JP3011789U - 生放送・コマーシャル同時放送用テープ作成装置 - Google Patents

生放送・コマーシャル同時放送用テープ作成装置

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JP3011789U JP1994008487U JP848794U JP3011789U JP 3011789 U JP3011789 U JP 3011789U JP 1994008487 U JP1994008487 U JP 1994008487U JP 848794 U JP848794 U JP 848794U JP 3011789 U JP3011789 U JP 3011789U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各種の運動競技の実況やスタジオやイベント
会場等からの生放送の時間中に、その実況または生放送
を中断することなく、コマーシャルを流すことができる
コマーシャルテープを提供しようとするものである。 【構成】 再生画面の四隅のいずれかの位置に約1/4
〜1/3に画像圧縮された生放送画像を表示するための
ブランク画像を表示させ、該ブランク画像に対して対角
関係となる位置に約2/3〜5/6に画像圧縮されたコ
マーシャル画像を表示させ、該コマーシャル画像の上下
左右の残余の部分の少なくとも一つにクレジット画像を
表示させるように、ブランク画像信号とコマーシャル画
像信号とクレジット画像信号とが混合された画像信号が
記録されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はテレビ放送におけるコマーシャル放送用テーブに関し、特に、各種の 運動競技の実況やスタジオやイベント会場等からの生放送の時間中に流すのに好 適なコマーシャル放送用テーブに関するものである。
【0002】 本考案において、「テープ」なる用語は、基本的に、画像および音声を電子化 して記録されたビデオテープを意味するが、磁気ディスクや光ディスク等のよう なその他の磁気的および/または電子光学的な記録媒体や、画像および音声トラ ックを焼き付けられたフィルム等のような光学的な記録媒体を含む統括的な語と して用いられる。
【0003】
【従来の技術】
商業放送におけるコマーシャルの放送は非常に重要なものであり、コマーシャ ルの放送時間は極めて正確に計時されて流されている。現在では、コマーシャル の内容は前もってテープに記録され、その放送開始から終了までの時刻管理や画 面切替え等の全てをコンピュータ制御により行っている。そのため、野球やマラ ソン等の実況中継やスタジオやイベント会場等からの生放送の時間中にコマーシ ャルの放送時間がくると、それまでの流れや変化等に関係なく実況中継や生放送 が中断され、強制的にコマーシャルが流されていた。
【0004】 このようなコマーシャルによる中断は、ドラマ等のように前もって設定できる ものであれば格別な問題を生じることはない。しかし、実況中継や生放送にあっ ては、そのときの状況がどのように変化するのかを予断することはできず、視聴 者の不興を買う場合もしばしば生じているのが現状である。
【0005】 このため、最近の野球中継等においては、佳境に入ったときにコマーシャルに より中断されることのないように、コマーシャル放送のタイミング制御をコンピ ュータから切離し、適宜に手動でコマーシャルを流す方法が取られている。しか し、この方法もコマーシャル放送中に起こった出来事については放送できず、視 聴者にとって依然として不満の残るものであり、また、ディレクター等の現場の 判断次第で視聴者の興趣が左右されてしまい、意図するほどには効果を上げ得な いものであった。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、このような実況中継や生放送におけるコマーシャルによる中断を実 質的になくし、視聴者の興趣を損なうことなく、より効果的にコマーシャルを放 送できる生放送・コマーシャル同時放送用テーブを提供しようとするものである 。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案による生放送・コマーシャル同時放送用テーブは、再生画面の四隅のい ずれかの位置に約1/4〜1/3に画像圧縮された生放送画像を表示するための ブランク画像を表示させ、該ブランク画像に対して対角関係となる位置に約2/ 3〜5/6に画像圧縮されたコマーシャル画像を表示させ、該コマーシャル画像 の上下左右の残余の部分の少なくとも一つにクレジット画像を表示させるように 、ブランク画像信号とコマーシャル画像信号とクレジット画像信号とが混合され た画像信号が記録されたものである。
【0008】 本考案による生放送・コマーシャル同時放送用テーブはまた、前記クレジット 画像信号をクレジットを含む静止画像信号とし、前記ブランク画像信号を、ブラ ンク画像がコマーシャル画像によって覆われることのないように、クレジット画 像信号にコマーシャル画像信号を混合したのちに混合することもできる。
【0009】
【作用】
本考案の生放送・コマーシャル同時放送用テーブは、コマーシャルの放送時間 になると、従来と同様にコンピュータ制御により自動的に流される。このとき、 それまで放送していた生放送の画像信号は圧縮され、テーブの画像信号中のブラ ンク画像信号に挿入され、これにより、コマーシャル放送時間中も継続して生放 送の画像が流される。
【0010】 コマーシャル画像信号は、生放送画像に対して約2〜3倍でコマーシャル画像 を表示し、コマーシャル効果を損なうのを回避すると共に、生放送画像に対して 対角する位置にコマーシャル画像を表示することにより、生放送画像によってコ マーシャル画像が見苦しくなるのを回避する。
【0011】 クレジット画像信号は、コマーシャル放送時に相対的にコマーシャル効果を低 減することにもなるこのようなコマーシャルの放送の特異性を、例えば、「スポ ンサーの御好意により、実況中継画像を挿入しております。」のような字幕を表 示することによって視聴者に伝える。
【0012】 一方、コマーシャル画像信号を混合したのちにクレジット画像信号を混合して あることにより、コマーシャル効果が損なわれない程度にコマーシャル画像を表 示すると共に、生放送画像を圧縮した画像でそのまま表示し、生放送時における と同程度の視覚情報を視聴者に伝える。
【0013】
【実施例】
図1はテープに所要の信号を記録するための構成を示し、図2は図1の構成に より記録される再生画面の例を示し、図3は図1の構成における画像の混合関係 を示す。
【0014】 コマーシャル画像信号1は画像圧縮器2により所定の比率で画像圧縮された圧 縮コマーシャル画像信号3に変換される。圧縮コマーシャル画像信号3は、ミキ サー4を介してクレジット画像信号5と混合されたのち、ミキサー6によりブラ ンク画像信号7と混合されて混合画像信号8となる。混合画像信号8はミキサー 9によりコマーシャル音声信号10と混合され、テープ記録器11により、使用 するテープによって規定される規格、記録手段に応じた画像音声記録信号12と なってテープ13に記録される。
【0015】 コマーシャル画像信号1は、広告主の商品名や社名やキャッチコピー等の文字 的な表示や、商品そのものや人物・風景等の象形的な表示等からなるコマーシャ ル画像1aを再生表示するための信号であり、コマーシャル音声信号10はコマ ーシャル画像信号1に付随する音楽や声等を表す信号である。クレジット画像信 号5はクレジット画像5aを再生表示するための信号であり、通常、静止画像を 表す信号である。クレジット画像信号5は、このようなコマーシャルの放送の特 異性を、例えば、「提供○○○」や、「スポンサーの御好意により、実況中継画 像を挿入しております。」のようなクレジット5bを表示させることにより、生 放送同時放送によるコマーシャル効果の相対的な低減を補完する。
【0016】 画像圧縮器2は、再生された画像が再生画面14の約2/3〜5/6に再生表 示されるようにコマーシャル画像信号1を圧縮して圧縮コマーシャル画像信号3 を作成する。ミキサー4は、圧縮コマーシャル画像信号3をクレジット画像信号 5に混合するときに、圧縮コマーシャル画像信号3により再生表示される圧縮コ マーシャル画像3aが再生画面14全体の四隅のいずれかの位置(図示の場合、 左上)に位置するように混合される。一例として、このような画像圧縮・混合は 、コマーシャル画像信号1およびクレジット画像信号5をA/D変換してフィー ルドメモリに記憶させ、コマーシャル画像信号1をメモリから読み出す速度を書 き込み速度の約6/5〜3/2倍で行うことで画像圧縮し、クレジット画像信号 5に同期してコマーシャル画像信号1をインタレース表示することにより行われ る。
【0017】 ブランク画像信号7は、後述する放送時に生放送の画像信号を挿入するための 領域を画定する信号で、それにより再生表示されるブランク画像7aが再生画面 14の約1/4〜1/3の画面となるように設定される。ミキサー6は、圧縮コ マーシャル画像3aに対して再生画面14の対角する位置(図示の場合、右下) にブランク画像7aが位置するように、クレジット画像信号5にコマーシャル画 像信号1を混合した信号にブランク画像信号7を混合する。これにより、圧縮コ マーシャル画像3aとブランク画像7aとが重なり合う部分15では、ブランク 画像7aのみが表示される。ブランク画像信号7の混合はスイープや単一画像信 号のスーパーインポーズやフレーミング等の周知の窓空け手段によって設けるこ とができる。
【0018】 クレジット5bの表示位置は、コマーシャルおよび生放送を損なうことのない ように選定される。好ましくは、圧縮コマーシャル画像3aに隣接した位置(図 示の場合、圧縮コマーシャル画像3aの右側であってブランク画像7aの上側の 位置と、圧縮コマーシャル画像3aの下側であってブランク画像7aの左側の位 置の2ヶ所)に表示させる。
【0019】 上述の如くして記録された本テープは、運動競技の実況やスタジオやイベント 会場等からの生放送中にコマーシャル時間になると、通常のコマーシャル放送に おけるのと同様に、テープ13がその種類に対応したテープ再生器16により自 動的に再生され、図4に示すように、その画像音声再生信号17はミキサー18 へ入力される。同時に、生放送画像信号19は、生放送画像信号19により表示 される生放送画像19aがブランク画像7aに合致した生放送圧縮画像19bと なるように、画像圧縮器20によって画像圧縮され、次いで、ミキサー18に入 力されてブランク画像7aの位置に挿入されるように画像音声再生信号17と混 合される。この混合された信号がコマーシャル時間中放送される。
【0020】
【考案の効果】
本考案によれば、コマーシャルの放送時間になると、テープ再生器16により テープ13を再生表示すると同時に、それまで放送していた生放送画像信号19 は画像圧縮され、画像音声再生信号中のブランク画像信号7に置換されて放送さ れるため、コマーシャル放送時間中も継続して生放送画像を流せることになり、 サッカーやマラソンやラグビーやモーターレース等のようにコマーシャルによっ て中断することで著しく興趣を殺がれるような生放送を、コマーシャル放送時間 中も継続して放送することができる。
【0021】 また、これにより、放送局にとっては、実況または生放送中であっても通常の 放送と同様にコンピュータ制御によってコマーシャルを流すことができるため、 余分な手数を省くことができ、一方、スポンサーにとっては、視聴者がコマーシ ャルの流れている画像を続けて見ることになるため、これまでのコマーシャルタ イムは休憩タイムという認識をなくすことができ、広告効果をより一層高めるこ とができ、更に、視聴者にとっては、これまで見ることができなかったコマーシ ャル時間中の動きや変化等を継続して見ることができる。
【0022】 更に、コマーシャル画像信号1は、生放送の圧縮画像に対して約2〜3倍の大 きさで圧縮コマーシャル画像3aを再生表示されるため、コマーシャル効果が損 なわれるのを十分に回避できると共に、クレジット画像信号5によって「スポン サーの御好意により、実況中継画像を挿入しております。」等のようなクレジッ トを流すことができるため、より好感の持てる広告効果を視聴者に与えることが できる。
【0023】 加えて、生放送圧縮画像19bが挿入されるブランク画像7aの位置に対して 対角する位置に圧縮コマーシャル画像3aを再生表示することにより、生放送圧 縮画像19bによって圧縮コマーシャル画像3aが見苦しくなるのを防止できる 一方、生放送の画像を生放送圧縮画像19bとしてそのまま表示するため、生放 送中におけるのと同程度の視覚情報を視聴者に伝えることができる。
【提出日】平成6年11月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】 【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はテレビ放送におけるコマーシャル放送用テーブに関し、特に、各種の 運動競技の実況やスタジオやイベント会場等からの生放送の時間中に流すのに好 適なコマーシャル放送用テーブを作成するための装置に関するものである。
【0002】 本考案において、「テープ」なる用語は、基本的に、画像および音声を電子化 して記録されたビデオテープを意味するが、磁気ディスクや光ディスク等のよう なその他の磁気的および/または電子光学的な記録媒体や、画像および音声トラ ックを焼き付けられたフィルム等のような光学的な記録媒体を含む統括的な語と して用いられる。
【0003】
【従来の技術】
商業放送におけるコマーシャルの放送は非常に重要なものであり、コマーシャ ルの放送時間は極めて正確に計時されて流されている。現在では、コマーシャル の内容は前もってテープに記録され、その放送開始から終了までの時刻管理や画 面切替え等の全てをコンピュータ制御により行っている。そのため、野球やマラ ソン等の実況中継やスタジオやイベント会場等からの生放送の時間中にコマーシ ャルの放送時間がくると、それまでの流れや変化等に関係なく実況中継や生放送 が中断され、強制的にコマーシャルが流されていた。
【0004】 このようなコマーシャルによる中断は、ドラマ等のように前もって設定できる ものであれば格別な問題を生じることはない。しかし、実況中継や生放送にあっ ては、そのときの状況がどのように変化するのかを予断することはできず、視聴 者の不興を買う場合もしばしば生じているのが現状である。
【0005】 このため、最近の野球中継等においては、佳境に入ったときにコマーシャルに より中断されることのないように、コマーシャル放送のタイミング制御をコンピ ュータから切離し、適宜に手動でコマーシャルを流す方法が取られている。しか し、この方法もコマーシャル放送中に起こった出来事については放送できず、視 聴者にとって依然として不満の残るものであり、また、ディレクター等の現場の 判断次第で視聴者の興趣が左右されてしまい、意図するほどには効果を上げ得な いものであった。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、このような実況中継や生放送におけるコマーシャルによる中断を実 質的になくし、視聴者の興趣を損なうことなく、より効果的にコマーシャルを放 送できる生放送・コマーシャル同時放送用テーブを作成するための装置を提供し ようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案による生放送・コマーシャル同時放送用テーブ作成装置は、コマーシャ ル画像信号を所定の比率で画像圧縮した圧縮コマーシャル画像信号に変換するた めの画像圧縮器と、前記圧縮コマーシャル画像信号をクレジット画像信号と混合するためのミキサーと、前記ミキサーによって混合された信号をブランク画像信 号と混合して混合画像信号を作成するための混合ミキサーと、前記混合画像信号 をコマーシャル音声信号と混合するためのミキサーと、前記混合画像信号とコマ ーシャル音声信号の混合信号を所要の規格、記録手段に応じた画像音声記録信号 に変換してテープに記録するためのテープ記録器とから構成される。
【0008】
【作用】
本考案の生放送・コマーシャル同時放送用テーブは、コマーシャルの放送時間 になると、従来と同様にコンピュータ制御により自動的に流される。このとき、 それまで放送していた生放送の画像信号は圧縮され、テーブの画像信号中のブラ ンク画像信号と置換され、これにより、コマーシャル放送時間中も継続して生放 送の画像が流される。
【0009】 コマーシャル画像信号は、生放送画像に対して約2〜3倍でコマーシャル画像 を表示し、コマーシャル効果を損なうのを回避すると共に、生放送画像に対して 対角する位置にコマーシャル画像を表示することにより、生放送画像によってコ マーシャル画像が見苦しくなるのを回避する。
【0010】 クレジット画像信号は、コマーシャル放送時に相対的にコマーシャル効果を低 減することにもなるこのようなコマーシャルの放送の特異性を、例えば、「スポ ンサーの御好意により、実況中継画像を挿入しております。」のような字幕を表 示することによって視聴者に伝える。
【0011】 一方、コマーシャル画像信号を混合したのちにクレジット画像信号を混合して あることにより、コマーシャル効果が損なわれない程度にコマーシャル画像を表 示すると共に、生放送画像は圧縮した画像でそのまま表示され、生放送時におけ ると同程度の視覚情報を視聴者に伝える。
【0012】
【実施例】
図1は本考案の実施例によるテーブ作成装置の構成を示し、図2は図1の装置 により記録された テープの再生画面の例を示し、図3は図1の装置における画像 の混合関係を示す。
【0013】 本考案の実施例による装置は、コマーシャル画像信号1を所定の比率で画像圧 縮した圧縮コマーシャル画像信号3に変換するための画像圧縮器2と、圧縮コマ ーシャル画像信号3をクレジット画像信号5と混合するためのミキサー4と、ミ キサー4によって混合された信号をブランク画像信号7と混合して混合画像信号 8を作成するための混合ミキサー6と、前記混合画像信号8をコマーシャル音声 信号10と混合するためのミキサー9と、前記混合画像信号8とコマーシャル音 声信号10の混合信号を所要の規格、記録手段に応じた画像音声記録信号12に 変換してテープ13に記録するためのテープ記録器11とから構成される。
【0014】 コマーシャル画像信号1は画像圧縮器2により所定の比率で画像圧縮された圧 縮コマーシャル画像信号3に変換され、圧縮コマーシャル画像信号3は、ミキサ ー4を介してクレジット画像信号5と混合されたのち、ミキサー6によりブラン ク画像信号7と混合されて混合画像信号8となる。混合画像信号8はミキサー9 によりコマーシャル音声信号10と混合され、テープ記録器11により、使用す るテープによって規定される規格、記録手段に応じた画像音声記録信号12とな ってテープ13に記録される。
【0015】 コマーシャル画像信号1は、広告主の商品名や社名やキャッチコピー等の文字 的な表示や、商品そのものや人物・風景等の象形的な表示等からなるコマーシャ ル画像1aを再生表示するための信号であり、コマーシャル音声信号10はコマ ーシャル画像信号1に付随する音楽や声等を表す信号である。クレジット画像信 号5はクレジット画像5aを再生表示するための信号であり、通常、静止画像を 表す信号である。クレジット画像信号5は、このようなコマーシャルの放送の特 異性を、例えば、「提供○○○」や、「スポンサーの御好意により、実況中継画 像を挿入しております。」のようなクレジット5bを表示させることにより、生 放送同時放送によるコマーシャル効果の相対的な低減を補完する。
【0016】 画像圧縮器2は、再生された画像が再生画面14の約2/3〜5/6に再生表 示されるようにコマーシャル画像信号1を圧縮して圧縮コマーシャル画像信号3 を作成する。ミキサー4は、圧縮コマーシャル画像信号3をクレジット画像信号 5に混合するときに、圧縮コマーシャル画像信号3により再生表示される圧縮コ マーシャル画像3aが再生画面14全体の四隅のいずれかの位置(図示の場合、 左上)に位置するように混合される。一例として、このような画像圧縮・混合は 、コマーシャル画像信号1およびクレジット画像信号5をA/D変換してフィー ルドメモリに記憶させ、コマーシャル画像信号1をメモリから読み出す速度を書 き込み速度の約6/5〜3/2倍で行うことで画像圧縮し、クレジット画像信号 5に同期してコマーシャル画像信号1をインタレース表示することにより行われ る。
【0017】 ブランク画像信号7は、後述する放送時に生放送の画像信号を挿入するための 領域を画定する信号で、それにより再生表示されるブランク画像7aが再生画面 14の約1/4〜1/3の画面となるように設定される。ミキサー6は、圧縮コ マーシャル画像3aに対して再生画面14の対角する位置(図示の場合、右下) にブランク画像7aが位置するように、クレジット画像信号5にコマーシャル画 像信号1を混合した信号にブランク画像信号7を混合する。これにより、圧縮コ マーシャル画像3aとブランク画像7aとが重なり合う部分15では、ブランク 画像7aのみが表示される。ブランク画像信号7の混合はスイープや単一画像信 号のスーパーインポーズやフレーミング等の周知の窓空け手段によって設けるこ とができる。
【0018】 クレジット5bの表示位置は、コマーシャルおよび生放送を損なうことのない ように選定される。好ましくは、圧縮コマーシャル画像3aに隣接した位置(図 示の場合、圧縮コマーシャル画像3aの右側であってブランク画像7aの上側の 位置と、圧縮コマーシャル画像3aの下側であってブランク画像7aの左側の位 置の2ヶ所)に表示させる。
【0019】 上述の如くして記録された本テープは、運動競技の実況やスタジオやイベント 会場等からの生放送中にコマーシャル時間になると、通常のコマーシャル放送に おけるのと同様に、テープ13がその種類に対応したテープ再生器16により自 動的に再生され、図4に示すように、その画像音声再生信号17はミキサー18 へ入力される。同時に、生放送画像信号19は、生放送画像信号19により表示 される生放送画像19aがブランク画像7aに合致した生放送圧縮画像19bと なるように、画像圧縮器20によって画像圧縮され、次いで、ミキサー18に入 力されてブランク画像7aの位置に挿入されるように画像音声再生信号17と混 合される。この混合された信号がコマーシャル時間中放送される。
【0020】
【考案の効果】
本考案によれば、コマーシャルの放送時間になると、テープ再生器16により テープ13を再生表示すると同時に、それまで放送していた生放送画像信号19 は画像圧縮され、画像音声再生信号中のブランク画像信号7に置換されて放送さ れるため、コマーシャル放送時間中も継続して生放送画像を流せることになり、 サッカーやマラソンやラグビーやモーターレース等のようにコマーシャルによっ て中断することで著しく興趣を殺がれるような生放送を、コマーシャル放送時間 中も継続して放送できるテープを作成することができる
【0021】 また、これにより、放送局にとっては、実況または生放送中であっても通常の 放送と同様にコンピュータ制御によってコマーシャルを流すことができるため、 余分な手数を省くことができ、一方、スポンサーにとっては、視聴者がコマーシ ャルの流れている画像を続けて見ることになるため、これまでのコマーシャルタ イムは休憩タイムという認識をなくすことができ、広告効果をより一層高めるこ とができ、更に、視聴者にとっては、これまで見ることができなかったコマーシ ャル時間中の動きや変化等を継続して見ることできるテープを作成することが できる
【0022】 更に、コマーシャル画像信号1は、生放送の圧縮画像に対して約2〜3倍の大 きさで圧縮コマーシャル画像3aを再生表示されるため、コマーシャル効果が損 なわれるのを十分に回避できると共に、クレジット画像信号5によって「スポン サーの御好意により、実況中継画像を挿入しております。」等のようなクレジッ トを流すことができるため、より好感の持てる広告効果を視聴者に与えることが できるテープを作成することができる
【0023】 加えて、生放送圧縮画像19bが挿入されるブランク画像7aの位置に対して 対角する位置に圧縮コマーシャル画像3aを再生表示することにより、生放送圧 縮画像19bによって圧縮コマーシャル画像3aが見苦しくなるのを防止できる 一方、生放送の画像を生放送圧縮画像19bとしてそのまま表示するため、生放 送中におけるのと同程度の視覚情報を視聴者に伝えることができるテープを作成 することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例による生放送・コマーシャル同
時視聴用テーブを記録作成するための構成を示す図であ
る。
【図2】図1の構成により記録される再生画面の例を示
す図である。
【図3】図1の構成における画像の混合関係を説明する
ための図である。
【図4】図1の構成により記録作成されたテーブを放送
するときの構成を示す図である。
【符号の説明】
1 コマーシャル画像信号 2 圧縮コマーシャル画像信号 2,20 画像圧縮器 4,6,9,18 ミキサー 5 クレジット画像信号 7 ブランク画像信号 10 コマーシャル音声信号 11 テープ記録器 12 画像音声記録信号 13 テープ 16 テープ再生器 17 画像音声再生信号 19 生放送画像信号
【手続補正書】
【提出日】平成6年11月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【考案の名称】 生放送・コマーシャル同時放送用
テープ作成装置
【実用新案登録請求の範囲】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例による生放送・コマーシャル同
時視聴用テーブを記録作成するための装置の構成を示す
ブロック図である。
【図2】図1の装置により記録作成されたテープの再生
画面の例を示す図である。
【図3】図1の装置における画像の混合関係を説明する
ための図である。
【図4】図1の装置により記録作成されたテーブを放送
するときの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】 1 コマーシャル画像信号 2 圧縮コマーシャル画像信号 2,20 画像圧縮器 4,6,9,18 ミキサー 5 クレジット画像信号 7 ブランク画像信号 10 コマーシャル音声信号 11 テープ記録器 12 画像音声記録信号 13 テープ 16 テープ再生器 17 画像音声再生信号 19 生放送画像信号

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 再生画面の四隅のいずれかの位置に約1
    /4〜1/3に画像圧縮された生放送画像を表示するた
    めのブランク画像を表示させ、該ブランク画像に対して
    対角関係となる位置に約2/3〜5/6に画像圧縮され
    たコマーシャル画像を表示させ、該コマーシャル画像の
    上下左右の残余の部分の少なくとも一つにクレジット画
    像を表示させるように、ブランク画像信号とコマーシャ
    ル画像信号とクレジット画像信号とが混合された画像信
    号が記録されたことを特徴とする生放送・コマーシャル
    同時放送用テープ。
  2. 【請求項2】 前記クレジット画像信号はクレジットを
    含む静止画像信号であり、前記ブランク画像信号は、ブ
    ランク画像がコマーシャル画像によって覆われることの
    ないように、クレジット画像信号にコマーシャル画像信
    号を混合したのちに混合されることを特徴とする請求項
    1記載の生放送・コマーシャル同時放送用テープ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007028422A (ja) * 2005-07-20 2007-02-01 Toshiba Corp 作画装置、およびそのテロップ編集方法
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