JP5951405B2 - プログラマブルコントローラ、エンジニアリングツールプログラム、およびそのシステム - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、プログラマブルコントローラ、エンジニアリングツールプログラム、およびそのシステムに関する。
従来より、各種プラントなどのシステム制御を行うために、プログラマブルコントローラと呼ばれる制御装置が使用されている。このプログラマブルコントローラは、所定のエンジニアリングツールを用いて作成された、タスクと呼ばれるプログラムの一群(ここではアプリケーションプログラムと称す)をダウンロードして、そのタスクを順次実行することにより、該当システムに備わる外部機器に対する制御を行う。
特開2000−250612号公報
しかしながら、上記エンジニアリングツールで作成したアプリケーションプログラムは、エンジニアリング効率化のため、容易に中身を参照したりコピーすることができ、不正にコピーされて悪用されてしまうという問題があった。具体的には、不正にコピーされたアプリケーションプログラムでも、同型の他のプログラマブルコントローラにダウンロードすることにより、他のプログラマブルコントローラを、元のプログラマブルコントローラと同様に機能させることができてしまう問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、プログラマブルコントローラ用のアプリケーションプログラムが不正にコピーされてしまっても、そのアプリケーションプログラムでは、他のプログラマブルコントローラを、元のプログラマブルコントローラと同様に機能させることができないようにするプログラマブルコントローラ、エンジニアリングツールプログラム、およびそのシステムを提供することである。
実施形態のプログラマブルコントローラは、複数のタスクからなるアプリケーションプログラムの各タスクに、ハードウェアの識別コードが含まれているか否かを判断する第1の判断手段を備える。また、第1の判断手段により、タスクに識別コードが付加されていると判定された場合、該識別コードが、本プログラマブルコントローラの識別コードに一致するか判断する第2の判断手段を備える。また、第2の判断手段により、タスクに付加された識別コードが本プログラマブルコントローラの識別コードに一致すると判定された場合、当該タスクを実行許可し、そうでない場合、実行禁止とする実行許可手段を備える。そして、タスクに複数の識別コードが付加されている場合に、第2の判断手段は、該当タスクに付加された識別コードのいずれかが、本プログラマブルコントローラの識別コードに一致するか判断し、実行許可手段は、第2の判断手段により、該当タスクに付加された識別コードの1つが本プログラマブルコントローラの識別コードと一致すると判定された場合、当該タスクを実行許可する。
また、実施形態のエンジニアリングツールプログラムは、上記実行許可手段が、エンジニアリングツールによりアプリケーションプログラムとともにダウンロードされる、該アプリケーションプログラムの各タスクの実行順序および実行可否を管理するためのタスク管理情報に対し、実行許可または実行禁止の設定をするプログラマブルコントローラ用の、アプリケーションプログラムおよびタスク管理情報を作成するためのエンジニアリングツールプログラムである。このプログラムは、通常は、識別コードを除くタスク管理情報を表示するとともに、アプリケーションプログラムの各タスクの実行可否の設定を受け付ける。一方、所定の操作に応じて、識別コードを含むタスク管理情報を表示するとともに、タスク毎に識別コードの設定をさらに受け付ける。また、作成されるアプリケーションプログラムのいずれかのタスクに対して識別コードが設定された場合、該当タスクに、タスク管理情報に設定された識別コードを付加する。また、作成されたアプリケーションプログラムとタスク管理情報とをプログラマブルコントローラにダウンロードする。
図1は、第1の実施形態にかかる、該当システムにおけるプログラマブルコントローラ周辺のシステム構成(A)と、別システムにおけるプログラマブルコントローラ周辺のシステム構成(B)と、を示すブロック図である。 図2は、第1の実施形態にかかる、エンジニアリングツールにより作成され登録されるタスク管理テーブルとアプリケーションプログラムを例示した図である。 図3は、第1の実施形態にかかる、エンドユーザの下でのエンジニアリングツールにおけるタスク管理テーブルの表示態様(通常表示)の一例を示す図である。 図4は、第1の実施形態にかかる、システム設計者の下でのエンジニアリングツールにおけるタスク管理テーブルの表示態様(システム設計者用表示)の一例を示す図である。 図5は、第1の実施形態にかかる、タスク管理テーブルとアプリケーションプログラムとがダウンロードされたCPUモジュールの概略構成を示すブロック図である。 図6は、第1の実施形態にかかる、コントローラのCPUモジュールの動作を説明するフローチャートである。 図7は、第1の実施形態において、アプリケーションプログラムの不正コピーがなされ別システムのコントローラのCPUモジュールにダウンロードされた場合の、当該CPUモジュールの概略構成と動作を説明するブロック図である。 図8は、第2の実施形態にかかる、該当システムにおけるプログラマブルコントローラ周辺のシステム構成を示すブロック図である。 図9は、第2の実施形態にかかる、エンジニアリングツールにより作成され登録されるタスク管理テーブルとアプリケーションプログラムを例示した図である。 図10は、第2の実施形態にかかる、システム設計者の下でのエンジニアリングツールにおけるタスク管理テーブルの表示態様(システム設計者用表示)の一例を示す図である。 図11は、第2の実施形態にかかる、タスク管理テーブルとアプリケーションプログラムとがダウンロードされたCPUモジュールの概略構成を示すブロック図である。 図12は、第2の実施形態の変形例にかかる、該当システムにおけるプログラマブルコントローラ周辺のシステム構成を示すブロック図である。 図13は、第2の実施形態の変形例にかかる、エンジニアリングツールにより作成され登録されるタスク管理テーブルとアプリケーションプログラムを例示した図である。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態にかかる、該当システムにおけるプログラマブルコントローラ周辺のシステム構成(A)と、別システムにおけるプログラマブルコントローラ周辺のシステム構成(B)と、を示すブロック図である。
本実施形態は、図1(A)に示すように、該当するシステムで使用するエンジニアリングツール11を実装するパソコン等のコンピュータ(図中パソコンと記載)1とプログラマブルコントローラ(以下、コントローラと略記)2がイーサネット(Ethernet)(登録商標)によるネットワークを介して接続されている。また、コントローラ2には、制御手段としてのCPUモジュール21が実装され、このCPUモジュール21が制御する外部機器と情報の入出力をするためのI/Oモジュール22が複数接続されている。なお、このコントローラ2および下記のコントローラ20には、図示しない電源モジュールやその他のモジュールも実装される。
図1(B)は、不正にコピーされたアプリケーションプログラムが使用されうる別システムにおける、エンジニアリングツール101を実装するコンピュータ100と、CPUモジュール201を実装するコントローラ20を例示している。従来は、図1(A)に示すシステムのアプリケーションプログラムのコピーを(不正にコピーされたものであっても)、図1(B)に示すシステムでそのまま使用することができていた。
以下に、不正にコピーされたアプリケーションプログラムを、他のシステムでは使用できなくする本実施形態の詳細を、図2〜図7を用いて説明する。
本実施形態において、システム設計者は、予め、エンジニアリングツール11にてアプリケーションプログラム14aを作成し登録する(図2)。なお、図2では、アプリケーションプログラム14aの各タスクに、コントローラの識別コードを例示しているが、アプリケーションプログラム14aの作成当初は、この識別コードは付加されていない。
また、このアプリケーションプログラム14aの作成の際、エンジニアリングツール11では、システム設計者により、アプリケーションプログラム14aの各タスクを管理できるように、タスク番号、プログラムの名称、実行許可(許可/禁止)およびコントローラの識別コードなどの情報が設定されるタスク管理テーブル13a(図2)も作成される。
なお、上記コントローラの識別コードは、実際はコントローラに実装されるCPUモジュールの識別コードであるが、1つのコントローラに1つのCPUモジュールが実装されるので、コントローラとCPUモジュールとを同一視することができ、ここではコントローラの識別コードと称す。また、以下において、アプリケーションプログラム等を「コントローラにダウンロードする」ことは、実際は、そのコントローラに実装されたCPUモジュールにダウンロードすることを意味する。
エンドユーザの下では、エンジニアリングツール11により、通常表示として図3に示すようなタスク管理テーブル12aが表示される。このタスク管理テーブル12aには、アプリケーションプログラム14aの実行対象となるコントローラの識別コードは表示されない。このように、エンドユーザの下では、通常表示がなされるが、システム設計者の所定の管理操作により、システム設計者用表示として図4に示すようなタスク管理テーブル12bに表示が切り替わり、タスク毎にコントローラの識別コード等が登録・変更できるようになっている。
本実施形態では、このように、システム設計者のみが、作成されたタスク管理テーブル13aの識別コード等の設定や変更を行うことができる。一方、エンドユーザは、図3に示すタスク管理テーブル12a上で実行許可の内容を変更できるが、識別コードの設定や変更を行うことはできない。
システム設計者は、システム設計者用に表示されたタスク管理テーブル12b上で、該当システムで使用するコントローラの識別コードをタスク単位で登録する。このとき識別コードを登録したタスクには、登録した識別コードが付加される(図2:アプリケーションプログラム14a参照)。そして、エンジニアリングツール11により、識別コードを除くタスク管理テーブル13aの情報および各タスクに識別コードが付加されたアプリケーションプログラム14aをコントローラ2のCPUモジュール21にダウンロードする。
CPUモジュール21は、CPU21aおよびメモリ21bを備えており、CPUモジュール21にダウンロードされた識別コードを除くタスク管理テーブル13aの情報およびアプリケーションプログラム14aは、タスク管理テーブル23aおよびアプリケーションプログラム24aとしてメモリ21bに格納され、CPU21aが、メモリ21bに格納されたタスク管理テーブル23aに従って、アプリケーションプログラム24aを実行する。
コントローラ2のCPUモジュール21は、図6に示すように、アプリケーションプログラム24aを実行する際に、該当するタスクに識別コードが付加されているかどうかをチェックする(ステップS101)。
そして、識別コードが付加されていれば(ステップS101でYes)、その識別コードとコントローラ2自身の識別コードとを比較し(ステップS102)、一致していれば(ステップS102でYes)、該当のタスクを実行許可し(ステップS105)、不一致であれば(ステップS102でNo)、該当のタスクを実行禁止にする(ステップS103)。なお、セキュリティ管理の必要のないタスクなど、タスクに識別コードが付加されていない場合は、識別コードが一致するとみなして処理する。
そして、チェック対象を次のタスクとして(ステップS104)、ステップS101以降の処理を、残りの全タスクに対し繰り返す。
図5の例では、アプリケーションプログラム24aの各タスクに付加されている識別コードがプログラマブルコントローラ2自身の識別コードと一致しているので、ダウンロードされたアプリケーションプログラムの各タスクは全て実行される。なお、コントローラ2と異なるコントローラの識別コードがアプリケーションプログラムのいずれかのタスクに付加されていた場合、そのタスクは、コントローラ2では、タスク管理テーブル23aの「実行許可」が“禁止”となって、実行されない。
図7の例は、図1(A)および図2のエンジニアリングツール11から、図1(B)に示す別システムのエンジニアリングツール101にタスク管理テーブル13aおよびアプリケーションプログラム14a(図2)をそのままコピーして利用することを想定した例である。
この例において、別システムのエンジニアリングツール101上で、エンドユーザ用のタスク管理テーブル13aを表示させても(図3:12a)、アプリケーションプログラム14aの各タスクに付加された識別コードの表示はされないが、タスク管理テーブル13aおよびアプリケーションプログラム14aの各タスクには、コントローラ2の識別コードが付加されている。
本例では、識別コードを除くタスク管理テーブル13aの情報およびアプリケーションプログラム14aをコントローラ20のCPUモジュール201にダウンロードする。
CPUモジュール201は、CPU201aおよびメモリ201bを備えており、CPUモジュール201にダウンロードされた識別コードを除くタスク管理テーブル13aの情報およびアプリケーションプログラム14aは、タスク管理テーブル203およびアプリケーションプログラム204としてメモリ201bに格納され、CPU201aが、メモリ201bに格納されたタスク管理テーブル203に従って、アプリケーションプログラム204を実行する。つまり、CPU201aは、図6を用いて説明した一連のチェック処理により、各タスクの実行許可/禁止が決定した上で、アプリケーションプログラム204を実行する。
図7の例では、該当のタスクに付加された識別コード(ここではコントローラ2の識別コード)がコントローラ201のものと不一致であるため、該当のタスクを実行禁止にする(タスク管理テーブル203参照)。これにより、不正にコピーされ別システムのコントローラ20のCPUモジュール201にダウンロードされたアプリケーションプログラム204は、“識別コード:なし”のタスクを除いて実行されない。
以上のように、本実施形態では、いずれかのコントローラにダウンロードされたアプリケーションプログラム14aの各タスクに付加された識別コードが、当該コントローラ自身の識別コードと一致しなければ該当のタスクを実行しないようにしたので、アプリケーションプログラム14aが不正にコピーされても、このコピープログラムでは、コントローラ20のような別システムのコントローラを正規のコントローラ2と同様に機能させることはできず、当該アプリケーションプログラム14aを別システムにて利用できないようにすることができる。
(第2の実施形態)
図8は、第2の実施形態にかかる、該当システムにおけるプログラマブルコントローラ周辺のシステム構成を示すブロック図である。本実施形態は、該当するシステムで、複数のコントローラを使用する場合の構成例である。
図8は、このシステムで使用するエンジニアリングツール11を実装したコンピュータ1と、一例として、コントローラ2とコントローラ3とコントローラ4とを、イーサネット(登録商標)によるネットワークを介して接続した構成例を示している。各コントローラ2〜4には、それぞれが制御する外部機器と情報の入出力を行うためのI/Oモジュール22,32,42が、それぞれ複数接続されている。
以下に、本実施形態の詳細を、図9〜11および図3を用いて説明する。なお、前述の第1の実施形態と共通する部分は、その説明を省略する。
本実施形態においても、前述の第1の実施形態と同様に、システム設計者が、あらかじめエンジニアリングツール11にてアプリケーションプログラム14bを作成し登録するが、図9に示す本実施形態のタスク管理テーブル13bでは、前述のタスク管理テーブル13aに対し、該当システムで使用する複数のコントローラの識別コードを、タスク単位で登録できるようになっている。ここでシステム設計者は、該当システムで使用する複数のコントローラの内、実際にタスクを実行させるコントローラの識別コードをタスク単位で登録する。
システム設計者は、エンジニアリングツール11に対する所定の管理操作により、図10に示すようなタスク管理テーブル12cに、表示を切り替えることができ、このタスク管理テーブル12c上で、タスク毎にコントローラの識別コードを設定・変更する。なお、エンドユーザの下では、第1の実施形態のように、エンジニアリングツール11により、通常表示として前述の図3に示すようなタスク管理テーブル12aが表示される。
図9の例では、タスク管理テーブル13bは、システム設計者により、タスク番号1のタスクであるプログラムAおよびタスク番号3のタスクであるプログラムCに対し、識別コードとしてコントローラ2、コントローラ3、およびコントローラ4が設定され登録されている。このように登録されたタスク管理テーブル13bの識別コードを除く情報と、第1の実施形態の場合と同様に識別コードが付加されたタスクからなるアプリケーションプログラム14bとがコントローラ2〜4にダウンロードされる。
例えば、CPUモジュール21は、図11に示すように、第1の実施形態の場合と同様のCPU21aおよびメモリ21bを備えており、CPUモジュール21にダウンロードされた識別コードを除くタスク管理テーブル13bの情報およびアプリケーションプログラム14bは、タスク管理テーブル23bおよびアプリケーションプログラム24bとしてメモリ21bに格納され、CPU21aが、メモリ21bに格納されたタスク管理テーブル23bに従って、アプリケーションプログラム24bを実行する。
各コントローラ2〜4個々の動作は、第1の実施形態におけるコントローラ2の動作と同様である。図11の例では、コントローラ2は、アプリケーションプログラム24bに付加されている識別コードがコントローラ2自身の識別コードと一致しているので、アプリケーションプログラム24bの各タスクは全て実行される。コントローラ3およびコントローラ4においても同様に識別コードが一致するので、すべてのタスクが実行されることになる。一方、別システムに対し、タスク管理テーブル13bおよびアプリケーションプログラム14bをコピーして利用しようとしても、コントローラ2〜4と同様に機能させることはできない。
なお、本実施形態において、例えば、識別コードとしてコントローラ2の識別コードのみが付加されていた場合は、このコントローラ2の識別コードが付加されたタスクは、コントローラ3,4では実行禁止となる。また、識別コードとしてコントローラ2〜4のいずれとも異なるコントローラの識別コードがアプリケーションプログラムのいずれかのタスクに付加されていた場合、そのタスクは、コントローラ2〜4で実行禁止となる。
以上のように、本実施形態では、複数のコントローラを利用しているシステムにおいて、同一システム内では各コントローラに対するセキュリティ(正当な利用)が共有される。一方、コントローラ固有の識別コードが付加されているアプリケーションプログラムを、別のシステムのコントローラにダウンロードしても、識別コードが一致しないので実行されず、本実施形態のアプリケーションプログラムを不正にコピーしても別システムでは利用できないようにすることができる。
(第2の実施形態の変形例)
図12は、第2の実施形態の変形例にかかる、該当システムにおけるプログラマブルコントローラ周辺のシステム構成を示すブロック図である。本変形例は、該当するシステムで使用するエンジニアリングツール11を実装するコンピュータ1とコントローラ2とがイーサネット(登録商標)によるネットワークを介して接続されている。そして、予備機としてCPUモジュール5が準備されている。
前述の第2の実施形態は、該当するシステムで複数のコントローラを使用する場合の実施形態であったが、本変形例は、該当システムにて現には使用されない予備機を、当該予備機の識別コードを予め登録しておくことで、当該システムにおいていつでも使用可能にするものである。
本変形例では、第2の実施形態の構成において、コントローラ2の識別コード(すなわちCPUモジュール21の識別コード)と予備機のCPUモジュール5の識別コードの両方を、タスク管理テーブル13cの該当タスクの識別コードとして設定し登録するようにする(図13)。このようにすることで、コントローラ2のCPUモジュール21を予備機であるCPUモジュール5に交換しても、この交換されたCPUモジュール5に、エンジニアリングツール11により識別コードを除くタスク管理テーブル13cの情報とアプリケーションプログラム14cをダウンロードすることで、モジュール交換前と同様に、コントローラ2を機能させることができる。
なお、この変形例では、現用機(CPUモジュール21)の識別コードに加えて予備機(CPUモジュール5)の識別コードも予め登録するようにしているが、予備機に交換する際、システム設計者が、エンジニアリングツール11を用いて、タスク管理テーブル13cの該当タスクの現用機の識別コードを予備機の識別コードに変更して(その際、変更されたタスクの識別コード(すなわち予備機の識別コード)が、アプリケーションプログラムの該当タスクに付加される)、変更後の識別コードを除くタスク管理テーブル13cの情報とアプリケーションプログラム14cを予備機にダウンロードするようにしても、モジュール交換前と同様に、コントローラ2を機能させることができる。
以上説明したとおり、上述の諸実施形態によれば、プログラマブルコントローラ用のアプリケーションプログラムが不正にコピーされてしまっても、そのアプリケーションプログラムでは、他のプログラマブルコントローラを、元のプログラマブルコントローラと同様に機能させることができないようにすることができる。
なお、上記諸実施形態のエンジニアリングツール11、101をそれぞれ実装するコンピュータ1、100は、CPUなどの制御装置と、ROM(Read Only Memory)やRAMなどの記憶装置と、HDD、CDドライブ装置などの外部記憶装置と、ディスプレイ装置などの表示装置と、キーボードやマウスなどの入力装置と、イーサネット(登録商標)によるネットワークと接続するための入出力装置とを備えた、一般的なハードウェア構成となっている。
上記エンジニアリングツール(プログラム)11、101はそれぞれ、上記コンピュータ1、100の記憶装置に予めインストールされるが、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供することもできる。また、上記エンジニアリングツール11、101を、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。
また、上記エンジニアリングツール11、101は、実際のハードウェアとしてはCPUなどの制御装置が、そのプログラムを格納した記憶装置からそのプログラムを主記憶装置としてのRAM上にロードし、実行することにより、その機能を実現する。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1、100…パソコン(コンピュータ)
2、3、4、20…コントローラ
5…CPUモジュール(予備機)
11、101…エンジニアリングツール
12a、12b、12c…(エンジニアリングツール表示用)タスク管理テーブル
13a、13b、13c…タスク管理テーブル
14a、14b、14c…アプリケーションプログラム
21、31、41、201…CPUモジュール
21a、201a…CPU
21b、201b…メモリ
22、32、42…I/Oモジュール
23a、23b、203…(ダウンロード済み)タスク管理テーブル
24a、24b、204…(ダウンロード済み)アプリケーションプログラム

Claims (6)

  1. 複数のタスクからなるアプリケーションプログラムの各タスクに、ハードウェアの識別コードが含まれているか否かを判断する第1の判断手段と、
    前記第1の判断手段により、前記タスクに前記識別コードが付加されていると判定された場合、該識別コードが、本プログラマブルコントローラの識別コードに一致するか判断する第2の判断手段と、
    前記第2の判断手段により、前記タスクに付加された前記識別コードが本プログラマブルコントローラの識別コードに一致すると判定された場合、当該タスクを実行許可し、そうでない場合、実行禁止とする実行許可手段と、を備え
    前記タスクに複数の前記識別コードが付加されている場合に、
    前記第2の判断手段は、該当タスクに付加された識別コードのいずれかが、本プログラマブルコントローラの識別コードに一致するか判断し、
    前記実行許可手段は、前記第2の判断手段により、前記該当タスクに付加された識別コードの1つが本プログラマブルコントローラの識別コードと一致すると判定された場合、当該タスクを実行許可する、プログラマブルコントローラ。
  2. 前記実行許可手段は、エンジニアリングツールにより前記アプリケーションプログラムとともにダウンロードされる、該アプリケーションプログラムの各タスクの実行順序および実行可否を管理するためのタスク管理情報に対し、実行許可または実行禁止の設定をする、請求項1に記載のプログラマブルコントローラ。
  3. 複数のタスクからなるアプリケーションプログラムの各タスクに、ハードウェアの識別コードが含まれているか否かを判断する第1の判断手段と、
    前記第1の判断手段により、前記タスクに前記識別コードが付加されていると判定された場合、該識別コードが、本プログラマブルコントローラの識別コードに一致するか判断する第2の判断手段と、
    前記第2の判断手段により、前記タスクに付加された前記識別コードが本プログラマブルコントローラの識別コードに一致すると判定された場合、当該タスクを実行許可し、そうでない場合、実行禁止とする実行許可手段と、を備え、
    前記実行許可手段は、エンジニアリングツールにより前記アプリケーションプログラムとともにダウンロードされる、該アプリケーションプログラムの各タスクの実行順序および実行可否を管理するためのタスク管理情報に対し、実行許可または実行禁止の設定をする、プログラマブルコントローラ。
  4. 前記実行許可手段は、前記第1の判断手段により前記タスクに前記識別コードが付加されていないと判定された場合、当該タスクを実行許可する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のプログラマブルコントローラ。
  5. 請求項2または請求項3に記載のプログラマブルコントローラ用の、前記アプリケーションプログラムおよび前記タスク管理情報を作成するためのエンジニアリングツールプログラムであって、
    通常は、前記識別コードを除く前記タスク管理情報を表示するとともに、前記アプリケーションプログラムの各タスクの実行可否の設定を受け付け、所定の操作に応じて、前記識別コードを含む前記タスク管理情報を表示するとともに、タスク毎に前記識別コードの設定をさらに受け付けるタスク管理情報設定ステップと、
    前記タスク管理情報設定ステップにおいて、作成されるアプリケーションプログラムのいずれかのタスクに対して前記識別コードが設定された場合、該当タスクに、前記タスク管理情報に設定された識別コードを付加する識別コード付加ステップと、
    作成されたアプリケーションプログラムと前記タスク管理情報とを前記プログラマブルコントローラにダウンロードするダウンロードステップと、
    をコンピュータに実行させるためのエンジニアリングツールプログラム。
  6. 複数のタスクからなるアプリケーションプログラムの各タスクに、ハードウェアの識別コードが含まれているか否かを判断する第1の判断手段と、
    前記第1の判断手段により前記タスクに前記識別コードが付加されていると判定された場合、該識別コードが、本プログラマブルコントローラの識別コードに一致するか判断する第2の判断手段と、
    前記第2の判断手段により、前記タスクに付加された前記識別コードが、本プログラマブルコントローラの識別コードに一致すると判定された場合、前記アプリケーションプログラムとともにダウンロードされる、該アプリケーションプログラムの各タスクの実行順序および実行可否を管理するためのタスク管理情報に対し、当該タスクの実行可否の設定を実行許可とし、そうでない場合、実行禁止とする実行許可手段と、
    を有するプログラマブルコントローラと、
    前記プログラマブルコントローラ用の、前記アプリケーションプログラムおよび前記タスク管理情報を作成するためのエンジニアリングツールプログラムであって、
    通常は、前記識別コードを除く前記タスク管理情報を表示するとともに、前記アプリケーションプログラムの各タスクの実行可否の設定を受け付け、所定の操作に応じて、前記識別コードを含む前記タスク管理情報を表示するとともに、タスク毎に前記識別コードの設定をさらに受け付けるタスク管理情報設定ステップと、
    前記タスク管理情報設定ステップにおいて、作成されるアプリケーションプログラムのいずれかのタスクに対して前記識別コードが設定された場合、該当タスクに、前記タスク管理情報に設定された識別コードを付加する識別コード付加ステップと、
    作成されたアプリケーションプログラムと前記タスク管理情報とを前記プログラマブルコントローラにダウンロードするダウンロードステップと、
    をコンピュータに実行させるためのエンジニアリングツールプログラムを実装するコンピュータと、
    を備えるシステム。
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