JP5951954B2 - プッシュ操作規制装置、及びプッシュ操作規制装置を備えたシフト切替装置 - Google Patents

プッシュ操作規制装置、及びプッシュ操作規制装置を備えたシフト切替装置 Download PDF

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Description

本発明は、プッシュ操作を規制するプッシュ操作規制装置、及びプッシュ操作規制装置を備えたシフト切替装置に関する。
変速機を備える車両では、シフトレバー或いはプッシュボタン等の操作部材による入力操作がセンサで検出され、その検出結果が変速機の接続状態に反映され、例えば、入力操作を通じてDレンジが選択されたとき、変速機の接続状態が前進ギヤ段に切り替えられる。そして、このように変速機の接続状態が前進ギヤ段に切り替えられると、車両の前進走行が可能となるが、この前進走行中に変速機の接続状態が後進ギヤ段に切り替えられることの無いよう、この種のシフト切替装置には、特定の条件下において、操作部材による入力操作を規制する規制機構が設けられる。
特許文献1による規制機構では、中立位置とDレンジの選択位置との間に第1のソレノイドが設けられ、これの駆動時にプランジャが突出することで、中立位置からDレンジの選択位置への入力操作が規制される。また、中立位置とRレンジの選択位置との間には第2のソレノイドが設けられ、これの駆動時にプランジャが突出することで、中立位置からRレンジの選択位置への入力操作が規制される。従って、この規制機構を備える車両では、上記特定の条件となる前進走行時に第2のソレノイドを駆動することで、中立位置からRレンジの選択位置への入力操作を規制できるとともに、同じく上記特定の条件となる後進走行時に第1のソレノイドを駆動することで、中立位置からDレンジの選択位置への入力操作を規制できるようになる。
特開2002−248963号公報(段落[0031]、[図5])
しかしながら、規制の対象となる入力操作のパターン1つに対しソレノイドのようなアクチュエータを1個設けるとなると、当該パターンが増すに連れてアクチュエータの数も増え、これを含むシフト切替装置全体の大型化を招く。そうすると、車両のような限られたスペースの中での搭載が困難となり、また、コスト的にも不利となる。
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであって、その目的は、限られたスペースの中でも効率的にプッシュ操作を規制することができる等、コンパクトなプッシュ操作規制装置、及びプッシュ操作規制装置を備えたシフト切替装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、プッシュ操作前の待機位置とプッシュ操作後の押圧位置とに亘って変位される複数の操作部材について、前記待機位置から前記押圧位置へのプッシュ操作を規制するプッシュ操作規制装置において、前記操作部材のプッシュ操作を許容する許容手段と前記操作部材のプッシュ操作を規制する規制手段とを有し、前記操作部材毎のプッシュ操作について、それが許容の対象にあるとき、当該操作部材に対応して前記許容手段が設定され、それが規制の対象にあるとき、当該操作部材に対応して前記規制手段が設定される、前記操作部材の数よりも少ない数のアクチュエータを備え、前記アクチュエータは、動力源による駆動力を受けて回転運動又は直線運動する運動部材を備え、前記運動部材の運動による変位位置毎に、前記複数の操作部材それぞれに対し前記許容手段及び前記規制手段が設定され、当該アクチュエータは、全ての前記操作部材のプッシュ操作を規制する状態と、全ての前記操作部材のプッシュ操作を許容する状態と、一部の前記操作部材のプッシュ操作を規制しつつ他の操作部材のプッシュ操作を許容する状態との各状態を、1つの前記動力源で実現し、前記運動部材は、特定の一つの操作部材のプッシュ操作を許容する許容位置と当該操作部材のプッシュ操作を規制する規制位置とに亘って変位するカムが操作部材一つに対し一枚割り当てられ、操作部材の数に等しい枚数として規定される複数枚のカムがシャフトと一体的に回転運動するカムシャフトを備え、前記カムシャフトの回転運動による回転位置毎に、その回転位置において、前記許容位置にあるカムにより前記許容手段が構成されるとともに、その回転位置において、前記規制位置にあるカムにより前記規制手段が構成され、前記規制手段は、前記シャフトの径方向に延びるように設けられ、前記操作部材の操作方向は、前記シャフトの径方向において当該シャフトの径中心に向かう方向となっていることをその要旨としている。
上記の目的を達成するために、請求項2に記載の発明は、プッシュ操作前の待機位置とプッシュ操作後の押圧位置とに亘って変位される複数の操作部材について、前記待機位置から前記押圧位置へのプッシュ操作を規制するプッシュ操作規制装置において、前記操作部材のプッシュ操作を許容する許容手段と前記操作部材のプッシュ操作を規制する規制手段とを有し、前記操作部材毎のプッシュ操作について、それが許容の対象にあるとき、当該操作部材に対応して前記許容手段が設定され、それが規制の対象にあるとき、当該操作部材に対応して前記規制手段が設定される、前記操作部材の数よりも少ない数のアクチュエータを備え、前記アクチュエータは、動力源による駆動力を受けて回転運動又は直線運動する運動部材を備え、前記運動部材の運動による変位位置毎に、前記複数の操作部材それぞれに対し前記許容手段及び前記規制手段が設定され、当該アクチュエータは、全ての前記操作部材のプッシュ操作を規制する状態と、全ての前記操作部材のプッシュ操作を許容する状態と、一部の前記操作部材のプッシュ操作を規制しつつ他の操作部材のプッシュ操作を許容する状態との各状態を、1つの前記動力源で実現し、前記運動部材は、所定の軸を中心に回転運動するシャフトを備え、そのシャフトの周面は、前記軸の延びる方向に沿って、操作部材の数に等しい数の領域に区画され、その領域が操作部材一つに対し一つ割り当てられ、その領域毎に、特定の一つの操作部材のプッシュ操作を許容する許容部と当該操作部材のプッシュ操作を規制する規制部とが設定され、前記シャフトの回転運動による回転位置毎に、その回転位置において、前記許容部の設定された領域により前記許容手段が構成されるとともに、その回転位置において、前記規制部の設定された領域により前記規制手段が構成され、前記規制手段は、前記シャフトの径方向に延びるように設けられ、前記操作部材の操作方向は、前記シャフトの径方向において当該シャフトの径中心に向かう方向となっていることを要旨とする。
同構成によると、操作部材の数よりも少ない数のアクチュエータにより、規制の対象となるプッシュ操作を規制できるようになる。従って、限られたスペースの中でも効率的にプッシュ操作を規制することができる等、コンパクトなプッシュ操作規制装置を提供することができる。
同構成によると、例えば、第1の操作部材のプッシュ操作を許容し、第2の操作部材のプッシュ操作を規制する、といったパターンが要求される場合には、運動部材の特定の変位位置において、第1の操作部材に対し許容手段を設定しつつ、第2の操作部材に対し規制手段を設定すればよいことになる。また、第1の操作部材のプッシュ操作を規制し、第2の操作部材のプッシュ操作を許容する、といったパターンが要求される場合には、運動部材の別の変位位置において、第1の操作部材に対し規制手段を設定しつつ、第2の操作部材に対し許容手段を設定すればよいことになる。すなわち、要求される全てのパターンが実現される態様で、変位位置毎の許容手段及び規制手段の設定を行えばよいことになる。従って、動力源の制御を通じて運動部材の変位位置の調整を行うといった比較的簡単な構成により、多くのパターンに対応することができる。
同構成によると、例えば、第1の操作部材のプッシュ操作を許容し、第2の操作部材のプッシュ操作を規制する、といったパターンが要求される場合には、カムシャフトの特定の回転位置において、第1の操作部材に割り当てられたカムが許容位置をとるように、また、第2の操作部材に割り当てられたカムが規制位置をとるようにすればよい。また、第1の操作部材のプッシュ操作を規制し、第2の操作部材のプッシュ操作を許容する、といったパターンが要求される場合には、カムシャフトの別の回転位置において、第1の操作部材に割り当てられたカムが規制位置をとるように、また、第2の操作部材に割り当てられたカムが許容位置をとるようにすればよい。すなわち、要求される全てのパターンが実現される態様で、回転位置毎のカムの設定を行えばよいことになる。従って、カムシャフトの回転制御を行うことで、多くのパターンに対応することができる。
同構成によると、例えば、第1の操作部材のプッシュ操作を許容し、第2の操作部材のプッシュ操作を規制する、といったパターンが要求される場合には、シャフトの特定の回転位置において、第1の操作部材に対しそれに割り当てられた領域の許容部を設定し、また、第2の操作部材に対しそれに割り当てられた領域の規制部を設定すればよい。また、第1の操作部材のプッシュ操作を規制し、第2の操作部材のプッシュ操作を許容する、といったパターンが要求される場合には、シャフトの別の回転位置において、第1の操作部材に対しそれに割り当てられた領域の規制部を設定し、また、第2の操作部材に対しそれに割り当てられた領域の許容部を設定すればよい。すなわち、要求される全てのパターンが実現される態様で、回転位置毎の許容部及び規制部の設定を行えばよいことになる。従って、シャフトの回転制御を行うことで、多くのパターンに対応することができる
請求項に記載の発明は、請求項1又は2に記載のプッシュ操作規制装置において、前記複数の操作部材が一直線上に配置されていることをその要旨としている。
同構成によると、複数の操作部材を一直線上に配置することで、アクチュエータの構造をシンプルにでき、プッシュ操作規制装置のコンパクト化に貢献できる。
請求項に記載の発明は、プッシュ操作前の待機位置とプッシュ操作後の押圧位置とに亘って変位される複数の操作部材の中から選択される特定の一つの操作部材が前記待機位置から前記押圧位置までプッシュ操作されたとき、当該操作部材に割り当てられている変速レンジが選択され、車両の変速機の接続状態が切り替えられるシフト切替装置において、請求項1〜のいずれか一項に記載のプッシュ操作規制装置を備えたことをその要旨としている。
同構成によると、車両の変速レンジを選択する際に操作される操作部材のプッシュ操作のうち、規制の対象となるプッシュ操作を規制できるようになる。
本発明によれば、限られたスペースの中でも効率的にプッシュ操作を規制することができる等、コンパクトなプッシュ操作規制装置、及びプッシュ操作規制装置を備えたシフト切替装置を提供することができる。
本発明にかかるシフト切替装置の一実施の形態について、変速レンジを選択するために操作される複数の押しボタンスイッチの配置態様を示す車内の概略図。 押しボタンスイッチの構造と共に、規制の対象となるプッシュ操作を規制するプッシュ操作規制装置の構成について、その一部断面構造を示す断面図。 図2のA−A断面図であって、プッシュ操作規制装置を構成するカムの形状、及び、カムと押しボタンスイッチとの配置関係を示す断面図。 複数の押しボタンスイッチのプッシュ操作について、その規制の態様及び許容の態様を車両状況毎に示す説明図。 押しボタンスイッチの構造と共に、規制の対象となるプッシュ操作を規制する他のプッシュ操作規制装置の構成について、その一部断面構造を示す断面図。 押しボタンスイッチの構造と共に、規制の対象となるプッシュ操作を規制する更に他のプッシュ操作規制装置の構成について、その一部断面構造を示す断面図。
以下、本発明を車両の変速機の接続状態を切り替えるシフト切替装置に具体化した一実施形態について説明する。本実施形態のシフト切替装置は、変速レンジを選択するために操作される操作部材として押しボタンスイッチ(以下、単にスイッチという。)が用いられ、このスイッチが変速レンジ一つに対し一つ割り当てられている。
図1に示すように、運転席の近傍には、P(パーキング)レンジ選択用のスイッチ1、R(リバース)レンジ選択用のスイッチ2、N(ニュートラル)レンジ選択用のスイッチ3、D(ドライブ)レンジ選択用のスイッチ4が集約されて一列に配置されている。各スイッチ1〜4は、その操作ボタンの表面に刻印された文字を除き、互いに同一構造をなしている。
図2には、Rレンジ選択用のスイッチ2及びDレンジ選択用のスイッチ4の構造が示されるとともに、Pレンジ選択用のスイッチ1及びNレンジ選択用のスイッチ3の構造については図示が割愛されている。代表してスイッチ2の構造について説明すると、このスイッチ2は、スイッチケース20の外部からユーザによってプッシュ操作される操作ボタン21、その操作ボタン21の変位に連動する操作バー22を備えている。上記スイッチケース20の内部にはコイルスプリング23が設けられ、このコイルスプリング23による付勢力を操作ボタン21が受けるかたちで当該スイッチ2はプッシュ操作前の待機位置にて保持されるとともに、このとき操作バー22の先端はスイッチケース20の底面に対し面一となるよう退避されている。そして、上記付勢力に抗して操作ボタン21がプッシュ操作されると、この操作ボタン21がスイッチケース20の内部形状に案内されつつ当該スイッチ2はプッシュ操作後の押圧位置まで変位されるとともに、このとき操作バー22の先端はスイッチケース20の底面から外部に臨むよう突出される。そして、このプッシュ操作による操作ボタン21の変位がスイッチケース20に内設された検出センサ24で検出され、すなわちこの場合、Rレンジの選択操作が検出され、変速機の接続状態が後進ギヤ段に切り替えられるようになっている。尚、プッシュ操作が解除されると、操作ボタン21がコイルスプリング23による付勢力を受けて当該スイッチ2は再び上記待機位置にて保持されるとともに、この場合、Rレンジの選択状態が電気的に維持される。
そして、各スイッチ1〜4の操作領域には、特定の条件下において、当該スイッチ1〜4の中から選択される特定のスイッチのプッシュ操作を規制するプッシュ操作規制装置50が設けられている。このプッシュ操作規制装置50は、動力源となる単一のモータ51、そのモータ51の出力軸に形成されたギヤ部に噛合され、それとのギヤ比による減速を伴って回転するギヤ52、そのギヤ52に内嵌され、それと一体的に回転されるカムシャフト53を備えている。このカムシャフト53は、上記ギヤ52の回転軸となるシャフト60を備え、このシャフト60には、上記スイッチ1〜4の数に等しい枚数、すなわち本実施形態において4枚(2枚のみ図示)のカムが固着され、当該カムは、スイッチ一つに対し一枚割り当てられている。
図2には、Rレンジ選択用のスイッチ2に割り当てられたカム62及びDレンジ選択用のスイッチ4に割り当てられたカム64が示されるとともに、Pレンジ選択用のスイッチ1に割り当てられたカム及びNレンジ選択用のスイッチ3に割り当てられたカムについては図示が割愛されている。図3を参照しつつ、代表してカム62の構成について説明すると、このカム62は、周方向に沿って形成されたカム面がRレンジ選択用のスイッチ2の操作バー22の先端に対向するよう配置され、回転中心からカム面までの距離として規定されるカム径が二段階に設定されている。そして、このカム62は、回転に伴い、小径のカム面62aが上記操作バー22の先端に対向するとき、当該スイッチ2のプッシュ操作を許容する許容位置をとり、大径のカム面62bが上記操作バー22の先端に対向するとき、当該スイッチ2のプッシュ操作を規制する規制位置をとる。尚、上記カム62が規制位置をとるとき、待機位置にて保持されているスイッチ2の操作バー22の先端はカム面62bに当接されないが、両者間の隙間が僅かとなるよう位置決めされている。したがって、カム62が規制位置をとる状態でスイッチ2がプッシュ操作されたとき、その操作直後に操作バー22の先端が大径のカム面62bに当接され、当該プッシュ操作が速やかに規制される。
図2に示すように、上記シャフト60の端部には、マグネット71が取り付けられるとともに、そのマグネット71に対向する所要の位置には、当該シャフト60の回転に伴うマグネット71による磁束の変化を検出することでカムシャフト53の回転位置を検出する磁気センサ72が設けられている。
ここで、Pレンジが選択されている場合には、フットブレーキが踏まれていることを条件に、Pレンジ選択用のスイッチ1、Rレンジ選択用のスイッチ2、Nレンジ選択用のスイッチ3、Dレンジ選択用のスイッチ4といった全てのスイッチ1〜4のプッシュ操作が許容される。すなわち、こうした第1の条件下にある場合、各スイッチ1〜4のそれぞれの操作バー(代表して22)の先端に対し、当該スイッチに割り当てられているカム(62)の小径のカム面(62a)が対向する回転位置となるよう、カムシャフト53が回転制御される。そして、この第1の条件下にある場合のカムシャフト53の回転位置を第1の回転位置と規定する。尚、Pレンジが選択されている場合において、フットブレーキが踏まれていないとき、全てのスイッチ1〜4のプッシュ操作が規制される。すなわち、こうした第2の条件下にある場合、各スイッチ1〜4のそれぞれの操作バー(22)の先端に対し、当該スイッチに割り当てられているカム(62)の大径のカム面(62b)が対向する回転位置となるよう、カムシャフト53が回転制御される。そして、この第2の条件下にある場合のカムシャフト53の回転位置を第2の回転位置と規定する。
一方、Rレンジが選択されている場合には、車速が一定(例えば時速10km)以上であることを条件に、Dレンジ選択用のスイッチ4のプッシュ操作が規制されるとともに、それ以外のスイッチのプッシュ操作が許容される。すなわち、こうした第3の条件下にある場合、スイッチ4の操作バー42の先端に対し、当該スイッチ4に割り当てられているカム64の大径のカム面が対向するとともに、それ以外のスイッチのそれぞれの操作バーの先端に対し、当該スイッチに割り当てられているカムの小径のカム面が対向する回転位置となるよう、カムシャフト53が回転制御される。そして、この第3の条件下にある場合のカムシャフト53の回転位置を第3の回転位置と規定する。尚、Rレンジが選択されている場合において、車速が一定未満のとき、全てのスイッチ1〜4のプッシュ操作が許容される。すなわち、こうした第4の条件下にある場合、各スイッチ1〜4のそれぞれの操作バー(22)の先端に対し、当該スイッチに割り当てられているカム(62)の小径のカム面(62a)が対向する回転位置となるよう、カムシャフト53が回転制御される。そして、この第4の条件下にある場合のカムシャフト53の回転位置を第4の回転位置と規定する。この第4の回転位置は、上記第1の回転位置で代用される。
他方、Nレンジが選択されている場合には、全てのスイッチ1〜4のプッシュ操作が許容される。すなわち、こうした第5の条件下にある場合、各スイッチ1〜4のそれぞれの操作バー(22)の先端に対し、当該スイッチに割り当てられているカム(62)の小径のカム面(62a)が対向する回転位置となるよう、カムシャフト53が回転制御される。そして、この第5の条件下にある場合のカムシャフト53の回転位置を第5の回転位置と規定する。この第5の回転位置は、上記第1の回転位置で代用される。
最後に、Dレンジが選択されている場合には、車速が一定(例えば時速10km)以上であることを条件に、Rレンジ選択用のスイッチ2のプッシュ操作が規制されるとともに、それ以外のスイッチのプッシュ操作が許容される。すなわち、こうした第6の条件下にある場合、スイッチ2の操作バー22の先端に対し、当該スイッチ2に割り当てられているカム62の大径のカム面62bが対向するとともに、それ以外のスイッチのそれぞれの操作バーの先端に対し、当該スイッチに割り当てられているカムの小径のカム面が対向する回転位置となるよう、カムシャフト53が回転制御される。そして、この第6の条件下にある場合のカムシャフト53の回転位置を第6の回転位置と規定する。尚、Dレンジが選択されている場合において、車速が一定未満のとき、全てのスイッチ1〜4のプッシュ操作が許容される。すなわち、こうした第7の条件下にある場合、各スイッチ1〜4のそれぞれの操作バー(22)の先端に対し、当該スイッチに割り当てられているカム(62)の小径のカム面(62a)が対向する回転位置となるよう、カムシャフト53が回転制御される。そして、この第7の条件下にある場合のカムシャフト53の回転位置を第7の回転位置と規定する。この第7の回転位置は、上記第1の回転位置で代用される。
このようにカムシャフト53の回転位置毎に、その回転位置において、規制の対象となるプッシュ操作が規制され、また、そうでないプッシュ操作が許容されるよう、4枚のカム(62)それぞれについて、小径のカム面(62a)及び大径のカム面(62b)が設定されている。尚、これをまとめると図4のようになる。
次に、シフト切替装置の作用について説明する。
フットブレーキに関するブレーキ信号や車速センサからの車速信号、さらには検出センサ(代表して24)によるポジション信号といった各種信号が図示しないシフトバイワイヤ電子制御ユニットで取得されると、当該制御ユニットは、それらから把握される車両状況に応じて選択される特定のスイッチのプッシュ操作を規制する。例えば、図4の下から二段目によるように、車両状況として第6の条件が把握されるとき、すなわちDレンジの選択状態にあり、車速が時速10km以上のとき、言い換えると車両が前進走行しているとき、上記制御ユニットは、Rレンジ選択用のスイッチ2のプッシュ操作を規制するとともに、それ以外のスイッチのプッシュ操作を許容する。すなわち、上記制御ユニットは、モータ51を回転させつつ、磁気センサ72による回転位置検出信号を監視し、カムシャフト53が第6の回転位置で停止されるタイミングでモータ51の回転を停止させる。その結果、この第6の回転位置において、Rレンジ選択用のスイッチ2の操作バー22の先端に対し、当該スイッチ2に割り当てられているカム62の大径のカム面62bが対向することで、このスイッチ2のプッシュ操作が規制される。また、この第6の回転位置において、スイッチ2以外の3つのスイッチのそれぞれの操作バーの先端に対し、当該スイッチに割り当てられているカムの小径のカム面が対向することで、これら3つのスイッチのプッシュ操作が許容される。このように一定以上の車速で車両が前進走行している場合には、Rレンジ選択用のスイッチ2のプッシュ操作のみが規制される。
その後、車両の走行速度が減速されることに伴い、新たな車両状況として第7の条件が把握されたとき(図4の最下段を参照)、上記制御ユニットは、全てのスイッチ1〜4のプッシュ操作を許容する。すなわち、上記制御ユニットは、カムシャフト53が上記第6の回転位置で停止されている状態からモータ51を回転させつつ、磁気センサ72による回転位置検出信号を監視し、カムシャフト53が第7の回転位置(第1の回転位置で代用)で停止されるタイミングでモータ51の回転を停止させる。その結果、この第7の回転位置において、各スイッチ1〜4のそれぞれの操作バー(22)の先端に対し、当該スイッチに割り当てられているカム(62)の小径のカム面(62a)が対向することで、これら4つのスイッチ1〜4のプッシュ操作が許容される。このように一定未満の車速で車両が前進走行している場合には、全てのスイッチ1〜4のプッシュ操作が許容される。
尚、他の規制態様については詳細な説明を割愛するが、車両状況が変化する度に、変化後の新たな車両状況に相応しい回転位置でカムシャフト53が停止されるよう、モータ51が回転制御される。
ここに、4枚のカム(代表して62)それぞれについて、当該カムの割り当てられているスイッチ(2)の操作バー(22)の先端に対し、小径のカム面(62a)が対向しているとき、このカムは「許容位置」にあると規定され、この許容位置にあるカムは「許容手段」に相当する。一方、4枚のカム(62)それぞれについて、当該カムの割り当てられているスイッチ(2)の操作バー(22)の先端に対し、大径のカム面(62b)が対向しているとき、このカムは「規制位置」にあると規定され、この規制位置にあるカムは「規制手段」に相当する。そして、上記許容手段や上記規制手段に相当するカム(62)を本実施形態において4枚備えるカムシャフト53は「回転運動する運動部材」に相当し、このカムシャフト53並びにそれを回転運動させるモータ51及びギヤ52を含むかたちで「アクチュエータ」が構成される。尚、上記カム(62)の枚数はスイッチ1〜4の数に等しい4枚であるが、それらが互いに同期回転されるよう1本のシャフト60に固着されてなるカムシャフト53の数は1つであり、また、その単一のカムシャフト53を回転運動させるための「動力源」となるモータ51及びギヤ52の数もそれぞれ1つである。このことから、上記アクチュエータの数は、それぞれが「操作部材」に相当するスイッチ1〜4の数よりも少ない数(本実施形態において1つ)として規定される。
以上説明したように、本実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)主としてカムシャフト53を備えてなるアクチュエータは、スイッチ(代表して2)一つに対し一枚が割り当てられる合計4枚のカム(62)を備え、各カム(62)はそれぞれ小径のカム面(62a)及び大径のカム面(62b)を備える。そして、プッシュ操作の規制の対象となるスイッチ(2)に対応して大径のカム面(62b)が設定され、それ以外のスイッチに対応して小径のカム面(62a)が設定される。ここに、スイッチ1〜4の数よりも少ない数のアクチュエータにより、規制の対象となるプッシュ操作が規制される。本例によると、単一のアクチュエータにより、最高で4つのスイッチ1〜4について、それらのプッシュ操作を同時に規制できるようになる。従って、限られたスペースの中でも効率的にプッシュ操作を規制することができる等、コンパクトなプッシュ操作規制装置50を提供することができる。ひいては、コンパクトなシフト切替装置を提供することができる。
(2)図4によるように、第1の条件〜第7の条件といった7つの条件それぞれに対しカムシャフト53の回転位置が規定され、その回転位置毎に、スイッチ1〜4それぞれに対し小径のカム面(62a)及び大径のカム面(62b)が設定される。ここに、パターン1〜4といった4つの規制パターンが実現される態様で、カムシャフト53の回転位置毎のカム(62)の設定を行えばよいことになる。従って、モータ51の回転制御を通じてカムシャフト53の回転位置の調整を行うといった比較的簡単な構成により、多くのパターンに対応することができる。
(3)スイッチ1〜4が一列に配置され、スイッチ一つに対し一枚のカムが割り当てられた合計4枚のカムを備える単一のカムシャフト53を主としてアクチュエータが構成されている。このようにスイッチ1〜4を一直線上に配置することで、アクチュエータの構造をシンプルにでき、プッシュ操作規制装置50やシフト切替装置のコンパクト化に貢献できる。
(4)規制の対象となるスイッチの数が多くても、必ずしもアクチュエータの数を増やす必要はなくカムの枚数で対応することができる。このようにスイッチの数に応じてカムの枚数を選択するだけで、規制の対象となる全てのプッシュ操作を同時に規制することができる。
(5)単一のモータ51を回転制御することで4枚のカムが同期回転されるので、カム一枚に対し一つの動力源が割り当てられた構成との比較において、各カムを同期させ易く、また、装置のコンパクト化に貢献できる。
(6)カムの回転による規制構造を採用しているので、リンク機構による規制構造との比較において、可動体の移動軌跡による占有領域を狭くできる。この点においても、装置のコンパクト化に貢献でき、車両のような限られたスペースの中での搭載を容易にできる。
(7)規制の対象となるプッシュ操作を本例に倣って機械的に規制する代わりに、プッシュ操作を機械的に許容しつつ当該プッシュ操作を電気的に無効化することで変速レンジが切り替わらないようにすることも可能である。しかし、このような構成では、ユーザの立場からすると、自らの行ったプッシュ操作が果たして無効化されたのか、或いは有効化されてしまったのか、それらを直ちに区別することができない。この点、本例によると、機械的な規制による触感が得られるため、ユーザの立場からすれば、プッシュ操作が無効化されている旨、肌で感じ取ることができる。
尚、上記実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・上記実施形態では、カムを用いてプッシュ操作を許容及び規制する構成であったが、図5に示すように、シャフトの周面に切欠凹部を設け、それにスイッチが対向するときプッシュ操作が許容され、また、シャフト周面において切欠凹部の設けられていない部分にスイッチが対向するときプッシュ操作が規制される構成としてもよい。この場合、シャフト80(運動部材)は、所定の軸を中心に回転運動し、このシャフト80の周面は、上記軸の延びる方向に沿って、スイッチ1〜4の数に等しい数、すなわち本例において4つ(2つのみ図示)の領域に区画され、その領域がスイッチ一つに対し一つ割り当てられる。図5には、Rレンジ選択用のスイッチ2に割り当てられた領域82のうち、スイッチ2のプッシュ操作を許容する切欠凹部82a(許容部)が当該スイッチ2に対向し、また、Dレンジ選択用のスイッチ4に割り当てられた領域84のうち、スイッチ4のプッシュ操作を規制する規制面84b(規制部)が当該スイッチ4に対向する様子が示されている。
そして、この場合も、図4に倣う態様で、シャフト80の回転位置毎に、その回転位置において、規制の対象となるプッシュ操作が規制され、また、そうでないプッシュ操作が許容されるよう、4つの領域(代表して82、84)それぞれについて、切欠凹部(82a)及び規制面(84b)が設定される。ここに、「許容部」の設定された領域(82)は「許容手段」に相当し、「規制部」の設定された領域(84)は「規制手段」に相当する。同構成によれば、上記実施形態による効果(2)と同様の効果を奏することができる。すなわち、図4に示すパターン1〜4といった4つの規制パターンが実現される態様で、シャフト80の回転位置毎の切欠凹部及び規制面の設定を行えばよいことになる。従って、シャフト80の回転制御を行うことで、多くのパターンに対応することができる。
・図6に示すように、スライダに切欠凹部を設け、それにスイッチが対向するときプッシュ操作が許容され、また、スライダにおいて切欠凹部の設けられていない部分にスイッチが対向するときプッシュ操作が規制される構成としてもよい。この場合、スライダ90(運動部材)は、モータ51(例えばリニアモータ)による駆動力を受けて所定の直線に沿って直線運動し、このスライダ90は、上記直線の延びる方向に沿って、スイッチ1〜4の数に等しい数、すなわち本例において4つ(2つのみ図示)の領域に区画され、その領域がスイッチ一つに対し一つ割り当てられる。尚、リニアモータの代わりに、動力源としてソレノイドを用いてもよい。図6には、Rレンジ選択用のスイッチ2に割り当てられた領域92のうち、スイッチ2のプッシュ操作を許容する切欠凹部92a(許容部)が当該スイッチ2に対向し、また、Dレンジ選択用のスイッチ4に割り当てられた領域94のうち、スイッチ4のプッシュ操作を規制する規制面94b(規制部)が当該スイッチ4に対向する様子が示されている。
そして、この場合も、図4に倣う態様で、スライダ90のスライド位置毎に、そのスライド位置において、規制の対象となるプッシュ操作が規制され、また、そうでないプッシュ操作が許容されるよう、4つの領域(代表して92、94)それぞれについて、切欠凹部(92a)及び規制面(94b)が設定される。ここに、「許容部」の設定された領域(92)は「許容手段」に相当し、「規制部」の設定された領域(94)は「規制手段」に相当する。同構成によれば、上記実施形態による効果(2)と同様の効果を奏することができる。すなわち、図4に示すパターン1〜4といった4つの規制パターンが実現される態様で、スライダ90のスライド位置毎の切欠凹部及び規制面の設定を行えばよいことになる。従って、スライダ90のスライド制御を行うことで、多くのパターンに対応することができる。ちなみに、本例では、スライダ90のスライド(直線的な変位)に伴うマグネット71による磁束の変化が磁気センサ72で検出されることでスライダ90のスライド位置が検出され、この検出結果がスライダ90のスライド停止位置の調整に用いられる。
・図示はしないが、カムシャフト或いはスライダといった運動部材の表面に突起を設け、その突起にスイッチが対向するときプッシュ操作を規制し、また、運動部材において突起の設けられていない部分にスイッチが対向するときプッシュ操作が許容される構成としてもよい。
・複数の操作部材(押しボタンスイッチ)が一直線上に配置された構成に限定されない。例えば、複数の操作部材が点在する場合、それぞれの操作部材に対し許容手段及び規制手段が設定されるよう、複数本の運動部材が幾つかのギヤで連結されたアクチュエータを用いればよい。このようにアクチュエータの構築態様を適宜変更することで、複数の操作部材が点在する場合にも、規制の対象となるプッシュ操作を規制することができる。
・上記実施形態では、マグネット71が可動部に、また、磁気センサ72が固定部に設けられていたが、この配置関係を逆にして、マグネット71が固定部に、また、磁気センサ72が可動部に設けられてもよい。尚、これらの検出系は、上記実施形態による磁気式のものに限定されず、例えば発光ダイオード等の発光体から照射される光を光センサで検出するもの、すなわち光学式のものであってもよい。
1…Pレンジ選択用のスイッチ(操作部材)、2…Rレンジ選択用のスイッチ(操作部材)、3…Nレンジ選択用のスイッチ(操作部材)、4…Dレンジ選択用のスイッチ(操作部材)、20…スイッチケース、21…操作ボタン、22…操作バー、23…コイルスプリング、24…検出センサ、40…スイッチケース、41…操作ボタン、42…操作バー、43…コイルスプリング、44…検出センサ、50…シフト切替装置を構成するプッシュ操作規制装置、51…アクチュエータを構成するモータ(動力源)、52…アクチュエータを構成するギヤ、53…アクチュエータを構成するカムシャフト(運動部材)、62…Rレンジ選択用のスイッチに割り当てられたカム(許容手段、規制手段)、62a…小径のカム面、62b…大径のカム面、64…Dレンジ選択用のスイッチに割り当てられたカム(許容手段、規制手段)、71…マグネット、72…磁気センサ、80…アクチュエータを構成するシャフト(運動部材)、82…Rレンジ選択用のスイッチに割り当てられた領域(許容手段)、82a…切欠凹部(許容部)、84…Dレンジ選択用のスイッチに割り当てられた領域(規制手段)、84b…規制面(規制部)、90…アクチュエータを構成するスライダ(運動部材)、92…Rレンジ選択用のスイッチに割り当てられた領域(許容手段)、92a…切欠凹部(許容部)、94…Dレンジ選択用のスイッチに割り当てられた領域(規制手段)、94b…規制面(規制部)。

Claims (4)

  1. プッシュ操作前の待機位置とプッシュ操作後の押圧位置とに亘って変位される複数の操作部材について、前記待機位置から前記押圧位置へのプッシュ操作を規制するプッシュ操作規制装置において、
    前記操作部材のプッシュ操作を許容する許容手段と前記操作部材のプッシュ操作を規制する規制手段とを有し、前記操作部材毎のプッシュ操作について、それが許容の対象にあるとき、当該操作部材に対応して前記許容手段が設定され、それが規制の対象にあるとき、当該操作部材に対応して前記規制手段が設定される、前記操作部材の数よりも少ない数のアクチュエータを備え、
    前記アクチュエータは、動力源による駆動力を受けて回転運動又は直線運動する運動部材を備え、前記運動部材の運動による変位位置毎に、前記複数の操作部材それぞれに対し前記許容手段及び前記規制手段が設定され、
    当該アクチュエータは、全ての前記操作部材のプッシュ操作を規制する状態と、全ての前記操作部材のプッシュ操作を許容する状態と、一部の前記操作部材のプッシュ操作を規制しつつ他の操作部材のプッシュ操作を許容する状態との各状態を、1つの前記動力源で実現し、
    前記運動部材は、特定の一つの操作部材のプッシュ操作を許容する許容位置と当該操作部材のプッシュ操作を規制する規制位置とに亘って変位するカムが操作部材一つに対し一枚割り当てられ、操作部材の数に等しい枚数として規定される複数枚のカムがシャフトと一体的に回転運動するカムシャフトを備え、
    前記カムシャフトの回転運動による回転位置毎に、その回転位置において、前記許容位置にあるカムにより前記許容手段が構成されるとともに、その回転位置において、前記規制位置にあるカムにより前記規制手段が構成され、
    前記規制手段は、前記シャフトの径方向に延びるように設けられ、
    前記操作部材の操作方向は、前記シャフトの径方向において当該シャフトの径中心に向かう方向となっている
    ことを特徴とするプッシュ操作規制装置。
  2. プッシュ操作前の待機位置とプッシュ操作後の押圧位置とに亘って変位される複数の操作部材について、前記待機位置から前記押圧位置へのプッシュ操作を規制するプッシュ操作規制装置において、
    前記操作部材のプッシュ操作を許容する許容手段と前記操作部材のプッシュ操作を規制する規制手段とを有し、前記操作部材毎のプッシュ操作について、それが許容の対象にあるとき、当該操作部材に対応して前記許容手段が設定され、それが規制の対象にあるとき、当該操作部材に対応して前記規制手段が設定される、前記操作部材の数よりも少ない数のアクチュエータを備え、
    前記アクチュエータは、動力源による駆動力を受けて回転運動又は直線運動する運動部材を備え、前記運動部材の運動による変位位置毎に、前記複数の操作部材それぞれに対し前記許容手段及び前記規制手段が設定され、
    当該アクチュエータは、全ての前記操作部材のプッシュ操作を規制する状態と、全ての前記操作部材のプッシュ操作を許容する状態と、一部の前記操作部材のプッシュ操作を規制しつつ他の操作部材のプッシュ操作を許容する状態との各状態を、1つの前記動力源で実現し、
    前記運動部材は、所定の軸を中心に回転運動するシャフトを備え、そのシャフトの周面は、前記軸の延びる方向に沿って、操作部材の数に等しい数の領域に区画され、その領域が操作部材一つに対し一つ割り当てられ、その領域毎に、特定の一つの操作部材のプッシュ操作を許容する許容部と当該操作部材のプッシュ操作を規制する規制部とが設定され、
    前記シャフトの回転運動による回転位置毎に、その回転位置において、前記許容部の設定された領域により前記許容手段が構成されるとともに、その回転位置において、前記規制部の設定された領域により前記規制手段が構成され、
    前記規制手段は、前記シャフトの径方向に延びるように設けられ、
    前記操作部材の操作方向は、前記シャフトの径方向において当該シャフトの径中心に向かう方向となっている
    ことを特徴とするプッシュ操作規制装置。
  3. 前記複数の操作部材が一直線上に配置されている
    請求項1又は2に記載のプッシュ操作規制装置。
  4. プッシュ操作前の待機位置とプッシュ操作後の押圧位置とに亘って変位される複数の操作部材の中から選択される特定の一つの操作部材が前記待機位置から前記押圧位置までプッシュ操作されたとき、当該操作部材に割り当てられている変速レンジが選択され、車両の変速機の接続状態が切り替えられるシフト切替装置において、
    請求項1〜のいずれか一項に記載のプッシュ操作規制装置を備えた
    ことを特徴とするシフト切替装置。
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