JP2004328546A - 記録再生装置、表示装置、記録再生用プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

記録再生装置、表示装置、記録再生用プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】放送番組を再生する場合、主番組を中断すること無しに番組提供者が意図するとおりのCMの再生を可能とする記録再生装置、表示装置、記録再生用プログラムおよび記録媒体を提供する。
【解決手段】スポーツ中継などの本編情報の間に広告情報が挿入された放送番組を含む放送データから音声データおよび映像データをそれぞれ抽出するデマルチプレクサ1501を設ける。映像データの中から本編データおよび広告データとをそれぞれ判別する判別処理部1504を設ける。判別した本編データおよび広告データをそれぞれ出力するバッファ切り替え処理部1506を設ける。出力された本編データおよび広告データをそれぞれ格納する各バッファ1508、1509を設ける。各バッファ1508、1509から読み出された本編データおよび広告データの表示を構成する画面構成処理部1510を設ける。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、放送番組として、動画映像、静止映像、音声などの本編データと広告(コマーシャル、以下、CMと記す)データとを含む放送データを、光磁気ディスク、光ディスク、ハードディスクなどの磁気ディスク、または半導体メモリなどの記録媒体に記録するとともに、記録した放送データの本編データとCMデータとを判別し、記録した本編データとCMデータとをユーザーの要求に即した形態で表示する記録再生装置、表示装置、記録再生用プログラムおよび記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、映像や音声などのデータを記録して再生する記録再生装置として、パーソナルコンピュータ、DVD(Digital Video Disk)レコーダー、ハードディスク内蔵レコーダーなどが普及している。
【0003】
これらの記録再生装置に放送番組を記録し、記録した放送番組を再生する際、ユーザーは、放送番組の本編と本編の間に挿入されるCMをスキップするために、早送り操作をしたり、装置に用意されたCMスキップ機能を利用したりしている。
【0004】
しかしながら、CMをスキップする行為は、CM製作者の意図に反したものであり、顧客からのCM放送料により成り立っている民営の放送業者にとってもCM視聴率の低下による顧客の減少という不都合を生じ、また、有益なCM情報もスキップしてユーザーに伝わらないという不利益をもたらすことがあるものとなっている。
【0005】
この不都合や不利益を解決する手法として、特開昭60−158774号公報(以下、特許文献1とする)、特開2002−112238号公報(以下、特許文献2とする)、特開2002−77812号公報(以下、特許文献3とする)には、放送番組のCM表示に関する方法が開示されている。
【0006】
特許文献1には、主プログラム(本編)をTV画面の大部分を占める領域に表示し、付随的プログラム(CM)を画面の残りの限定された領域に表示することにより、放送番組の本編を中断することなくCMを挿入可能とすることが記載されている。
【0007】
特許文献2においては、テレビ(TV)番組に関する本体画像の表示の全てを一時的に中断し、その間だけ挿入される第1のタイプのテレビCM画像を含むテレビ番組と、テレビ番組の本体画像の表示は中断することなく連続的に表示されたまま、本体画像の中の一部又は本体画像の外周部に常時または断続的に表示される第2のタイプのテレビCM画像を含むテレビ番組とを、切り替えて表示することが記載されている。
【0008】
特許文献3では、ユーザーが番組表やデータ放送の画面など文字や静止画からなる情報を見ている場合に、ユーザーの操作性を損なわずに、リアルタイムで受信された、あるいは予め記録再生装置に記録されていたCMや番組の予告編の映像を、ユーザーからの操作指示によって選択された、表示領域以外の部分に再生する記録再生装置が記載されている。
【0009】
【特許文献1】
特開昭60−158774号公報(1985年8月20日公開)
【0010】
【特許文献2】
特開2002−112238号公報(2002年4月12日公開)
【0011】
【特許文献3】
特開2002−77812号公報(2002年3月15日公開)
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記各公報に記載された各従来技術は、新規放送方式の発明であり、現行放送にように、各主番組(各本編データ)の間にCMデータが挿入されている放送に対するものではない。
【0013】
すなわち、特許文献1は、放送局から送信される放送信号が主プログラムと付随的プログラムとを同時刻に放送する放送方式に関する出願であり、現行の放送のように主プログラムの間に付随的プログラムを送信するような時間的に互いに異なる時刻に送信される主プログラムと付随的プログラムとを同一画面に表示する方法ではない。
【0014】
また、特許文献2は、テレビ番組の本体画像の全ての表示を一時的に中断し、その間だけ挿入される第1のタイプのテレビCM画像を含むテレビ番組が現在放送している放送方式であり、テレビ番組の本体画像の表示は中断することなく連続的に表示されたまま、本体画像の中の一部又は本体画像の外周部に常時または断続的に表示される第2のタイプのテレビCM画像を含むテレビ番組が特許文献1で示されるような放送方式であり、それらの放送方式を同時に送信し、ユーザーが切り替えて表示することが可能な切り替え装置である。
【0015】
よって、特許文献2に記載の発明は、テレビ番組とCMとが時間的に互いに異なる放送方式でのテレビ番組とCMとの同時表示を可能とするものではない。
【0016】
また、特許文献3は、受信した放送信号から主番組データとCMデータとである放送データと、主番組データとCMデータの付随情報とを記録媒体に記録するものである。上記付随情報は電子番組表(EPG:Electronic Program Guide)や録画した番組情報に相当する。これらは放送されてくる電子番組表を元に作成されており、CMデータの時間情報も電子番組表に沿って放送されたものを想定しており、電子番組表がない場合では前記不都合を解決することができない。
【0017】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであり、放送番組(コンテンツ)の本編情報と本編情報との間に挿入されているCM情報をスキップして、上記各本編情報を連続的に再生しても、本編情報とCM情報とを同時表示できる記録再生装置、表示装置、記録再生用プログラムおよび記録媒体を提供する。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明の記録再生装置は、上記課題を解決するために、スポーツ中継などの本編情報の間に広告情報が挿入された放送番組を含む放送データから音声データおよび映像データをそれぞれ抽出する抽出部と、映像データの中から本編情報に対応した第1のデータ、および広告情報に対応した第2のデータとをそれぞれ判別する判別処理部と、判別した第1のデータおよび第2のデータを抽出し、それぞれ出力するバッファ切り替え処理部と、出力された第1のデータおよび第2のデータをそれぞれ格納するバッファと、バッファから読み出された第1のデータおよび第2のデータの表示を構成する画面構成処理部とを有することを特徴としている。
【0019】
上記構成によれば、放送データから抽出された映像データの中から、第1のデータである本編情報と第2のデータであるCM情報とを、判別処理部により判別し、バッファ切り替え処理部によって本編情報およびCM情報の表示方法に応じたバッファへのデータ出力を行うことができる。
【0020】
これにより、上記構成では、判別処理部、バッファ切り替え処理部、バッファおよび画面構成処理部を有するから、本編情報に対応した第1のデータ、およびCM情報に対応した第2のデータの同時表示および再生時間どおりの何れの表示も可能となる。
【0021】
したがって、上記構成は、野球中継などの本編情報の間にCM情報が挿入された放送番組を含む放送データから、CM情報をスキップして本編情報を連続的に再生し、本編情報がCM情報の表示により中断される不便さを解消しながら、上記同時表示により、スキップしたCM情報も確認できる。
【0022】
この結果、上記構成においては、CM情報を視聴者(ユーザー)に知らしめるというCM製作者の意図に沿い、また、顧客からのCM放送料により成り立っている民営の放送業者にとってもCM視聴率の低下による顧客の減少という不都合を抑制でき、かつユーザーにとって、本編情報を連続して視聴するという利便性を確保しながら、有益なCM情報の取得の逃すという不利益も軽減できる。
【0023】
上記記録再生装置では、さらに、前記判別処理部により判別した第1のデータおよび第2のデータの時間情報をそれぞれ取得して管理する情報取得部を有していてもよい。
【0024】
上記構成によれば、第1のデータである本編情報および第2のデータであるCM情報の再生開始時間および再生時間といった時間情報をそれぞれ取得して把握することが可能となり、上記各把握により、表示方法に応じたバッファ切り替えが可能となる。
【0025】
上記記録再生装置においては、さらに、前記放送データを記録媒体に記録し、再生する記録再生部を有し、前記情報取得部は、放送データが記録されるときに前記時間情報を生成するようになっていてもよい。上記構成によれば、記録するときにCM情報の時間情報を生成するため、再生するときの処理を低減できて、上記再生を迅速化できる。
【0026】
上記記録再生装置では、前記情報取得部は、放送データが再生されるときに前記時間情報を生成するようになっていてもよい。上記構成によれば、放送データが再生されるときに前記時間情報を生成するので、上記放送データを記録するときの処理量を低減できる。
【0027】
上記記録再生装置においては、前記情報取得部は、放送データの非記録再生のときに前記時間情報を生成するようになっていてもよい。上記構成によれば、放送データを、記録するとき、または再生するときの処理量を低減できる。
【0028】
上記記録再生装置では、前記バッファ切り替え処理部は、第1のデータを抽出しているときに第2のデータも抽出するようになっていてもよい。
【0029】
上記構成によれば、第1のデータを抽出しているときに第2のデータも抽出するので、第1のデータである本編情報の再生中に第2のデータであるCM情報を同時に表示することが可能となる。これにより、上記構成では、CM情報も視聴しながら、本編情報についても停止せずに連続した視聴が可能となる。
【0030】
上記記録再生装置においては、前記バッファ切り替え処理部は、第1のデータおよび第2のデータを第2のデータに含まれる時間方法を基準として抽出するようになっていてもよい。
【0031】
上記構成によれば、第2のデータであるCM情報の再生時間にCM情報が表示されCM情報の終了時刻になるとCM情報の表示がなくなるといった、これまでのCM情報の表示と同じ表示が可能となる。ただし、上記CM情報の表示は、第1のデータである本編情報を再生して表示しながらでもよいし、上記再生を停止しているときでもよい。
【0032】
上記記録再生装置では、前記画面構成処理部は、構成する画面構成として第2のデータの縮小映像データを第1のデータに重畳合成するようになっていてもよい。
【0033】
上記構成によれば、第2のデータであるCM情報を縮小表示し、第1のデータである本編情報の表示の上に重ね合わせて合成表示する子画面表示を行うことが可能となる。これにより、上記構成では、本編情報の表示を見ながらCM情報の表示による確認が可能となる。
【0034】
上記記録再生装置においては、前記画面構成処理部は、構成する画面構成として、第2のデータのテキストデータを第1のデータに重畳合成するようになっていてもよい。
【0035】
上記構成によれば、第2のデータであるCM情報の付属(付随)情報や画面の文字情報を抽出して取得したテキストデータの表示を、例えばテロップ(字幕)として、第1のデータである本編情報の表示に重ね合わせて表示することができる。
【0036】
これにより、上記構成は、本編情報を視聴しながらCM情報のテロップを見て、上記CM情報を確認できると共に、テロップの表示は縮小映像に比べて表示領域をさらに小さくできて、上記テロップが重ね合わされて表示された本編情報の表示において、上記テロップにより隠れる領域を低減できる。
【0037】
上記記録再生装置では、前記画面構成処理部は、構成する画面構成として、第1のデータと第2のデータを2画面表示するようになっていてもよい。
【0038】
上記構成によれば、第1のデータである本編情報と第2のデータであるCM情報との両方をそれぞれ縮小映像とし、互いに重ならないように表示できる。これにより、上記構成は、本編情報とCM情報との両方が非表示領域なしに視聴可能となる。
【0039】
上記記録再生装置においては、前記画面構成処理部は、構成する画面構成として、第2のデータにおける少なくとも1つの縮小映像を第1のデータの非表示領域に表示するようになっていてもよい。
【0040】
上記構成によれば、横と縦の表示比率が例えば16:9のワイドな表示画面の場合に、第1および第2のデータが、それぞれ4:3の表示比率である場合、第1のデータである本編情報は縮小しないで16:9の表示画面に表示し、16:9の表示画面の空き領域に縮小された第2データであるCM情報を表示することが可能となる。この場合、CM情報は上記空き領域に複数表示することも可能である。
【0041】
上記記録再生装置では、前記画面構成処理部は、構成する画面構成として、第1のデータと第2のデータとを同時表示しない視聴タイプと、同時表示する視聴タイプとを選択するための選択部を備えていてもよい。
【0042】
上記構成によれば、第1のデータである本編情報と第2のデータであるCM情報の同時表示を行うか否かをユーザーまたは装置が制御可能となる。これにより、従来の視聴形態である本編情報とCM情報の指定時間どおりの表示と、本編情報とCM情報の同時表示とを互いに切り替えることができるためユーザーやCM提供者の意図に即した表示が可能となる。
【0043】
上記記録再生装置においては、さらに、前記放送データを受信するための受信部と、音声データおよび映像データをそれぞれ復号する音声復号処理部および映像復号処理部とを有していてもよい。
【0044】
なお、本発明として記載した構成を、前記発明として記載した各構成と、必要に応じて任意に組み合わせてもよい。
【0045】
本発明の表示装置は、前記の課題を解決するために、上記の何れかに記載の記録再生装置と、前記画面構成処理部からのデータに基づき、映像を表示する表示部とを備えていることを特徴としている。
【0046】
本発明の記録再生用プログラムは、前記の課題を解決するために、上記の何れかに記載の記録再生装置に記載の各部を、コンピュータにて実行させるためのものであることを特徴としている。
【0047】
本発明の記録媒体は、前記の課題を解決するために、上記に記載の記録再生用プログラムをコンピュータにて読み取り可能に記録したことを特徴としている。
【0048】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の一形態について図面に基づいて説明すれば、以下の通りである。本発明の実施の形態に係る記録再生装置の第1の構成を図1に基づいて説明する。上記記録再生装置は、主番組データ(本編情報)の間にCMデータ(CM情報)が挿入された放送番組信号を含む放送データを記録再生するためのものである。
【0049】
本実施の形態では、デジタル衛星放送や地上波デジタル放送またはデジタルケーブル放送などのデジタル放送の記録再生装置を例に記載する。この他にパソコンなどで行われているインターネット放送においても適用することができる。
【0050】
上記デジタル放送に好適な本発明の実施の形態に係る記録再生装置においては、図1に示すように、放送局や放送衛星から送信される放送番組信号はチューナー(受信部)1500にて受信され、受信した放送番組信号は信号処理されTS(トランスポートストリーム)データ(放送データ)に変換される。放送番組信号のコンテンツとしては、野球、相撲、サッカーなどのスポーツ中継、ドラマ、音楽、ドキュメンタリー、教育番組などが挙げられる。
【0051】
変換した放送番組信号のTSデータは、DEMUX(抽出部、逆多重化回路、デマルチプレクサ、DEMUltipleXer)1501に入力されるとともに、TSデータは、記録再生処理部(記録再生部)1502により光ディスク、光磁気ディスク、ハードディスクなどの磁気ディスク、半導体メモリなどの記録媒体に記録される。
【0052】
DEMUX1501は、TSデータとして多重化されている映像データ、音声データまたはEPGなどを含む放送データから映像データ、音声データまたはEPGをそれぞれ抽出し、分離するものである。分離された音声データはMPEG Layer 2やAC3などの圧縮された音声データであるため、音声復号処理部1503に入力され、音声復号処理部1503により圧縮データから復号された復号音声データがバッファ切り替え処理部1506に入力される。
【0053】
一方、分離された映像データはMPEG2やMPEG4などの圧縮された映像データであるため映像復号処理部1505に入力され、映像復号処理部1505により圧縮データから復号された復号映像データがバッファ切り替え処理部1506に入力される。
【0054】
圧縮データを復号することで得られた非圧縮データである復号音声データや復号映像データからCM判別処理部(判別処理部)1504によって、上記復号音声データや復号映像データがCMデータ(CM情報)であるか主番組データ(本編情報)であるかを判別する。判別する仕組みとしてはすでに製品化されているステレオ音声信号であるか否かで判別することができる。また、映像データのタイムスタンプを取得することでCMデータか主番組データであるかを判別する方法を用いてもよい。
【0055】
バッファ切り替え処理部1506は、CM判別処理部1504により判別した結果を受けることで、主番組データの復号映像データを主番組バッファ1508に、CMデータの復号映像データをCMバッファ1509に、主番組データの復号音声データを主音声バッファ1507にそれぞれ抽出して出力する。
【0056】
上記主番組バッファ1508、CMバッファ1509および主音声バッファ1507は、各データを一時的に格納しておく、RAMやハードディスクなどのメモリであり、それぞれ個別に設けてもよいし、1つのメモリをパーティションにより分割して仮想的に個別のメモリとしてもよい。
【0057】
CMデータの復号音声データは音声として出力しない場合にはバッファに格納しなくてもよい。また、CMデータの復号音声データは、音声認識により文字情報(テキストデータ)に変換し、CMバッファ1509に格納し文字情報(テロップ、字幕)として表示することも可能である。主音声バッファ1507に格納した復号音声データはオーディオ出力部1511によって音声処理されスピーカーなどにより外部に音声として出力される。
【0058】
主番組バッファ1508に格納された主番組データおよびCMバッファ1509に格納されたCMデータは画面構成処理部1510によりユーザーの希望する画面構成に変換しビデオ出力部1512によりTV表示面に表示される。
【0059】
ユーザーから指示された指示データを入力部1513により取得し、その指示データを画面構成処理部1510にて判別することでユーザーが希望する表示方法に切り替えることが可能である。
【0060】
表示方法には子画面表示、テキスト表示、2画面表示、ワイド画面での非表領域への表示などがある。画面構成処理部1510は、これらの画面表示を可能とするために主番組データからの縮小映像データの生成、CMデータからの縮小映像データの生成、主番組データの映像データとCMデータの映像データとの合成、CMデータを文字にて表すテキストデータの生成、主番組データの映像データとテキストデータとの合成を行う機能をそれぞれ備えている。
【0061】
さらに、画面構成処理部1510は、構成する画面構成として、主番組データとCMデータとの各映像を同時表示しない視聴タイプと、同時表示する視聴タイプとの何れかを、入力部1513からユーザーより指示された指示データに基づき選択するための選択機能(選択部)を備えていてもよい。
【0062】
上記、記録再生装置の構成で説明したように、主番組データの映像データとCMデータの映像データは画面構成処理部1510により映像単位で縮小されるため、各データは別々のバッファ(メモリ)上に格納されていることが好ましい。
【0063】
そこで、主番組バッファ1508とCMバッファ1509とをそれぞれ設け、主番組データとCMデータとを判別し、主番組データとCMデータとを互いに異なるメモリにそれぞれ格納することにより、ユーザーの希望する主番組データとCMデータとの同時再生・同時表示を可能とする。
【0064】
これによって、主番組データはCMデータにより中断されることなしに連続的に再生して表示可能となり、かつ放送提供者が意図するCMデータをスキップなしにて提供する、ことの両方を満たすことが可能となる。
【0065】
また、上記構成による記録媒体は、光ディスク、メモリ、ハードディスクなどの書き込み可能な記録媒体、CD−RやDVD−Rなどのような一回のみ書き込み可能な記録媒体、CD−RWやDVD−RAMなどのような複数回の書き込み可能な記録媒体の何れであってもよい。
【0066】
次に、本発明の実施の形態に係る記録再生装置の第2の構成について図2を用いて説明する。本第2の構成に関する説明では、前記の第1の構成と同様な機能を有する部材については、同一の部材番号を付与してそれらの説明を省いた。
【0067】
本第2の構成においては、図2に示すように、CM情報取得部(情報取得部)1514が第1の構成に加えて設けられている。
【0068】
CM情報取得部1514は、CM判別処理部1504で判別した結果を元に、CMデータにより分断された主番組データの数およびCMデータの数、並びに、各主番組データおよび各CMデータの再生開始時間および再生間隔の時間情報、または各主番組データおよび各CMデータの記録位置情報をそれぞれ抽出して取得するためのものである。CM情報取得部1514により取得された各情報は記録再生処理部1502により記録媒体に記録される。
【0069】
記録媒体に記録されたTSデータ(放送番組信号)を再生する場合は、上記時間情報または記録位置情報が読み出され、CM情報取得部1514により主番組データの再生位置およびCMデータの再生位置を取得する。取得した時間情報または記録位置情報は、バッファ切り替え処理部1506に入力され、上記時間情報により主番組データかCMデータかを判別され、主番組バッファ1508およびCMバッファ1509にそれぞれ格納される。
【0070】
上記した記録再生装置により記録された主番組データおよびCMデータに対する時間情報による処理方法について、図3(a)〜図3(c)に基づきそれぞれ詳細に説明する。
【0071】
図3(a)は、記録され多重化された放送データ1600と、(主番組データ+CMデータ)の合計再生時間1601、各主番組データがそれぞれ再生される時間1602、各CMデータがそれぞれ再生される時間1603の関係を表した各タイミングチャートである。
【0072】
図3(b)は、放送データ1600の時間(管理)情報が、(主番組データ+CMデータ)か、主番組データか、CMデータかの各データタイプをそれぞれ示す表である。図3(b)では、(主番組データ+CMデータ)1604はデータタイプ0、主番組データ1605はデータタイプ1、CMデータ1606はデータタイプ2として表されている。
【0073】
図3(c)は、放送データが複数存在する場合に、どの放送データかを識別して示すための放送データ番号1607の欄、データが(主番組データ+CMデータ)、主番組データ、CMデータの何れかを識別して示すためのデータタイプ1608の欄、番組開始時間からのデータが再生を開始する開始時間1609の欄、データが再生される時間を示す間隔1610の欄、というように(主番組データ+CMデータ)、主番組データ、CMデータの各データに対する時間情報・管理情報をテーブルのリストとして管理するためのテーブルである。
【0074】
図3(c)に示すように、例えば、番号0には、放送データ番号0であることを示す0が記載されており、データタイプは(主番組データ+CMデータ)であるデータタイプ0が記載され、開始時間は00:00:00、間隔は01:00:00が記載されている。
【0075】
番号1においては、放送データ番号0であることを示す0が記載されており、データタイプは主番組データであるデータタイプ1が記載され、開始時間は00:00:00、間隔は00:20:30が記載されている。
【0076】
番号2では、放送データ番号0であることを示す0が記載されており、データタイプは主番組データを示すデータタイプ1が記載され、開始時間は00:21:00、間隔は00:20:00が記載されている。
【0077】
番号3には、放送データ番号0であることを示す0が記載されており、データタイプは主番組データを示すデータタイプ1が記載され、開始時間は00:42:00、間隔は00:18:00が記載されている。
【0078】
番号4では、放送データ番号0であることを示す0が記載されており、データタイプはCMデータを示すデータタイプ2が記載され、開始時間は00:20:30、間隔は00:00:30が記載されている。
【0079】
番号5においては、放送データ番号0であることを示す0が記載されており、データタイプはCMデータを示すデータタイプ2が記載され、開始時間は00:41:00、間隔は00:01:00が記載されている。このテーブルの順番は、本第2の構成ではデータタイプの順に記載したが、再生開始時間順としてもよい。
【0080】
このテーブルの時間情報や識別情報といった管理情報は、放送データ(放送番組信号)を記録するときに、CM判別処理部1504により主番組データ(本編データ)とCMデータとを互いに判別することで、記録した主番組データとCMデータとの情報をそれぞれ取得し、時間情報および識別情報の少なくとも一方の情報を記録媒体に記録する構成としてもよい。
【0081】
また、記録された放送データを再生するときにCM判別処理部1504により主番組データとCMデータとを互いに判別することで、記録した主番組データとCMデータの情報を取得し、時間情報および識別情報の少なくとも一方の位置情報を記録媒体に記録する構成としてもよい。
【0082】
さらに、CM判別処理部1504により主番組データとCMデータとを互いに判別し、記録した主番組データとCMデータの情報を取得するのは、データを記録または再生していない非動作時(非記録再生時)であってもよい。放送データ(放送番組信号)や番組情報を記録する記録フォーマットとして、Quick TimeやASF(Advanced Streaming Format)などの汎用ファイルフォーマットを用いる構成であってもよい。
【0083】
図4(a)乃至(d)は、主番組データとCMデータとを表示する表示方法をそれぞれ示した平面図である。図4(a)は、主番組データに基づく主番組映像1700の上にCMデータの縮小映像であるCM映像1701を合成表示した子画面として表示する例である。図4(b)は、主番組映像1700の上に、CMデータをテキストデータとしたCMテキスト情報1702をテロップや字幕として合成表示する表示例である。図4(c)は主番組映像1702とCM映像1705とを2画面表示する表示例である。この表示例では、ワイド画面1703に表示した例である。
【0084】
図4(d)は表示画面がワイド画面であり、主番組映像1706が4:3画像の場合、CMデータのCM映像1707をワイド領域(通常は無表示領域)に縮小表示する表示例である。また、この場合は主番組内の複数のCMデータを各CM映像1707〜1709として同時に表示することも可能となる。
【0085】
また、CM再生時間にはそのCMの動画映像が表示され、主番組データの再生時間には、CMデータは静止画表示またはアイコン表示(メーカーアイコンなど)することもできる。ネットワークに対応している場合に、CMデータまたはアイコンを選択するとそのメーカーのホームページが、上記各CM映像と同様に表示されるように設定することも可能である。
【0086】
また、本発明に係る、上記の何れかの記録再生装置と、前記画面構成処理部1510からのデータに基づき、映像を表示する液晶表示部などの表示部とを備えた表示装置を構成することができる。
【0087】
さらに、本発明に係る、上記の何れかの記録再生装置の各部を、コンピュータにて実行させるための記録再生用プログラムを作成でき、その記録再生用プログラムをコンピュータにて読み取り可能に記録した記録媒体として上市(市場に流通させることが)できる。上記記録媒体の具体例としては、前述したものが挙げられる。
【0088】
【発明の効果】
本発明の記録再生装置は、以上のように、映像データの中から本編情報に対応した第1のデータ、およびCM情報に対応した第2のデータとをそれぞれ判別する判別処理部と、判別した第1のデータおよび第2のデータを抽出し、それぞれバッファに出力するバッファ切り替え処理部と、バッファから読み出された第1のデータおよび第2のデータの表示を構成する画面構成処理部とを有する構成である。
【0089】
上記構成によれば、CM情報の区間をスキップしない場合は従来通りCM情報の表示が本編情報と本編情報との各表示の間に視聴でき、CM情報の区間をスキップする場合は、本編情報の表示にCM情報の表示を重畳表示することによって、CM製作者の意図を確実に反映する事が可能となるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る記録再生装置における第1の構成のブロック図を示す模式図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る記録再生装置における第2の構成のブロック図を示す模式図である。
【図3】本発明の記録再生装置における主番組データとCMデータの再生情報や識別情報を示し、(a)は、各データのタイミングチャート、(b)は各データタイプの表、(c)は再生情報や識別情報を示すテーブルである。
【図4】(a)〜(d)は、本発明の記録再生装置により、主番組データとCMデータとを表示する各表示例をそれぞれ示す正面図である。
【符号の説明】
1500:チューナー
1501:DEMUX(抽出部)
1502:記録再生処理部
1503:音声復号処理部
1504:CM判別処理部(判別処理部)
1505:映像復号処理部
1506:バッファ切り替え処理部
1507:主音声バッファ
1508:主番組バッファ
1509:CMバッファ
1510:画面構成処理部
1511:オーディオ出力部
1512:ビデオ出力部
1513:入力部
1514:CM情報取得部(情報取得部)

Claims (16)

  1. 本編情報の間に広告情報が挿入された放送番組を含む放送データから音声データおよび映像データをそれぞれ抽出する抽出部と、
    映像データの中から本編情報に対応した第1のデータ、および広告情報に対応した第2のデータとをそれぞれ判別する判別処理部と、
    判別した第1のデータおよび第2のデータを抽出し、それぞれ出力するバッファ切り替え処理部と、
    出力された第1のデータおよび第2のデータをそれぞれ格納するバッファと、
    バッファから読み出された第1のデータおよび第2のデータの表示を構成する画面構成処理部とを有することを特徴とする記録再生装置。
  2. さらに、前記判別処理部により判別した第1のデータおよび第2のデータの時間情報をそれぞれ取得して管理する情報取得部を有することを特徴とする請求項1に記載の記録再生装置。
  3. さらに、前記放送データを記録媒体に記録し、再生する記録再生部を有し、
    前記情報取得部は、放送データが記録されるときに前記時間情報を生成するようになっていることを特徴とする請求項2に記載の記録再生装置。
  4. さらに、前記放送データを記録媒体に記録し、再生する記録再生部を有し、
    前記情報取得部は、放送データが再生されるときに前記時間情報を生成するようになっていることを特徴とする請求項2に記載の記録再生装置。
  5. さらに、前記放送データを記録媒体に記録し、再生する記録再生部を有し、
    前記情報取得部は、放送データの非記録再生のときに前記時間情報を生成するようになっていることを特徴とする請求項2に記載の記録再生装置。
  6. 前記バッファ切り替え処理部は、第1のデータを抽出しているときに第2のデータも抽出するようになっていることを特徴とする請求項1に記載の記録再生装置。
  7. 前記バッファ切り替え処理部は、第1のデータおよび第2のデータを第2のデータに含まれる時間情報を基準として抽出するようになっていることを特徴とする請求項2に記載の記録再生装置。
  8. 前記画面構成処理部は、構成する画面構成として、第2のデータの縮小映像データを第1のデータに重畳合成するようになっていることを特徴とする請求項1に記載の記録再生装置。
  9. 前記画面構成処理部は、構成する画面構成として、第2のデータのテキストデータを第1のデータに重畳合成するようになっていることを特徴とする請求項1に記載の記録再生装置。
  10. 前記画面構成処理部は、構成する画面構成として、第1のデータと第2のデータとを2画面表示するようになっていることを特徴とする請求項1に記載の記録再生装置。
  11. 前記画面構成処理部は、構成する画面構成として、第2のデータにおける少なくとも1つの縮小映像データを第1のデータの非表示領域に表示するようになっていることを特徴とする請求項1に記載の記録再生装置。
  12. 前記画面構成処理部は、構成する画面構成として、第1のデータと第2のデータとを同時表示しない視聴タイプと、同時表示する視聴タイプとを選択するための選択部を備えていることを特徴とする請求項1に記載の記録再生装置。
  13. さらに、前記放送データを受信するための受信部と、
    音声データおよび映像データをそれぞれ復号する音声復号処理部および映像復号処理部とを有することを特徴とする請求項1に記載の記録再生装置。
  14. 請求項1乃至13の何れか1項に記載の記録再生装置と、
    前記画面構成処理部からのデータに基づき、映像を表示する表示部とを備えていることを特徴とする表示装置。
  15. 請求項1乃至13の何れか1項に記載の記録再生装置に記載の各部を、コンピュータにて実行させるための記録再生用プログラム。
  16. 請求項15に記載の記録再生用プログラムをコンピュータにて読み取り可能に記録した記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012209958A (ja) * 2012-06-08 2012-10-25 Mitsubishi Electric Corp 映像音声記録装置及び映像音声記録方法

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