくは再生する、番組送信等システムであって、番組の途中で、少なくとも「番組の本体画像に代わる挿入型CM画像」が、前記本体画像が一時的に中断される形で出力されるような番組のデータを、放送、送信、受信、又は記録する番組送信等手段と、前記番組送信等手段により放送され、送信され、受信され、もしくは記録された番組のデータを出力し又は再生するとき、その番組の途中で又はその進行の全体に渡って、少なくとも「番組の本体画像と並存する並存型CM画像」が、前記本体画像の中の一部又は前記本体画像の外周部の少なくとも一部に、本体画像と並存的に又は並行的に、一時的に又は常時、出力されるような番組として、出力し又は再生する番組再生等手段と、を含むことを特徴とする番組送信等システム。
4 番組を放送もしくは送信(放送もしくは送信は、電波やケーブルテレビ用ケーブルによるものだけでなくインターネットなどの通信回線によるものをも含む。)する、受信もしくは記録する、又は受信もしくは記録されたデータに基づいて出力もしくは再生する、番組送信等システムであって、番組の途中で、少なくとも「番組の本体画像に代わる挿入型CM画像」が前記本体画像が一時的に中断される形で出力されるような番組のデータを、受信もしくは記録されたデータに基づいて出力もしくは再生するとき、その番組の途中で又はその進行の全体に渡って、少なくとも「番組の本体画像と並存する並存型CM画像」が、前記本体画像の中の一部又は前記本体画像の外周部の少なくとも一部に、本体画像と並存的に又は並行的に、一時的に又は常時、出力されるような番組として、出力し又は再生する番組再生等手段、を含むことを特徴とする番組再生等システム。
5 番組を放送もしくは送信(放送もしくは送信は、電波やケーブルテレビ用ケーブルによるものだけでなくインターネットなどの通信回線によるものをも含む。)する、受信もしくは記録する、又は受信もしくは記録されたデータに基づいて出力もしくは再生する、番組送信等システムであって、番組の途中で、少なくとも「番組の本体画像に代わる挿入型CM画像」が、前記本体画像が一時的に中断される形で出力される第1番組データを、放送、送信、生成、加工、受信、記録、出力、又は再生する第1番組送信等手段と、前記第1番組送信等手段により放送等される番組の本体画像の対象と同じものを対象とする本体画像を含む番組であって、その番組の途中で又はその進行の全体に渡って、少なくとも「番組の本体画像と並存する並存型CM画像」が、前記本体画像の中の一部又は前記本体画像の外周部の少なくとも一部に、本体画像と並存的に又は並行的に、一時的に又は常時、出力される第2番組データを、放送、送信、生成、加工、受信、記録、出力、又は再生する第2番組送信等手段と、を含むことを特徴とする番組送信等システム。
6 番組の途中で、少なくとも「番組の本体画像に代わる挿入型CM画像」を、前記本体画像が一時的に中断される形で出力させるように構成された第1の番組のデータを、放送もしくは送信(放送もしくは送信は、電波やケーブルテレビ用ケーブルによるものだけでなくインターネットなどの通信回線によるものをも含む。)する、受信もしくは記録する、又は受信もしくは記録されたデータに基づいて出力もしくは再生する、第1番組送信等手段と、前記第1番組送信等手段により放送等される番組の本体画像の対象と同じものを対象とする本体画像を含む番組のデータであって、その番組の途中で又はその進行の全体に渡って、少なくとも「番組の本体画像と並存する並存型CM画像」を、前記本体画像の中の一部又は前記本体画像の外周部の少なくとも一部に、本体画像と並存的に又は並行的に、一時的に又は常時、出力させるように構成された第2の番組のデータを、放送もしくは送信する、生成、加工、受信もしくは記録する、又は受信もしくは記録されたデータに基づいて出力もしくは再生する、第2番組送信等手段と、前記第1番組送信等手段により放送等される第1の番組と前記第2番組送信等手段により放送等される第2の番組とが、略同時に又は相前後して又は互いに関連付けられて、放送、送信、生成、加工、受信、記録、出力又は再生されるように、前記第1番組送信等手段及び/又は前記第2番組送信等手段を制御する制御手段と、を含むことを特徴とする番組送信等システム。
7 番組を放送もしくは送信(放送もしくは送信は、電波やケーブルテレビ用ケーブルによるものだけでなくインターネットなどの通信回線によるものをも含む。)する、受信もしくは記録する、又は受信もしくは記録されたデータに基づいて出力もしくは再生する、番組送信等システムであって、前記番組の途中で、少なくとも「番組の本体画像に代わる挿入型CM画像」を前記本体画像が一時的に中断される形で出力させるCM挿入手段と、前記番組の途中で又はその進行の全体に渡って、少なくとも「番組の本体画像と並存する並存型CM画像」を、前記本体画像の中の一部又は前記本体画像の外側周囲近傍部分の少なくとも一部に、前記本体画像と並存的に又は並行的に、一時的に又は常時、出力させるCM並存出力手段と、前記番組に関して、前記CM挿入手段による挿入型CMの挿入を行うか又は前記CM並存出力手段による並存型CMの出力を行うかを選択又は切り替えるための選択等手段と、を備えたことを特徴とする、番組へのCM提供システム。
8 番組のデータを、放送もしくは送信(放送もしくは送信は、電波やケーブルテレビ用ケーブルによるものだけでなくインターネットなどの通信回線によるものをも含む。)する、受信もしくは記録する、又は受信もしくは記録されたデータに基づいて出力もしくは再生する、番組送信等システムであって、前記番組の途中で、少なくとも「番組の本体画像に代わる挿入型CM画像」が前記本体画像が一時的に中断される形で挿入されるように、前記挿入型CM画像を挿入させることを又はその挿入のタイミングを、指示するCM挿入指示手段と、前記番組の途中で又はその進行の全体に渡って、少なくとも「番組の本体画像と並存する並存型CM画像」を、前記本体画像の中の一部または前記本体画像の外側周囲近傍部分の少なくとも一部に、前記本体画像と並行的または並存的に、一時的に又は常時、出力させることを又はその出力のタイミングを、指示するCM並存出力指示手段と、前記CM挿入指示手段からの出力、及び/又は前記CM並存出力指示手段からの出力に基づいて、前記番組に関して、「本体画像に代わる挿入型CM画像」及び/又は「本体画像と並存する並存型CM画像」が出力もしくは表示されるように、前記番組を放送、送信、生成、加工、受信、記録、出力、又は再生する番組送信等手段と、を備えたことを特徴とする番組送信等システム。
9 番組又はそのデータを放送もしくは送信(放送もしくは送信は、電波やケーブルテレビ用ケーブルによるものだけでなくインターネットなどの通信回線によるものをも含む。)する、受信もしくは記録する、又は受信もしくは記録されたデータに基づいて出力もしくは再生する、番組送信等システムであって、前記番組の途中で、少なくとも「番組の本体画像に代わる挿入型CM画像」を、前記本体画像を一時的に中断させる形で挿入するCM挿入手段と、前記番組の途中で又はその進行の全体に渡って、少なくとも「番組の本体画像と並存する並存型CM画像」を、前記本体画像の中の一部又は前記本体画像の外側周囲近傍部分の少なくとも一部に、前記本体画像と並存的に又は並行的に、一時的に又は常時、出力するCM並存出力手段と、番組を視聴するユーザーもしくは番組の送信等を行なう操作者からの指示又は入力に基づいて、前記番組に関して、「本体画像に代わる挿入型CM画像」及び/又は「本体画像と並存する並存型CM画像」が出力もしくは表示されるように、前記CM挿入手段及び/又は前記CM並存出力手段を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする番組送信等システム。
本願の出願当初の請求項1,2,6,及び8の発明においては、第1のチャンネルの本体画像と、第2のチャンネルの本体画像とは、同一のものでなくてもよい。この発明においては、第1のチャンネルと第2のチャンネルとが、「同一の本体画像を含む番組を並行的に(ほぼ同時期に)提供するもの」でなくてもよい。この請求項1,2,6,8の発明においては、ユーザー(視聴者)には、第1のチャンネルのテレビCM画像を含むタイプの番組を一般的に選択するか、第2のチャンネルのテレビCM画像を含むタイプの番組を一般的に選択するかを、「個々の特定の本体画像の内容に拘わらず、一般的に、番組のタイプとしていずれを好むかを選択する(希望する方に切り換える)ことが可能になる」、というメリットが得られる。
また、本願の出願当初の請求項3,4,7,及び9の発明においては、第1のチャンネルの本体画像と第2のチャンネルの本体画像とは、互いに同一のものであることを予定している。この発明においては、第1のチャンネルと第2のチャンネルとが、同一の本体画像を含む番組を並行的に(ほぼ同時期に)提供することを、予定している。この場合、ユーザー(視聴者)は、ある個別又は特定の本体画像を含む番組について、前記の第1のタイプのテレビCMと第2のタイプのテレビCM画像とのいずれを好むかを選択する(希望する方に切り換える)ことが可能になる、というメリットが得られる。
また、本願の出願当初の請求項2,4,8,及び9の発明において、「テレビ番組の途中で、前記第1のチャンネルの番組における前記回数よりも少ない回数だけ、本体画像の全ての表示を一時的に中断し、その間だけテレビCM映像を表示させると共に、前記本体画像の全ての表示を一時的に中断しないときも『前記本体画像と同時並行的に、前記本体画像の中の一部分又は前記本体画像の外周部の少なくとも一部に、常時又は断続的に、表示されるテレビCM画像』を表示させるように構成したテレビ番組を表示するための第2のチャンネル、又は、第2のテレビ番組表示手段」とは、第1のチャンネル(又は、第1のテレビ番組表示手段)による番組が、例えば1時間のドラマでその中に計6回のテレビCM挿入のための本体画像の中断がある場合に、第2のチャンネル(又は、第2のテレビ番組表示手段)による番組は、例えば1時間のドラマでその中に前記「計6回」よりも少ない計3回のテレビCM挿入のための本体画像の中断があり且つ本体画像同時並行的に(常時、又は、断続的に)テレビCM画像が表示される場合、である。この場合でもユーザー(視聴者)にとっては、前記の第1のチャンネル(又は、第1のテレビ番組表示手段)による番組と比較して、前記の第2のチャンネル(又は、第2のテレビ番組表示手段)による番組では、「本体画像が中断される回数が少ないため、ドラマなどの本体画像への集中又は没入が途切れてしまう不都合が少ない」、「本体画像が中断される回数が少ないため、ドラマなどの本体画像の全体の時間が短縮化されるので、忙しい視聴者には時間節約のメリットが得られる」、「ドラマなどの本体画像が面白くなくて集中できないときは、同時並行的に表示されているテレビCMに視聴者の注意が向けられて、CM効果が高まる」、などのメリットがある。
1.「テレビ受信機で受信されたテレビ番組を表示するための表示装置の表示画面に表示される『テレビ番組のコンテンツを示す本体画像』の一部又はその本体画像の外周部の少なくとも一部に、前記本体画像と同時並行的に、常時又は断続的に、表示されるテレビCM画像」が前記本体画像と合成されて構成されているテレビ番組画面を表示するための情報、を放送するようにした、ことを特徴とするテレビCM画像放送方法。
2.「テレビ受信機で受信されたテレビ番組を表示するための表示装置の表示画面に表示される『テレビ番組のコンテンツを示す本体画像』の一部又はその本体画像の外周部の少なくとも一部に、前記本体画像と同時並行的に、常時又は断続的に、表示されるテレビCM画像」が前記本体画像と合成されて構成されているテレビ番組画面を表示するための情報、を放送するようにし、且つ、前記本体画像を構成要素とする1つの番組が開始されてから終了するまでの間は、テレビCM画像の挿入のために前記本体画像の表示を途中で中断することをしないようにした、ことを特徴とするテレビCM画像放送方法。
3.「テレビ受信機で受信されたテレビ番組を表示するための表示装置の表示画面に表示される『テレビ番組のコンテンツを示す本体画像』の内部の、動きが他の部分と比較して少ない背景部分に、前記本体画像と同時並行的に、常時又は断続的に、表示されるテレビCM画像」が前記本体画像と合成されて構成されているテレビ番組画面を表示するための情報、を放送するようにし、且つ、前記本体画像を構成要素とする1つの番組が開始されてから終了するまでの間は、テレビCM画像の挿入のために前記本体画像を途中で中断することはしないようにした、ことを特徴とするテレビCM画像放送方法。
4.野球、ボクシング又は相撲などのスポーツ中継番組などのように本体画像にコンテンツの性質上本来的に途中に何回か所定時間の中断又はインターバルが存在する番組については、テレビ番組の本体画像の全ての表示を一時的に中断し、その間だけテレビCM映像を表示させるようにすると共に、映画又はドラマ又はアニメーションなどのようにストーリー性がありコンテンツの性質上その途中に中断又はインターバルが本来的に存在しないような番組については、テレビ番組の本体画像の表示は途中で中断することなく連続的に表示させたまま、すなわち、前記本体画像を構成要素とする1つの番組が開始されてから終了するまでの間は、テレビCM画像の挿入のために前記本体画像を途中で中断することはしないようにしたまま、「前記本体画像と同時並行的に、本体画像の中の一部分又は本体画像の外周部の少なくとも一部に、常時又は断続的に、表示されるテレビCM画像」を前記本体画像と合成して構成されているテレビ番組画像を表示するための情報を、放送するようにした、ことを特徴とするテレビCM画像放送方法。
5.上記において、前記の本体画像の中の一部に前記本体画像と同時並行的に表示されるテレビCM画像は、略四角形状の本体画像の4つの隅の少なくとも1つの場所に表示されており、本体画像の中央の方向にその底辺が対向するような略三角形状に形成されているものである、ことを特徴とするテレビCM画像放送方法。
6.上記において、さらに、前記本体画像の中の一部又は本体画像の外周部の少なくとも一部に、前記本体画像と同時並行的に、常時又は断続的に、前記テレビCM画像を表示させながら、この表示させた前記テレビCM画像と連動するテレビCM連動データを、テレビ電波の隙間を利用したデータ放送により放送する、ようにしたことを特徴とするテレビCM画像放送方法。
7.上記のテレビCM画像放送方法において、「前記テレビCM画像が、本体画像の一部又はその外周部に、本体画像と同時並行的に、常時又は断続的に、表示されるテレビ番組画像」は、テレビ局により本体画像とテレビCM画像とが別々に作成されてそれらが別々の画像として多重化して放送されるものではなく、テレビ局により前記本体画像とテレビCM画像とが合成された1つの画像として作成した後に放映されるものである、ことを特徴とするテレビCM画像放送方法。
8.上記のテレビCM画像放送方法により放送された、「本体画像の表示は途中で中断することなく連続的に表示させたまま、すなわち、前記本体画像を構成要素とする1つの番組が開始されてから終了するまでの間は、テレビCM画像の挿入のために前記本体画像を途中で中断することはしないようにしたまま、この本体画像と同時並行的に、テレビCM映像を、本体画像の中の一部又は本体画像の外周部に、常時又は断続的に表示させるように構成したテレビ番組」を表示し、常時又はユーザーからの指示があったとき、「前記テレビCM画像の中の、テレビCM提供側の電話番号やホームページアドレスなどのテレビCMの提供側へのアクセス先を示す文字又は記号」を認識し、ユーザーからの指示があったとき、前記の認識したアクセス先にネットワークを介してアクセスする、ようにしたことを特徴とするテレビCM画像放送方法。
9.上記のテレビCM画像放送方法により放送された、「本体画像の表示は途中で中断することなく連続的に表示させたまま、すなわち、前記本体画像を構成要素とする1つの番組が開始されてから終了するまでの間は、テレビCM画像の挿入のために前記本体画像を途中で中断することはしないようにしたまま、この本体画像と同時並行的に、テレビCM映像を、本体画像の中の一部又は本体画像の外周部に、常時又は断続的に表示させるように構成したテレビ番組」を表示し、前記の本体画像の中の一部又は本体画像の外周部に表示されたテレビCM画像と連動するテレビCM連動データであって、テレビ放送局からテレビ電波の隙間を利用したデータ放送により放送されたテレビCM連動データを受信し、ユーザーからの指示があったとき、前記の表示されているテレビCM画像と連動するテレビCM連動データ(データ放送により放送されたもの)の中に含まれる、テレビCM提供側の電話番号やホームページアドレスなどのテレビCMの提供側へのアクセス先を示す文字又は記号などのデータに基づいて、そのアクセス先にネットワークを介してアクセスする、ようにしたことを特徴とするテレビCM画像放送方法。
10.上記のテレビCM画像放送方法により放送された、「本体画像の表示は途中で中断することなく連続的に表示させたまま、すなわち、前記本体画像を構成要素とする1つの番組が開始されてから終了するまでの間は、テレビCM画像の挿入のために前記本体画像を途中で中断することはしないようにしたまま、この本体画像と同時並行的に、テレビCM映像を、本体画像の中の一部又は本体画像の外周部に、常時又は断続的に表示させるように構成したテレビ番組」を表示させるためのテレビCM画像表示手段と、このテレビCM画像表示手段が表示したテレビCM画像の中の、「テレビCM提供側の電話番号やホームページアドレスなどのテレビCMの提供側へのアクセス先を示す文字又は記号」をデータとして認識するための認識手段と、ユーザーからの指令により、前記認識手段により認識されたアクセス先にネットワークを介してアクセスするためのアクセス手段と、を備えたことを特徴とするテレビCM画像放送装置。
11.上記のテレビCM画像放送方法により放送された、「本体画像の表示は途中で中断することなく連続的に表示させたまま、すなわち、前記本体画像を構成要素とする1つの番組が開始されてから終了するまでの間は、テレビCM画像の挿入のために前記本体画像を途中で中断することはしないようにしたまま、この本体画像と同時並行的に、テレビCM映像を、本体画像の中の一部又は本体画像の外周部に、常時又は断続的に表示させるように構成したテレビ番組」を表示させるためのテレビCM画像表示手段と、前記テレビCM画像表示手段が表示しているテレビCM画像と連動するテレビCM連動データであって、前記テレビCM画像と連動するようにテレビ電波の隙間を利用したデータ放送により放送されたテレビCM連動データを受信するためのテレビCM連動データ受信手段と、ユーザーからの指令に基づいて、前記テレビCM連動データ受信手段により受信されたテレビCM連動データの中に含まれている「テレビCM提供側の電話番号やホームページアドレスなどの、テレビCM提供側へのアクセス先を示すデータ」を使用して、そのアクセス先にネットワークを介してアクセスするためのアクセス手段と、を備えたことを特徴とするテレビCM画像放送装置。
12.上記のテレビCM画像放送方法により放送された、「番組の本体画像の表示は途中で中断することなく連続的に表示させたまま、すなわち、前記本体画像を構成要素とする1つの番組が開始されてから終了するまでの間は、テレビCM画像の挿入のために前記本体画像を途中で中断することはしないようにしたまま、この本体画像と同時並行的に、テレビCM映像を、本体画像の中の一部又は本体画像の外周部に、常時又は断続的に表示させるように構成したテレビ番組」を、ユーザーから約2〜3m以上離れた位置に据え置かれたテレビ受信機で表示しながら、「放送局からテレビ電波の隙間を利用したデータ放送により放送される、前記の本体画像の中の一部又は本体画像の外周部に表示されたテレビCM画像と連動するテレビCM連動データであって、ユーザーが所定のデータを入力するためのデータ入力領域の表示画面データを含むテレビCM連動データ」を前記テレビ受信機で受信し、ユーザーからの指示があったとき、前記の受信した「テレビCM連動データ(データ放送により放送されたもの)」を、前記テレビ受信機側から、近距離無線通信手段により、ユーザーが手元で保有する携帯無線端末に向けて無線で送信し、ユーザー側では、前記携帯無線端末により受信された「テレビCM連動データ」を前記携帯無線端末の表示部に表示させながら、前記テレビCM連動データによる表示内容の少なくとも一部であるデータ入力領域に、企業又は商品又はサービスについてのアンケート回答データ、注文データ、又は資料請求データなどのデータを入力し、この入力したアンケート回答データ、注文データ、又は資料請求データなどのデータを、前記携帯無線端末の遠距離無線通信機能を使用して、前記テレビCMの提供元側又はテレビ局側に無線で公衆通信網を介して送信する、ようにしたことを特徴とするテレビCM画像放送方法。
13.上記のテレビCM画像放送方法により放送された、「本体画像の表示は途中で中断することなく連続的に表示させたまま、すなわち、前記本体画像を構成要素とする1つの番組が開始されてから終了するまでの間は、テレビCM画像の挿入のために前記本体画像を途中で中断することはしないようにしたまま、この本体画像と同時並行的に、テレビCM映像を、本体画像の中の一部分又は本体画像の外周部に、常時又は断続的に表示させるように構成したテレビ番組」を、ユーザーから約2〜3m以上離れた位置に据え置かれたテレビ受信機で表示しながら、「放送局からテレビ電波の隙間を利用したデータ放送により放送される、前記の本体画像の中の一部又は本体画像の外周部に表示されたテレビCM画像と連動するテレビCM連動データであって、ユーザーが所定のデータを入力するためのデータ入力領域の表示画面データを含むテレビCM連動データ」を前記テレビ受信機で受信し、ユーザーからの指示があったとき、前記の受信した「テレビCM連動データ(データ放送により放送されたもの)」を、前記テレビ受信機側から、近距離無線通信手段により、ユーザーが手元で保有する携帯無線端末に向けて無線で送信し、ユーザー側では、前記携帯無線端末に受信された「テレビCM連動データ」を携帯無線端末の表示部に表示させながら、前記テレビCM連動データの表示内容の一部であるデータ入力領域に、企業又は商品又はサービスについてのアンケート回答データ、注文データ、又は資料請求データなどのデータを入力し、この入力したアンケート回答データ、注文データ、又は資料請求データなどのデータを、前記携帯無線端末の近距離無線通信機能を使用して、前記テレビ受信機側に送信し、前記テレビ受信機側では、この受信した前記アンケート回答データ、注文データ、又は資料請求データなどのデータを、公衆通信網を介して、前記テレビCM提供元側又はテレビ局側に送信する、ようにしたことを特徴とするテレビCM画像放送方法。
14.上記のテレビCM画像放送方法により放送された、「本体画像の表示は途中で中断することなく連続的に表示させたまま、すなわち、前記本体画像を構成要素とする1つの番組が開始されてから終了するまでの間は、テレビCM画像の挿入のために前記本体画像を途中で中断することはしないようにしたまま、この本体画像と同時並行的に、テレビCM映像を、本体画像の中の一部分又は本体画像の外周部に、常時又は断続的に表示させるように構成したテレビ番組」を、ユーザーから約2〜3m離れた位置にあるテレビ受信機で表示しながら、「放送局からテレビ電波の隙間を利用したデータ放送により放送されてくる、前記の本体画像の中の一部分又は本体画像の外周部に表示されたテレビCM画像と連動するテレビCM連動データ」を前記テレビ受信機で受信し、ユーザーからの指示があったとき、前記の受信した「テレビCM連動データ(データ放送により放送されたもの)」を、前記テレビ受信機側から、近距離無線通信手段により、ユーザーが携帯する携帯無線端末に向けて無線で送信し、ユーザー側では、前記携帯無線端末に受信された「テレビCM連動データ」を携帯無線端末の画面に表示させながら、前記テレビCM連動データの表示内容の一部であるホームページのアドレスであって、企業又は商品もしくはサービスについての注文情報や資料請求情報などのユーザーがデータを入力するためのデータ入力領域が掲載されているホームページのアドレスに、前記携帯無線端末の無線通信機能を使用して無線で公衆通信網を介してアクセスする、ようにしたことを特徴とするテレビCM画像放送方法。
15.上記のテレビCM画像放送方法により放送された、「本体画像の表示は途中で中断することなく連続的に表示させたまま、すなわち、前記本体画像を構成要素とする1つの番組が開始されてから終了するまでの間は、テレビCM画像の挿入のために前記本体画像を途中で中断することはしないようにしたまま、この本体画像と同時並行的に、テレビCM映像を、本体画像の中の一部分又は本体画像の外周部に、常時又は断続的に表示させるように構成したテレビ番組」を、ユーザーから約2〜3m以上離れた位置に据え置かれているテレビ受信機で受信して表示し、前記テレビCM画像の中の、テレビCMの提供側が提供するテレビCM画像に関する関連詳細情報のアクセス先を示す文字又は記号、例えばそのホームページアドレスなどを示す文字又は記号をテレビ受信機側で認識し、ユーザーからの指示があったとき、前記の認識した関連詳細情報のアクセス先に、テレビ受信機側からネットワークを介してアクセスすることにより、前記テレビ受信機側で前記関連詳細情報を「取得」し、このテレビ受信機側が取得した関連詳細情報を、テレビ受信機側から、近距離無線通信手段により、ユーザーが手元に保有している携帯無線端末に向けて無線送信し、ユーザーの携帯無線端末の表示部に、前記関連詳細情報を「表示」させる、ようにしたことを特徴とするテレビCM画像放送方法。
16.上記のテレビCM画像放送方法により放送された、「本体画像の表示は途中で中断することなく連続的に表示させたまま、すなわち、前記本体画像を構成要素とする1つの番組が開始されてから終了するまでの間は、テレビCM画像の挿入のために前記本体画像を途中で中断することはしないようにしたまま、この本体画像と同時並行的に、テレビCM映像を、本体画像の中の一部又は本体画像の外周部に、常時又は断続的に表示させるように構成したテレビ番組」を、ユーザーから約2〜3m離れた位置に据え置かれたテレビ受信機で受信して表示し、前記の本体画像の中の一部又は本体画像の外周部に表示されたテレビCM画像と連動するテレビCM連動データであって、テレビ放送局からテレビ電波の隙間を利用したデータ放送により放送されたテレビCM連動データをテレビ受信機側で受信し、ユーザーからの指示があったとき、前記の表示されているテレビCM画像と連動するテレビCM連動データ(データ放送により放送されたもの)の中に含まれる、テレビCMの提供側が提供するテレビCM画像に関する関連詳細情報へのアクセス先を示すデータ、例えばそのホームページアドレスなどのアクセス先を示す文字又は記号に基づいて、その関連詳細情報のアクセス先に、テレビ受信機側からネットワークを介してアクセスすることにより、前記テレビ受信機側で前記関連詳細情報を「取得」し、このテレビ受信機側が取得した関連詳細情報を、テレビ受信機側から、近距離無線通信手段により、ユーザーが手元に保有している携帯無線端末に向けて無線送信し、ユーザーの携帯無線端末の表示部に、前記関連詳細情報を「表示」させる、ようにしたことを特徴とするテレビCM画像放送方法。
(1)本願の特許請求の範囲に記載の発明によれば、番組の本体画像を中断させてテレビCMを挿入することにより視聴者の本体画像への集中又は没入が途切れてしまい視聴者が興醒めしてしまうという不都合を、無くすか又は少なくすることができる、という効果が得られる。
(2)また、本願の特許請求の範囲に記載の発明によれば、本体画像がCM画像の挿入のために中断される回数が無くなるか又は少なくなるので、本体画像の全体の時間が短縮化され、忙しい視聴者にとってテレビ視聴時間を節約することができる、という効果が得られる。
(3)また、本願の特許請求の範囲に記載の発明によれば、視聴者がドラマなどの本体画像に興味を持てなくて集中できないときでも、本体画像と同時並行的に表示されているテレビCM画像に視聴者の注意を向けさせることができるので、CM効果を上げることができる、という効果が得られる。
(4)また、本願の特許請求の範囲に記載の発明によれば、PVR(プライベート・ビデオレコーダ)の普及により将来的に「タイムシフト」の視聴スタイルが普及した場合でも、なおテレビCMの有効性を保持できる番組を放送等することができる、という効果が得られる。
そして、そのような「いったん録画してから、好きな時間に再生して見る」という視聴スタイルが一般化すると、視聴者は、再生時に、テレビCM画像だけを飛ばして(スキップして)再生するようになるだろうと言われている。
すなわち、従来は、テレビ局からのテレビ放送をリアルタイムに視聴するスタイルが一般的だったので、「番組コンテンツを示す本体画像を流しながら、その途中に、何回か、本体画像を全面的に中断してテレビCM画像を流す」というやり方が、テレビCM画像を視聴者に見せる方法として有効であったし、だからこそ、テレビ番組のスポンサーは多額のスポンサー料をテレビ局に支払っていた。
しかし、PVRが普及して「いったん録画してから、好きな時間に再生して見る」という視聴スタイルが一般化し、再生時にはテレビCM画像を飛ばして見ることが一般化すると、従来のような「番組コンテンツを示す本体画像を流しながら、その途中に、何回か、本体画像を全面的に中断してテレビCM画像を流す」というやり方は、テレビCM画像を視聴者に見せる方法として有効ではなくなる。
ただ、インターネットのホームページの画面の中に「バナー広告」が表示されている例はある。この「バナー広告」は、ホームページ画面の一部に、細長い長方形状の広告を表示するものである(そのバナー広告をマウスでクリックすると、そのバナー広告の提供元企業のホームページにアクセスするようにしてある)。
しかし、この「バナー広告」は、文字と静止画が中心コンテンツであるインターネット・ホームページの一部に広告を表示するために考案されたものであり、本発明のような「テレビ局が電波等で放送又は送信する番組コンテンツの本体画像の一部又はその外周部の少なくとも一部に本体画像と一緒に表示されるテレビCM画像」とは全く異なるものであり、前記の「バナー広告」の存在が本発明に係るテレビ番組送信等システムなどの発明の進歩性を否定することはあり得ないものである。
しかし、「映画やドラマなどのような、多くの視聴者が集中して見るようなタイプの番組」であっても、多忙な視聴者は、前記のような「本体画像と同時並行的に表示されるタイプのテレビCMを含む映画又はドラマの番組」の方をより好ましく感じる可能性が高い。なぜなら、前記の「本体画像と同時並行的に表示されるタイプのテレビCMを含む映画又はドラマ番組」は、「本体画像を一時的に全面ストップ(中断)させてその間にテレビCMを挿入する従来のタイプのテレビCMを含む映画又はドラマ番組」と比較して、全体の番組時間を短縮化させることができる(従来のタイプのテレビCMが挿入される時間を無くすか少なくすることができるため)というメリットがあるので、テレビの視聴時間が限られている忙しい視聴者にとっては、前記の「本体画像と同時並行的に表示されるタイプのテレビCMを含む映画又はドラマ番組」の方が、より満足度の高い番組になるという可能性が高い。また、映画又はドラマなどの本体画像が中断されることがないため、映画又はドラマなどの本体画像への集中又は没入が途切れてしまう(視聴者が興醒めしてしまう)という不都合が無くなるか少なくなるというメリットもある。
すなわち、本発明においては、第2のチャンネルの番組が、前記第1のチャンネルの本体画像の対象と同じものを対象とする本体画像を表示するためのテレビ番組であって、前記第1のチャンネルの番組における前記回数よりも少ない回数だけ、前記本体画像の全ての表示を一時的に中断し、その間だけテレビCM映像を表示させると共に、前記本体画像の全ての表示を一時的に中断しないときも「前記本体画像と同時並行的に、前記本体画像の中の一部分又は前記本体画像の外周部の少なくとも一部に、常時又は断続的に、表示されるテレビCM画像」を前記本体画像と一緒に表示させるように構成した「テレビ放送電波やインターネット放送などにより送信されてくるテレビ番組」を表示するためのもの、であってもよい。すなわち、本発明においては、「本体画像の全体を一時的にストップさせて、その間だけテレビCM画像を挿入することを、第1のチャンネルにおけるよりも少ない回数だけ行うと共に、本体画像を表示しているときにその本体画像の一部又はその周辺部の少なくとも一部にテレビCM画像を本体画像と同時並行的に表示させることを行うような番組」を、前記第2のチャンネルの番組としてもよい。
本発明の一実施形態によるテレビCM画像を利用した取引方法及び取引装置において、テレビCM画像の中に表示されたテレビCM提供側の連絡先(アクセス先)を認識手段に認識させて、アクセス手段によりそこにアクセスすることができるようにしたときは、テレビCM提供側とユーザーの双方にとって、テレビCM画像を、双方の間での取引行為の窓口とすることができるようになる。
このような、複数のテレビCM画像の選択肢の中から、ユーザー属性に適したテレビCM画像を選択して表示させるという技術は、例えば、特開平10−79711号公報(コマーシャル情報管理再生方法及び放送システム)などに公開されている公知技術である。
また、この図1(c)の方式においては、本体画像3の中の「背景部分」が何処かを、常時、コンピュータで検出又は抽出する必要があるが、それは、例えばコンピュータにより画像の中の動きがある部分と無い部分とを識別するなどの技術(このような技術は、例えば、動画像の背景部分に「電子透かし」という著作権保護用データを埋め込むために、動画像の中の背景部分をコンピュータで抽出することなどが既に行われており、既に公知の技術である)により、可能である。
この変形例では、6−Aチャンネルの番組は、図3に示すように、P1の時点から開始され、Vの時点で終了する。この6−Aチャンネルの番組は、説明の便宜上、1〜9までの計9つのブロックの本体画像(各ブロックは各5分間の本体画像とする)から構成され、ブロック3とブロック4の間と、ブロック6とブロック7の間とに、それぞれ5分間のテレビCM画像(図3の符号31,32参照)が挿入されて構成されているものとする。
なお、図6において、以上に述べた構成以外は、図4における構成とほぼ共通であるので、同一の符号を付して説明を省略する。
なお、以上の本実施例3及び実施例4では、「前記アクセス部57が取得したテレビCM提供側が提供しているホームページ画面」(図5の66、図7の77、図8の78を参照)を、本体画像画面73の中の一部に表示させているが、本発明では、本体画像画面73の外周部に表示させるようにしてもよい(すなわち、本体画像画面73のサイズを縮小させて、表示部55の画面の中で、この縮小した本体画像画面73が表示されていない部分である外周部に、前記ホームページ画面66,77,78を表示させてもよい)。また、本発明では、前記ホームページ画面を、表示部55ではなく、例えばユーザーが手元に持っているリモコン(ユーザー指示部)53の表示画面や、ユーザーが手元に持っている携帯電話機などの端末の表示画面に表示させるようにしてもよい。
2 表示部
Claims (6)
- 番組を放送もしくは送信(放送もしくは送信は、電波やケーブルテレビ用ケーブルによるものだけでなくインターネットなどの通信回線によるものをも含む。)する、受信もしくは記録する、又は受信もしくは記録されたデータに基づいて出力もしくは再生する、番組送信等システムであって、
「番組の途中で、少なくとも『番組の本体画像に代わる挿入型CM画像』を、前記本体画像が一時的に中断される形で出力させる、或る番組」のデータを、放送、送信、生成、加工、受信、記録、出力、又は再生する第1の番組送信等手段と、
前記第1の番組送信等手段により前記或る番組が放送もしくは送信された後に、又は前記第1の番組送信等手段により前記或る番組が放送もしくは送信されている途中に、「前記の第1の番組送信等手段により放送もしくは送信された又は放送もしくは送信されている途中の或る番組と同じ内容の番組であって、番組の途中で又はその進行の全体に渡って、少なくとも『番組の本体画像と並存する並存型CM画像』を、前記本体画像の中の一部又は前記本体画像の外周部の少なくとも一部に、本体画像と並存的に又は並行的に、一時的に又は常時、出力させる、番組」のデータを、放送、送信、生成、加工、受信、記録、出力、又は再生する第2の番組送信等手段と、
を含むことを特徴とする番組送信等システム。 - 番組を放送もしくは送信(放送もしくは送信は、電波やケーブルテレビ用ケーブルによるものだけでなくインターネットなどの通信回線によるものをも含む。)する、受信もしくは記録する、又は受信もしくは記録されたデータに基づいて出力もしくは再生する、番組送信等システムであって、
「番組の途中で、少なくとも『番組の本体画像に代わる挿入型CM画像』を、前記本体画像が一時的に中断される形で出力させる、或る番組」のデータを、放送、送信、生成、加工、受信、記録、出力、又は再生する第1の番組送信等手段と、
前記第1の番組送信等手段により前記或る番組が放送もしくは送信された後に、又は前記第1の番組送信等手段により前記或る番組が放送もしくは送信されている途中に、「前記の第1の番組送信等手段により放送もしくは送信された又は放送もしくは送信されている途中の或る番組と同じ内容の番組であって、番組の途中で又はその進行の全体に渡って、少なくとも『番組の本体画像と並存する並存型CM画像』を、前記本体画像の中の一部又は前記本体画像の外周部の少なくとも一部に、本体画像と並存的に又は並行的に、一時的に又は常時、出力させる、番組」のデータを、放送、送信、生成、加工、受信、記録、出力、又は再生させる第2の番組送信等手段と、
を含むことを特徴とする番組送信等システム。 - 番組を放送もしくは送信(放送もしくは送信は、電波やケーブルテレビ用ケーブルによるものだけでなくインターネットなどの通信回線によるものをも含む。)する、受信もしくは記録する、又は受信もしくは記録されたデータに基づいて出力もしくは再生する、番組送信等システムであって、
「番組の途中で、少なくとも『番組の本体画像に代わる挿入型CM画像』が前記本体画像が一時的に中断される形で出力されるような、或る番組」のデータを、放送、送信、生成、加工、受信、記録、出力、又は再生させる第1の番組送信等手段と、
前記第1の番組送信等手段により前記或る番組が送信等された後に、又は前記第1の番組送信等手段により前記或る番組が送信等されている途中に、「前記の第1の番組送信等手段により送信等された又は送信等されている途中の或る番組と同じ内容の番組であって、少なくとも『番組の本体画像と並存する並存型CM画像』を、前記本体画像の中の一部又は前記本体画像の外周部の少なくとも一部に、本体画像と並存的に又は並行的に、一時的に又は常時、出力させる、番組」のデータを、放送、送信、生成、加工、受信、記録、出力、又は再生させる第2の番組送信等手段と、
を含むことを特徴とする番組送信等システム。 - 放送もしくは送信(放送もしくは送信は、電波やケーブルテレビ用ケーブルによるものだけでなくインターネットなどの通信回線によるものをも含む。)される、受信もしくは記録される、又は受信もしくは記録されたデータに基づいて出力もしくは再生される番組へのCM提供システムであって、
番組の途中で、少なくとも『番組の本体画像に代わる挿入型CM画像』を前記本体画像が一時的に中断される形で出力もしくは再生させるCM挿入手段と、
前記番組が、前記CM挿入手段により『番組の本体画像に代わる挿入型CM画像』が挿入される形態で、放送もしくは送信されている途中で、少なくとも『番組の本体画像と並存する並存型CM画像』を、前記本体画像の中の一部又は前記本体画像の外側周囲近傍部分の少なくとも一部に、前記本体画像と並存的に又は並行的に、一時的に又は常時、出力もしくは再生させるCM並存出力手段と、
を備えたことを特徴とする、番組へのCM提供システム。 - 番組のデータを、放送もしくは送信(放送もしくは送信は、電波やケーブルテレビ用ケーブルによるものだけでなくインターネットなどの通信回線によるものをも含む。)する、受信もしくは記録する、又は受信もしくは記録されたデータに基づいて出力もしくは再生する、番組送信等システムであって、
或る番組の途中で、少なくとも『番組の本体画像に代わる挿入型CM画像』が前記本体画像が一時的に中断される形で挿入されるように、前記挿入型CM画像を挿入させることを又はその挿入のタイミングを、指示するCM挿入指示手段と、
前記或る番組が、前記CM挿入指示手段により『番組の本体画像に代わる挿入型CM画像』が挿入される形態で、放送もしくは送信されている途中で、少なくとも『番組の本体画像と並存する並存型CM画像』を、前記本体画像の中の一部または前記本体画像の外側周囲近傍部分の少なくとも一部に、前記本体画像と並行的または並存的に、一時的に又は常時、出力もしくは再生させることを又はその出力のタイミングを、指示するCM並存出力指示手段と、
を備えたことを特徴とする番組送信等システム。 - 番組又はそのデータを放送もしくは送信(放送もしくは送信は、電波やケーブルテレビ用ケーブルによるものだけでなくインターネットなどの通信回線によるものをも含む。)する、受信もしくは記録する、又は受信もしくは記録されたデータに基づいて出力もしくは再生する、番組送信等システムであって、
或る番組の途中で、少なくとも『番組の本体画像に代わる挿入型CM画像』を、前記本体画像を一時的に中断させる形で挿入するCM挿入手段と、
前記或る番組が、前記CM挿入手段により『番組の本体画像に代わる挿入型CM画像』が挿入される形態で、放送もしくは送信されている途中で、少なくとも『番組の本体画像と並存する並存型CM画像』を、前記本体画像の中の一部又は前記本体画像の外側周囲近傍部分の少なくとも一部に、前記本体画像と並存的に又は並行的に、一時的に又は常時、出力もしくは再生するCM並存出力手段と、
を備えたことを特徴とする番組送信等システム。
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